JP2014228515A - レーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッタや既目標によるレンジサイドローブの干渉を十分に抑圧することができるレーダ装置を得ることを目的とする。【解決手段】KA型パルス圧縮部10−1〜10−Kが、スペクトル乗算部9により算出された受信信号ベクトルxに対するパルス圧縮を実施するとともに、散乱波情報を用いて、パルス圧縮を実施することで形成されるディジタル受信信号z(tm)のレンジサイドローブのうち、干渉源に反射される散乱波のメインローブが現れる距離のレンジサイドローブを抑圧する。【選択図】図1

Description

この発明は、受信信号をパルス圧縮して、目標の探知距離及び距離分解能を高めるレーダ装置に関するものである。
一般にレーダ装置では、周波数変調あるいは位相変調が施されているパルス信号(送信パルス)を空間に放射し、目標又はクラッタに反射されて戻ってきた上記パルス信号の散乱波を受信する。
レーダ装置は、目標又はクラッタに反射されて戻ってきたパルス信号の散乱波を受信すると、送信パルスと相関が高いリファレンス信号を用いて、受信信号に対するパルス圧縮を実施する。
パルス圧縮を実施することで、送信パルス幅の増長による送信エネルギーの増大と、パルス幅の狭小化が可能になるため、レーダ装置の目標探知距離及び距離分解能を同時に高めることができる。
パルス圧縮を実施することで、目標の遅延時間にメインローブが形成されるほか、そのメインローブの前後の送信パルス幅相当の範囲にレンジサイドローブが形成される。
このレンジサイドローブは、同じ領域に存在している他の目標の信号対混信比(SIR:Signal to Interference Ratio)を劣化させる場合がある。ここで、Signalは、レンジサイドローブ領域の他の目標であり、Interferenceはレンジサイドローブを発生させているメインローブ内の目標である。
このようなシナリオとして、例えば、既に追尾維持中の目標から分離する相対的に受信電力が小さい新たな目標を早期に探知する必要がある場合などがある。この場合、新目標は、既目標のレンジサイドローブによる干渉を受けてSIRが低くなり、探知が困難になる問題がある。
また、クラッタ環境下の目標探知のシナリオでは、目標の周囲に存在しているグランドクラッタのレンジサイドローブによる干渉を受けてSIRが低くなり、目標の探知が困難になる問題がある。
上記の問題を解決するために、LFM(Linear Frequency Modulation)波を用いるパルス圧縮において、窓関数を利用してレンジサイドローブを低減しているレーダ装置がある(例えば、非特許文献1を参照)。
しかし、窓関数を利用する場合、距離分解能を劣化させてしまう圧縮後パルス幅の拡大や、探知距離を縮退させてしまうミスマッチ損失が原理的に発生する。
即ち、窓関数を利用するパルス圧縮では、低レンジサイドローブ特性を達成することができるが、圧縮後パルス幅の拡大やミスマッチ損失を避けることができず、距離分解能の劣化や探知距離の縮退が発生する。
以下の特許文献1には、距離分解能の劣化や探知距離の縮退の発生を抑えているレーダ装置が開示されている。
このレーダ装置では、受信信号の振幅検波波形から目標及びクラッタを検出し、目標及びクラッタまでの距離を抽出する。
次に、このレーダ装置は、目標が存在しているレンジビンに対して、MSN(Maximum Signal to Noise Ratio)方式に基づく新たなパルス圧縮ウェイトを与えて、そのレンジビンに関するパルス圧縮を行う。このとき、先に抽出しているクラッタまでの距離を基準にヌルを形成するMSN方式等に基づくパルス圧縮ウェイトを与えることにより、クラッタによるレンジサイドローブ干渉を抑圧してSIRを改善するようにしている。
これにより、クラッタが存在しているレンジサイドローブのみが選択的に低減されるため、窓関数を用いる場合と比べて、圧縮後パルス幅の拡大やミスマッチ損失を小さく抑えられることが期待される。
しかし、このレーダ装置では、事前に、干渉源となるクラッタまでの距離を受信信号の振幅検波波形から求める必要がある。このため、受信信号の振幅検波波形を取得する前に、パルス圧縮ウェイトを求めることができない。また、干渉源は、クラッタに限定されており、既目標によるレンジサイドローブの干渉に対しては、直接適用することができない問題がある。
以下の特許文献2に開示されているレーダ装置では、従来のパルス圧縮を実施するとともに、振幅値に基づいて干渉波を選択し、その干渉波の距離及び振幅値等から、当該干渉波のパルス圧縮前波形を推定する。
