JP2014226722A - 溶接ワイヤ送給装置 - Google Patents

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雅博 井上
裕紀 野田
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Abstract

【課題】溶接ワイヤ16の挿通作業の工数を低減することができる溶接ワイヤ送給装置21を提供する。【解決手段】本発明の溶接ワイヤ送給装置21は、モータ7によって駆動される送給ロール6aと、送給ロール6aとの間で溶接ワイヤ16を挟んで送給する加圧ロール9aとを有し、下部送給部本体23に送給ロール6aが回転可能に支持され、上部送給部本体24に加圧ロール9aが回転可能に支持され、加圧ハンドル26が上部送給部本体24を加圧して、加圧ロール9aを送給ロール6aに加圧する。上部送給部本体24の下端部が下部送給部本体23の上端部に回転可能に支持されている。この結果、溶接を行う前の準備の作業性を大幅に向上させることができ、工数の低減を図ることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、消耗電極ガスシールドアーク溶接に使用され、溶接ワイヤを送給するための溶接ワイヤ送給装置に関するものである。
消耗電極ガスシールドアーク溶接において、安定して溶接ワイヤを送給するために溶接ワイヤ送給装置が使用されている。従来、図7に示す溶接ワイヤ送給装置1が提案されていた。図7は、従来技術の溶接ワイヤ送給装置1を示す図である。同図において、ワイヤ送給装置本体2に取り付けられたワイヤリール3から溶接ワイヤ16が送り出される。ワイヤリール3から送り出された溶接ワイヤ16はワイヤ送給装置本体2に取り付けられたワイヤ送給部4に挿入される。
ワイヤ送給部4は、モータ7に駆動ギヤー5が連結されていて、第1の送給ロール6aがワイヤ送給部本体2に回転可能に支持されている。第1の送給ロール6aには、第1のギヤー8aが同軸に取り付けられていて、第1のギヤー8aが駆動ギヤー5と歯合されている。第1の加圧ロール9aは、第1の加圧ホルダ10aに回転可能に支持されている。第1の加圧ホルダ10aの基端部が、ワイヤ送給部本体2に回転可能に支持されている。第1の加圧ホルダ10aの先端部に設けられた第1のレバー部14aが、第1の加圧ホルダ10aに取り付けられた退避バネ(図示を省略)のバネ力で第1の送給ロール6aから離れる方向へ押し上げられている。
第1の送給ロール6aには、溶接ワイヤ16が挟まれて加圧されて送給されるための溝が形成されている。第1の加圧ハンドル17aは、ワイヤ送給装置本体2に傾倒可能に支持されていて、第1の加圧ホルダ10aの第1のレバー部14aに引っ掛けることができる。第1の加圧ハンドル17a内に加圧バネが設けられていて、第1の加圧ロール9aによって溶接ワイヤ16は第1の送給ロール6aの溝に加圧される。センターガイド11は、第1の送給ロール6a及び後述する第2の送給ロール6bの間に設けられて、インレットガイド12から挿入された溶接ワイヤ16をガイドする。アウトレットガイド13は、ワイヤ送給部4の溶接ワイヤ16の送出部に取り付けられていて、溶接ワイヤ16をガイドする。パワーケーブル15がアウトレットガイド13の先端部に接続されていて、パワーケーブル15の先端部に溶接トーチ18が接続されている。
第2の送給ロール6b、第2のギヤー8b、第2の加圧ロール9b、第2の加圧ホルダ10b、第2のレバー部14b及び第2の加圧ハンドル17bは、第1の送給ロール6a、第1のギヤー8a、第1の加圧ロール9a、第1の加圧ホルダ10a、第1のレバー部14a及び第1の加圧ハンドル17aと同機能であるので、説明を省略する。(例えば、特許文献1参照。)
以下、動作を説明する。溶接作業者は、溶接を行う前の準備作業として、第1の加圧ハンドル17a及び第2の加圧ハンドル17bを下方へ傾倒させて、第1の加圧ハンドル17a及び第2の加圧ハンドル17bと、第1の加圧ホルダ10aの第1のレバー部14a及び第2の加圧ホルダ10bの第2のレバー部14bとの引っ掛かりをそれぞれ外す。これによって、第1の加圧ホルダ10aに支持された第1の加圧ロール9a及び第2の加圧ホルダ10bに支持された第2の加圧ロール9bが第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bから離れる方向へそれぞれ押し上げられる。この状態で、ワイヤリール3から送り出された溶接ワイヤ16をインレットガイド12に挿通させて、溶接ワイヤ16をセンターガイド11に挿通させたのちに、溶接ワイヤ16をアウトレットガイド13に挿通させる。
