JP2014231778A - ブローバイガス環流装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低温環境下においてブローバイガス中の水分の凍結により発生する氷結塊の吸気系への侵入を防止するブローバイガス環流装置を提供する。
【解決手段】
内燃機関Eのブローバイガスを吸気通路4に環流するブローバイガス環流装置17において、ブローバイガスを吸気通路側に導くブローバイガス通路15と、ブローバイガス通路および吸気通路の間に配置されたチャンバを形成するチャンバ形成部材16とを備え、チャンバ形成部材には、相互に連通する第1空間V1および第2空間V2にチャンバを仕切る隔壁65が設けられ、ブローバイガス通路は、チャンバ形成部材の第1空間側に接続し、吸気通路は、チャンバ形成部材の第2空間側に接続する構成とした。
【選択図】図3
【解決手段】
内燃機関Eのブローバイガスを吸気通路4に環流するブローバイガス環流装置17において、ブローバイガスを吸気通路側に導くブローバイガス通路15と、ブローバイガス通路および吸気通路の間に配置されたチャンバを形成するチャンバ形成部材16とを備え、チャンバ形成部材には、相互に連通する第1空間V1および第2空間V2にチャンバを仕切る隔壁65が設けられ、ブローバイガス通路は、チャンバ形成部材の第1空間側に接続し、吸気通路は、チャンバ形成部材の第2空間側に接続する構成とした。
【選択図】図3
Description
本発明は、内燃機関のブローバイガスを吸気通路に環流するブローバイガス環流装置に係り、より詳細にはブローバイガス中の水分の凍結によるトラブルを防止するための構造を備えたブローバイガス環流装置に関する。
従来、自動車等のエンジンにおいてクランク室に漏出するブローバイガスを吸気系に還流させるためのブローバイガス還流装置が普及している。ブローバイガスは、エンジンの本体部(シリンダブロック、シリンダヘッドまたはシリンダヘッドカバー等)から吸気通路に至るブローバイガス通路を介して環流されるが、未燃焼混合気等に加えて多量の水分を含んでいるため、低温環境下(寒冷地など)ではその水分の凍結により通路の閉塞等のトラブルを招くことがある。
そこで、例えば、この種のブローバイガス環流装置において、ブローバイガス通路を形成するPCVホースを吸気通路に接続するためのユニオンの構造を、内筒および外筒からなる二重管構造とし、それら内筒と外筒との間の空気層を断熱層として機能させることにより、エンジンが極低温下で運転された場合でもユニオンの閉塞を防止するものが知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来技術では、ユニオンの断熱性は高まるものの、外気温度や吸気温度の低い状態が継続すると、ユニオンやその周辺においてブローバイガス中の水分の凍結を防止することが難しくなるという問題があった。
そのような水分の凍結が発生した場合、ユニオン等の閉塞までは至らないとしても、氷結塊(凍結した水分の塊)がブローバイガスと共に吸気系に導入されると、吸気系の装置の破損や故障の原因となり得る。特に、ターボチャージャーを備えたエンジンでは、コンプレッサーブレード等に氷結塊が衝突することによりその破損を招くおそれがある。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、低温環境下においてブローバイガス中の水分の凍結により発生する氷結塊の吸気系への侵入を防止するブローバイガス環流装置を提供することを主目的とする。
本発明の第1の側面では、内燃機関(E)のブローバイガスを吸気通路(4)に環流するブローバイガス環流装置(17)であって、前記ブローバイガスを前記吸気通路側に導くブローバイガス通路(15)と、前記ブローバイガス通路および前記吸気通路の間に配置されたチャンバを形成するチャンバ形成部材(16)とを備え、前記チャンバ形成部材には、相互に連通する第1空間(V1)および第2空間(V2)に前記チャンバを仕切る隔壁(65)が設けられ、前記ブローバイガス通路は、前記チャンバ形成部材の前記第1空間側に接続し、前記吸気通路は、前記チャンバ形成部材の前記第2空間側に接続することを特徴とする。
