JP2014230495A - 畝成形装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トラクタの後側部に装着の耕耘爪ロータによって耕耘する耕耘土壌面を、培土器乃至畦立器等によって、この耕耘幅よりも広い広幅畝を形成する場合は、トラクタの後部に培土器を装着して培土畝立作業を広幅間隔に、前記耕耘作業行程とは独立行程として行うため多くの作業行程を要し、非能率的である。
【解決手段】 所定幅の土壌面を耕耘する耕耘爪ロータ1後側部の左右一側端部に、溝切り培土する土壌を耕耘幅内側へ培土する片側培土板2を形成した片培土器3を配置し、この片培土器3の後部には、前記片側培土板2の後方に延長形成されて、この片側培土板2によって培土された培土法面を摺動押圧する押え板4を設けた広幅の畝成形装置。
【選択図】 図2

Description

トラクタの耕耘爪ロータによって耕耘される土壌面を、簡単な片培土器の装着によって広幅畝形態に成形する畝成形装置に関する。
圃場面の畦際土壌の一部を畦法面部へ移動させて畦塗器によって畦塗成形する技術(例えば、特許文献1参照)や、トラクタ耕耘ロータの後部に複数の畝立器を設けて複数条の畝条を作成する技術(例えば、特許文献2参照)等がある。
特開2008ー237060号公報 特開2002ー262601号公報
トラクタの後側部に装着の耕耘爪ロータによって耕耘した耕耘土壌面を、培土器、乃至畝立器等によって、適宜幅の藩種畝、栽培畝等を形成する場合は、各畝幅が耕耘爪ロータによる耕耘幅よりも狭い領域に設定される形態となるもので、この畝幅を耕耘幅よりも広く形成する場合は、複条行程の耕耘行程による平耕耘作業を行った耕耘作業行程後に、トラクタの後部に培土器を装着して培土畝立作業を広幅間隔にして、しかも前記耕耘作業行程とは独立行程として行うため、多くの作業行程を要し、非能率的である。
請求項1に記載の発明は、所定幅の土壌面を耕耘する耕耘爪ロータ1後側部のリヤカバー14部の左右一側端部に、溝切り培土する土壌を耕耘幅内側へ培土する片側培土板2を形成した片培土器3を配置し、この片培土器3の後部には、前記片側培土板2の後方に延長形成されて、この片側培土板2によって培土された培土法面を摺動押圧する押え板4を設けた畝成形装置の構成とする。
請求項2に記載の発明は、前記片培土器3の片側培土板2は、培土先5に対して左右揺動可能に設け、前記培土先5の後方に亘って垂直状に形成の側板6と、これら片側培土板2、及び押え板4との間を、拡縮連結具7、8で連結して、これら連結具7、8の拡縮によって、側板6に対する片側培土板2、又は押え板4の傾斜角度を調節可能に設ける。
請求項3に記載の発明は、前記片培土器3の外側部に位置する畝間土壌面を掻き均す掻均板9を設ける。
請求項4に記載の発明は、前記耕耘爪ロータ1の前側左右側端部には、耕耘幅域内に対向して前尾輪10、11を配置し、片培土器3の後部には、培土溝底部を支持する広幅の尾輪12を配置し、この尾輪12と反対側の畝上面を支持する狭幅の尾輪13を配置する。
請求項1に記載の発明は、耕耘爪ロータ1による耕耘片培土作業を、往復耕耘行程によって各々行わせることにより、該ロータ1の耕耘幅よりも広い広幅耕耘形態として、この耕耘幅の両側に沿って片培土器3、及び片側培土板2による培土溝部を形成して、広幅域の畝立土壌面を形成することができる。この耕耘爪ロータ1のリヤカバー14の一側端部下面に位置して配置の片培土器3や、片側培土板2等は往、復畝立て培土行程共に定位置に設定された状態にあるから、片培土器を着脱したり、取付位置を切替えたりする等の特別の培土作業操作等を要することなく、簡単で安定した構成とすると共に、作業操作を簡単にすることができ、培土作業を容易に行わせることができ、作業性を高めることができる。
