JP2014233550A - 遊技機の演出制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】島設備に設置された複数の遊技機の演出タイミングの実質的な同期を図る。
【解決手段】メイン制御基板とサブ制御基板とを有する遊技機の演出制御方法であって、前記メイン制御基板又は前記サブ制御基板のリアルタイムクロック(RTC)情報から得られる基準クロックと演出開始時間間隔とに基づいて演出開始時刻が決定されてメモリに記憶されるステップと、前記遊技機の起動後は、前記メモリに記憶された演出開始時刻になると予め用意された演出処理を開始するステップとを実行することを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、広く遊技機に関し、より詳細には、メイン制御基板及びサブ制御基板を備えるスロットマシン等の遊技機の演出制御技術に関する。
スロットマシン等の遊技機(以下、「遊技機」と総称する。)において、ボーナス当せんを契機に一定ゲーム数のアシストタイム(以下、「AT」ともいう。)やアシストリプレイタイム(以下、「ART」ともいう。)などの抽せんを行い、AT抽せんやART抽せんの結果に従ってナビ演出を行うスロットマシンが遊技店等の遊技場に広く導入されているが、遊技者によって所定時間以上遊技が行われない場合に、遊技客の注意を喚起する目的で、あるいは他の広告宣伝等を目的として、遊技機の表示部等を使って所定の演出(非遊技状態におけるデモ演出や遊技状態におけるゲームでの演出など。以下、「演出」と言う。)を行うものが多く存在する。
遊技機は、その大別的な制御構造として、主制御基板(以下、「メイン制御基板」という。)と周辺制御基板(以下、「サブ制御基板」という。)とで構成されているが、従来、メイン制御基板で判定された抽せん結果等に基づいて、遊技機の演出を制御することを主な役目としていたサブ制御基板において、液晶画面等を介して回胴(以下、「回転リール」という。)の停止順を遊技者に指示することにより小役入賞や再遊技を獲得させやすくする上述したATやART等のナビ演出処理を行っている。
さらに、遊技者による遊技が一定時間行われない場合に実行される演出は、同一の機種が複数台並べて設置されることが多い島設備全体の見栄え等に鑑み、これら複数台の遊技機で一斉に同じ演出を開始することにより、上述の注意喚起や広告宣伝効果の増大を図ろうとするものも存在する。
特に、複数台の遊技機で一斉に同じ演出を開始するためには時間管理や同期動作についての工夫が必要であるため、かかる観点からこれまでいくつかの技術が開示されてきた(特許文献1〜2)。
特許文献1には、日時を特定可能とする計時を行なう構成において、計時について狂いが生じているか否かを判断することができるようにすることを目的として、RTCM(リアルタイムクロックモジュール)が、一斉デモ表示の実行開始に日時となったと判定されたときに、当該一斉デモ表示を実行する発明が開示されている。
より具体的には、遊技の演出を行なう演出装置を備え、遊技において特定の条件が成立したときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御される遊技機であって、前記演出装置に含まれ、予め定められた変動表示の実行条件が成立した後、変動表示の開始条件が成立したことに基づいて各々が識別可能な複数種類の識別情報の変動表示を行なって表示結果を導出表示し、前記特定遊技状態に制御される前記特定の条件が成立するときに、変動表示の表示結果として予め定められた特定表示結果を導出表示する変動表示装置と、前記変動表示の実行条件が成立したが未だ前記変動表示の開始条件が成立していない前記変動表示の実行条件の成立回数を示す実行条件成立データを記憶する実行条件成立データ記憶手段と、日時を特定可能とする計時を行なう計時手段と前記識別情報の変動表示が行なわれておらず、かつ、前記実行条件成立データ記憶手段に前記実行条件成立データが記憶されていないことに基づいて所定のデモンストレーション演出を実行するデモンストレーション実行手段とを備え、該デモンストレーション実行手段は、前記計時手段の計時結果が予め定められたデモンストレーション実行条件を満たすことを条件に、前記デモンストレーション演出を実行することを特徴とする遊技機である。
また、特許文献2には、複数台の遊技機で行われる演出を、簡単な構成によって同期させる発明が開示されている。
より具体的には、遊技の演出に用いられる演出用機器が設けられ、遊技者による遊技の進行が停滞している期間中は該演出用機器を利用して、所定の演出を実行可能な遊技機であって、一定の周期で同期出力を発生させる同期出力発生手段と、前記演出を開始するための前提となる所定の条件たる演出開始前提条件が成立したか否かを判断する前提条件成立判断手段と、前記演出開始前提条件が成立した場合には、前記演出の開始タイミングを、前記同期出力に基づいて決定する開始タイミング決定手段と、決定された前記開始タイミングで前記演出を開始する演出開始手段とを備えることを特徴とする遊技機である。
特開2008−86483号公報 特開2008−161521号公報
しかしながら、上述の特許文献1〜2に開示された遊技機では、日時を特定可能とする計時手段やタイマを有しているものの、計時手段について狂いが生じているか否かを判断するのは遊技機の外部機器からであり、修正を行うとしても手動によるものであるので、遊技機全台の修正を行おうとすると非常に煩雑であった。また、リアルタイムクロック等の計時手段の特性として、遊技機を設置してから長期間が経過するとどうしても秒単位の時刻誤差は生じてしまうため、複数の遊技機間でより厳密に統制のとれた演出を実施しようとすると、時刻修正のための手間がいっそう課題となっていた。
