JP2014233800A - 打抜き屑除去促進治具及びそれを備えたストリッピング装置 - Google Patents

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健一郎 小池
政美 田中
Masayoshi Tanaka
政美 田中
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進 井尻
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Abstract

【課題】 可撓性材料の弾力性を利用する簡素な構造を呈し、装着のための下型への加工を下型への屑落し孔の貫設加工と一体的に行うことができ、下型への装着を特別の位置合わせ作業なしに行うことができ、さらに下型に装着されたときに下型上面への打抜き加工シートの円滑な供給を阻害することがない打抜き屑除去促進治具及びそれを備えたストリッピング装置を提供する。
【解決手段】 ストリッピング装置11の下型12に装着され、前記下型12における屑落し孔12a周囲の対向する複数個所又は全周に該屑落し孔12aに隣接して貫設された治具取付け孔12bに、締り嵌めにて嵌め込まれる本体部21aと、前記本体部21a上部に前記屑落し孔12a内に張り出すように突設された肉薄可撓性の屑受け部21bとからなり、前記下型12への装着に際して、前記本体部21a上面及び屑受け部21b上面が下型12上面と同一平面に整合されることを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可撓性の原料シートから段ボール・紙器等のブランクを打ち抜く工程で生じる打抜き屑をストリッピング工程で除去するに際して、この除去の促進のためにストリッピング装置の下型に装着して使用する打抜き屑除去促進治具及びそれを備えたストリッピング装置に関する。
前記打抜き工程でブランクと打抜き屑とが微小幅の繋ぎ部で接続された状態に打抜き加工された可撓性原料シート(以下、打抜き加工シートと記載する。)が、ストリッピング工程におけるストリッピング装置の上型と下型の間に移送され、下型に対する上型の相対的な接近動作により、打抜き屑が、上型に垂設された突落し部材で下型の屑落し孔内に押圧され、それによって前記打抜き加工シートから破断分離されると共に、屑落し孔内を通過して下方に排出される。
しかしながら、前記ストリッピング工程においては、上型に垂設された突落し部材が打抜き屑を下型の屑落し孔内に押圧して打抜き加工シートから分離させた後、上昇して元の位置に復帰する際に、一旦下型の屑落し孔内に押圧された打抜き屑がそのまま落下せずに、下型の表面上や打抜き加工シートの表面上等に跳ね上がり、或いは風圧等で巻き上げられる等の現象が発生し易く、前記打抜き屑の除去不良によって、ストリッピング工程の続行が阻害される等の問題があった。
前記問題の現象は、近年における打抜き工程の高速化、従ってその下流にあるストリッピング工程の高速化に伴って一層発生し易くなっている。
ストリッピング工程における打抜き加工シートからの打抜き屑の除去を促進させる公知技術として、ストリッピング装置の下型上面に貼着される貼着基幹部と、前記貼着基幹部に隣接し、屑落し孔上に突き出して打抜き屑を下側から受け止める抜き屑受支部とから形成された、肉薄テープ状の可撓性打ち抜き屑除去補助具が報告されている(例えば特許文献1)。
前記構成によれば、打抜き加工シートのストリッピング工程において、打抜き加工シートが下型上面の所定位置に供給され、打抜き屑が、上型の突落し部材により、抜き屑受支部で下方から支持されつつ下方に押圧されると、前記打抜き屑が抜き屑受支部の弾発力に抗して屑落し孔内に押し込まれると共に抜き屑受支部も変形しつつ押し下げられ、それによって、前記打抜き加工シートからの打抜き屑の破断分離が促進される。また、前記打抜き屑の破断分離の直後に、上型の突落し部材が元の位置に上昇復帰させられる一方、抜き屑受支部がその弾発力により元の位置に復帰させられ、それによって、下型の表面上や打抜き加工シートの表面上等への前記打抜き屑の跳ね上がりや巻き上がり等が阻止されると共に屑落し孔内の下方への前記打抜き屑の落下、排出が促進される。
特開平11-138497号公報
