JP2014229671A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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雅美 夘尾崎
Masami Uozaki
雅美 夘尾崎
堀田 勝彦
Katsuhiko Hotta
勝彦 堀田
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Abstract

【課題】半導体デバイスに形成された穴パターンの底面から下に残存する膜の厚さを正確に得ることにより、半導体装置の製造歩留りを向上させる。
【解決手段】基板の主面上に絶縁膜を形成した後、製品チップ領域の絶縁膜に複数のビアパターンを形成する際、複数のビアパターンを形成すると同時に、製品チップ領域またはスクライブ領域に設けられた測定領域AREの絶縁膜に、ビアパターンと同一形状の複数の測定用パターンVDを形成する。その後、測定領域AREに光波を照射してOCD計測を行い、OCD計測から測定用パターンVDの底面から下に残存する絶縁膜の厚さを取得し、ビアパターンの底面から下に残存する絶縁膜の厚さを求める。
【選択図】図4

Description

本発明は半導体装置の製造技術に関し、例えば半導体デバイスに形成された穴パターンの底面から下に残存する膜の厚さの測定方法に好適に利用できるものである。
半導体デバイスに形成される穴パターンの深さおよび穴パターンの底面から下に残存する絶縁膜等の厚さを非破壊で検査する種々の検査方法が提案されている。
例えば特開2003−218095号公報(特許文献1)には、基板に形成される凹部の深さをモニタするエッチングモニタ方法が開示されている。基板の表面からの反射光と凹部パターンの底部からの反射光とに基づいて凹部の深さを測定する光学式深さ測定装置を用い、その測定に用いるモニタ用の凹部パターンがラッパ形状を有することを特徴としている。
また、特開2008−034475号公報(特許文献2)には、検査用標準試料の電位コントラストと被検査対象の電位コントラストとを比較することにより、被検査対象のコンタクトホールの底面に残る不要残存膜の厚さまたは抵抗値を推定する検査方法が開示されている。
特開2003−218095号公報 特開2008−034475号公報
半導体デバイスに形成された穴パターンの底面から下に残存する絶縁膜等の厚さの測定には、一般には検査用パターンが用いられる。この検査用パターンは、半導体ウエハの複数の製品チップ領域の周囲に設けられたスクライブ領域に形成され、例えば一辺が50μmの矩形パターンである。しかし、製品チップ領域に形成された検査対象の穴パターンは、例えば直径が0.6〜1.0μmの細い穴であるため、検査用パターンと検査対象の穴パターンとでは形状および密度が異なり、検査用パターンでは、検査対象の穴パターンの底面から下に残存する絶縁膜等の厚さを正確に測定することができない。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、製品チップ領域の絶縁膜に複数の第1穴パターンを形成し、同時に、製品チップ領域またはスクライブ領域に設けられた測定領域の絶縁膜に複数の第2穴パターンを形成した後、測定領域に光波を照射してOCD計測を行い、OCD計測から測定領域に形成された第2穴パターンの底面から下に残存する絶縁膜の厚さを取得する。そして、第2穴パターンの底面から下に残存する絶縁膜の厚さから、第1穴パターンの底面から下に残存する絶縁膜の厚さを求める。
一実施の形態によれば、半導体デバイスに形成された穴パターンの底面から下に残存する膜の厚さが正確に得られることにより、半導体装置の製造歩留りを向上させることができる。
(a)および(b)はデュアルダマシン法による配線の形成方法を説明する配線層の要部断面図である。 (a)、(b)、および(c)はビアホールの底面から下に残存する絶縁膜の態様を説明するビアホールの要部断面図である。 ビアホールの底面から下に残存する絶縁膜の厚さの測定結果を活用する一例を説明するための模式図である。 一実施の形態によるOCD計測に用いる測定用パターンの配列を示す要部平面図である。 一実施の形態によるOCD計測に用いる測定用パターンの形状を説明する要部断面図である。 一実施の形態によるOCD計測におけるOCD波形の一例を示すグラフ図である。 一実施の形態による測定用パターンの底面から下に残存する絶縁膜の実際の厚さをTEMによって測定した値と、OCD計測によって測定した値との関係の一例を示すグラフ図である。 一実施の形態によるOCD計測により得られた測定用パターンの底面から下に残存する絶縁膜の厚さのウェハ内分布を示すグラフ図である。 