JP6197973B1 - 機器制御システムの制御方法、及び機器制御システム - Google Patents

機器制御システムの制御方法、及び機器制御システム Download PDF

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Abstract

ECHONET Lite(登録商標)規格に準拠したHEMSネットワーク5に接続するHEMS端末7とアダプタ10とを含む機器制御システム1の制御方法である。アダプタ10は、HEMSネットワーク5を介して非対応電気機器2を対象とした電文を受信すると、変換情報50に基づき、電文に含まれているプロパティコードに対応するリモコンコードを取得し、取得したリモコンコードを含むリモコン信号を送信して非対応電気機器2を制御する。HEMSサーバ6は、複数の非対応電気機器6の少なくともいずれかについて消費電力を低下させる制御指示を含む電文を生成し、生成した電文をアダプタ10に送信する処理を、複数の非対応電気機器2の全体の消費電力の総和の推移から求まる、複数の非対応電気機器2の全体の消費電力の削減量が削減目標電力以上になるまで繰り返す。

Description

この発明は、機器制御システムの制御方法、及び機器制御システムに関する。
特許文献1には、家庭内の通信ネットワークに接続されている家電機器が複数存在する状況下において、ユーザが柔軟かつ分かりやすく消費電力を管理できるように、通信ネットワーク上に接続された機器の消費電力を消費電力レベルとして定義し、複数の機器の消費電力制御を各々の機器が行い、消費電力の管理はユーザの優先度と使用したい機器の優先度と機器全体の消費電力の制御権を定義する制御優先度の組み合わせによって行い、最も制御優先度の高い機器が個々の機器への消費電力レベルを切り替えることで、全体の消費電力を制御することが記載されている。
特許文献2には、家電の優先度を設定することなくデマンド制御を行なうことが可能な通信装置を提供することを目的として、通信アダプタが、優先順位に基づいた制御後に家電において指定された割合の消費電力が削減されていない場合、家電の指示内容を優先順位が1つ下位となる指示内容に切り換え、切り換え後の指示内容に基づいて家電を制御することが記載されている。
特許文献3には、複数の家電機器に対して手間をかけることなく節電機能を設定することができるようにすることを目的として構成された家電制御システムについて記載されている。家電制御システムは、節電機能および家庭内ネットワークに接続する通信アダプタを有する複数の家電機器と、家庭内ネットワークに接続される操作端末とを備え、操作端末に対して節電機能を設定する操作を1度行うことにより、家庭内ネットワークに接続されている複数の家電機器がそれぞれ有する節電機能を一括で設定する。
特開2011−114355号公報 特開2013−51668号公報 特開2015−46685号公報 エコーネットコンソーシアム、 ″ECHONET Lite規格書 Ver.1.12(日本語版、英語版)″、[online]、1997-2016、[平成28年5月30日検索]、インターネット〈URL:http://echonet.jp/spec/〉
HEMS(Home Energy Management System)を構成する通信ネットワークに関する規格としてECHONET Lite(登録商標)規格がある(非特許文献1)。上記規格では、当該規格に準拠した通信ネットワークに接続される電気機器について、(1)電気機器がフルECHONET Lite機器である場合、(2)ECHONET Lite レディ機器である場合、及び(3)ECHONET Lite(登録商標)規格に対応していない電気機器の3つの場合について規定されている。
ここで電気機器がフルECHONET Lite機器である場合(上記(1))、直接上記規格に準拠した通信ネットワークに接続することが可能である。また電気機器がECHONET Lite レディ機器である場合(上記(2))、ECHONET Liteミドルウェアアダプタを追加することで上記通信ネットワークに接続することができる。
しかし電気機器がECHONET Lite(登録商標)規格に対応していない機器(以下、非対応電気機器と称する。)である場合(上記(3))、非対応電気機器ごとに個別のアダプタを用意する必要があり、ECHONET Lite(登録商標)規格に準拠した通信ネットワークに必ずしも簡単に接続することができない。そのため、非対応電気機器についても通信ネットワークを経由して制御できるようにすることが求められている。
一方、HEMSにおいては、通信ネットワーク(HEMSネットワーク)に接続する機器(以下、対応電気機器と称する。)について節電のための制御(以下、節電制御と称する。)を行う仕組みが提案されているが、非対応電気機器についても通信ネットワークを経由した制御可能となった場合、HEMS全体として節電効果を向上させる観点等からすれば、非対応電気機器についても節電制御の対象にできるようにすることが望ましい。
本発明は、こうした背景に鑑みてなされたものであり、所定の通信規格に対応していない電気機器を上記通信規格に準拠した通信ネットワークから制御できるようにするとともに、これらの電気機器についても節電制御の対象とすることが可能な、機器制御システムの制御方法、及び機器制御システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明のうちの一つは、所定の通信規格に準拠した通信ネットワークに接続し、前記通信ネットワークを介して送られてくる電文を受信し、前記電文の内容に応じて、前記通信規格に非対応の電気機器である非対応電気機器を制御する複数のアダプタと、前記複数のアダプタの夫々と通信可能に接続する情報処理装置と、を含む機器制御システムの制御方法であって、前記アダプタが、前記通信規格における前記非対応電気機器に対応する制御コードと前記非対応電気機器のリモコンコードとの対応を示す情報である変換情報を記憶するステップ、前記通信ネットワークを介して前記非対応電気機器を対象とした前記電文を受信した場合に、前記変換情報に基づき、前記電文に含まれている前記制御コードに対応する前記リモコンコードを取得し、取得した前記リモコンコードを含むリモコン信号を送信するステップ、を実行し、前記情報処理装置が、前記複数のアダプタの夫々が制御する複数の非対応電気機器の全体について設定された削減目標電力を記憶する第1ステップ、前記複数の非対応電気機器の夫々の現在の消費電力を取得して記憶する第2ステップ、前記複数の非対応電気機器のうちの少なくともいずれかについて消費電力を低下させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を前記制御指示の対象となる前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する処理を、前記複数の非対応電気機器の全体の前記消費電力の総和の推移から求まる、前記複数の非対応電気機器の全体の消費電力の削減量が前記削減目標電力以上になるまで繰り返す第3ステップ、を実行する。
情報処理装置は、アダプタを介して、複数の非対応電気機器の全体の現在の消費電力が削減目標電力以下になるように複数の非対応電気機器2を制御する。このため、本発明の機器制御システムによれば、節電要請(削減目標電力)を達成するための制御を自動的に行う仕組みを容易かつ安価に実現することができる。
本発明の他の一つは、上記機器制御システムの制御方法であって、前記情報処理装置が、前記非対応電気機器の夫々について設定された稼働優先順位を記憶するステップを実行し、前記第3ステップにおいて、前記稼働優先順位の低い前記非対応電気機器を優先的に選択し、選択した前記非対応電気機器について消費電力を低下させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を、前記制御指示の対象となる前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する。
このように情報処理装置は、稼働優先順位の低い非対応電気機器を優先的に選択して消費電力を低下させる制御を行うので、ユーザの利用状況(利用ニーズ)に即して節電制御を行うことができる。
本発明の他の一つは、上記機器制御システムの制御方法であって、前記情報処理装置が、前記削減量が予め設定された所定値(>前記削減目標電力)以上となった場合に、前記非対応電気機器の少なくともいずれかについて消費電力を上昇させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を、前記指示の対象となる前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する第4ステップを実行する。
このように情報処理装置は、削減量が予め設定された所定値(>削減目標電力)以上となった場合、消費電力を上昇させるように、アダプタを介して非対応電気機器を制御するので、過度に節電制御が行われてしまうのを防ぐことができる。
