JP2014230155A - 車載通信システム、車載通信装置、および携帯情報端末 - Google Patents

車載通信システム、車載通信装置、および携帯情報端末 Download PDF

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Abstract

【課題】認証手続き不要で、所有者の意図した携帯情報端末の接続データを車載通信装置で使用可能とする。【解決手段】公衆回線に接続可能な携帯情報端末が、近接通信または有線通信によって車載通信装置に接続されると、携帯情報端末の接続データを車載通信装置で使用可能とし、携帯情報端末からは公衆回線への接続をできなくする。こうすれば、複数台の携帯情報端末が存在する場合でも、所有者の意図した携帯情報端末の接続データを用いることができる。また、近接通信が可能な距離まで接近させたり、通信ケーブルで接続したりする操作は簡単なので、携帯情報端末の所有者が煩雑に感じることもない。更に、車載通信装置が接続データを使用可能な間は、携帯情報端末が公衆回線に接続することがないので、同じ接続データを用いて公衆回線に接続されることで、何らかの障害が発生する虞もない。【選択図】図5

Description

本発明は、携帯情報端末の接続データを用いて車載通信装置から公衆回線に接続する技術に関する。
無線通信機器を搭載することによって、電話回線などの公衆回線を介して外部と無線通信が可能な車両が知られている。この車両に搭載された通信機器(以下、車載通信装置)が主に使用されるのは、車両に乗員が搭乗している期間となる。このため、車載通信装置から公衆回線に接続するために必要となる接続データを車載通信装置のために取得しても、その接続データの使用頻度はそれほど高いものになるわけではない。
一方、今日では携帯電話や携帯情報端末が広く使用されるようになっており、これら携帯電話や携帯情報端末(以下では、これらをまとめて「携帯情報端末」と称する)では電話番号データ(電話回線に接続するための接続データ)が取得されている。そこで、携帯情報端末が車室内に持ち込まれた場合には、車載通信装置が携帯情報端末の電話番号データを用いて電話回線に接続可能とする技術が提案されている(特許文献1)。
この提案の技術では、携帯情報端末が車室内に持ち込まれて車載通信装置と無線通信可能な状態になると、携帯情報端末から車載通信装置に対して認証を行う。そして、認証を通った場合に、携帯情報端末から車載通信装置に対して電話番号データを供給する。こうすることで、複数台の携帯情報端末が車室内に持ち込まれた場合でも、認証を通った携帯情報端末の電話番号データを用いて電話回線に接続することが可能となる。
特開2002−152840号公報
しかし、提案されている技術では、認証を通る複数台の携帯情報端末が車室内に持ち込まれた場合に、何れの携帯情報端末の電話番号データ(接続データ)を用いればよいかを特定することができないという問題がある。もちろん、携帯情報端末の所有者が所定の操作を行うことによって所有者が意図した場合に、車載通信装置との間で認証するようにすることも考えられるが、これでは携帯情報端末の所有者に認証手続きを強いることになってしまうので煩雑である。
この発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、煩雑な認証手続きを経なくても、車両の乗員が意図した携帯情報端末の接続データを車載通信装置で使用可能とする技術の提供を目的とする。
上述した問題を解決するために本発明の車載通信システムは、公衆回線に接続可能な携帯情報端末と、車両に搭載されて携帯情報端末に接続可能な車載通信装置とを備えている。そして、近接通信または有線通信によって携帯情報端末が車載通信装置に接続されると、携帯情報端末の接続データが車載通信装置で使用可能となり、携帯情報端末からは公衆回線への接続ができなくなるようになっている。
こうすれば、近接通信が可能な距離まで携帯情報端末を車載通信装置に接近させるか、若しくは携帯情報端末と車載通信装置とを通信ケーブルで接続することによって、携帯情報端末の接続データを車載通信装置で使用可能となる。従って、たとえ複数台の携帯情報端末が車室内に持ち込まれた場合でも、車載通信装置では、所有者が意図した携帯情報端末の接続データを使用することが可能となる。
また、携帯情報端末を近接通信が可能な距離まで接近させる動作や、携帯情報端末と車載通信装置とを通信ケーブルで接続する動作は簡単な動作であるため、携帯情報端末の所有者が煩雑に感じることもない。
更に、携帯情報端末の接続データを用いて車載通信装置から公衆回線に接続可能な間は、携帯情報端末からは公衆回線に接続されることがない。このため、携帯情報端末および車載通信装置から、同じ接続データを用いて公衆回線に接続されることで、何らかの障害が発生する虞もない。
また、上述した本発明の車載通信システムにおいては、携帯情報端末が接続されると、その携帯情報端末に接続禁止手段が存在することを確認して、接続禁止手段が存在していた場合にだけ、携帯情報端末から取得した接続データを用いて車載通信装置から公衆回線に接続可能としても良い。
