JP2014223109A - 電気掃除機 - Google Patents

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文礼 王
Fumirei O
文礼 王
恩田 雅一
Masakazu Onda
雅一 恩田
椋本 英治
Eiji Mukumoto
英治 椋本
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Abstract

【課題】片手でハンドルユニットと掃除機本体との係合を解除できるとともに、誤操作によるハンドルユニットと掃除機本体との係合の誤解除を防ぐことができるアップライト型電気掃除機を提供する。
【解決手段】掃除機本体に着脱自在に取り付けられるハンドルユニットと、ハンドルユニットが掃除機本体に取り付けられた際にハンドルユニットと係合し、ハンドルユニットを掃除機本体に保持するロック部と、操作端はハンドルユニットの握り部付近に設けられており、ハンドルユニットと掃除機本体との係合を解除できる着脱ユニットと、着脱ユニットに設けられ、掃除機本体と手元ハンドルとの間に引っ張る力が加えられた時、着脱ユニットの動作を無効にするロック解除防止突起とを備えるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ノズル体が掃除機本体の下端に接続され、掃除機本体の上端に着脱自在のハンドルユニットが装着されるアップライト型電気掃除機のような、電気掃除機に関するものである。
アップライト型電気掃除機は、吸引風を発生させる電動送風機と、電動送風機で発生された吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵部を内蔵し、掃除機本体の下端にノズル体が接続され、掃除機本体の上端にハンドルユニットが装着され、このハンドルユニットに設けられた手元ハンドルを操作することで、ノズル体が掃除機本体と共に床面に沿って移動され、床面を清掃することができる。
このようなアップライト型電気掃除機は、隙間など床面以外の清掃を対応するために、掃除機本体の上端に取り付けられたハンドルユニットは、掃除機本体に対して自在に着脱できるものが提案された。
この着脱自在を実現するために、掃除機本体上面のハンドルユニット装着場所の近傍に、ハンドルユニットを取り付ける着脱ボタンが設置されたものが一般的である。隙間など床面以外の清掃を行う時、片手で手元ハンドルの握り部を保持し、片手で掃除機本体上面の着脱ボタンを押しながら、手元ハンドルを引き上げることによりハンドルユニットが掃除機本体から抜き出され、集塵通路になる。
また、手元ハンドルの高さを調節するため、延長管は伸縮できる機構が提案されている。この延長管の伸縮動作は手元ハンドルの握り部に設けたスイッチを操作することで、実現できるものもある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−80042号公報
従来のアップライト型電気掃除機は、隙間など床面以外の清掃を行う場合、まず、掃除機本体を縦にすることが必要である。これによって、ノズル体を経由する集塵通路が部分的に遮断され、ハンドルユニットからの吸引力が確保される。
次に、片手で手元ハンドルの握り部を保持し、片手でハンドルユニットと掃除機本体とのロックを解除する着脱機構を押しながら、手元ハンドルを引き上げることにより、ハンドルユニットは掃除機本体から引出されて、集塵通路になる。
しかしながら、ハンドルユニットとハンドルユニットを掃除機本体に固定するロックを解除する着脱機構は、手元ハンドルの握り部から離れた位置に設けられたため、ハンドルユニットの取り外しは両手で行わなければならず、使い勝手が良くないという課題がある。
一方、特許文献のような機構を利用すれば課題を解決できそうに見えるが、掃除機本体を持ち上げた時、手元ハンドルの握り部に設けられた、ハンドルユニットとロック部の係
合を解除するための着脱ユニットを誤操作してしまうと、掃除機本体は床面に落下し、利用者がけがをしたり、床面や家具が傷つく恐れがある。
