JP2014230773A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】事前判定に基づく演出として、保留図柄の表示態様の変更を行うことを可能とし、この演出を効果的に行い、演出効果と共に、遊技性、並びに遊技興趣を高めることができる遊技機を提供する。【解決手段】保留表示制御手段60は、事前判定手段34cによる判定結果に基づいて、大入賞口13aが所定時間開放される有利度合いの低い第1有利特別遊技(「突確大当り」)を行う可能性があることを示唆する第1保留図柄または大入賞口13aが所定時間よりも長い時間開放される第2有利特別遊技(「確変大当り」「通常大当り」)を行う可能性があることを示唆する第2保留図柄を図柄表示器16に表示させることが可能な特殊保留表示制御手段61を有し、この特殊保留表示制御手段61は、事前判定手段34cにより第2有利特別遊技を行うと判定された場合、第1保留図柄を表示させてから第2保留図柄に変更して表示させることが可能である。【選択図】図4

Description

本発明は遊技機に関し、特に遊技の演出に関する技術である。
従来、一般的なパチンコ遊技機においては、遊技球が流下可能な遊技領域に複数の入賞口が設けられ、遊技者は発射ハンドルを操作して、所有の遊技球を遊技領域に発射させて遊技を行い、その遊技球が入賞口に入賞した場合、遊技球1個の入賞につき数個〜10数個の遊技球を獲得することができる。
近年主流のパチンコ遊技機では、遊技球が遊技領域に設けられた始動口に入賞すると始動条件の成立により判定情報が取得され、その判定情報に基づいて「大当り」か否か判定され、その判定結果を示す判定図柄が図柄表示器に図柄変動表示後に停止表示される。「大当り」と判定された場合、大当り図柄が図柄表示器に停止表示されて、遊技領域に設けられた開閉式の大入賞口が開放する特別遊技が行われる。
「大当り」と判定された場合には、更に、大当り図柄の種類が(例えば、図6に示す大当り図柄A〜Hの何れかに)選択される。そして、選択された大当り図柄の種類によって、当該特別遊技中の大入賞口の開閉パターンが(例えば、図8に示す16R長期開放、8 R長期開放、8 R短期開放の何れかに)決定されるとともに、当該特別遊技終了後の遊技状態が(例えば、図8に示す確変遊技状態、潜確遊技状態、時短遊技状態、通常遊技状態の何れかに)決定される。
ところで、取得された判定情報は保留記憶部に一旦記憶(保留)され、この保留記憶部に記憶されている判定情報の数(保留数)が一般に4未満の場合に、遊技球が始動口に入賞したときに始動条件が成立し、新たに判定情報が取得され保留記憶部に記憶される。保留記憶部に記憶された判定情報は、図柄表示器での図柄の変動開始毎に順次取得された順番で「大当り」か否かの判定に供して消去(保留消化)される。
一方、「大当り」か否かの判定結果に基づいて、図柄表示器に図柄が変動表示されているときに、「大当り」と判定される大当り期待度を示唆する遊技演出が画像表示器での表示を主体に行われ、この遊技演出により、遊技性、並びに遊技興趣が高められる。また、画像表示器には、一般に保留数と相当数の保留図柄が別途表示される。
さて、近年主流のパチンコ遊技機において、判定情報が取得され保留記憶部に記憶された際、その判定情報に基づいて「大当り」か否かを事前に判定し、その事前判定の結果に基づいて、先読み演出の対象とされた判定情報に対して、その判定情報の保留消化前から、大当り期待度を示唆する先読み演出を行うことが可能な機種が存在する。
この先読み演出として、図柄表示器での複数回の図柄の変動表示にわたって通常とは異なる特別遊技演出が行われる技術(特許文献1)が公知であり、保留図柄が通常保留アイコンとは異なる特殊保留アイコンにより表示される技術(特許文献2)が公知である。
また、本願出願人も実用化しているが、前記両技術(特許文献1,2)を組合せた技術が公知である他、特許文献2の技術に関連して、既に表示されている通常保留アイコンを特殊保留アイコンに変更する、或いは既に表示されている特殊保留アイコンをより大当り期待度が高い種類の特殊保留アイコンに変更する技術が公知であり、このような先読み演出により演出効果(遊技性、遊技興趣)が一層高められる。
特開2011−206306号公報 特開2011−98084号公報
近年主流のパチンコ遊技機では、「大当り」と判定された場合に、大当り図柄の種類が選択され、その大当り図柄の種類によって、当該特別遊技中の大入賞口の開閉パターンが決定され、即ち有利度合いの異なる複数の特別遊技の何れかが行われる。ここで、先読み演出として、保留図柄の表示態様が変更され得る機種において、その保留図柄の表示態様の変更は、大当り期待度を示唆するように行われるが、更に「大当り」と判定された場合に選択される大当り図柄の種類、即ち当該特別遊技の有利度合いを示唆可能に行われないとすれば、その観点から先読み演出を改善し得る余地がある。
本発明の目的は、遊技の演出を効果的に行い得る遊技機を提供することである。
第1の発明(遊技機(1))は、始動条件の成立により判定情報を取得する取得手段(31)と、前記取得手段(31)により取得された判定情報に基づいて、遊技盤(4)に設けられた入賞口(13a)が開放される特別遊技を行うか否かを判定する判定手段(34a)と、前記判定手段(34a)により前記特別遊技を行うと判定されたときに、前記入賞口(13a)の開放時間が異なる複数の有利特別遊技のうち何れの有利特別遊技を行うかを判定する有利特別遊技判定手段(34b)と、前記判定手段(34a)による判定結果に基づいて、所定の図柄表示手段(19a,19b)に図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる図柄表示制御手段(35)と、前記判定手段(34a)により前記特別遊技を行うと判定されたとき、前記図柄表示制御手段(35)により前記判定図柄が停止表示された後に、前記有利特別遊技判定手段(34b)により判定された前記有利特別遊技を行う特別遊技実行手段(36)と、前記図柄表示制御手段(35)により図柄が変動表示されているときに前記始動条件が成立することにより、前記取得手段(31)により取得された判定情報を記憶する保留記憶手段(32)と、前記保留記憶手段(32)に記憶された判定情報に対応する保留図柄を所定の保留表示手段(16)に表示させる保留表示制御手段(60)と、前記保留記憶手段(32)に記憶された判定情報に基づいて、前記何れの有利特別遊技を行うかを事前に判定する事前判定手段(34c)と、前記判定手段(34a)または前記有利特別遊技判定手段(34b)による判定結果に基づいて、前記図柄表示制御手段(35)が図柄を変動表示させる図柄変動態様を決定する図柄変動態様決定手段(35a)と、前記保留記憶手段(32)に記憶された判定情報に基づいて、前記図柄変動態様決定手段(35a)により決定される図柄変動態様を事前に判定することが可能な図柄変動態様事前判定手段(34c)と、前記図柄表示制御手段(35)により図柄が変動表示されているときに所定の演出手段(69)により前記判定手段(34a)および前記有利特別遊技判定手段(34b)により判定の結果を示唆する遊技演出を行う遊技演出実行手段(62)とを備え、前記保留表示制御手段(60)は、前記事前判定手段(34c)による判定結果に基づいて、前記入賞口(13a)が所定時間開放される第1有利特別遊技および前記入賞口(13a)が前記所定時間よりも長い時間開放される第2有利特別遊技の何れもが行われる可能性があることを示唆する第1保留図柄または前記第2有利特別遊技が行われる可能性があることを示唆する第2保留図柄を前記保留表示手段(16)に表示させることが可能な特殊保留表示制御手段(61)を有し、前記図柄変動態様決定手段(35a)は、前記有利特別遊技判定手段(34b)により前記第2有利特別遊技を行うと判定されたときおよび前記第2有利特別遊技を行わないと判定されたときの何れであっても特定の図柄変動態様を決定することが可能であり、前記遊技演出実行手段(62)は、前記図柄表示制御手段(35)により図柄が前記特定の図柄変動態様で変動表示されているときに、前記第2有利特別遊技が行われることを示唆する特別遊技演出を行うことが可能な特別遊技演出実行手段(63)を有し、前記特殊保留表示制御手段(61)は、前記図柄変動態様事前判定手段(34c)により前記特定の図柄変動態様を決定しないと判定されたとき、前記第1保留図柄を表示させることが可能な第1特殊保留表示制御手段と、前記図柄変動態様事前判定手段(34c)により前記特定の図柄変動態様を決定すると判定されたとき、前記第1保留図柄を表示させてから前記第2保留図柄に変更して表示させることが可能な第2特殊保留表示制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、事前判定に基づく演出として、保留図柄の表示態様の変更を行うことを可能とし、この演出を効果的に行い、演出効果と共に、遊技性、並びに遊技興趣を高めることができる。
実施例のパチンコ遊技機の斜視図である。 パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 パチンコ遊技機の機能ブロック図である。 大当り判定テーブルに関する図表である。 図柄判定テーブルに関する図表である。 複数の図柄変動時間等を示す図表である。 特別遊技中の大入賞口の開閉パターンと特別遊技終了後に設定される遊技状態等を示す図表である。 第2始動口の作動モードに関する図表である。 当り図柄の種類別の選択率と補助遊技中の第2始動口の開閉パターンを示す図表である。 複数種類の遊技状態とそれらの設定内容を示す図表である。 保留アイコン選択用のテーブルに関する図表である。 画像表示器の保留表示部を示す図である。 保留アイコンの表示に関する図である。 複数種類の遊技演出を示す図表である。 第1,第2特別ゾーン演出実行判定用のテーブルに関する図表である。 変動演出を示す図である。 第1先読み特別変動演出と第1特別変動演出を示す図である。 第2先読み特別変動演出と第2特別変動演出を示す図である。 遊技制御基板のコンピュータが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。 始動口SW処理のフローチャートである。 特別図柄処理のフローチャートである。 大当り判定処理のフローチャートである。 演出制御基板のコンピュータが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 保留数加算時先読み関連処理のフローチャート(1/2 )である。 保留数加算時先読み関連処理のフローチャート(2/2 )である。 図柄変動演出選択処理のフローチャートである。 図柄変動演出終了中処理のフローチャートである。 図柄変動演出終了時先読み関連処理のフローチャートである。 画像制御基板のコンピュータが実行する保留表示処理のフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールの島構造体に取付けられる外枠(図示略)に開閉枠2(内枠2)が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉扉3に窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着されている。
