JP2014234282A - 音声検品システム - Google Patents

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Abstract

【課題】荷積みや荷下ろし時に適した順番で品物の名称等を読み上げる。
【解決手段】
出荷伝票データ18と、これに含まれた品物名20の読み上げ順を指定する順指定データ24とを記憶する。品物名20とその数量22を、順指定データ24で指定された順序で合成音声28にして読み上げて無線送信する。作業者44はこれを受信機46で受信する。作業者の応答音声は送受信機48により送信され、音声認識装置50が認識処理をする。認識処理の結果を含む検品データ30を生成して記憶装置16に記憶させる。順指定データ24として、荷積み時または箱詰め時の検品用に、ピックアップ時とは読み上げ順序を変えたものが自動的に生成される。荷積み時のものは、荷下ろし時または箱の開封時の検品用と読み上げ順が反対のものになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷積みや荷下ろしや乗せ替え作業等の際に品物の有無を確認するために、作業者の作業をコンピュータが音声で支援する音声検品システムに関する。
品物を配送するために、品物を保管した倉庫から、出荷伝票の指示に従って品物が運搬車等にピッキングされる。このとき、作業者の作業を支援する音声検品システムが利用されている(特許文献1−3)
特許5117660号公報 特開1996−91515号公報 特開1998−35837号公報
既知の従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
ピッキング処理後、品物は出荷先毎に箱詰めされ、トラック等に荷積みされる。同一出荷先に複数の箱を届ける場合もある。箱詰めされない品物も混載する場合がある。いずれの場合でも、出荷先毎に出荷伝票が作成される。荷積み時には、コンピュータが品物の名前と数量を読み上げて、作業者が応答しながら検品をする。また、出荷先で荷下ろしする場合も同様の作業をする。荷下ろし後に、客先の担当者とともに、箱詰めされた品物を取り出して全数を検品することもある。トラック等に荷積みをする場合には、箱の重さやサイズや形状を考慮して、適切な順番に積み上げられる。
これらを荷下ろしするときは、積み上げた品物を上から順番に取り出す。従って、出荷伝票をコンピュータがそのまま読み上げても、その順番と荷積みや荷下ろしの順番が相違することがある。従って、検品をしてから荷積みし、荷下ろししてから検品するといった作業になり、効率的な検品ができない。また、作業者が品物を持ち運びながら、コンピュータが次々と品物の名称や数量を読み上げていると、例えば、数量等の聞き違えが発生することがある。
上記の課題を解決するために、本発明は次のような音声検品システムを提供することを目的とする。
(1)荷積みや荷下ろし時に適した順番で品物の名称等を読み上げる音声検品システムを提供する。
(2)音声検品作業において、作業者が品物の数量等について勘違いを生じることがない音声検品システムを提供する。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
<構成1>
出荷伝票データと、前記出荷伝票データに含まれた品物名(略称を含む)の読み上げ順を指定する順指定データとを記憶した記憶装置と、
前記品物名(略称を含む)とその数量を、前記順指定データで指定された順序で合成音声にして読み上げて無線送信する音声出力装置と、
作業者に装着されて前記合成音声を受信する受信機と、
前記作業者に装着されて作業者の音声を送信する送信機と、
前記送信機から送信された音声を受信して認識処理を実行する音声認識装置と、
前記認識処理の結果を含む検品データを生成して前記記憶装置に記憶させる検品処理装置とを備え、
前記順指定データは、荷積み時または箱詰め時の検品用に、ピックアップ時とは異なるものが設けられており、
荷積み時には、荷下ろし時または箱の開封時の検品用と読み上げ順が反対のものが設けられていることを特徴とする音声検品システム。
<構成2>
構成1に記載の音声検品システムにおいて、
前記記憶装置は、任意の読み上げ順序を指定した順指定データを記憶しており、
前記音声出力装置は、前記順指定データで指定された順序で前記読み上げを行い、
前記音声認識装置が、前記作業者の送信機から、パスを意味する音声が入力したことを認識したとき、直前に読み上げた品物の再読み上げタイミングを設定するとともに、順指定データを更新することを特徴とする音声検品システム。
<構成3>
構成1または2に記載の音声検品システムにおいて、新たに順指定装置を設け、
