JP6073715B2 - 溶接ワイヤ送給装置 - Google Patents

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Description

消耗電極ガスシールドアーク溶接に使用され、溶接ワイヤを矯正するワイヤ矯正部が改善された溶接ワイヤ送給装置に関するものである。
消耗電極ガスシールドアーク溶接において、安定して溶接ワイヤを送給するために溶接ワイヤ送給装置が使用されている。従来この溶接ワイヤ送給装置として、図6及び図7に示す装置が提案されていた。図6は、従来技術の溶接ワイヤ送給装置21を示す図であり、図7は、溶接ワイヤ送給装置21のワイヤ送給部28を示す図である。
図6において、ワイヤ送給装置本体22に取り付けられたワイヤリール23から溶接ワイヤ11が送り出される。ワイヤ送給装置本体22に取り付けられたワイヤ矯正部24は、第1の固定ロール25と第2の固定ロール26と、溶接ワイヤ11を加圧する加圧力を調整することができる可動ロール27とから成る。溶接ワイヤ11の種類、直径や曲率に対応して可動ロール27を上下させて溶接ワイヤ11を加圧する加圧力を調整している。第1の固定ロール25、第2の固定ロール26及び可動ロール27によってワイヤリール23に巻かれた溶接ワイヤ11の曲り癖が矯正される。
ワイヤ矯正部24で矯正された溶接ワイヤ11はワイヤ送給装置本体22に取り付けられたワイヤ送給部28に送り出される。図7に示すワイヤ送給部28は、モータ7に駆動ギヤー2が連結されていて、第1の送給ロール3a及び第2の送給ロール3bがワイヤ送給部本体8に回転可能に支持されている。第1の送給ロール3a及び第2の送給ロール3bには、第1のギヤー4a及び第2のギヤー4bがそれぞれ同軸に取り付けられていて、第1のギヤー4a及び第2のギヤー4bが駆動ギヤー2とそれぞれ歯合されている。
第1の加圧ロール5a及び第2の加圧ロール5bは、第1の加圧ホルダ6a及び第2の加圧ホルダ6bにそれぞれ回転可能に支持されている。第1の送給ロール3a及び第2の送給ロール3bには、溶接ワイヤ11が挟まれて加圧されて送給されるための溝が、それぞれ形成されている。センターガイド10は、第1の送給ロール3a及び第2の送給ロール3bの間に設けられて、ワイヤ挿入口9から挿入された溶接ワイヤ11をガイドする。アウトレットガイド12は、ワイヤ送給部28の溶接ワイヤ11の送出部に取り付けられていて、溶接ワイヤ11をガイドする。コンジットケーブル29がアウトレットガイド12の先端部に接続されて、アウトレットガイド12から送り出された溶接ワイヤ11が溶接トーチ30までガイドされる。(例えば、特許文献1参照。)
以下、動作を説明する。図6及び図7において、ワイヤリール23から送り出された溶接ワイヤ11が、ワイヤ矯正部24で矯正され、ワイヤ送給部28に送給される。ワイヤ送給部28に取り付けられたモータ7によって、第1の送給ロール3a及び第2の送給ロール3bが回転して、これらの第1の送給ロール3a及び第2の送給ロール3bと第1の加圧ロール5a及び第2の加圧ロール5bとによって、溶接ワイヤ11がそれぞれ挟まれて送り出される。この送り出された溶接ワイヤ11はアウトレットガイド12によってガイドされ、コンジットケーブル29によって溶接トーチ30までガイドされる。
特開昭61−202778号公報
上述した溶接ワイヤ送給装置21のワイヤ矯正部24は、可動ロール27を上下させて溶接ワイヤ11を加圧する加圧力を調整することは可能であるが、一度、加圧力を設定すると常に一定の加圧力になる。一方ワイヤリール23に巻かれた溶接ワイヤ11の曲率は、巻き始めと巻き終わりで異なっている。そのためにワイヤリール23の溶接ワイヤ11が使い始めの状態では曲率が小さいので、この曲率に対応させた加圧力で可動ロール27の位置を設定すると、溶接ワイヤ11を使い終わる直前では、曲率が大きいので、加圧力が不足して、溶接ワイヤ11の矯正が不十分になる。
この場合、溶接ワイヤ11の曲がり癖が十分に矯正されずに、溶接ワイヤ11がコンジットケーブル29によってガイドされて溶接トーチ30まで送給されるときに、送給抵抗が大きくなって良好な溶接を行うことができないときがある。そのためにワイヤリール23の溶接ワイヤ11の残量に応じて作業者が可動ロール27の位置を調整して溶接ワイヤ11を加圧する加圧力を調整しなければならない。
