JP2014221657A - 栓及び飲食物容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】栓を容器体にねじ込む際、栓パッキンの弾性反発による振動音や、手に伝わる不快な振動の発生を抑える。【解決手段】栓リング4と、栓リング4に着脱される栓本体5と、栓本体5に着脱される栓パッキン6とを備える。栓リング4のねじ山8aを容器体1のねじ山9aにねじ込むことによって栓2が容器体1に取り付けられ、そのねじ込みの間に栓パッキン6が容器体1の口部3内周に押し付けられる。栓本体5は、栓リング4に対してねじ山8aの中心軸C1回りに回転自在に取り付けられる。栓2を容器体1にねじ込む際、栓パッキン6と容器体1の口部3内周間の摩擦力が強くなると、栓リング4はねじ込み方向に回転するが、栓本体5は、栓パッキン6と口部3内周間の摩擦力によって回転しない状態となるので、栓パッキン6の弾性反発による振動音や、手に伝わる不快な振動の発生が抑えられる。【選択図】図1

Description

この発明は、飲料、スープ、お粥等の飲食物を収容する容器体の口部を塞ぐために用いられる栓に関し、特に、容器体にねじで着脱可能な栓及び飲食物容器に関する。
この種の栓は、着脱式の栓パッキンを備えている。栓パッキンは、シリコーンゴムのような柔軟材によって形成され、その弾性締め付け力によって栓本体に嵌着可能な環状部品からなる。栓を容器体にねじ込む間に、栓パッキンが容器体の口部内周に押し付けられ、栓と口部内周との間が水密に密封される。
例えば、この種の栓として、分解式のものが利用されている。その分解では、少なくとも栓リングと、栓本体とに分けられるようになっている。栓リングには、ねじ山が設けられている。栓本体は、栓リングに着脱される。栓パッキンは、栓本体に着脱される。栓リングのねじ山を容器体のねじ山にねじ込む際、係止構造でユニット化された栓リングと栓本体は、一体に回転し、かつ中心軸方向に変位する。栓リングと栓本体に分解すれば、栓リングのねじ山や栓本体の外周を清掃することが容易になる(特許文献1)。
特開2011−230848号公報
この種の栓では、容器体に取り付ける際、栓の外周部を掴んで捻る栓のねじ込み作業によって、栓が中心軸回りに回転しながら中心軸方向に変位し、徐々に栓パッキンが容器体の口部内周に押し付けられていく。その結果、栓パッキンと口部内周間で生じる摩擦力は、栓のねじ込みと逆回転方向のトルクとなって栓パッキンに作用し、栓パッキンに捩れ変形が生じる。栓のねじ山と容器体のねじ山同士の間には、製造上の寸法誤差を許容して円滑なねじ込みを図るための隙間が設定されている。使用者が栓をねじ山の中心軸方向に押しながらねじ込む特異な回し方をしない限り、その捩れ変形で蓄積された弾性反発力がやがて摩擦力を上回り、栓パッキンが口部内周に対してスリップする。スリップが起こると、捩れ変形している部分が一気に弾けて、捩れが解消される。この解消の反動により、栓のねじ山が容器体のねじ山に衝突する。栓のねじ込み操作は継続されているので、以降も、栓パッキンの捩れ変形とこの解消は、高速で繰り返され、前述の摩擦力が弾性反発力に負けなくなるまで繰り返される。この繰り返しの間、ねじ山同士の衝突が高速で繰り返されるので、耳障りな振動音と、栓のねじ込み操作を行っている手に伝わる不快な振動が発生する問題があった。
そこで、この発明が解決しようとする課題は、栓を容器体にねじ込む際、栓パッキンの弾性反発による振動音や、手に伝わる不快な振動の発生を抑えることである。
上記の課題を解決するため、この発明は、ねじ山が設けられた栓リングと、前記栓リングに着脱される栓本体と、前記栓本体に着脱される栓パッキンとを備え、前記栓リングのねじ山を容器体のねじ山にねじ込むことによって当該容器体に取り付けられ、当該ねじ込みの間に当該栓パッキンが当該容器体の口部内周に押し付けられる栓において、前記栓本体は、前記栓リングに対して前記ねじ山の中心軸回りに回転自在に取り付けられる構成を採用した。
