JP2014238304A - シート状物の検査装置及びシート状物の検査方法 - Google Patents

シート状物の検査装置及びシート状物の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】測定対象となる目付量の範囲が広い場合であっても、全範囲において一定以上の測定検査精度を持って測定検査を行うことを目的とする。
【解決手段】シート状物301に対して異なる照射光で複数の撮像画像104を撮像し、照射光毎の照射光別設定画像109a〜109cを合成した後、画素毎に最適な照射光の画素を選択して目付量の検査を行うことにより、画素毎に最適な透過率のデータを選択して検査を行うことができるため、目付量変化と透過率変化との関係のばらつきを押さえ、測定対象となる目付量の範囲が広い場合であっても、全範囲において一定の測定精度を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、走行中のシート状の物の目付量を連続的に測定するシート状物の測定検査装置及び検査方法に関するものである。
従来の走行中のシート状の物、例えば不織布や紙、もしくは合成樹脂シートの目付量を連続的に測定する測定検査装置としては、透過照明装置とラインCCDカメラを所定の間隔をおいて配置し、その間にシート状物を通過させて、照明光の透過具合から、目付量を測定し、検査しているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
図7は従来のシート状物の目付け量の測定を説明する図であり、特許文献1に記載された従来のシート状物の検査装置を説明する図である。
図7(a)は、従来のシート状物の検査装置における撮像部の構成を示す図である。
図7(a)において、検査対象である走行中のシート状物301の下部に、透過照明装置302を設け、透過照明装置302からシート状物301に光を照射する。そして、シート状物301を透過した光を、ラインCCDカメラ303で測定し、制御装置304でその透過光を透過輝度として数値化する。
制御装置304では、シート状物301がある場合の数値化した透過光と、シート状物301が無い場合の数値化した透過光から、透過率を算出し、事前に作成しておいた透過率目付量変換曲線305に照らし合わせ、目付量を導いている。
目付量は布などのシート状物301の単位面積当たりの質量を表す単位である。
図7(b)は、従来のシート状物の検査装置の透過率目付量変換グラフである。
図7(b)において、縦軸は、検査対象の透過率であり、横軸は目付量(g/m)を示している。
図7(b)に示す透過率目付量変換曲線305は、事前に用意した異なる目付量のシート状物301を測定することで作成され、制御装置304に記憶しておく。
図7(c)は、従来のシート状物の検査装置における光量を調整する方法を示すフロー図である。
対象のシート状物301を透過した透過光を、ラインCCDカメラ303の最適な受光状態とするために、測定検査の前にラインCCDカメラ303の走査周期を自動調整する機能を設けており、その調整ステップを示したものである。
図7(c)において、設定ステップS1でラインCCDカメラ303の走査周期を最小走査周期に設定し、入力ステップS2で画像入力を行いその画像の平均値となる透過輝度を演算する。その後、判定ステップS3で平均透過輝度のチェックを行い、調整ステップS4で平均透過輝度に基づいた走査周期の変更を行い、S2の画像入力及び平均値演算を繰り返し、シート状物の状態に合わせた、最適な実動作での走査周期を設定している。
特開平9−256267号公報
しかしながら、前記従来の構成では、基準値である30g/m付近306の目付け量を検出した場合は、約10g/mの目付量の違いを10%の透過率の変化として検出しており、透過率変化の測定精度は1g/m/1%となるが、60g/mと90g/mとの間307の目付け量を検出した場合は、2%程度の透過率変化しか検出できておらず、透過率変化の測定精度が15g/m/1%となると推測でき、60g/mを超える所と、30g/m付近では、測定精度が同じとは言い難い。
特定の目標目付量付近での、良否判定を行うだけであれば、その目付量に合わせた調整で対応する事も可能であるが、目付量が少ない対象から、目付量が多い対象までの測定対象範囲の広い対象、例えば目付け量が10〜90g/mの全範囲や、0〜9g/mの範囲のシート状物301を測定検査する場合に、ラインCCDカメラ303の受光状態を最適な状態にする事は困難であり、このような対象を検査する場合には、測定検査精度が落ちるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、測定対象となる目付量の範囲が広い場合であっても、全範囲において一定以上の測定検査精度を持って測定検査を行うことを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のシート状物の検査装置は、照射光量を切り替え可能で走行するシート状物に照射光を照射する照明装置と、前記照明装置が照射する照射光の切り替えを制御する照明切り替え装置と、複数種類の照射光量で照射される前記照射光が前記シート状物を透過する透過光をそれぞれ連続して撮像する撮像装置と、前記シート状物の撮像画像として、画素毎に照射光量に対応する画像を選択して目付量を測定し、良否判定を行う制御装置とを有することを特徴とする。
