JP2014233926A - 画像形成装置および画像形成システム - Google Patents

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秀晃 飯島
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知宏 習田
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泰成 原田
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Abstract

【課題】画像形成装置を用いて停電発生時においても建物内の被害状況を出力する。
【解決手段】複数の画像形成装置10が互いに通信可能に配置された画像形成システムにおける画像形成装置10であって、災害発生を検知する災害発生検知手段と、アドホックモードで他の画像形成装置との無線通信が可能な無線通信手段と、外部電源が遮断された際においても画像形成装置10を駆動させる蓄電手段と、災害発生検知手段が災害発生を検知した際に、アドホックモードで画像形成システム内の他の画像形成装置に対して、順次、通信可能であるかを問い合わせる制御手段と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成システムに関する。さらに詳述すると、画像形成装置を用いて停電発生時において災害情報を提供する画像形成システムに関する。
多くの情報処理装置、通信装置、画像形成装置等が配設されたオフィスや学校などの建物において、地震、火災などの災害発生時に停電が発生すると、蓄電装置で駆動する装置については所定時間使用を継続することができるが、商用電源で駆動している装置については使用不可となってしまう。
しかしながら、蓄電装置で駆動する装置であっても、災害発生により故障等が発生することが考えられる。このような蓄電装置で駆動する装置が使用可能な状態であるかどうかを知ることができれば、当該装置の設置場所の被害状況をおおよそ推測することができるため、緊急時において、建物内の装置の状況を把握することは有効である。
また、建物内の装置の被害状況を推測することができれば、建物からの安全な避難ルートを作成することも可能となる。また、災害発生時に建物内にいる人員の安否を確認することも当然重要となる。
しかしながら、停電の中、災害の被害状況を確認するために実際に建物内を回って状況を確認することは、危険が伴うとともに、被害状況の確認には多くの時間が必要となってしまう。
このような災害時における情報処理システムとして、例えば、特許文献1には、自然災害、事故や事件などの種々の災害が発生した際に、移動端末を所持するユーザの状況を特定してユーザをより安全に避難誘導するための情報を生成する災害情報処理システムが開示されている。特許文献1では、ユーザの使用するモバイル端末に避難ルートが送信される。
しかしながら、停電発生時において、商用電源で駆動する電話機や、有線LAN用のルータ、ハブ、無線LAN用のルータ、アクセスポイントなどの通信機器などは使用できなくなってしまうため、商用電源を電力源とする装置が使用可能状態であることを前提としたシステムは、停電発生時には機能しないこととなる。例えば、モバイル端末であっても無線LANのアクセスポイントを介した通信は使用できなくなってしまう。
従来、災害発生時に停電が発生した場合において、建物内の被害状況を推測することができ、これにより適切な避難ルートを示したり、また、人員の安否確認をしたりすることができるシステムについては、提案されていなかった。
そこで本発明は、停電発生時においても蓄電装置で駆動し、建物内の被害状況を出力することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、複数の画像形成装置が互いに通信可能に配置された画像形成システムにおける画像形成装置であって、災害発生を検知する災害発生検知手段と、アドホックモードで他の画像形成装置との無線通信が可能な無線通信手段と、外部電源が遮断された際においても当該画像形成装置を駆動させる蓄電手段と、前記災害発生検知手段が災害発生を検知した際に、アドホックモードで前記画像形成システム内の他の画像形成装置に対して、順次、通信可能であるかを問い合わせる制御手段と、を備えたものである。
