JP2014230149A - 偏波共用八木型アンテナ - Google Patents

偏波共用八木型アンテナ Download PDF

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Abstract

【課題】 容易に分解・組み立てをすることができる偏波共用八木型アンテナとする。
【解決手段】 水平偏波用給電部13の半円状溝部13gに形成されている凸部13dおよびネジ孔13eを、アーム2に設けられている嵌入孔3aおよび取付ネジ4aに対向するように、アーム2上に水平偏波用給電部13を配置して、取付ネジ4aをネジ孔13eに螺着する。垂直偏波用給電部23の半円状溝部23gに形成されている凸部23dおよびネジ孔23eを、アーム2に設けられている嵌入孔3bおよび取付ネジ4bに対向するように、アーム2上に垂直偏波用給電部23を配置して、取付ネジ4bをネジ孔23eに螺着する。嵌入孔3bおよび取付ネジ4bは、嵌入孔3aおよび取付ネジ4aに対して直交するようアーム2に設けられている。
【選択図】 図12

Description

本発明は、放射素子を容易に分解・組み立てをすることができ良好な交差偏波識別度が得られる偏波共用八木型アンテナに関する。
超短波(VHF)帯以上に使用される指向性アンテナとして、従来から八木アンテナが知られており、八木アンテナは、通信システムの回線仕様やインフラの通信仕様に従い、垂直偏波あるいは水平偏波のいずれかに対応するように、大地に対して素子が垂直方向あるいは水平方向になるように設置される。この場合、大地に対して素子が垂直方向に配置される態様では垂直偏波に対応し、大地に対して素子が平行に配置される態様では水平偏波に対応するようになる。また、通信システムや放送事業分野においては、垂直偏波および水平偏波にそれぞれ個別の周波数帯を使用する通信形態や、垂直偏波および水平偏波の両偏波を用いる空間多重通信を行うことが提案されている。この場合、1台のアンテナ装置にて垂直偏波および水平偏波に対応させることができる偏波共用八木型アンテナを用いることが好ましい。
そこで、従来の偏波共用八木型アンテナの構成の一例を示す斜視図を図20に示す。
この図に示す従来の偏波共用八木型アンテナ101は、直線状とされた断面円形の金属製のアーム118と、水平面内に配置された複数本の直線状の水平偏波側導波素子111と、直線状の水平偏波側放射素子110および直線状の水平偏波側反射素子112と、垂直面内に配置された複数本の直線状の垂直偏波側導波素子115と、直線状の垂直偏波側放射素子114および直線状の垂直偏波側反射素子116とから構成されている。アーム118は、前方の第1アーム118aと後方の第2アーム118bとに分割されて、その間にシールド筒体119が配置されている。この第1アーム118aの前側から順に複数本の水平偏波側導波素子111および垂直偏波側導波素子115が第1アーム118aにほぼ直交して配置されている。次いで、水平偏波側放射素子110および垂直偏波側放射素子114がアーム118の中途に配置されているシールド筒体119にほぼ直交して配置されている。水平偏波側放射素子110および垂直偏波側放射素子114は、ダイポール素子とされている。続く後側に水平偏波側反射素子112および垂直偏波側反射素子116が第2アーム118bにほぼ直交して配置されている。この場合、水平偏波側導波素子111と、水平偏波側放射素子110および水平偏波側反射素子112とは相互にほぼ平行に水平面内に配置されて水平偏波用の八木アンテナを構成している。また、垂直偏波側導波素子115と、垂直偏波側放射素子114および垂直偏波側反射素子116とは相互にほぼ平行に垂直面内に配置されて垂直偏波用の八木アンテナを構成している。
従来の偏波共用八木型アンテナ101において、水平偏波側導波素子111および垂直偏波側導波素子115を第1アーム118aに固着する固着構造を図21,図22に示す。図21は従来の偏波共用八木型アンテナ101の導波素子の取付構造を断面図で示す正面図であり、図22は従来の偏波共用八木型アンテナ101の導波素子の取付構造を断面図で示す側面図である。
これらの図に示す取付構造において、水平偏波側導波素子111は2本に分割された導波素子111a,111bからなり、導波素子111a,111bの根本部の外周面にはネジが形成されている。また、垂直偏波側導波素子115は2本に分割された導波素子115a,115bからなり、導波素子115a,115bの根本部の外周面にはネジが形成されている。断面円形の第1アーム118a内には円筒状の内部リング150を挿入しておく。この内部リング150は金属製あるいは樹脂製とされるが、内部リング150にはネジが形成されているネジ孔が互いに約90°の角度となるように4つ形成されている。また、第1アーム118aには複数本の水平偏波側導波素子111および垂直偏波側導波素子115を取り付けるそれぞれの位置に、内部リング150のネジ孔に対応する挿通孔が互いに約90°の角度となるように4つ形成されている。
そして、水平偏波側導波素子111の導波素子111a,111bおよび垂直偏波側導波素子115の導波素子115a,115bの根本部にそれぞれ形成されているネジが所定の長さだけ突出するように、固着金具120aを導波素子111aに、固着金具120bを導波素子111bに、固着金具121aを導波素子115aに、固着金具121bを導波素子115bに固着する。次いで、導波素子111a,111bおよび導波素子115a,115bから突出しているネジのそれぞれにブッシュ151a、151b、151c、151dを挿入して、第1アーム118aに挿入された内部リング150の位置を調節してネジ孔を第1アーム118aに形成された挿通孔に合わせ、挿通孔のそれぞれに水平偏波側導波素子111の導波素子111a,111bおよび垂直偏波側導波素子115の導波素子115a,115bを挿入して、それぞれの根本に形成されたネジを内部リング150のネジ穴にそれぞれ螺合する。さらに、固着金具120a、120b、121a、121bを回転させて内部リング150に締着することにより、水平偏波側導波素子111の導波素子111a,111bおよび垂直偏波側導波素子115の導波素子115a,115bを、互いに直交するように第1アーム118aに固着することができる。なお、第1アーム118aに形成された複数本分の挿通孔のそれぞれに対応して複数個の内部リング150が第1アーム118aに挿入されており、それぞれの内部リング150を利用して複数本の水平偏波側導波素子111および垂直偏波側導波素子115が第1アーム118aに、互いに直交するように固着される。
また、従来の偏波共用八木型アンテナ101において、水平偏波側反射素子112および垂直偏波側反射素子116を第2アーム118bに固着する固着構造を図23,図24に示す。図23は従来の偏波共用八木型アンテナ101の反射素子の取付構造を断面図で示す正面図であり、図24は従来の偏波共用八木型アンテナ101の反射素子の取付構造を断面図で示す側面図である。
これらの図に示す取付構造において、水平偏波側反射素子112は2本に分割された反射素子112a,112bからなり、反射素子112a,112bの根本部の内部にはネジが形成されている。また、垂直偏波側反射素子116は2本に分割された反射素子116a,116bからなり、反射素子116a,116bの根本部の内部にはネジが形成されている。さらに、断面円形の第2アーム118bの外側に円筒状の外部リング153が嵌着されており、外部リング153の外周面には互いに約90°の角度で突出するように4つのボス152a,152b,152c,152dがそれぞれ形成されている。この外部リング153は金属製あるいは樹脂製とされ、ボス152a〜152dには、それぞれネジ穴が貫通して設けられている。
