JP2014226776A - トルク校正可能なトルクレンチとそのトルク校正方法 - Google Patents

トルク校正可能なトルクレンチとそのトルク校正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子式のトルクセンサーによって機械的なトリップメカニズム及びトルク設定手段を校正することにより、ユーザは自分でトルク値を校正することが可能なトルクレンチとそのトルク校正方法を提供する。
【解決手段】チューブと、チューブの前端に位置するヘッド部と、チューブの前端に枢着されている撓み性付きロッドと、チューブの内部に位置し、撓み性付きロッドの後ろ方に位置する押付け具と、チューブの内部に位置する弾性子と、撓み性付きロッドの後ろ端と押付け具の前端の間に設けられているトリップメカニズムと、チューブの後ろ端に設けられている調整手段と、チューブに設けられており、設定するトルク値を読むことを可能にする目盛と、撓み性付きロッドの一側に設けられている少なくとも一つのトルクセンサーと、チューブに設けられている少なくとも一つの表示ユニットと、を含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、トルクレンチに関し、特に、機械式のトルクレンチのトルク校正構造とそのトルク校正方法に関するものである。
トルクレンチはトルク値を設定することが可能である。トルクレンチによるトルクが設定されるトルク値に到達すると、警告を發する。機械式のトルクレンチは、トリップメカニズムを有し、弾性子が前記トリップメカニズムに押付ける。前記トルクレンチに調整手段が設けられており、前記調整手段により、前記弾性子の前記トリップメカニズムに加える弾力を変更することが可能である。前記トルクレンチのハンドルには、目盛を有する覗き窓が設けられている。前記目盛により、前記トルクレンチの設定されるトルク値を表示することが可能である。前記トルクレンチによってボルト又はナットを回転しているときには、トルクが設定されるトルク値を超えると、前記トリップメカニズムがトリップして、振動を生じて音響を發する。前記トルクレンチの振動及び/又は音響により、ユーザは前記トルクレンチのトルクが設定されるトルク値に到達することを即時に把握することが可能である。
前記トルクレンチを長期間にわたって利用されると、前記トリップメカニズムが磨耗されて、前記トルクレンチの設定されるトルク値が真実のトルクではなくなる。すなわち、例えば前記トルクレンチの設定されるトルク値が2ニュートン・メートルであるが、ボルト又はナットを締め付けるトルクが1.6ニュートン・メートルである。このように、ボルト又はナットを締め付けるトルクは予定のトルク値に到達しないため、機械設備又は建築物の安全性が降下する。
機械式のトルクレンチは、上記の問題を発生するときに、メーカ又は代理店に送られて校正することが必要であり、ユーザが自分で校正することはできない。
本発明の主な目的は、トルクを校正する設計を有するため、ユーザは自分でトルクを校正することが可能であるトルクレンチを提供することにある。
本発明の次の目的は、トルクレンチは、機械的なトリップメカニズム、トルク設定手段及び少なくとも一つの電子式のトルクセンサーを有するため、電子式のトルクセンサーによって機械的なトリップメカニズム及びトルク設定手段を校正することにより、トルクレンチのトルク値を校正することが可能であるトルク校正方法を提供することにある。
本発明のトルクレンチによると、チューブと、
チューブの前端に位置するヘッド部と、
チューブの前端に枢着されており、旋回することが可能であり、その後ろ端がチューブの内部に位置し、その前端にヘッド部が固定されている撓み性付きロッドと、
チューブの内部に位置し、撓み性付きロッドの後ろ方に位置し、チューブの内部に変位することが可能である押付け具と、
チューブの内部に位置し、その前端が押付け具に押付ける弾性子と、
撓み性付きロッドと押付け具の間に介在するように、撓み性付きロッドの後ろ端と押付け具の前端の間に設けられているトリップメカニズムと、
チューブの後ろ端に設けられており、弾性子に接触し、弾性子の押付け具に加える弾力を調整することが可能である調整手段と、
チューブに設けられており、設定するトルク値を読むことを可能にし、機械的である目盛と、
撓み性付きロッドの一側に設けられており、撓み性付きロッドの撓み量を測定する少なくとも一つのトルクセンサーと、
チューブに設けられており、トルクセンサーによって測定されるトルク値を表示する少なくとも一つの表示ユニットと、
を含むことを特徴とする。
本発明のトルクレンチによると、撓み性付きロッドはセンターラインを有し、トリップメカニズムは撓み性付きロッドのセンターラインに位置することを特徴とする。
