JP2014235094A - 表示機構、時計用ムーブメントおよび時計 - Google Patents

表示機構、時計用ムーブメントおよび時計 Download PDF

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Abstract

【課題】所定領域を指示部が往復移動して時間情報を表示するとともに、指示部の移動方向を容易に判別できる表示機構、時計用ムーブメントおよび時計を提供する。
【解決手段】表示機構5は、レトログラード表示領域21を指示部6が往復移動して時間情報を表示する表示部20と、指示部6が、レトログラード表示領域21の一端22から他端23へ、またはレトログラード表示領域21の他端23から一端22へ向かう際の、指示部6の移動方向を示す方向表示部30と、を備えている。動力伝達機構40は、指示部6がレトログラード表示領域21の一端22から他端23へ移動するときに第1マーク31を第1開口部15から露出させ、指示部6がレトログラード表示領域21の他端23から一端22へ移動するときに第2マーク32を第2開口部16から露出させるように、方向表示部30を動作させる。
【選択図】図4

Description

この発明は、表示機構、時計用ムーブメントおよび時計に関するものである。
従来から、曜日等を扇形状の目盛りで表示するとともに、この目盛りを指す指針(指示部)が扇形状の中心軸周りに一方側から他方側へ向かって運針後、瞬時に他方側から一方側へ戻る運針を繰り返す、いわゆるレトログラード表示機構を備えた機械式時計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような表示機構において曜日を表示させる場合を例に説明する。
扇形の表示領域の一端部(他方側)から順に終端部(一方側)までには、曜日である月、火、水・・・日が表示されており、運針は、時間経過とともに現在の曜日を指し示す(すなわち、月から日まで指し示す)。そして、月曜日を迎えると、運針は、表示領域に表示された日から月まで瞬間的に戻るようになっている。
このような特許文献1に記載の表示機構は、筒車によって駆動される曜中間車と、この曜中間車を介して回転するカムと、カムに当接された状態でばねにより付勢される回動可能なレバーと、このレバーに設けられた歯車部に連動し、かつ、曜針を取り付け可能な小曜車とを備えている。特許文献1に記載の発明によれば、レバーがカムの回転中心から離れる方向に回動するのにともない、レバーに対するばねの付勢力が蓄積され、この蓄積された付勢力がカムの周期終了時に解放されることによって、曜針を瞬間的に復帰(帰零)させることができるとされている。
特開2006−226990号公報
このような従来技術の表示機構では、扇形の表示領域の一端部から他端部へ運針が移動した後、瞬間的に一端部へ戻るようになっている。
したがって、運針が他端部へ移動した後に一端部へ戻る際に、時間経過に応じて運針を移動させることはできなかった。換言すれば、運針が、表示領域を往復移動(一端部から他端部へ移動し、更に一端部に戻る移動)しながら、時間経過に応じた所定の情報を表示することができなかった。また、連続的な指示部の移動により初期位置に復帰可能な表示機構を従来技術の表示機構に付加する場合、部品点数が増加し、かつ構造が複雑となるおそれがある。さらに、移動領域の一端と他端との間を指示部が連続的に往復移動する場合、指示部の移動方向を判別できないという問題もある。
そこで本発明は、所定領域を指示部が往復移動して時間情報を表示するとともに、指示部の移動方向を容易に判別できる表示機構、時計用ムーブメントおよび時計の提供を課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明の表示機構は、所定領域を指示部が往復移動して時間情報を表示する表示部と、前記指示部が、前記所定領域の一端から他端へ、または前記所定領域の他端から一端へ向かう際の、前記指示部の移動方向を示す方向表示部と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、簡単な構成で連続的に指示部を往復移動でき、時間情報の表示の多様化に対応できる。また、指示部の移動方向を示す方向表示部を備えているので、所定領域の一端と他端との間を指示部が往復移動している場合であっても、指示部の移動方向を容易に判別できる。
また、動力を前記方向表示部に伝達して、前記方向表示部を動作させる動力伝達機構を備え、前記方向表示部は、前記所定領域の一端から他端へ向かう方向を示す第1マークと、前記所定領域の他端から一端へ向かう方向を示す第2マークと、を備え、前記動力伝達機構は、前記指示部が前記所定領域の一端から他端へ移動するときに前記第1マークを表示し、前記指示部が前記所定領域の他端から一端へ移動するときに前記第2マークを表示するように、前記方向表示部を動作させることを特徴としている。
本発明によれば、動力伝達機構は、指示部が所定領域の一端から他端へ移動するときに第1マークを表示し、指示部が所定領域の他端から一端へ移動するときに第2マークを表示するように、方向表示部を動作させるので、指示部の移動方向を容易に判別できる。
また、前記表示部の前記所定領域は、前記方向表示部を覆う文字板に、第1軸を中心とする扇形状に形成され、前記指示部は、前記第1軸周りに回動可能に支持されて、前記所定領域の一端と他端との間を往復移動可能に形成され、前記文字板には、開口部が形成され、前記動力伝達機構は、前記指示部が前記所定領域の一端から他端へ移動するときに前記第1マークを前記開口部から露出させ、前記指示部が前記所定領域の他端から一端へ移動するときに前記第2マークを前記開口部から露出させるように、前記方向表示部を動作させることを特徴としている。
本発明によれば、表示部の所定領域は第1軸を中心とする扇形状に形成され、指示部は、第1軸周りに回動可能に支持されて、所定領域の一端と他端との間を往復移動可能に形成されているので、いわゆるレトログラード表示機構において、指示部を第1軸周りに連続的に移動させることができる。また、文字板には、開口部が形成され、動力伝達機構は、指示部が所定領域の一端から他端へ移動するときに第1マークを開口部から露出させ、指示部が所定領域の他端から一端へ移動するときに第2マークを開口部から露出させるように、方向表示部を動作させるので、指示部が第1軸周りに連続的に移動するときの移動方向を文字板の開口部から表示させることができる。したがって、文字板を見ることにより、指示部の移動方向を一目で容易に判別できる。