本発明の他の一つは、上記機器制御システムの制御方法であって、前記情報処理装置が、前記非対応電気機器の夫々について設定された稼働優先順位を記憶するステップを実行し、前記第4ステップにおいて、前記稼働優先順位の高い前記非対応電気機器を優先的に選択し、選択した前記非対応電気機器について消費電力を上昇させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を、前記制御指示の対象となる前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する。
このように、情報処理装置は、稼働優先順位の高い非対応電気機器を優先的に選択して消費電力を上昇させるので、ユーザの利用状況(利用ニーズ)に即して節電制御を行うことができる。
本発明の他の一つは、上記機器制御システムの制御方法であって、前記アダプタが、前記非対応電気機器に対する前記リモコン信号の時系列的な送信履歴であるリモコン信号送信履歴を前記情報処理装置に送信する処理を実行し、前記情報処理装置が、前記複数のアダプタの夫々から前記非対応電気機器に対する前記リモコン信号送信履歴を受信するステップ、前記リモコン信号送信履歴に基づき現在稼働中の前記非対応電気機器を特定するステップ、を実行し、前記第3ステップにおいて、前記特定した前記非対応電気機器について消費電力を低下させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を、前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する。
このように、情報処理装置は、アダプタから取得したリモコン信号送信履歴に基づき、現在稼働中の非対応電気機器を特定するので、現在稼働中の非対応電気機器を特定する仕組みを、アダプタを利用して容易かつ安価に実現することができる。
本発明の他の一つは、上記機器制御システムの制御方法であって、前記機器制御システムは、前記非対応電気機器の夫々の現在の消費電力を取得する消費電力計測装置を含み、前記情報処理装置は、前記消費電力計測装置と通信可能に接続し、前記情報処理装置は、前記非対応電気機器の夫々の現在の消費電力を前記消費電力計測装置から取得する。
本発明の他の一つは、上記機器制御システムの制御方法であって、前記通信規格は、ECHONET Lite(登録商標)規格であり、前記制御コードは、ECHONET Lite(登録商標)規格におけるプロパティコードである。
本発明の他の一つは、上記機器制御システムの制御方法であって、前記情報処理装置は、インターネットを介してクラウドサーバと通信する装置であるクラウド通信装置を備え、前記情報処理装置は、前記クラウドサーバから前記削減目標電力を受信して記憶するステップ、を実行する。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、所定の通信規格に対応していない電気機器を上記通信規格に準拠した通信ネットワークから制御できるようにするとともに、これらの電気機器についても節電制御の対象とすることができる。
機器制御システム1の概略的な構成を示す図である。 非対応電気機器2のハードウェア構成である。 リモコン装置3のハードウェア構成である。 対応電気機器4のハードウェア構成である。 HEMSサーバ6のハードウェア構成である。 HEMSサーバ6の機能及びHEMSサーバ6が記憶するデータを示す図である。 プロパティ情報651の一例である。 HEMS端末7のハードウェア構成である。 HEMS端末7の機能及びHEMS端末7が記憶するデータを示す図である。 変換情報752の一例である。 アダプタ10のハードウェア構成である。 アダプタ10の機能及びアダプタ10が記憶するデータを示す図である。 変換情報50の一例である。 変換情報設定処理S1400を説明するフローチャートである。 機器オブジェクト指定画面1501の一例である。 プロパティ指定画面1502の一例である。 変換情報確認画面1503の一例である。 機器制御処理S1600を説明するフローチャートである。 情報通知処理S1700を説明するフローチャートである。 節電制御処理S1800を説明するフローチャートである。 リモコン信号送信履歴664から把握される非対応電気機器2の稼働履歴の一例である。 節電制御の一例を示す図である。 節電制御の一例を示す図である。 削減量調整処理S2200を説明するフローチャートである。 節電が過度に行われている例を示す図である。 削減量を調整する制御の一例を示す図である。
図1に本発明の一実施形態として説明する機器制御システム1の概略的な構成を示している。同図に示すように、機器制御システム1は、ECHONET Lite(登録商標)規格に準拠した通信ネットワークであるHEMSネットワーク5(HEMS:Home Energy Management System)と、HEMSネットワーク5に接続する、HEMSサーバ6、HEMS端末7、及び複数のアダプタ10と、ECHONET Lite(登録商標)規格に非対応の複数の電気機器(以下、非対応電気機器2と称する。)と、を含む。
HEMSサーバ6は、通信ネットワーク55を介して外部のサーバ装置8(情報処理装置)と通信可能に接続している。通信ネットワーク55は、例えば、インターネットである。サーバ装置8は、例えば、クラウドコンピューティングによって実現されるクラウドサーバであり、仮想的な情報処理装置として機能する。
機器制御システム1は、HEMSネットワーク5に接続する、ECHONET Lite(登録商標)規格に対応した1つ以上の電気機器(以下、対応電気機器4と称する。)を更に含んでいてもよい。機器制御システム1において、各アダプタ10は対応電気機器4の一つとして機能する。
電気機器(非対応電気機器2,対応電気機器4)は、例えば、エアコン、AV機器(テレビ、ビデオデッキ、オーディオ機器、各種レコーダ等)、扇風機、加湿器、照明器具等である。HEMSネットワーク5においては、例えば、下位層として、有線又は無線の伝送媒体(例えば、LAN(Local Area Network、PLC(Power Line Communication)、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、920MHz帯無線通信等)が、また中間層として、例えば、UDP/IP等の通信規格が用いられる。
非対応電気機器2には、当該非対応電気機器2を遠隔制御するためのリモコン装置3が付帯している。リモコン装置3から送信されるリモコン信号の種類は問わないが(例えば、Bluetooth(登録商標)や920MHz帯無線通信等を利用したものでもよい)、本実施形態では赤外線信号(例えば、IrDA(Infrared Data Association)規格に準拠した赤外線信号)であるものとする。リモコン信号は、一連の符号(コード)を含んだ所定のデータフォーマットで構成されている。上記データフォーマットとして、例えば、NEC(登録商標)フォーマット、家製協(登録商標)フォーマット、SONY(登録商標)フォーマット等がある。
HEMSサーバ6は、例えば、HEMSネットワーク5が設けられている需要家における、電力使用に関する情報の蓄積や提供、対応電気機器4の状態監視(消費電力の監視)や制御、発電/売電状況の状態監視や制御、節電情報の提供等の様々なサービスを行う。HEMSサーバ6は、例えば、スマートメータとして機能するものであってもよい。HEMSサーバ6は、ECHONET Lite (登録商標)に関する情報(例えば、後述するプロパティ情報651等)を記憶し、HEMSネットワーク5を介してHEMS端末7等に随時上記情報の提供を行う。
HEMS端末7は、HEMSネットワーク5を介して対応電気機器4にECHONET Lite(登録商標)に準拠した電文(以下、「電文」という場合は、ECHONET Lite フレームを指すものとする。)を送信することにより、対応電気機器4を制御する。またHEMS端末7は、HEMSネットワーク5を介してアダプタ10に電文を送信することにより、アダプタ10を介して非対応電気機器2を制御することができる。
アダプタ10は、HEMS端末7から送られてくるECHONET Lite(登録商標)の電文の内容に応じて、非対応電気機器2に付帯するリモコン装置3から送信されるリモコン信号のリモコンコードと同等のリモコンコードを含んだリモコン信号を送信する。アダプタ10は、ECHONET Lite (登録商標)における制御コードであるプロパティコードとリモコンコードとを対応づけた後述の変換情報50を記憶し、この変換情報50を用いて、プロパティコードからリモコンコードへの変換、もしくはその逆の変換を行う。