本発明は、ワイヤリールの溶接ワイヤの残量に応じて作業者がワイヤ矯正部の可動ロールの位置を調整して溶接ワイヤを加圧する加圧力を調整する必要のない溶接ワイヤ送給装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
ワイヤ送給装置本体と、
前記ワイヤ送給装置本体に取り付けられて、溶接ワイヤが送り出されるワイヤリールと、
前記ワイヤ送給装置本体に取り付けられて、前記ワイヤリールから送り出された溶接ワイヤを矯正するワイヤ矯正部と、
前記ワイヤ送給装置本体に取り付けられて、前記ワイヤ矯正部で矯正された溶接ワイヤを送給するワイヤ送給部とを備えた溶接ワイヤ送給装置において、
前記ワイヤ矯正部が、ワイヤ矯正部本体と、
前記ワイヤ矯正部本体に設けられて、前記溶接ワイヤが挿入されるワイヤ挿入口と、
中央部が前記ワイヤ矯正部本体に回転可能に支持されて、への字に形成されて、一端部が前記ワイヤ挿入口よりも前記ワイヤリール側に延びた回転アームと、
前記回転アームの一端部に回転可能に支持されて、前記ワイヤ挿入口よりも前記ワイヤリール側の前記溶接ワイヤに下方部が当接するワイヤ挿入ロールと、
中央部が前記回転アームの他端部に回転可能に支持されて、一端部及び他端部が中央部よりも下方に位置するUの字に形成された可動アームと、
前記可動アームの前記ワイヤ挿入口側の一端部に回転可能に支持されて、前記ワイヤ挿入口から挿入された前記溶接ワイヤに下方部が当接する第1の可動ロールと、
前記可動アームの他端部に回転可能に支持されて、前記第1の可動ロールを通過した溶接ワイヤに下方部が当接する第2の可動ロールと、
前記ワイヤ矯正部本体に回転可能に支持されて、前記第1の可動ロール及び前記第2の可動ロールとの間の前記溶接ワイヤに上方部が当接する固定ロールと、
前記ワイヤ矯正部本体に設けられて、前記第2の可動ロールを通過した前記溶接ワイヤが送出されるワイヤ送出口とを備え、
前記ワイヤ挿入ロールが前記溶接ワイヤによって押し上げられたときに、前記回転アームが前記回転アームの中央部を支点として回転することによって前記回転アームの他端部が下方へ移動して、前記可動アームが押し下げられて、前記固定ロールの上方部が前記第1の可動ロール及び前記第2の可動ロールとの間の溶接ワイヤに当接した状態で、前記第1の可動ロール及び前記第2の可動ロールが前記溶接ワイヤを押し下げるように前記可動アームが形成されたことを特徴とする溶接ワイヤ送給装置である。
請求項2の発明は、
請求項1記載の回転アームは、前記ワイヤ矯正部本体に一端部が回転可能に支持された回転アーム本体と回転アーム角度調整部とから成り、
前記回転アーム角度調整部の一端部に前記ワイヤ挿入ロールが回転可能に支持され、
前記回転アーム角度調整部の他端部が前記回転アーム本体の一端部に取り付け角度を調整することができるように取り付けられ、
前記回転アーム本体の他端部に前記可動アームの中央部が回転可能に支持されたことを特徴とする溶接ワイヤ送給装置である。
請求項3の発明は、
他端部が前記回転アームの一端部に取り付け角度を調整することができるように取り付けられた補助ロール用アームと、
前記ワイヤ挿入ロールの下方に位置して、前記補助ロール用アームの一端部に回転可能に支持された補助ロールとを備え、
前記回転アームの一端部における前記補助ロール用アームの取り付け角度を調整して、前記補助ロールが前記ワイヤ挿入ロールよりも前記ワイヤリール側に移動されて、前記補助ロールの上端部が前記溶接ワイヤに接して、前記回転アームが前記回転アームの中央部を支点として前記回転アームの一端部が下方へ移動するように回転することによって、前記回転アームの他端部が上方へ移動して、前記可動アームが押し上げられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の溶接ワイヤ送給装置である。