この第1の側面によるブローバイガス還元装置では、チャンバ内でのブローバイガスの流速の低下と、隔壁を用いたブローバイガスの流れの変更によるブローバイガスのチャンバ形成部材の内面への衝突または当該内面付近での滞留時間の増大により、ブローバイガス中の水分をチャンバ形成部材内に付着した状態で凍結させ、或いは吸気通路に向かうブローバイガスから凍結した水分を分離することができ、その結果、低温環境下においてブローバイガス中の水分の凍結により発生する氷結塊の吸気系への侵入を防止することが可能となる。
本発明の第2の側面では、上記第1の側面に関し、前記チャンバ形成部材は、前記ブローバイガス通路と連通する入側開口部(48)が形成された第1壁(51)と、当該第1壁に対向して配置された第2壁(52)とを有し、前記隔壁は、前記ブローバイガス通路を前記チャンバ内にて延長した仮想通路(15v)と重ならない位置において、前記第2壁から前記第1壁に向けて突出するように設けられたことを特徴とする。
この第2の側面によるブローバイガス還元装置では、第2壁から突設された隔壁によって第1空間でのブローバイガスの流れにおける渦の発生を促進して、ブローバイガスのチャンバ形成部材の内面付近での滞留時間を増大させることが可能となる。
本発明の第3の側面では、上記第2の側面に関し、前記第2壁は、前記仮想通路と重なる位置またはその重なる位置の近傍において、前記第1壁と相反する側に突出するように形成された段差部(70b)を有することを特徴とする。
この第3の側面によるブローバイガス還元装置では、第2壁に形成された段差部によって第1空間でのブローバイガスの流れにおける渦の発生をより効果的に促進して、ブローバイガスのチャンバ形成部材の内面付近での滞留時間を増大させることが可能となる。
本発明の第4の側面では、上記第2または第3の側面に関し、前記仮想通路の中心軸(C1)は、前記ブローバイガスの前記入側開口部からの吐出流を前記隔壁側と相反する側に向けるように、前記第2壁の内面の法線(C2)方向に対して傾斜していることを特徴とする。
この第4の側面によるブローバイガス還元装置では、入側開口部からの吐出流を隔壁側と相反する側に向けてブローバイガスのチャンバ形成部材の内面付近での滞留時間を効果的に増大させることが可能となる。
本発明の第5の側面では、上記第2から第4の側面のいずれかに関し、前記第2壁には、前記チャンバと前記吸気通路とを連通する出側開口部(49)が形成されたことを特徴とする。
この第5の側面によるブローバイガス還元装置では、チャンバ形成部材において隔壁、入側開口部及び出側開口部を適切に配置することにより、ブローバイガスのチャンバ形成部材の内面付近での滞留時間を効果的に増大させることが可能となる。
このように本発明によれば、ブローバイガス環流装置において、低温環境下でのブローバイガス中の水分の凍結により発生する氷結塊の吸気系への侵入を防止することができるという優れた効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るブローバイガス環流装置を備えたエンジンシステムの要部構成図である。エンジンシステム1は、エンジン(内燃機関)Eを中核として、エアクリーナ3、吸気管(吸気通路)4及び吸気マニホールド(図示せず)等からなる吸気系5と、排気マニホールド(図示せず)及び排気管11等からなる排気系12と、ブリーザー管(ブローバイガス通路)15およびチャンバ形成部材16等からなるブローバイガス環流装置17とを備えている。
エンジンシステム1には、過給機としてターボチャージャー21が搭載されている。ターボチャージャー21は、排気管11に連通するタービンハウジング内に配置された排気タービン22と、吸気管4に連通するコンプレッサハウジング内に配置されたコンプレッサ23とを備えた公知の構成を有している。排気タービン22とコンプレッサ23とは互いに連結されており、排気ガスの運動エネルギによって排気タービン22が回転駆動することで同軸上のコンプレッサ23が回転駆動され、これにより吸気管4における吸入エアが過給される。
