JP2014231806A - プランジャポンプおよびそれを用いたポンプ装置 - Google Patents

プランジャポンプおよびそれを用いたポンプ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 信頼性を向上させる要求に応えるプランジャポンプおよびそれを用いたポンプ装置を提供する。【解決手段】 本発明の一形態におけるプランジャポンプ1は、シリンダ2と、シリンダ2内に往復運動可能に配されたプランジャ3とを備え、シリンダ2は、プランジャ3が挿入された第1貫通孔4を有する、筒状のセラミックスまたは金属からなる第1部材5と、第1貫通孔4につながっているとともに流体が出入りする第2貫通孔2を有する、第1部材5に接続した、セラミックスまたは金属からなる第2部材7と、第1部材5および第2部材7の間に介在した樹脂部材8とを具備する。その結果、信頼性に優れたプランジャポンプ1を得ることができる。【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば薬品などの流体を搬送するためのプランジャポンプおよびこれを用いたポンプ装置に関する。
従来、例えば薬品などの流体を搬送するプランジャポンプが用いられている。
特許文献1には、シリンダ(容器2)と、シリンダ内に往復運動可能に配されたプランジャ(プランジャ8)とを備えたプランジャポンプ(定量吐出器1)が記載されている。このシリンダは、プランジャが挿入された第1貫通孔と、第1貫通孔につながった、流体が出入りする第2貫通孔(吐出口3)を有している。
このプランジャポンプは、第2貫通孔から離れる方向にプランジャを移動させることによって、外部から第2貫通孔を介して第1貫通孔へ流体を吸い込み、第2貫通孔に向かう方向にプランジャを移動させることによって、第1貫通孔から第2貫通孔を介して外部へ流体を吐き出す。このようにして、プランジャポンプを用いて流体を搬送することができる。
このプランジャポンプを使用する際にプランジャをシリンダ内で往復運動させると、シリンダの第2貫通孔側の端部に応力が加わりやすい。この応力に起因してシリンダに破損が生じると、プランジャポンプによって搬送される流体の量が不均一となり、プランジャポンプの信頼性が低下しやすい。
特開平9−159505号公報
本発明は、信頼性を向上させる要求に応えるプランジャポンプおよびそれを用いたポンプ装置を提供するものである。
本発明の一形態におけるプランジャポンプは、シリンダと、該シリンダ内に往復運動可能に配されたプランジャとを備え、前記シリンダは、該プランジャが挿入された第1貫通孔を有する、筒状のセラミックスまたは金属からなる第1部材と、前記第1貫通孔につながっているとともに流体が出入りする第2貫通孔を有する、前記第1部材に接続した、セラミックスまたは金属からなる第2部材と、前記第1部材および前記第2部材の間に介在した樹脂部材とを具備する。
本発明の一形態におけるポンプ装置は、前述したプランジャポンプと、該プランジャポンプの前記プランジャを往復運動させる駆動部とを備える。
本発明の一形態におけるプランジャポンプによれば、第1部材および第2部材を接続することによってシリンダを構成するとともに、第1部材および第2部材の間に樹脂部材8を介在させたため、樹脂部材によって、シリンダの第2貫通孔側の端部に位置する第2部
材に加わった応力を緩和することができる。したがって、シリンダの破損を抑制することができるため、プランジャポンプによって搬送される流体の量をより均一とし、ひいては信頼性に優れたプランジャポンプを得ることができる。
本発明の一形態におけるポンプ装置によれば、前述したプランジャポンプを備えるため、信頼性に優れたポンプ装置を得ることができる。
(a)は、本発明の第1実施形態におけるプランジャポンプの長手方向に沿った断面図であり、(b)は、図1(a)に示したプランジャポンプに用いられるシリンダの長手方向に沿った断面図である。 図1(b)に示したシリンダの第1部材および第2部材の接続箇所の拡大図である。 (a)は、本発明の第2実施形態におけるプランジャポンプの長手方向に沿った断面図であり、(b)は、図3(a)に示したプランジャポンプに用いられるシリンダの長手方向に沿った断面図である。 図3(b)に示したシリンダの第1部材および第2部材の接続箇所の拡大図である。