前記音声認識装置は、荷積み時または箱詰め時に作業者の送信機から送信された、品物と数量を特定する音声を受信して認識処理し、
前記音声出力装置は、認識処理された結果が前記出荷伝票データに含まれているときは、該当する品物名(略称を含む)とその数量を復唱し、
前記順指定装置は、前記認識処理された順番どおりの順指定データを生成して、荷積み時または箱詰め時の検品用として記憶装置に記憶させることを特徴とする音声検品システム。
<構成4>
構成1乃至3のいずれかに記載の音声検品システムにおいて、
作業者の音声を受信して認識する処理に代えて、品物を特定するスキャナの読み取り信号を受信して検品処理を実行することを特徴とする音声検品システム。
<構成5>
構成1乃至4のいずれかに記載の音声検品システムにおいて、
前記検品処理装置は、検品作業の結果を、音声データまたは認識文字データを使用して記憶装置に記憶させ、かつ、タイムスタンプ及び位置情報を同時に記憶させることを特徴とする音声検品システム。
<構成6>
コンピュータを、構成1の音声検品システムとして機能させる音声検品プログラム。
<構成7>
構成6に記載の音声検品プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
<構成1の効果>
荷積み時(箱詰め時)や荷下ろし時(箱を開封して品物を取り出す時)に、出荷伝票に記載された順序やピックアップ時の読み上げ順で品物名を読み上げると、順序が狂って作業性が悪くなるので、そのつど、最適な順指定データを使用するようにした。
<構成2の効果>
コンピュータが品物を読み上げたとき、作業者がその品物をすぐに見付けられないときは、「パス」といった応答により、コンピュータによる読み上げを後回しにする。最後にまわしてもよいし、ひとつだけ順番を後にずらすような制御でもよい。
品物がみあたらないときは欠品処理でなく後回しにすることで、荷積みのときと荷下ろしのときの順番の狂いを調整できる。予め設定した順指定データが不適切な場合でも問題なく対応できる。
<構成3の効果>
作業者は、検品済みの品物が乗せられた台車から、荷積み時または箱詰め時に最適な順番で品物を取り出す。この作業時に荷積み時または箱詰め時の検品用の順指定データを生成する。この順指定データは使用されないが、その順番を逆にすれば、荷下ろし時または箱の開封時の検品用の順指定データにすることができる。
<構成4の効果>
品物の名称等を作業者がわからないときに、パーソナルコンピュータとスキャナによる処理を混在させれば、円滑に作業を進めることができる。
<構成5の効果>
タイムスタンプ及び位置情報を記録することで、配送先や順序の後日確認ができる。現物確認のための写真や動画を添付するようにしてもよい。
実施例1の音声検品システムを示すブロック図である。 従来一般の品物の出荷の流れを説明する説明図である。 品物名20と順指定データ24との関係を示す説明図である。 荷積み時に自動的に順指定データ24bを生成する処理の説明図である。 荷積み時の音声検品動作フロー図である。 順指定データを生成する処理の動作フロー図である。 作業者が商品名を読み上げて検品処理をする動作フロー図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例毎に詳細に説明する。
図1は実施例1の音声検品システムを示すブロック図である。また、図2は従来一般の品物の出荷の流れを説明する説明図である。
まず、図2を用いて、倉庫に保管された品物を出荷して納品するまでの工程を説明する。始めに、図2(a)に示すように、作業者44は倉庫の棚56に保管された品物59を、出荷伝票の指示に従ってピックアップする。品物59を台車60に乗せて出荷用の検品場に運搬する。
図2(b)に示すように、出荷用の検品場では、スキャナ64等を用いて出荷伝票との突き合わせを行い、(c)に示すように品物59をトラック61に積み込む。(d)と(e)に示すように、出荷先にトラック61が到着すると、作業者44は品物59を荷下ろしして、搬入処理をする。そして、例えば、(f)に示すように、梱包を解いて内容物を確認する。このとき、スキャナ64を使用して検品処理を行う場合もある。
なお、棚56から品物59をピックアップする場合、トラック61に品物59を荷積みする前、トラック61から品物59を荷下ろしするとき、及び梱包を解くときに、検品を行うことが望ましい。その作業を簡便にするために、図の(g)に示すように、作業者44がヘッドセット46を装着して、コンピュータが読み上げた品物名を確認して「ハイ」と応答することにより、検品が完了する。
ここで、荷積み時(箱詰め時)や荷下ろし時(箱を開封して品物を取り出す時)には、必ずしもピックアップ時と同じ順番に品物を取り上げたりはしない。荷積みし易い順番や、品物のサイズや重さ等を考慮して作業者が最適な順番に品物を取り上げていく。従って、検品は、図2(b)に示すように、全ての品物が並べられた状態で行われる。