なお、ここでは説明を省略するが、エンジンシステム1は、システム内の各装置を電子制御するECU(Engine Control Unit)や、電子制御式燃料噴射装置からなる燃料供給系等の公知の構成を備えている。
吸気系5では、エアクリーナ3からのエアが吸気管4や吸気マニホールド等を介して吸気ポート25に供給される。吸気管4の管路には電子制御式のスロットル弁26が設置され、このスロットル弁26がアクセルペダル(図示せず)の操作量に応じて開閉することによりエンジンEへの吸気量が調整される。また、吸気管4において、エアクリーナ3とターボチャージャー21との間(すなわち、ターボチャージャー21の上流側)には、ブローバイガス環流装置17によるブローバイガスの導入開口部27が形成されている。
排気系12では、排気ポート31からの排気ガスが排気マニホールドを介して排気管11に排出される。排気管11を流れる排ガスは、ターボチャージャー21のタービンハウジングに送り込まれて排気タービン22のブレードを回転させる。
ブローバイガス環流装置17では、ブリーザー管15の上流側端部がシリンダヘッドカバー33に接続される一方、その下流側端部がチャンバ形成部材16に接続されている。このブリーザー管15により、エンジンEのクランクケース等に漏出したブローバイガスがチャンバ形成部材16を介して吸気管4側に導かれる。また、後に詳述するように、ブローバイガス環流装置17において、ブリーザー管15と吸気管4との間に配置されたチャンバ形成部材16は、低温環境下でのブローバイガス中の水分の凍結により発生する氷結塊の吸気系5への侵入を防止する。
図2はブローバイガス環流装置の吸気系への接続構造を示す要部斜視図であり、図3は図2中のIII部の一部切り欠き斜視図であり、図4はチャンバ形成部材の平面図であり、図5は図4中のV−V線断面図である。なお、説明の便宜上、ブローバイガス環流装置およびその各構成要素の方向(上下、前後、左右)は、図中に矢印で示した方向に従うものとする。ただし、それらの実用上の配置(例えば、チャンバ形成部材16の配置)は、本実施形態で示す方向に限定されるものではない。
図2に示すように、エアクリーナ3の下流に位置する吸気管4は、エアクリーナ3の排出管3aに上流側端部を接続された合成樹脂製のフレキシブルパイプ35と、このフレキシブルパイプ35の下流側端部に接続された金属製のジョイントパイプ36とを有している。
フレキシブルパイプ35の外壁にはチャンバ形成部材16が取り付けられており、ブローバイガスの導入開口部27(図1参照)を介して当該チャンバ形成部材16からのブローバイガスがフレキシブルパイプ35に導入される。ジョイントパイプ36の下流側端部に形成されたフランジ36aは、ターボチャージャー21に固定され、これによりジョイントパイプ36とコンプレッサハウジングとが接続する。
また、チャンバ形成部材16の上流側に位置するブリーザー管15には、エンジンEとラジエータとを結ぶ冷却水用配管41の一部が併設されている。図3に示すように、冷却水用配管41は、ブリーザー管15との間に渡された固定部材42により当該ブリーザー管15と相互に固定されており、ブリーザー管15に沿って配設された併設部41aが当該ブリーザー管15と接触(或いは近接)する。この冷却水用配管41により、低温環境下でのブリーザー管15中のブローバイガスの保温(水分の凍結防止)効果が得られる。
図3〜図5に示すように、チャンバ形成部材16は、半割状をなす合成樹脂製の上部ケース45および下部ケース46から構成され、その内部には、略直方体状をなすチャンバ(内部空間)が形成されている。上部ケース45と下部ケース46とは、それぞれの開口縁に形成されたフランジ45a、46aによって連結されている。両ケース45、46によって構成されたチャンバ形成部材16の外殻には、ブリーザー管15の管路と連通する入側開口部48が形成された上壁(第1壁)51と、この上壁51に対向するように配置されて、出側開口部49が形成された下壁(第2壁)52とが設けられている。更に、チャンバ形成部材16の外殻には、上壁51及び下壁52の左縁及び右縁をそれぞれ接続するように配置された左壁54及び右壁55と、上壁51及び下壁52の前縁及び後縁をそれぞれ接続するように配置された前壁56及び後壁57とが設けられている。左壁54、右壁55、前壁56及び後壁57は、図4に示すように、平面視において略長方形の各辺をなすように配置されている。