次に、このレーダ装置は、パルス圧縮前の受信信号から、干渉波のパルス圧縮前波形を差し引くことで干渉波を抑圧し、再度、従来のパルス圧縮を実施して、干渉波が抑圧されたパルス圧縮出力を得るようにしている。
このレーダ装置では、振幅値に基づいて干渉波が選択されるため、クラッタや既目標等が存在しているレンジサイドローブのみが選択的に低減される。このため、窓関数を用いる場合と比べて、圧縮後パルス幅の拡大やミスマッチ損失を小さく抑えられることが期待される。
しかし、このレーダ装置では、複数PRI毎のパルス圧縮出力を積分した後に振幅値を求める場合、パルス間における振幅値の確率的変動のために、積分後振幅値から積分前の振幅値の推定が困難になる問題がある。
この問題を回避するために、積分前の振幅値を直接求める方法もあるが、演算規模が増加する上、積分前の干渉波は振幅値が小さく、干渉波の距離及び振幅値の推定精度が劣化する問題がある。
また、特許文献1に開示されているレーダ装置と同様に、事前に、干渉源までの距離を受信信号の振幅検波波形から求める必要があり、受信信号の振幅検波波形を取得する前に、パルス圧縮ウェイトを求めることができない。
特開2005−201727号公報(段落番号[0004]) 特開平10−197624号公報(段落番号[0008])
M.A. Richards, J.A. Scheer, W.A. Holms, Principles of Modern Radar Basic Principles, Scitech Publishing Inc., Raleigh, NC, 2010.
従来のレーダ装置は以上のように構成されているので、先に抽出しているクラッタまでの距離を基準にヌルを形成するMSN方式等に基づくパルス圧縮ウェイトを与える場合(特許文献1)、窓関数を用いる場合と比べて、圧縮後パルス幅の拡大やミスマッチ損失を小さく抑えられることができるが、干渉源がクラッタに限定されており、既目標によるレンジサイドローブの干渉に対しては、直接適用することができない課題があった。
また、振幅値に基づいて干渉波を選択して、その干渉波の距離及び振幅値等から干渉波のパルス圧縮前波形を推定し、パルス圧縮前の受信信号から、干渉波のパルス圧縮前波形を差し引くことで干渉波を抑圧する場合(特許文献2)、窓関数を用いる場合と比べて、圧縮後パルス幅の拡大やミスマッチ損失を小さく抑えられることができる。しかし、複数PRI毎のパルス圧縮出力を積分した後に振幅値を求める場合には、パルス間における振幅値の確率的変動のために、積分後振幅値から積分前の振幅値の推定が困難になることがある。一方、積分前の振幅値を直接求める場合には、演算規模が増加するとともに、積分前の干渉波の振幅値が小さいため、干渉波の距離及び振幅値の推定精度が劣化することがある。このため、十分に干渉波を抑圧することができないことがある課題がった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、クラッタや既目標によるレンジサイドローブの干渉を十分に抑圧することができるレーダ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るレーダ装置は、所定の周波数信号を用いて、パルス信号を生成するパルス信号生成手段と、パルス信号生成手段により生成されたパルス信号を所定のビーム指向方向に向けて空間に放射する一方、目標又はクラッタに反射されて戻ってきた上記パルス信号の散乱波を受信する送受信手段とを設け、パルス圧縮手段が、送受信手段の受信信号に対するパルス圧縮を実施するとともに、既知の干渉源に反射される散乱波に関する散乱波情報を用いて、パルス圧縮を実施することで形成される上記受信信号のレンジサイドローブのうち、干渉源に反射される散乱波のメインローブが現れる距離のレンジサイドローブを抑圧するようにしたものである。
この発明によれば、パルス圧縮手段が、送受信手段の受信信号に対するパルス圧縮を実施するとともに、既知の干渉源に反射される散乱波に関する散乱波情報を用いて、パルス圧縮を実施することで形成される上記受信信号のレンジサイドローブのうち、干渉源に反射される散乱波のメインローブが現れる距離のレンジサイドローブを抑圧するように構成したので、クラッタや既目標によるレンジサイドローブの干渉を十分に抑圧することができる効果がある。
この発明の実施の形態1によるレーダ装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1によるレーダ装置のKA型パルス圧縮部10−k(k=1,2,・・・,K)を示す構成図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるレーダ装置を示す構成図である。
