JP2014236503A - 光信号処理装置及び光信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確な位相雑音を算出できる光信号処理装置等を提供する。【解決手段】光受信器内の最適化部は、光信号内に含まれるシンボル情報を特定する信号点を分類する複数のシンボル領域の内、シンボル領域のシンボル中心座標からシンボル領域を複数の分割領域に分割する。更に、最適化部は、当該シンボル領域内の分割領域毎に、シンボル情報の信号点を集計する。更に、最適化部は、分割領域毎の信号点の集計数に基づき、光信号の位相雑音を算出する際の位相推定部の平均化長を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、光信号処理装置及び光信号処理方法に関する。
近年、40Gbpsや100Gbpsの光伝送システムでは、DP−QPSK(Dual Polarization−Quadrature Phase Shift Keying)変調方式を用いたデジタルコヒーレント信号処理技術が採用されている。デジタルコヒーレント信号処理技術では、例えば、雑音耐力及び周波数利用効率の向上は勿論のこと、長距離伝送の実現が図れる。
例えば、デジタルコヒーレント信号処理技術を採用した光受信器の位相推定回路は、光信号の受信信号からシンボル情報を抽出するのに搬送波位相を推定する際、逓倍法を用いて位相雑音を算出する。図12は、位相推定回路の一例を示すブロック図である。図12に示す位相推定回路100は、位相推定部101と、位相補償部102と、モニタ部103とを有する。位相推定部101は、搬送波位相θC及び信号位相θSを含む受信信号(θC+θS)から搬送波位相θCを推定する。更に、位相推定部101は、受信信号を逓倍することで位相雑音を算出する。そして、位相補償部102は、推定された搬送波位相θC及び算出された位相雑音に基づき、受信信号(θC+θS)から位相雑音を含む搬送波位相θCを除去して信号位相θSを取得する。モニタ部103は、位相補償部102で取得された信号位相θSに基づきシンボル情報を取得する。
尚、逓倍法は、N値PSK方式で変調された受信信号をN逓倍し、N逓倍した信号を1/N分周することで位相雑音を算出する方法である。図13は、QPSK方式で変調された受信信号の位相雑音を算出する際の4乗法の処理の一例を示す説明図である。図13では、QPSK方式で変調された受信信号の場合、直交軸のQ成分と同相軸のI成分とで直交するコンスタレーションの各象限の信号点を4逓倍し、4逓倍した信号を1/4分周することで位相雑音を算出する。
ここで、QPSK方式で変調された各受信信号は、e{j(ωt+θ)}で表現できる。θは、QPSKの各シンボルに対応する位相を意味し、具体的には、シンボルの位相は、π/4、−π/4、3π/4、−3π/4の4種類ある。各受信信号を4乗した場合、(数1)の通りである。
Figure 2014236503
そして、ej(4θ)のθに具体的な値を代入する。θ=π/4の場合、シンボルは、ejπ=cosπ+jsinπ=−1である。θ=−π/4の場合、シンボルは、e−jπ=cos(−π)+jsin(−π)=−1である。θ=3π/4の場合、シンボルは、e3jπ=ejπ=−1である。θ=−3π/4の場合、シンボルは、e−3jπ=e−jπ=−1である。
すなわち、シンボルに依存することなく、全て−1に集約される。更に、シンボル毎に異なる位相成分θが除去されると、雑音成分(ωt)だけが残る。そして、位相推定部101は、所定個数分の雑音成分を積算することで位相雑音を算出する。尚、位相推定回路100の推定精度は、受信信号の4乗である4乗信号を積算する個数に大きく依存する。従って、4乗法では、1象限内の位相推定範囲が±45度に限定され、45度以上変化した場合、当該象限から外れた位相スリップが生じるため、BER(Bit Error Rate)の劣化を招く。
そこで、位相スリップの頻度を減らすためには、より多くの4乗信号を積算して、高い精度で位相雑音を推定する必要がある。すなわち、より多くの4乗信号を積算する場合、位相推定部101の平均化長を長くする必要がある。しかしながら、平均化長を長くし過ぎると、4乗信号の信号分布が広がるため、当該象限から隣接する他の象限に分布し、推定精度の劣化を招く。従って、平均化長は、単純に長く設定すればよいものではなく、最適な長さに設定する必要がある。
図14は、QPSK方式のコンスタレーションの一例を示す説明図である。図14では、直交軸のQ成分と同相軸のI成分とで直交して原点座標(I,Q)を(0,0)とする。更に、第1の象限A1内のシンボル中心座標X1は、(+0.5,+0.5)、第2の象限A2のシンボル中心座標X2は、(−0.5,+0.5)である。また、第3の象限A3のシンボル中心座標X3は、(−0.5,−0.5)、第4の象限A4のシンボル中心座標X4は、(+0.5,−0.5)である。
そして、各シンボルの信号点は、第1の象限A1、第2の象限A2、第3の象限A3及び第4の象限A4の何れか一つに属し、各象限A1〜A4のシンボル中心座標X1〜X4周辺に分布する。従って、各信号点は、各象限A1〜A4のシンボル中心座標に接近する程、BERも小さく、理想的な状態である。しかしながら、実際の光伝送システムでは、受信信号の伝送距離も長く、例えば、光伝送路上の信号劣化も生じ、各信号点は、シンボル中心座標X1〜X4から広がるように分布する。従って、信号点の集合分布であるコンスタレーションの形状毎に、平均化長及びBERの特性も変化する。
図15は、コンスタレーションの形状毎の平均化長及びBERの特性の一例を示す説明図である。図15に示すコンスタレーション“A”では、各象限A1〜A4内のコンスタレーション形状が三角形であって、平均化長が短く、BERも大である。コンスタレーション“B”では、各象限A1〜A4内のコンスタレーション形状が円形であって、平均化長が最適、BERも小である。コンスタレーション“C”では、各象限A1〜A4内のコンスタレーション形状が隣接する他の象限の信号点と近接した変形形状であって、平均化長が長く、BERも大である。尚、コンスタレーション“C”の形状は、象限内の信号点と隣接する他の象限内の信号点と近接するため、象限A1〜A4全体から見ると、ドーナツ型である。
図15に示す平均化長に着目すると、平均化長を変えることで、各象限A1〜A4内のコンスタレーション形状が三角形、円形、隣接象限の信号点と近接した変形形状に変化することは勿論のこと、BERも変化する。
また、光受信器は、受信信号と局発信号との間の周波数偏差、すなわち周波数オフセット量に応じて信号位相が時間変化する場合がある。そこで、光受信器内の位相推定回路100の前段に周波数オフセット量を除去するオフセット補償回路を配置しているものの、多少の周波数オフセットが残留し、位相雑音の発生源となる。更に、光伝送システムでは、光伝送路上で複数の位相雑音の発生源が存在する。その結果、位相雑音の影響を受けると、各信号点は、原点座標(0,0)を中心に回転する。位相推定回路100は、各象限の信号点の状態を見ながら位相雑音を取り除く処理を行うが、位相雑音の積算における平均化長を変えることで、更新の時間間隔が変化する。
例えば、時間間隔が短くなると、平均化長も短く、原点座標を中心とした回転量も小さくなるため、コンスタレーション形状は三角形に近くなる。これに対して、例えば、時間間隔が長くなると、平均化長も長く、原点座標を中心とした回転量も大きくなるため、そのコンスタレーション形状は、隣接する他の象限の信号点分布に近接した変形形状となる。従って、時間間隔を最適化すべく、平均化長を最適化することが求められる。
そこで、平均化長を最適化する方法として、EVM(Error Vector Magnitude)を用いた方法が知られている。図16は、EVMを用いて、QPSK方式の平均化長を選定する方法の一例を示す説明図である。