本発明のトルクレンチによると、覗き窓はチューブの周面に設けられており、調整手段はスライド具を含み、スライド具は、チューブの内部に設けられており、チューブの内部に変位することが可能であり、弾性子の後ろ端に押付け、調整手段はスライド具を駆動して変位することが可能であり、目盛付きシートは、その表面に目盛が設けられており、スライド具の周面に設けられており、スライド具と共にスライドすることが可能であり、覗き窓とスライド具の間に位置することを特徴とする。
本発明のトルクレンチによると、チューブに透かし部が設けられており、目盛付きシートには、縦方向に沿う溝が設けられており、連結部材は、目盛付きシートの溝を挿通し、脱着可能の方式により、スライド具に目盛付きシートを固定し、チューブの透かし部に対応することを特徴とする。
本発明のトルクレンチによると、調整手段は、更に、ハンドルと、調整具と、を含み、調整具は、チューブの内部に設けられており、チューブの内部に回動することが可能であり、直線的に変位することができず、その前端がスライド具の後ろ端に螺着されており、ハンドルは、チューブの後ろ端に嵌め設けられており、調整具と連接し、ハンドルを回転しているときには、調整具が駆動されて回転することを特徴とする。
本発明のトルクレンチによると、エンドカバーは、ハンドルの前端に脱着可能に連接されており、エンドカバーがハンドルに連接されているときには、透かし部が遮断され、エンドカバーがハンドルから分離するときには、透かし部が外部に露呈することを特徴とする。
本発明のトルクレンチによると、ハンドルは、調整具に脱着可能に連接されており、ハンドルが調整具に連接されているときには、透かし部が遮断されることを特徴とする。
本発明のトルクレンチによると、チューブの周面に目盛が設けられており、調整手段は、ハンドルと、調整具と、を含み、調整具は、チューブの内部に設けられており、ハンドルはチューブの後ろ端に嵌め設けられており、ハンドルと調整具は、チューブの軸方向での相対位置を調整可能の方式によって連接されており、ハンドルの前端縁は目盛に位置し、ハンドルを回転しているときには、ハンドルと調整具がチューブの縦方向に沿って変位することを特徴とする。
本発明のトルクレンチによると、更に、電子装置を含み、電子装置は、チューブに組み付けられており、ケースと、電子回路ユニットと、少なくとも一つのボタンと、表示ユニットと、を含み、ケースはチューブに設けられており、電子回路ユニット、ボタン及び表示ユニットは、ケースの内部に設けられており、ボタン及び表示ユニットは、電子回路ユニットと電気的に接続していることを特徴とする。
本発明のトルク校正方法によると、請求項1に記載のトルクレンチに電源が設けられており、トルクレンチは、撓み性付きロッド、押付け具、弾性子、トリップメカニズム、調整手段及び目盛から、構成される機械的構成と、トルクセンサー及び表示ユニットから構成される電子的構成と、を有し、その校正方法は、
トルクレンチの電源をオンにして、トルクセンサーと表示ユニットとに電力を供給するステップAと、
調整手段により、トルクレンチの機械的構成を必要のトルク値に設定/調整して、機械的構成のトルク値はトリップメカニズムのトリップ時のトルク値であるステップBと、
トルクレンチに力を加えてトリップメカニズムがトリップしているときに、トルクセンサーにより、撓み性付きロッドのトルク値を測定するステップCと、
トルクレンチがトリップしているときに、トルクセンサーによって測定される撓み性付きロッドのトルク値を表示ユニットに表示するステップDと、
トルクレンチの機械的構成に設定/調整されるトルク値が、トルクセンサーによって測定されるトルク値に合うかどうかを対比して、当該二つのトルク値が合わないときに、ステップBに戻して校正プロセスを行い、当該二つのトルク値が合うときに、ステップFに入るステップEと、
電源をオフにして校正プロセスを終了するステップFと、
を含むことを特徴とする。
本発明のトルク校正方法によると、覗き窓と透かし部はチューブの周面に設けられており、調整手段はスライド具を含み、スライド具は、チューブの内部に変位することが可能であり、弾性子の後ろ端に押付け、調整手段はスライド具を駆動して変位することが可能であり、連結部材は、脱着可能の方式により、スライド具に目盛付きシートを組付けて、目盛付きシートは、スライド具と共に変位することが可能であり、覗き窓とスライド具の間に位置し、連結部材はチューブの透かし部に対応し、
ステップBにおいて、目盛付きシートのスライド具に設ける位置を調整することを特徴とする。
本発明のトルク校正方法によると、調整手段は、ハンドルと、調整具と、を含み、調整具はチューブの内部に設けられており、ハンドルは、チューブの後ろ端に嵌め設けられており、ハンドルと調整具は、相対位置を調整可能の方式によって連接されており、ハンドルを回転しているときには、ハンドルと調整具がチューブの縦方向に沿って変位し、
