JP2014228785A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続的な画像形成に伴って画像形成部が温度上昇しても、ダウンタイムを挟まないで画像形成を継続して、画像形成装置の総合的な稼働率の低下を抑制できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】サーミスタ100は、プロセスカートリッジ10Yの温度を検出する。制御部110は、第一の給送間隔で連続的にトナー像の転写及び加熱を実行している過程でサーミスタ100の検出温度が第一の温度に達すると、第一の給送間隔よりも長い第二の給送間隔に切り替えてトナー像の転写及び加熱を継続させる。制御部110は、第二の給送間隔でトナー像の転写及び加熱を継続中にサーミスタ100の検出温度が第一の温度よりも高い第二の温度に達すると、トナー像の転写及び加熱を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、トナー像を形成してシートに転写する画像形成部を有する画像形成装置、詳しくは画像形成装置の制御に関する。
画像形成部においてトナー像を形成してシートに転写し、トナー像が転写されたシートを画像加熱部において加熱して画像をシートに定着させる画像形成装置が広く用いられている。所定の給送間隔(シートの先頭から次のシートの先頭までの距離、画像ピッチ)で画像形成を継続すると画像形成部は次第に温度上昇し、画像形成部の冷却構造や環境温度に応じた一定の温度に飽和する。高い生産性(単位時間当たりの画像形成枚数)を確保するために、従来の所定の給送間隔は、飽和する温度が画像形成部の許容温度範囲の上限となるように設定されていた。
しかし、何らかの条件が重なると、画像形成部で許容温度範囲の上限を超えるような温度上昇が発生する可能性がある。例えば、両面印刷が長時間実行されると、画像加熱部で加熱されたシートが筐体内を通過して筐体内の温度を高めて画像形成部の温度が許容温度範囲の上限を超える。画像形成部の温度が許容温度範囲の上限を超えると、画像形成部の現像装置でトナーが融着する等して好ましくない。このため、従来は、画像形成部の所定位置に温度センサを配置して、温度センサが最終閾値温度(例えば100℃)を検出すると、画像形成の終了後に、それ以上の画像形成を禁止して、サービスマンによる点検/部品交換/リセットを要求していた。
特許文献1には、画像形成されたシートの積載スペースに温度センサを配置した画像形成装置が示される。そして、積載されたシートの周囲の空気の温度が所定温度に保たれるように、画像形成部及び画像加熱部を空冷する冷却ファンの送風量を自動調整している。特許文献2には、画像加熱部の上方に配置された現像装置に近接させて温度センサを配置した画像形成装置が示される。そして、現像装置の周囲の温度が所定温度に保たれるように、現像装置を空冷する冷却ファンの送風量を自動調整している。
特開2003−5614号公報 特開平11−272147号公報
画像形成装置の一般的な運転では、画像形成部の温度が一定の温度に飽和するほど長く画像形成を継続することは稀である。このため、長く継続すれば画像形成部の温度が許容温度範囲の上限を超えるような高い生産性で画像形成を開始して、画像形成部の温度が許容温度範囲の上限に達する前に画像形成を終わらせることが好ましい。画像形成装置の構成を変更することなく、生産性を高められるからである。
しかし、少ない画像形成枚数を見込んだ高い生産性で画像形成を開始した後、画像形成枚数が多かった場合や、次の画像形成が連続して実行されて累積的に画像形成の枚数が多くなった場合、画像形成部の温度が許容温度範囲の上限を超えてしまう。
そこで、連続的な画像形成に伴って画像形成部の温度が上昇して許容温度範囲の上限に達する前に予測的に画像形成を中断し、画像形成部の自然冷却を待って、残りの画像形成を実行させる制御が提案された。画像形成部の所定位置に温度センサを付設し、画像形成の開始後、温度センサが中間閾値温度(例えば80℃)を検出すると画像形成を中断して画像形成部を自然冷却させる。そして、温度センサが再開閾値温度(例えば50℃)を検出すると、画像形成を再開して画像形成部に続きの画像形成を実行させる。このようにして、画像形成部は、許容温度範囲の中で画像形成の実行と中断を繰り返す。
しかし、画像形成を中断して時間を置いて再開する制御は、画像形成のダウンタイムを増して画像形成装置の総合的な稼働率を低下させるため好ましくない。画像形成が中断されて実行中の連続画像形成が前後に分断されると、分断の前後でトナー像のトナー載り量や定着の実効温度に差が出て、出力画像の品質の連続性が損なわれる場合もある。
本発明は、連続的な画像形成に伴って画像形成部が温度上昇しても、ダウンタイムを挟まないで画像形成を継続して、画像形成装置の総合的な稼働率の低下を抑制できる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、シートを搬送する搬送部と、前記搬送部により供給されたシートにトナー像を形成する画像形成部と、前記画像形成部の近傍に設けられ前記画像形成部の温度を検出する検出部と、前記画像形成部によりシートに形成されたトナー像を熱定着する定着部と、前記搬送部の動作を制御する制御部と、を有するものである。そして、前記制御部は、複数のシートに連続してトナー像を形成するジョブ中に前記検出部による検出温度が所定温度に上昇したとき前記搬送部によるシートの単位時間当たりの供給枚数を低下させる。