本発明によれば、画像形成装置を用いて停電発生時においても建物内の被害状況を出力することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態である複合機の全体構成を説明する概略構成図である。 画像形成装置の記憶部について説明するブロック図(1)である。 画像形成装置の電源部について説明する機能ブロック図である。 (A)通常時において画像形成装置や情報処理装置が無線通信する様子を示した図、(B)停電発生時において、画像形成装置がアドホックモードにより通信する様子を示した図、(C)停電発生時において、画像形成装置がアドホックモードにより順次1対1で無線通信している様子を示す図である。 災害対策システムにおける画像形成装置が実行する処理を示すフローチャートである。 画像形成装置がアドホック通信する様子であって、2Fの画像形成装置が無線通信の応答がない様子を示す図である。 画像形成装置がアドホック通信する様子であって、2Fの画像形成装置に温度異常が発生した様子を示す図である。 施設内の建物内部の所定エリアの地図情報である。 施設全体の地図情報である。 図8に示す地図情報に被害情報を表示した避難マップである。 図9に示す地図情報に被害情報を表示した避難マップである。 画像形成装置の記憶部について説明するブロック図(2)である。 災害対策システムにおける画像形成装置および携帯端末が実行する処理を示すフローチャートである。 画像形成装置が周辺の携帯端末とアドホック通信する様子を示す図である。 所在確認リストの一例である。 安否情報を入力した所在確認リストの一例である。
以下、本発明に係る構成を図1から図16に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本実施形態に係る画像形成装置は、複数の画像形成装置(画像形成装置(プリンタ)10)が互いに通信可能に配置された画像形成システム(災害対策システム1)における画像形成装置であって、災害発生を検知する災害発生検知手段(無線LAN制御部113による検出、または、震度計119)と、アドホックモードで他の画像形成装置との無線通信が可能な無線通信手段(無線LAN制御部113)と、外部電源(AC電源401)が遮断された際においても当該画像形成装置を駆動させる蓄電手段(バッテリ403)と、災害発生検知手段が災害発生を検知した際に、アドホックモードで画像形成システム内の他の画像形成装置に対して、順次、通信可能であるかを問い合わせる制御手段(無線LAN制御部113、主制御部101)と、を備えたものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
(画像形成装置の構成)
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態である複合機(MFP)の全体構成を説明する概略構成図である。
画像形成装置10の制御手段としてのコントローラ100は、画像形成装置の各種制御を司る主制御部101と、不揮発性メモリ(ROM、EEPROMなど)および揮発性メモリ(RAMなど)を備える記憶手段としての記憶部102と、操作パネル600の制御を行う操作パネル制御部110と、スキャナ部500の制御を行うスキャナ制御部111と、エンジン部200の制御を行うエンジン制御部112と、無線LANの通信制御を行う無線通信手段としての無線LAN制御部113と、その他ネットワークの制御を行うネットワーク制御部114と、USB部(B−type)の制御を行うUSB(D)115と、USB部(A−type)の制御を行うUSB(H)116と、FAX部300の制御を行うFAX制御部117等を有し、各々のIF制御、および画像形成に必要な画像処理等を実行する。
また、コントローラ100と接続されたエンジン部200は、コントローラ100より転送された画像データに基づいて、印刷動作に必要な各種のモータやセンサ等の制御を行って、画像形成動作を実行する。また、FAX部300は、FAX制御に必要な各種の制御を実行する。また、電源部(Power Supply Unit)400は、商用電源のAC/DC変換等を行い、画像形成装置10の各負荷に対し電源を供給する。また、スキャナ部500は、スキャナ、コピーに必要な各種の制御を実行する。
また、操作パネル600は、ディスプレイ表示が可能な液晶パネル(LCD)601およびボタン602を備え、画像形成装置10の状態の表示や印刷要求、印刷設定等の各種の操作を入力可能している。
また、画像形成装置10のエンジン部200への給紙は、給紙トレイ800,801からなされ、印刷がされた用紙は、排紙トレイ700〜702に排出される。
図2に記憶部102に記憶される各種の情報(ファイル)を示す。コントローラ100の記憶部102(不揮発性メモリ)には、画像形成装置10の固有の識別情報(MACアドレスなど)と、建物内での設置場所を関連づけた設置位置情報120が記憶されている。
また、後述する災害発生時の処理で被害が発生した画像形成装置10の識別情報が、被害内容(事故発生または火災発生)とともに記憶された被害情報121が、他の画像形成装置10から送られて記憶される。
また、当該画像形成装置10の近傍の地図情報であって、他の画像形成装置10の設置位置と、当該画像形成装置10が設置されたエリアからの避難ルートが記録された地図情報122が記憶されている。
また、画像形成装置10は、装置内または装置周辺の環境温度を検知する温度検知手段(温度センサ)118を有しており、温度検知手段118での検知結果(検知温度)が異常値を示した時、該情報を他の画像形成装置10との間で送受信可能となっている。また、画像形成装置10は、震度計119を備え、該震度計119の計測結果により地震の発生を検知することも好ましい。なお、温度検知手段118および震度計119は、コントローラ100の温度検知制御部および震度計制御部(図示せず)でそれぞれ制御される。
