JP2014240242A - 垂直離着陸飛行体 - Google Patents

垂直離着陸飛行体 Download PDF

Info

Publication number
JP2014240242A
JP2014240242A JP2013123526A JP2013123526A JP2014240242A JP 2014240242 A JP2014240242 A JP 2014240242A JP 2013123526 A JP2013123526 A JP 2013123526A JP 2013123526 A JP2013123526 A JP 2013123526A JP 2014240242 A JP2014240242 A JP 2014240242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
rotor units
rotor unit
units
vertical take
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013123526A
Other languages
English (en)
Inventor
裕規 芝尾
Hironori Shibao
裕規 芝尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP2013123526A priority Critical patent/JP2014240242A/ja
Publication of JP2014240242A publication Critical patent/JP2014240242A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Toys (AREA)

Abstract

【課題】複数個のマルチブレードロータ(プロペラ)を備えた飛行体(マルチコプター)において、容易かつ迅速に姿勢制御を行えるようにする。【解決手段】機体の中心から所定距離だけ離れた第1円周上に配設された複数の内側ロータユニット(RU11〜RU14)と、機体の中心から前記所定距離よりも大きな所定距離だけ離れた第2円周上に配設された複数の外側ロータユニット(RU21〜RU24)と、前記内側ロータユニットおよび外側ロータユニットを駆動制御する制御手段とを備えた垂直離着陸飛行体において、機体の浮上は主として内側ロータユニット(RU11〜RU14)を動作させて行い、機体の姿勢制御は主として外側ロータユニット(RU21〜RU24)を動作させて行うようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、垂直軸回りに回転駆動されるマルチブレードロータもしくはプロペラを複数個備えた垂直離着陸飛行体(マルチコプター)に関する。
従来より、垂直離着陸可能な飛行体として、垂直軸回りに回転駆動されるロータもしくはプロペラを複数個備えたマルチコプターが知られている。マルチコプターは、例えばカメラを搭載し遠隔操縦可能に構成することで、人が立ち入れないエリアを空撮して情報を得るのに利用される。かかる遠隔操縦可能なマルチコプターにおいては、姿勢の安定性と操縦性が良好であることが重要であり、安定性と操縦性の向上のために種々の発明が提案されている。
例えば、特許文献1には、8個のプロペラユニットを同一円周上あるいは4個ずつ2段に配置するとともに、周方向へ移動可能に構成する。そして、いずれか1個のプロペラユニットが故障し停止した場合には、故障したプロペラユニットの位置へ他のプロペラユニットに近付けることで安定性を高め、安全な飛行、着陸を可能にする飛行体に関する発明が記載されている。
また、特許文献2には、機体の中心に副回転翼(ロータ)を配置するとともに、該副回転翼を中心にして同一円周上に3つの主回転翼(ロータ)を配置した飛行体に関する発明が記載されている。
さらに、特許文献3には、同一円周上に8個のロータを配置するとともに、ほぼ放射状に配設された複数のアームとこれらのアームを連結する円形フレームを設け、各アームの途中にロータを取り付けた飛行体に関する発明が記載されている。
特開2002−370696号公報 特開2003−212191号公報 特開2011−046355号公報
特許文献1に記載されている発明は、一部のプロペラが停止した場合に安全な飛行を可能にすることを課題とするもので、プロペラユニットを移動可能に構成しているため、構造が複雑になる。また、特許文献1に記載されている飛行体にあっては、水平移動用のプロペラを揚力発生用の8個のプロペラとは別個に胴体部の側部(4箇所)に設けているため、部品点数が多くなり、重量も重くなるという不都合がある。
特許文献2に記載されている飛行体は、ロータの数が4個であるため浮上構造は簡単であるが、燃料タンクをキャビンの外周3ヵ所または機体内部に配置し、燃料タンク内の航空燃料を相互に移動させることで機体の水平維持を行なうようにしている。そのため、水平維持機構が複雑になる。また、特許文献2には、飛行中に機体が傾斜した場合における瞬時的変位の微調整には、エンジン排出ガスの吐出で行うようにしてもことが記載されている。しかし、そのような姿勢制御を可能にするには、排気ガス吐出口の配置や向き等が制約され、設計上の自由度が減少することとなるとともに、モータを動力源とするマルチコプターにはそのような技術を適用することができないという課題がある。