しかしながら、全ての品物が並べられた状態で音声検品を行うと、見間違いや品物の数の数え間違いも発生し得る。作業者が一個ずつ品物を取り上げて荷積みしたり荷下ろししたりするときに、音声でコンピュータとやりとりをすると、個々の品物を手にとって確認するので、信頼性が高くなる。また、全ての品物を並べて検品作業をする必要がなくなり、効率も上がる。
ところが、上記のように、ピックアップ時と荷積み時と荷下ろし時とでは、それぞれ品物を取り上げる順序が異なる。従って、コンピュータが出荷伝票に記載された順序で品物の名称を読み上げると、順序が狂って作業性が悪くなる。本発明では、この読み上げ順序を自動的に変更したり、最適化できるようにする。
図1において、コンピュータ12の記憶装置16には、出荷伝票データ18と、順指定データ24とが記憶されている。また、検品作業時には、合成音声28や検品データ30が生成されて記憶装置16に記憶される。
出荷伝票データ18には、品物名20と数量22とが含まれている。順指定データ24は、出荷伝票データ18に含まれた品物の読み上げ順を指定するデータである。
コンピュータ12の演算処理装置14は、インストールされたコンピュータプログラムにより、図示したような、音声出力装置42と、音声認識装置50と、検品処理装置52と、順指定装置62として機能する。
音声出力装置42は、品物名20とその数量22を、順指定データ24で指定された順序で合成音声28にして読み上げて無線送信する機能を持つ。作業者44には、合成音声28を受信する受信機と作業者44の音声を送信する送信機とが装着されている。図では、送信機と受信機とをまとめて送受信機48と表示した。また、作業者44はヘッドセットを装着して両手をフリーにして検品処理をする。ヘッドセットはマイクとイヤホンとを備える。
音声認識装置50は、送受信機48から送信された音声を受信して認識処理を実行する機能を持つ。検品処理装置52は、認識処理の結果を含む検品データ30を生成して記憶装置16に記憶させる機能を持つ。
出荷伝票データ18は、出荷される品物とその数量22と出荷先等の情報を含むデータである。音声検品処理では、出荷伝票データ18に含まれた品物名20をそのまま使用するか、あるいは、短縮された名称や商品コード等の略称を使用するとよい。音声出力装置42がいずれかの品物名20または略称を読み上げると、それを聞いた作業者44は、例えば、「はい」とか「OK」といった応答をする。
図3は、品物名20と順指定データ24との関係を示す説明図である。
例えば、出荷伝票データ18に、品物名a1〜a8が含まれていたとする。そして、倉庫54から品物をピックアップするために、順指定データ24aが準備されているものとする。品物を保管した棚56(図2)の配置に合わせて読み上げる品物の順序が決められている。
ここで、ピックアップされた品物を台車から下ろしてトラックに荷積みしたり箱詰めをする場合には、大きいものや重いものが下になるように積み上げる。このために、順指定データ24bを生成する。荷積み時の順指定データ24bは、作業者や荷積みの熟練者が荷積み時の状態を想定して手作業で作成しておくとよい。また、後の実施例で、このデータを自動的に生成する処理を説明する。
一方、荷下ろし時には、積み上げた品物を上から順番に取り出す。箱詰めされた品物を取り出す場合も同様である。従って、荷積み時または箱の開封時の検品用と読み上げ順が反対の順指定データ24cを設ける。これを検品用に使用すれば、作業が円滑に進む。即ち、品物を積み上げた場合には、上から順番に品物の名称の読み上げができるから、荷下ろししながら検品ができる。
なお、順指定データ24は、出荷伝票データ18とは別個に設けたテーブルデータのようなものでもよいし、出荷伝票データ18と一体のポインタのようなものでもよい。予め出荷伝票データ18から人為的に、あるいは自動的に生成されるものでよい。また、荷積み時または箱詰め時の検品用の順指定データ24を自動的に逆順に読めば、荷下ろし時または箱の開封時の検品用になるので、両者を別個に設ける必要はない。
図4は荷積み時に自動的に順指定データ24bを生成する処理の説明図である。
荷積み時に、コンピュータが、図3の順指定データ24aを読み上げるものとする。これはピックアップに適した順序に品物が並んでいるが、荷積み時には、どんな順序で読み上げがおこなわれても構わない。
作業者は、荷積みに最適な順序で品物を取り上げて荷積みを開始する。コンピュータは、品物名を順指定データ24aの順で読み上げる。作業者は、自分が取り上げた品物とコンピュータが読み上げた品物とが相違するときは、例えば、「パス」という音声で応答する。音声認識装置50(図1)は、作業者44によるパスを意味する音声が入力したことを認識したとき、直前に読み上げた品物名の読み上げ順を繰り下げる。
