JP2014230091A - 抵抗調整回路、及び、抵抗調整方法 - Google Patents

抵抗調整回路、及び、抵抗調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】任意の受信側の終端電圧に応じて抵抗値を調整できる抵抗調整回路、及び、抵抗調整方法を提供する。【解決手段】抵抗調整回路は、基準抵抗器と、前記基準抵抗器の一端に接続され、第1電圧を出力する第1電源と、前記基準抵抗器の他端に接続され、前記基準抵抗器を用いて設定される基準電流に基づく第1電流を出力する第1電流源と、前記第1電源の出力端子に一端が接続される第1可変抵抗部と、前記第1可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記第1可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第2電流を出力する第2電流源と、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定する制御部とを含む。【選択図】図5

Description

本発明は、抵抗調整回路、及び、抵抗調整方法に関する。
従来より、LVDS(Low Voltage Differential Signal)構成の複数の出力回路にそれぞれ電流調整用MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を付加した半導体集積回路装置がある。この半導体集積回路装置では、複数の出力回路の1つをダミー出力回路として用いて出力端子に終端抵抗を接続してハイレベルとロウレベルを形成し、基準の出力ハイレベルとロウレベルとそれぞれ比較して所望の出力レベルになるように電流調整用MOSFETの制御信号を形成する。また、この半導体集積回路装置では、制御信号を他の複数の出力回路の電流調整用MOSFETにそれぞれ供給して自動電流調整を行う(例えば、特許文献1参照)。
また、従来より、半導体集積回路に内蔵されたパラメータ補正回路がある。このパラメータ補正回路では、電流供給回路と、可変パラメータと、複数のスイッチ回路と、電圧測定回路と、可変パラメータのパラメータ値を調整する調整回路とが半導体集積回路に備えられる。また、複数のスイッチ回路の何れか1個には、予めパラメータ値が判った基準パラメータが接続され、複数のスイッチ回路は、電流供給回路、基準パラメータ、可変パラメータ及び電圧測定回路間の電気的接続を切り換える。また、電圧測定回路は、電流供給回路から基準パラメータ及び可変パラメータに電流が各々供給された際に、基準パラメータ及び可変パラメータに生じる電圧を各々測定する。また、調整回路は、電圧測定回路により測定された基準パラメータ及び可変パラメータの電圧に基づいて、可変パラメータのパラメータ値を調整する(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−134082号公報 特開2004−194304号公報
ところで、従来の半導体集積回路装置は、受信側の終端抵抗を調整する機構を含んでいない。
また、従来のパラメータ補正回路では、ミラー回路に一端が接続される可変抵抗素子の他端は接地されている。このように接地されている可変抵抗素子は、送信回路と受信回路が交流結合された送受信回路の受信回路側において、送信回路の電源電圧とは異なる任意の終端電圧が供給される状態では、可変抵抗素子の抵抗値を調整することが困難である。
そこで、任意の受信側の終端電圧に応じて抵抗値を調整できる抵抗調整回路、及び、抵抗調整方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の抵抗調整回路は、基準抵抗器と、前記基準抵抗器の一端に接続され、第1電圧を出力する第1電源と、前記基準抵抗器の他端に接続され、前記基準抵抗器を用いて設定される基準電流に基づく第1電流を出力する第1電流源と、前記第1電源の出力端子に一端が接続される第1可変抵抗部と、前記第1可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記第1可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第2電流を出力する第2電流源と、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定する制御部とを含む。
任意の受信側の終端電圧に応じて抵抗値を調整できる抵抗調整回路、及び、抵抗調整方法を提供することができる。
実施の形態1の抵抗調整回路を含むサーバ10を示す図である。 実施の形態1の抵抗調整回路を含むLSI20A及び20Bの境界の部分を示す図である。 実施の形態1の終端抵抗部90A、90Bの回路構成を示す図である。 図3(A)に示す終端抵抗部90Aの終端抵抗値の終端電圧VDRと信号電圧に対する依存性を示す図である。 実施の形態1の抵抗調整回路100を示す図である。 抵抗調整回路100の基準電流調整モード、受信側終端抵抗調整モード、及び送信側終端抵抗調整モードを選択し、実行する際の処理の流れを示す図である。 実施の形態1の抵抗調整回路100の基準電流調整モードにおける接続関係を示す図である。 実施の形態1の抵抗調整回路100の受信側終端抵抗調整モードにおける接続関係を示す図である。 実施の形態1の抵抗調整回路100の送信側終端抵抗調整モードにおける接続関係を示す図である。 実施の形態2の抵抗調整回路200を示す図である。 実施の形態2の終端抵抗部90Cの回路構成を示す図である。 実施の形態2の抵抗調整回路200の基準電流調整モードにおける接続関係を示す図である。 実施の形態2の抵抗調整回路200の受信側終端抵抗調整モードにおける接続関係を示す図である。 実施の形態2の抵抗調整回路200の送信側終端抵抗調整モードにおける接続関係を示す図である。
以下、本発明の抵抗調整回路、及び、抵抗調整方法を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1の抵抗調整回路を含むサーバ10を示す図である。
実施の形態1の抵抗調整回路を含むサーバ10は、演算処理装置11、制御装置12、及び記憶装置13を含む。演算処理装置11、制御装置12、及び記憶装置13は、例えば、それぞれ独立したLSI(Large Scale Integrated circuit)によって実現される。
演算処理装置11は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)である。演算処理装置11は、内部回路11Aと高速シリアルインターフェース11Bを有する。内部回路11Aは、例えば、マルチコアのような演算処理部であり、プログラムを実行することによって所定の演算処理を行う。
制御装置12は、例えば、メモリコントローラ及びクロスバー等を含むチップセットである。制御装置12は、高速シリアルインターフェース12A、内部回路12B、及び高速シリアルインターフェース12Cを有する。内部回路12Bは、例えば、チップセットの制御部である。
記憶装置13は、高速シリアルインターフェース13Aと記憶回路13Bを有する。記憶回路13Bは、例えば、ハードディスクである。
内部回路11A、12B、及び記憶回路13Bは、高速シリアルインターフェース11B、12A、12C、及び13Aを介して、データを伝送する。高速シリアルインターフェース11B、12A、12C、及び13Aは、高速かつ大容量でのデータの伝送を実現するために用いられており、Serdes(Serializer/Deserializer)と呼ばれる。
実施の形態1の抵抗調整回路は、例えば、高速シリアルインターフェース11B、12A、12C、及び13Aに含まれている。
高速シリアルインターフェース11B、12A、12C、及び13Aは、高速なデジタル回路と高速/高精度なCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)アナログ回路とで構築される。
CMOSアナログ回路は、所望の回路の性能及び特性を満たすために、製造時のトランジスタ又は抵抗器等の素子のばらつきをLSIチップの外部に取り付けた基準抵抗器と、LSIチップの外部から供給する基準電圧とに基づいて調整する機構を含む。
より具体的には、高速シリアルインターフェース11B、12A、12C、及び13Aは、アナログ回路の動作基準として使用する基準電流、送信側(Tx)の終端抵抗器、受信側(Rx)の終端抵抗器の抵抗値を調整する調整回路を含む。
このような調整回路は、LSIのチップ内に1個、又は、高速シリアルインターフェース回路内に1個設けられる。
なお、実施の形態1の抵抗調整回路は、サーバ10に限らず、PC(Personal Computer)にも同様に用いられる。
図2は、実施の形態1の抵抗調整回路を含むLSI20A及び20Bの境界の部分を示す図である。LSI20A及び20Bは、例えば、図1に示す演算処理装置11及び制御装置12、又は、制御装置12及び記憶装置13に相当する。
LSI20A、20Bは、それぞれ、高速シリアルインターフェース50A、50Bを含む。高速シリアルインターフェース50A及び50Bは、例えば、図1に示す高速シリアルインターフェース11B及び12A、又は、高速シリアルインターフェース12C及び13Aに相当する。
ここでは、一例として、LSI20A及び20Bが演算処理装置11及び制御装置12、又は、制御装置12及び記憶装置13に相当し、高速シリアルインターフェース50A及び50Bが、高速シリアルインターフェース11B及び12A、又は、高速シリアルインターフェース12C及び13Aに相当する形態について説明する。
しかしながら、LSI20A及び20Bは、互いの間でデータを伝送する独立したLSIであればよく、図1に示す演算処理装置11及び制御装置12、又は、制御装置12及び記憶装置13に限定されるものではない。
また、高速シリアルインターフェース50A及び50Bは、高速シリアルインターフェース11B及び12A、又は、高速シリアルインターフェース12C及び13Aに限定されるものではなく、それぞれ、独立したLSIに含まれ、LSI同士の間におけるデータの送信又は受信を行うインターフェースであればよい。
高速シリアルインターフェース50Aと50Bは、伝送線路80で接続されている。伝送線路80は、例えば、LSI20A、20Bが実装されるPCB(Printed Circuit Board)に形成されるバス、又は、LSI20A、20Bを含むパッケージに設けられるバスである。
高速シリアルインターフェース50Aは、ドライバ51A1、51A2、調整回路52A、レシーバ53A1、53A2、及びキャパシタ54A1、54A2を含む。
同様に、高速シリアルインターフェース50Bは、ドライバ51B1、51B2、調整回路52B、レシーバ53B1、53B2、及びキャパシタ54B1、54B2を含む。
実施の形態1の抵抗調整回路は、調整回路52A及び52Bに含まれる。
高速シリアルインターフェース50A及び50Bは、互いに同様の構成を有するため、ここでは、高速シリアルインターフェース50Aの構成について説明する。
ドライバ51A1は、バッファ61A1、及び、終端抵抗部62A1を含む。
バッファ61A1には、LSI20Aの内部の処理部から送信データが入力される。送信データは、LSI20AからLSI20Bに送信されるデータである。バッファ61A1は、送信データを差動形式のデータに変換し、一対の伝送線路80を介して、高速シリアルインターフェース50Bのレシーバ53B1に送信データを伝送する。
終端抵抗部62A1は、バッファ61A1と一対の伝送線路80との間から分岐して電源VDDとの間に直列に挿入される一対の可変抵抗器を含む。終端抵抗部62A1は、調整回路52Aから入力される送信調整コードに応じて、一対の可変抵抗器の抵抗値を調整し、バッファ61A1と、一対の伝送線路80との間の伝送路の特性インピーダンスを目標値に設定する。特性インピーダンスの目標値は、典型的には50Ωである。
ドライバ51A2は、バッファ61A2、及び、終端抵抗部62A2を含む。
バッファ61A2には、LSI20Aの内部の処理部から送信データが入力される。送信データは、LSI20AからLSI20Bに送信されるデータである。バッファ61A2は、送信データを差動形式のデータに変換し、一対の伝送線路80を介して、高速シリアルインターフェース50Bのレシーバ53B2に送信データを伝送する。
終端抵抗部62A2は、バッファ61A2と一対の伝送線路80との間から分岐して電源VDDとの間に直列に挿入される一対の可変抵抗器を含む。終端抵抗部62A2は、調整回路52Aから入力される送信調整コードに応じて、一対の可変抵抗器の抵抗値を調整し、バッファ61A2と、一対の伝送線路80との間の伝送路の特性インピーダンスを目標値に設定する。特性インピーダンスの目標値は、典型的には50Ωである。
調整回路52Aは、実施の形態1の抵抗調整回路を含み、終端抵抗部62A1、62A2、64A1、64A2にそれぞれ含まれる一対の可変抵抗器の抵抗値を調整する送信調整コード及び受信調整コードを出力する。ドライバ51A1、51A2と、レシーバ53A1、53A2とでは、可変抵抗器の抵抗値の調整度合が異なる場合があるため、調整回路52Aは、終端抵抗部62A1及び62A2と、終端抵抗部64A1及び64A2とに、それぞれ、送信回路用の送信調整コードと、受信回路用の受信調整コードを入力する。
なお、調整回路52Aには、基準抵抗器70Aが接続される。実施の形態1の抵抗調整回路は、基準抵抗器70Aに接続される。実施の形態1の抵抗調整回路の詳細については後述する。
レシーバ53A1は、受信回路63A1、及び、終端抵抗部64A1を含む。
受信回路63A1の一対の入力端子は、一対のキャパシタ54A1を介して、一対の伝送線路80に接続されている。
受信回路63A1は、キャパシタ54A1及び伝送線路80を介してLSI20Bのドライバ51B1からデータを受信する。受信データは、LSI20BからLSI20Aに送信されるデータである。受信回路63A1は、差動形式の受信データをシングルエンド形式のデータに変換し、LSI20Aの内部の処理部に伝送する。
レシーバ53A1が、キャパシタ54A1を介して伝送線路80に接続されているのは、レシーバ53A1と伝送線路80を交流結合するためである。すなわち、レシーバ53A1は、ドライバ51B1に対して交流的に結合されている。レシーバ53A1は、ドライバ51B1から送信されるデータの交流成分のみを受信する。
レシーバ53A1がドライバ51B1から受信するデータは、終端抵抗部64A1で所定の直流電圧に重畳される。
終端抵抗部64A1は、受信回路63A1と一対のキャパシタ54A1との間から分岐して電源VDRとの間に直列に挿入される一対の可変抵抗器を含む。終端抵抗部64A1は、調整回路52Aから入力される受信調整コードに応じて、一対の可変抵抗器の抵抗値を調整し、受信回路63A1と、一対の伝送線路80との間のキャパシタ54A1を含む伝送路の特性インピーダンスを目標値に設定する。特性インピーダンスの目標値は、典型的には50Ωである。
電源VDRの出力電圧VDRは、レシーバ53A1、53A2、53B1、53B2が最適な動作点(電圧)でデータを受信できる任意の電圧である。レシーバ53A1、53A2、53B1、53B2の最適な動作電圧と、ドライバ51A1、51A2、51B1、51B2の動作電圧(電源電圧VDD)とは異なる。これは、レシーバ53A1、53A2、53B1、53B2の最適な動作点と、ドライバ51A1、51A2、51B1、51B2の最適な動作点とが異なるためである。
レシーバ53A2は、受信回路63A2、及び、終端抵抗部64A2を含む。
受信回路63A2の一対の入力端子は、一対のキャパシタ54A2を介して、一対の伝送線路80に接続されている。
受信回路63A2は、キャパシタ54A2及び伝送線路80を介してLSI20Bのドライバ51B2からデータを受信する。受信データは、LSI20BからLSI20Aに送信されるデータである。受信回路63A2は、差動形式の受信データをシングルエンド形式のデータに変換し、LSI20Aの内部の処理部に伝送する。
レシーバ53A2が、キャパシタ54A2を介して伝送線路80に接続されているのは、レシーバ53A2と伝送線路80を交流結合するためである。すなわち、レシーバ53A2は、ドライバ51B2に対して交流的に結合されている。レシーバ53A2は、ドライバ51B2から送信されるデータの交流成分のみを受信する。
レシーバ53A2がドライバ51B2から受信するデータは、終端抵抗部64A2で所定の直流電圧に重畳される。
終端抵抗部64A2は、受信回路63A2と一対のキャパシタ54A2との間から分岐して電源VDRとの間に直列に挿入される一対の可変抵抗器を含む。終端抵抗部64A2は、調整回路52Aから入力される受信調整コードに応じて、一対の可変抵抗器の抵抗値を調整し、受信回路63A2と、一対の伝送線路80との間のキャパシタ54A2を含む伝送路の特性インピーダンスを目標値に設定する。特性インピーダンスの目標値は、典型的には50Ωである。
