JP2014224992A - 定着装置、及びその定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置、及びその定着装置を備える画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】定着ユニット内部に冷却風を送ることができる低コストな画像形成装置を提供すること。【解決手段】画像形成装置本体100と、前記本体に対して着脱可能であり、記録材に形成された未定着画像を記録材に定着する定着用回転体116と、前記定着用回転体を収容する枠体133と、を有する定着ユニット103と、前記本体に設けられ、前記定着用回転体に風を送る送風部材170と、を有する画像形成装置において、前記枠体には、前記送風部材からの風を前記定着用回転体に当てるための開口O1と、前記開口を塞ぐ第1の位置と前記開口を開く第2の位置に移動可能な開閉部材141が設けられており、前記本体から前記定着ユニットを取り出す動作に応じて前記開閉部材は前記第2の位置から前記第1の位置に移動することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ等の電子写真式の画像形成装置に搭載される定着装置(定着器)、及びその定着装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真式の画像形成装置に搭載される定着装置には、一般に、未定着トナー画像を担持する記録材と接触する定着用回転体が設けられている。
ところで、定着用回転体が記録材と接触する接触加熱方式の定着器を搭載したプリンタで、小サイズの記録材を連続プリントすると、定着用回転体の記録材が通過しない領域(非通紙部)が過度に昇温することが知られている(非通紙部昇温)。非通紙領域が過昇温すると、定着器の構成部品が熱により損傷する場合がある。
特許文献1には、非通紙部昇温を抑制する冷却ファンを設けて、加熱ローラおよび加圧ローラの非通紙部の温度上昇を抑える構成の定着装置が開示されている。
特開2003−076209号公報
ところで、定着装置のメンテナンスや交換のために、画像形成装置本体に対して定着装置を着脱自在に構成することが考えられる。特許文献1では、冷却ファン、冷却風を案内する案内ダクトを定着装置に設けている。このため、定着装置を画像形成装置の装置本体に対して着脱自在な構成にしてしまうと、冷却ファン、案内ダクトも同時に交換することとなり、コストアップとなる。
一方、交換する定着装置のコストを考慮して、定着装置を画像形成装置本体から取り出しても冷却ファンが画像形成装置本体に残る構成とすることも考えられる。しかしながら、定着装置の枠体には冷却ファンからの風を定着用回転体に導くための開口が必要であり、定着装置を画像形成装置本体から取り出した状態で定着装置の枠体に冷却風を通す開口があると操作者が定着用回転体に触れてしまう可能性が有り好ましくない。
本発明は上述の課題に鑑み為されたものであり、その目的は、定着装置内部に冷却風を送ることができる低コストな画像形成装置、及びこの画像形成装置に着脱可能な定着装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、定着装置に設けた冷却風を通す開口が開閉可能となっている画像形成装置、及びこの画像形成装置に着脱可能な定着装置を提供することにある。
上記の目的を達成するための構成は、
画像形成装置本体と、
前記本体に対して着脱可能であり、記録材に形成された未定着画像を記録材に定着する定着用回転体と、前記定着用回転体を収容する枠体と、を有する定着ユニットと、
前記本体に設けられ、前記定着用回転体に風を送る送風部材と、
を有する画像形成装置において、
前記枠体には、前記送風部材からの風を前記定着用回転体に当てるための開口と、前記開口を塞ぐ第1の位置と前記開口を開く第2の位置に移動可能な開閉部材が設けられており、
前記本体から前記定着ユニットを取り出す動作に応じて前記開閉部材は前記第2の位置から前記第1の位置に移動することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するための構成は、
定着用回転体と、
前記定着用回転体を収容する枠体と、
を有する画像形成装置本体に着脱可能な定着ユニットにおいて、
前記枠体には、前記本体に設けられた送風部材からの風を前記定着用回転体に当てるための開口と、前記開口を塞ぐ第1の位置と前記開口を開く第2の位置に移動可能な開閉部材が設けられており、前記本体から前記定着ユニットを取り出す動作に応じて前記開閉部材は前記第2の位置から前記第1の位置に移動することを特徴とする。
本発明によれば、定着装置内部に冷却風を送ることができる低コストな画像形成装置、及びこの画像形成装置に着脱可能な定着装置の提供を実現できる。また、定着装置に設けた冷却風を通す開口が開閉可能となっている画像形成装置、及びこの画像形成装置に着脱可能な定着装置の提供を実現できる。
