JP2014231962A - 管理装置、管理方法、プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

管理装置、管理方法、プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】従来と比較してより効率的なアドバイスを提供することのできる管理装置を提供する。【解決手段】本発明の一態様に係る地域情報管理装置(10)は、対象世帯に属する対象種別の機器に関するアドバイスを、対象地域の各世帯に属する対象種別の機器の動作状態を参照して決定する推奨動作状態判定部(106)及びアドバイス作成部(108)と、対象世帯に属する対象種別の機器の動作状態とアドバイスが推奨する動作状態とが異なる場合にのみ対象世帯に対してアドバイスを送信するコンテンツ送信部(111)と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、管理装置、および、当該管理装置の管理方法に関するものである。また、管理装置としてコンピュータを動作させるためのプログラム、及び、そのようなプログラムが記録された記録媒体に関するものである。
近年、各世帯に備えられている家庭用電気機器に対して、省エネに好ましい動作状態をアドバイスする技術が普及してきている。
例えば、特許文献1には、世帯内に配置されている室内機及び室外機から取得した運転情報に基づいて節電メッセージを表示する空気調和機が開示されている。なお、特許文献1に記載の空気調和機は、運転情報記録手段であるサーバにおいて、節電の情報(例えば、空気調和機に給電を停止する期間の情報)を算出している。
しかし、特許文献1に記載の技術では、節電の情報を算出するために利用される情報は、同じ世帯内に配置されている室内機及び室外機から取得した運転情報であった。
これに対し、特許文献2には、複数の電気機器が設置されているある設置場所における全体の消費電力と、他の複数の設置場所における消費電力の平均とを比較した省エネに関するアドバイスを提供する省エネ支援装置が開示されている。
特開2011−226694号公報(2011年11月10日公開) 特開2012−138123号公報(2012年7月19日公開)
しかし、特許文献2に記載の技術は、単に、ある設置場所における消費電力と他の複数の設置場所における消費電力の平均とを比較したアドバイスを提供する構成であるため、必ずしも効率的なアドバイスがされるとは限らない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、従来と比較してより効率的なアドバイスを提供することのできる管理装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る管理装置は、上述の課題を解決するために、対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態を示す情報を取得する動作状態情報取得手段と、処理対象の世帯である対象世帯に属する対象種別の機器に関するアドバイスを、上記対象地域における各世帯に属する当該対象種別の機器の動作状態を参照して決定するアドバイス決定手段と、上記アドバイス決定手段によって決定されたアドバイスを、上記対象世帯に対して送信するアドバイス送信手段と、を備え、上記アドバイス送信手段は、上記対象世帯に属する対象種別の機器の動作状態と、上記アドバイス決定手段によって決定されたアドバイスが推奨する動作状態とが異なる場合にのみ、当該対象世帯に対してアドバイスを送信する、ことを特徴としている。
また、本発明の一態様に係る管理装置の管理方法は、上述の課題を解決するために、対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態を管理する管理装置の管理方法であって、上記対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態を示す情報を取得する動作状態情報取得ステップと、処理対象の世帯である対象世帯に属する対象種別の機器に関するアドバイスを、上記対象地域における各世帯に属する当該対象種別の機器の動作状態を参照して決定するアドバイス決定ステップと、上記アドバイス決定ステップにおいて決定されたアドバイスを、上記対象世帯に対して送信するアドバイス送信ステップと、を含み、上記アドバイス送信ステップにおいて、上記対象世帯に属する対象種別の機器の動作状態と、上記アドバイス決定ステップにおいて決定されたアドバイスが推奨する動作状態とが異なる場合にのみ、当該対象世帯に対してアドバイスを送信する、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記アドバイス決定手段は、上記対象世帯の含まれる対象地域における各世帯に属する対象種別の機器の動作状態を参照して、上記対象世帯に属する対象種別の機器に関するアドバイスを決定する。そして、上記アドバイス決定手段は、当該対象世帯に属する対象種別の機器の動作状態と、アドバイスが推奨する動作状態とが異なる場合にのみ、アドバイスを送信する。
これにより、上記管理装置は、上記対象世帯に対し、当該対象世帯に属する対象種別の機器の動作状態を、上記対象地域における各世帯に属する対象種別の機器の動作状態を参照して決定されたアドバイスが推奨する動作状態とするようアドバイスすることができる。したがって、上記管理装置は、上記対象世帯に属する対象種別の機器に関し、従来と比較してより効率的なアドバイスを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る地域管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る地域管理システム1の構成の概要を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る地域情報管理装置におけるアドバイスコンテンツ提供処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る地域情報管理装置におけるアドバイス作成処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の変形例に係る地域管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る地域管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る地域管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る地域管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る地域管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明のさらに他の実施形態の変形例に係る世帯属性判定部において参照される、対象機器の種別と世帯情報の利用の有無とを関連付けたテーブルの一例を示す図である。
<実施形態1>
本発明に係る地域管理システムの一実施形態について、図1から図4を参照して説明する。但し、この実施形態に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
〔地域管理システムの構成〕
まず、本実施形態に係る地域管理システムについて、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る地域管理システム1の構成の概要を示すブロック図である。
図2に示すように、地域管理システム1は、地域情報管理装置(管理装置)10、及び、世帯情報管理装置20を含んで構成されている。また、図2に示すように、世帯情報管理装置20は、地域管理システム1に複数含まれており、地域情報管理装置10と各世帯情報管理装置20とは、例えばインターネットなどのネットワークを介して接続されている。
また、本実施形態に係る地域管理システム1の詳細について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る地域管理システム1の構成を示すブロック図である。
