JP2014222846A - 基地局装置、基地局装置におけるデータ送信方法、及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】スループットの向上を図るとともに、無線リソースを有効活用する。
【解決手段】基地局装置は、確保された第1の無線リソースを利用して無線通信を行う第1の無線通信方式、又は第2の無線通信方式或いは確保された無線リソースで第1の無線リソースと異なる周波数帯を利用して無線通信を行う第1の無線通信方式によりデータを端末装置へ送信する。第1の無線リソースを利用した第1の無線通信方式を、第2の無線通信方式或いは第1の無線リソースと異なる周波数帯を利用した第1の無線通信方式よりも優先して端末装置へのデータ送信に使用する。振分部は、第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、第2の無線通信方式或いは第1の無線リソースと異なる周波数帯を利用した第1の無線通信方式によりデータを端末装置へ送信するよう振り分ける。
【選択図】図7

Description

本発明は、基地局装置、基地局装置におけるデータ送信方法、及び無線通信システムに関する。
現在、携帯電話システムや無線LAN(Local Area Network)などの無線通信システムが広く利用されている。また、無線通信の分野では、通信速度や通信容量を更に向上させるべく、次世代の通信技術について継続的な議論が行われている。例えば、標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、LTE(Long Term Evolution)やLTEをベースとしたLTE−A(LTE-Advance)などの通信規格の標準化が完了若しくは検討されている。
近年では、スマートフォンなど端末装置は、携帯電話網などの公衆回線網と無線LAN(Local Area Network)など、複数の無線通信方式(又は無線メディア)を利用して無線通信を行うことも可能になっている。例えば、端末装置は公衆回線網を利用して無線通信を行い、地下街など公衆回線網を利用できないときは無線LANを用いて無線通信を行うこともできる。
ネットワーク側においても、HetNet(Heterogenous Network)と呼ばれるネットワークが注目されつつある。HetNetは、例えば、マクロセルやピコセル、マイクロセルなど様々なサイズのセルが階層化されたネットワークである。HetNetにおいては、例えば、異なる無線通信方式(LTEと3Gなど)や異なる周波数帯を利用して無線通信が行われる。HetNetではセルが階層化されるため、移動通信システム全体の容量(キャパシティ)を向上させることができる。
このような無線通信に関する技術としては、例えば、以下のような技術がある。すなわち、通信端末装置から通知された無線通信方式の優先度、無線通信方式毎の指標に基づいて算出された適合度、および予想消費リソースに基づいて、各無線通信方式に対応する基地局装置の混雑度を調整するようにした通信制御装置がある。この技術によれば、例えば、複数の無線アクセス方式に対応したマルチモード端末が特定のアクセス方式の基地局に負荷が集中しないように調整されることができる。
また、IEEE802.11a、IEEE802.11b、及びIEEE802.11gによって基地局へアクセスする3個のリンクについて、3個のリンクの平均遅延時間が均等になるようにパケットを分配して基地局へ送信する無線装置もある。この技術によれば、例えば、コグニティブ無線ネットワークにおける通信効率を向上させることができる。
さらに、複数種類の無線通信方式を同時に使用して無線通信を行う異種無線通信システムに適用される無線通信装置であって、予想伝送速度及びバッテリの予想消費電力量に基づいて、相互に異なる少なくとも1つの無線モジュールを選択する技術もある。この技術によれば、例えば、端末のバッテリを効率よく活用することができる。
さらに、無線LANやWiMAX(Worldwide interoperability for Microwave Access)など複数の無線メディアを有する無線基地局において、各無線モジュールから取得したRSSI(Received Signal Strength Indicator)や送信待ちデータ量などの無線情報に基づいて、伝送フレームの分配比率を決定するようにした技術もある。
特開2012−134817号公報 特開2010−109824号公報 特開2012−15793号公報 特開2008−85759号公報
しかしながら、上述した技術は、例えば、予想消費リソース量やバッテリの予想消費電力量などに基づいて複数種類の無線通信方式の中からいずれかが選択される技術である。このような技術では、選択された無線通信方式が、例えば、WiMAXなどのように無線リソースが確保されて無線通信が行われる方式ではなく、他の基地局による無線通信と無線リソースが共有される無線通信方式の場合もある。このような無線通信方式の例としては、例えば、無線LANなどがある。平均遅延時間が均等になる上述した技術は、例えば、このような無線LANによる複数種類の方式により分配してパケットを送信するものである。
このような無線通信方式が選択されると、例えば、無線リソースが他の基地局による無線通信と共有されることで、再送が何度も行われる場合もある。そのため、上述した予想消費リソース量や予想消費電力量などに基づいて複数種類の無線通信方式の中からいずれかが選択される技術では、スループットの向上を図れない場合がある。
また、上述した無線情報に基づいて伝送フレームの分配比率を決定する技術も、例えば、無線LANによる無線通信については、他の基地局による無線通信とで無線リソースが共有されるため、想定した無線LAN側のデータの送信量が確保されない場合がある。このような場合、無線LANによるデータの送信量が少なくなると、WiMAXによるデータの送信量も分配比率に応じて少なくなる。WiMAXによるデータの送信量が少なくなると、その分、WiMAX側の無線リソースに余裕が生じる場合もあり、例えば、WiMAX側の無線リソースに余裕があるにも拘わらず当該無線リソースが無線通信に利用されない場合がある。従って、無線情報に基づいて伝送フレームの分配比率を決定する技術では、無線リソースが有効活用されず、また、スループットの向上を図れない場合もある。
さらに、上述した無線情報に基づいて伝送フレームの分配比率を決定する技術は、例えば、通信品質の変動が激しい場合、RSSIの測定時とデータの送信時で異なるRSSIとなる場合がある。例えば、分配比率は測定時のRSSIが用いられており、データ送信時では異なるRSSIとなることで、分配比率決定時に要求されたスループットを確保できない場合もある。
そこで、本発明の一目的は、スループットの向上を図るようにした基地局装置、基地局装置におけるデータ送信方法、及び無線通信システムを提供することにある。
また、本発明の一目的は、無線リソースを有効活用できるようにした基地局装置、基地局装置におけるデータ送信方法、及び無線通信システムを提供することにある。
確保された第1の無線リソースを利用して無線通信を行う第1の無線通信方式、又は第2の無線通信方式或いは確保された無線リソースであって前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用して無線通信を行う前記第1の無線通信方式によりデータを端末装置へ送信する基地局装置において、前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式を前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースと異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式よりも優先し、優先した前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信する振分部を備える。
スループットの向上を図るようにした基地局装置、基地局装置におけるデータ送信方法、及び無線通信システムを提供することができる。また、無線リソースを有効活用できるようにした基地局装置、基地局装置におけるデータ送信方法、及び無線通信システムを提供することができる。
図1は無線通信システムの構成例を表わす図である。 図2は無線通信システムの構成例を表わす図である。 図3は基地局の構成例を表わす図である。 図4は端末の構成例を表わす図である。 図5はLTE転送用バッファの構成例を表わす図である。 図6は振分部の構成例を表わす図である。 図7は振分処理の動作例を表わすフローチャートである。 図8は基地局の構成例を表わす図である。 図9は振分部の構成例を表わす図である。 図10は振分処理の動作例を表わすフローチャートである。 図11は基地局の構成例を表わす図である。 図12は基地局の構成例を表わす図である。 図13は基地局の構成例を表わす図である。 図14は低周波数帯LTE通信部の構成例を表わす図である。 図15は振分部の構成例を表わす図である。 図16は振分処理の動作例を表わすフローチャートである。 図17は基地局の構成例を表わす図である。 図18は低周波数帯LTE通信部の構成例を表わす図である。 図19は振分処理の動作例を表わすフローチャートである。 図20は基地局の構成例を表わす図である。 図21は振分処理の動作例を表わすフローチャートである。 図22は基地局の構成例を表わす図である。 図23は無線通信システムの構成例と無線通信システムにおけるフローの例を表わす図である。 図24は振分処理の動作例を表わすフローチャートである。 図25は基地局の構成例を表わす図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
[第1の実施の形態]
最初に第1の実施の形態について説明する。図1は第1の実施の形態における無線通信システム10の構成例を表わす図である。
無線通信システム10は、基地局装置100と端末装置200を備える。
基地局装置100は、確保された第1の無線リソースを利用して無線通信を行う第1の無線通信方式でデータを端末装置200へ送信する。また、基地局装置100は、第2の無線通信方式或いは確保された無線リソースであって第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用して無線通信を行う第1の無線通信方式でデータを端末装置200へ送信する。
基地局装置100は、振分部101を備える。振分部101は、第1の無線リソースを利用した第1の無線通信方式を第2の無線通信方式又は第1の無線リソースと異なる周波数帯を利用した第1の無線通信方式よりも優先し、優先した第1の無線リソースを利用した第1の無線通信方式によりデータを端末装置200へ送信する。このとき、基地局装置100は第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、第2の無線通信方式又は第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した第1の無線通信方式によりデータを端末装置200へ送信する。
一方、端末装置200は受信部210を備える。受信部210は、基地局100から送信されたデータを受信する。
このように、基地局装置100では、例えば、確保された第1の無線リソースを利用した第1の無線通信方式を優先し、第1の空き無線リソースが第1の閾値以下になると、第2の無線通信方式によりデータを端末装置200へ送信している。従って、基地局装置100は、確保された第1の無線リソースにより送信困難なデータについては第2の無線通信方式によりデータを送信しているため、第1の無線リソースも第2の無線通信方式で利用される無線リソースも双方最大限利用し、無線リソースを有効活用している。
