JP2014234657A - ボタン錠 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸方向に変位し所定の情報を設定または入力可能な複数の操作ボタン22を設け、操作ボタン22と同軸上に配置され、操作ボタン22と係合し、かつ軸方向へ変位するとともに回動可能なボタンギア33を設ける。ボタンギア22と同期回動可能で端部に複数の係合溝を設けた中継部材39を設け、係合溝に係脱可能な角軸52と周面に凹部54を形成した記憶変更カム51を設ける。ハウジング6の前面に回動可能に設け施錠部材に連係させた操作ハンドル7を設け、ハウジング6にロックシャフト8を回動可能に設け、ロックシャフト8の周面に複数の凹部67を形成する。凹部67と記憶変更カム51の凹部54との間にロックボ−ル55を係合可能に収容し、ハウジング6の周面に沿って操作ハンドル7を移動可能に配置する。
【選択図】図4
Description
前記キーレスタイプの錠前のうち、機械的な手法で施解錠作動する、いわゆるメカロック錠は、電気的な手法で施解錠作動する電子または電気錠に比べ、配線が不要で停電若しくは電源確保の心配がなく、したがって防御能力の向上とメンテナンスの軽減を図れ、しかも機械的強度が大きい等の利点があるため、その需要が増大している。
前記メカロック錠の中に、ケースフレームの表面に板状のブロックを取付け、前記ケースフレームの内部に複数の板体を積層配置し、該板体に複数のスリット若しくは通孔を形成し、そのスリット若しくは通孔にスリットを形成した略S字状の板状のボタンを正立または倒立させて挿入し、該ボタンの外側に円筒状のカバ−ボタンを被着し、所定の押しボタンを記憶状態または非記憶状態に設定して暗証番号を入力するものがある(例えば、特許文献1および2参照)。
しかも、暗証番号の設定または変更時は、ブロックおよびケースフレームをドアから取り外してボタンを表出し、また隣接部品を分解して各ボタンの正立または倒立状態を組み換え、板体のスリットに挿入する煩雑な作業を要し、手間が掛かる上にボタンの正立または倒立状態が酷似して間違え易く、しかもケースフレームに各板体を順次積層配置し、これらを一体に固定しているため、ケースフレームと各板体とが分離不可分になって、それらの合理的な製作ないし量産化が難しく、また各部の形状寸法が制約されてケースフレームのデザインに自由度が得られない、等の問題があった。
しかも、複数の押しボタンを横一列に配置する構成は、操作スペ−スが横長になり、それだけ操作の円滑性に障害になる一方、操作部材とクリアボタンを押しボタンと別個に構成しているため、それらの機能を察知されて悪戯され、防御機能が低下する等の問題があった。
一方、ケース内部にターミナルギヤとリセットギヤを噛合可能に配置し、リセットギヤをボタンギヤに噛合可能に配置し、ボタンギヤの回動変位をリセットギヤに伝達するとともに、ターミナルギヤをクラッチシャフトに回動可能に支持し、該シャフトの角軸にターミナルギヤの角穴を係脱可能に嵌合し、かつクラッチシャフトの下端部のカム軸を制御カムの軸孔に係合し、該制御カムに制御板の係合爪と係脱可能な切欠溝を形成し、前記制御板にロックプレ−トを揺動可能に連結し、該ロックプレ−トの一端をドアハンドルに連係する駆動カムに係合可能に設け、ロックプレ−トの移動を拘束して施錠可能にしたボタン錠がある(例えば、特許文献4参照)。
前記記憶ボタンの角軸部の内部に凹孔が設けられ、該凹孔に複数の係合溝が形成され、該係合溝にロックカムの角軸を係合可能に挿入し、前記ロックカムの周面に係止溝を形成し、該係止溝にロックプレ−トの係止爪を係脱可能に設け、その係脱によってロックカムを回動または回動不可能にするとともに、ロックプレ−トの屈曲片に鎌を取付けた駆動カムを係合可能に配置し、該駆動カムに操作ハンドルを同動可能に連結した引き戸用鎌錠がある(例えば、特許文献5参照)。
請求項3の発明は、ロックシャフトの凹部に配置したロックボ−ルに、少なくとも一つの記憶変更カムの周面を係合させ、操作ハンドルとロックシャフトとを回動不可能にして施錠可能にし、施錠操作ないし施錠作動を容易かつ速やかに行なえるようにしている。
請求項4の発明は、解錠時に少なくとも一つの操作ボタンを押圧操作し、該操作ボタンに連係する記憶変更カムを回動して施錠可能にし、一つの操作ボタンの押圧操作によって容易かつ速やかに施錠し得るようにしている。
請求項6の発明は、解錠時のドア錠の閉扉前に少なくとも一つの操作ボタンを押圧操作し、該操作ボタンに連係する記憶変更カムの回動を介してドア錠を施錠後、ドアを閉扉して施錠可能にし、ボタン錠のいわゆる自動施錠機能を簡便に実現可能にしている。
