JP2014238512A - ウインドウフィルム、採光具および窓 - Google Patents

ウインドウフィルム、採光具および窓 Download PDF

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塚 聖 三
Kiyoshi Mitsuzuka
塚 聖 三
幡 千 明 小
Chiaki Obata
幡 千 明 小
知 枝 高野倉
Tomoe Takanokura
知 枝 高野倉
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Masayuki Sekido
戸 雅 幸 関
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Abstract

【課題】採光効率を劣化させずに、外観を損ねることがなく、かつ室内から室外を鮮明に見れるようにする。
【解決手段】ウインドウフィルム1は、一方の面に沿って離隔して配置された複数の溝が形成されたベース部7と、ベース部の複数の溝に形成されかつベース部とは異なる光学特性を示す複数のルーバー部9とを有する光制御層11を備える。光制御層は、それぞれ複数のルーバー部が存在する第1領域および第2領域を有し、第2領域の可視光透過率が、第1領域の可視光透過率よりも高い。
【選択図】図1

Description

本発明は、窓または採光具に積層することが可能なウインドウフィルムに関する。
窓から入射された太陽光を、屋内照明に有効利用する種々のアイデアが提案されている。自然光をできるだけ室内に採り込んで室内照明に利用することで、室内の照明光の使用時間を削減でき、また照明光の照明強度も弱めることができることから、二酸化炭素の消費量とエネルギー消費の削減が図れる。
特許文献1には、同一平面上に多数のプリズム部を有する板状の採光用光学素子を建物の開口部に設け、臨界仰角未満の太陽光はプリズム部を透過させ、臨界仰角以上の太陽光はプリズム部で全反射させる技術が開示されている。
また、特許文献2には、シート内の光透過性部の合間に、一方向に所定間隔で遮光部を設ける技術が開示されている。
特開2003−157707号公報 特開2010−259406号公報
特許文献1では、プリズム部で光が屈折されるため、室内側からプリズム部を通して室外を見たときに、不鮮明に見えてしまうという問題がある。
また、特許文献2の光制御シートを窓に貼った場合、特許文献1よりも室内側から室外を鮮明に見ることができるが、光制御シートを貼っている部分と貼っていない部分で可視光の透過率が異なるため、光制御シートの輪郭がはっきりと視認されてしまい、外観を損ねるという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、採光効率を劣化させずに、外観を損ねることがなく、かつ室内から室外を鮮明に見ることが可能なウインドウフィルムを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様は、一方の面に沿って離隔して配置された複数の溝が形成されたベース部と、前記ベース部の前記複数の溝に形成されかつ前記ベース部とは異なる光学特性を示す複数のルーバー部とを有する光制御層を備えたウインドウフィルムであって、
前記光制御層は、それぞれ複数のルーバー部が存在する第1領域および第2領域を有し、第2領域の可視光透過率が、第1領域の可視光透過率よりも高い。
前記第2領域は、ウインドウフィルムの端部に接する領域に配置されていてもよい。
前記第2領域は、ウインドウフィルムの端部よりも内側に配置され、前記第2領域と前記端部との間にルーバー部が存在しなくてもよい。
前記第1領域と前記第2領域との間に、可視光透過率が前記第1領域よりも高くかつ前記第2領域よりも低い第3領域が存在してもよい。
前記第2領域は、前記光制御層の全領域の2%以上であってもよい。
前記第2領域は、前記光制御層の全領域の50%以下であってもよい。
前記第2領域に存在するルーバー部の平均体積は、前記第1領域に存在するルーバー部の平均体積よりも少なくてもよい。
前記第2領域に存在するルーバー部の体積が段階的に小さくなっていてもよい。
前記第2領域に存在するルーバー部の平均高さは、前記第1領域に存在するルーバー部の平均高さよりも低くてもよい。
前記第2領域に存在するルーバー部の高さが、段階的に低くなっていてもよい。