また、前記動力伝達機構は、24時間で1回転する24時間車と、前記24時間車に対して揺動可能に連結され、作動用回動部材および前記指示部を回動させる24時作動レバーと、一方端部が前記作動用回動部材に対して第2軸周りに回動可能に連結されるとともに、他方端部が前記方向表示部に対して連結され、前記作動用回動部材の往復回動にともなって揺動する表示部作動レバーと、前記表示部作動レバーの他方端部の移動を所定範囲内に規制する規制部と、を備え、前記表示部作動レバーの一方端部は、前記表示部作動レバーに対して前記第2軸周りに所定トルク以上の負荷が加わったときに、前記作動用回動部材に対して前記第2軸周りに回動するように構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、動力伝達機構は、24時間車と、作動用回動部材および指示部を回動させる24時作動レバーと、作動用回動部材の往復回動にともなって揺動する表示部作動レバーと、表示部作動レバーの他方端部の移動を所定範囲内に規制する規制部と、を備えているので、少ない部品点数および簡単な構成で動力伝達機構を形成できる。したがって、複雑な機構を設けることなく簡単な構成で方向表示部を動作させることができる。
また、表示部作動レバーの一方端部は、表示部作動レバーに対して第2軸周りに所定トルク以上の負荷が加わったときに、作動用回動部材に対して第2軸周りに回動するように構成されているので、表示部作動レバーの他方端部が規制部により移動を規制されているときには、表示部作動レバーに対して第2軸周りに所定トルク以上の負荷が加わることにより、表示部作動レバーの一方端部が回動するとともに、作動用回動部材の回動にともなって、表示部作動レバーの他方端部を規制部に沿って移動させることができる。また、表示部作動レバーの他方端部が規制部により移動を規制されていないときには、表示部作動レバーに対して第2軸周りに所定トルク以上の負荷が加わることがないので、表示部作動レバーの一方端部が回動することなく、作動用回動部材の回動にともなって、表示部作動レバーの他方端部を所定範囲内で移動させることができる。このように、表示部作動レバーの他方端部は、連結された方向表示部を支持した状態で規制部によって規制された所定範囲内を移動するので、方向表示部を移動させて指示部の移動方向を表示することができる。
したがって、簡単な構成で連続的に指示部を往復移動できるとともに、指示部の移動方向を容易に判別できる表示機構を提供できる。
さらに、表示部作動レバーに対して第2軸周りに所定トルク以上の負荷が加わったときに、作動用回動部材に対して第2軸周りに回動するように構成されていることから、過剰なトルクが表示部作動レバーに対して作用した場合であっても、表示部作動レバー等の各部品の損傷を防止できる。したがって、例えば本発明に係る表示機構を時計に採用した場合に、りゅうずを所定方向に回転させて時計の時刻の表示(時や分等の表示)を修正する際に、りゅうずを所定方向とは逆方向に回転させても、表示部作動レバー等の各部品の損傷を防止できる。
また、前記指示部は、24時針であり、前記所定領域を24時間で1往復することを特徴としている。
本発明によれば、0時から24時の時の情報を表示する表示機構に、好適に用いることができる。
また、前記指示部は、前記所定領域の一端から他端への移動時間と、前記所定領域の他端から一端への移動時間とが異なることを特徴としている。
本発明によれば、趣向に優れた表示機構を実現できる。
また、本発明の時計用ムーブメントは、上述の表示機構を備えたことを特徴とする。
また、本発明の時計は、上述の時計用ムーブメントを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で連続的に指示部を往復移動できるとともに、指示部の移動方向を容易に判別できる上述の表示機構を備えているので、小型かつ低コストで意匠性に優れた時計用ムーブメントおよび時計を提供できる。
本発明によれば、簡単な構成で連続的に指示部を往復移動でき、時間情報の表示の多様化に対応できる。また、指示部の移動方向を示す方向表示部を備えているので、所定領域の一端と他端との間を指示部が往復移動している場合であっても、指示部の移動方向を容易に判別できる。
実施形態に係る時計の外観図である。 実施形態に係る時計の外観図である。 図1に示す時計のA−A線に沿った断面図である。 指示部がレトログラード表示領域を一端から他端へ移動しているときの表示機構の説明図である。 指示部がレトログラード表示領域を他端から一端へ移動しているときの表示機構の説明図である。 指示部が0時を指しているときの表示機構の説明図である。 指示部が3時を指しているときの表示機構の説明図である。 指示部が9時を指しているときの表示機構の説明図である。 指示部が12時を指しているときの表示機構の説明図である。 指示部が18時を指しているときの表示機構の説明図である。 指示部が19時を指しているときの表示機構の説明図である。 指示部が21時を指しているときの表示機構の説明図である。 指示部が22時を指しているときの表示機構の説明図である。 指示部が24時を指しているときの表示機構の説明図である。
以下に、この発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
以下では、まず実施形態に係る機械式の腕時計(請求項の「時計」に相当。)およびこの腕時計に組み込まれたムーブメント(請求項の「時計用ムーブメント」に相当。)について説明したあと、表示機構の詳細について説明する。
(時計)
一般に、時計の駆動部分を含む機械体を「ムーブメント」と称する。このムーブメントに文字板および針を取り付けて、時計ケースの中に入れて完成品にした状態を時計の「コンプリート」と称する。時計の基板を構成する地板の両側のうち、時計ケースのガラスのある方の側、すなわち文字板のある方の側をムーブメントの「裏側」と称する。また、地板の両側のうち、時計ケースのケース裏蓋のある方の側、すなわち文字板と反対の側をムーブメントの「表側」と称する。
図1および図2は、実施形態に係る時計1の外観図である。
図3は、図1に示す時計のA−A線に沿った断面図である。
図1に示すように、本実施形態の時計1のコンプリートには、ケース本体3a、不図示の裏蓋、およびカバーガラス3bを備えた時計ケース3内に、ムーブメント10と、時刻に関する情報を示す目盛り2aを有する文字板2と、時を示す時針4a、分を示す分針4bおよび秒を示す秒針4cを含む針4と、が設けられている。
文字板2には、時針4a、分針4bおよび秒針4cの回転中心である時計1の中心軸Oよりも平面視で目盛り2aの6時側に、0時から24時の時の情報の表示について表示するレトログラード表示領域21(請求項の「所定領域」に相当。)が設けられている。なお、図1においては、レトログラード表示領域21を一点鎖線で図示している。
さらに、本実施形態の時計1のコンプリートには、レトログラード表示領域21を指示部6が連続的に往復移動して24時間の時の情報を表示する表示部20と、指示部6の移動方向を示す方向表示部30と、方向表示部30を動作させる動力伝達機構40(図3参照)と、を備えた表示機構5が設けられている。表示機構5については、後に詳述する。
なお、本発明において、「連続的な往復移動」の一例としては、例えば、運針(指示部6)が、表示領域(表示部20)を往復移動(表示領域の一端22から他端23へ移動し、更に一端22に戻る移動)しながら、時間経過に応じた所定の情報を表示することを含むものとする。