画像形成装置の一例の正面側からの概略構成模式図である。 装置本体から取り外した定着装置をシート搬送方向上流側の斜め左上から見た斜視図である。 装置本体の正規の位置に装着された定着装置を正面側から見た横断面図である。 定着装置の要部を表わす模式図である。 定着シャッタ制御機構の概略構成を表わす斜視図である。 入口揺動ガイド制御機構の概略構成を表わす斜視図である。 入口揺動ガイド制御機構の概略構成を表わす斜視図である。 入口揺動ガイド制御機構の概略構成を表わす斜視図である。 入口揺動ガイド制御機構の概略構成を表わす斜視図である。 装置本体に定着装置を装着するときの説明図である(その1)。 装置本体に定着装置を装着するときの説明図である(その2)。 装置本体に定着装置を装着するときの説明図である(その3)。 端部昇温冷却装置の概略構成を表わす斜視図である。
[実施例1]
(1)画像形成装置例
画像形成装置は、搬送される記録材に適宜の画像形成プロセスにより画像を形成して画像形成物を出力する装置である。記録材は、画像を形成することができるシート状部材(枚葉部材)であって、定型若しくは非定型の各種の普通紙、樹脂コート紙、OHPシート、封筒、葉書などが含まれる(以下、シートと記す)。
画像形成装置に関し、正面側とは画像形成装置本体を画像形成部の転写ニップ部におけるシート搬送方向上流側から見て左側である。背面側とは画像形成装置本体を画像形成部の転写ニップ部におけるシート搬送方向上流側から見て右側である。
図1は本発明に係る定着装置を搭載した画像形成装置の一例の正面側からの概略構成模式図である。この画像形成装置は電子写真式のモノクロデジタルプリンタである。
図1において、100は画像形成装置の筐体を構成する画像形成装置本体(以下、装置本体という)である。装置本体100の内部には、シートSにトナー画像(画像)を形成する画像形成部101と、シートSに形成された未定着のトナー画像(画像)をシートSに定着する定着部(定着器)103が搭載されている。更に、シートSを収容する給送カセット105と、給送カセット105からシートSを画像形成部101と定着部103を経由して搬送するシート搬送部102が搭載されている。
更に、定着部103を通過したシートSを画像形成部101に反転搬送するためのシート反転搬送部126と、画像形成装置全体を制御する制御部200などが搭載されている。
制御部200はCPUとRAMやROMなどのメモリからなり、メモリには画像形成シーケンスや画像形成に必要な各種テーブルなどが記憶されている。制御部200はホストコンピュータなどの外部装置(不図示)から出力されるプリント指令に応じて画像形成シーケンスを実行する。
シートの片面をプリントするプリント指令に応じて制御部200が画像形成シーケンスを実行した場合を説明する。画像形成部101において、先ず像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光体ドラムという)111が所定の周速度(プロセススピード)で回転される。そしてこの感光体ドラム111の外周面(表面)が帯電ローラ(帯電手段)112によって所定の極性・電位に一様に帯電される(帯電工程)。
次にその感光体ドラム111表面の帯電面に対して、レーザービームスキャナ(露光手段)113から出力される、外部装置からの画像情報に応じて変調制御(ON/OFF制御)されたレーザービームによる走査露光がなされる(露光工程)。これにより感光体ドラム111表面に目的の画像情報の静電潜像が形成される。
感光ドラム111表面に形成された静電潜像は現像装置(現像手段)114によりトナーを用いて現像されトナー画像として可視化される(現像工程)。現像方法としては、ジャンピング現像法、2成分現像法などが用いられ、イメージ露光と反転現像との組み合わせで用いられることが多い。
一方、ピックアップローラ106の回転により給送カセット105内に収容されているシートSが所定の給送タイミングで一枚ずつ繰り出される。このシートSは給紙ローラ107の回転により給送用ガイド109aを通じてレジストレーションローラ110に搬送される。
レジストレーションローラ110は所定のタイミングで回転してそのシートSを感光体ドラム111表面と転写ローラ(転写手段)115の外周面(表面)とで形成された転写ニップ部N1に送り込む。このシートSは感光体ドラム111表面と転写ローラ115表面とで挟持され定着装置103に向けて搬送される。この搬送過程において転写ローラ115に所定の転写バイアスが印加され、これにより感光体ドラム111表面のトナー画像はシートS上に転写される(転写工程)。
感光体ドラム111表面から転写されるトナー画像を担持したシートSは定着装置103の定着ニップ部(ニップ部)N2に導入される。そして定着ニップ部N2で熱と圧力が未定着のトナー画像(以下、未定着トナー画像という)に印加され、これにより未定着トナー画像はシート上に加熱され定着される。定着装置103の構成については後述の(2)項で詳しく説明する。
定着装置103を出たシートSは排出用ガイド109bと排出ローラ120の回転により装置本体100の外部に設けられたプリント積載部124に排出される。
125はプリント積載部124に積載されているシートSの満載を検知する満載検知レバーである。満載検知レバー125によりシートSが満載であることが検知されると、制御部200はプリント積載部124上のシートSが取り除かれるまでシートSに画像形成を行わないように画像形成部101を制御する。