一実施の形態によるOCD計測に用いる測定用パターンの配列の変形例を示す要部平面図である。 一実施の形態である半導体装置(電界効果トランジスタ)の製造工程を示す半導体装置の要部断面図である。 図10に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図11に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図12に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図13に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図14に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図15に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図16に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図17に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図18に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図19に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図20に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図21に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図22に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図23に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図24に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図25に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図26に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図27に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図28に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図29に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。 図30に続く、半導体装置の製造工程中の図10と同じ箇所の要部断面図である。
以下の実施の形態においては、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
また、「Aからなる」、「Aよりなる」、「Aを有する」、「Aを含む」と言うときは、特にその要素のみである旨明示した場合等を除き、それ以外の要素を排除するものでないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、以下の実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す。また、以下の実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態)
本実施の形態は、半導体デバイスに形成されたビアホール(Via hole)の底面から下に残存する絶縁膜の厚さを、オプティカル・クリティカル・ディメンジョン(OCD:Optical Critical Dimension)計測(以下、OCD計測と言う)を用いて測定することを特徴とする。OCD計測は、非破壊、非接触、そしてリアルタイムで、光波を用いてナノスケールの回路パターンの限界寸法(CD:Critical Dimension)を測定する方法であり、例えば半導体製造過程のリソグラフィ工程において用いられている。
本実施の形態によるOCD計測に用いる半導体ウエハに形成された測定用パターンの一例について図1〜図8を用いて説明する。
