JP2014234149A - クランクを利用した運搬装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乾電池で動く直流電気モーターを搭載したプラスチック製ギヤボックスを用いた場合でも、車輪の径や位置に悩むことなく、また装置の加工も可能な限り容易にしたうえでも大きな力が取り出せる方法を課題とした。
【解決手段】複数のモーターまたはギヤボックスの出力軸に二つ以上のクランクを取り付け、これらのクランクを二つ以上のロッドでつなぎ、またロッドの一つに脚部を取り付ける。
【選択図】図３
【解決手段】複数のモーターまたはギヤボックスの出力軸に二つ以上のクランクを取り付け、これらのクランクを二つ以上のロッドでつなぎ、またロッドの一つに脚部を取り付ける。
【選択図】図３
Description
この発明は、荷物を搭載し移動する装置に関するものである。
従来、荷物を搭載して陸上を移動する機械としては、タイヤもしくは無限軌道を用いたもの等、原動機のシャフトから伝わる回転運動を利用したものが多かった。
しかしながら従来技術を用いた場合、重い荷物の運搬を行う機械を作ろうと考えるほど、各部品相応の工夫が必要である。
具体的な方法としては、原動機を強大な力を生み出すものにする、車輪の径を小さくして車輪の位置をできるだけ低くする、あるいは前述のように無限軌道を用い小径のスプロケットホイールを用いて履帯を動かして移動する、と言った方法があるのだが、これを実現するために部品を設計したり、製造するには相応の知識や材料、加工設備が必要である。
つまり「市販品を購入して、簡単な加工を行って組み立てる」と言う方法では、どうしても用意可能な部品やその材質、そしてそれらを用いて製作するための道具の性能の制約を受けてしまうのである。
そこで本発明では、市販品で一個１２００円程度で売っているような、乾電池で動く直流電気モーターを搭載したプラスチック製ギヤボックスを用いた場合でも、車輪の径や位置に悩むことなく、また装置の加工も可能な限り容易にしたうえでも大きな力が取り出せる方法を課題とした。
具体的な方法としては、原動機を強大な力を生み出すものにする、車輪の径を小さくして車輪の位置をできるだけ低くする、あるいは前述のように無限軌道を用い小径のスプロケットホイールを用いて履帯を動かして移動する、と言った方法があるのだが、これを実現するために部品を設計したり、製造するには相応の知識や材料、加工設備が必要である。
つまり「市販品を購入して、簡単な加工を行って組み立てる」と言う方法では、どうしても用意可能な部品やその材質、そしてそれらを用いて製作するための道具の性能の制約を受けてしまうのである。
そこで本発明では、市販品で一個１２００円程度で売っているような、乾電池で動く直流電気モーターを搭載したプラスチック製ギヤボックスを用いた場合でも、車輪の径や位置に悩むことなく、また装置の加工も可能な限り容易にしたうえでも大きな力が取り出せる方法を課題とした。
上記の課題を解決する方法として第一発明は、一個以上の直流モーターまたはこれ を含む減速装置で構成され、並行する二個以上の回転軸を有し、回転軸に接続される 各軸にはクランク機構となるように偏心する部位を設けその部位をロッドで全て接続 したものを二箇所以上取り付けられており、なおかつ片方または両方のロッドに脚部 が取り付けられていることを特徴とした運搬装置である。
第一発明を用いると、低価格で取り出せる力も小さな直流電気モーターやギヤボッ クスであっても複数の力を合わせる事で大重量を動かすほどのトルクを生み出す事が でき、また単一の減速機を用いた場合では減速機が破損してしまうような大重量も支 えて持ち上げられるようになる。
また第一発明を用いた場合、脚部をロッドから伸ばしさえすれば一般の搬送装置の ように車輪の大きさや位置の制約を受けることもないため車輪を選定したり製作する 労力を省く事ができ、また車輪のようにスリップする心配も無くなる。
また第一発明を用いた場合、脚部をロッドから伸ばしさえすれば一般の搬送装置の ように車輪の大きさや位置の制約を受けることもないため車輪を選定したり製作する 労力を省く事ができ、また車輪のようにスリップする心配も無くなる。
各部品の取り付け方を、図２を用い説明する。
まず荷台１に、直流電気モーター及びギヤボックス２が全て取り付けられている。
直流電気モーター及びギヤボックス２内部からは出力軸３が伸びており、出力軸３ にはクランク４とクランク６が取り付けられており、そしてこれらが図１及び図２で は例として三個づつ取り付けられているのであるが、これは２個に減らす事もでき、 また大きな力を取り出したいときはさらに多く取り付けることができる。
そして全てのクランク４にはロッド５が、また全てのクランク６にはロッド７が取 り付けられており、またロッド７は下部に脚部８が取り付けられている。
またそれぞれの直流電気モーター及びギヤボックス２を全てシャフトが同方向に回 転するような形になるように直列でつなぎ、これを電源とつなぐようにする。
また図１および図２では、荷台１は直流電気モーター及びギヤボックス２の上面に 位置しているが、直流電気モーター及びギヤボックス２の下面、もしくは上面と下面 の両方に二つ取り付けられていても良い。
加えて各部品に求められる点について説明すると、出力軸３の軸を基準としたクラ ンク４の偏心方向と、出力軸３の軸を基準としたクランク６の偏心方向はできるだけ 図１に示したとおり９０°にするべきであり、０度または１８０度にしてはならない 。
クランクの位置については図１及び図２では直流電気モーター及びギヤボックス２ の両側面に取り付けられている形になっているが、二つのクランクを片側のみに取り 付けても良い。
まず荷台１に、直流電気モーター及びギヤボックス２が全て取り付けられている。
直流電気モーター及びギヤボックス２内部からは出力軸３が伸びており、出力軸３ にはクランク４とクランク６が取り付けられており、そしてこれらが図１及び図２で は例として三個づつ取り付けられているのであるが、これは２個に減らす事もでき、 また大きな力を取り出したいときはさらに多く取り付けることができる。
そして全てのクランク４にはロッド５が、また全てのクランク６にはロッド７が取 り付けられており、またロッド７は下部に脚部８が取り付けられている。