図3に示すように、ムーブメント10は、ムーブメント10の基板を構成する地板12を有している。この地板12の表側の面には、てんぷ、がんぎ車、アンクル等を含む図示しない脱進・調速機構と、四番車、三番車、二番車および香箱車を含む図示しない表輪列と、が少なくとも配置されている。
地板12の裏側には、分車17および筒車18を含む裏輪列と、動力伝達機構40と、が少なくとも配置されている。裏輪列および動力伝達機構40は、地板12と、地板12よりも裏側に設けられた第2地板14との間に配置されている。
第2地板14の裏側には、文字板2が配置されている。図1に示すように、文字板2には、一対の開口部15,16(第1開口部15および第2開口部16)が形成されている。第1開口部15および第2開口部16は、中心軸Oよりも平面視で目盛り2aの8時側に、それぞれ径方向に離間するように設けられている。
地板12の図示しない巻真案内穴には、巻真8が回転可能に組み込まれている。この巻真8は、例えば、日付の修正や、時刻表示(時および分の表示)を修正する際に用いられる時計部品である。巻真8の一端部には、時計ケース3の側方に位置するりゅうず7が取付けられている。
巻真8は、巻真案内穴によって回転可能に支持されているとともに、巻真8の延在方向に例えば2段階に引き出し操作可能とされている。この際、巻真8は、地板12の表側に配置された、おしどり、かんぬきやかんぬきばね等の図示しない切替装置により、延在方向の位置が決められている。
表示機構5は、主に表示部20と、方向表示部30と、動力伝達機構40(図3参照)と、を備えている。
表示部20は、レトログラード表示領域21を指示部6が連続的に往復移動して、時間情報を表示するものである。
表示部20のレトログラード表示領域21は、平面視で時計1の中心軸Oよりも目盛り2aの6時側に位置する第1軸Pを中心とし、目盛り2aの5時側と7時側との間に広がる扇形状に形成されている。レトログラード表示領域21の中心角度は、例えば約90°となっている。以下の説明においては、レトログラード表示領域21における目盛り2aの5時側に対応した端部を一端22とし、目盛り2aの7時側に対応した端部を他端23として説明する。
図3に示すように、指示部6は、軸部材61を介して、地板12と第2地板14とにより第1軸P周りに回動可能に支持されている。
図1に示すように、指示部6は、レトログラード表示領域21を一端22から他端23へ連続的に移動したあと、レトログラード表示領域21を他端23から一端22へ連続的に移動する動作を繰り返すことにより、レトログラード表示領域21の一端22と他端23との間を往復移動する。
本実施形態の指示部6は、0時から24時の時を示すいわゆる24時針であって、レトログラード表示領域21を24時間で1往復する(すなわち、往復運動しながら、時間経過に応じた情報を表示する)。なお、図1は、指示部6がレトログラード表示領域21を一端22から他端23へ移動している状態を図示しており、図2は、指示部6がレトログラード表示領域21を他端23から一端22へ移動している状態を図示している。
レトログラード表示領域21には、第1軸Pを中心とした時計回り方向の一端22から他端23に向かって、45°ピッチの等間隔に、0時、9時および18時の時を表す第1文字25が付されている。第1文字25は、指示部6がレトログラード表示領域21を一端22から他端23に向かって移動する際に、指示部6によって指示される文字である。
また、18時、9時および0時の時を表す各第1文字25に対応した位置であって、各第1文字25よりも外側には、第1軸Pを中心とした反時計回り方向の他端23から一端22に向かって、45°ピッチの等間隔に、18時、21時および24時の時を表す第2文字26が付されている。第2文字26は、指示部6がレトログラード表示領域21を他端23から一端22に向かって移動する際に、指示部6によって指示される文字である。
第1軸Pを中心とした周方向におけるレトログラード表示領域21よりも外側には、指示部6の移動方向を示す第1方向指示部27および第2方向指示部28が付されている。第1方向指示部27は、指示部6が一端22から他端23に向かって移動するときの移動方向を示すものであり、0時の時を表す第1文字25の側方において、例えば時計回り方向を指向する矢印として付されている。また、第2方向指示部28は、指示部6が他端23から一端22に向かって移動するときの移動方向を示すものであり、18時の時を表す第2文字26の側方において、例えば反時計回り方向を指向する矢印として付されている。
レトログラード表示領域21の径方向における第1文字25と第2文字26との間には、目盛り29がレトログラード表示領域21の周方向にわたって複数(本実施形態では7本)付されている。隣り合う目盛り29の間隔は、一端22と他端23との中間部に向かうに従い漸次広くなっている。
目盛り29は、指示部6が一端22から他端23に向かって移動するとき、1目盛りあたり3時間の時間経過を示す。また、目盛り29は、指示部6が他端23から一端22に向かって移動するとき、1目盛りあたり1時間の時間経過を示す。
ここで、指示部6は、レトログラード表示領域21の一端22から他端23への移動時間と、レトログラード表示領域21の他端23から一端22への移動時間とが異なっている。具体的には、指示部6は、レトログラード表示領域21の一端22から他端23へ向かって18時間で移動し、レトログラード表示領域21の他端23から一端22へ向かって6時間で移動するように構成されている。これにより、趣向に優れた表示機構5を実現できる。
図4は、指示部6がレトログラード表示領域21を一端22から他端23へ移動しているときの表示機構5の説明図であり、図5は、指示部6がレトログラード表示領域21を他端23から一端22へ移動しているときの表示機構5の説明図である。なお、図4および図5においては、文字板2を透過して図示しており、第1開口部15、第2開口部16および指示部6をそれぞれ二点鎖線で図示している。また、表示部20のレトログラード表示領域21を一点鎖線で図示している。
図4に示すように、方向表示部30は、指示部6がレトログラード表示領域21の一端22から他端23へ、またはレトログラード表示領域21の他端23から一端22へ向かう際の移動方向を示すものであり、例えば円盤状に形成されている。方向表示部30は、第1開口部15および第2開口部16に対応した領域を除き、文字板2によって覆われている。方向表示部30は、レトログラード表示領域21の一端22から他端23へ向かう方向を示す第1マーク31と、レトログラード表示領域21の他端23から一端22へ向かう方向を示す第2マーク32と、を備えている。
第1マーク31および第2マーク32は、方向表示部30の中心軸を挟んで径方向の両側であって、周方向においてそれぞれ文字板2の第1開口部15および第2開口部16に対応した位置に付されている。第1マーク31と第2マーク32との径方向における離間距離は、文字板2の第1開口部15と第2開口部16との径方向における離間距離よりも十分小さくなっている。
