JP2014234890A - ワンウェイクラッチ、及びワンウェイクラッチを備えた無段変速機 - Google Patents

ワンウェイクラッチ、及びワンウェイクラッチを備えた無段変速機 Download PDF

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達也 大図
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Abstract

【課題】ローラが係合状態から復帰移動する際のアウター部材との接触を防止することで、高周波応答性が向上するワンウェイクラッチ、及びそのようなワンウェイクラッチを備えることで、変速性能が向上する無段変速機を提供する。
【解決手段】本発明によるワンウェイクラッチ21では、アウターリング22及びインナーシャフト23が相対的に所定方向に回転するのに伴い、複数のローラ25が周方向に移動し、ローラ25がアウターリング22の内周面22a及びインナーシャフト23の外周面23aに噛み込むことによって、両部材22、23の間で動力が伝達される。また、インナーシャフト23に固定され、ローラ25に隣接するケージ31を備え、ケージ31は、ローラ25が内周面22a及び外周面23aに噛み込まない非係合状態にあるときに、ローラ25がアウターリング22に接触するのを阻止するためのガイド部材41を一体に有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、アウター部材及びインナー部材が相対的に所定方向に回転したときに、ローラが両部材の間に噛み込むことによって、両部材の間で動力を伝達するように構成されたワンウェイクラッチ、及びそのようなワンウェイクラッチを備えた無段変速機に関する。
本出願人は、この種のワンウェイクラッチを備えた無段変速機を、例えば特許文献1においてすでに提案している。この無段変速機は、内燃機関を有する車両に搭載され、四節リンクの原理を用いたタイプのものであり、内燃機関に直結された入力軸と、入力軸と平行な出力軸と、入力軸側に設けられた偏心ディスクと、出力軸側に設けられたワンウェイクラッチと、偏心ディスク及びワンウェイクラッチを相互に連結するコネクティングロッドを備えている。
偏心ディスクは、入力軸の軸線に対する偏心量が変更可能に構成されている。一方、ワンウェイクラッチは、出力軸と一体に回転するインナーシャフトと、インナーシャフトの外側に設けられ、インナーシャフトに対して相対的に回転自在のアウターリングと、インナーシャフトとアウターリングの間に配置され、両部材に噛み込み可能なローラと、ローラを噛み込み方向に付勢するばねを有する。また、コネクティングロッドは、偏心ディスクとアウターリングに回動自在に連結されている。
以上の構成では、内燃機関の回転によって入力軸が駆動されると、偏心ディスクは、入力軸の軸線まわりに偏心しながら回転し、それに応じて、コネクティングロッドが往復運動し、アウターリングを揺動させる。この揺動に伴い、アウターリングがインナーシャフトに対して所定方向に回動したときに、ローラが移動し、アウターリング及びインナーシャフトに噛み込む(係合する)ことによって、ワンウェイクラッチが係合状態になる。この係合状態では、入力軸の回転が、偏心ディスク及びコネクティングロッドを介してアウターリングに伝達され、さらにインナーシャフトを介して出力軸に伝達される。また、このときの入力軸に対する偏心ディスクの偏心量を変更することによって、無段変速機の変速比が無段階に制御される。
その後、アウターリングがインナーシャフトに対して上記と逆方向に回動すると、ローラは、それと同じ方向に復帰移動し、両部材間のくさび形空間から外れることによって、係合状態からダンピング状態に移行する。また、このダンピング状態では、ローラがばねを圧縮しながら移動することによって、ローラの運動エネルギがばねの弾性力で吸収される。このダンピングにより、ローラはくさび形空間に係合する直前の位置である係合待機位置に速やかに復帰する。以後、入力軸が1回転するごとに、上述したワンウェイクラッチの動作が繰り返される。
特願2012−260736号
上述したように、このワンウェイクラッチでは、アウターリングの揺動に伴い、ローラが係合/非係合状態になることによって、アウターリングからインナーシャフトへの動力の伝達が行われる。また、このワンウェイクラッチは、車両の無段変速機に用いられており、その入力軸が内燃機関と同じ回転数で回転するごとに、上述した動力伝達を行わなければならない。このため、ワンウェイクラッチには、入力軸の高速の回転に応答して、高周波でローラの係合/非係合を適正に繰り返すという特性(以下「高周波応答性」という)が要求され、そのためには、ローラを係合状態からダンピング状態を経て係合待機位置に確実に速やかに復帰させることが重要になる。