一対のキャパシタ54A1は、レシーバ53A1の受信回路63A1の一対の入力端子と、一対の伝送線路80との間に、それぞれ直列に挿入されている。キャパシタ54A1は、受信回路63A1と伝送線路80を交流的に結合している。すなわち、キャパシタ54A1は、レシーバ53A1とドライバ51B1を交流的に結合している。キャパシタ54A1は、ドライバ51B1から送信されるデータの交流成分のみをレシーバ53A1に伝送する。
一対のキャパシタ54A2は、レシーバ53A2の受信回路63A2の一対の入力端子と、一対の伝送線路80との間に、それぞれ直列に挿入されている。キャパシタ54A2は、受信回路63A2と伝送線路80を交流的に結合している。すなわち、キャパシタ54A2は、レシーバ53A2とドライバ51B2を交流的に結合している。キャパシタ54A2は、ドライバ51B2から送信されるデータの交流成分のみをレシーバ53A2に伝送する。
また、高速シリアルインターフェース50Bのドライバ51B1、51B2、調整回路52B、レシーバ53B1、53B2、及びキャパシタ54B1、54B2については、次の通りである。
ドライバ51B1は、バッファ61B1、及び、終端抵抗部62B1を含む。
ドライバ51B2、バッファ61B2、及び、終端抵抗部62B2を含む。
調整回路52Bは、実施の形態1の抵抗調整回路を含み、終端抵抗部62B1、62B2、64A1、64A2に送信調整コード及び受信調整コードを出力する。調整回路52Aには、基準抵抗器70Bが接続される。実施の形態1の抵抗調整回路は、基準抵抗器70Bに接続される。実施の形態1の抵抗調整回路の詳細については後述する。
レシーバ53B1は、受信回路63B1、及び、終端抵抗部64B1を含む。
レシーバ53B2は、受信回路63B2、及び、終端抵抗部64B2を含む。
一対のキャパシタ54B1は、レシーバ53B1の受信回路63B1の一対の入力端子と、一対の伝送線路80との間に、それぞれ直列に挿入されている。
一対のキャパシタ54B2は、レシーバ53B2の受信回路63B2の一対の入力端子と、一対の伝送線路80との間に、それぞれ直列に挿入されている。
高速シリアルインターフェース50Bのドライバ51B1、51B2、調整回路52B、レシーバ53B1、53B2、及びキャパシタ54B1、54B2の回路構成は、高速シリアルインターフェース50Aのドライバ51A1、51A2、調整回路52A、レシーバ53A1、53A2、及びキャパシタ54A1、54A2の回路構成と同様である。
ドライバ51B1、51B2、調整回路52B、レシーバ53B1、53B2、及びキャパシタ54B1、54B2の回路構成は、ドライバ51A1、51A2、調整回路52A、レシーバ53A1、53A2、及びキャパシタ54A1、54A2の添え字AをBに置き換えたものである。
このため、高速シリアルインターフェース50Bのドライバ51B1、51B2、調整回路52B、レシーバ53B1、53B2、及びキャパシタ54B1、54B2の回路構成の説明は省略する。
上述のような高速シリアルインターフェース50A、50Bは、それぞれ、調整回路52A及び52Bを1つずつ含む。
調整回路52Aは、送信用の終端抵抗部62A1、62A2と同様の送信用の終端抵抗部を内部に含み、内部の送信用の終端抵抗部の抵抗値を調整する送信調整コードを送信用の終端抵抗部62A1、62A2に分配する。
また、調整回路52Aは、受信用の終端抵抗部64A1、64A2と同様の受信用の終端抵抗部を内部に含み、内部の受信用の終端抵抗部の抵抗値を調整する受信調整コードを受信用の終端抵抗部64A1、64A2に分配する。
同様に、調整回路52Bは、送信用の終端抵抗部62B1、62B2と同様の送信用の終端抵抗部と、受信用の終端抵抗部64A1、64A2と同様の受信用の終端抵抗部とを内部に含む。調整回路52Bは、内部の送信用及び受信用の終端抵抗部の抵抗値を調整する送信調整コード及び受信調整コードを、それぞれ、送信用の終端抵抗部62A1、62A2と受信用の終端抵抗部64A1、64A2とに分配する。
また、上述のような高速シリアルインターフェース50A、50Bは、キャパシタ54A1、54A2、54B1、54B2を用いて、レシーバ53A1、53A2、53B1、53B2を伝送線路80に交流的に結合している。
高速シリアルインターフェース50A、50Bでは、送信側のLSI20Aと受信側のLSI20Bの電源電圧VDDの差を吸収するため、又は、レシーバ53A1、53A2、53B1、53B2が最適な動作点(電圧)で動作してデータを受信できるようにするために、交流結合形式でデータを受信するようにしている。このために、レシーバ53A1、53A2、53B1、53B2と伝送線路80との間に、キャパシタ54A1、54A2、54B1、54B2を設けている。
なお、図2には、キャパシタ54A1及び54A2がLSI20Aの一部であり、キャパシタ54B1及び54B2がLSI20Bの一部である形態を示すが、キャパシタ54A1、54A2、54B1、54B2は、LSI20A及び20Bの外部に配設されていてもよい。例えば、キャパシタ54A1、54A2、54B1、54B2は、LSI20A及び20Bが実装されるPCBに実装されるキャパシタチップであってもよい。
このような交流結合形式の伝送方式を採用した場合、レシーバ53A1、53A2、53B1、53B2の終端抵抗部64A1、64A2、64B1、64B2の終端電圧は、レシーバ53A1、53A2、53B1、53B2が最適な動作点(電圧)でデータを受信できる任意の電圧VDRに設定されている。
レシーバ53A1、53A2、53B1、53B2の終端電圧VDRは、ドライバ51A1、51A2、51B1、51B2の電源電圧VDDとは異なる。
終端抵抗部64A1、64A2、64B1、64B2は、例えば、並列接続される複数の抵抗器と、各抵抗器に直列に接続されるトランジスタとを含み、トランジスタのオン/オフを切り替えて並列接続される抵抗器の数を変えることにより、合成抵抗値を変化させる可変抵抗器である。
終端抵抗部64A1、64A2、64B1、64B2には、内部のトランジスタが抵抗値ゼロの理想的なスイッチのように振る舞い、抵抗器のみで合成抵抗値が決まることが求められる。
しかしながら、トランジスタを抵抗値ゼロのスイッチのように振る舞わせるためには、トランジスタのサイズを大きくする必要がある。その場合、トランジスタのドレイン容量が大きくなってしまい、伝送経路の容量が増えることによって信号の伝送品質が劣化する。
このため、トランジスタのサイズをある程度小さくして信号の伝送品質を確保した状態で、トランジスタを抵抗器の一部として利用することになる。この場合、トランジスタは、ドレイン電圧とソース電圧に依存して抵抗値が変化する素子になる。
従って、終端抵抗部64A1、64A2、64B1、64B2の各々の抵抗値は、伝送信号の信号レベル又は終端電圧VDRに対して依存性を持つことになる。
以上のような理由から、図2に示す高速シリアルインターフェース50A、50Bでは、特に、レシーバ53A1、53A2、53B1、53B2の終端抵抗部64A1、64A2、64B1、64B2の抵抗値を終端電圧VDRに応じて高精度に設定することが必要になる。
次に、終端抵抗部62A1、62A2、64A1、64A2、62B1、62B2、64B1、64B2の構成について説明する
図3は、実施の形態1の終端抵抗部90A、90Bの回路構成を示す図である。
図2に示すドライバ51A1、51A2、51B1、51B2にそれぞれ含まれる送信側の終端抵抗部62A1、62A2、62B1、62B2の一対の可変抵抗器は、図3(A)に示す終端抵抗部90Aの回路構成を有する。
また、図2に示すレシーバ53A1、53A2、53B1、53B2にそれぞれ含まれる受信側の終端抵抗部64A1、64A2、64B1、64B2の一対の可変抵抗器は、図3(B)に示す終端抵抗部90Bの回路構成を有する。
図3(A)に示す終端抵抗部90Aは、端子90A1、90A2、及び、調整部91A1、91A2、91A3、91A4を含む。なお、端子90A2は、4つの調整部91A1、91A2、91A3、91A4に対応して4つ設けられている。
端子90A1は、電源電圧VDDと、調整部91A1、91A2、91A3、91A4の合成抵抗値とを反映した信号を出力する端子である。端子90A1は、図2に示すドライバ51A1、51A2、51B1、51B2にそれぞれ含まれる送信側の終端抵抗部62A1、62A2、62B1、62B2の一対の可変抵抗器の下側の端子に相当する。
端子90A2は、送信調整コードが入力される端子であり、図2に示すドライバ51A1、51A2、51B1、51B2にそれぞれ含まれる送信側の終端抵抗部62A1、62A2、62B1、62B2に送信調整コードが入力される端子に相当する。
調整部91A1、91A2、91A3、91A4は、同様の構成を有する。
調整部91A1は、抵抗器92A1、PMOS(P channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ92A2、及びインバータ92A3を含む。
抵抗器92A1は、端子90A1と、PMOSトランジスタ92A2のドレインとの間に接続される。
PMOSトランジスタ92A2は、ドレインが抵抗器92A1に接続され、ゲートがインバータ92A3の出力端子に接続され、ソースが電源VDDに接続される。
インバータ92A3は、入力端子が端子90A2に接続され、出力端子がPMOSトランジスタ92A2のゲートに接続される。
調整部91A2、91A3、91A4は、調整部91A1と同様の構成を有する。調整部91A1、91A2、91A3、91A4の抵抗器92A1は、端子90A1に対して並列に接続され、調整部91A1、91A2、91A3、91A4のインバータ92A3の入力端子は、それぞれ、4つの端子90A2に接続される。
終端抵抗部90Aは、4つの端子90A2に入力される送信調整コードによって、調整部91A1、91A2、91A3、91A4のPMOSトランジスタ92A2のオン/オフが調整される。
PMOSトランジスタ92A2がオンにされる調整部(91A1、91A2、91A3、91A4)の数が増えると、並列に接続される抵抗器92A1の数が増えるため、終端抵抗部90Aの合成抵抗値は低下する。
PMOSトランジスタ92A2がオンにされる調整部(91A1、91A2、91A3、91A4)の数が少なくなると、並列に接続される抵抗器92A1の数が減るため、終端抵抗部90Aの合成抵抗値は増大する。
調整部91A1,91A2、91A3、91A4の各抵抗値と各トランジスタのサイズは、合成抵抗値が短調増減するように設計されていればよい。また、調整部の数はプロセスばらつきの調整範囲を確保するために調整部の数を増減してもよい。
図3(B)に示す終端抵抗部90Bは、端子90B1、90B2、90B3、及び、調整部91B1、91B2、91B3、91B4を含む。なお、端子90B2は、4つの調整部91B1、91B2、91B3、91B4に対応して4つ設けられている。
端子90B1は、終端電圧VDRと、調整部91B1、91B2、91B3、91B4の合成抵抗値とを反映した信号(電圧)を出力する端子である。端子90B1は、図2に示すレシーバ53A1、53A2、53B1、53B2にそれぞれ含まれる受信側の終端抵抗部64A1、64A2、64B1、64B2の一対の可変抵抗器の下側の端子に相当する。
端子90B2は、受信調整コードが入力される端子であり、図2に示すレシーバ53A1、53A2、53B1、53B2にそれぞれ含まれる受信側の終端抵抗部64A1、64A2、64B1、64B2に受信調整コードが入力される端子に相当する。
端子90B3は、終端電圧VDRが入力される端子である。
調整部91B1、91B2、91B3、91B4は、同様の構成を有する。
調整部91B1は、抵抗器92B1、PMOSトランジスタ92B2、NMOS(N channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ92B3、及びインバータ92B4を含む。
抵抗器92B1は、端子90B1と、PMOSトランジスタ92B2のドレイン、及び、NMOSトランジスタ92B3のソースとの間に接続される。
PMOSトランジスタ92B2は、ドレインが抵抗器92B1と、NMOSトランジスタ92B3のソースとに接続され、ゲートがインバータ92B3の出力端子に接続され、ソースが端子90B3に接続される。
NMOSトランジスタ92B3は、ソースが抵抗器92B1と、PMOSトランジスタ92B2のドレインとに接続され、ゲートが端子90B2に接続され、ソースが端子90B3に接続される。
インバータ92B4は、入力端子が端子90B2に接続され、出力端子がPMOSトランジスタ92B2のゲートに接続される。
調整部91B2、91B3、91B4は、調整部91B1と同様の構成を有する。調整部91B1、91B2、91B3、91B4の抵抗器92B1は、端子90B1に対して並列に接続され、調整部91B1、91B2、91B3、91B4のインバータ92B4の入力端子は、それぞれ、4つの端子90B2に接続される。
終端抵抗部90Bは、4つの端子90B2に入力される受信調整コードによって、調整部91B1、91B2、91B3、91B4のPMOSトランジスタ92B2及びNMOSトランジスタ92B3のオン/オフが調整される。
PMOSトランジスタ92B2及びNMOSトランジスタ92B3がオンにされる調整部(91B1、91B2、91B3、91B4)の数が増えると、並列に接続される抵抗器92B1の数が増えるため、終端抵抗部90Bの合成抵抗値は低下する。
PMOSトランジスタ92B2及びNMOSトランジスタ92B3がオンにされる調整部(91B1、91B2、91B3、91B4)の数が少なくなると、並列に接続される抵抗器92B1の数が減るため、終端抵抗部90Bの合成抵抗値は増大する。
調整部91B1、91B2、91B3、91B4の各抵抗値と各トランジスタのサイズは、合成抵抗値が短調増減するように設計されていればよい。
また、調整部の数はプロセスばらつきの調整範囲を確保するために調整部の数を増減してもよい。 次に、図4を用いて、図3(B)に示す終端抵抗部90Bの合成抵抗値(終端抵抗値)の終端電圧VDRと信号電圧に対する依存性について説明する。
図4は、図3(B)に示す終端抵抗部90Bの終端抵抗値の終端電圧VDRと信号電圧に対する依存性を示す図である。
図4には、終端電圧VDRが0V(VSS:接地電圧)の場合に設定される受信調整コードを用いて、終端電圧VDRをVSSに設定した状態で終端抵抗部90Aが動作した場合の端子間電圧に対する終端抵抗値の特性を実線で示す。端子間電圧とは、終端抵抗部90Bの端子90B1と端子90B3(図3(B)参照)との間に生じる電圧である。
また、図4には、終端電圧VDRがVSSの場合に設定される受信調整コードで、終端電圧VDRが600mVをVSSに設定した状態で終端抵抗部90Bが動作した場合の端子間電圧に対する終端抵抗値の特性を細破線で示し、実線の特性と細破線の特性との抵抗値の差分を破線で示す。
なお、実線の特性と細破線の特性の抵抗値は左側の縦軸に示し、実線の特性と細破線の特性との抵抗値の差分は右側の縦軸に示す。横軸は終端抵抗部90Bの端子90B1と端子90B3(図3(B)参照)との間に生じる端子間電圧を示す。
図4に実線で示すように、終端電圧VDRがVSSの場合に設定される受信調整コードで与えられる終端抵抗値は、端子間電圧が0.4Vのときに50Ωになるように設定されたとする。これは、終端抵抗部90Aの動作点において、端子間電圧が0.4Vになると想定して、終端抵抗値が50Ωになるように受信調整コードが設定されている場合に相当する。
このように、終端電圧VDRがVSSの場合に設定される受信調整コードを用いて、終端電圧VDRが600mVの環境で終端抵抗部90Aを使用すると、図4に示す実線の特性と細破線の特性とを比べて分かるように、終端抵抗値が50Ωからずれることになる。
例えば、終端電圧VDRが600mVの場合に端子間電圧が0.6Vになると、終端電圧VDRがVSSの場合に比べて、終端抵抗値が約8Ω小さくなるため、終端抵抗部90Bで受信データの反射等が生じ、信号の伝送特性が劣化するおそれがある。
終端抵抗部90Aは、伝送経路の容量が増えることによる信号の伝送品質の劣化を抑制するために、トランジスタのサイズが限られているため、図4に示すように終端電圧と端子間電圧に対する依存性を有する。
このため、終端抵抗部90Bの抵抗値を終端電圧VDRに応じて高精度に設定することが必要になる。
次に、図5を用いて、実施の形態1の抵抗調整回路100について説明する。
図5は、実施の形態1の抵抗調整回路100を示す図である。
抵抗調整回路100は、アナログ部100A、デジタル部100D、及び端子100T1、100T2を含む。アナログ部100Aは、高速/高精度なCMOS回路によって構築される。デジタル部100Dは、高速動作が可能なデジタル回路によって構築される。抵抗調整回路100は、図2に示す調整回路52A及び52Bに1つずつ含まれる。