特許文献1に記載の先行技術では、打ち抜き屑除去補助具が薄肉テープ状の貼着可能な可撓性材料で簡素に形成されていることから、嵩張ることなく下型に容易に装着できて取扱いが容易であり、比較的小さなロットのストリッピングに適する等の利点を有する反面、下型上面に貼着されたテープ状の可撓性材料がその厚み分だけ下型上面から突出するため、下型上面に供給された打抜き加工シートが前記可撓性材料に引っ掛り、打抜き加工シートの円滑な供給に支障を来し易いこと、下型上面に対する前記可撓性材料の位置合せ及びそれに続く貼着作業に相当の熟練と工数を要すること等の問題があった。
なお、前記問題の内、前者に対しては、下型上面における可撓性材料の貼着域をその厚み分だけ切削加工して掘り下げることが考えられるが、そのような掘り下げ加工は、下型への屑落し孔の貫設加工と別工程で行う必要があり、加工精度や経済性等の面で別の困難な問題を派生することになる。
本発明の解決すべき課題は、前記先行技術の問題点に鑑み、可撓性材料の弾力性を利用する簡素な構造を呈し、装着のための下型への加工を下型への屑落し孔の貫設加工と一体的に行うことができ、下型への装着を特別の位置合わせ作業なしに行うことができ、さらに下型に装着されたときに下型上面への打抜き加工シートの円滑な供給を阻害することがない打抜き屑除去促進治具及びそれを備えたストリッピング装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、ストリッピング装置の下型に装着され、前記下型における屑落し孔周囲の対向する複数個所又は全周に該屑落し孔に隣接して貫設された治具取付け孔に、締り嵌めにて嵌め込まれる本体部と、前記本体部上部に前記屑落し孔内に張り出すように突設された肉薄可撓性の屑受け部とからなり、前記下型への装着に際して、前記本体部上面及び屑受け部上面が下型上面と同一平面に整合されることを特徴とする打抜き屑除去促進治具を提供するものである。
前記打抜き屑除去促進治具がストリッピング装置の下型に装着された場合、打抜き加工シートが下型上面の所定位置に供給され、打抜き屑が、上型の突落し部材により、屑受け部に下方から支持されつつ下方に押圧されると、前記打抜き屑が屑受け部の弾発力に抗して屑落し孔内に押し込まれると共に屑受け部も変形しつつ押し下げられ、それによって、前記打抜き加工シートからの打抜き屑の破断分離が促進される。
また、前記打抜き屑の破断分離の直後に、上型の突落し部材が元の位置に上昇復帰させられる一方、屑受け部がその弾発力により元の位置及び形状に復帰させられ、それによって、下型の表面上や打抜き加工シートの表面上等への前記打抜き屑の跳ね上がりや巻き上がり等の逆流が阻止されると共に屑落し孔内の下方への前記打抜き屑の落下、排出が促進される。
前記打抜き屑除去促進治具においては、請求項2に記載のように、前記本体部の屑落し孔深さ方向の厚みが前記下型の厚みと同一であることが好ましい。このような構成では、前記本体部を治具取付け孔に締り嵌めにて嵌め込むに際して、前記本体部下面と下型下面とを同一平面に揃えることにより、必然的に、前記本体部上面及び屑受け部上面と下型上面とが同一平面に整合されることになる。
また、前記打抜き屑除去促進治具においては、請求項3に記載のように、前記本体部と屑受け部とがプラスチック材により一体成形されていることが好ましい。このような構成では、複雑な形状のものも、前記本体部と屑受け部との接続手段を必要とせずに、継ぎ目なしに、安定した精密サイズで形成される。
さらに、請求項4に係る発明は、上型と下型とからなり、打抜き加工シートが上型と下型の間に移送され、下型に対する上型の相対的な接近動作により、打抜き屑が、上型に垂設された突落し部材で下型の屑落し孔内に押圧され、それによって前記打抜き加工シートから破断分離されると共に、屑落し孔内を通過して下方に排出されるように構成されたストリッピング装置であって、
前記下型に、前記屑落し孔とその周囲の対向する複数個所又は全周に隣接する治具取付け孔とが一体的に貫設され、請求項1〜3の何れかに記載の打抜き屑除去促進治具における本体部が前記治具取付け孔に締り嵌めにて嵌め込まれると共に屑受け部が前記屑落し孔内に張り出され、且つ前記本体部上面及び屑受け部上面が下型上面と同一平面に整合されたことを特徴とするストリッピング装置を提供するものである。