図2に非対応電気機器2のハードウェア構成を示している。非対応電気機器2は、マイコン21、入力装置22、出力装置23、制御機構24、及びリモコン通信装置25を備える。マイコン21は、プロセッサ及び記憶素子を含む。入力装置22は、ユーザが非対応電気機器2の設定や操作を行うためのユーザインタフェースであり、例えば、ボタン、スイッチ、タッチパネル、マイクロフォン、モーションセンサ等である。出力装置23は、非対応電気機器2の動作状態等の各種の情報を出力するユーザインタフェースであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、LED(Light Emitting Diode)、スピーカ等である。制御機構24は、非対応電気機器2の機能を実現する電子素子や機械部品等で構成され、マイコン21によって制御される。リモコン通信装置25は、リモコン装置3やアダプタ10から送られてくるリモコン信号を受信し、リモコン信号に含まれている情報をマイコン21に伝える。リモコン通信装置25は、マイコン21から送られてくる情報をリモコン信号として送信する。
図3にリモコン装置3のハードウェア構成を示している。リモコン装置3は、マイコン31、入力装置32、出力装置33、及びリモコン通信装置34を備える。マイコン31は、プロセッサ及び記憶素子を含む。入力装置32は、ユーザが非対応電気機器2の設定や操作を行うためのユーザインタフェースであり、例えば、ボタンやスイッチ等である。出力装置23は、非対応電気機器2の動作状態等を出力するユーザインタフェースであり、例えば、LCD等である。リモコン通信装置34は、マイコン31から送られてくる情報をリモコン信号として送信する。リモコン通信装置34は、非対応電気機器2から送られてくるリモコン信号を受信し、リモコン信号に含まれている情報をマイコン31に伝える。
図4に対応電気機器4のハードウェア構成を示している。対応電気機器4は、マイコン41、入力装置42、出力装置43、制御機構44、及びHEMS通信装置45を備える。マイコン41は、プロセッサ及び記憶素子を含む。入力装置42は、ユーザが対応電気機器4の設定や操作を行うためのユーザインタフェースであり、例えば、ボタン、スイッチ、タッチパネル、マイクロフォン、モーションセンサ等である。出力装置43は、対応電気機器4の動作状態等の情報を出力するユーザインタフェースであり、例えば、LCD、LED、スピーカ等である。制御機構44は、対応電気機器4の機能を実現する電子素子や機械部品等で構成され、マイコン41によって制御される。HEMS通信装置45は、HEMSネットワーク5を介した通信を行う。
図5にHEMSサーバ6のハードウェア構成を示している。同図に示すように、HEMSサーバ6は、プロセッサ61、記憶装置62、入力装置63、出力装置64、HEMS通信装置65、クラウド通信装置66、消費電力計測装置67、及び計時装置68を備える。
プロセッサ61は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)を用いて構成されている。記憶装置62は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non Volatile RAM)、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等であり、プログラムやデータを記憶する。入力装置63は、情報の入力を行うユーザインタフェース(タッチパネル、キーパッド、キーボード、マウス、マイクロフォン等)である。出力装置64は、情報をユーザに提供するユーザインタフェースであり、例えば、LCDやLED等である。
HEMS通信装置65は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線通信モジュール、スイッチングハブ、ルータ等を用いて構成され、HEMSネットワーク5を介して他の装置と通信を行う。
クラウド通信装置66は、例えば、NIC(Network Interface Card)、無線通信モジュール、スイッチングハブ、ルータ等を用いて構成され、通信ネットワーク55を介してサーバ装置8と通信を行う。
消費電力計測装置67は、非対応電気機器2や対応電気機器4の消費電力を計測する。消費電力計測装置67は、例えば、HEMSネットワーク5が敷設されている需要家宅に設置されている分電盤に併設された測定機器(電圧計、電流計)から、非対応電気機器2や対応電気機器4の現在の消費電力を取得する。HEMSサーバがスマートメータの機能を有する場合、消費電力計測装置67はスマートメータの一部を構成するものであってもよい。
計時装置68は、RTC(Real Time Clock)等を用いて構成され、現在日時等の日時情報を生成する。
図6にHEMSサーバ6の機能及びHEMSサーバ6が記憶するデータを示している。同図に示すように、HEMSサーバ6は、各種機能部611、プロパティ情報提供部612、削減目標電力受信部621、削減目標電力記憶部622、現在消費電力取得部623、稼働優先順位記憶部624、リモコン信号送信履歴受信部625、稼働中非対応電気機器特定部626、消費電力制御電文送信部627、及び消費電力情報出力部628の各機能を備える。これらの機能は、プロセッサ61が、記憶装置62に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、もしくはHEMSサーバ6が備えるASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現される。
また同図に示すように、HEMSサーバ6は、プロパティ情報651、削減目標電力661、現在消費電力662、稼働優先順位663、及びリモコン信号送信履歴664を記憶する。HEMSサーバ6は、これらの情報を、例えば、DBMS(DataBase Management System)によって実現されるデータベースに管理する。
上記機能のうち、各種機能部611は、HEMSサーバ6が備える様々な機能、例えば、需要家における電力使用に関する情報の蓄積や提供、対応電気機器4の状態監視や制御、発電/売電状況の状態監視や制御、節電情報の提供等の機能を提供する。
プロパティ情報提供部612は、HEMS端末7等のHEMSネットワーク5に接続する他の装置からの要求に応じて、もしくは自発的に、他の装置に対して随時プロパティ情報651を提供する。
プロパティ情報651は、ECHONET Lite (登録商標)規格における機器オブジェクト(ECHONET機器オブジェクト)ごとに規定された、上記機器オブジェクトの設定や制御を指示する際に用いるコードであるプロパティコードに関する情報を含む。HEMSネットワーク5に接続する装置間でHEMSネットワーク5を介して送受信される電文には、例えば、ECHONET Lite プロパティ(EPC)としてプロパティコードが設定される。
図7にプロパティ情報651の一例を示している。同図に示すように、プロパティ情報651は、プロパティ名称6511とプロパティコード6512の各項目を含む一つ以上のレコードで構成される。一つのレコードはECHONET Lite(登録商標)規格における一つのプロパティに対応している。プロパティ名称6511には、ECHONET Lite (登録商標)規格におけるプロパティ名称が設定される。プロパティコード6512には、ECHONET Lite(登録商標)規格におけるプロパティコードが設定される。
図6に戻り、削減目標電力受信部621は、複数のアダプタ10の夫々が制御する複数の非対応電気機器2の全体について設定される削減目標電力を取得する。尚、削減目標電力は、例えば、電力会社等によって随時設定される。削減目標電力は、例えば、消費電力削減、ピークシフト、電力需要平準化の観点から、需要家側に設けられた消費電力計測装置67やスマートメータ等から収集される消費電力に関する情報に基づき設定される(例えば、昨日のピーク時電力の5%カット等)。また削減目標電力は、例えば、需要家ごと(例えば、HEMSサーバ6ごと)に、所定の時間帯を指定して設定される。このようにして設定された削減目標電力は、通信ネットワーク55を介してサーバ装置8から該当のHEMSサーバ6に通知され、HEMSサーバ6は受信した削減目標電力を達成すべく節電のための制御(以下、節電制御とも称する。)を行う。
削減目標電力記憶部622は、削減目標電力受信部621が受信した削減目標電力661を記憶する。
現在消費電力取得部623は、非対応電気機器2や対応電気機器4の現在の消費電力を消費電力計測装置67から取得し、取得した値を現在消費電力662として時系列的に(例えば、取得(計測)した日時を示す情報を付帯させて)記憶する。
稼働優先順位記憶部624は、非対応電気機器2の夫々について設定された稼働優先順位を記憶する。稼働優先順位663は、例えば、ユーザが入力装置63を介して設定する。ユーザが稼働させたいと思う非対応電気機器2ほど、稼働優先順位663は高く設定される。
リモコン信号送信履歴受信部625は、複数のアダプタ10の夫々から、夫々が非対応電気機器2に向けて送信したリモコン信号の時系列的な(リモコン信号を送信した日時を示す情報を付帯させた)送信履歴であるリモコン信号送信履歴を受信し、受信したリモコン信号送信履歴をリモコン信号送信履歴664として記憶する。