前記第2領域に存在するルーバー部の平均幅は、前記第1領域に存在するルーバー部の平均幅よりも狭くてもよい。
前記第2領域に存在するルーバー部の幅が、段階的に狭くなっていてもよい。
前記第2領域に存在するルーバー部どうしの平均間隔は、前記第1領域に存在するルーバー部どうしの平均間隔よりも広くてもよい。
前記第2領域に存在するルーバー部どうしの間隔が、段階的に広がっていてもよい。
上述したいずれかのウインドウフィルムが積層された採光具を構成してもよい。
上述したいずれかのウインドウフィルムが積層された窓を構成してもよい。
本発明によれば、採光効率を劣化させずに、外観を損ねることがなく、かつ室内から室外を鮮明に見ることが可能なウインドウフィルムを提供できる。
本発明の第1の実施形態に係るウインドウフィルム1の断面構造を示す図。 図1のウインドウフィルム1を窓2の一部に積層した場合の外観を模式的に示す図。 一比較例に係るウインドウフィルム1の断面構造を示す図。 一比較例に係るウインドウフィルム1の外観を模式的に示す図。 窓の一部にウインドウフィルムを積層した例を示す図。 図5の変形例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るウインドウフィルム1の断面構造を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るウインドウフィルム1の断面構造を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るウインドウフィルム1の断面構造を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るウインドウフィルム1は、例えば窓や採光具2に積層して用いられる。図1のウインドウフィルム1は、基材層3の上に配置される光制御層4と、光制御層4の上に配置される接着層5と、基材層3の下に配置されるハードコート層6とを備えている。このウインドウフィルム1は、接着層5を介して窓または採光具2に積層することが可能である。なお、ウインドウフィルム1は、一対の窓の間に支持されて積層されてもよく、このような場合には接着層5や基材層3は設けなくてもよい。
光制御層4は、その一方の面に沿って離隔して配置された複数の溝8が形成されたベース部7と、ベース部7の複数の溝8に形成されてかつベース部7とは異なる光学特性を示す複数のルーバー部9とを備えている。ベース部7とルーバー部9との光学特性が異なることで、ウインドウフィルム1に様々な光制御機能を付与することができる。例えば、ルーバー部9の屈折率をベース部7の屈折率よりも低くすることで、ルーバー部9とベース部7の界面で全反射させ、窓から入射された太陽光を屋内の天井付近に導く光偏向機能を付与することができる。また、ルーバー部9の紫外光、可視光、赤外光などの吸収率や反射率をベース部7よりも高くすることで、太陽光の入射角に応じた光遮蔽機能を付与することができる。また、ルーバー部9の発光率をベース部7よりも高くすることで、指向性発光機能を付与することができる。
光制御層4は、それぞれ複数のルーバー部9が存在する第1領域10および第2領域11を有し、そして、一方の表面4a側から可視光が入射されたときに、光制御層4の一部の第2領域11の可視光透過率が、光制御層4の他の一部の第1領域10の可視光透過率よりも高くなっている。なお、透過率は、角度分解型分光光度計(例えば、村上色彩技術研究所製の変角分光測色システムGCMS4、測定面積が約8mm×約16mm)を用いて、サンプル(例えば、10cm×10cm)の表面側の法線方向(0度方向)から入射した光を裏面側の法線方向(180度方向)で受光して測定する。可視光とは、波長範囲が380nmから780nmの光である。
具体的には、ベース部7では、光制御層4の一方の面4aに沿った第1方向Xに、それぞれが第1方向Xに交差する第2方向Yに延びる複数の溝8が母材に形成されている。溝8の幅方向および間隔方向が第1方向Xで、溝8の深さ方向が第2方向Yである。複数の溝8のそれぞれには、ベース部7の母材とは光学特性が異なる充填物が充填されており、これによりルーバー部9が形成されている。ルーバー部9の幅方向および間隔方向が第1方向Xで、ルーバー部9の高さ方向が第2方向Yである。光学特性とは、例えば、反射特性、吸収特性、透過特性、屈折特性、および発光特性が挙げられ、これらの少なくとも一つが異なっていればよい。