また、本発明のシート状物の検査方法は、照射光量を切り替えながら走行するシート状物に照射光を照射する工程と、複数種類の照射光量で照射される前記照射光が前記シート状物を透過する透過光をそれぞれ連続して撮像する工程と、前記シート状物の撮像画像として、画素毎に照射光量に対応する画像を選択して目付量を測定し、良否判定を行う工程とを有することを特徴とする。
以上により、測定対象となる目付量の範囲が広い場合であっても、全範囲において一定以上の測定検査精度を持って測定検査を行うことができる。
本発明のシート状物の検査装置の全体構成を示す図 本発明のシート状物検査装置のタイミング図 本発明のシート状物検査装置の照明切り替えと実際の位置関係を示す図 本発明のシート状物検査方法を示すフロー図 本発明のシート状物の検査方法における画像変換ステップの詳細を説明する図 本発明のシート状物の検査方法における詳細検査ステップの詳細説明を示す図 従来のシート状物の目付け量の測定を説明する図
本発明のシート状物の検査装置及びシート状物の検査方法は、不織布や紙、もしくは合成樹脂シート等のシート状物に光を照射し、シート状物を透過した光の光量を測定することにより、シート状物の目付量を算出し、シート状物の検査を行うものである。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明のシート状物の検査装置の全体構成を示す図である。
図1に示すように、本発明のシート状物の検査装置は、シート状物301の下部に透過照明装置132を備える。透過照明装置132は、照明切り替え機能101から送られてきた照明データ情報102に基づき、照射光の光量を切り替えながら照射光を照射する。その透過照明装置132から照射され、シート状物301を透過した透過光を、ラインCCDカメラ等の撮像装置133で撮像し、画像入力部103でその透過光を透過輝度とした撮像画像104としてデータ化する。
例えば、照射光の設定を行う照明データ情報102は、0〜255の8ビットデータで設定する。また、データ化された撮像画像104の透過輝度データは、0〜255の8ビットデータで処理しても良いが、12ビット、16ビットや32ビットの輝度データにして処理をおこなっても良い。
データ化された撮像画像104は、例えば、走行方向に直交する横方向については5120画素、走行方向については30ラインで構成され、撮像後、制御装置105内の測定検査部106に送られる。
撮像画像104の走行方向毎のデータは、ラインデータと呼び、撮像画像104の中で、透過照明装置132の照射光が切り替わる途中のラインデータ107と、照射光が確実に切り替わった後のラインデータ108とで構成されている。
測定検査部106では、照射光を連続して変化させながら撮像した撮像画像104の中で、透過照明装置132の照射光が確実に切り替わった後のラインデータ108のみを抜き出し、そのラインを照射光設定毎のグループに統合し、照射光別設定画像109a〜109cを作成する。
例えば、照射光設定として3種類の設定をすることができ、照射光設定ごとに撮像された、それぞれ1000ラインの撮像画像104を用いて、横方向は5120画素、走行方向は1000ラインの照射光別設定画像109a〜109cを3枚作成して検査を行うが、作成、検査中も次の画像撮像及び画像入力は並列で行われており、シート状物301の全領域の検査が可能な構成となっている。
この中で、明るめの照射光別設定画像109aは照明データ情報102が90設定のものであり、中間の照射光別設定画像109bは照明データ情報102が50設定のもの、暗めの照射光別設定画像109cは、照明データ情報102が25設定のものである。ここで、設定とは照明の明るさを示す照明設定データであり、数値が大きい程明るい照明を示す。ここでの説明では、照明データ情報102は、0設定で最も暗く、255設定で最も明るくなる。照明設定データである設定90、50、25は、測定分解能と、目付量の測定範囲に応じて設定する。その詳細な設定方法は、後で説明する。
このライン数1000は、制御装置105のメモリ容量により左右され、メモリ容量が多いほど多い行数を設定する事が可能である。
目付量検査画像110は、制御装置105にて、照射光別設定画像109a〜109cから画素毎に最適な照明条件の画像が選択され、選択した画像を透過輝度データから目付データへ変換し、目付量の検査を行った後、これらの画像を合成して生成される。ここで、制御装置105は、複数の照明光を用いて撮像された画像から、合成画像を作成する装置あっても良い。
目付検査以外にその他の検査を行うこともでき、この場合、詳細検査用画像111も、同様に、照射光別設定画像109a〜109cから、画素毎に最適な照明条件の画像を選択し合成され、液滴、異物、孔空き等の詳細検査が行われる。
前記の目付量検査と詳細検査の結果を合わせたものが、検査結果画面112に表示される。
上記の検査画像作成方法及び検査方法は後で詳細に説明を行う。
以上のように、本発明のシート状物の検査装置及びシート状物の検査方法では、検査対象となる1つのシート状物301に対して異なる照射光で複数の撮像画像104を撮像し、照射光毎の照射光別設定画像109a〜109cを合成した後、画素毎に最適な照射光の画素を選択して目付量の検査を行うことにより、画素毎に最適な透過率のデータを選択して検査を行うことができるため、目付量変化と透過率変化との関係のばらつきを押さえ、測定対象となる目付量の範囲が広い場合であっても、全範囲において一定の測定精度を確保することができる。
