JP2014230699A - 処置具 - Google Patents

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Toru Wakabayashi
徹 若林
隆 永田
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Abstract

【課題】 手間をかけずに、端子部の摩耗を防止できる処置具を提供すること。
【解決手段】 処置具20は、処置のためにハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110に電気的に着脱させる着脱機構150を有している。着脱機構150は、可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して閉じることに連動して、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110と電気的に接続するように、ハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110に接触させ、可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して開くことに連動して、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110と電気的に非接続するように、ハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110から取り外す。
【選択図】 図6A

Description

本発明は、可動ハンドルが固定ハンドルに対して開閉することによって、把持部が開閉する処置具に関する。
一般的な処置具は、例えば特許文献1と特許文献2とにおいて開示されている。
このような処置具において、固定ハンドルは、処置を操作するボタン部である操作部を有している。操作部は、電気信号線を介して、ハンドルユニットの外装ケースに配設されている電極として機能するハンドル側端子ユニットと接続している。ハンドル側端子ユニットは、超音波振動子(以下、振動子と称する)に配設されている電極として機能する振動子側端子ユニットと電気的に接続している。振動子側端子ユニットは、ケーブルの一方の配線を介して制御部である外部の電源ユニットと接続している。電源ユニットは、ケーブルの他方の配線を介して、振動子と接続している。
ハンドル側端子ユニットはU字形状を有しており、振動子側端子ユニットは円筒形状を有している。円筒がU字の内部に配設され、U字が円筒を円筒の両端(側面)から中央に向かって押圧するように、ハンドル側端子ユニットは振動子側端子ユニットを挟み込む。これによりハンドル側端子ユニットは振動子側端子ユニットと電気的且つ機械的に接続する。
操作部が操作されると、制御信号(電気信号)が操作部から電気信号線とハンドル側端子ユニットと振動子側端子ユニットと一方の配線とを介して電源ユニットに入力される。電源ユニットは、他方の配線を介して振動子に例えば超音波振動用の電流を供給する。振動子は、電流を基に超音波振動を発生する。超音波振動は、振動子からプローブを介して処置部に伝達される。プローブの基端部は振動子と接続しており、プローブの先端部は処置部として機能する。これにより、ジョーである把持部と処置部とによって把持されている処置部位は、処置部から伝達される超音波振動によって処置される。
前記処置において、処置部位の把持位置が変わる場合、例えば把持部と処置部とが回動することが挙げられる。このため、回転操作ノブが回動する必要がある。回転操作ノブは、処置部を有し、振動子と接続しているプローブと、把持部が配設され、プローブが挿入しているシースとに連結している。よって、回転操作ノブの回動に伴い、把持部を含むシースが回転操作ノブと一体にプローブの軸周りに回動する。また前記と同時に、処置部を含むプローブは、回転操作ノブとシースと共に一体的に、プローブの軸周りに回動する。プローブが回動するために、振動子側端子ユニットを含む振動子も回動する。
振動子側端子ユニットが回動するために、互いに接続しているハンドル側端子ユニットと振動子側端子ユニットとにおいて、振動子側端子ユニットはハンドル側端子ユニットに対して振動子ユニットの軸回りに摺動する。このため、振動子側端子ユニットとハンドル側端子ユニットとは、互いに摩耗してしまう。
またこのような摩耗は、例えば、振動子が交換のために、振動子が振動子の軸方向にスライドして外装ケースに着脱する際にも、生じる。
この摩耗を低減させる技術の一例として、例えば特許文献3が開示されている。特許文献3は、電気接点及びコネクタ端子を開示している。少なくとも一方の接点の表面に潤滑油が表面に塗布されている。そして、少なくとも一方の端子の表面に潤滑油が表面に塗布されている。
特開2009−50704号公報 特開2003−111770号公報 特開2012−99398号公報
振動子側端子ユニットを含む振動子が例えばメンテナンスのために交換される場合、特許文献3に開示されているような潤滑油は、交換のたびに振動子側端子ユニットとハンドル側端子ユニットとに塗布される必要がある。この場合、塗布する作業に手間がかかる。
このため、手間をかけずに、端子ユニットの摩耗を防止できる処置装置が望まれている。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、手間をかけずに、端子ユニットの摩耗を防止できる処置具を提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、把持部と、固定ハンドルを有する外装ケースと、前記外装ケースに配設され、前記固定ハンドルに対して開閉可能な可動ハンドルであって、前記可動ハンドルが開くことによって前記把持部を開かせ、前記可動ハンドルが閉じることによって前記把持部を閉じさせる可動ハンドルとを有するハンドルユニットと、前記ハンドルユニットとは別体であり、前記外装ケースの内部に配設可能で、制御部と電気的に接続している第1の端子ユニットと、前記外装ケースの内部に配設されている第2の端子ユニットと、処置のために前記第2の端子ユニットを前記第1の端子ユニットに電気的に着脱させる前記着脱機構であって、前記可動ハンドルが前記固定ハンドルに対して閉じることに連動して、前記第2の端子ユニットが前記第1の端子ユニットと電気的に接続するように、前記第2の端子ユニットを前記第1の端子ユニットに接触させ、前記可動ハンドルが前記固定ハンドルに対して開くことに連動して、前記第2の端子ユニットが前記第1の端子ユニットと電気的に非接続するように、前記第2の端子ユニットを前記第1の端子ユニットから取り外す着脱機構と、を具備することを特徴とする処置具を提供する。
本発明によれば、手間をかけずに、端子ユニットの摩耗を防止できる処置具を提供することができる。
図1は、本発明に係る第1の実施形態における処置装置の概略図である。 図2Aは、プローブ側における処置具の内部の構造を示す概略図である。 図2Bは、振動子側における処置具の内部の構造を示す概略図である。 図3は、シースユニット、ハンドルユニット及びプローブの連結部分の構成を示す概略図である。 図4Aは、可動ハンドル及び駆動パイプの連結構造を示す概略的な平面図である。 図4Bは、図4Aに示す4B−4B線に沿う概略的な横断面図である。 図5Aは、振動子側端子ユニットと振動子ユニットのケースとを示す概略斜視図である。 図5Bは、ハンドル側端子ユニットの概略斜視図である。 図5Cは、振動子側端子ユニットとハンドル側端子ユニットの連結構造を示す図である。 図5Dは、隙間部を説明するための図である。 図6Aは、可動ハンドルが固定ハンドルに対して閉じることに連動して、ハンドル側端子ユニットが振動子側端子ユニットに接触することを説明するための図である。 図6Bは、可動ハンドルが固定ハンドルに対して開くことに連動して、ハンドル側端子ユニットが振動子側端子ユニットから取り外されることを説明するための図である。 図7Aは、第1の変形例を示し、可動ハンドルが固定ハンドルに対して閉じることに連動して、ハンドル側端子ユニットが振動子側端子ユニットに接触することを説明するための図である。 図7Bは、第1の変形例を示し、可動ハンドルが固定ハンドルに対して開くことに連動して、ハンドル側端子ユニットが振動子側端子ユニットから取り外されることを説明するための図である。 図8Aは、第2の変形例を示し、可動ハンドルが固定ハンドルに対して閉じることに連動して、ハンドル側端子ユニットが振動子側端子ユニットに接触することを説明するための図である。 図8Bは、第2の変形例を示し、可動ハンドルが固定ハンドルに対して開くことに連動して、ハンドル側端子ユニットが振動子側端子ユニットから取り外されることを説明するための図である。 図9Aは、第3の変形例を示し、可動ハンドルが固定ハンドルに対して閉じることに連動して、ハンドル側端子ユニットが振動子側端子ユニットに接触することを説明するための図である。 図9Bは、第3の変形例を示し、可動ハンドルが固定ハンドルに対して開くことに連動して、ハンドル側端子ユニットが振動子側端子ユニットから取り外されることを説明するための図である。
[第1の実施形態]
[構成]
図1と図2Aと図2Bと図3と図4Aと図4Bと図5Aと図5Bと図5Cと図5Dと図6Aと図6Bとを参照し、第1の実施形態について説明する。なお、例えば図2Bでは、図示の明瞭化のために、ハンドル側端子ユニット130の図示を省略している。このように、一部の図面では、図示の明瞭化のために、部材の一部の図示を省略している。
また、本実施形態では、処置具20は、一例として超音波処置具として機能するものとして、説明する。
また、ハンドルユニット70は、中心軸Cを有している。例えばハンドルユニット70に対して超音波振動子ユニット(以下、振動子ユニット40)、超音波プローブ(以下、プローブ51)及びシースユニット60が例えば中心軸C上にて連結されている。この中心軸Cは、例えば、振動子ユニット40、プローブ51及びシースユニット60の中心軸(長手軸)と同軸である。
[超音波処置システム(以下、処置システム10)]
図1に示すように、処置システム10は、超音波振動によって例えば生体組織等の処置部位900を処置する超音波処置具(以下、処置具20)と、処置具20が超音波振動するための電流を発生する電源ユニット800とを有している。また処置システム10は、処置具20と接続する一端部と、電源ユニット800と接続する他端部とを有するケーブル850をさらに有している。ケーブル850は、後述する操作部71aから指示された超音波振動処置のための制御信号を、処置具20から電源ユニット800に送る。またケーブル850は、この制御信号を基に電源ユニット800で発生した電流を、電源ユニット800から処置具20に供給する。
[電源ユニット800]
図1に示すように、電源ユニット800は、超音波振動のための電流を制御する超音波制御部801を有している。
[ケーブル850]
図2Bと図5Aと図5Cとに示すように、ケーブル850は、制御用の配線851と、電流供給用の配線853とを有している。
図2Bと図5Aと図5Cとに示すように、配線851は、電源ユニット800と接続し、さらに後述する振動子側端子ユニット110と間接的に接続している。また図5Cに示すように、配線851は、振動子側端子ユニット110等を介して後述するハンドル側端子ユニット130と接続している。後述するが、図5Bと図5Cとに示すように、ハンドル側端子ユニット130は、電気信号線71bを介して操作部71aと接続している。図5Cに示すように、配線851は、後述する操作部71aから指示された超音波振動処置のための制御信号を、電気信号線71bとハンドル側端子ユニット130と振動子側端子ユニット110とから受けて、電源ユニット800に送る。