記録材分離後の感光ドラム111表面は、感光ドラム111表面に接触して転写残りトナー等の付着物を除去するクリーニングブレード104により清浄面化され(クリーニング工程)、繰り返して次の画像形成に供される。
シートの両面をプリントするプリント指令に応じて制御部200が画像形成シーケンスを実行した場合には、定着装置103を出たシートSはシート反転搬送部126の振分け部材122により受入ローラ123側に案内される。
このシートSは受入ローラ123と反転ローラ128の回転により分岐部127を通じて反転部124に搬送される。そしてこのシートSの後端が分岐部127を抜けた後、反転ローラ128が先の回転方向とは逆方向に回転しシートSを後端側から再搬送通路121に向けて搬送する。これによりシートSは搬送ローラ129の回転によりレジストレーションローラ110に向けて搬送される。
レジストレーションローラ110はそのシートSを所定のタイミングで画像形成部101の転写ニップ部N1に送り込む。画像形成部101では、上述の帯電、露光、現像、転写の各工程を行いシートSに未定着トナー画像を形成する。そしてこのシートSは定着装置103の定着ニップ部N2に導入され、定着ニップ部N2で熱と圧力が印加されることにより未定着トナー画像はシート上に加熱され定着される。定着装置103を出たシートSは排出用ガイド109bと排出ローラ120の回転によりプリント積載部124に排出される。
図1において、SeはシートSを検知するシートセンサであって、給送カセット105、シートSの搬送を行う各シート搬送経路の所定の位置に配設されている。
本実施例の画像形成装置には、シートSとして様々な幅や長さをもったものが使用され得る。そのため、装置に通紙可能(導入可能)な最大幅のシートよりも幅が小さいシートを定着装置103にいわゆる中央基準或いは片側基準で通紙(導入)して連続定着処理する場合、定着装置にいわゆる非通紙部昇温(非通過部昇温)が発生する。後述するように、最大幅のシートを大サイズシートと呼ぶ。最大幅のシートよりも幅が小さいシートを小サイズシートと呼ぶ。ここで、シートについて幅とはシート搬送方向に直交する方向の寸法である。
本実施例の画像形成装置は、定着装置103に発生する非通紙部昇温を抑制するため、装置本体100の定着装置103bにおけるシート搬送方向上流側に端部昇温冷却装置Qを備えている。端部昇温冷却装置Qについては後述の(6)の項で詳しく説明する。
(2)定着装置(定着ユニット)103
(2−1)定着装置(定着ユニット)103の全体構成
図2は装置本体100から取り外した定着装置103をシート搬送方向上流側の斜め左上から見た斜視図であって、シャッタ(開閉部材)141、及び入口揺動ガイド151が閉じた状態を表わしている。図3は装置本体100の正規の位置に装着された定着装置103を正面側から見た横断面図であって、シャッタ(開閉部材)141、及び入口揺動ガイド151が開いた状態を表わしている。ガイド151はシートSを定着器内に案内する役割を有する。
シャッタが閉じた状態とは、図3で一点鎖線にて示すように、定着装置103の後述の開口部O1(図3参照)を閉じた位置(第1の位置)にシャッタ)141が位置する状態をいう。シャッタが開いた状態とは、図3で実線にて示すように、開口部O1を解放した位置(第2の位置)にシャッタ141が位置する状態をいう。入口揺動ガイド151が閉じた状態とは、定着装置103のニップ入口O2(図3参照)を閉じた位置にガイド151が位置する状態をいう。開いた状態とは、ニップ入口O2を解放した位置にガイド151が位置する状態をいう。
図4は定着装置103の要部を表わす模式図である。図4において、(a)は定着装置103の内部の断面図、(b)は定着装置103内部をシート搬送方向上流側から見た時の図、(c)はセラミックヒータ140の概略構成を表わす図である。この定着装置103はシートSが担持する未定着トナー画像tを定着ベルト(定着用回転体或いは定着フィルムとも称する)で加熱するベルト加熱方式の装置である。
図4(a)、(b)において、135はステー(剛性部材)、130はヒータホルダ(加熱体支持部材)である。131は熱源としてのセラミックヒータ(加熱体)、116は定着用回転体としての筒状の定着ベルト(第1の回転体)、117は加圧ローラ(第2の回転体)、132L,132Rはベルトの寄り移動を規制するフランジ(規制部材)である。
断面がU字形状のステー135は、金属を曲げ加工したものであり、耐熱性と剛性を備えている。ヒータホルダ130は耐熱樹脂で形成されており、このヒータホルダ130の上面にステー135を係合させて組み付け、ステー135でヒータホルダ130を補強してある。
ヒータ131は、耐熱性が高いセラミック製の細長いヒータ基板(以下、基板と記す)131aを有している。この基板131aの下面には、基板131aの長手方向に沿って通電により発熱する抵抗発熱体131bが印刷されている。また、基板131aの下面には、抵抗発熱体131bに通電するための導電部131cと、導電部131cを介して抵抗発熱体131bに給電するための電極部131dが印刷されている。更に、基板131aの下面には、抵抗発熱体131bを保護するためのガラスコート層(保護層)131eが抵抗発熱体131bを覆うように設けられている。
ヒータホルダ130の下面中央には長手方向に沿って凹溝部130aが設けられている。この凹溝部130aにはヒータ131が支持されている。