前記打抜き屑除去促進治具が下型に装着されたストリッピング装置では、既述のように、打抜き加工シートが下型上面の所定位置に供給され、打抜き屑が、上型の突落し部材により、屑受け部に下方から支持されつつ下方に押圧されると、前記打抜き屑が屑受け部の弾発力に抗して屑落し孔内に押し込まれると共に屑受け部も変形しつつ押し下げられ、それによって、前記打抜き加工シートからの打抜き屑の破断分離が促進される。
また、前記打抜き屑の破断分離の直後に、上型の突落し部材が元の位置に上昇復帰させられる一方、屑受け部がその弾発力により元の位置及び形状に復帰させられ、それによって、下型の表面上や打抜き加工シートの表面上等への前記打抜き屑の跳ね上がりや巻き上がり等の逆流が阻止されると共に屑落し孔内の下方への前記打抜き屑の落下、排出が促進される。
請求項1に係る発明によれば、可撓性材料の弾力性を利用する簡素な構造を呈し、装着のための下型への加工を下型への屑落し孔の貫設加工と一体的に行うことができ、下型への装着を特別の位置合わせ作業なしに行うことができ、さらに下型に装着されたときに下型上面への打抜き加工シートの円滑な供給を阻害することがない打抜き屑除去促進治具を提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、前記本体部を治具取付け孔に締り嵌めにて嵌め込むに際して、前記本体部下面と下型下面とを同一平面に揃えることにより、前記本体部上面及び屑受け部上面と下型上面とを容易に同一平面に整合させることができる。
請求項3に係る発明によれば、複雑な形状のものも、前記本体部と屑受け部との接続手段を必要とせずに、継ぎ目なしに、安定した精密サイズで形成される。
さらに、請求項4に係る発明によれば、前記のように、可撓性材料の弾力性を利用する簡素な構造を呈し、装着のための下型への加工を下型への屑落し孔の貫設加工と一体的に行うことができ、下型への装着を特別の位置合わせ作業なしに行うことができ、さらに下型に装着されたときに下型上面への打抜き加工シートの円滑な供給を阻害することがない打抜き屑除去促進治具を備えたストリッピング装置を提供することができる。
図1(A)は、本発明の実施例1に係るストリッピング装置の下型の平面図、図1(B)は、本発明の実施例1に係る、図1(A)に示す下型に装着された打抜き屑除去促進治具の平面図、図1(C)は、図1(B)に示す打抜き屑除去促進治具の中央横断面図である。 図2(A)、(B)及び(C)は、図1(B)及び(C)に示す打抜き屑除去促進治具を備えたストリッピング装置における下型に対する上型の相対的な接近動作の状態を経時的に示す図1と同様の断面図である。 図3(A)は、本発明の実施例2に係るストリッピング装置の下型の平面図、図3(B)は、本発明の実施例2に係る、図3(A)に示す下型に装着された打抜き屑除去促進治具の平面図、図3(C)は、図3(B)に示す打抜き屑除去促進治具の中央横断面図である。 図4(A)、(B)及び(C)は、図3(B)及び(C)に示す打抜き屑除去促進治具を備えたストリッピング装置における下型に対する上型の相対的な接近動作の状態を経時的に示す図3と同様の断面図である。
以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
ストリッピング工程への準備として、図1(A)に示すように、ストリッピング装置11の下型12に、二点鎖線で囲まれた矩形状の屑落し孔12aと、その周囲の互いに180度離れた横方向両端に対向して隣接する凹形状の治具取付け孔12bとが一体的に亜鈴形状をなして貫設されている。
また、図1(B)〜(C)に示すように、打抜き屑除去促進治具21は、下型12と同じ厚みを有する凹形状のブロックからなる本体部21aと、その上端に庇状に突設された肉薄可撓性の矩形の屑受け部21bとがゴム質等のプラスチック材により一体成形されてなり、各側の前記凹形状の治具取付け孔12bに1個の打抜き屑除去促進治具21が装着される。即ち、前記打抜き屑除去促進治具21における本体部21aが前記治具取付け孔12bに締り嵌めにて嵌め込まれると共に屑受け部21bが前記屑落し孔12a内に張り出され、且つ前記本体部21a上面及び屑受け部21b上面が下型12上面と同一平面に整合されている。