また、前記耕耘土壌面の左側横端部が片培土器3によって培土されて、培土溝部の土壌が右側の耕耘幅中央部側へ培土されて、リヤカバー14によって上面を鎮圧均平しながら往行程の片側畝、乃至畝法面を形成すると共に、この畝法面を片側培土板2後端部の押え板4によって押圧摺動し鎮圧して締め固め、安定させることができる。
しかも、前記培土先5の外側から後方へ伸びる垂直形態の側板6を設ける形態にあっては、前記培土溝部の左側溝側面を垂直形態に形成するが、この左側土壌面は前記耕耘爪ロータ1によっては直接耕耘していないため、この側板6による土壌層厚の溝切側面が固く締まった土壌密度の状態に維持されて、崩れがたく安定した形態に成形される。この側板6によって形成される左側の溝側面と、前記片側培土板2及び押え板4により形成される右側の畝法面との間に、培土先5や片側培土板2の、底面や下端縁等で、所定幅の溝底面が形成されて、土壌の崩れ落ちの少ない片培土溝底面を形成する。
請求項2に記載の発明は、前記片培土板2の角度を設定するための連結具7や、押え板4の角度を設定するための連結具8等の伸縮操作によって、片側培土板2と、押え板4との横方向への傾斜(培土)角度θを変更調節することができ、培土畝土壌の裏面を鎮圧し、押圧し、締め固めることができるが、この片側培土板2や押え板4等の開き角度θを大きくすることによって、培土成形圧力を高くすることができ、又、培土溝底部の溝幅を広く形成することができると共に、片培土溝幅の大小や、深さ等に応じた適切な摺動培土成形位置に設定して、きれいな培土畝法面成形を円滑に行うことができる。又、培土溝底部の溝幅を広く形成することができる。
しかも、前記片側培土板2や、押え板4等を、前側のリヤカバー14に対して固定することなく左右揺動可能な形態とすることによって、構成を簡単にして、培土畝法面の成形圧力調節操作を簡単、容易に行うことができる。
前記片培土器3は、ロータ1によって耕耘される土壌面を鎮圧均平するリヤカバー14の横端下に取付けるものであるから、この片培土器3によって培土される土壌面を、このリヤカバー14の上下揺動によって鎮圧均平して、片培土器3による培土溝部の成形を安定した状態に行わせることができ、しかも、片培土器3をリヤカバー14の下側に位置させて、耕耘爪ロータ1の回転後面に接近させて、畝成形装置としての前後長を短縮化し、コンパクトな構成として、作業性を良好に維持させることができ、片培土器3がリヤカバー14と一体的に上下動するため、このリヤカバー14で成形畝土壌に鎮圧力を十分に働かせながら、この片培土器3による培土溝部Mを略一定深さに形成し、過負荷を吸収して円滑な広幅畝成形作業を行わせることができる。
請求項3に記載の発明は、前記のように片培土器3は、耕耘土壌面幅の横端部に沿って推進しながら片培土溝を形成しながら、片培土畝を形成するが、この片培土器3の側板6部の外側には適宜高さの位置に掻均板9が突出していて、この側板の外側部の土壌面部を削り取り、均平な土壌面に掻き均す。このように、耕耘土壌は片培土器3によって培土形成される土壌面の上側面をリヤカバー14で鎮圧して安定した崩れ難い畝立面を形成する。そして片培土器3によって形成された跡の培土溝部は、片培土器3によって培土されない側板6の外側部の土壌は、高低の変化があっても、これが掻均板9によって高さ、及び均平幅を一定にするように均平成形して、この培土作用を円滑に行わせることができ、培土溝部の仕上げをきれいに、良好に行わせることができる。広幅畝成形後に、この左右畝部間の、畝間、乃至培土溝間の土壌面を、作業者の歩き易くしたり、作物保護機構の設置を容易化し易くする等の、利用し易くすることができる。
請求項4に記載の発明は、前記耕耘爪ロータ1、及び片培土器3は、前側の左右の尾輪10、11で耕耘前側の土壌面に接地支持され、後側の左右の尾輪12、13で耕耘培土跡の培土溝部や耕耘土壌面部に支持される。この後側片培土器3側部の尾輪12は幅広く形成されていて、片培土器3の後側の培土溝底部に接地支持して、この方培土器3部側の耕耘片培土作用を安定させることができる。又、この片培土器3側と反対側の尾輪13は狭幅に形成しているため、広幅培土畝の耕耘土壌面に成形した畝幅の略中央部位置を接地しても、接地支持幅を狭くして、しかも軽くすることができて、この畝幅中央部における尾輪13接地による耕耘土壌面の局部的な鎮圧や、掻き乱し、荒れ等を減少して、きれいな広幅畝仕上げを円滑に行わせることができる。