ステップBにおいて、チューブの軸方向でのハンドルと調整具の相対位置を調整することを特徴とする。
本発明のトルク校正方法によると、撓み性付きロッドはセンターラインを有し、トリップメカニズムは撓み性付きロッドのセンターラインに位置することを特徴とする。
本発明のトルク校正方法によると、機械的構成のトルク値は、トルクセンサーによって測定されるトルク値の0.96〜1.04倍の範囲内に調整されることを特徴とする。
本発明のトルク校正可能なトルクレンチとそのトルク校正方法によれば、次のような効果がある。
(1)トルクを校正する設計を有するため、ユーザは自分でトルクを校正することが可能である。
(2)トルクレンチは、機械的なトリップメカニズム、トルク設定手段及び少なくとも一つの電子式のトルクセンサーを有するため、電子式のトルクセンサーによって機械的なトリップメカニズム及びトルク設定手段を校正することにより、ユーザは自分でトルクレンチのトルク値を校正することが可能である。
本発明の実施例1を示す上面図である。 本発明の実施例1を示す側面図である。 図2における3−3線の断面図である。 図1における4−4線の断面図である。 図3の一部を示す拡大図である。 図4の一部を示す拡大図である。 本発明の実施例1の一部を示す分解斜視図である。 本発明の実施例1のトルクレンチの電子回路を示すブロック図である。 本発明の実施例1の一部を示す断面図である。 本発明の実施例1のトルクを校正するプロセスを示す図である。 本発明の実施例1を示す断面図であって、トルクを校正している状態を示す。 本発明の実施例2の一部を示す断面図である。 本発明の実施例3の一部を示す断面図である。 本発明の実施例4の一部を示す断面図である。 本発明の実施例5を示す上面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施例1)
図1から図4を参照する。図1は本発明の実施例1を示す上面図であり、図2は本発明の実施例1を示す側面図であり、図3は図2における3−3線の断面図であり、図4は図1における4−4線の断面図である。本実施例のトルクレンチ10は、機械式のトルクレンチであり、機械的構成であるトリップメカニズムと、電子的構成であるトルクセンサー及びディスプレイと、を含む。本発明の設計の目的は、トルクレンチに設けられている電子的構成により、機械的構成のトルクを校正することにある。
図3から図5を参照する。図5は図3の一部を示す拡大図である。トルクレンチ10は、チューブ20と、チューブ20の前端に設けられているヘッド部22と、を含む。ヘッド部22は、オープンエンドレンチ又はラチェットレンチであるが、本発明はこれらに限定されない。トルクレンチ10は、ヘッド部22によってボルト、ナット又はスリーブを回転することが可能である。撓み性付きロッド25は、左右対称なロッドであり、枢着軸251を介してチューブ20の前端に枢着されており、枢着軸251を中心として旋回することが可能である。撓み性付きロッド25は、その後ろ端がチューブ20の内部に位置し、その前端がヘッド部22に固定されている。
チューブ20の内部には、押付け具30、弾性子(圧縮バネ)32及びスライド具34が順序に設けられている。押付け具30は、撓み性付きロッド25の後ろ方に位置し、チューブ20の内部にスライドすることが可能である。スライド具34は、チューブ20の内部に直線的にスライドすることが可能であるが、回動することができず、その内部にねじ穴35が設けられている。弾性子32は、押付け具30とスライド具34の間に位置し、その前端が押付け具30に押付け、その後ろ端がスライド具34に押付ける。
調整手段40は、スライド具34と、チューブ20の後ろ端の周面に嵌め設けられているハンドル42と、チューブ20の内部に設けられている調整具44と、を含む。調整具44は、チューブ20の内部に回動することが可能であるが、直線的に変位することができない。調整具44の後ろ端は、ハンドル42に直接に連接されており、又は別の部材を介してハンドル42に連接されている。調整具44の前端は、ねじ軸部45であり、スライド具34のねじ穴35に螺着されている。ハンドル42を回転しているときには、調整具44がハンドル42と共に回転して、ねじ軸部45がスライド具34を駆動してチューブ20に沿って前後にスライドすることが可能であり、これにより、スライド具34の位置を調整することが可能である。このように、弾性子32の押付け具30に加える弾力を変更することが可能である。ハンドル42は、チューブ20の後ろ端から取外して、調整具44から離脱することが可能である。エンドカバー46は、ハンドル42の前端に脱着可能に嵌め設けられており、その周面に目盛が設けられている。