このボス152a〜152dにそれぞれネジ部112c,112dとネジ部116c,116dとを螺着して、ネジ部112c,112dおよびネジ部116c,116dの先端を第2アーム118bの外周面に圧接させる。次いで、ネジ部112c,112dおよびネジ部116c,116dに、バネ座がね112f,112hとバネ座がね116f,116hとをそれぞれ嵌挿し、さらに、六角状のナット112e,112gをネジ部112c,112dにそれぞれ螺着すると共に六角状のナット116e,116gをネジ部116c,116dにそれぞれ螺着する。これにより、ネジ部112c,112d,116c,116dの先端が第2アーム118bの外周面に圧接されることから、第2アーム118bの所定位置に回転不能に外部リング153が固着される。
そして、ナット112e,112gから所定の長さで突出しているネジ部112c,112dのそれぞれに反射素子112a,112bの内部に形成されたネジをそれぞれ螺着する。また、ナット116e,116gから所定の長さで突出しているネジ部116c,116dのそれぞれに反射素子116a,116bの内部に形成されたネジをそれぞれ螺着する。これにより、水平偏波側反射素子112の反射素子112a,112bがネジ部112c,112dに固着されると共に、垂直偏波側反射素子116の反射素子116a,116bがネジ部116c,116dに固着されて、水平偏波側反射素子112と垂直偏波側反射素子116とが互いに直交するように第2アーム118bに固着されるようになる。
さらに、従来の偏波共用八木型アンテナ101における給電部の構成を断面図で示す側面図を図25に示す。
この図に示す給電部では、2本の放射素子110a,110bからなる水平偏波側放射素子110に同軸ケーブル140から平衡・不平衡変換器を介して給電すると共に、2本の放射素子114a,114bからなる垂直偏波側放射素子114に同軸ケーブル141から平衡・不平衡変換器を介して給電している。この内の水平偏波側放射素子110に給電する給電部においては、一方の放射素子110aの一端とされる給電端が同軸ケーブル140の外部導体140bにおける先端の外周面に固着されて電気的に接続され、同軸ケーブル140の先端から導出された内部導体140aが折り返されて平行配置された分岐導体142の内部導体とされている。同軸ケーブル140において、内部導体140aは絶縁体に支持されて外部導体140bのほぼ中心に配置され、分岐導体142においては、内部導体140aは絶縁体に支持されて外部導体142bのほぼ中心に配置されている。また、他方の放射素子110bの一端である給電端が分岐導体142の外部導体142bにおける先端の外周面に固着されて電気的に接続されている。さらに、分岐導体142の長さは約λ/4の長さとされ、分岐導体142における外部導体142bの下端面が短絡板144に接続されており、短絡板144は同軸ケーブル140の外部導体140bの外周面に接続されている。すなわち、同軸ケーブル140の先端から約λ/4の長さだけ下方の位置における外部導体140bに、長さが約λ/4とされた分岐導体142の下端が短絡板144により短絡されている。また、分岐導体142における内部導体140aは先端から約λg/4の深さまで挿入されて、その先端は開放されている。このように、分岐導体142における内部導体140aの長さは約λg/4とされている。なお、λgは、分岐導体142における管内波長である。上記したように、水平偏波側放射素子110に給電する平衡・不平衡変換器は、同軸ケーブル140、分岐導体142および短絡板144により構成されている。
また、垂直偏波側放射素子114に給電する給電部では、2本の放射素子114a,114bからなる垂直偏波側放射素子114に同軸ケーブル141から平衡・不平衡変換器を介して給電している。すなわち、一方の放射素子114aの一端とされる給電端が同軸ケーブル141の外部導体141bにおける先端の外周面に固着されて電気的に接続され、同軸ケーブル141の先端から導出された内部導体141aが折り返されて平行配置された分岐導体143の内部導体とされている。同軸ケーブル141において、内部導体141aは絶縁体に支持されて外部導体141bのほぼ中心に配置され、分岐導体143においては、内部導体141aは絶縁体に支持されて外部導体143bのほぼ中心に配置されている。また、他方の放射素子114bの一端である給電端が分岐導体143の外部導体143bにおける先端の外周面に固着されて電気的に接続されている。さらに、分岐導体143の長さは約λ/4の長さとされ、分岐導体143における外部導体143bの下端面が短絡板145に接続されており、短絡板145は同軸ケーブル141の外部導体141bの外周面に接続されている。すなわち、同軸ケーブル141の先端から約λ/4の長さだけ下方の位置における外部導体141bに、長さが約λ/4とされた分岐導体143の下端が短絡板145により短絡されている。また、分岐導体143における内部導体141aは先端から約λg/4の深さまで挿入されて、その先端は開放されている。このように、分岐導体143における内部導体141aの長さは約λg/4とされている。なお、λgは、分岐導体143における管内波長である。上記したように、垂直偏波側放射素子114に給電する平衡・不平衡変換器は、同軸ケーブル141、分岐導体143および短絡板145により構成されている。
給電部における2つの平衡・不平衡変換器により同軸ケーブル140,141を伝送されてきた不平衡信号は平衡信号に変換されて、平衡形の水平偏波用の放射素子110a,110bおよび垂直偏波用の放射素子114a,114bに給電されるようになる。
給電部における水平偏波側の給電部および垂直偏波側の給電部において漏洩電流は理論上は流れないが、実際には微量な漏洩電流が生じており、漏洩電流による放射界への影響が生じるようになる。そこで、従来の偏波共用八木型アンテナ101においては、平衡・不平衡変換器を備える水平偏波側の給電部および垂直偏波側の給電部を交差するように配置してコンパクト化することにより、水平偏波側の給電部および垂直偏波側の給電部をシールド筒体119内に収納できる構成としている。シールド筒体119の前後には分割された金属製のパイプからなる第1アーム118aと第2アーム118bとが固着されて、シールド筒体119に一体化されている。これにより、水平偏波側の給電部および垂直偏波側の給電部において微量な漏洩電流が生じても、漏洩電流による放射界への影響を防止することができるようになる。
特開2011−239198号公報
従来の偏波共用八木型アンテナにおいては、水平偏波側の八木アンテナを構成する導波素子、放射素子および反射素子と、垂直偏波側の八木アンテナを構成する導波素子、放射素子および反射素子とを、アームの中心軸を通ると共に互いに直交するよう交差して取り付けることができる。また、同軸ケーブルから給電される水平偏波側の八木アンテナにおける放射素子と、垂直偏波側の八木アンテナにおける放射素子とに、アーム内に収納される平衡・不平衡変換器を介して給電するようにしている。これにより、従来の偏波共用八木型アンテナにおいては、優れた交差偏波識別度が得られるようになる。
