JP2014221995A - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホースによる装置の大型化を抑制することができる人体局部洗浄装置を提供すること。【解決手段】ベース部材10に対し進退動可能に支持された洗浄ノズル20と、水源からの水を供給可能な部位であって、前記洗浄ノズル20の下側に位置する接続部40と、一端が前記洗浄ノズル20に接続されるとともに、他端が前記接続部40に接続されたホース30と、を備え、前記洗浄ノズル20、前記接続部40、および前記ホース30が幅方向に直交する平面(YZ平面)に沿って設けられている人体局部洗浄装置1とする。【選択図】図2

Description

本発明は、人体の局部を洗浄する洗浄ノズルを備える人体局部洗浄装置に関するものである。
このような人体局部洗浄装置として、下記特許文献1に記載のものが公知である。各洗浄ノズルには、洗浄水を供給するためのホースが接続される。
特開2003−293431号公報
上記特許文献1に記載の装置は、ホースが三次元的に(洗浄ノズルの進退動作方向だけでなく、ノズルの幅方向にも変位するように)配されているため、ホースが装置の(小型化)コンパクト化を阻害する要因になるし、洗浄ノズルが進退動作する際にホースの座屈が生じやすい。また、上記特許文献1に記載の装置において、無理矢理ホースを二次元的に引き回すと、ホースの座屈が生じやすい態様となる。
本発明が解決しようとする課題は、ホースによる装置の大型化を抑制することができる人体局部洗浄装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明にかかる人体局部洗浄装置は、ベース部材に対し進退動可能に支持された洗浄ノズルと、水源からの水を供給可能な部位であって、前記洗浄ノズルの下側に位置する接続部と、一端が前記洗浄ノズルに接続されるとともに、他端が前記接続部に接続されたホースと、を備え、前記洗浄ノズル、前記接続部、および前記ホースが、前記洗浄ノズルの幅方向に直交する平面に沿って設けられていることを特徴とする。
駆動源によって回転する歯車に噛み合うラックであって、一端側が前記洗浄ノズルに固定され、当該洗浄ノズルに固定された部分よりも後方側に位置する部分の少なくとも一部が下方に湾曲させられたフレキシブルラックと、前記ベース部材に対して回動自在に支持された基端部、前記フレキシブルラックの他端側に接続された先端部、およびこの基端部および先端部の間に位置し、前記ホースの一端と他端との間の途中部位が係合する係合部を有するアーム部材と、を備え、前記駆動源を駆動し、前記フレキシブルラックの一端側とともに前記洗浄ノズルを進退動させたときには、この進退動するフレキシブルラックの他端側に接続された前記先端部を有する前記アーム部材が回動して、前記係合部と前記ホースの係合位置が変化することで当該洗浄ノズルとともにそれに接続された当該ホースの一端が進退動するように構成されているとよい。
前記ホースにおける前記係合部に係合した部分は、前記アーム部材によって幅方向外側への移動が規制されているとよい。
前記フレキシブルラックにおける湾曲した部分の少なくとも一部は、前記ベース部材に形成された係合溝に係合されているとよい。
前記フレキシブルラックにおける前記アーム部材に接続された部分は、前記アーム部材によって幅方向外側への移動が規制されているとよい。
本発明にかかる人体局部洗浄装置は、ホースの他端(洗浄ノズルに接続される一端の反対側端部)が接続される接続部を洗浄ノズルの下側に位置させることで、洗浄ノズル、接続部、およびホースが幅方向に直交する平面に沿うようにしたものである。そのため、ホースが三次元的に配される従来の装置に比して、装置のコンパクト化が図れる。また、洗浄ノズルが進退動作する際のホースの動きが、上記平面に沿ったものとなるため、ホースが三次元的に配される従来の装置に比して、ホースが座屈しにくいし、座屈を防止するために必要なホース長も短くなる。
洗浄ノズルを進退動作させるための動力伝達部材として下方側に湾曲させたフレキシブルラックを用い、当該フレキシブルラックの他端に接続されるアームをホースの一端が洗浄ノズルとともに進退動させるための部材として機能させることで、上記平面に沿ってホースが配される構造を簡単に構築することができる。