この構成によれば、栓を容器体にねじ込む際、栓リングは、栓本体及び栓パッキンに対して、ねじ込み方向に自由に回転することができる。このため、栓パッキンと容器体の口部内周間の摩擦力が強くなると、栓リングはねじ込み方向に回転するが、栓本体は、栓パッキンと口部内周間の摩擦力によって回転しない状態となる。この状態になって以降、栓パッキンの捩れ変形は戻りえない。したがって、栓を容器体にねじ込む際、栓パッキンの弾性反発による振動音と、栓のねじ込み操作を行っている手に伝わる不快な振動の発生が抑えられる。なお、本願において、「中心軸」とは、前記栓リングのねじ山の中心軸を意味する。また、本願において、「周」の概念は、その中心軸回りの円周のことをいう。
上記構成において、栓本体と栓リングを回転自在にするための接続構造は、特に問われない。利用可能な接続構造として、栓リングに対して栓本体を回転自在に係止する連結構造、栓リングに対して栓本体を転動体によって回転自在に支持する軸受構造等が挙げられる。
例えば、前述の連結構造を採用する場合、前記栓リングは、内周に亘って中心軸側へ突き出た係止壁部を有し、前記栓本体は、前記係止壁部に中心軸方向一方側から引っ掛かる第一係止部と、前記係止壁部に中心軸方向他方側から引っ掛かる第二係止部とを有し、前記第一係止部は、前記栓本体と前記栓リングを中心軸方向に組み合わせる間に前記係止壁部を乗り越え可能な可撓性をもっているようにすればよい。本願において、「中心軸方向」とは、中心軸に沿った方向のことをいう。
栓本体を栓リングに対して中心軸方向他方側から一方側へ向って組み合わせると、栓本体の第一係止部が栓リングの係止壁部に中心軸方向他方側から押し付けられる。第一係止部は、その可撓性により、押し付けられた係止壁部から逃げる撓み変形を生じ、係止壁部を乗り越える。第一係止部の撓み変形が弾性的に回復すると、第一係止部は、係止壁部に中心軸方向一方側から他方側へ向って引っ掛かり可能な状態になる。このため、第一係止部と第二係止部と係止壁部とによって、栓本体と栓リングの分離止めがなされる。
ここで、係止壁部が栓リングの内周に亘るため、栓を容器体にねじ込む際、栓本体に対する栓リングの中心軸回りの向きがどの方向であっても、前述の分離止めが維持される。また、栓リングの中心軸方向変位動は、係止壁部から第一係止部又は第二係止部に伝わるので、栓本体も同方向に変位させられる。
より具体的には、前記栓リングは、前記係止壁部に引っ掛かった前記第一係止部と径方向に対向する囲い部を有することが好ましい。この囲い部は、第一係止部に他物体が当ることを防止する。なお、本願において、中心軸方向に直角な直線方向を「径方向」という。
前記囲い部の内径は、前記係止壁部から中心軸方向他方側から一方側に向って遠ざかるに連れて大きくなっているとよい。この内径変化により、使用者が栓を分解する際、係止壁部に引っ掛かる第一係止部に指を当て易くなる。
上記構成においては、前記栓本体に着脱されるキャップをさらに備え、前記栓本体は、前記キャップと中心軸方向に対面する開口部を有し、前記キャップは、中心軸方向から前記開口部に挿入される軸部と、前記栓リングに被さる鍔部と、前記栓リングに中心軸回りの回転方向に係合する回り止め部とを有し、前記開口部と前記軸部の一方に、全周に亘って径方向に突き出た環状壁が形成され、他方に、当該環状壁に対して中心軸方向に引っ掛かる抜け止め部が形成されているとよい。
キャップは、軸部を中心として栓本体の開口部に対して回転することができる。キャップが回転しても、全周に亘る環状壁に抜け止め部が引っ掛かり得るので、キャップと栓リングが栓本体に対して一体に回転しても、キャップと栓本体の分離止めがなされる。
栓を容器体にねじ込む際、キャップの鍔部で栓本体が覆われているので、使用者の手から栓本体にトルクを与えられる心配がない。