請求項7の発明は、解錠時のドア錠を閉扉し操作ハンドルを回動後、少なくとも一つの操作ボタンを押圧操作し、該操作ボタンに連係する記憶変更カムの回動を介してドア錠を施錠可能にし、ボタン錠のいわゆる本締錠機能を簡便に実現可能にしている。
請求項8の発明は、ロックシャフトの後端部をシリンダ錠の内部に配置し、該後端部をシリンダ錠内部のロ−タリ−シリンダとして利用可能に設け、ボタン錠のシリンダ錠への連係を実現可能にして、シリンダ錠の防御能力を強化し得るようにしている。
請求項9の発明は、ロックシャフトの後端部にロックプレ−トの基端部を同動可能に連結し、該ロックプレ−トの先端部を縦枠とドア側のそれぞれに形成したロック孔に係脱可能に配置し、ロックシャフトの後端部に閂として機能するロックプレ−トを連結して、閂による簡単な錠前への連係を実現可能にして、閂を有する錠前の防御能力を強化し得るようにしている。
請求項11の発明は、ハウジング前面の各操作ボタンの近傍に表示窓を設けるとともに、前記中継部材を有底筒状に形成し、該中継部材のフランジに複数の暗証情報を等角度度位置に配置し、その暗証情報の一つを表示窓に表示可能にし、簡単な構造によって暗証情報を表示可能にしている。
請求項12の発明は、表示窓をハウジングと同心円上に配置し、その一の表示窓に表示された情報を始点に、環状に配置された表示窓に表示された情報を順に呼称して暗証情報を構成し、特定の表示窓の暗証情報を始点に暗証情報を呼称させ、操作ボタンと暗証情報の関係を厳格に規定し、その防御能力を強化するようにしている。
請求項14の発明は、操作ボタンの前端面に操作ピンを挿入可能なピン挿入孔を形成するとともに、前記操作ボタンの同軸上に配置した中継部材に前記操作ピンを挿入可能なガイド孔を形成し、前記操作ピンを介して前記記憶変更カムの角軸と中継部材の係合溝との係合を解除し、中継部材を回動可能にして、操作ピンによる暗証情報入力を実現し、その防御能力を向上するようにしている。
請求項15の発明は、ハウジングの周面に切欠溝を形成し、該切欠溝をハウジング内部に連通可能に設け、かつ該切欠溝を垂直下向きに配置し、ハウジング内に浸入する雨水を切欠溝から排出し、錠前の故障や機能低下を防止するようにしている。
請求項2の発明は、ロックシャフトの各凹部と、前記記憶変更カムの各凹部との間にそれぞれロックボ−ルを介在し、操作ハンドルとロックシャフトとを同期回動可能にして解錠可能にしたから、各凹部におけるロックボ−ルの介在によって操作ハンドルによる解錠操作を実行可能にし、解錠作動の正確性と安全性を確保するとともに、操作ハンドルの回動操作にロックシャフトの解錠作動を速やかに連係させ、一連の解錠操作を簡便に行なうことができる。
請求項4の発明は、解錠時に少なくとも一つの操作ボタンを押圧操作し、該操作ボタンに連係する記憶変更カムを回動して施錠可能にし、一つの操作ボタンの押圧操作によって容易かつ速やかに施錠することができる。
請求項5の発明は、ロックシャフトの後端部を角柱状に形成し、該後端部を駆動カムと該駆動カムに連係するデットボルトを備えたドア錠のカム孔に係合可能に設け、またはロックシャフトの後端部に連結板を連結し、該連結板を前記ドア錠のカム孔に係合可能に設けたから、ロックシャフトの後端部をドア錠に多用されている角芯棒として利用可能に設け、またはロックシャフトに連結板を連結して、ボタン錠とドア錠との新たな連係を実現することができる。
請求項7の発明は、解錠時のドア錠を閉扉し操作ハンドルを回動後、少なくとも一つの操作ボタンを押圧操作し、該操作ボタンに連係する記憶変更カムの回動を介してドア錠を施錠可能にしたから、ボタン錠のいわゆる本締錠機能を簡便に実現することができる。
請求項8の発明は、ロックシャフトの後端部をシリンダ錠の内部に配置したから、該後端部をシリンダ錠内部のロ−タリ−シリンダとして利用可能に設け、ボタン錠のシリンダ錠への連係を実現可能にして、シリンダ錠の防御能力を強化することができる。
請求項9の発明は、ロックシャフトの後端部にロックプレ−トの基端部を同動可能に連結し、該ロックプレ−トの先端部を縦枠とドア側のそれぞれに形成したロック孔に係脱可能に配置したから、ロックシャフトの後端部に閂として機能するロックプレ−トを連結して、閂による簡単な錠前への連係を実現可能にし、閂を有する錠前の防御能力を強化することができる。
請求項11の発明は、ハウジング前面の各操作ボタンの近傍に表示窓を設けるとともに、前記中継部材を有底筒状に形成し、該中継部材のフランジに複数の暗証情報を等角度度位置に配置し、その暗証情報の一つを表示窓に表示可能にしたから、簡単な構造によって暗証情報を表示することができる。