照明切り替え機能101は、シート状物301の位置を測定する位置測定装置113から送信される信号を元に、透過照明装置132への照明データ情報102の生成と、画像入力部103へ出力するトリガ信号114を作成している。このとき照明切り替え機能101は、シート状物の位置を考慮し、撮像装置の撮像タイミングに合わせて、照明光の明るさを切り替える構成でもよい。
位置測定装置113から送信される信号は、カウンタ装置115で計測され、一定距離毎にトリガ信号114が作成される。
作成されたトリガ信号114は、画像入力部103だけでなく、タイミング部116に送られ、タイミング部116では、トリガ信号114の信号を元に一定周期毎の照明切り替え信号117が作成され、データ転送部118に送られる。
データ転送部118に送られた照明切り替え信号117に基づき、透過照明装置132に照明データ情報102が転送される。画像入力が実行されている間に、透過照明装置132の照射光が切り替わり、1枚の撮像画像104内に複数の照明条件の結果が反映される。
次に、図1,図2を用いて照明切り替え機能101での動作の詳細説明を行う。
図2は、本発明のシート状物検査装置のタイミング図である。
図2において、エンコーダ信号201は、位置測定装置113から、送られてくる電気信号であり、シート状物301の位置情報をあらわしたものであり、例えば、位相が90度ずれたA,B相の二つの信号を用いていることができる。
カウンタ装置115では、エンコーダ信号201のA,B相信号を逓倍して、カウント信号202を作成し、そのカウント信号202を用いて内部カウンタを増減させる。内部カウンタ値は、事前に設定された一定の値を超えると、カウント値を0に戻し、トリガ信号114を出力する機能を有している。
例えば、カウント信号202は、5μm毎に1カウントし、50μm毎つまり10カウント毎にトリガ信号114を出す設定とすることができ、シート状物301の走行速度が、2.5mm/sの場合は、トリガ信号114は、20ms毎に出力される。
画像入力部103では、トリガ信号114を受けると撮像装置133に指令を送り、撮像を開始する。事前に設定されたライン数の撮像が終わると、画像入力部103から撮像装置133に画像入力停止が指令され、撮像画像104の撮影を終了し、次のトリガ信号114の入力を待つ状態になる。
画像入力部103に画像を入力する画像入力203の時間は、トリガ信号114の発生周期である20msよりも短い時間で終わるように設定しており、約4ms分(30ライン相当)となる。
タイミング部116では、トリガ信号114を受けて、照明を切り替える為のタイマの起動を行う。例えば、タイミング部116では、内部発振機の出力を使用して、0.01μs毎の高精度でカウントを行い、801μs毎に照明切り替え信号117を出す設定とすることができる。
データ転送部118では、照明切り替え信号117のHからLに変化するタイミングに合わせて、透過照明132への照明データ情報102を、事前に設定された値に切り替える。例えば、データ転送部118には、3種類の処理に用いる明るさ設定と、処理を行わない間の明るさ設定1種類の合計4種類の明るさが事前に登録されており、照明切り替え信号117のタイミングが来る度に、次の明るさ照明データ情報102に切り替える機能を持ち、照明データ情報102を透過照明132に送っている。
例えば、処理間の明るさ設定は、明るさ0の設定を用いることができる。
更に、所定回数のデータ送付が終了すると、次の照明切り替えのデータをメモリにセットし、次の切り替え指令を待つと同時に、終了信号204をタイミング部116に送り、タイミング部116のカウントを停止させる。タイミング部116は次のスタート信号の入力を待つ状態になる。
図2において、位置測定装置113の信号とカウンタ装置115の信号は連続な信号であるが、画像入力103、タイミング部116、照明切り替え118の信号は、説明を分かりやすくする為に横方向に一部拡大したタイミング図としている。
上記例では、有効な照明データは3種類とし、4回切り替える設定としている。この3種類は、処理時間が許す限り増やす事が可能であり、特に制限は無い。
対象となる目付量の測定範囲を広くする場合や、測定精度を高く維持したい場合には切り替え回数を多くする事で対応が可能である。対象の測定範囲と測定精度の観点から、3種類の切り替えと設定することができる。
この一連の動作を行う事で、画像入力中の照明切り替えの連続動作を実現している。なお、透過照明部132は、LED照明を用い、高速な切り替えに対応することもできる。
撮像画像104の走行方向毎のデータをラインデータと称し、撮像画像104の中で、透過照明装置132の照射光が切り替わる途中のラインデータ107と、照射光が確実に切り替わった後のラインデータ108とで構成されている。
測定検査部106では、撮像画像104の中で、透過照明装置132の照射光が確実に切り替わった後のラインデータ108のみを抜き出し、そのラインデータ108を照射光設定毎のグループに統合し、照射光別設定画像109a〜109cを作成する。