図1において、送信機1は所定の周波数信号を生成するとともに、その周波数信号を用いて、所定の方式で変調を施すことで所定のパルス幅のパルス信号を生成し、そのパルス信号をデュプレクサ2に出力する処理を実施する。なお、送信機1はパルス信号生成手段を構成している。
デュプレクサ2は送信機1から出力されたパルス信号をアンテナ3に出力する一方、アンテナ3から入射された散乱波を受信機3に出力する処理を実施する。
アンテナ3はデュプレクサ2から出力されたパルス信号を所定のビーム指向方向に向けて空間に放射する一方、目標又はクラッタに反射されて戻ってきた上記パルス信号の散乱波を受信する。
受信機4はアンテナ3により受信された信号に対する検波処理や復調処理などの所定の受信処理を実施するとともに、受信処理後の信号をベースバンド帯の周波数に変換して、アナログ受信信号を生成する処理を実施する。
AD変換器5は受信機4により生成されたアナログ受信信号をA/D変換して、ディジタル受信信号をパルス圧縮器6に出力する処理を実施する。
なお、デュプレクサ2、アンテナ3、受信機4及びAD変換器5から送受信手段が構成されている。
パルス圧縮器6は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、AD変換器5から出力されたディジタル受信信号に対するパルス圧縮を実施するとともに、既知の干渉源に反射される散乱波に関する散乱波情報を用いて、上記パルス圧縮を実施することで形成される上記ディジタル受信信号のレンジサイドローブのうち、干渉源に反射される散乱波のメインローブが現れる距離のレンジサイドローブを抑圧する処理を実施する。なお、パルス圧縮器6はパルス圧縮手段を構成している。
パルス圧縮器6の離散フーリエ変換部7はAD変換器5から出力されたディジタル受信信号を離散フーリエ変換することで、そのディジタル受信信号の周波数スペクトルを算出する処理を実施する。なお、離散フーリエ変換部7は第1の周波数スペクトル算出手段を構成している。
離散フーリエ変換部8は送信機1により生成されたパルス信号をリファレンス信号として入力し、そのリファレンス信号を離散フーリエ変換することで、そのリファレンス信号の周波数スペクトルを算出する処理を実施する。なお、離散フーリエ変換部8は第2の周波数スペクトル算出手段を構成している。
スペクトル乗算部9は離散フーリエ変換部7により算出された周波数スペクトルと離散フーリエ変換部8により算出された周波数スペクトルとを乗算することで、スペクトル乗算後の受信信号ベクトルを算出する処理を実施する。なお、スペクトル乗算部9はスペクトル乗算手段を構成している。
KA型パルス圧縮部10−1〜10−Kはスペクトル乗算部9により算出された受信信号ベクトルに対するパルス圧縮を実施するとともに、散乱波情報を用いて、パルス圧縮を実施することで形成される上記ディジタル受信信号のレンジサイドローブのうち、干渉源に反射される散乱波のメインローブが現れる距離のレンジサイドローブを抑圧する処理を実施する。なお、KA型パルス圧縮部10−1〜10−Kは第1〜第KのKA型パルス圧縮手段を構成している。
図1の例では、レーダ装置のパルス圧縮器6が専用のハードウェアで構成されているものを想定しているが、パルス圧縮器6がコンピュータで構成されていてもよい。
パルス圧縮器6がコンピュータで構成されている場合、パルス圧縮器6の構成要素である離散フーリエ変換部7、離散フーリエ変換部8、スペクトル乗算部9及びKA型パルス圧縮部10−1〜10−Kの処理内容を記述しているプログラムをコンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに格納されているプログラムを実行するようにすればよい。
図2はこの発明の実施の形態1によるレーダ装置のKA型パルス圧縮部10−k(k=1,2,・・・,K)を示す構成図である。
図2において、サイドローブ干渉波情報抽出部11は散乱波情報に含まれている第1〜第Kの散乱波に関する情報のうち、第kの干渉源に反射される散乱波以外の散乱波に関する情報を第kの干渉波情報として抽出する処理を実施する。
干渉波ステアリングベクトル算出部12はサイドローブ干渉波情報抽出部11により抽出された第kの干渉波情報を用いて、第kの干渉波ステアリングベクトルを算出する処理を実施する。
干渉波相関行列算出部13はサイドローブ干渉波情報抽出部11により抽出された第kの干渉波情報と干渉波ステアリングベクトル算出部12により算出された第kの干渉波ステアリングベクトルから、第kの干渉波相関行列を算出する処理を実施する。
干渉波抑圧行列算出部14は干渉波相関行列算出部13により算出された第kの干渉波相関行列から第kの干渉波抑圧行列を算出する処理を実施する。