EVMは、象限毎のシンボル中心座標から各信号点までの距離が最小となるように集計し、最適値を選択する方法である。図16の(A)に示すコンスタレーション形状は、三角形であるため、BERは大である。図16の(B)に示すコンスタレーション形状は、円形であるため、BERは小である。図16の(C)に示すコンスタレーション形状は、
隣接する象限の信号点に近接する変形形状であるため、BERは大である。
この際、図16の(C)のコンスタレーション形状のEVM値は、図16の(A)及び(B)のコンスタレーション形状のEVM値に比較して大きく、そのBERも、図16の(A)及び(B)のBERに比較して大きい。従って、EVM値が所定値を超えた場合に、BERも大であるため、平均化長を短くして、最適な平均化長を設定できる。
特開2011−166597号公報 特開2008−211801号公報 特開2012−49964号公報 特開2010−28795号公報
しかしながら、図16の(A)及び図16の(B)のコンスタレーション形状では、EVM値に差分が生じないため、コンスタレーション形状の三角形と円形とを区別できない。その結果、位相推定部101では、例えば、コンスタレーション形状が三角形でBERが大であるにも関わらず、円形と判断されてBERが小と判断され、正確な位相雑音を算出できない。
一つの側面では、正確な位相雑音を算出できる光信号処理装置及び光信号処理方法を提供することを目的とする。
一つの案では、光信号処理装置が、光信号内に含まれるシンボル情報を特定する信号点を分類する複数のシンボル領域の内、少なくとも一つのシンボル領域の中心座標から当該シンボル領域を複数の分割領域に分割し、当該シンボル領域内の分割領域毎に、前記シンボル情報の信号点を集計する集計部を有する。更に、光信号処理装置は、前記分割領域毎の前記信号点の集計数に基づき、前記光信号の位相雑音を算出する際の平均化長を制御する制御部を有する。
開示の態様では、平均化長を最適化することで正確な位相雑音を算出できる。
図1は、光伝送システムの一例を示すブロック図である。 図2は、位相推定回路の一例を示す説明図である。 図3は、実施例1のQPSK方式のコンスタレーションの一例を示す説明図である。 図4は、実施例1の第1の象限内の各分割領域の信号点数の一例を示す説明図である。 図5Aは、実施例1の平均化長設定処理に関わる最適化部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図5Bは、実施例1の平均化長設定処理に関わる最適化部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施例2のQPSKのコンスタレーションの一例を示す説明図である。 図7Aは、実施例2の平均化長設定処理に関わる最適化部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図7Bは、実施例2の平均化長設定処理に関わる最適化部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施例2のコンスタレーション形状の一例を示す説明図である。 図9は、実施例3の8PSK方式のコンスタレーションの一例を示す説明図である。 図10Aは、実施例3の平均化長設定処理に関わる最適化部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図10Bは、実施例3の平均化長設定処理に関わる最適化部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、光信号処理プログラムを実行する光伝送装置の一例を示す説明図である。 図12は、位相推定回路の一例を示すブロック図である。 図13は、QPSK方式で変調された受信信号の位相雑音を算出する際の4乗法の処理の一例を示す説明図である。 図14は、QPSK方式のコンスタレーションの一例を示す説明図である。 図15は、コンスタレーションの形状毎の平均化長及びBERの特性の一例を示す説明図である。 図16は、EVMを用いて、QPSK方式の平均化長を選定する方法の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する光信号処理装置及び光信号処理方法の実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、光伝送システムの一例を示すブロック図である。図1に示す光伝送システム1は、光送信器2と、光受信器3と、光送信器2と光受信器3との間を接続する光伝送路4とを有する。光送信器2は、クライアント信号処理回路11と、伝送信号処理回路12と、光源13と、変調器14A,14Bと、光カプラ15とを有する。クライアント信号処理回路11は、例えば、100GbEのクライアント信号にクライアント信号処理を施す回路である。伝送信号処理回路12は、クライアント信号処理回路11で処理されたクライアント信号に伝送信号処理を施して伝送信号を得る回路である。光源13は、例えば、搬送光を出力するレーザーダイオード等である。変調器14Aは、光源13からの搬送光を伝送信号の信号光で変調してX偏波の光信号を光カプラ15に出力する。また、変調器14Bは、光源13からの搬送光を伝送信号の信号光で変調してY偏波の光信号を光カプラ15に出力する。光カプラ15は、X偏波の光信号とY偏波の光信号とを合波して光伝送路4に出力する。
光受信器3は、局発光源21と、90度光ハイブリッド回路22と、ADC(Analog Digital Converter)23と、デジタル信号処理回路24と、クライアント信号処理回路25とを有する。局発光源21は、例えば、局発光を出力するレーザーダイオード等である。90度光ハイブリッド回路22は、局発光の位相を遅延させることなく、そのまま受信した光信号と混合して得られたX偏波及びY偏波のI成分の光信号を電気信号に夫々変換する。また、90度光ハイブリッド回路22は、局発光の位相を遅延させて受信した光信号と混合して得られたQ成分の光信号を電気信号に夫々変換する。各ADC23は、各電気信号をデジタル信号に変換する。デジタル信号処理回路24は、デジタル変換された電気信号に各種デジタル信号処理を施す回路である。更に、クライアント信号処理回路25は、各種デジタル信号処理が施された電気信号にクライアント信号処理を施してクライアント信号を出力する。
デジタル信号処理回路24は、歪等化回路31と、オフセット補償回路32と、位相推定回路33と、識別判定回路34とを有する。歪等化回路31は、光伝送路4上で生じる光信号の歪み成分を補償する回路である。オフセット補償回路32は、光信号と局発光との間の周波数オフセット分を補償する回路である。
位相推定回路33は、光信号から搬送光の位相成分θcを推定し、光信号から搬送光の位相成分θcを除去して信号光の位相成分θsを抽出する。そして、位相推定回路33は、抽出された信号光の位相成分θsに基づき、シンボルから信号点の位置を特定する。識別判定回路34は、信号点の位置の特定結果に基づき、例えば、シンボル点のビットエラーを識別して判定する。
図2は、位相推定回路33の一例を示す説明図である。図2に示す位相推定回路33は、位相推定部41と、位相補償部42と、モニタ部43と、最適化部44とを有する。位相推定部41は、受信信号である光信号から搬送光の位相成分θcを推定する。尚、受信信号は、オフセット補償回路32で周波数オフセット成分を補償した光信号である。位相補償部42は、位相推定部41で推定された搬送光の位相成分θcに基づき、受信信号の搬送光の位相成分θc上に重畳された信号光の位相成分θsを抽出する。モニタ部43は、位相補償部42で抽出された信号光の位相成分θsに基づき、シンボルの信号点を特定する。最適化部44は、モニタ部43で特定された信号点の信号分布に基づき、位相推定部41の平均化長を最適化すべく、位相推定部41を制御する。
図3は、実施例1のQPSK方式のコンスタレーションの一例を示す説明図である。図3では、同相軸のI成分と、直交軸のQ成分とを直交し、(I,Q)=(0,0)の原点座標を中心に、第1の象限A1と、第2の象限A2と、第3の象限A3と、第4の象限A4とを有する。更に、各象限は、原点座標(I,Q)=(0,0)を中心に反時計回りで、第1の象限A1から第2の象限A2、第3の象限A3及び第4の象限A4の順に配置される。