図2Bに示すように、配線853は、電源ユニット800と後述する圧電素子43とに接続している。配線853は、制御信号を基に、電源ユニット800から圧電素子43に超音波振動処置のために電流を供給する。
[処置具20]
図1と図2Aと図2Bとに示すように、処置具20は、電源ユニット800からケーブル850を介して供給された電流によって、超音波振動を発生する超音波振動子ユニット(以下、振動子ユニット40)と、振動子ユニット40と接続し、振動子ユニット40にて発生した超音波振動を伝達する伝達部材である超音波プローブ(以下、プローブ51)とを有している。
また図1と図2Aとに示すように、処置具20は、プローブ51が挿入されるシースユニット60と、プローブ51が挿入され、中心軸C方向においてシースユニット60と振動子ユニット40との間に配設されるハンドルユニット70とを有している。
また図1と図2Aとに示すように、処置具20は、プローブ51の先端部に配設され、プローブ51によって伝達された超音波振動を処置部位900に伝達し、超音波振動によって処置部位900を処置する処置部80をさらに有している。
[振動子ユニット40]
図1と図2Bとに示すように、振動子ユニット40は、超音波振動を発生する超音波振動子(以下、振動子41)と、振動子41を保持及び収容する収容部である例えば樹脂製のケース49とを有している。ケース49の構成については、後述する。
振動子41は、例えばボルト締めのランジュバン型振動子(Bolt−clamped Langevin type Transducer(BLT))である。図2Bに示すように、一例として、振動子41は、電源ユニット800から供給された電流を超音波振動に変換する圧電素子43と、圧電素子43にて発生した超音波振動の振幅を増幅するホーン45とを有している。
図2Bに示すように、圧電素子43は、例えば、リング形状を有しており、複数配設されている。各圧電素子43は、振動子ユニット40の中心軸方向に沿って互いに密接している。振動子41の先端部に配設されている圧電素子43は、ホーン45と接続している。圧電素子43は、ケーブル850の配線853と接続している。
図2Bに示すように、ホーン45は、例えば円錐形状を有している。ホーン45は、ホーン45の先端部がケース49から突出するように、ケース49に取り付けられている。詳細には、ホーン45は、ケース49の先端部に配設されている内側フランジ部によって保持されている。ホーン45は、超音波振動の振幅を拡大する振幅拡大部として機能する。なおホーン45を含む振動子41は、前記したようにケース49に取り付けられてもよいし、ケース49に対して着脱自在であってもよい。
[プローブ51]
図2Aと図2Bとに示すように、プローブ51は、中心軸(長手軸)を有する細長な部材によって形成されている。このプローブ51は、例えばホーン45の先端部と同じ太さを有している。プローブ51は、ホーン45の先端部(振動子41の先端部)と接続する基端部と、処置部位900に超音波振動を伝達し、処置部位900に超音波振動によって処置する処置部80として機能する先端部とを有している。基端部は、振動子41から超音波振動を伝達される。そして超音波振動は、プローブ51の基端部からプローブ51の先端部側に伝達される。プローブ51は、プローブ51の全体の長さが超音波振動の半波長の整数倍になるように、設計されている。プローブ51は、例えばチタン合金材等の金属製である。
[シースユニット60]
図1と図2Aとに示すように、シースユニット60は、プローブ51が挿通する円筒形状のシース61と、シース61の先端に配設されているエンドエフェクタとしての把持部67とを有している。
[シース61]
図1と図2Aとに示すように、シース61は、ハンドルユニット70の後述する回転操作ノブ77を介してハンドルユニット70の外装ケース73と接続している基端部と、プローブ51の先端部として機能する処置部80が突出する先端部とを有している。
また図3に示すように、シース61は、外筒である円筒状のアウターシース63と、内筒である円筒状の駆動パイプ65(駆動部材)とを有している。駆動パイプ65は、駆動パイプ65がアウターシース63に対して駆動パイプ65の軸方向に摺動可能となるように、アウターシース63に挿入されている。前記したプローブ51は、駆動パイプ65を挿通している。この駆動パイプ65は、後述する可動ハンドル75の開閉力(操作力)を把持部67に伝達する機能を有する。プローブ51と駆動パイプ65との間は、隙間が形成されている。
[把持部67]
図1と図2Aとに示すように、把持部67は、把持部67が図示しない支点を中心に処置部80に対して開閉(回動)するように、アウターシース63の先端に支持されている。プローブ51とシースユニット60とが互いに組み付けられる際には、把持部67は、処置部80と対峙する位置に配置される。把持部67は、処置部80に対して、中心軸C方向に直交する開閉方向に開閉作動可能である。把持部67が閉じた際に、把持部67は処置部80と共に処置部位900を挟み込んで処置部位900を把持する。このような処置部80と把持部67とによって先端把持部が形成されている。
可動ハンドル75が後述する固定ハンドル71に対して開閉すると、駆動パイプ65が駆動パイプ65の軸方向に進退移動する。これにより、駆動パイプ65の駆動力が支点を介して把持部67に伝達される。そして、把持部67は支点を中心に回動し、把持部67は処置部80に対して近接及び離隔、すなわち開閉される。
詳細には、可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して閉じると、駆動パイプ65がシース61の基端部に移動する。これにより、把持部67は処置部80に向かって近接する方向、すなわち閉じる方向に移動する。
また可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して開くと、駆動パイプ65がシース61の先端部に移動すると、把持部67は処置部80から離隔する方向、すなわち開く方向に移動する。
[ハンドルユニット70]
図1と図2Aとに示すように、ハンドルユニット70は、固定ハンドル71を有する外装ケース73と、外装ケース73に配設され、固定ハンドル71に対して開閉可能な可動ハンドル75とを有している。
[外装ケース73]
図1と図2Aとに示すように、外装ケース73は、例えば電気絶縁性を有している。外装ケース73は、ハンドルユニット70の本体部として機能する。また、固定ハンドル71を含む外装ケース73は、術者によって把持される機能を有する。外装ケース73は、プローブ51が挿入され、中心軸C方向において振動子ユニット40のケース49とシースユニット60との間に配設されており、それぞれに連結している。プローブ51は、外装ケース73の内部に配設されている。
図1と図2Aとに示すように外装ケース73は、外装ケース73の先端部に配設され、外装ケース73がシース61と連結するために配設されている回転操作ノブ77と、外装ケース73の基端部に配設され、外装ケース73がケース49と連結するためにケース49が差し込まれる開口部79とを有している。
[回転操作ノブ77]
図1と図2Aと図3に示すような回転操作ノブ77は、シース61と連結している。また回転操作ノブ77は、プローブ51の軸周りに回転可能である。このため回転操作ノブ77がシース61と連結した状態で例えば回動することにより、把持部67を含むシース61が回転操作ノブ77と一体にプローブ51に対して軸周りに回動する。
また回転操作ノブ77は、プローブ51と連結している。このため回転操作ノブ77の回動に伴い、プローブ51は、回転操作ノブ77とシース61と共に一体に、プローブ51の軸周りに回動可能である。プローブ51がプローブ51の軸周りに回動することによって、プローブ51と接続していう振動子41もプローブ51と一体に振動子41の軸周りに回動する。そして、振動子41を保持しているケース49も振動子41と一体にケース49の軸周りに回動する。つまり、回転操作ノブ77がプローブ51の軸回りに回動することによって、ケース49も一体に軸回りに回動する。
前記した連結構造及び回動構造の一例について、図3を参照して、下記にて説明する。
[回動構造]
図3に示すように、回転操作ノブ77は、回転操作ノブ77の基端部に配設され、回転操作ノブ77の内側に向けて突出した1対の係合爪77aを有する。アウターシース63は、アウターシース63の基端部に配設され、係合爪77aが係合される1対の係合孔63aを有する。
図3に示すように、回転操作ノブ77の係合爪77aがアウターシース63の係合孔63aにそれぞれ係合されると、アウターシース63が回転操作ノブ77に取り付けられる。
図3に示すように、駆動パイプ65は、駆動パイプ65の基端部に配設され、係合爪77aが相対的に移動可能な1対のスライド孔65aを有する。スライド孔65aは、プローブ51の軸方向に沿って係合爪77aの厚さ(プローブ51の軸方向の寸法)よりも長い長孔状に形成されている。係合爪77aがスライド孔65aを挿通することにより、駆動パイプ65が回転操作ノブ77に取り付けられる。このため、回転操作ノブ77が駆動パイプ65を取り付けられたとき、駆動パイプ65は中心軸C方向に沿って移動可能である。
図3に示すように、プローブ51は、プローブ51の外周面に配設され、係合爪77aが係合される係合溝51aを有する。係合溝51aは、振動の節位置に形成されている。係合爪77aが係合溝51aに係合されると、プローブ51は回転操作ノブ77に支持される。
このように、プローブ51、駆動パイプ65、アウターシース63及び回転操作ノブ77は一体に組み付けられる。そして、回転操作ノブ77が中心軸C回りに回動すると、回転操作ノブ77と一緒に外装ケース73の内部のアウターシース63、駆動パイプ65及びプローブ51が一体に中心軸C回りに回動する。この回動に連動して、シースユニット60の把持部67、プローブ51に配設される処置部80及びプローブ51と接続している振動子41も、アウターシース63、駆動パイプ65及びプローブ51と一体に中心軸C回りに回動する。そして、振動子41を保持するケース49も同様に中心軸C回りに回動する。
[固定ハンドル71]
図1と図2Aとに示すように、固定ハンドル71は、外装ケース73に固定されている。固定ハンドル71は、処置を操作する複数の操作部71aを有している。操作部71aが選択的に操作されることによって、処置部80における処置機能、例えば、凝固、切開などが選択される。操作部71aは、例えば、ボタン部を有している。
図2Aと図5Bと図5Cとに示すように、操作部71aは、電気信号線71bを介して、後述するハンドル側端子ユニット130と接続している。操作部71aのいずれかが押圧されることで、制御信号(電気信号)が電気信号線71bとハンドル側端子ユニット130と振動子側端子ユニット110とケーブル850の配線851とを介して電源ユニット800に入力される。操作部71aが押圧された場合、電源ユニット800は、ケーブル850の配線853を介して圧電素子43に超音波振動用の電流を供給する。圧電素子43において電流は超音波振動に変換され、振動子41で超音波振動が発生する。
[可動ハンドル75]