しかも、前記片培土器3、及びこの後側に設ける片側培土板2や、押え板4等を有して、片培土畝を往復行程で成形しながら、広幅の培土畝を形成するものでありながら、前記前側の左、右尾輪10、11や、後側の左、右尾輪12、13によって、左右バランス良く支持維持して、上下揺動や、ローリング、及び傾斜変動等を少なくすることができ、水平面状で、きれいな広幅畝を安定して成形することができる。
畝成形装置部の側面図。 その平面図。 その尾輪部の背面図。 その培土畝成形形態の背面図。 その片培土器の斜視図。 その側面図。 その平面図。 畝成形装置部の平面図。 その尾輪部の背面図。 その作業状態を示す背面図。
図面に基づいて、耕耘爪20を耕耘軸21の周りに配設した耕耘爪ロータ1は、四輪走行形態のトラクタ(図示しない)の後部に、ロアリンク、トップリンク、及びリフトアームに連結のリフトリンク等からなるリフトリンク機構を介して装着されて、この車体後部のPTO軸から入力軸23を連動して駆動回転して耕耘することができる。
耕耘爪ロータ1は、耕耘軸21の左右両端部を軸受けする耕耘軸ケース16の上端部間に亘って伝動ケース17を設け、この伝動ケース17の前側に形成のロアブラケット18、及びトップブラケット19を、前記リフトリンク機構の後端部に連結のヒッチリンクに係合させて連結する。トップブラケット19のトップピン24を掬い上げることによって、ロアブラケット18をヒッチリンクに引寄せ接近させて係合連結させることができる。また、前記ロータ1の回転は逆回転駆動させてアップカット形態として耕耘することも可能である。
前記耕耘爪ロータ1の回転上周部を覆うロータカバー15を有し、このロータカバー15の後端部にカバーピン24周りに上下回動可能のリヤカバー14を設けて、ロータ1の回転によって耕耘する耕耘土壌面を鎮圧して均平するように構成している。前記伝動ケース17の中央部から後方に亘ってリヤフレーム25を突出して、このリヤフレーム25の後端部に、左右両側一対の尾輪12、13を有する尾輪フレーム26を装着する。この尾輪フレーム26の後端部で、左右両側端部には、上下方向のソケット27、28を有して、各ソケット27、28に上端部のハンドル34、35回動操作によって上下動する尾輪ロッド29、30を設け、これら各尾輪ロッド29、30の下端部に左右揺動自在のキャスターアーム31、32を介して回転自在に軸装33、33の尾輪12、13を設ける。進行方向に対して左側の尾輪12は幅広く形成し、これに対して右側の尾輪13は幅狭く形成している。
又、前記リヤフレーム25と下方のリヤカバー14との間には、スプリング34等を有するダンパー機構35を設けて、前記リヤカバー14の後端部を下方へ弾発させている。前記トップブラケット19とリヤフレーム25との間には、ハンドル36によって伸縮調節する伸縮ロッド37を設けて、リヤフレーム25の伝動ケース17部に対する上下位置を調節変更し、畝高さを調節することができる。
畝成形装置は、耕耘爪ロータ1の一側後部のリヤカバー14の左側端下部に位置して、この耕耘爪ロータ1によって耕耘される耕耘土壌の横端部を内側へ培土する片培土器3と、この片培土器3の後側に取付けられて培土溝M部の土壌を右側へ培土案内する片側培土板2を設けて、片培土畝立装置を構成している。
図2においては、片培土器3をリヤカバー14の左側端部に設けて、進行方向に対して右側へ片側培土するように構成しているが、片培土器3を、これとは反対の右側端部に設けて、左側へ片培土する形態とすることも可能である。又、前記片培土器3をリヤカバー14の左側端と、右側端とに付替て作業状態に適応した片培土作業を行い易くすることも可能である。この要な畝立装置の往、復作業走行の往行程Fと、復行程Rにより耕耘爪ロータ1幅Lよりも略二倍の幅に広幅B域の畝Dを畝立成形する構成とする。