本発明の画像形成装置では、所定の単位時間当たりの供給枚数にて画像形成が連続的に実行される過程で、画像形成部の運転に伴って検出部の検出温度が上昇する。そして、検出部の検出温度が所定温度に達した以降はそれまでよりも少ない単位時間当たりの供給枚数にて画像形成を連続的に実行する。これにより、所定の単位時間当たりの供給枚数を継続する場合よりも検出部の検出温度の上昇を抑制して、画像形成部の温度上昇を遅らせる、もしくは回避する。
したがって、連続的な画像形成に伴って画像形成部が温度上昇しても、ダウンタイムを挟まないで画像形成を継続して、画像形成装置の総合的な稼働率の低下を抑制できる。
画像形成装置の構成の説明図である。 プロセスカートリッジの温度を検出する温度センサの配置の説明図である。 定着ローラの温度を検出する温度センサの配置の説明図である。 画像形成装置の制御系のブロック図である。 実施例1の制御の説明図である。 実施例1の制御のフローチャートである。 比較例1の制御の説明図である。 実施例2の制御の説明図である。 実施例2の制御のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<実施例1>
図1に示すように、筐体の一例である画像形成装置150の筐体は、画像形成部1及び定着装置3を一体に収納する。画像形成部の一例である画像形成部1は、トナー像を形成してシートに転写する。画像形成部1は、搬送部の一例であるレジストローラ2cにより供給されたシートにトナー像を形成する。
プロセスカートリッジ10Yは、感光ドラム11Yと現像装置とを一体に組み立てて一体に交換可能にユニット化されている。プロセスカートリッジ10Yは、中間転写ベルト13aの張架された面に複数配置される。
像担持体の一例である感光ドラム11Yは、中間転写ベルト13aの張架された面に接して配置されて静電像が形成される。現像装置の一例であるプロセスカートリッジ10Yの現像部は、感光ドラム11Yの静電像を現像する。トナー像の転写部の一例である二次転写部T2は、中間転写ベルト13aの張架方向の一端部に配置される。
画像加熱部および定着部の一例である定着装置3は、画像形成部1でトナー像を転写されたシートを加熱してトナー像を熱定着する。定着装置3は、二次転写部T2の上方に配置され、二次転写部T2を上向きに搬送されてトナー像が転写されたシートを加熱して上方へ排出する。回転体の一例である定着ローラ3aは、シートのトナー像が転写された面に当接する。加熱装置3cは、トナー像が転写されたシートの加熱に伴って定着ローラ3aを温度調整の目標温度に維持するように加熱する。
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置150は、中間転写ベルト13aの下向き面にプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kを配列したタンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。画像形成装置150は、画像形成部1、シート給送装置2、定着装置3、シート排出部4、シート積載部5、原稿読取装置7、及び中間転写ユニット13で構成される。
プロセスカートリッジ10Yでは、感光ドラム11Yにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト13aに転写される。プロセスカートリッジ10Mでは、感光ドラム11Mにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト13aに転写される。プロセスカートリッジ10C、10Kでは、感光ドラム11C、11Kにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて中間転写ベルト13aに転写される。
中間転写ベルト13aに転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されてシートSへ二次転写される。分離ローラ2bは、シートカセット2aから引き出したシートSを1枚ずつに分離して、レジストローラ2cへ送り出す。レジストローラ2cは、中間転写ベルト13aのトナー像にタイミングを合わせてシートSを二次転写部T2へ送り込む。トナー像を二次転写されたシートSは、定着装置3で加熱加圧を受けて表面に画像を定着される。シートは、排出路40、排出ローラ対41を経て、シート積載部5に積載される。
両面印刷の場合、シートは、排出路42へ送られて排出ローラ対43でスイッチバック搬送され、反転搬送路20hを経てレジストローラ2cへ再給送される。シートは、表裏及び前後を反転した状態で、レジストローラ2cにより二次転写部T2へ送り込まれて裏面にもトナー像を転写される。トナー像を二次転写されたシートSは、定着装置3で加熱加圧を受けて表面に画像を定着され、排出路40、排出ローラ対41を経て、シート積載部5に積載される。
(プロセスカートリッジ)
プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10Kは、それぞれの現像装置で用いるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一に構成される。以下では、プロセスカートリッジ10Yについて説明し、プロセスカートリッジ10M、10C、10Kについては、重複する説明を省略する。プロセスカートリッジ10Yは、感光ドラム11Yと一体に、帯電装置、現像装置、ドラムクリーニング装置を交換可能にユニット化されている。
感光ドラム11Yを囲んで、帯電装置、露光装置12Y、現像装置、転写ローラ13dY、ドラムクリーニング装置が配置される。感光ドラム11Yは、アルミニウム製シリンダの外周面に感光層を形成しており、所定のプロセススピードで回転する。
帯電装置は、帯電ローラを用いて感光ドラム11Yを一様な負極性の電位に帯電させる。露光装置12Yは、レーザービームを回転ミラーで走査して、感光ドラム11Yの表面に画像の静電像を書き込む。現像装置は、トナーとキャリアを含む現像剤を用いて感光ドラム11Yの静電像をトナー像に現像する。画像形成によって現像装置で消費されたトナー量に見合った量の新しいトナーが、トナーボトルTYから不図示のトナー搬送経路を経て現像装置に補給される。
転写ローラ13dYは、感光ドラム11Yと中間転写ベルト13aの間に転写部を形成する。転写ローラ13dYに正極性の直流電圧が印加されることにより、感光ドラム11Yに担持された負極性のトナー像が中間転写ベルト13aへ転写される。ドラムクリーニング装置は、感光ドラム11Yの表面に付着した転写残トナーを回収する。
中間転写ベルト13aは、テンションローラ13c、二次転写内側ローラを兼ねた駆動ローラ13b、及び張架ローラ13e、13fに掛け渡して支持され、駆動ローラ13bに駆動されて矢印方向に回転する。二次転写外側ローラ21は、駆動ローラ13bに内側面を支持された中間転写ベルト13aに当接して二次転写部T2を形成する。二次転写ローラ21に正極性の直流電圧が印加されることで、中間転写ベルト13a上のトナー像がシートSへ転写される。不図示のベルトクリーニング装置は、中間転写ベルト13aの表面に付着した転写残トナーを回収する。
(画像形成部の昇温)
図1に示すように、画像形成装置150を起動すると、まず、定着装置3の加熱ローラ3aが加熱されて画像形成装置150の筐体内の空気の温度が上昇する。加熱ローラ3aの中央部が定着温度(例えば180℃)に達すると、画像形成部1におけるトナー像の形成及びシートへの転写が開始される。画像形成部1が連続で動作すると、プロセスカートリッジ10Yの温度が上昇する。プロセスカートリッジ10Yは、感光ドラム11Y、ドラムクリーニング装置、現像スリーブ、現像装置内のスクリュー、これらを支持する軸受け、現像剤の循環容器等を含む。
プロセスカートリッジ10Yの温度上昇要因は、感光ドラム11Yと感光ドラム11Yを支持する軸受けの摩擦熱、感光ドラム11Yとドラムクリーニング装置の摺擦による摩擦熱を含む。現像スリーブと現像装置内のスクリュー部材を支持する軸受けの摩擦熱も含む。現像スリーブに担持される現像剤の層厚を規制する層厚規制部材において現像剤が摩擦を受けて発生する摩擦熱も含む。画像形成部1に配置された摩擦熱が発生しやすいトナー搬送部、摺擦部、電源、モータなどの温度も上昇する。
また、定着装置3の発熱及び定着装置3によって加熱されたシートもプロセスカートリッジ10Yの大きな温度上昇要因である。定着装置3でシートが加熱されるごとに、所定の電力消費が発生し、電力消費の一部が画像形成装置150内に放熱されてプロセスカートリッジ10Yを加熱する。特に、両面印刷がされる場合、定着装置3で加熱された高温のシートが画像形成部1を通過して、画像形成装置150の筐体内の空気の温度を著しく高め、プロセスカートリッジ10Yの温度を急上昇させる。
定着装置3で加熱されてシート積載部5に積み重なったシートもシート積載部5を介してプロセスカートリッジ10Yを加熱する。画像形成装置150の筐体内の空気の温度が上昇すると、シート積載部5に積み重なったシートの温度も上がって、シート積載部5に積み重なったシートの間でトナーが溶けてシートの溶着が発生している場合もある。
(画像形成部の温度センサの配置)
図2はプロセスカートリッジの温度を検出する温度センサの配置の説明図である。
図1に示すように、画像形成部1の温度を検出する場合、プロセスカートリッジ10Yの長手方向(紙面と垂直な方向)の中央部に温度センサを設けることが考えられる。しかし、温度センサをプロセスカートリッジ10Yに取り付けると、プロセスカートリッジ10Yは消耗品のため、交換されるたびに新しい温度センサが消費されるためプロセスカートリッジ10Yの部品コストが増える。そのため、プロセスカートリッジ10Yには温度センサを設けない。画像形成部1内の各所にサーミスタを取り付けて機体内の温度上昇を計測する実験を行い、プロセスカートリッジ内の温度に一番追従していた箇所を選択して、サーミスタ100、102を取り付けた。