ステー135とヒータ131が取り付けられたヒータホルダ130の外周には定着ベルト116がルーズに外嵌されている。
図4(b)に示されるように、定着ベルト116の端部にはベルトフランジ132L、132Rが配設されている。ベルトフランジ132L,132Rは、それぞれ、基部132L1,132R1と、規制部132L2,132R2と、ガイド部132L3,132R3などを有している。
ベルトフランジ132Lの基部132L1は、定着ユニットのフレーム133Lに支持されている。ベルトフランジ132Rの基部132R1は、定着ユニットのフレーム133Rに支持されている。
規制部132L2,132R2は、それぞれ、定着ベルト116の回転動作中のスラスト方向の移動を規制するものである。ガイド部132L3,132L3は、それぞれ、定着ベルト116の内側で定着ベルト116の回転軌道をガイドするものである。
加圧ローラ117は、金属製の芯金117aの外周面上に弾性層117bを有している。弾性層117bの材料としては、シリコーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱ゴムで形成した弾性ソリッドゴム層を用いることができる。そしてこの弾性層117bの外周面をフッ素樹脂等の離型性層117cによって被覆している。この加圧ローラ117は、定着ベルト116を介してヒータ131と対向するように配設されている。そしてこの芯金117aの端部を定着ユニットのフレーム133L、133Rに軸受(不図示)を介して回転可能に支持している。
ベルトフランジ132L,132Rの基部132L1,132R1の上面には、それぞれ、加圧板136L、136Rが組み付けられている。その加圧板は、加圧バネ(不図示)によってフランジ132を押すように加圧されている。
この加圧機構による加圧板への加圧力によりベルトフランジ132L,132Rがステー135を介してヒータホルダ130を加圧し、これによりヒータ131は定着ベルト116を介して加圧ローラ117に加圧される。このヒータ131の加圧ローラ117への加圧力により加圧ローラ117の弾性層3bが弾性変形して潰れ、定着ベルト116の外周面(表面)と加圧ローラ117の外周面(表面)とで定着ニップ部N2が形成される。
加圧機構は、圧解除機構を有し、ジャム処理時等に、加圧を解除し、シートSの除去が容易な構成となっている。
(2−2)定着装置103の加熱定着動作
制御部200はプリント指令に応じて定着装置103のモータ(不図示)を回転駆動する。このモータの出力軸の回転は所定の減速ギア列(不図示)を介して加圧ローラ117の芯金117aの軸部に配設された加圧ローラギア137(図2参照)に伝達される。これにより加圧ローラ117は矢印方向(図4(a)参照)へ回転する。
加圧ローラ117の回転は定着ニップ部N2において加圧ローラ117表面と定着ベルト116表面との摩擦力によって定着ベルト116に伝達される。これにより定着ベルト116は定着ベルト116の内周面(内面)がヒータ131のガラスコート層131eの表面と接触しつつ加圧ローラ117の回転に追従して矢印方向(図4(a)参照)へ回転する。
定着ベルト116内面にはグリス(潤滑剤)を塗布して、ヒータ140、ヒータホルダ142に対する定着ベルト116の摺動性を確保している。
制御部200は、ヒータ131の長手方向中央部に配設されたサーミスタ(温度検知手段)201から出力される検出信号(出力信号)を取り込む。そしてこの検出信号に基づいて抵抗発熱体131bに供給する電力のデューティー比を決定し、このデューティ比でトライアック202を制御する。このような制御により、ヒータの温度を所定の定着温度(目標温度)に維持する。
モータを回転駆動し、かつヒータが目標温度を保った状態で未定着トナー画像を担持するシートSを定着ニップ部に通すと、トナー画像がシートSに定着される。定着ニップ部N2を出たシートSは、排紙ローラ118、119(図3参照)で挟持され、定着装置103のシート搬送方向下流側のシート搬送経路へと搬送される。
(3)シャッタ開閉機構140の構成
図3及び図7Cに示すように、定着装置103の枠体(フレーム133)は、ベルト116の周方向において、定着ベルト116の定着ニップ部N2となる位置とは異なる位置に対向する開口部O1を有している。この開口部O1は、装置本体(不図示)100に設けられた端部昇温冷却装置Qの冷却用ダクト(ダクト)171を導入するためのものである。また、定着装置103は、定着ニップ部N2のシート搬送方向上流側にニップ入口O2を有している。このニップ入口O2は、シートSを定着ニップ部N2に導入するためのものである。
定着装置103は、図2に示されるように、開口部O1を開閉するためのシャッタ(開閉部材)141を備える第1開閉機構140を備えている。更に、シートを定着ニップ部へ案内する役割と共にニップ入口O2を開閉する役割を持つガイド151を備える第2開閉機構150を備えている。
第1開閉機構140の回動軸133R1(133L1)は、定着ニップ部N2よりもシート搬送方向下流側に配置されている。シャッタ141は、定着装置103を装置本体100に装着する操作に応じて、軸133R1(133L1)を中心に移動する。