<第1実施形態>
以下に、本発明の第1実施形態におけるプランジャポンプについて、図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)に示したプランジャポンプ1は、薬品などの流体を搬送するため、特に薬品を対象物に送液するためのポンプ装置に用いられるものである。ポンプ装置は、プランジャポンプ1と、プランジャポンプ1の後述するプランジャ3を往復運動(往復方向D)させる駆動部(図示しない)とを有している。
プランジャポンプ1は、流体を吸い込み、また、吸い込んだ流体を吐き出すことによって、流体を搬送するものである。このプランジャポンプ1は、シリンダ2と、シリンダ2内に往復運動可能に配されたプランジャ3とを含んでいる。
シリンダ2は、図1(b)および図2に示すように、プランジャ3が挿入された第1貫通孔4を有する筒状の第1部材5と、第1貫通孔4につながっているとともに流体が出入りする第2貫通孔6を有する、第1部材5に接続した第2部材7と、第1部材5および第2部材7の間に介在した樹脂部材8とを含んでいる。
第1部材5は、外部から吸い込まれる流体が溜まる第1貫通孔4を有するものである。この第1部材5は、アルミナなどのセラミックスまたはステンレスなどの金属からなり、中でもセラミックスを用いることが望ましい。その結果、第1部材5の耐摩耗性を向上させることによって、プランジャ3との摺動による第1部材5の摩耗に起因した流体の汚染を抑制できる。第1部材5は例えば円筒状であり、第1貫通孔4は例えば円柱状である。
第2部材7は、外部と第1貫通孔4との間で流体が出入りする第2貫通孔6を有するものである。この第2部材7は、アルミナなどのセラミックスまたはステンレスなどの金属からなり、中でもセラミックスを用いることが望ましい。その結果、第1部材5の耐摩耗性を向上させることによって、プランジャ3との衝突による第2部材7の摩耗に起因した流体の汚染を抑制できる。また、第2部材7は、第1部材5と同じ材質のものを用いることが望ましい。その結果、第1部材5と同様に第2部材7の耐摩耗性を向上させることが
できる。また、第1部材5と第2部材7との接続強度を高めることができる。
第2部材7は、例えば漏斗状である。この場合に、第2貫通孔6は、第1貫通孔4よりも径が小さい円柱状である第1部分9と、第1貫通孔4および第2貫通孔6の間に介在しているとともに第1貫通孔4から第2貫通孔6に向かって幅が小さくなるテーパー状の第2部分10とを有する。
樹脂部材8は、第1部材5および第2部材7の間に介在するものであり、本実施形態においては第1部材5および第2部材7を接着している。この樹脂部材8は、例えばエポキシ樹脂などの樹脂からなる。樹脂部材8の厚みは、例えば20μm以上100μm以下である。
プランジャ3は、シリンダ2の内周面と摺動しつつ第1貫通孔4内を往復運動することによって、第1貫通孔4内の圧力を調節するものである。このプランジャ3は、例えばジルコニアなどのセラミックスまたはステンレスなどの金属からなり、中でもセラミックスを用いることが望ましい。その結果、シリンダ2とプランジャ3とを滑りやすくし、流体の搬送の効率を高めることができる。また、プランジャ3の耐摩耗性を向上させることによって、プランジャ3の摩耗に起因した流体の汚染を抑制できる。プランジャ3は、シリンダ2の内部の形状に対応した形状、すなわち第1貫通孔4および第2貫通孔6に対応した形状となっている。その結果、プランジャ3の外周面は、シリンダ2内を往復運動する際にシリンダ2の内周面と摺動するため、第1貫通孔4内の圧力を調節することができる。
このプランジャポンプ1は、例えば以下のようにして動作する。
まず、外部の流体と第2貫通孔6とを接続させる。この際に第2貫通孔6を外部の流体に直接接続しても構わないし、他の部材を介して第2貫通孔6を外部の流体に接続しても構わない。次に、第1貫通孔4内に挿入されたプランジャ3を第2貫通孔6から離れる方向に移動させることによって、第1貫通孔4内の圧力を低下させて、外部から第2貫通孔6を介して第1貫通孔4に流体を吸い込ませる。次に、このプランジャポンプ1を所望の場所に移動させた後、プランジャ3を第2貫通孔6に向かう方向に移動させることによって、第1貫通孔4内の圧力を増加させて、第1貫通孔4から第2貫通孔6を介して外部に流体を吐き出させる。