図2に示すように、画像形成装置150の背面側から見たとき、プロセスカートリッジ10Y、10M間と、プロセスカートリッジ10C、10K間のフレームに温度センサとしてサーミスタ100、102を取り付けた。サーミスタ100、102の出力に基づいてプロセスカートリッジ10Y内の現像剤の温度を適正な範囲を超えて上昇させないための制御を行う。
サーミスタ100、102は、中空に保持された基板上に取り付けられ、基板と画像形成装置150の制御部110とが束線でつながれる。束線は、サーミスタを作動させるための5V電源線、グランド線、及び温度信号の信号線を含む。
(画像加熱部の温度センサの配置)
図3は定着ローラの温度を検出する温度センサの配置の説明図である。
図2に示すように、画像形成装置150の背面側から見たとき、サーミスタ501は、定着ローラ3aの長手方向の中央部に接触させて配置される。制御部110は、サーミスタ501によって検出された定着ローラ3aの温度が定着温度(180℃)に維持されるように加熱装置3cの投入電力をON/OFF制御する。
図3に示すように、定着ローラ3aのA4サイズ横送りのシートが接触する領域の外側に接触させて別のサーミスタ500が配置されている。制御部110は、非通過部昇温による定着ローラ3aの端部の過剰な温度上昇を回避するために端部昇温抑制制御を実行する。端部昇温抑制制御では、二次転写部T2へ給送されるシートの給送間隔(ピッチ)を変化させたり、定着ローラ3aの温度調整の目標温度を下げたりする(実施例2)。
(制御部)
図4は画像形成装置の制御系のブロック図である。図1を参照して図4に示すように、制御部110は、端部定着サーミスタ500とサーミスタ100、102の検出温度を基に、シートの給送間隔と加熱装置3cの出力を制御する。
制御部110は、サーミスタ100、102、500、501の検出温度を基に、ある条件を満たしたときは、画像形成部1を制御して給送間隔を段階的に変化させる。これに伴って、制御部110は、給送モータ2mを制御して二次転写部T2に対するシートの給送間隔を段階的に変化させる。給送間隔を拡大して、生産性(単位時間当たり画像形成枚数)を下げれば、画像形成部1の部品を動作させるモータ、ソレノイドなどの電気部品の通電割合が下がるために画像形成部1の温度上昇を抑制することができる。
また、両面印刷モードのシートは、1度定着装置3を通過して表面温度が高いため、画像形成部1のシート搬送経路の部品に接触して画像形成部1の温度を上昇させる。このため、両面印刷モードでは、給送間隔を拡大して、加熱されたシートが画像形成部1のシート搬送経路の部品に接触する頻度を低下させて、画像形成部1の温度上昇を抑制する。
(実施例1の制御)
図5は実施例1の制御の説明図である。図6は実施例1の制御のフローチャートである。図5中、(a)は機体内温度、(b)は生産性である。
図1に示すように、第一検出部の一例であるサーミスタ100は、画像形成部1の近傍に設けられて所定位置の温度を検出する。具体的には、サーミスタ100は、プロセスカートリッジ10Yの現像部の温度を検出するように配置されている。
制御部の一例である制御部110は、レジストローラ2cの動作を制御する。A4サイズ横送りの普通紙に対して、仮に、第二の給送間隔に切り替えることなく第一の給送間隔にて連続的にトナー像の転写及び加熱を実行し続けたとすると、サーミスタ100の検出温度が画像形成部1の運転許容温度範囲の上限値を超える。このため、図5に示すように、画像形成部1の温度上昇を伴って第一の給送間隔で連続的にトナー像の転写及び加熱を実行している過程でサーミスタ100の検出温度は、第一の温度に達する。そのとき、制御部110は、第一の給送間隔よりも長い第二の給送間隔に切り替えてトナー像の転写及び加熱を継続させる。言い換えれば、複数のシートに連続してトナー像を形成するジョブ中にサーミスタ100による検出温度が所定温度に上昇したとき、シートの単位時間当たりの供給枚数を低下させる。
また、トナー像の転写及び加熱を停止させることなく第二の給送間隔にて連続的にトナー像の転写及び加熱を実行し続けると、サーミスタ100の検出温度が画像形成部1の運転許容温度範囲の上限値を超える。このため、図5に示すように、制御部110は、第二の給送間隔でトナー像の転写及び加熱を継続中にサーミスタ100の検出温度が第一の温度よりも高い第二の温度に達すると、トナー像の転写及び加熱を停止させる。言い換えれば、画像形成のジョブ中にサーミスタ100、102による検出温度が所定温度よりも高い上限温度に上昇したとき、シートの供給を停止させる。
図5の(a)に示すように、サーミスタ100、102の検出温度に所定の係数を乗じて画像形成部1の温度に換算した。この換算値に基づいて画像形成の開始後の画像形成部1の温度変化を求めた。
実施例1では、制御の閾値として、規定温度T1と規定温度T2とを用いる。画像形成のプロセススピードは一定に保って、シートの先頭から次のシートの先頭までの距離である給送間隔を変更することで画像形成装置の生産性を変更する。給送間隔をL1として連続的に画像形成して、画像形成部1の温度が次第に上昇して規定温度T1に達すると、画像形成部1では、給送間隔をL2に拡大して画像形成の生産性を低下させる。
給送間隔をL2に拡大すると、定着装置3の電力消費が減って画像形成装置150内への放熱量が減るため、画像形成部1の温度の上昇カーブは緩くなる。特に、両面印刷の場合、給送間隔をL2に拡大すると、温度の高いシートが画像形成部1へ再給送されて筐体内の空気を加熱する間隔が伸びるため、画像形成部1の温度の上昇カーブは緩くなる。