特許文献3に記載されている飛行体は、複数(8個)のロータを同一円周上に配置するようにしたもので、このような構成にあっては、推力発生部の外形(8個のロータの外接円)ひいては機体全体が大きくなってしまう。また、全てのロータが対等の関係にあるため、機体を上昇または下降させる場合も姿勢を制御する場合も、全てのロータの回転数(揚力)を考慮して制御する必要があり、制御が複雑になるとともに効率を優先した制御が困難であるという課題がある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたもので、複数個のマルチブレードロータ(プロペラ)を備えた垂直離着陸飛行体(マルチコプター)において、容易かつ迅速に姿勢制御を行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
機体の重心を通る中心軸から所定距離だけ離れた第1円周上に配設された複数の第1ロータユニットと、前記中心軸から前記所定距離よりも大きな所定距離だけ離れた第2円周上に配設された複数の第2ロータユニットと、前記第1ロータユニットおよび第2ロータユニットを駆動制御する制御手段とを備えた垂直離着陸飛行体であって、
前記機体の浮上は、少なくとも前記第1ロータユニットを動作させて行い、
前記機体の姿勢制御は、少なくとも前記第2ロータユニットを動作させて行うように構成した。
上記構成によれば、機体の中心から離れるほど小さな揚力で機体を傾ける大きなモーメントを発生することができるため、第2ロータユニットを動作させて機体の姿勢制御を行うことで姿勢制御に伴うロータの回転数の変化を小さくすることができる。その結果、所望の姿勢に変化させるのに要する姿勢制御の応答時間を短くすることができる。さらに、少ない力で姿勢制御を行なえるので、外側に配置されるロータユニットとしてサイズの小さなものを使用することができ、飛行体の小型、軽量化が可能になる。また、機体の浮上は、主として内側位置する第1ロータユニットを動作させて行うので、ロータユニットの性能に差があって揚力変化が多少ばらついたとしてもそれによるモーメントが小さいため、姿勢の安定性が損なわれにくい。
また、望ましくは、前記制御手段は、機体をホバリングさせる際には、効率が最大とみなせる回転数領域で前記第1ロータユニットの駆動源が回転するように制御するように構成する。
かかる構成によれば、ロータユニットの駆動効率を向上させることができ、より長時間、長距離の飛行が可能となる。
また、望ましくは、前記第1ロータユニットおよび第2ロータユニットをそれぞれ偶数個ずつ備え、前記制御手段は、前記第1ロータユニットの半数および前記第2ロータユニットの半数を時計回り方向へ回転させ、残りの半数を反時計回り方向へ回転させるように構成する。
かかる構成によれば、ロータユニットの回転駆動で生じる反トルクを容易に相殺させて、機体が回転するのを防止することができる。
さらに、望ましくは、前記第1ロータユニットおよび第2ロータユニットをそれぞれ4個であるように構成する。
かかる構成によれば、姿勢制御が容易であると共に、4個の第1ロータユニットまたは4個の第2ロータユニットのうちいずれか一つが故障して回転が停止したとしても、残りのロータユニットを使用して安全かつ容易に機体を着陸させることができる。
また、望ましくは、前記4個の第1ロータユニットおよび4個の第2ロータユニットはそれぞれ円周方向に90度の間隔で配設されるとともに、前記4個の第2ロータユニットは前記4個の第1ロータユニットと円周方向に45度ずれた位置に配設されているようにする。
かかる配置としては、例えば図3(A),(B)や図4(A)に示すような配置が考えられる。このような配置にすることで、機体に8個のロータユニットを搭載する場合に、ロータユニットの集積度を高めることができ、飛行体の小型化が可能になる。
さらに、望ましくは、前記第2ロータユニットの駆動源は、該駆動源の最大トルクが前記第1ロータユニットの駆動源の最大トルクよりも小さな値に設定されているように構成する。
かかる構成によれば、揚力発生用のロータユニットの駆動源を大きくする一方、姿勢制御用のロータユニットの駆動源は小さくできるため、姿勢の制御性を良好にしつつ機体の安定性を高めることができる。
本発明によれば、複数個のマルチブレードロータ(プロペラ)を備えた垂直離着陸飛行体(マルチコプター)において、容易かつ迅速に姿勢制御を行うことができる。言い換えると、本発明によれば、姿勢の安定性を保持しつつ機体を昇降させる際のロータの制御が比較的容易なマルチコプターを実現することができるという効果がある。
図1は本発明の実施形態に係る垂直離着陸飛行体としてのマルチコプターの概略を示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図である。 図2は実施形態に係るマルチコプターの制御システムの構成例を示すブロック図である。 図3(A)〜(C)は実施形態に係るマルチコプターの変形例を示すロータ配置図である。 図4(A)〜(C)は実施形態に係るマルチコプターの他の変形例を示すロータ配置図である。 図5はロータユニットに使用するモータの特性の一例を示す特性図である。
以下、図面を参照しながら、この発明の一実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る垂直離着陸飛行体(以下、マルチコプターと称する)の概略を示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図である。