なお、本実施形態では、機器として、例えば、空気調和装置(例えば、エアコン、加湿器、及び空気清浄器など)、照明装置、及び、テレビジョン受像器(テレビ)などの家庭用電気機器を挙げることができる。
〔地域情報管理装置〕
地域情報管理装置10は、対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態を統括的に管理する装置であり、例えば、サーバなどによって実現されるが、その実現方法は特に限定されるものではない。
ここで、対象地域とは、地域情報管理装置10におけるアドバイスの対象となる世帯(対象世帯)の属する地域を示している。なお、対象地域の範囲は、例えば、郵便番号(又は、郵便番号の上三桁)、都道府県、又は、市町村などによって特定することができるが、本発明においては特に限定されるものではない。
図1に示すように、地域情報管理装置10は、世帯情報受信部101、世帯情報管理部102、世帯情報蓄積部103、世帯動作状態判定部(第1判定手段)104、世帯動作状態蓄積部105、推奨動作状態判定部(アドバイス決定手段)106、アドバイス蓄積部107、アドバイス作成部(アドバイス決定手段)108、コンテンツ作成部(アドバイス決定手段)109、コンテンツ要求受信部110、及び、コンテンツ送信部(アドバイス送信手段)111を備えている。
(世帯情報受信部、世帯情報管理部、世帯情報蓄積部)
世帯情報受信部101は、対象地域における各世帯に備えられている世帯情報管理装置20から、世帯情報管理装置20の備えられている世帯に属する各機器の動作状態を示す情報である動作状態情報を、ネットワークを介して受信する。
ここで、動作状態としては、例えば、各機器のON/OFF(オンオフ)状態、電力消費量、及び、動作設定などを例に挙げることができるが、特に限定されるものではない。なお、動作設定としては、例えば、機器がエアコンである場合には設定温度、設定湿度などを挙げることができ、機器が照明装置である場合には設定輝度などを挙げることができ、機器がテレビである場合には選択されているチャンネルなどを挙げることができる。また、動作状態情報の取得には既知の技術を用いることができるため、ここではその詳細な説明は省略するが、例えば、エコーネット(ECHONET)(登録商標)規格などを利用してネットワークを介して取得することができる。
世帯情報管理部102は、世帯情報受信部101が各世帯情報管理装置20から取得した各動作状態情報を世帯情報蓄積部103に格納する。
なお、本実施形態では、世帯情報送信部201から世帯情報受信部101に供給される動作状態情報と共に、世帯情報管理装置20の備えられている世帯を示すID(以降、世帯IDとも記載する)が供給される。また、世帯情報管理部102は、世帯情報管理装置20から取得した動作状態情報を世帯IDと関連付けて世帯情報蓄積部103に格納する。
(世帯動作状態判定部、世帯動作状態蓄積部)
世帯動作状態判定部104は、対象地域における各世帯に属する機器の各々の動作状態を判定する手段である。具体的には、世帯動作状態判定部104は、世帯情報蓄積部103から、格納されている各世帯に属する各機器の動作状態情報を読み出し、取得した動作状態情報から各世帯に属する機器の各々の動作状態を判定する。
世帯動作状態蓄積部105は、世帯動作状態判定部104において判定した各世帯に属する各機器の動作状態を示す動作状態判定情報を格納する。
また、世帯動作状態判定部104は、世帯情報蓄積部103から動作状態情報と共に当該動作状態情報に関連付けられている世帯IDを読み出す。世帯動作状態判定部104は、読み出した世帯IDを、動作状態判定情報に関連付けて世帯動作状態蓄積部105に格納する。
(推奨動作状態判定部)
推奨動作状態判定部106は、対象地域における各世帯に属する各機器のうち、推奨動作判定処理の対象となる種別の機器(以降では、対象種別の機器、又は単に対象機器とも記載する)の推奨動作状態を判定する推奨動作状態判定処理を実行する手段である。詳細については後述するが、推奨動作状態判定部106は、推奨動作状態判定処理において次の処理を実行する。
まず、推奨動作状態判定部106は、世帯動作状態蓄積部105に格納されている、対象地域における各世帯に属する対象機器の動作状態を取得する。そして、推奨動作状態判定部106は、各世帯における対象機器の動作状態のうち、最も多くの世帯の機器において共通している動作状態を、推奨動作状態として判定する。
なお、本実施形態では、対象機器の推奨動作状態として、対象地域に属する世帯のうち最も多くの世帯の機器において共通している動作状態を推奨動作状態とする場合を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。推奨動作状態判定部106は、例えば、対象地域に含まれる半数以上の世帯の機器において共通している動作状態を、推奨動作状態としてもよいし、予め定められた割合又は閾値以上の数の世帯の機器において共通している動作状態を推奨動作状態とすることもできる。
(コンテンツ要求受信部、アドバイス蓄積部、アドバイス作成部)
コンテンツ要求受信部110は、世帯情報管理装置20から送信されるコンテンツ要求指示を受信する手段である。
コンテンツ要求指示には、コンテンツ要求を送信した世帯情報管理装置20の備えられている世帯を示すID(以降、対象世帯IDとも記載する)が含まれている。
アドバイス作成部108は、コンテンツ要求受信部110において取得されたコンテンツ要求指示に従って、対象世帯IDの示す世帯(対象世帯)に属する対象機器に関するアドバイス(より具体的には、機器の動作に関するアドバイス)を、推奨動作状態を参照して判定する。そして、アドバイス作成部108は、判定したアドバイスをアドバイス蓄積部107から読み出すことにより、アドバイスを作成(生成)する。なお、アドバイス作成部108におけるアドバイス作成処理の詳細については、後述する。
アドバイス蓄積部107には、機器の種別毎に予め決められたアドバイスが格納されている。
(コンテンツ作成部、コンテンツ送信部)
コンテンツ作成部109は、アドバイス作成部108において作成されたアドバイスを含むコンテンツ(以降、アドバイスコンテンツとも記載する)を作成する。
コンテンツ送信部111は、コンテンツ作成部109において作成したアドバイスコンテンツを、世帯情報管理装置20に送信する。
なお、本実施形態におけるアドバイスコンテンツとしては、例えば、世帯情報管理装置20において視聴可能に表示されるアプリケーション及びWebコンテンツなどを例にあげることができる。
コンテンツがアプリケーションである場合には、コンテンツ要求指示は、例えばアプリケーションの起動時に世帯情報管理装置20がネットワークに接続される時点で送信されればよい。また、コンテンツがWebコンテンツである場合には、コンテンツ要求指示は、世帯情報管理装置20が所定のWebサイトへアクセスする時点で送信されればよい。
〔世帯情報管理装置〕
世帯情報管理装置20は、対象地域における各世帯に備えられる装置であって、備えられた世帯に属する各機器の動作状態を管理する装置である。なお、図2に示すように、地域管理システム1には複数の世帯情報管理装置20が含まれているが、本実施形態では、1つの世帯情報管理装置20の動作を例に挙げて説明する。
図1に示すように、世帯情報管理装置20は、世帯情報送信部201、コンテンツ要求部202、コンテンツ受信部203、及び、コンテンツ視聴部204を備えている。
(世帯情報送信部)
世帯情報送信部201は、備えられた世帯に属する各機器の動作状態を示す動作状態情報を、地域情報管理装置10に送信する手段である。
世帯情報受信部101は、対象地域における各世帯に備えられている世帯情報管理装置20から、各世帯に属する各機器の動作状態を示す情報である動作状態情報を受信する手段である。
(コンテンツ要求部)
コンテンツ要求部202は、コンテンツ要求指示を、地域情報管理装置10に送信する。
コンテンツ要求部202から通知されるコンテンツ要求指示には、対象地域における対象世帯の備える各機器のうち、何れの機器のコンテンツ要求であるかを示す要求情報が含まれる。
(コンテンツ受信部、コンテンツ視聴部)
