JP2014223697A - 研削装置 - Google Patents

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文雄 大垣
Fumio Ogaki
文雄 大垣
田中 宏
Hiroshi Tanaka
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Abstract

【課題】端部開口にテーパ面を有する被加工穴の研削加工を効率的に行うことができる研削装置を提供する。
【解決手段】上端部開口を拡径するように傾斜したテーパ面3aを有する被加工穴3を研削加工する研削装置1は、被加工穴3と同軸上に配置され軸心X方向に移動可能な回転軸4と、回転軸4の下端部に一体回転可能に設けられ被加工穴3のテーパ面3aよりも下端側の内周面3bを研削加工する第1研削部5と、回転軸4の第1研削部5よりも上端側に一体回転可能に設けられテーパ面3aを研削加工する第2研削部6とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、端部開口を拡径するように傾斜したテーパ面を有する被加工穴を研削加工する研削装置に関する。
従来より、端部開口を拡径するように傾斜したテーパ面が形成された被加工穴を研削加工する加工方法として、特許文献1に記載された加工方法が知られている。この加工方法では、ホーニング工具を用いてテーパ面よりも下方の内周面を研削加工した後に、別の工具を用いてテーパ面を研削加工するようになっている。
特開平7−251368号公報
しかしながら、前記加工方法にあっては、被加工穴の前記内周面及びテーパ面を、それぞれ別々の工具を用いて研削加工する必要があるため、被加工穴の研削加工を効率的に行うことができないという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、端部開口にテーパ面を有する被加工穴の研削加工を効率的に行うことができる研削装置を提供することを目的とする。
本発明の研削装置は、一端側の開口を拡径するように傾斜したテーパ面を有する被加工穴を研削加工する研削装置であって、前記被加工穴と同軸上に配置され、軸心方向に移動可能な回転軸と、前記回転軸の一端部に一体回転可能に設けられ、前記被加工穴の前記テーパ面よりも他端側の内周面を研削加工する第1研削部と、前記第1研削部よりも他端側において前記回転軸に一体回転可能に設けられ、前記テーパ面を研削加工する第2研削部と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、被加工穴と同軸上に配置された回転軸を回転させながら、その一端部を被加工穴内に挿入することにより、被加工穴の前記内周面を第1研削部により研削加工しながら、第2研削部により前記テーパ面を研削加工することができる。これにより、被加工穴の研削加工を効率的に行うことができる。
前記回転軸は、前記第1研削部が前記第2研削部よりも下方に配置されるように、前記軸心方向を上下方向に向けて配置され、前記研削装置は、前記第2研削部とは別体であって、前記回転軸に対して相対回転可能に設けられ、自重により前記第2研削部に荷重を負荷するウェイトをさらに備えていることが好ましい。
この場合、ウェイトの自重によって第2研削部に荷重が負荷されるため、第2研削部をテーパ面に押し当てることができる。これにより、テーパ面の研削加工を効率的に行うことができる。その際、ウェイトは回転軸に対して相対回転可能に設けられているため、ウェイトが回転軸と共回りするのを抑制することができる。したがって、ウェイトに起因して回転軸の慣性モーメントが増大するのを抑制することができる。
前記ウェイトは、前記第2研削部に荷重を負荷しないように、前記回転軸に対して前記軸心方向に持ち上げ可能とされているのが好ましい。
この場合、第2研削部に荷重を負荷した状態からウェイトを軸心方向に持ち上げることによって、第2研削部に荷重を負荷しない状態とすることができる。これにより、テーパ面の加工精度を調整することができる。特に、前記テーパ面の研削加工時間が、前記内周面の研削加工時間よりも短い場合に、テーパ面が必要以上に研削加工されるのを抑制することができる。
前記ウェイトは、前記軸心方向に持ち上げ支持される引掛部を有するのが好ましい。この場合、簡単な構成によってウェイトを持ち上げることができる。