しかしながら、従来の偏波共用八木型アンテナにおいては、水平偏波側および垂直偏波側の八木アンテナのそれぞれを構成する導波素子および反射素子を、アームに固着する固着構造が複雑であり、固着部品の点数が多くなることから分解・組み立てを行う作業が繁雑になるという問題点があった。さらに、放射素子においては平衡・不平衡変換器を構成する同軸ケーブルに固着されており、平衡・不平衡変換器がアーム内に収納されていることから、放射素子の分解・組み立てを行うことができないという問題点があった。この場合、組み立てた状態で商品化すると、水平偏波側の八木アンテナを構成する各素子と、垂直偏波側の八木アンテナを構成する各素子とが直交した状態で梱包することになり、梱包体積が大きくなることから、梱包・輸送・管理のコストが大きくなるという問題点が生じることになる。
そこで、本発明は、放射素子を容易に分解・組み立てをすることができ良好な交差偏波識別度が得られる偏波共用八木型アンテナを提供することを目的としている。
本発明の偏波共用八木型アンテナは、アーム(2)のほぼ中心軸を含む第1平面上に配置され、前記アーム(2)に固着されている少なくとも1本の第1導波素子(11)と、第1放射素子(10)を前記第1平面上に配置すると共に、前記第1導波素子(11)の後方に隣接して前記アーム(2)に着脱可能に固着されている第1給電部(13)と、前記第1平面上に配置され、前記第1給電部(13)の後方に隣接して前記アーム(2)に固着されている少なくとも1本の第1反射素子(12)と、前記第1平面上に配置された前記第1導波素子(11)と前記第1放射素子(10)と前記第1反射素子(12)とから構成される第1八木アンテナと、半截されたそれぞれの端部の間が、前記アーム(2)を抱持する導波素子取付具(30,31)により挟持されている前記第1導波素子(11)と同数の第2導波素子(21)と、前記第1平面と直交すると共に前記アーム(2)のほぼ中心軸を含む第2平面上に第2放射素子(20)を配置すると共に、前記第2導波素子(21)の後方に隣接して前記アーム(2)に着脱可能に固着されている第2給電部(23)と、半截されたそれぞれの端部の間が、前記アーム(2)を抱持する反射素子取付具(30,31)により挟持されて、前記第2放射素子(20)の後方に隣接して配置されている前記第1反射素子(12)と同数の第2反射素子(22)と、前記第2導波素子(21)と前記第2放射素子(20)と前記第2反射素子(22)とから構成される第2八木アンテナとを備え、前記第1給電部(13)および前記第2給電部(23)の下面には孔部(13e,23e)を有する半円状溝部(13g,23g)が形成されており、前記アーム(2)の外周面には前記第1平面上に第1固着手段(4a)が設けられると共に、前記第2平面上に第2固着手段(4b)が設けられており、前記第1給電部(13)の前記第1固着手段(4a)を前記孔部(13e)に固着することにより、前記第1放射素子(10)が前記第1平面上に位置するように前記第1給電部(13)が前記アーム(2)に固着され、前記第2給電部(23)の前記第2固着手段(4b)を前記孔部(23e)に固着することにより、前記第2放射素子(20)が前記第2平面上に位置するように前記第2給電部(23)が前記アーム(2)に固着され、前記第2導波素子(21)が固着された前記導波素子取付具(30,31)を動かして、前記アーム(2)に固着されている前記第1導波素子(11)を、前記導波素子取付具(30,31)のほぼ中央に形成された素子挿通溝(30d,31d)内に圧入することにより、前記第2導波素子(21)が前記第2平面上に配置され、前記第2反射素子(22)が固着された前記反射素子取付具(30,31)を動かして、前記アーム(2)に固着されている前記第1反射素子(12)を、前記反射素子取付具(30,31)のほぼ中央に形成された挿通溝(30d,31d)内に圧入することにより、前記第2反射素子(22)が前記第2平面上に配置され、前記第2導波素子(21)が固着された前記導波素子取付具(30,31)および前記第2反射素子(22)が固着された前記反射素子取付具(30,31)を、前記アーム(2)に対して回転することにより、前記第2導波素子(21)および前記第2反射素子(22)を前記第1平面上に配置することができることを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、第1固着手段(4a)をアーム(2)に設けられた孔部(13e)から取り外すことにより第1給電部(13)をアーム(2)から取り外すことができると共に、第2固着手段(4b)をアーム(2)に設けられた孔部(23e)から取り外すことにより第2給電部(23)をアーム(2)から取り外すことができる。また、導波素子取付具(30,31)に固着された第2導波素子(21)および反射素子取付具(30,31)に固着された第2反射素子(22)を回転させて、第1八木アンテナの第1導波素子(11)と第1反射素子(12)が配置されている第1平面上に配置することができる。これにより、著しく小さな体積とすることができるため、梱包する際の梱包体積を小さくすることができる。また、第2導波素子(21)が固着された導波素子取付具(30,31)の素子挿通溝(30d,31d)内に、第1導波素子(11)を圧入すると共に、第2反射素子(22)が固着された反射素子取付具(30,31)の素子挿通溝(30d,31d)内に、第1反射素子(12)を圧入することにより第2導波素子(21)および第2反射素子(22)を第2平面上に配置することができる。このように、本発明の偏波共用八木型アンテナ(1)は分解・組み立てを容易に行うことができると共に、梱包体積の縮小化を図ることができ、梱包・輸送・管理のコストを低減することができる。
また、第1八木アンテナと第2八木アンテナとを取り付ける際に、アーム(2)のほぼ中心軸を通る平面上に互いに直交するよう交差して固着することができることから、本発明にかかる偏波共用八木型アンテナ(1)においては、優れた交差偏波識別度が得られるようになる。
本発明の実施例にかかる偏波共用八木型アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の偏波共用八木型アンテナにおける水平偏波用給電部の構成を示す分解図である。 本発明の偏波共用八木型アンテナにおける水平偏波用給電部を組み立てる手順を示す図である。 本発明の偏波共用八木型アンテナにおける水平偏波用給電部を組み立てる次の手順を示す図である。 本発明の偏波共用八木型アンテナにおける水平偏波用給電部の構成を示す斜視図である。 本発明の偏波共用八木型アンテナにおける水平偏波用給電部の構成を示す背面図、下面図、側面図である。 本発明の偏波共用八木型アンテナにおける垂直偏波用給電部の構成を示す分解図である。 本発明の偏波共用八木型アンテナにおける垂直偏波用給電部を組み立てる手順を示す図である。 本発明の偏波共用八木型アンテナにおける垂直偏波用給電部を組み立てる次の手順を示す図である。 本発明の偏波共用八木型アンテナにおける垂直偏波用給電部の構成を示す斜視図である。 本発明の偏波共用八木型アンテナにおける垂直偏波用給電部の構成を示す正面図、下面図、側面図である。 本発明の実施例にかかる偏波共用八木型アンテナの給電部を組み立てる第1の手順を示す斜視図である。 本発明の実施例にかかる偏波共用八木型アンテナの給電部を組み立てる第2の手順を示す斜視図である。 本発明の実施例にかかる偏波共用八木型アンテナの給電部を組み立てる第3の手順を示す斜視図である。 本発明の実施例にかかる偏波共用八木型アンテナの給電部を組み立てる第4の手順を示す斜視図である。 本発明の偏波共用八木型アンテナにおける第1素子取付具の構成を示す斜視図、上面図、正面図である。 本発明の偏波共用八木型アンテナにおける第2素子取付具の構成を示す斜視図、上面図、正面図である。 本発明の実施例にかかる偏波共用八木型アンテナを組み立てる第1の手順を示す斜視図である。 本発明の実施例にかかる偏波共用八木型アンテナを組み立てる第2の手順および第3の手順を示す斜視図である。 従来の偏波共用八木型アンテナの構成の一例を示す斜視図である。 従来の偏波共用八木型アンテナにおける導波素子の固着構造を断面図で示す正面図である。 従来の偏波共用八木型アンテナにおける導波素子の固着構造を断面図で示す上面図である。 従来の偏波共用八木型アンテナにおける反射素子の固着構造を断面図で示す正面図である。 従来の偏波共用八木型アンテナにおける反射素子の固着構造を断面図で示す上面図である。 従来の偏波共用八木型アンテナにおける給電部の構造を断面図で示す上面図である。