そこで、本発明は、片手でハンドルユニットと掃除機本体との係合を解除できるとともに、誤操作によるハンドルユニットと掃除機本体との係合の誤解除を防ぐことができる電気掃除機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明は、吸引風を発生させる電動送風機と、前記電動送風機で発生された吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵部と、を有する掃除機本体と、前記掃除機本体の下端に接続されたノズル体と、一端が前記掃除機本体に接続されたホースと、前記ホースの他端に取り付けられ、前記掃除機本体に着脱自在に取り付けられるハンドルユニットと、前記掃除機本体に設けられており、前記ハンドルユニットが前記掃除機本体に取り付けられた際に前記ハンドルユニットと係合し、前記ハンドルユニットを前記掃除機本体に保持するロック部と、前記ハンドルユニットの前記ホース側の端部に設けられており、使用者が保持する手元ハンドルと、前記ハンドルユニットに設けられており、前記ハンドルユニットと前記掃除機本体との係合を解除できる着脱ユニットと、前記着脱ユニットに設けられ、前記手元ハンドルに位置するレバーとを備え、前記掃除機本体に前記ハンドルユニットが取り付けられた状態において、前記レバーを操作することで、前記着脱ユニットが作動し、記延ハンドルユニットと前記ロック部との係合が解除され、さらには、前記掃除機本体と前記延長管との間に引っ張る力が加えられた時、前記着脱ユニットの動作を無効にすることができることを特徴とする電気掃除機である。
本発明によれば、使用者は手元ハンドルの握り部を保持する手の指で、手元ハンドルに設置されたレバーを操作することで、ハンドルユニットと掃除機本体との係合を解除することができる。
さらに、ハンドルユニットと掃除機本体との間に引っ張る力が加えられた時、ロック部に設けられたロック解除防止突起と着脱ユニットに設けられた調節バネの働きにより、着脱ユニットの動作を無効にすることができる。このために、掃除機の使い勝手と安全性の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態における電気掃除機の概略構成図 本発明の実施の形態におけるロック部と着脱ユニットを示す断面図 ハンドルユニットが掃除機本体に装着された時の、ロック部と着脱ユニットの動作を示す断面図 ハンドルユニットを掃除機本体から取り出す時の、ロック部と着脱ユニットの動作を示す断面図 ロック解除防止突起と、ロック解除防止突起作動時調節バネの役割を示す断面図
第1の発明は、吸引風を発生させる電動送風機と、前記電動送風機で発生された吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵部と、を有する掃除機本体と、前記掃除機本体の下端に接続されたノズル体と、一端が前記掃除機本体に接続されたホースと、前記ホース
の他端に取り付けられ、前記掃除機本体に着脱自在に取り付けられるハンドルユニットと、前記掃除機本体に設けられており、前記ハンドルユニットが前記掃除機本体に取り付けられた際に前記ハンドルユニットと係合し、前記ハンドルユニットを前記掃除機本体に保持するロック部と、前記ハンドルユニットに設けられており、前記ハンドルユニットと前記ロック部との係合を解除する着脱ユニットと、前記着脱ユニットに設けられており、前記ハンドルユニットの握り部付近に位置するレバーと、を備え、前記掃除機本体に前記ハンドルユニットが取り付けられた状態において、前記レバーを操作することによって、前記ハンドルユニットと前記ロック部との係合を解除することを特徴とする電気掃除機である。
本発明によれば、ハンドルユニットの握り部付近に設けられたレバーを操作することで、ハンドルユニットとロック部との係合を解除することが可能である。このため、使用者はハンドルユニットの握り部を保持する手の指で着脱ユニットのレバーを操作してから握り部を引き上げることによって、片手でハンドルユニットを掃除機本体から取り出すことが可能であり、使い勝手が向上する。
第2の発明は、特に、第1の発明の電気掃除機において、前記ロック部にはロック解除防止突起が設けられており、掃除機本体に挿入された前記ハンドルユニットの先端部分を収納するホルダーは前記掃除機本体に固定され、前記ハンドルユニットと前記ロック部と係合された後、前記ハンドルユニットと前記掃除機本体の間に引っ張る力が生じた場合、前記ロック解除防止突起は前記ホルダーと係合になり、前記ロック部の前記ホルダーでの摺動は禁止され、前記着脱ユニットの動作を無効にすることができることを特徴とするものである。