トラクタ車体の後部に装着の耕耘爪ロータ1の左、右いずれか一側後部のリヤカバー14の下面部に片培土器3、及び片側培土板2を取付けて、耕耘走行しながら培土作業を行う。このとき往行程Fで行われる耕耘爪ロータ1による耕耘幅Lの土壌面の一側の畦立装置の位置する(左)側の土壌面が、この畦立装置による培土作用を受けて片培土作用が行われる。即ち、耕耘土壌面の左側横端部が片培土器3によって培土されて、培土溝部Mの土壌が右側の耕耘幅中央部C側へ培土されて、リヤカバー3によって上面を鎮圧均平しながら往行程Fの片側畝幅Aの片培土畝を培土形成する。
次に、往行程Fにおいて、前記左側の片培土した耕耘土壌面幅L域の培土溝部M側とは反対側(右側)に隣接する未耕耘域の土壌面を折返して復行程Rを耕耘走行することによって、前記往行程F時と同様に耕耘、片培土作用が行われ、しかも、この片培土作用は、前記往行程Fにおける培土位置とは反対側の位置において同様に行われるため、往行程Fと復行程Rとの耕耘土壌面は前記耕耘幅部のセンタラインC部で相互に同一耕耘土壌面に連続して、耕耘土壌畝面Dとした形態に広幅Bに形成され、この広幅B(耕耘爪ロータ幅、乃至片側耕耘幅Lの二倍幅)の耕耘土壌面Dの左、右両側端部に沿って、各片培土器3、片側培土板2等による培土作用が行われて、広幅Bの耕耘土壌の培土畝面Dと、この左右両側の培土溝部M、Mを形成する。従って、片培土器3及び片側培土板2は、ロータ1のリヤカバー14の一側端部に取付けた状態のままで、単に耕耘土壌面を往復耕耘走行することによって広幅Dの畝立成形を行うことができる。
又、前記片培土器3は、耕耘爪ロータ1の回転後部を覆って上下揺動可能に設けるリヤカバー14の後部下面に取付けて、このリヤカバー14で鎮圧する耕耘土壌を前記片培土器3によって片側培土して培土溝部Dを形成する。
前記片培土器3を装着するリヤカバー14は、耕耘爪ロータ1の上部を覆うロータカバー15の後側にカバーピン24周りに上下回動可能に装着されて、耕耘爪ロータ1によって耕耘される耕耘土壌面を鎮圧しながら均平に形成すると共に、この土壌を片培土器3によって培土する。従って、このリヤカバー14の下面に装着されて耕耘土壌面を片培土する土壌面をも、このリヤカバー3によって鎮圧しながら均平化して、培土跡の培土溝部M部側の法面の崩れを少くするように形成し、更に、この片培土器3によって形成される培土溝部Mの土壌法面を後側の片側培土板2、及びこの後側の押え板4によって、右側へ培土成形して、より安定した培土溝部Mを形成する。
又、前記片側培土板2は、前記リヤカバー14の後方位置に突出させて設け、このリヤカバー14下側で左側端部に位置する片培土器3の後部に取付ける。
前記のように片培土器3は、リヤカバー14の左端下面側に設けられているため、この片培土器3によって培土形成される土壌面Dの上側面をリヤカバー3で鎮圧して安定した崩れ難い畝立面を形成する。このように片培土器3によって形成された跡の培土溝部M、Mには、片培土器3によって培土されない側の土壌や、崩れ落ちた土壌等の残留土壌や、前記リヤカバー14による鎮圧作用を受けない状態の土壌等があるが、この片培土板3の片側培土板2や、押え板4による培土作用を行わせることができるため、培土作用を円滑に行わせることができ、培土溝部M、及び片培土畝法面等の仕上げを、きれいに、良好に行わせることができる。
更に、前記片側培土板2、及びこの後端部の押え板4は、片培土器3の側板4に対して左右外側へ回動可能に設け、培土角度θを拡縮調整可能に設ける。