請求項12の発明は、表示窓をハウジングと同心円上に配置し、その一の表示窓に表示された情報を始点に、環状に配置された表示窓に表示された情報を順に呼称して暗証情報を構成したから、特定の表示窓の暗証情報を始点に暗証情報を呼称させ、操作ボタンと暗証情報の関係を厳格に規定し、その防御能力を強化することができる。
請求項14の発明は、操作ボタンの前端面に操作ピンを挿入可能なピン挿入孔を形成するとともに、前記操作ボタンの同軸上に配置した中継部材に前記操作ピンを挿入可能なガイド孔を形成し、前記操作ピンを介して前記記憶変更カムの角軸と中継部材の係合溝との係合を解除し、中継部材を回動可能にしたから、操作ピンによる暗証情報入力を実現し、その防御能力を向上することができる。
請求項15の発明は、ハウジングの周面に切欠溝を形成し、該切欠溝をハウジング内部に連通可能に設け、かつ該切欠溝を垂直下向きに配置したから、ハウジング内に浸入する雨水を切欠溝から排出し、錠前の故障や機能低下を防止することができる。
すなわち、前記ハウジング6と操作ハンドル7とは亜鉛合金ダイカストによって略同形の有底筒状に成形され、前記ハウジング6の中央にロックシャフト8の前半部を挿入し、かつその前端部の角軸部9を操作ハンドル7の内側中央に形成した角孔10に係合している。
前記操作ハンドル7の外側からビス11がロックシャフト8の前端部のネジ孔12にねじ込まれ、該操作ハンドル7をロックシャフト8に固定するとともに、ハウジング6をロックシャフト8の前半部に回動自在に取付けている。
前記角孔10の底部にビス孔15が形成され、該ビス孔15の外側口縁部に凹孔16が形成され、前記ビス11の頭部を着座可能にしている。図中、17は操作ハンドル7の外周面に軸方向に形成した凸状リブである。
前記ボタン挿入孔18の内側口縁部に円管状のガイドリング20が突設され、該リング20の内周面に複数のガイドリブ21が管軸方向に突設され、該ガイドリブ21に後述する掛止片を介して操作ボタン22が軸方向へ移動可能に挿入されている。
図中、23はボタン挿入孔18の外側開口縁部に突設したリングエッヂで、操作ボタン22の開口側周面に形成した後述の掛止片の上端面と係合可能に形成され、操作ボタン22を抜け止め可能にしている。
図中、25は前記ハウジング6の内周面の等角度位置に突設した略三角柱状の複数の係止突起で、ガイドリング20,20の間に配置され、相対する一組の係止突起25の下端部に凸部26が突設され、該凸部26と係止突起25の下端面にネジ孔27,28が形成されている。
この他、図中、29は前記ハウジング6の開口側周面に形成した水抜き用の切欠溝で、ハウジング6の取付け時に垂直下向きに位置付られ、ハウジング6内に浸入した雨水等を排出可能にしている。
実施形態では8個のガイドリブ21と掛止片30とが等角度度位置に配置され、該掛止片30と同角度位置にドグ31が突設され、該ドグ31に後述するボタンギアのドグが噛合可能に突設されている。
図中、32は操作ボタン22の底部に形成したピン挿入孔で、暗証情報の設定および変更時に操作具である操作ピンが差し込まれる。
また、ボタンギア33の外周面に前記ガイドリブ21と係合可能な複数の係合爪36が突設され、該係合爪36の上端面はヘリカル状に形成され、該ヘリカルカムフェ−ス36aを前記ガイドリブ21のテ−パ面に係合して、ボタンギア33を回動可能にしている。
図中、37はボタンギア33のドグ35と他側端部に突設したリング状の凸部で、該凸部37にボタンスプリング38の一端が着座している。
前記中継部材39は亜鉛合金ダイカストによって有底筒状に成形され、その開口縁部にフランジ40が形成され、該フランジ40上に複数の暗証情報41を記した合成樹脂製の表示シ−ル42が接着されている。
実施形態では4個の表示窓24に暗証情報41の一部を設定し、それらを組み合わせて4桁の暗証番号を設定可能にしており、これらを「1」から「8」の8個の暗証数字を使用した4桁の暗証番号に構成しているが、「1」から「8」の代わりに、「0」から「7」の8個の暗証数字を採用することも可能である。
この場合、暗証情報41は実施形態のような数字に限らず、アルファベット文字または平仮名若しくは片仮名、ローマ数字等を用いることも可能であり、また表示シ−ル42の代わりに、フランジ40に暗証情報41を直接刻設することも可能である。
図中、45は中継部材39の底部外面に設けた凹状の位置決めマ−クで、暗証情報41の「1」の対応位置に設けている。
前記支持ガイド46の内部にテ−パ状のガイド孔47が形成され、その内部に後述する操作ピンを挿入可能にしている。前記中継部材39のフランジ40と他側端部に軸筒部48が突設され、該軸筒部48は後述する仕切盤の通孔に回動可能に挿入され、その内側に凹孔49が形成されていて、該凹孔49の底部の中央に小径側のガイド孔47が開口されている。