開閉枠2の左端部に開閉扉3の左端部が鉛直軸心回りに回動自在に支持され、開閉扉3の右端部には、開閉扉3を開閉枠2に施錠するキーシリンダ3cが装着されている。開閉枠2に遊技盤4が装着され、遊技盤4とその前側の透明板3bとの間に遊技球が流下可能な遊技領域4aが形成され、この遊技領域4aが開閉扉3により開閉される。
開閉扉3には、窓3aの下側に遊技球を貯留する貯留皿5が設けられ、その貯留皿5に演出ボタンSW6(「SW」はスイッチを意味する)が装着され、貯留皿5の右下側に発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿5から発射位置に導入された遊技球が発射され、貯留皿5に複数の遊技球が貯留されている場合には、複数の遊技球が約0.6 秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域4aの上部に導入される。
図2、図3に示すように、遊技盤4の遊技領域4aには、多数の障害釘(図示略)の他、第1始動口10、開閉式の第2始動口11aを有する始動口装置11、1対のゲート12、開閉式の大入賞口13aを有する大入賞口装置13、複数の一般入賞口14が、夫々遊技球が通過(入賞)可能に図示の配置で設けられている。第1始動口10、1対のゲート12、複数の一般入賞口14には、夫々、そこに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW10a、1対のゲートSW12a、複数の一般入賞口SW14aが付設されている。
始動口装置11は、第2始動口11a、第2始動口11aを開閉する開閉部材11b、第2始動口11aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11c、開閉部材11bを開閉駆動する第2始動口SOL11d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)を有し、第2始動口11aは、遊技球が入賞不可能な閉状態と入賞可能な開状態とに作動し得る。
大入賞口装置13は、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口SOL13dを有し、大入賞口13aは、遊技球が入賞不可能な閉状態と入賞可能な開状態とに作動し得る。
遊技球が入賞口10,11a,13a,14に入賞した場合、遊技球1個の入賞につき入賞口10,11a,13a,14毎に設定された数(数個〜10数個)の遊技球が貯留皿5に払出される。遊技球が始動口10,11aに入賞した場合に大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、通常は閉塞の大入賞口13aが複数ラウンドに亙って開閉する大当り遊技が発生する。遊技球がゲート12を通過した場合に当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合、通常は閉塞の第2始動口11aが1又は複数回開閉する補助遊技が発生する。
遊技盤4にはセンタ役物15が取付けられ、このセンタ役物15に遊技演出用の画像表示器16及び可動役物装置17が装備されている。センタ役物15は、そのセンタ枠体15aが遊技盤4に比較的大きく形成されたセンタ開口部(図示略)に嵌合装着され、そのセンタ枠体15aの下部には遊技球が転動するステージ15bが形成されている。
画像表示器16は、画面をパチンコ遊技機1の前側からセンタ枠体15aの内側を通して視認可能に配置され、この画像表示器16に、大当り抽選等に基づいて大当り期待度を示唆する遊技演出の演出画像(動画)が表示される。画像表示器16の下部には、第1,第2保留表示部16a,16bが設けられ、この画像表示器16(保留表示部16a,16b)が、所定の保留表示手段に相当する。可動役物装置17は、画像表示器16に表示される特定の遊技演出の一環として作動して、可動役物17aを画像表示器4の画面前側において遊技盤4の盤面と平行な方向へ移動させる。
遊技盤4の右下部に遊技表示盤19が設けられ、この遊技表示盤19は、第1特図表示器19a、第2特図表示器19b、普図表示器19c、第1特図保留ランプ19d、第2特図保留ランプ19e、普図保留ランプ19fを備えている。尚、第1,第2特図表示器19a,19bが、所定の図柄表示手段に相当する。
第1特図表示器19aには第1特別図柄が変動可能に表示され、第1特図保留ランプ19dには第1特図保留数が表示され、その第1特図保留数は4未満の場合に第1始動口10に遊技球が入賞する毎に1加算される。第2特図表示器19bには第2特別図柄が変動可能に表示され、第2特図保留ランプ19eには第2特図保留数が表示され、その第2特図保留数は4未満の場合に第2始動口11aに遊技球が入賞する毎に1加算される。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特図保留数が1以上の場合、第2特図保留数が0の場合には、第1特図保留数が1減算されて第1特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第2特図保留数が1以上の場合、第1特図保留数に関わらず、第2特図保留数が1減算されて第2特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。
普図表示器19cには普通図柄が変動可能に表示され、普図保留ランプ19fには普図保留数が表示され、その普図保留数は4未満の場合にゲート12に遊技球が入賞する毎に1加算される。普通図柄が変動停止状態で、普図保留数が1以上の場合、普図保留数が1減算されて普通図柄が変動開始され、その後の停止図柄で当り抽選の結果が表示される。
次に、パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図3に示すように、制御装置20は、遊技制御基板21、払出制御基板22、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25を備え、これら制御基板21〜25に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、演出制御基板23は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
遊技制御基板21のコンピュータは、第1,第2始動口SW10a,11c、1対のゲートSW12a、大入賞口SW13c、複数の一般入賞口SW14aからの信号、払出制御基板22からの制御情報を受けて、第2始動口SOL11d、大入賞口SOL13d、図柄表示器19a〜19c、図柄保留ランプ19d〜19fを制御し、払出制御基板22、演出制御基板23に制御情報を出力する。
払出制御基板22のコンピュータは、遊技制御基板21からの制御情報、払出球検出SW26b、球有り検出SW26c、満タン検出SW26dからの信号を受けて、払出モータ26aを制御し、遊技制御基板22に制御情報を出力する。演出制御基板23のコンピュータは、遊技制御基板21、画像制御基板24、ランプ制御基板25からの制御情報、演出ボタンSW6からの信号を受けて、画像制御基板24、ランプ制御基板25に制御情報を出力する。
画像制御基板24のコンピュータは、演出制御基板23からの制御情報を受けて、遊技演出用の画像表示器16、スピーカ27を制御し、演出制御基板23に制御情報を出力する。ランプ制御基板25のコンピュータは、可動役物装置17のSW(図示略)からの信号、演出制御基板23からの制御情報を受けて、遊技演出用の枠ランプ28a、盤ランプ28b、可動役物装置17を制御し、演出制御基板23に制御情報を出力する。
図4に示すように、遊技制御基板21の主にコンピュータにより、図示の各手段30〜37,40〜47,50が構成されている。
特図カウンタ手段30は、16ビット構成の所謂ハード乱数である大当り判定値(大当りカウンタ値)を、設定範囲(0〜65535)内で微小時間(0.1μs)毎に順次更新し、また、8ビット構成の所謂ソフト乱数である特図判定値(特図カウンタ値)を、設定範囲(0〜199)内で微小時間(4ms)毎に順次更新する。更に、ソフト乱数であるリーチ判定値(リーチカウンタ値)と変動パターン判定値(変動パターンカウンタ値)を、夫々設定範囲内で微小時間毎に順次更新する。
特図取得手段31は、遊技球が第1始動口10に入賞したときに第1特図保留数が4未満の場合に特図始動条件が成立して、特図カウンタ手段30により更新された大当り判定値、特図判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値を取得し、これらの判定値が1組の第1特図判定情報となる。また、遊技球が第2始動口11aに入賞したときに第2特図保留数が4未満の場合に特図始動条件が成立して、特図カウンタ手段30により更新された大当り判定値、特図判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値を取得し、これらの判定値が1組の第2特図判定情報となる。この特図取得手段31により取得された特図判定情報が特図保留記憶手段32に一旦記憶(保留)される。