また、基地局装置100では、例えば、確保された第1の空き無線リソースが第1の閾値以下となるまで、第1の無線リソースを利用した第1の無線通信方式を優先して無線通信を行っているため、第1の無線リソースを最大限利用している。従って、基地局装置100は、第1の無線リソースに余裕がある場合と比較してスループット向上を図ることもでき、また、確保された無線リソースについて有効活用化を図ることもできる。
さらに、基地局装置100では、例えば、確保された第1の無線リソースを利用した第1の無線通信方式を優先し、第1の空き無線リソースが第1の閾値以下になると、第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した第1の無線通信方式によりデータを送信している。従って、基地局装置100は、例えば、端末装置200との間の通信品質の変動が激しい場合、通信品質の良好な第1の無線リソースを利用した第1の無線通信方式を優先してデータを送信できる。よって、基地局装置100は、例えば、通信品質測定時とデータ送信時で通信品質が異なる場合でも、例えば、通信品質の優れた第1の無線リソースを利用した第1の無線通信方式を優先してデータを送信するため、スループットを確保しその向上を図ることもできる。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。最初に本第2の実施の形態における通信ネットワークシステムの構成例について説明する。
<通信ネットワークシステム10の構成例>
図2は、第2の実施の形態における無線通信システム10の構成例を表わす図である。無線通信システム10は、基地局装置(以下、基地局と称する場合がある)100−1,100−2と端末装置(以下、端末と称する場合がある)200−1,200−2を備える。
基地局100−1,100−2は、例えば、サービス提供可能範囲(又はセル範囲)において端末200−1,200−2と無線通信を行う無線通信装置である。図2の例では、基地局100−1はマクロ基地局、基地局100−2はフェムト基地局であり、基地局100−1のセル範囲は基地局100−2のセル範囲よりも大きくなっている。
フェムト基地局100−2は、例えば、登録されたユーザ(例えば端末200−2)と無線通信を行い、登録されていないユーザ(例えば端末200−1)と無線通信を行わないようになっている。ただし、フェムト基地局100−2は、マクロ基地局100−1における処理負荷などを考慮して、登録の有無に拘わらず、配下の端末200−2と無線通信を行うこともできる。
基地局100−1,100−2は、例えば、ネットワークを介して他の基地局、コンテンツ配信装置などの装置と接続され、これらの装置との間でパケットデータなどを交換する。
端末200−1,200−2は、例えば、基地局100−1,100−2と無線通信を行う無線通信装置である。端末200−1,200−2は、例えば、フィーチャーフォンやスマートフォンなどである。図2の例では、端末200−1は基地局100−1と、端末200−2は基地局100−2とそれぞれ無線通信を行っている様子を表わしている。
なお、図1に示す無線通信システム10は一例であり、基地局100−1,100−2や端末200−1,200−2の台数は1台又は複数台でもよい。また、基地局100−1,100−2の種類も、図1以外のものであってもよい。例えば、基地局100−2はフェムト基地局に代えて、マクロセルよりセル範囲が小さいピコセルを有する基地局でもよい。
<基地局と端末の各構成例>
図3はフェムト基地局100−2の構成例を表わす図である。なお、以下に示す実施の形態ではフェムト基地局100−2はマクロ基地局100−1と同一構成であり、とくに断らない限り、基地局100として説明する。本実施の形態の基地局100はフェムト基地局100−2でもマクロ基地局100−1でも適用可能であるが、例えば、図3に示すように無線LANによる無線通信を行うことができる。
基地局100は、振分部101、LTE転送用バッファ102、無線LAN転送用バッファ103、LTE通信部104、無線LAN通信部105、アンテナ106,107を備える。
振分部101は、例えば、ネットワーク側から送信されたパケットデータを受信し、受信したパケットデータをLTE転送用バッファ102へ優先的に振り分ける。ただし、振分部101は、例えば、LTE転送用バッファ102から出力されたキュー長情報に基づいて、振り分けを切り替えて、無線LAN転送用バッファ103へ振り分ける場合もある。振分部101の詳細は後述する。
LTE転送用バッファ102は、振分部101から出力されたパケットデータを記憶する。LTE転送用バッファ102に記憶されたパケットデータは、LTE通信部104によって読み出され、例えばスケジューリングによって確保された無線リソースを用いて送信される。無線リソースとしては、例えば、周波数リソースと時間リソースがあり、いずれか一方又は双方が用いられる。LTE転送用バッファ102の詳細については後述する。
LTE通信部104は、例えば、スケジューリングにより確保された無線リソースに相当するデータ量のパケットデータを、LTE転送用バッファ102から読み出し、読み出したパケットデータをLTEによる無線通信方式に合致した無線信号へ変換する。例えば、LTE通信部104は、端末200−1,200−2から送信された無線品質情報などに基づいてMCSを決定し、パケットデータの送信に必要な無線リソースを割り当てることで無線リソースを確保し、パケットデータの送信を行う。
LTE通信部104は、例えば、パケットデータに対して誤り訂正符号化処理や変調処理、周波数帯域への周波数変換処理などを施すことで無線信号に変換する。このような変換が行われるよう、LTE通信部104は誤り訂正符号化回路、変調回路、周波数変換回路などを備えるようにしてもよい。
また、LTE通信部104は、アンテナ106から出力された無線信号を受け取り、無線信号からパケットデータを抽出する。この場合も、LTE通信部104は、例えば、スケジューリングにより確保された無線リソースを利用して、各ユーザ(又は端末200−1,200−2)から送信された無線信号を受信する。
なお、LTEは、例えば、スケジューリングなどにより確保された無線リソースを用いてパケットデータの送受信を行う無線通信方式の一例である。
LTE通信部104は、例えば、無線信号に対してベースバンド帯域への周波数変換処理、復調処理、誤り訂正復号化処理などを施すことで、パケットデータを抽出する。LTE通信部104は、このような変換処理を行うことができるよう、周波数変換回路、復調回路、誤り訂正復号化回路などを備えるようにしてもよい。LTE通信部104は、抽出したパケットデータをネットワークへ出力する。
アンテナ106は、LTE通信部104から出力された無線信号を配下の端末200−1,200−2へ送信する。これにより、基地局100はパケットデータをLTEによる無線通信方式により端末200−1,200−2へ送信することができる。
また、アンテナ106は、配下の端末200−1,200−2から送信された無線信号を受信し、受信した無線信号をLTE通信部104へ出力する。
無線LAN転送用バッファ103は、振分部101から出力されたパケットデータを記憶する。無線LAN転送用バッファ103に記憶されたパケットデータは、無線LAN通信部105により読み出され、無線LANにより送信可能な無線リソースを用いて送信される。
無線LAN通信部105は、例えば、LTE通信部104のようにスケジューリングによって無線リソースを確保することを行わず、他の基地局と共有される無線リソースを用いてパケットデータを送信する。
なお、無線LANは、例えば、無線リソースが他の基地局における無線通信と共有して利用される無線通信方式の一例である。
無線LAN通信部105では、例えば、誤り訂正符号化処理や変調処理、周波数変換処理などにより、パケットデータを無線信号に変換して、変換後の無線信号をアンテナ107へ出力する。
また、無線LAN通信部105は、アンテナ107から出力された無線信号を受け取り、無線信号からパケットデータを抽出する。無線LAN通信部105では、例えば、周波数変換処理、復調処理、誤り訂正復号化処理などにより、無線信号からパケットデータを抽出する。無線LAN通信部105は抽出したパケットデータをネットワークへ出力する。
アンテナ107は、無線LAN通信部105から出力された無線信号を、配下の端末200−1,200−2へ送信する。これにより、基地局100は無線LANによる無線通信方式によりパケットデータを端末200−1,200−2へ送信できる。
また、アンテナ107は、配下の端末200−1,200−2から送信された無線信号を受信し、受信した無線信号を無線LAN通信部105へ出力する。
図4は端末200−1,200−2の構成例を表わす図である。端末200−1,200−2についても同一の構成のため、とくに断らない限り端末200として説明する。
端末200は、アンテナ201,202、LTE通信部203、無線LAN通信部204、振分部205を備える。
アンテナ201は、基地局100から送信された無線信号を受信し、受信した無線信号をLTE通信部203へ出力する。また、アンテナ201は、LTE通信部203から出力された無線信号を基地局100へ送信する。
アンテナ202は、基地局100から送信された無線信号を受信し、受信した無線信号を無線LAN通信部204へ出力する。また、アンテナ202は、無線LAN通信部204から出力された無線信号を基地局100へ送信する。
LTE通信部203は、例えば、LTEによる無線通信方式に合致した無線通信を行う。この場合、LTE通信部203は、基地局100によりスケジューリングされ、確保された無線リソースを用いて基地局100と無線通信を行う。
例えば、LTE通信部203は、アンテナ201から出力された無線信号に対して、当該無線リソースを用いて自局宛ての無線信号を抽出し、抽出した無線信号に対して周波数変換処理、復調処理、誤り訂正復号化処理などを施すことでパケットデータを抽出する。
また、例えば、LTE通信部203はデータなどを受け取り、当該データに対して誤り訂正符号化処理、変調処理、周波数変換処理などを施すことで無線信号へ変換する。そして、LTE通信部203は、例えば、基地局100によりスケジューリングされた無線リソースを用いて、変換後の無線信号を基地局100へ送信する。
無線LAN通信部204は、例えば、基地局から端末への無線通信、および他の基地局による無線通信で利用される無線リソースを共有する。無線LAN通信部204は、例えば、共有する無線リソースを用いて、アンテナ202を介して基地局100との間で無線通信を行う。無線LAN通信部204では、例えば、周波数変換処理、変復調処理、誤り訂正符号化及び復号化化処理などにより、他のブロックから受け取ったデータを無線信号に変換したり、基地局から受信した無線信号からパケットデータを抽出することができる。
振分部205は、LTE通信部203で抽出されたパケットデータと、無線LAN通信部204で抽出されたパケットデータを、他のブロックへ出力する。また、他のブロックから受け取ったパケットデータを振り分けて、LTE通信部203または無線LAN通信部204へ出力する。
<LTE転送用バッファの構成例>
次に、LTE転送用バッファ102の構成例について説明する。図5はLTE転送用バッファ102の構成例を表わす図である。
LTE転送用バッファ102は、転送用バッファ1021、キュー長検出部1022、キュー長通知部1023を備える。
