JP2014239811A - 人形の関節構造 - Google Patents
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Abstract
Description
「人形」の一般的概念としては、狭義には人間の姿を、広義には人間以外の動物や架空の生物をも考慮しつつ、それらの姿に似せて作られたものが想定とされるところ、本願明細書における「人形」の概念には、胴体、上肢(腕)、下肢(脚)とともに頭部を備えたものに限られず、頭部を備えていない所謂「人形用素体」と称されるものも含まれる。
本発明では、嵌合凹部に、回転軸周りの側周面に沿って等間隔で偶数の肉盛部が増設されている場合において、嵌合凸部の突出端の外径をR1、嵌合凸部の基端の外径をR2とし、嵌合凹部の開口端における肉盛部相互間の内径をR3、嵌合凹部の開口端における側周面相互間の内径をR4、嵌合凹部の閉塞端における側周面相互間の内径をR5とし、外径および内径が回転軸を通って規定される径寸法とすると、R2=R3<R4<R1=R5なる関係を満足する。
本発明では、嵌合凹部に、回転軸周りの側周面に沿って等間隔で奇数の肉盛部が増設されている場合において、嵌合凸部の突出端の外径をR1、嵌合凸部の基端の外径をR2とし、嵌合凹部の開口端における側周面と肉盛部との間の内径をR6、嵌合凹部の開口端における側周面相互間の内径をR4、嵌合凹部の閉塞端における側周面相互間の内径をR5とし、外径および内径が回転軸を通って規定される径寸法とすると、R2=R6<R4<R1=R5なる関係を満足する。
本発明において、嵌合凹部には、回転軸に沿って同心状に立ち上げられた円筒形状を成すシャフトが設けられているとともに、嵌合凸部には、シャフトが挿入可能で、回転軸に沿って同心状に窪ませた円筒形状を成すシャフト受け部が設けられており、シャフトの外径は、シャフト受け部の内径と同径、或いは、それよりも小径に設定されている。
本発明では、嵌合凹部における複数の肉盛部において、回転軸周りの側周面に沿って隣り合う肉盛部相互間の領域は、第1の半球状関節部と第2の半球状関節部とを組み合わせる場合、嵌合凸部を嵌合凹部の開口端から嵌合させる際に、嵌合凹部に対する嵌合凸部の嵌合量に応じて当該嵌合凹部内に加圧されて蓄積される圧縮空気を、外部に排気するための空気抜き部として機能する。
嵌合凹部22の開口端22aにおける肉盛部24相互間の内径をR3、嵌合凹部22の開口端22aにおける側周面22s相互間の内径をR4、嵌合凹部22の閉塞端22bにおける側周面22s相互間の内径をR5とすると、
R2=R3<R4<R1=R5
なる関係を満足する。
なお、かかる関係における「外径」および「内径」は、回転軸Axを通って規定される径寸法として設定される。
嵌合凹部22の開口端22aにおける側周面22sと肉盛部24との間の内径をR6、嵌合凹部22の開口端22aにおける側周面22s相互間の内径をR4、嵌合凹部22の閉塞端22bにおける側周面22s相互間の内径をR5とすると、
R2=R6<R4<R1=R5
なる関係を満足する。
なお、かかる関係における「外径」および「内径」は、回転軸Axを通って規定される径寸法として設定される。
図5に示すように、本変形例の人形の関節構造10において、嵌合凹部22(第2の半球状関節部14)には、回転軸Axに沿って同心状に立ち上げられた円筒形状を成すシャフト26が設けられているとともに、嵌合凸部20(第1の半球状関節部12)には、シャフト26が挿入可能で、回転軸Axに沿って同心状に窪ませた円筒形状を成すシャフト受け部28が設けられている。
14 第2の半球状関節部
16 第1の可動部
18 第2の可動部
20 嵌合凸部
22 嵌合凹部
22a 嵌合凹部の開口端
22b 嵌合凹部の閉塞端
22s 嵌合凹部の側周面
24 肉盛部
Ax 回転軸
Claims (5)
- 人形の所要箇所を可動自在に構成するための関節構造であって、
1つの回転軸を中心に相対回転可能に組み合わされ、その組み合わされた状態で球状を成す第1及び第2の半球状関節部と、
第1及び第2の半球状関節部にそれぞれ1つずつ設けられ、回転軸に直交する方向に沿って延出した第1及び第2の可動部とを具備し、
第1の半球状関節部には、回転軸に沿って同心状かつ末広がり状に突出させた円錐台形状を成す嵌合凸部が設けられ、
第2の半球状関節部には、嵌合凸部が嵌合可能で、回転軸に沿って同心状かつ末広がり状に窪ませた円錐台形状を成す嵌合凹部が設けられており、
嵌合凹部は、第2の半球状関節部を貫通させることなく嵌合凸部の外形輪郭に一致した内形輪郭を成し、嵌合凸部を嵌合させるための開口が形成された開口端と、当該開口端に対向する閉塞端とを有して形成されているとともに、