前記記憶変更カム51の周面で角軸52の角部の近傍に、緩やかな凹曲面状の凹部54が形成され、該凹部54に鋼球等の市販のロックボ−ル55が回転自在に収容されている
前記仕切盤56は亜鉛合金ダイカストによって異形の肉厚板状に形成され、その内側の平坦な平滑面56aを前記係止突起25に係合して配置し、ハウジング6の後端部を閉塞可能にしている。
図中、59は仕切盤56に形成した一対のビス孔で、前記ネジ孔27,27に対応して形成され、60は仕切盤56に形成した一対の切欠部で、前記凸部26を係合可能に収容し、仕切盤56を位置決め可能にしている。
前記軸孔58の外側に若干大径の凹孔62が形成され、該凹孔62にロックシャフト8の中間部の軸筒部63を回動可能に収容している。
前記軸孔61,61と凹孔62とを区画する仕切壁に貫通孔63を十字状に貫通形成し、該貫通孔63にロックボ−ル55を回転自在に収容している。
図中、64は軸孔61の外側に形成した凹状段部、65はビス孔59の周辺を切欠いて薄肉に形成した凹部である。
前記ロックボ−ル55は記憶変更カム51ないし中継部材39の回動角度によって、ロックシャフト8の凹部67に係脱可能に配置され、各記憶変更カム51の凹部54が軸筒部66の凹部67に対向し、ロックボ−ル55が凹部54側へ移動可能になると、ロックボ−ル55が凹部67との係合を解除されて解錠状態を形成し、ロックシャフト8ないし操作ハンドル7が回動可能になる。この状況は図40のようである。
69が装着され、またロックシャフト8の軸端部に角軸70が形成され、その内部にネジ
孔71が形成されていて、この軸端部をカバプレ−ト72に突設した固定軸73の貫通孔
74に挿入している。
前記カバプレ−ト72は亜鉛合金ダイカストによって円板状に成形され、該円板部をハウジング6の後端部に取付け、その開口部を閉塞可能にしている。
図中、80はバックプレ−ト72に形成した一対のビス孔で、該ビス孔80にビス81を挿入し、これを前記ハウジング6のネジ孔28にねじ込み可能にしている。
図中、85はロックナットで、前記取付け孔3aに挿入した固定軸73のネジ部78にねじ込んで、ボタン錠5をドア3の表面に固定可能にしている。86は鋼板製のロックプレ−トで、その一端に角軸70に嵌合可能な角孔87が形成され、その他端部を縦枠2とドア3の屈曲片2a,3aに形成した縦長のロック孔88,89に係入し、ドア2をロック可能にしている。
すなわち、前記箱錠95またはチュ−ブラ錠96を解錠して開扉後、閉扉前に操作ボタン22の少なくとも一つを押圧し、後述のようにボタン錠5を施錠状態にして閉扉し、デットボルト100を枠体のトロヨケ(共に図示略)に係合し、閉扉と同時に自動的に施錠可能にすることも可能である。
図中、110はボタン錠5の背面工に突設した一対の位置決めピン、111,112は箱錠101またはチュ−ブラ錠102に形成した一対のピン孔で、位置決めピン110を挿入可能にしている。
この場合、操作ボタン22の押圧操作時期を変えることによって、箱錠95またはチュ−ブラ錠96を本締錠として、また箱錠101またはチュ−ブラ錠102を自動施錠として使用することも可能である。
また、複数の操作ボタン22には8種類の暗証情報を設定ないし入力可能にしているから、1個の操作ボタン22に単一の暗証情報を設定ないし入力可能にするものに比べて、多数の暗証情報を得られ、かつその選択範囲も広がって防御能力の向上を図れ、その分操作ボタン22の低減を図れ前記コンパクト化を増進し得る。
特に、この効果は、複数の操作ボタン22を環状に配置し、その外側の同心円上に操作ハンドル7を配置する場合は、操作ボタン22の操作後、手指を速やかに移動して操作ハンドル7を操作し得るから、操作ボタンの離隔位置に操作ハンドルを配置したものに比べて、操作ボタン22の操作から操作ハンドルの操作に亘る一連の操作を簡便かつ速やかに行なえる。
しかも、操作ハンドル7を操作ボタン22の外側に配置することによって、操作ハンドル7の大径化を図れるから、操作ハンドル7の操作性が向上する。
その際、ビス11、81、93をメートル若しくはウイットウォースネジの代わりにセルフタッピングスクリュで構成し、これらに対応するネジ孔12、28、27をネジ加工不要なタップ孔に構成すれば、加工費が節減され一層安価に製作し得る。
この後、ボタンギヤ33の凸部37上にボタンスプリング38の小径部を載置し、該スプリング38の大径部に中継部材39を被着し、該中継部材39の内部にボタンスプリング38を収容する。
前記中継部材39の解錠位置の組み込みは、中継部材39の底部周面に設けた位置決めマ−ク45を、図10のように対応する表示窓24の中央に位置付けて行なう。