転送用バッファ1021は、例えば、キュー方式(先入れ先出し方式)のメモリであって、振分部101から出力されたパケットデータを記憶する。転送用バッファ1021に記憶されたパケットデータはLTE通信部104によって読み出される。
キュー長検出部1022は、例えば、転送用バッファ1021に記憶される1パケット分のパケットデータのパケット長と、転送用バッファ1021から読み出される1パケット分のパケットデータのパケット長とを比較し、転送用バッファ1021内のキュー長を判別する。例えば、キュー長検出部1022は、転送用バッファ1021に記憶されるときに1パケット分のパケットデータのパケット長を加算し、転送用バッファ1021から読み出されるときに1パケット分のパケットデータのパケット長を減算し、その加算および減算の結果をキュー長とする。キュー長検出部1022は、検出したキュー長をキュー長通知部1023へ出力する。
キュー長通知部1023は、キュー長検出部1022から受け取ったキュー長を振分部101へ出力する。
LTE転送用バッファ102では、例えば、転送用バッファ1021に記憶されるデータ量をキュー長として算出し、算出したキュー長をキュー長情報として振分部101へ出力する。
<振分部の構成例>
次に、振分部101の構成例について説明する。図6は振分部101の構成例を表わす図である。振分部101は、基準値超判別部1011、振分先切替部1015を備える。また、基準値超判別部1011は、キュー長基準値記憶部1012と比較部1013を備える。
キュー長基準値記憶部1012は、例えば、メモリであり、基準値を記憶する。
比較部1013は、LTE転送用バッファ102から受け取ったキュー長と、キュー長基準値記憶部1012から読み出した基準値とを比較する。そして、比較部1013は、キュー長と基準値との比較結果を振分先切替部1015へ通知する。
振分先切替部1015は、ネットワークから受信したパケットデータをLTE転送用バッファ102へ優先的に振り分けて出力する。この場合、LTE転送用バッファ102へ振り分けられたパケットデータは、確保された無線リソースを利用してLTEによる無線通信方式で送信される。
しかし、振分先切替部1015は、基準値超判別部1011からキュー長が基準値を超える旨の比較結果を受けたとき、受信したパケットデータを無線LAN転送用バッファ103へ切り替えて出力する。この場合、無線LAN転送用バッファ103へ振り分けられたパケットデータは、無線LANの無線リソースを用いて端末200へ送信される。
なお、振分先切替部1015は、基準値超判別部1011からキュー長が基準値以下となる比較結果を受けたとき、パケットデータの振り分け先をLTE転送用バッファ102へ戻す。LTEの無線リソースに余裕があり、そのため、基地局100はこの無線リソースを利用してパケットデータを送信する。
<動作例>
次に、第2の実施の形態における動作例について説明する。図7は振分処理の動作例を表わすフローチャートである。
基地局100は本処理を開始すると(S10)、ネットワークよりパケットが到着したか否かを判別する(S11)。例えば、振分部101はネットワークからパケットデータを受信したか否かにより判別する。
基地局100は、ネットワークからパケットデータを受信しないと(S11でN)、受信するまで待つ(S11でNのループ)。
一方、基地局100は、ネットワークからパケットデータを受信すると(S11でY)、LTE転送用バッファ102のキュー長が基準値を超えるか否かを判別する(S12)。
例えば、基地局100は、LTEにより利用可能な無線リソース量が閾値以上のときは、当該無線リソースを利用してパケットデータを送信できる。しかし、空き無線リソース量が閾値よりも少なくなったり、当該無線リソースが送信にすべて使われてしまうと、基地局100は、当該無線リソースを利用してパケットデータを送信することができなくなる。このような場合、転送用バッファ1021にはパケットデータが滞留し、転送用バッファ1021への入力速度の方が出力速度よりも速くなり、LTE転送用バッファが102のキュー長は基準値を超えることになる。例えば、基地局100は、LTE転送用バッファ102のキュー長が基準値を超えるか否かを判別することで、基地局100はLTEによる無線リソースを用いてパケットデータを送信できるか否かを判別している。キュー長は、例えば、LTEによる確保された無線リソースの使用量を表わしている。
基地局100は、キュー長が基準値を超えないとき(S12でN)、受信したパケットデータをLTE転送用バッファ102へ優先的に振り分ける(S13)。
例えば、振分部101は、キュー長が基準値を超えていない旨の比較結果を受けると、受信したパケットデータをLTE転送用バッファ102へ振り分ける。当該パケットデータは、例えば、LTE通信部104におけるスケジューラによって確保された無線リソースを用いて、端末200へ送信される。
一方、基地局100は、キュー長が基準値を超えるとき(S12でY)、振り分け先を切り替えて、受信したパケットデータを無線LAN転送用バッファ103へ振り分ける(S14)。
例えば、振分部101は、キュー長が基準値を超えた旨の比較結果を受けるとLTE用に確保された無線リソースを利用してパケットデータを送信することが困難であると判別し、受信したパケットデータを無線LAN転送用バッファ103へ振り分ける。当該パケットデータは、例えば、他の基地局が無線通信に利用する無線リソースと共有される無線リソースを用いて端末200へ送信される。
このように本実施の形態においては、基地局100は、受信したパケットデータをLTEによる無線リソースを用いて送信できるよう優先的にLTE転送用バッファ102へ振り分ける(S12でN,S13)。そして、基地局100は、LTEによる無線リソースを用いて送信が困難なパケットデータについては無線LANによる無線リソースを用いて送信している(S12でY,S14)。
これにより、例えば、基地局100ではLTEによる無線リソースを用いて送信困難なパケットデータに対して無線LANの無線リソースを用いて送信することができ、LTEと無線LANの各無線リソースについて双方とも限界まで用いでデータを送信することができる。よって、基地局100は無線リソースの有効活用を図ることができる。
また、基地局100では、LTE用に確保された無線リソースを最大限利用してパケットデータを送信しており、当該無線リソースに余裕が生じる場合と比較して、確保された無線リソースについて最大限利用しているため、スループットを向上させることができる。また、基地局100は、確保された無線リソースを最大限利用して送信を行っており、かかる無線リソースに余裕がある場合と比較して、確保された無線リソースについての有効活用を図ることもできる。
<第2の実施の形態におけるその他の例>
次に、第2の実施の形態におけるその他の例について説明する。上述した例では、LTEを用いた無線通信方式における利用可能な無線リソース量を、例えば、LTE転送用バッファ102におけるキュー長を利用して判別するようにした。本例では、リーキーバケットカウンタを利用して判別する例について説明する。リーキーバケットカウンタは、例えば、LTE転送用バッファ102の転送用バッファ1021の動作を模倣したカウンタである。
図8は本例における基地局100の構成例、図9は振分部101の構成例、図10は本例における振分処理の動作例を表わすフローチャートの例をそれぞれ表わしている。
図8に示すように、基地局100は、LTE通信部104内にスケジューラ1041を備える。
スケジューラ1041は、例えば、ユーザ(又は端末200)ごとに無線リソースの割り当てを行い、データを送信又は受信する際に利用するMCS(Modulation and Coding Scheme)を決定する。このような割り当てにより、基地局100は確保された無線リソースを利用してパケットデータを送信できる。
この際、スケジューラ1041は、決定したMCSに対応するデータレートを算出する。データレートは、例えば、単位時間あたりにユーザ(又は端末200)に対して送信又は受信するデータ量(例えばbps)を表わす。データレートは、例えば、スケジューラ1041がMCSを算出後、内部メモリなどに記憶したテーブルを参照し、算出したMCSに対応するデータを読み出すことで算出できる。或いは、スケジューラ1041は算出したMCSに基づいて一定の算出式を利用してデータレートを算出してもよい。スケジューラ1041は、例えば、算出したデータレートをユーザLTEレートとして、振分部101に出力する。
図9は振分部101の構成例を表わす図である。振分部101は、さらに、LBS(Leaky Bucket Size)記憶部1016とLBC(Leaky Bucket Counter)比較部1017を備える。
LBS記憶部1016は、例えば、メモリであって、LBSを記憶する。LBSは、例えば、LTEによる無線リソースを用いてパケットデータが送信可能か否かの閾値を表わしている。
LBC比較部1017は、例えば、ユーザLTEレート、パケットデータのパケット長(又はデータ長)、及びLBSに基づいて、当該パケットデータがLTEによる無線リソースで送信可能か否かについて判別し、その判別結果(又は比較結果)を振分先切替部1015へ出力する。
図10は基地局100の動作例を表わす図である。基地局100は処理を開始すると(S20)、LBCを「0」に設定する。例えば、LBC比較部1017はLBCのカウンタ値をカウントし、LBCを「0」にする。
次に、基地局100は、パケットデータが到着したか否かを判別し(S22)、到着していないと到着するまで待つ(S22でNのループ)。例えば、振分先切替部1015はネットワークからパケットデータを受信するとLBC比較部1017へ出力するため、LBC比較部1017ではパケットデータを受け取るか否かにより本処理(S22)を判別できる。
パケットデータが到着すると(S22でY)、基地局100は前回のパケット到着からの経過時間Tを設定する(S23)。
例えば、図10に示すフローチャートはパケットデータが到着する度に処理が行われる。経過時間Tは、例えば、本処理におけるパケットデータ(以下においては、今回のパケットデータと称する場合がある)の直前に到着したパケットデータ(以下において、前回のパケットデータと称する場合がある)に関し、前回のパケットデータが到着してから今回のパケットデータが到着するまでの経過時間を表わす。例えば、振分先切替部1015から受け取ったパケットデータに関して、その間隔をLBC比較部1017がカウントすることで経過時間Tを測定する。
次に、基地局100は、(LBC−T)と「0」とを比較して、いずれか大きい値を有する方を、LBCに設定する(S24)。
例えば、LBCはLTE転送用バッファ102を模倣したカウンタであり、カウンタ値はLTE転送用バッファ102に記憶されたパケットデータが読み出されるまでにかかる時間を表わしている。
前回のパケットデータが到着してから今回のパケットデータが到着するまでの経過時間Tの間に、LTE転送用バッファ102に記憶されたパケットデータは読み出される。LTE転送用バッファ102では、読み出されたパケットデータの分だけ記憶されたパケットデータのデータ量は減少する。(LBC−T)は、例えば、経過時間T経過後において、LTE転送用バッファ102に記憶された(又は残った)パケットデータが読み出されるまでにかかる時間を表わしている。
例えば、LBC比較部1017は、内部メモリに記憶したLBCを読み出して、(LBC−T)を計算し、「0」とを比較して、大きい方をLBCとして内部メモリに記憶する。