干渉波抑圧部15は干渉波抑圧行列算出部14により算出された第kの干渉波抑圧行列をスペクトル乗算部9により算出された受信信号ベクトルに乗算することで、その受信信号ベクトルに含まれている第kの散乱波以外の散乱波を干渉波として抑圧する処理を実施する。
パルス圧縮後信号算出部16は干渉波抑圧部15による干渉波抑圧後の受信信号ベクトルからパルス圧縮後の受信信号ベクトルを算出する処理を実施する。
次に動作について説明する。
送信機1は、所定の周波数信号を生成するとともに、その周波数信号を用いて、所定の方式で変調(例えば、周波数変調)を施すことで、所定のPRI(Pulse Reputation Interval)間隔でパルス幅τTXのパルス信号r(t)を生成し、そのパルス信号r(t)をデュプレクサ2に出力する。
ここでは、パルス信号r(t)の中心周波数をf、パルス信号r(t)の変調帯域幅をBとする。
デュプレクサ2は、送信機1からパルス信号r(t)を受けると、そのパルス信号r(t)をアンテナ3に出力する。
これにより、アンテナ3からパルス信号r(t)が所定のビーム指向方向に向けて空間に放射される。
空間に放射されたパルス信号r(t)の一部は目標又はクラッタに反射され、そのパルス信号の散乱波がアンテナ3により受信される。
受信機4は、アンテナ3により受信された信号に対する検波処理や復調処理などの所定の受信処理を実施するとともに、受信処理後の信号をベースバンド帯の周波数に変換して、アナログ受信信号を生成する。
AD変換器5は、受信機4がアナログ受信信号を生成すると、そのアナログ受信信号をA/D変換して、ディジタル受信信号z(t)をパルス圧縮器6に出力する。
ここで、ディジタル受信信号z(t)は、アンテナ3から放射されたパルス信号r(t)に対する遅延時間t (s)及びドップラ周波数f (D)を伴うK波の散乱波を含んでおり、下記の式(2)のように表される。
Figure 2014228515

Figure 2014228515
式(1)(2)において、tは送信開始時刻を基準とする受信ゲート内の第m番目の時間サンプルである。即ち、t=τTXであり、送受切替時間は無視する。
時間サンプルのサンプリング時間間隔はADサンプリング間隔でありΔtとする。また、αは距離等による減衰係数、n(t)は受信機雑音である。
この実施の形態1では、1PRI中の受信ゲート内の受信信号を考えるものとする。
離散フーリエ変換部7は、AD変換器5からディジタル受信信号z(t)を受けると、そのディジタル受信信号z(t)を離散フーリエ変換することで、下記の式(3)に示すように、そのディジタル受信信号z(t)の周波数スペクトルZ(f)を算出する。
Figure 2014228515
以下、離散フーリエ変換部7の処理内容を具体的に説明する。
受信ゲート内のディジタル受信信号z(t)のゼロ埋め後の総サンプル点をM点とした上で、下記の式(4)に示すようなM点で構成されるスペクトル乗算前の受信信号ベクトルz(離散フーリエ変換部7の出力)を定義する。
Figure 2014228515
ただし、第m(m=1,・・・,M)番目の周波数fは、下記の式(5)のように与えるものとする。
Figure 2014228515
式(5)において、Bはリファレンス信号の帯域幅、Δfはサンプル周波数間隔であり、B≦MΔfを満たすものとする。
式(3)を式(4)に代入すると、下記の式(6)のように変形することができる。
Figure 2014228515
式(6)において、rは下記の式(7)のように第k番目の散乱波の周波数スペクトルが並べられたスペクトル乗算前散乱波ベクトル、R(sig)は下記の式(8)のようにK個のスペクトル乗算前散乱波ベクトルrが並べられた行列である。
また、sは下記の式(9)のような複素振幅ベクトル、nは下記の式(10)のような受信機雑音の周波数スペクトルが並べられたベクトルである。
Figure 2014228515

Figure 2014228515

Figure 2014228515

Figure 2014228515
即ち、離散フーリエ変換部7は、AD変換器5から出力されたディジタル受信信号z(t)を離散フーリエ変換し、式(6)で表されるスペクトル乗算前の受信信号ベクトルzを求める処理を行う。
離散フーリエ変換部8は、送信機1により生成されたパルス信号r(t)をリファレンス信号として入力し、そのリファレンス信号r(t)を離散フーリエ変換することで、そのリファレンス信号r(t)の周波数スペクトルR(f)を算出する。
離散フーリエ変換部8は、リファレンス信号r(t)の周波数スペクトルR(f)を算出すると、その周波数スペクトルR(f)の複素共役を対角項に並べている下記の式(11)に示すような行列Rrefを出力する。