図6を参照する。図6は図4の一部を示す拡大図である。トリップメカニズム50は、撓み性付きロッド25の後ろ端と押付け具30の間に設けられており、当該トルクレンチのトルクが設定されるトルク値を超えるときに、トリップメカニズム50はトリップする。トリップメカニズム50は、異なる形式であってもよく、本実施例のトリップメカニズム50は、撓み性付きロッドの後ろ端に設けられている第1凹み部52と、押付け具の前端に設けられている第2凹み部54と、立方体を呈する押上げブロック55と、を含む。押上げブロック55は、第1凹み部52及び第2凹み部54に接触し、第1凹み部52と第2凹み部54との幅は、押上げブロック55の幅と同じ、又は押上げブロック55の幅よりもやや大きい。押付け具30が弾性子32による弾力を受けるため、押上げブロック55は押付け具30と撓み性付きロッド25に弾性的に挟まれる。
平常時に、トリップメカニズム50の第1凹み部52と第2凹み部54は互いに対向し、押上げブロック55の前端及び後ろ端は、第1凹み部52と第2凹み部54にそれぞれ接触する。
図5及び図7を参照する。図7は本発明の実施例1の一部を示す分解斜視図である。本実施例のトルクレンチは、機械的な目盛表示構成を有する。具体的には、目盛表示構成は、チューブ20の上面に設けられている覗き窓24と、覗き窓24に組み付けられており、その表面にライン231が設けられている透明具23と、チューブ20の周面に固定されている蓋26と、を含み、透明具23は蓋26に固定される。目盛付きシート28は、その表面に目盛281が印刷されており、その縦方向に溝282が設けられている。連結部材は、ねじ283であり、溝282を挿通して、スライド具34の周面に目盛付きシート28を固定する。このように、目盛付きシート28は、スライド具34と共に変位し、覗き窓24の下方に位置する。ユーザは、図2に示すように、透明具23から目盛付きシート28の目盛281を読むことが可能であり、これにより、トルクレンチの設定されるトルク値を知ることが可能である。本実施例では、透かし部がチューブの縦方向に沿って設けられている貫通溝29である。ねじ283は貫通溝29に収容されているため、スライド具34は、チューブ20の内部に直線的に変位することが可能であり、回動することができない。
上記の機械的構成の他、本発明のトルクレンチは、更に、トルクレンチのトルクを校正するための電子的構成を有する。図6を参照する。撓み性付きロッド25の少なくとも一つの側面に凹み27が設けられている。少なくとも一つのトルクセンサー60は、例えば張力ゲージ又は歪みゲージであり、撓み性付きロッド25の凹み27に設けられており、撓み性付きロッド25の変形量を測定する。
図2を参照する。表示ユニット72は、例えば液晶ディスプレイであり、チューブ20の周面に設けられており、トルクセンサー60と電気的に接続している。トルクセンサー60によって測定されるトルク値は表示ユニット72に表示する。詳細的には、図5に示すように、電子装置70は、チューブ20に組み付けられており、ケース71と、表示ユニット72と、電子回路ユニット(例えばプリント回路が設けられている回路基板74)と、少なくとも一つのボタン76と、を含む。本実施例では、ボタンが二つある。ケース71はチューブ20に固定されている。表示ユニット72、回路基板74及び二つのボタン76は、ケース71内に設けられている。表示ユニット72と二つのボタン76は、回路基板74と電気的に接続する。前記電子回路ユニットにより、トルクセンサー60によって測定されるトルク値は表示ユニット72に表示し、二つのボタン76は、例えば電源のオン・オフ、データの入力、選択、設定、又はセーブなどを行うことが可能であるが、本発明はこれらに限定されない。
図8を参照する。図8は本発明の実施例1のトルクレンチの電子回路を示すブロック図である。電子装置70の電子回路は、マイクロプロセッサー80と、マイクロプロセッサー80と電気的に接続するUSB変換ユニット82と、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM Memory)84と、トルクセンサー60と、表示ユニット72と、を含む。電子装置70の電子回路は、更に、LEDランプと、ブザーと、振動器86と、を含む。一方、前記トルクレンチの適当の位置、又は電子装置70には、電源が設けられている。
本発明のトルクレンチ10は、機械的構成により、トルクが設定されるトルク値に到達するかどうかを判断する。ユーザがトルクレンチ10のトルク値を設定したいときには、調整手段40によってスライド具34を駆動してスライドして、弾性子32の弾力を変更する。弾性子32がより大きい弾力で押付け具30を押付けるときには、トルクレンチ10の設定トルク値がより高い。このように、トリップメカニズム50がより大きいトルクを受けないと、トリップしない。逆に、弾性子32がより小さい弾力で押付け具30を押付けるときには、トルクレンチ10の設定トルク値がより低い。ユーザは、目盛付きシート28の目盛281により、設定されるトルク値を知ることが可能である。