次に、基地局100は、今回のパケットデータの「パケット長」を「LTEユーザレート」で除算し、その結果をSubとして設定する(S25)。
例えば、「パケット長」は今回のパケットデータのうち1パケット分の長さを表わし、「LTEユーザレート」は今回のパケットデータについてのデータレート(例えばbps)を表わしている。従って、Subは、例えば、今回到着したパケットデータのうち1パケットについて、当該パケットが到着してからLTE転送用バッファ102から読み出されて送信されるまでにかかる時間を表わしている。
例えば、LBC比較部1017は、振分先切替部1015から受け取ったパケットデータに対して1パケット分のパケット長を算出し、当該パケット長を、スケジューラ1041から受け取ったユーザLTEレートで除算することでSubを算出する。
次に、基地局100は、S24で算出したLBCとS25で算出したSubを加算し、加算値がLBSよりも大きいか否かを判別する(S26)。
S24で算出されたLBCの加算値は、例えば、以下のことを表わしている。すなわち、LTE転送用バッファ102に記憶されたパケットデータに対して、さらに、今回到着した1パケット分のデータをLTE転送用バッファ102へ記憶させたとき、LTE転送用バッファ102に記憶された全パケットデータが送信されるまでにかかる時間を表わしている。
従って、本処理(S26)では、例えば、今回のパケットデータのうち1パケット分がLTE転送用バッファ102に記憶された後、LTE転送用バッファ102に記憶された全パケットデータについてLTEによる無線リソースを利用できるか否かを判別している。
例えば、本処理(S26)は、LBC比較部1017がS24で算出したLBCを内部メモリから読み出してS25で算出したSubと加算し、LBS記憶部1016に記憶されたLBSを読み出して、加算値を比較することで処理を行う。
基地局100は、LBCとSubの加算値がLBSより大きくないとき(S26でN)、到着したパケットデータのうち1パケットをLTE転送用バッファ102へ振り分ける(S28)。
一方、基地局100は、LBCとSubの加算値がLBSより大きいとき(S26でY)、到着したパケットデータのうち1パケットを無線LAN転送用バッファ103へ振り分ける(S27)。
基地局100は、LTE転送用バッファ102にパケットデータを振り分けたとき(S28)、S24で算出した値にLBCに対してSubを加算してLBCを更新する(S29)。例えば、LBC比較部1017は、S26で算出した加算値を内部メモリに記憶することで、LBCを更新する。
基地局100は、S27及びS29の処理が終了すると、S22へ移行し、新たなパケットデータの到着を待つことになる。
このように、本例では、LTE転送用バッファ103に記憶された全パケットデータと受信したパケットデータのうち1パケット分のパケットデータとを送信するのにかかる時間が閾値以上のとき、当該1パケットについてはLTEによる無線リソースで送信できないと判別する。かかる場合、基地局100は当該1パケットについて無線LANによる無線リソースを用いて送信するようにしている。
本例においても、上述した例と同様に、基地局100ではLTEによる無線リソースを用いて送信困難なパケットデータに対して無線LANの無線リソースを用いて送信している(例えば、S27)。従って、LTEと無線LANの各無線リソースについて双方とも限界まで用いでデータを送信することができる。よって、基地局100は無線リソースの有効活用を図ることができる。
また、基地局100では、確保された無線リソースを最大限利用してパケットデータを送信しており(S26でN,S28)、当該無線リソースに余裕が生じる場合と比較して、確保された無線リソースを最大限利用できるため、スループットを向上させることができる。この場合、基地局100は、確保された無線リソースを最大限利用して送信を行っており、かかる無線リソースに余裕がある場合と比較して、確保された無線リソースについての有効活用化を図ることもできる。
上述した例について、例えば、基地局100はスケジューラ1041から無線リソースを割り当てることができない旨の通知を受けたとき、振り分け先をLTE転送用バッファ102から無線LAN転送用バッファ103へ切り替えるようにしてもよい。この場合、例えば、S23からS26の処理がなく、LBC比較部1017はスケジューラ1041から無線リソースを割り当てることができない旨の通知を受けるまでは優先してLTE転送用バッファ102を振り分け先とする。そして、LBC比較部1017は当該通知を受けると無線LAN転送用バッファ103へ切り替えるようにすればよい。
本第1の実施の形態におけるその他の例としては、例えば、以下のようなものがある。すなわち、上述したいずれの例においても基地局100にLTEと無線LANの各通信機能が内蔵された例で説明したが、無線LANの通信機能が外付けの装置であってもよい。
図11は無線LAN転送用バッファ103と無線LAN通信部105が無線LAN AP(Access Point)110として、基地局100に接続された場合の構成例を表わしている。振分部101における処理は上述した例と同様に行われる。
また、図12は、さらに、振分部101が振分多重装置115内に備えられ、基地局100と別個の装置として配置された場合の構成例を表わしている。振分部101は上述した例と同様にパケットデータをLTE転送用バッファ102又は無線LAN転送用バッファ103へ出力する。図12の例では、振分部101は、基地局100又は無線LAN AP110へ向けて振り分け、基地局100はユーザLTEレートを振分多重装置115へ向けて出力する。
さらに、例えば、上述した例について組み合わせた例であってもよい。例えば、図11について、LTE通信部104がユーザLTEレートを振分部101へ通知して、リーキーバケットカウンタを用いた処理(例えば図10)が行われてもよい。また、図12の例について、LTE転送用バッファ102からキュー長が出力されて、キュー長に対する処理(例えば図7)が行われても良い。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、例えば、LTEによる無線通信方式について異なる周波数帯を利用して通信可能な基地局に対して適用した例である。
図13は本第3の実施の形態における基地局100の構成例を表わしている。基地局100は、さらに、低周波数帯LTE転送用バッファ120、高周波数帯LTE転送用バッファ121、低周波数帯LTE通信部122、高周波数帯LTE通信部123を備える。
LTEを利用した無線通信方式においては、例えば、複数の周波数帯域を用いて無線通信が行われる場合がある。例えば、周波数帯が異なると、電波の到達性や周囲からの干渉雑音が異なり、基地局100と端末200間の通信品質もそれに応じて異なる。通信品質は、例えば、端末200において算出されて基地局100へ通知され、基地局100は通知された通信品質に基づいてMCSを選択する。
本第3の実施の形態では、例えば、基地局100は、LTEによる無線通信方式について高周波数帯と低周波数帯の2つに分け、エラー発生率が低い、すなわち通信品質の良好な周波数帯を優先して無線通信を行う。そして、基地局100は、例えば、当該周波数帯の利用可能な無線リソース量が閾値以上になると通信品質の低い周波数帯を利用して無線通信を行う。
低周波数帯LTE転送用バッファ120は、振分部101から出力されたパケットデータを記憶する。低周波数帯LTE転送用バッファ120に記憶されたパケットデータは、低周波数帯LTE通信部122により読み出されて、高周波数帯LTE通信部123が使用する周波数帯よりも低い周波数帯の無線リソースを利用して送信される。
なお、本第2の実施の形態において、低周波数帯LTE転送用バッファ120は、第1の実施の形態におけるLTE転送用バッファ102(例えば図5)と同様にキュー長情報を出力する。低周波数帯LTE転送用バッファ120は、例えば図5に示すLTE転送用バッファ102と同様に転送用バッファ1021、キュー長情報検出部1022、キュー長通知部1023を備えてもよい。
低周波数帯LTE通信部122は、低周波数帯LTE転送用バッファ120に記憶されたパケットデータに対して、誤り訂正符号化処理や変調処理、周波数変換処理などを施して無線信号に変換し、当該無線信号をアンテナ106へ出力する。また、低周波数帯LTE通信部122は、アンテナ106から受け取った無線信号に対して、周波数変換処理や復調処理、誤り訂正復号化処理などを施して、パケットデータを抽出する。低周波数帯LTE通信部122では、このような処理が行われるよう内部に誤り訂正符号化回路、変復調回路、周波数変換回路などを備えるようにしてもよい。
なお、本第3の実施の形態における低周波数帯LTE通信部122は、端末200から受信した品質情報に基づいてエラー発生率情報を算出して振分部101へ出力する。低周波数帯LTE通信部122の詳細は後述する。
高周波数帯LTE転送用バッファ121は、振分部101から出力されたパケットデータを記憶する。高周波数帯LTE転送用バッファ121に記憶されたパケットデータは、高周波数帯LTE通信部123により読み出されて、低周波数帯LTE通信部122が使用する周波数帯よりも高い周波数帯の無線リソースを利用して送信される。
高周波数帯LTE通信部123は、高周波数帯LTE転送用バッファ121に記憶されたパケットデータに対して、誤り訂正符号化処理や変調処理、周波数変換処理などを施して無線信号に変換し、当該無線信号をアンテナ107へ出力する。また、高周波数帯LTE通信部123は、アンテナ107から受け取った無線信号に対して、周波数変換処理や復調処理、誤り訂正復号化処理などを施して、パケットデータを抽出する。高周波数帯LTE通信部123では、このような処理が行われるよう内部に誤り訂正符号化回路、変復調回路、周波数変換回路などを備えるようにしてもよい。
なお、高周波数帯LTE通信部123も、端末200から受信した品質情報に基づいてエラー発生率情報を算出して振分部101へ出力する。高周波数帯LTE通信部123の詳細については後述する。
また、低周波数帯LTE通信部122と高周波数帯LTE通信部123は、ともにLTEによる無線通信方式により端末200との間で無線通信を行う。
図14は低周波数帯LTE通信部122の構成例を表わす図である。低周波数帯LTE通信部122は、送信部1221、受信部1222、スケジューラ1223、テーブル1224、及びエラー情報抽出部1225を備える。
送信部1221は、例えば、パケットデータに対して誤り訂正符号化処理などを施して、パケットデータを無線信号に変換してアンテナ106へ出力する。送信部1221は、例えば、スケジューラ1223において決定されたMCSを利用して誤り訂正符号化処理や変調処理などを行い、スケジューラ1223においてスケジューリングされた無線リソースを利用して無線信号をアンテナ106へ出力する。
受信部1222は、例えば、アンテナ106から受け取った無線信号に対して、誤り訂正復号化処理などを施して、パケットデータを抽出する。受信部1222も、例えば、スケジューラ1223においてスケジューリングされた無線リソースを利用して、当該ユーザに対する無線信号を抽出し、決定されたMCSを利用して復調処理などを施すことで、無線信号からパケットデータを抽出する。
また、受信部1222は、例えば、端末200において測定された品質情報を無線信号として受信し、無線信号から品質情報を抽出する。品質情報としては、例えば、受信電力やSNR(Signal to Noise Ratio)などである。受信部1222は、抽出した品質情報をスケジューラ1223とエラー情報抽出部1225へ出力する。