次に、図1,図3を用いて連続動作中の照明切り替え画像の実際の測定位置関係を詳細に説明する。図3は、本発明のシート状物検査装置の照明切り替えと実際の位置関係を示す図である。
図3に示す例では、画像入力部103に入力されるトリガ信号114は50μm毎に出力するように設定され、シート状物301の走行速度が2.5mm/sとすると、トリガ信号114は20ms毎に出力される。
撮像画像104は、トリガ信号114のHからLに変化するタイミングで、画像入力203が開始され、30ライン分4msで1回分の撮像は終了する。この4msの画像入力203が行われている間に、照明データ情報102の切り替えが4回行われる。この間、撮像画像104には、異なる照明設定でのシート状物301の透過輝度情報が混在し保存される状態であり、その撮像画像104がトリガ信号114に合わせて作成され続ける。
この撮像画像104の中で、透過照明装置132の照射光が切り替わる途中のラインデータ107でなく照射光が確実に切り替わった後のラインデータ108で、照明データ情報102の90設定ライン401は、30ラインの中で11ライン目に該当する。
照明切り替えは、トリガ信号114のHからLに変化するタイミングを基準に801μs、6ライン毎に切り替わる。切り替わり指令から、500μs以上待った4ライン相当までを切り替わりの無効データとし、切り替わりから5ライン目を有効ラインとして90設定ライン401として使用する。
また、50設定ライン402は、先の90設定ラインに照明切り替えの801μsである6ラインを加えた17ライン目を有効ラインとし、25設定ライン403は、23ライン目のデータを有効ラインとして使用し、照射光別設定画像109a〜109cを作成している。
撮像装置133は、1ラインの測定対象の幅を横方向と同様の50μmになるように設定される。
よって、90設定ライン401、50設定ライン402、25設定ライン403は、1ラインのデータであるが、走行方向の50μm幅の情報を取り込んだものである。
1ライン分の133.5μs間で、2.5mm/sで動くシート状物301の移動距離は0.33375μmである。
よって、1ライン目の測定幅である、50μm幅の端から、11ライン目の90設定ライン401の50μm幅の端までの距離は3.67μmである。
また、90設定ライン401と25設定ライン403間の撮像の開始位置は、6ライン+6ライン分で1602μs分異なる位置で、距離に換算すると4μm程度であり、50μmの測定範囲と比べて、1/10以下の差であり、異なる照明によるデータは、同じ位置のものとみなして問題無い。
照明切り替え回数を増やすと、測定位置差は増えていくので、1/10以上の差を持つ場合には、複数ラインのデータを用いた平均化処理を行う事で、測定範囲に対する測定差の比率を1/10以下程度にし、測定位置の差の影響を除外している。
また、トリガ信号114は、50μm毎のデータを使用する事で、撮像画像104間で測定抜けの無い撮像を実現している。
次に、図1,図4を用いて測定検査部106の動作説明を行う。
図4は、本発明のシート状物検査方法を示すフロー図を示したものである。
図4に示すように、シート状物の検査を行う際には、まず、上述のように、撮像画像104を異なる照射光毎のラインデータに変換し、照射光が切り替わった後のラインデータ108を選択して統合することにより、照射光別設定画像109a〜109cを作成する。連続的に照射光を所定の明るさに変換しながらシート状物301の画像を撮像し、照射光が切り替わった後のラインデータのみから、それぞれの照射光に応じたシート状物301の照射光別設定画像109a〜109cを作成することにより、1度の連続撮影のみで、異なる照射光に応じた照射光別設定画像109a〜109cを、容易かつ高精度に作成することができる(ステップS51)。
次に、照射光別設定画像109a〜109cから、対象となるシート状物301の製造条件に合わせて、画像の圧縮によるノイズ除去画像を作成しても良い。
例えば、対象とするシート状物301として、電界紡糸法による、直径400〜2000nm程度のPVDFの不織布を用いることができ、測定対象の目付量は、0〜9g/m程度の製造範囲の仕様となり、測定範囲もこれに合わせて0〜9g/m程度とする。
生産の特徴として、シート状物301に用いられる糸は一定方向に紡糸されないが、シート状物301はこれらの細かな糸が様々な方向に積み重なったものであり、繰り返し性のない比較的ランダムな光学的ばらつきが発生する。
それがノイズ要素となり、測定値のばらつきを発生させる。
このノイズに対して、1/5〜1/200(1辺)の画像圧縮を行うことにより、比較的安定したデータが得られることが実験により明らかになった。圧縮率が大きくなると、ノイズはより小さくなるが、細かな傾向が掴みにくくなる。そこで、細かな傾向も把握するために、例えば、1/10(1辺)の圧縮による測定検査を行っても良い。
この圧縮率は、目付量が少ない対象程、圧縮率を上げた方がノイズ除去の効果が大きいので、照射光別設定画像109a〜109cの画像毎に圧縮率を変更しても良い。
次に、照射光別設定画像109a〜109c、例えば、5120×1000の照射光別設定画像109a〜109cのサイズを512×100のサイズに圧縮して圧縮後照射光別設定画像を生成する。さらに、圧縮後照射光別設定画像に対して、目付量を変換及び合成する為に、各画像の画素毎に、その画素を使用するかしないかのフラグマップを作成する。