コンテンツ受信部203は、コンテンツ要求指示に応じて地域情報管理装置10において作成されたアドバイスコンテンツを受信する。
コンテンツ視聴部204は、コンテンツ受信部203において受信したアドバイスコンテンツを視聴可能に出力する。具体的には、コンテンツ視聴部204は、受信したアドバイスコンテンツに映像が含まれている場合には映像を表示し、音声が含まれている場合には音声を出力する。
なお、本実施形態では、コンテンツ視聴部204が世帯情報管理装置20に備えられている構成を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、コンテンツ視聴装置など、専用の表示装置として世帯情報管理装置20とは別の装置として設けられていても良い。
〔地域情報管理装置におけるアドバイスコンテンツ提供処理〕
次に、本実施形態に係る地域情報管理装置10における、対象世帯に対する対象種別の機器(対象機器)の動作状態に関するアドバイスコンテンツ提供処理について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る地域情報管理装置10におけるアドバイスコンテンツ提供処理の流れを示すフローチャートである。なお、本実施形態では、対象種別の機器がエアコンであり、動作状態として機器のON/OFFを判定する場合を例に挙げて説明する。
まず、図3に示すように、地域情報管理装置10の世帯情報受信部101は、各世帯情報管理装置20の世帯情報送信部201から、対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態情報を取得する(ステップS101)。世帯情報管理部102は、世帯情報受信部101において取得した動作状態情報を世帯情報蓄積部103に格納する。
次に、世帯動作状態判定部104は、世帯情報蓄積部103に格納されている各世帯に属する各機器の動作状態情報からON/OFF状態を示す動作状態情報を抽出し、各世帯に属する各機器のON/OFF状態を判定する(ステップS102)。世帯動作状態判定部104は、判定した各世帯に属する各機器の各々のON/OFF状態を示す動作状態判定情報を、世帯動作状態蓄積部105に格納する。
さらに、推奨動作状態判定部106は、世帯動作状態蓄積部105に格納されている各世帯に属する各機器の動作状態判定情報のうち、エアコンのON/OFF状態を示す動作状態判定情報から、対象地域における各世帯に属するエアコンの推奨動作状態を判定する推奨動作状態判定処理を実行する(ステップS103)。なお、本実施形態に係る推奨動作状態判定処理の詳細については、後述する。
次に、コンテンツ要求受信部110が世帯情報管理装置20のコンテンツ要求部202からコンテンツ要求指示を受信すると、アドバイス作成部108は、コンテンツ要求指示を送信した世帯情報管理装置20を備える世帯に対して行うエアコンの推奨動作状態に関するアドバイスを作成するアドバイス作成処理を実行する(ステップS104)。なお、アドバイス作成処理の詳細については、後述する。
アドバイス作成部108は、作成したアドバイスをコンテンツ作成部109に供給する。
そして、コンテンツ作成部109は、アドバイス作成部108から供給されるアドバイスを含むアドバイスコンテンツを作成し、作成したアドバイスコンテンツを世帯情報管理装置20に出力する(ステップS105)。
なお、本実施形態では、ある世帯に対象種別の機器が複数備えられている場合、世帯動作状態判定部104は、ステップS102において、ある世帯に属する対象種別の機器のうち、少なくとも1つの機器がON状態である場合には、当該ある世帯に属する対象種別の機器はON状態であると判定する。つまり、世帯動作状態判定部104は、ある世帯に属する同一種別の機器のうち、全ての機器がOFF状態である場合に限って、対象種別の機器がOFF状態であると判定する。例えば、ある世帯にエアコンが3台備えられている場合、少なくとも1台のエアコンがON状態である場合には、世帯動作状態判定部104は、ある世帯に属するエアコンはON状態であると判定する。
これによって、地域情報管理装置10は、対象世帯に属するエアコンが複数ある場合であっても、対象世帯に属する各エアコンに対して異なるアドバイスがされてしまうことを防ぐことができる。
(推奨動作状態判定処理)
次に、推奨動作状態判定部106による推奨動作状態判定処理について説明する。
まず、推奨動作状態判定部106は、推奨動作状態判定処理を開始すると、世帯動作状態蓄積部105の格納されている推奨動作状態情報から、対象地域における各世帯に属するエアコンのON/OFF状態を示す推奨動作状態情報を取得する。
次に、推奨動作状態判定部106は、ON/OFF状態を示す推奨動作状態情報を参照して、対象地域においてON状態であるエアコンの属する世帯数と、OFF状態であるエアコンの属する世帯数とを比較する。
そして、推奨動作状態106は、ON状態であるエアコンの属する世帯数が、OFF状態であるエアコンの属する世帯数よりも多い場合には、対象地域におけるエアコンの推奨動作状態を、ON状態と判定する。また、推奨動作状態106は、OFF状態であるエアコンの属する世帯数が、ON状態であるエアコンの属する世帯数よりも多い場合には、対象地域におけるエアコンの推奨動作状態を、OFF状態と判定する。
(アドバイス作成処理)
次に、本実施形態に係る地域情報管理装置10におけるアドバイス作成処理について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る地域情報管理装置10におけるアドバイス作成処理の流れを示すフローチャートである。
地域情報管理装置10は、コンテンツ要求受信部110において世帯情報管理装置20のコンテンツ要求部202からコンテンツ要求指示を取得すると、取得したコンテンツ要求指示をアドバイス作成部108に供給する。アドバイス作成部108は、コンテンツ要求受信部110からコンテンツ要求指示が供給されると、アドバイス作成処理を開始する。
アドバイス作成部108は、まず、コンテンツ要求指示に従って、推奨動作状態判定部106から対象地域におけるエアコンの推奨動作状態を取得する(ステップS201)。
また、アドバイス作成部108は、コンテンツ要求指示に含まれる対象世帯IDと同じ世帯IDに関連付けられている動作状態判定情報を世帯動作状態蓄積部105から読み出すことで、対象世帯IDの示す対象世帯に属するエアコンの動作状態を取得する(ステップS202)。
次に、アドバイス作成部108は、対象世帯に属するエアコンの動作状態と、対象地域におけるエアコンの推奨動作状態とが一致しているか否かを判定する(ステップS203)。
対象世帯に属するエアコンの動作状態と、対象地域におけるエアコンの推奨動作状態とが一致していない場合(ステップS203においてNO)、アドバイス作成部108は、対象世帯に属するエアコンの動作状態を推奨動作状態に合わせる旨のアドバイスを作成する(ステップS204)。例えば、対象地域におけるエアコンの推奨動作状態がON状態であり、対象世帯に属するエアコンの動作状態がOFF状態である場合には、アドバイス作成部108は、対象世帯に属するエアコンをON状態とするよう推奨する旨のアドバイスをアドバイス蓄積部107から読み出すことにより、アドバイスを作成する。
対象世帯に属するエアコンの動作状態と、対象地域におけるエアコンの推奨動作状態とが一致している場合(ステップS203においてYES)、アドバイス作成部108は、アドバイスを作成しない。
なお、本実施形態では、ステップS203においてYESである場合に、アドバイスを作成しない構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ステップS203においてYESである場合に、対象世帯に属するエアコンの動作状態を維持するよう推奨する旨のアドバイスを作成してもよい。
これにより、地域情報管理装置10は、対象世帯に備えられる世帯情報管理装置20に対して、当該対象世帯に属する対象機器の動作状態を、対象地域における各世帯に属する対象機器の動作状態を参照して決定されたアドバイスが推奨する動作状態とするようアドバイスすることができる。したがって、地域情報管理装置10は、対象世帯に属する対象種別の機器に関し、従来と比較してより効率的なアドバイスを提供することができる。