トルクレンチ10のボルト、ナット、又はスリーブを回転するトルクが設定されるトルク値に到達すると、トリップメカニズム50がトリップして、図9に示すように、撓み性付きロッド25の後ろ端と押付け具30はそれぞれ両側に旋回して、凹み部52、54は転位状態になって、押付け具30が回転して二つのコーナーがそれぞれ凹み部52、54に接触する。トリップメカニズム50がトリップしているときには、振動及び音響が発する。この振動及び音響により、ユーザは、トルクレンチ10のトルクが設定されるトルク値に到達することを迅速に判断することが可能である。平常時に、トルクレンチ10は前記電子的構成の電源をオンにすることが必要せず、すなわち、トルクレンチ10のトルクが設定されるトルク値に到達するかどうかとの判断は、トルクセンサー60に依ることはない。
トルクレンチ10を長期間に利用されると、トリップメカニズム50が磨耗されて、弾性子32のスライド具34に加える弾力が降下して、トルクに誤差が生じる。例えば目盛付きシート28に、設定されるトルク値が2ニュートン・メートルを表示するが、ボルト又はナットを締め付ける実際のトルクが1.6ニュートン・メートルである。このとき、ユーザは、トルクレンチ10の電子的構成により、機械的構成の誤差を校正して調整することが可能である。
図10を参照する。図10は本発明の実施例1のトルクを校正するプロセスを示す図である。トルクレンチ10は、撓み性付きロッド、押付け具、弾性子、トリップメカニズム、調整手段及び目盛から、構成される機械的構成と、トルクセンサー及び表示ユニットから構成される電子的構成と、を有し、その校正方法は下記のステップを含む。
ステップAは、ボタン76を押圧することにより、トルクレンチ10電子装置70の電源をオンにして、電子装置70を起動する。
ステップBは、調整手段40により、トルクレンチ10の機械的構成を必要のトルク値に設定/調整する。機械的構成の前記トルク値はトリップメカニズム50のトリップ時のトルク値である。例えばトルクレンチ10のトルク値を3ニュートン・メートル(目盛付きシートに表示する数値)に設定する。
ステップCは、トルクレンチ10に力を加えてトリップメカニズム50がトリップしているときに、撓み性付きロッド25が撓んで、トルクセンサー60により、撓み性付きロッド25の歪み量を測定することにより、トルクレンチ10のトルク値を即時に測定する。電子装置であるトルクセンサー60によって測定されるトルク値は精確であるため、トルクレンチ10のトルク値を精確に測定することが可能である。
ステップDは、トリップメカニズム50がトリップしているときに、トルクセンサー60によって測定される撓み性付きロッド25のトルク値を表示ユニット72に表示する。電子装置70の回路設計により、トリップメカニズム50がトリップしているときのトルク値を表示ユニット72に表示し、又はトルクレンチ10を引いているときから、トリップメカニズム50がトリップするまでの最大トルク値を表示ユニット72に表示する。すなわち、表示ユニット72に表示するトルク値は、トルクレンチ10を校正しているときの最大トルク値である。本発明のトルクレンチ10は、トルク値のピーク値を記録し、すなわち、表示ユニット72に表示する数値は、校正の過程中に、トリップメカニズム50の最大トルク値である。
一方、電子装置70は、更に、LEDランプと、ブザーと、振動器と、を含む。光線の点滅、音響及び振動により、トリップメカニズム50がトリップすることをユーザに警告することが可能である。
ステップEは、トルクレンチ10の機械的構成に設定/調整されるトルク値(すなわち、目盛付きシートに表示するトルク値であり、以下、機械トルク値と称し)が、トルクセンサー60によって測定されるトルク値(以下、電子トルク値と称し)に合うかどうかを対比して、当該二つのトルク値が合わない(例えば設定される機械トルク値が3ニュートン・メートルであるが、電子トルク値が2.7ニュートン・メートルである)ときに、ステップBに戻して校正プロセスを行い(当該誤差値(0.3ニュートン・メートル)によってトルクレンチの機械的構成のトルクを校正)、当該二つのトルク値が合うときに、ステップFに入る。
ステップFは、電子装置70の電源をオフにして校正プロセスを終了する。
調整された機械トルク値は、電子トルク値の0.96〜1.04倍の範囲内にあれば、精確とは言える。調整された機械トルク値は、電子トルク値の1.04倍であることが好ましい。