図1(B)に示すように、本実施形態のマルチコプター10は、演算制御装置やバッテリー、ジャイロスコープのような姿勢センサ、カメラなどを収納した筒状の胴体部11と、該胴体部11の上部に固定されたフレーム12とを有する。
フレーム12は、図1(A)に示すように、機体の中心から放射状に伸び互いに直角をなすように配設された4本のアーム12a,12b,12c,12dと、該アーム12a〜12dの先端を結合する円環状の機枠12eとから構成されている。機枠12eは、円環状に限定されず、楕円形や多角形などであってもよい。
なお、機体は、その重心が上記アーム12a〜12dの中心を通る鉛直線上に来るように、各構成部品の形状、配置等が設計される。フレーム12は、航空機の分野では一般的な、例えば炭素繊維強化プラスチック(CFRP)やチタン合金、アルミ合金のような軽量で強度の高い材料で構成するのが望ましい。
また、マルチコプター10は、アーム12a〜12dの中間位置にそれぞれ装着された4個のロータユニットRU11〜RU14と、アーム12a〜12dの先端部にそれぞれ装着された4個のロータユニットRU21〜RU24とを備える。言い換えると、ロータユニットRU11〜RU14は機体の中心から半径R1の円周上に90度間隔で配設され、ロータユニットRU21〜RU24は機体の中心から半径R2(≒2×R1)の円周上に90度間隔で配設されている。
ロータユニットの数は8個に限定されず、6個あるいは10個以上であってもよいが、反トルクによる機体の回転を防止する観点から、偶数個とするのが望ましい。
上記ロータユニットRU11〜RU14とRU21〜RU24は、図1(B)に示すように、それぞれ、ロータ15、該ロータ15を回転駆動するモータのような駆動源16、該駆動源16を制御するコントローラ(図示省略)などから構成されている。
1本のアーム上に2個のロータユニットを取り付けている本実施例では、ロータ15の直径をDとすると、半径R1とR2の関係は、R1<R2,R2−R1>Dであればよく、例えばR1はR2の1/2とすることが考えられる。ただし、ロータユニットRU11(RU13)およびこれと隣接する他のアーム上のロータユニットRU12,R14のロータ同士の干渉を防止するため、R1>D÷√2を満足するようにR1,R2,Dの値を決定する。
さらに、本実施例では、演算制御装置は、内側に位置する4個のロータユニットRU11〜RU14は、揚力発生用のロータとして動作するように制御する。また、外側に位置する4個のロータユニットRU21〜RU24は、主として姿勢制御用のロータとして動作するように制御する。さらに、移動のための推力は、左右または前後のロータの回転数をアンバランスにして機体を傾けるように制御することにより得る。
また、特に限定されるものではないが、反トルクによる機体の回転を防止するため、8個のロータユニットのうち4個は時計回り方向へ回転させ、残りの4個は反時計回り方向へ回転させる。具体的には、例えば、機体の中心を挟んで対向する位置に配置されているロータユニットのロータ同士は、互いに逆方向に回転させるように制御することが考えられる。
上記のように、8個のロータユニットを設けることにより、いずれかのユニットが故障してロータが停止しても、残りのユニットの推力(回転数)を適宜制御することによって、安全に着地させることができる。
また、外側に位置する4個のロータユニットRU21〜RU24を姿勢制御用のロータとして動作させることによって、てこの原理から、内側のロータユニットよりも少ない回転数の変化で発生するモーメントを大きくすることができることが分かる。つまり、姿勢制御に伴うロータの回転数の変化を小さくすることができ、これにより、所望の姿勢に変化するのに要する姿勢制御の応答時間を短くすることができる。さらに、少ない力で姿勢制御を行なえるので、ロータユニットRU21〜RU24のモータやロータとして、RU11〜RU14よりも小さなものを使用した軽量なユニットとすることができる。
また、上記のように、内側に位置する4個のロータユニットRU11〜RU14を揚力発生用のロータとして動作させ、一定の回転数で回転させることにより、浮上に必要な消費電流を一定にすることができる。その結果、バッテリーの容量を最適化することが容易となり、高効率化を達成することができる。
より具体的には、モータの特性を図示すると、図5に示すようになる。図5において、符号Aで示す直線は電流−トルク特性、符号Bで示す直線は回転数−トルク特性、符号Cで示す曲線は効率−トルク特性を示す。図5より、トルクが小さ過ぎても大き過ぎても効率は低下し、使用するモータにより最大効率となる時のトルクの大きさおよび回転数が決まっていることが分かる。
一方、1個のロータユニットの推力は、モータのトルクと使用するロータの特性(形状、大きさ等)で決まる。従って、機体全体の重量Wが決まったら、モータの最大効率時のトルクで決定されるロータユニットの推力をTとすると、T=W/4なる性能のモータを選択する。
そして、そのようなモータをロータユニットRU11〜RU14の駆動源として機体に搭載し、最大効率となる時の回転数で回転させれば、浮上(ホバリング)時に最大効率となるようにモータを駆動制御することができる。また、バッテリーの容量は、上記のようにして決定したモータの消費電流と、目標とする飛行時間および移動距離等から決めることができる。
図2は、上記のような構成のマルチコプター10の制御システムの構成例を示す。