第1の象限A1のシンボル中心座標X1は、(I,Q)=(+0.5,+0.5)である。第1の象限A1は、シンボル中心座標X1を中心に第1のシンボル領域C1を含む。
第2の象限A2のシンボル中心座標X2は、(I,Q)=(−0.5,+0.5)である。第2の象限A2は、シンボル中心座標X2を中心に第2のシンボル領域C2を含む。第3の象限A3のシンボル中心座標X3は、(I,Q)=(−0.5,−0.5)である。第3の象限A3は、シンボル中心座標X3を中心に第3のシンボル領域C3を含む。第4の象限A4のシンボル中心座標X4は、(I,Q)=(+0.5,−0.5)である。第4の象限A4は、シンボル中心座標X4を中心に第4のシンボル領域C4を含む。
また、第1のシンボル領域C1を含む第1の象限A1は、シンボル中心座標X1を中心に、第1の分割領域B1、第2の分割領域B2、第3の分割領域B3及び第4の分割領域B4に分割する。尚、第1の分割領域B1は、原点座標(0,0)から一番離れた領域である。そして、シンボル中心座標X1を中心に、第1の分割領域B1から反時計回りで第2の分割領域B2、第3の分割領域B3及び第4の分割領域B4を配置する。また、第2のシンボル領域C2を含む第2の象限A2、第3のシンボル領域C3を含む第3の象限A3及び第4のシンボル領域C4を含む第4の象限A4は、第1の分割領域B1、第2の分割領域B2、第3の分割領域B3及び第4の分割領域B4が分割配置される。
最適化部44は、モニタ部43のモニタ結果に基づき、監視対象を第1のシンボル領域C1を含む第1の象限A1とし、第1のシンボル領域C1を含む第1の象限A1内に分類された信号点を監視する。尚、監視対象の象限は、第1の象限A1〜第4の象限A4から適宜指定可能である。実施例1では、説明の便宜上、監視対象の象限を第1の象限A1とする。この場合、第2の象限A2、第3の象限A3及び第4の象限A4は、分割領域B1〜B4に分割しなくても良い。更に、最適化部44は、監視対象の第1の象限A1内の第1の分割領域B1、第2の分割領域B2、第3の分割領域B3又は第4の分割領域B4単位で分類される信号点の数を集計する、例えば集計部である。
最適化部44は、n点目の信号点が第1の象限A1内に属する場合、第1の象限A1内の第1の分割領域B1、第2の分割領域B2、第3の分割領域B3及び第4の分割領域B4の何れか一つに分類する。尚、最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、かつ、Qn≧Qcの場合、n点目の信号点を第1の分割領域B1に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、かつ、Qn≧Qcの場合、n点目の信号点を第2の分割領域B2に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、かつ、Qn<Qcの場合、n点目の信号点を第3の分割領域B3に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、かつ、Qn<Qcの場合、n点目の信号点を第4の分割領域B4に分類して信号点数を+1インクリメントする。
最適化部44は、第1の分割領域B1の信号点数と第3の分割領域B3の信号点数とを加算して第1の信号点数αを算出する。更に、最適化部44は、第2の分割領域B2の信号点数と第4の分割領域B4の信号点数とを加算して第2の信号点数βを算出する。尚、調整量THは、例えば、監視対象の象限である第1の象限A1全体の信号点数の10%とする。
最適化部44は、α≧(β+TH)の条件が成立した場合、図4の(A)に示すように、第2の分割領域B2及び第4の分割領域B4の信号点数がほぼ均等で、第1の分割領域B1の信号点数が極端に少なく、第3の分割領域B3の信号点数が極端に多い場合のコンスタレーションの形状である。最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形と判定する、例えば、判定部である。そして、最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形と判定されると、現在の状態として、位相推定部41の平均化長が、例えば“3”と短く、BERが大と判定される。その結果、最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形と判定されると、位相推定部41の平均化長を、例えば、“5”と長くするように設定する。最適化部44は、例えば、制御部である。位相推定部41は、最適化部44の設定内容に基づき平均化長を長くする。
最適化部44は、β≧(α+TH)の条件が成立した場合、図4の(C)に示すように、第2の分割領域B2及び第4の分割領域B4の信号点数が第1の分割領域B1及び第3の分割領域B3の信号点数に比較して多い場合のコンスタレーションの形状である。最適化部44は、コンスタレーション形状が隣接する他の象限の信号点分布と近接する変形形状と判定する。そして、最適化部44は、コンスタレーション形状が変形形状と判定されると、現在の状態として、位相推定部41の平均化長が、例えば、“11”と長く、BERが大と判定される。その結果、最適化部44は、コンスタレーション形状が変形形状と判定されると、位相推定部41の平均化長を、例えば、“5”と短くするように設定する。位相推定部41は、最適化部44の設定内容に基づき平均化長を短くする。
最適化部44は、−TH<(α−β)<THの条件が成立した場合、図4の(B)に示すように、第1の分割領域B1、第2の分割領域B2、第3の分割領域B3及び第4の分割領域B4の信号点数がほぼ均等であるため、コンスタレーション形状が円形と判定する。そして、最適化部44は、コンスタレーション形状が円形と判定されると、現在の状態として、位相推定部41の平均化長が、例えば、“5”と最適で、かつ、BERが小と判定される。その結果、最適化部44は、コンスタレーション形状が円形と判定されると、位相推定部41の平均化長の現在の設定を維持する。位相推定部41は、最適化部44の設定内容に基づき、現在の平均化長を、例えば、“5”に維持する。
次に、実施例1の光伝送システム1内の光受信器3の動作について説明する。図5A及び図5Bは、実施例1の平均化長設定処理に関わる最適化部44の処理動作の一例を示すフローチャートである。平均化長設定処理は、第1の象限A1内の第1の分割領域B1、第2の分割領域B2、第3の分割領域B3及び第4の分割領域B4の信号点数を集計し、集計結果に基づき、コンスタレーション形状を判定する。更に、平均化長設定処理は、この判定結果に基づき位相推定部41の平均化長を設定する処理である。
図5Aにおいて最適化部44は、モニタ部43からn点目の信号点の座標(In,Qn)を取得する(ステップS11)。最適化部44は、n点目の信号点が第1の象限A1内に属するか否かを判定する(ステップS12)。尚、n点目の信号点が第1の象限A1内に属するか否かの判定処理は、第1の象限A1内の座標、In≧0、かつ、Qn≧0であるか否かで判定するものである。
最適化部44は、n点目の信号点が第1の象限A1内に属する場合(ステップS12肯定)、第1の象限A1内の第1の分割領域B1、第2の分割領域B2、第3の分割領域B3及び第4の分割領域B4の何れか一つに分類する(ステップS13)。尚、最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、かつ、Qn≧Qcの場合、n点目の信号点を第1の分割領域B1に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、かつ、Qn≧Qcの場合、n点目の信号点を第2の分割領域B2に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、かつ、Qn<Qcの場合、n点目の信号点を第3の分割領域B3に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、かつ、Qn<Qcの場合、n点目の信号点を第4の分割領域B4に分類して信号点数を+1インクリメントする。