本発明のトルクレンチは、電子的構成により機械的構成のトルクを校正し、その構造の設計の重点は、トリップメカニズム50が撓み性付きロッド25のセンターラインCに位置することにある。すなわち、凹み部52、54と押上げブロック55は、センターラインCに位置し、センターラインCの外部に位置しない。トリップメカニズム50の中心はセンターラインCに位置することが好ましい。本願の出願人の研究によると、トリップメカニズム50が撓み性付きロッド25の中心に位置するときに、トルクセンサー60によって測定されるトルク値は、トリップメカニズム50がトリップするときの真実のトルク値であり、なお、トリップメカニズム50が撓み性付きロッド25の中心からずれるときに、トルクセンサー60によって測定されるトルク値は、トリップメカニズム50がトリップするときの真実のトルク値ではなく、このとき、最大十数%の誤差を生じる。
図11を参照する。図11は本発明の実施例1を示す断面図であって、トルクを校正している状態を示す。トリップメカニズム50が磨耗されると、弾性子32の弾力が減少するため、トルクレンチの機械的構成のトルク値が精確ではなくなる。校正の過程中に、弾性子32が正確の弾力に回復し、すなわち、ユーザは、スライド具34をトリップメカニズム50に近付けることにより、弾性子32の弾力を増加して、トリップメカニズム50の磨耗による弾性子32の弾力の減少を補償して、トルク値の誤差を無くすことが可能である。トルク値に誤差が発生するときには、目盛付きシート28に表示するトルク値が正確ではないため、目盛付きシート28のスライド具34での位置を調整することが必要である。このため、ステップBにおいて、トルク値を調整するときには、調整手段40のハンドル42を取外して、校正者は、図11に示すように、ねじ283を緩めることにより目盛付きシート28を緩めて、トルクセンサー60によって測定されるトルク値に依って、目盛付きシート28を後ろ方へ移動して正確の位置に固定する。そうすると、目盛付きシート28は正確のトルク値の位置に位置する。校正を終了した後、目盛付きシート28に表示する数値は、トルクセンサー60によって測定されるトルク値に一致する。
(実施例2)
図12を参照する。図12は、本発明の実施例2の一部を示す断面図であり、部品の符号は実施例1を流用する。本実施例では、ステップBを行うときに、エンドカバー46をハンドル42から分離して、貫通溝29とねじ283を露呈することにより、目盛付きシート28の位置を調整することが可能である。目盛付きシート28の位置を調整した後、ハンドル42の前端にエンドカバー46を嵌めて貫通溝29をカバーする。このように、トルクレンチの機械的構成のトルク値を校正するときには、ハンドル42を取外すことが必要ない。
目盛付きシート28の調整作業は容易になるため、ユーザは自分でトルク値の校正作業を行うことが可能であり、メーカや代理店にトルクレンチを送って校正作業を行う必要はない。
(実施例3)
図13を参照する。図13は、本発明の実施例3の一部を示す断面図であり、部品の符号は上記の実施例を流用する。本実施例の上記の実施例と相違する点はトリップメカニズム50にある。本実施例のトリップメカニズム50は、転がり子90(玉又はピン)と、ロッド91、92と、を含む。トリップメカニズム50は、押付け具30の前端と撓み性付きロッド25の後ろ端の間に位置する。転がり子90はロッド91、92に接触する。上記と同じように、トリップメカニズム50は撓み性付きロッド25のセンターラインCに位置し、これにより、トルクセンサー60によって測定されるトルク値は、トリップメカニズム50の真実のトルク値である。すなわち、ロッド91、92はセンターラインCの両側に対称的に設けられており、転がり子90はセンターラインCに位置する。
(実施例4)
図14を参照する。図14は、本発明の実施例4の一部を示す断面図である。本実施例の上記の実施例と相違する点はトリップメカニズム50にある。本実施例のトリップメカニズム50は、転がり子90(玉又はニードル)と、円弧形を呈する窪み94と、を含む。トリップメカニズム50は、押付け具30の前端と撓み性付きロッド25の後ろ端の間に位置する。転がり子90は窪み94に接触する。このように、トリップメカニズム50は撓み性付きロッド25のセンターラインCに位置する。詳細的には、転がり子90と窪み94はセンターラインCに位置する。
(実施例5)