一方で、クロック等の同期信号によって複数の遊技機の演出の同期を図ろうとした場合であっても、稼働中の遊技機の1台が何らかの故障で電源遮断されてしまった場合、電源復旧した場合にはクロック同期をするための基準タイミングが失われてしまうため、この遊技機と他の遊技機との演出同期はできなくなってしまうという課題があった。
そこで、本発明に係る遊技機の演出制御方法は、メイン制御基板とサブ制御基板とを有する遊技機の演出制御方法であって、前記メイン制御基板又は前記サブ制御基板のリアルタイムクロック(RTC)情報から得られる基準クロックと演出開始時間間隔とに基づいて演出開始時刻が決定されてメモリに記憶されるステップと、前記遊技機の起動後は、前記メモリに記憶された演出開始時刻になると予め用意された演出処理を開始するステップとを実行することを特徴とする。
また、前記演出開始時刻になると予め用意された演出処理を開始するとともに、前記RTC情報と前記演出開始時間間隔とに基づいて次回の演出開始時刻が決定されてメモリに記憶されるステップを更に有することを特徴とする。
また、本発明に係る遊技機の演出制御方法は、メイン制御基板とサブ制御基板とを有する遊技機の演出制御方法であって、前記遊技機の電源投入後、前記メイン制御基板又は前記サブ制御基板のリアルタイムクロック(RTC)情報と演出開始時間間隔とに基づいて、その日の全演出開始時刻が決定されてメモリに記憶されるステップと、前記遊技機の起動後は、前記メモリに記憶された演出開始時刻になると予め用意された演出処理を開始するステップとを実行することを特徴とする。
本発明に係る遊技の演出制御方法等によれば、島設備に設置された複数の遊技機の演出の実質的な同期を図ることができ、稼働中の遊技機の1台が何らかの故障で電源遮断されてしまった場合でも容易に他の遊技機との一斉演出に復帰可能な遊技機等を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の外観を説明する説明図である。 本発明の一実施形態に係る遊技機の外観を説明する説明図である。 本発明の一実施形態に係る遊技機の内部構造及び電源ボックスの様子を説明する説明図である。 本発明の一実施形態に係る遊技機の機能ブロックを説明する説明図である。 本発明の一実施形態に係る遊技機の処理手順を説明するフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る遊技機の処理手順を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る複数の遊技機の動作例を説明する説明図である。 本発明の他の実施形態に係る複数の遊技機の動作例を説明する説明図である。 本発明の更に他の実施形態に係る複数の遊技機の動作例を説明する説明図である。
本発明に係る遊技機の演出制御方法等を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明の一実施形態における遊技機の外観を示す。図1(A)は、遊技機の正面図であり、図1(B)は、遊技機の右側面図である。
図1(A)及び(B)に示すように、遊技機100は、その機構上大きく分けると、前面が開口した筐体101と、筐体101の開口面にヒンジ等によって開閉可能に取り付けられていた前面扉102とを備えている。前面扉102の前面部分には、後述するように遊技者が遊技を行うためのボタン類や表示部等が配置されている。
遊技機100の前面に位置する前面扉102の上部には、ディスプレイ部1021と、照明部(図1において不図示)と、スピーカ部(図1において不図示)とが配置されている。また、前面扉102の中段上部には、表示窓103が設けられている。遊技者は、この表示窓103から筐体101の内部に収納されている複数の回転リールの外周面を目視することができる。
回転リールは、より詳細には、それぞれが回転可能に設けられている第1回転リール1041と第2回転リール1042と第3回転リール1043とからなり、各リールの外周面には、所定の複数の図柄が付されている。遊技者は、表示窓103から第1回転リール1041、第2回転リール1042、及び第3回転リール1043の各外周面に付された縦3個の図柄を見ることができ、第1回転リールから第3回転リールまでの縦3個ずつ計9個の図柄を視認することができるようになっている。
前面扉102の中段に位置し、前面に突出して設けられた卓の上面には、遊技媒体(メダル)投入口105と、MAXBETボタン106と、ステータス表示部(図1において不図示)とが配置されている。
また、突起して設けられた卓の前面には、スタートレバー107、1BETボタン108、精算ボタン109、第1回転リール停止ボタン110、第2回転リール停止ボタン101、第3回転リール停止ボタン102が配置されている。また、前面扉102の下部には、遊技媒体(メダル)の払出口を備えた遊技媒体(メダル)トレイ108が取り付けられている。
前面扉102の上部中央に配置されたディスプレイ部1021は、典型的には、液晶ディスプレイ(LCD)であり、遊技者への画像等による演出を表示や情報提示等を行う。
また、ディスプレイ部1021の左右の任意の位置にスピーカ部と照明部とを備えることができる。ディスプレイ部1021、スピーカ部、及び照明部によって、遊技の演出効果を高めることができる。