こうすれば、携帯情報端末から取得した接続データを用いて車載通信装置が公衆回線に接続している間に、携帯情報端末からも公衆回線に接続される事態が生じない。このため、携帯情報端末および車載通信装置から、同じ接続データを用いて公衆回線に接続されることで、何らかの障害が発生する虞を回避することができる。
また、上述した本発明の車載通信システムにおいては、携帯情報端末から取得した接続データを車載通信装置で記憶しておき、携帯情報端末と接続できなくなった場合には、記憶しておいた接続データを消去することとしてもよい。
携帯情報端末から取得した接続データを車載通信装置に記憶しておけば、車載通信装置から公衆回線に接続しようとする度に携帯情報端末から接続データを取得する必要がなくなるので、迅速に公衆回線に接続することができる。また、携帯情報端末との接続が解除されると、車載通信装置内に記憶された接続データが消去されるので、接続データが他人に悪用される虞も抑制できる。
また、上述したように、携帯情報端末から取得した接続データが車載通信装置に記憶される本発明の車載通信システムにおいては、所定の緊急条件が成立した場合に緊急通報するための緊急通報データを記憶しておくこととしてもよい。そして、緊急条件が成立した場合には、車載通信装置に携帯情報端末が接続されていない場合でも、記憶しておいた携帯情報端末の接続データを用いて車載通信装置から公衆回線に接続することによって緊急通報し、その後、接続データを消去することとしてもよい。
こうすれば、たとえ携帯情報端末からは緊急通報できない場合でも、車載通信装置から緊急通報することが可能となる。
また、上述した本発明の車載通信システムは、車載通信装置の態様で把握することもできる。すなわち、本発明の車載通信装置は、近接通信または有線通信によって携帯情報端末が接続されている間は、携帯情報端末の接続データを用いて公衆回線に接続することが可能となっている。
こうすれば、近接通信が可能な携帯情報端末の接続データ、若しくは通信ケーブルで接続された携帯情報端末の接続データを用いることで、所有者が意図した携帯情報端末の接続データを用いて車載通信装置から公衆回線に接続することが可能となる。
また、携帯情報端末を近接通信が可能な距離まで接近させる動作や、携帯情報端末と車載通信装置とを通信ケーブルで接続する動作は簡単な動作であるため、携帯情報端末の所有者が煩雑に感じることもない。
また、上述した本発明の車載通信装置においては、携帯情報端末から取得した接続データを記憶しておき、携帯情報端末と接続できなくなった場合には、記憶しておいた接続データを消去することとしてもよい。
こうすれば、公衆回線に接続しようとする度に携帯情報端末から接続データを取得する必要がなくなるので、迅速に公衆回線に接続することができる。また、携帯情報端末との接続が解除されると、車載通信装置内に記憶された接続データが消去されるので、接続データが他人に悪用される虞も抑制できる。
また、上述したように、携帯情報端末から取得した接続データを記憶している本発明の車載通信装置においては、所定の緊急条件が成立した時に緊急通報するための緊急通報データも記憶しておくこととしてもよい。そして、緊急条件が成立した場合には、携帯情報端末が接続されていない場合でも、記憶しておいた接続データを用いて公衆回線に接続し、緊急通報データに従って緊急通報した後、接続データを消去することとしてもよい。
こうすれば、たとえ携帯情報端末からは緊急通報できない場合でも、車載通信装置から緊急通報することが可能となる。
また、上述した本発明の車載通信システムは、携帯情報端末の態様で把握することもできる。すなわち、本発明の携帯情報端末は、近接通信または有線通信によって車載通信装置に接続されている間は、携帯情報端末の接続データを車載通信装置で使用可能な状態とすると共に、携帯情報端末からは公衆回線への接続ができないようになっている。
こうすれば、近接通信が可能な距離まで携帯情報端末を車載通信装置に接近させるか、携帯情報端末を通信ケーブルで車載通信装置に接続することで、所有者が意図した携帯情報端末の接続データを用いて車載通信装置から公衆回線に接続することが可能となる。
また、携帯情報端末を近接通信が可能な距離まで接近させる動作や、携帯情報端末と車載通信装置とを通信ケーブルで接続する動作は簡単な動作であるため、携帯情報端末の所有者が煩雑に感じることもない。
更に、携帯情報端末の接続データを車載通信装置で使用可能な間は、携帯情報端末からは公衆回線に接続されることがないので、携帯情報端末および車載通信装置から同じ接続データを用いて公衆回線に接続されることで、何らかの障害が発生する虞もない。
本実施例の車載通信システム1を搭載した車両10の全体構成を示す説明図である。 携帯情報端末100を車両10に装着した様子を示す説明図である。 本実施例の車載通信システム1の全体構成を示すブロック図である。 携帯情報端末100の内部構成を示すブロック図である。 車両10に装着された携帯情報端末100が通信機能を切り換える処理の前半部分のフローチャートである。 車両10に装着された携帯情報端末100が通信機能を切り換える処理の後半部分のフローチャートである。 携帯情報端末100が装着された車載制御装置200が公衆回線に接続して通信する処理の前半部分のフローチャートである。 携帯情報端末100が装着された車載制御装置200が公衆回線に接続して通信する処理の後半部分のフローチャートである。 変形例の車載通信システム1の全体構成を示すブロック図である。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために実施例について説明する。