前記リヤカバー14の下側に位置する片培土器3によって形成される培土溝部Mは、培土先5後部の左側板6と、この右側の片側培土板2、及びこの後端部の押え板4とによる培土作用が行われて、側板6の左外側への土押し出し、乃至土残しをなくして、所定溝底幅で安定したきれいな培土溝Mを成形する。このとき片培土溝Mの左側側面は、垂直の側板6によって成形されるため垂直状面に形成され、右側に所定培土角度θに開く片培土板2や、押え板4によって耕耘土壌面部側へ培土して、傾斜側面形態の畝法面を摺動押圧して押し固める。
そして、この片培土器3の後側部の片側培土板2はターンバックル等の連結具7によって右側へ適宜の開度θに拡縮調節されて、所定の溝幅形成に適合するようにして、片培土溝M幅、乃至溝幅右側端の法面Gを摺動圧接して、安定した培土溝部Mの右側法面Gを押圧形成することができる。このような片側培土板2の開度θ調節においては、上側にリヤカバー14が無く、このリヤカバー14による鎮圧作用が働かないため、片側培土板2の回動を容易化すると共に、前記法面Gに対する片側培土板2による仕上げ培土作用は、リヤカバー14による均平作用から遅れて行われるため、片側培土板2による法面Gに対する培土を正確に、円滑に行って、きれいに法面仕上げすることができる。
また、この片側培土板2の後端部に連結の押え板4も連結具8によって、前記片側培土板2と同様にして側板6に対する開度(培土)角度θを拡縮調節することができる。このように前後の片側培土板2と押え板4は、各連結具7、8による調節によって各別に開度を設定されるため、培土形成される培土溝Mの溝幅の狭、広に対応じて、片側側培土板2により押え板4の法面Gに対する培土作用位置を接近させて、この押え板4の法面Gに対する前後方向の法面摺動長さを長くするように設定して、培土法面Gの鎮圧力、乃至押圧力を適切に、有効に働かせることができる。
前記リヤカバー14は、後下端縁部に沿って耕耘幅Lに亘って左右水平状に均平する均平部38を形成する。このリヤカバー14の左、右横端部の下面側に片培土器3を着脱可能の構成としている。片培土器3は、リヤカバー14の左端側、又は右端側のいずれか一側にのみ取付構成するが、図2の場合は、左側部にのみに選択的に取付け可能の構成している。この形態では、片培土器3は、培土方向が相互に反対方向になるため、培土作業にあたっては、取付ける側に適応する毎の片培土器3を各別に用意する必要がある。従って、又、この後側に取り付ける片側培土板2や、押え板4等も左右各別に用意することを要する。
前記リヤカバー14の後下端部の左、右両側端のサイドカバー39内側のコーナ部40を切除した形態として、このコーナ部40を閉鎖するように着脱するコーナカバー41を設ける。前記片培土器3は、このコーナカバー41の下面に一体的に取付けて、このコーナカバー41をコーナ部40に取付けることによって片培土器3を装着した状態とする形態としている。又、片培土器3を装着しない側のコーナ部40(図2のリヤカバー14では右端側のコーナ部40を示す)は、片培土器3を有しない単なるコーナカバー41のみを取付けて、この右端部のコーナ部40を均平可態の形態としている。
前記片培土器3の外側部に位置する畝間土壌面を掻き均す掻均板9を設ける。前記リヤカバー14の後側部のリヤブラケット42から、左横方向に亘って取付ブラケット43を取付け、この取付ブラケット43の横端部に、前記片培土器3、及び掻均板9を取り付ける。片培土板3は、この片側培土板32部を取付ブラケット43の内側部(培土畝部側)に重合させて、この重合併せ部をボルト締め部44で締め付けて取り付ける。又、前記片培土器3の前端上部はボルト45によって、ロータカバー15の左側側端縁部を前後方向の沿うサイドフレーム46に締め付けて固定し、又、このサイドフレーム46には前記片培土器3の側板6の上縁部をもボルト47締め等によって締付けて固定している。これら取付けブラケット43とサイドフレー46を、リヤカバー14から取り外すことによって、前記片培土器3や、この後端部の押え板4等を、前記リヤカバー14部から取り外すことができる。