なお、品質情報は、例えば、端末200のLTE通信部203(例えば図4)において測定される。この場合、LTE通信部203は、例えば、基地局100から送信された無線信号に対して、受信電力やSNRなどを測定することで品質情報を測定する。LTE通信部203は品質情報を無線信号に変換して基地局100へ送信する。
スケジューラ1223は、例えば、受信部1222から受け取った品質情報に基づいてMCSを決定したり、端末200に対してどの無線リソースを用いて送信及び受信を行うかのスケジューリングを行う。スケジューラ1223は、例えば、送信部1221に対してスケジューリングやMCSに関する情報を出力する。また、スケジューラ1223は、例えば、決定したMCSをエラー情報抽出部1225へ出力する。
テーブル1224は、例えば、メモリであって、品質情報とMCS、これらに対応するエラー発生率を記憶する。エラー発生率情報としては、例えば、ブロック誤り率(Block Error Rate)がある。ブロック誤り率は、例えば、一定期間におけるトランスポートブロックの総数に対してCRC(Cyclic Redundancy Check)エラーとなったブロック数の比率を表わす。ブロック誤り率は、例えば、品質情報とMCSに応じた比率となっている。
エラー情報抽出部1225は、品質情報とMCSを受け取ると、品質情報とMCSに対応するエラー発生率情報をテーブル1224から読み出すことで、エラー発生率情報(又はエラー情報)を抽出する(又は生成する)。エラー情報抽出部1225は、抽出したエラー発生率情報を振分部101へ出力する。
高周波数帯LTE通信部123も、例えば、図14に示すように、低周波数帯LTE通信部122と同様の構成である。ただし、高周波数帯LTE通信部123における送信部1221と受信部1222は、処理可能な周波数帯が低周波数帯LTE通信部122におけるものよりも高周波数帯となっている。
図15は本第2の実施の形態における振分部101の構成例を表わす図である。振分部101は、さらに、第1及び第2の基準値超判別部1011−1,1011−2と、品質比較部1018を備える。
第1の基準値超判別部1011−1は、第1のキュー長基準値記憶部1012−1と第1の比較部1013−1を備える。また、第2の基準値超判別部1011−2は、第2のキュー長基準値記憶部1012−2と第2の比較部1013−2を備える。
第1及び第2のキュー長基準値記憶部1012−1,1012−2は、例えば、キュー長基準値をそれぞれ記憶する。
第1の比較部1013−1は、低周波数帯LTE転送用バッファ120から出力されたキュー長情報と第1のキュー長基準値記憶部1012−1から読み出したキュー長基準値とを比較し、その比較結果を振分先切替部1015へ出力する。
第2の比較部1013−2は、高周波数帯LTE転送用バッファ121から出力されたキュー長情報と、第2のキュー長基準値記憶部1012−2から読み出したキュー長情報基準値とを比較し、その比較結果を振分先切替部1015へ出力する。
品質比較部1018は、低周波数帯LTE通信部122と高周波数帯LTE通信部123からそれぞれ出力された品質情報について、どちらかが品質が良いかを判別し、判別結果を振分先切替部1015へ出力する。
振分先切替部1015は、低周波数帯LTE通信部122から出力された品質情報が、高周波数帯LTE通信部123から出力された品質情報よりも良好な品質であるとき、パケットデータの振り分け先を優先的に低周波数帯LTE転送用バッファ120側とする。一方、振分先切替部1015は、高周波数帯LTE通信部123から出力された品質情報が、低周波数帯LTE通信部122から出力された品質情報よりも良好な品質であるとき、パケットデータの振り分け先を優先的に高周波数帯LTE転送用バッファ121側とする。そして、振分先切替部1015は、優先的な振分先のバッファ120又は121について、キュー長が基準値を超えるとき、振分先を優先的な周波数帯側ではない周波数帯側へ切り替える。
図16は本第3の実施の形態における動作例を表わすフローチャートである。基地局100は本処理を開始すると(S40)、ネットワークよりパケットが到着したか否かを判別する(S41)。
基地局100は、パケットデータを受信しなと受信するまで待ち(S41でNoのループ)、パケットデータを受信すると(S41でY)、高周波数帯のエラー発生率は低周波数帯のエラー発生率よりも高いか否かを判別する(S42)。
例えば、品質比較部1018は、高周波数帯のエラー発生率と低周波数帯のエラー発生率を受け取り、両者を比較して品質の良い方を選択する。例えば、品質比較部1018は品質の良い周波数帯を振分先切替部1015へ通知する。
基地局100は、高周波数帯のエラー発生率の方が低周波数帯のエラー発生率よりも高いときであって(S42でY)、低周波数帯LTE転送用バッファ120のキュー長が基準値を超えないとき(S43でN)、パケットデータを低周波数帯LTE転送用バッファ120へ優先的に振り分ける(S46)。
この場合、基地局100は、例えば、低周波数帯の方が高周波数帯よりも通信品質が良好で、パケットデータを低周波数帯LTE転送用バッファ120へ優先して振り分けて、低周波数帯の無線リソースを用いてパケットデータを送信するようにしている。
例えば、第1の比較部1013−1が低周波数帯LTE転送用バッファ120からのキュー長情報がキュー長基準値を超えないと判別すると、その判別結果を振分先切替部1015へ出力する。振分先切替部1015は、当該判別結果に基づいて振分先を低周波数帯LTE転送用バッファ120とする。
そして、処理はS41へ戻り、基地局100は上述した処理を繰り返す。
一方、基地局100は、低周波数帯のキュー長が基準値を超えるとき(S43でY)、振り分け先を切り替えて、パケットデータを高周波数帯LTE転送用バッファ121へ振り分ける(S44)。
この場合、基地局100は、例えば、低周波数帯の方が高周波数帯よりも通信品質が良好ではあるが、低周波数帯の利用可能な無線リソース量は閾値以下となっているため、低周波数帯の無線リソースを用いて送信できないことを判別している。この場合、基地局は、振り分け先を高周波数帯LTE転送用バッファ121へ切り替えて、高周波数帯の無線リソースを用いてパケットデータを送信する。
例えば、第1の比較部1013−1が低周波数帯LTE転送用バッファ120からのキュー長情報がキュー長基準値を超えるとき、その判別結果を振分先切替部1015へ出力する。振分先切替部1015は、当該判別結果に基づいて振り分け先を高周波数帯LTE転送用バッファ121へ切り替える。
そして、処理はS41へ移行し、基地局100は上述の処理を繰り返す。
一方、高周波数帯のエラー発生率が低周波数帯のエラー発生率よりも高くないときであって(S42でN)、高周波数帯LTE用転送バッファ121のキュー長が基準値を超えないとき(S45でN)、パケットデータを高周波数帯LTE転送等バッファ121へ優先的に振り分ける(S44)。
この場合、基地局100は、例えば、高周波数帯の方が低周波数帯よりも通信品質が良好であり、高周波数帯の無線リソースを用いてパケットデータを送信できることを判別している。
そして、処理はS41へ移行し、基地局100は上述の処理を繰り返す。
一方、基地局100は、高周波数帯のキュー長が基準値を超えるとき(S45でY)、パケットデータを低周波数帯LTE転送用バッファ120へ振り分ける(S46)。
この場合、基地局100は、例えば、高周波数帯の方が低周波数帯よりも通信品質が良好であるが、高周波数帯側における利用可能な無線リソース量が閾値以下となっており、高周波数帯側の無線リソースは利用できないと判別している。この場合、基地局100は、低周波数側のLTEによる無線リソースを用いてパケットデータを送信する。
そして、処理はS41へ移行し、基地局100は上述の処理を繰り返す。
本第2の実施の形態では、例えば、基地局100は品質の良好な周波数帯による無線リソースを利用して優先的に無線通信を行い、当該無線リソースでは送信が困難なパケットデータについては、品質の劣る他方の周波数帯を用いてパケットデータを送信している。
従って、基地局100は、例えば、品質の優れた方の周波数帯における無線リソースを最大限利用して送信を行い、当該無線リソースでは送信困難な場合に他方の周波数帯による無線リソースを用いており、双方の無線リソースを最大限利用している。よって、本第3の実施の形態にでは、無線リソースの有効活用化を図ることができる。
また、基地局100は、例えば、品質の優れた方の周波数帯における無線リソースを最大限利用して送信を行っている。そのため、当該周波数帯による無線リソースの一部が余る場合と比較して、本第3の実施の形態では無線リソースの有効活用化を図ることができる。
さらに、基地局100は、例えば、品質の優れた他方の周波数帯を優先的に用いて送信を行うため、一方の周波数帯だけを用いて送信を行う場合と比較して、再送が行われる可能性も低くなる。従って、本第3の実施の形態においてはスループットの向上を図ることもできる。
<第3の実施の形態におけるその他の例>
次に第3の実施の形態におけるその他の例について説明する。図17から図19はその他の例を説明するための図である。上述した例では、優先的に一方の周波数帯に振り分けたパケットデータに対しては、キュー長情報に基づいて他の周波数帯へ切り替える例を説明した。本例では、無線リソース割り当て率に基づいて振り分けを切り替える例について説明する。
図17は本例における基地局100の構成例である。低周波数帯LTE通信部122は、低周波数帯の無線リソース割り当て率を算出して振分部101へ出力する。高周波数帯LTE通信部123は、高周波数帯の無線リソース割り当て率を算出して振分部101へ出力する。
各LTE通信部122,123は、例えば、スケジューラを有しており、配下のユーザ(又は端末200)に無線リソースを割り当てる。無線リソース割り当て率は、例えば、1無線フレーム分のリソースブロック(RB)数に対する、ユーザへの割り当てが行われたリソースブロック数の比率を表わす。
図18は低周波数帯LTE通信部122の構成例を表わしている。スケジューラ1223は、例えば、基地局100配下の端末200に対して無線リソースの割り当てを行う。このとき、スケジューラ1223は、無線リソース割り当て率を算出し、算出した無線リソース割り当て率を振分部101へ出力する。なお、図18は高周波数帯LTE通信部123の構成例も表わす。
図19は本例における動作例を示すフローチャートである。例えば、基地局100の振分部101において行われる。
基地局100は、パケットデータを受信後(S41でY)、低周波数帯のエラー発生率と高周波数帯のエラー発生率について、高周波数帯のエラー発生率の方が低周波数帯のエラー発生率よりも高いか否かを判別する(S42)。
基地局100は、高周波数帯の方が低周波数帯よりもエラー発生率が高く(S42でY)、低周波数帯の無線リソース割り当て率が基準値を超えないとき(S51でN)、パケットデータを低周波数帯LTE転送用バッファ120へ優先的に振り分ける(S46)。
例えば、基地局100は、低周波数帯側の方が高周波数帯側よりも通信品質は良好で、低周波数帯側の無線リソースを用いてパケットデータを送信できることを判別している。
一方、基地局100は、低周波数帯の無線リソース割り当て率が基準値を超えたとき(S51でY)、パケットデータを高周波数帯LTE転送用バッファ121へ振り分ける(S44)。
例えば、基地局100は、低周波数帯の方が高周波数帯よりも通信品質は良好であるが、低周波数帯における利用可能な無線リソース量は閾値以下となっており、低周波数帯の無線リソースは利用できないと判別している。この場合、基地局100は、パケットデータを高周波数帯LTE転送用バッファ121へ振り分けて、高周波数帯の無線リソースを用いてパケットデータを送信する。