図3に示すように、入側開口部48には、その開口縁に固定されたゴム製のコネクタ61を介してブリーザー管15の先端部15aが固定されている。先端部15aは、上壁51の内面よりも内側に突出するように配置されている。また、出側開口部49は、下壁52から下方に突設された排出パイプ62によって画定されており、この排出パイプ62は、フレキシブルパイプ35においてブローバイガスの導入開口部27を画定する分岐管63に嵌め込まれている。分岐管63は、フレキシブルパイプ35の下流側端部の近傍に設けられており、分岐管63(排出パイプ62)の管路の延伸方向は、ジョイントパイプ36の上流側端部における管路の延伸方向に対して略直交するように配置されている。
下壁52の内面には、ブリーザー管15の管路をチャンバ形成部材16内にて延長した仮想通路15v(図3中に2点鎖線で示す)と重ならない位置において、上壁51に向けて突出するように隔壁65が設けられている。隔壁65は、略長方形の平板状をなし、その上縁65aと上壁51の内面との間には所定の間隙G(図5参照)が形成されている。また、隔壁65の左縁65bおよび右縁65c(図4参照)は、それぞれ左壁54および右壁55の内面に接続されている。
このような隔壁65により、チャンバ形成部材16のチャンバは、隔壁65後側においてブリーザー管15と連通する第1空間V1と、隔壁65の前側において吸気管4と連通する第2空間V2とに仕切られている。第1空間V1と第2空間V2とは、隔壁65上方の間隙Gによって連通している。図5に示すように、上壁51の前側は、略前後方向に延びる下壁52(後述する凸状部70は除く)に対してやや下方に傾斜しており、これにより、チャンバ形成部材16のチャンバは、後方から前方に(すなわち、第1空間V1から第2空間V2)に向けて先細り状を呈している。
第1空間V1は、ブローバイガスの流路面積をブリーザー管15の下流側端部よりも拡大させる(すなわち、ブローバイガスの流速を低下させる)ように設けられている。第1空間V1において、下壁52の後壁57側には下方に突出する凸状部70が形成されている。この凸状部70の下端壁70aは、下壁52の上段部52aよりも下方に位置する下壁52の下段部をなし、凸状部70の前端壁70bは、下壁52の上段部52aから下方(上壁51と相反する側)に突出するように形成された段差部をなし、凸状部70の後端壁70cは、後壁57の一部(下部)をなす。
前端壁(下壁52の段差部)70bは、図3に示すように、下壁52においてブリーザー管15の仮想通路15vと重なる位置の近傍(前方)に配置されているが、これに限らず、仮想通路15vと重なる位置で且つ仮想通路15vの中心軸線C1よりも前方に配置されてもよい。
また、仮想通路15vの中心軸線C1は、ブローバイガスの入側開口部48(より詳細には、ブリーザー管15の先端部15a)からの吐出流を後方(隔壁65と相反する側)に向けるように、下壁52の内面における法線C2の方向に対して傾斜している。
図6はチャンバ内におけるブローバイガスの流れの説明図である。なお、図中の矢印は、ブローバイガスの流れのイメージを便宜的に示すものであり、ブローバイガスの正確な流れ(速度ベクトル等)を示すものではない。
図6に示すように、ブリーザー管15からのブローバイガスは、隔壁65によって仕切られたチャンバ形成部材16内の第1空間V1に流入する。チャンバ内では、ブリーザー管15からの流路面積の拡大によりブローバイガスの流速が低下し、流入したブローバイガスの主流は、入側開口部48が形成された上壁51に対向するように配置された下壁52(凸状部70)に衝突する。これにより、ブローバイガス中に含まれる凝縮水の多くは、第1空間V1の下壁53等に付着して凍結する。また、隔壁65を用いたブローバイガスの流れの変更によりブローバイガスのチャンバ形成部材16の内面付近での滞留時間が増大する。これにより、ブローバイガス中の凝縮水または氷結塊は、重力によって落下して第1空間V1におけるチャンバ形成部材16の内面付近に留まるか、或いは第1空間V1におけるチャンバ形成部材16の内面に付着して凍結する。なお、下壁52の凸状部70は下側に向けて突出しているため、凸状部70の内部は凝縮水または氷結塊の貯留空間として機能する。