図2に示すように、制御システムは、マルチコプター10の制御系30と、マルチコプター10の制御系30に対して上昇や降下、前進、後退、左進、右進、旋回等の操縦指令を送って遠隔制御するための操縦装置(リモコン)40とから構成される。操縦装置40からの操縦指令は、無線信号でも良いし、有線による信号でも良い。
マルチコプター10の制御系30は、姿勢を検出する姿勢センサ31と、操縦装置40からの操縦指令を受けて全体を制御する演算制御装置32と、ロータユニットRU11〜RU14,RU21〜RU24を制御するモータコントローラなどからなる。
特に限定されるものではないが、この実施例では、揚力発生用のロータユニットRU11〜RU14の各モータ16a〜16dは共通のモータコントローラ33により制御される。また、姿勢制御用のロータユニットRU21〜RU24には、各ユニットのモータ16e〜16hを制御するモータコントローラ34e〜34hが設けられている。
演算制御装置32は、操縦装置40からの操縦指令信号および姿勢センサ31からの信号(加速度、角速度)に基づいて、機体の上昇や降下に必要なモータのトルクすなわち回転数と、姿勢制御や移動に必要なモータのトルクすなわち回転数を算出する。そして、演算制御装置32からモータコントローラ33および34e〜34hに対しては、回転数指令信号が送られる。
ここで、モータ16a〜16dを共通のモータコントローラ33により制御するようにしているのは、揚力のみを発生させるにはこれらのモータをほぼ同一の回転数で回転させればよいためである。モータコントローラ33は、自己の制御下のロータ特にモータ16a〜16dの性能にバラツキがある場合、そのバラツキを考慮して駆動信号を補正し各モータへ送るように構成することができる。
一方、前進、後退、左進、右進、旋回を行なう場合、姿勢制御用のロータユニットRU21〜RU24のモータ16e〜16hは異なる回転数で回転させる必要がある。そこで、演算制御装置32は、進行方向や進行速度等に応じて各ロータユニットに配分するトルクを演算し、対応する回転数指令信号をモータコントローラ34e〜34hへ送って、モータ16e〜16hを個別に制御するようにしている。
次に、上記実施形態に係るマルチコプターの変形例を、図3を用いて説明する。
第1の変形例は、図3(A)に示すように、外側の姿勢制御用のロータユニットRU21〜RU24の配置を変え、内側の揚力発生用ロータユニットRU11〜RU14とは45度周方向へずれた位置に配置したものである。かかる配置とすることによって、外側の姿勢制御用のロータユニットRU21〜RU24が配置される円の半径R2の値を、図1のものに比べて小さくすることができ、全体を小型化することができる。ただし、各ロータユニットをアームで支持する場合には、アームの本数は図1のものよりも多くなる。4本のアームの中間点を結合する環状のフレームを設けて、該フレーム上に内側の揚力発生用ロータユニットRU11〜RU14を搭載するように構成しても良い。
第2の変形例は、図3(B)に示すように、8個のロータユニットRU11〜RU14,RU21〜RU24の配置は図3(A)と同じにし、ロータの大きさを、外側のものは小さく、内側のものは大きくしたものである。
第3の変形例は、図3(C)に示すように、8個のロータユニットRU11〜RU14,RU21〜RU24の配置は図1のものと同じにし、ロータの大きさを、外側のものは小さく、内側のものは大きくしたものである。
前述したように、外側のロータユニットRU21〜RU24で姿勢を制御するようにした場合には、姿勢の変化に大きな力を必要としないので、図3(B)や(C)の変形例のように構成しても、制御上特に不都合はない。
図4(A)は、図3(A)に示す第1変形例をさらに変形したもので、図3(A)のものに比べて、内側のロータユニットRU11〜RU14が配置される円の半径R1の値を、図3(A)のものに比べて大きくしたものである。この場合、外側のロータユニットRU21〜RU24が配置される円の半径R2の値も少し大きくなるため、全体の大きさが図3(A)のものに比べて若干大きくなるものの、図1のものよりは全体の大きさを小さくすることができる。
図4(B)は、ロータユニットの数を8個ではなく6個としたものである。ただし、この変形例においても、外側の4個のロータユニットRU21〜RU24を姿勢制御用として駆動し、内側の2個のロータユニットRU11,RU12を姿勢制御用として駆動するものとする。なお、ロータユニットの数が6個の場合には、図4(C)に示すように、外側の4個のロータユニットRU21〜RU24を互いに離して配置する構成も考えられる。
なお、上記実施形態では、複数のロータユニットを支持する枠体として、放射状のアーム12a〜12dとこれらのアームの先端を結合する円環状機枠12eとから構成したものを示したが、これに限定されず格子状のフレームなどであってもよい。
また、実施形態では、ロータを回転させる動力源としてモータを使用したものを示したが、動力源としてガソリンエンジン等を使用したものであってもよい。さらに、ロータとして3枚のブレードを有するものを図示したが、2枚のブレードあるいは4枚以上のブレードを有するものであってもよい。
さらに、特に外側の姿勢制御用ロータユニットRU21〜RU24に関しては、アームの軸方向へ移動可能な構成とし、回転数を一定に保持したまま、ロータの位置を径方向へずらすことで姿勢制御を行なえるように構成してもよい。