図4に示すように、品物名a1と品物名a2を読み上げたときに「パス」という応答があると、これらを最後に再度読み上げるように順指定データ24aを更新する。次の品物名a1を読み上げたときに、作業者44は「ハイ」と応答する。この品物名a3を順指定データ24bの先頭に読み上げるようにする。作業者は、次の品物を取り上げて荷積みを開始する。そのとき、品物名a4をが読み上げられると、作業者44は「ハイ」と応答する。この品物名a4を、順指定データ24bの2番目に読み上げるようにする。
その後、品物名a5と品物名a6が読み上げられたときに「パス」という応答があるから、その再読み上げのタイミングも、最後に順送りする。以上の要領で、作業者が荷積みを終えるときには,自動的にその荷積み順に順指定データ24bが生成される。また、作業者は、パスということ自体煩わしいが、荷積み作業中に、全ての品物名が読み上げられ、自動的に検品ができるので、作業性は良くなる。
荷積みが終了して順指定データ24bが完成し、必要なすべての検品が正常に終了したときは、順指定装置62が順指定データ24bを読み取って、自動的に逆順にする。こうして、順指定データ24cが自動的に生成される。作業者は、荷下ろし時に、この順指定データ24cを使用することで、品物の読み上げ順が荷下ろし作業とぴったり合った音声検品処理ができる。
これまでの実施例では、コンピュータが出荷データの内容を読み上げて、作業者がその読み上げどおりの品物の有無を確認するようにした。しかしながら、ピックアップされてすぐに検品処理がされていれば、荷積み時にその検品処理時と同じ品物を全て取り扱ったかどうかの確認ができればよい。照合の対象は限定されている。
そこで、この実施例では、荷積み時や箱詰め時に作業者が品物を取り上げるたびに、その品物の名称や数量を音声でコンピュータに送信する。コンピュータは、作業者の音声を認識して、出荷伝票と照合する。このとき、コンピュータが品物名を間違いなく認識したかどうか作業者側で確認したい。認識誤りもあり得るからである。そこで、音声出力装置42は、認識処理された結果が出荷伝票データ18に含まれているときは、該当する品物名20とその数量22を復唱する。
順指定装置62は、認識処理された順番どおりの順指定データ24を生成して、荷積み時または箱詰め時の検品用として記憶装置16に記憶させる。こうして、作業者44は、検品済みの品物が乗せられた台車から、荷積み時または箱詰め時に最適な順番で品物を取り出しながら、検品処理ができる。同時に、荷積み時または箱詰め時の検品用の順指定データ24を生成する。この順指定データ24は使用されないが、その順番を逆にすれば、荷下ろし時または箱の開封時の検品用の順指定データ24にすることができる。
荷積みも荷下ろしも、作業者44の決めた順番でできるので、円滑に検品作業をすすめられる。音声認識の対象となる品物が限定されているから、認識は容易で、コンピュータ12が復唱をすれば、誤認は防止できる。さらに、作業者44が品物の数量22を確認して音声入力するので、聞き違いやうっかりによる数量22のカウントミスを防止できる。
なお、この実施例において、作業者44の音声を受信して認識する処理に代えて、品物を特定するスキャナ64の読み取り信号32を受信して検品処理を実行することもできる。品物の名称等を作業者44がわからないときに、パーソナルコンピュータ12とスキャナ64による処理を混在させれば、円滑に作業を進めることができる。
また、検品処理装置52は、後日の客先からの照会用として、検品作業の結果を、作業者の音声をそのまま録音した音声データ34や認識文字データ36を記憶装置16に記憶させるとよい。、同時に、タイムスタンプ38や位置情報40を記憶させることで、どの作業者が、いつ,どこで、どのような内容の検品処理をしたかを明確にできる。現物確認のための写真や動画を添付するようにしてもよい。
荷積みや荷下ろし時に欠品が検出されたときは、コンピュータ12が自動的に追加発送のための処理を実行するようにすれば、さらに効率的である。
以下の図を使用して、コンピュータ12の処理手順を説明する。図5は、荷積み時の音声検品動作フロー図である。
検品処理が開始されると、音声出力装置42が出荷伝票データ18を参照して、品物名を読み上げる(ステップS11。これに対して、作業者44は、ヘッドセット46を使用して音声で応答する。音声認識装置50は、ステップS12で、その応答を認識する。
認識をした結果に基づいて、音声認識装置50は、ステップS13で、応答が、「ハイ」かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS14の処理に移行し、ノーのときはステップS15の処理に移行する。ステップS14では、該当する品物について、存在を確認したので、その検品処理をする。