図5では、抵抗調整回路100がLSI20の高速シリアルインターフェース50に含まれるものとして説明する。LSI20は、図2に示すLSI20A又は20Bに相当する。高速シリアルインターフェース50は、図2に示す高速シリアルインターフェース50A又は50Bに相当する。
また、抵抗調整回路100には、基準抵抗器70が接続されている。基準抵抗器70は、図2に示す基準抵抗器70A又は70Bに相当する。ここでは、基準抵抗器70の抵抗値Rrefが1kΩである場合について説明する。
なお、ここでは、基準抵抗器70は、LSI20の外部に設けられていて、抵抗調整回路100に接続されているものとして説明するが、基準抵抗器70は、抵抗調整回路100の構成要素に含まれていてもよい。
抵抗調整回路100のアナログ部100Aは、端子101A、101B、101C、101D、101E、102A、102B、基準電流生成回路110、定電流源120、121、122、123、124、及びセレクタ130、140を含む。
抵抗調整回路100のアナログ部100Aは、さらに、電圧バッファ150、終端抵抗部160、170、セレクタ180A、180B、及びコンパレータ190を含む。
デジタル部100Dは、端子100D1、100D2、100D3、100D4、100D5、100D6、100D7を含む。端子100D1、100D2、100D3、100D4、100D5は、それぞれ、アナログ部100Aの端子101A、101B、101C、101D、101Eに接続されている。デジタル部100Dは、制御部の一例である。
端子100D1、100D2、100D3、100D5は、それぞれ、電流調整コード、受信調整コード、送信調整コード、選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)を出力する端子である。また、端子100D4は、アナログ部100Aから比較結果が入力される端子である。
デジタル部100Dの端子100D6、100D7は、それぞれ、受信調整コード、送信調整コードを抵抗調整回路100の外部に出力するための端子である。端子100D6、100D7は、それぞれ、抵抗調整回路100の端子100T1、100T2に接続されている。
端子100T1、100T2は、図2に示す調整回路52A及び52Bから受信調整コード及び送信調整コードが出力される端子に相当する。
端子101A、101B、101C、101D、101Eは、デジタル部100Dに接続される端子である。
端子101Aは、デジタル部100Dから電流調整コードが入力される端子である。端子101Aは、基準電流生成回路110の可変抵抗器112のコード入力端子に接続されている。デジタル部100Dは、端子101Aを介して、可変抵抗器112に電流調整コードを入力する。電流調整コードは、基準電流生成回路110の出力電流値を調整するコードである。
端子101Bは、デジタル部100Dから受信調整コードが入力される端子である。端子101Bは、終端抵抗部160のコード入力端子に接続されている。デジタル部100Dは、端子101Bを介して、終端抵抗部160に受信調整コードを入力する。受信調整コードは、終端抵抗部160の終端抵抗値を調整するコードである。
端子101Cは、デジタル部100Dから送信調整コードが入力される端子である。端子101Cは、終端抵抗部170のコード入力端子に接続されている。デジタル部100Dは、端子101Cを介して、終端抵抗部170に送信調整コードを入力する。送信調整コードは、終端抵抗部170の終端抵抗値を調整するコードである。
端子101Dは、デジタル部100Dにコンパレータ190の比較結果を表す信号を出力する端子である。端子101Dは、コンパレータ190の出力端子に接続されている。コンパレータ190の比較結果を表す信号は、端子101Dを介して、デジタル部100Dに出力される。
端子101Eは、デジタル部100Dから選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)が入力される端子である。端子101Eは、セレクタ130、140、180A、180Bの選択信号入力端子に接続されている。デジタル部100Dは、端子101Eを介して、選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)をセレクタ130、140、180A、180Bの選択信号入力端子に入力する。
なお、選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)は、3つのモードのうちの1つを選択する選択信号であり、選択信号Irefは、最終的な電流調整コードの値を設定するための基準電流調整モードを選択するための信号である。セレクタ130、140、180A、180Bは、選択信号Irefが入力されると、基準電流調整モードにおける接続先を選択する。
また、選択信号Rx Termは、最終的な受信調整コードの値を設定するための受信側終端抵抗調整モードを選択するための信号である。セレクタ130、140、180A、180Bは、選択信号Rx Termが入力されると、受信側終端抵抗調整モードにおける接続先を選択する。
また、選択信号Tx Termは、最終的な送信調整コードの値を設定するための送信側終端抵抗調整モードを選択するための信号である。セレクタ130、140、180A、180Bは、選択信号Tx Termが入力されると、送信側終端抵抗調整モードにおける接続先を選択する。
基準電流調整モード、受信側終端抵抗調整モード、及び送信側終端抵抗調整モードについては、図6乃至9を用いて後述する。
端子102Aは、アナログ部100Aの内部では、セレクタ130の出力端子と、セレクタ180Aの一方の入力端子とに接続される。また、端子102Aは、アナログ部100Aの外部では、LSI20の端子21Aを介して、基準抵抗器70の一方の端子に接続される。
端子102Bは、アナログ部100Aの内部では、セレクタ140の出力端子と、セレクタ180Aの他方の入力端子とに接続される。また、端子102Bは、アナログ部100Aの外部では、LSI20の端子21Bを介して、基準抵抗器70の他方の端子に接続される。
なお、端子102A、102Bは、アナログ部100Aの端子であるとともに、抵抗調整回路100の端子でもある。
また、端子21A、21Bは、LSI20に基準抵抗器70を接続するための端子であり、図5において、端子21A、21Bよりも左側は、LSI20の内部であり、端子21A、21Bよりも右側は、LSI20の外部である。図5では、LSI20の外部に存在するのは、基準抵抗器70のみである。
基準電流生成回路110は、抵抗調整回路100が終端抵抗部160及び170における受信側の終端抵抗値、及び、送信側の終端抵抗値をそれぞれ設定する際に用いる基準電流を生成する回路である。
基準電流生成回路110は、PMOSトランジスタ111、可変抵抗器112、及びオペアンプ113を含む。
PMOSトランジスタ111のソースは電源VDDに接続されている。電源VDDの出力電圧は電源電圧VDDである。PMOSトランジスタ111のドレインは、可変抵抗器112の一方の端子と、オペアンプ113の非反転入力端子とに接続されている。
PMOSトランジスタ111のゲートは、オペアンプ113の出力端子と、定電流源120とに接続されている。PMOSトランジスタ111は、定電流源120とカレントミラー回路を構築している。
可変抵抗器112は、一端がPMOSトランジスタ111のドレインと、オペアンプ113の非反転入力端子とに接続され、他端が接地されている。可変抵抗器112のコード入力端子は、端子101Aを介してデジタル部100Dに接続されている。
可変抵抗器112には、端子101Aを介して、デジタル部100Dから電流調整コードが入力される。可変抵抗器112の抵抗値は、電流調整コードによって調整され、これにより、基準電流生成回路110の出力電流値が調整される。
オペアンプ113は、反転入力端子に基準電圧Vref1が入力される。基準電圧Vref1の電圧源としては、例えば、バンドギャップリファレンス回路を用いればよい。オペアンプ113の非反転入力端子には、PMOSトランジスタ111のドレインと、可変抵抗器112の一方の端子とが接続される。
オペアンプ113の出力端子は、PMOSトランジスタ111のゲートと、定電流源120の制御端子とに接続されている。
オペアンプ113は、基準電圧Vref1と、可変抵抗器112の一方の端子の電圧とを比較し、基準電圧Vref1と、可変抵抗器112の一方の端子の電圧とが等しくなるように、出力を調節する。
なお、基準電流生成回路110の可変抵抗器112に流れる電流を基準電流Irefとする。
定電流源120は、電源VDDとセレクタ130の3つの入力端子のうちの1つとの間に接続されている。定電流源120は、基準電流生成回路110とカレントミラー回路を構築する。定電流源120は、基準電流出力回路の一例である。
定電流源120は、例えば、PMOSトランジスタ111と同一サイズで、かつ、ゲートがオペアンプ113の出力端子に接続されるPMOSトランジスタを含む。定電流源120は、基準電流生成回路110の基準電流Irefと等しい電流(Iref×1)を出力する。
定電流源121、122、123、124は、定電流源120と同様に、基準電流生成回路110とカレントミラー回路を構築する。
定電流源121は、セレクタ140の3つの入力端子のうちの1つと、接地電位点との間に接続されている。定電流源121は、基準電流生成回路110の基準電流Irefの半分の電流(Iref×1/2)を出力する。定電流源121は、第1電流源の一例である。
定電流源122は、セレクタ140の3つの入力端子のうちの1つと、接地電位点との間に接続されている。定電流源122は、基準電流生成回路110の基準電流Irefと等しい電流(Iref×1)を出力する。定電流源122は、第3電流源の一例である。
定電流源123は、終端抵抗部160の出力端子と、接地電位点との間に接続されている。定電流源123は、基準電流生成回路110の基準電流Irefの10倍の電流(Iref×10)を出力する。定電流源123は、第2電流源の一例である。
定電流源124は、終端抵抗部170の出力端子と、接地電位点との間に接続されている。定電流源124は、基準電流生成回路110の基準電流Irefの20倍の電流(Iref×20)を出力する。定電流源124は、第4電流源の一例である。
セレクタ130は、第1選択部の一例である。セレクタ130は、3つの入力端子と1つの出力端子とを有する。セレクタ130の3つの入力端子は、定電流源120の出力端子、電圧バッファ150の出力端子、及び電源VDDに接続されている。セレクタ130の出力端子は、端子102Aと、セレクタ180Aの2つの入力端子のうちの一方の入力端子とに接続されている。
セレクタ130の選択信号入力端子には、デジタル部100Dから端子101Eを介して、選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)が入力される。セレクタ130は、選択信号Irefが入力されると、定電流源120を選択する。
また、セレクタ130は、選択信号Rx Termが入力されると、電圧バッファ150を選択する。また、セレクタ130は、選択信号Tx Termが入力されると、電源VDDを選択する。
セレクタ140は、第2選択部の一例である。セレクタ140は、3つの入力端子と、1つの出力端子とを有する。セレクタ140の出力端子は、端子102Bと、セレクタ180Aの2つの入力端子のうちの他方の入力端子とに接続される。
セレクタ140の3つの入力端子には、接地電位点、定電流源121、及び定電流源122が接続される。
セレクタ140の選択信号入力端子には、デジタル部100Dから端子101Eを介して、選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)が入力される。セレクタ140は、選択信号Irefが入力されると、接地電位点を選択する。
また、セレクタ140は、選択信号Rx Termが入力されると、定電流源121を選択する。また、セレクタ140は、選択信号Tx Termが入力されると、定電流源122を選択する。
電圧バッファ150は、第1電源の一例であり、オペアンプ151オペアンプ151を有する。オペアンプ151の非反転入力端子には終端電圧VDRが入力される。終端電圧VDRの電圧源は、例えば、電源VDDと電源VSSの間に接続した分圧回路であればよい。終端電圧VDRは、図2に示すレシーバ53A1、53A2、53B1、53B2が最適な動作点(電圧)でデータを受信できる任意の電圧に設定される。
オペアンプ151の反転入力端子は、自己の出力端子に接続されている。また、オペアンプ151の出力端子は、自己の非反転入力端子に接続されるとともに、セレクタ130の1つの入力端子と、終端抵抗部160の入力端子とに接続される。
オペアンプ151は、終端電圧VDRをセレクタ130の1つの入力端子と、終端抵抗部160の入力端子とに出力する。なお、オペアンプ151の出力端子は、電圧バッファ150の出力端子である。電圧バッファ150が出力する終端電圧VDRは、第1電圧の一例である。
終端抵抗部160は、入力端子が電圧バッファ150に接続され、出力端子が定電流源123と、セレクタ180Bの3つの入力端子のうちの1つの入力端子とに接続される。終端抵抗部160は、第1可変抵抗部又は可変抵抗部の一例である。
終端抵抗部160は、図2に示すレシーバ53A1、53A2、53B1、53B2の終端抵抗部64A1、64A2、64B1、64B2に含まれる一対の可変抵抗器と同様の可変抵抗器である。より具体的には、終端抵抗部160は、図3(B)に示す終端抵抗部90Bと同様の回路構成を有する。
終端抵抗部160の終端抵抗値は、デジタル部100Dから端子101Bを介して入力される受信調整コードによって調整される。
終端抵抗部160の終端抵抗値の目標値は、50Ωである。終端抵抗部160の終端抵抗値は、受信側終端抵抗調整モードにおいて目標値に設定される。受信側終端抵抗調整モードでは、セレクタ130は、電圧バッファ150を選択し、セレクタ140は定電流源121を選択する。また、セレクタ180Aは端子102Bを選択し、セレクタ180Bは、終端抵抗部160と定電流源123との接続点を選択する。
このため、受信側終端抵抗調整モードでは、コンパレータ190は、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部160での電圧降下とを比較することになり、デジタル部100Dは、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部160での電圧降下とが等しくなるように、受信調整コードを調整する。
従って、受信側終端抵抗調整モードにおいて終端抵抗部160に接続される定電流源123の電流値は、定電流源121の出力電流(Iref×1/2)に、基準抵抗器70の抵抗値(1kΩ)に対する終端抵抗部160の終端抵抗値の目標値(50Ω)の逆比倍(20倍)した電流値(Iref×10)に設定されている。
終端抵抗部170は、電源VDDに接続され、出力端子が定電流源124と、セレクタ180Bの3つの入力端子のうちの1つの入力端子とに接続される。終端抵抗部170は、第2可変抵抗部の一例である。
終端抵抗部170は、図2に示すドライバ51A1、51A2、51B1、51B2の終端抵抗部62A1、62A2、62B1、62B2の一対の可変抵抗器と同様の可変抵抗器である。より具体的には、終端抵抗部170は、図3(A)に示す終端抵抗部90Aと同様の回路構成を有する。
終端抵抗部170の終端抵抗値は、デジタル部100Dから端子101Cを介して入力される送信調整コードによって調整される。
終端抵抗部170の終端抵抗値の目標値は、50Ωである。終端抵抗部170の終端抵抗値は、送信側終端抵抗調整モードにおいて目標値に設定される。送信側終端抵抗調整モードでは、セレクタ130は、電源VDDを選択し、セレクタ140は定電流源122を選択する。また、セレクタ180Aは端子102Bを選択し、セレクタ180Bは、終端抵抗部170と定電流源124との接続点を選択する。
このため、送信側終端抵抗調整モードでは、コンパレータ190は、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部170での電圧降下とを比較することになり、デジタル部100Dは、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部170での電圧降下とが等しくなるように、送信調整コードを調整する。
従って、送信側終端抵抗調整モードにおいて終端抵抗部170に接続される定電流源124の電流値は、定電流源122の出力電流(Iref×1)に、基準抵抗器70の抵抗値(1kΩ)に対する終端抵抗部170の終端抵抗値の目標値(50Ω)の逆比倍(20倍)した電流値(Iref×20)に設定されている。
セレクタ180Aは、第3選択部の一例であり、2つの入力端子の一方がセレクタ130の出力端子と、端子102Aとに接続される。また、セレクタ180Aの他方の入力端子は、セレクタ140の出力端子と、端子102Bとに接続される。また、セレクタ180Aの出力端子は、コンパレータ190の非反転入力端子に接続される。