前記回転軸の外周面に、前記軸心方向に長い長溝が形成され、前記第2研削部は、前記長溝に挿入されたガイド軸を有し、当該ガイド軸が前記長溝に沿って移動することで、前記回転軸に対して前記軸心方向に移動可能とされているのが好ましい。
この場合、長溝とガイド軸とを用いた簡単な構成によって、第2研削部を、回転軸と共に一体回転させつつ回転軸に対して軸心方向に移動させることができる。
前記研削装置は、前記回転軸に設けられ、前記第2研削部を前記テーパ面に向けて付勢する付勢部材をさらに備えているのが好ましい。この場合、付勢部材が第2研削部をテーパ面に向けて付勢する付勢力によって、第2研削部に荷重が負荷されるため、第2研削部をテーパ面に押し当てることができる。これにより、テーパ面の研削加工を効率的に行うことができる。
本発明の研削装置によれば、端部開口にテーパ面を有する被加工穴の研削加工を効率的に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る研削装置を示す側面図である。 上記研削装置の要部構成を示す断面斜視図である。 図2のA部拡大断面図である。 上記研削装置の第2研削部に荷重を負荷していない状態を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る研削装置の要部構成を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る研削装置の要部構成を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る研削装置の要部構成を示す断面斜視図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る研削装置を示す側面図である。本実施形態の研削装置1は、被加工物2に加工された被加工穴3の、上端部開口を拡径するように傾斜したテーパ面3aと、このテーパ面3aよりも下端側に形成された内周面3bとを研削加工するものである。
研削装置1は、回転軸4と、被加工穴3の内周面3bを研削加工する第1研削部5と、被加工穴3のテーパ面3aを研削加工する第2研削部6と、第2研削部6に荷重を負荷するウェイト7と、ウェイト7を持ち上げる持ち上げ機構8とを備えている。前記回転軸4は、被加工穴3と同軸上に配置された軸心Xを有し、その軸心X回りに回転しながら軸心X方向に移動可能とされている。本実施形態の回転軸4は、軸心X方向を上下方向に向けて配置されている。
図2は、研削装置1の要部構成を示す断面斜視図である。回転軸4は、円筒状に形成されたマンドレル4aと、このマンドレル4aに内嵌された中実棒状のウェッジ4bとからなる。ウェッジ4bの下端には、先細り形状となる円錐部4b1が形成されている。
第1研削部5は、回転軸4の下端部であるウェッジ4bの円錐部4b1に外嵌された円筒状の第1砥石体5aからなり、回転軸4と共に一体回転するようになっている。この第1砥石体5aの外周には、マンドレル4aを径方向に貫通して突出する突出部5a1が、周方向に所定間隔をあけて複数形成されている。第1砥石体5aの外径は、被加工穴3の内周面3bに挿入可能な大きさに設定されている。これにより、第1砥石体5aは、回転軸4と共に軸心X回りに回転しながら下方に移動して被加工穴3の内周面3bに挿入されることで、被加工穴3の内周面3bを研削加工するようになっている。
図3は、図2のA部拡大断面図である。第2研削部6は、回転軸4の第1研削部5よりも上端側に一体回転可能に設けられている。第2研削部6は、マンドレル4aに外嵌された円筒体6bと、この円筒体6bの下端部の外周において周方向に所定間隔をあけて突設された複数の第2砥石体6aと、ガイド軸としてのボルト6cとを有している。円筒体6bの下端部は、被加工穴3のテーパ面3aの傾斜に合わせて、下端に向かって漸次縮径するように傾斜している。これにより、図1に示すように、第2砥石体6aを、被加工穴3の上端部開口からテーパ面3aに当接するように挿入することができる。
図3に示すように、円筒体6bには、その厚さ方向に貫通して形成されたネジ孔6b1に、前記ボルト6cが螺合されている。ボルト6cの先端部は、円筒体6bの内周面よりも径方向内方に突出し、マンドレル4aの外周面において軸心X方向に長く形成された長溝4a1に挿入されている。そして、ボルト6cの先端部が長溝4a1に沿ってその長手方向に移動することにより、円筒体6bを軸心X方向に移動させることができる。また、回転軸4が軸心X回りに回転する際は、長溝4a1の内側面がボルト6cの先端部に当接することで、円筒体6bを回転軸4と共に回転させることができる。これにより、第2研削部6は、回転軸4と共に一体回転可能であり、且つ回転軸4に対して軸心X方向に移動可能とされている。