また、実施形態においては、内側のロータユニットRU11〜RU14と外側のロータユニットRU21〜RU24を同一平面上に配設したが、内側のロータユニットと外側のロータユニットの取付け高さは異なっていてもよい。
また、実施形態においては、本発明を、撮影機能を備えたマルチコプターに適用した場合について説明したが、本発明は、農薬や肥料の散布、交通インフラが破壊された被災地への物資運搬用等、他の用途のマルチコプターにも利用することができる。
10 マルチコプター(垂直離着陸飛行体)
11 胴体部
12 フレーム
12a,12b,12c,12d アーム
12e 円環状機枠
15 ロータ
16 駆動源(モータ)
30 制御系
31 姿勢センサ
32 演算制御装置(制御手段)
40 操縦装置(リモコン)
RU11〜RU14 内側のロータユニット
RU21〜RU24 外側のロータユニット

Claims (6)

  1. 機体の重心を通る中心軸から所定距離だけ離れた第1円周上に配設された複数の第1ロータユニットと、前記中心軸から前記所定距離よりも大きな所定距離だけ離れた第2円周上に配設された複数の第2ロータユニットと、前記第1ロータユニットおよび第2ロータユニットを駆動制御する制御手段とを備えた垂直離着陸飛行体であって、
    前記機体の浮上は、少なくとも前記第1ロータユニットを動作させて行い、
    前記機体の姿勢制御は、少なくとも前記第2ロータユニットを動作させて行うことを特徴とする垂直離着陸飛行体。
  2. 前記制御手段は、機体をホバリングさせる際には、効率が最大とみなせる回転数領域で前記第1ロータユニットの駆動源が回転するように制御することを特徴とする請求項1に記載の垂直離着陸飛行体。
  3. 前記第1ロータユニットおよび第2ロータユニットをそれぞれ偶数個ずつ備え、前記制御手段は、前記第1ロータユニットの半数および前記第2ロータユニットの半数を時計回り方向へ回転させ、残りの半数を反時計回り方向へ回転させることを特徴とする請求項1または2に記載の垂直離着陸飛行体。
  4. 前記第1ロータユニットおよび第2ロータユニットをそれぞれ4個であることを特徴とする請求項3に記載の垂直離着陸飛行体。
  5. 前記4個の第1ロータユニットおよび4個の第2ロータユニットはそれぞれ円周方向に90度の間隔で配設されるとともに、前記4個の第2ロータユニットは前記4個の第1ロータユニットと円周方向に45度ずれた位置に配設されていることを特徴とする請求項4に記載の垂直離着陸飛行体。
  6. 前記第2ロータユニットの駆動源は、該駆動源の最大トルクが前記第1ロータユニットの駆動源の最大トルクよりも小さな値に設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の垂直離着陸飛行体。
JP2013123526A 2013-06-12 2013-06-12 垂直離着陸飛行体 Pending JP2014240242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013123526A JP2014240242A (ja) 2013-06-12 2013-06-12 垂直離着陸飛行体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013123526A JP2014240242A (ja) 2013-06-12 2013-06-12 垂直離着陸飛行体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014240242A true JP2014240242A (ja) 2014-12-25

Family

ID=52139744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013123526A Pending JP2014240242A (ja) 2013-06-12 2013-06-12 垂直離着陸飛行体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014240242A (ja)

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MD4413B1 (ro) * 2015-02-26 2016-04-30 Андрей Коваленко Multicopter (variante)
JP2016135659A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 株式会社Ihi 飛行体
CN106314797A (zh) * 2016-10-18 2017-01-11 韩振铎 异桨多轴飞行器结构及作业方法
MD4439C1 (ro) * 2016-06-27 2017-05-31 Андрей Коваленко Octocopter
JP2017159852A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 大和ハウス工業株式会社 回転締結部材の操作方法
EP3243745A1 (en) * 2016-05-13 2017-11-15 Bell Helicopter Textron Inc. Forward folding rotor blades
EP3243750A1 (en) * 2016-05-13 2017-11-15 Bell Helicopter Textron Inc. Distributed propulsion