この検品処理では、検品処理装置52が、図1に示したように、読み取り信号32や音声データ34や認識文字データ36やタイムスタンプ38や位置情報40を、その品物名と数量を示すデータとともに、保存しておくとよい。
ステップS15では、応答が、「ナシ」かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS16の処理に移行し、ノーのときはステップS18の処理に移行する。ステップS16では、該当する品物が無いと判断して、その欠品処理をする。検品データ30に欠品という表示を記録する。さらに、ステップS17で、該当する宛先に対してその品物を補充して発送するように,、手配処理をする。
ステップS18では、検品処理装置52が、全品読み上げをしたかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS19の処理に移行し、ノーのときはステップS11の処理に戻って、全ての品物について、検品処理を繰り返す。ステップS19では、完成した検品データの出力をする。図1に示した記憶装置16に記憶させ、さらに作業者44の所持する携帯プリンタに印刷イメージを送信する。
図6は、順指定データを生成する処理の動作フロー図である。
この処理は、作業者44が荷積みや箱詰め作業をするときに、コンピュータが読み上げた品物名に対して、「パス」と応答して、読み上げ順の変更をさせるものである。まず、ステップS21で、音声出力装置42が、出荷伝票データ18を参照して、そこに記録された最初の品物名の読み上げをする。
ステップS22では、音声認識装置50が、作業者44の応答の認識処理をする。ステップS23では、その応答が、「パス」かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS24の処理に移行し、ノーのときはステップS25の処理に移行する。ステップS24は、順指定データを生成する処理である。パスの場合には、いま読み上げた品物名を、最後に再度読み上げるように、順指定データを生成(変更)する。
ステップS25では、応答が、「ハイ」かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS26の処理に移行し、ノーのときはステップS27の処理に移行する。ステップS26では、該当する品物を検品処理する。ステップS27では、全品読み上げをしたかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS28の処理に移行し、ノーのときはステップS21の処理に戻って、全ての品物について検品処理を繰り返す。
ステップS28では、ここまでの荷積み作業で品物を取り上げた順序に検品処理がされたので、順指定装置62が、その経過で生成された順指定データを取得して逆順に並べ変える。これで、荷下ろし用の順指定データが生成される。ステップS29では、その荷下ろし用順指定データを記憶装置に保存する。
図7は、作業者が商品名を読み上げて検品処理をする動作フロー図である。
作業者が荷積み作業時に、手に取った順に品物名や数量を読み上げて、これをコンピュータが認識し、検品処理と同時に順指定データを生成する。作業が開始されると、まず、ステップS31で、音声認識装置50が、作業者の検品音声を受信する。そして、ステップS32で、品物名を認識する。
ステップS33で、検品処理装置52は、出荷伝票データ18を参照して、該当する品物があるかどうかを判断する。ステップS34で該当有りかどうかという判断をして、この判断の結果がイエスのときはステップS35の処理に移行し、ノーのときはステップS36の処理に移行する。
該当する品物があった場合には、ステップS35でその品物名を復唱し、音声出力する。同時にステップS36で該当する品物の検品処理をする。作業者44は、この音声出力によって、コンピュータがその検品処理を完了したことを確認できる。ステップS37では、認識をした品物が、該当無しかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS38の処理に移行し、ノーのときはステップS39の処理に移行する。
該当する品物が無い場合には、認識誤りや品物名の読み違えが考えられる。そのときは、ステップS38で、再度作業者に品物名の読み上げを要求する。このとき、品物に貼り付けられたバーコードをスキャナでスキャンするように要求することもできる。荷積み作業のときは、スキャナを使用するよりも音声で品物名を読み上げたほうが効率が良いから、このように問題が生じたときだけスキャナの使用を混在させるとよい。