このように、光制御層4は、ベース部7と、ベース部7の一方の面4a方向に離隔して配置される複数のルーバー部9とを有する。第1領域10には、複数のルーバー部9が存在しており、第2領域11にも、複数のルーバー部9が存在している。なお、第1領域10と第2領域11とは、所望の光制御機能が異なっていてもよい。
本実施形態では、複数のルーバー部9を第1方向Xに例えば一定の間隔で配置しており、複数のルーバー部9の第1方向Xの幅も略同一にしている。一方、複数のルーバー部9の第2方向Yの高さ、すなわち溝8の深さは、一定ではない。より具体的には、光制御層4には、第2方向Yの高さが略同一の複数のルーバー部9を一定の間隔で配置した第1領域10と、第2方向Yの高さが段階的に低くなる複数のルーバー部9を一定の間隔で配置した第2領域11とが設けられている。これにより、第2領域11のルーバー部の平均体積は、第1領域10のルーバー部の平均体積よりも少なくなる。そして、充填物の材料として、ベース部7よりも可視光透過率の低い材料を選択すれば、領域内の充填物の割合の少ない第2領域11の可視光透過率を、領域内の充填物の割合の多い第1領域10の可視光透過率よりも高くすることができる。
図1の例では、第2領域11内では、ルーバー部9の第2方向Yの高さが1つずつ徐々に低くなる例を示しているが、必ずしも隣接するルーバー部9の高さが相違しているとは限らない。隣接する複数のルーバー部9の高さを同じにしたものを一つのグループとし、グループ単位で、ルーバー部9の高さを徐々に低くしてもよい。すなわち、第1領域10の全体と第2領域11の全体とを比較したときに、第2領域11内のルーバー部9の平均的な高さを、第1領域10内のルーバー部9の平均的な高さよりも低くすればよい。ただし、第2領域11の周囲に、下地の窓や採光具2を露出させる場合は、第2領域11と窓や採光具2との境目が目立たないように、この境目に近いほど、第2領域11内の可視光透過率を高くするのが望ましい。また、第1領域10と第2領域11との境目を目立たなくするには、この境目に近い側では、第2領域11内の可視光透過率を第1領域10の可視光透過率にできるだけ近づけるのが望ましい。また、第1領域10内のルーバー部9は、必ずしも略同一の間隔で配置されていなくてもよい。
このように、第2領域11は、第1領域10と窓や採光具2との間に配置され、第1領域10との境目、および窓や採光具2との境目の両方を目立たなくさせる必要があることから、望ましくは、第2領域11内では、第1領域10に近い側から窓や採光具2に近い側にかけて、可視光透過率を徐々に高くするのがよい。そこで、図1では、第2領域11内のルーバー部9の高さを、窓や採光具2に近づくにつれて、段階的に低くしている。
第1領域10と第2領域11の割合は、例えば、ウインドウフィルム1の98%以下を第1領域10とし、残りを第2領域11とすることが考えられる。具体的には、1m×1mのウインドウフィルムで対向する2辺の端部からそれぞれ1cm以上ずつ内側までの領域を第2領域として、残りを第1領域とすることが考えられる。第1領域10は、第2領域11よりも単位体積当たりの充填物の割合が多く、ウインドウフィルム1としての本来の機能(例えば、採光、遮光、熱線吸収など)を果たすものであり、第1領域10が10%を切るのは望ましくない。好ましくは50%以上、より好ましくは75%以上である。その一方で、第2領域11は、下地の窓や採光具2との境目をできるだけ目立たせなくすることを目的とした領域であり、第2領域11が2%を切ると、第2領域11を間に挟んで配置される第1領域10と下地の窓や採光具2との距離が接近し、第2領域11と下地の窓や採光具2との境目が目立ちやすくなるおそれがある。そのため、第2領域11は、ウインドウフィルム1の好ましくは2%以上、より好ましくは5%以上である。また、第2領域11は、大き過ぎるとウインドウフィルム1としての本来の機能を果たす第1領域10が狭くなってしまうので、50%以下であることが好ましく、より好ましくは25%以下である。