本発明の実施例にかかる偏波共用八木型アンテナ1の構成を示す斜視図を図1に示す。
この図に示す本発明の実施例にかかる偏波共用八木型アンテナ1は、パイプ状とされた断面円形の金属製のアーム2を備え、アーム2に固着された水平偏波用八木アンテナと垂直偏波用八木アンテナとから構成されている。水平偏波用八木アンテナは、複数本(例えば、6本)の水平偏波用導波素子11と、水平偏波用導波素子11の後方に隣接して配置された水平偏波用放射素子10と、水平偏波用放射素子10の後方に隣接して配置された水平偏波用反射素子12とから構成されている。直線状とされたこれらの素子10〜12の外径は同様とされて、アーム2のほぼ中心軸を含む水平面内に配置されており、アルミニウム等の軽量の金属パイプから構成されている。また、垂直偏波用八木アンテナは、複数本(例えば、6本)の垂直偏波用導波素子21と、垂直偏波用導波素子21の後方に隣接して配置された垂直偏波用放射素子20と、垂直偏波用放射素子20の後方に隣接して配置された垂直偏波用反射素子22とから構成されている。直線状とされたこれらの素子20〜22の外径は同様とされて、アーム2のほぼ中心軸を含む垂直面内に配置されており、アルミニウム等の軽量の金属パイプから構成されてている。なお、水平偏波用放射素子10および垂直偏波用放射素子20は、ダイポール素子とされている。
本発明にかかる偏波共用八木型アンテナ1は、水平偏波と垂直偏波の周波数帯が同じとされ、偏波共用八木型アンテナ1の周波数帯の周波数の波長をλとすると、ダイポール素子とされている水平偏波用放射素子10および垂直偏波用放射素子20の長さは約λ/2とされ、複数本の水平偏波用導波素子11および垂直偏波用導波素子21の長さは約λ/2より若干短い長さとされ、水平偏波用反射素子12および垂直偏波用反射素子22の長さは約λ/2より若干長い長さとされている。また、複数本の水平偏波用導波素子11および垂直偏波用導波素子21、水平偏波用放射素子10および垂直偏波用放射素子20、水平偏波用反射素子12および垂直偏波用反射素子22における各素子間の間隔は約λ/4の間隔とされている。これにより、水平偏波用導波素子11および垂直偏波用導波素子21が容量性となると共に水平偏波用反射素子12および垂直偏波用反射素子22が誘導性となって、水平偏波用反射素子12および垂直偏波用反射素子22から水平偏波用導波素子11および垂直偏波用導波素子21に向かう方向に半値角の小さい水平偏波および垂直偏波の鋭い放射ビームを有する指向特性を有するようになる。
次に、水平偏波用放射素子10および垂直偏波用放射素子20の構成を次に説明する。
本発明の偏波共用八木型アンテナ1における水平偏波用給電部13と水平偏波用放射素子10の構成を図2ないし図6に示す。図2は水平偏波用給電部13と水平偏波用放射素子10の構成を示す分解図であり、図3は水平偏波用給電部13と水平偏波用放射素子10を組み立てる手順を示す図であり、図4は水平偏波用給電部13と水平偏波用放射素子10を組み立てる次の手順を示す図であり、図5は水平偏波用給電部13と水平偏波用放射素子10の構成を示す斜視図であり、図6(a)(b)(c)は水平偏波用給電部13と水平偏波用放射素子10の構成を示す正面図、下面図、側面図である。
これらの図に示す水平偏波用給電部13は、内部に平衡・不平衡変換器を収納する収納空間を有しており、収納空間は、角柱のパイプ状とされた本体部13aと、この本体部13aの開口された前面を閉塞するよう前蓋13iを嵌合し、後面を閉塞するよう後蓋13jを嵌合することにより形成される。本体部13aの下部からは第1嵌合部13bおよび第2嵌合部13cとの2つが後面側に突出して形成されている。後蓋13jは、本体部13aの第1嵌合部13bおよび第2嵌合部13cの上部の開口を閉塞する形状とされ、後蓋13jには同軸コネクタ15が取り付けられている。また、後蓋13jの上部中央と下部の両側には挿通穴13mが形成されている。前蓋13iは、本体部13aの前面の開口を閉塞する形状とされ、後蓋13jの挿通穴13mに対向するよう、前蓋13iの上部中央と下部の両側にネジ孔13nが形成されている。本体部13aにおける第1嵌合部13bと第2嵌合部13cとの間は切り欠かれて、半円状溝部13gが本体部13aの下面に形成されている。半円状溝部13gの内径は、アーム2の外径とほぼ同様とされており、半円状溝部13gの頂部には下方へ突出する位置決め用の凸部13dとネジ孔13eとが前後に並んで形成されている。第1嵌合部13bおよび第2嵌合部13cにはアーム2に直交する方向に断面円形の挿通孔13kが全体にわたり形成されて、挿通孔13kの底面は閉じている。水平偏波用放射素子10は、半截された水平偏波用放射素子10a,10bから構成され、水平偏波用放射素子10a,10bの端部には、それぞれ取付穴13pが形成されている。そして、第1嵌合部13bおよび第2嵌合部13cの挿通孔13kの内径は水平偏波用放射素子10a,10bの外径とほぼ等しくされている。
水平偏波用給電部13を組み立てる際には、まず、図3に示すように本体部13aの後面に後蓋13jを嵌合する。この状態において、平衡・不平衡変換器を本体部13a内に収納すると共に、平衡・不平衡変換器の不平衡端子を本体部13a内において同軸コネクタ15に電気的に接続する。次いで、図4に示すように第1嵌合部13bの挿通孔13k内に、半截された一方の水平偏波用放射素子10aの端部を挿入すると共に、第2嵌合部13cの挿通孔13k内に半截された他方の水平偏波用放射素子10bの端部を挿入する。そして、第1嵌合部13bおよび第2嵌合部13cの後面側に形成されている挿通孔13hにネジが挿通され、このネジを水平偏波用放射素子10a,10bの端部に形成されている取付穴13pに挿通して第1嵌合部13bおよび第2嵌合部13cに螺着する。これにより、本体部13aに水平偏波用放射素子10a,10bが固着され、平衡・不平衡変換器の平衡端子を、本体部13a内に導入された水平偏波用放射素子10a,10bからの配線に電気的に接続する。次いで、図5に示すように前蓋13iを本体部13aの前面の開口を閉塞するように嵌合して、後蓋13jの挿通孔13mにそれぞれ取付ネジ13fを挿通し、本体部13aを通過して前蓋13iのネジ孔13nに螺合する。これにより、ダイポール素子を構成する水平偏波用放射素子10a,10bを固着できると共に、水平偏波用給電部13を組み立てることができる。
次に、本発明の偏波共用八木型アンテナ1における垂直偏波用給電部23と垂直偏波用放射素子20の構成を図7ないし図11に示す。図7は垂直偏波用給電部23と垂直偏波用放射素子20の構成を示す分解図であり、図8は垂直偏波用給電部23と垂直偏波用放射素子20を組み立てる手順を示す図であり、図9は垂直偏波用給電部23と垂直偏波用放射素子20を組み立てる次の手順を示す図であり、図10は垂直偏波用給電部23と垂直偏波用放射素子20の構成を示す斜視図であり、図11(a)(b)(c)は垂直偏波用給電部23と垂直偏波用放射素子20の構成を示す正面図、下面図、側面図である。
