JP2014222221A - 発光体の検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 検査対象となる発光体の発光状態を検査する検査装置において、観察画像内に構造物の凹凸パターンなどが存在していても、当該構造物により生じる輝度差の影響を受けずに検査を行うことができるものを提供する。【解決手段】 発光体の載置部と、撮像部と、画像データ取得部と、画像処理部とを備え、載置部と撮像部との相対距離をずらすデフォーカス機構を備え、デフォーカス状態で取得した画像データに基づいて、発光状態の良否判定を行うことを特徴とする、発光体の検査装置である。【選択図】 図1
Description
本発明は、表面に凹凸パターンを有する発光体の発光状態を検査する検査装置に関する。
検査対象物となる発光体であるLED素子からの光を撮像し、撮像した光のビデオ信号をデジタル信号に変換し、当該デジタル信号データを予め定められた基準値と比較して所定の閾値の範囲内であるか否かを判別することにより、LED素子の出射光の表示色等を検査する検査装置が知られている(例えば、特許文献1)。
一方、LEDの光取り出し効率の向上を図るため、表面に種々の凹凸加工がされているサファイヤ基板(いわゆるPSS:Patterned Sapphire Substrate)を用いる技術が知られている(例えば、特許文献2,3)。
しかし、発光体の発光面内に凹凸パターンが存在する場合、全体として明画像として観察されるが、凹凸パターン部分を見れば部分的に暗画像として撮像されることになる。そして、明画像中に暗画像が点在する画像として撮像されるため、従来の検査装置では基準範囲外の輝度で発光する部位があるとして判定されてしまう。
また、撮像した検査対象画像と予め登録された良品画像とを比較して検査する場合、検査対象となる発行体の発光状態が正常であっても、両画像における凹凸パターンの位置がずれていると、その部分に基準範囲外の輝度で発光する部位があるとして認識されてしまうため、正しい検査が行えないという課題がある。
また、撮像した画像に対してソフトウェア処理などを行って輝度データを平滑化するという選択肢もあるが、この場合、当該平滑化処理に要する時間が、検査時間を遅延させることになる。
上述の課題について、図を用いながら具体的に説明を行う。
図5は、従来技術にて取得した画像データと輝度信号・輝度差分のイメージ図である。図5(a)は、ジャストフォーカス状態で撮像された画像データを示している。図中の右側の領域GAzは、基準範囲内の輝度で発光している領域であるが、その中の一部に発光輝度が低い部分Xz(つまり、欠陥)が存在している。また、図中の左側の領域BAzは、基準範囲より低い輝度で発光している領域である。
図5は、従来技術にて取得した画像データと輝度信号・輝度差分のイメージ図である。図5(a)は、ジャストフォーカス状態で撮像された画像データを示している。図中の右側の領域GAzは、基準範囲内の輝度で発光している領域であるが、その中の一部に発光輝度が低い部分Xz(つまり、欠陥)が存在している。また、図中の左側の領域BAzは、基準範囲より低い輝度で発光している領域である。
図5(b)は、良否判定の基準となる検査基準画像データを示している。
図5(c)は、図5(a)に示すA−A’部分における画像データの輝度信号MSz1と、図5(b)に示すA−A’部分における検査基準画像データの輝度信号RSz、これらの輝度信号の差分dfz1を示している。なお、横軸はA−A’部分における位置Pを、縦軸は輝度B,輝度差分dを示している。また、輝度差分dは、絶対値で表示している。
図5(c)は、図5(a)に示すA−A’部分における画像データの輝度信号MSz1と、図5(b)に示すA−A’部分における検査基準画像データの輝度信号RSz、これらの輝度信号の差分dfz1を示している。なお、横軸はA−A’部分における位置Pを、縦軸は輝度B,輝度差分dを示している。また、輝度差分dは、絶対値で表示している。
図5(a)に示す撮像部から出力された画像データと、図5(b)に示す検査基準画像データとは、共に凹凸のパターンPに対応する明部・暗部を含み、さらに凹凸パターンPの位置が互いに一致している状態である。そのため、図5(c)に示す様に、基準範囲より低い輝度で発光している領域BAzと、発光輝度が低い部分Xzが、輝度差分として表れる。この状態であれば、正しい検査を行うことができる。
図6は、従来技術にて取得した画像データと輝度信号・輝度差分のイメージ図である。図6(a)は、ジャストフォーカス状態で撮像された画像データを示している。図中の右側の領域GAzは、基準範囲内の輝度で発光しているが、その中の一部に発光輝度が低い部分Xz(つまり、欠陥)が存在している。また、図中の左側の領域BAzは、基準範囲より低い輝度で発光している。
図6(b)は、良否判定の基準となる検査基準画像データを示している。
図6(c)は、図6(a)に示すA−A’部分における画像データの輝度信号MSz2と、図6(b)に示すA−A’部分における検査基準画像データの輝度信号RSz、これらの輝度信号の差分dfz2を示している。なお、横軸はA−A’部分における位置Pを、縦軸は輝度B,輝度差分dを示している。また、輝度差分dは、絶対値で表示している。
図6(c)は、図6(a)に示すA−A’部分における画像データの輝度信号MSz2と、図6(b)に示すA−A’部分における検査基準画像データの輝度信号RSz、これらの輝度信号の差分dfz2を示している。なお、横軸はA−A’部分における位置Pを、縦軸は輝度B,輝度差分dを示している。また、輝度差分dは、絶対値で表示している。