本発明の溶接ワイヤ送給装置は、ワイヤリールの溶接ワイヤが使い始めのときのワイヤ矯正部の第1の可動ロール及び第2の可動ロールの溶接ワイヤに対する加圧力を、溶接ワイヤが消耗して溶接ワイヤを使い終わる直前でも適正な加圧力に維持することができる。従って、ワイヤリールの溶接ワイヤが消耗してワイヤ矯正部の第1の可動ロール及び第2の可動ロールの加圧力が不足して、溶接ワイヤの矯正が不十分になることがない。またワイヤリールの溶接ワイヤの残量に応じて作業者がワイヤ矯正部の第1の可動ロール及び第2の可動ロールの位置を調整する必要がないので、作業性を大幅に向上させることができる。
本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置31のワイヤ矯正部32を示す図である。 本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置31のワイヤ矯正部32の動作を説明する図である。 本発明の実施の形態2の溶接ワイヤ送給装置51のワイヤ矯正部52を示す図である。 本発明の実施の形態3の溶接ワイヤ送給装置61のワイヤ矯正部62を示す図である。 本発明の実施の形態3の溶接ワイヤ送給装置61のワイヤ矯正部62の補助ロール64の取り付け方法の他の実施例を示す図である。 従来技術の溶接ワイヤ送給装置21を示す図である。 溶接ワイヤ送給装置21のワイヤ送給部28を示す図である。
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置31のワイヤリール及びワイヤ送給部は図6及び図7に示した従来技術のワイヤリール23及びワイヤ送給部28と同じであるので、説明を省略する。図1は、本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置31のワイヤ矯正部32を示す図であり、同図(A)は平面図であり、同図(B)は正面図である。図1において、ワイヤ矯正部32が図示を省略したワイヤ送給装置本体に取り付けられている。ワイヤ挿入口39がワイヤ矯正部本体34に設けられて、ワイヤリール23から送り出された溶接ワイヤ11がこのワイヤ挿入口39に挿入される。ワイヤ送出口40がワイヤ矯正部本体34に設けられて、後述する第2の可動ロール38を通過した溶接ワイヤ11が送出される。回転アーム33はへの字に形成されて、その中央部33cがワイヤ矯正部本体34に回転可能に支持されている。回転アームの一端部33aがワイヤ挿入口39よりもワイヤリール23側に延びている。ワイヤ挿入ロール35が回転アームの一端部33aに回転可能に支持されて、ワイヤ挿入口39よりもワイヤリール23側の溶接ワイヤ11にワイヤ挿入ロール35の下方部が当接する。
可動アーム41の中央部41cが回転アームの他端部33bに回転可能に支持されている。可動アームの一端部41a及び他端部41bが中央部41cよりも下方に位置するように可動アーム41はUの字又はコの字に形成されている。第1の可動ロール37が可動アームの一端部41aに回転可能に支持されて、ワイヤ挿入口39から挿入された溶接ワイヤ11に下方部が当接する。第2の可動ロール38が可動アームの他端部41bに回転可能に支持されて、第2の可動ロール38の下方部が第1の可動ロール37を通過した溶接ワイヤ11に当接する。固定ロール36がワイヤ矯正部本体34に回転可能に支持されている。ワイヤ挿入口39から挿入された溶接ワイヤ11の第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38との間の溶接ワイヤ11に固定ロール36の上方部が当接する。
ワイヤリール23の溶接ワイヤ11が消耗して、ワイヤリール23からのワイヤ挿入口39への溶接ワイヤ11の挿入角度θが小さくなると、ワイヤ挿入ロール35が溶接ワイヤ11によって押し上げられる。そして回転アーム33がアームの中央部33cを支点として回転して、回転アームの他端部33bが下方へ移動する。可動アーム41の中央部41cが回転アームの他端部33bに回転可能に支持されているので、可動アーム41が押し下げられ、第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38が溶接ワイヤ11を加圧する。可動アーム41の形状は、ワイヤ挿入ロール35が溶接ワイヤ11によって押し上げられたときに、回転アーム33がその中央部33cを支点として回転することによって回転アームの他端部33bが下方へ移動して、可動アーム41が押し下げられ、第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38が溶接ワイヤ11を適切な加圧力で押し下げて溶接ワイヤ11の巻き癖を矯正することができるように、溶接ワイヤ11の種類、直径や曲率に対応して設定されている。