本発明によれば、掃除中或いはハンドルユニットの握り部を持って掃除機本体を運搬する時、掃除機本体とハンドルユニットとの間に引っ張る力が生じ、ロック解除防止突起がホルダーの内壁と係合状態になり、着脱ユニットの動作は無効になる。この時、例え、使用者は不注意で着脱ユニットを操作しても、ハンドルユニットとロック部の係合を解除することができなくなり、安全性を確保することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の電気掃除機の着脱ユニットに関するもので、前記着脱ユニットは、前記レバーと、前記レバーと連動する第1連結部と第2連結部を含んで構成されており、前記第1連結部に所定弾性を有する調節バネが設けられており、前記ロック解除防止突起と前記ホルダーと係合されていない状態において、前記レバーの作動範囲内に、前記着脱ユニットは前記掃除機本体と前記ロック部との係合を解除できる能力を有するとともに、前記ロック解除防止突起と前記ホルダーと係合された状態において、前記調節バネは前記着脱ユニットに加えられた力を吸収し、前記着脱ユニット及び前記ロック部を過剰な外力から保護することができることを特徴とするものである。
したがって、本発明によれば、ハンドルユニットと掃除機本体の間に引っ張る力が生じない場合において、着脱ユニットのレバーを操作すると、ハンドルユニットとロック部との係合がスムーズに解除できる。他方、ハンドルユニットと掃除機本体の間に引っ張る力が生じロック解除防止突起とホルダーと係合状態になった場合において、使用者は無理やりに着脱ユニットを操作しても、着脱ユニットに加えられた過剰な外力は調節バネにより吸収されるため、着脱ユニットとロック部が保護される。
第4の発明は、第1または第2の発明の電気掃除機において、前記ロック部の前記ホルダーでの摺動方向と前記ハンドルユニットの前記ホルダーでの摺動方向と所定角度をなすように構成されており、前記ハンドルユニットと前記掃除機本体の間に引っ張る力が生じた場合、この所定角度は、前記ロック部と前記ホルダーの摺動部の構成上の隙間による生
じた摺動曲線の傾きをカバーでき、前記ロック解除防止突起と前記ホルダーとの係合を確保することができることを特徴とするものである。
第5の発明は、前記レバーに復位バネは取り付けられており、前記復位バネにより前記レバーは常に収納位置へ移動する押し力を受け、この押し力は前記第1連結部を介して、前記第2連結部へ伝達され、前記第2連結部は前記ロック部と接触しない位置関係を維持することを特徴とするものである。
第6の発明は、前記第1連結部に前記調節バネを収納する調節バネカバーを設けられており、前記レバーは収納位置にある時、前記レバーの他端は前記バネカバーの一端と接触する位置関係を有することを特徴とするものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
まず、図1、図2を参照して、この実施の形態に係わるアップライト型電気掃除機の概略構造と、着脱ユニット及びロック部の構造を説明する。
図1はアップライト型電気掃除機1の全体を示している。このアップライト型電気掃除機1は、吸引風を発生させる電動送風機110と、吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵部120と、を有する掃除機本体100と、掃除機本体100の下端に接続されたノズル体200と、一端が掃除機本体100に接続されたホース130と、ホース130の他端に取り付けられ、掃除機本体100に着脱自在に取り付けられるハンドルユニット300と、を備えている。
XZ方向において、前記掃除機本体100と前記ノズル体200は、ジョイント210を介して、一定の角度になる回転動作ができる。
ハンドルユニット300は、延長管310と手元ハンドル320を含み、延長管310には手元ハンドル320に固定された第1パイプ311と、第1パイプ311の中で摺動できる第2パイプ312と、第1パイプ311に固定された伝達機構カバー313が設けられている。
第1パイプ311には凹部311aが設けられており、ホルダー140は掃除機本体100に固定され、第1パイプ311はホルダー140の中でY1−Y2方向に沿って摺動することができ、ロック部150はホルダー140の穴部でX1−X2方向に沿って摺動することができる。
ハンドルユニット300を掃除機本体100に装着された際、第1パイプ311とロック部150は凹部311aで係合する。これにより、ハンドルユニット300が掃除機本体100に固定され、使用者は手元ハンドルの握り部321を保持して、このアップライト型電気掃除機1を操作して床面清掃を行うことができる。
ハンドルユニット300には、第1パイプ311とロック部150との係合を解除するための着脱ユニット400が設けられている。
使用者はこの着脱ユニット400を操作することにより、ハンドルユニット300を掃除機本体100から取り外すことが可能である。
ハンドルユニット300はホース130を経由して、電動送風機110とつながっているため、延長管310の自由端から塵埃を含んだ空気を吸引することができる。