また、対象世帯においてアドバイスコンテンツに含まれるアドバイスを参照するユーザは、対象機器の動作状態が、推奨される動作状態と異なる場合にのみアドバイスコンテンツに基づいて当該対象機器の動作状態を調整すればよい。つまり、対象機器の動作状態が推奨される動作状態と同じ場合には、ユーザは、アドバイスコンテンツを確認することも、対象種別の機器の動作状態を調整する必要もない。したがって、地域情報管理装置10は、ユーザの操作性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、対象世帯に属する対象機器の推奨動作状態を判定するために、推奨動作状態判定部106において対象世帯を含んだ対象地域の各世帯に属する対象機器の動作状態を参照する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、推奨動作状態判定部106は、対象地域における当該対象世帯以外の世帯に属する対象種別の機器の動作状態を参照することによって、対象世帯に属する対象機器の推奨動作状態を判定してもよい。
<変形例1>
実施形態1では、地域情報管理装置10が世帯情報管理装置20からコンテンツ要求指示を受信した場合にアドバイスコンテンツの作成を開始する構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、地域情報管理装置10は、世帯情報管理装置20からコンテンツ要求指示を受信するか否かに係らず、定期的にアドバイスコンテンツを作成する構成を採用することもできる。
本実施形態の変形例について、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る地域管理システム1’の構成を示すブロック図である。なお、説明の便宜上、実施形態1に係る地域管理システム1と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、主に、実施形態1との相違点について説明するものとする。
〔地域管理システム〕
図5に示すように、本実施形態に係る地域管理システム1’の備える世帯情報管理装置20aは、実施形態1に係る世帯情報管理装置20のコンテンツ要求部202に対応する機能を備えていない。また、本実施形態に係る地域管理システム1’の備える地域情報管理装置10aは、実施形態1に係る地域情報管理装置10のコンテンツ要求受信部110に対応する機能を備えていない。
(アドバイス作成部)
アドバイス作成部112は、対象地域における各世帯に属する対象機器に関するアドバイスを定期的に作成する。
なお、アドバイス作成部112におけるアドバイス作成処理については、コンテンツ要求指示から要求世帯IDを取得する変わりに世帯動作状態蓄積部105に格納されている世帯IDを取得し、取得した世帯IDの示す対象世帯の各々に属する対象機器に関するアドバイスを作成すること以外は、実施形態1におけるアドバイス作成処理と同様であるため、ここではその詳細な説明は省略する。
アドバイス作成部112は、対象地域における世帯のそれぞれに対する対象機器に関するアドバイスを、対象地域における全世帯について同時に作成してもよいし、世帯毎に作成してもよい。
なお、本実施形態に係るアドバイス作成部112が定期的にアドバイスを作成する頻度は、例えば、1時間に1回であってもよいし、30分に1回であってもよいし、特に限定されるものではない。
<変形例2>
また、実施形態1では、対象機器がエアコンである場合に、動作状態としてON/OFF状態を用いる構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本変形例では、対象機器がエアコンである場合に、動作状態としてエアコンの設定温度を用いる構成について説明する。
(世帯動作状態判定部)
本変形例に係る世帯動作状態判定部104は、世帯情報蓄積部103から、格納されている各世帯に属するエアコンの動作状態情報のうち、設定温度を示す動作状態情報を抽出し、各世帯に属するエアコンの設定温度を判定する。
(推奨動作状態判定部)
また、本変形例に係る推奨動作状態判定部106は、各世帯におけるエアコンの設定温度のうち、最も多くの世帯の機器において共通している設定温度を、推奨動作状態として判定する。
例えば、対象地域における各世帯のうち、70%の世帯の設定温度が28℃であり、30%の世帯の設定温度が26℃である場合には、28℃の設定温度を推奨動作状態として判定する。この場合、アドバイス作成部108は、対象世帯に属するエアコンの設定温度を28℃とするよう推奨する旨のアドバイスを作成すればよい。
<実施形態2>
実施形態1では、動作状態として各機器のON/OFF状態を直接用いる構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、動作状態として各機器における電力消費量を用いて、該各機器のON/OFF状態を判定する構成を採用することもできる。
本発明の他の実施形態について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る地域管理システム2の構成を示すブロック図である。説明の便宜上、実施形態1に係る地域管理システム1と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、主に、実施形態1との相違点について説明するものとする。
〔地域情報管理装置〕
図6に示すように、本実施形態に係る地域管理システム2の地域情報管理装置10bは、実施形態1に係る地域情報管理装置10の備える各部に加えて、閾値算出部113、及び、機器動作状態判定部(第2判定手段)114を更に備えている。
(閾値算出部)
閾値算出部113は、世帯動作状態判定部104において参照される、対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態を判定するための閾値を算出するための手段である。なお、閾値算出部113は、機器毎に閾値を算出することが好ましいが、各機器に共通の閾値を算出してもよい。また、閾値算出部113は、世帯毎に閾値を算出してもよいし、対象地域における各世帯に共通の閾値を算出してもよい。
本実施形態に係る世帯情報蓄積部103には、過去に世帯情報受信部101において取得された対象地域における各世帯に属する各機器の電力消費量が、取得時刻と関連付けられて格納されている。世帯情報蓄積部103に格納されている過去の電力消費量は、例えば、1時間毎に各世帯情報管理装置20から供給されたものであればよいが、各世帯情報管理装置20から供給される間隔については、特に限定されるものではない。
閾値算出部113は、世帯情報蓄積部103に蓄積されている過去の電力消費量から、判別分析法によって閾値を算出する。なお、本発明における閾値の算出方法は、判別分析法に限定されるものではなく、例えば、電力消費量の統計から得られた最大値及び最小値の中心値を閾値として算出してもよいし、電力消費量の平均値を閾値として算出してもよい。
(世帯動作状態判定部)
本実施形態に係る世帯動作状態判定部104は、まず、世帯情報蓄積部103から、格納されている各世帯に属する各機器の動作状態情報のうち電力消費量を示す動作状態情報を読み出す。次に、世帯動作状態判定部104は、読み出した電力消費量の値と、閾値算出部113において算出された閾値と比較することにより、対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態を判定する。
具体的には、世帯動作状態判定部104は、電力消費量の値が閾値以上である場合には機器がON状態であると判定し、電力消費量の値が閾値よりも小さい場合には機器がOFF状態であると判定する。
つまり、世帯動作状態判定部104は、図3に示すアドバイスコンテンツ提供処理におけるステップS102に変えて、世帯情報蓄積部103に格納されている各世帯に属する各機器の動作状態情報から電力消費量を示す動作状態情報を抽出し、閾値算出部113において機器毎に設定される閾値に基づいて、各世帯に属する各機器のON/OFF状態を判定する処理を実行すればよい。