以下、図2を参照して動作を説明する。図2は、本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置31のワイヤ矯正部32の動作を説明する図である。溶接が開始されると、図7に示したワイヤ送給部28の第1の送給ロール3a及び第2の送給ロール3bによってワイヤリール23から溶接ワイヤ11が送り出される。溶接ワイヤ11はワイヤリール23の下方部から送出される。ワイヤリール23から送り出された溶接ワイヤ11は、図2(A)に示すようにワイヤ挿入ロール35の下方部に当接する。ワイヤ挿入ロール35を通過した溶接ワイヤ11は、ワイヤ挿入口39から挿入される。ワイヤ挿入口39から挿入された溶接ワイヤ11は、第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38の下方部に当接している。
このときワイヤ挿入ロール35が溶接ワイヤ11によって押し上げられているために、回転アーム33がその中央部33cを支点として回転して、回転アームの他端部33bが下方へ移動して、可動アーム41の中央部41cが回転アームの他端部33bに回転可能に支持されているので、可動アーム41が押し下げられ、第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38が溶接ワイヤ11を加圧している。このとき、固定ロール36の上方部が、第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38の間の溶接ワイヤ11に当接していて、かつ溶接ワイヤ11は、ワイヤ挿入口39とワイヤ送出口40とに接しているので、溶接ワイヤ11の巻き癖が矯正される。ワイヤ矯正部32で矯正された溶接ワイヤ11がワイヤ送出口40から送り出されてワイヤ送給部28に挿入され、ワイヤ送給部28から送り出された溶接ワイヤ11は、コンジットケーブル29によって溶接トーチ30までガイドされる。
その後、溶接を行ってワイヤリール23の溶接ワイヤ11が消耗していくと、ワイヤリール23の溶接ワイヤ11の巻き径が小さくなる。その場合、図2(B)に示すように、ワイヤリール23からの溶接ワイヤ11のワイヤ挿入ロール35への送出方向が下から上へ変化して、ワイヤリール23からのワイヤ挿入口39への溶接ワイヤ11の挿入角度θが小さくなっていく。このときワイヤ挿入ロール35が溶接ワイヤ11によって押し上げられて、回転アーム33がその中央部33cを支点として回転して、回転アームの他端部33bが下方へ移動して、可動アーム41が押し下げられ、第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38が溶接ワイヤ11を加圧する加圧力が増加される。
このとき可動アーム41の形状は、ワイヤ挿入ロール35が溶接ワイヤ11によって押し上げられたときに、回転アーム33がその中央部33cを支点として回転することによって回転アームの他端部33bが下方へ移動して、可動アーム41が押し下げられ、第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38が溶接ワイヤ11を適切な加圧力で押し下げて溶接ワイヤ11の巻き癖を矯正することができるように、溶接ワイヤ11の種類、直径や曲率に対応して設定されているので、溶接ワイヤ11の巻き癖を適切に矯正することができる。