セレクタ180Aの選択信号入力端子には、デジタル部100Dから端子101Eを介して、選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)が入力される。セレクタ180Aは、選択信号Irefが入力されると、端子102Aを選択する。
また、セレクタ180Aは、選択信号Rx Termが入力されると、端子102Bを選択する。また、セレクタ180Aは、選択信号Tx Termが入力されると、端子102Bを選択する。
セレクタ180Bは、第4選択部の一例であり、3つの入力端子の一つに基準電圧Vref2が入力される。基準電圧Vref2の電圧源181としては、例えば、バンドギャップリファレンス回路を用いればよい。基準電圧Vref2は、最終的な電流調整コードの値を決定する際に、コンパレータ190の反転入力端子に入力される基準電圧であり、基準電流生成回路110の基準電流を設定するために用いられる。電圧源181は第2電源の一例である。
また、セレクタ180Bのもう1つの入力端子は、終端抵抗部160と定電流源123との接続点に接続される。また、セレクタ180Bの残りの1つの入力端子は、終端抵抗部170と定電流源124との接続点に接続される。
また、セレクタ180Bの出力端子は、コンパレータ190の反転入力端子に接続される。
セレクタ180Bの選択信号入力端子には、デジタル部100Dから端子101Eを介して、選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)が入力される。セレクタ180Bは、選択信号Irefが入力されると、基準電圧Vref2を選択する。
また、セレクタ180Bは、選択信号Rx Termが入力されると、終端抵抗部160と定電流源123との接続点を選択する。また、セレクタ180は、選択信号Tx Termが入力されると、終端抵抗部170と定電流源124との接続点を選択する。
コンパレータ190は、比較部の一例であり、非反転入力端子がセレクタ180Aの出力端子に接続され、反転入力端子がセレクタ180Bの出力端子に接続され、出力端子が端子101Dを介してデジタル部100Dに接続されている。
コンパレータ190は、非反転入力端子に入力されるセレクタ180Aの出力と、反転入力端子に入力されるセレクタ180Bの出力とを比較し、比較結果を表す信号をデジタル部100Dに出力する。
なお、以下では、一例として、基準電流生成回路110のオペアンプ113の反転入力端子に入力される基準電圧Vref1は800mV、セレクタ180Bに入力される基準電圧Vref2は400mV、電圧バッファ150の出力電圧VDRは600mV、電源VDDの電源電圧VDDは1Vとする。
次に、上述のような構成の抵抗調整回路100の基準電流調整モード、受信側終端抵抗調整モード、及び送信側終端抵抗調整モードにおける動作を図6乃至9を用いて説明する。
図6は、抵抗調整回路100の基準電流調整モード、受信側終端抵抗調整モード、及び送信側終端抵抗調整モードを選択し、実行する際の処理の流れを示す図である。図6に示す処理は、デジタル部100Dによって実行される。
図7は、実施の形態1の抵抗調整回路100の基準電流調整モードにおける接続関係を示す図である。図8は、実施の形態1の抵抗調整回路100の受信側終端抵抗調整モードにおける接続関係を示す図である。図9は、実施の形態1の抵抗調整回路100の送信側終端抵抗調整モードにおける接続関係を示す図である。
図6に示すように、デジタル部100Dは、調整を開始すると、まず、選択信号Irefを出力する(ステップS1)。これにより、基準電流調整モードが実行される。
基準電流調整モードにおいて、アナログ部100Aでは、図7に示すように、セレクタ130は定電流源120を選択し、セレクタ140は接地電位点を選択する。また、セレクタ180A及び180B(図5参照)は、それぞれ、端子102A及び基準電圧Vref2を選択する。
このため、アナログ部100Aでは、図7に示すように、基準抵抗器70に定電流源120の電流(Iref×1)が流れる。この結果、基準抵抗器70の両端間には、電圧V1 = Iref × Rref = Iref × 1kΩが生じる。
このとき、コンパレータ190は、電圧V1と基準電圧Vref2との比較結果を表す信号を端子101Dを介してデジタル部100Dに出力する。
デジタル部100Dは、コンパレータ190から入力される比較結果を表す信号に基づき、基準電流生成回路110に入力する電流調整コードを調整する(ステップS2)。これにより、基準電流Irefの電流値が調整される。
デジタル部100Dは、電圧V1と基準電圧Vref2が等しいかどうか比較する(ステップS3)。
デジタル部100Dは、電圧V1と基準電圧Vref2が等しくない(S3:NO)と判定すると、フローをステップS2にリターンし、電流調整コードを調整する。
この結果、ステップS2及びS3の処理は、電圧V1と基準電圧Vref2が等しくなるまで繰り返し実行される。これにより、最終的な電流調整コードの値が設定される。
例えば、基準電流Irefの目標値を400uAとし、400uAの基準電流Irefを生成するためには、基準電圧Vref2は400mVに設定すればよい。
デジタル部100Dは、電圧V1と基準電圧Vref2が等しい(S3:YES)と判定すると、基準電流調整モードを終了する。この結果、基準抵抗器70を用いて調整された基準電流Irefが基準電流生成回路110の可変抵抗器112に流れ、基準電流Irefをコピーした電流(Iref×1)が定電流源120から出力される。
なお、ステップS1からS3の処理により、定電流源121、122、123、124の電流も設定される。
次に、デジタル部100Dは、受信側終端抵抗調整モードを実行するために、選択信号Rx Termを出力する(ステップS4)。
受信側終端抵抗調整モードにおいて、アナログ部100Aでは、図8に示すように、セレクタ130は電圧バッファ150を選択し、セレクタ140は定電流源121を選択する。また、セレクタ180A及び180B(図5参照)は、それぞれ、端子102Bと、終端抵抗部160と定電流源123との接続点とを選択する。また、電圧バッファ150の出力電圧は、終端抵抗部160と基準抵抗器70とに印加される。
このため、図8に示すように、基準抵抗器70には定電流源121によって引き抜かれる電流(Iref×1/2)が流れる。また、終端抵抗部160には、定電流源123によって引き抜かれる電流(Iref×10)が流れる。
このとき、コンパレータ190は、端子102Bの電圧V2と、終端抵抗部160と定電流源123との接続点の電圧Vout_Rxとの比較結果を表す信号を端子101Dを介してデジタル部100Dに出力する。
デジタル部100Dは、コンパレータ190から入力される比較結果を表す信号に基づき、終端抵抗部160に入力する受信調整コードを調整する(ステップS5)。これにより、受信(Rx)側の終端抵抗部160の抵抗値が調整される。
デジタル部100Dは、端子102Bの電圧V2と、終端抵抗部160及び定電流源123の接続点の電圧Vout_Rxとが等しいかどうか比較する(ステップS6)。
デジタル部100Dは、電圧V2と電圧Vout_Rxとが等しくない(S6:NO)と判定すると、フローをステップS5にリターンし、受信調整コードを調整する。
この結果、ステップS5及びS6の処理は、端子102Bの電圧V2と電圧Vout_Rxが等しくなるまで繰り返し実行される。これにより、最終的な受信調整コードが決定される。
デジタル部100Dは、電圧V2と電圧Vout_Rxが等しい(S6:YES)と判定すると、受信側終端抵抗調整モードを終了する。
ここで、端子102Bの電圧V2と、終端抵抗部160及び定電流源123の接続点の電圧Vout_Rxとは、次のように求まる。なお、終端抵抗部160の終端抵抗値をRRxとする。
端子102Bの電圧V2は、V2 = VDR - Rref × (Iref×1/2)である。また、終端抵抗部160及び定電流源123の接続点の電圧Vout_Rxは、Vout_Rx = VDR - RRx × Iref × 10である。従って、ステップS6では、端子102Bの電圧V2と、終端抵抗部160及び定電流源123の接続点の電圧Vout_Rxとが等しくなるように、受信調整コードの値を調整して、終端抵抗部160の終端抵抗値をRRxを設定すればよい。
換言すれば、受信側終端抵抗調整モードでは、コンパレータ190は、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部160での電圧降下とを比較することになり、デジタル部100Dは、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部160での電圧降下とが等しくなるように、受信調整コードを調整する。
定電流源121の出力電流(Iref×1/2)と、定電流源123の出力電流(Iref×10)との比は、20倍であるため、終端抵抗部160の終端抵抗値をRRxは、基準抵抗器70の抵抗値Rref(1kΩ)に、逆比(1/20)を乗じた50Ωに設定される。これは、終端抵抗部160の終端抵抗値RRxの目標値である。
例えば、V2 = VDR - Rref × (Iref×1/2) = 600mV-(1k×200uA)=400mVである。調整前の終端抵抗部160の終端抵抗値RRxは適当な値になっているため、終端抵抗部160及び定電流源123の接続点の電圧Vout_RxはV2とは異なり、電圧差が存在する。
その電圧差をコンパレータ190で比較し、その結果を元に受信調整コードを調整することにより、終端抵抗部160の終端抵抗値RRxを増減させる。この結果、最終的にはVout_Rx = VDR - RRx × Iref × 10 = 600mV-50×10×400uA=400mVとなり、V2と一致する。この結果、終端抵抗部160の終端抵抗値RRxは、目標値の50Ωに設定される。
実施の形態1の抵抗調整回路100は、受信側終端抵抗調整モードを実行する前に、基準電流調整モードで基準抵抗器70を用いて基準電流(Iref)を生成する。そして、受信側終端抵抗調整モードでは、基準電流調整モードで設定した基準電流(Iref)に基づく定電流源121の出力電流(Iref×1/2)と、基準抵抗器70と、電圧バッファ150とを用いて、最終的な受信調整コードを決定する。これは、実際の受信動作における動作点で受信調整コードを決定していることを表している。
従って、受信調整コードを正確に決定することができる。受信調整コードは、デジタル部100D(図5参照)から、端子100T1を介して、レシーバ53A1、53A2、53B1、53B2の終端抵抗部64A1、64A2、64B1、64B2に入力される。
次に、デジタル部100Dは、送信側終端抵抗調整モードを実行するために、選択信号Tx Termを出力する(ステップS7)。
送信側終端抵抗調整モードにおいて、アナログ部100Aでは、図9に示すように、セレクタ130は電源VDDを選択し、セレクタ140は定電流源122を選択する。また、セレクタ180A及び180B(図5参照)は、それぞれ、端子102Bと、終端抵抗部170と定電流源124との接続点とを選択する。また、電源VDDの出力電圧は、終端抵抗部170と基準抵抗器70とに印加される。
このため、図9に示すように、基準抵抗器70には定電流源122によって引き抜かれる電流(Iref×1)が流れる。また、終端抵抗部170には、定電流源124によって引き抜かれる電流(Iref×20)が流れる。
このとき、コンパレータ190は、端子102Bの電圧V3と、終端抵抗部170と定電流源124との接続点の電圧Vout_Txとの比較結果を表す信号を端子101Dを介してデジタル部100Dに出力する。
デジタル部100Dは、コンパレータ190から入力される比較結果を表す信号に基づき、終端抵抗部170に入力する送信調整コードを調整する(ステップS8)。これにより、送信(Tx)側の終端抵抗部170の抵抗値が調整される。
デジタル部100Dは、端子102Bの電圧V3と、終端抵抗部170及び定電流源124の接続点の電圧Vout_Txとが等しいかどうか比較する(ステップS9)。
デジタル部100Dは、電圧V3と電圧Vout_Txとが等しくない(S9:NO)と判定すると、フローをステップS8にリターンし、送信調整コードを調整する。
この結果、ステップS8及びS9の処理は、端子102Bの電圧V3と電圧Vout_Txが等しくなるまで繰り返し実行される。これにより、最終的な送信調整コードが決定される。
デジタル部100Dは、電圧V3と電圧Vout_Txが等しい(S9:YES)と判定すると、送信側終端抵抗調整モードを終了する。
ここで、端子102Bの電圧V3と、終端抵抗部170及び定電流源124の接続点の電圧Vout_Txとは、次のように求まる。なお、終端抵抗部170の終端抵抗値をRTxとする。
端子102Bの電圧V3は、V3 = VDD - Rref × (Iref×1)である。また、終端抵抗部170及び定電流源124の接続点の電圧Vout_Txは、Vout_Tx = VDD - RTx × Iref × 20である。従って、ステップS9では、端子102Bの電圧V3と、終端抵抗部170及び定電流源124の接続点の電圧Vout_Txとが等しくなるように、送信調整コードの値を調整して、終端抵抗部170の終端抵抗値をRTxを設定すればよい。
換言すれば、送信側終端抵抗調整モードでは、コンパレータ190は、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部170での電圧降下とを比較することになり、デジタル部100Dは、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部170での電圧降下とが等しくなるように、送信調整コードを調整する。
定電流源122の出力電流(Iref×1)と、定電流源124の出力電流(Iref×20)との比は、20倍であるため、終端抵抗部170の終端抵抗値をRTxは、基準抵抗器70の抵抗値Rref(1kΩ)に、逆比(1/20)を乗じた50Ωに設定される。これは、終端抵抗部170の終端抵抗値RTxの目標値である。
例えば、V3 = VDD - Rref × (Iref×1) = 1V-(1k×400uA)=600mVである。調整前の終端抵抗部170の終端抵抗値RTxは適当な値になっているため、終端抵抗部170及び定電流源124の接続点の電圧Vout_TxはV3とは異なり、電圧差が存在する。
その電圧差をコンパレータ190で比較し、その結果を元に送信調整コードを調整することにより、終端抵抗部170の終端抵抗値RTxを増減させる。この結果、最終的にはVout_Tx = VDD - RTx × Iref × 20 = 1V-50×20×400uA=600mVとなり、V3と一致する。この結果、終端抵抗部170の終端抵抗値RTxは、目標値の50Ωに設定される。
このように、送信調整コードを正確に決定することができる。送信調整コードは、デジタル部100D(図5参照)から、端子100T2を介して、ドライバ51A1、51A2、51B1、51B2の終端抵抗部62A1、62A2、62B1、62B2に入力される。
以上、実施の形態1の抵抗調整回路100は、受信側終端抵抗調整モードにおいて、基準電流生成回路110の基準電流に基づく電流を出力する定電流源121及び123と、基準抵抗器70と、電圧バッファ150とを用いる。これにより、電圧バッファ150の任意の受信側の終端電圧VDRに応じて、受信側の終端抵抗部160の終端抵抗値RRxを目標値の50Ωに設定することができる。
すなわち、レシーバ53A1、53A2、53B1、53B2の最適な動作電圧である任意の受信側の終端電圧VDRと、ドライバ53A1、53A2、53B1、53B2の電源電圧VDDとが異なる場合においても、終端電圧VDRに合わせて、終端抵抗部160の終端抵抗値RRxを目標値の50Ωに高精度に設定することができる。
従って、実施の形態1によれば、任意の受信側の終端電圧VDRに応じて、受信(Rx)側の終端抵抗値を高精度に設定できる抵抗調整回路100を提供することができる。
また、上述のステップS4〜S6の処理を行うことにより、終端抵抗値を高精度に設定できるので、実施の形態1によれば、受信(Rx)側の終端抵抗値を高精度に設定できる抵抗調整方法を提供することができる。
実施の形態1の抵抗調整回路100における受信側終端抵抗調整モードは、基準電流調整モード(ステップS1〜S3参照)を行った後に行われる。基準電流調整モードでは、基準抵抗器70を用いて、基準電流生成回路110が出力する基準電流(Iref)を設定する。
そして、基準電流調整モードで基準電流(Iref)を設定した後に、基準電流(Iref)に基づく電流を出力する定電流源121及び123と、基準抵抗器70と、電圧バッファ150とを用いて終端抵抗部160の終端抵抗値RRxを調整するので、終端抵抗値RRxを目標値の50Ωに高精度に設定することができる。