しかし、上述したワンウェイクラッチでは、ダンピング状態において、ローラが遊び、アウターリングに接触するおそれがある。また、ダンピング状態では、アウターリングがインナーシャフトと反対方向に回動するため、両者の相対速度は比較的大きい。このため、ローラがアウターリングにわずかに接触した場合でも、その接触によってローラがアウターリングから比較的大きなエネルギを受け取ってしまい、そのエネルギの吸収・ダンピングが必要になる。その結果、係合待機位置へのローラの復帰が遅れることで、ワンウェイクラッチの高周波応答性を十分に確保できず、ひいては無段変速機の所要の変速性能を確保できないおそれがある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、ローラが係合状態から復帰移動する際のアウター部材との接触を防止することによって、特に高周波応答性を向上させることができるワンウェイクラッチ、及びそのようなワンウェイクラッチを備えることで、変速性能を向上させることができる無段変速機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るワンウェイクラッチ21は、環状のアウター部材(実施形態における(以下、本項において同じ)アウターリング22)と、アウター部材の内部に同軸状に配置され、アウター部材に対して相対的に回転自在のインナー部材(インナーシャフト23)と、アウター部材とインナー部材の間に、周方向に並ぶように配置された複数のローラ25と、複数のローラを周方向にそれぞれ付勢する複数の弾性部材(板ばね24)と、を備え、アウター部材及びインナー部材が相対的に所定方向に回転するのに伴い、複数のローラ25が周方向に移動し、ローラ25がアウター部材の内周面22a及びインナー部材の外周面23aに噛み込むことによって、アウター部材とインナー部材の間で動力を伝達するように構成されており、インナー部材に固定され、ローラ25に隣接する隣接部材(ケージ31)をさらに備え、隣接部材は、ローラ25が内周面22a及び外周面23aに噛み込まない非係合状態にあるときに、ローラ25がアウター部材に接触するのを阻止するための阻止部(ガイド部材41)を一体に有することを特徴とする。
このワンウェイクラッチによれば、環状のアウター部材とその内部に配置されたインナー部材が相対的に所定方向に回転するのに伴い、両部材の間に配置された複数のローラが周方向に移動し、ローラがアウター部材の内周面及びインナー部材の外周面(以下、それぞれ単に「内周面」及び「外周面」という)に噛み込むことによって、アウター部材とインナー部材の間で動力が伝達される。
また、インナー部材には、ローラに隣接する隣接部材が固定され、この隣接部材には阻止部が一体に設けられており、この阻止部により、ローラが内周面及び外周面に噛み込まない非係合状態にあるときにローラがアウター部材に接触することが阻止される。この阻止部は、隣接部材を介してインナー部材側に一体に設けられているので、ローラが阻止部に接触しても、アウター部材からエネルギを受け取ることはない。
以上から、ローラが係合状態から復帰移動する際に、アウター部材との接触によるアウター部材からのエネルギの受け取りを防止でき、それにより、ローラを内周面及び外周面に係合する直前の係合待機位置に速やかに復帰させることによって、特にワンウェイクラッチの高周波応答性を向上させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のワンウェイクラッチにおいて、阻止部は、アウター部材の内周面22aよりも径方向内方に突出するように配置されており、ローラ25が、内周面22a及び外周面23aに係合する直前の係合待機位置に位置する状態を含み、非係合状態にあるときには、ローラ25と当接可能であり、ローラ25が内周面22a及び外周面23aに係合する係合位置に位置するときには、ローラ25と当接不能に構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ローラが、係合待機位置に位置する状態を含み、非係合状態にあるときには、阻止部がローラに当接するので、ローラがアウター部材に接触するのを有効に阻止することができる。一方、ローラが係合位置に位置するときには、阻止部はローラに当接しないので、この当接による影響がローラの係合状態に及ぶことはなく、ワンウェイクラッチの適正な動作を確保することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載のワンウェイクラッチにおいて、隣接部材は、ローラ25の両端部の付近に配置されており、阻止部は、ローラ25の両端部の付近に設けられた一対の阻止部材(ガイド部材41、41)で構成され、一対の阻止部材は、ローラ25の中心を通り、かつローラ25の軸線と垂直な平面を中心として、互いに対称に設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、阻止部は、ローラの両端部の付近に配置された一対の阻止部材で構成されるとともに、ローラに対して上記のように互いに対称に設けられている。この構成により、非係合状態におけるローラの動きを一対の阻止部材でバランス良く規制することによって、ローラを適正な姿勢に安定して保持でき、したがって、ワンウェイクラッチの高周波応答性をさらに向上させることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のワンウェイクラッチにおいて、阻止部は、ローラ25が内周面22a及び外周面23aに係合する直前の係合待機位置から内周面22a及び外周面23aに噛み込む方向と反対方向に向かうにつれて、径方向内方への突出長さが次第に大きくなるようなテーパ状のガイド面41aを有することを特徴とする。