図1と図2Aとに示すように、可動ハンドル75は、固定ハンドル71に対して開閉(回動、近接及び離隔)するように外装ケース73に取り付けられている。そして可動ハンドル75は、駆動パイプ65と連結している。可動ハンドル75は、固定ハンドル71に対して開閉することによって、駆動パイプ65を駆動パイプ65の軸方向に摺動させる。前記したように、駆動パイプ65は、可動ハンドル75の開閉力を把持部67に伝達する機能を有する。可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して開閉すると、駆動パイプ65は駆動パイプ65の軸方向に摺動する。これに伴い、把持部67は駆動パイプ65によって処置部80に対して開閉する。
つまり、可動ハンドル75は、可動ハンドル75の開閉に伴い把持部67を開閉させる。詳細には、可動ハンドル75は、可動ハンドル75が開くことによって把持部67を開かせ、可動ハンドル75が閉じることによって把持部67を閉じさせる。
なお外装ケース73と可動ハンドル75との間には図示しないバネ等の弾性部材が配置され、固定ハンドル71に対して可動ハンドル75が離隔されていることが好ましい。すなわち、可動ハンドル75は、ユーザが保持しない状態では、固定ハンドル71に対して遠位の位置に配置されていることが好ましい。
可動ハンドル75の開閉に伴う、駆動パイプ65の摺動と、処置部80の開閉とについては、図1と図2Aと図4Aと図4Bとを参照して、下記において説明する。
[開閉機構]
図2Aに示すように、可動ハンドル75は、駆動パイプ65に対して作用する作用部751と、外装ケース73に連結される回動支点752と、ユーザの親指によって支持される支持部753とを有する。作用部751は可動ハンドル75の一端部として機能し、支持部753は可動ハンドル75の他端部として機能する。
図2Aに示すように、作用部751と回動支点752とは、アーム755によって互いに連結されている。また回動支点752と支持部753とは、アーム757によって互いに連結されている。
図2Aに示すように、可動ハンドル75の回動支点752は、回動支点752の中央部に配設されている支点孔752aを有する。支点孔752aは、回動軸としての回動ピン752bを有している。回動ピン752bの軸方向は、中心軸Cに対して直交していることが好ましい。このため、可動ハンドル75は、外装ケース73に対して、回動ピン752bを支点として回動可能に取り付けられている。すなわち、可動ハンドル75は、支点孔752aに配設された回動ピン752bによって、固定ハンドル71に対して近接及び離隔可能である。
図2Aに示すように、支持部753は、ユーザの親指がかけられる指掛部(環状部)775を有する。ユーザの片手の指が固定ハンドル71及び可動ハンドル75の指掛部715,775に掛けられた状態で、可動ハンドル75は回動ピン752bを中心として回動する。これにより、固定ハンドル71に対して可動ハンドル75は、近接及び離隔することができる。
図4A及び図4Bに示すように、作用部751は、互いに対向する1対の爪部751b,751cを有する略U字状の略U字体751aを有する。図2Aと図4Aと図4Bとに示すように、駆動パイプ65は、駆動パイプ65の基端部に配設され、駆動パイプ65の他の部分の外径よりも外径が大きい大径部65bを有する。大径部65bは、アウターシース63の基端よりも基端側に配置されている。図4A及び図4Bに示すように、駆動パイプ65の大径部65bは、作用部751の爪部751b,751cが係合される切欠き溝651b,651cを有する。爪部751b,751cが切欠き溝651b,651cに係合されることによって、略U字体751aが駆動パイプ65の外周面に取り付けられる。これにより、可動ハンドル75は、駆動パイプ65に取り付けられる。そして、可動ハンドル75の開閉に連動して、駆動パイプ65は駆動パイプ65の軸方向に移動する。
すなわち、可動ハンドル75の略U字体751aと連結する駆動パイプ65において、可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して近接及び離隔すると、駆動パイプ65は可動ハンドル75から開閉力(操作力)を伝達される。これにより、駆動パイプ65は、中心軸C方向に沿って移動する。この駆動パイプ65の移動に連動して、把持部67は処置部80に対して近接及び離隔、すなわち開閉される。
例えば可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して近接する(閉じる)と、駆動パイプ65が中心軸Cに沿って基端側に移動する。このため、駆動パイプ65の移動に連動して、把持部67は処置部80に対して閉じる。
例えば可動ハンドル75を固定ハンドル71に対して離隔(開く)と、駆動パイプ65が中心軸Cに沿って先端側に移動する。このため、駆動パイプ65の移動に連動して、把持部67は処置部80に対して開く。
[処置部80]
図1と図2Aとに示すように、処置部80は、直線形状を有している。処置部80は、超音波振動するプローブ51の先端部を含む。このため図3に示すように、処置部80は、シース61の先端部から突出するようにプローブ51の先端部に配設されている。
[振動子側端子ユニット110とハンドル側端子ユニット130と着脱機構150]
また図2Bと図5Aと図5Bと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、処置具20は、ハンドルユニット70とは別体であり、外装ケース73の内部に配設可能で、超音波制御部801と電気的に接続している第1の端子ユニットとして機能する振動子側端子ユニット110と、ハンドルユニット70の外装ケース73の内部に予め配設されている第2の端子ユニットとして機能するハンドル側端子ユニット130とを有している。
また図6Aと図6Bとに示すように、処置具20は、処置のためにハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110に電気的及び機械的に着脱させる着脱機構150をさらに有している。
[振動子側端子ユニット110の配設位置と配設部分の構造]
図2Bと図5Aと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、振動子側端子ユニット110は、振動子ユニット40のケース49の先端部に配設されている。
図2Bに示すように、振動子ユニット40のケース49は、ハンドルユニット70の開口部79を挿通して外装ケース73の内部に配設されている先端部と、外装ケース73から露出している基端部とを有している。
ケース49を含むケース49の先端部と基端部とは、略円筒形状を有している。ケース49を含むケース49の先端部と基端部とは、絶縁性を有しており、結果として例えば樹脂製である。ケース49を含むケース49の先端部と基端部とは、樹脂に限らず、絶縁性を有していればよい。
図2Bと図5Aと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、ケース49の先端部は、段差部状且つ先細に形成されている。詳細にはケース49の先端部は、第1の円筒部491と、第2の円筒部493と、第3の円筒部495とを有している。第1の円筒部491と、第2の円筒部493と、第3の円筒部495とは、絶縁性を有している。第1の円筒部491と、第2の円筒部493と、第3の円筒部495とにおいて、それぞれの中心軸は、ケース49の中心軸方向に沿って配設されており、同軸上に配設されている。またそれぞれの中心軸は、中心軸C上に配設されている。第1の円筒部491と、第2の円筒部493と、第3の円筒部495とは、例えば一体である。
図2Bと図5Aと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、第1の円筒部491は、ケース49の中心軸方向において、第2の円筒部493よりも処置部80に向かって突出している。第1の円筒部491は、第3の円筒部495よりも同様に突出している。第1の円筒部491の外径は、第2の円筒部493の外径よりも小さい。
図2Bと図5Aと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、第2の円筒部493は、ケース49の中心軸方向において、第3の円筒部495よりも処置部80に向かって突出している。第2の円筒部493の外径は、第3の円筒部495の外径よりも小さい。
このように、第1の円筒部491が最も突出し、第3の円筒部495の外径は最も大きい。
また図2Bと図5Aと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、第1の円筒部491は、第1の円筒部491の外周面に配設され、第2の円筒部493に対して露出している第1の露出面491aを有している。
また図2Bと図5Aと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、第2の円筒部493は、第2の円筒部493の外周面に配設され、第3の円筒部495に対して露出している第2の露出面493aを有している。第2の露出面493aは、段差部が第1の露出面491aと第2の露出面493aの間に形成されるように、第1の露出面491aよりも外側(側方)に配設されている。
また図2Bと図5Aと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、第3の円筒部495は、第3の円筒部495の外周面に配設され、ケース49に対して露出している第3の露出面495aを有している。第3の露出面495aは、段差部が第2の露出面493aと第3の露出面495aの間に形成されるように、第2の露出面493aよりも外側(側方)に配設されている。
図2Bと図5Aと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、振動子側端子ユニット110は、第1の露出面491aの配設されている第1の振動子側端子部111と、第2の露出面493aの配設されている第2の振動子側端子部113と、第3の露出面495aの配設されている第3の振動子側端子部115とを有している。
第1の振動子側端子部111の構成と、第2の振動子側端子部113の構成と、第3の振動子側端子部115の構成とは、互いに略同一である。また第1の振動子側端子部111と第1の露出面491aとの相対関係と、第2の振動子側端子部113と第2の露出面493aとの相対関係と、第3の振動子側端子部115と第3の露出面495aとの相対関係とは、互いに略同一である。よって、以下に第1の振動子側端子部111の構成と、第1の振動子側端子部111と第1の露出面491aとの相対関係とを一例にして説明する。
図2Bと図5Aと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、第1の振動子側端子部111は、例えば、円筒形状を有しており、第1の露出面491a全周に渡って第1の露出面491aに装着されている。第1の振動子側端子部111は、ケース49の中心軸方向において、第1の露出面491a全体に配設されるのではなく、第1の露出面491aの一部に配設されている。この一部は、第1の円筒部491と第2の円筒部493との間に配設される段差部側に配設されている。また第1の振動子側端子部111は、第2の露出面493aにまではみ出さないように配設されている。
言い換えると、第1の露出面491aは、段差部側に配設され、第1の振動子側端子部111が配設されている一部と、一部よりも処置部80側に配設され、第1の振動子側端子部111が非配設されている他部とを有している。他部は、第1の露出面491a全周に渡って配設されている。他部は、絶縁性を有している。第1の振動子側端子部111は、他部における第1の露出面491aよりも外側に配設される。なお第1の振動子側端子部111は、他部における第1の露出面491aと同一平面上に配設されてもよい。