また、基地局100は、高周波数帯のエラー発生率が低周波数帯のエラー発生率よりも高くないとき(S42でN)、高周波数帯の無線リソース割り当て率が基準値を超えないとき(S52でN)、パケットデータを高周波数帯LTE転送用バッファ121へ優先的に振り分ける。
例えば、基地局100は、高周波数帯の方が低周波帯よりも通信品質は良好で、高周波数帯の無線リソースを用いてパケットデータを送信できることと判別している。
一方、基地局100は、高周波数帯の無線リソース割り当て率が基準値を超えたとき(S52でY)、パケットデータを低周波数帯LTE転送用バッファ120へ振り分ける(S46)。
例えば、基地局100は、高周波数帯の方が低周波帯よりも通信品質は良好ではあるが、高周波数帯の利用可能な無線リソース量は閾値以下となっており、高周波数帯の無線リソースは利用できないと判別している。この場合、基地局100は、パケットデータを低周波数帯LTE転送用バッファ120へ振り分けて、低周波数帯の無線リソースを用いてパケットデータを送信する。
このように、本基地局100は、例えば、キュー長に代えて無線リソース割り当て率を用いることで利用可能な無線リソース量を判別している。無線リソース割り当て率による判別により、基地局100は優先的に振り分けた周波数帯側の無線リソースを最大限利用し、利用できなくなると他方の周波数帯の無線リソースを用いることができ、無線リソースを有効活用できる。
また、基地局100は、通信品質が閾値より良い方の周波数帯側の無線リソースを最大限利用しているため、当該無線リソースの一部を利用しない場合と比較して、スループットを向上させ、無線リソースを有効活用することもできる。
上述した第3の実施の形態では2種の周波数帯が利用される例について説明した。周波数帯については、例えば、第1の周波数帯と、第1の周波数帯よりも周波数帯の高い第2の周波数帯と、第2の周波数帯よりも周波数帯が高い第3の周波数帯など3種以上の周波数帯が利用されてもよい。
また、無線通信方式についても、例えば、LTEとWiMAXや、LTEとWiMAX、3Gなどのように2種以上の無線通信方式が利用されてもよい。
さらに、周波数帯と無線通信方式を組み合わせて実施することも可能である。図20は、LTEの低周波帯と高周波数帯、及び無線LANとを組み合わせた場合の基地局100の構成例を表わしている。また、図21はこのような基地局100における動作例を示すフローチャートを表わしている。図21に示すフローチャートは、例えば、振分部101において行われる。
基地局100は、パケットデータを受信後(S41でY)、高周波数帯のエラー発生率が高周波数帯のエラー発生率よりも高く(S42でY)、低周波数帯のキュー長が基準値を超えないとき(S61でN)、低周波数帯LTE転送用バッファ120へパケットデータを優先的に振り分ける(S46)。
この場合は、例えば、基地局100は、低周波数帯の方が高周波数帯よりも通信品質が良好であり、低周波数帯の無線リソースも利用可能であると判別している。
一方、基地局100は、低周波数帯のキュー長は基準値を超えて(S61でY)、高周波数帯のキュー長が基準値を超えないとき(S62でN)、高周波数帯LTE転送バッファ121へパケットデータを振り分ける。
この場合は、例えば、基地局100は低周波数帯の利用可能な無線リソース量が閾値以下となって、当該無線リソースを利用できないと判別して、振り分け先を切り替えて、パケットデータを高周波数帯LTE転送用バッファ120へ振り分ける。
また、基地局100は、高周波数帯のキュー長が基準値を超えるとき(S62でY)、振り分け先を切り替えて、パケットデータを無線LAN転送用バッファ103へ振り分ける(S65)。
この場合は、例えば、基地局100は低周波数帯における利用可能な無線リソースも、高周波数帯における利用可能な無線リソースも双方とも閾値以下となって、LTEの無線リソースを利用できないと判別している。この場合、基地局100は振り分け先を切り替えて、パケットデータを無線LAN転送用バッファ103へ振り分ける。
一方、基地局100は、高周波数帯のエラー発生率が低周波数帯のエラー発生率よりも高くないときであって(S42でN)、高周波数帯のキュー長が基準値を超えないとき(S63でN)、優先的に高周波数帯LTE転送用バッファ121へパケットデータを振り分ける(S44)。
この場合は、例えば、基地局100は高周波数帯の方が低周波数帯よりも通信品質が良好であり、高周波数帯の無線リソースが利用可能であると判別している。
一方、基地局100は、高周波数帯のキュー長が基準値を超えるときであって(S63でY)、低周波数帯のキュー長が基準値を超えないとき(S64でN)、低周波数帯LTE転送用バッファ120へパケットデータを振り分ける(S46)。
この場合、例えば、基地局100は高周波数帯の方が低周波数帯よりも通信品質が良好であるが、高周波数帯の利用可能な無線リソース量は閾値以下となって、高周波数帯の無線リソースは利用できないと判別している。この場合、基地局100は振り分け先を切り替えて、パケットデータを低周波数帯転送用バッファ121へ出力する。
また、基地局100は、低周波数帯のキュー長も基準値を超えるとき(S64でY)、無線LAN転送用バッファ103へパケットデータを振り分ける(S65)。
この場合は、例えば、基地局100は高周波数帯も低周波数帯も利用可能な無線リソースは閾値以下となってLTEの無線リソースを利用できないと判別して、パケットデータを無線LAN転送用バッファ103へ出力する。
図22は同様に組み合わせの例であり、LTEの低周波数帯と高周波数帯、及びWiMAXを組み合わせた場合の基地局100の構成例を表わす。基地局100は、さらに、WiMAX転送用バッファ130とWiMAX通信部131を備える。
WiMAX転送用バッファ130は、例えば、ネットワークから受信したパケットデータを記憶し、記憶されたパケットデータはWiMAX通信部131により適宜読み出される。WiMAX転送用バッファ130の構成例は、例えば、低周波数帯LTE転送用バッファ120などと同様に図5に示される。
WiMAX通信部131は、例えば、IEEE802.16eなどにより規格化された無線通信方式に従って、アンテナ108を介して配下の端末200と無線通信を行う。WiMAXでも、LTEによる場合と同様に、スケジューラなどでスケジューリングされ、確保された無線リソースを用いてパケットデータの送信が行われる。WiMAX通信部131の構成例も、例えば、図14に示される。この場合、送信部1221と受信部1222が上記した無線通信方式で無線通信を行う。
図22に示す基地局100の動作例は、例えば、図21のS65をWiMAX転送用バッファ130へパケットを振り分けることに代えることで実施することができる。
図20から図22で示されるように、2種以上の無線通信方式と2種以上の周波数帯を組み合わせても実施可能である。この場合、基地局100は、通信品質の良好な周波数帯又は無線リソースが確保された無線通信方式を優先的に利用してデータを送信する。そして、基地局100は、当該送信において利用可能な無線リソース量が閾値以下になると、通信品質が良好でない周波数帯又は無線リソースが他の基地局と共有される無線通信方式へ切り替える。
従って、基地局100は、無線リソースが確保された無線通信方式が最大限利用されるため、無線リソースを有効的に活用できる。また、基地局は通信品質が良好な周波数帯又は無線リソースが確保された無線通信方式が最大限利用されるため、要求されたスループットも確保することもできるし、その一部しか利用されない場合と比較してスループットの向上を図ることができる。
なお、上述した第3の実施の形態において、振分部101は、例えば、エラー発生率情報に基づいて通信品質の優れた一方の周波数帯のLTEによる無線通信方式を優先して、パケットデータを振り分けた。例えば、振分部101は、端末200から送信された品質情報をそのまま用いて通信品質の優れた周波数帯側にパケットデータを振り分けるようにしてもよい。この場合、低周波数帯LTE通信122と高周波数帯LTE通信部123は、端末200から送信された品質情報を振分部101へ出力する。品質情報としては、例えば、CQI(Channel Quality Indicator)などのインデックス値であってもよい。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態では、例えば、端末200またはフローごとに優先順位が付与されている場合の適用例について説明する。
図23は本第4の実施の形態における無線通信システム10の構成例とフローがどのように端末200へ送信されるかの例を表わしている。フローとは、例えば、アプリケーション又はサービスごとに行われる通信のことである。フローの例としては、音声通話のフロー、映像配信のフロー、Webのフロー、FTP(File Transfer Protocol)のフローなどがある。以下においては、フローごとに優先順位が付与された場合の例について説明する。
図23に示すように、各フローについては優先度が付与されている。例えば、音声通話のフローが最も優先度が高く、映像配信のフロー、Webのフロー、FTPのフローの順に優先度が低くなっている。
本第4の実施の形態では、優先順位によって各フローがグループ分けされ、自パケットが含まれるフローよりも高優先度の1又は複数のフローを含むグループ(以下では、例えば、フロー群と称する場合がある)はLTEを用いて通信が行われる。例えば、音声通話と映像配信の各フローは高優先度のフロー群として、LTEを用いた無線通信が行われる。
そして、受信したパケットデータが含まれるフローを含むフロー群についてLTEの無線リソースが不足する場合は、受信したパケットデータが含まれるフロー群より高優先度のフロー群についてはLTEを用いて無線通信を行う。高優先度以外のフロー群は、例えば、無線LANを用いた通信が行われる。
例えば、Webのフローに関するパケットデータを受信した場合、Webのフローより高優先度のフロー群である音声通話と映像配信のフローに関するパケットデータはLTEによる無線通信が行われる。この場合、Webフローに関するパケットデータは無線LANによる無線通信が行われる。
図24は本第4の実施の形態における動作例を表わすフローチャートである。ただし、本第4の実施の形態における基地局100の構成例は、例えば、図3に示される。
基地局100は、処理を開始すると(S80)、パケットデータを受信し、さらに当該パケットデータより高優先度のフロー群に含まれるパケットデータも受信する。
例えば、基地局100は、Webフローに関連するパケットデータを受信し、当該パケットデータよりも高優先度のグループ群に含まれる音声通話と映像配信の各フローに関連するパケットデータも受信する。
次に、基地局100は、自パケットデータより高優先度のフロー群の転送に必要な無線リソースの合計量はLTEの無線リソース量より少ないか否かを判別する(S81)。
例えば、自パケットデータより高優先度のフロー群の転送に必要な無線リソースの合計量は、図23の「X」で示される。「X」は、例えば、音声通話と映像配信の各フローの合計を表わしている。
S81の処理では、例えば、振分部101が受信パケットデータより高優先度のグループはLTEの無線リソースを用いて送信できるか否かを判別している。振分部101は、例えば、受信パケットデータが含まれるフローよりも高優先度のフロー群に含まれるパケットデータのデータ量に相当する無線リソース量を算出し、LTE通信部104から取得したLTE用の無線リソース量と比較することで処理することができる。