この構成によれば、上記のような阻止部のテーパ状のガイド面により、ローラが係合位置から反対方向に移動する際には、ローラが径方向内方に案内されることで、アウター部材とのローラの接触をより確実に阻止できるとともに、ローラが係合待機位置側に移動する際には、ローラを係合待機位置に円滑に案内でき、したがって、ワンウェイクラッチの高周波応答性をさらに向上させることができる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載のワンウェイクラッチ21を備え、入力軸11の回転を無段階に変速し、出力軸12に伝達する無段変速機Tであって、ワンウェイクラッチ21のインナー部材は出力軸12に連結されており、入力軸11の軸線L1に対する偏心量Dが変更可能に構成され、入力軸11からの動力の伝達によって、入力軸11の軸線のまわりに回転する入力側部材(偏心ディスク18)と、入力側部材とワンウェイクラッチ21のアウター部材に回転自在に連結され、入力側部材の回転に伴い、アウター部材を揺動させるコネクティングロッド19と、を備えることを特徴とする。
この無段変速機は、入力軸の回転を無段階に変速し、出力軸に伝達するものであり、出力軸側に、前述した構成のワンウェイクラッチを備えている。この無段変速機によれば、入力軸が回転すると、入力側部材が入力軸の軸線のまわりを偏心しながら回転し、それに応じて、コネクティングロッドが往復運動し、ワンウェイクラッチのアウター部材を揺動させる。この揺動に伴い、アウター部材が出力軸に連結されたインナー部材に対して所定方向に回動したときに、ローラが両部材に噛み込み、ワンウェイクラッチが係合状態になることによって、入力軸の回転が、変速された状態で出力軸に伝達される。また、このときの入力軸に対する入力側部材の偏心量を変更することによって、無段変速機の変速比が無段階に制御される。
以上のように、請求項1〜4に係るワンウェイクラッチが無段変速機に用いられるので、特に入力軸が高速で回転する場合において、前述したワンウェイクラッチの優れた高周波応答性が発揮されることによって、入力軸から出力軸への動力の伝達と変速動作を良好に行うことができ、無段変速機の変速性能を向上させることができる。
本発明の実施形態によるワンウェイクラッチを備える無段変速機を、これを搭載した車両とともに概略的に示す図である。 無段変速機の構成を示すスケルトン図である。 無段変速機がトップ状態にあるときの、図2のIII−III線に沿う断面図である。 無段変速機がニュートラル状態にあるときの、図2のIII−III線に沿う断面図である。 無段変速機が図3のトップ状態にあるときの動作を説明するための図である。 無段変速機が図4のニュートラル状態にあるときの動作を説明するための図である。 ワンウェイクラッチの分解斜視図である。 ケージと、ケージに設けられた板ばね及びガイド部材を示す斜視図である。 ワンウェイクラッチが係合待機状態にあるときの、アウターリング、インナーシャフト及びローラの三者の関係を示す部分拡大断面図である。 ワンウェイクラッチが係合状態にあるときの、図9と同様の部分拡大断面図である。 ワンウェイクラッチがダンピング状態にあるときの、図9と同様の部分拡大断面図である。 ワンウェイクラッチの動作例を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1に示すように、車両Vは、例えばFF式の四輪車両であり、内燃機関(以下「エンジン」という)3と、左右の駆動輪(前輪)DW、DWと、これらの間に配置された無段変速機Tを備えている。
エンジン3の動力は、入力軸11を介して無段変速機Tに入力され、無段変速機Tで無段階に変速された後、出力軸12から出力される。この動力はさらに、差動装置DF及び左右のドライブシャフトDS、DSを介して、駆動輪DW、DWに伝達され、それにより、車両Vが駆動される。
無段変速機Tは、四節リンクの原理を応用するとともに、本発明に係るワンウェイクラッチ21を用いたものであり、図2〜図4に示すように、互いに平行な入力軸11及び出力軸12と、入力軸11と出力軸12の間に設けられた複数の(本例では4つの)動力伝達ユニットUを備えている。出力軸12は、中空状のものであり、その内部には、ドライブシャフトDSが同軸状に通されている。