栓を容器体に着脱する際、使用者がキャップを掴んでも、キャップの回り止め部が栓リングと回転方向に係合する。この係合により、キャップが栓リングと一体に回転するため、使用者がキャップを掴んでも栓リングを回すことができる。
キャップや栓本体は、実用的な機械的強度を得るため、エンジニアリングプラスチック、金属等の硬質材料を用いて形成することになる。環状壁と抜け止め部が引っ掛かりながら回転しても、これらは、キャップ、栓本体に形成された硬質の部分なので、実質的な捩れ変形を生じない。すなわち、栓リングと共にキャップが栓本体に対して回転しても、環状壁、抜け止め部の変形に由来する耳障りな振動音と、栓のねじ込み操作を行っている手に伝わる不快な振動が発生することはない。
さらに好ましくは、前記抜け止め部は、中心軸回りに二等配で形成された二つの突起からなり、前記鍔部は、前記抜け止め部に対して中心軸回りに90°異なる位置を周方向中央として前記栓リングよりも径方向に外側へ突き出た指掛け壁を含んでいるとよい。
抜け止め部、環状壁の双方が全周に亘っていると、栓本体にキャップを取り付ける際、抜け止め部に環状壁を乗り越えさせるのに必要な力が比較的大きくなる。抜け止め部を二等配の突起で構成することにより、抜け止め部の有効性をバランスよく得つつ、抜け止め部に環状壁を乗り越えさせる作業が容易になる。
栓リングよりも径方向に外側へ突き出た指掛け壁があれば、キャップを外す作業が容易になる。
ここで、抜け止め部に対して中心軸回りに90°異なる位置を周方向中央とした指掛け壁とは、二等配の突起を結ぶことができる1本の基準直線に対して中心軸回りに90°異なる位置上に指掛け壁の周方向長さの中央を設定することを意味する。このように指掛け壁を作っておけば、栓を付けた容器体の転倒時や落下時、指掛け壁が他の物体に衝突したとき、キャップが二等配の突起を結ぶ直線回りに傾き易くなるので、抜け止め部の傾きが効果的に抑えられる。したがって、指掛け壁が他物体に衝突しても、キャップが外れ難くなる。
また、前記栓リングに対する前記キャップの中心軸回りの向きが所定範囲から外れているとき、前記抜け止め部が前記環状壁を乗り越える前に、当該キャップが当該栓リングによって中心軸方向に受け止められるようにすることも好ましい。これにより、栓リングを利用してキャップの取り付け方向を所定範囲に制限することができる。このようなキャップの取り付け方向制限は、デザイン上、栓組み立て時のキャップの向きを限定したい場合や、上述の指掛け壁を採用するときに抜け止め部と指掛け壁が前述の90°の位置関係となるようにキャップの向きを限定したい場合に好適である。
この発明に係る栓と容器体とを備える飲食物容器は、飲食物で栓が汚れても栓を分解して清掃することができ、栓を容器体にねじ込む際、栓パッキンの弾性反発による振動音や、手に伝わる不快な振動の発生を抑えることができる。
上述のように、この発明は、上記構成の採用により、栓を容器体にねじ込む際、栓パッキンと容器体の口部内周間の摩擦力が強くなると、使用者に回される栓リングはねじ込み方向に回転するが、栓リングに対して自由に回転できる栓本体は栓パッキンと口部内周間の摩擦力によって回転しない状態のまま栓リングと一緒に中心軸方向に変位していくので、栓パッキンの弾性反発による振動音と、栓のねじ込み操作を行っている手に伝わる不快な振動の発生を抑えることができる。