前記したように、第1の振動子側端子部111は、例えば、円筒形状を有しており、第1の露出面491a全周に渡って第1の露出面491aに装着されている。この点は、第2の振動子側端子部113と、第3の振動子側端子部115とについても略同様である。このため、振動子側端子ユニット110は、外装ケース73の軸周り方向において、全周に渡って配設されている。
図2Bと図5Aと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、第1の振動子側端子部111は、第1の導電板491bと接続しており、第1の導電板491bと導通している。第1の導電板491bは、ケース49の中心軸方向に沿って配設されている。そして、第1の導電板491bは、配線851と接続している。
第1の導電板491bに対応するものとして、第2の導電板493bと第3の導電板495bと称する。第2の導電板493bと第3の導電板495bとは、配線851と接続している。
なお第1の振動子側端子部111と、第2の振動子側端子部113と、第3の振動子側端子部115と、第1の円筒部491と、第2の円筒部493と、第3の円筒部495とは、前記したようにケース49に配設されている。このためこれらは、回転操作ノブ77の回動によってケース49が軸回りに回動することによって、ケース49と共にケース49の軸回りに回動する。よって、可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して開き、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110と電気的且つ機械的に非接続するようにハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110から取り外された状態において、把持部67と振動子側端子ユニット110とは、一体に外装ケース73の軸周りに回動可能である。
[ハンドル側端子ユニット130]
図5Bと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、本実施形態のハンドル側端子ユニット130は、中心軸C方向において移動することによって、振動子側端子ユニット110に対して着脱自在となっている。
図5Bと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、ハンドル側端子ユニット130は、第1の振動子側端子部111に対して着脱自在な第1のハンドル側端子部131と、第2の振動子側端子部113に対して着脱自在な第2のハンドル側端子部133と、第3の振動子側端子部115に対して着脱自在な第3のハンドル側端子部135とを有している。またハンドル側端子ユニット130は、第1のハンドル側端子部131と第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とを一体に保持する樹脂製の保持部137をさらに有している。前記着脱に応じて、電気的且つ機械的な接続または非接続が実施される。詳細には、接続によって、電気的且つ機械的な接続が実施される。また取り外されることで、電気的且つ機械的な非接続が実施される。
図5Bと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、第1のハンドル側端子部131と第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とは、例えば、略U字形状を有している。第1のハンドル側端子部131と第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とは、ケース49の中心軸方向に沿って、処置部80側から振動子41の基端部に向かってこの順番に配列されている。また第1のハンドル側端子部131と第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とにおいて、それぞれの中心軸は、ケース49の中心軸方向に沿って配設されており、同軸上に配設されている。またそれぞれの中心軸は、中心軸C上に配設されている。
図5Bと図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、第1のハンドル側端子部131は、略U字の底部に配設されており、保持部137によって保持され、下方に向かって延出している延出部139を有している。この点は、第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とについても同様である。各延出部139は、電気信号線71bと接続しており、電気信号線71bを介して操作部71aと接続している。
第1のハンドル側端子部131の内径は、第1の露出面491aの他部の外径よりも大きく、第1の振動子側端子部111の外径と略同一であり、第2のハンドル側端子部133の内径と第2の振動子側端子部113の外径とよりも小さい。
第2のハンドル側端子部133の内径は、第2の露出面493aの他部の外径よりも大きく、第2の振動子側端子部113の外径と略同一であり、第3のハンドル側端子部135の内径と第3の振動子側端子部115の外径とよりも小さい。
第3のハンドル側端子部135の内径は、第3の露出面495aの他部の外径よりも大きく、第3の振動子側端子部115の外径と略同一であり、振動子41の基端部の外径よりも小さい。第3のハンドル側端子部135の内径は、最も大きい。
図5Cと図6Aと図6Bとに示すように、第1のハンドル側端子部131と第1の振動子側端子部111との接続において、円筒形状の第1の振動子側端子部111が略U字形状の第1のハンドル側端子部131の内部に配設され、第1のハンドル側端子部131が第1の振動子側端子部111を第1の振動子側端子部111の両端(側面)から中央に向かって押圧するように、第1の振動子側端子部111は第1のハンドル側端子部131を挟み込む。
この点は、第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とについても同様である。
つまり本実施形態では、電気的且つ機械的な接続時において、ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110の周面を略囲うようにして、振動子側端子ユニット110と接触する。
これにより振動子側端子ユニット110は、ハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に接続する。
図5Cと図6Aとに示すように、詳細については後述するが、第1の振動子側端子部111に対する第1のハンドル側端子部131の接続と、第2の振動子側端子部113に対する第2のハンドル側端子部133の接続と、第3の振動子側端子部115に対する第3のハンドル側端子部135の接続とは、同時に実施される。
この接続は、円筒形状の第1の振動子側端子部111の径方向、言い換えると略U字形状の第1のハンドル側端子部131の開口方向、さらに言い換えると振動子41の中心軸方向に直交する方向において、第1のハンドル側端子部131が第1の振動子側端子部111に向かって移動することによって実施されるのではない。接続は、中心軸C方向、円筒形状の第1の振動子側端子部111の径方向に対して直交する方向、言い換えると略U字形状の第1のハンドル側端子部131の幅方向、さらに言い換えると振動子41の中心軸方向において、第1のハンドル側端子部131が第1の振動子側端子部111に向かって移動することによって実施される。この点は、第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とについても同様である。
また図6Bに示すように、第1の振動子側端子部111に対する第1のハンドル側端子部131の取り外しと、第2の振動子側端子部113に対する第2のハンドル側端子部133の取り外しと、第3の振動子側端子部115に対する第3のハンドル側端子部135の取り外しは、同時に実施される。
この取り外しは、円筒形状の第1の振動子側端子部111の径方向、言い換えると略U字形状の第1のハンドル側端子部131の開口方向において、さらに言い換えると振動子41の中心軸方向に直交する方向において、第1のハンドル側端子部131が第1の振動子側端子部111から取り外されるように移動することによって実施されるのではない。取り外しは、中心軸C方向、円筒形状の第1の振動子側端子部111の径方向に対して直交する方向、言い換えると略U字形状の第1のハンドル側端子部131の幅方向、さらに言い換えると振動子41の中心軸方向において、第1のハンドル側端子部131が第1の振動子側端子部111から取り外されるように移動することによって実施される。この点は、第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とについても同様である。
[着脱機構150]
図6Aに示すように、着脱機構150は、可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して閉じることに連動して、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110と電気的且つ機械的に接続するように、ハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110に接触させる。
また図6Bに示すように、着脱機構150は、可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して開くことに連動して、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110と電気的且つ機械的に非接続するように、ハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110から取り外す。この取り外しは、例えば、ハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110から引き離すことを含む。
図6Aと図6Bとに示すように、着脱機構150は、可動ハンドル75のアーム755とハンドル側端子ユニット130の保持部137とに連結している。そして前記において、本実施形態では、着脱機構150は、可動ハンドル75の開閉に連動して、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110を着脱するように、保持部137を振動子41の中心軸方向に沿って移動させる。
図6Aと図6Bとに示すように、着脱機構150は、接続時にハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110に位置し、非接続時にハンドル側端子ユニット130が露出面の他部に位置するように、保持部137を介して、ハンドル側端子ユニット130を、振動子41の中心軸方向に沿って露出面を摺動させる。詳細には着脱機構150は、ハンドル側端子ユニット130を、振動子側端子ユニット110と露出面の他部との間を摺動させる。
このため、着脱機構150は、可動ハンドル75のアーム755と連結している一端部と、ハンドル側端子ユニット130の保持部137と連結している他端部とを有する例えば棒状の連結部材151を有している。連結部材151は、固定ハンドル71に対する可動ハンドル75の開閉に連動して着脱のために外装ケース73の軸方向(中心軸C方向)に沿って移動する。連結部材151は、例えば、振動子41及びプローブ51に対して並列に配設されている。