入力軸11は、エンジン3のクランクシャフト(図示せず)に直結され、同軸状に延びている。入力軸11には、中空の回転軸13が回転自在に嵌合しており、入力軸11と回転軸13の間には、変速アクチュエータ14が設けられている。この変速アクチュエータ14は、モータと遊星歯車機構(いずれも図示せず)を組み合わせたものであり、モータを回転させると、その回転角度に応じて、入力軸11に対する回転軸13の相対角度(位相)が変化するように構成されている。また、入力軸11に動力が伝達されると、回転軸13は、入力軸11に対する相対角度が保たれた状態で、入力軸11と一体に回転する。
4つの動力伝達ユニットUは、入力軸11に沿って並ぶように配置されており、互いに同じ構成を有する。各動力伝達ユニットUは、入力軸11に一体に設けられた第1ピニオン15と、回転軸13に一体に設けられたキャリア16と、キャリア16に支持された2つの第2ピニオン17、17と、偏心ディスク18と、コネクティングロッド19を備えている。
キャリア16は、第1ピニオン15を取り囲むとともに、回転軸13から径方向の一方の側に偏って延びるクランク状のものである。図2に示すように、このキャリア16の回転軸13からの延び方向は、4つの動力伝達ユニットUの間で互いに90°ずれている。例えば、図2において、最も左側のキャリア16は上方に延び、左から2つ目のキャリア16は図面の奥側に延び、左から3つ目のキャリア16は下方に延び、最も右側のキャリア16は図面の手前側に延びている。
第2ピニオン17、17は、第1ピニオン15と同じ径および歯数を有しており、キャリア16に一体に設けられたピニオンピン16a、16aに回転自在に支持されている。以上の構成により、第1ピニオン15及び第2ピニオン17、17は、入力軸11と垂直な平面内に、それらの3つの中心同士が正三角形を形成するように配置されている。
偏心ディスク18は、円形の偏心孔18aを有し、その周面にはリングギヤ18bが形成されている。第1ピニオン15及び第2ピニオン17、17は、偏心孔18a内に収容されるとともに、リングギヤ18bに噛み合っている。
コネクティングロッド19は、三角形状のロッド部19aと、ロッド部19aの一端側に設けられたリング部19bによって構成され、このリング部19bが、ボールベアリング20を介して偏心ディスク18の外周部に回転自在に嵌合している。
動力伝達ユニットUはさらに、出力軸12側にワンウェイクラッチ21を備えている。ワンウェイクラッチ21は、アウターリング22と、インナーシャフト23と、両者22、23の間に配置された複数の板ばね24及びローラ25を有する。アウターリング22は、円形の内周面を有し、出力軸12の外側に回動自在に設けられており、コネクティングロッド19のロッド部19aの他端部に、ピン19cを介して回動自在に連結されている。
インナーシャフト23は、所定の凹凸形状の外周面を有し、出力軸12と一体に設けられ、アウターリング22の内側に配置されている。また、複数のローラ25は、アウターリング22とインナーシャフト23の間に、周方向に並ぶように配置され、板ばね24によって所定方向に付勢されている。ワンウェイクラッチ21の構成の詳細については、後述する。
次に、上記の構成の無段変速機Tの動作を説明する。まず、1つの動力伝達ユニットUの動作について述べる。入力軸11が回転していない状態で変速アクチュエータ14のモータを回転させると、その回転角度に応じて、回転軸13が入力軸11に対して相対的に回転するのに伴い、回転軸13と一体のキャリア16、及びキャリア16に支持された第2ピニオン17、17が、入力軸11の軸線(以下「入力軸線」という)L1まわりに回転する。これに伴い、第1ピニオン15と第2ピニオン17、17によって形成される正三角形の中心(以下「キャリア中心」という)OCが、回転軸13と同じ角度だけ、入力軸線L1まわりに回転する。
その結果、第1ピニオン15及び第2ピニオン17、17にリングギヤ18bを介して係合する偏心ディスク18の偏心孔18aの中心もまた、回転軸13と同じ角度、回転し、それに伴い、偏心ディスク18の中心ODと入力軸線L1との距離、すなわち入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量Dが変更される。
例えば、図3及び図5は、偏心ディスク18の中心ODが、キャリア中心OCに対して、入力軸線L1と反対側にある状態を示している。この状態では、入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量Dが最大になり、無段変速機Tは、出力軸12の回転速度が最大で、変速比が最小であるトップ状態になる。一方、図4及び図6は、偏心ディスク18の中心ODが入力軸線L1に一致した状態を示している。この状態では、入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量Dが0になり、無段変速機Tは、出力軸12の回転速度が0で、変速比が無限大であるニュートラル状態になる。