実施形態の場合は図23のように、位置決めマ−ク45の直近に暗証情報の「1」が位置し、この「1」が表示窓24に表示される。
そして、各表示窓24に「1」が表示され、つまり各中継部材39が初期位置に位置決めされたところで、平滑面56aを中継部材39に向けて仕切盤56をハウジング6内に挿入し、その平滑面56aに設けた貫通孔27を中継部材39の底部に突設した軸筒部48に嵌合し、ビス93をハウジング6のネジ孔27にねじ込んで、仕切盤56をハウジング6に取付ける。
その際、下側に位置する角軸52を係合溝50に係合し、角軸52の短小側の対角線に沿う角部を仕切盤56の中心に向けて配置し、上側に表出する凹部54を仕切盤56の中心に向けて配置し、かつこの凹部54を中心側の貫通孔63に対向して配置する。
そして、中継部材39の軸孔58にロックシャフト8を挿入し、その大径の軸筒部66を凹孔62に係合し、その周面の凹部67と前記凹部54との間にロックボ−ル55を挿入する。この状況は図40のようである。
すなわち、操作ハンドル7を回動操作すると、該ハンドル7がロックシャフト8と同期回動し、ロックシャフト8の後端部に連結するロックプレ−ト86を同動させてドア3を開閉可能にする。
実施形態では表示窓24に同一の暗証番号「1」が表示され、ロックボ−ル55とロックシャフト8の凹部67との係合が解除されてボタン錠5が解錠状態を形成し、ロックシャフト8と該シャフト8に係合して取付けた操作ハンドル7とが同期回動可能にされている。
例えば実施形態のようにロックシャフト8の後端部にロックプレ−ト86を取付け、該ロックプレ−ト86をボタン錠5に連係する閂として使用し、またロックシャフト8を角柱状に形成し、ドア錠の錠機構に使用する駆動カムの角孔に係合させる角芯棒として使用し、若しくは別設の角芯棒をロックシャフト8の後端部に同動可能に連結し、更にはロックシャフト8をシリンダ錠に回動可能に装着し、ロックシャフト8をボタン錠5に連係するロ−タリシリンダとして使用し、前記シリンダ錠をキ−の代わりにボタン錠5に連係させて施解錠可能にする。
この後、固定軸73の後端部に突出したロックシャフト8の角軸70にストップワッシャ−83を取付け、その係止部84を固定軸73の後端部に突設した係止爪82に係合可能に取付け、ロックシャフト8の回動角度を規制するとともに、前記角軸70の端部にロックプレ−ト86の角孔87を嵌合する。その際、ロックプレ−ト86の回動状態に応じてハウジング6の取付け角度を調整し、切欠溝29を垂直下向きに位置決めする。
この状況は図4のようで、ロックプレ−ト86の他端部がロック孔88,89に係入し、ドア3の開放をロックしている。この場合、ビス11がボタン錠5の前面に表出しているため、これを適宜手段で隠蔽し、ビス11の悪戯を防止することが望ましい。
する。
この暗証情報は4桁の暗証情報を選択して構成し、実施形態では1乃至8の暗証番号を適宜組み合わせて構成する。この場合、同一の暗証番号を重複して使用し、例えば「1111」、「1122」に選択することも可能である。実施形態では暗証番号として「1234」を採用し、上側左の操作ボタン22を暗証番号「1」に対応させ、以下時計方向へ順に暗証番号「2」、「3」、「4」とし、それぞれ近傍の操作ボタン22に対応させている。
実施形態では、図1の上側左の操作ボタン22を暗証番号「1」に対応させ、上側右の操作ボタン22を暗証番号「2」に対応させ、下側右の操作ボタン22を暗証番号「3」に対応させ、下側左の操作ボタン22を暗証番号「4」に対応させている。
この場合、前記ボタン錠5の解錠状態は、当初は暗証情報が「1111」に設定され、その内部では図40のようロックボ−ル55とロックシャフト8の凹部67との係合が解除され、操作ハンドル7とロックシャフト8とが同期回動可能に置かれ、外観上はボタン錠5の前面の各表示窓24に暗証番号「1」が表示されていることで確認し得る。
その際、解錠状態を確認できなかった場合は、後述のように操作ピン94およびその把持部95を用いて操作ボタン22を所定回数押圧し、各表示窓24に暗証番号「1」を表示させる。
このようにすると、カムスプリング76が押し縮められ、その変位分記憶変更カム51が同方向へ移動し、この他側で角軸52が係合溝50から離間し、記憶変更カム51と係合溝50の係合が解除され、中継部材39が回動可能になる。
この状況の下で前記操作ピン94の挿入状態を維持しながら、把持部95の端部を暗証番号に対応する近傍の操作ボタン22に係合させて所定回数押圧する。