稼働中非対応電気機器特定部626は、リモコン信号送信履歴664に基づき、現在稼働中の非対応電気機器2を特定する。この特定方法の詳細については後述する。
消費電力制御電文送信部627は、複数の非対応電気機器2のうちの少なくともいずれかについて消費電力を低下させる制御指示を含む電文を生成し、生成した電文を制御指示の対象となる非対応電気機器2を制御するアダプタ10に送信する処理を行う。消費電力制御電文送信部627は、例えば、複数の非対応電気機器2の全体の消費電力の総和の時間的な推移等から求められる、複数の非対応電気機器2の全体の消費電力の削減量が削減目標電力以上になるまで、上記処理を繰り返す。
また消費電力制御電文送信部627は、以上の処理に際し、例えば、稼働優先順位663の低い非対応電気機器2を優先的に選択し、選択した非対応電気機器2について消費電力を低下させる上記制御指示を含む電文を生成する。
また消費電力制御電文送信部627は、過度に節電制御が行われてしまうのを防ぐため、例えば、複数の非対応電気機器2の全体の消費電力の削減量が予め設定された所定値(>削減目標電力)以上となった場合に、非対応電気機器2の少なくともいずれかについて消費電力を上昇させる制御指示を含む電文を生成し、生成した電文を、指示の対象となる非対応電気機器2を制御するアダプタ10に送信する。尚、上記所定値と削減目標電力との差(過度に削減された分の電力)は、チャタリング(アダプタ10に頻繁に電文が送信されて非対応電気機器2の設定が頻繁に変更される状態)の発生を防止する観点から適切な値に設定される。またこの場合において、消費電力制御電文送信部627は、例えば、稼働優先順位の高い非対応電気機器2(ユーザがなるべく稼働させたいと思っている非対応電気機器2)を優先的に選択し、選択した非対応電気機器2について消費電力を上昇させる制御指示を含む電文を生成し、生成した電文を制御指示の対象となる非対応電気機器2を制御するアダプタ10に送信する。また消費電力制御電文送信部627は、例えば、稼働中非対応電気機器特定部626が特定した非対応電気機器2について消費電力を低下させる制御指示を含む電文を生成し、生成した電文を、非対応電気機器2を制御するアダプタ10に送信する。
消費電力情報出力部628は、非対応電気機器2や対応電気機器4の時系列的な消費電力に関する情報を管理するとともに出力装置64に随時出力する。例えば、消費電力情報出力部628は、削減目標電力661や、複数の非対応電気機器2の全体の現在の削減量(節電制御を開始してから現在までの削減量)を管理し、管理している情報を出力装置64に随時出力する。ユーザは、消費電力情報出力部628が出力する情報を参照することで、例えば、現在、サーバ装置8からの節電要請に基づき節電制御が行われていることや、節電制御の進捗状況等を確認することができる。
図8にHEMS端末7のハードウェア構成を示している。同図に示すように、HEMS端末7は、プロセッサ71、記憶装置72、入力装置73、出力装置74、及びHEMS通信装置75を備える。プロセッサ71は、例えば、CPUやMPUを用いて構成されている。記憶装置72は、RAM、ROM、NVRAM、ハードディスクドライブ、SSD等であり、プログラムやデータを記憶する。入力装置73は、情報の入力を行うユーザインタフェース(タッチパネル、キーパッド、キーボード、マウス、マクロフォン等)である。出力装置74は、情報をユーザに提供するユーザインタフェースであり、例えば、LCD、スピーカ等である。HEMS通信装置75は、HEMSネットワーク5を介した通信機能を提供する。
図9にHEMS端末7の機能及びHEMS端末7が記憶するデータを示している。同図に示すように、HEMS端末7は、各種機能部711、プロパティ情報取得部712、プロパティ情報記憶部713(制御コード記憶部)、リモコンコード受信部714、変換情報記憶部715、変換情報送信部716、及び非対応電気機器制御部717の各機能を備える。これらの機能は、プロセッサ71が、記憶装置72に格納されているプログラムを読み出して実行することにより、もしくはHEMS端末7が備えるASIC等のハードウェアにより実現される。尚、HEMS端末7が、例えば、スマートフォンである場合、これらの機能は、例えば、HEMS端末7に専用のアプリケーションを導入(インストール)することにより実現することができる。同図に示すように、HEMS端末7は、プロパティ情報751及び変換情報752を記憶する。
上記機能のうち、各種機能部711は、HEMS端末7が備える様々な機能、例えば、対応電気機器4の設定や状態監視、制御等の機能を提供する。
プロパティ情報取得部712は、HEMSネットワーク5を介して、HEMSサーバ6からプロパティ情報を取得する。プロパティ情報記憶部713は、プロパティ情報取得部712が取得したプロパティ情報をプロパティ情報751として記憶する。
リモコンコード受信部714は、HEMSネットワーク5を介してアダプタ10からリモコンコードを受信する。
変換情報記憶部715は、プロパティ情報751に含まれるプロパティコードとリモコンコードとの対応を示す情報である変換情報752を記憶する。変換情報送信部716は、変換情報752を随時アダプタ10に送信する。
非対応電気機器制御部717は、ユーザから受け付けた操作入力に応じて、非対応電気機器2を制御するための電文を生成し、生成した電文をアダプタ10に送信する。
図10に変換情報752の一例を示す。同図に示すように、変換情報752は、プロパティ名称7521、プロパティコード7522、及びリモコンコード7523の各情報を対応づけた1つ以上のレコードで構成される。このうちプロパティ名称7521には、ECHONET Lite (登録商標)における、非対応電気機器2に対応する機器オブジェクトのプロパティ情報のプロパティ名称が設定される。プロパティコード7522には、非対応電気機器2に対応する機器オブジェクトのプロパティ情報のプロパティコードが設定される。リモコンコード7523には、プロパティコード7522に対応するリモコンコードが設定される。
図11にアダプタ10のハードウェア構成を示している。同図に示すように、アダプタ10は、マイコン11、HEMS通信装置12、及びリモコン通信装置13を備える。マイコン11は、プロセッサ、記憶素子、現在日時等の日時情報を生成する計時素子(RTC(Real Time Clock)等)等を含む。HEMS通信装置12は、HEMSネットワーク5を介した通信を行う。リモコン通信装置25は、非対応電気機器2やリモコン装置3との間でリモコン信号の送信や受信を行う。
図12にアダプタ10の機能及びアダプタ10が記憶するデータを示している。同図に示すように、アダプタ10は、変換情報設定部111、リモコン信号送信部112、通知処理部113、リモコン信号送信履歴取得部121、及びリモコン信号送信履歴送信部122の各機能を備える。これらの機能は、マイコン11がプログラムを実行することにより、もしくはアダプタ10が備えるASIC等のハードウェアにより実現される。また同図に示すように、アダプタ10は、変換情報50を記憶する。
上記機能のうち、変換情報設定部111は、HEMS端末7から送られてくる変換情報752に基づき変換情報50を生成して記憶する。変換情報設定部111は、リモコン信号受信部1111、リモコン信号解析部1112、リモコンコード送信部1113、変換情報受信部1114、及び変換情報記憶部1115の各機能を含む。
このうちリモコン信号受信部1111は、リモコン装置3から送られてくるリモコン信号を受信する。リモコン信号解析部1112は、リモコン信号受信部1111が受信したリモコン信号を解析して当該リモコン信号に含まれているリモコンコードを取得する。リモコンコード送信部1113は、リモコン信号解析部1112が取得したリモコンコードを、HEMSネットワーク5を介してHEMS端末7に送信する。変換情報受信部1114は、HEMS端末7から送られてくる変換情報752を受信する。変換情報記憶部1115は、変換情報受信部1114が受信した変換情報752に基づき変換情報50を生成して記憶する。
図13に変換情報50の一例を示す。同図に示すように、変換情報50は、プロパティ名称511、プロパティコード512、及びリモコンコード513の各情報を対応づけた1つ以上のレコードで構成される。このうちプロパティ名称511には、ECHONET Lite (登録商標)における、非対応電気機器2に対応する機器オブジェクトのプロパティ情報のプロパティ名称が設定される。プロパティコード512には、非対応電気機器2に対応する機器オブジェクトのプロパティ情報のプロパティコードが設定される。リモコンコード513には、プロパティコード512に対応するリモコンコードが設定される。