次に、無段変速機Tが図3のトップ状態に設定されているときの動作を、図5を参照しながら説明する。このトップ状態において、エンジン3の動力が伝達されるのに応じて、入力軸11が同図の反時計方向に回転すると、入力軸11と一体に第1ピニオン15が回転(自転)する。また、回転軸13は入力軸11と一体に回転し、それに伴い、キャリア16に支持された第2ピニオン17、17が、入力軸線L1のまわりを入力軸11と同じ方向に同じ速度で回転(公転)する。その結果、偏心ディスク18は、入力軸11が1回転するごとに、入力軸線L1のまわりを偏心しながら、反時計方向(矢印A方向)に1回転する。
図5(a)及び(c)は、偏心ディスク18の中心ODがワンウェイクラッチ21のアウターリング22から最も遠い位置及び最も近い位置にある状態をそれぞれ示している。入力軸11の回転に伴い、偏心ディスク18が上記の位置(a)から中間の位置(b)を経て位置(c)まで回転すると、その間に、偏心ディスク18に回転自在に嵌合するコネクティングロッド19は、アウターリング22側に移動し、先端部のピン19cを介してアウターリング22を押圧し、反時計方向(矢印B方向)に回動させる。
このようにアウターリング22が矢印B方向に回動すると、ワンウェイクラッチ21の各ローラ25が、アウターリング22の内周面とインナーシャフト23の外周面に噛み込む(係合する)。これにより、アウターリング22の回転がインナーシャフト23を介して出力軸12に伝達されることによって、出力軸12がアウターリング22と同じ反時計方向に回転する。
その後、入力軸11がさらに回転するのに伴い、偏心ディスク18が位置(c)から中間の位置(d)を経て位置(a)まで回転すると、その間に、コネクティングロッド19は、アウターリング22と反対側に移動し、ピン19cを介してアウターリング22を引っ張り、時計方向(矢印B’方向)に回動させる。
このようにアウターリング22が矢印B’方向に回動すると、ワンウェイクラッチ21の各ローラ25が、板ばね24を圧縮しながら、アウターリング22の内周面及びインナーシャフト23の外周面から外れることによって、アウターリング22とインナーシャフト23の間が遮断されるため、アウターリング22の回転は出力軸12には伝達されない。
以上のように、入力軸11の回転に伴い、偏心ディスク18が、入力軸線L1のまわりを偏心しながら回転することによって、コネクティングロッド19が往復運動し、ワンウェイクラッチ21のアウターリング22が図5の位置(a)と位置(c)との間で揺動する。そして、このアウターリング22の揺動に伴うローラ25の係合/非係合によって、アウターリング22が位置(a)から位置(c)に向かって反時計方向に回動するときのみ、入力軸11の回転が出力軸12に間欠的に伝達される。
一方、無段変速機Tが図4のニュートラル状態に設定されているときには、偏心ディスク18の中心ODは入力軸線L1に一致しており、入力軸11に対する偏心ディスク18の偏心量Dは0になっている。このため、図6に示すように、入力軸11の回転に伴い、キャリア16及び第2ピニオン17、17が回転するのに応じて、偏心ディスク18は入力軸線L1のまわりを偏心しながら回転するものの、偏心ディスク18の中心ODの位置はまったく変わらない。その結果、コネクティングロッド19の往復運動及びアウターリング22の揺動は生じないので、入力軸11の回転は出力軸12に伝達されず、出力軸12の回転速度は0になる。
以上の動作から明らかなように、偏心ディスク18の偏心量Dは、四節リンク機構の入力リンクの長さに相当し、この偏心量Dに応じて、アウターリング22の揺動角度が定まり、さらに出力軸12の回転速度、すなわち無段変速機Tの変速比が定まる。したがって、変速アクチュエータ14のモータにより、入力軸11に対する回転軸13の相対角度を変更し、偏心ディスク18の偏心量Dを変更することによって、無段変速機Tの変速比は、図3に示すトップ状態(最小変速比)と図4に示すニュートラル状態(無限大変速比)との間で、無段階に設定される。
また、前述したように、4つの動力伝達ユニットUの間では、回転軸13からのキャリア16の延び方向、すなわち入力軸11に対する偏心ディスク18の位相が、互いに90°ずれている。このため、入力軸11から出力軸12への動力の伝達が、各動力伝達ユニットUではワンウェイクラッチ21によって間欠的に行われるものの、4つの動力伝達ユニットUの間で交互に行われる結果、無段変速機Tの全体として、入力軸11から出力軸12への動力の伝達が途切れなく連続的に行われる。
次に、図7及び図8を参照しながら、ワンウェイクラッチ21の構成をより詳細に説明する。なお、ワンウェイクラッチ21は、図3〜図6では模式的に描かれており、その実際の構成は、図7及び図8に示されている。