これにより、方向表示部30が移動して第1マーク31が第1開口部15から露出したとき、第2マーク32が文字板2により覆われて第2開口部16から露出できないようになっている。また、図5に示すように、方向表示部30が移動して第2マーク32が第2開口部16から露出したとき、第1マーク31が文字板2により覆われて第1開口部15から露出できないようになっている。
動力伝達機構40は、主に、24時間車41と、24時作動レバー43と、伝達回動部材46および表示伝え車47を備えた作動用回動部材45と、表示部作動レバー51と、規制部56と、により構成されている。
図3に示すように、24時間車41は、軸部材を介して、地板12により24時間車41の中心軸周りに回転自在に支持されている。24時間車41は、例えば中間車19を介して筒車18と噛合している。中間車19は、筒車18の駆動力を24時間車41に伝達するとともに、筒車18の回転速度を1/2倍に減速している。これにより、24時間車41は、筒車18の1/2倍の回転速度、すなわち24時間に1回転の回転速度で回転する。
24時間車41の中心よりも径方向の外側であって、外縁部の近傍には、円筒状のピン部材41aがムーブメント10の裏側に向かって突設されている。
24時作動レバー43は、長尺板状の部材である。24時作動レバー43の長手方向における一方端部43aは、指示部6と共通の軸部材61を介して、地板12と第2地板14とにより第1軸P周りに回動可能に支持されている。これにより、24時作動レバー43は、指示部6とともに第1軸P周りに回動する。
図4に示すように、24時作動レバー43の一方端部43aよりも他方側には、長手方向に沿って延びる長孔43bが形成されている。長孔43bには、24時間車41のピン部材41aが長孔43b内をスライド移動自在に挿通されている。24時作動レバー43は、24時間車41の回転にともなってピン部材41aが長孔43b内をスライド移動することにより、第1軸P周りに回動する。
24時作動レバー43の一方端部43a側には、作動用回動部材45が設けられている。本実施形態の作動用回動部材45は、伝達回動部材46と、表示伝え車47とにより構成されている。
伝達回動部材46は、24時作動レバー43の長手方向に沿う中心線を挟んで所定の中心角度で両側に広がる扇形状に形成されている。図3に示すように、伝達回動部材46は、指示部6および24時作動レバー43と共通の軸部材61を介して、地板12と第2地板14とにより第1軸P周りに回動可能に支持されている。これにより、伝達回動部材46は、24時作動レバー43および指示部6とともに回動する。
また、伝達回動部材46の弧状部分には、歯部45aが形成されている。伝達回動部材46の歯部45aは、表示伝え車47と噛合している。
表示伝え車47は、軸部材を介して、地板12と第2地板14とにより、表示伝え車47の中心軸周りに回転可能に支持されている。表示伝え車47は、伝達回動部材46の歯部45aと噛合しているので、伝達回動部材46の回動にともなって回動する。
表示伝え車47の中心よりも径方向の外側であって、外縁部の近傍には、円筒状のピン部材47aがムーブメント10の裏側に向かって突設されている。なお、以下の説明では、ピン部材47aの中心軸を第2軸Qと定義する。
図4に示すように、表示部作動レバー51は、長尺板状の部材である。表示部作動レバー51の長手方向における一方端部52には、表示伝え車47のピン部材47aが挿入される挿入孔53aと、表示部作動レバー51の長手方向に沿って延びるとともに挿入孔53aと連通するスリット53bと、が形成されている。
挿入孔53aは、例えば六角形状に形成されている。挿入孔53aの対向する両内面の幅は、表示伝え車47のピン部材47aの直径よりもわずかに狭くなっている。すなわち、挿入孔53aの外形は、ピン部材47aの外形よりも小さくなるように形成されている。これにより、挿入孔53aにピン部材47aを挿入したとき、挿入孔53aの内面と、ピン部材47aの外周面とは、線接触するように構成されている。
また、挿入孔53aにピン部材47aを挿入したとき、挿入孔53aおよびスリット53bが外側に広げられて、表示部作動レバー51の一方端部52が弾性変形する。このとき、ピン部材47aは、挿入孔53aの内面により所定の締め付け力で締め付けられた状態で、挿入孔53a内に配置される。これにより、表示部作動レバー51の一方端部52は、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りに所定トルク以上の負荷が加わったときに、表示伝え車47のピン部材47aに対して第2軸Q周りに回動するように構成される。以下、この所定トルクをスリップトルクという。
図3に示すように、表示部作動レバー51の長手方向における他方端部54には、円筒状のピン部材55が挿通されている。ピン部材55は、表示部作動レバー51からムーブメント10の表側および裏側に向かって突出している。
ピン部材55のうち、表示部作動レバー51よりもムーブメント10の表側の部分には、方向表示部30が、ピン部材55と同軸上に取り付けられている。これにより、表示部作動レバー51の他方端部54は、方向表示部30に対して相対移動不能に連結される。
また、ピン部材55のうち、表示部作動レバー51よりもムーブメント10の表側の部分は、規制ピン55aとなっている。規制ピン55aは、地板12に形成された凹部57内に配置されている。
上述のように形成された表示部作動レバー51は、表示伝え車47の往復回動にともなって揺動する。
規制部56は、例えば地板12に形成された凹部57の壁面56aにより形成される。凹部57内に配置された表示部作動レバー51の規制ピン55aは、凹部57の壁面56aに当接することで、その移動が規制される。また、規制部56により画成された領域(すなわち凹部57内)は、規制ピン55aの移動可能範囲58(請求項の「所定範囲」に相当。)となっている。表示部作動レバー51の他方端部54は、表示伝え車47の回動によって表示部作動レバー51が揺動するとき、移動可能範囲58内に移動が規制される。換言すれば、表示部作動レバー51の他方端部54は、方向表示部30を支持した状態で移動可能範囲58内を移動可能とされる。
ここで、表示部作動レバー51の一方端部52が、表示伝え車47のピン部材47aに対して第2軸Q周りに回動するときのスリップトルクをT1とする。また、表示伝え車47の回動時において、表示部作動レバー51の他方端部54の移動が規制部56により規制されているときの、第2軸Q周りに発生するトルクを規制時トルクT2とする。また、表示伝え車47の回動時において、表示部作動レバー51の他方端部54の移動が規制部56により規制されることなく、他方端部54が方向表示部30を支持した状態で移動可能範囲58内を移動しているときの、第2軸Q周りに発生するトルクを非規制時トルクT3とする。このとき、スリップトルクT1、規制時トルクT2および非規制時トルクT3は、
T3<T1≦T2・・・(1)
を満足するように設定される。