Figure 2014228515
スペクトル乗算部9は、離散フーリエ変換部7がスペクトル乗算前の受信信号ベクトルzを求め、離散フーリエ変換部8から行列Rrefを受けると、下記の式(12)に示すように、その受信信号ベクトルzと行列Rrefの積を算出することで、スペクトル乗算後の受信信号ベクトルxを算出する。
Figure 2014228515
式(12)において、Aは下記の式(13)で表され、nは下記の式(14)で表される。
Figure 2014228515

Figure 2014228515
ここで、式(13)に関して、下記の式(15)で表されるaを第k番目の散乱波のステアリングベクトルとする。
Figure 2014228515
KA型パルス圧縮部10−1〜10−Kは、スペクトル乗算部9がスペクトル乗算後の受信信号ベクトルxを算出すると、その受信信号ベクトルxに対するパルス圧縮を実施するとともに、散乱波情報を用いて、パルス圧縮を実施することで形成されるディジタル受信信号z(t)のレンジサイドローブのうち、干渉源に反射される散乱波のメインローブが現れる距離のレンジサイドローブを抑圧する処理を実施する。
以下、KA型パルス圧縮部10−k(k=1,2,・・・,K)の処理内容を具体的に説明する。
まず、KA型パルス圧縮部10−kに入力される散乱波情報は、K個の散乱波の遅延時間t (s)の推定値、K個の散乱波のドップラ周波数f (D)の推定値、遅延時間t (s)の推定値の推定精度σtk、ドップラ周波数f (D)の推定値の推定精度σfkである。
ただし、推定精度σtkは遅延時間t (s)の推定誤差、推定精度σfkはドップラ周波数f (D)の推定誤差であり、真値が既知の場合には、言うまでもないが、真値を用いるものとする。この場合、推定精度σtk,σfkは0である。
なお、KA型パルス圧縮部10−kに対する散乱波情報の与え方は様々考えられる。
例えば、散乱波情報として、干渉源である目標を追尾することで得られた上記目標までの距離の予測値及び上記目標の速度の予測値と、各予測値の予測精度とを取得して、それらをKA型パルス圧縮部10−kに与えることが可能である。
また、散乱波情報として、クラッタマップから干渉源であるクラッタまでの距離を取得し、クラッタまでの距離をKA型パルス圧縮部10−kに与えることが可能である。
また、散乱波情報として、合成開口レーダ画像から干渉源までの距離を取得し、干渉源までの距離をKA型パルス圧縮部10−kに与えることが可能である。
同様に、散乱波情報として、光学画像から干渉源までの距離を取得し、干渉源までの距離をKA型パルス圧縮部10−kに与えることが可能である。
同様に、散乱波情報として、地図情報から干渉源までの距離を取得し、干渉源までの距離をKA型パルス圧縮部10−kに与えることが可能である。
さらに、ユーザが散乱波情報を適宜設定し、その散乱波情報をKA型パルス圧縮部10−kに与えることも可能である。
KA型パルス圧縮部10−kのサイドローブ干渉波情報抽出部11は、与えられた散乱波情報に含まれている第1〜第Kの散乱波に関する情報のうち、第kの干渉源に反射される散乱波以外の散乱波に関する情報を第kの干渉波情報として抽出する。
KA型パルス圧縮部10−kでは、第kの干渉源に反射される散乱波については抑圧せずに、その散乱波以外の散乱波を抑圧するので、第kの干渉源に反射される散乱波以外の散乱波に関する情報を第kの干渉波情報として抽出する。
干渉波ステアリングベクトル算出部12は、サイドローブ干渉波情報抽出部11が第kの干渉波情報を抽出すると、第kの干渉波情報を用いて、式(15)に基づく、第kの干渉波ステアリングベクトルを算出する。
Figure 2014228515
ただし、k‘は第kの干渉波情報に含まれている第k‘番目の散乱波に対応するインデックスである。
これらのステアリングベクトルは、下記の式(17)に示すように、計K−1個になる。
Figure 2014228515
式(17)において、aの文字の上に^の記号を付しているが、明細書の文章中では、電子出願の関係上、文字の上に^の記号を付することができないので、例えば、aハットのように表記する。
干渉波相関行列算出部13は、干渉波ステアリングベクトル算出部12が第kの干渉波ステアリングベクトルを算出すると、第kの干渉波情報と第kの干渉波ステアリングベクトルから、第kの干渉波相関行列Rk’k’ (k)を算出する。
以下、干渉波相関行列算出部13の処理内容を具体的に説明する。
まず、K−1個のaハットk’に関して、それぞれ以下のような干渉波相関行列Rk’k’ (k)を考える。ただし、干渉波平均電力は1とする。
Figure 2014228515