ステップS39で、全品検品が完了したかを判断する。通常は、荷積み作業の完了と当時に検品が終了する。その後、ステップS40で、検品データを出力する。荷積み作業が完了しても出荷伝票データに含まれた全ての品物の検品が終了していないときは、検品の終了していない品物について、欠品処理をすればよい。その後、ステップS41で、検品データを逆順にする。順指定装置62が、荷積み作業とともに生成された順指定データのみを逆順に並べ変えればよい。これで、荷下ろし用の順指定データが生成される。ステップS42で、荷下ろし用順指定データを記憶装置に保存する。
以上の手順で動作するコンピュータプログラムは、図1に示すように品物の発送運搬処理を管理するコンピュータ12にインストールして使用されるだけでなく、作業者の携帯するコンピュータにインストールして使用することもできる。また、品物を運搬するトラック等に搭載して、ネットワークを通じてホストコンピュータのデータサーバにアクセスし、検品処理をするといった処理にも使用できる。
12 コンピュータ
14 演算処理装置
16 記憶装置
18 出荷伝票データ
20 品物名
22 数量
24 順指定データ
28 合成音声
30 検品データ
32 読み取り信号
34 音声データ
36 認識文字データ
38 タイムスタンプ
40 位置情報
42 音声出力装置
44 作業者
46 ヘッドセット
48 送受信機
50 音声認識装置
52 検品処理装置
54 倉庫
56 棚
59 品物
60 台車
61 トラック
62 順指定装置
64 スキャナ

Claims (7)

  1. 出荷伝票データと、前記出荷伝票データに含まれた品物名(略称を含む)の読み上げ順を指定する順指定データとを記憶した記憶装置と、
    前記品物名(略称を含む)とその数量を、前記順指定データで指定された順序で合成音声にして読み上げて無線送信する音声出力装置と、
    作業者に装着されて前記合成音声を受信する受信機と、
    前記作業者に装着されて作業者の音声を送信する送信機と、
    前記送信機から送信された音声を受信して認識処理を実行する音声認識装置と、
    前記認識処理の結果を含む検品データを生成して前記記憶装置に記憶させる検品処理装置とを備え、
    前記順指定データは、荷積み時または箱詰め時の検品用に、ピックアップ時とは異なるものが設けられており、
    荷積み時には、荷下ろし時または箱の開封時の検品用と読み上げ順が反対のものが設けられていることを特徴とする音声検品システム。
  2. 請求項1に記載の音声検品システムにおいて、
    前記記憶装置は、任意の読み上げ順序を指定した順指定データを記憶しており、
    前記音声出力装置は、前記順指定データで指定された順序で前記読み上げを行い、
    前記音声認識装置が、前記作業者の送信機から、パスを意味する音声が入力したことを認識したとき、直前に読み上げた品物の再読み上げタイミングを設定するとともに、順指定データを更新することを特徴とする音声検品システム。
  3. 請求項1または2に記載の音声検品システムにおいて、新たに順指定装置を設け、
    前記音声認識装置は、荷積み時または箱詰め時に作業者の送信機から送信された、品物と数量を特定する音声を受信して認識処理し、
    前記音声出力装置は、認識処理された結果が前記出荷伝票データに含まれているときは、該当する品物名(略称を含む)とその数量を復唱し、
    前記順指定装置は、前記認識処理された順番どおりの順指定データを生成して、荷積み時または箱詰め時の検品用として記憶装置に記憶させることを特徴とする音声検品システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の音声検品システムにおいて、
    作業者の音声を受信して認識する処理に代えて、品物を特定するスキャナの読み取り信号を受信して検品処理を実行することを特徴とする音声検品システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の音声検品システムにおいて、
    前記検品処理装置は、検品作業の結果を、音声データまたは認識文字データを使用して記憶装置に記憶させ、かつ、タイムスタンプ及び位置情報を同時に記憶させることを特徴とする音声検品システム。
  6. コンピュータを、請求項1の音声検品システムとして機能させる音声検品プログラム。
  7. 請求項6に記載の音声検品プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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