(1)式を満足することにより、表示部作動レバー51の他方端部54が規制部56により移動を規制されているときには、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の負荷が加わり、表示部作動レバー51の一方端部52が回動する。そして、表示部作動レバー51の他方端部54は、方向表示部30を支持した状態で、表示伝え車47の往復回動にともなって規制部56の壁面56aに沿って移動する。
また、表示部作動レバー51の他方端部54が規制部56により移動を規制されていないときには、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の負荷が加わることがないので、表示部作動レバー51の一方端部52が回動しない。そして、表示部作動レバー51の他方端部54は、方向表示部30を支持した状態で、表示伝え車47の往復回動にともなって、移動可能範囲58内を移動する。
さらに、スリップトルクT1を(1)式のように設定することで、以下のような効果を奏することもできる。例えば、りゅうず7(図1参照)を所定方向に回転させて時計1(図1参照)の時や分等の表示を修正する際に、りゅうず7を所定方向とは逆方向に回転させても、表示部作動レバー51等の各部品の損傷を防止できる。
(作用)
続いて、上述のように構成された表示機構5の作用について説明する。図6から図14は、それぞれ表示機構5の説明図であって、所定時刻を表示しているときの説明図である。なお、図6から図14においては、文字板2を透過して図示しており、第1開口部15、第2開口部16および指示部6をそれぞれ二点鎖線で図示している。また、表示部20のレトログラード表示領域21を一点鎖線で図示している。また、説明を分かりやすくするために、図4および図5に対して、指示部6、表示部20およびレトログラード表示領域21の位置を異ならせている。すなわち、指示部6と24時作動レバー43とを同一直線状に配置するとともに、指示部6の位置に対応して、表示部20およびレトログラード表示領域21を設けている。また、図6から図14では、24時間車41の回転中心を原点とするX−Y軸線を定義している。以下の説明では、図6から図14の各図中の右側を+X側とし、左側を−X側とし、上側を+Y側とし、下側を−Y側として、X−Yの直交座標系を用いて説明する。
図6に示すように、指示部6がレトログラード表示領域21の一端22に位置して0時を示す初期位置において、24時間車41のピン部材41aは、(−X,+Y)領域であって、Y軸に対して45°の位置に配置される。このとき、表示部作動レバー51の他方端部54は、最も−Y側に位置するとともに、規制ピン55aが規制部56の−X側の壁面56aに当接している。また、第1マーク31は、第1開口部15から露出した状態となっており、第2マーク32は、文字板2により覆われた状態となっている。
次いで、時間の経過にともなって、24時間車41が時計回り方向に回転する。このとき、24時間車41のピン部材41aは、24時間車41の中心軸周りに時計回り方向に回動するとともに、24時作動レバー43の長孔43b内をスライド移動する。これにより、24時作動レバー43、指示部6および伝達回動部材46は、第1軸P周りに時計回り方向に回動する。
このとき、図7に示すように、指示部6は、一端22から他端23に向かって第1軸P周りに連続的に回動し、時間の経過に対応した24時間の時の情報を指示する。なお、図7に示す例においては、動作開始から3時間が経過して24時間車41の回転角度θ1=45°となっており、指示部6が3時を指示した状態を図示している。
また、伝達回動部材46の回動にともなって、表示伝え車47が反時計回り方向に回動するとともに、表示伝え車47のピン部材47aが表示伝え車47の中心軸周りに反時計回り方向に回動する。さらに、表示伝え車47のピン部材47aを介して表示伝え車47に連結された表示部作動レバー51も、表示伝え車47の回動にともなって、表示伝え車47の中心軸周りに反時計回り方向に回動しようとする。
ところが、表示部作動レバー51の他方端部54は、規制部56により−X側への移動が規制されている。このため、表示部作動レバー51には、表示伝え車47の回動時のトルクに対応した規制時トルクT2が、第2軸Q周りに作用することとなる。ここで、上述のとおり、表示部作動レバー51の一方端部52のスリップトルクT1、規制時トルクT2および非規制時トルクT3は、
T3<T1≦T2・・・(1)
を満足するように設定されている。
したがって、表示伝え車47の回動により、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の負荷(すなわち規制時トルクT2)が加わる。これにより、表示部作動レバー51の一方端部52が回動するとともに、表示部作動レバー51の他方端部54が方向表示部30を支持した状態で、規制部56の壁面56aに沿って+Y側に移動する(図7参照)。
次いで、時間の経過にともなって、24時間車41がさらに時計回り方向に回転する。そして、図8に示すように、動作開始から9時間が経過して、24時間車41の回転角度θ1=135°となり、ピン部材41aがX軸上に位置したときに、24時作動レバー43および指示部6がX軸上に位置するとともに、指示部6が9時を指示する。また、このとき、表示伝え車47のピン部材47aおよび表示部作動レバー51の他方端部54は、最も+Y側に位置する。
次いで、図9に示すように、時間の経過にともなって、24時間車41がさらに時計回り方向に回転すると、伝達回動部材46および表示伝え車47の回動により、表示部作動レバー51が、表示伝え車47の中心軸周りに反時計回り方向に回動しようとする。
この場合においても、(1)式を満足しているので、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の規制時トルクT2が加わる。これにより、表示部作動レバー51の一方端部52が回動するとともに、表示部作動レバー51の他方端部54が方向表示部30を支持した状態で、規制部56の壁面56aに沿って−Y側に移動する。
次いで、図10に示すように、動作開始から18時間が経過して、24時間車41の回転角度θ1=270°となったときに、24時作動レバー43がレトログラード表示領域21における他端23の境界線上に位置するとともに、表示部作動レバー51の他方端部54が最も−Y側に位置する。このとき、指示部6は、レトログラード表示領域21の他端23に位置しており、18時を指示した状態となっている。
そして、図10に示す状態からさらに時間が経過し、24時間車41の回転角度θ1=270°以上になると、24時作動レバー43、指示部6および伝達回動部材46は、第1軸P周りに反時計回り方向に反転して回動する(図10におけるレトログラード表示領域21の破線矢印参照)。その後、指示部6は、他端23から一端22に向かって第1軸P周りに連続的に回動する。