これにより、本実施形態に係る地域情報管理装置10bは、各機器における電力消費量から判定したON/OFF状態の判定結果に応じてアドバイスを作成し、世帯情報管理装置20に対してアドバイスコンテンツを提供することができる。
これによって、地域情報管理装置10aは、対象種別の機器のON/OFF状態を取得できない場合であっても、電力消費量に基づいてON/OFF状態を判定することができる。
<実施形態3>
本発明の他の実施形態について、図7を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る地域管理システム3の構成を示すブロック図である。説明の便宜上、実施形態1に係る地域管理システム1と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、主に、実施形態1との相違点について説明するものとする。
〔地域情報管理装置〕
図7に示すように、本実施形態に係る地域管理システム3の地域情報管理装置10bは、実施形態1に係る地域情報管理装置10の備える各部に加えて、フィルタ部(第3判定手段)115を更に備えている。
(フィルタ部)
フィルタ部115は、世帯情報蓄積部103に蓄積されている各機器の動作状態情報の示す動作状態が変化している場合に、変化した動作状態が所定の期間以上継続しているか否かによってフィルタリングする。
具体的には、フィルタ部115は、変化後の動作状態の継続期間が所定の期間以上である場合には、当該変化後の動作状態がある世帯に属する対象種別の機器の動作状態であると判定し、判定結果を世帯動作状態判定部104に供給する。また、フィルタ部115は、変化後の動作状態の継続期間が所定の期間未満である場合には、変化前の動作状態が当該ある世帯に属する対象種別の機器の動作状態であると判定し、判定結果を世帯動作状態判定部104に供給する。
つまり、フィルタ部115は、変化後の動作状態の継続期間が所定の期間以上である場合には、当該変化後の動作状態をある世帯に属する対象種別の機器の動作状態とし、変化後の動作状態の継続期間が所定の期間未満である場合には、変化前の動作状態を当該ある世帯に属する対象種別の機器の動作状態とする。
これによって、推奨動作状態判定部106は、対象機器の動作状態が短期間だけ変化するような場合に、短期間だけ変化した動作状態によらずに判定された動作状態から推奨動作状態を判定することができる。したがって、アドバイス作成部108は、対象機器の動作状態が短期間だけ変化した場合であっても、対象世帯の備える世帯情報管理装置20へ送信されるアドバイスコンテンツに含まれるアドバイスが短期間で変化してしまうことを防ぐことができる。
<実施形態4>
実施形態1においては、対象地域における推奨動作状態を、対象地域における世帯情報管理装置20の備えられた全ての世帯から取得した動作状態情報を用いて判定する構成を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、対象地域における世帯情報管理装置20の備えられた世帯のうち、推奨動作状態を判定する時点でユーザの存在する世帯から取得した動作状態情報のみを用いて対象地域における推奨動作状態を判定する構成を採用することもできる。
本発明のさらに他の実施形態について、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る地域管理システム4の構成を示すブロック図である。説明の便宜上、実施形態1に係る地域管理システム1と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、主に、実施形態1との相違点について説明するものとする。
〔地域情報管理装置〕
本実施形態に係る地域管理システム4の備える地域情報管理装置10dは、図8に示すように、在宅状態判定部(存否判定手段)116を更に備えている。
(世帯情報受信部、世帯情報管理部)
本実施形態では、世帯情報受信部101は、対象地域における各世帯に備えられている世帯情報管理装置20から、動作状態情報および世帯IDと共に、世帯情報管理装置20の備えられている世帯(宅内)にユーザが居るか否かを示す在宅状態情報を、ネットワークを介して受信する。
世帯情報管理部102は、世帯情報受信部101の取得した在宅状態情報を、動作状態情報および世帯IDと関連付けて世帯情報蓄積部103に蓄積する。
(在宅状態判定部)
在宅状態判定部116は、世帯情報蓄積部103に格納されている各世帯の在宅状態情報が、「在宅」(つまり、宅内にユーザが存在している)であることを示しているか、「不在」(つまり、宅内にユーザが存在しない)であることを示しているかを判定する。
在宅状態判定部116は、在宅状態情報が在宅であることを示している場合には、在宅であることを示す在宅状態情報と関連付けられている動作状態情報および世帯IDを世帯情報蓄積部103から読み出し、世帯動作状態判定部104に供給する。また、在宅状態判定部116は、在宅状態情報が不在であることを示している場合には、不在であることを示す在宅状態情報と関連付けられている動作状態情報および世帯IDについては世帯動作状態判定部104に供給しない。
なお、在宅状態情報は、例えば、1つの世帯で消費されている全体の電力消費量(以降、主幹電力消費量とも記載する)であってもよい。また、在宅状態情報は、各世帯に人感センサ(不図示)が備えられている場合には世帯におけるユーザの在否を示す人感センサのセンサ信号などであってもよいし、特に限定されるものではない。
在宅状態情報が主幹電力消費量である場合、世帯情報管理部102は、取得した主幹電力消費量の値が予め定められた閾値(所定の閾値)以上である場合に、在宅状態情報が「存在」を示していると判定する。また、世帯情報管理部102は、主幹電力消費量の値が予め定められた閾値よりも小さい場合に、在宅状態情報が「不在」を示していると判定する。
(世帯動作状態判定部、推奨動作状態判定部、アドバイス作成部)
世帯動作状態判定部104は、在宅状態判定部116において在宅を示していると判定された在宅状態情報と関連付けられている動作状態情報に基づいて、各世帯の動作状態を判定し、動作状態判定情報を世帯IDと関連付けて世帯動作状態蓄積部105に格納する。
また、推奨動作状態判定部106は、世帯動作状態蓄積部105に格納されている、「在宅」であると判定された各世帯の動作状態情報に基づいて、対象地域における推奨動作状態を判定する。
そして、アドバイス作成部108は、「在宅」であると判定された各世帯の動作状態情報から判定された推奨動作状態に基づいて、対象世帯に属する各機器に関するアドバイスを作成する。
上述の構成によれば、アドバイス作成部108は、在宅状態判定部116において不在であると判定された各世帯に属する対象動作状態を参照することなく、アドバイスを作成することができる。したがって、本実施形態に係る地域情報管理装置10dは、より正確なアドバイスコンテンツを対象世帯に提供することができる。
<実施形態5>
実施形態1においては、対象地域における推奨動作状態を、対象地域における世帯情報管理装置20の備えられた全ての世帯から取得した動作状態情報を用いて判定する構成を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各世帯を主に構成する人(家族)の属性(以降では、世帯属性とも記載する)に応じて推奨動作状態を判定してもよい。
本発明のさらに他の実施形態について、図9を参照して説明する。図9は、本実施形態に係る地域管理システム4の構成を示すブロック図である。説明の便宜上、実施形態1に係る地域管理システム1と同様の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、主に、実施形態1との相違点について説明するものとする。
〔地域情報管理装置〕
本実施形態に係る地域管理システム5の備える地域情報管理装置10eは、図8に示すように、世帯属性判定部を更に備えている。
(世帯情報受信部、世帯情報管理部)