第2パイプ312は第1パイプ311の中で摺動できる構造になっているので、第2パイプ312を第1パイプ311から引き出して多場面の清掃に対応することができる。一般的に、延長管310を利用して床面以外の清掃を行う場合、掃除機本体100を縦にする必要がある。これにより、ノズル体200を経由する吸引流路が部分的に遮断され、延長管310を経由する吸引力が確保される。
このように、本実施例のアップライト型電気掃除機1は、床面清掃時、ハンドルユニット300を掃除機本体100に装着し、使用者は手元ハンドル320の握り部321を保持して床面清掃を行うことができる。
一方、隙間など床面以外の場所を清掃する時は、ハンドルユニット300を掃除機本体100から取り出してから、延長管310の先端吸引口を利用して清掃を行うことができる。
そして、この実施の形態に係わるアップライト型電気掃除機の第1の特徴としては、片手操作でハンドルユニット300と掃除機本体100との係合を解除できる点にある。
着脱ユニット400は、ハンドルユニット300の握り部321付近に設置されたレバー411と、レバー411と連動する第1連結部420と第2連結部430と、を備えている。
ハンドルユニット300が掃除機本体100に装着された時、握り部321を保持する手の指でレバー411を操作すると、レバー411の動きは第1連結部420と第2連結部430を介して、ロック部150に伝達され、第1パイプ311とロック部150との係合を解除する動きが発生する。このため、使用者は手元ハンドルを持ち上げることによってハンドルユニットを掃除機本体から取り出すことは可能であり、使い勝手の向上を図ることができる。
また、この実施の形態の第2の特徴としては、前記着脱ユニット400の誤作動を防ぐ構造を有する点にある。
ロック部150にロック解除防止突起15aが設けられ、ホルダー140の穴部でのロック部150の摺動方向X1−X2とホルダー140での前記延長管310の摺動方向Y1−Y2と所定角度αになすように構成されている。
掃除機本体100と延長管310との間に引っ張る力が生じた時に、ロック解除防止突起15aとホルダー140の内壁と係合され、レバー411の動作を無効にすることができる。
これにより、掃除中或いは手元ハンドル320を持って掃除機を運搬する時、掃除機本体100と延長管310との間に引っ張る力が生じるので、ロック解除防止突起15aとホルダー140が係合され、誤作動でレバー411を操作しても、延長管310とホルダー140との間の固定を解除できなくなり、電気掃除機の使用安全性が確保できる。
また、この実施の形態のもうひとつの特徴としては、着脱ユニット400とロック部150を過剰な外力から保護できる構造になっている点にある。
着脱ユニット400はレバー411と、レバー411と連動する第1連結部420と第2連結部430と、を含んでいる。
第1連結部420に設けられた調節バネ421は所定の弾性を有し、この弾性はロック解除防止突起15aとホルダー140の内壁と係合されてない場合、レバー411の作動範囲に前記ハンドルユニット300とロック部150との間の係合を解除できる能力を有するとともに、ロック解除防止突起15aとホルダー140内壁と係合状態になった場合、調節バネ421はレバー411に加えられた力を吸収し、着脱ユニット400及びロック部150を保護する能力を有する。
したがって、ロック解除防止突起15aとホルダー140の内壁と係合されてない時、レバー411を操作することで、ハンドルユニット300とロック部150との間の係合をスムーズに解除できる。
一方、ハンドルユニット300と掃除機本体100との間に引っ張る力が生じロック解除防止突起15aとホルダー140の内壁と係合状態になった場合、この時、無理やりにレバーを動かしたら、調節バネ421は着脱ユニット400に伝達された力を吸収し、着脱ユニット400とロック部150を保護することができる。
以下、図3から図5を参照して、この実施の形態に関する着脱ユニット及びロック部の構造を詳細に説明する。
まず、図3を参照して、ハンドルユニットを掃除機本体に装着された時、ロック部と着脱ユニットの状態を説明する。
この実施の形態では、第1パイプ311は方向性を持った断面形状を有し、第1パイプ311を収納するホルダー140は方向性のある断面形状を有し、第1パイプ311を内包できる内部断面形状を有する。このため、第1パイプ311は所定の方向のみでホルダー140に挿入することができる。