また、第kの干渉波情報に含まれている推定精度を用いて、第kの干渉波相関行列Rk’k’ (k)を下記の式(19)のように拡張する。
Figure 2014228515
ただし、Δtk’は推定精度σtk’に基づく値であり、Δfk’ (D)は推定精度σfk’に基づく値である。
式(19)において、a(t,f(D))は、下記の式(20)の通りである。
Figure 2014228515
また、p(t,f(D))は、相対電力の分布関数である。例えば、推定値tハットk’,fハットk’ (D)を中心として、推定精度Δtk’,Δfk’ (D)を標準偏差とするガウス関数等を与える。
以上より、第kの干渉波相関行列Rkkは、下記の式(21)のように与えられる。
Figure 2014228515
第kの干渉波相関行列Rkkを計算する方法の1つは、式(21)を直接計算し、これより求める射影行列を第kの干渉波相関行列とするものである。
具体的に述べると、推定値tハットk’,fハットk’ (D)、推定精度Δtk’,Δfk’ (D)、想定する相対電力の分布関数p(t,f(D))によって式(21)を直接計算した後、固有値・固有ベクトル解析によって選択した大きい固有値に対応する固有ベクトルを用いて、射影行列を求めるものである。
また、射影行列を用いずに、式(21)に対して適当なDL(Diagonal Loading)を行って、その逆行列を求めるようにしてもよい。
次に、リファレンスがLFM(Linear Frequency Modulation)波形である場合の第kの干渉波抑圧行列の計算法を述べる。
LFM波形の場合、a(t,f(D))は、下記の式(22)のように表される。ただし、τTXはパルス信号r(t)のパルス幅、Bはパルス信号r(t)の帯域幅である。また、τTXB>10とする。
Figure 2014228515

Figure 2014228515
式(22)は、下記の式(24)のようなに変形することができる。
Figure 2014228515
即ち、a(t,f(D))は、目標信号のドップラ周波数に関するステアリングベクトルa(f(D))と、目標信号の到来時刻に関するステアリングベクトルa(t)に分解して考えることができる。
次に、式(19)及び式(20)より、Rk’k’ (k)の第(m,m)要素[Rk’k’ (k)]は、下記の式(25)のように与えられる。
Figure 2014228515
ただし、簡単のために、相対電力の分布関数はp(t,f(D))は下記の式(26)で表し、式中には表記しない。
Figure 2014228515
式(22)を式(25)に代入すると、下記の式(27)のようになる。
Figure 2014228515
式(27)において、Δfmi,mjは周波数差fmi−mjである。
式(27)は相関行列の要素であるから、遅延時間及びドップラ周波数のΔfmi,mjに関する相互相関関数であり、それぞれ下記の式(28)(29)のように表される。
Figure 2014228515

Figure 2014228515
ここで、これらについて、以下のような変形を行う。
ただし、sinc(x)=(sin(πx))/πxである。
Figure 2014228515

Figure 2014228515
式(30)及び式(31)の変形結果から、式(27)の[Rk’k’ (k)mi,mjは、下記の式(32)のように表される。
Figure 2014228515
ただし、[Rk’k’ 0(k)mi,mjは、Δtk’=Δfk’ (D)=0の場合、即ち、推定精度を無視する場合の相関行列Rk’k’ 0(k)の第(m,m)要素であり、以下の通りである。
Figure 2014228515
よって、式(32)より、Rk’k’ (k)は、Rk’k’ 0(k)を用いて、下記の式(34)のように表される。
Figure 2014228515
ただし、Cfk’はΔfk’ (D)に関するRk’k’ 0(k)に対するテーパ行列(CMT:Covariance Matrix Taper)、Ctk’はΔtk’に対するテーパ行列であり、第(m,m)要素が下記の式(35)(36)のように与えられる。
Figure 2014228515

Figure 2014228515
即ち、推定値推定値tハットk’,fハットk’ (D)から式(33)による相関行列Rk’k’ 0(k)を求め、推定精度Δtk’,Δfk’ (D)から式(35)(36)によるCfk’,Ctk’を求めれば、式(34)に示すように、これら行列のアダマール積よって相関行列Rk’k’ (k)が得られる。
これより、式(21)から第kの干渉波相関行列Rkkを求めることができる。