この結果、ワイヤリール23の溶接ワイヤ11が使い始めのときのワイヤ矯正部32の第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38の溶接ワイヤ11に対する加圧力を、溶接ワイヤ11が消耗して溶接ワイヤ11を使い終わる直前でも適正な加圧力に維持することができる。従って、ワイヤリール23の溶接ワイヤ11が消耗してワイヤ矯正部32の第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38の加圧力が不足して、溶接ワイヤ11の矯正が不十分になることがない。またワイヤリール23の溶接ワイヤ11の残量に応じて作業者がワイヤ矯正部32の第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38の位置を調整する必要がないので、作業性を大幅に向上させることができる。
[実施の形態2]
図3は、本発明の実施の形態2の溶接ワイヤ送給装置51のワイヤ矯正部52を示す図である。図3(A)において、実施の形態1のワイヤ矯正部32の回転アーム33が、回転アーム本体55と回転アーム角度調整部54とから成る。回転アーム本体55は、その一端部55aがワイヤ矯正部本体34に回転可能に支持されている。回転アーム角度調整部の一端部54aには、ワイヤ挿入ロール35が回転可能に支持され、回転アーム角度調整部の他端部54bが回転アーム本体の一端部55aに、取り付け角度を調整することができるようにネジ止めされている。回転アーム本体の他端部55bには可動アームの中央部41cが回転可能に支持されている。その他の機能は、図1に示した本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置31の同機能に同符号を付して説明を省略する。
以下、動作を説明する。本発明の実施の形態2の溶接ワイヤ送給装置51のワイヤ矯正部52は、溶接ワイヤ11の種類、直径や曲率が異なる場合や、ワイヤリール23の直径や取り付け位置が異なったりする場合において、図3(B)に示すように、ワイヤリール23の溶接ワイヤ11がワイヤ矯正部52のワイヤ挿入口39へ挿入される挿入角度θを調整することができる。
この結果、本発明の実施の形態2の溶接ワイヤ送給装置51のワイヤ矯正部52は、溶接ワイヤ11の種類と直径とが同じときに曲率を変化させたい場合、溶接ワイヤ11の種類や直径が異なる場合、又はワイヤリール23の直径や取り付け位置が異なったりする場合において、ワイヤリール23の溶接ワイヤ11が使い始めのときのワイヤ矯正部52の第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38の溶接ワイヤ11に対する加圧力を適正な加圧力に調整することができる。そして、溶接ワイヤ11が消耗して溶接ワイヤ11を使い終わる直前でも、上述した本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置31と同様に、ワイヤ矯正部52の第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38の溶接ワイヤ11に対する加圧力を適正な加圧力に維持することができる。
[実施の形態3]
図4は、本発明の実施の形態3の溶接ワイヤ送給装置61のワイヤ矯正部62を示す図である。図4(A)において、補助ロール用アームの他端部63bが回転アームの一端部33aに取り付けられ、補助ロール用アームの一端部63aに補助ロール64が回転可能に支持されている。補助ロール64はワイヤ挿入ロール35の下方に位置している。補助ロール用アームの他端部63bは、回転アームの一端部33aに、例えばネジ止めによって取り付け角度を調整することができるよう取り付けられている。ワイヤリール23の溶接ワイヤ11が、ワイヤ挿入ロール35と補助ロール64との間を通ってワイヤ挿入口39へ挿入される。
上述した補助ロール用アーム63の代わりに、図5に示す補助ロール取り付け部材65を使用して補助ロール64を回転アームの一端部33aに取り付けても良い。図5は、本発明の実施の形態3の溶接ワイヤ送給装置61のワイヤ矯正部62の補助ロール64の取り付け方法の他の実施例を示す図である。同図において、補助ロール取り付け部材65は、補助ロール取り付け部材の中央部65cが回転アームの一端部33aに回転可能に支持されていて、補助ロール取り付け部材の一端部65aに補助ロール64が回転可能に支持されている。補助ロール取り付け部材の他端部65b近傍にネジ止め用切り欠き部65dが形成されていて、このネジ止め用切り欠き部65dを貫くネジ66によって回転アームの一端部33aにネジ止めされる。補助ロール取り付け部材65を使用して補助ロール64を回転アームの一端部33aに取り付けた場合は、図4に示した補助ロール用アーム63を使用して回転アームの一端部33aに取り付ける場合よりも、補助ロール64の位置がより固定され易い。