前述したように、ワンウェイクラッチ21は、アウターリング22の円形の内周面22aと、インナーシャフト23の凹凸を有する外周面23aとの間に、複数の(本例では12個の)ローラ25を周方向に配置したものである。図9などに示すように、インナーシャフト23の外周面23aには、ローラ25と同数の凹部23bが周方向に等間隔に形成され、各凹部23bは、周方向に沿って深さが徐々に変化するような所定の形状を有しており、各凹部23bにローラ25が収容されている。
図7に示すように、アウターリング22には、径方向外方に突出する突出部22bが設けられており、この突出部22bにピン19c及びクリップ40、40を介して、コネクティングロッド19のロッド部19aが回動自在に連結されている。また、インナーシャフト23は、中空状のものであり、出力軸12の外側に配置され、出力軸12と一体に設けられている。
ワンウェイクラッチ21はさらに、複数のローラ25を周方向に付勢する複数の板ばね24を支持するためのケージ31を備えている。ケージ31は、一対の環状部材32、32と、周方向に等間隔に配置され、環状部材32、32を互いに連結する、ローラ25と同数のばね支持ロッド33で構成されている。一対の環状部材32、32は、ローラ25の軸線方向の両端部の外側に隣接するように配置され、各ばね支持ロッド33は、隣り合う2つのローラ25、25の間に配置されている。また、一方の環状部材32の内周面32aには、インナーシャフト23の外周面23aと相補的な形状の凹凸が形成されており、この内周面32aが外周面23aに係合することによって、ケージ31はインナーシャフト23に回転不能に固定されている。
図8に示すように、板ばね24は、金属などから成る1枚の板材を折曲げ加工などによって加工したものであり、概ねV形の断面を有するとともに、その両端部には、外側にカールした取付部24a及び付勢部24bがそれぞれ形成されている。板ばね24は、取付部24aをケージ31のばね支持ロッド33に差し込み、溶接などで固定することによって、取り付けられている。また、付勢部24bは、ローラ25の軸線方向に沿って5つの付勢部24bに分割されており、これらのうち、両端の2つがローラ25に最も近く、中央の1つがローラ25から最も遠くなるように、段差をもって配置されている。
また、アウターリング22とインナーシャフト23の間には、ローラ25の軸線方向の両端部の外側に、一対のボールベアリング34、34が配置されている。各ボールベアリング34は、アウターリング22の内周部に一体に形成された外輪35と、インナーシャフト23の外周部に設けられた内輪36及び複数のボール37で構成され、アウターリング22及びインナーシャフト23を、互いに同心状態に維持しながら、回転可能に保持する。
さらに、ワンウェイクラッチ21は、アキシャルばね38及びリングばね39を備えている。アキシャルばね38は、リング状のものであり、一方のボールベアリング34とケージ31の一方の環状部材32との間に配置されている。アキシャルばね38は、その内周面からローラ25側に向かって斜めに突出する複数の突起38aを有し、これらの突起38aが、一方の環状部材32の内周面に形成された複数の凹部32bを通り、ローラ25の一端面に当接することによって、ローラ25を軸線方向に付勢する。
リングばね39は、アウターリング22の内周面22aに形成された環状溝22cに収容されており、ローラ25の周面に当接することによって、ローラ25をインナーシャフト23側に向かって付勢する。
また、図8に示すように、ケージ31の一対の環状部材32、32の内側面には、各板ばね24の付勢部24bに隣接する位置に、複数のガイド部材41が取り付けられている。各ガイド部材41は、金属などから成る三角形のピース状のものであり、その上面が環状部材32の外周面とほぼ面一であるとともに、この上面の一端から板ばね24の付勢部24b側に向かって内方に斜めに延びるガイド面41aを有する。
以上の構成により、ガイド面41aは、板ばね24の付勢部24bに近づくにつれて、径方向内方への突出長さが次第に大きくなるようなテーパ状になっている。また、ケージ31の軸線方向に互いに対向する一対のガイド部材41、41は、ケージ31の中心に対して互いに対称であり、それにより、ローラ25の中心を通り、かつローラ25の軸線と垂直な平面を中心として、互いに対称に設けられている。
次に、図9〜図12を参照しながら、上述した構成のワンウェイクラッチ21の動作を説明する。図9は、ワンウェイクラッチ21の係合待機状態(DP(Datum Point)状態)、すなわち、ローラ25がアウターリング22の内周面22a及びインナーシャフト23の外周面23aに噛み込む直前の係合待機位置に位置する状態を示す(図12のt1〜t2)。
この係合待機状態では、図示しないが、板ばね24の5つの付勢部24bのうち、外側の2つのみがローラ25に接触し、ローラ25を弱い力で付勢するとともに、図9に示すように、ガイド部材41のガイド面41aは、付勢部24bと反対側の端部においてローラ25に当接している。これにより、ローラ25は、アウターリング22の内周面22a及びインナーシャフト23の外周面23aに噛み込まずに、軽く接触しているだけであり、アウターリング22からインナーシャフト23への動力の伝達は行われない。