このとき、図6(a)に示す撮像部から出力された画像データと、図6(b)に示す検査基準画像データとは、共に凹凸のパターンPに対応する明部・暗部を含み、さらに凹凸パターンPの位置が互いに一致していない状態である。そのため、図6(c)に示す様に、基準範囲より低い輝度で発光している領域BAzと、発光輝度が低い部分Xzとは別に、凹凸パターンPの位置の不一致に起因した明暗差も輝度差分として表れ、いわゆるノイズ成分となってしまい、正しい検査が行えない。
そこで、本発明の目的は、発光体の発光面内に凹凸パターンが存在する場合であっても、凹凸パターンの影響を受けず、正確に発光状態の検査が行える、発光体の検査装置を提供することである。
以上の課題を解決するために、第1の発明は、
検査対象となる発光体の発光状態を検査する検査装置であって、
前記発光体を載置する載置部と、
前記発光体を撮像する撮像部と、
前記載置部と前記撮像部との相対距離を調節する相対距離調節部と、
前記撮像部から出力された画像データを取得する画像データ取得部と、
良否判定の基準となる検査基準画像データを予め登録する検査基準画像データ登録部と、
前記画像データと前記検査基準画像データとを比較して前記発光体の発光状態の良否を判定する良否判定部とを備えた
ことを特徴とする、発光体の検査装置である。
検査対象となる発光体の発光状態を検査する検査装置であって、
前記発光体を載置する載置部と、
前記発光体を撮像する撮像部と、
前記載置部と前記撮像部との相対距離を調節する相対距離調節部と、
前記撮像部から出力された画像データを取得する画像データ取得部と、
良否判定の基準となる検査基準画像データを予め登録する検査基準画像データ登録部と、
前記画像データと前記検査基準画像データとを比較して前記発光体の発光状態の良否を判定する良否判定部とを備えた
ことを特徴とする、発光体の検査装置である。
この構成によれば、検査対象となる発光体の発光面内の凹凸パターンを、焦点位置をオフセットさせて(つまり、デフォーカス状態で)撮像することができ、明るさが平均化された明画像の画像データとして取得できる。
第2の発明は、第1の発明に加えて、
前記載置部と前記撮像部との相対距離を前記発光体の検査条件毎に登録する検査条件登録部を備え、
当該相対距離は前記撮像部のジャストフォーカス状態からずれた位置に設定されている
ことを特徴とするものである。
前記載置部と前記撮像部との相対距離を前記発光体の検査条件毎に登録する検査条件登録部を備え、
当該相対距離は前記撮像部のジャストフォーカス状態からずれた位置に設定されている
ことを特徴とするものである。
この構成によれば、検査条件毎に、検査対象となる発光体の発光面内の凹凸パターンをデフォーカスした状態で撮像でき、それぞれの検査条件毎に最適な状態で明るさが平均化された明画像の画像データとして取得できる。
第3の発明は、第2の発明に加えて、
前記検査基準画像データが、予め良品と判定された発光体をジャストフォーカス状態からずれた位置で取得されたものであることを特徴とするものである。
前記検査基準画像データが、予め良品と判定された発光体をジャストフォーカス状態からずれた位置で取得されたものであることを特徴とするものである。
この構成によれば、予め正常と判定しておいた発光体を用いて、検査基準画像データとして用いることができる。
第4の発明は、
検査対象となる発光体の発光状態を検査する検査装置であって、
前記発光体を載置する載置部と、
前記発光体を撮像する撮像部と、
前記撮像部から出力された画像データを取得する画像データ取得部とを備え、
前記撮像部には、前記発光体の共通する部位を撮像する第1撮像部と第2撮像部を備えられており、
前記第1撮像部には、ショートパスフィルタが備えられており、
前記第2撮像部には、ロングパスフィルタが備えられており、
前記第1撮像部で撮像された画像と前記第2撮像部で撮像された画像を比較して、前記発光体の良否を判定する良否判定部とを備え、
前記載置部に対する前記第1撮像部及び第2撮像部の相対距離を調節する相対距離調節部と、
検査対象となる発光体の検査条件毎に相対距離を登録する検査条件登録部を備え、
当該発光体の検査条件毎の相対距離は、前記第1撮像部及び前記第2撮像部におけるジャストフォーカス状態からずれた位置に設定されている
ことを特徴とする、発光体の検査装置である。
検査対象となる発光体の発光状態を検査する検査装置であって、
前記発光体を載置する載置部と、
前記発光体を撮像する撮像部と、
前記撮像部から出力された画像データを取得する画像データ取得部とを備え、
前記撮像部には、前記発光体の共通する部位を撮像する第1撮像部と第2撮像部を備えられており、
前記第1撮像部には、ショートパスフィルタが備えられており、
前記第2撮像部には、ロングパスフィルタが備えられており、
前記第1撮像部で撮像された画像と前記第2撮像部で撮像された画像を比較して、前記発光体の良否を判定する良否判定部とを備え、
前記載置部に対する前記第1撮像部及び第2撮像部の相対距離を調節する相対距離調節部と、
検査対象となる発光体の検査条件毎に相対距離を登録する検査条件登録部を備え、
当該発光体の検査条件毎の相対距離は、前記第1撮像部及び前記第2撮像部におけるジャストフォーカス状態からずれた位置に設定されている
ことを特徴とする、発光体の検査装置である。