以下、動作を説明する。本発明の実施の形態3の溶接ワイヤ送給装置61のワイヤ矯正部62は、回転アームの一端部33aにおける補助ロール用アーム63又は補助ロール取り付け部材65の取り付け角度を調整して、補助ロール64がワイヤ挿入ロール35よりもワイヤリール23側に移動されて、補助ロール64の上端部が溶接ワイヤ11に接して、回転アーム33が回転アームの中央部33cを支点として回転アームの一端部33aが下方へ移動するように回転することによって、回転アームの他端部33bが上方へ移動して、可動アーム41が押し上げられる。
この結果、本発明の実施の形態3の溶接ワイヤ送給装置61のワイヤ矯正部62は、ワイヤ矯正部62の第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38の溶接ワイヤ11に対する加圧力を適宜弱くすることができるので、溶接ワイヤ11の種類と直径とが同じときに曲率を変化させたい場合、溶接ワイヤ11の種類や直径が異なる場合、又はワイヤリール23の直径や取り付け位置が異なったりする場合において、ワイヤリール23の溶接ワイヤ11が使い始めのときのワイヤ矯正部62の第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38の溶接ワイヤ11に対する加圧力を適正な加圧力に調整することができる。そして、溶接ワイヤ11が消耗して溶接ワイヤ11を使い終わる直前でも、上述した本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置31と同様に、ワイヤ矯正部62の第1の可動ロール37及び第2の可動ロール38の溶接ワイヤ11に対する加圧力を適正な加圧力に維持することができる。
図4に示した本発明の実施の形態3の溶接ワイヤ送給装置61のワイヤ矯正部62は、図1に示した本発明の実施の形態1の溶接ワイヤ送給装置31のワイヤ矯正部32に補助ロール用アーム63と補助ロール64とを取り付けた図を示して動作を説明したが、図3に示した本発明の実施の形態2の溶接ワイヤ送給装置51のワイヤ矯正部52に補助ロール用アーム63と補助ロール64とを取り付けることによって、溶接ワイヤ11の矯正を行う精度をより向上させることができる。
2 駆動ギヤー
3a 第1の送給ロール
3b 第2の送給ロール
4a 第1のギヤー
4b 第2のギヤー
5a 第1の加圧ロール
5b 第2の加圧ロール
6a 第1の加圧ホルダ
6b 第2の加圧ホルダ
7 モータ
8 ワイヤ送給部本体
9 ワイヤ挿入口
10 センターガイド
11 溶接ワイヤ
12 アウトレットガイド
21 溶接ワイヤ送給装置
22 ワイヤ送給装置本体
23 ワイヤリール
24 ワイヤ矯正部
25 第1の固定ロール
26 第2の固定ロール
27 可動ロール
28 ワイヤ送給部
29 コンジットケーブル
30 溶接トーチ
31 溶接ワイヤ送給装置
32 ワイヤ矯正部
33 回転アーム
33a 回転アームの一端部
33b 回転アームの他端部
33c 回転アームの中央部
34 ワイヤ矯正部本体
35 ワイヤ挿入ロール
36 固定ロール
37 第1の可動ロール
38 第2の可動ロール
39 ワイヤ挿入口
40 ワイヤ送出口
41 可動アーム
41a 可動アームの一端部
41b 可動アームの他端部
41c 可動アームの中央部
51 溶接ワイヤ送給装置
52 ワイヤ矯正部
54 回転アーム角度調整部
54a 回転アーム角度調整部の一端部
54b 回転アーム角度調整部の他端部
55 回転アーム本体
55a 回転アーム本体の一端部
55b 回転アーム本体の他端部
61 溶接ワイヤ送給装置
62 ワイヤ矯正部
63 補助ロール用アーム
63a 補助ロール用アームの一端部