筐体101内部に設けられている回転リールは、典型的には、上述の通り3個(第1回転リール1041、第2回転リール1042、第3回転リール1043)で構成され、リール状の形状に形成され、ステッピング(パルス)モータから成る回転リール駆動部により、それぞれ回動自在に配置されている。回動中の回転リールは、第1回転リール停止ボタン110、第2回転リール停止ボタン111、第3回転リール停止ボタン112の押下により、それぞれ独立して停止させることができる。また、各回転リール停止ボタンの内部には、ランプが内蔵されており、回胴停止ボタンの操作が可能な状態で、内蔵されているランプが点灯する。また、回転リール停止ボタンが押下されたときには、ランプは消灯し、回転リール停止ボタンの操作を受け付ないように構成されている。
なお、回転リールの数は、3個を超える構成(例えば、4個)としても良い。
第1回転リール1041、第2回転リール1042、及び第3回転リール1043の図柄を確認可能な表示窓には、遊技者が投入したメダルの枚数(ベット数)に応じて回転リールの図柄が有効となる並びである有効ラインが設定されている。
後述する抽せん処理により決定した成立役、及び、それに対応する回転リールの図柄の組み合わせは、予め規定されており、有効ライン上に所定の図柄の組み合わせが揃ったかを判断して、図柄の組み合わせが有効ライン上に揃ったときに入賞と判定される。
前面扉102の中段に位置し、突出して設けられた卓の上面に設けられているメダル投入口105は、遊技開始前に所定枚数のメダルを投入するためのものであり、メダル投入口105にメダルを投入するか、BETボタン押下の後、スタートレバー107を操作すると、第1回転リール1041、第2回転リール1042、及び第3回転リール1043が回動し、遊技が開始されて入賞抽せんが行われる。
1BETボタン108は、遊技機100内部に貯留しているメダル1枚を自動的に投入して、1枚のメダルを1回のゲームにベットするためのものである。1BETボタン108を押下することにより、メダル投入口105からメダルを1枚投入する必要がなくなる。また、2枚のメダルをベットする場合には、1BETボタン108を2回押下する。3枚のメダルを一度にベットする場合には、以下の、MAXBETボタン106を押下すると便利である。
MAXBETボタン106は、遊技機100内部に貯留しているメダルを自動的に3枚投入して、3枚のメダルを1回のゲームに対してベットするためのものである。このMAXBETボタン106により、メダル投入口105から3枚のメダルを投入したり、1BETボタン108を3回押下したりする必要はなくなる。
精算ボタン109は、内部貯留(クレジット)されたメダルをメダル払出口からメダルトレイ198に払い出して精算するためのものである。
図2に、前面扉102の中段に位置し、前面に突出して設けられた卓の上面の外観を示す。図2(A)は、卓の上面を含む遊技機100の上面図であり、卓の上面にメダル投入口105とMAXBETボタン106とステータス表示部201とが配置されている様子が分かる。
図2(B)は、卓の上面に配置されたステータス表示部201の拡大図である。
図2(B)において、ステータス表示部201は、メダルの枚数等を数字で表示する複数の7セグLED、及び、遊技機100の使用状態等を遊技者に知らせる各種LEDが設けられている。
メダルの投入枚数LED2011は、現時点でベットされているメダル数が表示される。一例として、1枚のメダルがベットされているときには、「1BET」LEDが点灯し、2枚目のメダルがベットされたときには、「2BET」LEDが更に点灯し、3枚目のメダルがベットされたときには、「3BET」LEDが更に点灯する。
投入可能LED2012は、現在メダルの投入が可能であることを示すLEDである。ウエイトLED2013は、現在ウエイト期間中であることを示すLEDである。スタートLED2014は、現在遊技が開始可能状態であることを示すLEDである。再遊技LED2015は、再遊技であることを示すLEDである。
払出枚数表示7セグLED2016は、入賞時の払出し枚数を表示する。一例として、実際にメダルが払い出されるたびに総払出し枚数から逆算して表示することができる。
貯留メダル数表示7セグLED2017は、現在貯留中のメダルの枚数を表示するLEDである。
図3に、本発明の一実施形態における遊技機の内部構造及び電源ボックスの様子を示す。本発明は、この構成に限定されるものではないが、図3(A)に示す通り、遊技機100の前面内部の電源ボックス301には、電源スイッチ3011の他に、入賞確率を変更する設定キー3012及びセレクトスイッチ3013が配置されている。
図3(B)は、図3(A)の設定キー3012の拡大図である。設定キー3012は、シリンダー部3012aと鍵穴部3012bとからなる。入賞確率の設定値を変更する場合には、まず、鍵穴部3012bに鍵(操作キー)を挿入してOFFの位置からONの位置へ回転させて設定変更状態にし、セレクトスイッチ3013を押下して設定値をインクリメントする。最高設定値の次は、再び最低設定値に戻る。一例として、6段階の設定値が用意されている遊技機の場合は、「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「1」→「2」→・・・というように変更する。なお、セレクトスイッチによって順次変更される設定値は、一例として、払出枚数表示7セグLED2016に逐次表示させて確認できるように構成することができる。
また、このセレクトスイッチ3013は、設定変更不可状態(鍵穴が「OFF」の位置にある状態)においては、遊技機に生じたエラー状態を解除するためのエラー解除スイッチとして機能させることもできる。
図4に、本発明の一実施形態における遊技機の機能ブロックを説明する。後述する遊技機100の一連の特徴的動作は、以下に説明するハードウェアの個々の動作、及びこれらのハードウェアとソフトウェアとの協調動作によって実現されている。
遊技機は、一実施形態における制御構成として、配線(ハーネス)を介して接続されたメイン制御基板41とサブ制御基板42とからなり、筐体101内部に収納されている。