ここで、伝達回動部材46の回動方向が反転することにより、伝達回動部材46と噛合する表示伝え車47は、反時計回り方向から時計回り方向に回動方向が反転する。また、表示伝え車47のピン部材47aは、表示伝え車47の中心軸周りに時計回り方向に回動する。さらに、表示伝え車47のピン部材47aを介して表示伝え車47に連結された表示部作動レバー51も、表示伝え車47の回動にともなって、表示伝え車47の中心軸周りに時計回り方向に回動しようとする。
このとき、表示部作動レバー51の他方端部54における規制ピン55aは、+X側が規制部56とは当接していない。したがって、表示部作動レバー51の他方端部54は、規制部56により−X側への移動が規制されることがない。
また、前述のとおり、表示部作動レバー51の一方端部52のスリップトルクT1、規制時トルクT2および非規制時トルクT3は、
T3<T1≦T2・・・(1)
を満足するように設定されており、非規制時トルクT3はスリップトルクT1未満となっている。したがって、表示部作動レバー51の他方端部54が方向表示部30を支持した状態で、移動可能範囲58内を+X側に移動する際、表示部作動レバー51に非規制時トルクT3が加わっても、表示部作動レバー51の一方端部52が回動することがない。これにより、表示部作動レバー51の他方端部54は、方向表示部30を支持した状態で、移動可能範囲58内を+X側に向かって移動する(図10における移動可能範囲58の破線矢印参照)。
表示部作動レバー51の他方端部54および方向表示部30の+X側への移動にともない、方向表示部30に付された第1マーク31および第2マーク32も+X側に移動する。これにより、第1マーク31は、第1開口部15から露出した状態から、次第に文字板2の裏側に隠れるように移動する。また、第2マーク32は、文字板2の裏側に隠れた状態から、次第に第2開口部16から露出するように移動する。
さらに時間が経過すると、表示部作動レバー51の他方端部54は、規制ピン55aが規制部56の+X側の壁面56aに当接して、+X側への移動が規制される。これにより、表示部作動レバー51の他方端部54および方向表示部30の+X側への移動が終了し、第1マーク31が文字板2の裏側に完全に隠れるとともに、第2マーク32が第2開口部16から完全に露出する。この時点で、第1マーク31と第2マーク32との表示の入れ替わりが完了し、第2マーク32によって指示部6の移動方向が表示される。
次いで、図11に示すように、時間の経過にともなって24時間車41がさらに時計回り方向に回転すると、表示伝え車47に連結された表示部作動レバー51も、表示伝え車47の回動にともなって、表示伝え車47の中心軸周りに時計回り方向に回動しようとする。ところが、表示部作動レバー51の他方端部54は、規制部56により+X側への移動が規制されている。このとき、スリップトルクT1、規制時トルクT2および非規制時トルクT3は、前述の(1)式を満足しているので、表示部作動レバー51の一方端部52が回動するとともに、表示部作動レバー51の他方端部54が方向表示部30を支持した状態で、規制部56の壁面56aに沿って+Y側に移動する。
そして、図12に示すように、動作開始から21時間が経過して、24時間車41の回転角度θ1=315°となり、ピン部材41aがX軸上に位置したときに、24時作動レバー43および指示部6がX軸上に位置するとともに、指示部6が21時を指示する。また、このとき、表示伝え車47のピン部材47aおよび表示部作動レバー51の他方端部54は、最も+Y側に位置する。
次いで、図13に示すように、24時間車41がさらに時計回り方向に回転すると、伝達回動部材46および表示伝え車47の回動により、表示部作動レバー51が、表示伝え車47の中心軸周りに時計回り方向に回動しようとする。
この場合においても、(1)式を満足しているので、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の規制時トルクT2が加わって、表示部作動レバー51の一方端部52が回動するとともに、表示部作動レバー51の他方端部54が方向表示部30を支持した状態で、規制部56の壁面56aに沿って−Y側に移動する。
次いで、図14に示すように、動作開始から24時間が経過して、24時間車41の回転角度θ1=360°となったときに、24時作動レバー43がレトログラード表示領域21における一端22の境界線上に位置するとともに、表示部作動レバー51の他方端部54が最も−Y側に位置する。このとき、指示部6は、レトログラード表示領域21の他端23に位置しており、24時を指示した状態となっている。
そして、さらに時間が経過し、24時間車41の回転角度θ1=360°以上になると、24時作動レバー43、指示部6および伝達回動部材46は、第1軸P周りに時計回り方向に反転して回動する(図14におけるレトログラード表示領域21の破線矢印参照)。その後、指示部6は、一端22から他端23に向かって第1軸P周りに再び連続的に回動する。
ここで、表示部作動レバー51は、表示伝え車47の回動にともなって、表示伝え車47の中心軸周りに反時計回り方向に回動しようとする。このとき、表示部作動レバー51の他方端部54における規制ピン55aは、−X側が規制部56とは当接していない。したがって、表示部作動レバー51の他方端部54は、規制部56により−X側への移動が規制されることがない。
また、スリップトルクT1、規制時トルクT2および非規制時トルクT3は、(1)を満足するように設定されているので、表示部作動レバー51に非規制時トルクT3が加わっても、表示部作動レバー51の一方端部52が回動することがない。これにより、表示部作動レバー51の他方端部54は、方向表示部30を支持した状態で、移動可能範囲58内を−X側に向かって移動する(図14における移動可能範囲58の破線矢印参照)。
表示部作動レバー51の他方端部54および方向表示部30の−X側への移動にともない、方向表示部30に付された第1マーク31および第2マーク32も−X側に移動する。そして、表示部作動レバー51の他方端部54は、規制ピン55aが規制部56の−X側の壁面56aに当接して、−X側への移動が規制される。これにより、表示部作動レバー51の他方端部54および方向表示部30の−X側への移動が終了するとともに、第2マーク32が文字板2の裏側に再び隠れ、第1マーク31が第1開口部15から再び露出する(図6参照)。この時点で、第1マーク31と第2マーク32との表示の入れ替わりが完了し、第1マーク31によって指示部6の移動方向が表示される。
以降、上述の動作を繰り返すことにより、レトログラード表示領域21における一端22と他端23との間を指示部6が連続的に往復移動するとともに、方向表示部30により指示部6の移動方向を表示することができる。
本実施形態によれば、簡単な構成で連続的に指示部6を往復移動でき、時間情報の表示の多様化に対応できる。また、指示部6の移動方向を示す方向表示部30を備えているので、レトログラード表示領域21の一端22と他端23との間を指示部6が往復移動している場合であっても、指示部6の移動方向を容易に判別できる。