この係合待機状態から、矢印B方向に回動するアウターリング22の回転速度がインナーシャフト23の回転速度を上回ると(図12のt2)、ローラ25は、板ばね24の付勢力と、アウターリング22とインナーシャフト23との回転速度差による引きずりによって、矢印B方向に移動する。これにより、ローラ25は、板ばね24の付勢部24b及びガイド部材41のガイド面41aから離れるとともに、図10に示す係合位置まで移動し、アウターリング22の内周面22a及びインナーシャフト23の外周面23aに噛み込む。これにより、ワンウェイクラッチ21は係合状態になり、アウターリング22からインナーシャフト23に動力が伝達される(t2〜t3)。
この係合状態から、アウターリング22が上記と逆の矢印B’方向に回動すると(t3)、ローラ25もまた、矢印B’方向に移動し、アウターリング22の内周面22a及びインナーシャフト23の外周面23aから離脱することによって、ワンウェイクラッチ21は、係合状態を解除され、図11に示すダンピング状態に移行する。このダンピング状態では、同図の右方に移動するローラ25が板ばね24のすべての付勢部24bを圧縮することにより、ローラ25の運動エネルギが板ばね24の弾性によって吸収され、ダンピングされる。その後、ローラ25は、板ばね24の付勢力によって同図の左方に戻され、図9に示す係合待機位置まで移動することによって、ワンウェイクラッチ21は係合待機状態に復帰する(t4〜t5)。
また、図11に示すように、このダンピング状態において、ローラ25は、ガイド部材41のガイド面41aに当接した状態で、ガイド面41aに沿って案内される。これにより、ダンピング中におけるローラ25のアウターリング22との接触が阻止されるとともに、ローラ25が係合待機位置に円滑に速やかに復帰する。
なお、上記のようにワンウェイクラッチ21が係合状態からダンピング状態に移行する過程で、ローラ25がアウターリング22の内周面22a及びインナーシャフト23の外周面23aから離脱する際には、ローラ25は、アキシャルばね38によってケージ31の環状部材32に押し付けられるとともに、リングばね39によってインナーシャフト23に押し付けられる。これにより、ローラ25の挙動がさらに安定化するとともに、ローラ25が係合待機位置により速やかに復帰する。
以上のように、本実施形態のワンウェイクラッチ21によれば、ローラ25がアウターリング22の内周面22a及びインナーシャフト23の外周面23bから離脱した後のダンピング状態において、ローラ25がガイド部材41で案内されることによって、アウターリング22とのローラ25の接触が阻止される。また、ガイド部材41は、ケージ31を介してインナーシャフト23と一体に設けられているので、ローラ25がガイド部材41に接触しても、アウターリング22からエネルギを受け取ることはない。
以上から、ダンピング状態において、アウターリング22との接触によりローラ25がアウターリング22からエネルギを受け取るという事態を確実に回避できる。その結果、ローラ25のダンピングを効率的に行い、ローラ25を係合待機位置に速やかに復帰させることができ、ワンウェイクラッチ21の高周波応答性を向上させることができる。
また、ガイド部材41のガイド面41aは、板ばね24側に向かうにつれて径方向内方への突出長さが大きくなるようなテーパ状に形成されている。このようなガイド面41aにより、ローラ25がダンピング状態において板ばね24側に移動する際には、ローラ25を径方向内方へ案内することで、アウターリング22とのローラ25の接触をより確実に阻止できる。また、ローラ25が係合待機位置側に移動する際には、ローラ25を係合待機位置に円滑に案内できるので、ワンウェイクラッチ21の高周波応答性をさらに向上させることができる。
さらに、係合待機状態又はダンピング状態のときには、ガイド部材41のガイド面41aがローラ25に当接するので、アウターリング22とのローラ25の接触を有効に阻止することができる。一方、係合状態のときには、ガイド面41aがローラ25に当接しないので、この当接による影響がローラ25の係合状態に及ぶことはなく、ワンウェイクラッチ21の適正な動作を確保することができる。
また、各ローラ25に対して、一対のガイド部材41、41が互いに対称に設けられているので、ダンピング状態におけるローラ25の動きを一対のガイド部材41、41によってバランス良く案内でき、それにより、ローラ25を適正な姿勢に安定して保持でき、ワンウェイクラッチ21の高周波応答性をさらに向上させることができる。