また、実施の形態1の抵抗調整回路100は、送信側終端抵抗調整モードでは、基準電流生成回路110の基準電流に基づく電流を出力する定電流源122及び124と、基準抵抗器70と、電源電圧VDDとを用いることにより、送信側の終端抵抗部170の終端抵抗値RTxを目標値の50Ωに設定することができる。
従って、実施の形態1によれば、送信(Tx)側の終端抵抗値を高精度に設定できる抵抗調整回路100を提供することができる。
なお、図6には、基準電流調整モード(S1〜S3)を行い、受信側終端抵抗調整モード(S4〜S6)を行った後に、送信側終端抵抗調整モード(S7〜S9)を行う形態について説明した。
しかしながら、受信側終端抵抗調整モード(S4〜S6)と、送信側終端抵抗調整モード(S7〜S9)との順番を入れ替えてもよい。
また、以上では、受信側終端抵抗調整モードにおいて、基準電流生成回路110の基準電流に基づく電流を出力する定電流源121及び123を用いることにより、受信側の終端抵抗部160の終端抵抗値RRxを目標値の50Ωに設定する形態について説明した。
しかしながら、基準電流を生成する回路は、基準電流生成回路110のような回路構成に限られない。定電流源121及び123が、基準抵抗器70を用いて設定した基準電流に基づく電流値の電流を出力できるのであれば、基準電流を生成する回路は、図5に示す基準電流生成回路110とは異なる回路であってもよい。
また、以上では、セレクタ180A、180Bで、コンパレータ190の入力信号を選択する形態について説明した。
しかしながら、セレクタ180A、180Bを用いずに、3つのコンパレータ190を用いることにより、基準電流調整モード、受信側終端抵抗調整モード、送信側終端抵抗調整モードを行ってもよい。
また、以上で説明した実施の形態1の抵抗調整回路100では、1つの基準抵抗器70を用いて、基準電流調整モードにおける基準電流の設定と、受信側終端抵抗調整モードにおける受信側の終端抵抗値の設定とを行うことができる。
また、以上で説明した実施の形態1の抵抗調整回路100では、1つの基準抵抗器70を用いて、基準電流調整モードにおける基準電流の設定と、送信側終端抵抗調整モードにおける送信側の終端抵抗値の設定とを行うことができる。
このように、1つの基準抵抗器70を用いて基準電流の設定と終端抵抗値の設定とを行うことができるので、任意の受信側の終端電圧VDRでの終端抵抗値の調整のためにLSI20の外部に設ける素子を最小限度に抑えることができる。例えば、任意の受信側の終端電圧VDRでの終端抵抗値の調整のために電源等を追加する必要はない。
従って、実施の形態1によれば、抵抗調整回路100の製造コストを抑えることができる。
以上、実施の形態1の抵抗調整回路100によれば、基準電流生成回路110の基準電流に基づく電流を出力する定電流源121及び123と、基準抵抗器70と、電圧バッファ150とを用いることにより、任意の受信側の終端電圧VDRでの終端抵抗値を目標値の50Ωに設定することができるので、高品質なデータを受信することができる。
<実施の形態2>
図10は、実施の形態2の抵抗調整回路200を示す図である。
抵抗調整回路200は、アナログ部200A、デジタル部100D、及び端子200T1、200T2を含む。アナログ部200Aは、高速/高精度なCMO回路によって構築される。デジタル部100Dは、高速動作が可能なデジタル回路によって構築される。抵抗調整回路200は、図2に示す調整回路52A及び52Bに1つずつ含まれる。
実施の形態2の抵抗調整回路200は、実施の形態1の抵抗調整回路100の終端抵抗部160及び170を終端抵抗部260及び270に置き換えたものである。終端抵抗部260及び270は、電流源及び電位点との接続が実施の形態1の終端抵抗部160及び170と異なる。
また、終端抵抗部270は、PMOSトランジスタを含む終端抵抗部170とは異なり、NMOS(N channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを含む。
また、実施の形態2の抵抗調整回路200には、上述の違いにより、その他の回路構成についても、実施の形態1の抵抗調整回路100の回路構成とは異なる部分がある。
以下、実施の形態1の抵抗調整回路100の構成要素と同様の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図10では、抵抗調整回路200がLSI20の高速シリアルインターフェース50に含まれるものとして説明する。LSI20は、図2に示すLSI20A又は20Bに相当する。高速シリアルインターフェース50は、図2に示す高速シリアルインターフェース50A又は50Bに相当する。
また、抵抗調整回路200には、基準抵抗器70が接続されている。基準抵抗器70は、図2に示す基準抵抗器70A又は70Bに相当する。ここでは、基準抵抗器70の抵抗値Rrefが1kΩである場合について説明する。
なお、ここでは、基準抵抗器70は、LSI20の外部に設けられていて、抵抗調整回路200に接続されているものとして説明するが、基準抵抗器70は、抵抗調整回路200の構成要素として含まれていてもよい。
抵抗調整回路200のアナログ部200Aは、端子201A、201B、201C、201D、201E、202A、202B、基準電流生成回路110、定電流源120、221、222、223、224、及びセレクタ230、240を含む。
抵抗調整回路200のアナログ部200Aは、さらに、電圧バッファ150、終端抵抗部260、270、セレクタ180A、180B、及びコンパレータ190を含む。
デジタル部100Dは、実施の形態1のデジタル部100Dと同様であり、デジタル部100Dの端子100D1、100D2、100D3、100D4、100D5は、それぞれ、アナログ部200Aの端子201A、201B、201C、201D、201Eに接続されている。端子100D4には、アナログ部200Aから比較結果が入力される。
デジタル部100Dの端子100D6、100D7は、それぞれ、受信調整コード、送信調整コードを抵抗調整回路200の外部に出力するための端子である。端子100D6、100D7は、それぞれ、抵抗調整回路200の端子200T1、200T2に接続されている。
端子200T1、200T2は、図2に示す調整回路52A及び52Bから受信調整コード及び送信調整コードが出力される端子に相当する。
端子201A、201B、201C、201D、201Eは、デジタル部100Dに接続される端子である。
端子201Aは、デジタル部100Dから電流調整コードが入力される端子である。端子201Aは、基準電流生成回路110の可変抵抗器112のコード入力端子に接続されている。デジタル部100Dは、端子201Aを介して、可変抵抗器112に電流調整コードを入力する。電流調整コードは、基準電流生成回路110の出力電流値を調整するコードである。
端子201Bは、デジタル部100Dから受信調整コードが入力される端子である。端子201Bは、終端抵抗部260のコード入力端子に接続されている。デジタル部100Dは、端子201Bを介して、終端抵抗部260に受信調整コードを入力する。受信調整コードは、終端抵抗部260の終端抵抗値を調整するコードである。
端子201Cは、デジタル部100Dから送信調整コードが入力される端子である。端子201Cは、終端抵抗部270のコード入力端子に接続されている。デジタル部100Dは、端子201Cを介して、終端抵抗部270に送信調整コードを入力する。送信調整コードは、終端抵抗部270の終端抵抗値を調整するコードである。
端子201Dは、デジタル部100Dにコンパレータ190の比較結果を表す信号を出力する端子である。端子201Dは、コンパレータ190の出力端子に接続されている。コンパレータ190の比較結果を表す信号は、端子201Dを介して、デジタル部100Dに出力される。
端子201Eは、デジタル部100Dから選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)が入力される端子である。端子201Eは、セレクタ230、240、180A、180Bの選択信号入力端子に接続されている。デジタル部100Dは、端子201Eを介して、選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)をセレクタ230、240、180A、180Bの選択信号入力端子に入力する。
端子202Aは、アナログ部200Aの内部では、セレクタ230の出力端子と、セレクタ180Aの一方の入力端子とに接続される。また、端子202Aは、アナログ部200Aの外部では、LSI20の端子21Aを介して、基準抵抗器70の一方の端子に接続される。
端子202Bは、アナログ部200Aの内部では、セレクタ240の出力端子と、セレクタ180Aの他方の入力端子とに接続される。また、端子202Bは、アナログ部200Aの外部では、LSI20の端子21Bを介して、基準抵抗器70の他方の端子に接続される。
なお、端子202A、202Bは、アナログ部200Aの端子であるとともに、抵抗調整回路200の端子でもある。
また、端子21A、21Bは、LSI20に基準抵抗器70を接続するための端子であり、図10において、端子21A、21Bよりも左側は、LSI20の内部であり、端子21A、21Bよりも右側は、LSI20の外部である。図10では、LSI20の外部に存在するのは、基準抵抗器70のみである。
基準電流生成回路110は、抵抗調整回路200が終端抵抗部260及び270における受信側の終端抵抗値、及び、送信側の終端抵抗値をそれぞれ設定する際に用いる基準電流を生成する回路である。
定電流源120は、電源VDDとセレクタ230の3つの入力端子のうちの1つとの間に接続されている。定電流源120は、基準電流生成回路110とカレントミラー回路を構築する。
定電流源221、222、223、224は、定電流源120と同様に、基準電流生成回路110とカレントミラー回路を構築する。
定電流源221は、電源VDDと、セレクタ230の3つの入力端子のうちの1つとの間に接続されている。定電流源221は、基準電流生成回路110の基準電流Irefの半分の電流(Iref×1/2)を出力する。
定電流源222は、電源VDDと、セレクタ230の3つの入力端子のうちの1つとの間に接続されている。定電流源222は、基準電流生成回路110の基準電流Irefと等しい電流(Iref×1)を出力する。
定電流源223は、電源VDDと、終端抵抗部260との間に接続されている。定電流源223は、基準電流生成回路110の基準電流Irefの10倍の電流(Iref×10)を終端抵抗部260に出力する。
定電流源224は、電源VDDと、終端抵抗部270との間に接続されている。定電流源224は、基準電流生成回路110の基準電流Irefの20倍の電流(Iref×20)を終端抵抗部270に出力する。
セレクタ230は、3つの入力端子と1つの出力端子とを有する。セレクタ230の3つの入力端子は、定電流源120の出力端子、定電流源221の出力端子、及び定電流源222の出力端子に接続されている。セレクタ230の出力端子は、端子202Aと、セレクタ180Aの2つの入力端子のうちの一方の入力端子とに接続されている。
セレクタ230の選択信号入力端子には、デジタル部100Dから端子201Eを介して、選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)が入力される。セレクタ230は、選択信号Irefが入力されると、定電流源120を選択する。
また、セレクタ230は、選択信号Rx Termが入力されると、定電流源221を選択する。また、セレクタ230は、選択信号Tx Termが入力されると、定電流源222を選択する。
セレクタ240は、1つの出力端子と、3つの入力端子とを有する。セレクタ240の出力端子は、端子202Bと、セレクタ180Aの2つの入力端子のうちの他方の入力端子とに接続される。
セレクタ240の3つの入力端子のうちの1つには、電圧バッファ150の出力端子が接続され、残りの2つの入力端子には、接地電位点が接続される。
セレクタ240の選択信号入力端子には、デジタル部100Dから端子201Eを介して、選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)が入力される。セレクタ240は、選択信号Irefが入力されると、接地電位点を選択する。
また、セレクタ240は、選択信号Rx Termが入力されると、電圧バッファ150を選択する。また、セレクタ240は、選択信号Tx Termが入力されると、接地電位点を選択する。
電圧バッファ150は、実施の形態1の電圧バッファ150と同様であるが、自己の出力端子が終端抵抗部260とセレクタ240の入力端子とに接続されている点が、実施の形態1の電圧バッファ150と異なる。
終端抵抗部260は、一端が電圧バッファ150に接続され、他端が定電流源223と、セレクタ180Bの3つの入力端子のうちの1つの入力端子とに接続される。
終端抵抗部260は、図2に示すレシーバ53A1、53A2、53B1、53B2の終端抵抗部64A1、64A2、64B1、64B2に含まれる一対の可変抵抗器と同様の可変抵抗器である。より具体的には、終端抵抗部260は、図3(B)に示す終端抵抗部90Bと同様の回路構成を有する。
終端抵抗部260の終端抵抗値は、デジタル部100Dから端子201Bを介して入力される受信調整コードによって調整される。
終端抵抗部260の終端抵抗値の目標値は、50Ωである。終端抵抗部260の終端抵抗値は、受信側終端抵抗調整モードにおいて目標値に設定される。受信側終端抵抗調整モードでは、セレクタ230は、定電流源221を選択し、セレクタ240は電圧バッファ150を選択する。また、セレクタ180Aは端子202Aを選択し、セレクタ180Bは、終端抵抗部260と定電流源223との接続点を選択する。
このため、受信側終端抵抗調整モードでは、コンパレータ190は、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部260での電圧降下とを比較することになり、デジタル部100Dは、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部260での電圧降下とが等しくなるように、受信調整コードを調整する。
従って、受信側終端抵抗調整モードにおいて終端抵抗部260に接続される定電流源223の電流値は、定電流源221の出力電流(Iref×1/2)に、基準抵抗器70の抵抗値(1kΩ)に対する終端抵抗部260の終端抵抗値の目標値(50Ω)の逆比倍(20倍)した電流値(Iref×10)に設定されている。
終端抵抗部270は、一端が接地電位点に接続され、他端が定電流源224と、セレクタ180Bの3つの入力端子のうちの1つの入力端子とに接続される。なお、終端抵抗部270の詳細な回路構成については、図11を用いて後述する。
終端抵抗部270の終端抵抗値は、デジタル部100Dから端子201Cを介して入力される送信調整コードによって調整される。
終端抵抗部270の終端抵抗値の目標値は、50Ωである。終端抵抗部270の終端抵抗値は、送信側終端抵抗調整モードにおいて目標値に設定される。送信側終端抵抗調整モードでは、セレクタ230は、定電流源222を選択し、セレクタ240は接地電位点を選択する。また、セレクタ180Aは端子202Aを選択し、セレクタ180Bは、終端抵抗部270と定電流源224との接続点を選択する。
このため、送信側終端抵抗調整モードでは、コンパレータ190は、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部270での電圧降下とを比較することになり、デジタル部100Dは、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部270での電圧降下とが等しくなるように、送信調整コードを調整する。
従って、送信側終端抵抗調整モードにおいて終端抵抗部270に接続される定電流源224の電流値は、定電流源222の出力電流(Iref×1)に、基準抵抗器70の抵抗値(1kΩ)に対する終端抵抗部270の終端抵抗値の目標値(50Ω)の逆比倍(20倍)した電流値(Iref×20)に設定されている。
セレクタ180Aは、2つの入力端子の一方がセレクタ230の出力端子と、端子202Aとに接続される。また、セレクタ180Aの他方の入力端子は、セレクタ240の出力端子と、端子202Bとに接続される。また、セレクタ180Aの出力端子は、コンパレータ190の非反転入力端子に接続される。
セレクタ180Aの選択信号入力端子には、デジタル部100Dから端子201Eを介して、選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)が入力される。セレクタ180Aは、選択信号Irefが入力されると、端子202Aを選択する。
また、セレクタ180Aは、選択信号Rx Termが入力されると、端子202Aを選択する。また、セレクタ180Aは、選択信号Tx Termが入力されると、端子202Aを選択する。