メイン制御基板41は、一種のボードコンピュータであり、演算処理、遊技機100のデバイス制御等を行うCPU411と、プログラムの作業領域としてデータの一時的な記憶等を行う書き換え可能なRAM412と、遊技機100の制御プログラム及び遊技抽せん処理用の抽せんテーブル等を記憶したROM413と、データ通信バス等の制御を行う制御部414と、ボタンやスイッチ等からの入力や各種LED等への出力、及び回転リールユニット等の駆動を行う入出力部415とを備えている。
メイン制御基板41の主な機能は、入賞抽せん処理、回転リールの制御等を行うことであり、遊技機に関する規則及び規格等に基づいた処理動作を行うように設計されている。
サブ制御基板42は、一種のボードコンピュータであり、演算処理、ディスプレイ部481の制御等を行うCPU421と、プログラムの作業領域としてデータの一時的な記憶等を行う書き換え可能なRAM422と、ディスプレイ部481、照明部482、スピーカ部483の制御を行うプログラム及び各種データを記憶したROM423と、データ通信バス等の制御を行う制御部424と、照明等の駆動を行う入出力部425と、ディスプレイ部481の駆動を行うディスプレイ駆動部426と、スピーカ482から音声や効果音等を発生させるための音源を格納した音源IC427とを備えている。
なお、念のために付記するが、サブ制御基板42には、リアルタイムクロック(以下、「RTC」とも言う。)428が備わっている。RTCは、制御基板上に実装される計時用チップである。通常、外部電源とは別の内部電源(一例として、CMOSバッテリ)からの電力供給を受けて動作するので、遊技機の電源を切っていても日付・時刻情報(以下、「RTC情報」又は「リアルタイムクロック情報」とも言う。)を正確に保ち続けることができる。
また、図4には示さないが、リアルタイムクロックは、メイン制御基板41にも実装することができる。その場合、サブ制御基板42がメイン制御基板41上のリアルタイムクロックからRTC情報を取得するように構成することもできる。
サブ制御基板42の主な機能は、メイン制御基板で判定された抽せん結果に基づく演出等である。具体的には、サブ制御基板42のROM423には、ディスプレイ481、照明部482、及びスピーカ部483によって様々な演出を行うための画像データ等からなる演出データも格納されており、メイン制御基板41から出力される信号によって、ROM内部に格納されている演出データから演出内容を決定して、演出内容に基づいて、ディスプレイ部481、照明部482、及びスピーカ部483の駆動処理を行う。一例として、ディスプレイ部481に停止ボタンの押し順等の提示等を行って、遊技者の利益状態の継続を支援する演出を行う(いわゆる「アシストタイム(AT)」等)。
上述したような、ディスプレイ部481、照明部482、及びスピーカ部483によってなされる演出は、コンピュータプログラムとしてROM423等に記憶されており、CPU421によって、適宜、RAM422等へ呼び出され実行されることにより実現される。
なお、サブ制御基板42における演出用の制御は、遊技機の演出に関する規則や規格等の制約を受けることはなく、このため、遊技機100は、サブ制御基板42によって比較的自由な演出処理が可能となっている。
次に、メイン制御基板41の入出力系統について説明する。図4に示すように、まず、メイン制御基板41は、入出力部415を介して、BETボタン451(1BETボタン及びMAXBETボタンを含む)、清算ボタン452、スタートレバー453、第1回転リール停止ボタン454、第2回回転リール停止ボタン455、第3回転リール停止ボタン456の押下を読み出し可能に構成されている。
また、メイン制御基板41には、入出力部415を介して、ステータス表示部46のウエイトLED461、投入可能LED462、再遊技LED463、スタートLED464、投入枚数7セグLED465、払出枚数7セグLED466、貯留メダル数7セグLED467が接続されており、各種LEDの点灯制御、各表示器に出力するべき数字の表示制御を行うように構成されている。
また、セレクター部457は、図示しない投入センサとソレノイドとを含み、メダル投入口105内に設けられている投入センサからの信号を入出力部415介して読み出し、投入されたメダルの枚数のカウント及び投入されたメダルの真贋等のチェックを行う。
また、セレクター部457のソレノイドは、例えば、規定枚数のメダルが投入されたとき、或いは、スタートレバー107が操作されたとき、メダルを投入しても、メダルが返却されるように作動してメダルが投入されないように機能する。
電源ボックス47の設定キー471は、遊技中の抽せんにおける抽せんテーブルの各役の入賞確率に段階を設けて、設定毎の出玉率を変更する機能を有する。入賞確率の設定は、一例として6段階の設定が可能となっている。メイン制御基板41は、入出力部415を介して設定キー471によって設定された設定値を管理することが可能となっている。より具体的には、設定キーをONにすることでメイン制御基板が設定変更可能モードとなり、セレクトスイッチが押下されることによりメイン制御基板に押下された信号が行って、メイン制御基板において管理されている設定値がインクリメント/デクリメントされる。電源ボックス47のセレクトスイッチ472は、設定キー471によって設定可能(設定ON)状態にした場合に設定値を順送り(又は逆送り)に変更するためのスイッチであり、設定不可(OFF)状態には、遊技機にエラー等が発生した場合にメイン制御基板41のCPU411等の初期化を行うことができる。電源スイッチ473は、遊技機に電力を供給するためものである。
