JP2014225466A - 照明ユニット及び照明構造 - Google Patents

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【課題】複数の導光板を連ねる際に各導光板の出射面を同一面上に構成することが容易であって、外観を向上させることができる照明ユニットを提供する。【解決手段】光源20と、光源20からの光を受光する受光部7を端部5に有し、受光した光を出射する出射面4を有する導光板2とを備える。光源20は、導光板2の主面3bに対向して配置される。導光板2は、先細の形状を有し、端部5は、導光板2内部に入射した受光部7からの光を他端部6側に反射させる反射面8と、隣接する他の照明ユニットの導光板の他端部が当接可能な連結面9とを有している。反射面8は、主面3bに隣接する面であって主面3bの端縁から出射面4側に他端部6に向かって延び、出射面4の反対側の面に対して出射面4側に鋭角に傾斜する傾斜面のみで形成されている。連結面9は、反射面8及び出射面4に隣接する面であって出射面4に対して略垂直に形成されており、他端部6は、出射面4に対して略垂直に形成される端面10を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、照明ユニット及び照明構造に関する。
従来から、光源と、この光源からの光を内部に伝搬させて出射面から出射する導光板を備えた照明ユニットが知られている。例えば、特許文献1で提案されている装置は、導光板の一つの端面が出射面に対して鈍角に傾斜するように形成されている。また、この導光板の端面と同一の傾斜角度で、隣接する他の導光板の端面が、その出射面に対向する背面に対して鈍角に傾斜するように形成されている。さらに、この装置は、光源が、導光板の出射面に対向する背面から光を入射し、この入射光を端面で反射させて導光板の内部に伝搬させるように配置されている。
この装置によれば、複数の導光板を近接して配置することが可能となる。このため、導光板間に間隙を設けずに、複数の導光板を連ねて構成することができる。
特開2009−9825号公報
複数の導光板を近接して配置する際、導光板間の継ぎ目が目立たないようにするなど外観を向上させるためには、各導光板の出射面を同一面上に構成して出射面を連続させ出射面からなる発光領域全体の照度を均一化することが望まれる。
しかしながら、上記の装置は隣接する導光板の端面が同一の傾斜角度で傾斜しているため、複数の導光板を連ねる際に、その傾斜に沿って位置ズレしやすく、各導光板の出射面が同一面上に構成されるように導光板を位置決めすることが難しい。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、複数の導光板を連ねる際に各導光板の出射面を同一面上に構成することが容易であって、外観を向上させることができる照明ユニットと照明構造を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明の照明ユニットは、光源と、この光源からの光を受光する受光部を端部に有し、受光した光を前記端部から反対側に位置する他端部に向かう方向と直交する方向に出射する出射面を有する導光板とを備えた照明ユニットであって、前記光源は、前記導光板の出射面の反対側に位置する面に対向して配置され、前記導光板は、前記出射面の反対側の面が前記端部から前記他端部に向かって前記出射面に徐々に近づく先細の形状を有し、前記端部は、前記導光板内部に入射した前記受光部からの光を前記他端部側に反射させる反射面と、隣接する他の照明ユニットの導光板の他端部が当接可能な連結面とを有しており、前記反射面は、前記出射面の反対側の面に隣接する面であって前記出射面の反対側の面の端縁から前記出射面側に前記他端部に向かって延び、前記出射面の反対側の面に対して前記出射面側に鋭角に傾斜する傾斜面のみで形成されており、前記連結面は、前記反射面及び前記出射面に隣接する面であって前記出射面に対して略垂直に形成されており、前記他端部は、前記出射面に対して略垂直に形成されている端面を有することを特徴とする。
本発明の照明構造は、上記したいずれかの照明ユニットが複数、連続して配設されている照明構造であって、照明ユニットの導光板の端部の連結面に、隣接する他の照明ユニットの導光板の他端部が当接して各導光板の出射面が同一面上又は略同一面上に形成されていることを特徴とする。
本発明の照明ユニット及び照明構造によれば、複数の導光板を連ねる際に各導光板の出射面を同一面上に構成することが容易であって、外観を向上させることができる。
本発明の照明ユニットの一実施形態を示す断面図である。 図1の照明ユニットの要部拡大断面図である。 照明ユニットの導光板と、隣接する他の照明ユニットの導光板との接続を説明するための模式図である。 図1の照明ユニットに、ケースを配設した斜視図である。 図4の照明ユニットの分解斜視図である。 図4の照明ユニットを連続して配設したときの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の照明ユニットの一実施形態を示す断面図であり、図2は、図1の照明ユニットの要部拡大断面図である。図3は、照明ユニットの導光板と、隣接する他の照明ユニットの導光板との接続を説明するための模式図である。
本実施形態の照明ユニット1は、図1に示されるように、光源20と導光板2とを備えている。光源20は、例えば、LEDなどの発光素子21で構成され、導光板2に向かって光を出射する。