図2に示すように、ウェイト7は、回転軸4の第2研削部6よりも上端側において、当該第2研削部6とは別体として設けられている。ウェイト7は、回転軸4に対して、軸心X方向に移動可能且つ相対回転可能に外嵌された円筒状のウェイト本体7aと、このウェイト本体7aの上端部に一体に突設された円環状のフランジ部(引掛部)7bとを有している。ウェイト本体7aの下端面7a1は、第2研削部6の円筒体6bの上端面に当接して当該円筒体6bを下方に押圧する押圧面とされている。これにより、第2研削部6にはウェイト7の自重により軸心Xを中心とする荷重が負荷される。
したがって、図1に示すように、第2研削部6の下端部を被加工穴3に挿入した状態で、ウェイト7の自重により第2研削部6に荷重を負荷することで、第2研削部6を被加工穴3のテーパ面3a全体に均一に押し当てることができる。そして、この状態で、回転軸4と共に第2研削部6が回転することで、テーパ面3aを研削加工することができる。その際、第1研削部5は被加工穴3の内周面3bに対向して配置されるため、被加工穴3のテーパ面3a及び内周面3bを同時に研削加工することができる。また、ウェイト本体7aは回転軸4に対して相対回転可能に設けられているため、ウェイト7が回転軸4と共回りするのを抑制することができる。
図1において、持ち上げ機構8は、第2研削部6に前記荷重を負荷した状態から、当該荷重を負荷しないように、ウェイト7を回転軸4に対して軸心X方向に持ち上げるものである。持ち上げ機構8は、フランジ部7bの下面を持ち上げ支持する支持体8aと、一端部において支持体8aを支持する支持アーム8bと、支持アーム8bの他端部を支持する支持軸8cと、支持軸8cを上下動させるための駆動シリンダ(駆動部)8dとを備えている。
図1に示すように、第2研削部6に荷重を負荷している状態において、持ち上げ機構8は、駆動シリンダ8dを伸長させ、支持軸8c及び支持アーム8bを介して支持体8aを、ウェイト7のフランジ部7bよりも下方位置に保持している。この状態から、図4に示すように、駆動シリンダ8dを収縮させ、支持軸8c及び支持アーム8bを介して支持体8aを上昇させる。これにより、ウェイト7のフランジ部7bは、支持体8aにより軸心X方向に持ち上げた状態で支持されるため、第2研削部6に荷重を負荷しない状態とすることができる。
以上、本実施形態の研削装置1によれば、被加工穴3と同軸上に配置された回転軸4を回転させながら、その下端部を被加工穴3内に挿入することにより、被加工穴3の内周面3bを第1研削部5により研削加工しながら、第2研削部6により被加工穴3のテーパ面3aを研削加工することができる。これにより、被加工穴3の研削加工を効率的に行うことができる。
また、ウェイト7の自重によって第2研削部6に荷重が負荷されるため、第2研削部6をテーパ面3aに押し当てることができる。これにより、テーパ面3aの研削加工を効率的に行うことができる。その際、ウェイト7は回転軸4に対して相対回転可能に設けられているため、ウェイト7が回転軸4と共回りするのを抑制することができる。これにより、ウェイト7に起因して回転軸4の慣性モーメントが増大するのを抑制することができる。
また、第2研削部6に荷重を負荷した状態からウェイト7を持ち上げることによって、第2研削部6に荷重を負荷しない状態とすることができる。これにより、テーパ面3aの加工精度を調整することができる。特に、テーパ面3aの研削加工時間が、内周面3bの研削加工時間よりも短い場合に、テーパ面3aが必要以上に研削加工されるのを抑制することができる。
さらに、ウェイト7を持ち上げるときは、回転軸4に対してウェイト7を相対移動させるため、第1研削部5がウェイト7と共に持ち上がるのを防止することができる。したがて、ウェイト7を持ち上げる際に、被加工穴3の内周面3bの研削加工が阻害されることはない。
また、ウェイト7は、軸心X方向に持ち上げ支持されるフランジ部7bを有するため、簡単な構成によってウェイト7を持ち上げることができる。
また、第2研削部6は、回転軸4に形成された長溝4a1に挿入され、当該長溝4a1に沿って軸心X方向に移動可能なボルト6cを有するため、長溝4a1とボルト6cとを用いた簡単な構成によって、第2研削部6を、回転軸4と共に一体回転させつつ回転軸4に対して軸心X方向に移動させることができる。