また、上述の仮想通路15vにおける中心軸線C1(図3参照)の傾斜により、ブローバイガスの主流は、図6に示す断面では、下壁52に衝突した後に当該下壁52の内面に沿って後縁65c側に向かい、第1空間V1内の後壁3b側で渦を発生する。特に、下壁52には、上述のように仮想通路15v(図3参照)と重なる位置の近傍(或いは、仮想通路15vと重なる位置)において前端壁70bが形成されているため、ブローバイガスはこの前端壁70bに沿って導かれ、ブローバイガスの流れにおける渦の発生が促進される。これにより、第1空間V1において、ブローバイガス中の氷結塊の落下や、ブローバイガス中の凝縮水のチャンバ形成部材16の内面への付着・凍結が助長される。
第1空間V1のブローバイガスは、隔壁65の上方の間隙G(図5参照)を通過して第2空間V2に流入する。このとき、第2空間V2においても、隔壁65付近や、出側開口部49よりも前方の前壁56付近等においてブローバイガスの流れに渦が発生し、これにより、第2空間V2においてもブローバイガスのチャンバ形成部材16の内面付近での滞留時間が増大して、ブローバイガス中の凝縮水は第2空間V2におけるチャンバ形成部材16の内面に付着して凍結する。
上記のようなチャンバ形成部材16の効果により、ブローバイガス環流装置17では、低温環境下においてブローバイガス中の水分の凍結により発生する氷結塊の吸気系5への侵入を防止することができる。特に、ブローバイガス環流装置17では、導入開口部27の下流側にターボチャージャー21が配置されているため、氷結塊のコンプレッサハウジングへの侵入によるコンプレッサーブレード等の破損や故障を防止することができる。
以上、本発明を特定の実施形態に基づいて説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、ブローバイガス環流装置では、チャンバ形成部材は吸気管におけるブローバイガス導入部の近傍に配置することが好ましいが、本発明によるチャンバ形成部材の機能を果たすことが可能な限りにおいて、チャンバ形成部材と吸気管との間に適当な長さの配管を設けることも可能である。また、チャンバ形成部材内の隔壁の形状及び配置は、チャンバ内でのブローバイガスの流れを考慮して種々の変更が可能である。場合によっては、チャンバ形成部材内に複数の隔壁を設けてもよい。また、例えば、チャンバ内における第1空間と第2空間との連通を阻止する隔壁を設ける一方、チャンバ形成部材の外部に第1空間と第2空間とを連通する配管を設けた構成も可能である。また、ブローバイガス環流装置およびその周辺における各管やチャンバ形成部材等の材質や形状は、上述のものに限らず種々の変更が可能である。なお、上記実施形態に示した本発明に係るブローバイガス環流装置の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
1 エンジンシステム
3 エアクリーナ
4 吸気管(吸気通路)
5 吸気系
11 排気管
12 排気系
15 ブリーザー管(ブローバイガス通路)
15v 仮想通路
16 チャンバ形成部材
17 ブローバイガス環流装置
21 ターボチャージャー
22 排気タービン
23 コンプレッサ
27 導入開口部
35 フレキシブルパイプ
36 ジョイントパイプ
41 冷却水用配管
48 入側開口部
49 出側開口部
51 上壁(第1壁)
52 下壁(第2壁)
62 排出パイプ
63 分岐管
65 隔壁
70 凸状部
70b 前端壁(段差部)
C1 中心軸線
C2 法線
E エンジン(内燃機関)
G 間隙
V1 第1空間
V2 第2空間
3 エアクリーナ
4 吸気管(吸気通路)
5 吸気系
11 排気管
12 排気系
15 ブリーザー管(ブローバイガス通路)