また、開閉機構140は、定着装置103を装置本体100から取り外す操作に応じて、シャッタ141を定着ベルト116上部に位置させて開口部O1を閉じるように構成してある。定着ベルト116上部に位置させたシャッタ141の位置を図3で一点鎖線にて示す。
つまり、シャッタ141は、定着装置103を装置本体100に装着する操作に応じて開口部O1を開放する位置に移動し、定着装置103を装置本体100から取り外す操作に応じて開口部O1を閉じる位置に移動するようになっている。
図5は開閉機構140の概略構成を表わす斜視図であって、(a)はシャッタ141が開いた状態の開閉機構の斜視図、(b)はシャッタ141が閉じた状態の開閉機構の斜視図を示す。
図2、図5に示すように、開閉機構140は、細長いシャッタ141と、シャッタ141の長手方向両端を支持するアーム(アーム部材)142L、142Rなどを有している。シャッタ141の長手方向両端に一体に設けられた軸部141a ,141bはアーム142L及び142Rに回動可能に保持されている。また、アーム142L及び142Rは回転中心部142Lb及び142Rbを中心に回動可能である。この回転中心部142Lb及び142Rbは、定着ユニットのフレーム133L及び133Rに回動可能に保持されている。これにより回動軸133L1及び133R1を構成している。
アーム142L,142Rは、それぞれ、係止端部142La,142Raを上端部に有し、回転中心部142Lb,142Rbを下端部に有している。アーム142L,142Rの係止端部142La,142Raには穴部143a,144aが設けられており、回転中心部142Lb,142Rbには穴付きの軸部(以下、穴付き軸部と記す)143b,144bが設けられている。
シャッタ141の軸部141a,141bが、係止端部142La,142Raの穴部143a,144aと各々嵌合することで、シャッタ141が係止端部142La,142Raに回動可能に支持される。アーム142L,142Rの穴付き軸部143b,144bの穴部は、定着ユニットのフレーム133L,133Rに設けられた軸部133L1,133R1(図3参照)と各々嵌合させてある。これによりアーム142L,142Rは定着ユニットのフレーム133L,133Rに回動可能に支持される。
アーム142L及び142Rは、穴付き軸部143b,144bに各々設けられたねじりコイルばね146L及び146Rによって、軸部143b及び144bを中心にして矢印A方向に付勢されている。矢印Aの方向はシャッタ141が開口O1を閉じる方向である。また、シャッタ141は、軸部141a、141bに各々設けられたねじりコイルばね145L及び145Rによって、軸部141a及び141bを中心にして矢印B方向に付勢されている。矢印B方向も、矢印A方向同様、シャッタ141が開口O1を閉じる方向である。
係止端部142La,142Raは、係止端部142La,142Raの外周の所定の位置に、シャッタ141の開閉を制御するための係止部142La1,142Ra1を有している。
(4)ガイド開閉機構150の構成
ガイド開閉機構150は、定着装置103において定着ニップ部N2よりもシート搬送方向上流側に配置されている。そして、装置本体の開閉可能な正面側のドアFD(図6(a)参照)の閉操作(矢印P1方向の操作)に応じて、定着ニップ部の延長線N2Lに対して、一定の距離をキープする位置までガイド151を退避させてニップ入口O2を開放するように構成してある。ここでいう延長線N2L(図3参照)とは、定着ニップN2の定着ベルト116と加圧ローラ117の中心間を結ぶ線分に垂直で、定着ベルト116と加圧ローラ117の接線となる線分を意味する。
ガイド151を退避させた位置を図3で実線にて示す。この退避位置でガイド151は、上向きにカールしたシートSを定着ニップ部N2にガイドするようになっている。
また、ガイド開閉機構150は、正面側のドア(以下、前ドアと記す)FDの開操作(矢印P2方向の操作)に応じて、ガイド151を延長線N2Lと交差するように移動させてニップ入口O2を閉鎖するように構成してある。延長線N2Lと交差させたガイド151の位置を図6(c)に示す。
つまり、ガイド151は、前ドアFDの閉操作に応じてニップ入口O2を開放する位置に揺動し、前ドアFDの開操作に応じてニップ入口O2を閉じる位置に揺動するようになっている。
図6(a)、図6(b)、図6(c)、及び図6(d)はガイド開閉機構150の概略構成を表わす斜視図である。図6(a)はガイド151が開いた状態の斜視図、図6(b)は図6(a)のガイド開閉機構を背面側から見た拡大斜視図である。図6(c)はガイド151が閉じた状態の斜視図、図6(d)は図6(c)のガイド開閉機構を背面側から見た拡大斜視図である。図6(b)、図6(c)では、図の煩雑化を避けるため、ガイド151の図示は省略してある。
図2、図6(a)乃至図6(d)に示すように、ガイド開閉機構150は、細長いガイド151と、開閉ボタン152と、カムシャフト153と、リンクプレート154と、リンクプレート155などを有している。
開閉ボタン152は、定着ユニットのフレーム133Lにガイド151の長手方向にスライド可能に設けられている。開閉ボタン152は、定着装置103の正面側(図の左側)に突出する方向(P2方向)へばね(不図示)によって付勢されている。