ホースにおける係合部に係合された部分の幅方向外側への移動が、アーム部材によって規制された構成とすれば、ホースが上記平面に沿って配された状態が維持される。つまり、アーム部材は、上記機能(ホースの一端を洗浄ノズルとともに進退動させる機能)を発揮する部材として働くだけでなく、ホースを幅方向外側から押さえる機能を発揮する部材としても働く。
フレキシブルラックにおける湾曲した部分の少なくとも一部がベース部材に形成された係合溝に係合されていれば、洗浄ノズルとともに移動するフレキシブルラックの湾曲した形状が維持される。
フレキシブルラックにおけるアーム部材に接続された部分の幅方向外側への移動が、アーム部材によって規制された構成とすれば、フレキシブルラックが係合溝から外れてしまうこと(フレキシブルラックがスラスト方向に移動してしまうこと)を防止することができる。つまり、アーム部材は、上記機能(ホースの一端を洗浄ノズルとともに進退動させる機能やホースを幅方向外側から押さえる機能)を発揮する部材として働くだけでなく、フレキシブルラックを幅方向外側から押さえる機能を発揮する部材としても働く。
本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置が適用された便座の外観図である。 本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の外観図である。 フレキシブルラックおよびアーム部材が取り外された本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の外観図である。 本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の側面図であって、洗浄ノズルが原位置に位置した状態を示したものである。 本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置の側面図であって、洗浄ノズルが洗浄位置(前進端位置)に位置した状態を示したものである。 係合溝に係合されたフレキシブルラックと、その幅方向外側に位置するアーム部材を模式的に示した断面図(図4のA−A線断面図)である。 アーム部材の外観図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる人体局部洗浄装置1について、図1〜図7を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において幅方向とは洗浄ノズル20の幅方向に沿う方向(図示したX方向)をいい、前後方向とは洗浄ノズル20が進退動作する方向に沿う方向(図示したY方向)をいい、上下方向とは幅方向および前後方向に直交する方向(図示したZ方向)をいうものとする。上下方向は、重力方向に沿う方向であってもよいし、本実施形態のように重力方向に対して一定角度傾斜した方向であってもよい。
本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、ベース部材10と、洗浄ノズル20と、ホース30と、接続部40と、フレキシブルラック50と、アーム部材60と、を備える。以下、各構成について詳細に説明する。なお、特に明示した場合を除き、各部材の形状等は、洗浄ノズル20が原位置に位置するときの形状等をいうものとする。かかる人体局部洗浄装置1は、図1に示すように便座Tの後方に設けられ、洗浄時には洗浄ノズル20が前進し、使用者の局部を洗浄する。ベース部材10はこれら各部材を支持するための部材であって、便器に対して取り付けられるベース板部11およびこのベース板部11の上側に設けられる支持台部12を有する。
洗浄ノズル20は、ベース部材10に対して進退動可能に支持された部材である。この洗浄ノズル20の先端側の一部は、支持台部12に形成されたノズル収容ケース121部に収容されている。本実施形態では、肛門用洗浄ノズルとビデ用洗浄ノズルとが幅方向に並んで設けられている。なお、肛門用洗浄ノズルとビデ用洗浄ノズルの基本的な違いは、洗浄水の噴出構造や接続されるホース30の数といったものであり、以下で特に明示する場合を除き、両洗浄ノズル20を区別することなく単に「洗浄ノズル20」と称して本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1を説明する。洗浄ノズル20は、原位置(図2、図4に示す状態)に位置するとき、その先端側の一部がノズル収容ケース121部に収容された状態にある。洗浄時には、ノズル収容ケース121の前端に形成された開口を通じて前進し、洗浄位置(図5に示す状態)に到達する。洗浄位置に到達後、洗浄ノズル20の先端側上部に設けられた洗浄水噴出口より洗浄水が噴出される。本実施形態における洗浄ノズル20は、水平方向に対して所定角度傾斜して、先端側が基端側よりも下方に位置するように設けられている。