回転リールユニット43は、第1回転リール1041、第2回転リール1042、及び第3回転リール1043をそれぞれ回転させるためのステッピングモータを備えた第1回転リール駆動部431、第2回転リール駆動部432、第3回転リール駆動部433を有し、各回転リールを独立して回転及び/又は停止するよう制御可能である。また、各回転リールの回転中の位置を検出するための第1回転リール位置センサ434、第2回転リール位置センサ435及び第3回転リール位置センサ436、並びに、それぞれのセンサに対応するインデックス(図4において不図示)が設けられている。
例えば、回転中の第1回転リールの所定の位置を第1回転リール位置センサ434で検出し、第1回転リール位置センサ434により検出した第1回転リールの所定の位置(インデックスの位置)からステッピングモータを駆動したパルス数をカウントすることにより、第1回リールの位置情報を取得ことができる。同様に、第2回転リール及び第3回転リールについても、第2回転リール位置センサ435及び第3回転リール位置センサ436によりそれぞれの回転リールの位置情報を得ることができる。
このようにして、後述する抽せん処理の結果に基づく図柄の表示を制御することができる。
ホッパーユニット44は、入賞時にメダルを払い出すためのものであり、図示しないがホッパー駆動部と払出しセンサによって所定の枚数のメダルが払い出される。
この他、外部中継端子(図4において不図示)が設けられ、メイン制御基板41と外部に設けられている遊技データを表示するためのデータランプ(図4において不図示)とを接続し、メイン制御基板41からの信号をデータランプへ送信するための端子としての機能を果たす。
また、本発明の実施に必要なプログラムないしソフトウェアは、通常、ROM413、423等のメモリにインストールないし格納され、プログラムないしソフトウェアの実行時には、必要に応じてRAM412、422等のメモリにその全部又は一部のソフトウェアモジュールとして読み出され、CPU411、421において演算実行される。
なお、演算実行は必ずCPU等の中央処理部で行われる必要はなく、図示しないディジタルシグナルプロセッサ(DSP)等の補助演算装置を採用することもできる。
[抽せん処理]
遊技機100における抽せん処理は、一例として、スタートレバーの操作時にメイン制御基板41のROM413に格納されているプログラム及びテーブルに基づいて実行される。ROM413には、抽せん処理プログラムの他、入賞確率テーブル, シンボルテーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等が格納されている。入賞確率テーブルは、乱数発生部(不図示)で発生させる乱数を区分して、各種入賞及び「入賞なし(外れ)」に対応付けられて記憶している。発生させた乱数データと入賞率テーブル等とを参照することにより遊技に対する各種入賞あるいは外れが決定される。
このとき、抽せん処理の結果が外れの場合は、所定の図柄が揃わないように制御されたり、逆に、抽せん処理の結果が入賞の場合は、停止ボタンが所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように制御されたりする場合もある。そして、各種入賞後、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。
[本発明の基本概念]
次に、本発明に係る遊技機の演出制御方法等の処理の基本概念を説明する。本発明は、典型的な実施形態において、いわゆる島設備に設置された複数台の遊技機に対する電源投入時(初回一斉起動時)に各台のメイン制御基板又はサブ制御基板に実装されているリアルタイムクロック(RTC)のRTC情報(以下、「基準クロック」という。なお、基準クロックは遊技機ごとに管理される。)に基づいて、複数台の遊技機による一斉演出を行うよう制御するものである。
本発明により、各台間の演出開始時刻誤差は極めて低く抑えられ、かつ、各台の時刻調整等のメンテナンス負荷も非常に低く抑えることができる。
次に、図5〜図6のフローチャートを用いて、本発明の一実施形態における遊技機の処理手順を説明する。
[実施例1]
図5は、本発明の一実施形態における遊技機の処理手順を説明するフローチャートである。図5では、一例として、遊技機の電源投入後にメイン制御基板41及び/又はサブ制御基板42のROMに格納されたプログラムが、適宜RAM等の作業領域に読み込まれて実行されることにより実施される。
図5において処理を開始すると(ステップS501)、ステップS502に進み、電源投入とともに遊技機の初期化処理が行われる(この時、例えば、同じ島設備に設置された他の遊技機の電源も同時に投入され、同じタイミングで初期化処理が行われる)。
また、開店前の所定の時間帯である場合に、朝一番の起動(遊技店の営業日における最初の電源投入)と判断して図示しないメモリ上の管理フラグを立てるか、或いは、演出開始時刻を記憶するメモリを初期化(ヌル文字で埋めるなど)することによって、その後の再起動による電源投入と区別することができる。
次に、ステップS503に進み、リアルタイムクロック情報が取得され、また、演出等の演出開始時間間隔が読み出されて、メモリ上に記憶される。そして、上記取得されたリアルタイムクロック情報から抽出された時刻と、上記読み出された演出開始時間間隔とから次回の演出開始時刻が算出され、その結果がメモリにセットされる。さらに、クロックカウンタ(経過時間を測定可能な計時手段。不図示)をリセットする。
また、最初の演出開始時刻は、不揮発性メモリ等電力供給がなくても内容を保持できる記憶領域に保存される。或いは、次回の演出開始時刻を常に不揮発性メモリ等電力供給がなくても内容を保持できる記憶領域に保存しても良い。