(画像形成装置の電源部)
図3は、画像形成装置10の電源制御に係る電源部400について説明する機能ブロック図である。
画像形成装置10は、通常時は、AC電源(商用電源)401を電力源として駆動している。また、電源部400は、AC/DC変換部402を備え、AC電源を直流電源に変換する。
また、電源部400は、蓄電手段としてのバッテリ403を備えており、通常時において充電しておくことで、停電時など、AC電源401からの給電遮断時に、バッテリ403からの給電に切り替えて、所定時間稼働することが可能となっている。
また、電源部400は、画像形成装置10の動力源を切り替える切換回路404を有しており、通常時はAC電源401より電力を供給されて動作するようにし、AC電源401からの電力供給が停止した際は、バッテリ403から電力が供給されるように切り替えて画像形成装置10を動作させる。
(災害対策システム)
以下、本発明に係る画像形成システムの実施形態について説明する。この画像形成システムは、同一の機能を有する複数の画像形成装置10が通信可能なシステムであって、画像形成装置10が設置される施設内の事故や火災の発生を検出し、検出結果を出力する災害対策システム1である。
図4(A)は、停電が発生していない通常時において、無線LANアクセスポイント(以下、アクセスポイント)40を介して、画像形成装置(以下、プリンタともいう)10や情報処理装置(パーソナルコンピュータ)30が無線通信する様子を示した図である。各アクセスポイント40はイーサネット(登録商標)41により接続されている。
また、図4(B)は、停電発生時において、イーサネット41およびアクセスポイント40が使用不可となった場合に、画像形成装置10がアドホックモードにより通信する様子を示した図である。また、図4(C)は、停電発生時において、画像形成装置10a〜10fがアドホックモードにより順次1対1で無線通信している様子を示す図である。
図4(A)に示すように、通常時には、画像形成装置10は、アクセスポイント40を経由して、情報処理装置30などの他の機器と無線通信している(インフラストラクチャーモード)。
しかしながら、災害等により停電が発生すると、図4(B)に示すように、商用電源を電力源とするアクセスポイント40や、イーサネット41の接続部となるルータ、ハブなどのネットワーク機器は使用不可となってしまう。なお、画像形成装置10は、バッテリ403による駆動に切り替わる。
ここで、無線LANには、通常、アクセスポイント40を経由して、他の機器と通信するインフラストラクチャーモードと、アクセスポイント40を経由せずに、他の機器と1対1で接続するアドホックモードがあり、本実施形態に係る画像形成装置10の無線LAN制御部113は、双方のモードでの無線通信が可能となっている。
そこで、停電発生時においては、画像形成装置10は無線通信をインフラストラクチャーモードからアドホックモードに切り替えて、図4(B),(C)に示すように、複数の画像形成装置10間で順次1対1で無線通信することにより、被害状況などのデータを互いに送受信することができる。
ここで、各画像形成装置10には、アドホックモードでの無線通信が可能な複数の画像形成装置10が、通信の優先順位とともに規定されている。例えば、図4(C)の例では、3階の画像形成装置10aは、3階と2階の画像形成装置10b,10c,10dと無線通信可能であることと、通信の優先順位が(1)画像形成装置10b、(2)画像形成装置10c、(3)画像形成装置10dの順序であることが規定されている。
このように各画像形成装置10についてアドホックモードで通信可能な他の画像形成装置10とその優先順位が規定され、図4(C)の例では、3Fの画像形成装置10aから順に1Fの画像形成装置10fまで順に接続していき、所定の情報を、いずれかの画像形成装置10に収集可能としている。
(事故発生検知)
図5は、災害対策システム1における画像形成装置10が実行する処理を示すフローチャートである。また、図6は、画像形成装置10がアドホック通信する様子であって、2Fの画像形成装置10dが無線通信の応答がない様子を示す図である。
本実施形態では、図6に示す画像形成装置10aをマスタ装置として、災害対策システム1全体の被害情報を収集し、被害情報を示した避難マップを出力する例について説明するが、災害対策システム1内のすべての画像形成装置10がマスタ装置として機能することが可能である。マスタ装置は、避難マップを出力する画像形成装置10であればよい。
なお、災害対策システム1は、建物内の複数の建物を含む一施設(学校、企業、工場など)単位で構成される。この場合、異なる建物間での無線通信についても同様になされる。すなわち、有る建物のいくつかの画像形成装置10については、他の建物内の画像形成装置10と通信することが規定されている。災害対策システム1内のいずれの画像形成装置10からも災害対策システム1全体についての避難マップ等の出力が可能となっている。