図1(a)および(b)はデュアルダマシン法による配線の形成方法を説明する配線層の要部断面図である。図2(a)、(b)、および(c)はビアホールの底面から下に残存する絶縁膜の態様を説明するビアホールの要部断面図である。図3はビアホールの底面から下に残存する絶縁膜の厚さの測定結果を活用する一例を説明するための模式図である。図4はOCD計測に用いる測定用パターンの配列を示す要部平面図である。図5はOCD計測に用いる測定用パターンの形状を説明する要部断面図である。図6はOCD計測におけるOCD波形の一例を示すグラフ図である。図7は測定用パターンの底面から下に残存する絶縁膜の実際の厚さをTEM(Transmission Electron Microscope)によって測定した値と、OCD計測によって測定した値との関係の一例を示すグラフ図である。図8はOCD計測により得られた測定用パターンの底面から下に残存する絶縁膜の厚さのウェハ内分布を示すグラフ図である。
半導体デバイスの配線層をデュアルダマシン法により形成する方法を図1(a)および(b)を用いて説明する。
まず、図1(a)に示すように、第1配線層M1上に下層絶縁膜LISおよび層間絶縁膜ISを順次形成する。下層絶縁膜LISと層間絶縁膜ISとは互いに異なる絶縁材料によって構成されており、下層絶縁膜LISには、例えば金属の拡散を防止する機能を有する絶縁膜が用いられる。この層間絶縁膜ISに、層間絶縁膜ISを貫通して下層絶縁膜LISに達するように、ドライエッチング法によりビアホールVIAを形成する。
次に、図1(b)に示すように、層間絶縁膜ISに配線溝MTを形成し、下層絶縁膜LISに接続孔CNTを形成する。接続孔CNTは平面視において上記ビアホールVIAが形成された箇所に対応する位置に形成され、接続孔CNTの一端は配線溝MTの一部と繋がり、他端は第1配線層M1の一部と繋がる。この後、図示は省略するが、配線溝MTと接続孔CNTの内部に導電膜を埋め込んで、配線溝MTの内部に第2配線層を形成し、接続孔CNTの内部に第2配線層と一体に形成される接続部材を形成する。
ここで、図2(a)に示すように、ビアホールVIAの層間絶縁膜ISの表面からの深さが、所望する深さであればよい。すなわち、ビアホールVIAが下層絶縁膜LISの表面に達して、ビアホールVIAの底面に下層絶縁膜LISの表面を露出させた状態が理想的である。しかし、層間絶縁膜ISの膜厚ばらつきおよびドライエッチング時のエッチングばらつき等により、半導体ウエハ内または半導体チップ内においてビアホールVIAの深さがばらつくことがある。
図2(b)に示すように、ビアホールVIAの深さが所望する深さよりも深くなると、ビアホールVIAが下層絶縁膜LISを突き抜けて第1配線層M1に到達し、不良となる。また、図2(c)に示すように、ビアホールVIAの深さが所望する深さより浅く、ビアホールVIAの底面から下に層間絶縁膜ISが残存すると、下層絶縁膜LISに接続孔CNTを形成する際(図1(b)参照)に、接続孔CNTが第1配線層M1に到達せず、接続孔CNTの開口不良が生ずることがある。
このため、ビアホールVIAの底面から下に残存する層間絶縁膜ISおよび下層絶縁膜LISの厚さを正確に知る必要がある。ビアホールVIAの底面から下に残存する層間絶縁膜ISおよび下層絶縁膜LISの厚さを知得することにより、図3に示すように、ビアホールVIAの加工工程へフィードバックまたは接続孔CNTの加工工程へフィードフォワードすることができて、製造不良の発生の低減を図ることができる。
そこで、本実施の形態では、OCD計測を用いて、ビアホールVIAの底面から下に残存する層間絶縁膜ISおよび下層絶縁膜LISの厚さを取得する。
図4に示すように、OCD計測には、例えば一辺が50μmの四角形状の測定領域ARE内に形成された複数の測定用パターンVDを用いる。図4には、測定領域ARE内に9個の測定用パターンVDのみを記載しているが、実際には、例えば一辺が50μmの四角形状の測定領域ARE内に950個の測定用パターンVDが形成されている。測定用パターンVDは、絶縁膜に形成された、例えば直径が0.6μm〜1.0μmの円柱状の穴パターンである。複数の測定用パターンが形成される測定領域AREは、半導体ウエハの複数の製品チップ領域の周囲に設けられたスクライブ領域内、または複数の製品チップ領域内に形成される。
この測定領域AREに、図4に示すOCDスポット径SPTを有する光波を照射して、反射側の光強度分布を求めることにより、測定用パターンVDの底面から下に残存する膜の厚さを測定する。
図5に示すように、測定用パターンVDは、例えば第1配線層M1上に形成された層間絶縁膜ISに形成される円柱状の穴パターンであり、その形状および深さは、製品チップ領域内に形成される円柱状のビアホールVIAの形状および深さとそれぞれ同じである。すなわち、測定用パターンVDの直径は、製品チップ領域内に形成されるビアホールVIAの直径と同じであり、例えば上述したように0.6μm〜1.0μmである。なお、製品チップ領域内に互いに直径の異なるビアホールVIAが形成される場合は、測定用パターンVDの直径は、製品チップ領域内に形成されるビアホールVIAの中の測定したい直径と同じにする。