図2は図1のウインドウフィルム1を窓2の一部に積層した場合の外観を模式的に示す図である。図2には、縦横に複数の窓2がある建物の外観を示しており、それぞれの窓2には、上端から下方の所定の高さまでウインドウフィルム1を積層して、窓2の下側にはウインドウフィルム1が積層されていない例を示している。ウインドウフィルム1の第1領域10は窓2の上側に配置され、その下側に第2領域11が配置されるが、上述したように、第2領域11は第1領域10よりも可視光透過率が高く、しかも、第2領域11内の下側ほどルーバー部9の高さが低くなっているため、第2領域11の下側ほど、より可視光透過率が高くなり、ウインドウフィルム1の下端部と窓2との境目はほとんど目立たなくなる。また、図示していないが、第2領域11をウインドウフィルム1の端部よりも内側に配置して、第2領域11とウインドウフィルム1の端部との間にルーバー部9が存在しないようにすることで、第2領域11と窓2との境目をさらに目立たなくすることができる。
これに対して、図3は一比較例に係るウインドウフィルム1の断面構造を示す図、図4は一比較例に係るウインドウフィルム1の外観を模式的に示す図である。図3のウインドウフィルム1は、図1のウインドウフィルム1と同一サイズとし、図4では、図2と同じ大きさの窓2の上部側に図3のウインドウフィルム1を積層した場合の外観を示している。
図3のウインドウフィルム1は、同じ深さの溝8が一定間隔で全面領域に形成されているため、その可視光透過率はウインドウフィルム1の全面にわたって同一であり、ウインドウフィルム1の下端とウインドウとの境界線がはっきりと視認されてしまい、ウインドウフィルム1が積層されていることがわかってしまい、外観を損ねてしまう。
鉛直方向に配置される窓2の場合、室内にいる人間の目線が届きにくい窓2の上側を採光目的で利用して、人間の目線が届きやすい窓2の下側は室内から室外を見やすくするのが望ましい。そこで、例えば、窓2の上端から下方の所定の高さまでウインドウフィルム1を積層して、人間の目線が届く領域にはウインドウフィルム1を積層しないようにするか、あるいは、人間の目線が届く領域ではウインドウフィルム1の可視光透過率を高くすることが考えられる。そこで、一例として、図1のように可視光透過率が互いに異なる第1領域10と第2領域11を有するウインドウフィルム1を用意して、第1領域10を窓2の上側に配置し、その下側に第1領域10よりも可視光透過率の高い第2領域11を配置することが考えられる。第1領域10は、第2領域11よりも、単位体積当たりの充填物の量が多いため、充填物が光反射性に優れた材料であれば、入光面から溝8の側面に入光された光をより多く斜め上方に反射させて、室内の天井に導くことができ、採光効率を向上できる。なお、窓2の上端から下方の所定の高さまでウインドウフィルム1を積層する場合、室内の下方から窓2を通して屋外を見上げたときの透過率も重要であり、光制御層4の一方の表面4aの第1領域に入光された可視光の斜め方向へ出射された光の透過率が、一方の表面4aの第2領域に入光された可視光の斜め方向へ出射された光の透過率とは異なっていることも好ましい。斜め方向へ出射された光の透過率は、角度分解型分光光度計(例えば、村上色彩技術研究所製の変角分光測色システムGCMS4、測定面積が約8mm×約16mm)を用いて、サンプル(例えば、10cm×10cm)の表面側の斜め方向(例えば、30度方向)から入射した光を裏面側の法線方向(例えば、120度方向)で受光して測定する。
なお、第1領域10内の溝8に充填される充填物と、第2領域11内の溝8に充填される充填物とは、必ずしも同じ材料である必要はない。第2領域11の充填物の材料として、第1領域の充填物の材料よりも可視光透過率よりが高いものを選択することで、第2領域の可視光透過率を第1領域よりも高くすることができる。
例えば、ウインドウフィルム1にベース部7とルーバー部9の屈折率差による光偏向機能を付与する場合に、反射されなかった光を遮蔽するために、ルーバー部9に無機粒子材やミラー材などの光反射材や光吸収材を含有させることが考えられる。この場合に、第2領域11の充填物に含有させる光反射材や光吸収材の量を第1領域10の充填物よりも少なくすることができる。また、ウインドウフィルム1に光遮蔽機能を付与する場合にも、ルーバー部9に、赤外光吸収材、紫外光吸収材、可視光吸収材などの光吸収材を含有させることが考えられる。この場合に、第2領域11の充填物に含有させる光吸収材の量を第1領域10の充填物よりも少なくすることができる。また、ウインドウフィルム1の第2領域11の充填物に含有させる蓄光発光材の量を第1領域10の充填物よりも少なくすることができる。