給送間隔をL2にして画像形成を継続中、画像形成部1の温度が規定温度T2に達すると、画像形成を一旦停止する。シート給送装置2の給送、画像形成部1の画像形成を一旦停止したストップシーケンスに入る。画像形成が停止されると機体内の冷却が進むので、画像形成部1の温度が規定温度T1まで下がると画像形成が再開される。再開した後に規定温度T2に達すると、シート給送装置2の給送、画像形成部1の画像形成を一旦停止したストップシーケンスに再度入る。
図5の(b)に示すように、給送間隔が短い連続稼働1では、画像形成の生産性が高く維持される。給送間隔が伸びた連続稼働2では、画像形成の生産性が下がるが、冷却待ちのダウンタイムが発生するよりは生産性を高く確保できる。規定温度T2に達すると、画像形成が停止されるので生産性が0になる。規定温度T1まで冷却すると再び連続稼働2の生産性を確保できる。
図4を参照して図6に示すように、制御部110は、画像形成がスタートされると(S11)、画像形成部1のサーミスタ100、102の検出温度を取り込む(S12)。
制御部110は、画像形成部1の昇温を判断する(S13)。サーミスタ100、102の検出温度が規定温度T1を超えた場合(S13のYES)、給送間隔をL2に設定する(S19)。
制御部110は、サーミスタ100、102の検出温度が規定温度T2を超えた場合(S14のYES)、画像形成部1での新たなトナー像の形成をストップさせる(S18)。図5に示すように、トナー像の形成をストップした状態でサーミスタ100、102の検出温度が規定温度T4未満になると(S18)、トナー像の形成を再開する(S14)。
制御部110は、サーミスタ100、102の検出温度が規定温度T2以下の場合(S14のNO)、決定した形成間隔(L1又はL2)で画像のトナー像を形成してシートに転写する(S15)。以上の動作(S13〜S16のNO)を繰り返し、画像形成が終了すると(S16のYES)、画像形成装置150を停止する。
(比較例1)
図7は比較例1の制御の説明図である。図7中、(a)は機内温度、(b)は生産性である。
図7の(a)に示すように、比較例1では、給送間隔を実施例1と同一に設定した連続稼働1の条件で画像形成を開始する。連続画像形成に伴って機体内の空気の温度が上昇してプロセスカートリッジ10Yの温度が上昇する。
画像形成の継続中にサーミスタ100、102の検出温度が規定温度T2に達するとストップシーケンスに入る。ストップシーケンスでは、シート給送装置2の給送、画像形成部1の画像形成を停止して機体内の温度を下げ、プロセスカートリッジ10Yの冷却待ちをする。
そして、画像形成部1の温度が規定温度T1に下がったら、連続稼働1の条件で画像形成を再開する。印刷再開後に再び規定温度T2に達すると、再度、ストップシーケンスに入る。このような画像形成のON−OFFを繰り返して、画像形成装置150の画像形成部1、電源、モータ、積載紙の温度上昇を抑制する。
図7の(b)に示すように、比較例1では、画像形成装置150が稼働している場合は実施例1と同じ高い生産性を確保できるが、ストップしている間は生産性が0となる。このため、昇温は防止できるが、規定温度T2に達した場合は、生産性が大幅に低下してしまう。
(比較例2)
比較例2では、画像形成部1の温度上昇を阻止するためにファン冷却装置を使用する。画像形成装置150の筐体内の温度上昇する場所と、シート積載部5とに吹き出し口を設けたエアダクトを画像形成装置150の筐体内にはりめぐらせ、エアダクトの空気取り入れ口に冷却ファンを配置する。
冷却ファンの消費電力や騒音を削減するために、冷却ファンは、必要最小限の風量を発生するように出力を制御することが好ましい。冷却ファンの近傍、プロセスカートリッジ10Y、現像装置、現像剤補給部、シート積載部5にそれぞれサーミスタを設けて各位置の温度上昇を個別に把握する。そして、画像形成装置150のそれぞれの運転状態(スタンバイ、前多回転、片面印刷、両面印刷、後回転)に応じて、冷却ファンへの投入電力を細かく調整することが好ましい。複数のサーミスタの温度情報を活用して冷却ファンの投入電力を細やかに制御することで、冷却ファンの数を増やさずに、静音化や装置小型化に貢献することができる。
なお、冷却ファン+エアダクトの代わりに、水冷冷却装置、ヒートポンプ、冷凍機等を使用してもよいが、一般的には、冷却ファンが最も安価である。
いずれにせよ、比較例2の制御では、画像形成装置150の小型化を妨げ、部品コスト、消費電力、騒音、可動部のメンテナンス等の問題がある。
(実施例1の効果)
図5に示す実施例1の制御と図7に示す比較例1の制御とで画像形成装置の生産性を比較した。プロセススピード150mm/sec、A4サイズ普通紙、横送りの給送条件で、実施例1の制御と比較例1の制御とによりそれぞれ800枚の連続画像形成を実行させた。実施例1の制御と比較例1の制御とで、ジョブ開始から終了までに何分を要するかをそれぞれ測定した。実験条件は、以下である。
[実施例1]
給送間隔L1:256mm、生産性35枚/分
給送間隔L2:360mm、生産性25枚/分
温度T1:45℃
温度T2:48℃
画像形成再開温度:46℃