ホース30は、洗浄ノズル20に洗浄水を供給するための供給管であって、変形可能な材料(例えばゴム材料)で形成される。ホース30の一端は洗浄ノズル20の後方に接続されている。本実施形態では、肛門用洗浄ノズルに二本のホース30が、ビデ用洗浄ノズルに一本のホース30が接続される。肛門用洗浄ノズル内には、二つの流路が形成されており、それぞれに対してホース30が接続される。これにより、肛門用洗浄ノズルによる変化に富んだ洗浄態様が実現可能となっている。
ホース30の他端は接続部40に接続されている。接続部40は、洗浄ノズル20の下側に設けられている。具体的には、本実施形態における洗浄ノズル20は、水平方向に対して所定角度傾斜して、先端側が基端側よりも下方に位置するように設けられているところ、接続部40はその基端側の重力方向における下側に設けられている。本実施形態における接続部40は、流量調整バルブに設けられた継手である。接続部40は、流量調節バルブ41の本体部分から後側に向かって突出するような形状である(図2〜図4参照)。本実施形態では、接続部40は前後方向に沿って位置する。ホース30は、大まかに見ると、一端が洗浄ノズル20に接続され、そのまま洗浄ノズル20の後方から真っすぐ引き出され、後方でUターンするように下方に湾曲して前方に向かい、その前方に向かった部分の端部である他端が前後方向に沿って位置する接続部40に接続されるようにして引き回されている。このように、ホース30は、洗浄ノズル20側から辿ると、後方に向かって延び、下方に向かってUターンし、前方に向かって延び、前後方向に沿って位置する接続部40に繋がる、というように配され、幅方向に直交する平面(YZ平面)に沿って位置する。
流量調節バルブ41は、各ホース30(各洗浄ノズル20)に洗浄水を供給するか否か、供給する場合にはその流量を調節する。かかる流量調節バルブ41には、洗浄ノズル20に接続されたホース30とは別の水源に接続されるホース(図示せず)が接続される。
フレキシブルラック50は、駆動源の動力を洗浄ノズル20に伝達する動力伝達機構の一つを構成する。フレキシブルラック50の一端側は洗浄ノズル20に固定されている。フレキシブルラック50における、当該洗浄ノズル20に固定された部分よりも後方側に位置する部分の一部は、下方に湾曲している。本実施形態では、ベース部材10の支持台部12には、フレキシブルラック50が係合可能な係合溝122が形成されている。係合溝122は、所定の曲率の円弧形状に形成された部分を含む。フレキシブルラック50は、板状に形成された板状部51と、そこから突出した歯部52を有する。歯部52の幅は板状部51の幅より小さく、フレキシブルラック50の幅方向両側には、歯部52が形成されていない部分が存在する。当該歯部52が形成されていない部分の一方側が、上記係合溝122に係合される(図3、図6参照)。つまり、フレキシブルラック50は係合溝122に沿って配される。フレキシブルラック50における湾曲した部分の曲率は、係合溝122の円弧形状に形成された部分の曲率と一致する。
フレキシブルラック50における、洗浄ノズル20に固定された部分と湾曲した部分の間には、出力歯車91が噛み合っている。出力歯車91は、駆動源であるモータ92の動力を受けて回転する。このモータ92から出力歯車91までの動力伝達機構はどのようなものであってもよい。後述するように、出力歯車91の回転によってフレキシブルラック50が移動することにより、洗浄ノズル20がその長手方向(前後方向)に進退動することになる。移動するフレキシブルラック50は、上記係合溝122によってその湾曲した部分の形状が維持される。
アーム部材60は、基端部61、先端部62、および係合部63を有する。基端部61は、ベース部材10の支持台部12に対して回動自在に支持された部分である。この回動中心は、上記係合溝122の円弧形状の部分およびそれに係合されるフレキシブルラック50の湾曲した部分の円弧の中心と一致する。