特図保留消化手段33は、特図保留記憶手段32に記憶されている特図判定情報を、特図表示器19a,19bでの特別図柄の変動開始毎に順次1ずつ特図判定手段34(大当り判定手段34a、図柄判定手段34b)による判定に供して特図保留記憶手段32から消去(保留消化)する。その際、特図保留記憶手段32に複数の特図判定情報が記憶されている場合、それら複数の特図判定情報を特図保留記憶手段32に記憶された順番(即ち、特図取得手段31により取得された順番)で消化し、但し、第1,第2特図判定情報の両方が記憶されている場合には、第2特図判定情報を第1特図判定情報よりも優先して消化する。
特図判定手段34において、大当り判定手段34a(判定手段)が、特図取得手段31により取得された(特図保留記憶手段32に記憶された)特図判定情報に基づいて、特別遊技を行うか否かを判定し、大当り判定手段34aにより特別遊技を行うと判定された場合には、図柄判定手段34b(有利特別遊技判定手段)が、当該特別遊技中の大入賞口13aの開閉パターン、即ち有利度合いの異なる複数の有利特別遊技のうち何れの有利特別遊技を行うかを判定すると共に、当該特別遊技終了後の遊技状態を判定する。
具体的に、先ず、大当り判定手段34aが、特図判定情報の大当り判定値に基づいて、特別遊技である大当り遊技を行うか否かを、また、大当り遊技と部類が異なる特別遊技である小当り遊技を行うか否かを判定する。この場合、図5に示すように、大当り判定テーブルとして低確テーブルと高確テーブルの何れかを用いて判定する。
低確テーブルを用いる場合、大当り判定値が約1/320の割合で大当り特定値(3,247 ・・・)の何れかと一致する場合に、大当り遊技を行うと判定し、高確テーブルを用いる場合、大当り判定値が約10/320の割合で大当り特定値(3,7 ・・・)の何れかと一致する場合に、大当り遊技を行うと判定し、低確テーブルと高確テーブルの何れを用いる場合でも、大当り判定値が約3/320の割合で小当り特定値(4,44・・・)の何れかと一致する場合に、小当り遊技を行うと判定する。
大当り遊技を行うと判定した場合には、次に、図柄判定手段34bが、その大当り判定値と組の特図判定値に基づいて、複数種類の大当り図柄(図6に示す8種類の大当り図柄A〜H)の何れか1つを選択する。ここで、第1特図判定情報となる特図判定値に対しては、図6に示す第1図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行い、第2特図判定情報となる特図判定値に対しては、図6に示す第2図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行う。そして、選択された大当り図柄によって、当該特別遊技中の大入賞口13aの開閉パターン、及び当該特別遊技終了後の遊技状態が決定される。
特図表示制御手段35(図柄表示制御手段)は、大当り判定手段34a、図柄判定手段34bによる判定結果に基づいて、特図保留消化手段33により第1特図判定情報が消化されたことを契機に、第1特図表示器19aに第1特別図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させ、特図保留消化手段33により第2特図判定情報が消化されたことを契機に、第2特図表示器19bに第2特別図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。
大当り判定手段34aにより大当り遊技を行うと判定された場合には、図柄判定手段34bにより選択された大当り図柄A〜Hの何れか1つを停止表示させ、小当り遊技を行うと判定された場合には、小当り図柄を停止表示させ、特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄を停止表示させる。
特図表示制御手段35の図柄変動時間決定手段35aは、特図判定手段34(大当り判定手段34a、図柄判定手段34b)による判定結果に基づいて選択された図柄(大当り図柄A〜H、小当り図柄、ハズレ図柄の何れか)、及び当該判定に供された特図判定情報のリーチ判定値と変動パターン判定値等に基づいて、特別図柄を変動表示させる図柄変動時間を決定し、そこで、図7(1)に示す複数の図柄変動時間(図柄変動時間1,2・・・、第1特定図柄変動時間1,2・・・、第2特定図柄変動時間1,2・・・)の何れかを選択する。
図7(2)に示すように、図柄変動時間決定手段35aによる図柄変動時間1,2・・・の選択率、第1特定図柄変動時間1,2・・・の選択率、第2特定図柄変動時間1,2・・・の選択率は、大当り判定手段34aにより特別遊技を行うと判定されて、図柄判定手段34bにより大当り図柄Dが選択された当選時(1)には第1テーブルにより規定され、大当り図柄A〜C,Fの何れかが選択された当選時(2)には第2テーブルにより規定され、大当り図柄E,G,Hの何れかが選択された当選時(3)には第3テーブルにより規定される。大当り判定手段34aにより特別遊技を行わないと判定された非当選時には第4テーブルにより規定される。
ここで、図柄変動時間1,2・・・、第1特定図柄変動時間1,2・・・、第2特定図柄変動時間1,2・・・が図柄変動態様に相当し、第2特定図柄変動時間1,2・・・が特定の図柄変動態様に相当し、図柄変動時間決定手段35aが図柄変動態様決定手段に相当し、当選時(2) となる大当り図柄A〜C,Fの何れかが選択されて行われる特別遊技「確変大当り」「通常大当り」が、有利度合いが高い第2有利特別遊技に相当する。
即ち、図柄変動態様決定手段は、有利特別遊技判定手段(図柄判定手段34b)により第2有利特別遊技を行うと判定された場合および第2有利特別遊技を行わないと判定された場合の何れであっても特定の図柄変動態様を決定することが可能である(図7(2)参照)。そして、特図表示制御手段35は、特別図柄を変動表示させてから図柄変動時間決定手段35aにより決定された図柄変動時間の経過後(図柄変動態様で変動表示させた後)に判定図柄を停止表示させる。
ここで、特図表示制御手段35により特別図柄が変動表示されているときに特図始動条件が成立することにより、特図取得手段31により取得された特図判定情報が特図保留記憶手段32に記憶される。但し、特図表示制御手段35により特別図柄が変動表示されていないときに特図始動条件が成立することにより、特図取得手段31により取得された特図判定情報も、直ちに大当り判定手段34a、図柄判定手段34bによる判定に供する場合でも特図保留記憶手段32に一時記憶される。
ところで、特図判定手段34の事前判定手段34cは、特図取得手段31により特図判定情報が取得された際、特図保留記憶手段32に記憶された特図判定情報、即ち後に特図保留消化手段33により消化される特図判定情報に基づいて、大当り判定手段34a及び図柄判定手段34bによる前記判定と同等の判定(即ち、大当り図柄A〜H、小当り図柄、ハズレ図柄の判別)を行うこと、つまりは複数の有利特別遊技のうち何れの有利特別遊技を行うかを事前に判定することが可能であり、更に、特図表示制御手段35の図柄変動時間決定手段35aにより決定される図柄変動時間(図柄変動態様)を事前に判定することが可能である(即ち、図柄変動態様事前判定手段に相当する)。
特別遊技実行手段36は、大当り判定手段34aにより特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行うと判定された場合、特図表示制御手段35により、当該判定結果を示す判定図柄、つまり図柄判定手段34bにより選択された判定図柄(大当り図柄、小当り図柄)が停止表示された後、その判定図柄に応じた開閉パターンで大入賞口13aを開閉させる遊技者に有利な特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行う。つまり、図柄判定手段34bにより判定された有利特別遊技を行う。
図8に示すように、大当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンは、大当り図柄の種類に応じて図示のように設定され、小当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンは、大当り図柄D,E,G,Hに対応する開閉パターンと同様に設定される。
具体的に、16R(ラウンド)長期開放では、大入賞口13aが16Rに亙って開閉され、各ラウンドは、大入賞口13aを開放して開始後、大入賞口13aに遊技球が例えば10個入賞する、或いは例えば30秒経過するR終了条件が成立すると、大入賞口13aを閉塞して終了する。8R長期開放では、大入賞口13aが8Rに亙って開閉され、各ラウンドは開始後、16R長期開放と同様のR終了条件が成立すると終了する。8R短期開放では、大入賞口13aが8Rに亙って開閉され、各ラウンドは開始後、例えば0.1秒経過するR終了条件が成立すると終了する。
確率設定手段37は、特図判定手段34により特別遊技(大当り遊技)を行うと判定される確率として、図5に示す低確テーブルを用いて低確率(約1/320)又は図5に示す高確テーブルを用いて高確率(約10/320)を設定可能である。
一方、普図カウンタ手段40は、8 ビット構成のソフト乱数である当り判定値(当りカウンタ値)を、設定範囲(0〜199)内で微小時間(4ms)毎に順次更新し、また、8ビット構成の所謂ソフト乱数である普図判定値(普図カウンタ値)を、設定範囲(0 〜9)内で微小時間(4ms)毎に順次更新する。
普図取得手段41は、遊技球がゲート12を通過したときに普図保留数が4未満の場合に普図始動条件が成立して、普図カウンタ手段40により更新された当り判定値と普図判定値を取得し、これら両判定値が1組の普図判定情報となる。この普図取得手段41により取得された普図判定情報が普図保留記憶手段42に一旦記憶(保留)される。
普図保留消化手段43は、普図保留記憶手段42に記憶されている普図判定情報を普図表示器19cでの普通図柄の変動開始毎に順次1ずつ普図判定手段44による判定に供して普図保留記憶手段42から消去(保留消化)する。その際、保留記憶手段42に複数の普図判定情報が記憶されている場合、それら複数の普図判定情報を普図保留記憶手段42に記憶された順番(即ち、普図取得手段41により取得された順番)で消化する。