この構成によれば、検査対象となる発光体Cの発光面内の凹凸パターンPが存在していても、検査対象となる発光体の発光面内の凹凸パターンに対して焦点位置をオフセットさせて(つまり、デフォーカス状態で)撮像することができ、明るさが平均化された明画像の画像データとして取得できる。さらに、検査対象となる発光体Cの発光波長が規定値からずれて発光している場合に、発光状態が異常であると判定することができる。また、互いの撮像カメラで観察している位置が僅かにずれていても、当該ずれに起因した凹凸パターンの不一致による輝度差分(いわゆる、ノイズ成分)が平滑化されるため、互いの撮像カメラの撮像位置を厳密に合わせ込み調整する手間を省くことができる。
第5の発明は、上記第1〜第4の発明のいずれかに記載の発明であって、
前記発光体が、蛍光発光特性を有するLEDチップであり、
前記LEDチップに向けて蛍光発光のための励起光を照射する励起光照射部を備え、
前記撮像部が、当該蛍光発光したLEDチップから発せられる光を撮像する
ことを特徴とするものである。
前記発光体が、蛍光発光特性を有するLEDチップであり、
前記LEDチップに向けて蛍光発光のための励起光を照射する励起光照射部を備え、
前記撮像部が、当該蛍光発光したLEDチップから発せられる光を撮像する
ことを特徴とするものである。
この構成によれば、凹凸加工がされているサファイヤ基板を用いて製造されたLEDチップの検査に適用することができる。
発光体の発光面内に凹凸パターンが存在する場合であっても、凹凸パターンの影響を受けず、正確に発光状態の検査が行える。さらに、平滑化処理などのソフトウェア処理が不要になるため、検査時間を遅延させずに検査が行える。
本発明を実施するための形態について、図を用いながら説明する。以下の説明では、検査対象となる発光体Cが多数配置されている凹凸加工がされたサファイヤ基板(つまり、PSS)を例示する。また、この基板をワークWと呼ぶ。なお、各図中の直交座標系の3軸をX、Y、Zとし、平板状の電極シートSの面と平行なXY平面を水平面、XY方向と直交するZ方向(つまり、電極シートの厚み方向)を鉛直方向とする。また、Z方向は矢印の先端側を上側とし、その逆側を下側と表現する。
図1は、本発明を具現化する形態の一例の全体を示す概略図であり、本発明に係る発光体の検査装置1の全体構成を示している。
本発明に係る発光体の検査装置1は、載置部2と、撮像部3と、相対距離調節部4と、画像データ取得部5と、検査基準画像データ登録部6と、良否判定部7とを備えて構成されている。
本発明に係る発光体の検査装置1は、載置部2と、撮像部3と、相対距離調節部4と、画像データ取得部5と、検査基準画像データ登録部6と、良否判定部7とを備えて構成されている。
載置部2は、検査対象となる発光体Cが配置されたワークWを載置するものであり、X軸スライダー21,Y軸スライダー22,回転テーブル23,載置台25を備えて構成されている。
X軸スライダー21は、検査装置1のフレーム11上に取り付けられており、X軸スライダー21上に取り付けられたY軸スライダー22を、X方向に所定の速度で移動させ、所定の位置で静止させるものである。
X軸スライダー21は、検査装置1のフレーム11上に取り付けられており、X軸スライダー21上に取り付けられたY軸スライダー22を、X方向に所定の速度で移動させ、所定の位置で静止させるものである。
Y軸スライダー22は、Y軸スライダー22上に取り付けられた回転テーブル23を、Y方向に所定の速度で移動させ、所定の位置で静止させるものである。
回転テーブル23は、回転テーブル23上に取り付けられた載置台25をZ軸まわり(つまり、θ方向)に回転させ、静止させるものである。
載置台25は、検査対象となる発光体Cが配置されたワークWを載置するもので、負圧発生手段(図示せず)と連通する吸着溝や吸引孔を備えている。
回転テーブル23は、回転テーブル23上に取り付けられた載置台25をZ軸まわり(つまり、θ方向)に回転させ、静止させるものである。
載置台25は、検査対象となる発光体Cが配置されたワークWを載置するもので、負圧発生手段(図示せず)と連通する吸着溝や吸引孔を備えている。
X軸スライダー21,Y軸スライダー22,回転テーブル23は、それぞれ制御用コントローラ(図示せず)と接続されており、所定の速度で移動/回転し、所定の位置で静止することができる。載置部2は、このような構成をしているため、検査対象となる発光体Cが配置されたワークWを、適宜θ方向に角度調整し、X方向及びY方向に移動させながら、検査することができる。
撮像部3は、発光体Cを撮像するものであり、撮像カメラ31,レンズ32,鏡筒33を備えて構成されている。また、発光体Cが自発光せず、外部からの光を反射するもの、外部からの光を吸収して発光するものである場合、撮像部3には、さらに照明手段34,光分岐手段35を備えて構成しておく。
撮像カメラ31は、撮像素子30を備え、撮像素子30に投影された像を画像情報として取得し、その画像情報を電気信号に変換して画像データとして外部機器へ出力するものである。撮像カメラ31としては、CCDやCMOSを用いたイメージエリアセンサや、ラインセンサ、TDIセンサなどが例示できる
レンズ32は、検査対象となる発光体Cに対応する像を、撮像カメラ31の撮像素子30に投影するものである。レンズ32は、観察倍率の複数のレンズ32a,32bを、図示するようなレボルバー機構により適宜切り替えて用いる形態が例示できる。