図12に戻り、リモコン信号送信部112は、HEMS端末7から送られてくる電文に含まれているプロパティコードに対応するリモコンコードを変換情報50から取得し、取得したリモコンコードを含むリモコン信号を送信する。リモコン信号送信部112は、電文受信部1121、コード変換部1122、及びリモコン信号送信部1123の各機能を含む。
このうち電文受信部1121は、HEMSネットワーク5を介してHEMS端末7から送られてくる電文を受信する。コード変換部1122は、電文受信部1121が受信した電文に含まれているプロパティコードに対応するリモコンコードを変換情報50から取得する。リモコン信号送信部1123は、コード変換部1122が取得したリモコンコードを含むリモコン信号を送信する。
通知処理部113は、HEMS端末7からアダプタ10に送信された電文に非対応電気機器2側の情報を要求するプロパティコードが設定されている場合(例えば、プロパティコードが、非対応電気機器2に対して何らかの設定を行うものであり、設定後における非対応電気機器2の状態の通知を要求するものである場合)、非対応電気機器2から上記情報を取得し、取得した情報を設定した電文をHEMSネットワーク5を介してHEMS端末7に送信する。通知処理部113は、情報取得部1131及び電文送信部1132を含む。
このうち情報取得部1131は、リモコン信号受信部1111が非対応電気機器2側の情報を要求するプロパティコードが設定された電文を受信した場合に、非対応電気機器2から受信したリモコン信号に含まれている情報を取得する。電文送信部1132は、取得した上記情報と上記プロパティコードとを設定した電文をHEMSネットワーク5を介してHEMS端末7に送信する。
リモコン信号送信履歴取得部121は、前述したリモコン信号送信履歴を取得し、取得したリモコン信号送信履歴をリモコン信号送信履歴151として記憶する。リモコン信号送信履歴には、リモコン通信装置13から非対応電気機器2に対してリモコン信号が送信された日時を示す情報、リモコン信号の内容に関する情報(非対応電気機器2に対する指示内容(コマンド)や設定値等)等を含む。
リモコン信号送信履歴送信部122は、リモコン信号送信履歴151を、HEMSネットワーク5を介してHEMSサーバ6に随時送信する。
<変換情報設定処理>
図14は、機器制御システム1において行われる、変換情報50の設定に関する処理(以下、変換情報設定処理S1400と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに変換情報設定処理S1400について説明する。
まずHEMS端末7は、HEMSネットワーク5を介してアダプタ10と通信を開始する(S1411,S1451)。HEMS端末7が、例えば、HEMSネットワーク5にブロードキャストを送信してアダプタ10の応答を待機し(アダプタ10のサーチ)、応答のあったアダプタ10との間で通信を開始するようにしてもよい。
続いて、HEMS端末7は、例えば、入力装置73を介して、設定対象となる非対応電気機器2のECHONET(登録商標)機器オブジェクト(以下、機器オブジェクトと記載する。)の指定をユーザから受け付ける(S1412)。図15Aに上記受け付けに際しHEMS端末7が表示する画面(以下、機器オブジェクト指定画面1501と称する。)の一例を示す。
機器オブジェクトの指定(例えば、機器オブジェクトの名称や識別子)を受け付けると、HEMS端末7は、HEMSネットワーク5を介して、受け付けた機器オブジェクトを指定して当該機器オブジェクトのプロパティ情報をHEMSサーバ6に要求する(S1413)。
HEMSサーバ6は、上記要求を受信すると(S1471)、上記要求に指定されている機器オブジェクトのプロパティ情報をHEMSネットワーク5を介してHEMS端末7に送信する(S1472)。
HEMS端末7は、HEMSサーバ6からプロパティ情報を受信すると(S1414)、受信したプロパティ情報に含まれているプロパティ名称及びプロパティコードを記載した変換情報50の設定画面を表示し(S1415)、これから設定しようとするプロパティの指定をユーザから受け付ける(S1416)。図15Bに上記設定画面(以下、プロパティ指定画面1502と称する。)の一例を示す。プロパティ指定画面1502において、ユーザはチェックボックス1551の一つを選択することにより、これから設定しようとするプロパティを指定することができる。
HEMS端末7は、プロパティの指定を受け付けると、HEMSネットワーク5を介してアダプタ10にリモコン信号の受信指示を送信する(S1417)。
アダプタ10は、上記受信指示を受信すると(S1452)、リモコン装置3から送られてくるリモコン信号の受信を待機する。ユーザは、リモコン装置3のリモコン信号の送信部をアダプタ10の方向に向けてリモコン装置3にS1415で指定したプロパティに対応する操作を行う。これにより上記操作に対応するリモコンコードを含むリモコン信号がアダプタ10に向けて送信される。
アダプタ10は、上記リモコン信号を受信すると(S1453)、受信したリモコン信号を解析してリモコン信号に含まれているリモコンコードを取得し(S1454)、取得したリモコンコードをHEMS端末7に送信する(S1455)。
HEMS端末7は、リモコンコードを受信すると(S1418)、受信したリモコンコードとS1415で指定したプロパティとを対応づけた情報を、変換情報752として記憶する(S1419)。図15CにこのときにHEMS端末7が表示する画面(以下、変換情報確認画面1503と称する。)の一例を示す。
続いて、HEMS端末7は、入力装置73に対して所定の終了操作(例えば、図15Cにおいて確定ボタン1561を選択する操作)が行われたか否かを判定する(S1420)。所定の終了操作が行われたと判定すると(S1420:YES)、HEMS端末7は、記憶している変換情報752をHEMSネットワーク5を介してアダプタ10に送信する(S1421)。尚、S1413で受信したプロパティ情報の全てのプロパティについて設定が完了したことをもってS1421の処理に移行するとしてもよい。HEMS端末7が所定の終了操作が行われていないと判定すると(S1420:NO)、処理はS1416に戻り、未設定のプロパティについて以上と同様の処理が行われる。
アダプタ10は、HEMS端末7から変換情報752を受信すると(S1456)、受信した変換情報752を変換情報50として記憶する(S1457)。
図16は、ユーザがHEMS端末7を操作して非対応電気機器2を制御する際に機器制御システム1において行われる処理(以下、機器制御処理S1600と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに機器制御処理S1600について説明する。
まずHEMS端末7は、非対応電気機器2を制御する画面(例えば、リモコン装置3と同等のボタンが設けられた画面)を表示し(S1611)、ユーザから非対応電気機器2の制御指示の入力を受け付ける(S1612)。
続いて、HEMS端末7は、受け付けた上記制御指示に応じたプロパティコードを設定した電文を、HEMSネットワーク5を介してアダプタ10に送信する(S1613)。
アダプタ10は、上記電文を受信すると(S1651)、上記電文に設定されているプロパティコードを変換情報50と対照して上記プロパティコードに対応するリモコンコードを取得し(S1652)、取得したリモコンコードを含むリモコン信号を送信する(S1653)。
非対応電気機器2は、上記リモコン信号を受信すると(S1671)、受信したリモコン信号に応じた処理(設定、制御等)を実行する(S1672)。
図17は、HEMS端末7からアダプタ10に送信された電文に非対応電気機器2側の情報を要求するプロパティコードが設定されている場合に機器制御システム1において行われる処理(以下、情報通知処理S1700と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに情報通知処理S1700について説明する。
まず非対応電気機器2が、情報を含むリモコン信号を送信し(S1771)、アダプタ10がこれを受信する(S1751)。
続いて、アダプタ10は、リモコン信号から上記情報を取得し(S1752)、取得した情報とS1651で取得した電文に含まれていたプロパティコードとを設定した電文をHEMSネットワーク5を介してHEMS端末7に送信する(S1753)。
HEMS端末7は、電文を受信すると(S1711)、受信した電文から上記情報を取得する(S1712)。HEMS端末7は、例えば、取得した情報を出力装置74に出力する。
以上に説明したように、本実施形態の機器制御システム1は、非対応電気機器2を制御するリモコン装置3から送信されるリモコン信号と、ECHONET Lite(登録商標)規格における非対応電気機器2に対応する機器オブジェクトのプロパティコードとの対応を示す情報である変換情報50を生成し、変換情報50をアダプタ10に記憶させる。そしてHEMS端末7から上記HEMSネットワーク5を介してアダプタ10にプロパティコードが送信されると、アダプタ10は変換情報50に基づきプロパティコードをリモコンコードに変換し、変換したリモコンコードをリモコン信号に含ませて送信する。このように本実施形態の機器制御システム1によれば、非対応電気機器2を上記規格に準拠したHEMSネットワーク5から制御する仕組みを実現することができる。このため、例えば、住宅等における既設の非対応電気機器2を容易にHEMSネットワーク5から制御できるようにすることができる。