なお、図1では、ルーバー部9の高さが略同一の第1領域10と、ルーバー部9の高さが徐々に低くなる第2領域11との2つの領域を鉛直方向に設ける例を示したが、第1領域10と第2領域11を左右方向に配置してもよい。また、図5に示すように、窓や採光具2の端部よりも内側にウインドウフィルム1を積層して、上端、下端、左端、右端の少なくとも一つにおいて、下地の窓や採光具2が露出されるようにしてもよい。いずれの場合も、下地の窓や採光具2との境目に沿った領域には、充填物の割合の少ない第2領域11を配置すればよい。図5のように、ウインドウフィルム1と、下地の窓や採光具2との境界辺が複数ある場合には、第2領域11は、必ずしも矩形領域にはならない。
また、図6に示すように、ウインドウフィルム1の端部を除く第1領域10に、下地の窓や採光具2が露出される領域を設けてもよい。この場合、ウインドウフィルム1内に、第2領域11が分散して複数個設けられることになる。
さらに、ウインドウフィルム1に、可視光透過率がそれぞれ異なる3つ以上の領域を設けてもよい。例えば、第1領域10の可視光透過率よりも高く、第2領域11の可視光透過率よりも低い、第3領域を設けることで、第1領域10と第2領域11の境目を目立たなくすることができる。さらに、第1領域10と第3領域の間や第3領域と第2領域12の間に第4領域を設けるなどして、可視光透過率を段階的に高くすることで、それぞれの境目をよりいっそう目立たなくさせることもできる。
次に、第1の実施形態に係る光制御シートの構成材料および製造工程について説明する。ベース部7の組成物としては、例えば、光硬化性プレポリマーと、反応性希釈モノマーと、金型離型剤と、光重合開始剤とを混合して均一化したものが用いられる。基材としては、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムが用いられる。
ベース部7に、図1に示すような溝8を形成するために、例えば金型ロールが用いられる。金型ロールの表面は、溝8の形状に合わせてバイトにより切削されて、各溝8の形状に対応する複数の凸部が形成される。このとき、第2領域11に対応する凸部の高さは、第2領域11の端側ほど低くなるように加工される。
凸部が形成された金型ロールとニップロールの間に基材が搬送されて、基材層3の上に上述したベース部7の組成物が供給される。そして、金型ロールとニップロールの押圧力により、基材層3と金型ロールとの間にベース部7の組成物を充填し、その後、基材層3の方向から高圧水銀灯により紫外線を照射してベース部7の組成物を硬化させて、ベース部7が形成される。その後、剥離ローラにより、金型ローラからベース部7を離型し、ベース部7を含む中間部材を作製する。
ベース部7の溝8に充填される充填物として、例えば、光硬化性プレポリマーと、反応性希釈モノマーと、光散乱材と、光重合開始剤とを混合して均一化したものが用いられる。
上述した組成の充填物は、中間部材上に供給されて、溝8の内部に充填されるとともに、余剰分の充填物は掻き落とされる。その後、高圧水銀灯により紫外線を照射して硬化させて、ルーバー部9が形成される。ルーバー部9は、例えば図1に示すように、その高さが徐々に低下するようなグラデーション構造を持っていてもよい。
接着層5の組成物は、例えば、アクリル系樹脂の粘着材と、架橋剤と、希釈剤とを混合して形成される。この接着剤の組成物を離型フィルムに塗布して乾燥させた後、光制御層4に貼り合わされる。
このように、第1の実施形態では、ウインドウフィルム1の第2領域11の可視光透過率を第1領域10の可視光透過率よりも低くしているため、例えば第2領域11を窓2との境界側に配置して、かつ第2領域11の可視光透過率を第1領域10の可視光透過率よりも高くすれば、第2領域11と窓2との境目が目立ちにくくなり、窓2の一部にウインドウフィルム1を積層しても、窓全体としての外観を損ねなくなる。特に、第2領域11内の可視光透過率を、第1領域10側から窓2との境界側にかけて徐々に可視光透過率を高くするようにすれば、窓2の一部にウインドウフィルム1が積層されていることがわかりづらなくなり、外観上の違和感がなくなる。
なお、上述したように、第2領域11は、第1領域10よりも可視光透過率を高めるため、光制御機能の点では第1領域10よりも低下するおそれがあるが、光制御機能の要求性能に応じて、第1領域10と第2領域11とのウインドウフィルム1における割合を調節すればよい。また、第1領域10や第2領域11の間に第3領域や第4領域などを設けて調整することもできる。よって、本実施形態のウインドウフィルム1により、外光を室内に効率的に採り込むことができ、照明装置や空調設備の使用を抑制できるとともに、エネルギー消費と二酸化炭素の排出量を抑制できる。