先ず、画像形成装置10の災害発生検知手段は、災害発生を検知する(S101)。災害発生検知手段は、特に限られるものではないが、例えば、災害発生時に画像形成装置10の操作パネル600からのその旨の情報が手動入力されたこと、所定のアクセスポイント40からの応答がなくなったこと(無線LAN制御部113による検出)、または、防災センターなどから遠隔で所定の災害発生情報を受信したこと、等によるものであれば良い。また、画像形成装置10が震度計119を備える場合は、震度計119の計測結果に基づいて判定するものであっても良い。
ここでは、アクセスポイント40からの応答がなくなったことにより、画像形成装置10は、災害発生を検知するものとする(S101)。災害発生を検知すると、無線LAN制御部113は無線LANのモードをインフラストラクチャーモードからアドホックモードに切り替える(S102)。
アドホックモードに切り替えた画像形成装置10は、複数の画像形成装置間で順次1対1での無線通信を行っていく(S103)。なお、災害発生を検知していない画像形成装置10は他の画像形成装置10からアドホックモードでの接続の際に、その旨を受信して自身もアドホックモードでの接続に切り替えるものである。
図6に示すように、画像形成装置10aは画像形成装置10bと無線通信し、以下、画像形成装置10bは画像形成装置10c・・・と、いうように順次通信を行っている。ここで、画像形成装置10cが画像形成装置10dと通信する際に、画像形成装置10dからの応答がないため、画像形成装置10cは画像形成装置10dが通信不可、すなわち、何らかの事故が発生していると推測できる。
画像形成装置10cは、次の優先順位として規定された画像形成装置10eとの間で無線通信がなされ、その際、画像形成装置10dが事故発生している旨を示す被害情報121についても送信する。以下、同様に処理がなされ、最終的に画像形成装置10aには、災害対策システム1内のすべての被害情報が集められる(S104,S105,S108:Yes)。
このようにして、災害対策システム1内のすべての画像形成装置10についてアドホックモードにより順次通信を行っていき、応答があるか否かを判断し、応答のない(通信が成立しない)画像形成装置10については識別情報とともに被害情報121に追加され、最終的に、被害情報121がマスタ装置となる画像形成装置10aに送信される。
上記の処理により、災害対策システム1内の画像形成装置10で応答のない画像形成装置10を判定し、建物内で被害を受けて稼働していない状態(事故発生)となっている画像形成装置の一覧を得ることができる。
また、設置位置情報120に基づいて、当該画像形成装置の設置場所が判別できるため、被害が発生している設置位置を特定するとともに、当該設置位置の近傍では災害による被害が生じていることを推測することができる。
なお、災害発生前の通常時において、一定間隔で災害対策システム1内の画像形成装置10を順次1対1で無線通信して、応答がない画像形成装置10を予め記憶しておくことで、災害発生時において、災害発生前に応答があった画像形成装置10で災害発生後に応答の無くなった画像形成装置10を特定することができる。
(火災発生検知)
図7は、画像形成装置10がアドホック通信する様子であって、2Fの画像形成装置10dが異常温度を検出する様子を示す図である。
温度検知手段118での検知結果のうち予め設定された閾値以上の値(異常な高温)を示した場合、当該画像形成装置10の近傍では、火災が発生していると推測することができる。
そこで、この場合、当該画像形成装置10は、自身の識別情報とともに、異常温度を検出した旨(火災発生)を被害情報121として作成する。そして、最終的に、システム内のすべての被害情報121が、アドホックモードで順次通信されて、マスタ装置となる画像形成装置10aに送信されるようにしている(S106,S107,S108)。なお、閾値には、火災発生時を想定して、通常使用時では生じ得ない温度が設定されているものとする。また、マスタ装置となる画像形成装置10aにシステム内のすべての画像形成装置10の検知結果を送信して、マスタ装置で被害情報121を作成しても良い。
上記の処理により、災害対策システム1内の画像形成装置10で過昇温となっている画像形成装置10を判定し、建物内で過昇温状態となっている画像形成装置10の一覧を得ることができる。また、設置位置情報120に基づいて、当該画像形成装置10の設置場所が判別するため、設置位置を特定するとともに、当該設置位置の近傍では火災が発生していることを推測することができる。
なお、S104,S105の事故発生場所の推測処理と、S106,S107の火災発生場所の推測処理は、いずれか一方を実行するものであっても、双方を実行するものであっても良い。
(避難マップ出力)