普図判定手段44は、普図取得手段41により取得された(普図保留記憶手段42に記憶された)普図判定情報に基づいて、詳しくは、普通図柄が変動表示される際、当該普通図柄の変動表示に係る普図判定情報、つまり普図保留消化手段43により消化された普図判定情報に基づいて、補助遊技を行うか否かを判定する。
具体的に、先ず、普図判定情報の当り判定値に基づいて、補助遊技を行うか否か判定する。補助遊技を行うと判定した場合には、次に、その当り判定値と組の普図判定値に基づいて、複数種類の当り図柄(図10に示す2種類の当り図柄a,b)の何れか1つを選択する。ここで、図10のテーブルにより規定される選択率で図柄選択を行う。
普図表示制御手段45は、普図判定手段44による判定結果に基づいて、普図保留消化手段43により普図判定情報が消化されたことを契機に、普図表示器19cに普通図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。普図判定手段44により補助遊技を行うと判定された場合には、選択された当り図柄a,bの何れかを停止表示させ、補助遊技を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄を停止表示させる。
ここで、普図表示制御手段45により普通図柄が変動表示されているときに普図始動条件が成立することにより、普図保留記憶手段42に普図取得手段41により取得された普図判定情報が記憶される。但し、普図表示制御手段45により普通図柄が変動表示されていないときに普図始動条件が成立することにより、普図取得手段41により取得された普図判定情報も、直ちに普図判定手段44による判定に供する場合でも普図保留記憶手段42に一時記憶される。
補助遊技実行手段46は、普図判定手段44により補助遊技を行うと判定された場合、普図表示制御手段45により、その判定結果を示す判定図柄(当り図柄)が停止表示された後、第2始動口11aを開閉させる補助遊技を行う。図9、図10に示すように、補助遊技中の第2始動口11aの開閉パターンは、当り図柄の種類、及び第2始動口11aの作動モードに応じて図示のように設定される。
作動モード設定手段47は、図9に示すように、第2始動口11aの作動モードとして、第2始動口11aを開状態に作動させ難い低作動モード又は開状態に作動させ易い高作動モードを設定可能である。
具体的に、低作動モードでは、普図判定手段44により補助遊技を行うと判定される当り確率が1/10、普図表示器19cでの普通図柄の普図変動時間が12秒、補助遊技中の第2始動口11aの開閉パターンが0.1秒×1回又は0.1秒×1回+5.6秒×1回に設定され、高作動モードでは、当り確率が10/10 、普図変動時間が0.5秒、補助遊技中の第2始動口11aの開閉パターンが1.0秒×6回又は2.0秒×3回に設定される。
遊技状態制御手段50は、大当り判定手段34aにより大当り遊技を行うと判定される確率が低確率に設定される低確率状態または高確率に設定される高確率状態で遊技を制御すると共に、第2始動口11aを開状態に作動させ難い非特定遊技状態または開状態に作動させ易い特定遊技状態で遊技を制御する。
つまり、遊技状態制御手段50は、複数種類の遊技状態(図11に示す4種類の通常遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態、確変遊技状態)の何れか1つを択一的に設定する。尚、電源投入時には前回の電源遮断時に設定されていた遊技状態を継続的に設定し、電源投入時に所謂RAMクリアが実行された場合には通常遊技状態を設定する。
図11に示すように、通常遊技状態、時短遊技状態が設定された場合、確率設定手段37により低確率が設定され、潜確遊技状態、確変遊技状態が設定された場合、確率設定手段37により高確率が設定される。また、通常遊技状態、潜確遊技状態が設定された場合、作動モード設定手段47により低作動モードが設定され、時短遊技状態、確変遊技状態が設定された場合、作動モード設定手段47により高作動モードが設定される。
遊技状態制御手段50は、特別遊技実行手段36により大当り遊技が行われた場合、その大当り遊技終了後の遊技状態を図8に示すように設定変更する。即ち、特図表示器19a,19bに大当り図柄A〜Cの何れかが停止表示されて、所謂「確変大当り」になった場合、16R長期開放又は8R長期開放となる当該大当り遊技終了時から確変遊技状態が設定され、大当り図柄A,Bの停止時には、特図表示器19a,19bでの特別図柄の特図変動回数が10000回に達すると、通常遊技状態へ移行させ、大当り図柄Cの停止時には、先ず、特図変動回数が50回に達すると、潜確遊技状態へ移行させ、更に、特図変動回数が10000回に達すると、通常遊技状態へ移行させる。
特図表示器19a,19bに大当り図柄Dが停止表示されて、所謂「突確大当り」になった場合、8R短期開放となる当該大当り遊技終了時から確変遊技状態が設定され、特図変動回数が10000回に達すると、通常遊技状態へ移行させる。特図表示器19a,19bに大当り図柄Eが停止表示されて、所謂「潜確大当り」になった場合、8R短期開放となる当該大当り遊技終了時から潜確遊技状態(又は確変遊技状態)が設定され、特図変動回数が10000回に達すると、通常遊技状態へ移行させる。
特図表示器19a,19bに大当り図柄Fが停止表示されて、所謂「通常大当り」になった場合、8R長期開放となる当該大当り遊技終了時から時短遊技状態が設定され、特図変動回数が50回に達すると、通常遊技状態へ移行させる。特図表示器19a,19bに大当り図柄G,Hの何れかが停止表示されて、所謂「突通大当り」になった場合、大当り図柄Gの停止時には、8R短期開放となる当該大当り遊技終了時から時短遊技状態が設定され、特図変動回数が50回に達すると、通常遊技状態へ移行させ、大当り図柄Hの停止時には、8R短期開放となる当該大当り遊技終了時から通常遊技状態が設定される。尚、特図表示器19a,19bに小当り図柄が停止表示されても遊技状態は変更されない。
ここで、「確変大当り」「突確大当り」「潜確大当り」「通常大当り」「突通大当り」が、複数の有利特別遊技に相当し、そのうち、「突確大当り」(又は「突確大当り」「潜確大当り」「突通大当り」が、有利度合いの低い第1有利特別遊技に相当し、「確変大当り」「通常大当り」が、有利度合いの高い第2有利特別遊技に相当する。
図4に示すように、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25の主にコンピュータにより、図示の各手段60〜64が構成されている。
保留表示制御手段60は、特図保留記憶手段32に記憶された第1特図判定情報に対応する第1特図保留図柄を第1特図保留数と相当数、画像表示器16の第1保留表示部16aに表示させ、特図保留記憶手段32に記憶された第2特図判定情報に対応する第2特図保留図柄を第2特図保留数と相当数、画像表示器16の第2保留表示部16bに表示させる。図2では、3個の第1特図保留図柄「○」が第1保留表示部16aに表示され、1個の第2特図保留図柄「●」が第2保留表示部16bに表示されている。
保留表示制御手段60は、第1保留表示部16aに表示させた第1特図保留図柄を、通常保留アイコン「○」、第1保留図柄に相当する第1特殊保留アイコン「△」、第2保留図柄に相当する第2特殊保留アイコン「☆」の何れかで表示させるが、保留表示制御手段60の特殊保留表示制御手段61が、事前判定手段34cによる判定結果に基づいて、「突確大当り」を行う可能性があることを示唆する第1特殊保留アイコン「△」または「確変大当り」「通常大当り」の何れかを行う可能性があることを示唆する第2特殊保留アイコン「☆」を表示させることが可能である。
ここで、特殊保留表示制御手段61は、通常保留アイコン「○」から第1特殊保留アイコン「△」と第2特殊保留アイコン「☆」の何れかに変更可能であり、また、第1特殊保留アイコン「△」から第2特殊保留アイコン「☆」に変更可能である。そして、特殊保留表示制御手段61の保留表示態様変更判定手段61aが、遊技状態設定手段50により通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されているとき(確変遊技状態又は時短遊技状態が設定されているときでもよい)、事前判定手段34cによる判定結果に基づいて、第1特図保留図柄の表示態様を変更するか否かを判定する。
具体的に、保留表示態様変更判定手段61aは、図12(1)に示す第1〜第5テーブルの何れか1つを用いて、そのテーブルにより規定される図示選択率により、保留アイコンの種類(「○」「△」「☆」の何れか1つ)を結果的に選択し、第2特殊保留アイコン「☆」を選択する場合には、直接第2特殊保留アイコン「☆」にするか、或いは、一旦第1特殊保留アイコン「△」にしてから第2特殊保留アイコン「☆」にするかの何れかを選択する。そして、保留表示制御手段60(第1保留表示制御手段に相当する)が、保留表示態様変更判定手段62aにより選択された種類の保留アイコンを表示させる。
事前判定手段34cによる判定の結果、当選時(1)には第1判定テーブルが用いられ、当選時(2)には第2判定テーブルが用いられ、当選時(3)には第3判定テーブルが用いられる。特別遊技を行わないと判定されたが、大当り期待度が比較的高くなる判定が行われた場合の非当選時(1)には第4テーブルが用いられ、大当り期待度が比較的低くなる判定が行われた場合の非当選時(2)には第5テーブルが用いられる。尚、当選時(1)(2)(3)については前述通りである。
更に、第2テーブル(当選時(2))に関して、事前判定手段34cにより第2特定図柄変動時間が選択されたか否かで前記選択率が異なり、第2特定図柄変動時間が選択された場合の選択率を図12(2)に示す。また、第4テーブル(非当選時(1) )に関して、事前判定手段34cにより第1特定図柄変動時間が選択されたか否か、また、第2特定図柄変動時間が選択されたか否かで前記選択率が異なり、第1特定図柄変動時間が選択された場合と第2特定図柄変動時間が選択された場合の選択率を図12(3)に示す。
つまり、特殊保留表示制御手段61(第2特殊保留表示制御手段に相当する)は、図12(1)の第2テーブルから明らかなように、事前判定手段34cにより第2有利特別遊技(「確変大当り」「通常大当り」)を行うと判定された場合、更に、図12(2)から明らかなように、第2特定図柄変動時間(特定の図柄変動態様)を決定すると判定された場合、第1特殊保留アイコン「△」を表示させてから第2特殊保留アンコン「☆」に変更して表示させることが可能である。