前記片培土器3は、前記のように耕耘土壌面部の左側端部に沿って、片培土形成すると共に、片培土溝を形成するものであるが、前記掻均板9は、片培土器3の後部に取付けて、片培土器3の外側部の側板6の外側部に突出していて、この方培土器3によって成形される培土溝部の外側の土壌面部が所定の高さに削り取られて掻き均される。
前記のように片培土器3は、耕耘土壌面幅の横端部に沿って推進しながら片培土溝を形成しながら、片培土畝を形成するが、この方培土器3の側板6部の外側には適宜高さの位置に掻均板9が突出していて、この側板の外側部の土壌面部を削り取り、均平な土壌面に掻き均す。このように、耕耘土壌は片培土器3によって培土形成される土壌面の上側面をリヤカバー3で鎮圧して安定した崩れ難い畝立面を形成する。そして片培土器4によって形成された跡の培土溝部は、片培土器3によって培土されない側板6の外側部の土壌は、高低の変化があっても、これが掻均板9によって高さ、及び均平幅を一定にするように均平成形して、この培土作用を円滑に行わせることができ、培土溝部の仕上げをきれいに、良好に行わせることができる。
又、前記耕耘爪ロータ1の前側左右側端部には、耕耘幅域内に対向して前尾輪10、11を配置し、片培土器3の後部には、培土溝底部を支持する広幅の尾輪12を配置し、この尾輪12と反対側の畝上面を支持する狭幅の尾輪13を配置する。
前記耕耘爪ロータ1、及び片培土器3は、前側の左右の尾輪10、11で耕耘前側の土壌面に接地支持され、後側の左右の尾輪12、13で耕耘培土跡の培土溝部や耕耘土壌面部に支持される。この後側片培土器3側部の尾輪12は幅広く形成されていて、片培土器3の後側の培土溝底部に接地支持して、この方培土器3部側の耕耘片培土作用を安定させることができる。又、この方培土器3側と反対側の尾輪13は狭幅に形成しているため、広幅培土畝の耕耘土壌面に成形した畝幅の略中央部位置接地しても、接地支持幅を狭くして、しかも軽くすることができて、この畝幅中央部における尾輪13接地による耕耘土壌面の局部的な鎮圧や、掻き乱し、荒れ等を減少して、きれいな広幅畝仕上げを円滑に行わせることができる。
1 耕耘爪ロータ
2 片側培土板
3 片培土器
4 押え板
5 培土器
6 側板
7 連結具
8 連結具
9 掻均板
10 尾輪
11 尾輪
12 尾輪
13 尾輪
14 リヤカバー

Claims (4)

  1. 所定幅の土壌面を耕耘する耕耘爪ロータ(1)後側部の左右一側端部に、溝切り培土する土壌を耕耘幅内側へ培土する片側培土板(2)を形成した片培土器(3)を配置し、この片培土器(3)の後部には、前記片側培土板(2)の後方に延長形成されて、この片側培土板(2)によって培土された培土法面を摺動押圧する押え板(4)を設けたことを特徴とする畝成形装置。
  2. 前記片培土器(3)の片側培土板(2)は、前端部の培土先(5)に対して左右揺動可能に設け、前記培土先(5)の後方に亘って垂直状に形成の側板(6)と、これら片側培土板(2)、及び押え板(4)との間を、拡縮連結具(7)、(8)で連結して、これら連結具(7)、(8)の拡縮によって、側板(6)に対する片側培土板(2)、又は押え板(4)の傾斜角度を調節可能に設けたことを特徴とする請求項1に記載の畝成形装置。
  3. 前記片培土器(3)の外側部に位置する畝間土壌面を掻き均す掻均板(9)を設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の畝成形装置。
  4. 前記耕耘爪ロータ(2)の前側左右側端部には、耕耘幅域内に前尾輪(10)、(11)を配置し、片培土器(3)の後部には、培土溝底部を支持する広幅の尾輪(12)を配置し、この尾輪(12)と反対側の畝上面を支持する狭幅の尾輪(13)を配置したことを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の畝成形装置。
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