レンズ32は、検査対象となる発光体Cに対応する像を、撮像カメラ31の撮像素子30に投影するものである。レンズ32は、観察倍率の複数のレンズ32a,32bを、図示するようなレボルバー機構により適宜切り替えて用いる形態が例示できる。
鏡筒33は、撮像カメラ31やレンズ32などを所定の間隔で固定配置するためのものであり、外部の光を遮断しつつレンズ32を通過した光束36を通過させるために、内部が中空構造となっている。
照明手段34は、実線で図示した同軸落斜方式の形態に限られず、破線で示すような斜光照明手段34bや、載置台25上面側から撮像部2側に向けて光を発する透過照明手段34cの様な形態のものを用いても良い。
相対距離調節部4は、載置部2と撮像部3との相対距離Lを調節するものである。
相対距離調節部4は、検査装置1のフレーム上に取り付けられたベースプレート41と、ベースプレート41に配置されたZ方向に延びるレール42と、レール42上を移動するスライダー43と、スライダー43を所定の速度で移動させ所定の位置で静止させるボールネジ44と回転モータ45を備えている。回転モータ45は、制御用コントローラ(図示せず)と接続されており、回転/静止の制御がされる。
相対距離調節部4は、検査装置1のフレーム上に取り付けられたベースプレート41と、ベースプレート41に配置されたZ方向に延びるレール42と、レール42上を移動するスライダー43と、スライダー43を所定の速度で移動させ所定の位置で静止させるボールネジ44と回転モータ45を備えている。回転モータ45は、制御用コントローラ(図示せず)と接続されており、回転/静止の制御がされる。
また、相対距離調節部4は、上述の回転モータ45(いわゆる、電動調節方式)に代えて、回転式ハンドルを備えた構成(いわゆる、手動調節方式)としても良い。また、相対距離調節部4は、上述のボールネジ44による位置調節に限定されず、ラックピニオン機構、リニアモータ、直動シリンダなどの位置調節機構を用いることができ、適宜ブレーキ手段を組み合わせて構成することができる。
相対距離調節部4は、このような構成をしているため、載置部2と観察部3との相対距離Lを調節することができる。
画像データ取得部5は、撮像部3から出力された画像データを取得するものである。
検査基準画像データ登録部6は、良否判定の基準となる検査基準画像データを予め登録するものである。
良否判定部7は、画像データと予め登録された検査基準画像データとを比較して発光体の発光状態の良否を判定するものである。両画像の位置対応する部位(つまり、各画素)について輝度比較を行い、全ての部位(つまり、全画素)の輝度差を演算して取得する。そうすると、基準範囲外の輝度で発光する部位があれば、他の部位とは異なる輝度差を示すこととなり、基準範囲外の輝度で発光する部位があると判定できる。このとき、どの程度の輝度差あれば、基準範囲外の輝度で発光していると判定するかは、予め設定しておき、その判定条件に基づいて、検査対象となる発光体の発光状態の良否を判定する。
より具体的には、上述の画像データ取得部5、検査基準画像データ登録部6、良否判定部7は、いわゆる画像処理装置Uと、その実行プログラムで構成することができる。この画像処理装置とは、予め登録しておいた実行プログラムに従って、取得した画像データに対して前処理と呼ばれる輝度補正、フィルタ補正、2値化処理などの演算処理を行ったり、予め登録しておいた画像データと比較演算処理を行ったり、予め設定しておいた手順に基づく計測処理を行ったり、予め設定しておいた判定基準と比較して判定を行ったり、これらの計測結果や判定結果を出力したりする機能を備えるものである。
良否判定部7で判定した結果は、必要に応じて、表示器Vに表示したり、外部の制御用コンピュータ(図示せず)などに送信したりすれば良い。
図2は、本発明における画像データと輝度信号・輝度差分のイメージ図である。
図2(a)は、デフォーカス状態で撮像部3から出力されて画像データ取得部4で取得された、画像データを示している。図中の右側の領域GAは、基準範囲内の輝度で発光している領域であるが、欠陥Xが存在している。また、図中の左側の領域BAは、基準範囲より低い輝度で発光している領域である。
図2(b)は、検査基準画像データ登録部4に登録された、良否判定の基準となる検査基準画像データを示している。
図2(a)は、デフォーカス状態で撮像部3から出力されて画像データ取得部4で取得された、画像データを示している。図中の右側の領域GAは、基準範囲内の輝度で発光している領域であるが、欠陥Xが存在している。また、図中の左側の領域BAは、基準範囲より低い輝度で発光している領域である。
図2(b)は、検査基準画像データ登録部4に登録された、良否判定の基準となる検査基準画像データを示している。
図2(c)は、図2(a)に示すA−A’部分における画像データの輝度信号MS1と、図2(b)に示すA−A’部分における検査基準画像データの輝度信号RS、これらの輝度信号の差分df1を示している。なお、横軸はA−A’部分における位置Pを、縦軸は輝度B,輝度差分dを示している。また、輝度差分dは、絶対値で表示している。
図2(a)に示す撮像部から出力された画像データと、図2(b)に示す検査基準画像データとは、共に凹凸のパターンPに対応する明部・暗部を含み、さらに凹凸パターンPの位置が互いに一致していない状態である。