[比較例1]
給送間隔L1:256mm、生産性35枚/分
温度T2:48℃
画像形成再開温度:46℃
実施例1においては、給送間隔L1にてジョブ開始後11.4分が経過して約400枚を出力した時点でサーミスタ100の検出温度がT1に達した。給送間隔L1よりも生産性が低い給送間隔L2に切り替えて、残りの約400枚を16分かけて画像形成した。給送間隔L2では、サーミスタ100の検出温度がT2に達することがなく、ジョブ開始後、27.4分で800枚の連続画像形成が終了した。
比較例1においては、給送間隔L1にてジョブ開始後14.3分が経過して約500枚を出力した時点でサーミスタ100の検出温度がT2に達した。連続画像形成が中断されて10分間を経てサーミスタ100の検出温度が画像形成再開温度まで低下したため、当初と同じ給送間隔L1にて画像形成が再開されて残りの約300枚を8.6分かかって画像形成した。ジョブ開始後、32.9分で800枚の連続画像形成が終了した。
したがって、実施例1の制御では、冷却の待ち時間が少なくなる分、比較例1の制御よりも画像形成の総合的な生産性が高くなることが確認された。画像形成を止めては再開する比較例1は、停止時間によって画像形成の生産性が落ちるため、生産性の低下を最小限に抑えながら温度上昇を確実に阻止できる実施例1のほうが優れている。
実施例1によれば、サーミスタ100、102から画像形成部1の温度上昇を推定して画像形成を止めることなく生産性を低下させて画像形成を継続するため、画像形成の生産性の低下を最小限にすることができる。大量枚数の画像形成を実行したり、高温環境下で画像形成装置150を使用したりしても、画像形成部1(プロセスカートリッジ10Y)とシート積載部5の温度変化を正確に把握して、過剰な温度上昇に至ることを未然に防止できる。
実施例1によれば、冷却ファンとエアダクトが不要なため、画像形成装置150の静音化と小型化を達成できる。ただし、本発明では、冷却ファンとエアダクトを禁止しておらず、冷却ファンとエアダクトを付設していてもよい。
<実施例2>
図8は実施例2の制御の説明図である。図9は実施例2の制御のフローチャートである。図8中、(a)は非通過部温度、(b)は生産性、(c)は機内温度である。
図3に示すように、第二検出部の一例であるサーミスタ500は、定着ローラ3aの回転軸線方向の端部の温度を検出する。図8の(a)に示すように、第一の給送間隔で連続的にトナー像の転写及び加熱を実行している過程でサーミスタ500の検出温度が温度調整の目標温度よりも高い第三の温度T3に達する。そのとき、図8の(b)に示すように、制御部110は、サーミスタ100の検出温度に関わらず、第二の給送間隔よりも長い第三の給送間隔に切り替えてトナー像の転写及び加熱を継続させる。
図2に示すように、定着ローラ3aは、加熱に対する温度の応答が敏感になるように熱容量を小さくしている。このため、通過部の温度を定着温度に維持するように通過部と非通過部とを等しく加熱すると、定着ローラ3aの非通過部と通過部の温度差が大きくなる。非通過部と通過部の温度差である非通過部昇温が大きくなると定着ローラ3aの耐久寿命が短くなる。
実施例2では、非通過部昇温が規定温度T3以上になるとシートの先頭から次のシートの先頭までの距離である給送間隔を大幅に拡大する。過剰な非通過部昇温を回避するための生産性は、画像形成部1の温度上昇緩和のための生産性25枚/分よりも大幅に低く、5枚/分に設定している。給送間隔を拡大すると、非通過部の加熱量が小さくなるため、非通過部の温度が下がって通過部の温度に近付く。
図3を参照して図4に示すように、制御部110は、サーミスタ500の出力を取り込んで、定着ローラ3aの端部の刻々の温度を検出する。
図8の(a)に示すように、画像形成装置150では、A5サイズ縦送りなどの小サイズシートで連続的に画像形成が行われると、定着ローラ3aのシートに接触しない両端部が定着温度(180℃)を超えて温度上昇する。加熱装置3cによってシートに除熱される通過部と等しく加熱される一方でシートに全く除熱されない定着ローラ3aの非通過部は、画像形成の開始後、温度が一気に上昇する。
図8の(b)に示すように、制御部110は、サーミスタ500の検知温度が規定温度T3(220℃)以上になった場合、給送間隔を拡大する。図5の(b)に示す画像形成部1に比較して画像形成開始後の温度上昇が急峻であるため、実施例1の画像形成部1の昇温対策よりも大きく、給送間隔を拡大しないと、非通過部昇温の進行を停止できない。
実施例2の制御では、実施例1の制御よりも給送間隔を大きく拡大するので、実施例1の制御よりも画像形成の生産性が大きく低下する。画像形成部1の温度上昇を阻止する場合よりも給送間隔が大きいため、画像形成の生産性が下がる落差が大きくなっている。
図8の(c)に示すように、実施例2の制御によって給送間隔が拡大されると、画像形成部1の温度を検出するサーミスタ100、102の検出温度は、規定温度T1、T2に達することはなく、はるかに低い温度となる。
従って、非通過部昇温が発生して実施例2の制御が実行された場合、画像形成部1の温度上昇は頭打ちとなり、規定温度T1、T2に上昇し得ないので実施例1の制御には入らない。