最適化部44は、ステップS13で信号点が分類されると、分類点数kのカウンタを+1インクリメントする(ステップS14)。最適化部44は、分類点数kが分類点数閾値K以上であるか否かを判定する(ステップS15)。尚、分類点数閾値Kは、分類した信号点数のサンプル上限閾値であって、例えば、9000とする。
最適化部44は、分類点数kが分類点数閾値K以上でない場合(ステップS15否定)、ステップS11の取得点数nのカウンタを+1インクリメントし(ステップS16)、取得点数nが取得点数閾値N以上であるか否かを判定する(ステップS17)。尚、取得点数閾値Nは、取得した信号点数のサンプル上限閾値であって、例えば、40000とする。
最適化部44は、取得点数nが取得点数閾値N以上でない場合(ステップS17否定)、モニタ部43で次の信号点、すなわちn点目の信号点を取得すべく、ステップS11に移行する。最適化部44は、取得点数nが取得点数閾値N以上の場合(ステップS17肯定)、取得した信号点数のサンプル上限閾値を超えたと判断して、異常終了し(ステップS18)、図5Aに示す処理動作を終了する。
最適化部44は、n点目の信号点が第1の象限A1内に属しない場合(ステップS12否定)、取得点数nを+1インクリメントすべく、ステップS16に移行する。最適化部44は、分類点数kが分類点数閾値K以上の場合(ステップS15肯定)、図5Bに示すM1に移行する。
図5BのM1において最適化部44は、信号点の点数分布から信号点のコンスタレーション形状を推測する(ステップS19)。尚、最適化部44は、第1の分割領域B1の信号点数と第3の分割領域B3の信号点数とを加算した第1の信号点数α、第2の分割領域B2の信号点数と第4の分割領域B4の信号点数とを加算した第2の信号点数βとする。最適化部44は、α≧(β+TH)の条件が成立した場合、図4の(A)に示すように、第1の象限A1のコンスタレーション形状を三角形と判定する。最適化部44は、β≧(α+TH)の条件が成立した場合、図4の(C)に示すように、第1の象限A1のコンスタレーション形状を変形形状と判定する。また、最適化部44は、図4の(B)に示すように、−TH<(α−β)<THの場合、第1の象限A1のコンスタレーション形状を円形と判定する。
最適化部44は、ステップS19の第1の象限A1のコンスタレーション形状の推測結果に基づき、コンスタレーション形状が三角形の場合(ステップS20)、位相推定部41の平均化長を長くと判定する(ステップS21)。最適化部44は、平均化長の判定結果に基づき位相推定部41の平均化長を反映し(ステップS22)、繰り返し回数rのカウンタを+1インクリメントする(ステップS23)。最適化部44は、繰り返し回数rが繰り返し回数閾値R以上であるか否かを判定する(ステップS24)。尚、繰り返し回数閾値Rは、例えば、光受信器3の起動開始から繰り返し回数rの上限閾値であって、例えば、10である。光受信器3の起動開始に限定されるものではなく、所定タイミング周期毎に起動しても良い。
最適化部44は、繰り返し回数rが繰り返し回数閾値R以上の場合(ステップS24肯定)、図5Aに示す処理動作を終了する。更に、最適化部44は、繰り返し回数rが繰り返し回数閾値R以上でない場合(ステップS24否定)、図5Aに示すM2に移行する。
最適化部44は、ステップS20にてコンスタレーション形状が中心から広がりを持った変形形状の場合、平均化長を短くと判定し(ステップS25)、平均化長の判定結果に基づき、平均化長を反映すべく、ステップS22に移行する。また、最適化部44は、ステップS20にてコンスタレーション形状が円形の場合、平均化長の変更なしと判定し(ステップS26)、平均化長の変更なしの判定結果に基づき、平均化長を反映すべく、ステップS22に移行する。
図5Aにおいて最適化部44は、第1のシンボル領域C1を含む第1の象限A1内を第1〜第4の分割領域B1〜B4に分割し、各分割領域B1〜B4単位で信号点の分類点数を集計する。更に、最適化部44は、集計された各分割領域B1〜B4の信号点の分類点数に基づき、第1の象限A1内のコンスタレーション形状を推測する。その結果、最適化部44は、第1の象限A1内のコンスタレーション形状を正確に推測できる。
更に、最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形と推測された場合、位相推定部41の平均化長を長くし、平均化長を最適化する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
最適化部44は、コンスタレーション形状が変形形状と推測された場合、位相推定部41の平均化長を短くし、平均化長を最適化する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
最適化部44は、コンスタレーション形状が円形と推測された場合、位相推定部41の平均化長が最適な状態と判定し、そのまま、平均化長を維持する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
実施例1の最適化部44では、第1のシンボル領域C1を含む第1の象限A1内を第1〜第4の分割領域B1〜B4に分割し、各分割領域B1〜B4単位で信号点の分類点数を集計する。更に、最適化部44は、集計された各分割領域B1〜B4の信号点の分類点数に基づき、第1の象限A1内のコンスタレーション形状を推測する。その結果、最適化部44は、第1の象限A1内のコンスタレーション形状を正確に推測できる。
更に、最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形の場合、位相推定部41の平均化長を長くし、平均化長を最適化する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
最適化部44は、コンスタレーション形状が変形形状の場合、位相推定部41の平均化長を短くし、平均化長を最適化する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
最適化部44は、コンスタレーション形状が円形の場合、位相推定部41の平均化長が最適な状態と判定し、そのまま、平均化長を維持する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
尚、上記実施例1では、第1のシンボル領域C1を含む第1の象限A1を、シンボル中心座標X1を中心に4個の分割領域B1〜B4に分割したが、例えば、第1の象限A1を、シンボル中心座標X1を中心に3個の分割領域B11〜B13に分割しても良い。この場合の実施の形態につき、実施例2の光受信器3について説明する。尚、実施例1の光受信器3と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図6は、実施例2のQPSKのコンスタレーションの一例を示す説明図である。図6に示すコンスタレーションの第1のシンボル領域C1を含む第1の象限A1は、シンボル中心座標X1を中心に、第1の分割領域B11、第2の分割領域B12及び第3の分割領域B13に分割する。尚、第1の分割領域B11は、原点座標(0,0)から一番離れた領域である。そして、第1の象限A1は、シンボル中心座標X1を中心に、第1の分割領域B11から反時計回りで第2の分割領域B12及び第3の分割領域B13を配置する。また、第2のシンボル領域C2を含む第2の象限A2及び第3のシンボル領域C3を含む第3の象限A3は、第1の分割領域B11、第2の分割領域B12及び第3の分割領域B13が分割配置される。