しかし、本発明に係る検査装置1が上述のような構成をしているため、図2(c)の輝度信号の差分df1に示すように、発光体の発光面内に凹凸パターンPが存在する場合であっても、焦点位置をオフセットさせて(つまり、デフォーカス状態で)撮像して、凹凸パターンPの影響を受けない状態で発光体を撮像することができる。そのため、凹凸パターンPの影響を受けず、基準範囲より低い輝度で発光している領域BAと発光輝度が低い部分Xについて輝度差分が表れ、正確に発光状態の検査が行える。さらに、平滑化処理などのソフトウェア処理が不要になるため、検査時間を遅延させずに検査が行える。
[検査項目]
なお、本発明に係る検査装置における検査項目として、欠陥検査、発光不良検査、輝度検査などが例示できる。つまり、欠陥検査では、発光体の表面にキズ、汚れ、異物の付着があれば、その部分が暗画像として観察されるため、観察画像と基準画像とを比較して、部分的に暗画像が存在すれば、その箇所にキズ・汚れ・異物の付着などがあり、不良品候補と判定できる。
なお、本発明に係る検査装置における検査項目として、欠陥検査、発光不良検査、輝度検査などが例示できる。つまり、欠陥検査では、発光体の表面にキズ、汚れ、異物の付着があれば、その部分が暗画像として観察されるため、観察画像と基準画像とを比較して、部分的に暗画像が存在すれば、その箇所にキズ・汚れ・異物の付着などがあり、不良品候補と判定できる。
一方、発光不良検査は、発光体を明画像として観察し、発光体に発光不良があればその部分が暗画像として観察されるため、正常な発光量の検査基準画像データと比較して暗い画像として観察された部分があれば、不良品候補として判定するものである。また、輝度検査では、発光体を明画像として観察し、正常な発光量の検査基準画像データと比較し、輝度下限の判定基準よりも明ければ良品候補、暗ければ不良品候補とし、輝度上限の判定基準よりも明ければ不良品候補、暗ければ良品候補として、良否判定を行い、発光体が正常な輝度範囲で発光しているかどうかを検査することができる。
(実施例)
以下に、本発明を実施するための具体的な機器構成と、ワークWの形態を例示する。
撮像カメラ31は、撮像素子30として画素サイズ6.5μmのCMOSを備えたもの用いた。レンズ32は、倍率10倍の顕微鏡用対物レンズで、開口数0.28、作動距離33.5mmのものを用いた。
以下に、本発明を実施するための具体的な機器構成と、ワークWの形態を例示する。
撮像カメラ31は、撮像素子30として画素サイズ6.5μmのCMOSを備えたもの用いた。レンズ32は、倍率10倍の顕微鏡用対物レンズで、開口数0.28、作動距離33.5mmのものを用いた。
ワークWには、表面に直径2μm、ピッチ3μmの凹凸パターンPが加工されているものを用いた。そして、このワークWを上記構成のレンズ32を通して撮像カメラ31で撮像した画像を、図3に図示する。なお、このワークWには、欠陥検査の対象となる異物Xが付着している。
図3(a)は、デフォーカス量0mm(ジャストフォーカス)のときに、検査対象となる発光体を撮像したときの画像である。
凹凸パターンP部分が、明輝度/暗輝度の繰り返しパターンとなって撮像されている。一方、異物Xは、暗輝度の画像として撮像されている。
図3(a)は、デフォーカス量0mm(ジャストフォーカス)のときに、検査対象となる発光体を撮像したときの画像である。
凹凸パターンP部分が、明輝度/暗輝度の繰り返しパターンとなって撮像されている。一方、異物Xは、暗輝度の画像として撮像されている。
一方、図3(b)は、デフォーカス量を0.04mmに設定したときに、検査対象となる発光体を撮像したときの画像である。ワークW上の凹凸パターン部分は、デフォーカスによりぼやけて見えず、視野内全体が、均一な明るさの画像として撮像される。異物Xは、暗輝度の画像として撮像されている。なお、両画像を見比べて分かるとおり、ワークW上に存在する異物Xは、デフォーカスしてもジャストフォーカス状態との差異がなく、従来の検査アルゴリズムに基づいて検査を行うことができる。
<別の形態>
本発明に係る発光体の検査装置は、上述の検査装置1に検査条件登録部8を備えた構成としても良い。この検査条件登録部8は、載置部2と撮像部3との相対距離Lを、検査対象となる発光体Cの検査条件毎に登録するものである。さらに、この相対距離Lは、撮像部3の撮像カメラ31のジャストフォーカス状態からずれた位置に設定されている。
本発明に係る発光体の検査装置は、上述の検査装置1に検査条件登録部8を備えた構成としても良い。この検査条件登録部8は、載置部2と撮像部3との相対距離Lを、検査対象となる発光体Cの検査条件毎に登録するものである。さらに、この相対距離Lは、撮像部3の撮像カメラ31のジャストフォーカス状態からずれた位置に設定されている。
なお、この相対距離Lは、例えば、ある検査条件で凹凸パターンPの直径が大きければデフォーカス量(つまり、ジャストフォーカス状態からずらす位置の大きさ)の大きい相対距離La1に設定したり、別の検査条件で凹凸パターンPの直径が小さければはデフォーカス量の小さい相対距離La2に設定したりするなど、検査条件毎に設定しておく。また、ここでいう検査条件とは、検査対象となる発光体C自体が異なる場合に限らず、観察倍率(つまり、使用する対物レンズの倍率)が異なる場合や、観察に使用する照明や波長が異なる場合なども含む。
そうすることで、検査条件毎に、検査対象となる発光体の発光面内の凹凸パターンをデフォーカスした状態で撮像でき、それぞれの検査条件毎に最適な状態で明るさが平均化された明画像の画像データとして取得できる。そのため、発光体Cの発光面内に存在する凹凸パターンPの影響を受けず、正確に発光状態の検査が行える。
<別の形態>