A.装置構成 :
図1には、本実施例の車載通信システム1を搭載した車両10の全体構成が示されている。図示されるように本実施例の車載通信システム1は、車両10の乗員とともに車室内に持ち込まれる携帯情報端末100と、予め車両10に搭載されている車載制御装置200とを備えている。尚、本実施例の車載制御装置200は、本発明における「車載通信装置」に対応する。
携帯情報端末100は、いわゆる携帯電話や、スマートフォン、タブレット端末などであり、電話回線などの公衆回線に無線で接続することが可能である。もっとも、電話回線などの公衆回線に無線で接続するためには、回線接続サービスを提供する事業者から接続に必要な接続データ(例えば電話番号や、SIMデータ、接続ID、パスワード)を取得して、携帯情報端末100内に記憶しておく必要がある。
また、車載制御装置200にも、電話回線などの公衆回線に無線で接続する機能が搭載されている。但し、本実施例の車載制御装置200については、接続データは取得されていない。これは、後述するように、本実施例の車載制御装置200は、車室内に持ち込まれた携帯情報端末100と一体となって動作し、携帯情報端末100の接続データを用いて公衆回線に接続可能なためである。もっとも、車載制御装置200も、携帯情報端末100と同様に専用の接続データを取得しておいても構わない。
また、車載制御装置200は、エアバッグ20の展開情報を初めとする車両10側の各種情報(車速、加速度、ブレーキ操作、イグニッション信号など)を取得することが可能である。
尚、本実施例の車載制御装置200は、車両10のトランクルーム内、あるいは車両10の後部座席とトランクルームとの間に搭載されている。
図2(a)には、携帯情報端末100が車両10に装着された様子が例示されている。また、図2(b)には、携帯情報端末100を車両10に装着する様子が示されている。図2(a)および図2(b)に示されるように、本実施例の携帯情報端末100は、アダプター120を介して車両のダッシュボードに装着される。
アダプター120は、スマートフォン100aに対してはスマートフォン100a用のアダプター120aが用意されており、タブレット端末100bに対してはタブレット端末100b用のアダプター120bが用意されている。そして、何れの場合も、携帯情報端末100(100a,100b)をアダプター120(120a,120b)に装着すると、アダプター120に設けられた接続端子122が携帯情報端末100の図示しない接続端子に接続される。
車両10のダッシュボードには、アダプター120を装着するための凹部12が形成されており、凹部12の中央には、近接無線通信を行う無線端子14が内蔵されている。また、アダプター120には、凹部12に取り付けられると無線端子14との間で近接無線通信が可能となる位置に、無線端子124(図3参照)が内蔵されている。ここで近接無線通信とは、数センチメートル程度の短い距離で行われる無線通信(いわゆる非接触通信)であり、今日では有線通信と同じレベルの高い速度で通信することが可能である。
尚、以下では、携帯情報端末100は、アダプター120を介して車載制御装置200と近接無線通信によって接続されるものとして説明するが、近接無線通信ではなく、通信ケーブルを用いた有線通信によって接続することとしてもよい。
図3には、携帯情報端末100および車載制御装置200を含む車載通信システム1のブロック図が示されている。また、図3には、アダプター120の内部構造も示されている。図示されるようにアダプター120には中継部126が内蔵されており、接続端子122や無線端子124は中継部126に接続されている。更に、無線端子124は、車両10のダッシュボード側の無線端子14との間で無線通信を行う無線通信部124aと、無線受電を行う無線受電部124bとを備えている。
尚、本実施例では、接続端子122や、無線端子124、および中継部126がアダプター120に内蔵されているものとして説明するが、携帯情報端末100が無線端子124や中継部126を内蔵している場合には、アダプター120の接続端子122や、無線端子124、および中継部126は不要となる。
ダッシュボードの凹部12に内蔵された無線端子14は、無線通信部14aと無線受電部14bとを備えている。そして、無線通信部14aは、車載制御装置200内の車載側接続部204に接続され、無線受電部14bは車載制御装置200内の給電部206に接続されている。このため、携帯情報端末100を収容したアダプター120をダッシュボードの凹部12に装着すると、携帯情報端末100は、車載制御装置200との間で近接無線通信することが可能となる。また、車載制御装置200から無線による電力の供給を受けることによって、図示しない内蔵バッテリーに充電することが可能となる。
尚、本実施例の車載側接続部204は、本発明における「車載側接続手段」に対応する。