(第2の実施形態)
光制御層4の第2領域における可視光透過率を第1領域における可視光透過率よりも高くするために、上述した第1の実施形態では、ルーバー部9の平均高さを調整したが、以下に説明する第2の実施形態では、ルーバー部9の平均幅を調整するものである。
図7は本発明の第2の実施形態に係るウインドウフィルム1の断面構造を示す図である。図7のウインドウフィルム1内の光制御層4は、第1の実施形態と同様に、可視光透過率が互いに異なる第1領域10と第2領域11とを備えており、第2領域11内のルーバー部9の構造が第1の実施形態とは異なっている。
第2領域11内のルーバー部9は、シート面の第1方向Xにおける幅が第1領域10内のルーバー部9とは異なっている。より詳細には、第2領域11内のルーバー部9は、第1領域10と接する側と反対側に近づくにつれて、ルーバー部9の第1方向Xにおける幅を狭くしている。これにより、第2領域11のルーバー部9の平均体積は、第1領域10のルーバー部9の平均体積よりも少なくなり、第1の実施形態と同様に、第2領域11の可視光透過率を第1領域10の可視光透過率よりも高くすることができる。
図7のようなウインドウフィルム1を作製するには、金型をバイトで加工する際に、図7のルーバー部9の間隔および幅に見合った溝8を金型のメッキ層に形成すればよい。
なお、第1方向Xに並んだ第2領域11内の各ルーバー部9は、1本ずつ徐々に幅を狭くする必要はない。第1の実施形態と同様に、第2領域11内の複数のルーバー部9を複数のグループに分けて、各グループ単位で、幅を徐々に狭くしてもよい。
また、図7では、台形状のルーバー部9の上底と下底のいずれの長さも徐々に狭くして、結果として、ルーバー部9の間隔を徐々に狭くする例を示しているが、例えば、図8に示すように、間隔を変えずに、基材層3側の下底の幅だけを徐々に狭くしてもよい。
このように、第2の実施形態では、ルーバー部9のシート面の第1方向Xに沿った方向の平均的な幅を調整することにより、ウインドウフィルム1内の第2領域11の可視光透過率を第1領域10の可視光透過率と相違させることができる。これにより、第2領域11と窓2との境目が目立ちにくくなり、窓2の一部にウインドウフィルム1を積層しも、窓全体としての外観を損ねなくなる。
(第3の実施形態)
以下に説明する第3の実施形態は、ルーバー部9の平均間隔を調整することで、光制御層4の第2領域11における可視光透過率を第1領域10における可視光透過率よりも高くするものである。
図8は本発明の第3の実施形態に係るウインドウフィルム1の断面構造を示す図である。図8のウインドウフィルム1内の光制御層4は、第1の実施形態と同様に、可視光透過率が互いに異なる第1領域10と第2領域11とを備えており、第2領域11内のルーバー部9の構造が第1および第2の実施形態とは異なっている。
第2領域11内のルーバー部9は、シート面の第1方向Xにおける間隔が、第2領域11と下地の窓や採光具2との境目に近づくほど広がっている。なお、間隔とは、隣り合うルーバー部9の接着層5との接触面の長さ、すなわち下底の中心位置同士の距離である。
図8のようなウインドウフィルム1を形成するには、金型をバイトで加工する際に、図8のルーバー部9の間隔に合わせて、金型のメッキ層にバイトで溝8を形成すればよい。
なお、第1方向Xに並んだ第2領域11内の各ルーバー部9は、1本ずつ徐々に間隔を広げる必要はない。第1および第2の実施形態と同様に、第2領域11内の複数のルーバー部9を複数のグループに分けて、各グループ単位で、間隔を徐々に広げてもよい。
このように、第3の実施形態では、ルーバー部9のシート面の第1方向Xに沿った方向の平均間隔を調整することにより、ウインドウフィルム1内の第2領域11の可視光透過率を第1領域10の可視光透過率と相違させることができる。これにより、第2領域11と窓2との境目が目立ちにくくなり、窓2の一部にウインドウフィルム1を積層しても、窓全体としての外観を損ねなくなる。