以上のようにして、プランジャポンプ1は、流体を所望の場所に搬送することができる。
ところで、プランジャポンプ1を使用する際にプランジャ3をシリンダ2内で往復運動させると、シリンダ2の第2貫通孔6側の端部に応力が加わりやすい。
一方、本実施形態においては、図1および図2に示すように、シリンダ2が、プランジャ3が挿入された第1貫通孔4を有する、筒状のセラミックスまたは金属からなる第1部材5と、第1貫通孔4につながっているとともに流体が出入りする第2貫通孔6を有する、第1部材5に接続した、セラミックスまたは金属からなる第2部材7と、第1部材5および第2部材7の間に介在した樹脂部材8とを具備する。
その結果、第1部材5および第2部材7を接続することによってシリンダ2を構成するとともに、第1部材5および第2部材7の間に樹脂部材8を介在させたため、セラミックスまたは金属と比較して弾性変形しやすい樹脂部材8によって、シリンダ2の第2貫通孔6側の端部に位置する第2部材7に加わった応力を緩和することができる。したがって、
シリンダ2の破損を抑制することができるため、プランジャポンプ1によって搬送される流体の量をより均一とし、ひいては信頼性に優れたプランジャポンプ1を得ることができる。
本実施形態において、樹脂部材8は、第1部材5の端面および第2部材7の端面の間に介在している。すなわち、樹脂部材8は、第1部材5の第2部材7側の端部に位置する端面および第2部材7の第1部材5側の端部に位置する端面の間に介在している。この場合に、第2部材7に加わった応力は、引っ張り応力として樹脂部材8に伝わる。この樹脂部材8は、せん断応力よりも引っ張り応力に対して強度が高いため、樹脂部材8の破壊を抑制することができる。したがって、樹脂部材8による第2部材7に加わった応力の緩和を維持することができる。なお、本実施形態において、第1部材5の端面および第2部材7の端面は、シリンダ2の長手方向(X方向)に直交している。
さらに、樹脂部材8は、第1部材5の端面および第2部材7の端面を接着している。その結果、前述したように樹脂部材8の破壊を抑制することによって、第1部材5および第2部材7の接着を維持することができる。
本実施形態において、第1部材5は、第2部材7に向かって突出した筒状の第1凸部11を有し、第2部材7は、第1部材5に向かって突出した筒状の第2凸部12を有し、第1凸部11は、第2凸部12の内側にて第2凸部12と嵌め合わされている。その結果、第1凸部11および第2凸部12によって第1部材5および第2部材7の位置決め精度を高め、特に第2貫通孔6の位置決め精度を高めることができる。なお、第1部材5において、第1凸部11が接続した、第1部材5の主要部をなす部分を第1本体13とする。また、第2部材7において、第2凸部12が接続した、第2部材7の主要部をなす部分を第2本体14とする。
また、樹脂部材8は、第1凸部11の外周面および第2凸部12の内周面の間に介在している。その結果、第1凸部11の外周面および第2凸部12の内周面の間に介在した樹脂部材8によって、第2部材7に加わった応力をより緩和することができる。また、シリンダ2の長手方向に沿った第1凸部11および第2凸部12の長さを適宜調節することによって、樹脂部材8による応力緩和機能を適宜調節することができる。なお、第1凸部11の外周面は、第1本体13の外周面とともに第1部材5の外周面の一部をなしており、第2凸部12の内周面は、第2本体14の内周面とともに第2部材7の内周面の一部をなしている。また、本実施形態において、第1凸部11の外周面および第2凸部12の内周面は、シリンダ2の長手方向に沿っている。
さらに、第1凸部11の外周面におけるシリンダ2の長手方向に沿った長さは、第1部材5の端面の幅(YZ平面方向)よりも大きい。その結果、第1部材5および第2部材7の間で樹脂部材8が介在した領域を増やすことができるため、第2部材7に加わった応力をより緩和することができる。
また、樹脂部材8は、第1部材5の端面および第2部材7の端面の間と、第1凸部11の外周面および第2凸部12の内周面の間との双方に介在している。その結果、第1部材5および第2部材7の間で樹脂部材8が介在した領域を増やすことができるため、第2部材7に加わった応力をより緩和することができる。