EP3243747A1 (en) * 2016-05-13 2017-11-15 Bell Helicopter Textron Inc. Vertical take off and landing closed wing aircraft
CN108298070A (zh) * 2018-03-13 2018-07-20 福州大学 一种适用于狭窄空间的高续航能力飞行器及控制方法
JP2018134908A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 株式会社菊池製作所 無人航空機
JP2018134909A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 株式会社菊池製作所 無人航空機
JP2018134910A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 株式会社菊池製作所 無人航空機
WO2019114884A1 (de) * 2017-12-15 2019-06-20 ThyssenKrupp Carbon Components GmbH Modulares fluggerät
JP2019104493A (ja) * 2019-04-01 2019-06-27 株式会社フジタ 無線操縦式の回転翼機
CN110001943A (zh) * 2019-03-06 2019-07-12 中国人民解放军海军航空大学 一种多功能应急救援多旋翼无人机
CN110155314A (zh) * 2019-05-13 2019-08-23 北京遥感设备研究所 一种六旋翼无人机
JP2019142406A (ja) * 2018-02-22 2019-08-29 株式会社Ksf 無人航空機
CN110382353A (zh) * 2018-04-28 2019-10-25 深圳市大疆创新科技有限公司 无人机机架和无人机
JP2020006801A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 独立行政法人国立高等専門学校機構 無人飛行体
US10556680B2 (en) 2016-05-13 2020-02-11 Bell Helicopter Textron Inc. Distributed propulsion system
US10618641B2 (en) 2016-04-07 2020-04-14 AileLinX Inc. Helicopter rotor head, multirotor helicopter, and helicopter
JP2020059387A (ja) * 2018-10-10 2020-04-16 ルーチェサーチ株式会社 無人飛行体
KR102236654B1 (ko) * 2019-10-24 2021-04-06 주식회사 포스웨이브 수평 유지 기능을 갖는 방제 드론
WO2023026797A1 (ja) 2021-08-26 2023-03-02 株式会社石川エナジーリサーチ エンジン搭載飛行装置
WO2023058721A1 (ja) 2021-10-07 2023-04-13 株式会社石川エナジーリサーチ 飛行装置
IT202100026585A1 (it) * 2021-10-18 2023-04-18 Luca Onorato Velivolo elettrico a decollo e atterraggio verticale per il trasporto di persone, merci e altri usi ricreativi o emergenziali
WO2023079900A1 (ja) 2021-11-08 2023-05-11 株式会社石川エナジーリサーチ 飛行装置
US11780571B2 (en) 2018-06-22 2023-10-10 Honda Motor Co., Ltd. Multicopter
JP7399521B2 (ja) 2020-09-17 2023-12-18 株式会社石川エナジーリサーチ 飛行装置
US12006036B2 (en) 2023-02-13 2024-06-11 Textron Innovations Inc. Distributed propulsion system

Cited By (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016135659A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 株式会社Ihi 飛行体
MD4413B1 (ro) * 2015-02-26 2016-04-30 Андрей Коваленко Multicopter (variante)
JP2017159852A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 大和ハウス工業株式会社 回転締結部材の操作方法
US10618641B2 (en) 2016-04-07 2020-04-14 AileLinX Inc. Helicopter rotor head, multirotor helicopter, and helicopter