フラグマップは、使用する照射光条件及び、隣の画素の照射光条件により目付量の上下限閾値を決め、式1のように作成される。

フラグnij=f1(下限閾値n≦透過輝度nij<上限閾値n) ・・式1

ここで、
i :画像の横方向位置(1〜512)
j :画像の走行方向位置(1〜100)
n :照射光別設定画像を意味する(1〜3)
n=1の時は、照明90設定、n=2は照明50設定、n=3は照明25設定のデータを意味する。
フラグnij :使用/不使用フラグデータ(有効:1、無効:0)
f1( ) :判定が正しい場合は1を、正しくない場合は0を返す式
上限閾値n :上限の輝度閾値(0〜255)
下限閾値n :下限の輝度閾値(0〜255)
とする。
次に、式2に示す輝度目付変換式に則り、圧縮後の照射光別設定画像109a〜109cから、各画素のデータを輝度から目付量に変換した輝度目付量変換データである目付量nijを作成する(ステップS52)。

目付量nij = fn(透過輝度nij) ・・ 式2

ここで、
透過輝度nij :圧縮後照射光別設定画像の各照明設定での透過輝度データ(0〜255)
目付量nij :輝度目付変換後の各照明設定での目付量データ(0〜10)
fn( ) :透過輝度目付量変換式
である。
次に、ステップS52において変換した複数の輝度目付量変換データの合成を行う。
合成は、照射光設定によって作成された画像データの使用/不使用のフラグマップと、目付変換されたデータテーブルを用いて合成を行う。合成式は以下の式3である。

合成目付量ij :合成後の各位置の目付量
これは、各画素位置において、有効部のデータのみを使用して、目付量の平均を出す事を意味する(ステップS53)。
上記ステップにより、各照明光別設定画像において、処理に有効な画素と無視する画素が明らかになる。
また、照明光の明るい設定の画像からは、目付量が多い対象の部分の測定データが得られ、照明光の暗い設定の画像からは、目付量が少ない対象の部分の測定データが得られる。
よって、明るさの異なる複数の照射光で撮像した複数の画像から、測定対象となる部分ごとに最適な明るさで撮像した画像を選択してそれらを合成することにより、複数の測定データ範囲からの有効データのみを合わせた合成データが作成される。
次に、測定された合成目付量ijが、各位置での基準値に対して、式4及び式5に該当しないことを判定して良品範囲内にあるかどうかを判定する。

目付多不良ij=f2(合成目付量ij<目付上限基準値ij) ・・式4
目付少不良ij=f2(目付下限基準値ij≦合成目付量ij) ・・式5

ここで、
f2( ) :判定が正しい場合は0、正しくない場合は1を返す式
目付多不良ij :各位置での目付多不良データ(良品箇所:0、不良箇所:1)
目付少不良ij :各位置での目付少不良データ(良品箇所:0、不良箇所:1)
目付下限基準値ij :目付量の判定下限値(0〜10)
目付上限基準値ij :目付量の判定上限値(0〜10)
とする。
目付量上下限基準値ijは、どの位置においても同一とし、上限基準値と下限基準値の2個のみで判定を行っても良いが、対象となる目付量が良品においても特定の分布がある場合を考慮し、各画素ijの個数分、上下限の基準値を存在させ、各位置で別々の基準値をもった判定を行う事が可能である。
またその設定の際に、複数の頂点を指定して、その頂点を3次元スプライン曲線で結んで設定する方法や、基準ワークを測定し、その値を基準値とする方法とすることも可能であり、検査設定の簡易化を図っている。
このように、1つのシート状物に対して、複数の光量の照射光に対応する撮像画像104を撮像し、画素毎に最適な透過率の照射光に対応する画素を選択して目付量に変換し、この変換した画素毎の輝度目付量変換データを合成してシート状物の合成目付量を生成し、合成目付量について良否判定を行うことにより、画素毎に目付量に応じた最適な透過率の照射光に対応するデータを用いて目付量の検査を行うことができるので、目付量変化と透過率変化との関係のばらつきを押さえ、測定対象となる目付量の範囲が広い場合であっても、全範囲において一定の測定精度を確保することができる。
上記の目付多不良及び目付少不良の各々のデータに対して、隣接情報により、ラベリングを行った後、各ラベリングされた不良郡に対して、一辺の長さ、面積等の判定条件により、更なる良不良判定を行っても良い。これにより、欠陥の過検出を低減することができる。ここで、過検出とは、実際は欠陥ではないものを欠陥であると検出してしまうことをいう(ステップS54)。
また、ステップS54の目付検査と並行して、目付量測定ステップS53における圧縮処理で見逃される可能性のある、その他の詳細不良を検出することもできる(ステップS55)。
最後に、照射光別照明設定画像109a〜109cの内、中設定の照射光別照明設定画像109bの生画像を表示する。例えば、目付多不良、目付少不良、詳細不良をグラフィックの色を変えて表示している。これにより、欠陥の種類の発生状況を、簡単に判別することができる(ステップS56)。そして、以上の動作を画像入力が停止するまで繰り返す。
以上のように、目付量が、例えば、基準値×0%〜基準値×300%の全範囲においても、一定以上の測定検査精度を持って測定検査が可能となり、更に欠陥検査も同時に行う事で、シート状物の品質向上が可能となる。