これらの図に示す垂直偏波用給電部23は、内部に平衡・不平衡変換器を収納する収納空間を有しており、収納空間は、角柱のパイプ状とされた本体部23aと、この本体部23aの開口された前面を閉塞するよう前蓋23iを嵌合し、後面を閉塞するよう後蓋23jを嵌合することにより形成される。本体部23aの下部からは第1嵌合部23bおよび第2嵌合部23cとの2つが前面側に突出して形成されている。このように、垂直偏波用給電部23においては、第1嵌合部23bおよび第2嵌合部23cとの2つが前面側に突出して形成されている。前蓋23iは、本体部23aの第1嵌合部23bおよび第2嵌合部23cの上部の開口を閉塞する形状とされ、前蓋23iの上部中央と下部の両側には挿通穴23mが形成されている。後蓋23jは、本体部23aの前面の開口を閉塞する形状とされ、同軸コネクタ25が取り付けられている。また、前蓋23iの挿通穴23mに対向するよう、後蓋23jの上部中央と下部の両側にネジ孔23nが形成されている。本体部23aにおける第1嵌合部23bと第2嵌合部23cとの間は切り欠かれて、半円状溝部23gが本体部23aの下面に形成されている。半円状溝部23gの内径は、アーム2の外径とほぼ同様とされており、半円状溝部23gの頂部には下方へ突出する位置決め用の凸部23dとネジ孔23eとが前後に並んで形成されている。第1嵌合部23bおよび第2嵌合部23cにはアーム2に直交する方向に断面円形の挿通孔23kが全体にわたり形成されて、挿通孔23kの底面は閉じている。垂直偏波用放射素子20は、半截された垂直偏波用放射素子20a,20bから構成され、垂直偏波用放射素子20a,20bの端部には、それぞれ取付穴23pが形成されている。そして、第1嵌合部23bおよび第2嵌合部23cの挿通孔23kの内径は垂直偏波用放射素子20a,20bの外径とほぼ等しくされている。
垂直偏波用給電部23を組み立てる際には、まず、図8に示すように本体部23aの前面に前蓋23iを嵌合する。また、平衡・不平衡変換器の不平衡端子を後蓋23jの同軸コネクタ15に電気的に接続する。次いで、図9に示すように第1嵌合部23bの挿通孔23k内に、半截された一方の垂直偏波用放射素子20aの端部を挿入すると共に、第2嵌合部23cの挿通孔23k内に半截された他方の垂直偏波用放射素子20bの端部を挿入する。そして、第1嵌合部23bおよび第2嵌合部23cの前面側に形成されている挿通孔23hにネジが挿通され、このネジを垂直偏波用放射素子20a,20bの端部に形成されている取付穴23pに挿通して第1嵌合部23bおよび第2嵌合部23cに螺着する。これにより、本体部23aに垂直偏波用放射素子20a,20bが固着され、平衡・不平衡変換器の平衡端子を、本体部23a内に導入された垂直偏波用放射素子20a,20bからの配線に電気的に接続する。次いで、平衡・不平衡変換器を本体部23a内に収納して、図10に示すように後蓋23jを本体部23aの後面の開口を閉塞するように嵌合する。そして、前蓋23iの挿通孔23mにそれぞれ取付ネジ23fを挿通し、本体部23aを通過して後蓋23jのネジ孔23nに螺合する。これにより、ダイポール素子を構成する垂直偏波用放射素子20a,20bを固着できると共に、垂直偏波用給電部23を組み立てることができる。
次に、本発明の偏波共用八木型アンテナ1における給電部を組み立てる第1の手順ないし第4の手順を図12ないし図15に示す。図12は偏波共用八木型アンテナ1における給電部を組み立てる第1の手順を示す斜視図であり、図13は偏波共用八木型アンテナ1における給電部を組み立てる第2の手順を示す斜視図であり、図14は偏波共用八木型アンテナ1における給電部を組み立てる第3の手順を示す斜視図であり、図15は偏波共用八木型アンテナ1における給電部を組み立てる第4の手順を示す斜視図である。ただし、図12ないし図15においては偏波共用八木型アンテナ1の放射素子および給電部が配置されるアーム2の一部分だけが示されており、導波素子および反射素子は省略して示されている。
これらの図に示すように、偏波共用八木型アンテナ1における給電部を組み立てるには、まず、水平偏波用給電部13の半円状溝部13gに形成されている凸部13dおよびネジ孔13eを、アーム2の外周面に設けられている嵌入孔3aおよび取付ネジ4aに対向するように、アーム2上に水平偏波用給電部13を図12に示すように配置する。この場合、アーム2の外周面に設けられている嵌入孔3aおよび取付ネジ4aは、水平偏波用導波素子11および水平偏波用反射素子12が配置される水平面内に設けられている。次いで、アーム2の嵌入孔3aに凸部13dを嵌入するように、水平偏波用給電部13をアーム2に当接させると、水平偏波用給電部13がアーム2に位置決めされ、次いで、取付ネジ4aをネジ孔13eに螺着する。これにより、図13に示す状態となり、アーム2に水平偏波用給電部13を固着することができる。そして、アーム2に水平偏波用給電部13が固着された際には、水平偏波用放射素子10a,10bが水平偏波用導波素子11および水平偏波用反射素子12が配置されている水平面内に配置されるようになる。
続けて、垂直偏波用給電部23の半円状溝部23gに形成されている凸部23dおよびネジ孔23eを、アーム2の外周面に設けられている図示しない嵌入孔3bおよび取付ネジ4bに対向するように、アーム2に対して垂直偏波用給電部23を図14に示すように配置する。この場合、アーム2の外周面に設けられている嵌入孔3bおよび取付ネジ4bは、垂直偏波用導波素子21および垂直偏波用反射素子22が配置される垂直面内に設けられている。次いで、アーム2の嵌入孔3bに凸部23dを嵌入するように、垂直偏波用給電部23をアーム2に当接させると、垂直偏波用給電部23がアーム2に位置決めされ、次いで、取付ネジ4bをネジ孔23eに螺着する。これにより、図15に示す状態となり、アーム2に垂直偏波用給電部23を固着することができる。なお、嵌入孔3bおよび取付ネジ4bは、嵌入孔3aおよび取付ネジ4aに対して直交するようアーム2に設けられており、アーム2に垂直偏波用給電部23が固着された際には、垂直偏波用放射素子20a,20bが垂直偏波用導波素子21および垂直偏波用反射素子22が配置されている水平面内に配置されるようになる。
上記したように、水平偏波用給電部13および垂直偏波用給電部23のアーム2への組み立てをそれぞれ1本のネジだけを螺着することで容易に行うことができる。なお、水平偏波用給電部13においては、水平偏波用放射素子10aおよび水平偏波用放射素子10bは、図6(c)に示すように後蓋13jの外面から間隔dだけ後面側へ離隔して配置されている。これに対して、垂直偏波用給電部23においては、垂直偏波用放射素子20aおよび垂直偏波用放射素子20bは、図11(c)に示すように前蓋23iの外面から間隔dだけ前面側へ離隔して配置されている。これにより、図15に示すようにアーム2に水平偏波用給電部13および垂直偏波用給電部23を取り付けると、水平偏波用放射素子10a,10bの中心軸と、垂直偏波用放射素子20a,20bの中心軸とがアーム2のほぼ中心軸上で交差するようになる。すなわち、水平偏波用放射素子10a,10bと垂直偏波用放射素子20a,20bとがアーム2の中心軸と直交する垂直面内に配置されるようになる。
また、水平偏波用給電部13の同軸コネクタ15に装着される同軸プラグの同軸ケーブルはアーム2に沿って後方に導出することができると共に、垂直偏波用給電部23の同軸コネクタ25に装着される同軸プラグの同軸ケーブルもアーム2に沿って後方に導出することができる。これにより、本発明の偏波共用八木型アンテナ1の交差偏波識別度を含む電気的特性が、同軸ケーブルの影響を受けて劣化することを防止することができる。