そして、溶接作業者は、第1の加圧ホルダ10aの第1のレバー部14aと第2の加圧ホルダ10bの第2のレバー部14bとをそれぞれ押し下げて、第1のレバー部14a及び第2のレバー部14bに、第1の加圧ハンドル17a及び第2の加圧ハンドル17bをそれぞれ引っ掛ける。溶接トーチ18に設けられた起動スイッチをONさせると、ワイヤ送給部4のモータ7によって、第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bが回転して、第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bと第2の加圧ロール9a及び第2の加圧ロール9bとによって、溶接ワイヤ16がそれぞれ挟まれて送り出される。アウトレットガイド13から送り出された溶接ワイヤ16が、パワーケーブル15によって溶接トーチ18までガイドされる。
特開2009−131873号公報
上述した従来技術の溶接ワイヤ送給装置1は、溶接作業者が溶接を行う前の準備作業として、ワイヤリール3から送り出された溶接ワイヤ16をインレットガイド12に挿通させて、溶接ワイヤ16をセンターガイド11に挿通させたのちに、溶接ワイヤ16をアウトレットガイド13に挿通させる必要があった。そのために、溶接ワイヤ送給装置1の溶接ワイヤ16の挿通作業に大幅な工数が掛かっていた。
本発明は、溶接ワイヤの挿通作業の工数を低減することができる溶接ワイヤ送給装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
モータと、
前記モータによって駆動される送給ロールと、
前記送給ロールとの間で溶接ワイヤを挟んで送給する加圧ロールと、
前記送給ロールが回転可能に支持された下部送給部本体と、
前記加圧ロールが回転可能に支持された上部送給部本体とを備え、
前記上部送給部本体の下端部が前記下部送給部本体の上端部に回転可能に支持されたことを特徴とする溶接ワイヤ送給装置である。
請求項2の発明は、
前記上部送給部本体を加圧して、前記加圧ロールを前記送給ロール方向に加圧する加圧ハンドルを備えたことを特徴とする請求項1記載の溶接ワイヤ送給装置である。
請求項3の発明は、
2本のワイヤガイドを前記下部送給部本体の前記溶接ワイヤの挿入側に備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の溶接ワイヤ送給装置である。
請求項4の発明は、
前記2本のワイヤガイドの軸心間の中心位置が固定されて、前記2本のワイヤガイドの軸心間の距離が調整されるワイヤガイド調整機構を備えたことを特徴とする請求項3記載の溶接ワイヤ送給装置である。
本発明の溶接ワイヤ送給装置は、溶接作業者が、従来技術の溶接ワイヤ送給装置のように、溶接ワイヤをインレットガイドとセンターガイドとを挿通させる必要がないので、溶接を行う前の準備の作業性を大幅に向上させることができ、工数の低減を図ることができる。
本発明の溶接ワイヤ送給装置21の正面図である。 本発明の溶接ワイヤ送給装置21の側面図である。 本発明の溶接ワイヤ送給装置21のワイヤガイド調整機構28の実施例を示す図である。 本発明の溶接ワイヤ送給装置21のワイヤガイド調整機構28の他の実施例を示す図である。 図1に示した本発明の溶接ワイヤ送給装置21のA−A断面図である。 図1に示した本発明の溶接ワイヤ送給装置21のA−A断面図の上部送給部本体24が下部送給部本体23に対して90度開いた状態を示す図である。 従来技術の溶接ワイヤ送給装置1を示す図である。
[実施の形態1]
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。図1は、本発明の溶接ワイヤ送給装置21の正面図であり、図2は、本発明の溶接ワイヤ送給装置21の側面図である。本発明の溶接ワイヤ送給装置21のワイヤリール、モータ、駆動ギヤー、第1の送給ロール及び第2の送給ロール、第1のギヤー及び第2のギヤー、第1の加圧ロール及び第2の加圧ロール、アウトレットガイド、パワーケーブル及び溶接トーチは、図7に示した従来理術の溶接ワイヤ送給装置1のワイヤリール3、モータ7、駆動ギヤー5、第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6b、第1のギヤー8a及び第2のギヤー8b、第1の加圧ロール9a及び第2の加圧ロール9b、アウトレットガイド13、パワーケーブル15及び溶接トーチ18と同機能を有するので、同符号を付して一部説明を省略し、また、図示を一部省略する。
図1及び2において、送給装置本体22に、下部送給部本体23が固定されている。下部送給部本体23は、背板23aと底板23bと前板23cと両側板23d、23eとからなり、背板23aの後方にモータ7が固定されている。モータ7に駆動ギヤー5が連結されていて、第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bが、下部送給部本体23に回転可能に支持されている。第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bには、溶接ワイヤ16が挟まれて加圧されて送給されるための溝がそれぞれ形成されている。第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bには、第1のギヤー8a及び第2のギヤー8bが同軸にそれぞれ取り付けられていて、第1のギヤー8a及び第2のギヤー8bが駆動ギヤー5と歯合されている。