車載制御装置200は、給電部206や、車載側接続部204の他に、車載側制御部202や、車載側記憶部208、車載側公衆回線接続部210を備えている。車載側制御部202は、車載制御装置200の全体の動作を制御しており、車載側記憶部208は、車載側制御部202が制御に用いる各種データを記憶する。更に、車載側公衆回線接続部210は、車載側制御部202の制御の元で、電話回線などの公衆回線に無線で接続する動作を実行する。
更に、エアバッグ20の展開情報などの車両10側の各種データは、車載側制御部202に供給される。
尚、本実施例の車載側制御部202は、本発明における「確認手段」、「消去手段」、「検知手段」、および「接続データ取得手段」に対応し、本実施例の車載側公衆回線接続部210は、本発明における「車載側公衆回線接続手段」に対応する。また、本実施例の車載側記憶部208は、本発明における「車載側記憶手段」に対応する。
図4には、携帯情報端末100の大まかな内部構造が示されている。図示されるように携帯情報端末100は、携帯情報端末100の全体の動作を制御する端末制御部102と、電話回線などの公衆回線に無線で接続する公衆回線接続部104と、公衆回線に接続するために必要な接続データ(例えば、電話番号やSIMデータ)を記憶しておく接続データ記憶部106と、接続データ以外の各種データを記憶しておく端末側記憶部108と、GPS機能を用いて位置情報を取得する位置情報取得部110と、アダプター120を介して車載制御装置200に接続する端末側接続部112とを備えている。
尚、本実施例の公衆回線接続部104は、本発明における「公衆回線接続手段」に対応し、本実施例の端末側接続部112は、本発明における「端末側接続手段」に対応する。更に、本実施例の端末制御部102は、本発明における「接続禁止手段」に対応する。
以上のような携帯情報端末100および車載制御装置200を備える本実施例の車載通信システム1は、携帯情報端末100がアダプター120を介して車両10に装着されることによって形成される。そして、携帯情報端末100が車両10に装着されたと言うことは、その携帯情報端末100の所有者が、その携帯情報端末100の接続データを用いて車載制御装置200が公衆回線に接続することを了承しているものと考えて良い。このため、たとえ車両10内に複数台の携帯情報端末100が持ち込まれた場合でも、携帯情報端末100の所有者の意図した携帯情報端末100を特定して、その携帯情報端末100の接続データを用いて公衆回線に接続することができる。
また、携帯情報端末100を、アダプター120を介して車両10に装着(あるいはケーブルを介して車両10に接続)する操作は簡単にできるため、携帯情報端末100の所有者が煩わしく感じることもない。
以下では、こうしたことを実現するために、携帯情報端末100内で行われる通信切換処理、および車載制御装置200内で行われる車載側通信処理について説明する。
B.通信切換処理 :
図5および図6には、携帯情報端末100内で行われる通信切換処理のフローチャートが示されている。この処理は、携帯情報端末100内の端末制御部102によって実行される。
図5に示されるように、通信切換処理では、先ず始めに携帯情報端末100が車載制御装置200に接続されたか否かを判断する(S102)。携帯情報端末100が車載制御装置200に接続されると、携帯情報端末100側の端末側接続部112によって、車載制御装置200側の車載側接続部204が認識される。このため端末制御部102は、携帯情報端末100が車載制御装置200に接続されたことを直ちに検知することができる。
その結果、携帯情報端末100が車載制御装置200に接続されていない場合は(S102:no)、同じ判断を繰り返すことによって待機状態となる。
これに対して、携帯情報端末100が車載制御装置200に接続されていた場合(S102:yes)、今度は、接続した車載制御装置200には公衆回線に接続する機能が搭載されているか否かを判断する(S104)。尚、携帯情報端末100が車載制御装置200に接続された後は、その接続が解除されるまで、図5の通信切換処理とは別の処理によって、携帯情報端末100と車載制御装置200との間で随時通信が行われる。
公衆回線に接続する機能が車載制御装置200に搭載されているか否かの判断は、携帯情報端末100が車載制御装置200と通信して、車載側公衆回線接続部210の有無を車載制御装置200に問い合わせることによって行う。その結果、車載側公衆回線接続部210が搭載されていない場合は、接続した車載制御装置200は公衆回線に接続できないものと判断して(S104:no)、以降の処理は行うことなく、そのまま通信切換処理を終了する。
これに対して、車載制御装置200に車載側公衆回線接続部210が搭載されており、公衆回線に接続可能と判断した場合は(S104:yes)、接続データ記憶部106内に記憶されている接続データ(例えば、電話番号データ、SIMデータ)を、車載制御装置200に出力する(S106)。出力された接続データは車載制御装置200内に記憶され、その結果、車載制御装置200は、携帯情報端末100の接続データを用いて何時でも公衆回線に接続することが可能となる。