また、暗証情報「2」に対応する操作ボタン22に対しては、表示窓24に当初「1」が表示されているから、暗証情報「2」と「1」との差分、操作ボタン22を1回押圧操作し、暗証情報「3」に対応する操作ボタン22に対しては、暗証情報「3」と「1」との差分、操作ボタン22を2回押圧操作し、暗証情報「4」に対応する操作ボタン22に対しては、表示窓24に当初「1」が表示されているから、暗証情報「4」と「1」との差分、操作ボタン22を3回押圧操作する。
また、暗証情報「2」に対応する操作ボタン22は、図40において上側左位置の記憶変更カム51の前方に位置し、同位置の操作ボタン22を1回押圧操作し、暗証情報「3」に対応する操作ボタン22は、図40において下側左位置の記憶変更カム51の前方に位置し、同位置の操作ボタン22を2回押圧操作し、暗証情報「4」に対応する操作ボタン22は、図40において下側右位置の記憶変更カム51の前方に位置し、同位置の操作ボタン22を3回押圧操作する。
このようにすると、操作ボタン22と、そのドグ31と係合下のボタンギア33とがハウジング6の内側へ一緒に押し込まれ、掛止片30とガイドリブ21とが係合を解除する
このため、中継部材39がボタンギア33の角孔34に嵌合した角柱状の支持ガイド46を介して、支持ガイド46を中心にボタンギア33と同期回動し、実施形態では図10上時計方向へ45°回動し、これにフランジ40の表示シ−ル42が同動して、フランジ40と相対する表示窓24の暗証番号が「1」から「2」へ切り替わる。
この場合、記憶変更カム51は組み付け時と同相位置を維持し、一方、係合溝50は中継部材39と一緒に45°回動しているが、各係合溝50の中心角度は45°に設定されているため、回動後も各係合溝50の位置は当初と同一状態に置かれ、この係合溝50に角軸52が係合する。
したがって、記憶変更カム51は当初の解錠時と同位置を維持し、その凹部54が暗証番号入力前後と同位置に置かれ、前記凹部54とロックシャフト8の凹部67との間にロックボ−ル55が介在している。
したがって、暗証情報「3」に対応する操作ボタン22に対する記憶変更カム51は、当初の解錠時と同位置を維持し、その凹部54が暗証番号入力前後と同位置に置かれ、前記凹部54とロックシャフト8の凹部67との間にロックボ−ル55が介在している。
この後、操作ボタン22を更にもう1回押圧操作し、ボタンギア33と中継部材39を更に45°回動し、表示窓24の暗証番号を「3」から「4」へ切り替える。
したがって、暗証情報「4」に対応する操作ボタン22に対する記憶変更カム51は、当初の解錠時と同位置を維持し、その凹部54が暗証番号入力前後と同位置に置かれ、前記凹部54とロックシャフト8の凹部67との間にロックボ−ル55が介在している。
例えば1個の操作ボタン22をボタンスプリング38の弾性に抗して1回押圧すると、操作ボタン22とボタンギア33と記憶変更カム51がハウジング6側へ一緒に押し込まれる。
この後、操作ボタン22の押圧操作を解除すると、操作ボタン22とボタンギア33と記憶変更カム51とが、ボタンスプリング38とカムスプリング76の弾性によって原位置に押し戻される。
この場合、前記施錠後、1個以上の操作ボタン22を適宜回数押圧操作して偽装工作し、表示窓24の暗証番号を施錠時または暗証番号設定時と相違させ、設定後の暗証番号「1234」を察知されないようにして置くことが望ましい。
その場合は、操作ボタン22のドグ31にボタンギア33のドグ35が噛合し、またボタンギア33の角孔34に中継部材け39の角柱状の支持ガイド46が係合し、更に中継部材け39の係合溝50に記憶変更カム51の角軸52が係合して、記憶変更カム51の回動を強固に阻止し施錠状態を堅固に維持する。
実施形態では暗証番号「1234」のうち、図40の上側左位置の操作ボタン22に暗証番号「1」が設定され、同図の上側右位置の操作ボタン22に暗証番号「2」が設定され、また同図の下側右位置の操作ボタン22に暗証番号「3」が設定され、同図の下側右位置の操作ボタン22に暗証番号「4」が設定されている。ただし、解錠操作前は各操作ボタン22の近傍の表示窓24には偽装工作によって、暗証番号と相違する暗証番号が表示されている。
例えば図41の施錠状態において、上側右位置の記憶変更カム51に対応する操作ボタン22を所定回数押圧操作し、ボタンギア33と中継部材39を所定角度同期回動させて、記憶変更カム51の凹部54をロックボ−ル55側に対向させ、表示窓24に暗証番号「1」を表示させる。
以後、同様な要領で下側左位置の記憶変更カム51に対応する操作ボタン22の近傍の表示窓24に暗証番号「3」を表示させ、下側右位置の記憶変更カム51に対応する操作ボタン22の近傍の表示窓24に暗証番号「4」を表示させる。