ところで、本発明にかかる偏波共用八木型アンテナ1では、図1に示すように複数本の垂直偏波用導波素子21のそれぞれと、垂直偏波用反射素子22とは、素子取付具24によりそれぞれアーム2に取り付けられている。この場合、垂直偏波用導波素子21と垂直偏波用反射素子22とは半截されており、半截された端部が素子取付具24に挟持されて固着されている。垂直偏波用導波素子21あるいは垂直偏波用反射素子22の端部が固着された素子取付具24は、アーム2に対して回転することができるとともにアーム2に沿ってスライドすることができる。素子取付具24は、後述する第1素子取付具30と第2素子取付具31とを対面させて配置することにより構成されている。そこで、第1素子取付具30の詳細構成を図16(a)(b)(c)に示し、第2素子取付具31の詳細構成を図17(a)(b)(c)に示す。図16(a)は第1素子取付具30の構成を示す斜視図であり、図16(b)は第1素子取付具30の構成を示す上面図であり、図16(c)は第1素子取付具30の構成を示す正面図であり、図17(a)は第2素子取付具31の構成を示す斜視図であり、図17(b)は第2素子取付具31の構成を示す上面図であり、図17(c)は第2素子取付具31の構成を示す正面図である。
これらの図に示すように、第1素子取付具30と第2素子取付具31とは金属板を加工して作成されており、ほぼ同様の構成とされているが、第1素子取付具30に形成された第1挿通孔30eおよび第2挿通孔30fに替えて、第2素子取付具31には第1ネジ孔31eおよび第2ネジ孔31fが形成されている。すなわち、第1素子取付具30と第2素子取付具31とは、ほぼ中央部に半円状のサドル部30c,31cが形成されており、サドル部30c,31cのほぼ中央である頂部に素子挿通溝30d,31dがアーム2の長手方向に形成されている。素子挿通溝30d,31dの幅は、ほぼ同じ外径とされている水平偏波用導波素子11あるいは水平偏波用反射素子12、垂直偏波用導波素子21あるいは垂直偏波用反射素子22に圧入できる幅とされている。また、サドル部30c,31cの内径はアーム2の外径とほぼ同様とされて、第1素子取付具30と第2素子取付具31とをアーム2を挟んで対面させた際に、サドル部30c,31cの間にアーム2が抱持される形状とされている。
サドル部30c,31cの両側には断面が半円状とされた第1抱持部30a,31aと第2抱持部30b,31bとが形成されている。第1抱持部30a,31aと第2抱持部30b,31bの内径は、素子10〜12および素子20〜22の外径とほぼ同様とされており、第1抱持部30a,31aと第2抱持部30b,31bの両側には、平面状の折曲部30g,31gが形成されて、折曲部30g,31gにより第1抱持部30a,31aと第2抱持部30b,31bとが屈曲しないように機械的強度が向上されている。上記したように第1素子取付具30の第1抱持部30aおよび第2抱持部30bには、第1挿通孔30eおよび第2挿通孔30fがそれぞれ形成されており、第2素子取付具31の第1抱持部31aおよび第2抱持部31bには、第1ネジ孔31eおよび第2ネジ孔31fがそれぞれ形成されている。
第1素子取付具30と第2素子取付具31とをアーム2を挟んで対面させた際に、対面した第1抱持部30a,31aの間に垂直偏波用導波素子21あるいは垂直偏波用反射素子22の半截された一方の端部を挟持することができ、対面した第2抱持部30b,31bの間に垂直偏波用導波素子21あるいは垂直偏波用反射素子22の半截された他方の端部を挟持することができる。そして、第1挿通孔30eに挿入したネジを、垂直偏波用導波素子21あるいは垂直偏波用反射素子22の半截された一方の端部に形成された挿通孔に挿通して、第1ネジ孔31eに螺着し、第2挿通孔30fに挿入したネジを、垂直偏波用導波素子21あるいは垂直偏波用反射素子22の半截された他方の端部に形成された挿通孔に挿通して、第2ネジ孔31fに螺着することにより、第1素子取付具30と第2素子取付具31とからなる素子取付具24に、垂直偏波用導波素子21あるいは垂直偏波用反射素子22を固着することができる。
この場合、第1ネジ孔31eおよび第2ネジ孔31fに螺着したネジを若干緩めることにより、垂直偏波用導波素子21あるいは垂直偏波用反射素子22が固着されている素子取付具24をアーム2に対して回転したりスライドすることができる。
次に、本発明にかかる偏波共用八木型アンテナ1を組み立てる第1の手順を示す斜視図を図18に、偏波共用八木型アンテナ1を組み立てる第2の手順を示す斜視図を図19(a)に、偏波共用八木型アンテナ1を組み立てる第3の手順を示す斜視図を図19(b)に示す。ただし、図18,図19においては偏波共用八木型アンテナ1の導波素子が配置されているアーム2の一部分だけが示されており、放射素子および反射素子は省略して示されている。
本発明にかかる偏波共用八木型アンテナ1を組み立てるには、まず、図18に示すように、アーム2のほぼ中心軸が含まれる水平面内において、アーム2に複数本の水平偏波用導波素子11a,11b,11cを固着しておく。この場合、水平偏波用導波素子11a〜11cはアーム2にカシメ等の固着方法により固着される。そして、アーム2に固着された水平偏波用導波素子11bの前側のアーム2を挟むように、第1素子取付具30と第2素子取付具31とを対面させて配置すると共に、第1素子取付具30と第2素子取付具31の対面している第1抱持部30a,31aの間に挟まれるように、半截された一方の垂直偏波用導波素子21b1の端部を配置し、対面している第2抱持部30b,31bの間に挟まれるように、半截された他方の垂直偏波用導波素子21b2の端部を配置する。
そして、第1素子取付具30の第1抱持部30aに形成されている第1挿通孔30eにネジ25aを挿通し、このネジ25aを一方の垂直偏波用導波素子21b1の端部に形成された挿通孔26aに挿通して第2素子取付具31の第1抱持部31aに形成されている第1ネジ孔31eに螺着する。さらに、第1素子取付具30の第2抱持部30bに形成されている第2挿通孔30fにネジ25bを挿通し、このネジ25bを他方の垂直偏波用導波素子21b2の端部に形成された挿通孔26bに挿通して第2素子取付具31の第2抱持部31bに形成されている第2ネジ孔31fに螺着する。これにより、図19(a)に示す状態となる。すなわち、第1抱持部30a,31aの間に一方の垂直偏波用導波素子21b1の端部が挟持されて固着されるとともに、第2抱持部30b,31bの間に他方の垂直偏波用導波素子21b2の端部が挟持されて固着される。また、第1素子取付具30と第2素子取付具31とのサドル部30c,31cの間にアーム2の外周面が抱持される。ここで、ネジ25a,25bを若干緩めると、垂直偏波用導波素子21b1,21b2が固着されている第1素子取付具30と第2素子取付具31とからなる素子取付具24をアーム2に対して回転させて、水平偏波用導波素子11a〜11cが配置されている水平面内に垂直偏波用導波素子21b1,21b2を配置することができると共に、上記水平面と直交する垂直面内にも配置することができる。