本発明に係る発光体の検査装置は、上述の検査装置1bの構成において用いる検査基準画像データが、予め良品と判定された発光体をジャストフォーカス状態からずれた位置(つまり、デフォーカス状態)で取得されたものであることが好ましい。
本発明に係る発光体の検査装置は、上述の検査装置1bの構成において用いる検査基準画像データが、予め良品と判定された発光体をジャストフォーカス状態からずれた位置(つまり、デフォーカス状態)で取得されたものであることが好ましい。
そうすることで、予め正常と判定しておいた発光体を用いて、検査基準画像データとして用いることができる。そのため、発光体Cの発光面内に存在する凹凸パターンPの影響を受けず、正確に発光状態の検査が行える。
<別の形態>
図4は、本発明を具現化する別の形態の一例の全体を示す概略図である。
本発明に係る発光体の検査装置は、上述の検査装置1の構成のうち、撮像部3、画像データ取得部5、検査基準画像データ登録部6、良否判定部7を、下記構成の撮像部3b、画像データ取得部5b、良否判定部7b、検査条件登録部8bに代えた構成の検査装置1bとしても良い。このとき、上述の画像データ取得部5b、検査基準画像データ登録部6b、良否判定部7bは、いわゆる画像処理装置Ubと、その実行プログラムで構成することができる。
図4は、本発明を具現化する別の形態の一例の全体を示す概略図である。
本発明に係る発光体の検査装置は、上述の検査装置1の構成のうち、撮像部3、画像データ取得部5、検査基準画像データ登録部6、良否判定部7を、下記構成の撮像部3b、画像データ取得部5b、良否判定部7b、検査条件登録部8bに代えた構成の検査装置1bとしても良い。このとき、上述の画像データ取得部5b、検査基準画像データ登録部6b、良否判定部7bは、いわゆる画像処理装置Ubと、その実行プログラムで構成することができる。
撮像部3bは、検査対象となる発光体Cの共通する部位を撮像するものであり、レンズ32,鏡筒33b,光分岐手段37,第1撮像部3A,第2撮像部3Bが備えられている。
撮像カメラ31a,31bは、それぞれ撮像素子30a,30bに投影された像を画像情報として取得し、その画像情報を電気信号に変換して画像データとして外部機器へ出力するものである。撮像カメラ31a,31bとしては、CCDやCMOSを用いたイメージエリアセンサや、ラインセンサ、TDIセンサなどが例示できる
レンズ32は、検査対象となる発光体Cに対応する像を、撮像カメラ31の撮像素子30に投影するものである。レンズ32は、観察倍率の複数のレンズ32a,32bを、図示するようなレボルバー機構により適宜切り替えて用いる形態が例示できる。
レンズ32は、検査対象となる発光体Cに対応する像を、撮像カメラ31の撮像素子30に投影するものである。レンズ32は、観察倍率の複数のレンズ32a,32bを、図示するようなレボルバー機構により適宜切り替えて用いる形態が例示できる。
鏡筒33bは、撮像カメラ31a,31bや、レンズ32などを所定の間隔で固定配置するためのものであり、外部の光を遮断しつつレンズ32を通過した光束36を通過させるために、内部が中空構造となっている。さらに、鏡筒33bには、光分岐手段37が配置されている。光分岐手段37としては、ハーフミラーやプリズムなどが例示でき、発光体Cから発せられてレンズ32を通過した光束36を、2つの光束37a,37bに分岐するものである。
さらに、第1撮像部3Aは、撮像カメラ31aと、ショートパスフィルタ38Lを備えて構成されている。また、第2撮像部3Bは、撮像カメラ31bと、ロングパスフィルタ38Hを備えて構成されている。
ショートパスフィルタ38Lは、発光体の発光波長の規定値となる発光基準波長の光と、当該発光基準波長よりも低い波長の光を透過させるものである。一方、ロングパスフィルタ38Hは、発光体の発光基準波長の光と、当該発光基準波長よりも長い波長の光を透過させるものである。
なお、上述の検査装置1と同様に、発光体Cが自発光せず、外部からの光を反射するもの、外部からの光を吸収して発光するものである場合、検査装置1bの撮像部3bには、さらに照明手段34,鏡筒33,光分岐手段35を備えて構成しておく。
さらに、画像データ取得部5bは、撮像部3bの、第1撮像部3Aと第2撮像部3Bから出力された画像データを取得するものである。
さらに、良否判定部7bは、第1撮像部3Aで撮像された画像データと第2撮像部3Bで撮像された画像データを比較して、発光体Cの良否を判定するものである。
さらに、検査条件登録部8bは、検査対象となる発光体Cの検査条件毎に相対距離Lを登録するものである。
さらに、発光体の検査条件毎の相対距離Lは、第1撮像部5A及び第2撮像部5Bにおけるジャストフォーカス状態からずれた位置に設定されている。
本発明に係る検査装置1bは、上述のような構成をしているため、検査対象となる発光体Cの発光面内の凹凸パターンPが存在していても、検査対象となる発光体の発光面内の凹凸パターンに対して焦点位置をオフセットさせて(つまり、デフォーカス状態で)撮像することができ、明るさが平均化された明画像の画像データとして取得できる。
さらに、第1撮像部及び第2撮像部で撮像された互いの画像を比較することで、以下のように場合分けして、発光状態の検査(いわゆる波長検査)をすることができる。
(1)第1撮像部で撮像された画像と第2撮像部で撮像された画像が共に明るい場合は、発光体は正常に発光している。
(2)第1撮像部で撮像された画像が明るく、第2撮像部で撮像された画像が暗い場合は、発光体は低波長側にずれた波長で発光しており、発光状態が異常である。