本実施形態において、第1部材5の端面は、第1凸部11の頂面からなる内側端面と、第1凸部11よりも外側に位置する外側端面とを有する。さらに、第2部材7の端面は、第2凸部12の頂面からなる外側端面と、第2凸部12よりも内側に位置する内側端面とを有する。その上、樹脂部材8は、第1凸部11の外側端面および第2凸部12の外側端
面の間に介在している。その結果、第1凸部11の外側端面および第2凸部12の外側端面の間に介在した樹脂部材8によって、第2部材7に加わった応力を緩和することができる。また、第1凸部11の外側端面は、第1凸部11の外周面および第1凸部11の内側端面を挟んで第1貫通孔4から離れているため、樹脂部材8が第1凸部11の外側端面および第2凸部12の外側端面の間に介在していることによって、樹脂部材8の第1貫通孔4内への突出を抑制できる。したがって、この突出に起因したプランジャ3の往復運動の阻害を抑制できる。
さらに、樹脂部材8は、第1凸部11の外側端面および第2凸部12の外側端面の間において、第1凸部11の外周面から第1本体13の外周面5に渡って介在している。その結果、第1部材5および第2部材7の間で樹脂部材8が介在した領域を増やすことができるため、第2部材7に加わった応力をより緩和することができる。
また、樹脂部材8は、第1貫通孔4から離れつつ第1凸部11の内側端面および第2凸部12の内側端面の間に介在している。その結果、第1凸部11の内側端面および第2凸部12の内側端面の間に介在した樹脂部材8によって、第2部材7に加わった応力を緩和することができる。さらに、樹脂部材8が第1貫通孔4から離れているため、樹脂部材8の第1貫通孔4内への突出を抑制できる。したがって、この突出に起因したプランジャ3の往復運動の阻害を抑制できる。なお、第1凸部11の内側端面および第2凸部12の内側端面の間において、第1貫通孔4から離れた樹脂部材8と第1貫通孔4との間には空間15が形成されている。
次に、前述した本実施形態のプランジャポンプ1の製造方法を説明する。
(1)第1部材5、第2部材7およびプランジャ3を作製する。
セラミックスからなる第1部材5、第2部材7およびプランジャ3を用いる場合には、セラミック粉末を種々の成形方法を用いて成形し、切削加工した後に焼成して研削加工を行なうことによって、所望の形状の第1部材5、第2部材7およびプランジャ3を作製することができる。
金属からなる第1部材5、第2部材7およびプランジャ3を用いる場合には、金属に旋盤加工などを行なうことによって、所望の形状の第1部材5、第2部材7およびプランジャ3を作製することができる。
(2)樹脂部材8を介して第1部材5および第2部材7を接続し、シリンダ2を作製する。
まず、第1部材5の端部および第2部材7の端部の所望の領域に未硬化の樹脂部材8を塗布する。次に、第1部材5の端部および第2部材7の端部を接続させた後、樹脂部材8を硬化させることによって、樹脂部材8で第1部材5および第2部材7を接着しつつ、第1部材5および第2部材7の間に樹脂部材8を介在させる。その結果、シリンダ2を作製することができる。
以上のようにして、図1(a)に示した、本実施形態のプランジャポンプ1を作製することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態におけるプランジャポンプを、図面を参照しつつ詳細に説明する。前述した第1実施形態と同様の構成に関しては、記載を省略する。
本実施形態のプランジャポンプ1は、第1実施形態のプランジャポンプ1とは、第1部材5および第2部材7の構成が異なる。本実施形態のプランジャポンプ1においては、図3および図4に示すように、第1部材5は第1凸部11を有していないが、第2部材7は第1部材5に向かって突出した筒状の第2凸部12を有している。そして、樹脂部材8は、第1部材5の外周面および第2凸部12の内周面の間に介在している。
その結果、第1部材5の外周面および第2凸部12の内周面の間に介在した樹脂部材8によって、第2部材7に加わった応力をより緩和することができる。また、シリンダ2の長手方向に沿った第2凸部12の長さを適宜調節することによって、樹脂部材8による応力緩和機能を適宜調節することができる。
さらに、第2凸部12の内周面におけるシリンダ2の長手方向に沿った長さは、第1部材5の端面の幅よりも大きい。その結果、第1部材5および第2部材7の間で樹脂部材8が介在した領域を増やすことができるため、第2部材7に加わった応力をより緩和することができる。