また、動力伝達機構40は、指示部6がレトログラード表示領域21の一端22から他端23へ移動するときに第1マーク31を表示し、指示部6がレトログラード表示領域21の他端23から一端22へ移動するときに第2マーク32を表示するように、方向表示部30を動作させるので、指示部6の移動方向を容易に判別できる。
また、表示部20のレトログラード表示領域21は第1軸Pを中心とする扇形状に形成され、指示部6は、第1軸P周りに回動可能に支持されて、レトログラード表示領域21の一端22と他端23との間を往復移動可能に形成されているので、いわゆるレトログラード表示機構において、指示部6を第1軸P周りに連続的に移動させることができる。また、文字板2には、第1開口部15および第2開口部16が形成され、動力伝達機構40は、指示部6がレトログラード表示領域21の一端22から他端23へ移動するときに第1マーク31を第1開口部15から露出させ、指示部6がレトログラード表示領域21の他端23から一端22へ移動するときに第2マーク32を第2開口部16から露出させるように、方向表示部30を動作させるので、指示部6が第1軸P周りに連続的に移動するときの移動方向を、文字板2の第1開口部15および第2開口部16から表示させることができる。したがって、文字板2を見ることにより、指示部6の移動方向を一目で容易に判別できる。
また、動力伝達機構40は、24時間車41と、伝達回動部材46、表示伝え車47および指示部6を回動させる24時作動レバーと、表示伝え車47の往復回動にともなって揺動する表示部作動レバー51と、表示部作動レバー51の他方端部54の移動を移動可能範囲58内に規制する規制部56と、を備えているので、少ない部品点数および簡単な構成で動力伝達機構40を形成できる。したがって、複雑な機構を設けることなく簡単な構成で方向表示部30を動作させることができる。
また、表示部作動レバー51の一方端部52は、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の負荷が加わったときに、表示伝え車47のピン部材47aに対して第2軸Q周りに回動するように構成されているので、表示部作動レバー51の他方端部54が規制部56により移動を規制されているときには、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の規制時トルクT2が加わることにより、表示部作動レバー51の一方端部52が回動するとともに、表示伝え車47の回動にともなって、表示部作動レバー51の他方端部54および方向表示部30を規制部56の壁面56aに沿って移動させることができる。また、表示部作動レバー51の他方端部54が規制部56により移動を規制されていないときには、表示部作動レバー51に対してスリップトルクT1未満の非規制時トルクT3が加わり、第2軸Q周りにスリップトルクT1以上のトルクが加わることがないので、表示部作動レバー51の一方端部52が回動することなく、表示伝え車47の回動にともなって表示部作動レバー51の他方端部54を移動可能範囲58内で移動させることができる。これにより、表示部作動レバー51の他方端部54は、方向表示部30を支持した状態で規制部56によって画成された移動可能範囲58内を移動するので、方向表示部30を移動させて指示部6の移動方向を表示することができる。
したがって、簡単な構成で連続的に指示部6を往復移動できるとともに、指示部6の移動方向を容易に判別できる表示機構を提供できる。
さらに、表示部作動レバー51に対して第2軸Q周りにスリップトルクT1以上の負荷が加わったときに、表示伝え車47のピン部材47aに対して第2軸Q周りに回動するように構成されていることから、過剰なトルクが表示部作動レバー51に対して作用した場合であっても、表示部作動レバー51等の各部品の損傷を防止できる。したがって、りゅうず7を所定方向に回転させて時計1の時刻の表示(時や分等の表示)を修正する際に、りゅうず7を所定方向とは逆方向に回転させても、表示部作動レバー51等の各部品の損傷を防止できる。
また、指示部6は、24時針であり、レトログラード表示領域21を24時間で1往復するので、0時から24時の時の情報を表示する表示機構5に、好適に用いることができる。
また、指示部6は、レトログラード表示領域21の一端22から他端23への移動時間が18時間であり、レトログラード表示領域21の他端23から一端22への移動時間が6時間であり、レトログラード表示領域21の一端22から他端23への移動時間と、レトログラード表示領域21の他端23から一端22への移動時間とが異なるので、趣向に優れた表示機構5を実現できる。
また、本実施形態のムーブメント10および時計1は、簡単な構成で連続的に指示部6を往復移動できるとともに、指示部6の移動方向を容易に判別できる上述の表示機構5を備えているので、小型かつ低コストで意匠性に優れたムーブメント10および時計1を提供できる。
なお、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
レトログラード表示領域21の位置や形状等は、実施形態には限定されない。したがって、実施形態では、レトログラード表示領域21の中心角度は、例えば約90°となっていたが、これに限定されない。このとき、レトログラード表示領域21の中心角度に対応して、指示部6の回動角度を変更することが必要となるが、24時間車41の中心軸周りを回転するピン部材41aの回転半径を変更することにより対応が可能である。具体的には、ピン部材41aの回転半径を小さくすることにより指示部6の回動角度を小さくすることができ、ピン部材41aの回転半径を大きくすることにより指示部6の回動角度を大きくすることができる。
また、実施形態の指示部6は、レトログラード表示領域21の一端22から他端23への移動時間が18時間であり、レトログラード表示領域21の他端23から一端22への移動時間が6時間であったが、指示部6の移動時間は実施形態に限定されることはなく変更が可能である。指示部6の移動時間の変更は、第1軸Pと24時間車41との離間距離を変更することにより可能である。具体的には、第1軸Pと24時間車41との離間距離を大きくすることにより、指示部6の一端22から他端23への移動時間と他端23から一端22への移動時間との差が小さくなるように変更できる。
かかる変更により、ユーザの活動時間に応じて、指示部6の移動時間を変更することができるため、例えば、ユーザが仕事等により時計を見る機会が多い時間帯(例えば、指示部6が、9時から18時を示す時間が含まれる一端22から他端23への移動時)には指示部6の移動時間を遅くさせ、かかる指示部6の変化を認識しやすくすることもできる。
また、ユーザが就業時間を過ぎた等により時計を見る機会が少ない時間帯(例えば、18時から24時を示す時間が含まれる他端23から一端22への移動時)には、指示部6を見る機会も少ないため、指示部6の移動時間を早くさせることもできる。
また、実施形態の指示部6は、24時針であり、レトログラード表示領域21を24時間で1往復するように構成されていたが、指示部6は24時針に限定されない。指示部6は、例えば、分針であってもよいし、秒針であってもよいし、曜日を指示する曜針であってもよい。