セレクタ180Bは、3つの入力端子の一つに基準電圧Vref2が入力される。セレクタ180Bのもう1つの入力端子は、終端抵抗部260と定電流源223との接続点に接続される。また、セレクタ180Bの残りの1つの入力端子は、終端抵抗部270と定電流源224との接続点に接続される。また、セレクタ180Bの出力端子は、コンパレータ190の反転入力端子に接続される。
セレクタ180Bの選択信号入力端子には、デジタル部100Dから端子201Eを介して、選択信号(Iref, Rx Term or Tx Term)が入力される。セレクタ180Bは、選択信号Irefが入力されると、基準電圧Vref2を選択する。
また、セレクタ180Bは、選択信号Rx Termが入力されると、終端抵抗部260と定電流源223との接続点を選択する。また、セレクタ180は、選択信号Tx Termが入力されると、終端抵抗部270と定電流源224との接続点を選択する。
コンパレータ190は、非反転入力端子がセレクタ180Aの出力端子に接続され、反転入力端子がセレクタ180Bの出力端子に接続され、出力端子が端子201Dを介してデジタル部100Dに接続されている。
次に、図11を用いて、実施の形態2の終端抵抗部270について説明する。終端抵抗部270としては、例えば、図11に示す終端抵抗部90Cを用いればよい。
図11は、実施の形態2の終端抵抗部90Cの回路構成を示す図である。
図11に示す終端抵抗部90Cは、端子90C1、90C2、及び、調整部91C1、91C2、91C3、91C4を含む。なお、端子90C2は、4つの調整部91C1、91C2、91C3、91C4に対応して4つ設けられている。
端子90C1は、接地電圧VSSと、調整部91C1、91C2、91C3、91C4の合成抵抗値とを反映した信号を出力する端子である。端子90C1は、図10に示す終端抵抗部270の可変抵抗器の上側の端子に相当する。
端子90C2は、送信調整コードが入力される端子であり、図10に示す終端抵抗部270の終端抵抗部に送信調整コードが入力される端子に相当する。
調整部91C1、91C2、91C3、91C4は、同様の構成を有する。
調整部91C1は、抵抗器92C1、及びNMOSトランジスタ92C2を含む。
抵抗器92C1は、端子90C1と、NMOSトランジスタ92C2のドレインとの間に接続される。
NMOSトランジスタ92C2は、ドレインが抵抗器92C1に接続され、ゲートが端子90C2に接続され、ソースがグランドVSSに接続される。
調整部91C2、91C3、91C4は、調整部91C1と同様の構成を有する。調整部91C1、91C2、91C3、91C4の抵抗器92C1は、端子90C1に対して並列に接続され、調整部91C1、91C2、91C3、91C4のNMOSトランジスタ92C2のゲートは、それぞれ、4つの端子90C2に接続される。
終端抵抗部90Cは、4つの端子90C2に入力される送信調整コードによって、調整部91C1、91C2、91C3、91C4のNMOSトランジスタ92C2のオン/オフが調整される。
NMOSトランジスタ92C2がオンにされる調整部(91C1、91C2、91C3、91C4)の数が増えると、並列に接続される抵抗器92C1の数が増えるため、終端抵抗部90Cの合成抵抗値は低下する。
NMOSトランジスタ92C2がオンにされる調整部(91C1、91C2、91C3、91C4)の数が少なくなると、並列に接続される抵抗器92C1の数が減るため、終端抵抗部90Cの合成抵抗値は増大する。
調整部91C1、91C2、91C3、91C4の各抵抗値と各トランジスタのサイズは、合成抵抗値が短調増減するように設計されていればよい。また、調整部の数はプロセスばらつきの調整範囲を確保するために調整部の数を増減してもよい。
次に、上述のような構成の抵抗調整回路200の基準電流調整モード、受信側終端抵抗調整モード、及び送信側終端抵抗調整モードにおける回路の動作を図12乃至14を用いて説明する。
図12は、実施の形態2の抵抗調整回路200の基準電流調整モードにおける接続関係を示す図である。図13は、実施の形態2の抵抗調整回路200の受信側終端抵抗調整モードにおける接続関係を示す図である。図14は、実施の形態2の抵抗調整回路200の送信側終端抵抗調整モードにおける接続関係を示す図である。
基準電流調整モードにおいて、アナログ部200Aでは、図12に示すように、セレクタ230は定電流源120を選択し、セレクタ240は接地電位点を選択する。また、セレクタ180A及び180B(図10参照)は、それぞれ、端子202A及び基準電圧Vref2を選択する。
このため、アナログ部200Aでは、図12に示すように、基準抵抗器70に定電流源120の電流(Iref×1)が流れる。この結果、基準抵抗器70の両端間には、電圧V21 = Iref × Rref = Iref × 1kΩが生じる。
このとき、コンパレータ190は、電圧V21と基準電圧Vref2との比較結果を表す信号を端子201Dを介してデジタル部100Dに出力する。
デジタル部100Dは、コンパレータ190から入力される比較結果を表す信号に基づき、基準電流生成回路110に入力する電流調整コードを調整する。これにより、基準電流Irefの電流値が調整される。
デジタル部100Dは、電圧V21と基準電圧Vref2が等しいかどうか比較し、電圧V21と基準電圧Vref2が等しくなるまで電流調整コードを調整する。これにより、最終的な電流調整コードの値が設定される。
この結果、基準抵抗器70を用いて調整された基準電流Irefが基準電流生成回路110の可変抵抗器112に流れ、基準電流Irefをコピーした電流(Iref×1)が定電流源120から出力される。また、定電流源221、222、223、224の電流も設定される。
受信側終端抵抗調整モードでは、アナログ部200Aにおいては、図13に示すように、セレクタ230は定電流源221を選択し、セレクタ240は電圧バッファ150を選択する。また、セレクタ180A及び180B(図10参照)は、それぞれ、端子202Aと、終端抵抗部260と定電流源223との接続点とを選択する。また、電圧バッファ150の出力電圧は、終端抵抗部260と基準抵抗器70とに印加される。
このため、図13に示すように、基準抵抗器70には定電流源221から出力される電流(Iref×1/2)が流れる。また、終端抵抗部260には、定電流源223から出力される電流(Iref×10)が流れる。
このとき、コンパレータ190は、端子202Aの電圧V22と、終端抵抗部260と定電流源223との接続点の電圧Vout_Rxとの比較結果を表す信号を端子201Dを介してデジタル部100Dに出力する。
デジタル部100Dは、コンパレータ190から入力される比較結果を表す信号に基づき、終端抵抗部260に入力する受信調整コードを調整する。これにより、受信(Rx)側の終端抵抗部260の抵抗値が調整される。
デジタル部100Dは、端子202Aの電圧V22と、終端抵抗部260及び定電流源223の接続点の電圧Vout_Rxとが等しいかどうか比較し、端子202Aの電圧V22と電圧Vout_Rxが等しくなるまで受信調整コードを調整する。これにより、最終的な受信調整コードが決定される。
デジタル部100Dは、電圧V22と電圧Vout_Rxが等しくなると、受信側終端抵抗調整モードを終了する。
ここで、端子202Aの電圧V22と、終端抵抗部260及び定電流源223の接続点の電圧Vout_Rxとは、次のように求まる。なお、終端抵抗部260の終端抵抗値をRRxとする。
端子202Aの電圧V22は、V22 = VDR + Rref × (Iref×1/2)である。また、終端抵抗部260及び定電流源223の接続点の電圧Vout_Rxは、Vout_Rx = VDR + RRx × Iref × 10である。従って、端子202Aの電圧V22と、終端抵抗部260及び定電流源223の接続点の電圧Vout_Rxとが等しくなるように、受信調整コードの値を調整して、終端抵抗部260の終端抵抗値をRRxを設定すればよい。
換言すれば、受信側終端抵抗調整モードでは、コンパレータ190は、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部260での電圧降下とを比較することになり、デジタル部100Dは、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部260での電圧降下とが等しくなるように、受信調整コードを調整する。
定電流源221の出力電流(Iref×1/2)と、定電流源223の出力電流(Iref×10)との比は、20倍であるため、終端抵抗部260の終端抵抗値をRRxは、基準抵抗器70の抵抗値Rref(1kΩ)に、逆比(1/20)を乗じた50Ωに設定される。これは、終端抵抗部260の終端抵抗値RRxの目標値である。
受信側終端抵抗調整モードでの処理の結果、終端抵抗部260の終端抵抗値RRxは、目標値の50Ωに設定される。
送信側終端抵抗調整モードでは、アナログ部200Aにおいて、図14に示すように、セレクタ230は定電流源222を選択し、セレクタ240は接地電位点を選択する。また、セレクタ180A及び180B(図10参照)は、それぞれ、端子202Aと、終端抵抗部270と定電流源224との接続点とを選択する。
このため、図14に示すように、基準抵抗器70には定電流源222から出力される電流(Iref×1)が流れる。また、終端抵抗部270には、定電流源224から出力される電流(Iref×20)が流れる。
このとき、コンパレータ190は、端子202Aの電圧V23と、終端抵抗部270と定電流源224との接続点の電圧Vout_Txとの比較結果を表す信号を端子201Dを介してデジタル部100Dに出力する。
デジタル部100Dは、コンパレータ190から入力される比較結果を表す信号に基づき、終端抵抗部270に入力する送信調整コードを調整する。これにより、送信(Tx)側の終端抵抗部270の抵抗値が調整される。
デジタル部100Dは、端子202Aの電圧V23と、終端抵抗部270及び定電流源224の接続点の電圧Vout_Txとが等しいかどうか比較し、端子202Aの電圧V23と電圧Vout_Txが等しくなるまで送信調整コードを調整する。これにより、最終的な送信調整コードが決定される。
デジタル部100Dは、電圧V23と電圧Vout_Txが等しくなると、送信側終端抵抗調整モードを終了する。
ここで、端子202Aの電圧V23と、終端抵抗部270及び定電流源224の接続点の電圧Vout_Txとは、次のように求まる。なお、終端抵抗部270の終端抵抗値をRTxとする。
端子202Aの電圧V23は、V23 = Rref × (Iref×1)である。また、終端抵抗部270及び定電流源224の接続点の電圧Vout_Txは、Vout_Tx = RTx × Iref × 20である。従って、端子202Aの電圧V23と、終端抵抗部270及び定電流源224の接続点の電圧Vout_Txとが等しくなるように、送信調整コードの値を調整して、終端抵抗部270の終端抵抗値をRTxを設定すればよい。
換言すれば、送信側終端抵抗調整モードでは、コンパレータ190は、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部270での電圧降下とを比較することになり、デジタル部100Dは、基準抵抗器70での電圧降下と、終端抵抗部270での電圧降下とが等しくなるように、送信調整コードを調整する。
定電流源222の出力電流(Iref×1)と、定電流源224の出力電流(Iref×20)との比は、20倍であるため、終端抵抗部270の終端抵抗値をRTxは、基準抵抗器70の抵抗値Rref(1kΩ)に、逆比(1/20)を乗じた50Ωに設定される。これは、終端抵抗部270の終端抵抗値RTxの目標値である。
送信側終端抵抗調整モードの結果、終端抵抗部270の終端抵抗値RTxは、目標値の50Ωに設定される。
以上、実施の形態2の抵抗調整回路200によれば、受信側終端抵抗調整モードにおいて、基準電流生成回路110の基準電流に基づく電流を出力する定電流源221及び223と、基準抵抗器70と、電圧バッファ150とを用いることにより、受信側の終端抵抗部260の終端抵抗値RRxを目標値の50Ωに高精度に設定することができる。
従って、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、受信(Rx)側の終端抵抗値を高精度に設定できる抵抗調整回路200及び抵抗調整方法を提供することができる。
また、実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、送信(Tx)側の終端抵抗値を高精度に設定できる抵抗調整回路200及び抵抗調整方法を提供することができる。
また、以上で説明した実施の形態2の抵抗調整回路200は、1つの基準抵抗器70を用いて、基準電流調整モードにおける基準電流の設定と、受信側終端抵抗調整モードにおける受信側の終端抵抗値の設定とを行うことができる。
従って、実施の形態2によれば、抵抗調整回路200の製造コストを抑えることができる。
以上、実施の形態2の抵抗調整回路200によれば、基準電流生成回路110の基準電流に基づく電流を出力する定電流源221及び223と、基準抵抗器70と、電圧バッファ150とを用いることにより、任意の受信側の終端電圧VDRでの終端抵抗値を目標値の50Ωに設定することができるので、高品質なデータを受信することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の抵抗調整回路及び抵抗調整方法について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
基準抵抗器と、
前記基準抵抗器の一端に接続され、第1電圧を出力する第1電源と、
前記基準抵抗器の他端に接続され、前記基準抵抗器を用いて設定される基準電流に基づく第1電流を出力する第1電流源と、
前記第1電源の出力端子に一端が接続される第1可変抵抗部と、
前記第1可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記第1可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第2電流を出力する第2電流源と、
前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定する制御部と
を含む、抵抗調整回路。
(付記2)
前記基準抵抗器の一端に出力端子が接続され、第1入力端子又は第2入力端子を選択する第1選択部と、
前記基準抵抗器の他端に出力端子が接続され、第1入力端子が基準電位点に接続され、前記第1入力端子又は第2入力端子を選択する第2選択部と、
前記第1選択部の前記第1入力端子に接続される出力端子を有し、前記基準電流を出力する基準電流出力回路と
をさらに含み、
前記第1電源は、前記第1選択部の前記第2入力端子に接続され、前記第1選択部を介して前記基準抵抗器の一端に接続されており、
前記第1電流源は、前記第2選択部の前記第2入力端子に接続され、前記第2選択部を介して前記基準抵抗器の他端に接続されており、
前記第2電流源は、前記第1可変抵抗部の他端と基準電位点との間に接続されており、
前記制御部は、
前記基準電流の設定時は、前記第1選択部に前記第1入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第1入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の一端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記一端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、
前記基準電流の設定終了後に、前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第2入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第2入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定する、付記1記載の抵抗調整回路。
(付記3)
前記基準抵抗器の前記一端と前記他端とに接続される一対の入力端子を有する第3選択部と、
前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との前記接続点と、前記基準抵抗器の前記一端の前記目標電圧値を出力する第2電源とに接続される一対の入力端子を有する第4選択部と
前記第3選択部の出力と、前記第4選択部の出力とを比較する比較部と、
をさらに含み、
前記制御部は、