これにより、製品チップ領域の層間絶縁膜ISにビアホールVIAを形成した際には、同時に測定用パターンVDが測定領域ARE内に形成されるが、ビアホールVIAの底面から下に残存する層間絶縁膜ISおよび下層絶縁膜LISの厚さと、測定用パターンVDの底面から下に残存する層間絶縁膜ISおよび下層絶縁膜LISの厚さが同等となる。従って、ビアホールVIAの底面から下に残存する層間絶縁膜ISおよび下層絶縁膜LISの厚さを測定用パターンVDによって正確に測定することができる。
OCD計測では、例えば200nm〜650nmの波長の光波を測定領域AREにスキャンし、その反射側の光強度分布により測定用パターンの底面から下に残存する絶縁膜の厚さの実測値を取得する。図6に、OCD波形の一例を示す。
OCD計測により、測定用パターンの底面から下に残存する絶縁膜の厚さの実測値が得られる。しかし、この実測値は、測定用パターンの底面から下に残存する絶縁膜の実際の厚さとは異なることから、予め、測定用パターンの底面から下に残存する絶縁膜の実際の厚さと、OCD計測により得られる測定用パターンの底面から下に残存する絶縁膜の厚さの実測値との相関関係を求めておく。そして、この相関関係を予めデータベース(またはライブラリ等)に保管しておき、OCD計測を行ったときに、OCD計測によって得られた実測値と予め求めておいたデータベースとを比較することによって、測定用パターンの底面から下に残存する絶縁膜の実際の厚さを得ることができる。
図7に、測定用パターンの底面から下に残存する絶縁膜の実際の厚さをTEMによって測定した値と、OCD計測によって測定した値との関係の一例を説明するグラフ図を示す。TEMによって得られた絶縁膜の値と、OCD計測によって得られた絶縁膜の値とは、ほぼ一致していることが分かる。
図8に、OCD計測によって得られた測定用パターンの底面から下に残存する絶縁膜の実際の厚さのウェハ内分布を示す。半導体ウェハの13ヶ所において測定領域に形成された測定用パターンを用いて測定を行った。
この測定結果から、製品チップ領域に形成されるビアホールの底面から下に残存する実際の絶縁膜の厚さのウェハ内分布が分かり、例えば前述の図3に示したように、ビアホールのエッチング工程へエッチング条件を、層間絶縁膜の成膜工程へ堆積膜厚条件をフィードバックすることができる。さらに、接続孔のエッチング工程へエッチング条件をフィードフォワードすることができる。従って、ビアホールの底面から下に残存する絶縁膜の厚さを正確に知ることにより、製造工程における加工不良の発生の低減を図ることができる。
ところで、前述の図4に示した複数の測定用パターンVDは、平面視において第1方向、および第1方向と直交する第2方向に同一間隔でOCD計測の測定領域AREに配列したが、これに限定されるものではない。
例えば図9に示すように、複数の測定用パターンVDを千鳥状に配列してもよい。OCD計測では、平面視における測定用パターンVDのエッジ部の信号を拾うことから、OCDスポット径SPT内に入る平面視における測定用パターンVDのエッジ部を増やすことによって、測定情報量を増やすことができる。これにより、測定精度を向上させることができる。
複数の測定用パターンVDを千鳥状に配置し、さらに隣り合う測定用パターンVDの距離を最小加工寸法とすることにより、OCDスポット径SPT内に入る平面視における測定用パターンVDのエッジ部を増加させて、測定精度を向上させることができる。
次に、本実施の形態による電界効果トランジスタの製造方法の一例を図10〜図31を用いて説明する。図10〜図31は、本実施の形態による半導体装置(電界効果トランジスタ)の製造方法を示す半導体装置の要部断面図である。
図10に示すように、p型のシリコン基板SUBを準備し、シリコン基板SUB上に酸化シリコン膜および窒化シリコン膜を形成した後、窒化シリコン膜上にレジストパターンを形成する。続いて、レジストパターンをマスクとして窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、およびシリコン基板SUBを順次加工して、シリコン基板SUBに分離溝を形成する。続いて、レジストパターンを除去した後、分離溝の内部に酸化シリコン膜を埋め込むことにより素子分離部STIを形成する。その後、シリコン基板SUB上の露出した窒化シリコン膜および酸化シリコン膜を除去する。