(a)は、この発明の第一実施形態に係る飲食物容器を栓の中心軸を含む切断面で示した縦断正面図、(b)は、前記(a)と直角の切断面で示した部分断面図 この発明の第一実施形態に係る栓の分解斜視図 (a)は、上記第一実施形態の栓リングの上面図、(b)は、図中左半分に前記栓リングの断面を描き、残り右半分に前記栓リングの側面を描いた半断面図、(c)は、前記栓リングの下面図 (a)は、図中左半分に上記第一実施形態のキャップの正面を描き、残り右半分に前記キャップの断面を描いた半断面図、(b)は、前記キャップの部分側面図、(c)は、前記(a)中のc−c線の拡大断面図、(d)は、上記第一実施形態の栓本体の上面図、(e)は、前記栓本体の縦断正面図、(f)は、前記栓本体の側面図 (a)は、上記第一実施形態において栓を容器体にねじ込む当初の栓リング、栓本体、キャップの位置関係を示した作用図、(b)は、前記(a)のときの栓パッキンを示す部分断面図、(c)は前記(a)の状態から栓リング、栓本体、キャップが一体回転する様子を示した作用図、(d)は前記(c)のときの栓パッキンを示す部分断面図、(e)は前記(c)の状態から栓リング、キャップが一体回転し、栓本体がねじ込み方向に回転しない状態になったときの作用図、(f)は前記(e)のときの栓パッキンを示す部分断面図 (a)は、この発明の第二実施形態の抜け止め部と環状壁を示した部分縦断正面図、(b)は前記抜け止め部を示した部分側面図 この発明の第三実施形態の抜け止め部と環状壁を示した部分縦断正面図 この発明の第四実施形態のキャップと栓本体の取り付け構造を示した部分縦断正面図 上記第四実施形態の変更例を示した部分縦断正面図 上記第四実施形態の他の変更例を示した部分縦断正面図 (a)は、この発明の第五実施形態の栓本体と栓リングの取り付け構造を示した部分上面図、(b)は、前記(a)の取り付け構造の部分縦断正面図 (a)は、上記第五実施形態の変更例を示した部分分解斜視図、(b)は、前記(a)の変更例の縦断面図 上記第五実施形態の他の変更例を示した部分分解斜視図、(b)は、前記(a)の変更例の縦断面図
以下、この発明の第一実施形態に係る飲食物容器を添付図面に基いて説明する。この飲食物容器は、図1(a)に示すように、容器体1と、容器体1に着脱される栓2とを備える携帯式のものである。
容器体1は、水平面上に立てられる底面部をもち、所定容量の飲料や食べ物を収容可能な剛性容器からなる。以下、容器体1を水平面に立てたときを基準に、その水平面に対して垂直な方向を上下方向とする。容器体1の上面に、口部3が開口している。このような容器体1として、魔法瓶、ステンレス製の真空二重容器等の断熱容器を採用することができる。
栓2は、容器体1に取り付けられた状態で口部3を水密に塞ぐ。栓2は、栓リング4と、栓本体5と、栓パッキン6と、キャップ7とを備える。栓本体5は、栓リング4に着脱される。栓パッキン6は、栓本体5に着脱される。キャップ7は、栓本体6に着脱される。
図1,図2に示すように、栓リング4は、雌ねじ部8を有する。雌ねじ部8の内周には、ねじ山8aが設けられている。ねじ山8aは、容器体1の外周に設けられた雄ねじ部9のねじ山9aにねじ込まれる。ねじ山8aの中心軸C1は、上下方向に沿っている。すなわち、中心軸方向は、上下方向に設定されている。
図1,図2,図3に示すように、栓リング4は、係止壁部10を有する。係止壁部10は、内周に亘ってねじ山8aの中心軸C1側へ突き出ている。係止壁部10は、雌ねじ部8から容器体1の周壁を跨いで口部3の内側まで突き出るように設けられている。係止壁部10は、全周に亘って径方向に沿った同心の平坦面10a、10bを有する。
図1,図2,図4に示すように、栓本体5は、第一係止部11と、第二係止部12とを有する。第一係止部11,第二係止部12は、それぞれ径方向に沿った平坦面11a,12aを有する。第一係止部11の平坦面11aは、係止壁部10の平坦面10aに中心軸方向一方側から引っ掛かることができる。第二係止部12の平坦面12aは、係止壁部10の平坦面10bに中心軸方向他方側から引っ掛かることができる。図示例では、中心軸方向一方側を上側、中心軸方向他方側を下側に設定している。