導光板2は、光源20からの光を受光し、内部で導光させ、外部に出射するものであり、透光性を有し屈折率の高いアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの合成樹脂で構成される。ガラスなどの部材で構成することもできる。合成樹脂で構成する場合には、例えば、押出工法などによって形成することができる。
導光板2は、長尺状に形成され、対向する2つの主面3a、3bを有する。一方の主面3aには、光を出射する出射面4が形成されている。他方の主面3b(出射面4の反対側の面)には、図1において紙面の左右方向を長手方向、奥行き方向を短手方向とすると、長手方向に沿って徐々に出射面4に近づくなど出射面4に対して傾斜する傾斜面が形成されている。このため、主面3aと主面3bとの間の間隔は、長手方向一端部5において広く、その反対側に位置する他端部6において狭くなっており、導光板2は、先細の形状(楔形形状ともいう)を有している。
導光板2の端部5は、光源20からの光を受光する受光部7を有する。受光部7は、短手方向に延びる帯状の受光領域として主面3bに形成されている。
また、導光板2の端部5は、導光板2内部に入射する受光部7からの光を他端部6側に反射させる反射面8と、隣接する他の照明ユニット1’の導光板2’の他端部6’が当接可能な連結面9とを有している。
反射面8は、主面3bに隣接する面であって主面3bの端縁から出射面4側に他端部6に向かって延びている。このような反射面8は、図2に示されるように、主面3bに対して傾斜角度θで鋭角に傾斜する傾斜面8aとして形成されている。傾斜面8aの傾斜角度θは、導光板2内部に入射する光の反射効率などを考慮して適宜設定される。好ましくは30°〜60°である。図2では、傾斜角度θが40°に設定されている。
反射面8には、鏡面仕上げ、白色仕上げ、銀蒸着などの処理によって光反射パターンを形成することもできる。かかる光反射パターンを形成することで、導光板2内部に入射する光を効果的に反射させることができる。このため、出射面4からの光の発光効率を向上させることができる。
反射面8からの反射光は、導光板2内部を繰り返し反射によって出射面4に沿って導光しながら、出射面4から外部に出射される。主面3bは出射面4に対して傾斜しているので、反射光の繰り返し反射による減衰が抑えられる。この効果を高めるために、主面3bに光拡散面を設けることができる。光拡散面は、例えば、反射シートを傾斜面に貼着したり反射性の物質を傾斜面に印刷ないし蒸着したりすることによって構成することができる。また、導光板2の短手方向に延びる断面視V字状の溝条を長手方向に沿って複数列形成することによって構成することもできる。このような光拡散面は導光板2の長手方向全長にわたって設けることができる。
連結面9は、反射面8及び出射面4に隣接して形成されており、出射面4に対して略垂直な面として形成されている。この連結面9は平坦面とすることができる。導光板2の他端部6は、出射面4に対して略垂直な面である端面10を有する。この端面10は平坦面とすることができる。
導光板2の連結面9の高さL1(出射面4から主面3bに向かう方向の長さ)は、他端部6の端面10の高さL2と同程度であるか、それよりも高くなるように設定されることが好ましい。なかでもL1とL2が同程度であることがより好ましい。L1≧L2であれば、導光板2の連結面9に、隣接する他の照明ユニット1’の導光板2’の他端部6’の端面10’を容易に当接することができる。また、L1とL2が同程度であれば、図3に示されるように、導光板2の連結面9に当接する他の照明ユニット1’の導光板2’の他端部6’をその高さ方向において導光板2の反射面8で規制することができる。これによって、各導光板2,2’の出射面4,4’を同一面上に構成することが容易となる。
光源20を構成する発光素子21は、図2に示されるように、基板22に搭載されており、基板22は基板ケース23に収納されている。基板22は帯状に形成されており、発光素子21が複数、所定間隔をあけて一列に搭載されている。
基板ケース23は、例えば、合成樹脂製又は金属製などの剛性部材で構成される。本実施形態の基板ケース23は、長方形状の底壁24と、この底壁24の外周四辺から立ち上がる長方形状の周側壁25とで構成され、底壁24の対向面は開口26を有している。発光素子21を搭載した基板22は、基板ケース23の開口26側に発光素子21が配置されるように基板ケース23の底壁24に配設される。
発光素子21は、導光板2の受光部7に臨むように導光板2の主面3bに対向して配置され、基板ケース23の開口26を通して発光素子21から受光部7に光が照射される。
ここで、発光素子21は、図2に示されるように、第1仮想面27と第2仮想面28との間に配置されることが好ましい。発光素子21からの光のほとんどを受光部7で受光して導光板2内部に入射させ、その入射した光を反射面8で反射させることができるなど光の入射効率がより良好になるからである。したがって、基板22において発光素子21が搭載されていない部分が第1仮想面27と第2仮想面28との間に配置されていなくてもかまわない。
なお、第1仮想面27は、導光板2の主面3bに垂直な面であって導光板2の主面3bと反射面8とが隣接することにより形成される交線を含む面である。第2仮想面28は、導光板2の主面3bに垂直な面であって反射面8と連結面9とが隣接することにより形成される交線を含む面である。