また、実施形態の表示機構5を構成する表示部20、方向表示部30、動力伝達機構40、および各構成部品の形状等は、実施形態に限定されない。したがって、伝達回動部材46は、扇形状に限定されることはなく、周辺の部品との干渉が回避できるとともに、表示伝え車47に対して動力を伝達可能な形状であればよい。また、実施形態の方向表示部30は、円盤状に形成されていたが、例えば平面視で矩形状に形成されていてもよい。
また、実施形態では、文字板2に2個の開口部(第1開口部15および第2開口部16)を設けていたが、開口部の個数は2個に限定されない。また、実施形態では、第1マーク31および第2マーク32を矢印としていたが、第1マーク31および第2マーク32は矢印に限定されない。例えば、第1マーク31および第2マーク32をそれぞれ異なる色のみで表示してもよい。
したがって、例えば、文字板2に1個の開口部を設けるとともに、指示部6の移動方向に対応して、異なる色で表示された第1マーク31と第2マーク32とを、1個の開口部から交互に露出させる構成としてもよい。さらに、このとき、文字板2に付された第1文字25および第1方向指示部27を第1マーク31と同色とし、第2文字26および第2方向指示部28を第2マーク32と同色とするのが好ましい。これにより、使用者は、色の違いによって指示部6の移動方向を容易に判別することができる。
また、実施形態の作動用回動部材45は、伝達回動部材46と、伝達回動部材46と噛合する表示伝え車47と、を備えていたが、表示伝え車47を設けなくても本発明の作用効果を奏することができる。すなわち、表示部作動レバー51の一方端部52を伝達回動部材46に対して回動可能に連結するとともに、他方端部54を方向表示部30に対して連結する構成としてもよい。
また、実施形態では、表示部作動レバー51の一方端部52に、表示伝え車47のピン部材47aが挿入される挿入孔53aとスリット53bとが形成されており、挿入孔53aにピン部材47aを挿入したときに、表示部作動レバー51の一方端部52が弾性変形してピン部材47aを締め付けることにより、表示部作動レバー51の一方端部52と表示伝え車47のピン部材47aとの間に所定のスリップトルクT1を確保していた。これに対して、例えば、スリット53bを設けることなく、挿入孔53aにピン部材47aを圧入することにより、表示部作動レバー51の一方端部52と表示伝え車47のピン部材47aとの間に所定のスリップトルクT1を確保してもよい。また、例えば、ばね等の付勢部材を用いることにより、表示部作動レバー51の一方端部52と表示伝え車47のピン部材47aとの間に所定のスリップトルクT1を確保してもよい。
また、実施形態では、凹部57の壁面56aにより規制部56を形成していたが、規制部56の態様は実施形態に限定されない。例えば、規制部56として、表示部作動レバー51の他方端部54の移動軌跡に沿う溝部を地板12に形成し、表示部作動レバー51の規制ピン55aを溝部内に配置する構成としてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1・・・時計 2・・・文字板 10・・・ムーブメント(時計用ムーブメント) 15・・・第1開口部(開口部) 16・・・第2開口部(開口部) 20・・・表示部 21・・・レトログラード表示領域(所定領域) 22・・・一端 23・・・他端 31・・・第1マーク 32・・・第2マーク 40・・・動力伝達機構 41・・・24時間車 43・・・24時作動レバー 45・・・作動回動部材 51・・・表示部作動レバー 52・・・一方端部 53・・・他方端部 56・・・規制部 58・・・移動可能範囲(所定範囲) P・・・第1軸 Q・・・第2軸

Claims (8)

  1. 所定領域を指示部が往復移動して時間情報を表示する表示部と、
    前記指示部が、前記所定領域の一端から他端へ、または前記所定領域の他端から一端へ向かう際の、前記指示部の移動方向を示す方向表示部と、
    を備えたことを特徴とする表示機構。
  2. 動力を前記方向表示部に伝達して、前記方向表示部を動作させる動力伝達機構を備え、
    前記方向表示部は、前記所定領域の一端から他端へ向かう方向を示す第1マークと、前記所定領域の他端から一端へ向かう方向を示す第2マークと、を備え、
    前記動力伝達機構は、前記指示部が前記所定領域の一端から他端へ移動するときに前記第1マークを表示し、前記指示部が前記所定領域の他端から一端へ移動するときに前記第2マークを表示するように、前記方向表示部を動作させることを特徴とする請求項1に記載の表示機構。
  3. 前記表示部の前記所定領域は、前記方向表示部を覆う文字板に、第1軸を中心とする扇形状に形成され、
    前記指示部は、前記第1軸周りに回動可能に支持されて、前記所定領域の一端と他端との間を往復移動可能に形成され、
    前記文字板には、開口部が形成され、
    前記動力伝達機構は、前記指示部が前記所定領域の一端から他端へ移動するときに前記第1マークを前記開口部から露出させ、前記指示部が前記所定領域の他端から一端へ移動するときに前記第2マークを前記開口部から露出させるように、前記方向表示部を動作させることを特徴とする請求項2に記載の表示機構。
  4. 前記動力伝達機構は、
    24時間で1回転する24時間車と、
    前記24時間車に対して揺動可能に連結され、作動用回動部材および前記指示部を回 動させる24時作動レバーと、
    一方端部が前記作動用回動部材に対して第2軸周りに回動可能に連結されるとともに 、他方端部が前記方向表示部に対して連結され、前記作動用回動部材の往復回動にとも なって揺動する表示部作動レバーと、
    前記表示部作動レバーの他方端部の移動を所定範囲内に規制する規制部と、
    を備え、
    前記表示部作動レバーの一方端部は、前記表示部作動レバーに対して前記第2軸周りに所定トルク以上の負荷が加わったときに、前記作動用回動部材に対して前記第2軸周りに回動するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の表示機構。
  5. 前記指示部は、24時針であり、前記所定領域を24時間で1往復することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表示機構。
  6. 前記指示部は、前記所定領域の一端から他端への移動時間と、前記所定領域の他端から一端への移動時間とが異なることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の表示機構。
  7. 請求項1に記載の表示機構を備えたことを特徴とする時計用ムーブメント。
  8. 請求項7に記載の時計用ムーブメントを備えたことを特徴とする時計。
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