本実施形態では、世帯情報受信部101は、対象地域における各世帯に備えられている世帯情報管理装置20から、動作状態情報および世帯IDと共に、世帯属性情報を、ネットワークを介して受信する。世帯情報管理部102は、世帯情報受信部101の取得した世帯属性情報を、動作状態情報および世帯IDと関連付けて世帯情報蓄積部103に蓄積する。
(世帯動作状態判定部)
世帯動作状態判定部104は、世帯情報蓄積部103に格納されている対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態情報を読み出し、各世帯に属する機器の各々の動作状態を判定する。世帯動作状態判定部104は、判定した各世帯に属する各機器の動作状態を示す動作状態判定情報を、世帯IDおよび世帯属性情報と関連づけて世帯動作状態蓄積部105に格納する。
(世帯属性判定部)
世帯属性判定部117は、世帯動作状態蓄積部105に格納されている世帯属性情報に基づいて、対象地域における各世帯の世帯属性を判定する手段である。世帯属性情報としては、例えば、若年者、中年者および高齢者などの世帯を主に構成する人の年齢、並びに、性別などを挙げることができるが、特に限定されるものではない。
(推奨動作状態判定部)
推奨動作状態判定部106は、世帯属性判定部117において判定された異なる世帯属性の世帯毎に推奨動作状態を判定する。
(世帯属性を用いたアドバイス)
上記の構成によれば、本実施形態に係る地域情報管理装置10eは、世帯属性判定部117において同一の世帯属性と判定された世帯のみを対象世帯として、アドバイスコンテンツを供給することができる。
例えば、対象機器が照明機器である場合、アドバイスコンテンツにより、世帯属性判定部117において世帯属性が中年者と判定された対象世帯に対しては照明機器をON状態にすることを推奨すると共に、高齢者と判定された対象世帯に対しては照明機器をOFFにすることを推奨することができる。
これによれば、例えば、夜の時間帯であって、中年者の世帯に対する照明装置の推奨動作状態がON状態であり、高齢者の世帯に対する推奨動作状態がOFF状態である時間帯にも、それぞれの世帯に適したアドバイスコンテンツを供給することができる。
また、対象機器がテレビであり、推奨動作状態判定部106において、若年者の世帯に属するテレビの推奨動作状態としてチャンネルAを選択する旨の判定がされ、中年者の世帯に属するテレビの推奨動作状態としてチャンネルBを選択する旨が判定されたとき、対象世帯が若年者の世帯である場合にはチャンネルAを選択することを推奨するアドバイスコンテンツを提供し、対象世帯が中年者の世帯である場合にはチャンネルBを選択することを推奨するアドバイスコンテンツを提供することができる。
したがって、世帯属性判定部117において各世帯の世帯属性を判定することにより、判定された世帯属性毎に推奨動作状態を判定することができるため、各世帯により適したアドバイスコンテンツを提供する(アドバイスを行う)ことができる。
なお、本実施形態では、世帯属性情報を動作状態情報および世帯IDと共に世帯情報管理装置20から取得する構成を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、地域情報管理装置10eの記憶装置(不図示)に、世帯IDと世帯属性情報とを関連付けたテーブルが予め格納されている構成を採用することもできる。
この場合には、世帯属性判定部117は、世帯動作状態蓄積部105から読み出した世帯IDと関連付けられている世帯属性情報をテーブルから読み出し、読み出した世帯属性情報に基づいて世帯属性を判定すればよい。
<変形例>
なお、実施形態5においては、各世帯に属する各機器について、世帯属性に応じて世帯属性毎に推奨動作状態を判定する構成を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、機器の種別に応じて、ある機器については各世帯に共通の推奨動作状態を判定し、他の機器については世帯属性毎に推奨動作状態を判定する構成を採用することもできる。
(世帯属性判定部、推奨動作状態判定部)
世帯属性判定部117は、世帯動作状態蓄積部105に格納されている世帯属性情報に基づいて、対象地域における各世帯の世帯属性を判定する。
本変形例に係る推奨動作状態判定部106は、まず、推奨動作状態を判定する対象となる対象機器が、世帯情報毎に推奨動作状態を判定すべき機器であるか、世帯情報によらず共通の推奨動作状態を判定すべき機器であるかを判定する。
判定方法としては、例えば、図10に示すように、対象機器の種別と推奨動作状態の判定に世帯情報を利用するか否かを示す情報とを関連付けたテーブルを参照して判定する方法などを挙げることができる。図10は、本変形例に係る世帯属性判定部117において参照される、対象機器の種別と世帯情報の利用の有無とを関連付けたテーブルの一例を示す図である。
そして、推奨動作状態判定部106は、世帯情報を利用しないと判定した対象機器(図10においては、エアコン)については、世帯属性判定部117の判定結果によらず、対象地域における各世帯に属する対象機器に共通の推奨動作状態を判定する。また、推奨動作状態判定部106は、世帯情報を利用すると判定した対象機器(図10においては、照明およびTV)については、世帯属性判定部117の判定結果に応じて、世帯情報毎に推奨動作状態を判定する。
これによって、地域情報管理装置10eは、対象機器がエアコンである場合には、対象地域における各世帯のエアコンについて共通の推奨動作状態に基づいて作成したアドバイスコンテンツを各世帯に提供することができる。したがって、例えば、気温が高いにも係らず、一部の世帯に対してはエアコンをON状態とすることがアドバイスされる一方、他の一部の世帯に対してはOFF状態とすることがアドバイスされてしまうなどということを防ぐことができる。
また、地域情報管理装置10eは、対象機器が照明装置及びテレビなどである場合には、各世帯の属性に適した動作状態をアドバイスすることができる。
<実施形態6>
地域情報管理装置10、10a〜10e、及び、世帯情報管理装置20、20aの各部は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、地域情報管理装置10、10a〜10e、及び、世帯情報管理装置20、20aは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
<まとめ>
本発明の態様1に係る管理装置(地域情報管理装置10)は、対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態を示す情報(動作状態情報)を取得する動作状態情報取得手段(世帯情報受信部101)と、処理対象の世帯である対象世帯に属する対象種別の機器(対象機器)に関するアドバイスを、上記対象地域における各世帯に属する当該対象種別の機器の動作状態を参照して決定(判定)するアドバイス決定手段(推奨動作状態判定部106、アドバイス作成部108、コンテンツ作成部109)と、上記アドバイス決定手段によって決定されたアドバイスを、上記対象世帯に対して送信するアドバイス送信手段(コンテンツ送信部111)と、を備え、上記アドバイス送信手段は、上記対象世帯に属する対象種別の機器の動作状態と、上記アドバイス決定手段によって決定されたアドバイスが推奨する動作状態(推奨動作状態)とが異なる場合にのみ、当該対象世帯に対してアドバイスを送信する、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記アドバイス決定手段は、上記対象世帯の含まれる対象地域における各世帯に属する対象種別の機器の動作状態を参照して、上記対象世帯に属する対象種別の機器に関するアドバイスを決定する。そして、上記アドバイス決定手段は、当該対象世帯に属する対象種別の機器の動作状態と、アドバイスが推奨する動作状態とが異なる場合にのみ、アドバイスを送信する。
これにより、上記管理装置は、上記対象世帯に対し、当該対象世帯に属する対象種別の機器の動作状態を、上記対象地域における各世帯に属する対象種別の機器の動作状態を参照して決定されたアドバイスが推奨する動作状態とすることをアドバイスすることができる。したがって、上記管理装置は、上記対象世帯に属する対象種別の機器に関し、従来と比較してより効率的なアドバイスを提供することができる。