ハンドルユニット300を掃除機本体100に装着する際、第1パイプ311はホルダー140の内壁に沿って、ロック部150の斜面15bを押しながら、ホルダー140の奥へ進んでいく。
第1パイプ311の凹部311aはロック部150を通り過ぎた瞬間、ロックバネ151の働きにより、第1パイプ311とロック部150と係合状態になる。このため、ハンドルユニット300と掃除機本体100はY1方向においての動きが制限される。
さらに、この時、第1パイプ311の外側に固定された伝達機構カバー313の挿入制限端部313aは、ホルダー140の支持部14aと近い位置関係になったので、ハンドルユニット300と掃除機本体100はY2方向においての動きも制限される。
したがって、ハンドルユニット300と掃除機本体100の位置が特定され、係合状態を取ることができる。使用者は前記手元ハンドル320の握り部321を保持して、床面掃除を行うことができる。
第2連結部は調節バネ421と、調節バネ421を収納する調節バネカバー422と、調節バネカバー422に固定された伝達棒423と、を備えており、レバー411と調節バネ421の連結部は回転できる構造になっており、第2連結部430に設けられた伝達板431は、回転軸432を中心として回転でき、伝達棒423と伝達板431の連結部
は回転できる構造になっている。
ハンドルユニット300は掃除機本体100に装着された場合、着脱ユニット400に関しては、復位バネ412はY2方向における押し力が働き、この押し力はレバー411のアーム41aと、調節バネカバー422と、伝達棒423と、を介して、第2連結部430へ伝達される。
このため、第2連結部430の伝達板431は回転軸432を中心として反時計回りの動きが生じ、伝達板431と水平方向と所定の角度β1になり、伝達板431は前記ロック部150と常に接触しない位置関係を維持するようになる。
次に、図4を参照して、第1パイプとロック部との係合を解除する動作原理を説明する。
Y1方向に沿ってレバー411を引っ張る時、この引っ張る力は調節バネ421と、伝達棒423とを経由し、第2連結部430へ伝達される。この時、伝達板431は回転軸432を中心として時計回りの回転動作が生じる。この回転動作により伝達板431の先端はロック部150の斜面15bと接触して、レバー411に加えた引っ張る力はロック部150を押す力(ロックバネ151短縮方向)に変換される。
調節バネ421の弾性はレバー411の可動範囲L内で第1パイプ311とロック部150との係合を解除できるように調整しているため、ロック部150はX1(図2)方向に沿って移動される。伝達板431と水平方向との角度がβ2になった時、ロック部150は完全に第1パイプ311の凹部311aから押し出され、第1パイプ311とホルダー140との係合が解除される。
延長管310先端の吸引口を利用して、隙間などの床面以外の清掃を行う場合、まず、掃除機本体100を縦にする。これによりノズル体200を経由する流路が部分的に遮断され、延長管310からの吸引力が確保される。次に、ハンドルユニット300の握り部321を保持する手の指でレバー411を操作してから、握り部321を引き上げることにより、片手操作でハンドルユニット300を容易に掃除機本体100から取り出すことができる。
次に、図5を参照して、ロック解除防止突起の役割と、ロック解除防止突起作動時の調節バネの役割を説明する。
ハンドルユニット300を掃除機本体100に装着された後、ハンドルユニット300と掃除機本体100との間に引っ張る力が生じた場合、ロック部150は第1パイプ311の凹部311aからの引き上げ力を受けて上方へ移動する。その結果、ロック部150に設けられたロック解除防止突起15aがホルダー140の内壁と係合になり、ロック部150のX1(図2)方向への摺動は制限される。
この時、レバー411を引っ張ると、伝達板431はその先端部と斜面15bと接触した後動きが止まり、調節バネ421は調節バネカバー422内部で引っ張る力に応じて伸縮する。
調節バネ421の弾性はレバー411の可動範囲L内で着脱ユニット400とロック部150を破壊しないように調整しているため、引っ張る力から着脱ユニット400とロック部150を保護することができる。
本発明は、特に手元ハンドルの高さが調節できるアップライト掃除機において利用可能であり、本発明を利用することにより、使用者の不注意によりハンドルユニットとロック部の係合を誤解除することを防ぐことができる。
1…アップライト型電気掃除機
100…掃除機本体
110…電動送風機
120…集塵部
130…ホース
140…ホルダー
14a…支持部
150…ロック部
151…ロックバネ
15a…ロック解除防止突起