上部送給部本体24は、背板24aと上板24fと前板24cと両側板24d、24eとからなり、上部送給部本体の背板24aの下端部と下部送給部本体の背板23aの上端部との間の2箇所に蝶つがい25a、25bが設けられていて、上部送給部本体の背板24aの下端部が、下部送給部本体の背板23aの上端部に回転可能に支持されている。第1の加圧ロール9a及び第2の加圧ロール9bが、上部送給部本体24に回転可能に支持されている。上部送給部本体の背板24aの下端部と下部送給部本体の背板23aの上端部との間に、退避バネ(図示を省略)が設けられている。上部送給部本体24は、下部送給部本体23に対して、第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bと第1の加圧ロール9a及び第2の加圧ロール9bとがそれぞれ離れる方向へ90度開く。また、上部送給部本体24は、下部送給部本体23に対して、第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bと第1の加圧ロール9a及び第2の加圧ロール9bとがそれぞれ接触する方向へ閉じる。
下部送給部本体23と上部送給部本体24とのそれぞれの溶接ワイヤ16の挿入部側の側板23d、24dには、溶接ワイヤ16が挿通される切り欠き部23g、24gがそれぞれ形成されている。また、下部送給部本体23と上部送給部本体24とのそれぞれの溶接ワイヤ16の送出部側の側板23e、24eには、溶接ワイヤ16が挿通される切り欠き部23h、24hがそれぞれ形成されている。加圧ハンドル26の加圧ハンドル軸部26aの下端部が、下部送給部本体の底板23bに回転可能に支持されていて、加圧ハンドル軸部26aの上端部が上部送給部本体の上板24fに形成された切り欠き部(図示を省略)に挿入されて、ハンドル本体26bの下端部が上部送給部本体の上板24fに当接する。加圧ハンドル26のつまみ部26c及びハンドル本体26b内に設けられた加圧ばね26d(図5参照)によって、ハンドル本体26bの下端部が上部送給部本体の上板24fを加圧する。上部送給部本体の上板24fが加圧されることによって、第1の送給ロール6aが第1の加圧ロール9aによって加圧される。
下部送給部本体23のワイヤリール3側である溶接ワイヤ16の挿入側に設けられた第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bは、例えば金属の材質からなり、棒状に形成されている。第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bが、ワイヤガイド調整機構28に固定されている。ワイヤガイド調整機構28によって、第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bの軸心間の中心位置は移動することなく、溶接ワイヤ16の直径に対応して第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bの軸心間の距離が調整される。第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bの軸心間の中心位置は移動することがないので、溶接ワイヤ16の第1の送給ロール6aへの挿入位置を一定にすることができる。
ワイヤガイド調整機構28は、例えば、図3に示す公知のラックとピニオン機構から成る。図3は、本発明の溶接ワイヤ送給装置21のワイヤガイド調整機構28の実施例を示す図である。同図において、第1のラック29a及び第2のラック29bの歯を向かい合わせて、第1のラック29a及び第2のラック29bの間にピニオン30を設け、第1のラック29aの上面に第1のワイヤガイド27aを設け、第2のラック29bの上面に第2のワイヤガイド27bを設けている。ピニオン30を軸心32を中心として例えば矢印の方向に回転させることによって、第1のラック29a及び第2のラック29bが矢印の方向にそれぞれ移動する。この結果、第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bの軸心間の中心位置は、ピニオン30の軸心32と一致して移動することなく、第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bの軸心間の距離が狭くなるように調整される。
また、ワイヤガイド調整機構28は、例えば、図4に示す公知のリンク機構から成る。