このように発光素子21の導光板2に対する位置関係が入射効率を高めるために重要であるため、位置決め用リブ30を導光板2の主面3bに設けて、発光素子21の位置を安定させることが好ましい。図1−3では、導光板2の主面3bに、短手方向に延び、出射面4とは反対側の方向に突出する平板状の凸部31が、位置決め用リブ30として一体に形成されている。図2に示されるように、凸部31に基板ケース23の周側壁25の端縁を当接するなどして発光素子21を係止することで、発光素子21を第1仮想面27と第2仮想面28との間に安定して配置することができる。
本実施形態では、照明ユニット1において、図4−5に示されるように、導光板2を保持し、基板ケース23を固定するケース40を設けることができる。このようなケース40は、例えば、合成樹脂製又は金属製などの剛性部材で構成される。本実施形態のケース40は、導光板2を主面3b側から覆うものであり、長方形状の底板41と、この底板41の短手方向両端部から立ち上がる矩形状の側板42とから断面視略コ字状に形成されている。
導光板2がケース40で覆われた状態において、ケース40の底板41と基板ケース23の底壁24が同一面上に形成される。また、導光板2の他端部6がケース40から突出される。照明ユニット1を連続して配設する際に、その突出した導光板2の他端部6を、他の照明ユニットの導光板の連結面に当接することで、図6に示されるように、照明ユニット1のケース40が、隣接する照明ユニット1’のケース40’と連続して形成される。また、照明ユニット1の導光板2の出射面と照明ユニット1’の導光板の出射面も連続して同一面上に形成されるなど良好な外観が実現される。
以上のように本実施形態の照明ユニット1は、複数を連続して配設する際、先細の形状を有する導光板2の端部5の連結面9と他の照明ユニット1’の導光板2’の他端部6’とを出射面4に対して略垂直な面で当接するので、安定な配設が可能である。また、端面が傾斜して形成されている従来の導光板のような傾斜による導光板の位置ズレがない。このため、導光板2,2’を連ねる際に導光板2,2’の出射面4,4’を同一面上に構成することが容易となる。導光板2と他の導光板2’が連なる部分において、導光板2の反射面8を他の照明ユニット1’の導光板2’の他端部6’で隠蔽することが可能であり、また、導光板2,2’間の継ぎ目が目立たなくなるなど外観を向上させることもできる。さらに、本来なら導光板2’の他端部6’の端面10’から漏れる光を、隣接する照明ユニット1の導光板2に連結面9から入光させることができる。これによって、出射面4からの光の発光効率を高めることができる。照明ユニット1に用いられる導光板2は、光源20からの光を反射面8によって他端部6側に反射させて出射面4から出射させることができるので、薄型化を図ることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において各種の変更が可能である。
1 照明ユニット
2 導光板
4 出射面
5 端部
6 他端部
7 受光部
8 反射面
8a 傾斜面
9 連結面
10 端面
20 光源
21 発光素子
27 第1仮想面
28 第2仮想面
30 位置決め用リブ
31 凸部

Claims (5)

  1. 光源と、この光源からの光を受光する受光部を端部に有し、受光した光を前記端部から反対側に位置する他端部に向かう方向と直交する方向に出射する出射面を有する導光板とを備えた照明ユニットであって、前記光源は、前記導光板の出射面の反対側に位置する面に対向して配置され、前記導光板は、前記出射面の反対側の面が前記端部から前記他端部に向かって前記出射面に徐々に近づく先細の形状を有し、前記端部は、前記導光板内部に入射した前記受光部からの光を前記他端部側に反射させる反射面と、隣接する他の照明ユニットの導光板の他端部が当接可能な連結面とを有しており、前記反射面は、前記出射面の反対側の面に隣接する面であって前記出射面の反対側の面の端縁から前記出射面側に前記他端部に向かって延び、前記出射面の反対側の面に対して前記出射面側に鋭角に傾斜する傾斜面のみで形成されており、前記連結面は、前記反射面及び前記出射面に隣接する面であって前記出射面に対して略垂直に形成されており、前記他端部は、前記出射面に対して略垂直に形成されている端面を有することを特徴とする照明ユニット。
  2. 前記連結面と前記端面とは、前記出射面からその反対側の面に向かう方向の長さが同程度であることを特徴とする請求項1に記載の照明ユニット。
  3. 前記出射面の反対側の面に垂直な面であって前記出射面の反対側の面と前記反射面とが隣接することにより形成される交線を含む面を第1仮想面とし、前記出射面の反対側の面に垂直な面であって前記反射面と前記連結面とが隣接することにより形成される交線を含む面を第2仮想面とすると、前記光源は、前記第1仮想面と前記第2仮想面との間に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明ユニット。
  4. 前記導光板は、前記出射面の反対側の面に、前記出射面とは反対側の方向に突出する凸部が前記光源の位置決めリブとして設けられており、前記光源は、前記凸部に係止されて配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の照明ユニット。
  5. 請求項1から4のいずれかの照明ユニットが複数、連続して配設されている照明構造であって、照明ユニットの導光板の端部の連結面に、隣接する他の照明ユニットの導光板の他端部が当接して各導光板の出射面が同一面上又は略同一面上に形成されていることを特徴とする照明構造。
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