最適化部44は、モニタ部43のモニタ結果に基づき、監視対象の第1のシンボル領域C1を含む第1の象限A1とし、第1のシンボル領域C1を含む第1の象限A1内に分類された信号点を監視する。尚、監視対象の象限は、第1の象限A1〜第3の象限A3から適宜指定可能である。実施例2では、説明の便宜上、監視対象の象限を第1の象限A1とする。この場合、第2の象限A2、第3の象限A3及び第4の象限A4は、分割領域B1〜B4に分割しなくても良い。更に、最適化部44は、監視対象の第1の象限A1内の第1の分割領域B11、第2の分割領域B12及び第3の分割領域B13単位で分類される信号点の数を集計する。
最適化部44は、n点目の信号点が第1の象限A1内に属する場合、第1の象限A1内の第1の分割領域B11、第2の分割領域B12及び第3の分割領域B13の何れか一つに分類する。尚、最適化部44は、シンボル中心座標X1と信号点の座標を結んだ直線の傾きを算出し、各分割領域の角度範囲に照らし合わせて決定する。例えば、最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、−6π/12≦θ<−π/12の場合、n点目の信号点を第3の分割領域B13に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、−π/12≦θ≦6π/12の場合、n点目の信号点を第1の分割領域B11に分類して信号点数を+1インクリメントする。
最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、−6π/12≦θ<−5π/12の場合、n点目の信号点を第1の分割領域B11に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、−5π/12≦θ<3π/12の場合、n点目の信号点を第2の分割領域B12に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、3π/12≦θ<6π/12の場合、n点目の信号点を第3の分割領域B13に分類して信号点数を+1インクリメントする。
最適化部44は、第1の分割領域B11の信号点数の2倍で第3の信号点数α1を算出する。更に、最適化部44は、第2の分割領域B12の信号点数と第3の分割領域B13の信号点数とを加算して第4の信号点数β1を算出する。尚、調整量THは、例えば、監視対象の象限である第1の象限A1全体の信号点数の10%とする。
最適化部44は、α1≧(β1+TH)の条件が成立した場合、図8に示すように、コンスタレーション形状が三角形と判定する。そして、最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形と判定されると、現在の状態として、位相推定部41の平均化長が短く、BERが大と判定される。その結果、最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形と判定されると、位相推定部41の平均化長を長くするように設定する。位相推定部41は、最適化部44の設定内容に基づき平均化長を長くする。
最適化部44は、β1≧(α1+TH)の条件が成立した場合、図8に示すように、コンスタレーション形状が隣接する他の象限の信号点分布と近接する変形形状と判定する。そして、最適化部44は、コンスタレーション形状が変形形状と判定されると、現在の状態として、位相推定部41の平均化長が長く、BERが大と判定される。その結果、最適化部44は、コンスタレーション形状が変形形状と判定されると、位相推定部41の平均化長を短くするように設定する。位相推定部41は、最適化部44の設定内容に基づき平均化長を短くする。
最適化部44は、−TH<(α1−β1)<THの条件が成立した場合、コンスタレーション形状が円形と判定する。そして、最適化部44は、コンスタレーション形状が円形と判定されると、現在の状態として、位相推定部41の平均化長が最適で、かつ、BERが小と判定される。その結果、最適化部44は、コンスタレーション形状が円形と判定されると、位相推定部41の平均化長の現在の設定を維持する。位相推定部41は、最適化部44の設定内容に基づき、現在の平均化長を維持する。
次に、実施例2の光伝送システム1内の光受信器3の動作について説明する。図7A及び図7Bは、実施例2の平均化長設定処理に関わる最適化部44の処理動作の一例を示すフローチャートである。平均化長設定処理は、第1の象限A1内の第1の分割領域B11、第2の分割領域B12及び第3の分割領域B13の信号点数を集計し、集計結果に基づき、コンスタレーション形状を判定し、この判定結果に基づき位相推定部41の平均化長を設定する処理である。
図7Aにおいて最適化部44は、n点目の信号点が第1の象限A1内に属する場合(ステップS12肯定)、第1の象限A1内の第1の分割領域B11、第2の分割領域B12及び第3の分割領域B13の何れか一つに分類する(ステップS13A)。尚、最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、−6π/12≦θ<−π/12の場合、n点目の信号点を第3の分割領域B13に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、−π/12≦θ≦6π/12の場合、n点目の信号点を第1の分割領域B11に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、−6π/12≦θ<−5π/12の場合、n点目の信号点を第1の分割領域B11に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、−5π/12≦θ<3π/12の場合、n点目の信号点を第2の分割領域B12に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、3π/12≦θ≦6π/12の場合、n点目の信号点を第3の分割領域B13に分類して信号点数を+1インクリメントする。
そして、最適化部44は、ステップS13Aにてn点目の信号点が第1の象限A1内の第1の分割領域B11、第2の分割領域B12及び第3の分割領域B13に分類した後、ステップS14〜ステップS18の処理動作を実行する。
更に、図7BのM3において最適化部44は、ステップS15にて分類点数が分類点数閾値以上の場合(ステップS15肯定)、信号点の点数分布から信号点のコンスタレーション形状を推測する(ステップS19A)。尚、最適化部44は、第1の分割領域B11の信号点数の2倍の第3の信号点数α1、第2の分割領域B12の信号点数と第3の分割領域B13の信号点数とを加算した第2の信号点数β1とする。最適化部44は、α1≧(β1+TH)の条件が成立した場合、第1の象限A1のコンスタレーション形状を三角形と判定する。最適化部44は、β1≧(α1+TH)の条件が成立した場合、第1の象限A1のコンスタレーション形状を変形形状と判定する。また、最適化部44は、−TH<(α1−β1)<THの場合、第1の象限A1のコンスタレーション形状を円形と判定する。
そして、最適化部44は、ステップS19Aの第1の象限A1のコンスタレーション形状の推測結果に基づき、ステップS20〜ステップS26の処理動作を実行する。尚、最適化部44は、繰り返し回数rが繰り返し回数閾値R以上の場合(ステップS24肯定)、図7Aに示すM4に移行する。
最適化部44は、第1のシンボル領域C1を含む第1の象限A1内を第1〜第3の分割領域B11〜B13に分割し、各分割領域B11〜B13単位で信号点の分類点数を集計する。更に、最適化部44は、集計された各分割領域B11〜B13の信号点の分類点数に基づき、第1の象限A1内のコンスタレーション形状を推測する。その結果、最適化部44は、第1の象限A1内のコンスタレーション形状を正確に推測できる。
更に、最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形と推測された場合、位相推定部41の平均化長を長くし、平均化長を最適化する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