ストリッピング工程の実施に際して、図2(A)に示すように、ストリッピング装置11の上型13と下型12とが上下に対向配置されると共に、下型12上面に、打抜き加工された可撓性原料シートである打抜き加工シート31が移送供給され、該打抜き加工シート31の打抜き屑31aが打抜き屑除去促進治具21の屑受け部21bに下方から支持されつつ下型12の屑落し孔12a上に配置された状態で一旦停止させられる。
続いて、図2(B)に示すように、前記打抜き屑31aが、上型13に垂設された突落し部材13aにより、各側の屑受け部21bに支持されつつ下方に押圧されると、該打抜き屑31aが屑受け部21bの弾発力に抗して屑落し孔12a内に押し下げられると共に屑受け部21bも変形しつつ押し下げられ、それによって、前記打抜き加工シート31からの打抜き屑31aの破断分離が促進される。
次に、図2(C)に示すように、突落し部材13aがさらに下方に押圧されると、前記打抜き屑31aが、屑受け部21bによる下方からの支持から解放されて該屑受け部21bの下面側へとさらに押し下げられ、屑落し孔12aを通過して落下し、排出される。前記屑受け部21bの下面側への打抜き屑31aの押し下げの後、該屑受け部21bはその弾発力により元の位置及び形状に復帰させられ、また突落し部材13aは上型13と共に元の位置に上昇復帰させられ、図2(A)〜(C)に示す次のストリッピング工程が繰り返し実行される。
前記打抜き屑31aは、前記屑受け部21bの下面側への打抜き屑31aの押し下げ後における該屑受け部21bの元の位置及び形状への復帰により、上方への跳ね上がりや巻き上がり等の逆流が抑止された状態で屑落し孔12a内を落下することになる。
なお、実施例1に係る前記実施態様は、本発明の既述の作用効果を奏し得る範囲において適宜設計変更されてもよい。即ち、前記屑落し孔12aは、打抜き屑31aの形状等に応じて、例えば矩形の他、矩形以外の多角形、円形、楕円形等やそれらの組合せの形状であってもよく、それらの形状における点対称、線対称等の有無も問わない。また、前記治具取付け孔12bは、前記屑落し孔12aの形状等に応じて、例えば屑落し孔12a周囲の4個所に互いに90度離れて2個所ごとに対向し、或いは屑落し孔12a周囲の3個所に互いに120度離れて対向して貫設されてもよく、またその形状に特別の制限はない。さらに、前記屑受け部21bは、上型13に垂設された突落し部材13aの昇降通路と交差するまでに前記屑落し孔12a内に張り出されてもよく、またその形状に特別の制限はない。
ストリッピング工程への準備として、図3(A)に示すように、ストリッピング装置111の下型112に、二点鎖線で囲まれた円形の屑落し孔112aと、その周囲の全周にわたって隣接する、前記屑落し孔112aと同心の円環状の治具取付け孔112bとが一体的に円形をなして貫設されている。
また、図3(B)〜(C)に示すように、打抜き屑除去促進治具121は、下型112と同じ厚みを有する円環状のブロックからなる本体部121aと、その上端内周全域に庇状に突設された肉薄可撓性の円環状の屑受け部121bとがゴム質等のプラスチック材により一体成形されてなり、前記円環状の治具取付け孔112bに1個の打抜き屑除去促進治具121が装着される。即ち、前記打抜き屑除去促進治具121における本体部121aが前記治具取付け孔112bに締り嵌めにて嵌め込まれると共に屑受け部121bが前記屑落し孔112a内に張り出され、且つ前記本体部121a上面及び屑受け部121b上面が下型112上面と同一平面に整合されている。
ストリッピング工程の実施に際して、図4(A)に示すように、ストリッピング装置111の上型113と下型112とが上下に対向配置されると共に、下型112上面に、打抜き加工された可撓性原料シートである打抜き加工シート131が移送供給され、該打抜き加工シート131の打抜き屑131aが打抜き屑除去促進治具121の屑受け部121bに下方から支持されつつ下型112の屑落し孔112a上に配置された状態で一旦停止させられる。
続いて、図4(B)に示すように、前記打抜き屑131aが、上型113に垂設された突落し部材113aにより、屑受け部121bに支持されつつ下方に押圧されると、該打抜き屑131aが屑受け部121bの弾発力に抗して屑落し孔112a内に押し下げられると共に屑受け部121bも変形しつつ押し下げられ、それによって、前記打抜き加工シート131からの打抜き屑131aの破断分離が促進される。