図15を参照する。図15は本発明の実施例5を示す上面図である。本実施例のトルクレンチは、目盛付きシートを有せず、チューブに覗き窓が設けられていない。チューブ20の周面に目盛281が設けられている。調整手段40の調整具44は、チューブ20の内部に螺着されており、その前端がスライド具又は弾性子に押付ける。ハンドル42と調整具44は、チューブ20の軸方向での相対位置を調整可能の方式により連接されている。ハンドル42を回転することにより、トルクレンチ10のトルク値を調整することが可能である。すななち、ハンドル42を回転しているときには、ハンドル42と調整具44がチューブ20の縦方向に沿って変位して、弾性子の弾力を変更することが可能である。ハンドル42の前端縁421と目盛281から、トルク値表示構成が形成される。前端縁421に表示する数値は、トルクレンチ10の設定されるトルク値である。トルクレンチ10の機械的構成のトルク値に誤差が発生するときには、上記の校正プロセスを行う。すなわち、ハンドル42と調整具44の連接を解除して、電子的構成によって測定されるトルク値に依って、ハンドル42を正確の位置に調整することにより、前端縁421が正確の目盛に位置する。最後に、ハンドル42と調整具44を連接すると、トルク値の校正プロセスが終了する。本実施例のトルク値の校正プロセスは、ハンドル42と調整具44の相対位置を変更することにより、ハンドル42の前端縁421が正確の目盛に位置する。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、トルクレンチに適用することができる。
10 トルクレンチ
20 チューブ
22 ヘッド部
23 透明具
24 覗き窓
25 撓み性付きロッド
26 蓋
27 凹み
28 目盛付きシート
29 貫通溝
30 押付け具
32 弾性子
34 スライド具
35 ねじ穴
40 調整手段
42 ハンドル
44 調整具
45 ねじ軸部
46 エンドカバー
50 トリップメカニズム
52 第1凹み部
54 第2凹み部
55 押上げブロック
60 トルクセンサー
70 電子装置
71 ケース
72 表示ユニット
74 電子回路ユニット
76 ボタン
90 転がり子
91、92 ロッド
94 窪み
251 枢着軸
281 目盛
282 溝
283 連結部材
421 前端縁

Claims (14)

  1. チューブと、
    前記チューブの前端に位置するヘッド部と、
    前記チューブの前端に枢着されており、旋回することが可能であり、その後ろ端が前記チューブの内部に位置し、その前端に前記ヘッド部が固定されている撓み性付きロッドと、
    前記チューブの内部に位置し、前記撓み性付きロッドの後ろ方に位置し、前記チューブの内部に変位することが可能である押付け具と、
    前記チューブの内部に位置し、その前端が前記押付け具に押付ける弾性子と、
    前記撓み性付きロッドと前記押付け具の間に介在するように、前記撓み性付きロッドの後ろ端と前記押付け具の前端の間に設けられているトリップメカニズムと、
    前記チューブの後ろ端に設けられており、前記弾性子に接触し、前記弾性子の前記押付け具に加える弾力を調整することが可能である調整手段と、
    前記チューブに設けられており、設定するトルク値を読むことを可能にし、機械的である目盛と、
    前記撓み性付きロッドの一側に設けられており、前記撓み性付きロッドの撓み量を測定する少なくとも一つのトルクセンサーと、
    前記チューブに設けられており、前記トルクセンサーによって測定されるトルク値を表示する少なくとも一つの表示ユニットと、
    を含むことを特徴とするトルクレンチ。
  2. 前記撓み性付きロッドはセンターラインを有し、前記トリップメカニズムは前記撓み性付きロッドの前記センターラインに位置することを特徴とする、請求項1に記載のトルクレンチ。
  3. 覗き窓は前記チューブの周面に設けられており、前記調整手段はスライド具を含み、前記スライド具は、前記チューブの内部に設けられており、前記チューブの内部に変位することが可能であり、前記弾性子の後ろ端に押付け、前記調整手段は前記スライド具を駆動して変位することが可能であり、目盛付きシートは、その表面に目盛が設けられており、前記スライド具の周面に設けられており、前記スライド具と共にスライドすることが可能であり、前記覗き窓と前記スライド具の間に位置することを特徴とする、請求項1又は2に記載のトルクレンチ。
  4. 前記チューブに透かし部が設けられており、前記目盛付きシートには、縦方向に沿う溝が設けられており、連結部材は、前記目盛付きシートの前記溝を挿通し、脱着可能の方式により、前記スライド具に前記目盛付きシートを固定し、前記チューブの前記透かし部に対応することを特徴とする、請求項3に記載のトルクレンチ。
  5. 前記調整手段は、更に、ハンドルと、調整具と、を含み、前記調整具は、前記チューブの内部に設けられており、前記チューブの内部に回動することが可能であり、直線的に変位することができず、その前端が前記スライド具の後ろ端に螺着されており、前記ハンドルは、前記チューブの後ろ端に嵌め設けられており、前記調整具と連接し、前記ハンドルを回転しているときには、前記調整具が駆動されて回転することを特徴とする、請求項4に記載のトルクレンチ。