尚、本実施例では、携帯情報端末100から車載制御装置200に接続データを予め出力しておくことものとして説明するが、車載制御装置200が何時でも接続データを使用可能な状態となっていれば十分である。従って、例えば車載制御装置200が公衆回線に接続する度に、携帯情報端末100から接続データを読み出せるようにしても良い。
車載制御装置200に接続データを出力したら、続いて、緊急通報データも車載制御装置200に出力する(S108)。ここで「緊急通報データ」とは、事故などの発生時に緊急通報するために用いられるデータであり、携帯情報端末100の所有者によって予め設定された内容が端末側記憶部108に記憶されている。また、緊急通報データには、緊急通報先を示すデータ(電話番号や、メールアドレスなど)だけでなく、緊急通報メッセージなども設定しておくことができる。
こうして車載制御装置200に対して接続データおよび緊急通報データを出力したら(S106、S108)、携帯情報端末100に搭載された公衆回線接続部104の動作を休止させることによって、携帯情報端末100側の公衆回線接続機能を停止する(S110)。そして、それ以降に公衆回線に接続する場合には、車載制御装置200の車載側公衆回線接続部210を経由して公衆回線に接続する。
続いて、所定時間(例えば5秒)が経過したか否かを判断し(S112)、所定時間が経過していない場合は(S112:no)、同じ判断を繰り返すことによって待機状態となる。その結果、所定時間が経過したら(S112:yes)、携帯情報端末100の位置情報を取得する(S114)。位置情報は、携帯情報端末100の位置情報取得部110に搭載されたGPS機能を用いて取得するが、車載制御装置200に搭載された図示しない車体側アンテナを利用する。こうすることで、携帯情報端末100の内蔵アンテナを用いた場合よりもGPS信号の受信感度が向上し、このため、取得する位置情報の精度も向上させることができる。
こうして位置情報を取得したら、取得した位置情報を車載制御装置200に出力する(S116)。
続いて、車載制御装置200から車速に関する情報を取得して、先に取得した位置情報と共に、端末側記憶部108に記憶する(S118)。尚、記憶した車速と位置情報とは、事故などの緊急事態の発生によって緊急通報する際に用いられるため、緊急事態が発生する直前の情報が記憶されていれば十分である。従って、所定時間より前の情報については新たな情報(車速および位置情報)が取得される度に上書きされて、この結果、端末側記憶部108には、所定時間分の車速および位置情報が記憶されている。
その後、車載制御装置200との接続が解除されたか否かを判断する(図6のS120)。例えば、携帯情報端末100がアダプター120から取り外されたり、アダプター120ごと車両10から取り外されたり、更には、携帯情報端末100と車載制御装置200とがケーブルによって接続されており、そのケーブルが外された場合は、接続が解除されたと判断する(S120:yes)。また、携帯情報端末100と車載制御装置200との間の通信を切断する旨が手動によって設定された場合や、車載制御装置200の電源が落とされた場合も、接続が解除されたと判断される(S120:yes)。
車載制御装置200との接続が解除されていない場合は(S120:no)、S112に戻って、所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過したら(S112:yes)、位置情報を取得して車載制御装置200に出力した後(S114、S116)、再び、車載制御装置200との接続が解除されたか否かを判断する(S120)。
以上のような処理を繰り返しているうちに、やがて車載制御装置200との接続が解除されたら(S120:yes)、携帯情報端末100側の公衆回線接続機能を回復させる(S122)。すなわち、本実施例の携帯情報端末100は、上述したように、車載制御装置200に接続されて、その車載制御装置200からも公衆回線に接続可能と判断した場合には(図5のS104:yes)、車載制御装置200に接続データを出力して公衆回線接続部104の動作を休止している。このことと対応して、車載制御装置200との接続が解除された場合には(S120:yes)、休止させていた公衆回線接続部104の動作を再開させる。
そして、車載制御装置200との接続が解除される直前に(例えば3〜4秒以内に)、エアバッグ20が展開したことを示す展開情報を車載制御装置200から受信していたか否かを判断する(図6のS124)。
その結果、展開情報を受信していた場合は(S124:yes)、事故の発生が原因で車載制御装置200との接続が解除されたものと判断できる。例えば、事故の衝撃で携帯情報端末100が車両10から外れたり、あるいは事故によって車載制御装置200が破損したりするなど、種々の場合が想定できる。そこで、端末側記憶部108に予め記憶されている緊急通報データに従って緊急連絡先に接続し、緊急事態が発生した旨(ここではエアバッグ20が展開した旨)と、端末側記憶部108に記憶されている所定時間分の車速および位置情報とを送信することによって緊急通報を実施する(S126)。こうして緊急通報した後は、通信切換処理を終了する。