また機器制御システム1によれば、変換情報50を利用して、非対応電気機器2から送信されたリモコン信号に含まれている情報をHEMS端末7に伝える仕組みを実現することができる。
以上に説明したように、機器制御システム1は、非対応電気機器2を制御するリモコン装置3から送信されるリモコン信号と、ECHONET Lite(登録商標)規格における非対応電気機器2に対応する機器オブジェクトのプロパティコードとの対応を示す情報である変換情報50を生成し、変換情報50をアダプタ10に記憶させる。そしてHEMS端末7から上記HEMSネットワーク5を介してアダプタ10にプロパティコードが送信されると、アダプタ10は変換情報50に基づきプロパティコードをリモコンコードに変換し、変換したリモコンコードをリモコン信号に含ませて送信する。このように本実施形態の機器制御システム1によれば、非対応電気機器2を上記規格に準拠したHEMSネットワーク5から制御する仕組みを実現することができる。このため、例えば、住宅等における既設の非対応電気機器2を容易にHEMSネットワーク5から制御できるようにすることができる。
また機器制御システム1によれば、変換情報50を利用して、非対応電気機器2から送信されたリモコン信号に含まれている情報をHEMS端末7に伝える仕組みを実現することができる。
<節電制御処理>
続いて、図18に示すフローチャートとともに、HEMSサーバ6がサーバ装置8から削減目標電力を受信した際に行われる処理(以下、節電制御処理S1800と称する。)について説明する。
まずサーバ装置8は、例えば、消費電力削減、ピークシフト、電力需要平準化等の観点から、需要家側に設けられたスマートメータ等から収集した消費電力に関する情報等に基づき削減目標電力を決定し、決定した削減目標電力を、対象とするHEMSサーバ6に送信する(S1811)。
HEMSサーバ6は、削減目標電力を受信すると、これを削減目標電力661として記憶する(S1821:YES)。続いて、HEMSサーバ6は、節電制御の対象となる複数の非対応電気機器2の夫々の現在の消費電力(現在消費電力662)を取得する(S1822)。尚、以下の説明において、この時点(節電制御の開始時点)にHEMSサーバ6が取得した複数の非対応電気機器2の夫々の現在消費電力662の総和のことを当初消費電力と称する。
続いて、HEMSサーバ6は、アダプタ10からリモコン信号送信履歴664を取得する(S1823,S1841)。
続いて、HEMSサーバ6は、リモコン信号送信履歴664に基づき現在稼働中の非対応電気機器2を特定し(S1825)、特定した現在稼働中の非対応電気機器2のうち、稼働優先順位が最も低い非対応電気機器2を特定する(S1826)。
図19は、S1823において取得したリモコン信号送信履歴664から把握される非対応電気機器2の稼働履歴の一例である。この例は、4つの非対応電気機器2(エアコンa(リビング))、エアコンb(洋室1)、エアコンc(洋室2)、エアコンd(和室1))を節電制御の対象とした場合である。4つのエアコンはいずれも冷房装置として機能している。稼働優先順位はエアコンa>エアコンb>エアコンc>エアコンdの順序で設定されている。この例では、HEMSサーバ6は、サーバ装置8から削減目標電力を受信した15:00の時点(節電制御の開始時点)に、電源がオンになっているこれらの4つの非対応電気機器2が稼働中であると特定する(S1825)。
図18に戻り、続いて、HEMSサーバ6は、特定した非対応電気機器2について消費電力を低下させる制御指示を含む電文(節電制御のための電文)を生成し、生成した電文を制御指示の対象となる非対応電気機器2を制御するアダプタ10に送信する(S1827)。
アダプタ10は、上記電文を受信すると(S1842:YES)、変換情報50に基づき、上記電文に含まれている制御コードに対応するリモコンコードを取得し(S1843)、取得したリモコンコードを含むリモコン信号を送信する(S1844)。非対応電気機器2は、上記リモコン信号を受信すると、これに含まれているリモコンコードに従って節電制御を実施する。
続いて、HEMSサーバ6は、節電制御の対象となる複数の非対応電気機器2の現在の消費電力を取得し(S1828)、上記複数の非対応電気機器2の全体の消費電力の総和の推移等から上記複数の非対応電気機器2の全体の消費電力の削減量を求める(S1829)。例えば、HEMSサーバ6は、当初消費電力と上記複数の非対応電気機器2の現在の消費電力の総和との差を上記削減量として求める。
続いて、HEMSサーバ6は、求めた削減量が削減目標電力661以上であるか否かを判定する(S1830)。削減量が削減目標電力661以上である場合(S1830:YES)、処理はS1831に進む。削減量が削減目標電力661未満である場合(S1830:NO)、処理はS1832に進む。
ここで例えば、「15:00」の時点にHEMSサーバ6がサーバ装置8から「15:00〜21:00の間で1000Wを削減する」との削減目標電力を受信し、リモコン信号送信履歴が図19のようである場合、HEMSサーバ6は、削減量が削減目標電力(1000W)以上になるまで、次のようにして稼働優先順位の低い非対応電気機器2から順に節電制御を実施する。
まず図20に示すように、HEMSサーバ6は、まず稼働優先順位の最も低いエアコンdについて設定温度を1℃上昇(25℃→26℃)させる節電制御を行い(削減量100W)、続いて次に稼働優先順位の低いエアコンcについて設定温度を1℃上昇(25℃→26℃)させる節電制御を行い(削減量100W)、続いて次に稼働優先順位の低いエアコンbについて設定温度を1℃上昇(25℃→26℃)させる節電制御を行い(削減量50W)、続いてエアコンaについて設定温度を1℃上昇(25℃→26℃)させる節電制御を行っている(削減量150W)。以上の制御により削減量の合計は400Wとなるが、削減量が1000W以上となるには更に600W不足している。そこでHEMSサーバ6は、例えば、図21に示すように、削減量が1000W以上となるように、まず稼働優先順位の最も低いエアコンdについて電源をオフする節電制御を行い(削減量300W)、続いて次に稼働優先順位の低いエアコンcについて電源をオフする節電制御を行う(削減量300W)。以上により削減量は1000W以上となる。
図18に戻り、S1831では、節電制御が過度に行われてしまわないように、HEMSサーバ6は、消費電力の削減量を調整する処理(以下、削減量調整処理S2200とも称する。)を行う。削減量調整処理S2200の詳細については後述する。削減量調整処理S2200の後、処理はS1832に進む。
S1832では、HEMSサーバ6は、節電制御対象期間が経過したか否か(前述の例では現在時刻が21:00を過ぎているか否か)を判定する。節電制御対象期間が経過している場合(S1832:YES)、処理はS1833に進む。節電制御対象期間が経過していない場合(S1832:NO)、処理はS1823に戻る。
S1833では、HEMSサーバ6は、節電制御の結果(例えば、消費電力の推移、削減量の推移等)をサーバ装置8に送信する。その後、HEMSサーバ6の処理はS1821に戻る。
サーバ装置8は、制御結果を受信するとこれを記憶し(S1812)、記憶している制御結果を随時ユーザ(例えば、節電計画の策定者等)の利用等に供する。ユーザは、例えば、制御結果を次回の削減目標電力の決定や節電要請計画の策定に際して利用する。その後、サーバ装置8の処理はS1811に戻る。
<削減量調整処理>
図22は、図18のS1831における処理(削減量調整処理S2200)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに削減量調整処理S2200について説明する。
まずHEMSサーバ6は、削減量が前述した所定値(>目標削減量)以上か否かを判断する(S2211)。削減量が上記所定値以上である場合(S2211:YES)、処理はS2212に進む。削減量が上記所定値未満である場合(S2211:NO)、削減量調整処理S2200は終了し、処理は図18のS1832に戻る。
続いて、HEMSサーバ6は、アダプタ10から、リモコン信号送信履歴664を取得すし(S2212)、リモコン信号送信履歴664に基づき、現在稼働中の非対応電気機器2の稼働状態を把握する(S2213)。
続いて、HEMSサーバ6は、現在稼働中の非対応電気機器2の中から、稼働優先順位が最も高い非対応電気機器2を特定し(S2214)、特定した非対応電気機器2について消費電力を上昇させる制御指示を含む電文を生成し、生成した電文を制御指示の対象となる非対応電気機器2を制御するアダプタ10に送信する(S2215)。