15b…斜面
200…ノズル体
210…ジョイント
300…ハンドルユニット
310…延長管
311…第1パイプ
311a…凹部
312…第2パイプ
313…伝達機構カバー
313a…挿入制限端部
320…手元ハンドル
321…握り部
400…着脱ユニット
411…レバー
41a…アーム
412…復位バネ
420…第1連結部
421…調節バネ
422…調節バネカバー
423…伝達棒
430…第2連結部
431…伝達板
432…回転軸

Claims (6)

  1. 吸引風を発生させる電動送風機と、前記電動送風機で発生された吸引風によって吸引された塵埃を捕集する集塵部と、を有する掃除機本体と、
    前記掃除機本体の下端に接続されたノズル体と、一端が前記掃除機本体に接続されたホースと、前記ホースの他端に取り付けられ、前記掃除機本体に着脱自在に取り付けられるハンドルユニットと、前記掃除機本体に設けられており、前記ハンドルユニットが前記掃除機本体に取り付けられた際に前記ハンドルユニットと係合し、前記ハンドルユニットを前記掃除機本体に保持するロック部と、前記ハンドルユニットに設けられており、前記ハンドルユニットと前記ロック部との係合を解除する着脱ユニットと、前記着脱ユニットに設けられており、前記ハンドルユニットの握り部付近に位置するレバーと、を備え、
    前記掃除機本体に前記ハンドルユニットが取り付けられた状態において、前記レバーを操作することによって、前記ハンドルユニットと前記ロック部との係合を解除することを特徴とする電気掃除機。
  2. 前記ロック部にはロック解除防止突起が設けられており、前記掃除機本体に挿入された前記ハンドルユニットの先端部分を収納するホルダーは前記掃除機本体に固定され前記ハンドルユニットと前記ロック部と係合された後、前記ハンドルユニットと前記掃除機本体の間に引っ張る力が生じた場合、前記ロック解除防止突起は前記ホルダーと係合になり、前記着脱ユニットは前記係合を解除する動作が無効になることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記着脱ユニットは、前記レバーと、前記レバーと連動する第1連結部と第2連結部を含んで構成されており、前記第1連結部に所定弾性を有する調節バネが設けられており、前記ロック解除防止突起と前記ホルダーと係合されていない状態において、前記レバーの作動範囲内に、前記着脱ユニットは前記掃除機本体と前記ロック部との係合を解除できる能力を有するとともに、前記ロック解除防止突起と前記ホルダーと係合された状態において、前記調節バネは前記着脱ユニットに加えられた力を吸収し、前記着脱ユニット及び前記ロック部を外力から保護することができることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記ロック部の前記ホルダーでの摺動方向と前記ハンドルユニットの前記ホルダーでの摺動方向と所定角度をなすように構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気掃除機。
  5. 前記レバーに復位バネは取り付けられており、前記復位バネにより前記レバーは常に収納位置へ移動する押し力を受け、この押し力は前記第1連結部を介して、前記第2連結部へ伝達され、前記第2連結部は前記ロック部と接触しない位置関係を維持することができることを特徴とする請求項3に記載の電気掃除機。
  6. 前記第1連結部に前記調節バネを収納する調節バネカバーを設けられており、前記レバーは収納位置にある時、前記レバーの他端は前記バネカバーの一端と接触する位置関係を有することを特徴とする請求項3または請求項5に記載の電気掃除機。
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CN112401746A (zh) * 2019-08-23 2021-02-26 苏州市春菊电器有限公司 一种具有加力杠杆的卧式吸尘器手柄结构及卧式吸尘器

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CN112401746A (zh) * 2019-08-23 2021-02-26 苏州市春菊电器有限公司 一种具有加力杠杆的卧式吸尘器手柄结构及卧式吸尘器
CN112401746B (zh) * 2019-08-23 2024-05-28 苏州市春菊电器有限公司 一种具有加力杠杆的卧式吸尘器手柄结构及卧式吸尘器

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