このようにして、画像形成装置10aに、災害対策システム1内のすべての画像形成装置10についての被害情報(事故発生/火災発生)が収集された後(S108:Yes)、記憶部102の地図情報122が読み出される。地図情報122の一例を図8、図9に示す。図8は施設内の建物内部の所定エリア(B棟5階Hエリア)の地図および避難ルートを示す地図情報122aであり、図9は施設全体の地図およびB棟からの避難ルートを示す地図情報122bである。図8、図9に示すように、地図情報122には、予めいくつかの避難ルートが優先順位とともに記憶されている。
さらに、被害情報121を読み出して、被害の発生した画像形成装置10の設置位置を地図情報122に適用して示した避難マップ123として印字出力する(S109)。例えば、図10に示すように、図8に基づく建物内部の所定エリアからの避難マップ123aや、図11に示すように、図9に基づく他の建物も含んだ施設全体の避難マップ123bが印刷される。なお、上述のように、施設全体を1つの災害対策システム1としており、施設内の建物のすべての画像形成装置10についての被害情報は、ホスト装置として任意に選択された画像形成装置10に送信される。
この印刷された避難マップ123を確認することで、災害発生時に事故、火災が発生した場所を、その場に赴くことなく確認することができ、また、事故や火災が発生している場所を通らない避難マップ123のうち、優先順位が高いルートを選択して避難することができ、安全かつ迅速な避難を可能とすることができる。特に、学校などでは、判断能力の低い子供を避難させる必要があるため、安全な避難ルートを事前に把握できることで避難の効率が向上させることができる。なお、避難ルートを予め記録し、これを印字することは必須ではなく、被害位置のみを表示するようにしてもよい。
以上説明した災害対策システム1によれば、災害の発生による停電時においても、事故発生リアや火災発生エリアを推測し、最も避難に適した避難ルートが記載された避難マップを表示、印刷等することができる。また、避難マップをアドホックモードでの無線通信が可能な携帯端末に送信することも好ましい。
なお、本実施形態では、災害対策システム1内の画像形成装置10が順次1対1でアドホックモードにより通信する例を説明したが、システム内の1台の画像形成装置10が通信可能な近傍の画像形成装置10に順に通信して、上記の制御を行うものであっても良い。
<第2の実施形態>
以下、本発明に係る災害対策システム1の他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は適宜省略する。
災害発生時には、施設内の人員の安否確認も重要である。本実施形態では、画像形成装置を用いた災害対策システム1であって、施設内の人員の安否を確認する例を説明する。本実施形態では、画像形成装置10が、施設内の人員が所有する携帯電話やRFIDタグなどの無線通信可能なカード(学生証、社員証など)などの携帯端末20と順次1対1で無線通信することで、携帯端末20が現在存在する場所(すなわち、所有者の居場所)を特定することについて説明する。なお、携帯端末20の場所とは、その携帯端末20の位置ではなく、無線通信した画像形成装置10の場所のことであり、画像形成装置10の設置場所の近傍であると判断するものである。
図12に記憶部102に記憶される各種の情報(ファイル)を示す。本実施形態では、すべての画像形成装置10の記憶部102には、設置位置情報120の他に、登録された携帯端末20の識別情報と、当該携帯端末の使用者(学生、従業員など)の情報が関連づけて使用者情報124として記憶されている。また、記憶部102には、無線通信の応答ができた携帯端末20の識別情報を、当該画像形成装置10の識別情報と関連づけた安否情報125が、他の画像形成装置10から送られて記憶される。
図13は、災害対策システム1における画像形成装置10および携帯端末20が実行する処理を示すフローチャートである。また、図14は、画像形成装置10が周辺の携帯端末20とアドホック通信する様子を示す図である。
先ず、画像形成装置10は、災害発生を検知する(S201)。災害発生を検知すると、無線LAN制御部113は無線LANのモードをインフラストラクチャーモードからアドホックモードに切り替える(S202)。
次いで、携帯端末20の無線LANのモードについてもアドホックモードに切り替える(S203)。携帯端末20の無線LANのモードの切り替えは、例えば、携帯端末20の設定として、施設内のアクセスポイント40への接続が切れた際に、アドホックモードに切り替わる設定としておくことによれば良い。
また、同一施設の人員には、同一機種の携帯端末20を使用し、地震等の災害発生時には、携帯端末20の無線LANのモードをアドホックモードに各自で切り替えることを事前に通告しておいて、手動により切り替えがなされるものであっても良い。