これに対して、展開情報を受信していなかった場合は(S124:no)、緊急通報を行うことなく、通信切換処理を終了する。
C.車載側通信処理 :
携帯情報端末100で上述した通信切換処理が行われることに並行して、車載制御装置200では、以下に説明する車載側通信処理が行われる。
図7および図8には、車載制御装置200内で行われる車載側通信処理のフローチャートが示されている。この処理は、車載制御装置200内の車載側制御部202によって実行される。
図7に示されるように、車載側通信処理では、先ず始めに携帯情報端末100が車載制御装置200に接続されたか否かを判断する(S202)。携帯情報端末100が車載制御装置200に接続されると、車載制御装置200の車載側接続部204によって、携帯情報端末100の端末側接続部112が認識される。このため車載側制御部202は、携帯情報端末100が接続されたことを直ちに検知することができる。
その結果、携帯情報端末100が車載制御装置200に接続されていない場合は(S202:no)、同じ判断を繰り返すことによって待機状態となる。
これに対して、携帯情報端末100が車載制御装置200に接続されていた場合(S202:yes)、今度は、接続した携帯情報端末100には、通信切換機能が搭載されているか否かを判断する(S204)。ここで「通信切換機能」とは、携帯情報端末100に接続された車載制御装置200が公衆回線に接続可能なことを確認して、車載制御装置200に接続データを出力すると共に、携帯情報端末100内の公衆回線接続部104の動作を休止させる機能である。
携帯情報端末100に通信切換機能が搭載されているか否かは、車載制御装置200の車載側制御部202から携帯情報端末100の端末制御部102に問い合わせることによって判断する。その結果、携帯情報端末100に通信切換機能が搭載されていない場合は(S204:no)、車載制御装置200では携帯情報端末100の接続データを用いた通信は行わずに、そのまま車載側通信処理を終了する。
これに対して、携帯情報端末100に通信切換機能が搭載されていた場合は(S204:yes)、携帯情報端末100から接続データ(例えば、電話番号データ、SIMデータ)を取得して車載側記憶部208に記憶する(S206)。
尚、本実施例の車載制御装置200は、携帯情報端末100から接続データを取得して記憶しておくものとして説明するが、車載制御装置200が何時でも接続データを使用可能な状態となっていれば十分である。従って、例えば車載制御装置200が公衆回線に接続する度に、携帯情報端末100から接続データを読み出せるようにしても良い。
続いて、緊急通報データも携帯情報端末100から取得して車載側記憶部208に記憶する(S208)。
こうして携帯情報端末100から接続データおよび緊急通報データを取得したら(S206、S208)、取得した接続データを用いて車載側公衆回線接続部210から公衆回線への接続可能状態に設定する(S210)。この結果、これ以降は、携帯情報端末100の接続データを用いて何時でも車載側公衆回線接続部210から公衆回線に接続することが可能となる。
続いて、携帯情報端末100から位置情報を受信したか否かを判断する(S212)。図5を用いて前述したように、携帯情報端末100は車載制御装置200に接続されると、所定時間(例えば5秒)が経過する度に位置情報を取得して、車載制御装置200に出力する(図5のS112〜S120)。そこで、車載制御装置200の車載側制御部202は、携帯情報端末100から位置情報を受信したか否かを判断する(S212)。
その結果、位置情報を受信していない場合は(S212:no)、同じ判断を繰り返すことによって待機状態となる。
これに対して、携帯情報端末100からの位置情報を受信した場合は(S212:yes)、受信した位置情報を、その時点での車速の情報と共に車載側記憶部208に記憶する(S214)。記憶した位置情報および車速は、緊急事態の発生によって緊急通報する際に用いられるため、緊急事態が発生する直前の情報が記憶されていれば十分である。従って、所定時間より前の情報については新たな情報(位置情報および車速)が取得される度に上書きされる。この結果、車載側記憶部208には、所定時間分の位置情報および車速が記憶されている。
その後、エアバッグ20が展開したか否かを判断する(S216)。その結果、エアバッグ20が展開していた場合は(S216:yes)、事故が発生したものと考えられる。そこで、車載側記憶部208に記憶されている緊急通報データを読み出して(S218)、携帯情報端末100の接続データを用いて緊急通報を行う(図8のS220)。緊急通報では、緊急通報データに設定されている緊急通報先に接続して、緊急事態が発生した旨(この場合はエアバッグ20が展開した旨)と、車載側記憶部208から読み出した所定時間分の位置情報および車速、更には、緊急通報メッセージなどを送信する。
これに対して、エアバッグ20が展開していない場合は(S216:no)、緊急通報データを読み出す処理(S218)や、緊急通報する処理(S220)は行わない。
尚、本実施例では、エアバッグ20が展開されているか否かによって事故の発生有無を判断しているが、他の情報(例えば車速や、加速度など)に基づいて事故の発生有無を判断して、事故が発生したと判断した場合には、緊急通報するようにしてもよい。