そして着脱機構150は、連結部材151の移動に伴いハンドル側端子ユニット130を外装ケース73の軸方向に沿って移動させることによって、外装ケース73の軸方向においてハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110に着脱させる。
図6Aに示すように、例えば、可動ハンドル75が閉じる際、連結部材151は、可動ハンドル75によって押圧され、押圧によって外装ケース73の軸方向に沿って振動子41の基端部側に移動する。これに伴い、連結部材151は、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110から接続するように、外装ケース73の軸方向に沿って保持部137を押し込む。
図6Bに示すように、例えば、可動ハンドル75が開いた際、連結部材151は、可動ハンドル75によって引っ張られ、引張によって外装ケース73の軸方向に沿って振動子41の先端部側に移動する。これに伴い、連結部材151は、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110から取り外されるように、外装ケース73の軸方向に沿って保持部137を引っ張る。
[閉動作に伴う接続]
図6Aに示すように、可動ハンドル75が閉じた際、ハンドル側端子ユニット130は、着脱機構150によって、振動子41の中心軸方向に沿って、露出面の絶縁性の他部から、振動子側端子ユニット110に移動する。この場合、ハンドル側端子ユニット130は、接続する振動子側端子ユニット110に隣り合う振動子側端子ユニット110の側方に位置するのではなく、接続する振動子側端子ユニット110が配設されている露出面の一部に移動する。このようにハンドル側端子ユニット130は、接続する振動子側端子ユニット110に隣り合う振動子側端子ユニット110に接続するように移動するのではない。
詳細には、第3のハンドル側端子部135は、振動子41の中心軸方向に沿って、第3の露出面495aの他部から第3の振動子側端子部115が配設されている第3の露出面495aの一部に移動する。つまり第3のハンドル側端子部135は、第3の振動子側端子部115からケース49に抜けるように移動するのではない。また第3のハンドル側端子部135は、ケース49の側方に位置するのではなく、第3の振動子側端子部115に移動する。このように第3のハンドル側端子部135は、移動を着脱機構150によって規制される。また第3のハンドル側端子部135は、段差部によってケース49側への移動を規制されてもよい。
また、第2のハンドル側端子部133は、振動子41の中心軸方向に沿って第2の露出面493aの他部から第2の振動子側端子部113が配設されている第2の露出面493aの一部に移動する。つまり第2のハンドル側端子部133は、第2の振動子側端子部113に隣り合う第3の振動子側端子部115と接続するように移動するのではない。また第2のハンドル側端子部133は、第3の振動子側端子部115の側方に位置するのではなく、第2の振動子側端子部113に移動する。このように第2のハンドル側端子部133は、移動を着脱機構150によって規制される。また第2のハンドル側端子部133は、段差部によって第3の円筒部495側への移動を規制されてもよい。
また、第1のハンドル側端子部131は、振動子41の中心軸方向に沿って第1の露出面491aの他部から第1の振動子側端子部111が配設されている第1の露出面491aの一部に移動する。つまり第1のハンドル側端子部131は、第1の振動子側端子部111に隣り合う第2の振動子側端子部113と接続するように移動するのではない。また第1のハンドル側端子部131は、第2の振動子側端子部113の側方に位置するのではなく、第1の振動子側端子部111に移動する。このように第1のハンドル側端子部131は、移動を着脱機構150によって規制される。また第1のハンドル側端子部131は、段差部によって第2の円筒部493側への移動を規制されてもよい。
ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110に接触するために、言い換えるとハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110と接続するために、可動ハンドル75が完全に閉じる必要はない。
可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して最も開いた際において、固定ハンドル71に対する可動ハンドル75の開閉範囲をRと称する。
開閉範囲が例えばR/2以下となるように可動ハンドル75固定ハンドル71に対して閉じた際に、着脱機構150はハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110に接触させてもよい。
なお例えば可動ハンドル75が固定ハンドル71に最も近づく際に、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110と接続した状態を維持し、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110から移動せず、可動ハンドル75が閉じた際に生じる力量がハンドル側端子ユニット130に伝達されないように、着脱機構150は、この力量を吸収する吸収特性を有していてもよい。この特性は、この力量を緩衝するなどの緩衝特性を有していてもよい。
[開動作に伴う電気的な非接続]
図6Bに示すように、可動ハンドル75が開いた際、ハンドル側端子ユニット130は、着脱機構150によって、振動子41の中心軸方向に沿って、ハンドル側端子ユニット130が接続する振動子側端子ユニット110から、この振動子側端子ユニット110が配設されている露出面の絶縁性の他部に、移動する。この場合、ハンドル側端子ユニット130は、接続する振動子側端子ユニット110に隣り合う振動子側端子ユニット110の側方に位置するのではなく、接続する振動子側端子ユニット110が配設されている露出面の他部に移動する。このようにハンドル側端子ユニット130は、接続する振動子側端子ユニット110に隣り合う振動子側端子ユニット110に接続するように移動するのではない。
詳細には、第3のハンドル側端子部135は、振動子41の中心軸方向に沿って第3の振動子側端子部115から第3の振動子側端子部115が配設されている第3の露出面495aの他部に移動する。つまり第3のハンドル側端子部135は、第3の振動子側端子部115に隣り合う第2の振動子側端子部113と接続するように第2の円筒部493側に移動するのではない。また第3のハンドル側端子部135は、第2の振動子側端子部113の側方に位置するのではなく、第3の振動子側端子部115が配設されている第3の露出面495aの他部に移動する。このように第3のハンドル側端子部135は、第2の円筒部493側に移動せず、第3の露出面495aの他部に移動するように、移動を着脱機構150によって規制される。
また、第2のハンドル側端子部133は、振動子41の中心軸方向に沿って第2の振動子側端子部113から第2の振動子側端子部113が配設されている第2の露出面493aの他部に移動する。つまり第2のハンドル側端子部133は、第2の振動子側端子部113に隣り合う第1の振動子側端子部111と接続するように第1の円筒部491側に移動するのではない。また第2のハンドル側端子部133は、第1の振動子側端子部111の側方に位置するのではなく、第2の振動子側端子部113が配設されている第2の露出面493aの他部に移動する。このように第2のハンドル側端子部133は、第1の円筒部491側に移動せず、第2の露出面493aの他部に移動するように、移動を着脱機構150によって規制される。
また、第1のハンドル側端子部131は、振動子41の中心軸方向に沿って第1の振動子側端子部111から第1の振動子側端子部111が配設されている第1の露出面491aの他部に移動する。つまり第1のハンドル側端子部131は、第1の円筒部491から抜けるように移動するのではない。このように第1のハンドル側端子部131は、第1の円筒部491から抜けず、第1の露出面491aの他部に移動するように、移動を着脱機構150によって規制される。
前記において、第1のハンドル側端子部131の内径は、第1の露出面491aの他部の外径よりも大きい。このため、第1のハンドル側端子部131が第1の露出面491aの他部に移動した際、振動子41の径方向において、図5Dに示すように、第1のハンドル側端子部131と第1の露出面491aの他部との間には隙間部160が配設される。この点は、第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とについても同様である。
ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110から取り外される、言い換えるとハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110と非接続するために、可動ハンドル75が完全に開く必要はない。
開閉範囲が例えばR/2以上となるように可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して開いた際に、着脱機構150はハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110から取り外させてもよい。
なお、例えば可動ハンドル75が固定ハンドル71から最も離れた際に、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110から取り外された状態を維持し、ハンドル側端子ユニット130が隣の振動子側端子ユニット110の側方にまで移動せず、可動ハンドル75が開いた際に生じる力量がハンドル側端子ユニット130に伝達されないように、着脱機構150は、この力量を吸収する吸収特性を有していてもよい。この特性は、この力量を緩衝するなどの緩衝特性を有していてもよい。つまり可動ハンドル75の開閉量は、ハンドル側端子ユニット130の移動量と一致しなくてもよい。
[作用]
[閉動作]
図6Aに示すように、可動ハンドル75が閉じられると、可動ハンドル75は駆動パイプ65を中心軸Cに沿って基端側に移動させる。この駆動パイプ65の移動に連動して、把持部67は処置部80と共に処置部位900を把持するように処置部80に対して閉じられる。
図6Aに示すように、前記と同時に、可動ハンドル75は、連結部材151を押圧し、押圧によって連結部材151を振動子41の中心軸方向に沿って振動子41の基端部側に移動させる。これに伴い、連結部材151は、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110から接続するように、振動子41の中心軸方向に沿って保持部137を押し込む。
これにより、ハンドル側端子ユニット130は、振動子41の中心軸方向に沿って、露出面の絶縁性の他部から、振動子側端子ユニット110に、移動する。
詳細には、第3のハンドル側端子部135は、振動子41の中心軸方向に沿って、第3の露出面495aの他部から第3の振動子側端子部115に移動する。
また第2のハンドル側端子部133は、振動子41の中心軸方向に沿って第2の露出面493aの他部から第2の振動子側端子部113に移動する。