そこで、水平偏波用導波素子11a〜11cが配置されている水平面と直交するアーム2のほぼ中心軸が含まれる垂直面内に垂直偏波用導波素子21b1,21b2を配置して、第1素子取付具30と第2素子取付具31とを水平偏波用導波素子11bに向かってアーム2上をスライドさせると、第1素子取付具30と第2素子取付具31とに形成されている後端が半円状とされた素子挿通溝30d,31d内に水平偏波用導波素子11bが圧入されて図19(b)に示す状態となる。水平偏波用導波素子11bは、素子挿通溝30d,31dの半円状とされた後端に当接するまで圧入され、この状態において、ネジ25a,25bを締着することにより、水平偏波用導波素子11a〜11cが配置されている水平面と直交するアーム2のほぼ中心軸が含まれる垂直面内に垂直偏波用導波素子21b1,21b2を固着することができる。この場合、水平偏波用導波素子11bの中心軸と、垂直偏波用導波素子21b1,21b2の中心軸とがアーム2のほぼ中心軸上で交差するようになる。すなわち、水平偏波用導波素子11bと垂直偏波用導波素子21b1,21b2とがアーム2の中心軸と直交する垂直面内に配置されるようになる。
垂直偏波用導波素子21は、水平偏波用導波素子11と同数設けられていることから、水平偏波用導波素子11のそれぞれの前側に図18に示すように垂直偏波用導波素子21のそれぞれを配置して第1素子取付具30と第2素子取付具31とからなる素子取付具24により固着する。そして、図19(a)(b)に示すように垂直偏波用導波素子21のそれぞれを素子取付具24をアーム2に対して回転させて、水平偏波用導波素子11が配置されている水平面内に配置することができると共に、上記水平面と直交するアーム2のほぼ中心軸が含まれる垂直面内に配置して固着することができる。
また、図18,図19には示していないが、垂直偏波用反射素子22も垂直偏波用導波素子21と同様にアーム2に対して固着される。すなわち、アーム2に固着された水平偏波用反射素子12の前側のアーム2を挟むように、第1素子取付具30と第2素子取付具31とを対面させて配置すると共に、第1素子取付具30と第2素子取付具31の対面している第1抱持部30a,31aの間に挟まれるように、半截された一方の垂直偏波用反射素子22の端部を配置し、対面している第2抱持部30b,31bの間に挟まれるように、半截された他方の垂直偏波用反射素子22の端部を配置する。そして、第1素子取付具30の第1抱持部30aに形成されている第1挿通孔30eにネジ25aを挿通し、このネジ25aを一方の垂直偏波用反射素子22の端部に形成された挿通孔に挿通して第2素子取付具31の第1抱持部31aに形成されている第1ネジ孔31eに螺着する。さらに、第1素子取付具30の第2抱持部30bに形成されている第2挿通孔30fにネジ25bを挿通し、このネジ25bを他方の垂直偏波用反射素子22の端部に形成された挿通孔に挿通して第2素子取付具31の第2抱持部31bに形成されている第2ネジ孔31fに螺着する。
これにより、第1抱持部30a,31aの間に一方の垂直偏波用反射素子22の端部が挟持されて固着されるとともに、第2抱持部30b,31bの間に他方の垂直偏波用反射素子22の端部が挟持されて固着される。また、第1素子取付具30と第2素子取付具31とのサドル部30c,31cの間にアーム2の外周面が抱持される。ここで、ネジ25a,25bを若干緩めると、垂直偏波用反射素子22が固着されている第1素子取付具30と第2素子取付具31とからなる素子取付具24をアーム2に対して回転させて、水平偏波用反射素子12が配置されている水平面内に垂直偏波用反射素子22を配置することができると共に、上記水平面と直交する垂直面内に配置することができる。
そこで、水平偏波用反射素子12が配置されている水平面と直交するアーム2のほぼ中心軸が含まれる垂直面内に垂直偏波用反射素子22を配置して、第1素子取付具30と第2素子取付具31とを水平偏波用反射素子12に向かってアーム2上をスライドさせると、第1素子取付具30と第2素子取付具31とに形成されている後端が半円状とされた素子挿通溝30d,31d内に水平偏波用反射素子12が圧入される。水平偏波用反射素子12は、素子挿通溝30d,31dの半円状とされた後端に当接するまで圧入され、この状態において、ネジ25a,25bを締着することにより、水平偏波用反射素子12が配置されている水平面と直交するアーム2のほぼ中心軸が含まれる垂直面内に垂直偏波用反射素子22を固着することができる。この場合、水平偏波用反射素子12の中心軸と、垂直偏波用反射素子22の中心軸とがアーム2のほぼ中心軸上で交差するようになる。すなわち、水平偏波用反射素子12と垂直偏波用反射素子22とがアーム2の中心軸と直交する垂直面内に配置されるようになる。
なお、水平偏波用反射素子12は、1本に限ることはなく複数本とすることができ、垂直偏波用反射素子22の数は水平偏波用反射素子12と同数とされる。
上記したように、素子取付具24に固着されている複数本の垂直偏波用導波素子21と垂直偏波用反射素子22とを、複数本の水平偏波用導波素子11と水平偏波用反射素子12とが配置されている水平面内に配置した状態を梱包状態とすることができ、この梱包状態では偏波共用八木型アンテナ1の高さは素子取付具24の高さ以内となることから、水平偏波用八木アンテナと垂直偏波用八木アンテナとを直交して取り付けた状態で梱包する場合に比較して、著しく小さな梱包体積とすることができる。すなわち、梱包する際の梱包箱を小さな箱とすることができる。なお、水平偏波用放射素子10および垂直偏波用放射素子20とはアーム2から取り外された状態で梱包される。
上記の説明では、アーム2に固着された水平偏波用導波素子11および水平偏波用反射素子12の前側に垂直偏波用導波素子21および垂直偏波用反射素子22を固着した素子取付具24を配置したが、第1抱持部30a,31aと第2抱持部30b,31bとの配置位置を左右で入れ替えるように素子取付具24を180°回転させて配置してもよい。この場合は、アーム2に固着された水平偏波用導波素子11および水平偏波用反射素子12の後側に垂直偏波用導波素子21および垂直偏波用反射素子22を固着した素子取付具24を配置すればよい。
上記したように、本発明にかかる偏波共用八木型アンテナ1においては、梱包状態から垂直偏波用導波素子21および垂直偏波用反射素子22を回転させて、素子挿通溝30d,31dに水平偏波用導波素子11および水平偏波用反射素子12をそれぞれ圧入することにより、垂直偏波用八木アンテナの導波素子および反射素子を容易に組み立てることができる。また、水平偏波用放射素子10が固着されている水平偏波用給電部13および垂直偏波用放射素子20が固着されている垂直偏波用給電部23のアーム2への組み立てをそれぞれ1本のネジだけを螺着することで容易に行える。
このように、本発明の偏波共用八木型アンテナ1においては、複数本の水平偏波用導波素子11と、水平偏波用放射素子10と、水平偏波用反射素子12とからなる水平偏波用八木アンテナ、および、複数本の垂直偏波用導波素子21と、垂直偏波用放射素子20と、垂直偏波用反射素子22とからなる垂直偏波用八木アンテナとを容易に組み立てることができる。また、分解する際には組み立ての逆の手順で行えばよいことから、本発明の偏波共用八木型アンテナ1は容易に分解・組み立てを行うことができる。
なお、本発明の偏波共用八木型アンテナ1を梱包する際には、複数本の垂直偏波用導波素子21と垂直偏波用反射素子22とを、複数本の水平偏波用導波素子11と水平偏波用反射素子12とが配置されている水平面内に配置すると共に、それぞれ1本のネジだけを緩めることによりアーム2から水平偏波用放射素子10および垂直偏波用放射素子20を取り外して梱包する。この場合、水平偏波用八木アンテナと垂直偏波用八木アンテナとを直交して取り付けた状態で梱包する場合に比較して、著しく小さな体積で梱包することができる。