その後、携帯情報端末100との接続が解除されたか否かを判断する(S222)。その結果、携帯情報端末100との接続が解除されていない場合は(S222:no)、S212に戻って、携帯情報端末100からの位置情報を受信したか否かを判断した後、上述した続く一連の処理(S212〜S222)を繰り返す。
尚、エアバッグ20が展開するほどの事故が発生した場合には、車両10に装着されていた携帯情報端末100が事故の衝撃で外れてしまい、携帯情報端末100との間の接続が解除されてしまう場合が起こり得る。しかし、本実施例では、携帯情報端末100との接続が解除されたか否かの判断(図8のS222)の前に、エアバッグ20が展開したか否かを判断し(図7のS216)、エアバッグ20が展開していた場合には(S216:yes)、緊急通報を行う(S218、S220)。従って、事故が発生した場合には、たとえ携帯情報端末100の接続が解除されていた場合でも、緊急通報だけは実行することが可能である。
こうした処理を繰り返しているうちに、やがて携帯情報端末100との接続が解除されたら(S222:yes)、携帯情報端末100から取得した接続データおよび緊急通報データを車載側記憶部208から消去する(S224)。従って、それ以降は、携帯情報端末100の接続データを用いて車載側公衆回線接続部210から公衆回線に接続することはできなくなる。
また、携帯情報端末100と接続した際には、S210で、携帯情報端末100の接続データを用いて車載側公衆回線接続部210から公衆回線への接続可能状態に設定していたので、この設定を接続不可状態に戻した後(S226)、車載側通信処理を終了する。
以上に説明したように、本実施例の車載通信システム1では、携帯情報端末100がアダプター120を介して(あるいは図示しないケーブルを用いて)、車載制御装置200に接続されることによって車載通信システム1が形成される。このため、たとえ車両10内に複数台の携帯情報端末100が持ち込まれた場合でも、携帯情報端末100の所有者の意図した携帯情報端末100を用いて車載通信システム1を形成することができる。
また、携帯情報端末100を、アダプター120を介して車両10に装着(あるいはケーブルを介して車両10に接続)する操作は簡単にできるため、携帯情報端末100の所有者が煩わしく感じることもない。
更に、携帯情報端末100の接続データを用いて車載制御装置200から公衆回線に接続可能な状態では、携帯情報端末100の公衆回線接続部104は休止される。このため、車載制御装置200から公衆回線に接続している状態で、更に携帯情報端末100からも同じ接続データを用いて公衆回線に接続されて、通信異常などの何らかの障害が発生することもない。
また、車載制御装置200は、携帯情報端末100に比べて、バッテリーの容量や、アンテナのサイズなど、種々の点で制約が小さいので、携帯情報端末100よりも高い通信性能を有している。このため、携帯情報端末100が車載制御装置200に接続されている間は、車載制御装置200の機能を用いて公衆回線に接続したり、GPS信号を受信したりすることで、携帯情報端末100の性能を大きく向上させることが可能となる。
加えて、携帯情報端末100は、乗員の利便性を考慮して車両10のボンネットに装着されるのに対して、車載制御装置200は、後部座席よりも後方の比較的事故の衝撃を受けにくい位置に搭載されている。そして、車両10に事故が発生した場合には、携帯情報端末100から予め受け取っておいた緊急通報データに従って緊急通報するので、携帯情報端末100から緊急通報する場合よりも、確実に通報することができる。また、緊急通報する際の位置情報は、携帯情報端末100から供給されており、携帯情報端末100は車載制御装置200を外部アンテナとして利用することによって正確な位置情報を取得する。このため、より高い精度の位置情報を用いて緊急通報することが可能となる。
以上、本実施例について説明したが、本発明は上記の実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することができる。
例えば、上述した実施例では、近接通信するための無線通信部14aや、無線で受電するための無線受電部14bや、これらと携帯情報端末100とを中継するための中継部126は、アダプター120に内蔵されているものとして説明した。
しかし、図9に示すように、無線通信部14aや、無線受電部14b、中継部126が携帯情報端末100内に内蔵されている場合には、これらが内蔵されていないアダプター120を用いることもできる。
1…車載通信システム、 10…車両、 14…無線端子、
20…エアバッグ、 100…携帯情報端末、 102…端末制御部、
104…公衆回線接続部、 106…接続データ記憶部、 108…端末側記憶部、
110…位置情報取得部、 112…端末側接続部、 120…アダプター、
122…接続端子、 124…無線端子、 200…車載制御装置、
202…車載側制御部、 204…車載側接続部、 206…給電部、
208…車載側記憶部、 210…車載側公衆回線接続部。

Claims (8)