63b 補助ロール用アームの他端部
64 補助ロール
65 補助ロール取り付け部材
65a 補助ロール取り付け部材の一端部
65b 補助ロール取り付け部材の他端部
65c 補助ロール取り付け部材の中央部
65d ネジ止め用切り欠き部
66 ネジ
θ ワイヤリール23からのワイヤ挿入口39への溶接ワイヤ11の挿入角度

Claims (3)

  1. ワイヤ送給装置本体と、
    前記ワイヤ送給装置本体に取り付けられて、溶接ワイヤが送り出されるワイヤリールと、
    前記ワイヤ送給装置本体に取り付けられて、前記ワイヤリールから送り出された溶接ワイヤを矯正するワイヤ矯正部と、
    前記ワイヤ送給装置本体に取り付けられて、前記ワイヤ矯正部で矯正された溶接ワイヤを送給するワイヤ送給部とを備えた溶接ワイヤ送給装置において、
    前記ワイヤ矯正部が、ワイヤ矯正部本体と、
    前記ワイヤ矯正部本体に設けられて、前記溶接ワイヤが挿入されるワイヤ挿入口と、
    中央部が前記ワイヤ矯正部本体に回転可能に支持されて、への字に形成されて、一端部が前記ワイヤ挿入口よりも前記ワイヤリール側に延びた回転アームと、
    前記回転アームの一端部に回転可能に支持されて、前記ワイヤ挿入口よりも前記ワイヤリール側の前記溶接ワイヤに下方部が当接するワイヤ挿入ロールと、
    中央部が前記回転アームの他端部に回転可能に支持されて、一端部及び他端部が中央部よりも下方に位置するUの字に形成された可動アームと、
    前記可動アームの前記ワイヤ挿入口側の一端部に回転可能に支持されて、前記ワイヤ挿入口から挿入された前記溶接ワイヤに下方部が当接する第1の可動ロールと、
    前記可動アームの他端部に回転可能に支持されて、前記第1の可動ロールを通過した溶接ワイヤに下方部が当接する第2の可動ロールと、
    前記ワイヤ矯正部本体に回転可能に支持されて、前記第1の可動ロール及び前記第2の可動ロールとの間の前記溶接ワイヤに上方部が当接する固定ロールと、
    前記ワイヤ矯正部本体に設けられて、前記第2の可動ロールを通過した前記溶接ワイヤが送出されるワイヤ送出口とを備え、
    前記ワイヤ挿入ロールが前記溶接ワイヤによって押し上げられたときに、前記回転アームが前記回転アームの中央部を支点として回転することによって前記回転アームの他端部が下方へ移動して、前記可動アームが押し下げられて、前記固定ロールの上方部が前記第1の可動ロール及び前記第2の可動ロールとの間の溶接ワイヤに当接した状態で、前記第1の可動ロール及び前記第2の可動ロールが前記溶接ワイヤを押し下げるように前記可動アームが形成されたことを特徴とする溶接ワイヤ送給装置。
  2. 請求項1記載の回転アームは、前記ワイヤ矯正部本体に一端部が回転可能に支持された回転アーム本体と回転アーム角度調整部とから成り、
    前記回転アーム角度調整部の一端部に前記ワイヤ挿入ロールが回転可能に支持され、
    前記回転アーム角度調整部の他端部が前記回転アーム本体の一端部に取り付け角度を調整することができるように取り付けられ、
    前記回転アーム本体の他端部に前記可動アームの中央部が回転可能に支持されたことを特徴とする溶接ワイヤ送給装置。
  3. 他端部が前記回転アームの一端部に取り付け角度を調整することができるように取り付けられた補助ロール用アームと、
    前記ワイヤ挿入ロールの下方に位置して、前記補助ロール用アームの一端部に回転可能に支持された補助ロールとを備え、
    前記回転アームの一端部における前記補助ロール用アームの取り付け角度を調整して、前記補助ロールが前記ワイヤ挿入ロールよりも前記ワイヤリール側に移動されて、前記補助ロールの上端部が前記溶接ワイヤに接して、前記回転アームが前記回転アームの中央部を支点として前記回転アームの一端部が下方へ移動するように回転することによって、前記回転アームの他端部が上方へ移動して、前記可動アームが押し上げられることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の溶接ワイヤ送給装置。
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