図4は、本発明の溶接ワイヤ送給装置21のワイヤガイド調整機構28の他の実施例を示す図である。第1のリンク31aの上面に第1のワイヤガイド27aを設け、第2のリンク31bの上面に第2のワイヤガイド27bを設けている。第1のリンク31a及び第2のリンク31bの交差軸33の位置を固定し、例えば、調整リンク31cを矢印の方向に移動させると、第1のリンク31a及び第2のリンク31bは矢印の方向にそれぞれ移動する。この結果、第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bの軸心間の中心位置は移動することなく、第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bの軸心間の距離が広くなるように調整される。
第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bは、溶接ワイヤ16と接触する部分にゴムや樹脂を設けることによって、溶接ワイヤ16を損傷させることを防止することができる。第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bを設けることによって、図7に示した従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のインレットガイド12とセンターガイド11とを省略することができる。パワーケーブル15がアウトレットガイド13の先端部に接続されていて、パワーケーブル15の先端部に溶接トーチ18が接続されている。
ワイヤガイド調整機構28を設ける代わりに、第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bが送給装置本体22に回転可能に支持されても良い。又は、第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bが送給装置本体22に固定されても良い。
以下、動作を説明する。図5は、図1に示した本発明の溶接ワイヤ送給装置21のA−A断面図であり、図6は、図1に示した本発明の溶接ワイヤ送給装置21のA−A断面図の上部送給部本体24が下部送給部本体23に対して90度開いた状態を示す図である。溶接作業者は、溶接を行う前の準備作業として、図2に示したワイヤガイド調整機構28を調整して、第1のワイヤガイド27aと第2のワイヤガイド27bとの間の距離を溶接ワイヤ16の直径に対応した距離に設定する。
図6に示すように、加圧ハンドル26を手前(溶接ワイヤ16の送給方向と直角の方向)に傾倒させて、ハンドル本体26bと上部送給部本体の上板24fとの引っ掛かりを外す。これによって、上部送給部本体の背板24aの下端部と下部送給部本体の背板23aの上端部との間に設けられた退避バネ(図示を省略)により、図6に示すように、第1の加圧ロール9a及び第2の加圧ロール9bが第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bからそれぞれ離れる方向へ、上部送給部本体24が回転させられて、上部送給部本体24が下部送給部本体23に対して90度開く。
この状態で、ワイヤリール3から送り出された溶接ワイヤ16を第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bの上方から第1のワイヤガイド27a及び第2のワイヤガイド27bの間に通して、溶接ワイヤ16を第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bのそれぞれの溝に通したのちに、溶接ワイヤ16をアウトレットガイド13に挿通させる。上部送給部本体24を第1の加圧ロール9a及び第2の加圧ロール9bが第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bと接触する方向に回転させて、溶接ワイヤ16を第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bと第1の加圧ロール9a及び第2の加圧ロール9bとでそれぞれ挟み込む。
そして、図5に示すように、溶接作業者は、加圧ハンドル26を上部送給部本体24側へ起こして、ハンドル本体26bを上部送給部本体の上板24fに引っ掛ける。溶接トーチ18に設けられた起動スイッチをONさせると、モータ7によって第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bが回転して、第1の送給ロール6a及び第2の送給ロールと第1の加圧ロール及び第2の加圧ロール9bとによって、溶接ワイヤ16がそれぞれ挟まれて送り出される。アウトレットガイド13から送り出された溶接ワイヤ16が、パワーケーブル15によって溶接トーチ18までガイドされる。
この結果、本発明の溶接ワイヤ送給装置21は、溶接作業者が、従来技術の溶接ワイヤ送給装置1のように、溶接ワイヤ16をインレットガイド12とセンターガイド11とを挿通させる必要がないので、溶接を行う前の準備の作業性を大幅に向上させることができ、工数の低減を図ることができる。