アドホックモードに切り替わった画像形成装置10は、周辺に存在するアドホックモードに切り替わった携帯端末20との間で、順次1対1で無線通信し、無線通信の応答ができた携帯端末20の識別情報を、当該画像形成装置10の識別情報と関連付けて、安否情報125に追加する(S204)。携帯端末20が安否情報125に追加されることで、当該画像形成装置10の近傍に使用者の携帯端末20があることを確認することができ、使用者がいることを予測することができる。
このように各画像形成装置10で安否情報125を作成し、第1の実施形態と同様に、災害対策システム1間のすべての画像形成装置10について順次1対1で接続していき、マスタ装置となる画像形成装置10にすべての安否情報125を集約させる(S205)。
上述のように、画像形成装置10には、使用者情報124が記憶されており、この使用者情報124と、安否情報125の使用者の居場所から所在確認リスト126を印刷する(S206)。
所在確認リスト126は、例えば、図15に示すように、携帯端末20の使用者名と、所在確認位置(通信した画像形成装置10の設置位置)と、安否確認と、が記載される。また、入退館情報(後述)を記載することも好ましい。
このような所在確認リスト126に、図16に示すように、上述した処理で取得した使用者の安否情報125を入力して、印刷する。
この所在確認リスト126を印刷することで、災害発生後の施設内の人員の居場所を確認することができることができるとともに、従業員の安否確認をすることが可能となる。また、予め使用者情報124が記憶されているので、安否確認が取れない人員が誰であるかを即座に判断することができる。
また、使用者が施設内の建物への入退出する際に、入退出の情報を収集し、使用者の施設内の建物への入退出等を管理する入退出管理サーバを設け、当該管理サーバを無停電電源装置(UPS)等で停電時にも所定時間稼働するようにしておくことも好ましい。
この場合、停電発生時にマスタ装置となる画像形成装置10は、入退出管理サーバとアドホック通信により、入退館情報を取得し、所在確認リストに入退館情報についても併せて印刷することが好ましい。これにより、例えば、使用者の居場所の確認ができない場合でも、入館していなければ、建物外部にいることが確認することができ、精度良く安否確認することができる。
また、画像形成装置10の操作パネル600から安否情報への登録を可能とすることが好ましい。これにより、破損や電池切れなどで一時的に、携帯端末20を使用できない場合でも安否情報に正しい情報を追加することができ、安否確認の精度を上げることができる。
また、災害発生時、学校、施設等は、避難所になることもあるため、使用者情報124に近隣住民のデータ等も入れておくことも好ましい。これにより近隣住民の安否確認も可能となる。
以上説明した災害対策システム1によれば、停電発生時においても、施設内の人員の安否確認を行うことができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 災害対策システム
10 画像形成装置(プリンタ)
20 携帯端末
30 情報処理装置
40 アクセスポイント
41 イーサネット
100 コントローラ
101 主制御部
102 記憶部
110 操作パネル制御部
111 スキャナ制御部
112 エンジン制御部
113 無線LAN制御部
114 ネットワーク制御部
115 USB(D)
116 USB(H)
117 FAX制御部
118 温度検知手段
119 震度計
120 設置位置情報
121 被害情報
122,122a,122b 地図情報
123,123a,123b 避難マップ
124 使用者情報
125 安否情報
126 所在確認リスト
200 エンジン部
300 FAX部
400 電源部
401 AC電源
402 AC/DC変換部
403 バッテリ
404 切換回路
500 スキャナ部
600 操作パネル
601 液晶パネル
602 ボタン
700,701,702 排紙トレイ
800,801 給紙トレイ
特開2011−210205号公報

Claims (8)

  1. 複数の画像形成装置が互いに通信可能に配置された画像形成システムにおける画像形成装置であって、
    災害発生を検知する災害発生検知手段と、
    アドホックモードで他の画像形成装置との無線通信が可能な無線通信手段と、
    外部電源が遮断された際においても画像形成装置を駆動させる蓄電手段と、
    前記災害発生検知手段が災害発生を検知した際に、アドホックモードで画像形成システム内の他の画像形成装置に対して、順次、通信可能であるかを問い合わせる制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の画像形成装置が互いに通信可能に配置された画像形成システムであって、
    画像形成装置は、
    画像形成システム内の画像形成装置の設置位置情報を記憶する記憶手段と、
    災害発生を検知する災害発生検知手段と、
    アドホックモードで他の画像形成装置との無線通信が可能な無線通信手段と、
    外部電源が遮断された際においても画像形成装置を駆動させる蓄電手段と、