次に、図1,図5を用いて、図4における画像変換ステップS52の詳細説明を行う。
図5は、本発明のシート状物の検査方法における画像変換ステップの詳細を説明する図である。
図5は、照射光別設定画像109a〜109cに対して、各辺を1/10に圧縮して、512×100のサイズに圧縮した圧縮後照射光別設定画像を生成し、各圧縮後照射光別設定画像の画素毎に、その画素を使用するかしないかを示すフラグマップである。
ここでは、使用する照明データ情報102の選択方法及び、上下限閾値の作成方法について詳細に説明を行う。
まず、今回の測定条件として、測定分解能を、

と定義した場合に、測定分解能が10以上あることと、目付量の基準値は3g/cmであり、0〜9g/cmの範囲を測定できる事を条件として照明データ情報102を設定したとする。
まず、各照明データ情報102で目付量が分かっているサンプルを用いて、事前に作成した輝度目付変換データを用いて上下限閾値範囲を決める。
上下限閾値範囲を決める際には、最初に、目付量範囲が0〜9g/cmなので、目付量が0でも有効な透過輝度(10〜230)を示す照明データ情報102の中で透過輝度の最も高い照明データ情報102を選択する。ここでの説明の例では、照明データ情報102について、設定20〜40までは5刻みに作成し、設定40〜120までは10刻みに作成し、これを基に輝度目付量変換データを事前に作成する。
その条件下で、照明25設定が目付量0で160の透過輝度値を示すので、照明データ情報102が設定25である照明25設定輝度目付変換式601を一つ目の照射光条件として使用する。
各照射光条件においては、測定対象となる目付量が多くなると、透過輝度値が下がり、測定分解能も次第に下がっていく傾向がある。そこで、測定分解能を一定以上保つ為に、照射光条件を変えて測定分解能を維持する。ここで、測定分解能は、入力輝度差を目付量差で割ることにより求められる。
照明25設定輝度目付変換式601では、透過輝度が37以下で、測定分解能が10を切るので、そこが、照明25設定下限輝度閾値602となり、より明るい次の照射光条件に移行させる。
照明25設定下限輝度閾値602に対応する照明25設定輝度目付変換式601の入力輝度37では、目付量は2.7g/cmなので、それから一定量(0.7g/cm)減らし、目付量2.0g/cmで有効透過輝度(10〜230)の中で、最も高い透過輝度の測定が可能な照射光条件を選択する。
上記例では、照明データ情報102が50設定の場合に、目付量2.0g/cmの対象を180の透過輝度で検出するので、照明50設定輝度目付変換式603を第2の照射光条件とする。
照明50設定輝度目付変換式603では、透過輝度が95以下で、測定分解能が10を切るので、そこが、照明50設定下限輝度閾値604となり、次の照射光条件に移行させる。
照明50設定輝度目付変換式603の入力輝度95では、目付量は5.7g/cmなので、それから一定量(0.7g/cm)減らし、目付量5.0g/cmで有効透過輝度(10〜230)の中で、最も高い透過輝度の測定が可能な、照射光条件を選択する。
上記例では、照明データ情報102が90設定の場合に、目付量5.0g/cmの対象を220の透過輝度で検出するので、照明90設定輝度目付変換式605を第3の照射光条件とする。
照明90設定輝度目付変換式605では、目付量が9.0g/cmでも、測定分解能が10を切らないので、次の照射光条件に移行せずに、この3つの照明条件で測定を行う事となる。ここで、照明90設定輝度目付変換式605で測定分解能が10を切る場合は、設定輝度を増やし、測定分解能が10を切ることがなくなるまで、同様の処理を繰り返す。
以上のように、今回の測定条件では、照明データ情報102が25設定での有効範囲の閾値は、上限閾値:255、下限閾値:37となり、照明データ情報102が50設定での有効範囲の閾値は、上限閾値:180、下限閾値:95となり、照明データ情報102が90設定での有効範囲の閾値は、上限閾値:220、下限閾値:0となる。
このようにして、決められた上下限閾値により、式1を用いて、フラグマップを作成し、画素毎に選択する照射光の照射光別設定画像を選択する。
ここで、上限閾値nは上限の輝度閾値(0〜255)であり、nが最小値の時、上限閾値nは、255とする。
また、下限閾値nは下限の輝度閾値(0〜255)であり、nが最大値の時、下限閾値nは、0とする。
例えば、照明50設定をn=2とすると、下限閾値2は95、上限閾値2は180となる。
次に、輝度目付変換式に則り、圧縮後の照射光別設定画像から、各画素のデータについて、透過輝度から目付量に変換したデータを作成する。
目付量のデータは式2を用いて、以下のように変換する。

ここで、
n :光量別設定画像を意味する(1〜3)
n=1の時は、照明90設定、2は照明50設定、3は照明25設定のデータを意味する。
透過輝度nij : 各画素の輝度値
定数n11、定数n12 : 照明n時の目付量1用の定数
定数n21、定数n22、定数n23 : 照明n時の目付量2用の定数
定数nα : 照明n設定時の使用式の切り替え輝度
D=f3(A、B、C、D) : C<Dの時、D=A、C>=Dの時、D=B
とする。
例えば、照明50設定n=2のときは、
定数211:0.105
定数212:173
定数221:0.9
定数222:97
定数223:450
定数2α:125
となる。