第一係止部11は、周方向等配で二箇所に設けられた撓み片部からなる。撓み片部は、スリット13,13によって周方向両側の案内壁14と分離されている。第一係止部11は、平坦面11aから上方に向って次第に径方向に中心軸C1側へ近づくテーパ面11bを有する。案内壁14の外径と、第一係止部11のうち、平坦面11aよりも下側の部分の外径は、係止壁部10の平坦面10a,10bと同軸に設定され、かつ係止壁部10の内周に対してすきま嵌めとなるように設定されている。このすきま嵌め箇所での接触により、栓本体5が栓リング4に対して径方向に案内される。
第二係止部12は、案内壁14の下側に連なる。平坦面12aは、平坦面11aよりも下方に低い位置にある。平坦面11a,12a間の中心軸方向間隔は、係止壁部10の平坦面10a,10b間の中心軸方向間隔よりも広く設定されている。
第一係止部11,案内壁14を下側から係止壁部10の平坦面10a,10bに対して概ね同軸に配置した状態で、栓本体5を栓リング4に対して上方に押し込むと、テーパ面11bが、係止壁部10に押し付けられる。この際、テーパ面11bで得られる径方向分力で第一係止部11の各撓み片が中心軸C1側に撓み、テーパ面11b及び平坦面11aが係止壁部10を乗り越える。このように、第一係止部11は、栓本体5と栓リング4を中心軸方向に組み合わせる間に、係止壁部10を乗り越え可能な可撓性をもっている。
前述のように第一係止部11の平坦面11aが係止壁部10を乗り越えると、撓み片の弾性回復によって、平坦面11aが平坦面10aに中心軸方向に対面する。このとき、第二係止部12の平坦面12aも係止壁部10の平坦面10bに中心軸方向に対面する。このため、栓本体5が栓リング4に対して中心軸方向一方側又は他方側へ変位しようとすると、平坦面12aが平坦面10bに引っ掛かり、又は平坦面11aが平坦面10aに引っ掛かり、栓本体5が栓リング4に対して分離止めされる。栓本体5は、この分離止めと、前述の径方向案内とによって、栓リング4に対してねじ山8aの中心軸C1回りに回転自在に取り付けられる。第一係止部11のテーパ面11bを指で中心軸C1側へ押して平坦面11aを平坦面10a上から外したまま、下側へ押すと、栓本体5と栓リング4を分離することができる。
なお、第一係止部11の平坦面11aが係止壁部10を乗り越えた状態で平坦面11a,12aが同時に引っ掛かっている必要性はない。栓リング4を回して栓2を容器体1にねじ込む際、栓リング4を逆に回して栓2を容器体1から外す際、螺進する栓リング4の係止壁部10と第二係止部12、第一係止部11の引っ掛かりによって、栓本体5を中心軸方向に所望精度で変位させ得る性能が得られればよい。
また、図示例の第二係止部12は、第一係止部11の成型を容易にするため、第一係止部11のところを除外した周方向領域に限って設けられているが、全周に亘って設けてもよい。また、第一係止部11も全周に亘って設けてもよいが、係止壁部10の乗り越えを容易にするため、周方向二等配に限定して設ける方がよい。また、テーパ面11bに代えて、又は併用して係止壁部10に同様の径方向分力を得るためのテーパ面10cを設けることが好ましい。図示例は、テーパ面11bとテーパ面10cを併用して特に前述の乗り越えを容易化している。
図1,図2,図3に示すように、栓リング4は、係止壁部10に引っ掛かった第一係止部11と径方向に対向する囲い部15を有する。囲い部15は、中心軸方向に比較的低くした凹所15aと、残りの周方向領域で径方向に沿った受け壁面15bとからなる。囲い部15は、第一係止部11に他物体が当ることを防止する。具体的には、落下等でキャップ7がどこかに衝突したとき、変形したキャップ7が他物体として第一係止部11に当ることがないように、先に受け壁面15bがキャップ7と接触するようになっている。凹所15aは、後述のキャップ7を回り止めするために設けられている。