次に、図4(C)に示すように、突落し部材113aがさらに下方に押圧されると、前記打抜き屑131aが、屑受け部121bによる下方からの支持から解放されて該屑受け部121bの下面側へとさらに押し下げられ、屑落し孔112aを通過して落下し、排出される。前記屑受け部121bの下面側への打抜き屑131aの押し下げの後、該屑受け部121bはその弾発力により元の位置及び形状に復帰させられ、また突落し部材113aは上型113と共に元の位置に上昇復帰させられ、図4(A)〜(C)に示す次のストリッピング工程が繰り返し実行される。
前記打抜き屑131aは、前記屑受け部121bの下面側への打抜き屑131aの押し下げ後における該屑受け部121bの元の位置及び形状への復帰により、上方への跳ね上がりや巻き上がり等の逆流が抑止された状態で屑落し孔112aを落下することになる。
なお、実施例2に係る前記実施態様は、本発明の既述の作用効果を奏し得る範囲において適宜設計変更されてもよい。即ち、前記屑落し孔112aは、打抜き屑131aの形状等に応じて、例えば円形の他、多角形、楕円形等やそれらの組合せの形状であってもよく、それらの形状における点対称、線対称等の有無も問わない。また、前記治具取付け孔112bは、前記屑落し孔112aの形状等に応じて、任意の形状が選択されてもよい。さらに、前記屑受け部121bは、屑落し孔112aの形状に応じた連続帯状を呈するものの他、非連続的に形成されたものであってもよく、上型113に垂設された突落し部材113aの昇降通路と交差するまでに前記屑落し孔112a内に張り出されてもよく、またその形状に特別の制限はない。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の精神と特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形、組合せ等による前記以外の多くの広範な実施態様が実施可能であることは言うまでもない。
11、111 ストリッピング装置
12、112 下型
12a、112a 屑落し孔
12b、112b 治具取付け孔
13、113 上型
13a、113a 突落し部材
21、121 打抜き屑除去促進治具
21a、121a 本体部
21b、121b 屑受け部
31、131 打抜き加工シート
31a、131a 打抜き屑

Claims (4)

  1. ストリッピング装置の下型に装着され、前記下型における屑落し孔周囲の対向する複数個所又は全周に該屑落し孔に隣接して貫設された治具取付け孔に、締り嵌めにて嵌め込まれる本体部と、前記本体部上部に前記屑落し孔内に張り出すように突設された肉薄可撓性の屑受け部とからなり、前記下型への装着に際して、前記本体部上面及び屑受け部上面が下型上面と同一平面に整合されることを特徴とする打抜き屑除去促進治具。
  2. 請求項1に記載の打抜き屑除去促進治具において、前記本体部の屑落し孔深さ方向の厚みが前記下型の厚みと同一である打抜き屑除去促進治具。
  3. 請求項1又は2に記載の打抜き屑除去促進治具において、前記本体部と屑受け部とがプラスチック材により一体成形された打抜き屑除去促進治具。
  4. 上型と下型とからなり、打抜き加工シートが上型と下型の間に移送され、下型に対する上型の相対的な接近動作により、打抜き屑が、上型に垂設された突落し部材で下型の屑落し孔内に押圧され、それによって前記打抜き加工シートから破断分離されると共に、屑落し孔内を通過して下方に排出されるように構成されたストリッピング装置であって、
    前記下型に、前記屑落し孔とその周囲の対向する複数個所又は全周に隣接する治具取付け孔とが一体的に貫設され、請求項1〜3の何れかに記載の打抜き屑除去促進治具における本体部が前記治具取付け孔に締り嵌めにて嵌め込まれると共に屑受け部が前記屑落し孔内に張り出され、且つ前記本体部上面及び屑受け部上面が下型上面と同一平面に整合されたことを特徴とするストリッピング装置。
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