先端部62は、アーム部材60が回動したときに上記係合溝122の円弧形状の部分に沿って移動する部分である。当該先端部62は、フレキシブルラック50の他端側(洗浄ノズル20に固定された側の反対側)に接続されている。そのため、フレキシブルラック50(の他端)が移動するとそれに伴ってアーム部材60は回動する。本実施形態では、一方の支持軸641の先端から幅方向内側に向かって突出した部分の径方向内側(アーム部材60の回動中心側を径方向内側、その反対側を径方向外側という。以下同じ)に、フレキシブルラック50の歯部52に噛み合うことが可能な引掛歯621(図7参照)が形成されており、当該引掛歯621がフレキシブルラック50の他端側の歯部52の一部に噛み合うことにより、アーム部材60の先端部62がフレキシブルラック50に接続される。
フレキシブルラック50は、径方向外側に歯部52が形成されている。それゆえ、上記引掛歯621は径方向内向きの歯である。このような構成であるため、フレキシブルラック50の歯部52とアーム部材60の先端部62の引掛歯621が噛み合った状態となると、フレキシブルラック50の幅方向外側には、アーム部材60の一方の支持軸641が位置することになる。つまり、アーム部材60は、フレキシブルラック50におけるアーム部材60が接続された部分を、幅方向外側から押さえている。このように、フレキシブルラック50におけるアーム部材60(先端部62)が接続された部分は、アーム部材60(一方の支持軸641)によって幅方向外側への移動が規制されている。具体的には、フレキシブルラック50が幅方向外側に動きうる距離が、係合溝122に係合されたフレキシブルラック50(の歯部52が形成されていない部分の一方側)が、当該係合溝122から外れてしまわないような距離に設定されている(図6参照)。
係合部63は、基端部61と先端部62の間に位置する。係合部63は、幅方向に延びる(回転軸が幅方向に沿う)ローラである。具体的には、係合部63は、幅方向に対向するように設けられた二本の支持軸641、642の間を橋渡しするように両支持軸641、642に対して回転自在に設けられている。アーム部材60が回動すると、その回動中心を中心とする円弧に沿って係合部63が移動する。その移動軌跡が描く円弧の曲率半径は、上記係合溝122の円弧形状の部分の曲率半径よりも小さい。この係合部63には、ホース30の一端(洗浄ノズル20に接続された端部)と他端(接続部40に接続された端部)との間の途中部位が係合している。具体的には次の通りである。
洗浄ノズル20の後方から引き出されたホース30は、下方に向かって係合溝122の円弧形状の部分(フレキシブルラック50の湾曲した部分)に沿ってUターンするように湾曲する。そこから上方に向かってUターンするように小さく湾曲する。この湾曲した部分の内側にアーム部材60の係合部63が係合する。そして、さらにUターンするように小さく湾曲して前方に向かって延び、接続部40に到達する。この湾曲した部分の内側には、アーム部材60の基端部61が係合する。
このように引き回されるホース30は、その小さく湾曲して上記係合部63に係合した部分が、その幅方向外側に位置する一方の支持軸641と、幅方向内側に位置する他方の支持部との間に挟まれた状態にある。別の見方をすれば、ホース30の当該部分は、ベース部材10とそれに支持されたアーム部材60の一部(一方の支持軸641)との間に挟まれているということがいえる。このように、ホース30の当該部分は、Uターンするようにして係合部63に係合した状態で、アーム部材60の一方の支持軸641に幅方向外側から押えられたような状態にある(図2参照)。つまり、幅方向外側に位置するアーム部材60の一方の支持軸641は、ホース30の当該部分が幅方向外側に移動することを規制する。具体的には、アーム部材60の一方の支持軸641は、後述するように洗浄ノズル20が進退動し、それに伴って移動するホース30が、幅方向外側にはみ出てしまわないように、幅方向外側から押さえる。
ここで、上述したように、本実施形態では、肛門用洗浄ノズルには、二本のホース30が接続されている。両ホース30は、同じ軌跡を描くように(幅方向で重なるように)配される。したがって、アーム部材60の係合部63には、二本のホース30が幅方向に並んで係合することになる。本実施形態では、アーム部材60の係合部63(ローラ)には、幅方向に並ぶ両ホース30の間を仕切る仕切り631が形成されている。当該仕切り631は、ローラの周方向全域に亘って形成されている。そのため、係合部63に係合した部分においては、両ホース30は接触しない。