アダプタ10は、上記電文を受信すると(S2242:YES)、変換情報50に基づき、上記電文に含まれている制御コードに対応するリモコンコードを取得し(S2243)、取得したリモコンコードを含むリモコン信号を送信する(S2244)。非対応電気機器2は、リモコン信号を受信するとこれに含まれているリモコンコードに従って節電制御を実施する。
続いて、HEMSサーバ6は、節電制御の対象となる複数の非対応電気機器2の現在の消費電力(現在消費電力662)を取得する(S2216)。
S2217では、HEMSサーバ6は、削減量が前述した所定値(>目標削減量)以上か否かを判断する。削減量が上記所定値以上である場合(S2217:YES)、処理はS2212に戻る。削減量が上記所定値未満である場合(S2217:NO)、削減量調整処理S2200は終了し、処理は図18のS1832に戻る。
図23及び図24とともに削減量調整処理S2200の例を示す。尚、ここでは上記所定量は1100Wであるものとする。
例えば、所定値が1100W(>1000W(目標削減量))に設定され、例えば、図23に示すように、節電制御が行われた15:00から所定時間が経過した現在時点(18:00過ぎ)で節電が過度に行われている(削減量=1500W)場合、HEMSサーバ6は、例えば図24に示すようにエアコンaの温度設定を1℃下げ(26℃→25℃)(上昇量150W)、更にエアコンcをオンする(上昇量300W)。以上の制御により削減量の合計は1050W(<1100W)となって、過度に節電制御が行われてしまうのを防ぐことができる。
以上に説明したように、HEMSサーバ6は、アダプタ10を介して、複数の非対応電気機器2の全体の現在の消費電力が削減目標電力以下になるように複数の非対応電気機器2を制御する。このため、本実施形態の機器制御システム1によれば、節電要請(削減目標電力)を達成するための制御を自動的に行う仕組みを容易かつ安価に実現することができる。
またHEMSサーバ6は、稼働優先順位の低い非対応電気機器2を優先的に選択して消費電力を低下させる制御を行うので、ユーザの利用状況(利用ニーズ)に即して節電制御を行うことができる。
また節電計画の策定者等は、例えば、制御結果を次回の削減目標電力の決定や節電要請計画の策定に際して利用することができ、例えば、需要家(HEMSサーバ6)ごとに節電量やピークシフト量を適切に算定することができる。また例えば、節電要請量に対する達成度合いに応じて需要家に電気料金割引等のインセンティブを付与するといったことも可能になる。
またHEMSサーバ6は、削減量が予め設定された所定値(>削減目標電力)以上となった場合、消費電力を上昇させるように、アダプタ10を介して非対応電気機器2を制御するので、過度に節電制御が行われてしまうのを防ぐことができる。またこの場合、HEMSサーバ6は、稼働優先順位の高い非対応電気機器2を優先的に選択して消費電力を上昇させるので、ユーザの利用状況(利用ニーズ)に即して節電制御を行うことができる。
またHEMSサーバ6は、アダプタ10から取得したリモコン信号送信履歴664に基づき、現在稼働中の非対応電気機器2を特定するので、現在稼働中の非対応電気機器2を特定する仕組みを、アダプタ10を利用して容易かつ安価に実現することができる。
ところで、以上の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。また上記の各構成、機能部、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、またはICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
例えば、以上の実施形態では、リモコン装置3から送信されるリモコン信号が赤外線信号である場合を例として説明したが、リモコン信号は2.4GHz帯の無線信号や920MHz帯の無線信号等、他の種類の無線信号であってもよい。またHEMSネットワーク5は、ECHONET Lite(登録商標)規格以外の規格に準拠するものであってもよい。
また以上に説明した機器制御システム1における各種機能部の配置形態は一例に過ぎない。各種機能部の配置形態は、機器制御システム1が備えるハードウェアやソフトウェアの性能、処理効率、通信効率等の観点から最適な配置形態に変更し得る。
例えば、HEMSサーバ6の機能の一部又は全部をサーバ装置8に設けてもよい。またサーバ装置8の機能の一部又は全部をHEMSサーバ6に設けてもよい。
またHEMSサーバ6、HEMS端末7、及びアダプタ10は、必ずしも独立したハードウェアでなくてもよい。例えば、HEMS端末7やアダプタ10の機能の一部又は全部をHEMSサーバ6に設けてもよい。また例えば、HEMS端末7が備える機能の一部又は全部をアダプタ10に設けてもよい。
またプロパティ情報は、必ずしもHEMSサーバ6から提供される構成でなくてもよく、例えば、HEMS端末7やアダプタ10に予め記憶しておくようにしてもよい。
また変換情報50はアダプタ10からアクセスできる状態になっていればよく、変換情報50はアダプタ10以外の場所に存在していてもよい。
1 機器制御システム、2 非対応電気機器、3 リモコン装置、4 対応電気機器、5 HEMSネットワーク、55 通信ネットワーク、6 HEMSサーバ、65 HEMS通信装置、66 クラウド通信装置、67 消費電力計測装置、68 計時装置、621 削減目標電力受信部、622 削減目標電力記憶部、623 現在消費電力取得部、624 稼働優先順位記憶部、625 リモコン信号送信履歴受信部、626 稼働中非対応電気機器特定部、627 消費電力制御電文送信部、628 消費電力情報管理出力部、661 削減目標電力、662 現在消費電力、663 稼働優先順位、664 リモコン信号送信履歴、8 サーバ装置、7 HEMS端末、10 アダプタ、12 HEMS通信装置、13 リモコン通信装置、111 変換情報設定部、112 リモコン信号送信部、113 通知処理部、121 リモコン信号送信履歴取得部、151 リモコン信号送信履歴、50 変換情報、S1400 変換情報設定処理、S1600 機器制御処理、S1700 情報通知処理、S1800 節電制御処理、S2200 削減量調整処理

Claims (14)

  1. 所定の通信規格に準拠した通信ネットワークに接続し、前記通信ネットワークを介して送られてくる電文を受信し、前記電文の内容に応じて、前記通信規格に非対応の電気機器である非対応電気機器を制御する複数のアダプタと、
    前記複数のアダプタの夫々と通信可能に接続する情報処理装置と、
    を含む機器制御システムの制御方法であって、
    前記アダプタが、
    前記通信規格における前記非対応電気機器に対応する制御コードと前記非対応電気機器のリモコンコードとの対応を示す情報である変換情報を記憶するステップ、
    前記通信ネットワークを介して前記非対応電気機器を対象とした前記電文を受信した場合に、前記変換情報に基づき、前記電文に含まれている前記制御コードに対応する前記リモコンコードを取得し、取得した前記リモコンコードを含むリモコン信号を送信するステップ、
    を実行し、
    前記情報処理装置が、
    前記複数のアダプタの夫々が制御する複数の非対応電気機器の全体について設定された削減目標電力を記憶する第1ステップ、
    前記複数の非対応電気機器の夫々の現在の消費電力を取得して記憶する第2ステップ、
    前記複数の非対応電気機器のうちの少なくともいずれかについて消費電力を低下させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を前記制御指示の対象となる前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する処理を、前記複数の非対応電気機器の全体の前記消費電力の総和の推移から求まる、前記複数の非対応電気機器の全体の消費電力の削減量が前記削減目標電力以上になるまで繰り返す第3ステップ、
    前記削減量が予め設定された所定値(>前記削減目標電力)以上となった場合に、前記非対応電気機器の少なくともいずれかについて消費電力を上昇させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を、前記指示の対象となる前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する第4ステップ
    を実行する、
    機器制御システムの制御方法。
  2. 請求項1に記載の機器制御システムの制御方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記非対応電気機器の夫々について設定された稼働優先順位を記憶するステップを実行し、