また第1のハンドル側端子部131は、振動子41の中心軸方向に沿って第1の露出面491aの他部から第1の振動子側端子部111に移動する。
前記3つの移動は、同時に実施される。これにより振動子側端子ユニット110は、ハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に接続する。
そして操作部71aが操作されると、制御信号(電気信号)が操作部71aから電気信号線71bとハンドル側端子ユニット130と振動子側端子ユニット110とケーブル850の配線851とを介して電源ユニット800に入力される。電源ユニット800は、ケーブル850の配線853を介して圧電素子43に超音波振動用の電流を供給する。圧電素子43において電流は超音波振動に変換され、振動子41で超音波振動が発生する。
これにより、把持部67と処置部80と共に把持されている処置部位900は、超音波振動によって処置される。
[開動作]
前記処置において、処置部位900の把持位置が変わる場合、例えば把持部67と処置部80とが一体に回動することが挙げられる。このため、回転操作ノブ77が回動する。回転操作ノブ77の回動に伴い、把持部67を含むシース61が回転操作ノブ77と一体にプローブ51の軸周りに回動する。また前記と同時に、処置部80を含むプローブ51は、回転操作ノブ77とシース61と共に一体に、プローブ51の軸周りに回動する。
なおプローブ51がプローブ51の軸周りに回動することによって、プローブ51と接続していう振動子41もプローブ51と一体に振動子41の軸周りに回動する。そして、振動子41を保持しているケース49も振動子41と一体にケース49の軸周りに回動する。
このため、互いに接続している振動子側端子ユニット110とハンドル側端子ユニット130とにおいて、ケース49に配設される振動子側端子ユニット110が回動するために、振動子側端子ユニット110とハンドル側端子ユニット130とは、互いに摩耗してしまう。
詳細には、ケース49に配設される第1の振動子側端子部111が回動するために、第1の振動子側端子部111と第1のハンドル側端子部131とは互いに摩耗してしまう。この点は、第2の振動子側端子部113と第2のハンドル側端子部133とについても同様であり、第3の振動子側端子部115と第3のハンドル側端子部135とについても同様である。
よって、把持部67と処置部80とが回動する際、図6Bに示すように、可動ハンドル75は開かせる必要がある。これにより、可動ハンドル75は駆動パイプ65を中心軸Cに沿って先端側に移動させる。この駆動パイプ65の移動に連動して、把持部67は処置部80に対して開く。
図6Bに示すように、前記と同時に、可動ハンドル75は、連結部材151を引っ張り、引張によって連結部材151を振動子41の中心軸方向に沿って振動子41の先端部側に移動させる。これに伴い、連結部材151は、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110から取り外されるように、振動子41の中心軸方向に沿って保持部137を引っ張る。
これにより、ハンドル側端子ユニット130は、振動子41の中心軸方向に沿って、ハンドル側端子ユニット130が接続する振動子側端子ユニット110から、この振動子側端子ユニット110が配設されている露出面の絶縁性の他部に、移動する。
詳細には、第3のハンドル側端子部135は、振動子41の中心軸方向に沿って第3の振動子側端子部115から第3の露出面495aの他部に移動する。
また、第2のハンドル側端子部133は、振動子41の中心軸方向に沿って第2の振動子側端子部113から第2の露出面493aの他部に移動する。
また、第1のハンドル側端子部131は、振動子41の中心軸方向に沿って第1の振動子側端子部111から第1の露出面491aの他部に移動する。
前記3つの移動は、同時に実施される。これにより振動子側端子ユニット110は、ハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続する。
そして、前記したように、回転操作ノブ77が回動すると、把持部67を含むシース61と処置部80を含むプローブ51とが回動する。よって、前記処置において、処置部位900の把持位置が変わる。
なおケース49に配設される振動子側端子ユニット110が回動するが、振動子側端子ユニット110はハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続である。よって、回動が実施されても、振動子側端子ユニット110とハンドル側端子ユニット130とが互いに摩耗させることは、防止される。
また前記において、振動子側端子ユニット110は、露出面の他部に配設される。このため、振動子41の径方向において、振動子側端子ユニット110と露出面の他部との間には、図5Dに示すように、隙間部160が配設される。よって回動が実施されても、振動子側端子ユニット110と露出面の他部とが互いに摩耗させることは、防止される。
ここで、振動子側端子ユニット110はハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続している状態において、回転操作ノブ77が回動するための力量を力量1と称する。
振動子側端子ユニット110はハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に接続している状態において、回転操作ノブ77が回動するための力量を力量2と称する。
振動子側端子ユニット110はハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続しているため、振動子側端子ユニット110とハンドル側端子ユニット130とにおいて摩擦が生じず、力量1は、力量2よりも少なくなる。
つまり、本実施形態では、可動ハンドル75が開いていれば、振動子側端子ユニット110はハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続する。このため本実施形態では、この状態において回転操作ノブ77は容易且つ少ない力で回動する。
また本実施形態では、可動ハンドル75が開いていれば、振動子側端子ユニット110はハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続する。よって、振動子ユニット40が交換のためにハンドルユニット70に着脱する際、非接続状態は、接続状態に比べて、少ない力で容易に交換する。
また、把持部67と処置部80とが回動する際、可動ハンドル75が完全に開く必要はない。前記したように、開閉範囲が例えばR/2以上となるように可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して開いた際に、着脱機構150はハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110から取り外させることも可能である。このためこの状態では、把持部67と処置部80とは、大きい処置部位900を把持した状態で、回動可能である。同時に、ユーザは、把持した感触を得た状態で、前記したように、少ない力で回動させることとなる。
また処置が実施されないために、可動ハンドル75が開いているニュートラルな状態において、前記したように、振動子側端子ユニット110は、ハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続可能である。このため、誤作動が防止され、安全性が向上する。
また可動ハンドル75が開いていれば、振動子側端子ユニット110は、ハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続する。このため、この状態で操作部71aが操作されても、誤作動が防止され、安全性が向上する。
[その他]
なお、振動子ユニット40が交換のためにハンドルユニット70に着脱する際、振動子側端子ユニット110は、ハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続である。このため、交換によって互いが破損することが防止される。
[効果]
このように本実施形態では、図6Aと図6Bとに示すように、可動ハンドル75の開閉に連動して、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110を着脱する。本実施形態では、可動ハンドル75が開いていれば、ハンドル側端子ユニット130は振動子側端子ユニット110と電気的且つ機械的に非接続となるため、この状態で、回動が実施されればよい。このため、本実施形態では、潤滑油などを塗布する必要はなく、手間をかけずに、振動子側端子ユニット110とハンドル側端子ユニット130との摩耗を防止できる。
また本実施形態では、振動子側端子ユニット110はハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続状態において、振動子側端子ユニット110は、露出面の他部に配設される。このため本実施形態では、回動が実施されても、振動子側端子ユニット110とハンドル側端子ユニット130とが互いに摩耗させることを防止できる。
また本実施形態では、振動子側端子ユニット110はハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続状態において、振動子側端子ユニット110は、露出面の他部に配設される。このとき、本実施形態では、振動子41の径方向において、振動子側端子ユニット110と露出面の他部との間には、図5Dに示すように、隙間部160が配設される。このため、本実施形態では、この状態で回動が実施されても、振動子側端子ユニット110と露出面の他部とが互いに摩耗することは、防止できる。
また本実施形態では、第1の振動子側端子部111に対する第1のハンドル側端子部131の着脱と、第2の振動子側端子部113に対する第2のハンドル側端子部133の着脱と、第3の振動子側端子部115に対する第3のハンドル側端子部135の着脱とは、可動ハンドル75の開閉という1つの動作に連動する連結部材151を含む保持部137の移動によって、同時に実施できる。このため本実施形態では、構成を簡便にでき、着脱のタイミングを同時に設定でき、操作を簡単にできる。
また本実施形態では、例えば、第1の振動子側端子部111に対する第1のハンドル側端子部131の接続において、接続は、略U字形状の第1のハンドル側端子部131の開口方向において、第1のハンドル側端子部131が第1の振動子側端子部111に向かって移動することによって実施されるのではなく、振動子41の中心軸方向において、第1のハンドル側端子部131が第1の振動子側端子部111に向かって移動することによって実施される。この点は、第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とについても同様である。
また本実施形態では、第1の振動子側端子部111に対する第1のハンドル側端子部131の取り外しにおいて、取り外しは、略U字形状の第1のハンドル側端子部131の開口方向において、第1のハンドル側端子部131が第1の振動子側端子部111から取り外されるように移動することによって実施されるのではなく、振動子41の中心軸方向において、第1のハンドル側端子部131が第1の振動子側端子部111から取り外されるように移動することによって実施される。この点は、第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とについても同様である。