輝度目付量変換式を、1つの式ではなく、複数の式に切り替えたのは、電界紡糸による不織布に対し、可視光を用いて透過させた場合、1つのlog関数でフィッティングさせるよりも、誤差が少なくなる為である。
変換式及び各定数は、対象に合わせて設定され、製作条件、材料が変わった場合、再度校正を行い、定数を設定する必要がある。
上記例では、0〜9g/cmの範囲測定の条件で設定を行ったが、これは限定条件ではなく、より明るい照明条件、撮像条件を用いる事でより目付量の多い対象の測定も可能となる。
次に、図1,図4,図6を用いて、図4に示す詳細検査ステップS55の詳細説明を行う。
図6は、本発明のシート状物の検査方法における詳細検査ステップの詳細説明を示す図である。
図6において、目付量測定における圧縮処理で見逃される可能性のある小さい不良を検出する。検出対象となるのは、図6(b)に例示する、傷不良701と、異物不良702と、液滴不良703である。
まず、図4の画像変換するステップS52においては1/10で圧縮し、画像サイズを小さくしていたのに対して、周囲5〜20画素程度の移動平均フィルタを用いて、画像サイズを変えずにノイズ除去を行い、実施後の画像をノイズ除去後の照射光別照明設定画像109a〜109cとする(ステップS71)。
次に、ノイズを除去するステップS71で作成された照射光別照明設定画像109a〜109cに対して、図5に示す方法により導かれた、上限閾値nと下限閾値nを用いて、式10に示すように、検査用フラグマップを作成する。
検査用フラグnst=f1(下限閾値n=<透過輝度nst<上限閾値n)・・式10
ここで、
s :画像の横方向位置(1〜5120)
t :画像の走行方向位置(1〜1000)
n :照射光別設定画像を意味する(1〜3)
n=1の時は、照明90設定、n=2は照明50設定、n=3は照明25設定のデータを意味する。
検査フラグnst : 使用/不使用フラグデータ(有効:1、無効:0)
f1( ) : 判定が正しい場合は1、正しくない場合は0を返す式
とする(ステップS72)。
次に、3枚のノイズ除去後の照射光別照明設定画像109a〜109cおのおのに対して、8方向の微分フィルタを用いて、欠陥の強調を行う。この際微分フィルタを用いると、差分のデータになるので、結果的に128の値を加えて、128を中心としたデータにシフトする(ステップS73)。
次に、先の検査フラグnstと、微分をするステップS73で作成された微分画像データnstを用いて、検査時間短縮の為に画像の合成を行い、式11を用いて合成検査データstを作成する。

ここで、
微分画像データnst : 撮像画像の各位置での微分後データ(0〜255)
合成検査データst : 撮像画像の各位置での検査用データ(0〜255)
とする(ステップS74)。
次に、合成検査データstに対して、傷不良候補データvと異物不良候補データwとを作成する。
傷不良候補データvは、合成検査データst>閾値a704で検出され、画素部分を抽出し、ラベリングデータとして作成される。
同様に、異物不良候補データwは、合成検査データst<閾値b705で検出され、画素部分を抽出し、ラベリングデータとして作成される。
各ラベリングデータは、重心位置、縦、横サイズ、面積、平均輝度等の情報を保存する。
例えば、あらかじめ行う実験結果等により、閾値a704は128〜178の範囲で設定し、閾値b705は78〜128の範囲で設定する(ステップS75)。
次に、ラベリングデータである傷不良候補データvと異物不良候補データwに対して最終検査を行う(ステップS76)。
まず、傷不良候補データvに対して、その重心位置から、一定範囲以内に、異物不良データwの重心位置が存在しないかの検索をかけ、ヒットした対象に対して、異物不良データwのサイズが、傷不良候補データvのサイズよりも小さい場合には、液滴不良として分類をかける。
次に、液滴不良でない異物不良候補データwに対して、サイズ、面積、平均輝度等を用いてフィルタリングを行い、合致したものを異物不良として保存する。
更に、液滴不良でない傷不良候補データvに対して、サイズ、面積、平均輝度等を用いてフィルタリングを行い、合致したものを傷不良として保存する。
液滴不良は不織布作成時のプロセス条件によって発生し、傷不良は不織布の受け渡しや巻取りに関する不良として発生し、異物不良は製作環境の不良として発生する傾向が多く、この分類を行う事で品質向上、維持を容易にすることができる。
詳細検査においては、使用する照射光が多くなり、測定位置のズレが大きくなる場合があるが、対象となる不良を4画素分以上と想定した場合、1画素分ずれても検出能力には影響がない。
かかる構成によれば、目付量が少ない部分と目付量が多い部分とを有する測定対象に対して、走行する測定対象を複数の照射光条件で撮像し、その撮像データを用いて測定分解能を一定範囲で保った画像を取得することで、測定対象となる目付量の範囲が広い場合であっても全範囲において目付量を高精度で測定検査することができ、更に少ないスペースで目付検査と分類分けをした欠陥検査も可能となり、このことによって品質向上が可能となる。
また、目付量ではなく、厚みの測定及びシート状物に含まれる着色材などの濃度等を測定する場合にも効果的である。