また、本発明の溶接ワイヤ送給装置21は、インレットガイドとセンターガイドとを省略することができるので、溶接ワイヤ送給装置21を小型化することができる。
なお、上述した本発明の溶接ワイヤ送給装置21は、下部送給部本体23と上部送給部本体24とのそれぞれの側板23d、23e、24d、24eを省略すると、下部送給部本体23と上部送給部本体24とのそれぞれの溶接ワイヤ16が通過する切り欠き部23g、23h、24g、24hも省略することができる。また、下部送給部本体23と上部送給部本体24とのそれぞれの前板23c、24cを省略して、下部送給部本体23と上部送給部本体24との図1に示したA−Aの断面形状をL字状のフレームとしても良い。
また、上述した本発明の溶接ワイヤ送給装置21は、加圧ハンドル26を1個設けているが、この代わりに、第1の送給ロール6aと第2の送給ロール6bとの手前側(溶接ワイヤ16の送給方向と直角の方向)に2個の加圧ハンドルをそれぞれ設けても良い。これによって、第1の加圧ロール9a及び第2の加圧ロール9bが、第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bをそれぞれ加圧する精度を向上させることができる。
また、上述した本発明の溶接ワイヤ送給装置21は、第1の送給ロール6a及び第2の送給ロール6bと第1の加圧ロール9a及び第2の加圧ロール9bとが設けられている場合を説明したが、本発明の溶接ワイヤ送給装置21は、これに限定されるものではなく、1個の送給ロールと1個の加圧ロールとが設けられた溶接ワイヤ送給装置にも適用することができる。
1 溶接ワイヤ送給装置
2 ワイヤ送給装置本体
3 ワイヤリール
4 ワイヤ送給部
5 駆動ギヤー
6a 第1の送給ロール
6b 第2の送給ロール
7 モータ
8a 第1のギヤー
8b 第2のギヤー
9a 第1の加圧ロール
9b 第2の加圧ロール
10a 第1の加圧ホルダ
10b 第2の加圧ホルダ
11 センターガイド
12 インレットガイド
13 アウトレットガイド
14a 第1のレバー部
14b 第2のレバー部
15 パワーケーブル
16 溶接ワイヤ
17a 加圧ハンドル
17b 加圧ハンドル
18 溶接トーチ
21 溶接ワイヤ送給装置
22 送給装置本体
23 下部送給部本体
23a 下部送給部本体の背板
23b 下部送給部本体の底板
23c 下部送給部本体の前板
23d 下部送給部本体の側板
23e 下部送給部本体の側板
23g 下部送給部本体の側板の切り欠き部
23h 下部送給部本体の側板の切り欠き部
24 上部送給部本体
24a 上部送給部本体の背板
24c 上部送給部本体の前板
24d 上部送給部本体の側板
24e 上部送給部本体の側板
24f 上部送給部本体の上板
24g 上部送給部本体の側板の切り欠き部
24h 上部送給部本体の側板の切り欠き部
25a 蝶つがい
25b 蝶つがい
26 加圧ハンドル
26a 加圧ハンドル軸部
26b ハンドル本体
26c 加圧ハンドルのつまみ部
26d 加圧バネ
27a 第1のワイヤガイド
27b 第2のワイヤガイド
28 ワイヤガイド調整機構
29a 第1のラック
29b 第2のラック
30 ピニオン
31a 第1のリンク
31b 第2のリンク
31c 調整リンク
32 ピニオンの軸心
33 第1のリンクと第2のリンクとの交差軸

Claims (4)

  1. モータと、
    前記モータによって駆動される送給ロールと、
    前記送給ロールとの間で溶接ワイヤを挟んで送給する加圧ロールと、
    前記送給ロールが回転可能に支持された下部送給部本体と、
    前記加圧ロールが回転可能に支持された上部送給部本体とを備え、
    前記上部送給部本体の下端部が前記下部送給部本体の上端部に回転可能に支持されたことを特徴とする溶接ワイヤ送給装置。
  2. 前記上部送給部本体を加圧して、前記加圧ロールを前記送給ロール方向に加圧する加圧ハンドルを備えたことを特徴とする請求項1記載の溶接ワイヤ送給装置。
  3. 2本のワイヤガイドを前記下部送給部本体の前記溶接ワイヤの挿入側に備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の溶接ワイヤ送給装置。
  4. 前記2本のワイヤガイドの軸心間の中心位置が固定されて、前記2本のワイヤガイドの軸心間の距離が調整されるワイヤガイド調整機構を備えたことを特徴とする請求項3記載の溶接ワイヤ送給装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105382380A (zh) * 2015-12-30 2016-03-09 慕香奎 一种送丝速度可调节的手持型自动送丝器

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