また、上記対象世帯においてアドバイスを参照するユーザは、上記対象種別の機器の動作状態が推奨される動作状態と異なる場合にのみ、アドバイスに従って当該対象種別の機器の動作状態を調整すればよいため、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、上記機器に関するアドバイス(機器の動作に関するアドバイス)としては、例えば、対象種別の機器をオンとすることを推奨するアドバイス、オフとすることを推奨するアドバイスなどを挙げることができる。また、上記機器に関するアドバイスは、対象種別の機器がエアコンである場合には、エアコンの設定温度を所定の温度(例えば28℃)とするよう推奨する旨のアドバイスであってもよいし、対象種別の機器がテレビである場合には、所定のチャンネル(例えばチャンネルA)を選択することを推奨する旨のアドバイスであってもよい。
本発明の態様2に係る管理装置において、上記態様1に係る上記アドバイス決定手段は、上記対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態として、該機器のオンオフの状態(ON/OFF状態)を、該機器の種別毎に判定する第1判定手段(世帯動作状態判定部104)を更に備え、上記第1判定手段は、ある世帯に属する対象種別の各機器のうち、少なくとも1つの機器がオン状態であれば、当該ある世帯に属する当該対象種別の機器はオン状態であると判定し、ある世帯に属する対象種別の全ての機器がオフ状態であれば、当該ある世帯に属する当該対象種別の機器はオフ状態であると判定してもよい。
上記の構成によれば、上記第1判定手段は、上記ある世帯に属する対象種別の全ての機器がオフ状態である場合に限って、当該ある世帯に属する当該対象種別の機器はオフ状態であると判定する。これにより、上記管理装置は、対象世帯に属する上記対象種別の機器が複数ある場合であっても、各機器に対して異なるアドバイスがされてしまうことを防ぐことができる。
本発明の態様3に係る管理装置において、上記態様1に係る上記アドバイス決定手段は、上記対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態として、該機器のオンオフの状態を、該機器の電力消費量に基づいて判定する第2判定手段(機器動作状態判定部114)を更に備え、上記第2判定手段は、ある世帯に属する対象種別の機器の電力消費量が所定の閾値以上であれば、当該ある世帯に属する当該対象種別の機器はオン状態であると判定し、ある世帯に属する対象種別の機器の電力消費量が所定の閾値未満であれば、当該ある世帯に属する当該対象種別の機器はオフ状態であると判定してもよい。
上記の構成によれば、上記第2判定手段は、上記ある世帯に属する対象種別の機器の電力消費量に基づいて、当該ある世帯に属する当該対象種別の機器のオンオフ状態を判定する。これにより、上記管理装置は、上記対象種別の機器のオンオフ状態を取得できない場合であっても、電力消費量に基づいてオンオフを判定することができる。
本発明の態様4に係る管理装置において、上記態様2又は3に係る上記アドバイス決定手段は、上記対象地域における対象種別の機器のうち、オン状態であると判定された機器の割合が所定の割合以上である場合、当該対象種別の機器をオンとすることを推奨するアドバイスを生成し、上記対象地域における対象種別の機器のうち、オフ状態であると判定された機器の割合が所定の割合以上である場合、当該対象種別の機器をオフとすることを推奨するアドバイスを生成してもよい。
上記の構成によれば、上記アドレス決定手段は、上記対象世帯に対して、上記第1判定手段による動作状態の判定結果が同じである機器の割合が所定の割合以上である場合に、当該判定結果の動作状態とすることを推奨するアドバイスを生成する。したがって、上記管理装置は、上記対象世帯に対して、対象種別の機器を、動作状態が同じである所定の割合以上の数の機器と同じ動作状態とすることを推奨するアドバイスを送信することができる。
これによって、上記対象世帯におけるユーザは、上記対象地域における各世帯に属する対象種別の機器のうち、所定の割合以上の機器に共通する動作状態をアドバイスにより知ることができる。したがって、上記管理装置は、上記対象種別の機器の動作状態を、上記対象地域における各世帯に属する対象種別の機器の動作状態のうち、所定の割合以上の機器に共通する動作状態とすることをアドバイスすることができる。
例えば、上記管理装置は、上記対象種別の機器がエアコンである場合には、上記対象地域において多くの人が気温が暑いと感じエアコンをオンにしている世帯が所定の割合以上であるにも係らずエアコンをオンにしていない世帯に対して、エアコンをオンにすることを推奨することにより、気温の暑さに鈍感になったユーザがエアコンをオンにしないことにより熱中症などになってしまうことを予防することができる。
本発明の態様5に係る管理装置において、上記態様1から4に係る上記アドバイス決定手段は、ある世帯に属する対象種別の機器の動作状態が変化した場合に、当該ある世帯に属する対象種別の機器の動作状態を判定する第3判定手段(時間フィルタ部115)を更に備え、上記第3判定手段は、変化後の動作状態の継続期間が所定の期間以上である場合には、当該変化後の動作状態を当該ある世帯に属する対象種別の機器の動作状態であると判定し、変化後の動作状態の継続期間が所定の期間未満である場合には、変化前の動作状態を当該ある世帯に属する対象種別の機器の動作状態であると判定してもよい。
上記の構成によれば、上記第3判定手段は、上記対象種別の機器の動作状態を、上記変化後の動作状態の継続期間が所定の期間以上である場合には、当該変化後の動作状態と判定し、上記変化後の動作状態の継続期間が所定の期間未満である場合には、変化前の動作状態と判定する。
このため、上記アドバイス決定手段は、上記対象種別の機器の動作状態が短期間だけ変化するような場合に、短期間だけ変化した動作状態によらずにアドバイスを決定することができる。したがって、上記アドバイス決定部は、上記対象種別の機器の動作状態が短期間だけ変化した場合であっても、上記対象世帯へ送信されるアドバイスが短期間で変化してしまうことを防ぐことができる。
本発明の態様6に係る管理装置は、上記態様1から5において、上記各世帯に人が存在するか否かを判定する存否判定手段(在宅状態判定部116)を更に備え、上記アドバイス決定手段は、上記存否判定手段において人が存在すると判定された各世帯に属する対象種別の機器の動作状態のみを参照して、対象世帯に属する対象種別の機器に関するアドバイスを決定してもよい。
上記の構成によれば、上記アドバイス決定手段は、上記存否判定手段において人が存在しないと判定された各世帯に属する対象種別の動作状態を参照することなく、アドバイスを決定することができる。したがって、上記管理装置は、より正確なアドバイスを対象世帯に送信することができる。
本発明の態様7に係る管理装置において、上記態様1から6に係る上記存否判定手段は、ある世帯における全ての電力消費量が所定の閾値以上である場合に、当該ある世帯に人が存在すると判定してもよい。
上記の構成によれば、上記管理装置は、上記各世帯に人を存在するか否かを検出するための装置を何ら設けなくとも、上記存否判定手段によって上記各世帯に人を存在するか否かを判定することができる。
本発明の態様8に係る管理装置の管理方法は、対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態を管理する管理装置の管理方法であって、上記対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態を示す情報を取得する動作状態情報取得ステップと、処理対象の世帯である対象世帯に属する対象種別の機器に関するアドバイスを、上記対象地域における各世帯に属する当該対象種別の機器の動作状態を参照して決定するアドバイス決定ステップと、上記アドバイス決定ステップにおいて決定されたアドバイスを、上記対象世帯に対して送信するアドバイス送信ステップと、を含み、上記アドバイス送信ステップにおいて、上記対象世帯に属する対象種別の機器の動作状態と、上記アドバイス決定ステップにおいて決定されたアドバイスが推奨する動作状態とが異なる場合にのみ、当該対象世帯に対してアドバイスを送信する、ことを特徴としている。