また、特殊保留表示制御手段61は、図12(1)の第1,第2テーブルを比較して明らかなように、事前判定手段43cにより第1有利特別遊技(「突確大当り」)を行うと判定された場合、第2有利特別遊技(「確変大当り」「通常大当り」)を行うと判定された場合よりも高確率で、第1特殊保留アイコン「△」を表示させ、且つその第1特殊保留アイコン「△」から第2特殊保留アイコン「☆」へは変更して表示させない。
また、特殊保留表示制御手段61(第1特殊保留表示制御手段に相当する)は、事前判定手段34cにより第1特定図柄変動時間を決定すると判定されたことを条件に、図12(1)の第1テーブルと図12(3)の第4テーブルを比較して明らかなように、第1有利特別遊技(「突確大当り」)を行うと判定された場合、第1有利特別遊技(「突確大当り」)を行わないと判定された場合よりも高確率で、第1特殊保留アイコン「△」を表示させ、且つその第1特殊保留アイコン「△」から第2特殊保留アイコン「☆」へは変更して表示させない。
ここで、図13に示すように、画像表示器16の第1保留表示部16aには、4つのアイコン表示部16a-1〜16a-4が左右に並設され、保留表示制御手段60は、第1特図保留数をMとした場合、M個の保留アイコンをアイコン表示部16a-1〜16a-Mに表示させる。同様に、画像表示器16の第2保留表示部16bには、4つのアイコン表示部16b-1〜16b-4が左右に並設され、保留表示制御手段60は、第2特図保留数をNとした場合、N個の保留アイコンをアイコン表示部16b-1〜16b-Nに表示させる。
特に、保留表示制御手段60は、第1特図保留図柄を特殊アイコンで表示させる場合、その特殊アイコンに係る第1特図判定情報が特図保留消化手段33により消化される順番(即ち、特図取得手段31により取得された順番)が判るように、特殊保留アイコンを画像表示器16の第1保留表示部16aに表示させる。
ところで、保留表示態様変更判定手段61aは、通常保留アイコン「○」から第1特殊保留アイコン「△」又は第2特殊保留アイコン「☆」に変更させる場合、また、第1特殊保留アイコン「△」から第2特殊保留アイコン「☆」に変更させる場合、第1特図保留数等に基づいて、その変更タイミングを決定する。そして、特殊保留表示制御手段61は、保留表示態様変更判定手段61aにより予め決められた変更タイミングに基づくシナリオに従って第1特図保留図柄の表示態様を変更させる。
図14に示すように、例えば、第1特図保留数が4になったときに、第1特図保留図柄Aを通常保留アイコン「○」により表示させ、その第1特図保留図柄Aに係る第1特図判定情報が消化されるまで、第1特図保留図柄Aの表示態様「○」を変更しない場合には、(1) →(2) →(3) →(4)のようになる。
決定されたシナリオに基づいて、例えば、第1特図保留数が4になったときに、第1特図保留図柄Aを第1特殊保留アイコン「△」により表示し、その第1特図保留図柄Aに係る第1特図判定情報が消化されるまで、第1特図保留図柄Aの表示態様「△」を変更しない場合には、(1-1) →(2-1) →(3-1) →(4-1)のようになる。また、第1特図保留数が4になったときに、第1特図保留図柄Aを第2特殊保留アイコン「☆」により表示し、その第1特図保留図柄Aに係る第1特図判定情報が消化されるまで、第1特図保留図柄Aの表示態様「☆」を変更しない場合には、(1-2) →(2-2) →(3-2) →(4-2)のようになる。
決定されたシナリオに基づいて、例えば、第1特図保留数が4になったときに、第1特図保留図柄Aを通常保留アイコン「○」により表示し、その第1特図保留図柄Aに係る第1特図判定情報が2番目になったときに、第1特図保留図柄Aを通常保留アイコン「○」から第1特殊保留アイコン「△」に変更する場合、(1) →(2) →(3) →(3-1) ←(4-1) のようになり、第1特図保留図柄Aを通常保留アイコン「○」から第2特殊保留アイコン「☆」に変更する場合、(1) →(2) →(3) →(3-2) ←(4-2)のようになる。また、第1特図保留数が4になったときに、第1特図保留図柄Aを第1特殊保留アイコン「△」により表示し、その第1特図保留図柄Aに係る第1特図判定情報が2番目になったときに、第1特図保留図柄Aを第1特殊保留アイコン「△」から第2特殊保留アイコン「☆」に変更する場合、(1-1) →(2-1) →(3-1) →(3-2) ←(4-2)のようになる。
遊技演出実行手段62は、特図判定手段34による判定結果に基づいて、特図表示制御手段35により特図表示器19a,19bに特別図柄が変動表示されているときに、当該図柄変動時間(図柄変動時間決定手段35aにより決定された図柄変動時間)に応じた遊技演出を、演出手段69によりその画像表示器16での表示を主体に音や光を出力して行う。尚、演出手段69は、画像表示器16、可動役物装置17、スピーカ27、ランプ28a,28bにより構成されている。
遊技演出実行手段62において、演出処理手段64の演出選択手段64aは、特図判定手段34による判定結果に基づいて(図柄変動時間決定手段35aにより決定された図柄変動時間1,2・・・、第1特定図柄変動時間1,2・・・、第2特定図柄変動時間1,2・・・に夫々対応する)、図15に示す複数種類の遊技演出(変動演出1,2・・・、第1特別変動演出1,2・・・、第1先読み特別変動演出1,2・・・、第2特別変動演出1,2・・・、第2先読み特別変動演出1,2・・・)の何れかを選択する。遊技演出実行手段62は演出選択手段64aにより選択された遊技演出を行う。
遊技演出実行手段62の特別遊技演出実行手段63は、特図表示制御手段35により図柄が第1特定図柄変動時間1,2・・・の何れかで変動表示されているときに、第1特別変動演出1,2・・・の何れかを行い、特図表示制御手段35により図柄が第2特定図柄変動時間1,2・・・の何れか(特定の図柄変動態様)で変動表示されているときに、第2特別変動演出1,2・・・の何れか(特別遊技演出)を行う。
また、特別遊技演出実行手段63は、特図表示制御手段35による特別図柄の複数回の変動表示にわたって第1特別ゾーン演出を行うことが可能であり、この第1特別ゾーン演出において、最終の特別図柄の変動表示時に演出選択手段64aにより選択された第1特別変動演出1,2・・・の何れかを行い、最終以外の特別図柄の変動表示時に演出選択手段64aにより選択された第1先読み特別変動演出1,2・・・の何れかを行う。
また、特別遊技演出実行手段63は、特図表示制御手段35による特別図柄の複数回の変動表示にわたって第2特別ゾーン演出を行うことが可能であり、この第2特別ゾーン演出において、最終の特別図柄の変動表示時に演出選択手段64aにより選択された第2特別変動演出1,2・・・の何れかを行い、最終以外の特別図柄の変動表示時に演出選択手段64aにより選択された第2先読み特別変動演出1,2・・・の何れかを行う。
演出処理手段64の特別遊技演出実行判定手段64bは、特別遊技演出実行手段63に第1特別ゾーン演出を行わせるか否かを、また、第2特別ゾーン演出を行わせるか否かを判定する。図16(1)に示すように、事前判定手段34cによる判定結果に基づいて、第1特定図柄変動時間が選択されたことを前提に、第1特別ゾーン演出の実行率は、当選時(1)には第1テーブルにより規定され、非当選時(1)には第2テーブルにより規定され、また、図16(2)に示すように、事前判定手段34cによる判定結果に基づいて、第2特定図柄変動時間が選択されたことを前提に、第2特別ゾーン演出の実行率は、当選時(2) には第1テーブルにより規定され、非当選時(1)には第2テーブルにより規定される。尚、当選時(1)(2)と非当選時(1)については前述通りである。
画像表示器16に表示される変動演出、第1特別ゾーン演出、第1先読み特別変動演出、第1特別変動演出、第2特別ゾーン演出、第2先読み特別変動演出、第2特別変動演出について具体的に説明する。
図17に示すように、変動演出では、画像表示器16の中央部部分に、横方向に並設された比較的大きな3つの図柄表示部16cが設定され、これら図柄表示部16cに、(1)3つの演出図柄(例えば「123」)が停止状態から、(2)3組の演出図柄列が縦スクロールにて変動した後、(3)左側の演出図柄列「X」が変動停止し、(4)右側の演出図柄列「Y」が変動停止し、(5)中央の演出図柄列「Z」が変動停止して、3つの演出図柄「XZY」が特図判定手段34による判定結果を示す報知図柄列として停止する。
例えば、「X」「Y」「Z」は、夫々、「0」〜「9」の何れかであり、基本的に、特図表示器19a,19bに大当り図柄が停止表示されると、(5)3つの演出図柄「XZY」が同一図柄となる報知図柄列で停止する。また、画像表示器16には、演出図柄とは別に、変動演出専用(複数種類の変動演出1,2・・・毎に異なる)の画像(動画を含む)が表示される。(4)演出図柄「XY」が同一図柄で停止して所謂リーチになった場合、その後、(5)3つの演出図柄「XZY」が停止する迄の間、画像表示器16に大当り期待度を示唆する発展演出が表示される。
図18に示すように、第1先読み特別変動演出では、画像表示器16に、(1)変動演出からの演出切換えを意味するシャッター(襖)が閉じるように表示されてから、(2)シャッター(襖)が開くように表示されて、画像表示器16の右端側部分に、縦方向に並設された比較的小さな3つの図柄表示部16dが設定され、これら図柄表示部16dに、3組の演出図柄列が横スクロールにて変動する。
その後、(3)上側の演出図柄列「X」が変動停止し、(4)下側の演出図柄列「Y」が変動停止し、(5)中央の演出図柄列「Z」が変動停止して、3つの演出図柄「XZY」が特図判定手段34による判定結果を示す報知図柄列として停止する。また、画像表示器16には、演出図柄とは別に、第1先読み特別変動演出専用(複数種類の第1先読み特別変動演出1,2・・・毎に異なる)の画像(動画を含む)が表示される。
第1先読み特別変動演出の終了後、続けて第1先読み特別変動演出を行う場合、(5)前回の第1先読み特別変動演出の終了時に3つの演出図柄「XZY」が停止状態から、再度、図柄表示部16dに、(2)演出図柄列が横スクロールにて変動し、その後、同様に、(3)→(4)→(5)となり、3つの演出図柄「XZY」が停止する。