以上のステップS503の処理は、基板のCPUの処理クロックの単位で順次処理される(実質的にほぼ同時に処理される)。また、ステップS503の処理は、一例として、島設備に設置された複数の遊技機において電源投入を契機として同時に処理される。
次に、ステップS504へ進み、クロックカウンタのカウントアップを開示し(時間計測開始)、ステップS505へ進んで先ほどメモリに記憶された演出開始時刻になったどうかが判断される。まだ、演出開始時刻に到達していない場合(ステップS505において、No)、ステップS504へ復帰して時間計測を継続するが、演出開始時刻なった場合(ステップS505において、Yes)、ステップS506へ進む。
ステップS506では、予め用意された演出処理が開始される。また、現在の演出開始時刻と上述の演出開始時間間隔とから次回の演出開始時刻が算出されて、その結果がメモリに格納される。なお、図示していないが、ステップS506においてもクロックカウンタでは時間計測が継続されている。
次に、ステップS507に進み、次回の演出開始時刻が例えば遊技店の終了時刻よりも早いか遅いか等の判断により、次回の演出開始の要否が判断される。ステップS507において次回の演出が必要と判断された場合(Yes)は、ステップS504に復帰するが、次回の演出は必要ないと判断された場合(ステップS507において、No)は、ステップS508へ進んで処理を終了する。
さらに詳細な例は図7〜9を参照して説明するが、島設備に設置された複数の遊技機はそれぞれ上述した通り作動することにより、予め用意された演出を決まった時刻に一斉に開始することが可能となる。
[実施例2]
図6は、本発明の一実施形態における遊技機の処理手順を説明するフローチャートである。図6では、一例として、遊技機の電源投入後にメイン制御基板41及び/又はサブ制御基板42のROMに格納されたプログラムが、適宜RAM等の作業領域に読み込まれて実行されることにより実施される。
図6において処理を開始すると(ステップS601)、ステップS602に進み、電源投入とともに遊技機の初期化処理が行われる(この時、例えば、同じ島設備に設置された他の遊技機の電源も同時に投入され、同じタイミングで初期化処理が行われる)。
また、開店前の所定の時間帯である場合に、朝一番の起動(遊技店の営業日における最初の電源投入)と判断して図示しないメモリ上の管理フラグを立てるか、或いは、演出開始時刻を記憶するメモリを初期化(ヌル文字で埋めるなど)することによって、その後の再起動による電源投入と区別することができる。
次に、ステップS603に進み、リアルタイムクロック情報が取得されると共に、演出等の演出開始時間間隔が読み出され、上記取得されたリアルタイムクロック情報から抽出された時刻と、上記読み出された演出開始時間間隔とから、その日の全演出開始時刻が算出されて、その結果がメモリ上に記憶される。さらに、クロックカウンタ(経過時間を測定可能な計時手段。不図示)をリセットする。
また、最初の演出開始時刻は、不揮発性メモリ等電力供給がなくても内容を保持できる記憶領域に保存される。或いは、上記全演出開始時刻を不揮発性メモリ等電力供給がなくても内容を保持できる記憶領域に保存しても良い。
以上のステップS603の処理は、基板のCPUの処理クロックの単位で順次処理される(実質的にほぼ同時に処理される)。また、ステップS603の処理は、一例として、島設備に設置された複数の遊技機において電源投入を契機として同時に処理される。
次に、ステップS604へ進み、クロックカウンタのカウントアップを開示し(時間計測開始)、ステップS605へ進んで先ほどメモリに記憶された演出開始時刻になったどうかが判断される。まだ、演出開始時刻に到達していない場合(ステップS605において、No)、ステップS604へ復帰して時間計測を継続するが、演出開始時刻なった場合(ステップS605において、Yes)、ステップS606へ進む。
ステップS606では、予め用意された演出処理が開始される。また、次回演出開始時刻がメモリに格納される(或いは、既にメモリ上に読み出された次回演出開始時刻へポインタを移動する)。なお、図示していないが、ステップS606においてもクロックカウンタでは時間計測が継続されている。
次に、ステップS607に進み、次回の演出開始時刻が例えば遊技店の終了時刻よりも早いか遅いか等の判断により、次回の演出開始の要否が判断される。ステップS607において次回の演出が必要と判断された場合(Yes)は、ステップS604に復帰するが、次回の演出は必要ないと判断された場合(ステップS607において、No)は、ステップS608へ進んで処理を終了する。
さらに詳細な例は図7〜9を参照して説明するが、島設備に設置された複数の遊技機はそれぞれ上述した通り作動することにより、予め用意された演出を決まった時刻に一斉に開始することが可能となる。
[実施例3]
図7に、本発明の一実施形態における複数の遊技機の動作例を示す。図7では、同じ島設備に設置された遊技機A〜Cが時間の経過と共に、互いに通信することなく、どのように実質的な同期を実現していくのかが説明されている。
まず、図7の左には時間経過の指標として標準時刻が示されているが、標準時刻8時00分00秒において、遊技機A〜Cへの電源が投入され、それぞれ初期化処理が開始される。このとき、開店前の所定の時間帯である場合に、朝一番の起動(遊技店の営業日における最初の電源投入)と判断して図示しないメモリ上の管理フラグを立てるか、或いは、演出開始時刻を記憶するメモリを初期化(ヌル文字で埋めるなど)することによって、その後の再起動による電源投入と区別することができる。また、遊技機AのRTCは8時00分15秒(遊技機Aの基準クロック)を示し、遊技機BのRTCは8時01分24秒(遊技機Bの基準クロック)を示し、遊技機CのRTCは7時58分52秒(遊技機Cの基準クロック)を示している。この時、図示されるように、遊技機A〜Cではサブ制御基板(或いは、メイン制御基板)のプログラム起動時刻から60分(演出開始時間間隔の例示である)後の時刻を次回演出開始時刻として算出し、CPU外部のメモリに記憶する。また、最初に電源投入されたRTC情報も記憶される。