図4を参照して図9に示すように、制御部110は、画像形成がスタートされると(S11)、定着ローラ3aの非通過部のサーミスタ500と画像形成部1のサーミスタ100、102の検出温度を取り込む(S12)。
制御部110は、非通過部昇温を判断する(S20)。サーミスタ500の検出温度が規定温度T3を超えた場合(S20のYES)、給送間隔をL3に設定する(S21)。サーミスタ500の検出温度が規定温度T3未満の場合(S20のNO)、実施例1と同様な手順で画像形成部1の昇温を判断する(S13)。
制御部110は、サーミスタ100、102の検出温度が規定温度T1を超えた場合(S13のYES)、給送間隔をL2に設定する(S19)。
制御部110は、サーミスタ100、102の検出温度が規定温度T2を超えた場合(S14のYES)、画像形成部1での新たなトナー像の形成をストップさせる(S18)。制御部110は、サーミスタ100、102の検出温度が画像形成再開温度未満になると(S18)、新たなトナー像の形成を再開する(S14)。
制御部110は、決定した形成間隔(L1、L2、又はL3)で画像のトナー像を形成してシートに転写する(S15)。以上の動作(S13〜S16のNO)を繰り返し、画像形成が終了すると(S16のYES)、画像形成装置150を停止する。
実施例2によれば、定着装置3の非通過部昇温を抑制するためにシートの給送間隔を拡大する制御と、画像形成部1の過剰な温度上昇を避けつつ最大限に画像形成の生産性を確保する制御とを両立させることができる。
<実施例3>
実施例1、2では画像形成の開始後、画像形成部1が規定温度T1になったらシートの給送間隔を長くして画像形成部1の温度上昇を抑制した。実施例3では、画像形成部1が規定温度T1になったら、シートの給送間隔を長くすると同時に、定着ローラ3aの温度調整の目標温度も併せて下げる。
図2に示すように、制御部110は、サーミスタ100の検出温度の上昇に伴って定着ローラ3aの温度調整の目標温度を低下させる。制御部110は、サーミスタ500とサーミスタ100、102の検出温度が制御部110に入力され、その温度が実施例1、2の条件を満たしたときは、給送間隔を変更する。
定着ローラ3aの温度調整における通常の目標温度は、200℃である。画像形成装置150の筐体内の温度が全体的に上昇すると、定着装置3へ給送されるシートPの温度も上昇しているため、冷えているときほど定着ローラ3aの温度を上げなくても、トナー像が十分な温度に加熱されて、出力画像の定着品質を確保できる。そのため、制御部110は、画像形成部1のサーミスタ100、102の検出温度が規定温度T1になると、給送間隔を長くするだけでなく、定着ローラ3aの表面温度を200℃から190℃へ下げる。
また、実施例2で説明したように、制御部110は、画像形成部1が規定温度T3になったら、定着装置3へシートが給送される間隔を長くして、定着ローラ3aの端部の温度上昇を抑制する。定着装置3へシートが給送される間隔が長くなると、過定着防止のために温度調整の目標温度を下げる。この場合、目標温度の変更という手段は同一であるが目的が違う。
いずれにせよ、定着ローラ3aの温度が下がると、画像形成装置150の筐体内の大きな熱源である定着装置3の放熱量が下がるので、画像形成部1の温度上昇を緩和することができる。
実施例3によれば、給送間隔を拡大すると同時に定着ローラ3aの温度調整の目標温度を下げることにより、定着装置3の非通過部昇温と画像形成部1の温度上昇とに対処しつつ、画像形成装置150の生産性の低減を最小限に抑える。
実施例3によれば、定着装置3の非通過部昇温を抑制するための制御に伴って定着ローラ3aの温度調整の目標温度を下げる制御と、画像形成部1の温度上昇を抑制するための制御に伴って定着ローラ3aの温度調整の目標温度を下げる制御とが両立する。
実施例3によれば、定着ローラ3aの温度調整の目標温度を低下させることで、画像形成部1の温度上昇の勾配がゆるやかになるため、変更後の生産性を実施例1、2よりも高く設定できる。また、定着ローラ3aの温度調整の目標温度を低下させると、定着装置3の消費電力が少なくなるため、省エネルギーの観点でも望ましい。
<その他の実施例>
本発明は、画像形成装置の生産性を切り替えて画像形成部の温度上昇を抑制する限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。したがって、画像形成部と画像加熱部と1つの筐体内に配置した画像形成装置であれば、直接転写方式、シート搬送方式、中間転写方式、1ドラム型中間転写方式の区別なく実施できる。画像形成部は、帯電方式、露光方式、現像方式、転写方式、クリーニング方式に関わらず実施できる。画像加熱部は、ローラ方式、ベルト方式、ベルト/ローラ方式の区別なく実施できる。
実施例1乃至3に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部のみを説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
1 画像形成部、2 シート給送部、3 定着装置
3a 定着ローラ、3b 加圧ローラ、3c 加熱装置
4 シート排出部、5 シート積載部
10Y、10M、10C、10K プロセスカートリッジ
11Y、11M、11C、11K 感光ドラム
13 中間転写ユニット、41 排出ローラ対