また、樹脂部材8は、第1部材5の端面および第2部材7の端面の間と、第1凸部11の外周面および第2凸部12の内周面の間との双方に介在している。その結果、第1部材5および第2部材7の間で樹脂部材8が介在した領域を増やすことができるため、第2部材7に加わった応力をより緩和することができる。
また、第1部材5の外周面および第2凸部12の内周面には、ねじが形成されており、第1部材5および第2部材7が締結されている。その結果、樹脂部材8による接着に加えて、締結によって第1部材5および第2部材7を接続することができるため、第1部材5および第2部材7の接続強度を高め、シリンダ2の破損を抑制することができる。なお、第1部材5の外周面はおねじを構成しており、第2凸部12の内周面はめねじを構成している。
本実施形態のプランジャポンプ1は、第1実施形態のプランジャポンプ1とは、樹脂部材8の構成が異なる。本実施形態のプランジャポンプ1においては、図3および図4に示すように、第1部材5の外周面および第2凸部12の内周面の間に介在した第1樹脂部材16と、第1部材5の端面および第2部材7の第2凸部12よりも内側に位置する内側端面の間に配されているとともに一部が第1貫通孔4内に配された第2樹脂部材17とを有する。
その結果、前述した如く、第1樹脂部材16によって、第2部材7に加わった応力を緩和することができる。さらに、第2樹脂部材17が、第1部材5の端面および第2部材7の内側端面の間に配されているため、第2部材7に加わった応力をより緩和することができる。その上、第2樹脂部材17が第2部材7とプランジャ3との間に介在するため、プランジャ3から第2部材7に加わる応力を緩和することができる。なお、第1貫通孔4内に配された第2樹脂部材17の一部は、プランジャ3の端部に対応した形状を有する。
また、第1樹脂部材16は、第2樹脂部材17の第1部材5側の端面と第1部材5の端面との間に介在している。その結果、第1樹脂部材16が第2部材7に加わった応力をより緩和することができる。さらに、第1樹脂部材16が第2樹脂部材17および第1部材5を接着するため、第2樹脂部材17および第1部材5の接着強度を高め、シリンダ2の破損を抑制することができる。
第1樹脂部材16は、前述した第1実施形態の樹脂部材8と同様の構成を有する。
第2樹脂部材17は、例えばフッ素樹脂などの樹脂からなり、中でもフッ素樹脂を用いることが望ましい。その結果、プランジャ3との衝突による第2樹脂部材17の摩耗や破損を抑制し、流体の汚染を抑制することができる。なお、本実施形態においては、第2樹脂部材17の一部は、第2貫通孔6に入り込んでおり、第2樹脂部材17は、シリンダ2の長手方向に沿って貫通しているとともに第1貫通孔4につながった第3貫通孔18を有する。
次に、前述した本実施形態のプランジャポンプ1の製造方法を説明する。
(1)第1部材5、第2部材7、プランジャ3および第2樹脂部材17を作製する。
第1実施形態と同様の方法で、所望の形状の第1部材5、第2部材7およびプランジャ3を作製する。また、樹脂を種々の成形方法を用いて成形することによって、所望の形状の第2樹脂部材17を作製する。
(2)第1樹脂部材16および第2樹脂部材17を介して第1部材5および第2部材7を接続し、シリンダ2を作製する。
まず、第2部材7に第2樹脂部材17を嵌め合せる。次に、第1部材5の端部および第2部材の端部の所望の領域に未硬化の第1樹脂部材16を塗布する。次に、第1部材5の外周面に形成されたおねじと第2凸部12の内周面に形成されためねじと締め付ける。次に、第1樹脂部材16を硬化させることによって、第1樹脂部材16で第1部材5および第2部材7を接着しつつ、第1部材5および第2部材7の間に第1樹脂部材16および第2樹脂部材17を介在させる。その結果、シリンダ2を作製することができる。
以上のようにして、図3(a)に示した、本実施形態のプランジャポンプ1を作製することができる。
本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良、組合せなどが可能である。
例えば、前述した実施形態においては、第2部材7が第2凸部12を有する構成を例に説明したが、第2部材7は、第2凸部12を有していなくても構わない。