カムシャフト153は、定着ユニットのフレーム133Lに回転可能に支持され、開閉ボタン152と当接している。開閉ボタン152とカムシャフト153の当接部は互いに斜面形状の斜面部152a,153aとなっており、開閉ボタン153の直動運動をカムシャフト153の回転運動へと変換する。つまり、開閉ボタン152が矢印P1方向に移動する(ドアFDに押される)と、カムシャフト153の斜面部153aが開閉ボタンの斜面部152aに沿って矢印X方向に移動することでカムシャフトが矢印Y方向に回転する。
リンクプレート154は、一端部に穴部154a1、他端部に長丸穴154a2を有している。穴部154a1は定着ユニットのフレーム133Lに固定されたリンクプレート軸156と嵌合させてあり、長丸穴154a2はカムシャフト153に設けられたボス部153bと係合させてある。このリンクプレート154は、カムシャフト153の回転運動と連動してリンクプレート軸156を中心に回転運動を行う。
リンクプレート155は、一端部に穴部155a1、他端部に長丸穴155a2を有している。穴部155a1はリンクプレート154と同様にその回転中心をリンクプレート軸156と嵌合させてある。このリンクプレート155は、リンクプレート154の回転運動と連動してリンクプレート軸156を中心に回転運動を行う。
ガイド151は、長手方向両端に軸部151a,151bを有し、定着ユニットのフレーム133L,133Rに設けた穴部(不図示)と各々嵌合することで、定着ユニットのフレーム133L,133Rに回動可能に支持される。合わせて、ガイド151は、軸部151a側の端部に軸部151a1を有し、リンクプレート155の長丸穴155a2と係合し、リンクプレート155の回転運動と連動して軸部151a,151bを中心に回転運動を行う。
また、定着ユニットのフレーム133Lとカムシャフト153の間には戻しバネ157が配設され、リンクプレート154とリンクプレート155の間には戻しバネ158が配設されている。
以上の構成により、前ドアFDを閉めて開閉ボタン152が押し込まれると、それと連動してリンクプレート155が回転し、リンクプレート155の長丸穴155a2でガイド151をニップ入口O2の開方向へ回動させる仕組みとなっている。開閉ボタン152は装置本体100の前ドアFDに設けられた突起(不図示)によって押し込まれる構成となっている。そのため、前ドアを閉めた状態(通常の稼働状態)においては、ガイド151は開いた状態であり(図6(a)参照)、定着ニップ部N2へのシートSの導入が可能となる。
図6(b)はガイド151が図6(a)の位置にある時のリンクプレート154及び155の位置を示している。
前ドアFDを開けると、開閉ボタン152が前ドアFD側に突出し、それと連動してリンクプレート155が回転し、リンクプレート155の長丸穴155a2でガイド151をニップ入口O2を塞ぐ方向へ回動させる仕組みとなっている。前ドアを開けた状態においては、ガイド151は閉じた状態であり(図6(c)参照)、定着ニップ部N2へのシートSの導入ができなくなる。図6(d)はガイド151が図6(c)の位置にある時のリンクプレート154及び155の位置を示している。
(5)装置本体100のレール部材180L,180R、及びガイド部材181L,181Rの構成
図7A、図7B、図7Cは装置本体100の定着装置用収納スペース100Sに定着装置103を装着するときの説明図である。
図7Aに示すように、装置本体100は、定着装置103を装置本体100の内部へ導くためのレール部材180L,180Rと、開閉機構140のアーム142L,142Rを回動させるためのガイド部材181L,181Rなどを有している。レール部材180L,180Rは、装置本体100の左右の側板(不図示)に設けられ、定着装置103をほぼ水平方向に引き出し・挿入可能なガイド凹溝(凹部)180La,180Rbを内側に備える構成となっている。
図7Aでは、レール部材180Lのガイド凹溝180Laを図示していないが、ガイド凹溝180Laはガイド凹溝180Rbと同じ形状に形成してある。
ガイド部材181L,181Rは、レール部材180L,180Rの上方において装置本体100の左右の側板(不図示)に設けられている。このガイド部材181L,181Rは、定着装置103の開閉機構140のアーム142L、142Rに設けた係止部142La1,142Ra1と当接するガイド面181La,181Rbを有している。
定着装置103のカバー133L,133Rの外側面には、それぞれ、ガイド突起(凸部)133La,133Rbが設けられている(図2、図7A参照)。図2、図7Aでは、カバー133Rのガイド突起133Rbを図示していないが、ガイド突起133Rbはカバー133Lのガイド突起133Laと同じ形状に形成してある。また、定着装置103上部の上ステー138には、定着装置103を取り外しする際に用いる把手部134が設けられている。
定着装置103を装置本体100に装着する場合、操作者は装置本体100の排出用ガイド109b(図1参照)側に開閉可能に設けられた側面カバー(不図示)を開き、定着装置用収納スペース100Sを露出させる。次に定着装置103の把手部(保持部)134を持ってガイド突起(突起)133La,133Rbをレール部材180L,180Rのガイド凹溝180La,180Rbに嵌め入れる。しかる後に、定着装置103を装置本体100内部にガイド凹溝180La,180Rbに沿ってほぼ水平方向に挿入する。
