JP2014237994A - スライド式合体面木・目地棒の製法とその用法 - Google Patents
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Abstract
【課題】任意の場所への釘の打ち込みを可能にし、取り付け作業時および取り外し作業での金づちやバールの取り扱いによる衝撃で起こる割れや欠けを防ぎ、短材と短材をつなぎ合わせ長材として再利用可能な合体式面木・目地棒を提供する。
【解決手段】合体式の面木・目地棒の本体部分となる中空の面木・目地棒1を衝撃に弱い塩ビ製から柔軟性に富みねばりけがあり、気温の変化にもあまり影響を受けないポリプロピレン製に換えることにより、釘穴がなくても任意の場所への釘4の打ち込みが可能となり、作業中に起こる金づちやバールによる衝撃からの割れ、欠けも防止することができ、中空部分に差し込む芯材3をスライドできる状態にすることによって短材をつなぎ合わせて長材として再使用できるようにした。
【選択図】図2
【解決手段】合体式の面木・目地棒の本体部分となる中空の面木・目地棒1を衝撃に弱い塩ビ製から柔軟性に富みねばりけがあり、気温の変化にもあまり影響を受けないポリプロピレン製に換えることにより、釘穴がなくても任意の場所への釘4の打ち込みが可能となり、作業中に起こる金づちやバールによる衝撃からの割れ、欠けも防止することができ、中空部分に差し込む芯材3をスライドできる状態にすることによって短材をつなぎ合わせて長材として再使用できるようにした。
【選択図】図2
Description
本発明はビルや道路の路肩等のコンクリート構造物の面取りおよび目地取りで使用する面木および目地棒において、本体部分を形成するポリプロピレン製の中空の面木・目地棒の中空部分に木材等の芯材をスライド可能の状態に差し込んだスライド式合体面木・目地棒に関する用法とその製法に関するものである。
従来の技術による目地棒および面木は木製・中空の塩ビ製・低発泡製の三種類が主である。
従来の技術による面木および目地棒は以下に述べるような欠点があり資源の無駄遣いとなり、またその仕上がり面も美しくない。中空の塩ビ製のものは、中が中空のためその取り外し時に破損する。低発泡製のものは柔らかすぎてその取り外し時に破損する。木製のものは2、3度は転用することが可能であるが、木のアクが出てコンクリートに付着する場合がある。また繊維質なので乾燥により曲がり・そりおよびひねりが起きる。また釘の打ち込み時に割れやすい等の欠点がある。そこで当考案者は中空の塩ビ製のものに芯材として木材を差し込んだ木芯面木(特願2012−127491)を考案し問題の解決を図ったが塩ビは気温の高いとき以外は衝撃にもろく取り付け時および取り外し時に起こる金づちやバールによる衝撃によって割れ、欠けなどが起こるという問題が生じた。また、面木および目地棒の使用はかなりの割合で定尺(2m)でなく現場の状況に合わせて切断して使用するので切断されて短くなったものは廃棄されるという問題が残った。
そこで当考案者は本体部分を塩ビから柔軟性のあるポリプロピレンに変えることによって合体式面木・目地棒上の任意の場所への釘の打ち込みを可能にし、また取り付け作業時および取り外し作業での金づちやバールの取り扱いにより発生する衝撃で起こる合体式面木・目地棒の割れや欠けを防ぎ、さらに芯材がスライドできる構造にし短材と短材をつなぎ合わせ長材として再利用ができるようにした。
コンクリート構造物の面または目地を形成する合体式面木・目地棒の本体部分を塩ビからより柔軟性に富んだポリプロピレンに変えることによって取り付けおよび取り外し作業中の金づちやバールの取り扱いによって本体部分に起こる割れや欠けを防止することができるので美しい仕上がり面を作り出せる。また本体の中空部分に差し込む芯材を中空部分よりほんのわずか小さく形成することによりプライヤなどの先で芯材の一端を押すと芯材がスライドして芯材の他端が本体の外に押し出され合体式面木・目地棒の両端に凹凸を作り出すことができ、その凸部を凹部に差し込むことにより両者をつなぎ合わせ短材を長材に換えて再利用することができる。またその芯材の材質であるが木材の限らず、単一の型が作りやすい低発泡材でも他の物でも本体部分となる中空のポリプロピレンと合体してお互いの欠点を消し合い長所だけを残すものであれば良い。ところでスライド式合体面木・目地棒の型枠への取り付けは回転モーメントが発生するため一方の手で面木・目地棒の中央部付近を持つのであるが、その面木または目地棒を持っている手でその面木または目地棒を天端墨に合わせながらしかもそれを止めるための釘をも持たなければならない。またその面木・目地棒は固定されていない宙ぶらりの状態なので回転モーメントが発生し、最初の釘止め作業はやりづらい。そこでこの状態を解消するために面木の中心付近に貫通した釘穴をあけ、その穴に釘を差し込み立てることによって面木または目地棒だけを一方の手に持ち天端墨に合わせて他方の手に持ったハンマーによって釘を打ち込み最初の取り付けが容易にできるようにした。
当工法では、本体となるポリプロピレン製の中空の面木または目地棒の中空の部分に木材等の芯材を差し込むので芯の通った真っ直ぐなものとなり墨に合わせやすく、またポリプロピレンは柔軟性とねばりけがあるので一年を通じて釘穴がなくても直接本体に釘を打ち込むことができ、またその本体となるポリプロピレン製の中空の面木・目地棒の生産は金型を使って行うので表面のなめらかな均一なものができるので正確な寸法の美しい仕上げ面を作ることができる。また本体の中に差し込む芯材をスライドできるようにしたので短材が廃棄されることなく再利用されるようになり経済性が大幅に向上した。また中心付近に貫通した釘穴をあけその釘穴に釘を立てることによって作業をしやすくした。