    前記第3ステップにおいて、前記稼働優先順位の低い前記非対応電気機器を優先的に選択し、選択した前記非対応電気機器について消費電力を低下させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を、前記制御指示の対象となる前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する、
    機器制御システムの制御方法。
  3. 請求項1又は2に記載の機器制御システムの制御方法であって、
    前記情報処理装置が、
    前記非対応電気機器の夫々について設定された稼働優先順位を記憶するステップを実行し、
    前記第4ステップにおいて、前記稼働優先順位の高い前記非対応電気機器を優先的に選択し、選択した前記非対応電気機器について消費電力を上昇させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を、前記制御指示の対象となる前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する、
    機器制御システムの制御方法。
  4. 請求項1又は2に記載の機器制御システムの制御方法であって、
    前記アダプタが、前記非対応電気機器に対する前記リモコン信号の時系列的な送信履歴であるリモコン信号送信履歴を前記情報処理装置に送信するステップを実行し、
    前記情報処理装置が、
    前記複数のアダプタの夫々から前記非対応電気機器に対する前記リモコン信号送信履歴を受信するステップ、
    前記リモコン信号送信履歴に基づき現在稼働中の前記非対応電気機器を特定するステップ、
    を実行し、
    前記第3ステップにおいて、前記特定した前記非対応電気機器について消費電力を低下させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を、前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する、
    機器制御システムの制御方法。
  5. 請求項1又は2に記載の機器制御システムの制御方法であって、
    前記機器制御システムは、前記非対応電気機器の夫々の現在の消費電力を取得する消費電力計測装置を含み、
    前記情報処理装置は、前記消費電力計測装置と通信可能に接続し、
    前記情報処理装置は、前記非対応電気機器の夫々の現在の消費電力を前記消費電力計測装置から取得する、
    機器制御システムの制御方法。
  6. 請求項1又は2に記載の機器制御システムの制御方法であって、
    前記通信規格は、ECHONET Lite(登録商標)規格であり、前記制御コードは、ECHONET Lite(登録商標)規格におけるプロパティコードである、
    機器制御システムの制御方法。
  7. 請求項1又は2に記載の機器制御システムの制御方法であって、
    前記情報処理装置は、インターネットを介してクラウドサーバと通信する装置であるクラウド通信装置を備え、
    前記情報処理装置は、前記クラウドサーバから前記削減目標電力を受信して記憶するステップを実行する、
    機器制御システムの制御方法。
  8. 所定の通信規格に準拠した通信ネットワークに接続し、前記通信ネットワークを介して送られてくる電文を受信し、前記電文の内容に応じて、前記通信規格に非対応の電気機器である非対応電気機器を制御する複数のアダプタと、
    前記複数のアダプタの夫々と通信する情報処理装置と、
    を含んで構成される、機器制御システムであって、
    前記アダプタは、
    前記通信規格における前記非対応電気機器に対応する制御コードと前記非対応電気機器のリモコンコードとの対応を示す情報である変換情報を記憶する変換情報記憶部と、
    前記通信ネットワークを介して前記非対応電気機器を対象とした前記電文を受信した場合に、前記変換情報に基づき、前記電文に含まれている前記制御コードに対応する前記リモコンコードを取得し、取得した前記リモコンコードを含むリモコン信号を送信する、リモコン信号送信部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記複数のアダプタの夫々が制御する複数の非対応電気機器の全体について設定された削減目標電力を記憶する削減目標電力記憶部と、
    前記複数の非対応電気機器の夫々の現在の消費電力を取得して記憶する現在消費電力取得部と、
    前記複数の非対応電気機器のうちの少なくともいずれかについて消費電力を低下させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を前記制御指示の対象となる前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する処理を、前記複数の非対応電気機器の全体の前記消費電力の総和の推移から求まる、前記複数の非対応電気機器の全体の消費電力の削減量が前記削減目標電力以上になるまで繰り返し、前記消費電力制御電文送信部は、前記削減量が予め設定された所定値(>前記削減目標電力)以上となった場合に、前記非対応電気機器の少なくともいずれかについて消費電力を上昇させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を、前記指示の対象となる前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する消費電力制御電文送信部と、
    を備える、機器制御システム。
  9. 請求項に記載の機器制御システムであって、
    前記情報処理装置は、前記非対応電気機器の夫々について設定された稼働優先順位を記憶する稼働優先順位記憶部を備え、
    前記消費電力制御電文送信部は、前記稼働優先順位の低い前記非対応電気機器を優先的に選択し、選択した前記非対応電気機器について消費電力を低下させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を、前記制御指示の対象となる前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する、
    機器制御システム。
  10. 請求項8又は9に記載の機器制御システムであって、
    前記情報処理装置は、前記非対応電気機器の夫々について設定された稼働優先順位を記憶する稼働優先順位記憶部を備え、
    前記消費電力制御電文送信部は、前記稼働優先順位の高い前記非対応電気機器を優先的に選択し、選択した前記非対応電気機器について消費電力を上昇させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を、前記制御指示の対象となる前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する、
    機器制御システムの制御方法。
  11. 請求項8又は9に記載の機器制御システムであって、
    前記アダプタは、前記非対応電気機器に対する前記リモコン信号の時系列的な送信履歴であるリモコン信号送信履歴を前記情報処理装置に送信するリモコン信号送信履歴送信部を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記複数のアダプタの夫々から前記非対応電気機器に対する前記リモコン信号送信履歴を受信するリモコン信号送信履歴受信部と、
    前記リモコン信号送信履歴に基づき現在稼働中の前記非対応電気機器を特定する稼働中非対応電気機器特定部と、
    を備え、
    前記消費電力制御電文送信部は、前記特定した前記非対応電気機器について消費電力を低下させる制御指示を含む前記電文を生成し、生成した前記電文を、前記非対応電気機器を制御する前記アダプタに送信する、
    機器制御システム。
  12. 請求項8又は9に記載の機器制御システムであって、
    前記非対応電気機器の夫々の現在の消費電力を取得する消費電力計測装置を含み、
    前記情報処理装置は、前記消費電力計測装置と通信可能に接続し、
    前記現在消費電力取得部は、前記非対応電気機器の夫々の現在の消費電力を前記消費電力計測装置から取得する、
    機器制御システム。
  13. 請求項8又は9に記載の機器制御システムであって、
    前記通信規格は、ECHONET Lite(登録商標)規格であり、前記制御コードは、ECHONET Lite(登録商標)規格におけるプロパティコードである、
    機器制御システム。
  14. 請求項8又は9に記載の機器制御システムであって、
    前記情報処理装置は、
    インターネットを介してクラウドサーバと通信する装置であるクラウド通信装置と、
    前記クラウドサーバから前記削減目標電力を受信して記憶する削減目標電力受信部と、
    を備える、機器制御システム。
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