図18に示すように、第1特別変動演出は、(1)画像表示器16に変動演出からの演出切換えを意味するシャッターが表示された後、或いは、(2)第1先読み特別変動演出が行われた後に行われる。この第1特別変動演出(1A)→(2A)・・・→(5A)は、第1先読み特別変動演出(1)→(2)・・・→(5)と基本的に同じ演出態様としてもよいが、例えば、第1先読み特別変動演出の背景画面(例えば、昼の背景)を、異なる背景画面(例えば、夕方や夜の背景)に変更したものである。
図19に示すように、第2先読み特別変動演出では、画像表示器16に、(1)変動演出からの演出切換えを意味するシャッター(襖)が閉じるように表示されてから、(2)シャッター(襖)が開くように表示されて、画像表示器16の上端側部分に、横方向に並設された比較的小さな3つの図柄表示部16eが設定され、これら図柄表示部16eに、3組の演出図柄列が縦スクロールにて変動する。
その後、(3)左側の演出図柄列「X」が変動停止し、(4)右側の演出図柄列「Y」が変動停止し、(5)中央の演出図柄列「Z」が変動停止して、3つの演出図柄「XZY」が特図判定手段34による判定結果を示す報知図柄列として停止する。また、画像表示器16には、演出図柄とは別に、第2先読み特別変動演出専用(複数種類の第2先読み特別変動演出1,2・・・毎に異なる)の画像(動画を含む)が表示される。
第2先読み特別変動演出の終了後、続けて第2先読み特別変動演出を行う場合、(5)前回の第2先読み特別変動演出の終了時に3つの演出図柄「XZY」が停止状態から、再度、図柄表示部16dに、(2)演出図柄列が縦スクロールにて変動し、その後、同様に、(3)→(4)→(5)となり、3つの演出図柄「XZY」が停止する。
図19に示すように、第2特別変動演出は、(1)画像表示器16に変動演出からの演出切換えを意味するシャッターが表示された後、或いは、(2)第2先読み特別変動演出が行われた後に行われる。この第2特別変動演出(1A)→(2A)・・・→(5A)は、第2先読み特別変動演出(1)→(2)・・・→(5)と基本的に同じ演出態様としてもよいが、例えば、第2先読み特別変動演出の背景画面(例えば、昼の背景)を、異なる背景画面(例えば、宇宙や海中の背景)に変更したものである。
次に、図4に示す各手段30〜37,40〜47,50,60〜64の機能を達成するために、制御装置20(遊技制御基板21、演出制御基板23、画像制御基板24の各コンピュータ)が実行する主要な処理についてフローチャートに基づいて説明する。
図20に示すように、遊技制御基板21のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4ms)毎に開始され、そのタイマ割込処理において、乱数更新処理(S1)、スイッチ処理(S2)、図柄処理(S3)、電動役物処理(S4)、賞球処理(S5)、出力処理(S6)が順次実行される。
図21に示すように、S2の始動口SW処理では、第1始動口SW10aがオンの場合(S11;Yes)、第1特図保留数U1が4未満の場合に(S12;Yes)、第1特図保留数U1がU1+1に加算され(S13)、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値(第1特図判定情報)が取得・格納され(S14)、次に、事前判定処理(S15)が実行され、第1特図保留数増加コマンドがセットされる(S16)。
第2始動口SW11cがオンの場合(S17;Yes)、第2特図保留数U2が4未満の場合に(S18;Yes)、第2特図保留数U2がU2+1に加算され(S19)、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値(第2特図判定情報)が取得・格納され(S20)、次に、事前判定処理(S21)が実行され、第2特図保留数増加コマンドがセットされる(S22)。
S15、S21の事前判定処理では、基本的に、次に説明するS3の特別図柄処理のS38とS39と同等の処理が行われ、S16、S22では、S15、S21の事前判定処理の判定結果に関する情報を含む特図保留数増加コマンドがセットされる。S16、S22でセットされたコマンド、及び、その他のステップでセットされたコマンドについては、S6の出力処理により演出制御基板23に送信される。
図22に示すように、S3の特別図柄処理では、当り遊技フラグ(大当り遊技フラグや小当り遊技フラグ)がON(つまり、大当り遊技や小当り遊技が実行中)でない場合(S31;No)、特別図柄が変動中でない場合に(S32;No)、第2特図保留数U2が1以上か否か判定される(S33)。S32の判定がYesの場合、つまり、特別図柄が変動中である場合には、S42へ移行する。
S33の判定がYesの場合、第2特図保留数U2がU2−1に減算され(S34)、S33の判定がNoの場合、第1特図保留数U1が1以上か否か判定される(S35)。S35の判定がYesの場合、第1特図保留数U1がU1−1に減算され(S36)、S35の判定がNoの場合、客待ち設定処理(S46)が実行される。S34又はS36の実行後、客待ちフラグがOFFにされ(S37)、大当り判定処理(S38)が実行され、続いて、変動パターン選択処理(S39)が実行される。
図23に示すように、S38の大当り判定処理では、先ず、大当り判定値処理(S51)が実行され、ここで、特図保留記憶手段32に記憶されている特図判定情報のうち消化優先順位が最も高い特図判定情報の大当り判定値が、図5を用いて説明したように、大当り特定値か否か判定されることで、大当りか否か判定される(S52) 。S52の判定がYesの場合、図柄判定値処理(S53)が実行され、ここで、前記大当り判定値と組の図柄判定値に基づいて、図6を用いて説明したように、大当り図柄が複数種類の大当り図柄の中から選択設定される(S54)。
S52の判定がNoの場合、前記大当り判定値が、図5を用いて説明したように、小当り特定値か否か判定されることで、小当りか否か判定される(S55)。S55の判定がYesの場合、小当り図柄が設定され(S56)、S55の判定がNoの場合、ハズレ図柄が設定される(S57)。尚、この大当り判定処理に供された特図判定情報は、特図保留記憶手段42から消去(消化)される。
図22に示すように、S38の大当り判定処理の実行後、S39の変動パターン選択処理では、S38(S54又はS56又はS57)で設定された図柄、及び、S52において大当りか否かの判定に供された大当り判定値と組のリーチ判定値、変動パターン判定値等に基づいて、図7を用いて説明したように、変動パターン(変動時間1,2・・・、第1特定変動時間1,2・・・、第2特定変動時間1,2・・・の何れか)が選択設定される。その後、第1又は第2特別図柄が変動開始され(S40)、S38で設定された特別図柄とS39で設定された変動パターンの情報を含む特図変動開始コマンドがセットされる(S41)。
次に、S39で設定された図柄変動時間が経過した場合(S42;Yes)、第1又は第2特別図柄が変動停止され(S43)、ここで、S38で設定された図柄が第1又は第2特図表示器19a又は19bに表示される。続いて、特図変動停止コマンドがセットされ(S44)、停止中処理(S45)が実行される。尚、S45の停止中処理において、遊技状態に関する処理が実行される。
その後、S4の大入賞口処理において、当りフラグがONの場合、図8を用いて説明したように、大当りの場合には、大当り図柄の種類に応じて、16R長期開放、8R長期開放、8R短期開放の何れかの開閉パターンにて大入賞口13aを開放する大当り遊技が実行され、小当りの場合には、8R短期開放の開閉パターンにて大入賞口13aを開放する小当り遊技が実行される。尚、大当り遊技終了後に、大当り図柄の種類に応じた遊技状態を設定する遊技状態設定処理が実行される。
図24に示すように、演出制御基板23のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4ms)毎に開始され、そのタイマ割込処理において、コマンド受信処理(S101)、演出ボタン処理(S102)、コマンド送信処理(S103)が順次実行される。
図25に示すように、S101のコマンド受信処理では、保留数増加コマンドを受信か否か判定され(S111)、S111の判定がYesの場合、保留数加算処理(S112)が実行され、続いて、保留数増加コマンドがセットされ(S213)、その後、保留数加算時先読み関連処理(S114)が実行される。S113でセットされたコマンド、及び、その他のステップでセットされたコマンドについては、S103のコマンド送信処理により画像制御基板24、ランプ制御基板25に送信される。
図26に示すように、S114の保留数加算時先読み関連処理では、先ず、通常遊技状態又は潜確遊技状態か否か判定され(S131)、S131の判定がYesの場合、受信した保留数増加コマンドが解析され(S132)、その解析情報に基づいて、図12を用いて説明したように、保留アイコンの種類が選択される(S133)。その後、特殊保留アイコンを選択か否か判定され(S134)、S134の判定がYesの場合、画像表示器16に特殊保留アイコンが表示中又は表示予定か否か、つまり、特殊保留アイコンフラグF1=1か否か判定される(S135)。
S135の判定がNoの場合、特殊保留アイコンフラグF1に1がセットされ(S136)、次に、例えば図14を用いて説明したように、S133で選択され特殊保留アイコン(「△」又は「☆」)へ特図保留図柄の表示態様を変更させるシナリオが決定される(S137)。その後、S137で決定されたシナリオの情報を含むシナリオ情報コマンドがセットされる(S138)。尚、特殊保留アイコンフラグF1については、1がセットされている場合、表示態様変更対象の特図保留図柄に係る特図判定情報が消化されると0にリセットされる。
次に、図27に示すように、第1,第2特別ゾーン演出が実行中でない又は実行予定でないか否か、つまり、第1,第2特別ゾーン演出フラグFA,FB=0か否か判定され(S141)、S141の判定がYesの場合、図16を用いて説明したように、特別ゾーン演出の実行有無が判定される(S142)。