基地局100は、自パケットデータより高優先度のフロー群の転送に必要な無線リソースの合計量がLTEの無線リソース量より少ないとき(S81でY)、自パケットのフロー群を含み、高優先度のフロー群に対する無線リソースの合計量がLTEの無線リソース量より低いか否かを判別する(S82)。
例えば、自パケットのフロー群を含み、高優先度のフロー群に対する無線リソースの合計量は図23の「Y」で示される。自パケットデータとして、例えば、Webフローに関するパケットデータであるとき、「Y」はこのWeb、音声通話、及び映像配信の各フローの合計を表わしている。
例えば、振分部101は、受信パケットデータのデータ量に相当する無線リソース量を算出し、S81で算出した無線リソースの合計量に加算し、加算値とLTE通信部104から取得したLTE用の無線リソース量と比較することで処理を行う。
基地局100は、自パケットのフロー群を含み、高優先度のフロー群に対する無線リソースの合計量がLTEの無線リソース量より低いとき(S82でY)、受信した自パケットデータと、高優先度のフロー群に含まれるパケットデータをLTE転送用バッファ102へ振り分ける(S83)。そして、基地局100は一連の処理を終了させる(S84)。
この場合は、例えば、基地局100は自パケットと高優先度のフロー群に属するパケットについては全てLTEの無線リソースを用いて送信できることを判別している。
一方、基地局100は、自パケットのフロー群を含み、高優先度のフロー群に対する無線リソースの合計量がLTEの無線リソース量より低くないとき(S82でN)、LTEの無線リソースは不足しているか否かを判別する(S85)。
そして、基地局100は、LTEの無線リソースに余りがあれば(S85でY)、LTEの無線リソースを利用して、高優先度のフロー群に含まれるパケットデータを送信する(S83)。
この場合は、例えば、基地局100はLTEの無線リソースを利用して、高優先度のフロー群に属するパケットデータを送信する。
また、基地局100は、LTEの無線リソースが不足している(又は空きがないなど)とき(S85でN)、自パケットと高優先度のフロー群に含まれるパケットデータについて無線LANを用いて送信する(S86)。
この場合は、例えば、基地局100はLTEの無線リソースに余りがなければ、自パケットについては無線LANによる無線リソースを用いて送信する。
さらに、基地局100は、LTEの無線リソースに余りがあっても、高優先度のフロー群に含まれるすべてのパケットデータをLTE無線リソースで送信できないときは、送信できない当該パケットデータと自パケットデータについては無線LANを用いて送信する(S86)。
この場合は、例えば、基地局100は高優先度のフロー群に属するパケットデータをLTEの無線リソースを優先的に利用して送信するが、LTEの無線リソースだけでは送信困難な高優先度のフロー群に属するパケットデータを無線LANの無線リソースを用いて送信する。また、基地局100は、自パケットについても無線LANの無線リソースを用いて送信する。
そして、基地局100は一連の処理を終了させる(S84)。
本第4の実施の形態においては、例えば、高優先度のフロー群のパケットデータについては無線リソースが確保された無線通信方式で優先的に送信が行われる。この場合、当該無線リソースだけでは転送困難なフロー群のパケットデータについては、他の基地局による無線通信と共有される無線リソースが利用される無線通信方式で送信が行われる。
従って、本第4の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、無線リソースが確保された無線通信方式が最大限利用されるため、無線リソースを有効的に活用できる。また、本第4の実施の形態では、通信品質が良好な周波数帯又は無線リソースが確保された無線通信方式による無線リソースが最大限利用されるため、その一部しか利用しない場合と比較して、スループットの向上を図ることができる。
[その他の実施の形態]
次に、その他の実施の形態について説明する。図25は基地局100のハードウェアに関する構成例を表わす図である。
基地局100は、さらに、CPU(Central Processing Unit)150、メモリ151、LTE用無線部152、無線LAN用無線部153、外部インタフェース154を備え、互いにバス155を介して接続される。
CPU150は、メモリ151に記憶されたプログラム1510を読み出し、当該プログラム1510を実行することで、例えば、振分部101の機能を実行する。CPU150は、例えば、第2〜第4の実施の形態における振分部101に対応する。
また、CPU150は、振分後のパケットデータをメモリ151内のLTE転送用バッファ102又は無線LAN転送用バッファ103に記憶する。さらに、CPU150は、2つのバッフ102又は103に記憶されたパケットデータを読み出して、誤り訂正符号化処理や変調処理などを施し、変調処理後のパケットデータをLTE用無線部152又は無線LAN用無線部152へそれぞれ出力する。CPU150は、例えば、第2〜第4の実施の形態におけるLTE通信部104又は無線LAN通信部105の一部に対応する。この場合、CPU150は、LTE転送用バッファ102から読み出したパケットデータに対してスケジューリングすることで無線リソースの割り当てを行う。CPU150は、例えば、第2及び第3の実施の形態におけるスケジューラ1041,1223に対応する。
メモリ151は、プログラム1510以外にも、LTE転送用バッファ102、無線LAN転送用バッファ103を含む。メモリ151は、例えば、第2〜第4の実施の形態におけるLTE転送用バッファ102、無線LAN転送用バッファ103に対応する。
LTE用無線部152は、例えば、CPU150から出力された変調処理後のパケットデータに対して、周波数変換処理などを施して無線信号に変換し、アンテナ106を介して変換後の無線信号を端末200へ出力する。
無線LAN用無線部153は、例えば、CPU150から出力された変調処理後のパケットデータに対して、周波数変換処理などを施して無線信号に変換し、アンテナ107を介して変換後の無線信号を端末200へ出力する。
外部インタフェース154は、例えば、ネットワークを介して外部装置と接続され、ネットワークから入力した所定形式のデータに対して、パケットデータを抽出してCPU150に出力する。また、外部インタフェース154は、例えば、CPU150から出力されたデータなどに対して、所定形式のデータに変換してネットワークへ出力する。
上述したいずれの例においても、例えば、スケジューリングにより確保された無線リソースを利用してパケットデータが送信される場合の無線通信方式としてLTEを例にして説明した。確保された無線リソースを用いて送信される無線通信方式であれば、WiMAXやHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などであってもよい。
以上まとめると付記のようになる。
(付記1)
確保された第1の無線リソースを利用して無線通信を行う第1の無線通信方式、又は第2の無線通信方式或いは確保された無線リソースであって前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用して無線通信を行う前記第1の無線通信方式によりデータを端末装置へ送信する基地局装置において、
前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式を前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースと異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式よりも優先し、優先した前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信する振分部
を備えることを特徴とする基地局装置。
(付記2)
前記第2の通信方式は、他の基地局装置が他の端末装置との間の無線通信において利用する第2の無線リソースを利用した無線通信方式、又は確保された第3の無線リソースを利用した無線通信方式であることを特徴とする付記1記載の基地局装置。
(付記3)
前記振分部は、前記端末装置と前記基地局装置との間の通信品質が前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式よりも優れた前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式を優先し、優先した前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信することを特徴とする付記1記載の基地局装置。
(付記4)
前記基地局装置は、前記第1の無線リソースを利用して無線通信を行う前記第1の無線通信方式、前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用する前記第1無線通信方式、又は他の基地局装置が他の端末装置との間で行う無線通信において利用する前記第2の無線リソースを利用した前記第2の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、
前記振分部は、優先した前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用する前記第1無線通信方式において利用される無線リソースが第2の閾値以下になると、前記第2の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信することを特徴とする付記3記載の基地局装置。
(付記5)
前記基地局装置は、前記第1の無線リソースを利用して無線通信を行う前記第1の無線通信方式、前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用する前記第1無線通信方式、又は確保された第3の無線リソースを利用して無線通信を行う前記第2の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、
前記振分部は、優先した前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用する前記第1無線通信方式において利用される無線リソースが第3の閾値以下になると、前記第2の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信することを特徴とする付記3記載の基地局装置。
(付記6)
前記基地局装置は、確保された前記第1の無線リソースを利用して無線通信を行う前記第1の無線通信方式、又は確保された第3の無線リソースを利用して無線通信を行う前記第2の無線通信方式によりデータを端末装置へ送信し、
前記振分部は、前記端末装置と前記基地局装置との間の通信品質が前記第2の無線通信方式よりも優れた前記第1の無線通信方式を優先し、優先した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、前記第2の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信することを特徴とする付記1記載の基地局装置。
(付記7)
更に、前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式により送信されるデータを記憶する第1の転送用バッファを備え、