またそれぞれの直流電気モーター及びギヤボックス２を全てシャフトが同方向に回 転するような形になるように直列でつなぎ、これを電源とつなぐようにする。
また図１および図２では、荷台１は直流電気モーター及びギヤボックス２の上面に 位置しているが、直流電気モーター及びギヤボックス２の下面、もしくは上面と下面 の両方に二つ取り付けられていても良い。
加えて各部品に求められる点について説明すると、出力軸３の軸を基準としたクラ ンク４の偏心方向と、出力軸３の軸を基準としたクランク６の偏心方向はできるだけ 図１に示したとおり９０°にするべきであり、０度または１８０度にしてはならない 。
クランクの位置については図１及び図２では直流電気モーター及びギヤボックス２ の両側面に取り付けられている形になっているが、二つのクランクを片側のみに取り 付けても良い。
この状態で脚部８の高さと、それから出力軸３とクランク６の偏心距離を調整し、
モーターを回転させると、直流電気モーター及びギヤボックス２が胴体を持ち上げ 、次に直流電気モーター及びギヤボックス２が脚部８を持ち上げると言う動作を繰り 返し前進する力を生み出す。
実際に搬送装置として使用する場合は図２の実施形態および、図２の実施形態と左 右対称に製作したものを用意し、図３のように荷台１の部分を連結板９と接続し、左 右を別々に動かす事ができるようにする事で無限軌道の車両と同じ制御法で前進、後 退、方向転換を可能とする。
なお、直流電気モーター及びギヤボックス２は荷台１を介さず、直接連結板９へ固 定しても良い。
モーターを回転させると、直流電気モーター及びギヤボックス２が胴体を持ち上げ 、次に直流電気モーター及びギヤボックス２が脚部８を持ち上げると言う動作を繰り 返し前進する力を生み出す。
実際に搬送装置として使用する場合は図２の実施形態および、図２の実施形態と左 右対称に製作したものを用意し、図３のように荷台１の部分を連結板９と接続し、左 右を別々に動かす事ができるようにする事で無限軌道の車両と同じ制御法で前進、後 退、方向転換を可能とする。
なお、直流電気モーター及びギヤボックス２は荷台１を介さず、直接連結板９へ固 定しても良い。
Claims (1)
- 一個以上の直流モーターまたはこれを含む減速装置で構成され、並行する二個以上の回転軸を有し、回転軸に接続される各軸にはクランク機構となるように偏心する部位を設けその部位をロッドで全て接続したものを二箇所以上取り付けられており、なおかつ片方または両方のロッドに脚部が取り付けられていることを特徴とした運搬装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013127941A JP2014234149A (ja) | 2013-06-01 | 2013-06-01 | クランクを利用した運搬装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013127941A JP2014234149A (ja) | 2013-06-01 | 2013-06-01 | クランクを利用した運搬装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014234149A true JP2014234149A (ja) | 2014-12-15 |
Family
ID=52137150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013127941A Pending JP2014234149A (ja) | 2013-06-01 | 2013-06-01 | クランクを利用した運搬装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014234149A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107618586A (zh) * | 2017-09-28 | 2018-01-23 | 黄辉 | 一种园林绿化用带摄像功能的机器人 |
| CN107672689A (zh) * | 2017-09-28 | 2018-02-09 | 吴国平 | 一种机器人 |
| CN107719507A (zh) * | 2017-09-28 | 2018-02-23 | 任球 | 一种园林绿化农业用作业设备 |
| CN108791560A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-11-13 | 哈尔滨理工大学 | 一种可协同调控多足机器人的单腿操作和机体平移的遥操作系统及控制方法 |
| CN109050748A (zh) * | 2018-09-05 | 2018-12-21 | 唐超 | 一种节能环保的建筑作业用转运设备 |
| CN113247138A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-08-13 | 太原理工大学 | 多运动模态轮腿分离式四足机器人 |
-
2013
- 2013-06-01 JP JP2013127941A patent/JP2014234149A/ja active Pending
Cited By (8)
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| CN108791560A (zh) * | 2018-05-23 | 2018-11-13 | 哈尔滨理工大学 | 一种可协同调控多足机器人的单腿操作和机体平移的遥操作系统及控制方法 |
| CN108791560B (zh) * | 2018-05-23 | 2020-12-29 | 哈尔滨理工大学 | 一种可协同调控多足机器人的单腿操作和机体平移的遥操作系统及控制方法 |
| CN109050748A (zh) * | 2018-09-05 | 2018-12-21 | 唐超 | 一种节能环保的建筑作业用转运设备 |
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