次に、標準時刻9時00分00秒において、遊技機AのRTCは9時00分15秒を示し、遊技機BのRTCは9時01分24秒を示し、遊技機CのRTCは8時58分52秒を示すが、上述の「次回演出開始時刻」になったので、遊技機A〜Cは同時に予め用意された演出を開始する。併せて(時間的に同時でなくとも良い)、遊技機A〜Cは、今回の演出開始時刻から60分(演出開始時間間隔の例示である)後の時刻を次回演出開始時刻として算出し、CPU外部のメモリに記憶する。
続いて、標準時刻10時00分00秒において、遊技機AのRTCは10時00分15秒を示し、遊技機BのRTCは10時01分24秒を示し、遊技機CのRTCは9時58分52秒を示すが、上述の「次回演出開始時刻」になったので、遊技機A〜Cは同時に予め用意された演出を開始する。併せて(時間的に同時でなくとも良い)、遊技機A〜Cは、今回の演出開始時刻から60分(演出開始時間間隔の例示である)後の時刻を次回演出開始時刻として算出し、CPU外部のメモリに記憶する。
次に、標準時刻10時28分00秒において、遊技機Bが電源アクシデント等によりダウンしたとする。遊技機A及びCは正常に稼働しているので、次回演出開始時刻(標準時刻11:00:00)に同時に演出を開始することができるが、遊技機Bはこのままでは次回演出開始時刻(標準時刻11:00:00)に演出ができない。
しかしながら、本発明の一実施形態に係る遊技機Bは、再起動等するだけで、次回演出開始時刻(標準時刻11:00:00)に遊技機A及びCと同時に演出を開始することができる。すなわち、標準時刻10:33:00に遊技機Bの再起動後の初期化が完了すると、遊技機BのRTCから時刻が抽出され、最初に電源が投入されたRTC情報と演出開始時間間隔とから次の演出開始時刻(11時01分24秒)が算出され、メモリに記憶される。或いは、次回の演出開始時刻を常に不揮発性メモリ等電力供給がなくても内容を保持している場合には、その次回の演出開始時刻を使用することができる。
なお、再起動の場合の電源投入であることは、開店前の所定の時間帯である場合に、朝一番の起動(遊技店の営業日における最初の電源投入)と判断して図示しないメモリ上の管理フラグを立てるか、或いは、演出開始時刻を記憶するメモリを初期化(ヌル文字で埋めるなど)することによって、区別されている。
このようにして、島設備に設置された複数台の遊技機のうち1台がダウンしたとしてもその遊技機を再起動するだけで、次回演出開始時刻(図7において標準時刻11時00分00秒)に、遊技機A〜Cは揃って演出開始することができる。
[実施例4]
図8に、本発明の他の実施形態における複数の遊技機の動作例を示す。図8では、島設備に設置された複数の遊技機のうちの1台がダウンして再起動を完了したとき、ちょうど演出中であった場合の処理例を示すものである。図8では、同じ島設備に設置された遊技機D〜Fが時間の経過と共に、互いに通信することなく、どのように実質的な同期を実現していくのかが説明されているが、標準時刻10時58分00秒までは、図7と同様の動作を行うので説明を省略する。
図8の標準時刻10時58分00秒において、遊技機Eが電源アクシデント等によりダウンしたとする。そして、再起動されて復帰し、図7の遊技機Bと同様に次回の演出時間開始時刻を得るが、このとき標準時刻は11時03分00秒であり、演出時間中である(図8において、遊技機D及びFは演出中)。
そこで、図8において、遊技機Eは、次回の演出開始時刻に間に合わなかったと判断した場合(自身のRTC情報が次回の演出開始時刻が過ぎており、しかも演出が終了していない時刻であると判断した場合)には、今回の演出はせずに、その次の演出開始時刻を算出ないし読み出してメモリに格納する。
このようにして、図8においても、遊技機Eのダウンにも関わらず、遊技機D〜Fは一斉の演出開始を維持することができる。
[実施例5]
図9に、本発明の更に他の実施形態における複数の遊技機の動作例を示す。図9では、島設備に設置された複数の遊技機のうちの1台がダウンして再起動を完了したとき、ちょうど演出中であった場合の他の処理例を示すものである。図9では、同じ島設備に設置された遊技機G〜Iが時間の経過と共に、互いに通信することなく、どのように実質的な同期を実現していくのかが説明されているが、標準時刻10時58分00秒までは、図7と同様の動作を行うので説明を省略する。
図9の標準時刻10時58分00秒において、遊技機Hが電源アクシデント等によりダウンしたとする。そして、再起動されて復帰し、図7の遊技機Bと同様に次回の演出時間開始時刻を得るが、このとき標準時刻は11時03分00秒であり、演出時間中である(図9において、遊技機G及びIは演出中)。
そこで、図9において、遊技機Hは、次回の演出開始時刻に間に合わなかったと判断した場合(自身のRTC情報が次回の演出開始時刻が過ぎており、しかも演出が終了していない時刻であると判断した場合)には、他の遊技機と共通の演出はせずに、他の演出(一例として、他の遊技機の演出よりも演出時間の短いもの)、その次の演出開始時刻を算出ないし読み出してメモリに格納する。
或いは、自身のRTC情報が次回の演出開始時刻から何秒遅れたかを算出することによって演出が終了するまでの残りの時間を算出し、他の遊技機と演出を同時に終了できるように他の遊技機と共通の演出の途中から演出を開始する。