すると、図7Bに示すように、開閉機構140のアーム142L,142Rに設けた係止部142La1,142Ra1が、ガイド部材181L,181Rのガイド面181La,181Rbと各々当接する。更に、定着装置103を挿入すると、アーム142L,142Rが反時計回り方向へ回転し、シャッタ141が上部に回動する。これによりシャッタ141は、図7Cに示すように、定着装置103の開口部O1を開放した状態にガイド面181La,181Rbにより保持され、定着装置は装置本体の正規の位置(シートSを導入すべき設定された所定の位置)に装着される。
装置本体100の正規の位置に定着装置103が装着された際に、装置本体に設けられた本体電極(不図示)と定着装置の定着カバー133L(又は133R)に設けられた電極(不図示)が接触して電気的に接続するようになっている。これにより本体電極から定着装置103の電極を通じてヒータ131に給電できるようになっている。
シャッタ141は上部に回動し開口部O1を開放した状態で把手部134を覆っている(図3参照)。このように把手部134は、シャッタ141により覆われることで、汚れ等から保護される。
定着装置103を装置本体100から取り外す場合、操作者は装置本体100の側面カバー(不図示)を開き、定着装置用収納スペース100Sを露出させる。次に定着装置103の把手部134を持って定着装置103を装置本体100内部からガイド凹溝180La,180Rbに沿ってほぼ水平方向に引き出す(図7C参照)。
すると、開閉機構140のアーム142L,142Rの係止部142La1,142Ra1がガイド部材181L,181Rのガイド面181La,181Rbから離れる。更に、定着装置103を引き出すと、アーム142L,142Rが時計回り方向へ回転し、シャッタ141が下部に回動する。これにより、図7Aに示すように、定着装置103の開口部O1が閉じられる。
以上のように、定着装置(定着ユニット)の枠体には、送風部材Qからの風を定着用回転体116に当てるための開口O1と、開口O1を塞ぐ第1の位置と開口を開く第2の位置に移動可能な開閉部材141が設けられている。そして、画像形成装置本体から定着ユニットを取り出す動作に応じて開閉部材141は第2の位置から第1の位置に移動する。なお、図7Cの300は定着ユニットのフレームの一部であり、定着ユニットの長手方向中央部(定着用回転体の母線方向中央部)に設けられている。
したがって、開閉部材141が第2の位置(開放位置)に移動すると、定着用回転体116の母線方向中央部(フレーム300)を除いた部分が定着ユニットの枠体から露出する。
(6)装置本体100の端部昇温冷却装置Qの構成
図8は端部昇温冷却装置Qの概略構成を表わす斜視図であって、(a)は端部冷却用ダクト171の送風口W側から端部昇温冷却装置Qを見た斜視図、(b)は端部冷却用ダクト171の送風口Wにおけるダクトシャッタ機構の概略構成を表わす斜視図を示す。
端部昇温冷却装置Qは、冷却用ファン(送風部材)170から端部冷却用ダクト171にエアーが送られる。そしてその端部冷却用ダクト171の送風口W(図3参照)より、定着ニップ部N2の小サイズシートの通過しない非通紙領域(図4(b)に示す非通過領域参照)に対応する定着ベルト116の領域を、エアー(冷却風)を吹き付けて冷却するものである。このように、送風部材は、定着用回転体116の母線方向端部に風を送風する。
図8の(a)に示すように、端部昇温冷却装置Qは、定着ベルト116(不図示)の長手方向の両端部近傍に端部冷却用ダクト171と冷却用ファン170を備えている。この端部昇温冷却装置Qは、小サイズシートが連続して定着ニップ部N2を通過する際にエアーを吹き付けて定着ベルト116の非通紙領域を冷却して温度上昇を抑制するように構成してある。
冷却用ダクト171の内側には、図8の(b)に示すように、ダクトシャッタ172L,172Rが配置されている。このダクトシャッタ172L,172Rは、フレーム175に長手方向に移動可能に支持され、それぞれ、ラック176L,176Rに連結されている。
ラック176L,176Rはパルスモータ173の出力軸に設けられた駆動ギア174と噛み合っており、パルスモータ173の駆動によりダクトシャッタ172L,172Rはフレーム175の長手方向に移動して送風口Wを開閉するようになっている。このように、シャッタ172L,172Rは、ベルト母線方向における送風幅を変更可能である。
ダクトシャッタ172L,172Rの停止位置は、シートのサイズに応じてパルスモータ173の駆動量をコントロールすることにより制御される。これにより、通風口Wにおいてシートのサイズに最適な開口幅を得ることができ、非通紙領域の幅に合った送風を行なうことができる。
また、図3及び図8のように、装置本体100の所定位置に定着装置103を装着すると、ダクト171が定着ユニットの内部に入り込んでおり、シャッタ172の定着ベルトと対向する曲面部分172LC及び172RCが、定着ベルトの近傍に位置する。このように、定着ユニットをプリンタ本体に装着した時、ダクトの先端と定着ベルトが近接する位置関係となるように構成してあるので、送風域の詳細な制御が可能となる。