(3)第1撮像部で撮像された画像が暗く、第2撮像部で撮像された画像が明るい場合は、発光体は長波長側にずれた波長で発光しており、発光状態が異常である
(4)第1撮像部で撮像された画像と第2撮像部で撮像された画像が共に暗い場合は、発光体は正常に発光しておらず、発光状態が異常である。
なお、本発明に係る発光体の検査において、上記1)〜4)の全ての場合について行う形態を採用して良いし、いずれかのみを行う形態を採用しても良い。
さらに、第1撮像部及び第2撮像部で撮像された互いの画像を比較することで、以下のように場合分けして、発光状態の検査(いわゆる波長検査)をすることができる。
(1)第1撮像部で撮像された画像と第2撮像部で撮像された画像が共に明るい場合は、発光体は正常に発光している。
(2)第1撮像部で撮像された画像が明るく、第2撮像部で撮像された画像が暗い場合は、発光体は低波長側にずれた波長で発光しており、発光状態が異常である。
(3)第1撮像部で撮像された画像が暗く、第2撮像部で撮像された画像が明るい場合は、発光体は長波長側にずれた波長で発光しており、発光状態が異常である
(4)第1撮像部で撮像された画像と第2撮像部で撮像された画像が共に暗い場合は、発光体は正常に発光しておらず、発光状態が異常である。
なお、本発明に係る発光体の検査において、上記1)〜4)の全ての場合について行う形態を採用して良いし、いずれかのみを行う形態を採用しても良い。
なお、このように2つの撮像カメラを用いて同一視野を観察する形態の場合、検査対象となる発光体Cの発光面内の凹凸パターンPが存在し、撮像カメラがジャストフォーカス状態に設定され、互いの撮像カメラで観察している位置が僅かにずれていれば、当該ずれに起因した凹凸パターンの不一致による輝度差分(いわゆる、ノイズ成分)が生じてしまう。
しかし、本発明に係る検査装置1bは、検査対象となる発光体の発光面内の凹凸パターンに対して焦点位置をオフセットさせて(つまり、デフォーカス状態で)撮像するため、凹凸パターンが平滑化され、互いの撮像カメラの撮像位置を厳密に合わせ込み調整する手間を省くことができる。
<別の形態>
また、本発明に係る発光体の検査装置は、次のような形態としても良い。つまり、検査対象となる発光体が、蛍光発光特性を有するLEDチップとし、当該LEDチップに向けて蛍光発光のための励起光を照射する励起光照射部を備え、撮像部を、当該蛍光発光したLEDチップから発せられる光を撮像するものとする形態である。
また、本発明に係る発光体の検査装置は、次のような形態としても良い。つまり、検査対象となる発光体が、蛍光発光特性を有するLEDチップとし、当該LEDチップに向けて蛍光発光のための励起光を照射する励起光照射部を備え、撮像部を、当該蛍光発光したLEDチップから発せられる光を撮像するものとする形態である。
本発明にかかる励起光照射部は、具体的には、図1,3に示す照明手段34、34b、34cの少なくとも1つの形態の照明手段を用いて構成し、その照明手段は、検査対象となるLEDチップが蛍光発光し得る励起光を照射する、励起光照射手段とする。
つまり、励起光照射手段としては、紫外線を照射する、いわゆる紫外線照明手段を用いて構成することができる。また、検査対象となるLEDチップの特性に応じて、深紫外光線を照射するものや、可視光線を照射するものを用いて構成しても良い。
つまり、励起光照射手段としては、紫外線を照射する、いわゆる紫外線照明手段を用いて構成することができる。また、検査対象となるLEDチップの特性に応じて、深紫外光線を照射するものや、可視光線を照射するものを用いて構成しても良い。
そうすることで、凹凸加工がされているサファイヤ基板を用いて製造されたLEDチップの検査に適用することができ、凹凸パターンの影響を受けず、正確に発光状態の検査が行える。
1 発光体の検査装置
2 載置部
3 撮像部
4 相対距離調節部
5 画像データ取得部
6 検査基準画像データ登録部
7 良否判定部
8 検査条件登録部
1b 発光体の検査装置
3b 撮像部
3A 第1撮像部
3B 第2撮像部
5b 画像データ取得部
7b 良否判定部
8b 検査条件登録部
11 装置フレーム
21 X軸スライダー
22 Y軸スライダー
23 回転テーブル(θ軸)
25 載置台
30 撮像素子
31 撮像カメラ
32 レンズ
32a 低倍率レンズ
32b 高倍率レンズ
33 鏡筒
34 照明手段
34b 斜光照明
34c 透過照明
35 光分岐手段(ハーフミラー)
36 光束
37 光分岐手段(ハーフミラー)
38L ショートパスフィルタ
38H ロングパスフィルタ
41 ベースプレート
42 レール
43 スライダー
44 ボールネジ
45 回転モータ
C 発光体(検査対象物)
W ワーク(検査対象物が配列されたもの)
L 相対距離
La1 相対距離(デフォーカス量:大)
La2 相対距離(デフォーカス量:小)
P 凹凸パターン
U 画像処理装置
V 表示器
GA 領域(基準範囲内の輝度で発光)
BA 領域(発光範囲より低い輝度で発光)
X 発光輝度が低い部分(欠陥)
2 載置部
3 撮像部
4 相対距離調節部
5 画像データ取得部
6 検査基準画像データ登録部
7 良否判定部
8 検査条件登録部
1b 発光体の検査装置
3b 撮像部
3A 第1撮像部
3B 第2撮像部
5b 画像データ取得部
7b 良否判定部
8b 検査条件登録部
11 装置フレーム
21 X軸スライダー
22 Y軸スライダー
23 回転テーブル(θ軸)