最適化部44は、コンスタレーション形状が変形形状と推測された場合、位相推定部41の平均化長を短くし、平均化長を最適化する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
最適化部44は、コンスタレーション形状が円形と推測された場合、位相推定部41の平均化長が最適な状態と判定し、そのまま、平均化長を維持する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
実施例2の最適化部44では、第1のシンボル領域C1を含む第1の象限A1内を第1〜第3の分割領域B11〜B13に分割し、各分割領域B11〜B13単位で信号点の分類点数を集計する。更に、最適化部44は、集計された各分割領域B11〜B13の信号点の分類点数に基づき、第1の象限A1内のコンスタレーション形状を推測する。その結果、最適化部44は、第1の象限A1内のコンスタレーション形状を正確に推測できる。
更に、最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形の場合、位相推定部41の平均化長を長くし、平均化長を最適化する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
最適化部44は、コンスタレーション形状が変形形状の場合、位相推定部41の平均化長を短くし、平均化長を最適化する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
最適化部44は、コンスタレーション形状が円形の場合、位相推定部41の平均化長が最適な状態と判定し、そのまま、平均化長を維持する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
尚、上記実施例1及び2では、QPSKの信号方式の光受信器3を例示したが、8PSKの信号方式を採用しても良く、この場合の実施の形態につき、実施例3として以下に説明する。図9は、実施例3の8PSK方式のコンスタレーションの一例を示す説明図である。尚、上記実施例1の光受信器3と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
実施例1の光受信器3が実施例3の光受信器3と異なるところは、8PSK方式の受信信号を受信する点にある。図9に示すコンスタレーションの各象限A1〜A4の各シンボル中心座標X11〜X18の中心に、第1の分割領域B21〜第8の分割領域B28に分割する。尚、第1の分割領域B21は、原点座標(0,0)から一番離れた領域である。そして、第1のシンボル領域C11は、シンボル中心座標X11を中心に、第1の分割領域B21から反時計回りで第2の分割領域B22、第3の分割領域B23、第4の分割領域B24、第5の分割領域B25、第6の分割領域B26、第7の分割領域B27及び第8の分割領域B28を配置する。また、第2のシンボル領域C12〜第8のシンボル領域C18夫々は、第1の分割領域B21〜第8の分割領域B28を配置する。
最適化部44は、モニタ部43のモニタ結果に基づき、監視対象の第1のシンボル領域C11とし、第1のシンボル領域C11に分類された信号点を監視する。尚、監視対象のシンボル領域は、第1のシンボル領域C11〜第8のシンボル領域C18から適宜指定可能である。実施例3では、説明の便宜上、監視対象のシンボル領域を第1のシンボル領域C11とする。この場合、第2のシンボル領域C21〜第8のシンボル領域C28は、分割領域B21〜B28に分割しなくても良い。更に、最適化部44は、監視対象の第1のシンボル領域C11の第1の分割領域B21〜第8の分割領域B28単位で分類される信号点の数を集計する。
最適化部44は、n点目の信号点が第1のシンボル領域C11に属する場合、第1のシンボル領域C11内の第1の分割領域B21〜第8の分割領域B28の何れか一つに分類する。
例えば、最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、−4π/8≦θ<−3π/8の場合、n点目の信号点を第6の分割領域B26に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、−3π/8≦θ≦−π/8の場合、n点目の信号点を第7の分割領域B27に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、−π/8≦θ<3π/8の場合、n点目の信号点を第1の分割領域B21に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、3π/8≦θ≦4π/8の場合、n点目の信号点を第2の分割領域B22に分類して信号点数を+1インクリメントする。
また、最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、−4π/8≦θ<−3π/8の場合、n点目の信号点を第2の分割領域B22に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、−3π/8≦θ<−π/8の場合、n点目の信号点を第3の分割領域B23に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、−π/8≦θ<π/8の場合、n点目の信号点を第4の分割領域B24に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、π/8≦θ<3π/8の場合、n点目の信号点を第5の分割領域B25に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、3π/8≦θ≦4π/8の場合、n点目の信号点を第6の分割領域B26に分類して信号点数を+1インクリメントする。
最適化部44は、第1の分割領域B21の信号点数と第5の分割領域B25の信号点数とを加算して第5の信号点数α2を算出する。更に、最適化部44は、第3の分割領域B23の信号点数と第7の分割領域B27の信号点数とを加算して第6の信号点数β2を算出する。尚、調整量THは、例えば、監視対象の第1のシンボル領域C11全体の信号点数の10%とする。
最適化部44は、α2≧(β2+TH)の条件が成立した場合、コンスタレーション形状が三角形と判定する。そして、最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形と判定されると、現在の状態として、位相推定部41の平均化長が短く、BERが大と判定される。その結果、最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形と判定されると、位相推定部41の平均化長を長くするように設定する。位相推定部41は、最適化部44の設定内容に基づき平均化長を長くする。
最適化部44は、β2≧(α2+TH)の条件が成立した場合、コンスタレーション形状が隣接する他のシンボル領域の信号点分布と近接する変形形状と判定する。そして、最適化部44は、コンスタレーション形状が変形形状と判定されると、現在の状態として、位相推定部41の平均化長が長く、BERが大と判定される。その結果、最適化部44は、コンスタレーション形状が変形形状と判定されると、位相推定部41の平均化長を短くするように設定する。位相推定部41は、最適化部44の設定内容に基づき平均化長を短くする。
最適化部44は、−TH<(α2−β2)<THの条件が成立した場合、コンスタレーション形状が円形と判定する。そして、最適化部44は、コンスタレーション形状が円形と判定されると、現在の状態として、位相推定部41の平均化長が最適で、かつ、BERが小と判定される。その結果、最適化部44は、コンスタレーション形状が円形と判定されると、位相推定部41の平均化長の現在の設定を維持する。位相推定部41は、最適化部44の設定内容に基づき、現在の平均化長を維持する。