    前記災害発生検知手段が災害発生を検知した際に、アドホックモードで前記画像形成システム内の他の画像形成装置に対して、順次、通信可能であるかを問い合わせる制御手段と、を備え、
    画像形成システム内の所定の画像形成装置が災害発生を検知した際、
    画像形成システム内の画像形成装置の前記制御手段は、通信が成立しない画像形成装置がある際は、該画像形成装置についての被害情報を作成して、前記所定の画像形成装置まで前記被害情報を送信していき、
    前記所定の画像形成装置は、前記設置位置情報および前記被害情報に基づいて、事故発生場所を検出することを特徴とする画像形成システム。
  3. 複数の画像形成装置が互いに通信可能に配置された画像形成システムであって、
    画像形成装置は、
    画像形成システム内の画像形成装置の設置位置情報を記憶する記憶手段と、
    災害発生を検知する災害発生検知手段と、
    アドホックモードで他の画像形成装置との無線通信が可能な無線通信手段と、
    外部電源が遮断された際においても画像形成装置を駆動させる蓄電手段と、
    前記災害発生検知手段が災害発生を検知した際に、アドホックモードで前記画像形成システム内の他の画像形成装置に対して、順次、通信可能であるかを問い合わせる制御手段と、
    装置内の温度を検知する温度検知手段と、を備え、
    画像形成システム内の所定の画像形成装置が災害発生を検知した際、
    画像形成システム内の画像形成装置の前記制御手段は、前記温度検知手段の検知温度が所定温度以上である場合、該画像形成装置についての被害情報を作成して、前記所定の画像形成装置まで前記被害情報を送信していき、
    前記所定の画像形成装置は、前記設置位置情報および前記被害情報に基づいて、火災発生場所を検出することを特徴とする画像形成システム。
  4. 前記画像形成装置は、前記記憶部に該画像形成装置が配置されている建物および該建物近傍の地図情報を有し、
    前記所定の画像形成装置は、前記地図情報および前記被害情報に基づいて避難マップを出力することを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成システム。
  5. 前記地図情報は、複数の避難ルートと該複数の避難ルートの優先順位を含むことを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 複数の画像形成装置が互いに通信可能に配置された画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    画像形成システム内の画像形成装置の設置位置情報および登録された携帯端末の使用者情報を記憶する記憶手段と、
    災害発生を検知する災害発生検知手段と、
    アドホックモードで他の画像形成装置および前記携帯端末との無線通信が可能な無線通信手段と、
    外部電源が遮断された際においても画像形成装置を駆動させる蓄電手段と、
    前記災害発生検知手段が災害発生を検知した際に、アドホックモードで前記画像形成システム内の他の画像形成装置に対して、順次、通信可能であるかを問い合わせる制御手段と、を備え、
    画像形成システム内の所定の画像形成装置が災害発生を検知した際、
    画像形成システム内の画像形成装置の前記制御手段は、通信が成立しない携帯端末がある際は、該携帯端末の使用者についての安否情報を作成して、前記所定の画像形成装置まで前記安否情報を送信していき、
    前記所定の画像形成装置は、前記設置位置情報、前記使用者情報および前記安否情報に基づいて、前記携帯端末の使用者の所在確認リストを出力することを特徴とする画像形成システム。
  7. 前記画像形成装置は、前記安否情報を入力可能な入力手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記画像形成装置は、該画像形成装置が設置される建物への前記携帯端末の使用者の入退館情報を受信する手段を備え、
    前記入退館情報を前記安否情報に含めることを特徴とする請求項6または7に記載の画像形成システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017036007A (ja) * 2015-08-12 2017-02-16 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置および画像形成システム
JP2018015916A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 ブラザー工業株式会社 画像処理装置
JP2018015915A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 ブラザー工業株式会社 画像処理装置

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