前記基準電流の設定時は、前記第3選択部に前記基準抵抗器の前記一端に接続される入力端子を選択させ、前記第4選択部に前記目標電圧値を出力する前記第2電源に接続される入力端子を選択させた状態で、前記比較部の比較結果に基づき、前記基準抵抗器の一端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記一端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、
前記基準電流の設定終了後に、前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第3選択部に前記基準抵抗器の前記他端に接続される入力端子を選択させ、前記第4選択部に前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との前記接続点に接続される入力端子を選択させた状態で、前記比較部の比較結果に基づき、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定する、付記2記載の抵抗調整回路。
(付記4)
前記第2選択部の第3入力端子に電流入力端子が接続され、前記基準電流に基づく第3電流を出力する第3電流源と、
一端が電源に接続される第2可変抵抗部と、
前記第2可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記第2可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第4電流を出力する第4電流源と
をさらに含み、
前記第1選択部は、電源に接続される第3入力端子をさらに有し、
前記第2選択部は、前記第3電流源に接続される第3入力端子をさらに有し、
前記制御部は、前記基準電流の設定終了後に、前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第3入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第3入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定する、付記2又は3記載の抵抗調整回路。
(付記5)
前記第2選択部の第3入力端子に電流入力端子が接続され、前記基準電流に基づく第3電流を出力する第3電流源と、
一端が電源に接続される第2可変抵抗部と、
前記第2可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記第2可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第4電流を出力する第4電流源と
をさらに含み、
前記第1選択部は、電源に接続される第3入力端子をさらに有し、
前記第2選択部は、前記第3電流源に接続される第3入力端子をさらに有し、
前記第4選択部は、前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との前記接続点に接続される入力端子をさらに有し、
前記制御部は、前記基準電流の設定終了後に、前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第3入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第3入力端子を選択させ、前記第3選択部に前記基準抵抗器の前記他端に接続される入力端子を選択させ、前記第4選択部に前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との前記接続点に接続される前記入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定する、付記3記載の抵抗調整回路。
(付記6)
前記基準抵抗器の他端に出力端子が接続され、第1入力端子又は第2入力端子を選択する第1選択部と、
前記基準抵抗器の一端に出力端子が接続され、第1入力端子が基準電位点に接続され、前記第1入力端子又は第2入力端子を選択する第2選択部と、
前記第1選択部の前記第1入力端子に接続される出力端子を有し、前記基準電流を出力する基準電流出力回路と
をさらに含み、
前記第1電源は、前記第2選択部の前記第2入力端子に接続され、前記第2選択部を介して前記基準抵抗器の一端に接続されており、
前記第1電流源は、前記第1選択部の前記第2入力端子に接続され、前記第1選択部を介して前記基準抵抗器の他端に接続されており、
前記第2電流源は、前記第1可変抵抗部の他端と電源との間に接続されており、
前記制御部は、
前記基準電流の設定時は、前記第1選択部に前記第1入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第1入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記他端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、
前記基準電流の設定終了後に、前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第2入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第2入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定する、付記1記載の抵抗調整回路。
(付記7)
前記基準抵抗器の前記一端と前記他端とに接続される一対の入力端子を有する第3選択部と、
前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との前記接続点と、前記基準抵抗器の前記他端の前記目標電圧値を出力する第2電源とに接続される一対の入力端子を有する第4選択部と
前記第3選択部の出力と、前記第4選択部の出力とを比較する比較部と、
をさらに含み、
前記制御部は、
前記基準電流の設定時は、前記第3選択部に前記基準抵抗器の前記他端に接続される入力端子を選択させ、前記第4選択部に前記目標電圧値を出力する前記第2電源に接続される入力端子を選択させた状態で、前記比較部の比較結果に基づき、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記他端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、
前記基準電流の設定終了後に、前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第3選択部に前記基準抵抗器の前記他端に接続される入力端子を選択させ、前記第4選択部に前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との前記接続点に接続される入力端子を選択させた状態で、前記比較部の比較結果に基づき、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定する、付記6記載の抵抗調整回路。
(付記8)
前記第1選択部の第3入力端子に電流入力端子が接続され、前記基準電流に基づく第3電流を出力する第3電流源と、
一端が基準電位点に接続される第2可変抵抗部と、
前記第2可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記第2可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第4電流を出力する第4電流源と
をさらに含み、
前記第1選択部は、前記第3電流源に接続される第3入力端子をさらに有し、
前記第2選択部は、電源に接続される第3入力端子をさらに有し、
前記制御部は、前記基準電流の設定終了後に、前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第3入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第3入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定する、付記6又は7記載の抵抗調整回路。
(付記9)
前記第1選択部の第3入力端子に電流入力端子が接続され、前記基準電流に基づく第3電流を出力する第3電流源と、
一端が基準電位点に接続される第2可変抵抗部と、
前記第2可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記第2可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第4電流を出力する第4電流源と
をさらに含み、
前記第1選択部は、前記第3電流源に接続される第3入力端子をさらに有し、
前記第2選択部は、基準電位点に接続される第3入力端子をさらに有し、
前記第4選択部は、前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との前記接続点に接続される入力端子をさらに有し、
前記制御部は、前記基準電流の設定終了後に、前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第3入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第3入力端子を選択させ、前記第3選択部に前記基準抵抗器の前記他端に接続される入力端子を選択させ、前記第4選択部に前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との前記接続点に接続される前記入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定する、付記7記載の抵抗調整回路。
(付記10)
前記基準抵抗器は、LSIチップの外部に設けられる抵抗器である、付記1乃至9のいずれか一項記載の抵抗調整回路。
(付記11)
基準抵抗器と、
前記基準抵抗器の一端に出力端子が接続され、第1入力端子又は第2入力端子を選択する第1選択部と、
前記基準抵抗器の他端に出力端子が接続され、第1入力端子が基準電位点に接続され、前記第1入力端子又は第2入力端子を選択する第2選択部と、
前記第1選択部の前記第1入力端子に接続される出力端子を有し、基準電流を出力する基準電流出力回路と、
前記第1選択部の前記第2入力端子に接続される出力端子を有し、第1電圧を出力する第1電源と、
前記第2選択部の前記第2入力端子に接続され、前記基準電流に応じた第1電流を出力する第1電流源と、
前記第1電源の出力端子に一端が接続される可変抵抗部と、
前記可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第2電流を出力する第2電流源と、
前記基準電流の設定時は、前記第1選択部が前記第1入力端子を選択し、前記第2選択部が前記第1入力端子を選択した状態で、前記基準抵抗器の一端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記一端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、前記基準電流の設定終了後に、前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部が前記第2入力端子を選択し、前記第2選択部が前記第2入力端子を選択した状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記可変抵抗部の抵抗値を設定する制御部と
を含む、
抵抗調整回路。
(付記12)
基準抵抗器と、
前記基準抵抗器の一端に出力端子が接続され、第1入力端子又は第2入力端子を選択する第1選択部と、
前記基準抵抗器の他端に出力端子が接続され、第1入力端子が基準電位点に接続され、前記第1入力端子又は第2入力端子を選択する第2選択部と、
前記第1選択部の前記第1入力端子に接続される出力端子を有し、基準電流を出力する基準電流出力回路と、
前記第1選択部の前記第2入力端子に接続される出力端子を有し、第1電圧を出力する第1電源と、
前記第2選択部の前記第2入力端子に接続され、前記基準電流に応じた第1電流を出力する第1電流源と、
前記第1電源の出力端子に一端が接続される可変抵抗部と、
前記可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第2電流を出力する第2電流源と
を含む抵抗調整回路において、
前記基準電流の設定時は、前記第1選択部に前記第1入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第1入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の一端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記一端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、
前記基準電流の設定終了後に、前記可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第2入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第2入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記可変抵抗部の抵抗値を設定する、抵抗調整方法。
(付記13)
基準抵抗器と、
前記基準抵抗器の一端に出力端子が接続され、第1入力端子又は第2入力端子を選択する第1選択部と、
前記基準抵抗器の他端に出力端子が接続され、第1入力端子が基準電位点に接続され、前記第1入力端子又は第2入力端子を選択する第2選択部と、
前記第1選択部の前記第1入力端子に接続される出力端子を有し、基準電流を出力する基準電流出力回路と、
前記第2選択部の前記第2入力端子に接続される出力端子を有し、第1電圧を出力する第1電源と、
前記第1選択部の前記第2入力端子に接続され、前記基準電流に応じた第1電流を出力する第1電流源と、
前記第1電源の出力端子に一端が接続される可変抵抗部と、
前記可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第2電流を出力する第2電流源と
を含む抵抗調整回路において、
前記基準電流の設定時は、前記第1選択部に前記第1入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第1入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の一端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記一端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、
前記基準電流の設定終了後に、前記可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第2入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第2入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の一端の電圧値と、前記可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記可変抵抗部の抵抗値を設定する、抵抗調整方法。
20、20A、20B LSI
50、50A、50B 高速シリアルインターフェース
100、200 抵抗調整回路
100A、200A アナログ部
100D デジタル部
101A、101B、101C、101D、101E、201A、201B、201C、201D、201E 端子
102A、102B、202A、202B 端子
110 基準電流生成回路
120、121、122、123、124、221、222、223、224 定電流源
130、140、230、240 セレクタ
150 電圧バッファ
160、170、260、270 終端抵抗部
180A、180B セレクタ
190 コンパレータ

Claims (11)

  1. 基準抵抗器と、
    前記基準抵抗器の一端に接続され、第1電圧を出力する第1電源と、
    前記基準抵抗器の他端に接続され、前記基準抵抗器を用いて設定される基準電流に基づく第1電流を出力する第1電流源と、
    前記第1電源の出力端子に一端が接続される第1可変抵抗部と、
    前記第1可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記第1可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第2電流を出力する第2電流源と、
    前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定する制御部と
    を含む、抵抗調整回路。