US10730624B2 (en) 2016-05-13 2020-08-04 Bell Helicopter Textron Inc. Modular fuselage sections for vertical take off and landing distributed airframe aircraft
US10556680B2 (en) 2016-05-13 2020-02-11 Bell Helicopter Textron Inc. Distributed propulsion system
EP3243750A1 (en) * 2016-05-13 2017-11-15 Bell Helicopter Textron Inc. Distributed propulsion
EP3243747A1 (en) * 2016-05-13 2017-11-15 Bell Helicopter Textron Inc. Vertical take off and landing closed wing aircraft
US11603203B2 (en) 2016-05-13 2023-03-14 Textron Innovations Inc. Distributed propulsion system
US10960978B2 (en) 2016-05-13 2021-03-30 Textron Innovations Inc. Vertical take off and landing closed wing aircraft
US10737786B2 (en) 2016-05-13 2020-08-11 Bell Helicopter Textron Inc. Distributed propulsion system for vertical take off and landing closed wing aircraft
EP3243745A1 (en) * 2016-05-13 2017-11-15 Bell Helicopter Textron Inc. Forward folding rotor blades
US10676183B2 (en) 2016-05-13 2020-06-09 Bell Helicopter Textron Inc. Forward folding rotor blades
US11679877B2 (en) 2016-05-13 2023-06-20 Textron Innovations Inc. Vertical take off and landing closed wing aircraft
US11613355B2 (en) 2016-05-13 2023-03-28 Textron Innovations Inc. Distributed propulsion system for vertical take off and landing closed wing aircraft
MD4439C1 (ro) * 2016-06-27 2017-05-31 Андрей Коваленко Octocopter
CN106314797A (zh) * 2016-10-18 2017-01-11 韩振铎 异桨多轴飞行器结构及作业方法
JP2018134910A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 株式会社菊池製作所 無人航空機
JP2018134908A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 株式会社菊池製作所 無人航空機
JP2018134909A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 株式会社菊池製作所 無人航空機
CN111542474A (zh) * 2017-12-15 2020-08-14 因诺泰克轻量化工程与聚合物技术有限公司 模块化飞行器
WO2019114885A1 (de) * 2017-12-15 2019-06-20 ThyssenKrupp Carbon Components GmbH Flugmodul
WO2019114884A1 (de) * 2017-12-15 2019-06-20 ThyssenKrupp Carbon Components GmbH Modulares fluggerät
CN111542476A (zh) * 2017-12-15 2020-08-14 因诺泰克轻量化工程与聚合物技术有限公司 飞行模块
JP7025954B2 (ja) 2018-02-22 2022-02-25 訓範 津田 無人航空機
JP2019142406A (ja) * 2018-02-22 2019-08-29 株式会社Ksf 無人航空機
CN108298070A (zh) * 2018-03-13 2018-07-20 福州大学 一种适用于狭窄空间的高续航能力飞行器及控制方法
CN110382353B (zh) * 2018-04-28 2023-01-10 深圳市大疆创新科技有限公司 无人机机架和无人机
CN110382353A (zh) * 2018-04-28 2019-10-25 深圳市大疆创新科技有限公司 无人机机架和无人机
US11780571B2 (en) 2018-06-22 2023-10-10 Honda Motor Co., Ltd. Multicopter
JP2020006801A (ja) * 2018-07-09 2020-01-16 独立行政法人国立高等専門学校機構 無人飛行体