上記構成を備える人体局部洗浄装置1は以下のように動作する。洗浄ノズル20が原位置に位置している状態でモータ92を一方に駆動(正転)させるとその動力は出力歯車91を介してフレキシブルラック50まで伝わる。フレキシブルラック50は、洗浄ノズル20に固定された一端が前進する方向に移動する。つまり、フレキシブルラック50とともにそれに固定された洗浄ノズル20が前進する。また、フレキシブルラック50の他端は、係合溝122の円弧形状の部分に沿って、上側に向かって移動する。そのため、当該フレキシブルラック50の他端側に固定されたアーム部材60が、幅方向外側から見て反時計回りに回動する。つまり、洗浄ノズル20が前進するとともに、アーム部材60が反時計回りに回動する。
アーム部材60が反時計回りに回動すると、その係合部63に引っ掛けられていたホース30が緩む。一方、洗浄ノズル20が前進すると、それに接続されたホース30が引っ張られる。つまり、アーム部材60の回動によってホース30が緩みながら、その緩んだ分が前進する洗浄ノズル20によって引っ張られていく。このようにして、洗浄ノズル20が洗浄位置まで到達する。洗浄ノズル20が洗浄位置に到達した後、流量調節バルブ41が動作し、洗浄水が所定の流量で洗浄ノズル20に送られる。
洗浄終了後、モータ92を他方に駆動(逆転)させるとその動力は出力歯車91を介してフレキシブルラック50まで伝わる。フレキシブルラック50は、洗浄ノズル20に固定された他端が後退する方向に移動する。つまり、フレキシブルラック50とともにそれに固定された洗浄ノズル20が後退する。また、フレキシブルラック50の他端は、係合溝122の円弧形状の部分に沿って、下側に向かって移動する。そのため、当該フレキシブルラック50の他端側に固定されたアーム部材60が、幅方向外側から見て時計回りに回動する。つまり、洗浄ノズル20が後退するとともに、アーム部材60が時計回りに回動する。
アーム部材60が時計回りに回動すると、その係合部63に引っ掛けられていたホース30が下方に引っ張られる。一方、洗浄ノズル20が後退すると、それに接続されたホース30が緩む。つまり、洗浄ノズル20の後退によってホース30が緩みながら、その緩んだ分が時計回りに回動するアーム部材60によって引っ張られていく(巻き取られていく)。このようにして、洗浄ノズル20が原位置に戻る。
以上説明した本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1によれば次のような作用効果が奏される。
本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1は、ホース30の他端が接続される接続部40が洗浄ノズル20の下側に、幅方向に直交する平面(YZ平面)に沿って設けられている。そのため、洗浄ノズル20と接続部40を繋ぐホース30を、幅方向に直交する平面に沿って配することができる。つまり、洗浄ノズル20、接続部40、およびホース30が当該平面に沿って設けられる。このように、ホース30が幅方向外側に大きくはみ出して配される構成ではないから、装置がコンパクトなものとなる。また、洗浄ノズル20が進退動作する際のホース30の動きが、上記平面に沿ったものとなるため、ホース30が座屈しにくいし、座屈を防止するために必要なホース30長も短くなる。
特に、本実施形態にかかる人体局部洗浄装置1では、接続部40が洗浄ノズル20の基端側の重力方向における下方に設けられている。つまり、洗浄ノズル20は所定角度傾斜して設けられているため、洗浄ノズル20の基端側の重力方向における下方にはスペースが生じる。そのスペースを利用してホース30が接続される接続部40を設けた構成である。したがって、重力方向における装置の大型化も抑制することができる。
また、アーム部材60の一方の支持軸641は、ホース30における係合部63に係合された部分の幅方向外側への移動を規制する。これにより、洗浄ノズル20が進退どうしても、ホース30が上記平面に沿って配された状態が維持される。このように、アーム部材60は、ホース30の一端を洗浄ノズル20とともに進退動させる機能(洗浄ノズル20を進退動させるに際し、ホース30を緩めたり巻き取ったりする機能)を発揮する部材として働くだけでなく、ホース30を幅方向外側から押さえる機能を発揮する部材としても働く。
また、ベース部材10の支持台部12には、フレキシブルラック50における湾曲した部分が係合される係合溝122が形成されているため、洗浄ノズル20とともに移動するフレキシブルラック50の湾曲した形状が維持される。