そこで、操作ハンドル7を保持して回動し、これにロックシャフト8を同期回動させてロックプレ−ト86を同動させ、該ロックプレ−ト86の端部をロック孔88,89から脱出させて、ロックプレ−ト86による閂機能を解除し、操作ハンドル7を手前に引けばドア3が蝶番4を支点に回動してロッカ−内部が開放される。
すなわち、操作ピン94を操作ボタン22のピン挿入孔32に挿入し、その軸端を記憶変更カム51に当接させて押し込み、記憶変更カム51と係合溝50の係合を解除し、中継部材39を回動可能にする。
この後、操作ピン94をピン挿入孔32から引き抜き、角軸52を中継部材39の係合溝50に解錠時と同相位置で係合させ、凹部54とロックシャフト8の凹部67との間にロックボ−ル55を介在させ、解錠時と同様の状態に調整すれば良い。
更に、ロックシャフト8をキーレス型のシリンダ錠のロータリシリンダとして機能させる場合は、キ−操作の代わりに、操作ボタン22を操作してロックシャフト8ないしロータリシリンダを回動させ、これを操作ハンドル7と同期回動可能に設けて、電気系統を排除したメカロックタイプのキーレス型シリンダ錠に使用可能にする。
前記操作ハンドル113は回動ア−ム114の先端部に取付けられ、該回動ア−ム114は図47のように略L字形断面に形成され、その基端部に形成した角孔115をロックシャフト8の中間部の角軸部116に係合し、ロックシャフト8と同期回動可能に設けている。
このように操作ハンドル113を小形化することによって、ボタン錠5の小形化と操作性を向上することができる。
5 ボタン錠
6 ハウジング
7 操作ハンドル
8 ロックシャフト
8a 角芯棒
22 操作ボタン
24 表示窓
29 切欠溝
33 ボタンギア
39 中継部材
47 ガイド孔
50 係合溝
51 記憶変更カム
52 角軸
54 凹部
55 ロックボ−ル
67 凹部
88 ロック孔
89 ロック孔
94 操作ピン
95 ドア錠(箱錠)
96 ドア錠(チュ−ブラ錠)
97 駆動カム
97a カム孔
100 デットボルト
101 ドア錠(箱錠)
103 連結板
104 駆動カム
105 駆動カム
104a カム孔
105a カム孔
108 デットボルト
109 デットボルト
113 操作ハンドル
しかも、暗証番号の設定または変更時は、ブロックおよびケースフレームをドアから取り外してボタンを表出し、また隣接部品を分解して各ボタンの正立または倒立状態を組み換え、板体をスリットに挿入する煩雑な作業を要し、手間が掛かる上にボタンの正立または倒立状態が酷似して間違え易く、しかもケースフレームに各板体を順次積層配置し、これらを一体に固定しているため、ケースフレームと各板体とが分離不可分になって、それらの合理的な製作ないし量産化が難しく、また各部の形状寸法が制約されてケースフレームのデザインに自由度が得られない、等の問題があった。
請求項3の発明は、操作ハンドルを有底円筒状に形成し、該操作ハンドルとハウジングを内外に同心円上に配置し、操作ハンドルとハウジングを小形化しドアの美観を向上するとともに、操作ハンドルの操作性を向上するようにしている。
請求項4の発明は、操作ハンドルを握持可能な略直方体形状に形成し、該操作ハンドルをハウジングの外周面に沿って回動可能に設け、操作ハンドルを小形化し、その操作性を向上するようにしている。
請求項6の発明は、ハウジングの周面に切欠溝を形成し、該切欠溝をハウジング内部に連通可能に設け、かつ該切欠溝を垂直下向きに配置し、ハウジング内に浸入する雨水を切欠溝から排出して流下し、錠前の故障や機能低下を防止するようにしている。
請求項2の発明は、操作ハンドルをハウジングの外周面に沿って回動可能に設けたから、ハウジングと操作ハンドルを小形化しドアの美観を向上するとともに、操作ハンドルの操作性を向上することができる。
請求項4の発明は、操作ハンドルを握持可能な略直方体形状に形成し、該操作ハンドルをハウジングの外周面に沿って回動可能に設けたから、操作ハンドルを小形化し、その操作性を向上することができる。
請求項5の発明は、操作ハンドルの前記ロックシャフトと同心円上の等角度度位置に複数の操作窓を設け、該操作窓の内側に前記操作ボタンを配置したから、操作ボタンの突出ないし露出を回避して保護することができる。
図中、25は前記ハウジング6の内周面の等角度位置に突設した略三角柱状の複数の係止突起で、ガイドリング20,20の間に配置され、相対する一組の係止突起25の下端部に凸部26が突設され、該凸部26と係止突起25の下端面にネジ孔27,28が形成されている。
この他、図中、29は前記ハウジング6の開口側周面に形成した水抜き用の切欠溝で、ハウジング6の取付け時に垂直下向きに位置付られ、ハウジング6内に浸入した雨水等を排出可能にしている。
実施形態では8個のガイドリブ21と掛止片30とが等角度度位置に配置され、該掛止片30と同角度位置にドグ31が突設され、該ドグ31に後述するボタンギアのドグが噛合可能に突設されている。