本発明の偏波共用八木型アンテナ1では、水平偏波用八木アンテナを構成する複数本の水平偏波用導波素子11と、水平偏波用放射素子10と、水平偏波用反射素子12とが、アーム2のほぼ中心軸を含む水平面内に取り付けられるとともに、垂直偏波用八木アンテナを構成する複数本の垂直偏波用導波素子21と、垂直偏波用放射素子20と、垂直偏波用反射素子22とが上記水平面と直交するアーム2のほぼ中心軸を含む垂直面内に取り付けられている。すなわち、水平偏波用八木アンテナと垂直偏波用八木アンテナとの中心軸がほぼ一致すると共に直交してアーム2に固着される。さらに、水平偏波用導波素子11、水平偏波用放射素子10、水平偏波用反射素子12のそれぞれの中心軸は、垂直偏波用導波素子21、垂直偏波用放射素子20、垂直偏波用反射素子22のそれぞれの中心軸とアーム2のほぼ中心軸上で交差する。これにより、本発明の偏波共用八木型アンテナ1における交差偏波識別度は、良好な交差偏波識別度となる。
以上説明した本発明にかかる偏波共用八木型アンテナにおいては、水平偏波用導波素子および垂直偏波用導波素子の本数は1本以上の任意の数の導波素子とすることができる。また、水平偏波用反射素子および垂直偏波用反射素子も1本以上の任意の数の反射素子とすることができる。
また、本発明にかかる偏波共用八木型アンテナは、垂直偏波および水平偏波の周波数帯を同じとしたが、これに限ることはなくそれぞれ個別の周波数帯を使用する通信形態や、垂直偏波および水平偏波の両偏波を用いる空間多重通信を行う通信システムや放送事業分野に用いることができる。
1 偏波共用八木型アンテナ、2 アーム、3a 嵌入孔、3b 嵌入孔、4a 取付ネジ、4b 取付ネジ、10 水平偏波用放射素子、10a,10b 水平偏波用放射素子、11 水平偏波用導波素子、11a,11b 水平偏波用導波素子、12 水平偏波用反射素子、13 水平偏波用給電部、13a 本体部、13b 第1嵌合部、13c 第2嵌合部、13d 凸部、13e ネジ孔、13f 取付ネジ、13g 半円状溝部、13h 挿通孔、13i 前蓋、13j 後蓋、13k 挿通孔、13m 挿通孔、13m 挿通穴、13n ネジ孔、13p 取付穴、15 同軸コネクタ、20 垂直偏波用放射素子、20a,20b 垂直偏波用放射素子、21 垂直偏波用導波素子、21b1,21b2 垂直偏波用導波素子、22 垂直偏波用反射素子、22a,22b 垂直偏波用反射素子、23 垂直偏波用給電部、23a 本体部、23b 第1嵌合部、23c 第2嵌合部、23d 凸部、23e ネジ孔、23f 取付ネジ、23g 半円状溝部、23h 挿通孔、23i 前蓋、23j 後蓋、23k 挿通孔、23m 挿通孔、23m 挿通穴、23n ネジ孔、23p 取付穴、24 素子取付具、25 同軸コネクタ、25a ネジ、25a,25b ネジ、26a 挿通孔、26b 挿通孔、30 第1素子取付具、30a,31a 第1抱持部、30b,31b 第2抱持部、30c,31c サドル部、30d,31d 素子挿通溝、30e 第1挿通孔、30f 第2挿通孔、30g,31g 折曲部、31 第2素子取付具、31e 第1ネジ孔、31f 第2ネジ孔、101 偏波共用八木型アンテナ、110 水平偏波側放射素子、110a,110b 放射素子、111 水平偏波側導波素子、111a,111b 導波素子、112 水平偏波側反射素子、112a,112b 反射素子、112c,112d,116c,116d ネジ部、112e,112g ナット、114 垂直偏波側放射素子、114a,114b 放射素子、115 垂直偏波側導波素子、115a,115b 導波素子、116 垂直偏波側反射素子、116a,116b 反射素子、116c,116d ネジ部、116e,116g ナット、118 アーム、118a 第1アーム、118b 第2アーム、119 シールド筒体、120a,120b 固着金具、121a,121b 固着金具、140,141 同軸ケーブル、140a、141a 内部導体、140b,141b 外部導体、142,143 分岐導体、142b,143b 外部導体、144,145 短絡板、150 内部リング、151a ブッシュ、152a,152b,152c,152d ボス、153 外部リング

Claims (2)

  1. アームのほぼ中心軸を含む第1平面上に配置され、前記アームに固着されている少なくとも1本の第1導波素子と、
    第1放射素子を前記第1平面上に配置すると共に、前記第1導波素子の後方に隣接して前記アームに着脱可能に固着されている第1給電部と、
    前記第1平面上に配置され、前記第1給電部の後方に隣接して前記アームに固着されている少なくとも1本の第1反射素子と、
    前記第1平面上に配置された前記第1導波素子と前記第1放射素子と前記第1反射素子とから構成される第1八木アンテナと、
    半截されたそれぞれの端部の間が、前記アームを抱持する導波素子取付具により挟持されている前記第1導波素子と同数の第2導波素子と、
    前記第1平面と直交すると共に前記アームのほぼ中心軸を含む第2平面上に第2放射素子を配置すると共に、前記第2導波素子の後方に隣接して前記アームに着脱可能に固着されている第2給電部と、
    半截されたそれぞれの端部の間が、前記アームを抱持する反射素子取付具により挟持されて、前記第2放射素子の後方に隣接して配置されている前記第1反射素子と同数の第2反射素子と、
    前記第2導波素子と前記第2放射素子と前記第2反射素子とから構成される第2八木アンテナとを備え、
    前記第1給電部および前記第2給電部の下面には孔部を有する半円状溝部が形成されており、前記アームの外周面には前記第1平面上に第1固着手段が設けられると共に、前記第2平面上に第2固着手段が設けられており、前記第1給電部の前記第1固着手段を前記孔部に固着することにより、前記第1放射素子が前記第1平面上に位置するように前記第1給電部が前記アームに固着され、前記第2給電部の前記第2固着手段を前記孔部に固着することにより、前記第2放射素子が前記第2平面上に位置するように前記第2給電部が前記アームに固着され、
    前記第2導波素子が固着された前記導波素子取付具を動かして、前記アームに固着されている前記第1導波素子を、前記導波素子取付具のほぼ中央に形成された素子挿通溝内に圧入することにより、前記第2導波素子が前記第2平面上に配置され、前記第2反射素子が固着された前記反射素子取付具を動かして、前記アームに固着されている前記第1反射素子を、前記反射素子取付具のほぼ中央に形成された挿通溝内に圧入することにより、前記第2反射素子が前記第2平面上に配置され、前記第2導波素子が固着された前記導波素子取付具および前記第2反射素子が固着された前記反射素子取付具を、前記アームに対して回転することにより、前記第2導波素子および前記第2反射素子を前記第1平面上に配置することができることを特徴とする偏波共用八木型アンテナ。
  2. 前記第1給電部および前記第2給電部の下面に形成されている前記半円状溝部には、前記孔部に並んで凸部が形成されており、前記アームの外周面には前記第1固着手段に並んで第1嵌入孔が前記第1平面上に設けられると共に、前記第2固着手段に並んで第2嵌入孔が前記第2平面上に設けられており、前記第1給電部の前記凸部を、前記アームの第1嵌入孔に嵌入して位置決めすると共に前記第1固着手段を前記孔部に固着することにより、前記第1放射素子が前記第1平面上に位置するように前記第1給電部が前記アームに固着され、前記第2給電部の前記凸部を、前記アームの前記第2嵌入孔に嵌入して位置決めすると共に前記第2固着手段を前記孔部に固着することにより、前記第2放射素子が前記第2平面上に位置するように前記第2給電部が前記アームに固着されることを特徴とする請求項1記載の偏波共用八木型アンテナ。
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