以降は、固有値・固有ベクトル解析を行って、選択した大きい固有値に対応する固有ベクトルを用いて射影行列を求める。また、射影行列を用いずに、第kの干渉波相関行列Rkkに対して適当なDL(Diagonal Loading)を行って、その逆行列を求めるようにしてもよい。いずれも干渉波抑圧行列として機能する。
干渉波抑圧行列算出部14は、干渉波相関行列算出部13が第kの干渉波相関行列Rkkを算出すると、第kの干渉波相関行列Rkkの固有値・固有ベクトル解析を行う。第kの干渉波相関行列Rkkは、エルミート行列であるため、固有値は実数になる。
次に、干渉波抑圧行列算出部14は、第kの干渉波相関行列Rkkの固有値の中から、値が相対的に大きい固有値を選択する。
干渉波抑圧行列算出部14は、値が相対的に大きい固有値を選択すると、その固有値に対応する固有ベクトルを列ベクトルとして並べる行列をEkkとして、下記の式(37)に示すような射影行列Pkkを求め、その射影行列Pkkを第kの干渉波抑圧行列とする。
Figure 2014228515
式(37)において、Iは単位行列である。
ここでは、第kの干渉波抑圧行列として、射影行列Pkkを求める例を示したが、射影行列Pkkを求める方法以外でも、第kの干渉波抑圧行列を求めることができる。
例えば、以下の式(38)のような逆行列invRkkを第kの干渉波抑圧行列として求めるようにしてもよい。
Figure 2014228515
ただし、ρはDLL(Diagonal Loading Level)である。
干渉波抑圧部15は、干渉波抑圧行列算出部14が第kの干渉波抑圧行列Pkkを算出すると、第kの干渉波抑圧行列Pkkをスペクトル乗算部9により算出された受信信号ベクトルxに乗算することで、その受信信号ベクトルxに含まれている第kの散乱波以外の散乱波を干渉波として抑圧する。
第kの干渉波抑圧行列Pkkを受信信号ベクトルxに乗算すると、受信信号ベクトルxが、第kの干渉波が存在している部分空間に直交する部分空間に射影されるため、受信信号ベクトルxに含まれている第kの干渉波が抑圧される。
干渉波抑圧部15により第kの干渉波が抑圧された後の受信信号ベクトルxnullは、下記の式(39)のように表される。
Figure 2014228515
ここでは、干渉波抑圧部15が、第kの干渉波抑圧行列Pkkを受信信号ベクトルxに乗算する例を示したが、干渉波抑圧行列算出部14により算出された逆行列invRkkを受信信号ベクトルxに乗算するようにしてもよい。
パルス圧縮後信号算出部16は、干渉波抑圧部15から第kの干渉波が抑圧された後の受信信号ベクトルxnullを受けると、その受信信号ベクトルxnullを逆離散フーリエ変換し、その変換結果をパルス圧縮後の受信信号ベクトルとして出力する。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、KA型パルス圧縮部10−1〜10−Kが、スペクトル乗算部9により算出された受信信号ベクトルxに対するパルス圧縮を実施するとともに、散乱波情報を用いて、パルス圧縮を実施することで形成されるディジタル受信信号z(t)のレンジサイドローブのうち、干渉源に反射される散乱波のメインローブが現れる距離のレンジサイドローブを抑圧するように構成したので、クラッタや既目標によるレンジサイドローブの干渉を十分に抑圧することができる効果を奏する。
この実施の形態1では、K−1波の干渉波を想定して説明したが、より一般的に、K−p波(1≦P≦K−1)の干渉波を想定しても同様である。
また、窓関数を用いて、パルス圧縮後受信信号の低サイドローブ化を達成しながら、第kの干渉波抑圧行列Pkkにより、K−1波の干渉波を選択的に抑圧することも可能である。
この場合、第kの干渉波が抑圧された後の受信信号ベクトルxnullの逆離散フーリエ変換において、その受信信号ベクトルxnullに対して所定の窓関数を乗算するようにすればよい。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 送信機(パルス信号生成手段)、2 デュプレクサ(送受信手段)、3 アンテナ(送受信手段)、4 受信機(送受信手段)、5 AD変換器(送受信手段)、6 パルス圧縮器(パルス圧縮手段)、7 離散フーリエ変換部(第1の周波数スペクトル算出手段)、8 離散フーリエ変換部(第2の周波数スペクトル算出手段)、9 スペクトル乗算部(スペクトル乗算手段)、10−1〜10−K KA型パルス圧縮部(第1〜第KのKA型パルス圧縮手段)、11 サイドローブ干渉波情報抽出部、12 干渉波ステアリングベクトル算出部、13 干渉波相関行列算出部、14 干渉波抑圧行列算出部、15 干渉波抑圧部、16 パルス圧縮後信号算出部。

Claims (9)