このため本実施形態では、第1の振動子側端子部111に対する第1のハンドル側端子部131の着脱において、略U字形状の第1のハンドル側端子部131の開口方向において、第1のハンドル側端子部131が第1の振動子側端子部111に対して移動することに比べて、第1の振動子側端子部111に対する第1のハンドル側端子部131の摺動量を減らすことができ、振動子側端子ユニット110とハンドル側端子ユニット130との摩耗を防止できる。
また本実施形態では、第1の円筒部491と第2の円筒部493と第3の円筒部495とこれらの間に配設される段差部とによって、例えば、第1のハンドル側端子部131が第2の円筒部493側への移動を規制される。このように本実施形態では、誤接続が防止される。
また本実施形態では、本実施形態では、可動ハンドル75が開いていれば、振動子側端子ユニット110はハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続する。このため本実施形態では、この状態において回転操作ノブ77を容易且つ少ない力で回動できる。
また本実施形態では、可動ハンドル75が開いていれば、振動子側端子ユニット110はハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続する。よって、振動子ユニット40が交換のためにハンドルユニット70に着脱する際、非接続状態は、接続状態に比べて、少ない力で容易に交換できる。
また本実施形態では、把持部67と処置部80とが回動する際、可動ハンドル75が完全に開く必要はない。前記したように、開閉範囲が例えばR/2以上となるように可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して開いた際に、着脱機構150はハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110から取り外させることも可能である。このため本実施形態では、この状態で、把持部67と処置部80とは、大きい処置部位900を把持した状態で、回動可能でできる。本実施形態では、同時に、ユーザは、把持した感触を得た状態で、前記したように、少ない力で回動できる。
また本実施形態では、処置が実施されないために、可動ハンドル75が開いているニュートラルな状態において、前記したように、振動子側端子ユニット110は、ハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続する。このため、誤作動を防止でき、安全性を向上できる。
また本実施形態では、可動ハンドル75が開いていれば、振動子側端子ユニット110は、ハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続する。このため本実施形態では、この状態で操作部71aが操作されても、誤作動を防止でき、安全性を向上できる。
また本実施形態では、振動子ユニット40が交換のためにハンドルユニット70に着脱する際、振動子側端子ユニット110は、ハンドル側端子ユニット130と電気的且つ機械的に非接続である。このため本実施形態では、この状態では、交換によって互いが破損することを防止できる。
また本実施形態では、可動ハンドル75の開閉量がハンドル側端子ユニット130の移動量と一致しなくてもよいため、操作性を向上できる。
また本実施形態では、開閉範囲が例えばR/2以下となるように可動ハンドル75固定ハンドル71に対して閉じた際に、着脱機構150はハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110に接触させている。また本実施形態では、開閉範囲が例えばR/2以上となるように可動ハンドル75が固定ハンドル71に対して開いた際に、着脱機構150はハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110から取り外している。よって本実施形態では、操作性及び安全性を向上できる。
また本実施形態では、着脱機構150は、固定ハンドル71に対する可動ハンドル75の開閉に連動して着脱のために外装ケース73の軸方向に沿って移動する連結部材151を有している。よって本実施形態では、簡素な構成で前記を実施できる。
また本実施形態では、ハンドル側端子ユニット130は、外装ケース73の軸周り方向において、全周に渡って配設されている。また電気接続時において、ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110の周面を囲うようにして、振動子側端子ユニット110と接触する。このため本実施形態では、確実に電気的な接続を実施できる。
なお、連結部材151と、保持部137とは、図示しないガイド部材によって、移動をガイドされてもよい。
また本実施形態では、超音波処振動処置のために、例えば、操作部71aと電気信号線71bと振動子側端子ユニット110とハンドル側端子ユニット130とケーブル850とが配設されている。しかしながら、これらは、高周波処置のために機能してもよい。このように、本実施形態の処置具20は、高周波処置のために利用されてもよい。また高周波処置のために、操作部と電気信号線と振動子側端子ユニットとハンドル側端子ユニットとケーブルとが前記とは別に配設されていてもよい。このように、本実施形態の処置具20は、超音波処置と高周波処置とののために利用されてもよい。
また本実施形態では、可動ハンドル75が開閉した際に、駆動パイプ65が駆動パイプ65の軸方向に移動する。これにより把持部67は、開閉する。しかしながら、可動ハンドル75が開閉した際に、把持部67が開閉すれば、これに限定する必要はない。処置具20は、可動ハンドル75の開閉力(操作力)を把持部67に伝達する機構を有していればよい。
また本実施形態では、可動ハンドル75が開閉した際に、把持部67は、処置部80に対して開閉する。しかしながら、可動ハンドル75が開閉した際に、把持部67が開閉すれば、これに限定する必要はない。例えば、1対の把持部67が配設されており、把持部67の一方が可動し、把持部67の他方が固定されており、把持部67の一方が把持部67の他方に対して開閉してもよい。または、例えば、1対の把持部67が配設されており、把持部67の一方と他方とが可動し、把持部67の一方と他方とが互いに向かって開閉してもよい。
[第1の変形例]
[構成]
前記した第1の実施形態では、連結部材151を含む保持部137がプローブ51の長手軸方向に沿って移動することで、ハンドル側端子ユニット130は振動子側端子ユニット110を着脱する。しかしながら、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110を着脱すれば、これに限定する必要はない。
以下に、図7Aと図7Bとを参照して説明する。
外装ケース73の軸方向に対して直交する方向を直交方向と称する。
第1の実施形態と同様に、ハンドル側端子ユニット130において、第1のハンドル側端子部131と第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とは、例えば、略U字形状を有している。
ハンドル側端子ユニット130は、直交方向の軸回りに回動する支点部137aを有する。支点部137aは、保持部137に配設されている。
着脱機構150は、連結部材151の移動に伴い支点部137aを中心にハンドル側端子ユニット130を軸回りに回動させることによって、ハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110に着脱させる。
例えば、連結部材151は、連結部材151の中心軸方向(中心軸C方向)に沿って移動することで、保持部137を押圧または引っ張る。これに伴い、保持部137は、保持部137に配設されている支点部137aを中心に回動する。これにより、保持部137に保持されているハンドル側端子ユニット130は、回動し、回動によって振動子側端子ユニット110を着脱する。ハンドル側端子ユニット130は、回動に伴い振動子側端子ユニット110に点接触によって接続する。
詳細には、図7Aに示すように、可動ハンドル75が閉じた際、可動ハンドル75は、連結部材151を押圧する。これにより、連結部材151は、保持部137を押圧する。そして、保持部137は、押圧によって支点部137aを中心に回動する。よって、ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110と接続する。
また図7Bに示すように、可動ハンドル75が開いた際、可動ハンドル75は、連結部材151を引っ張る。これにより、連結部材151は、保持部137を引っ張る。そして、保持部137は、引張によって支点部137aを中心に回動する。よって、ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110から取り外される。
第1の実施形態と同様に、第1のハンドル側端子部131は、例えば、略U字形状を有している。このため、前記点接触は、第1のハンドル側端子部131において、略U字の両端の2か所で、実施される。この点は、第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とについても同様である。このように電気接続時において、ハンドル側端子ユニット130は、略U字の両端の2か所で、振動子側端子ユニット110と点接触する。
[効果]
本変形例では、点接触のため、第1の実施形態よりも振動子側端子ユニット110に対するハンドル側端子ユニット130の接触部分を減らすことができる。よって本実施形態では、より摩耗を防止できる。
[第2の変形例]
[構成]
図8Aと図8Bとに示すように、着脱機構150は、連結部材151の移動に伴いハンドル側端子ユニット130を外装ケース73の軸方向に対して直交する直交方向に移動させることによって、直交方向においてハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110に着脱させる。
例えば、連結部材151は、連結部材151の中心軸方向(中心軸C方向)に沿って移動することで、保持部137を中心軸C方向に対して直交する方向に移動させる。これにより、ハンドル側端子ユニット130が振動子側端子ユニット110を着脱する。ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110に点接触によって接続する。この場合、ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110に当て付く。ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110の側方に位置する。
詳細には、図8Aに示すように、可動ハンドル75が閉じた際、可動ハンドル75は、連結部材151を押圧する。これにより、連結部材151は、保持部137を押圧する。そして、保持部137は、押圧によって振動子側端子ユニット110に向かって直交方向に沿って移動する。よって、ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110と接続する。
また図8Bに示すように、可動ハンドル75が開いた際、可動ハンドル75は、連結部材151を引っ張る。これにより、連結部材151は、保持部137を引っ張る。そして、保持部137は、引張によって振動子側端子ユニット110から離れるように直交方向に沿って移動する。よって、ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110から取り外される。