前記振分部は、前記第1の転送用バッファに記憶されたデータのデータ量に基づいて前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になるか否かを判別することを特徴とする付記1記載の基地局装置。
(付記8)
更に、前記第1の無線通信方式によりデータを送信する際に前記データに対する符号化率及び変調方式を決定し、決定した符号化率及び変調方式に対応するデータレートを算出するスケジューラを備え、
前記振分部は、前記スケジューラから出力された前記データレートに基づいて、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になるか否かを判別することを特徴とする付記1記載の基地局装置。
(付記9)
前記振分部は、第2の転送用バッファに記憶されたデータのデータ量に基づいて前記第2の転送用バッファに記憶されたデータが前記第1の無線通信方式で前記端末装置へ送信されるまでにかかる第1の時間を算出し、前記スケジューラから出力された前記データレートに基づいて算出した1パケット分のデータを送信するまでにかかる第2の時間と前記第1の時間とを加算した時間が第4の閾値を超えるか否かにより、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になるか否かを判別することを特徴とする付記8記載の基地局装置。
(付記10)
更に、前記端末装置から送信された前記通信品質に関する通信品質情報を受信する受信部と、
前記第1の無線通信方式により前記端末装置へ送信するデータに対して符号化率及び変調方式を決定するスケジューラと、
前記通信品質情報と前記符号化率及び変調方式に基づいてエラー情報を生成するエラー情報生成部とを備え、
前記振分部は、前記エラー情報に基づいて、前記通信品質が前記第2の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式よりも前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式の方が優れていることを判別することを特徴とする付記3記載の基地局装置。
(付記11)
更に、前記端末装置に対して前記第1の無線リソースを割り当て、前記第1の無線リソースの割り当て対象である所定数のリソースブロックに対して前記第1の無線リソースを割り当てたリソースブロック数の比率を示す無線リソース割当率を算出するスケジューラを備え、
前記振分部は、前記無線リソース割当率に基づいて、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になるか否かを判別することを特徴とする付記3記載の基地局装置。
(付記12)
前記振分部は、前記端末装置へ提供するサービスごとに行われる通信を示すフローであって、第1のフローよりも優先度の高い第2のフローに属するデータを前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式により送信し、前記第1のフローに属するデータを他の基地局装置が他の端末装置との間の無線通信において利用する第2の無線リソースを利用した前記第2の無線通信方式により送信することを特徴とする付記1記載の基地局装置。
(付記13)
前記振分部は、前記第2のフローに属するデータを前記第1の無線リソースを利用しても前記第1の無線リソースが前記第1の閾値以上存在するときは当該第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式により前記第2のフローに属するデータを送信し、前記第1の無線リソースが前記第1の閾値以下になると、前記第1の無線リソースで送信できない前記第2のフローに属するデータを前記第2の無線通信方式により送信することを特徴とする付記12記載の基地局装置。
(付記14)
確保された第1の無線リソースを利用して無線通信を行う第1の無線通信方式、又は第2の無線通信方式或いは確保された無線リソースであって前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用して無線通信を行う前記第1の無線通信方式によりデータを端末装置へ送信する基地局装置におけるデータ送信方法であって、
前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式を前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースと異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式よりも優先し、優先した前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信する
ことを特徴とするデータ送信方法。
(付記15)
端末装置と
基地局装置とを備え、前記基地局装置は、確保された第1の無線リソースを利用して無線通信を行う第1の無線通信方式、又は第2の無線通信方式或いは確保された無線リソースであって前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用して無線通信を行う前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信する無線通信システムであって、
前記基地局装置は、前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式を前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースと異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式よりも優先し、優先した前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信する振分部を備え、
前記端末装置は、前記基地局装置から送信されたデータを受信する受信部を備えることを特徴とする無線通信システム。
10:無線通信システム
100(100−1,100−2):基地局装置(基地局)
101:振分部
1011(1011−1,1011−2):基準値超判別部
1012(1012−1,1012−2):キュー長基準値記憶部
1013(1013−1,1013−2):比較部
1015:振分先切替部 1016:LBS記憶部
1017:LBC比較部 1018:品質比較部
102:LTE転送用バッファ 1021:転送用バッファ
1022:キュー長検出部 1023:キュー長通知部
103:無線LAN転送用バッファ 104:LTE通信部
1041:スケジューラ 105:無線LAN通信部
110:無線LAN AP 120:低周波数帯LTE転送用バッファ
121:高周波数帯LTE転送用バッファ
122:低周波数帯LTE通信部 1223:スケジューラ
1225:エラー情報抽出部 123:高周波数帯LTE通信部
130:WiMAX転送用バッファ 131:WiMAX通信部
150:CPU 151:メモリ
200:端末装置(端末)

Claims (5)

  1. 確保された第1の無線リソースを利用して無線通信を行う第1の無線通信方式、又は第2の無線通信方式或いは確保された無線リソースであって前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用して無線通信を行う前記第1の無線通信方式によりデータを端末装置へ送信する基地局装置において、
    前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式を前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースと異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式よりも優先し、優先した前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信する振分部
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記第2の通信方式は、他の基地局装置が他の端末装置との間の無線通信において利用する第2の無線リソースを利用した無線通信方式、又は確保された第3の無線リソースを利用した無線通信方式であることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  3. 前記振分部は、前記端末装置と前記基地局装置との間の通信品質が前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式よりも優れた前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式を優先し、優先した前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信することを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  4. 確保された第1の無線リソースを利用して無線通信を行う第1の無線通信方式、又は第2の無線通信方式或いは確保された無線リソースであって前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用して無線通信を行う前記第1の無線通信方式によりデータを端末装置へ送信する基地局装置におけるデータ送信方法であって、
    前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式を前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースと異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式よりも優先し、優先した前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信する
    ことを特徴とするデータ送信方法。
  5. 端末装置と
    基地局装置とを備え、前記基地局装置は、確保された第1の無線リソースを利用して無線通信を行う第1の無線通信方式、又は第2の無線通信方式或いは確保された無線リソースであって前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用して無線通信を行う前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信する無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式を前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースと異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式よりも優先し、優先した前記第1の無線リソースを利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信し、前記第1の無線リソースが第1の閾値以下になると、前記第2の無線通信方式又は前記第1の無線リソースとは異なる周波数帯を利用した前記第1の無線通信方式によりデータを前記端末装置へ送信する振分部を備え、
    前記端末装置は、前記基地局装置から送信されたデータを受信する受信部を備えることを特徴とする無線通信システム。
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