次に、実施例3の光伝送システム1内の光受信器3の動作について説明する。図10A及び図10Bは、実施例2の平均化長設定処理に関わる最適化部44の処理動作の一例を示すフローチャートである。平均化長設定処理は、第1のシンボル領域C11内の第1の分割領域B21〜第8の分割領域B28の信号点数を集計し、集計結果に基づき、コンスタレーション形状を判定し、この判定結果に基づき位相推定部41の平均化長を設定する処理である。
図10Aにおいて最適化部44は、ステップS11で取得されたn点目の信号点が第1のシンボル領域C11内に属するか否かを判定する(ステップS12B)。最適化部44は、n点目の信号点が第1のシンボル領域C11内に属する場合(ステップS12B肯定)、第1のシンボル領域C11内の第1の分割領域B21〜第8の分割領域B28の何れか一つに分類する(ステップS13B)。尚、最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、−4π/8≦θ<−3π/8の場合、n点目の信号点を第6の分割領域B26に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、−3π/8≦θ≦−π/8の場合、n点目の信号点を第7の分割領域B27に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、−π/8≦θ<π/8の場合、n点目の信号点を第8の分割領域B21に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、π/8≦θ<3π/8の場合、n点目の信号点を第1の分割領域B21に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn≧Ic、θ=arctan{(Qn−Qc)/(In−Ic)}、3π/8≦θ≦4π/8の場合、n点目の信号点を第2の分割領域B22に分類して信号点数を+1インクリメントする。
また、最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、−4π/8≦θ<−3π/8の場合、n点目の信号点を第2の分割領域B22に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、−3π/8≦θ≦−π/8の場合、n点目の信号点を第3の分割領域B23に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、−π/8≦θ<π/8の場合、n点目の信号点を第4の分割領域B24に分類して信号点数を+1インクリメントする。また、最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、π/8≦θ<3π/8の場合、n点目の信号点を第5の分割領域B25に分類して信号点数を+1インクリメントする。最適化部44は、n点目の信号点がIn<Ic、θ=arctan{(Qc−Qn)/(Ic−In)}、3π/8≦θ≦4π/8の場合、n点目の信号点を第6の分割領域B26に分類して信号点数を+1インクリメントする。
そして、最適化部44は、ステップS13Bにてn点目の信号点が第1のシンボル領域C11内の第1の分割領域B21〜第8の分割領域B28に分類した後、ステップS14〜ステップS18の処理動作を実行する。尚、最適化部44は、n点目の信号点が第1のシンボル領域C11内に属さない場合(ステップS12B否定)、図中のステップS16に移行する。
更に、図10BのM5において最適化部44は、図10AのステップS15にて分類点数が分類点数閾値以上の場合(ステップS15肯定)、信号点の点数分布から信号点のコンスタレーション形状を推測する(ステップS19B)。尚、最適化部44は、第1の分割領域B21の信号点数と第5の分割領域B25の信号点数とを加算した第5の信号点数α2、第3の分割領域B22の信号点数と第7の分割領域B27の信号点数とを加算した第2の信号点数β2とする。最適化部44は、α2≧(β2+TH)の条件が成立した場合、第1のシンボル領域C11のコンスタレーション形状を三角形と判定する。最適化部44は、β2≧(α2+TH)の条件が成立した場合、第1のシンボル領域C11のコンスタレーション形状を変形形状と判定する。また、最適化部44は、−TH<(α2−β2)<THの場合、第1のシンボル領域C11のコンスタレーション形状を円形と判定する。
そして、最適化部44は、ステップS19Bの第1のシンボル領域C11のコンスタレーション形状の推測結果に基づき、ステップS20〜ステップS26の処理動作を実行する。尚、最適化部44は、繰り返し回数rが繰り返し回数閾値R以上の場合(ステップS24肯定)、図10Aに示すM6に移行する。
図10Bにおいて最適化部44は、第1のシンボル領域C11内を第1〜第8の分割領域B21〜B28に分割し、各分割領域B21〜B28単位で信号点の分類点数を集計する。更に、最適化部44は、各分割領域B21〜B28の信号点の分類点数に基づき、第1のシンボル領域C11内のコンスタレーション形状を推測する。その結果、最適化部44は、第1のシンボル領域C11内のコンスタレーション形状を正確に推測できる。
更に、最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形と推測された場合、位相推定部41の平均化長を長くし、平均化長を最適化する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
最適化部44は、コンスタレーション形状が変形形状と推測された場合、位相推定部41の平均化長を短くし、平均化長を最適化する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
最適化部44は、コンスタレーション形状が円形と推測された場合、位相推定部41の平均化長が最適な状態と判定し、そのまま、平均化長を維持する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
実施例3の最適化部44では、第1のシンボル領域C11内を第1〜第8の分割領域B21〜B28に分割し、各分割領域B21〜B28単位で信号点の分類点数を集計する。更に、最適化部44は、集計された各分割領域B21〜B28の信号点の分類点数に基づき、第1のシンボル領域C11内のコンスタレーション形状を推測する。その結果、最適化部44は、第1のシンボル領域C11内のコンスタレーション形状を正確に推測できる。
更に、最適化部44は、コンスタレーション形状が三角形の場合、位相推定部41の平均化長を長くし、平均化長を最適化する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
最適化部44は、コンスタレーション形状が変形形状の場合、位相推定部41の平均化長を短くし、平均化長を最適化する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
最適化部44は、コンスタレーション形状が円形の場合、位相推定部41の平均化長が最適な状態と判定し、そのまま、平均化長を維持する。その結果、位相推定部41は、平均化長を最適化することでBERを小さくして位相雑音を高精度に算出できる。
尚、上記実施例1〜3では、シンボル領域を複数の分割領域に分割し、少なくとも一つのシンボル領域内の分割領域毎の信号点を集計し、分割領域毎の信号点の集計分布に基づきコンスタレーション形状を推測した。しかしながら、単一のシンボル領域を分割する複数の分割領域は、3個以上であることが望ましい。更に、上記実施例では、シンボル領域内の分割領域の数を増やせば増やす程、各信号点を分割領域へ分類する処理や、各分割領域の信号点分布から形状を推測する処理が複雑化する。従って、実用的な分割領域の数を考えると、8個位に留めるのが望ましい。
また、上記実施例1〜3では、単一のシンボル領域ではなく、複数のシンボル領域内の分割領域毎の信号点を集計し、分類領域毎の信号点の集計分布に基づきコンスタレーション形状を推測しても良い。例えば、8PSK方式でシンボル領域が8個ある場合、8個のシンボル領域内の分割領域毎の信号点を集計し、8個分のシンボル領域の分類領域毎の信号点の集計分布に基づきコンスタレーション形状を推測しても良い。また、8個のシンボル領域の内、複数のシンボル領域の分割領域毎の信号点の集計分布に基づきコンスタレーション形状を推測しても良い。