「(実施例)」
型枠を組み、その内部の天端となるべき位置に天端墨を打ちその墨に合わせて本体部分が中空のポリプロピレンでその中空部分にスライド可能に芯材が差し込まれたスライド式面木を置きその中心付近にあけられている貫通した釘穴に釘を差し込み一方の手で面木を支えながら他方の手で金づちを持ち釘を打ち付け型枠に取り付け、生コンを型枠の間に取り付けられたスライド式合体面木の上面に流し込み、その上面にコテを乗せ、滑らせることにより天端を均し、数日の間生コンの固化を待ち、できあがったコンクリート構造物と型枠との間にバールを差し込み、前後に動かして型枠を外し、型枠上に残った合体式面木の一端を手で持ち打ち込み方向と逆の方向に持ち上げることによりスライド式合体面木を型枠より外す。外した後に取り付け時に短く切られたものは、芯材の一方の端をプライヤの先で中に押し込むことによって芯材をスライドさせその両端に凹凸を作り凹部に凸部を差し込むことによって短材をつなぎ合わせ長材の状態にして保管する。
1 本体となるポリプロピレン製の中空目地棒
2 本体となるポリプロピレン製の中空面木
3 芯材
4 釘
5 型枠
6 定尺のスライド式合体目地棒
7 短く切断されたスライド式合体目地棒
8 短材の一方の端をプライヤで押すことでできた凸部
9 短材の一方の端をプライヤで押すことでできた凹部
10 プライヤ
11 定尺のスライド式合体面木
12 短く切断されたスライド式合体面木
13 中心付近にあけられた貫通した釘穴
14 天端墨
2 本体となるポリプロピレン製の中空面木
3 芯材
4 釘
5 型枠
6 定尺のスライド式合体目地棒
7 短く切断されたスライド式合体目地棒
8 短材の一方の端をプライヤで押すことでできた凸部
9 短材の一方の端をプライヤで押すことでできた凹部
10 プライヤ
11 定尺のスライド式合体面木
12 短く切断されたスライド式合体面木
13 中心付近にあけられた貫通した釘穴
14 天端墨
Claims (7)
- 型枠上の面木または目地棒を取り付ける位置に墨を打ち、その墨に沿って本体部分がポリプロピレン製の中空の面木または目地棒よりなり、その中空の部分に芯材を差し込み中空部分を芯材で埋め込んだ形状の合体式面木または目地棒に釘を打ち型枠に取り付ける工法。
- 型枠上の面木または目地棒を取り付ける位置に墨を打ち、その墨に沿って本体部分がポリプロピレン製の中空の面木または目地棒よりなり、その中空の部分に芯材を差し込み中空部分を芯材で埋め込んだ形状の合体式面木または目地棒の長手方向の中心部付近にあけられている貫通した釘穴に、釘を差し込むことにより立て、金づちで打ち込み面木または目地棒を型枠上に止めた後に面木または目地棒を墨に合わせながら順次に釘止めして型枠に取り付ける工法。
- 請求項1または2の工法で取り付けられた合体式面木または目地棒の一端を手で持ち、釘の打ち込み方向と逆の方向に持ち上げることによりその合体式面木または目地棒の弾力によって型枠より取り外す、あるいは負荷の大きい場合は持ち上げることによってできた型枠との間にバールを差し込み上下に動かして取り外し、取り外された面木または目地棒に打ち込まれている釘の釘先を下にして上から押しつけることにより釘を浮き上がらせ、その浮き上がった釘を手で抜く工法。
- ポリプロピレン製の中空の面木または目地棒の中空部分に芯材が差し込まれている合体式面木または目地棒。
- ポリプロピレン製の中空の面木または目地棒に芯材が差し込まれている合体式面木または目地棒。
- ポリプロピレン製の中空の面木または目地棒の中空部分に芯材が差し込まれておりその長手方向の中心付近に貫通した釘穴があけられている合体式面木または目地棒。
- 型枠への取り付け時に短く切断されたスライド式合体面木・目地棒の芯材の一方の端をプライヤー等の先の部分で押して芯材を本体部分の外に押し出すことにより合体式面木または目地棒の両端に凹凸を作り、その凹部に凸部を差し込むことにより一体化させ長材として再び使用する工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013132082A JP2014237994A (ja) | 2013-06-06 | 2013-06-06 | スライド式合体面木・目地棒の製法とその用法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013132082A JP2014237994A (ja) | 2013-06-06 | 2013-06-06 | スライド式合体面木・目地棒の製法とその用法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014237994A true JP2014237994A (ja) | 2014-12-18 |
Family
ID=52135341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013132082A Pending JP2014237994A (ja) | 2013-06-06 | 2013-06-06 | スライド式合体面木・目地棒の製法とその用法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014237994A (ja) |
-
2013
- 2013-06-06 JP JP2013132082A patent/JP2014237994A/ja active Pending
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