以上説明したように、本実施例の定着装置103は、冷却用ファン170、端部冷却用ダクト171を装置本体100に備えるため、製造コストが抑えられる。また、定着装置103のメンテナンス時は、定着装置103の開口部O1をシャッタ141で閉じるため、定着ベルト116を保護できる。
[他の実施例]
定着装置103において、定着用回転体として筒状の定着ローラを用い、加熱体として定着ローラを加熱するハロゲンヒータを用いてもよい。また、定着用回転体として磁束の作用により発熱可能な発熱層を具備する筒状の定着ベルトを用い、加熱体として磁束を発生して定着ベルトを加熱するコイル(磁束発生手段)を用いてもよい。
100:画像形成装置本体、103:定着装置、116:定着ベルト、131:セラミックヒータ、134:把手部、141:シャッタ、170:冷却用ファン、172L,172R:ダクトシャッタ、O1:開口、S:シート、t:未定着トナー画像

Claims (16)

  1. 画像形成装置本体と、
    前記本体に対して着脱可能であり、記録材に形成された未定着画像を記録材に定着する定着用回転体と、前記定着用回転体を収容する枠体と、を有する定着ユニットと、
    前記本体に設けられ、前記定着用回転体に風を送る送風部材と、
    を有する画像形成装置において、
    前記枠体には、前記送風部材からの風を前記定着用回転体に当てるための開口と、前記開口を塞ぐ第1の位置と前記開口を開く第2の位置に移動可能な開閉部材が設けられており、
    前記本体から前記定着ユニットを取り出す動作に応じて前記開閉部材は前記第2の位置から前記第1の位置に移動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記送風部材は、前記定着用回転体の母線方向端部に風を送風することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記本体には、前記母線方向における送風幅を変更可能なシャッタが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記開閉部材が前記第2の位置に移動すると、前記定着用回転体が前記枠体から露出することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記開閉部材が前記第2の位置に移動すると、前記定着用回転体の母線方向中央部を除いた部分が前記枠体から露出することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記開閉部材は、前記定着用回転体の母線方向に対して交差する方向に移動することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着ユニットには前記定着ユニットを操作者が保持するための保持部が設けられており、前記開閉部材は前記第2の位置に移動すると前記保持部を覆うことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着用回転体はフィルムであることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記定着ユニットは、前記フィルムの内面に接触するヒータを有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 定着用回転体と、
    前記定着用回転体を収容する枠体と、
    を有する画像形成装置本体に着脱可能な定着ユニットにおいて、
    前記枠体には、前記本体に設けられた送風部材からの風を前記定着用回転体に当てるための開口と、前記開口を塞ぐ第1の位置と前記開口を開く第2の位置に移動可能な開閉部材が設けられており、前記本体から前記定着ユニットを取り出す動作に応じて前記開閉部材は前記第2の位置から前記第1の位置に移動することを特徴とする定着ユニット。
  11. 前記開閉部材が前記第2の位置に移動すると、前記定着用回転体が前記枠体から露出することを特徴とする請求項10に記載の定着ユニット。
  12. 前記開閉部材が前記第2の位置に移動すると、前記定着用回転体の母線方向中央部を除いた部分が前記枠体から露出することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の定着ユニット。
  13. 前記開閉部材は、前記定着用回転体の母線方向に対して交差する方向に移動することを特徴とする請求項10乃至請求項12の何れか一項に記載の定着ユニット。
  14. 前記定着ユニットには前記定着ユニットを操作者が保持するための保持部が設けられており、前記開閉部材は前記第2の位置に移動すると前記保持部を覆うことを特徴とする請求項10乃至請求項13の何れか一項に記載の定着ユニット。
  15. 前記定着用回転体はフィルムであることを特徴とする請求項10乃至請求項14の何れか一項に記載の定着ユニット。
  16. 前記定着ユニットは、前記フィルムの内面に接触するヒータを有することを特徴とする請求項15に記載の定着ユニット。
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