図5は、本発明の第2実施形態に係る研削装置1の要部構成を示す斜視図である。本実施形態の研削装置1は、第2研削部6に荷重を負荷するためのウェイト7及びウェイト7を持ち上げる持ち上げ機構8の代わりに、シリンダ11を用いている。このシリンダ11は、例えば複動式のシリンダからなり、シリンダ本体11aと、シリンダ本体11aに対して伸縮可能なロッド11bとを有している。シリンダ本体11aは、回転軸4の第2研削部6よりも上端側に外嵌されており、回転軸4と共回りしないように回り止めされている。シリンダ本体11aの軸方向両端部には、油又はエア等の作動流体が給排される一対の給排口11a1が形成されている。前記一対の給排口11a1のうちの一方に作動流体を供給するとともに他方から作動流体を排出することにより、ロッド11bがシリンダ本体11aに対して伸縮するようになっている。
ロッド11bは、円筒状に形成されており、シリンダ本体11aよりも下方の回転軸4に外嵌されている。ロッド11bの先端面は、シリンダ本体11aに対してロッド11bを伸長させたときに、第2研削部6の円筒体6bの上端面を下方に押圧する押圧面とされている。これにより、第2研削部6には、シリンダ11の作動流体圧により軸心Xを中心とする荷重が負荷される。
また、シリンダ本体11aに対してロッド11bを収縮させることにより、ロッド11bの先端面は、円筒体6bの上端面から離反した状態となる。これにより、第2研削部6に荷重を負荷しない状態とすることができる。なお、本実施形態のその他の構成は、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
以上、本実施形態の研削装置1によれば、シリンダ本体11aに対するロッド11bの伸長量を調整することにより、第2研削部6に負荷する荷重を調整することができる。これにより、テーパ面3aの加工精度を高めることができる。
また、シリンダ本体11aに対してロッド11bを収縮させることにより、第2研削部6に荷重を負荷しない状態とすることができるため、第1実施形態のように持ち上げ機構8を別途設ける必要がない。したがって、研削装置1をコンパクトな構成とすることができる。
図6は、本発明の第3実施形態に係る研削装置1の要部構成を示す斜視図である。本実施形態の研削装置1は、第2研削部6に荷重を負荷するウェイト7の代わりに、第2研削部6を被加工穴3のテーパ面3aに向けて付勢するコイルバネ(付勢部材)12を用いている。このコイルバネ12は、例えば圧縮コイルバネからなり、回転軸4の第2研削部6よりも上端側に取り付けられている。回転軸4の上側には、コイルバネ12の上端が当接する固定リング13が外嵌されている。また、回転軸4の下側には、コイルバネ12の下端が当接する可動リング14が軸心X方向に移動可能に外嵌されている。
可動リング14の下面は、第2研削部6の円筒体6bの上端面を下方に押圧する押圧面とされている。これにより、コイルバネ12は可動リング14を介して第2研削部6を被加工穴3のテーパ面3aに向けて付勢するため、この付勢力によって、第2研削部6に軸心Xを中心とする荷重が負荷される。
また、可動リング14は、持ち上げ機構8の支持体8aにより、回転軸4に対して軸心X方向に沿って持ち上げ支持されるようになっている。したがって、持ち上げ機構8の支持体8aを上昇させることにより、可動リング14はコイルバネ13の下端部と共に軸心X方向に持ち上げられた状態で支持される。これにより、第2研削部6に荷重を負荷しない状態とすることができる。なお、本実施形態のその他の構成は、第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
以上、本実施形態の研削装置1によれば、コイルバネ12の付勢力によって第2研削部6に荷重が負荷されるため、第2研削部6をテーパ面3aに押し当てることができる。これにより、テーパ面3aの研削加工を効率的に行うことができる。また、第2研削部6に荷重を負荷した状態からコイルバネ12の下端部を持ち上げることによって、第2研削部6に荷重を負荷しない状態とすることができるため、テーパ面3aの加工精度を調整することができる。