JP7158678B2 (ja) 2018-07-09 2022-10-24 独立行政法人国立高等専門学校機構 無人飛行体
JP2020059387A (ja) * 2018-10-10 2020-04-16 ルーチェサーチ株式会社 無人飛行体
JP7221514B2 (ja) 2018-10-10 2023-02-14 ルーチェサーチ株式会社 無人飛行体
CN110001943A (zh) * 2019-03-06 2019-07-12 中国人民解放军海军航空大学 一种多功能应急救援多旋翼无人机
CN110001943B (zh) * 2019-03-06 2024-01-30 中国人民解放军海军航空大学 一种多功能应急救援多旋翼无人机
JP2019104493A (ja) * 2019-04-01 2019-06-27 株式会社フジタ 無線操縦式の回転翼機
CN110155314A (zh) * 2019-05-13 2019-08-23 北京遥感设备研究所 一种六旋翼无人机
KR102236654B1 (ko) * 2019-10-24 2021-04-06 주식회사 포스웨이브 수평 유지 기능을 갖는 방제 드론
JP7399521B2 (ja) 2020-09-17 2023-12-18 株式会社石川エナジーリサーチ 飛行装置
WO2023026797A1 (ja) 2021-08-26 2023-03-02 株式会社石川エナジーリサーチ エンジン搭載飛行装置
WO2023058721A1 (ja) 2021-10-07 2023-04-13 株式会社石川エナジーリサーチ 飛行装置
IT202100026585A1 (it) * 2021-10-18 2023-04-18 Luca Onorato Velivolo elettrico a decollo e atterraggio verticale per il trasporto di persone, merci e altri usi ricreativi o emergenziali
WO2023079900A1 (ja) 2021-11-08 2023-05-11 株式会社石川エナジーリサーチ 飛行装置
US12006036B2 (en) 2023-02-13 2024-06-11 Textron Innovations Inc. Distributed propulsion system
US12006037B2 (en) 2023-05-01 2024-06-11 Textron Innovations Inc. Vertical take off and landing closed wing aircraft

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014240242A (ja) 垂直離着陸飛行体
JP6076833B2 (ja) 垂直離着陸飛行体の制御方法
KR101767943B1 (ko) 추력의 방향 설정이 가능한 멀티로터 타입의 무인 비행체
EP3098161B1 (en) Vertical take-off aircraft
US8128033B2 (en) System and process of vector propulsion with independent control of three translation and three rotation axis
JP5421503B2 (ja) 自家用航空機
JP6158459B2 (ja) マルチコプター
JP3677748B1 (ja) 急速風量発生風向変更装置を機体の側面や側壁に直接、密着固定させて作成した航空機
KR20190039888A (ko) 틸팅식 날개 구성을 가지는 수직 이륙 및 착륙 항공기
US8302901B2 (en) Craft having a rotatable fluid propulsion device
EP2610173B1 (en) Fixed-pitch coaxial contra-rotating helicopter
JP2008513296A (ja) 回転翼航空機
AU2016344527B2 (en) Air vehicle and method and apparatus for control thereof
JP2016068692A (ja) マルチロータクラフトの姿勢安定化制御装置
KR102245397B1 (ko) 다중회전익 무인비행체
KR101664899B1 (ko) 멀티콥터
JP2006021733A (ja) 2重反転2軸ティルトの急速風量発生風向変更装置を機体の揚力と推進の装置として設置するとともに操縦の手段としても使用する垂直離着陸機
EP3730404B1 (en) Vertical take-off and landing aircraft and related control method
JP4279898B1 (ja) 空中浮上体
JP2017190091A (ja) トレイ型マルチコプター
KR20110000767A (ko) 자이로스코프 수직이착륙기
US20190217951A1 (en) Hovercraft
KR102287049B1 (ko) 추력전환장치 및 이를 포함하는 무인비행체
KR102328559B1 (ko) 가변형 무인비행체 및 이를 위한 동작 방법
KR102144112B1 (ko) 가변 보조 프로펠러가 구비되는 드론