このようにして、図9においても、遊技機Hのダウンにも関わらず、遊技機G〜Iは一斉の演出開始を維持することができる。
以上、具体例に基づき、本発明に係る遊技機の演出制御方法等の実施形態を説明したが、本発明の実施形態としては、遊技機を実施するための方法又はプログラムの他、プログラムが記録された記憶媒体(一例として、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、ハードディスク、メモリカード)等としての実施態様をとることも可能である。
また、プログラムの実装形態としては、コンパイラによってコンパイルされるオブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード等のアプリケーションプログラムに限定されることはなく、オペレーティングシステムに組み込まれるプログラムモジュール等の形態であっても良い。
さらに、プログラムは、必ずしも制御基板上のCPUにおいてのみ、全ての処理が実施される必要はなく、必要に応じて基板に付加された拡張ボードや拡張ユニットに実装された別の処理ユニット(DSP等)によってその一部又は全部が実施される構成とすることもできる。
本明細書(特許請求の範囲、要約、及び図面を含む)に記載された構成要件の全て及び/又は開示された全ての方法又は処理の全てのステップについては、これらの特徴が相互に排他的である組合せを除き、任意の組合せで組み合わせることができる。
また、本明細書(特許請求の範囲、要約、及び図面を含む)に記載された特徴の各々は、明示的に否定されない限り、同一の目的、同等の目的、または類似する目的のために働く代替の特徴に置換することができる。したがって、明示的に否定されない限り、開示された特徴の各々は、包括的な一連の同一又は均等となる特徴の一例にすぎない。
さらに、本発明は、上述した実施形態のいずれの具体的構成にも制限されるものではない。本発明は、本明細書(特許請求の範囲、要約、及び図面を含む)に記載された全ての新規な特徴又はそれらの組合せ、あるいは記載された全ての新規な方法又は処理のステップ、又はそれらの組合せに拡張することができる。
41 メイン制御基板
42 サブ制御基板
43 回転リールユニット
44 ホッパーユニット
47 電源部
100 遊技機(スロットマシン)
101 筐体
102 前面扉
103 表示窓
105 メダル投入口
107 スタートレバー
108 メダルトレイ
109 精算ボタン
431 第1回転リール駆動部
432 第2回転リール駆動部
433 第3回転リール駆動部
434 第1回転リール位置センサ
435 第2回転リール位置センサ
436 第3回転リール位置センサ
454 第1回転リール停止ボタン
455 第2回転リール停止ボタン
456 第3回転リール停止ボタン

Claims (6)

  1. メイン制御基板とサブ制御基板とを有する遊技機の演出制御方法であって、
    前記メイン制御基板又は前記サブ制御基板のリアルタイムクロック(RTC)情報から得られる基準クロックと演出開始時間間隔とに基づいて演出開始時刻が決定されてメモリに記憶されるステップと、
    前記遊技機の起動後は、前記メモリに記憶された演出開始時刻になると予め用意された演出処理を開始するステップと
    を実行することを特徴とする方法。
  2. 前記演出開始時刻になると予め用意された演出処理を開始するとともに、前記RTC情報と前記演出開始時間間隔とに基づいて次回の演出開始時刻が決定されてメモリに記憶されるステップを更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. メイン制御基板とサブ制御基板とを有する遊技機の演出制御方法であって、
    前記遊技機の電源投入後、前記メイン制御基板又は前記サブ制御基板のリアルタイムクロック(RTC)情報と演出開始時間間隔とに基づいて、その日の全演出開始時刻が決定されてメモリに記憶されるステップと、
    前記遊技機の起動後は、前記メモリに記憶された演出開始時刻になると予め用意された演出処理を開始するステップと
    を実行することを特徴とする方法。
  4. メイン制御基板とサブ制御基板とを有する遊技機で実行される演出制御プログラムであって、前記プログラムが前記システムで実行されたとき、
    前記メイン制御基板又は前記サブ制御基板のリアルタイムクロック(RTC)情報から得られる基準クロックと演出開始時間間隔とに基づいて演出開始時刻が決定されてメモリに記憶されるステップと、
    前記遊技機の起動後は、前記メモリに記憶された演出開始時刻になると予め用意された演出処理を開始するステップと
    が実行されることを特徴とするプログラム。
  5. 前記演出開始時刻になると予め用意された演出処理を開始するとともに、前記RTC情報と前記演出開始時間間隔とに基づいて次回の演出開始時刻が決定されてメモリに記憶されるステップを更に有することを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. メイン制御基板とサブ制御基板とを有する遊技機で実行される演出制御プログラムであって、前記プログラムが前記システムで実行されたとき、
    前記遊技機の電源投入後、前記メイン制御基板又は前記サブ制御基板のリアルタイムクロック(RTC)情報と演出開始時間間隔とに基づいて、その日の全演出開始時刻が決定されてメモリに記憶されるステップと、
    前記遊技機の起動後は、前記メモリに記憶された演出開始時刻になると予め用意された演出処理を開始するステップと
    が実行されることを特徴とするプログラム。
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