JP2014227579A - アルミニウム合金部材 - Google Patents
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Abstract
Description
上記はんだ付け面部は、上記ベース部材の表面に接合されたろう材層と、
該ろう材層にろう付け接合されたNi箔層とから構成されており、
上記ろう材層は、Si:6〜13%(質量%、以下同じ)を含有し、さらにLi:0.004〜0.1%、Be:0.005〜0.04%、Ba:0.007〜0.05%、Ca:0.005〜0.03%、Mg:0.05〜0.4%のうち1種または2種以上を含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなることを特徴とするアルミニウム合金部材にある。
超音波探傷機を用いて、ろう材層4による接合部の面積を測定し、総面積に対する接合部の面積比率を算出した。その結果を表2に示す。接合部の面積比率は、値が大きいほどボイド等の接合不良が少なく、良好な結果である。なお、表2に示す記号のうち、Aは接合部の面積比率が95%以上であることを示し、Bは接合部の面積比率が90%以上95%未満であることを示し、Cは接合部の面積比率が70%以上90%未満であることを示し、Dは接合部の面積比率が70%未満であることを示す記号である。
Ni箔層5の表面における最高部と最低部との間の高低差を測定した。その結果を表2に示す。Ni箔層5の高低差は、その値が小さいほどNi箔層5の表面の凹凸や湾曲等が小さく、Ni箔層5の表面が平滑であることを示し、良好な結果である。なお、表2に示す記号のうち、Aは高低差が0.1mm以下であることを示し、Bは高低差が0.1mm超え0.3mm以下であることを示し、Cは高低差が0.3mm超え0.5mm以下であることを示し、Dは高低差が0.5mmを超えることを示す記号である。
融点約210℃の鉛フリーはんだをNi箔層5上に置いた状態でホットプレートを用いて試験材を加熱し、試験材の温度が240℃の状態を1分間保持した。その後、試験材をホットプレートから外し、室温まで冷却して鉛フリーはんだを凝固させた。この状態における鉛フリーはんだの接触角を測定した。その結果を表2に示す。接触角は、その値が小さいほどはんだの濡れ性が高く、良好な結果である。なお、表2に示す記号のうち、Aは接触角が30°以下であることを示し、Bは接触角が30°超え60°以下であることを示し、Cは接触角が60°超え90°以下であることを示し、Dは接触角が90°を超えることを示す記号である。
2 ベース部材
3 はんだ付け面部
4 ろう材層
5 Ni箔層
6 基材
7 第2ろう材層
Claims (10)
- アルミニウム合金よりなるベース部材と、該ベース部材に他の部材をはんだ付け接合するためのはんだ付け面部とを有するアルミニウム合金部材であって、
上記はんだ付け面部は、上記ベース部材の表面に接合されたろう材層と、
該ろう材層にろう付け接合されたNi箔層とから構成されており、
上記ろう材層は、Si:6〜13%(質量%、以下同じ)を含有し、さらにLi:0.004〜0.1%、Be:0.005〜0.04%、Ba:0.007〜0.05%、Ca:0.005〜0.03%、Mg:0.05〜0.4%のうち1種または2種以上を含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなることを特徴とするアルミニウム合金部材。 - 上記Ni箔層は、上記ベース部材を芯材とし、上記ろう材層を皮材とする二層クラッド材にろう付け接合されていることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金部材。
- 上記ベース部材は、上記はんだ付け面部に接合する発熱部材の冷却を促進する放熱部材であることを特徴とする請求項1または2に記載のアルミニウム合金部材。
- 上記ベース部材は、板材よりなるとともに、上記ろう材層を設けた面の反対側の面には上記ろう材層と同じ化学成分組成を有する第2ろう材層が接合されていることを特徴とする請求項1に記載のアルミニウム合金部材。
- 上記Ni箔層は、上記ベース部材を芯材とし、上記ろう材層及び上記第2ろう材層を皮材とする三層クラッド材の上記ろう材層にろう付け接合されていることを特徴とする請求項4に記載のアルミニウム合金部材。
- 上記第2ろう材層には、アルミニウム合金よりなり、上記はんだ付け面部に接合する発熱部材の冷却を促進する放熱部材がろう付け接合されていることを特徴とする請求項4または5に記載のアルミニウム合金部材。
- 上記ろう材層は、Si:6〜13%、Li:0.004〜0.1%を含有し、残部がAl及び不可避的不純物からなる化学成分組成を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のアルミニウム合金部材。
- 上記ろう材層は、さらに、Be:0.005〜0.04%、Ba:0.007〜0.05%、Ca:0.005〜0.03%、Mg:0.05〜0.4%のうち1種または2種以上を含有していることを特徴とする請求項7に記載のアルミニウム合金部材。
- 上記ベース部材は、Mg:0.2〜1.3%を含有するアルミニウム合金からなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のアルミニウム合金部材。
- 上記Ni箔層は、厚さが0.005〜0.05mmであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のアルミニウム合金部材。
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