  1. 公衆回線に接続可能な携帯情報端末と、車両に搭載されて該携帯情報端末に接続可能な車載通信装置とを備える車載通信システムであって、
    前記携帯情報端末は、
    前記公衆回線への接続に用いられて固有の識別番号が付与された接続データを記憶する記憶手段と、
    前記接続データを用いて前記公衆回線に接続する公衆回線接続手段と、
    近接通信または有線通信によって前記車載通信装置に接続する端末側接続手段と、
    前記車載通信装置が接続されたことを検知すると、前記接続データを前記車載通信装置で使用可能な状態にすると共に、前記公衆回線接続手段による前記公衆回線への接続を禁止する接続禁止手段と
    を備えた携帯情報端末であり、
    前記車載通信装置は、
    前記近接通信または前記有線通信によって前記携帯情報端末の前記端末側接続手段と接続する車載側接続手段と、
    前記携帯情報端末が接続されている間は、該携帯情報端末から取得した前記接続データを用いて前記公衆回線に接続する車載側公衆回線接続手段と
    を備えた車載通信装置である
    車載通信システム。
  2. 請求項1に記載の車載通信システムであって、
    前記車載通信装置は、
    前記車載側接続手段によって前記携帯情報端末が接続されると、該携帯情報端末に前記接続禁止手段が存在することを確認する確認手段を備えており、
    前記車載側公衆回線接続手段は、前記確認手段によって前記接続禁止手段が存在することが確認された場合に、該携帯情報端末から取得した前記接続データを用いて、前記公衆回線に接続する手段である
    車載通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車載通信システムであって、
    前記車載通信装置は、
    前記携帯情報端末から取得した前記接続データを記憶する車載側記憶手段と、
    前記車載側接続手段によって前記携帯情報端末と接続できなくなった場合には、前記車載側記憶手段に記憶されている前記接続データを消去する消去手段と
    を備えた車載通信装置である車載通信システム。
  4. 請求項3に記載の車載通信システムであって、
    前記車載通信装置は、所定の緊急条件が成立したことを検知する検知手段を備え、
    前記車載側記憶手段は、前記緊急条件が成立した場合に緊急通報するための緊急通報データを記憶している手段であり、
    前記車載側公衆回線接続手段は、前記緊急条件が成立した場合には、前記車載側接続手段によって前記携帯情報端末が接続されていない場合でも、前記車載側記憶手段に記憶されている前記接続データを用いて前記公衆回線に接続し、前記緊急通報データに従って前記緊急通報する手段であり、
    前記消去手段は、前記緊急条件が成立した場合には、前記車載側公衆回線接続手段が前記緊急通報した後に、前記接続データを消去する手段である車載通信システム。
  5. 車両に搭載されて携帯情報端末に接続可能な車載通信装置であって、
    近接通信または有線通信によって前記携帯情報端末と接続する車載側接続手段と、
    公衆回線への接続に用いられて固有の識別番号が付与された接続データを、前記車載側接続手段を介して前記携帯情報端末から取得する接続データ取得手段と、
    前記車載側接続手段によって前記携帯情報端末が接続されている間は、該携帯情報端末から取得した前記接続データを用いて前記公衆回線に接続する車載側公衆回線接続手段と
    を備える車載通信装置。
  6. 請求項5に記載の車載通信装置であって、
    前記携帯情報端末から取得した前記接続データを記憶する車載側記憶手段と、
    前記車載側接続手段によって前記携帯情報端末と接続できなくなった場合には、前記車載側記憶手段に記憶されている前記接続データを消去する消去手段と
    を備える車載通信装置。
  7. 請求項6に記載の車載通信装置であって、
    前記車載側記憶手段は、所定の緊急条件が成立した時に緊急通報するための緊急通報データを記憶している手段であり、
    前記車載側公衆回線接続手段は、前記緊急条件が成立した場合には、前記車載側接続手段によって前記携帯情報端末が接続されていない場合でも、該携帯情報端末から取得した前記接続データを用いて前記公衆回線に接続し、前記緊急通報データに従って前記緊急通報する手段であり、
    前記消去手段は、前記緊急条件が成立した場合には、前記車載側公衆回線接続手段が前記緊急通報した後に、前記接続データを消去する手段である車載通信装置。
  8. 公衆回線に接続可能な携帯情報端末であって、
    前記公衆回線への接続に用いられて固有の識別番号が付与された接続データを記憶する記憶手段と、
    前記接続データを用いて前記公衆回線に接続する公衆回線接続手段と、
    近接通信または有線通信によって前記車載通信装置に接続する端末側接続手段と、
    前記車載通信装置が接続されたことを検知すると、前記接続データを前記車載通信装置で使用可能な状態にすると共に、前記公衆回線接続手段による前記公衆回線への接続を禁止する接続禁止手段と
    を備える携帯情報端末。
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