15v 仮想通路
16 チャンバ形成部材
17 ブローバイガス環流装置
21 ターボチャージャー
22 排気タービン
23 コンプレッサ
27 導入開口部
35 フレキシブルパイプ
36 ジョイントパイプ
41 冷却水用配管
48 入側開口部
49 出側開口部
51 上壁(第1壁)
52 下壁(第2壁)
62 排出パイプ
63 分岐管
65 隔壁
70 凸状部
70b 前端壁(段差部)
C1 中心軸線
C2 法線
E エンジン(内燃機関)
G 間隙
V1 第1空間
V2 第2空間
Claims (5)
- 内燃機関のブローバイガスを吸気通路に環流するブローバイガス環流装置であって、
前記ブローバイガスを前記吸気通路側に導くブローバイガス通路と、
前記ブローバイガス通路および前記吸気通路の間に配置されたチャンバを形成するチャンバ形成部材と
を備え、
前記チャンバ形成部材には、相互に連通する第1空間および第2空間に前記チャンバを仕切る隔壁が設けられ、
前記ブローバイガス通路は、前記チャンバ形成部材の前記第1空間側に接続し、前記吸気通路は、前記チャンバ形成部材の前記第2空間側に接続することを特徴とするブローバイガス環流装置。 - 前記チャンバ形成部材は、前記ブローバイガス通路と連通する入側開口部が形成された第1壁と、当該第1壁に対向して配置された第2壁とを有し、
前記隔壁は、前記ブローバイガス通路を前記チャンバ内にて延長した仮想通路と重ならない位置において、前記第2壁から前記第1壁に向けて突出するように設けられたことを特徴とする請求項1に記載のブローバイガス還元装置。 - 前記第2壁は、前記仮想通路と重なる位置またはその重なる位置の近傍において、前記第1壁と相反する側に突出するように形成された段差部を有することを特徴とする請求項2に記載のブローバイガス還元装置。
- 前記仮想通路の中心軸は、前記ブローバイガスの前記入側開口部からの吐出流を前記隔壁側と相反する側に向けるように、前記第2壁の内面の法線方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のブローバイガス還元装置。
- 前記第2壁には、前記チャンバと前記吸気通路とを連通する出側開口部が形成されたことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載のブローバイガス還元装置。
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JP2013112726A JP2014231778A (ja) | 2013-05-29 | 2013-05-29 | ブローバイガス環流装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020023929A (ja) * | 2018-08-08 | 2020-02-13 | 本田技研工業株式会社 | エンジンの吸気マニホールド |
JP2022056070A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | 株式会社クボタ | ブローバイガス処理装置およびブローバイガス処理装置を備えるエンジン |
-
2013
- 2013-05-29 JP JP2013112726A patent/JP2014231778A/ja active Pending
Cited By (3)
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JP2022056070A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | 株式会社クボタ | ブローバイガス処理装置およびブローバイガス処理装置を備えるエンジン |
JP7421033B2 (ja) | 2020-09-29 | 2024-01-24 | 株式会社クボタ | ブローバイガス処理装置およびブローバイガス処理装置を備えるエンジン |
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