図8Aと図8Bとに示すように、第1のハンドル側端子部131は、中心軸C方向に沿って配設されている例えば平板形状を有している。第1のハンドル側端子部131は、保持部137によって保持されることで連結部材151の他端部と間接的に連結する一端部と、第1の振動子側端子部111の側方に位置し、言い換えると、前記した直交する方向において第1の振動子側端子部111と同一直線上に配設されている他端部とを有している。他端部は、第1の振動子側端子部111と隣り合っており、移動に伴い第1の振動子側端子部111と点接触によって接続する。このため、点接触は、第1のハンドル側端子部131において、他端部の1箇所で、実施される。この点は、第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とについても同様である。このように電気接続時において、ハンドル側端子ユニット130は、ハンドル側端子ユニット130の他端部を示す1箇所のみで、振動子側端子ユニット110と点接触する。
[効果]
本変形例では、点接触のため、第1の実施形態よりも振動子側端子ユニット110に対するハンドル側端子ユニット130の接触部分を減らすことができる。よって本実施形態では、より摩耗を防止できる。また本変形例では、第1の変形例よりも、点接触の実施個所を少なくでき、より摩耗を防止できる。
[第3の変形例]
[構成]
以下に、図9Aと図9Bとを参照して説明する。
外装ケース73の軸方向に対して直交する方向を直交方向と称する。
ハンドル側端子ユニット130において、第1のハンドル側端子部131は、連結部材151の他端部と連結する一端部と、他端部とを有する平板形状を有している。この点は、第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とについても同様である。
ハンドル側端子ユニット130は、直交方向の軸回りに回動する支点部137aを有する。支点部137aは、保持部137に配設されている。
着脱機構150は、連結部材151の移動に伴い支点部137aを中心にハンドル側端子ユニット130を軸回りに回動させることによって、ハンドル側端子ユニット130を振動子側端子ユニット110に着脱させる。
例えば、連結部材151は、連結部材151の中心軸方向(中心軸C方向)に沿って移動することで、保持部137を押圧または引っ張る。これに伴い、保持部137は、保持部137に配設されている支点部137aを中心に回動する。これにより、保持部137に保持されているハンドル側端子ユニット130は、回動し、回動によって振動子側端子ユニット110を着脱する。ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110に点接触によって接続する。この場合、ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110に当て付く。
詳細には、図9Aに示すように、可動ハンドル75が閉じた際、可動ハンドル75は、連結部材151を押圧する。これにより、連結部材151は、保持部137を押圧する。そして、保持部137は、押圧によって支点部137aを中心に回動する。よって、ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110と当て付き、接続する。
また図9Bに示すように、可動ハンドル75が開いた際、可動ハンドル75は、連結部材151を引っ張る。これにより、連結部材151は、保持部137を引っ張る。そして、保持部137は、引張によって支点部137aを中心に回動する。よって、ハンドル側端子ユニット130は、振動子側端子ユニット110から取り外される。
図9Aと図9Bとに示すように、第1のハンドル側端子部131は、中心軸C方向に沿って配設されている例えば平板形状を有している。第1のハンドル側端子部131は、保持部137によって保持されることで連結部材151の他端部と間接的に連結する一端部と、第1の振動子側端子部111の側方に位置し、言い換えると、前記した直交する方向において第1の振動子側端子部111と略同一直線上に配設されている他端部とを有している。他端部は、第1の振動子側端子部111と隣り合っており、回動に伴い第1の振動子側端子部111と点接触によって接続する。このため、点接触は、第1のハンドル側端子部131において、他端部の1箇所で、実施される。この点は、第2のハンドル側端子部133と第3のハンドル側端子部135とについても同様である。このように電気接続時において、ハンドル側端子ユニット130は、他端部を示す1箇所のみで、振動子側端子ユニット110と点接触する。
[効果]
本変形例では、点接触のため、第1の実施形態よりも振動子側端子ユニット110に対するハンドル側端子ユニット130の接触部分を減らすことができる。よって本実施形態では、より摩耗を防止できる。また本変形例では、第1の変形例よりも、点接触の実施個所を少なくでき、より摩耗を防止できる。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
10…処置システム、20…処置具、40…振動子ユニット、41…振動子、43…圧電素子、45…ホーン、49…ケース、51…プローブ、60…シースユニット、61…シース、67…把持部、70…ハンドルユニット、71a…操作部、71b…電気信号線、71…固定ハンドル、73…外装ケース、75…可動ハンドル、77…回転操作ノブ、80…処置部、110…振動子側端子ユニット、111…第1の振動子側端子部、113…第2の振動子側端子部、115…第3の振動子側端子部、130…ハンドル側端子ユニット、131…第1のハンドル側端子部、133…第2のハンドル側端子部、135…第3のハンドル側端子部、137…保持部、139…延出部、150…着脱機構、151…連結部材、800…電源ユニット、801…超音波制御部、850…ケーブル、851…配線、853…配線、900…処置部位。

Claims (9)

  1. 把持部と、
    固定ハンドルを有する外装ケースと、前記外装ケースに配設され、前記固定ハンドルに対して開閉可能な可動ハンドルであって、前記可動ハンドルが開くことによって前記把持部を開かせ、前記可動ハンドルが閉じることによって前記把持部を閉じさせる可動ハンドルとを有するハンドルユニットと、
    前記ハンドルユニットとは別体であり、前記外装ケースの内部に配設可能で、制御部と電気的に接続している第1の端子ユニットと、
    前記外装ケースの内部に配設されている第2の端子ユニットと、
    処置のために前記第2の端子ユニットを前記第1の端子ユニットに電気的に着脱させる前記着脱機構であって、前記可動ハンドルが前記固定ハンドルに対して閉じることに連動して、前記第2の端子ユニットが前記第1の端子ユニットと電気的に接続するように、前記第2の端子ユニットを前記第1の端子ユニットに接触させ、前記可動ハンドルが前記固定ハンドルに対して開くことに連動して、前記第2の端子ユニットが前記第1の端子ユニットと電気的に非接続するように、前記第2の端子ユニットを前記第1の端子ユニットから取り外す着脱機構と、
    を具備することを特徴とする処置具。
  2. 前記可動ハンドルが前記固定ハンドルに対して最も開いた際において、前記固定ハンドルに対する前記可動ハンドルの開閉範囲をRと称し、
    前記開閉範囲が例えばR/2以下となるように前記可動ハンドル前記固定ハンドルに対して閉じた際に、前記着脱機構は前記第2の端子ユニットを前記第1の端子ユニットに接触させ、
    前記開閉範囲が例えばR/2以上となるように前記可動ハンドルが前記固定ハンドルに対して開いた際に、前記着脱機構は前記第2の端子ユニットを前記第1の端子ユニットから取り外すことを特徴とする請求項1に記載の処置具。
  3. 前記第1の端子ユニットは、前記外装ケースの軸周り方向において、全周に渡って配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の処置具。
  4. 前記可動ハンドルが前記固定ハンドルに対して開き、前記第2の端子ユニットが前記第1の端子ユニットと電気的に非接続するように前記第2の端子ユニットが前記第1の端子ユニットから取り外された状態において、前記把持部と前記第1の端子ユニットとは、一体的に前記外装ケースの軸周りに回動可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の処置具。
  5. 前記着脱機構は、前記可動ハンドルと連結している一端部と、前記第2の端子ユニットと連結している他端部とを有し、前記固定ハンドルに対する前記可動ハンドルの開閉に連動して着脱のために前記外装ケースの軸方向に沿って移動する連結部材を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の処置具。
  6. 前記着脱機構は、前記連結部材の移動に伴い前記第2の端子ユニットを前記外装ケースの軸方向に沿って移動させることによって、前記外装ケースの軸方向において前記第2の端子ユニットを前記第1の端子ユニットに着脱させ、
    電気接続時において、前記第2の端子ユニットは、前記第1の端子ユニットの周面を囲うようにして、前記第1の端子ユニットと接触することを特徴とする請求項5に記載の処置具。
  7. 前記外装ケースの軸方向に対して直交する方向を直交方向と称し、
    前記第2の端子ユニットは、U字形状を有し、
    前記第2の端子ユニットは、直交方向の軸回りに回動する支点部を有し、
    前記着脱機構は、前記連結部材の移動に伴い前記支点部を中心に前記第2の端子ユニットを軸回りに回動させることによって、前記第2の端子ユニットを前記第1の端子ユニットに着脱させ、
    電気接続時において、前記第2の端子ユニットは、U字の両端の2か所で、前記第1の端子ユニットと点接触することを特徴とする請求項5に記載の処置具。
  8. 前記外装ケースの軸方向に対して直交する方向を直交方向と称し、
    前記第2の端子ユニットは、前記連結部材の前記他端部と連結する一端部と、直交方向において前記第1の端子ユニットと同一直線上に配設されている他端部とを有する平板形状を有し、
    前記着脱機構は、前記連結部材の移動に伴い前記第2の端子ユニットを前記外装ケースの軸方向に対して直交する直交方向に移動させることによって、直交方向において前記第2の端子ユニットを前記第1の端子ユニットに着脱させ、
    電気接続時において、前記第2の端子ユニットは、前記第2の端子ユニットの前記他端部を示す1箇所のみで、前記第1の端子ユニットと点接触することを特徴とする請求項5に記載の処置具。
  9. 前記外装ケースの軸方向に対して直交する方向を直交方向と称し、
    前記第2の端子ユニットは、前記連結部材の前記他端部と連結する一端部と、他端部とを有する平板形状を有し、
    前記第2の端子ユニットは、直交方向の軸回りに回動する支点部を有し、
    前記着脱機構は、前記連結部材の移動に伴い前記支点部を中心に前記第2の端子ユニットを軸回りに回動させることによって、前記第2の端子ユニットを第1の端子ユニットに着脱させ、
    電気接続時において、前記第2の端子ユニットは、前記第2の端子ユニットの前記他端部を示す1箇所のみで、前記第1の端子ユニットと点接触することを特徴とする請求項5に記載の処置具。
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