上述した第1〜第3の実施形態で説明した第2領域11内のルーバー部9の配置を、第1〜第3の実施形態を任意に組み合わせて実施してもよい。すなわち、第2領域11内のルーバー部9は、第2方向Yの平均長さ、第1方向Xの平均幅、第1方向Xの平均間隔の少なくとも一つを変えて、可視光透過率の調整を行ってもよい。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 ウインドウフィルム、2 窓または採光具、3 基材層、4 光制御層、5 接着層、6 ハードコート層、7 ベース部、8 溝、9 ルーバー部、10 第1領域、11 第2領域

Claims (16)

  1. 一方の面に沿って離隔して配置された複数の溝が形成されたベース部と、前記ベース部の前記複数の溝に形成されかつ前記ベース部とは異なる光学特性を示す複数のルーバー部とを有する光制御層を備えたウインドウフィルムであって、
    前記光制御層は、それぞれ複数のルーバー部が存在する第1領域および第2領域を有し、第2領域の可視光透過率が、第1領域の可視光透過率よりも高いことを特徴とするウインドウフィルム。
  2. 前記第2領域は、ウインドウフィルムの端部に接する領域に配置されることを特徴とする請求項1に記載のウインドウフィルム。
  3. 前記第2領域は、ウインドウフィルムの端部よりも内側に配置され、前記第2領域と前記端部との間にルーバー部が存在しないことを特徴とする請求項1に記載のウインドウフィルム。
  4. 前記第1領域と前記第2領域との間に、可視光透過率が前記第1領域よりも高くかつ前記第2領域よりも低い第3領域が存在することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のウインドウフィルム。
  5. 前記第2領域は、前記光制御層の全領域の2%以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のウインドウフィルム。
  6. 前記第2領域は、前記光制御層の全領域の50%以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のウインドウフィルム。
  7. 前記第2領域に存在するルーバー部の平均体積は、前記第1領域に存在するルーバー部の平均体積よりも少ないことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のウインドウフィルム。
  8. 前記第2領域に存在するルーバー部の体積が段階的に小さくなっていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のウインドウフィルム。
  9. 前記第2領域に存在するルーバー部の平均高さは、前記第1領域に存在するルーバー部の平均高さよりも低いことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載のウインドウフィルム。
  10. 前記第2領域に存在するルーバー部の高さが、段階的に低くなっていることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載のウインドウフィルム。
  11. 前記第2領域に存在するルーバー部の平均幅は、前記第1領域に存在するルーバー部の平均幅よりも狭いことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載のウインドウフィルム。
  12. 前記第2領域に存在するルーバー部の幅が、段階的に狭くなっていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載のウインドウフィルム。
  13. 前記第2領域に存在するルーバー部どうしの平均間隔は、前記第1領域に存在するルーバー部どうしの平均間隔よりも広いことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載のウインドウフィルム。
  14. 前記第2領域に存在するルーバー部どうしの間隔が、段階的に広がっていることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載のウインドウフィルム。
  15. 請求項1乃至請求項14のいずれか一項のウインドウフィルムが積層された採光具。
  16. 請求項1乃至請求項14のいずれか一項のウインドウフィルムが積層された窓。
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