  6. エンドカバーは、前記ハンドルの前端に脱着可能に連接されており、前記エンドカバーが前記ハンドルに連接されているときには、前記透かし部が遮断され、前記エンドカバーが前記ハンドルから分離するときには、前記透かし部が外部に露呈することを特徴とする、請求項5に記載のトルクレンチ。
  7. 前記ハンドルは、前記調整具に脱着可能に連接されており、前記ハンドルが前記調整具に連接されているときには、前記透かし部が遮断されることを特徴とする、請求項5に記載のトルクレンチ。
  8. 前記チューブの周面に目盛が設けられており、前記調整手段は、ハンドルと、調整具と、を含み、前記調整具は、前記チューブの内部に設けられており、前記ハンドルは前記チューブの後ろ端に嵌め設けられており、前記ハンドルと前記調整具は、前記チューブの軸方向での相対位置を調整可能の方式によって連接されており、前記ハンドルの前端縁は前記目盛に位置し、前記ハンドルを回転しているときには、前記ハンドルと前記調整具が前記チューブの縦方向に沿って変位することを特徴とする、請求項1又は2に記載のトルクレンチ。
  9. 更に、電子装置を含み、前記電子装置は、前記チューブに組み付けられており、ケースと、電子回路ユニットと、少なくとも一つのボタンと、前記表示ユニットと、を含み、前記ケースは前記チューブに設けられており、前記電子回路ユニット、前記ボタン及び前記表示ユニットは、前記ケースの内部に設けられており、前記ボタン及び前記表示ユニットは、前記電子回路ユニットと電気的に接続していることを特徴とする、請求項1又は2に記載のトルクレンチ。
  10. 請求項1に記載のトルクレンチに電源が設けられており、前記トルクレンチは、前記撓み性付きロッド、前記押付け具、前記弾性子、前記トリップメカニズム、前記調整手段及び前記目盛から、構成される機械的構成と、前記トルクセンサー及び前記表示ユニットから構成される電子的構成と、を有し、その校正方法は、
    前記トルクレンチの電源をオンにして、前記トルクセンサーと前記表示ユニットとに電力を供給するステップAと、
    前記調整手段により、前記トルクレンチの機械的構成を必要のトルク値に設定/調整して、前記機械的構成のトルク値は前記トリップメカニズムのトリップ時のトルク値であるステップBと、
    前記トルクレンチに力を加えて前記トリップメカニズムがトリップしているときに、前記トルクセンサーにより、前記撓み性付きロッドのトルク値を測定するステップCと、
    前記トルクレンチがトリップしているときに、前記トルクセンサーによって測定される前記撓み性付きロッドのトルク値を前記表示ユニットに表示するステップDと、
    前記トルクレンチの機械的構成に設定/調整されるトルク値が、前記トルクセンサーによって測定されるトルク値に合うかどうかを対比して、当該二つのトルク値が合わないときに、ステップBに戻して校正プロセスを行い、当該二つのトルク値が合うときに、ステップFに入るステップEと、
    電源をオフにして校正プロセスを終了するステップFと、
    を含むことを特徴とするトルク校正方法。
  11. 覗き窓と透かし部は前記チューブの周面に設けられており、前記調整手段はスライド具を含み、前記スライド具は、前記チューブの内部に変位することが可能であり、前記弾性子の後ろ端に押付け、前記調整手段は前記スライド具を駆動して変位することが可能であり、連結部材は、脱着可能の方式により、前記スライド具に目盛付きシートを組付けて、前記目盛付きシートは、前記スライド具と共に変位することが可能であり、前記覗き窓と前記スライド具の間に位置し、前記連結部材は前記チューブの前記透かし部に対応し、
    前記ステップBにおいて、前記目盛付きシートの前記スライド具に設ける位置を調整することを特徴とする、請求項10に記載のトルク校正方法。
  12. 前記調整手段は、ハンドルと、調整具と、を含み、前記調整具は前記チューブの内部に設けられており、前記ハンドルは、前記チューブの後ろ端に嵌め設けられており、前記ハンドルと前記調整具は、相対位置を調整可能の方式によって連接されており、前記ハンドルを回転しているときには、前記ハンドルと前記調整具が前記チューブの縦方向に沿って変位し、
    前記ステップBにおいて、前記チューブの軸方向での前記ハンドルと前記調整具の相対位置を調整することを特徴とする、請求項10に記載のトルク校正方法。
  13. 前記撓み性付きロッドはセンターラインを有し、前記トリップメカニズムは前記撓み性付きロッドの前記センターラインに位置することを特徴とする、請求項10に記載のトルク校正方法。
  14. 前記機械的構成のトルク値は、前記トルクセンサーによって測定されるトルク値の0.96〜1.04倍の範囲内に調整されることを特徴とする、請求項10から13の何れかの一つに記載のトルク校正方法。
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