さらに、本実施形態の無段変速機Tによれば、上述したワンウェイクラッチ21を出力軸12側に用いているので、特に入力軸11が高速で回転する場合において、ワンウェイクラッチ21の優れた高周波応答性が発揮されることによって、入力軸11から出力軸12への動力の伝達と変速動作を良好に行うことができ、変速性能を向上させることができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、ガイド部材41を、ケージ31の一対の環状部材32、32に設けられた一対のガイド部材41、41で構成しているが、これに限らず、環状部材32、32の間に延びる棒状の単一の部材で構成してもよい。また、ガイド部材41を環状部材32と別体とし、これに取り付けているが、あらかじめ一体に作製してもよい。
また、実施形態では、ワンウェイクラッチ21のローラ25を付勢する弾性部材として、板ばね24を用いているが、他のタイプの弾性部材、例えばコイルばねを用いてもよい。さらに、実施形態では、ワンウェイクラッチを無段変速機に用いているが、他の機器に適用してもよいことはもちろんである。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
11 入力軸
12 出力軸
18 偏心ディスク(入力側部材)
19 コネクティングロッド
21 ワンウェイクラッチ
22 アウターリング(アウター部材)
22a アウターリングの内周面(アウター部材の内周面)
23 インナーシャフト(インナー部材)
23a インナーシャフトの外周面(インナー部材の外周面)
24 板ばね(弾性部材)
25 ローラ
31 ケージ(隣接部材)
41 ガイド部材(阻止部、阻止部材)
41a ガイド面
T 無段変速機
L1 入力軸の軸線
D 偏心ディスクの偏心量(入力側部材の偏心量)

Claims (5)

  1. 環状のアウター部材と、
    当該アウター部材の内部に同軸状に配置され、当該アウター部材に対して相対的に回転自在のインナー部材と、
    前記アウター部材と前記インナー部材の間に、周方向に並ぶように配置された複数のローラと、
    当該複数のローラを周方向にそれぞれ付勢する複数の弾性部材と、を備え、
    前記アウター部材及び前記インナー部材が相対的に所定方向に回転するのに伴い、前記複数のローラが周方向に移動し、当該ローラが前記アウター部材の内周面及び前記インナー部材の外周面に噛み込むことによって、前記アウター部材と前記インナー部材の間で動力を伝達するように構成されており、
    前記インナー部材に固定され、前記ローラに隣接する隣接部材をさらに備え、
    当該隣接部材は、前記ローラが前記内周面及び前記外周面に噛み込まない非係合状態にあるときに、前記ローラが前記アウター部材に接触するのを阻止するための阻止部を一体に有することを特徴とするワンウェイクラッチ。
  2. 前記阻止部は、
    前記アウター部材の前記内周面よりも径方向内方に突出するように配置されており、
    前記ローラが、前記内周面及び前記外周面に係合する直前の係合待機位置に位置する状態を含み、前記非係合状態にあるときには、前記ローラと当接可能であり、前記ローラが前記内周面及び前記外周面に係合する係合位置に位置するときには、前記ローラと当接不能に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のワンウェイクラッチ。
  3. 前記隣接部材は、前記ローラの両端部の付近に配置されており、
    前記阻止部は、前記ローラの両端部の付近に設けられた一対の阻止部材で構成され、
    当該一対の阻止部材は、前記ローラの中心を通り、かつ当該ローラの軸線と垂直な平面を中心として、互いに対称に設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のワンウェイクラッチ。
  4. 前記阻止部は、前記ローラが前記内周面及び前記外周面に係合する直前の係合待機位置から前記内周面及び前記外周面に噛み込む方向と反対方向に向かうにつれて、径方向内方への突出長さが次第に大きくなるようなテーパ状のガイド面を有することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のワンウェイクラッチ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のワンウェイクラッチを備え、入力軸の回転を無段階に変速し、出力軸に伝達する無段変速機であって、
    前記ワンウェイクラッチの前記インナー部材は前記出力軸に連結されており、
    前記入力軸の軸線に対する偏心量が変更可能に構成され、前記入力軸からの動力の伝達によって、当該入力軸の軸線のまわりに回転する入力側部材と、
    当該入力側部材と前記ワンウェイクラッチの前記アウター部材に回転自在に連結され、前記入力側部材の回転に伴い、前記アウター部材を揺動させるコネクティングロッドと、 を備えることを特徴とする無段変速機。
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