また、前述した実施形態においては、樹脂部材8が第1部材5の外周面、および第2部材7の内周面の間に介在した構成を例に説明したが、樹脂部材8は、第1部材5および第2部材7の間の少なくとも一部に介在していればよく、第1部材5の外周面、および第2部材7の内周面の間に介在していなくても構わない。
また、前述した実施形態においては、第1部材5の外周面、および第2部材7の内周面が接続した構成を例に説明したが、第1部材5の内周面および第2部材7の外周面が接続していても構わない。
1 プランジャポンプ
2 シリンダ
3 プランジャ
4 第1貫通孔
5 第1部材
6 第2貫通孔
7 第2部材
8 樹脂部材
9 第1部分
10 第2部分
11 第1凸部
12 第2凸部
13 第1本体
14 第2本体
15 樹脂部材8と第1貫通孔4との間の空間
16 第1樹脂部材
17 第2樹脂部材
18 第3貫通孔

Claims (9)

  1. シリンダと、該シリンダ内に往復運動可能に配されたプランジャとを備え、
    前記シリンダは、
    該プランジャが挿入された第1貫通孔を有する、筒状のセラミックスまたは金属からなる第1部材と、
    前記第1貫通孔につながっているとともに流体が出入りする第2貫通孔を有する、前記第1部材に接続した、セラミックスまたは金属からなる第2部材と、
    前記第1部材および前記第2部材の間に介在した樹脂部材とを具備することを特徴とするプランジャポンプ。
  2. 請求項1に記載のプランジャポンプにおいて、
    前記樹脂部材は、前記第1部材の端面および前記第2部材の端面の間に介在していることを特徴とするプランジャポンプ。
  3. 請求項1に記載のプランジャポンプにおいて、
    前記第2部材は、前記第1部材に向かって突出した筒状の凸部を有し、
    前記樹脂部材は、前記第1部材の外周面および前記凸部の内周面の間に介在していることを特徴とするプランジャポンプ。
  4. 請求項3に記載のプランジャポンプにおいて、
    前記第2部材の前記凸部は、第2凸部であり、
    前記第1部材は、前記第2部材に向かって突出しているとともに前記第2凸部の内側にて前記第2凸部と嵌め合わされた筒状の第1凸部を有し、
    前記樹脂部材は、前記第1凸部の外周面および前記第2凸部の内周面の間に介在していることを特徴とするプランジャポンプ。
  5. 請求項4に記載のプランジャポンプにおいて、
    前記第1部材の端面は、前記第1凸部の頂面からなる内側端面と、前記第1凸部よりも外側に位置する外側端面とを有し、
    前記第2部材の端面は、前記第2凸部の頂面からなる外側端面と、前記第2凸部よりも内側に位置する内側端面とを有し、
    前記樹脂部材は、前記第1凸部の外側端面および前記第2凸部の外側端面の間に介在していることを特徴とするプランジャポンプ。
  6. 請求項4に記載のプランジャポンプにおいて、
    前記第1部材の端面は、前記第1凸部の頂面からなる内側端面と、前記第1凸部よりも外側に位置する外側端面とを有し、
    前記第2部材の端面は、前記第2凸部の頂面からなる外側端面と、前記第2凸部よりも内側に位置する内側端面とを有し、
    前記樹脂部材は、前記第1貫通孔から離れつつ前記第1凸部の内側端面および前記第2凸部の内側端面の間に介在していることを特徴とするプランジャポンプ。
  7. 請求項3に記載のプランジャポンプにおいて、
    前記第1部材の外周面および前記凸部の内周面には、ねじが形成されていることを特徴とするプランジャポンプ。
  8. 請求項3に記載のプランジャポンプにおいて、
    前記樹脂部材は、前記第1部材の外周面および前記凸部の内周面の間に介在した第1樹脂部材と、前記第1部材の端面および前記第2部材の前記凸部よりも内側に位置する端面の
    間に配されているとともに一部が第1貫通孔内に配された第2樹脂部材とを有することを特徴とするプランジャポンプ。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のプランジャポンプと、該プランジャポンプの前記プランジャを往復運動させる駆動部とを備えたことを特徴とするポンプ装置。
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