上記の構成によれば、上記管理方法は、上述した上記管理装置と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る管理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記管理装置が備える各手段として動作させることにより上記管理装置をコンピュータにて実現させる管理装置のプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
なお、ある着目した請求項に記載された構成と、その他の請求項に記載された構成との組み合わせが、その着目した請求項で引用された請求項に記載された構成との組み合わせのみに限られることはなく、本発明の目的を達成できる限り、その着目した請求項で引用されていない請求項に記載された構成との組み合わせが可能である。
本発明は上述した実施形態および変形例に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上記実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる他の実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る地域情報管理装置は、エアコン、加湿器、及び空気清浄器などの空気調和装置、照明装置、並びに、テレビジョン受像器などの機器を管理するサーバなどに好適に適用することができる。
1、1’、2〜5 地域管理システム
10、10a〜10e 地域情報管理装置(管理装置)
20、20a 世帯情報管理装置
101 世帯情報受信部
102 世帯情報管理部
103 世帯情報蓄積部
104 世帯動作状態判定部(第1判定手段)
105 世帯動作状態蓄積部
106 推奨動作状態判定部(アドバイス決定手段)
107 アドバイス蓄積部
108、112 アドバイス作成部(アドバイス決定手段)
109 コンテンツ作成部(アドバイス決定手段)
110 コンテンツ要求受信部
111 コンテンツ送信部(アドバイス送信手段)
113 閾値算出部
114 機器動作状態判定部(第2判定手段)
115 時間フィルタ部(第3判定手段)
116 在宅状態判定部(存否判定手段)
117 世帯属性判定部
201 世帯情報送信部
202 コンテンツ要求部
203 コンテンツ受信部
204 コンテンツ視聴部

Claims (10)

  1. 対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態を示す情報を取得する動作状態情報取得手段と、
    処理対象の世帯である対象世帯に属する対象種別の機器に関するアドバイスを、上記対象地域における各世帯に属する当該対象種別の機器の動作状態を参照して決定するアドバイス決定手段と、
    上記アドバイス決定手段によって決定されたアドバイスを、上記対象世帯に対して送信するアドバイス送信手段と、を備え、
    上記アドバイス送信手段は、上記対象世帯に属する対象種別の機器の動作状態と、上記アドバイス決定手段によって決定されたアドバイスが推奨する動作状態とが異なる場合にのみ、当該対象世帯に対してアドバイスを送信する、
    ことを特徴とする管理装置。
  2. 上記アドバイス決定手段は、上記対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態として、該機器のオンオフの状態を、該機器の種別毎に判定する第1判定手段を更に備え、
    上記第1判定手段は、
    ある世帯に属する対象種別の各機器のうち、少なくとも1つの機器がオン状態であれば、当該ある世帯に属する当該対象種別の機器はオン状態であると判定し、
    ある世帯に属する対象種別の全ての機器がオフ状態であれば、当該ある世帯に属する当該対象種別の機器はオフ状態であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  3. 上記アドバイス決定手段は、上記対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態として、該機器のオンオフの状態を、該機器の電力消費量に基づいて判定する第2判定手段を更に備え、
    上記第2判定手段は、
    ある世帯に属する対象種別の機器の電力消費量が所定の閾値以上であれば、当該ある世帯に属する当該対象種別の機器はオン状態であると判定し、
    ある世帯に属する対象種別の機器の電力消費量が所定の閾値未満であれば、当該ある世帯に属する当該対象種別の機器はオフ状態であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
  4. 上記アドバイス決定手段は、
    上記対象地域における対象種別の機器のうち、オン状態であると判定された機器の割合が所定の割合以上である場合、当該対象種別の機器をオンとすることを推奨するアドバイスを生成し、
    上記対象地域における対象種別の機器のうち、オフ状態であると判定された機器の割合が所定の割合以上である場合、当該対象種別の機器をオフとすることを推奨するアドバイスを生成する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の管理装置。
  5. 上記アドバイス決定手段は、ある世帯に属する対象種別の機器の動作状態が変化した場合に、当該ある世帯に属する対象種別の機器の動作状態を判定する第3判定手段を更に備え、
    上記第3判定手段は、
    変化後の動作状態の継続期間が所定の期間以上である場合には、当該変化後の動作状態を当該ある世帯に属する対象種別の機器の動作状態であると判定し、
    変化後の動作状態の継続期間が所定の期間未満である場合には、変化前の動作状態を当該ある世帯に属する対象種別の機器の動作状態であると判定する、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の管理装置。
  6. 上記各世帯に人が存在するか否かを判定する存否判定手段を更に備え、
    上記アドバイス決定手段は、上記存否判定手段において人が存在すると判定された各世帯に属する対象種別の機器の動作状態のみを参照して、対象世帯に属する対象種別の機器に関するアドバイスを決定する、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の管理装置。
  7. 上記存否判定手段は、ある世帯における全ての電力消費量が所定の閾値以上である場合に、当該ある世帯に人が存在すると判定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の管理装置。
  8. 対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態を管理する管理装置の管理方法であって、
    上記対象地域における各世帯に属する各機器の動作状態を示す情報を取得する動作状態情報取得ステップと、
    処理対象の世帯である対象世帯に属する対象種別の機器に関するアドバイスを、上記対象地域における各世帯に属する当該対象種別の機器の動作状態を参照して決定するアドバイス決定ステップと、
    上記アドバイス決定ステップにおいて決定されたアドバイスを、上記対象世帯に対して送信するアドバイス送信ステップと、を含み、
    上記アドバイス送信ステップにおいて、上記対象世帯に属する対象種別の機器の動作状態と、上記アドバイス決定ステップにおいて決定されたアドバイスが推奨する動作状態とが異なる場合にのみ、当該対象世帯に対してアドバイスを送信する、
    ことを特徴とする管理方法。
  9. 請求項1から7の何れか1項に記載の管理装置としてコンピュータを動作させるためのプログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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