また、アーム部材60の一方の支持軸641は、フレキシブルラック50におけるアーム部材60に接続された部分の幅方向外側への移動を規制する。これにより、洗浄ノズル20が進退動する際に、フレキシブルラック50が係合溝122から外れてしまうこと(フレキシブルラック50がスラスト方向に移動してしまうこと)を防止することができる。つまり、アーム部材60は、一端を洗浄ノズル20とともに進退動させる機能(洗浄ノズル20を進退動させるに際し、ホース30を緩めたり巻き取ったりする機能)を発揮する部材として働くだけでなく、フレキシブルラック50を幅方向外側から押さえる機能を発揮する部材としても働く。
また、ホース30における一端と他端の間の途中部位が係合されるアーム部材60の係合部63(ローラ)には、幅方向に並ぶ二つのホース30の間を仕切る仕切り631が形成されている。つまり、一方のホース30における係合部63に係合した(引っ掛けられた)部分と、他方のホース30における係合部63に係合した(引っ掛けられた)部分とは、接触しない。そのため、洗浄ノズル20が進退動する際、幅方向に並んで係合部63に係合する二本のホース30が互いに干渉し合うことが防止される。つまり、二本のホース30が接触していると、両者の間に働く摩擦力により、一方のホース30が他方のホース30の移動を妨げ、ホース30が座屈しまうおそれがあるところ、両ホース30の間は仕切り631によって仕切られているため、このような問題が生じない。
なお、本実施形態では、肛門用洗浄ノズルに二本のホース30が接続され、その二本のホース30を仕切る仕切り631が設けられていることを説明したが、洗浄ノズル20に三以上のホース30が接続される場合には、各ホース30を仕切る複数の仕切り631が設けられた構成とすればよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 人体局部洗浄装置
10 ベース部材
122 係合溝
20 洗浄ノズル
30 ホース
40 接続部
50 フレキシブルラック
60 アーム部材
61 基端部
62 先端部
63 係合部
631 仕切り
641 一方の支持軸
642 他方の支持軸

Claims (5)

  1. ベース部材に対し進退動可能に支持された洗浄ノズルと、
    水源からの水を供給可能な部位であって、前記洗浄ノズルの下側に位置する接続部と、
    一端が前記洗浄ノズルに接続されるとともに、他端が前記接続部に接続されたホースと、
    を備え、
    前記洗浄ノズル、前記接続部、および前記ホースが、前記洗浄ノズルの幅方向に直交する平面に沿って設けられていることを特徴とする人体局部洗浄装置。
  2. 駆動源によって回転する歯車に噛み合うラックであって、一端側が前記洗浄ノズルに固定され、当該洗浄ノズルに固定された部分よりも後方側に位置する部分の少なくとも一部が下方に湾曲させられたフレキシブルラックと、
    前記ベース部材に対して回動自在に支持された基端部、前記フレキシブルラックの他端側に接続された先端部、およびこの基端部および先端部の間に位置し、前記ホースの一端と他端との間の途中部位が係合する係合部を有するアーム部材と、
    を備え、
    前記駆動源を駆動し、前記フレキシブルラックの一端側とともに前記洗浄ノズルを進退動させたときには、この進退動するフレキシブルラックの他端側に接続された前記先端部を有する前記アーム部材が回動して、前記係合部と前記ホースの係合位置が変化することで当該洗浄ノズルとともにそれに接続された当該ホースの一端が進退動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の人体局部洗浄装置。
  3. 前記ホースにおける前記係合部に係合した部分は、前記アーム部材によって幅方向外側への移動が規制されていることを特徴とする請求項2に記載の人体局部洗浄装置。
  4. 前記フレキシブルラックにおける湾曲した部分の少なくとも一部は、前記ベース部材に形成された係合溝に係合されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の人体局部洗浄装置。
  5. 前記フレキシブルラックにおける前記アーム部材が接続された部分は、前記アーム部材によって幅方向外側への移動が規制されていることを特徴とする請求項4に記載の人体局部洗浄装置。
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