その結果、第1特別ゾーン演出を実行と判定された場合(S143;Yes)、第1特別ゾーン演出フラグFAに1がセットされ(S144)、その後、第1特別ゾーン演出の開始タイミングが設定される(S145)。一方、第2特別ゾーン演出を実行と判定された場合(S146;Yes)、第2特別ゾーン演出フラグFBに1がセットされ(S147)、その後、第2特別ゾーン演出の開始タイミングが設定される(S148)。
図25に示すように、S111の判定がNoの場合、或いはS114の実行後、特図変動開始コマンドを受信か否か判定され(S115)、S115の判定がYesの場合、図柄変動演出選択処理(S116)が実行される。図28に示すように、S116の図柄変動演出選択処理では、受信した特図変動開始コマンドが解析され(S161)、設定されている演出モード(通常演出モード、時短演出モード、確変演出モード、潜確示唆演出モードの何れか)が参照され(S162)、保留数減算処理が実行される(S163)。
次に、通常遊技状態又は潜確遊技状態か否か判定され(S164)、S164の判定がYesの場合、第1特別ゾーン演出フラグFA=1か否か判定され(S165)、S165の判定がNoの場合、第2特別ゾーン演出フラグFB=1か否か判定される(S166)。
S165の判定がYesの場合、第1特別ゾーン演出の実行期間か否か判定され(S167)、S167の判定がYesの場合、受信した特図変動開始コマンドの解析情報に基づいて、図柄変動演出として、図15を用いて説明したように、複数種類の第1特別変動演出又は複数種類の第1先読み特別変動演出の何れか1つが選択される(S168)。
S166の判定がYesの場合、第2特別ゾーン演出の実行期間か否か判定され(S169)、S169の判定がYesの場合、受信した特図変動開始コマンドの解析情報に基づいて、図柄変動演出として、図15を用いて説明したように、複数種類の第2特別変動演出又は複数種類の第2先読み特別変動演出の何れか1つが選択される(S170)。
S164又はS166又はS167又はS169の判定がNoの場合、受信した特図変動開始コマンドの解析情報に基づいて、図柄変動演出として、図15を用いて説明したように、複数種類の変動演出又は複数種類の第1,第2特別変動演出の何れか1つが選択される(S171)。S168又はS170又はS171の実行後、そこで選択された図柄変動演出の情報を含む変動演出開始コマンドがセットされる(S172)。
図25に示すように、S115の判定がNoの場合、或いはS116の実行後、特図変動停止コマンドを受信か否か判定され(S117)、S117の判定がYesの場合、図柄変動演出終了中処理(S118)が実行される。図29に示すように、S118の図柄変動演出終了中処理では、受信した特図変動停止コマンドが解析され(S191)、S162と同様、設定されている演出モードが参照される(S192)。次に、当り(大当り/小当り)か否か判定され(S193)、S193の判定がYesの場合、演出モード処理(S194)が実行される。
S194の演出モード処理では、大当り図柄A〜D(E)の何れかにより「確変大当り」「突確大当り」となった場合、確変演出モードが設定され、大当り図柄Fにより「通常大当り」となった場合、又は大当り図柄Gにより「突通大当り」となった場合、時短演出モードが設定され、大当り図柄Hにより「突通大当り」となった場合、通常演出モードが設定される。大当り図柄Eにより「潜確大当り」となった場合、及び「小当り」となった場合、潜確示唆演出モードが設定される。
更に、通常演出モード以外の演出モードが設定された場合には、モード継続回数Mが設定される。具体的に、確変演出モードが設定された場合、モード継続回数Mに10000がセットされ、時短演出モードが設定された場合、モード継続回数Mに50がセットされ、潜確示唆演出モードが設定された場合、モード継続回数Mに10000又は50がセットされる。
S193の判定がNoの場合、通常演出モードか否か判定され(S195)、S195の判定がNoの場合、モード継続回数Mが1減算される(S196)。次に、モード継続回数M=0か否か判定され(S197)、S197の判定がYesの場合、通常演出モードが設定される(S198)。S194又はS198の実行後、或いはS195の判定がYes又はS197の判定がNoの場合、図柄変動演出終了時先読み関連処理(S199)が実行され、その後、変動演出終了コマンドがセットされ(S200)、リターンする。
図30に示すように、S199の図柄変動演出終了時先読み関連処理では、第1特別変動演出の終了か否か判定され(S201)、S201の判定がYesの場合、第1特別ゾーン演出の終了時か否か判定され(S202)、S202の判定がYesの場合、第1特別ゾーン演出フラグFAに0がセットされる(S203)。S201の判定がNoの場合、第2特別変動演出の終了か否か判定され(S204)、S204の判定がYesの場合、第2特別ゾーン演出の終了時か否か判定され(S205)、S205の判定がYesの場合、第2特別ゾーン演出フラグFBに0がセットされる(S206)。
図25に示すように、その後、オープニングコマンドを受信した場合(S119;Yes )、当り演出選択処理(S120)が実行され、エンディングコマンドを受信した場合(S121;Yes)、エンディング演出選択処理(S122)が実行され、最後に、客待ちコマンド処理(S123)が実行される。
図31に示すように、画像表示制御基板24のコンピュータが実行する保留表示処理では、先ず、S113でセットされた保留増加コマンドを受信した場合(S301;Yes)、保留図柄加算表示処理(S302)が実行され、そこで、受信した保留増加コマンドに係る保留図柄(通常保留アイコン「○」)が消化順番末尾に新たに表示される。また、S169でセットされた変動演出開始コマンドを受信した場合(S303;Yes)、保留図柄減算表示処理(S304)が実行され、そこで、受信した変動演出開始コマンドに係る消化順番先頭の保留図柄の表示が消去されるとともに、次に消化順番が1番となる保留図柄がアイコン表示部17a-1に表示されるように全体的にシフト表示される。
次に、シナリオ進行フラグF2=1か否か判定され(S305)、S305の判定がNoの場合、S138でセットされたシナリオ情報コマンドを受信した場合(S306;Yes )、そのシナリオ情報コマンドが解析され(S307)、シナリオ進行フラグF2に1がセットされる(S308)。尚、シナリオ進行フラグF2については、1がセットされている場合、表示態様変更対象の特図保留図柄に係る特図判定情報が消化されると0にリセットされる。
一方、S305の判定がYes の場合、S307で解析されたシナリオ情報に基づいて、表示態様変更タイミングか否か判定され(S309)、S309の判定がYesの場合、対象となる特図保留図柄の表示態様が変更される(S310)。こうして、例えば図14を用いて説明したように、表示態様変更対象の特図保留図柄の表示態様を、通常保留アイコン「○」から第1又は第2特殊保留アイコン「△」又は「☆」に、或いは、第1特殊保留アイコン「△」から第2特殊保留アイコン「☆」に変更表示させる。
また、画像表示制御基板24のコンピュータが実行する図柄変動演出の表示処理では、フローチャートは図示省略するが、S172でセットされた変動演出開始コマンドを受信したとき、その変動演出開始コマンドの解析結果に基づいて、図17に示す変動演出を表示させ、或いは、図18に示す第1特別変動演出を表示させ、又は第1先読み特別変動演出を表示させて第1特別ゾーン演出を表示させることになり、或いは、図19に示す第2特別変動演出を表示させ、又は第2先読み特別変動演出を表示させて第2特別ゾーン演出を表示させることになる。
以上説明したパチンコ遊技機1の作用・効果について説明する。
遊技者は、通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されているときには、発射ハンドル7を操作して遊技球がセンタ役物15の左側を落下するように、遊技球を発射させる所謂左打ちにより遊技を行い、時短遊技状態又は確変遊技状態が設定されているとき、或いは大当り遊技が行われているときには、発射ハンドル7を操作して遊技球がセンタ役物15の右側を落下するように、遊技球を発射させる所謂右打ちにより遊技を行う。
左打ちにより第1始動口10を狙うことができ、第1特図保留数が4未満のときに、遊技球が第1始動口10に入賞すると、第1特図判定情報が取得され特図保留記憶手段32に記憶され、特図保留記憶手段32に記憶された第1特図判定情報は第1特別図柄の変動開始毎に順次消化(消去)される。画像表示器16の第1保留表示部16aには第1特図保留数と相当数の第1特図保留図柄が表示され、遊技者は第1特図保留図柄の数から第1特図保留数を確認することができる。
右打ちにより開放した第2始動口11aを狙うことができ、第2特図保留数が4未満のときに、遊技球が第2始動口11aに入賞すると、第2特図判定情報が取得され特図保留記憶手段32に記憶され、特図保留記憶手段32に記憶された第2特図判定情報は第2特別図柄の変動開始毎に順次消化(消去)される。画像表示器16の第2保留表示部16bには第2特図保留数と相当数の第2特図保留図柄が表示され、遊技者は第2特図保留図柄の数から第2特図保留数を確認することができる。
左打ちにより左側のゲート12を、また、右打ちにより右側のゲート12を狙うことができ、普図保留数が4未満のときに、遊技球が左側又は右側のゲート12を通過すると、普図判定情報が取得され普図保留記憶手段42に記憶され、普図保留記憶手段42に記憶された普図判定情報は、普通図柄の変動開始毎に順次消化(消去)される。ここで先ず、普図判定情報の消化により当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合、普図表示器19cに当り図柄が変動停止後、第2始動口11aが開放する補助遊技が発生する。