25 載置台
30 撮像素子
31 撮像カメラ
32 レンズ
32a 低倍率レンズ
32b 高倍率レンズ
33 鏡筒
34 照明手段
34b 斜光照明
34c 透過照明
35 光分岐手段(ハーフミラー)
36 光束
37 光分岐手段(ハーフミラー)
38L ショートパスフィルタ
38H ロングパスフィルタ
41 ベースプレート
42 レール
43 スライダー
44 ボールネジ
45 回転モータ
C 発光体(検査対象物)
W ワーク(検査対象物が配列されたもの)
L 相対距離
La1 相対距離(デフォーカス量:大)
La2 相対距離(デフォーカス量:小)
P 凹凸パターン
U 画像処理装置
V 表示器
GA 領域(基準範囲内の輝度で発光)
BA 領域(発光範囲より低い輝度で発光)
X 発光輝度が低い部分(欠陥)
Claims (5)
- 検査対象となる発光体の発光状態を検査する検査装置であって、
前記発光体を載置する載置部と、
前記発光体を撮像する撮像部と、
前記載置部と前記撮像部との相対距離を調節する相対距離調節部と、
前記撮像部から出力された画像データを取得する画像データ取得部と、
良否判定の基準となる検査基準画像データを予め登録する検査基準画像データ登録部と、
前記画像データと前記検査基準画像データとを比較して前記発光体の発光状態の良否を判定する良否判定部とを備えた
ことを特徴とする、発光体の検査装置。
- 前記載置部と前記撮像部との相対距離を前記発光体の検査条件毎に登録する検査条件登録部を備え、
当該相対距離は前記撮像部のジャストフォーカス状態からずれた位置に設定されている
ことを特徴とする、請求項1に記載の発光体の検査装置。
- 前記検査基準画像データが、予め良品と判定された発光体をジャストフォーカス状態からずれた位置で取得されたものである
ことを特徴とする、請求項2に記載の発光体の検査装置。
- 検査対象となる発光体の発光状態を検査する検査装置であって、
前記発光体を載置する載置部と、
前記発光体を撮像する撮像部と、
前記撮像部から出力された画像データを取得する画像データ取得部とを備え、
前記撮像部には、前記発光体の共通する部位を撮像する第1撮像部と第2撮像部を備えられており、
前記第1撮像部には、ショートパスフィルタが備えられており、
前記第2撮像部には、ロングパスフィルタが備えられており、
前記第1撮像部で撮像された画像と前記第2撮像部で撮像された画像を比較して、前記発光体の良否を判定する良否判定部とを備え、
前記載置部に対する前記第1撮像部及び第2撮像部の相対距離を調節する相対距離調節部と、
検査対象となる発光体の検査条件毎に相対距離を登録する検査条件登録部を備え、
当該発光体の検査条件毎の相対距離は、前記第1撮像部及び前記第2撮像部におけるジャストフォーカス状態からずれた位置に設定されている
ことを特徴とする、発光体の検査装置。
- 前記発光体が、蛍光発光特性を有するLEDチップであり、
前記LEDチップに向けて蛍光発光のための励起光を照射する励起光照射部を備え、
前記撮像部が、当該蛍光発光したLEDチップから発せられる光を撮像する
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のLEDチップの検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013102565A JP2014222221A (ja) | 2013-05-14 | 2013-05-14 | 発光体の検査装置 |
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ID=52121803
Family Applications (1)
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JP2013102565A Pending JP2014222221A (ja) | 2013-05-14 | 2013-05-14 | 発光体の検査装置 |
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JP (1) | JP2014222221A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020046393A (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 東レエンジニアリング株式会社 | チップ体の検査装置 |
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JP2008513968A (ja) * | 2004-09-22 | 2008-05-01 | イーストマン コダック カンパニー | 有機ledディスプレイにおける輝度および均一性の測定方法 |
JP2008286728A (ja) * | 2007-05-21 | 2008-11-27 | Toppan Printing Co Ltd | 検査装置および方法 |
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-
2013
- 2013-05-14 JP JP2013102565A patent/JP2014222221A/ja active Pending
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