  2. 前記基準抵抗器の一端に出力端子が接続され、第1入力端子又は第2入力端子を選択する第1選択部と、
    前記基準抵抗器の他端に出力端子が接続され、第1入力端子が基準電位点に接続され、前記第1入力端子又は第2入力端子を選択する第2選択部と、
    前記第1選択部の前記第1入力端子に接続される出力端子を有し、前記基準電流を出力する基準電流出力回路と
    をさらに含み、
    前記第1電源は、前記第1選択部の前記第2入力端子に接続され、前記第1選択部を介して前記基準抵抗器の一端に接続されており、
    前記第1電流源は、前記第2選択部の前記第2入力端子に接続され、前記第2選択部を介して前記基準抵抗器の他端に接続されており、
    前記第2電流源は、前記第1可変抵抗部の他端と基準電位点との間に接続されており、
    前記制御部は、
    前記基準電流の設定時は、前記第1選択部に前記第1入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第1入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の一端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記一端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、
    前記基準電流の設定終了後に、前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第2入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第2入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定する、請求項1記載の抵抗調整回路。
  3. 前記基準抵抗器の前記一端と前記他端とに接続される一対の入力端子を有する第3選択部と、
    前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との前記接続点と、前記基準抵抗器の前記一端の前記目標電圧値を出力する第2電源とに接続される一対の入力端子を有する第4選択部と
    前記第3選択部の出力と、前記第4選択部の出力とを比較する比較部と、
    をさらに含み、
    前記制御部は、
    前記基準電流の設定時は、前記第3選択部に前記基準抵抗器の前記一端に接続される入力端子を選択させ、前記第4選択部に前記目標電圧値を出力する前記第2電源に接続される入力端子を選択させた状態で、前記比較部の比較結果に基づき、前記基準抵抗器の一端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記一端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、
    前記基準電流の設定終了後に、前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第3選択部に前記基準抵抗器の前記他端に接続される入力端子を選択させ、前記第4選択部に前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との前記接続点に接続される入力端子を選択させた状態で、前記比較部の比較結果に基づき、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定する、請求項2記載の抵抗調整回路。
  4. 前記第2選択部の第3入力端子に電流入力端子が接続され、前記基準電流に基づく第3電流を出力する第3電流源と、
    一端が電源に接続される第2可変抵抗部と、
    前記第2可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記第2可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第4電流を出力する第4電流源と
    をさらに含み、
    前記第1選択部は、電源に接続される第3入力端子をさらに有し、
    前記第2選択部は、前記第3電流源に接続される第3入力端子をさらに有し、
    前記制御部は、前記基準電流の設定終了後に、前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第3入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第3入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定する、請求項2又は3記載の抵抗調整回路。
  5. 前記第2選択部の第3入力端子に電流入力端子が接続され、前記基準電流に基づく第3電流を出力する第3電流源と、
    一端が電源に接続される第2可変抵抗部と、
    前記第2可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記第2可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第4電流を出力する第4電流源と
    をさらに含み、
    前記第1選択部は、電源に接続される第3入力端子をさらに有し、
    前記第2選択部は、前記第3電流源に接続される第3入力端子をさらに有し、
    前記第4選択部は、前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との前記接続点に接続される入力端子をさらに有し、
    前記制御部は、前記基準電流の設定終了後に、前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第3入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第3入力端子を選択させ、前記第3選択部に前記基準抵抗器の前記他端に接続される入力端子を選択させ、前記第4選択部に前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との前記接続点に接続される前記入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定する、請求項3記載の抵抗調整回路。
  6. 前記基準抵抗器の他端に出力端子が接続され、第1入力端子又は第2入力端子を選択する第1選択部と、
    前記基準抵抗器の一端に出力端子が接続され、第1入力端子が基準電位点に接続され、前記第1入力端子又は第2入力端子を選択する第2選択部と、
    前記第1選択部の前記第1入力端子に接続される出力端子を有し、前記基準電流を出力する基準電流出力回路と
    をさらに含み、
    前記第1電源は、前記第2選択部の前記第2入力端子に接続され、前記第2選択部を介して前記基準抵抗器の一端に接続されており、
    前記第1電流源は、前記第1選択部の前記第2入力端子に接続され、前記第1選択部を介して前記基準抵抗器の他端に接続されており、
    前記第2電流源は、前記第1可変抵抗部の他端と電源との間に接続されており、
    前記制御部は、
    前記基準電流の設定時は、前記第1選択部に前記第1入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第1入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記他端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、
    前記基準電流の設定終了後に、前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第2入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第2入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定する、請求項1記載の抵抗調整回路。
  7. 前記基準抵抗器の前記一端と前記他端とに接続される一対の入力端子を有する第3選択部と、
    前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との前記接続点と、前記基準抵抗器の前記他端の前記目標電圧値を出力する第2電源とに接続される一対の入力端子を有する第4選択部と
    前記第3選択部の出力と、前記第4選択部の出力とを比較する比較部と、
    をさらに含み、
    前記制御部は、
    前記基準電流の設定時は、前記第3選択部に前記基準抵抗器の前記他端に接続される入力端子を選択させ、前記第4選択部に前記目標電圧値を出力する前記第2電源に接続される入力端子を選択させた状態で、前記比較部の比較結果に基づき、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記他端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、
    前記基準電流の設定終了後に、前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第3選択部に前記基準抵抗器の前記他端に接続される入力端子を選択させ、前記第4選択部に前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との前記接続点に接続される入力端子を選択させた状態で、前記比較部の比較結果に基づき、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第1可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第1可変抵抗部の抵抗値を設定する、請求項6記載の抵抗調整回路。
  8. 前記第1選択部の第3入力端子に電流入力端子が接続され、前記基準電流に基づく第3電流を出力する第3電流源と、
    一端が基準電位点に接続される第2可変抵抗部と、
    前記第2可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記第2可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第4電流を出力する第4電流源と
    をさらに含み、
    前記第1選択部は、前記第3電流源に接続される第3入力端子をさらに有し、
    前記第2選択部は、電源に接続される第3入力端子をさらに有し、
    前記制御部は、前記基準電流の設定終了後に、前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第3入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第3入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定する、請求項6又は7記載の抵抗調整回路。
  9. 前記第1選択部の第3入力端子に電流入力端子が接続され、前記基準電流に基づく第3電流を出力する第3電流源と、
    一端が基準電位点に接続される第2可変抵抗部と、
    前記第2可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記第2可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第4電流を出力する第4電流源と
    をさらに含み、
    前記第1選択部は、前記第3電流源に接続される第3入力端子をさらに有し、
    前記第2選択部は、基準電位点に接続される第3入力端子をさらに有し、
    前記第4選択部は、前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との前記接続点に接続される入力端子をさらに有し、
    前記制御部は、前記基準電流の設定終了後に、前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第3入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第3入力端子を選択させ、前記第3選択部に前記基準抵抗器の前記他端に接続される入力端子を選択させ、前記第4選択部に前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との前記接続点に接続される前記入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記第2可変抵抗部と前記第4電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記第2可変抵抗部の抵抗値を設定する、請求項7記載の抵抗調整回路。
  10. 基準抵抗器と、
    前記基準抵抗器の一端に出力端子が接続され、第1入力端子又は第2入力端子を選択する第1選択部と、
    前記基準抵抗器の他端に出力端子が接続され、第1入力端子が基準電位点に接続され、前記第1入力端子又は第2入力端子を選択する第2選択部と、
    前記第1選択部の前記第1入力端子に接続される出力端子を有し、基準電流を出力する基準電流出力回路と、
    前記第1選択部の前記第2入力端子に接続される出力端子を有し、第1電圧を出力する第1電源と、
    前記第2選択部の前記第2入力端子に接続され、前記基準電流に応じた第1電流を出力する第1電流源と、
    前記第1電源の出力端子に一端が接続される可変抵抗部と、
    前記可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第2電流を出力する第2電流源と
    を含む抵抗調整回路において、
    前記基準電流の設定時は、前記第1選択部に前記第1入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第1入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の一端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記一端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、
    前記基準電流の設定終了後に、前記可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第2入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第2入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の他端の電圧値と、前記可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記可変抵抗部の抵抗値を設定する、抵抗調整方法。
  11. 基準抵抗器と、
    前記基準抵抗器の一端に出力端子が接続され、第1入力端子又は第2入力端子を選択する第1選択部と、
    前記基準抵抗器の他端に出力端子が接続され、第1入力端子が基準電位点に接続され、前記第1入力端子又は第2入力端子を選択する第2選択部と、
    前記第1選択部の前記第1入力端子に接続される出力端子を有し、基準電流を出力する基準電流出力回路と、
    前記第2選択部の前記第2入力端子に接続される出力端子を有し、第1電圧を出力する第1電源と、
    前記第1選択部の前記第2入力端子に接続され、前記基準電流に応じた第1電流を出力する第1電流源と、
    前記第1電源の出力端子に一端が接続される可変抵抗部と、
    前記可変抵抗部の他端に接続され、前記第1電流を、前記基準抵抗器の抵抗値に対する前記可変抵抗部の目標抵抗値の逆比倍した第2電流を出力する第2電流源と
    を含む抵抗調整回路において、
    前記基準電流の設定時は、前記第1選択部に前記第1入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第1入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の一端の電圧値と、前記基準抵抗器の前記一端の目標電圧値とが等しくなるように前記基準電流出力回路の前記基準電流を調整し、
    前記基準電流の設定終了後に、前記可変抵抗部の抵抗値を設定するときは、前記第1選択部に前記第2入力端子を選択させ、前記第2選択部に前記第2入力端子を選択させた状態で、前記基準抵抗器の一端の電圧値と、前記可変抵抗部と前記第2電流源との接続点の電圧値とが等しくなるように前記可変抵抗部の抵抗値を設定する、抵抗調整方法。
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