100、102 サーミスタ、500 サーミスタ
110 制御部、150 画像形成装置
S シート、T2 二次転写部

Claims (10)

  1. シートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部により供給されたシートにトナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部の近傍に設けられ前記画像形成部の温度を検出する検出部と、
    前記画像形成部によりシートに形成されたトナー像を熱定着する定着部と、
    前記搬送部の動作を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、複数のシートに連続してトナー像を形成するジョブ中に前記検出部による検出温度が所定温度に上昇したとき前記搬送部によるシートの単位時間当たりの供給枚数を低下させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記ジョブ中に前記検出部による検出温度が前記所定温度よりも高い上限温度に上昇したとき、前記搬送部によるシートの供給を停止させることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部は、中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの張架された面に接して配置されて静電像が形成される像担持体と、前記像担持体の静電像を現像する現像装置と、前記中間転写ベルトの張架方向の一端部に配置されたトナー像の転写部と、を有し、
    前記定着部は、前記転写部の上方に配置され、前記転写部を上向きに搬送されてトナー像が転写されたシートを加熱して上方へ排出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. トナー像を形成してシートに転写する画像形成部と、
    前記画像形成部でトナー像を転写されたシートを加熱する画像加熱部と、
    前記画像形成部及び前記画像加熱部を一体に収納する筐体と、
    前記画像形成部の所定位置の温度を検出する第一検出部と、
    第一の給送間隔で連続的に給送されるシートに対して、前記画像形成部の温度上昇を伴ってトナー像の転写及び加熱を実行している過程で前記第一検出部の検出温度が第一の温度に達すると、前記第一の給送間隔よりも長い第二の給送間隔に切り替えてトナー像の転写及び加熱を継続させる制御部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記第二の給送間隔でトナー像の転写及び加熱を継続中に前記第一検出部の検出温度が前記第一の温度よりも高い第二の温度に達すると、トナー像の転写及び加熱を停止させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像加熱部は、シートのトナー像が転写された面に当接する回転体と、トナー像が転写されたシートの加熱に伴って前記回転体を目標温度に維持するように前記回転体を加熱する加熱装置と、前記回転体の回転軸線方向の端部の温度を検出する第二検出部と、を有し、
    前記制御部は、前記第一の給送間隔で連続的にトナー像の転写及び加熱を実行している過程で前記第二検出部の検出温度が前記目標温度よりも高い第三の温度に達すると、前記第二の給送間隔よりも長い第三の給送間隔に切り替えてトナー像の転写及び加熱を継続させることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記第一検出部の検出温度の上昇に伴って前記目標温度を低下させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像形成部は、中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトの張架された面に接して配置されて静電像が形成される像担持体と、前記像担持体の静電像を現像する現像装置と、前記中間転写ベルトの張架方向の一端部に配置されたトナー像の転写部と、を有し、
    前記画像加熱部は、前記転写部の上方に配置され、前記転写部を上向きに搬送されてトナー像が転写されたシートを加熱して上方へ排出することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第一検出部は、前記現像装置の温度を検出するように配置されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記像担持体と前記現像装置とを一体に組み立てたプロセスカートリッジが前記中間転写ベルトの張架された面に複数配置され、
    前記第一検出部は、前記プロセスカートリッジの温度を検出するように配置されていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018120187A (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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