上記実施例では、QPSK及び8PSK方式対応の光受信器3を例示したが、これらに限定されるものではなく、N値PSK方式であれば良く、N個のシンボル領域の内、少なくとも1個のシンボル領域のシンボル中心座標を中心に複数の分割領域に分割する。そして、シンボル領域内の複数の分割領域毎の信号点を集計し、シンボル領域内の信号点分布に基づきコンスタレーション形状を推測できる。
また、上記実施例では、シンボル領域内の分割領域毎の信号点の信号点分布に対応したコンスタレーション形状を推測したが、形状を推測しなくても、信号点の信号点分布に基づき平均化長を最適化するようにしても良い。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
ところで、本実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムを光伝送装置で実行することで実現できる。そこで、以下では、上記実施例と同様の機能を有するプログラムを実行する光伝送装置の一例を説明する。図11は、光信号処理プログラムを実行する光伝送装置200を示す説明図である。
図11において光信号処理プログラムを実行する光伝送装置200では、通信インタフェース210、ROM220、RAM230、CPU240を有する。
そして、ROM220には、上記実施例と同様の機能を発揮する光信号処理プログラムが予め記憶されている。尚、ROM220ではなく、図示せぬドライブで読取可能な記録媒体に管理プログラムが記録されていても良い。また、記録媒体としては、例えば、CD−ROM、DVDディスク、USBメモリ、SDカード等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等でも良い。光信号処理プログラムとしては、集計プログラム220A及び制御プログラム220Bである。尚、プログラム220A及び220Bについては、適宜統合又は分散しても良い。
そして、CPU240は、これらのプログラム220A及び220BをROM220から読み出し、これら読み出された各プログラムを実行する。そして、CPU240は、各プログラム220A及び220Bを、集計プロセス240A及び制御プロセス240Bとして機能する。
CPU240は、通信インタフェース210から受信した受信信号のシンボル情報を特定する信号点を分類する複数のシンボル領域の内、少なくとも一つのシンボル領域の中心座標から当該シンボル領域を複数の分割領域に分割する。更に、CPU240は、当該シンボル領域内の分割領域毎に、シンボル情報の信号点を集計する。更に、CPU240は、分割領域毎の信号点の集計数に基づき、光信号の位相雑音を算出する際の平均化長を制御する。その結果、平均化長を最適化することで、正確な位相雑音を算出できる。
以上、本実施例を含む実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)光信号内に含まれるシンボル情報を特定する信号点を分類する複数のシンボル領域の内、少なくとも一つのシンボル領域の中心座標から当該シンボル領域を複数の分割領域に分割し、当該シンボル領域内の分割領域毎に、前記シンボル情報の信号点を集計する集計部と、
前記分割領域毎の前記信号点の集計数に基づき、前記光信号の位相雑音を算出する際の平均化長を制御する制御部と
を有することを特徴とする光信号処理装置。
(付記2)前記制御部は、
前記分割領域毎の前記信号点の集計数に基づき、前記シンボル領域内の信号点分布の形状を判定する判定部を有し、
前記判定部で判定された前記信号点分布の形状に基づき、前記平均化長を制御することを特徴とする付記1に記載の光信号処理装置。
(付記3)前記制御部は、
前記信号点分布の形状が前記中心座標を中心に円形状となるように、前記平均化長を制御することを特徴とする付記1に記載の光信号処理装置。
(付記4)前記集計部は、
前記シンボル領域毎に、当該シンボル領域内の分割領域毎の信号点を集計し、
前記制御部は、
前記シンボル領域毎の分割領域毎の集計数に基づき、当該シンボル領域内の信号点分布の形状を判定する判定部を有し、
前記シンボル領域毎の信号点分布の形状に基づき、前記平均化長を制御する
ことを特徴とする付記1に記載の光信号処理装置。
(付記5)光信号内に含まれるシンボル情報を特定する光信号処理装置の光信号処理方法であって、
前記光信号処理装置は、
前記シンボル情報を特定する信号点を分類する複数のシンボル領域の内、少なくとも一つのシンボル領域の中心座標から当該シンボル領域を複数の分割領域に分割し、
当該シンボル領域内の分割領域毎に、前記シンボル情報の信号点を集計し、
前記分割領域毎の前記信号点の集計数に基づき、前記光信号の位相雑音を算出する際の平均化長を制御する
各処理を実行することを特徴とする光信号処理方法。
(付記6)光信号内に含まれるシンボル情報を特定する光信号処理装置のプロセッサに、
前記シンボル情報を特定する信号点を分類する複数のシンボル領域の内、少なくとも一つのシンボル領域の中心座標から当該シンボル領域を複数の分割領域に分割し、当該シンボル領域内の分割領域毎に、前記シンボル情報の信号点を集計させ、
前記分割領域毎の前記信号点の集計数に基づき、前記光信号の位相雑音を算出する際の平均化長を制御する
各処理を実行させることを特徴とする光信号処理プログラム。
3 光受信器
33 位相推定回路
41 位相推定部
42 位相補償部
43 モニタ部
44 最適化部

Claims (5)

  1. 光信号内に含まれるシンボル情報を特定する信号点を分類する複数のシンボル領域の内、少なくとも一つのシンボル領域の中心座標から当該シンボル領域を複数の分割領域に分割し、当該シンボル領域内の分割領域毎に、前記シンボル情報の信号点を集計する集計部と、
    前記分割領域毎の前記信号点の集計数に基づき、前記光信号の位相雑音を算出する際の平均化長を制御する制御部と
    を有することを特徴とする光信号処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記分割領域毎の前記信号点の集計数に基づき、前記シンボル領域内の信号点分布の形状を判定する判定部を有し、
    前記判定部で判定された前記信号点分布の形状に基づき、前記平均化長を制御することを特徴とする請求項1に記載の光信号処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記信号点分布の形状が前記中心座標を中心に円形状となるように、前記平均化長を制御することを特徴とする請求項1に記載の光信号処理装置。
  4. 前記集計部は、
    前記シンボル領域毎に、当該シンボル領域内の分割領域毎の信号点を集計し、
    前記制御部は、
    前記シンボル領域毎の分割領域毎の集計数に基づき、当該シンボル領域内の信号点分布の形状を判定する判定部を有し、
    前記シンボル領域毎の信号点分布の形状に基づき、前記平均化長を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光信号処理装置。
  5. 光信号内に含まれるシンボル情報を特定する光信号処理装置の光信号処理方法であって、
    前記光信号処理装置は、
    前記シンボル情報を特定する信号点を分類する複数のシンボル領域の内、少なくとも一つのシンボル領域の中心座標から当該シンボル領域を複数の分割領域に分割し、
    当該シンボル領域内の分割領域毎に、前記シンボル情報の信号点を集計し、
    前記分割領域毎の前記信号点の集計数に基づき、前記光信号の位相雑音を算出する際の平均化長を制御する
    各処理を実行することを特徴とする光信号処理方法。
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