嵌合凹部には、回転軸周りの側周面に沿って所定間隔で複数の肉盛部が増設され、
それぞれの肉盛部は、開口端から閉塞端に亘って連続して延在し、かつ、その肉厚は、開口端から閉塞端に向うに従って連続して薄肉化されていることを特徴とする人形の関節構造。 - 嵌合凹部に、回転軸周りの側周面に沿って等間隔で偶数の肉盛部が増設されている場合において、
嵌合凸部の突出端の外径をR1、嵌合凸部の基端の外径をR2とし、
嵌合凹部の開口端における肉盛部相互間の内径をR3、嵌合凹部の開口端における側周面相互間の内径をR4、嵌合凹部の閉塞端における側周面相互間の内径をR5とし、
外径および内径が回転軸を通って規定される径寸法とすると、
R2=R3<R4<R1=R5
なる関係を満足することを特徴とする請求項1に記載の人形の関節構造。 - 嵌合凹部に、回転軸周りの側周面に沿って等間隔で奇数の肉盛部が増設されている場合において、
嵌合凸部の突出端の外径をR1、嵌合凸部の基端の外径をR2とし、
嵌合凹部の開口端における側周面と肉盛部との間の内径をR6、嵌合凹部の開口端における側周面相互間の内径をR4、嵌合凹部の閉塞端における側周面相互間の内径をR5とし、
外径および内径が回転軸を通って規定される径寸法とすると、
R2=R6<R4<R1=R5
なる関係を満足することを特徴とする請求項1に記載の人形の関節構造。 - 嵌合凹部には、回転軸に沿って同心状に立ち上げられた円筒形状を成すシャフトが設けられているとともに、
嵌合凸部には、シャフトが挿入可能で、回転軸に沿って同心状に窪ませた円筒形状を成すシャフト受け部が設けられており、
シャフトの外径は、シャフト受け部の内径と同径、或いは、それよりも小径に設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の人形の関節構造。 - 嵌合凹部における複数の肉盛部において、回転軸周りの側周面に沿って隣り合う肉盛部相互間の領域は、第1の半球状関節部と第2の半球状関節部とを組み合わせる場合、嵌合凸部を嵌合凹部の開口端から嵌合させる際に、嵌合凹部に対する嵌合凸部の嵌合量に応じて当該嵌合凹部内に加圧されて蓄積される圧縮空気を、外部に排気するための空気抜き部として機能することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の人形の関節構造。
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JP2013123640A JP6144119B2 (ja) | 2013-06-12 | 2013-06-12 | 人形の関節構造 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2017022635A1 (ja) * | 2015-08-06 | 2018-04-19 | スピーシーズ株式会社 | フィギュアおよびフィギュアシステム |
KR102352455B1 (ko) * | 2021-05-14 | 2022-01-18 | 김병하 | 구체관절인형 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3464146A (en) * | 1967-03-13 | 1969-09-02 | Lois M Mccurdy | Doll with rotatable head having interchangeable front and back parts |
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JP2007007175A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Volks Inc | 人形の関節部材、該関節部材を備えた人形及び人形の関節部材の連結方法 |
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JP3184234U (ja) * | 2013-04-01 | 2013-06-20 | 有限会社ダイスプロジェクト | 人形玩具の可動連結部材及び人形玩具 |
-
2013
- 2013-06-12 JP JP2013123640A patent/JP6144119B2/ja active Active
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JP6144119B2 (ja) | 2017-06-07 |
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