通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されている場合には、右打ちを行っても第1始動口10への遊技球の入賞を殆ど期待できないうえ、第2始動口作動モードとして低作動モードが設定され、第2始動口11aへの遊技球の入賞も殆ど期待できないため、左打ちにより所有の遊技球の数を減らしながら遊技を行うことになる。時短遊技状態又は確変遊技状態が設定されている場合には、第2始動口作動モードとして高作動モードが設定され、右打ちを行って第2始動口11aへの比較的多くの遊技球の入賞を期待できるため、右打ちにより所有の遊技球の数を略維持して遊技を行うことができる。
特図保留記憶手段32に記憶された特図判定情報は特別図柄の変動開始毎に順次消化(消去)されるが、その際、特図保留記憶手段32に複数の特図判定情報が記憶されている場合には、それら複数の特図判定情報は取得された順番で消化され、但し、第1,第2特図判定情報の両方が記憶されている場合には、第2特図判定情報が第1特図判定情報よりも優先消化される。そして、この特図判定情報の消化により大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、特図表示器19a,19bに大当り図柄が変動停止後、大入賞口13aが開放する大当り遊技が発生する。
大当り遊技が発生すると、変動停止した大当り図柄の種類によって、当該大当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンとして、16R長期開放、8R長期開放、8R短期開放の何れかが選択実行される。右打ちを行うことにより、16R長期開放では、例えば約2000個の遊技球を獲得でき、8R長期開放では、例えば約1000個の遊技球を獲得できる。但し、8R短期開放では、右打ちを行なっても、遊技球を実質獲得できない。
ところで、特図判定手段34(大当り判定手段34a、図柄判定手段34b)による判定結果に基づいて、特図表示器19a,19bに特別図柄が変動表示された後に当該判定結果を示す判定図柄が停止表示されるが、特別図柄が変動表示されているとき、遊技演出実行手段62により大当り期待度を示唆する遊技演出が画像表示器16での表示を主体に行われるため、この遊技演出により、遊技性、並びに遊技興趣が高められ、更に、事前判定手段34cによる判定結果に基づいて、所謂先読み演出が行われ得るため、この先読み演出により、遊技性、並びに遊技興趣が一層高められる。
この先読み演出として、特図保留図柄を通常保留アイコン「○」とは異なる特殊保留アイコン「△」又は「☆」により表示させることが可能であり、この場合、既に表示されている通常保留アイコン「○」を大当り期待度が高くなる第1又は第2特殊保留アイコン「△」又は「☆」に、或いは既に表示されている第1特殊保留アイコン「△」をより大当り期待度が高くなる第2特殊保留アイコン「☆」に変更することができる。
ここで、本発明では、特殊保留表示制御手段61は、事前判定手段34cにより「確変大当り」「通常大当り」を行うと判定された場合、更に、第2特定図柄変動時間を決定すると判定された場合、「突確大当り」を行う可能性があることを示唆する第1特殊保留アイコン「△」を表示させてから、「確変大当り」「通常大当り」を行う可能性があることを示唆する第2特殊保留アイコン「☆」に変更して表示させることが可能である。
特殊保留アイコン「△」「☆」に対する大当り期待度は、通常保留アイコン「○」に対する大当り期待度よりも高くなる故、通常保留アイコン「○」から第1特殊保留アイコン「△」に変更表示され、更に、この第1特殊保留アイコン「△」から第2特殊保留アイコン「☆」に変更表示されると、遊技者は、「確変大当り」「通常大当り」になる期待を高めることができる。
また、本発明では、特殊保留表示制御手段61は、事前判定手段34cにより「突確大当り」を行うと判定された場合、「確変大当り」「通常大当り」を行うと判定された場合よりも高確率で、第1特殊保留アイコン「△」を表示させ、且つ第1特殊保留アイコン「△」から第2特殊保留アイコン「☆」へは変更して表示させない。
つまり、第1特殊保留アイコン「△」に係る特図判定情報に基づいて大当り抽選で当選した場合、第2特殊保留アイコン「☆」に係る特図判定情報に基づいて大当り抽選で当選した場合よりも、「突確大当り」になる可能性が高くなり、依って、第2特殊保留アイコン「☆」に係る特図判定情報に基づいて大当り抽選で当選した場合、第1特殊保留アイコン「△」に係る特図判定情報に基づいて大当り抽選で当選した場合よりも、「確変大当り」「通常大当り」になる可能性を高くすることができる。
また、本発明では、特殊保留表示制御手段61は、事前判定手段34cにより第1特定図柄変動時間を決定すると判定されたことを条件に、事前判定手段34cにより「突確大当り」を行うと判定された場合、「突確大当り」を行わないと判定された場合よりも高確率で、第1特殊保留アイコン「△」を表示させ、且つその第1特殊保留アイコン「△」から第2特殊保留アイコン「☆」へは変更して表示させない。
従って、通常保留アイコン「○」から第1特殊保留アイコン「△」に変更表示され、その第1特殊保留アイコン「△」の表示が保持されている状態で、第1特定図柄変動時間に基づく第1特別変動演出や第1先読み特別変動演出が行われることで、「突確大当り」を行うと判定される期待度が飛躍的に高められる。
こうして、事前判定に基づく演出として、保留図柄の表示態様の変更を行うことを可能とし、図柄の変動表示中に通常とは異なる特別遊技演出を行うことを可能とし、これらの演出を効果的に行い、演出効果と共に、遊技性、並びに遊技興趣を高めることができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記実施例に種々の変更を付加して実施が可能である。例えば、変動演出、第1特別変動演出、第1先読み特別変動演出、第1特別ゾーン演出、第2特別変動演出、第2先読み特別変動演出、第2特別ゾーン演出の実行態様、保留図柄(通常保留アイコン、第1,第2特殊保留アイコン)の表示態様、等については適宜変更可能である。また、時短遊技状態や確変遊技状態においても、特別ゾーン演出、第2特図保留図柄の表示態様の変更を行うことを可能にしてもよい。尚、本発明については、その他の種々のパチンコ遊技機等の遊技機に適用可能である。
1 パチンコ遊技機
16 画像表示器
16a,16b 第1,第2保留表示部
19a,19b 第1,第2特図表示器
31 特図取得手段
32 特図保留記憶手段
34 特図判定手段
34a 大当り判定手段
34b 図柄判定手段
34c 事前判定手段
35 特図表示制御手段
36 特別遊技実行手段
50 遊技状態制御手段
60 保留表示制御手段
61 特殊保留表示制御手段
62 遊技演出実行手段
63 特別遊技演出実行手段
69 演出手段

Claims (1)

  1. 始動条件の成立により判定情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された判定情報に基づいて、遊技盤に設けられた入賞口が開放される特別遊技を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記特別遊技を行うと判定されたときに、前記入賞口の開放時間が異なる複数の有利特別遊技のうち何れの有利特別遊技を行うかを判定する有利特別遊技判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づいて、所定の図柄表示手段に図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる図柄表示制御手段と、
    前記判定手段により前記特別遊技を行うと判定されたとき、前記図柄表示制御手段により前記判定図柄が停止表示された後に、前記有利特別遊技判定手段により判定された前記有利特別遊技を行う特別遊技実行手段と、
    前記図柄表示制御手段により図柄が変動表示されているときに前記始動条件が成立することにより、前記取得手段により取得された判定情報を記憶する保留記憶手段と、
    前記保留記憶手段に記憶された判定情報に対応する保留図柄を所定の保留表示手段に表示させる保留表示制御手段と、
    前記保留記憶手段に記憶された判定情報に基づいて、前記何れの有利特別遊技を行うかを事前に判定する事前判定手段と、
    前記判定手段または前記有利特別遊技判定手段による判定結果に基づいて、前記図柄表示制御手段が図柄を変動表示させる図柄変動態様を決定する図柄変動態様決定手段と、
    前記保留記憶手段に記憶された判定情報に基づいて、前記図柄変動態様決定手段により決定される図柄変動態様を事前に判定することが可能な図柄変動態様事前判定手段と、
    前記図柄表示制御手段により図柄が変動表示されているときに所定の演出手段により前記判定手段および前記有利特別遊技判定手段による判定の結果を示唆する遊技演出を行う遊技演出実行手段とを備え、
    前記保留表示制御手段は、前記事前判定手段による判定結果に基づいて、前記入賞口が所定時間開放される第1有利特別遊技および前記入賞口が前記所定時間よりも長い時間開放される第2有利特別遊技の何れもが行われる可能性があることを示唆する第1保留図柄または前記第2有利特別遊技が行われる可能性があることを示唆する第2保留図柄を前記保留表示手段に表示させることが可能な特殊保留表示制御手段を有し、
    前記図柄変動態様決定手段は、前記有利特別遊技判定手段により前記第2有利特別遊技を行うと判定されたときおよび前記第2有利特別遊技を行わないと判定されたときの何れであっても特定の図柄変動態様を決定することが可能であり、
    前記遊技演出実行手段は、前記図柄表示制御手段により図柄が前記特定の図柄変動態様で変動表示されているときに、前記第2有利特別遊技が行われることを示唆する特別遊技演出を行うことが可能な特別遊技演出実行手段を有し、
    前記特殊保留表示制御手段は、
    前記図柄変動態様事前判定手段により前記特定の図柄変動態様を決定しないと判定されたとき、前記第1保留図柄を表示させることが可能な第1特殊保留表示制御手段と、
    前記図柄変動態様事前判定手段により前記特定の図柄変動態様を決定すると判定されたとき、前記第1保留図柄を表示させてから前記第2保留図柄に変更して表示させることが可能な第2特殊保留表示制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
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