  1. 所定の周波数信号を用いて、パルス信号を生成するパルス信号生成手段と、
    上記パルス信号生成手段により生成されたパルス信号を所定のビーム指向方向に向けて空間に放射する一方、目標又はクラッタに反射されて戻ってきた上記パルス信号の散乱波を受信する送受信手段と、
    上記送受信手段の受信信号に対するパルス圧縮を実施するとともに、既知の干渉源に反射される散乱波に関する散乱波情報を用いて、上記パルス圧縮を実施することで形成される上記受信信号のレンジサイドローブのうち、上記干渉源に反射される散乱波のメインローブが現れる距離のレンジサイドローブを抑圧するパルス圧縮手段と
    を備えたレーダ装置。
  2. パルス圧縮手段は、
    送受信手段の受信信号の周波数スペクトルを算出する第1の周波数スペクトル算出手段と、
    パルス信号生成手段により生成されたパルス信号の周波数スペクトルを算出する第2の周波数スペクトル算出手段と、
    上記第1の周波数スペクトル算出手段により算出された周波数スペクトルと上記第2の周波数スペクトル算出手段により算出された周波数スペクトルとを乗算することで、スペクトル乗算後の受信信号ベクトルを算出するスペクトル乗算手段と、
    上記スペクトル乗算手段により算出された受信信号ベクトルに対するパルス圧縮を実施するとともに、散乱波情報を用いて、上記パルス圧縮を実施することで形成される上記受信信号のレンジサイドローブのうち、干渉源に反射される散乱波のメインローブが現れる距離のレンジサイドローブを抑圧する第1〜第KのKA型パルス圧縮手段と
    から構成されていることを特徴とする請求項1記載のレーダ装置。
  3. 第k(k=1,2,・・・,K)のKA型パルス圧縮手段は、
    散乱波情報に含まれている第1〜第Kの散乱波に関する情報のうち、第kの干渉源に反射される散乱波以外の散乱波に関する情報を第kの干渉波情報として抽出する干渉波情報抽出部と、
    上記干渉波情報抽出部により抽出された第kの干渉波情報を用いて、第kの干渉波ステアリングベクトルを算出する干渉波ステアリングベクトル算出部と、
    上記干渉波情報抽出部により抽出された第kの干渉波情報と上記干渉波ステアリングベクトル算出部により算出された第kの干渉波ステアリングベクトルから、第kの干渉波相関行列を算出する干渉波相関行列算出部と、
    上記干渉波相関行列算出部により算出された第kの干渉波相関行列から第kの干渉波抑圧行列を算出する干渉波抑圧行列算出部と、
    上記干渉波抑圧行列算出部により算出された第kの干渉波抑圧行列をスペクトル乗算手段により算出された受信信号ベクトルに乗算することで、上記受信信号ベクトルに含まれている第kの散乱波以外の散乱波を干渉波として抑圧する干渉波抑圧部と、
    上記干渉波抑圧部による干渉波抑圧後の受信信号ベクトルからパルス圧縮後の受信信号ベクトルを算出するパルス圧縮後信号算出部と
    から構成されていることを特徴とする請求項2記載のレーダ装置。
  4. パルス圧縮手段は、散乱波情報として、干渉源である目標を追尾することで得られた上記目標までの距離の予測値及び上記目標の速度の予測値と、各予測値の予測精度とを取得することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のレーダ装置。
  5. パルス圧縮手段は、散乱波情報として、クラッタマップから干渉源であるクラッタまでの距離を取得することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のレーダ装置。
  6. パルス圧縮手段は、散乱波情報として、合成開口レーダ画像から干渉源までの距離を取得することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のレーダ装置。
  7. パルス圧縮手段は、散乱波情報として、光学画像から干渉源までの距離を取得することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のレーダ装置。
  8. パルス圧縮手段は、散乱波情報として、地図情報から干渉源までの距離を取得することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のレーダ装置。
  9. パルス圧縮手段は、ユーザにより設定された散乱波情報を取得することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のレーダ装置。
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