また、走行中に目付量が、基準値×0%〜基準値×300%の全範囲において、一定以上の測定検査精度を持った目付検査と欠陥検査が可能となる機能を有し、シート状の物、例えば不織布や紙、もしくは合成樹脂シートの目付量を連続的に測定する等の分野だけでなく、対象によっては、可視光の波長を変えた複数の照明条件での検査や、透過照明と反射照明の混在使用による検査や、可視光だけでなく、紫外線やx線、赤外線、超音波での検査用途にも適用できる。
本発明は、目付量の基準値が異なる場合であっても、一定以上の測定検査精度を持って測定検査を行うことができ、走行中のシート状の物の目付量を連続的に測定するシート状物の測定検査装置及び検査方法等に有用である。
101 照明切り替え機能
102 照明データ情報
103 画像入力部
104 撮像画像
105 制御装置
106 測定検査部
107 ラインデータ
108 ラインデータ
109a 照射光別設定画像
109b 照射光別設定画像
109c 照射光別設定画像
110 目付量検査画像
111 詳細検査用画像
112 検査結果画面
113 位置測定装置
114 トリガ信号
115 カウンタ装置
116 タイミング部
117 照明切り替え信号
118 データ転送部
132 透過照明装置
133 撮像装置
201 エンコーダ信号
202 カウント信号
203 画像入力
204 終了信号
301 シート状物
302 透過照明装置
303 ラインCCDカメラ
304 制御装置
305 変換曲線
306 30g/m付近
307 60g/mと90g/mとの間
401 90設定ライン
402 50設定ライン
403 25設定ライン
601 照明25設定輝度目付変換式
602 照明25設定下限輝度閾値
603 照明50設定輝度目付変換式
604 照明50設定下限輝度閾値
605 照明90設定輝度目付変換式
701 傷不良
702 異物不良
703 液滴不良
704 閾値a
705 閾値b

Claims (9)

  1. 照射光量を切り替え可能で走行するシート状物に照射光を照射する照明装置と、
    前記照明装置が照射する照射光の切り替えを制御する照明切り替え装置と、
    複数種類の照射光量で照射される前記照射光が前記シート状物を透過する透過光をそれぞれ連続して撮像する撮像装置と、
    前記シート状物の撮像画像として、画素毎に照射光量に対応する画像を選択して目付量を測定し、良否判定を行う制御装置と
    を有することを特徴とするシート状物の検査装置。
  2. 前記制御装置が、
    照射光量毎に照射光量が切り替わった後の画像を抽出して照射光毎の前記シート状物の撮像画像である照明光別設定画像を生成し、
    それぞれの前記照明光別設定画像のうちから、画素毎の照射光量として有効透過輝度の最も高い前記照明光別設定画像の画素を選択して目付量を測定し、良否判定を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のシート状物の検査装置。
  3. 前記照明切り替え装置が、前記シート状物の位置を測定する位置測定装置を備え、
    前記シート状物の位置に対応して前記撮像装置の撮像動作を制御すると共に、前記シート状物の位置に対応して前記照明装置が照射する照射光の切り替えを制御することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のシート状物の検査装置。
  4. 前記制御装置が、さらに液滴不良と傷不良とを検出することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のシート状物の検査装置。
  5. 照射光量を切り替えながら走行するシート状物に照射光を照射する工程と、
    複数種類の照射光量で照射される前記照射光が前記シート状物を透過する透過光をそれぞれ連続して撮像する工程と、
    前記シート状物の撮像画像として、画素毎に照射光量に対応する画像を選択して目付量を測定し、良否判定を行う工程と
    を有することを特徴とするシート状物の検査方法。
  6. 前記目付量を測定し、良否判定を行う工程において、
    照射光量毎に照射光量が切り替わった後の画像を抽出して照射光毎の前記シート状物の撮像画像である照明光別設定画像を生成し、
    それぞれの前記照明光別設定画像のうちから、画素毎の照射光量として有効透過輝度の最も高い前記照明光別設定画像の画素を選択して目付量を測定し、良否判定を行う
    ことを特徴とする請求項5記載のシート状物の検査方法。
  7. 前記照射光量を切り替える際に、
    前記シート状物の位置を測定し、
    前記シート状物の位置に対応して撮像動作を制御すると共に、前記シート状物の位置に対応して前記照射光の切り替えを制御することを特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載のシート状物の検査方法。
  8. 前記目付量を測定し、良否判定を行う工程において、さらに液滴不良と傷不良とを検出することを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載のシート状物の検査方法。
  9. 切り換える照射光量の種類と数は、前記シート状物に必要な測定精度と測定範囲とに応じて決定することを特徴とする請求項5〜請求項8のいずれか1項に記載のシート状物の検査方法。
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