次に、シリコン基板SUBの主面にゲート酸化膜GIを形成し、ゲート酸化膜GI上に、例えば200nm程度の厚さの多結晶シリコン膜を堆積した後、多結晶シリコン膜上にレジストパターンを形成する。続いて、レジストパターンをマスクとして多結晶シリコン膜を加工して、ゲート電極GEを形成する。
次に、図11に示すように、レジストパターンを除去した後、ゲート電極GEの両側のシリコン基板SUBにn型不純物を導入して、ソース・ドレイン領域SDを形成する。続いて、ゲート電極GEの側壁にサイドウォールSWを形成した後、サイドウォールSWの両側のシリコン基板SUBにn型不純物を導入する。
次に、図12に示すように、ゲート電極GEの上面およびシリコン基板SUBの露出した主面にシリサイド膜SIを形成する。
次に、図13に示すように、CVD法により、ライナー窒化シリコン膜SNを堆積する。続いて、例えば850nm程度の厚さの酸化シリコン膜を堆積した後、その酸化シリコン膜の上面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法で平坦化して第1層間絶縁膜IS1を形成する。
次に、図14に示すように、第1層間絶縁膜IS1上にレジストパターンを形成する。続いて、レジストパターンをマスクとして第1層間絶縁膜IS1およびライナー窒化シリコン膜SNを加工して、第1層間絶縁膜IS1およびライナー窒化シリコン膜SNに接続孔CNT1を形成した後、レジストパターンを除去し、接続孔CNT1の底部に露出するシリコン基板SUBの主面を洗浄して自然酸化膜を除去する。
次に、コリメーションスパッタリング法によりチタン(Ti)膜および窒化チタン(TiN)膜を堆積してバリアメタル膜を形成する。続いて、接続孔CNT1の内部を含む第1層間絶縁膜IS1上に、例えば厚さ600nm程度のタングステン(W)膜を堆積した後、接続孔CNT1の内部以外のタングステン(W)膜およびバリアメタル膜をCMP法により研磨して除去することにより、接続孔CNT1の内部にプラグPLGを形成する。
次に、図15に示すように、シングルダマシン法により第1配線層を形成する。
まず、第1層間絶縁膜IS1上に第2層間絶縁膜IS2を形成した後、第2層間絶縁膜IS2上にレジストパターンを形成する。
次に、レジストパターンをマスクとして第2層間絶縁膜IS2を加工して、第2層間絶縁膜IS2に配線溝MT1を形成する。続いて、レジストパターンを除去した後、タンタル(Ta)膜またはチタン(Ti)膜からなるバリア導体膜をスパッタリング法により形成し、さらに、バリア導体膜を覆うように銅(Cu)を主体とする導体膜からなるシード層をスパッタリング法により形成する。その後、電解めっき法によりシード層上に配線溝MT1を埋め込むように、銅(Cu)を主体とする配線用の導体膜を形成する。続いて、配線溝MT1の内部以外の導体膜およびバリア導体膜をCMP法により研磨して除去することにより、配線溝MT1の内部に第1配線層M1を形成する。
次に、図16〜図22に示すように、デュアルダマシン法により第2配線層を形成する。
まず、図16に示すように、第2層間絶縁膜IS2および第1配線層M1上に第1絶縁膜LIS1および第3層間絶縁膜IS3を順次形成する。第1絶縁膜LIS1と第3層間絶縁膜IS3とは互いに異なる絶縁材料によって構成されており、第1絶縁膜LIS1は、例えば配線を構成する銅(Cu)等の拡散を防止する機能を有している。
次に、図17に示すように、第1ビアホール形成用のレチクルを用いて第3層間絶縁膜IS3上にレジストパターンRP1を形成した後、図18に示すように、レジストパターンRP1をマスクとして第3層間絶縁膜IS3を加工し、第3層間絶縁膜IS3を貫通して第1絶縁膜LIS1に達する複数の第1ビアホールV1を形成する。
ここで、製品チップ領域またはスクライブ領域の測定領域AREに、複数の第1ビアホールV1と同時に形成された複数の測定用パターンVD(例えば前述の図4参照)を用いて、第1ビアホールV1の底面から下に残存する第3層間絶縁膜IS3および第1絶縁膜LIS1の厚さを測定する。その測定結果は、第3層間絶縁膜IS3の成膜工程および第3層間絶縁膜IS3の加工工程へフィードバックされ、また、次工程である接続孔の加工工程へフィードフォワードされる。
次に、図19に示すように、レジストパターンRP1を除去した後、複数の第1ビアホールV1の内部および複数の測定用パターンVDの内部に、例えば埋め込み剤BFを埋め込む。
次に、図20に示すように、第2配線層形成用のレチクルを用いて第3層間絶縁膜IS3および埋め込み剤BF上にレジストパターンRP2を形成した後、図21に示すように、レジストパターンRP2をマスクとして第3層間絶縁膜IS3および埋め込み剤BFを加工して、第3層間絶縁膜IS3に配線溝MT2を形成する。