図7は、本発明の第4実施形態に係る研削装置1の要部構成を示す断面斜視図である。本実施形態の研削装置1は、ウェイト7とコイルバネ12とを併用して第2研削部6に荷重を負荷するようにしたものである。本実施形態のウェイト7には、ウェイト本体7aの内周面と回転軸4の外周面との間に、コイルバネ12の一部を収容するための環状空間7cが形成されている。また、ウェイト本体7aの内周面には、コイルバネ12の下端が当接する段差面7a2が形成されている。コイルバネ12の上端は、第3実施形態と同様に、固定リング13に当接している。
これにより、コイルバネ12の付勢力及びウェイト7の自重によって、第2研削部6に軸心Xを中心とする荷重が負荷される。また、この状態から、持ち上げ機構8の支持体8aによりウェイト7のフランジ部7bを軸心X方向に持ち上げることによって、ウェイト7はコイルバネ12の下端部と共に軸心X方向に持ち上げられた状態で支持される。これにより、第2研削部6に荷重を負荷しない状態とすることができる。なお、本実施形態のその他の構成は、第1及び第3実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
以上、本実施形態の研削装置1によれば、コイルバネ12の付勢力とウェイト7の自重との協働により第2研削部6に荷重を負荷するため、前記付勢力及び前記自重のいずれか一方のみを作用させる場合に比べて、第2研削部6をテーパ面3aに対して強く押し当てることができる。これにより、テーパ面3aの研削加工をさらに効率的に行うことができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく適宜変更して実施可能である。例えば、上記第1及び第4実施形態におけるウェイト7の引掛部は、円環状のフランジ部7bとしているが、持ち上げ機構8に引っ掛けられた状態で持ち上げ支持されるものであれば、他の形状に形成されたものであってもよい。また、上記実施形態における回転軸4は、その軸心X方向を上下方向に向けて配置されているが、軸心X方向を水平方向に向けて配置するようにしてもよい。この場合、被加工物2は、被加工穴3を前記軸心Xと同軸上となるように水平方向に向けて配置すればよい。
1 研削装置
3 被加工穴
3a テーパ面
3b 内周面
4 回転軸
4a1 長溝
5 第1研削部
6 第2研削部
6c ボルト(ガイド軸)
7 ウェイト
7b フランジ部(引掛部)
12 コイルバネ(付勢部材)
X 軸心

Claims (6)

  1. 一端側の開口を拡径するように傾斜したテーパ面を有する被加工穴を研削加工する研削装置であって、
    前記被加工穴と同軸上に配置され、軸心方向に移動可能な回転軸と、
    前記回転軸の一端部に一体回転可能に設けられ、前記被加工穴の前記テーパ面よりも他端側の内周面を研削加工する第1研削部と、
    前記回転軸の前記第1研削部よりも他端側に一体回転可能に設けられ、前記テーパ面を研削加工する第2研削部と、
    を備えていることを特徴とする研削装置。
  2. 前記回転軸は、前記第1研削部が前記第2研削部よりも下方に配置されるように、前記軸心方向を上下方向に向けて配置され、
    前記第2研削部とは別体であって、前記回転軸に対して相対回転可能に設けられ、自重により前記第2研削部に荷重を負荷するウェイトをさらに備えている請求項1に記載の研削装置。
  3. 前記ウェイトは、前記第2研削部に荷重を負荷しないように、前記回転軸に対して前記軸心方向に持ち上げ可能とされている請求項2に記載の研削装置。
  4. 前記ウェイトは、前記軸心方向に持ち上げ支持される引掛部を有する請求項3に記載の研削装置。
  5. 前記回転軸の外周面に、前記軸心方向に長い長溝が形成され、
    前記第2研削部は、前記長溝に挿入されたガイド軸を有し、当該ガイド軸が前記長溝に沿って移動することで、前記回転軸に対して前記軸心方向に移動可能とされている請求項2〜4のいずれか一項に記載の研削装置。
  6. 前記回転軸に設けられ、前記第2研削部を前記テーパ面に向けて付勢する付勢部材をさらに備えている請求項1〜5のいずれか一項に記載の研削装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115256211A (zh) * 2022-08-17 2022-11-01 江苏威马悦达智能装备有限公司 一种阀体类零件专用珩磨刀具及其组装方法

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