図中、32は操作ボタン22の前部に形成したピン挿入孔で、暗証情報の設定および変更時に操作具である操作ピンが差し込まれる。
その場合は、操作ボタン22のドグ31にボタンギア33のドグ35が噛合し、またボタンギア33の角孔34に中継部材39の角柱状の支持ガイド46が係合し、更に中継部材け39の係合溝50に記憶変更カム51の角軸52が係合して、記憶変更カム51の回動を強固に阻止し施錠状態を堅固に維持する。
Claims (15)
- 軸方向に変位し所定の情報を設定または入力可能な複数の操作ボタンと、該操作ボタンと同軸上に配置され、前記操作ボタンによる情報の設定または入力に応じて操作ボタンと係合し、かつ軸方向へ変位するとともに回動可能なボタンギアと、該ボタンギアと同期回動可能で端部に複数の係合溝を設けた中継部材と、前記ボタンギアと同期回動可能で、かつ前記係合溝に係脱可能な角軸と周面に凹部を形成した記憶変更カムと、前記操作ボタンとボタンギアと中継部材と記憶変更カムを収容するハウジングと、該ハウジングの前面に回動可能に設け施錠部材に連係させた操作ハンドルと、を備えたボタン錠において、前記ハウジングにロックシャフトを回動可能に設け、該ロックシャフトの周面に複数の凹部を形成し、該凹部と前記記憶変更カムの凹部との間にロックボ−ルを係合可能に収容するとともに、前記ハウジングのロックシャフトと同心円上に前記操作ボタンを等角度度位置に配置し、前記ハウジングの周面に沿って操作ハンドルを移動可能に配置し、かつ操作ハンドルとロックシャフトとを同期回動または回動不可能に設けたことを特徴とするボタン錠
- 前記ロックシャフトの各凹部と、前記記憶変更カムの各凹部との間にそれぞれロックボ−ルを介在し、操作ハンドルとロックシャフトとを同期回動可能にして解錠可能にした請求項1記載のボタン錠。
- 前記ロックシャフトの凹部に配置したロックボ−ルに、少なくとも一つの記憶変更カムの周面を係合させ、操作ハンドルとロックシャフトとを回動不可能にして施錠可能にした請求項1記載のボタン錠。
- 解錠時に少なくとも一つの操作ボタンを押圧操作し、該操作ボタンに連係する記憶変更カムを回動し、操作ハンドルとロックシャフトとを回動不可能にして施錠可能にした請求項3記載のボタン錠。
- 前記ロックシャフトの後端部を角柱状に形成し、該後端部を駆動カムと該駆動カムに連係するデットボルトを備えたドア錠のカム孔に係合可能に設け、またはロックシャフトの後端部に連結板を連結し、該連結板を前記ドア錠のカム孔に係合可能に設けた請求項1記載のボタン錠。
- 解錠時のドア錠の閉扉前に少なくとも一つの操作ボタンを押圧操作し、該操作ボタンに連係する記憶変更カムの回動を介してドア錠を施錠後、ドアを閉扉し施錠可能にした請求項4または5記載のボタン錠。
- 解錠時のドア錠を閉扉し操作ハンドルを回動後、少なくとも一つの操作ボタンを押圧操作し、該操作ボタンに連係する記憶変更カムの回動を介してドア錠を施錠可能にした請求項4または5記載のボタン錠。
- 前記ロックシャフトの後端部をシリンダ錠の内部に配置した請求項1記載のボタン錠。
- 前記ロックシャフトの後端部にロックプレ−トの基端部を同動可能に連結し、該ロックプレ−トの先端部を縦枠とドア側のそれぞれに形成したロック孔に係脱可能に配置した請求項1記載のボタン錠。
- 前記ハウジング前面の各操作ボタンの近傍に、前記操作ボタンに設定または入力した暗証情報を表示可能にした請求項1記載のボタン錠。
- 前記ハウジング前面の各操作ボタンの近傍に表示窓を設けるとともに、前記中継部材を有底筒状に形成し、該中継部材のフランジに複数の暗証情報を等角度度位置に配置し、その暗証情報の一つを表示窓に表示可能にした請求項10記載のボタン錠。
- 前記表示窓をハウジングと同心円上に配置し、その一の表示窓に表示された情報を始点に、環状に配置された表示窓に表示された情報を順に呼称して暗証情報を構成した請求項11記載のボタン錠。
- 前記ハウジングを有底筒状に形成した請求項1記載のボタン錠。
- 前記操作ボタンの前端面に操作ピンを挿入可能なピン挿入孔を形成するとともに、前記操作ボタンの同軸上に配置した中継部材に前記操作ピンを挿入可能なガイド孔を形成し、前記操作ピンを介して前記記憶変更カムの角軸と中継部材の係合溝との係合を解除し、中継部材を回動可能にした請求項1記載のボタン錠。
- 前記ハウジングの周面に切欠溝を形成し、該切欠溝をハウジング内部に連通可能に設け、かつ該切欠溝を垂直下向きに配置した請求項13記載のボタン錠。
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