次に、図22に示すように、レジストパターンRP2および埋め込み剤BFを除去した後、第1ビアホールV1の底面に露出している第1絶縁膜LIS1を加工して、第1絶縁膜LIS1を貫通して第1配線層M1に達する接続孔CNT2を形成する。
接続孔CNT2は平面視において上述した第1ビアホールV1が形成された箇所に対応する位置に形成され、接続孔CNT2の一端は配線溝MT2の一部と繋がり、他端は第1配線層M1の一部と繋がる。
次に、タンタル(Ta)膜またはチタン(Ti)膜からなるバリア導体膜をスパッタリング法により形成し、さらに、バリア導体膜を覆うように銅(Cu)を主体とする導体膜からなるシード層をスパッタリング法により形成する。その後、電解めっき法によりシード層上に配線溝MT2および接続孔CNT2を埋め込むように、銅(Cu)を主体とする導体膜を形成する。続いて、配線溝MT2および接続孔CNT2の内部以外の導体膜およびバリア導体膜をCMP法により研磨して除去することにより、図23に示すように、配線溝MT2の内部に第2配線層M2を形成し、接続孔CNT2の内部に第2配線層M2と一体に形成される接続部材C2を形成する。
次に、図24〜図31に示すように、上述した第2配線層M2と同様にして、デュアルダマシン法により第3配線層を形成する。
まず、図24に示すように、第3層間絶縁膜IS3および第2配線層M2上に第2絶縁膜LIS2および第4層間絶縁膜IS4を順次形成する。第2絶縁膜LIS2と第4層間絶縁膜IS4とは互いに異なる絶縁材料によって構成されており、第2絶縁膜LIS2は、例えば配線を構成する銅(Cu)等の拡散を防止する機能を有している。
次に、図25に示すように、第2ビアホール形成用のレチクルを用いて第4層間絶縁膜IS4上にレジストパターンRP3を形成した後、図26に示すように、レジストパターンRP3をマスクとして第4層間絶縁膜IS4を加工し、第4層間絶縁膜IS4を貫通して第2絶縁膜LIS2に達する第2ビアホールV2を形成する。
ここで、製品チップ領域またはスクライブ領域の測定領域AREに、複数の第2ビアホールV2と同時に形成された複数の測定用パターン(図示は省略、例えば前述の図4参照)を用いて、第2ビアホールV2の底面から下に残存する第4層間絶縁膜IS4および第2絶縁膜LIS2の厚さを測定する。その測定結果は、第4層間絶縁膜IS4の成膜工程および第4層間絶縁膜IS4の加工工程へフィードバックされ、また、次工程である接続孔の加工工程へフィードフォワードされる。
次に、図27に示すように、レジストパターンRP3を除去した後、複数の第2ビアホールV2および複数の測定用パターン(図示は省略)の内部に、例えば埋め込み剤BFを埋め込む。
次に、図28に示すように、第3配線層形成用のレチクルを用いて第4層間絶縁膜IS4および埋め込み剤BF上にレジストパターンRP4を形成した後、図29に示すように、レジストパターンRP4をマスクとして第4層間絶縁膜IS4および埋め込み剤BFを加工して、第4層間絶縁膜IS4に配線溝MT3を形成する。
次に、図30に示すように、レジストパターンRP4および埋め込み剤BFを除去した後、第2ビアホールV2の底面に露出している第2絶縁膜LIS2を加工して、第2絶縁膜LIS2を貫通して第2配線層M2に達する接続孔CNT3を形成する。
接続孔CNT3は平面視において上述した第2ビアホールV2が形成された箇所に対応する位置に形成され、接続孔CNT3の一端は配線溝MT3の一部と繋がり、他端は第2配線層M2の一部と繋がる。
次に、タンタル(Ta)膜またはチタン(Ti)膜からなるバリア導体膜をスパッタリング法により形成し、さらに、バリア導体膜を覆うように銅(Cu)を主体とする導体膜からなるシード層をスパッタリング法により形成する。その後、電解めっき法によりシード層上に配線溝MT3および接続孔CNT3を埋め込むように、銅(Cu)を主体とする導体膜を形成する。続いて、配線溝MT3および接続孔CNT3の内部以外の導体膜およびバリア導体膜をCMP法により研磨して除去することにより、図31に示すように、配線溝MT3の内部に第3配線層M3を形成し、接続孔CNT3の内部に第3配線層M3と一体に形成される接続部材C3を形成する。以上の工程により、電界効果トランジスタが略完成する。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば本実施の形態では、デュアルダマシン法により配線層を形成する際のビアホールの形成工程を例示したが、これに限定されるものではない。
ARE 測定領域
BF 埋め込み剤
C2,C3 接続部材
CNT,CNT1,CNT2,CNT3 接続孔
GE ゲート電極
GI ゲート酸化膜
IS 層間絶縁膜
IS1 第1層間絶縁膜
IS2 第2層間絶縁膜
IS3 第3層間絶縁膜
IS4 第4層間絶縁膜
LIS 下層絶縁膜
LIS1 第1絶縁膜
LIS2 第2絶縁膜
M1 第1配線層
M2 第2配線層
M3 第3配線層
MT,MT1,MT2,MT3 配線溝
PLG プラグ
RP1,RP2,RP3,RP4 レジストパターン
SD ソース・ドレイン領域
SI シリサイド膜
SN ライナー窒化シリコン膜
SPT OCDスポット径
STI 素子分離部
SUB シリコン基板
SW サイドウォール
V1 第1ビアホール
V2 第2ビアホール
VD 測定用パターン
VIA ビアホール

Claims (10)

  1. (a)スクライブ領域を介して複数の製品チップ領域が形成される基板を準備する工程、
    (b)前記基板の主面上に第1膜を形成する工程、
    (c)前記第1膜を加工して、前記製品チップ領域の前記第1膜に複数の第1穴パターンを形成し、前記製品チップ領域または前記スクライブ領域に設けられた測定領域の前記第1膜に複数の第2穴パターンを形成する工程、
    (d)前記(c)工程の後、前記測定領域に光波を照射してオプティカル・クリティカル・ディメンジョン計測を行う工程、
    を有し、
    前記オプティカル・クリティカル・ディメンジョン計測によって、前記第2穴パターンの底面から下に残存する前記第1膜の厚さを取得する、半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記複数の第2穴パターンは平面視において千鳥状に配置される、半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、
    隣り合う前記第2穴パターンの距離は最小加工寸法である、半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記複数の第2穴パターンは円柱状であり、前記複数の第2穴パターンの平面視における直径は0.6μm〜1.0μmである、半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記製品チップ領域に形成された前記第1穴パターンの底面から下に残存する前記第1膜の厚さと、前記測定領域に形成された前記第2穴パターンの底面から下に残存する前記第1膜の厚さとは同じである、半導体装置の製造方法。
  6. (a)スクライブ領域を介して複数の製品チップ領域が形成される基板を準備する工程、
    (b)前記基板の主面上に互いに組成の異なる第1膜および第2膜を順次形成する工程、
    (c)前記第2膜を加工して、前記製品チップ領域の前記第2膜に複数の第1穴パターンを形成し、前記製品チップ領域または前記スクライブ領域に設けられた測定領域の前記第2膜に複数の第2穴パターンを形成する工程、
    (d)前記(c)工程の後、前記測定領域に光波を照射してオプティカル・クリティカル・ディメンジョン計測を行う工程、
    を有し、
    前記オプティカル・クリティカル・ディメンジョン計測によって、前記第2穴パターンの底面から下に残存する前記第1膜および前記第2膜の厚さ、または前記第1膜の厚さを取得する、半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記複数の第2穴パターンは平面視において千鳥状に配置される、半導体装置の製造方法。
  8. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、
    隣り合う前記第2穴パターンの距離は最小加工寸法である、半導体装置の製造方法。
  9. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記複数の第2穴パターンは円柱状であり、前記複数の第2穴パターンの平面視における直径は0.6μm〜1.0μmである、半導体装置の製造方法。
  10. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記製品チップ領域に形成された前記第1穴パターンの底面から下に残存する前記第1膜および前記第2膜の厚さ、または前記第1膜の厚さと、前記測定領域に形成された前記第2穴パターンの底面から下に残存する前記第1膜および前記第2膜の厚さ、または前記第1膜の厚さとは同じである、半導体装置の製造方法。
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