囲い部15の内径は、係止壁部10から中心軸方向他方側から一方側に向って遠ざかるに連れて大きくなっている。この内径変化により、栓本体5が栓リング4に対してどのように回転しても、囲い部15と第一係止部11との間に上広がりの隙間が生じている。したがって、使用者が栓を分解する際、係止壁部10に引っ掛かる第一係止部11のテーパ面11bに指を当て易い。
図1,図2,図4に示すように、栓本体5は、開口部17を有する。開口部17は、キャップ7と中心軸方向に対面する。図示例の開口部17は、案内壁14、第一係止部11から下側に連なる断面円形状(ただし、任意の水平断面での形状)の内周をもち、栓本体5の上面に開放されている。キャップ7は、中心軸方向から開口部17に挿入される軸部18を有する。開口部17と軸部18の一方に、全周に亘って径方向に突き出た環状壁19が形成され、他方に、環状壁19に対して中心軸方向に引っ掛かる抜け止め部20が形成されている。
図示例では、環状壁19が開口部17の内周に形成されている。環状壁19は、平坦面10a,10bと同軸に設定され、全周に亘って同一の断面形状(ただし、任意の鉛直断面での形状)に形成されている。一方、抜け止め部20は、軸部18の外側壁面に形成されている。抜け止め部20は、中心軸C1回りに二等配で形成された二つの突起からなる。各突起は、スリット21,21で周方向に軸部18の残部と分離された橋部22上に形成されている。軸部18は、環状壁19と同軸の円筒状部23を有する。円筒状部23と、環状壁19の内周、案内壁14の内周等との嵌め合い箇所の接触により、キャップ7が径方向に案内される。環状壁19を上側から円筒状部23に対して概ね同軸に配置した状態で、キャップ7を栓本体5に対して下方に押し込むと、抜け止め部20が、環状壁19に押し付けられる。この際、抜け止め部20、環状壁19の勾配面で得られる径方向分力で橋部22が中心軸C1側に撓み、抜け止め部20が環状壁19を乗り越える。乗り越えると、橋部22の弾性回復によって、抜け止め部20が環状壁19に中心軸方向に対面する。このため、栓本体5が栓リング4に対して上側へ変位しようとすると、抜け止め部20が環状壁19に引っ掛かり、キャップ7が栓本体5に対して分離止めされる。前述の環状壁19の同一断面性により、全周に亘る環状壁19に抜け止め部20がキャップ7の向きを問わずに同じように引っ掛かることが可能である。このように、キャップ7は、この分離止めと、前述の径方向案内とによって、軸部18の円筒状部23を中心として栓本体5に対して中心軸C1回りに回転自在に取り付けられる。したがって、キャップ7と栓リング4が栓本体5に対して一体に回転しても、キャップ7と栓本体5の分離止めがなされる。なお、キャップ7を上側に引くと、栓本体5とキャップ7を分離することができる。
抜け止め部20を二等配の突起で構成することにより、抜け止め部20の有効性をバランスよく得つつ、抜け止め部20に環状壁19を乗り越えさせる作業が容易になる。
キャップ7は、栓リング4に被さる鍔部24を有する。鍔部24は、囲い部15の受け壁面15bによって中心軸方向及び径方向に支持される。栓2を容器体1にねじ込む際、キャップ7の鍔部24で栓本体5が覆われているので、使用者の手が栓本体5に接することはなく、栓本体5に手から直接にトルクを与えられる心配がない。
また、キャップ7は、回り止め部25を有する。回り止め部25は、栓リング4に中心軸C1回りの回転方向に係合することができる。回り止め部25の係合先は、囲い部15の凹所15aの周方向端面になっている。栓2を容器体1に着脱する際、使用者がキャップ7を掴んでも、キャップ7の回り止め部25が栓リング4の凹所15aと回転方向に係合する。この係合により、キャップ7が栓リング4と一体に回転するため、使用者がキャップ7を掴んでも栓リング4を回すことができる。
栓リング4、栓本体5、キャップ7は、実用的な機械的強度を得るため、例えば、エンジニアリングプラスチックによって形成される。図示例の栓リング4、栓本体5、キャップ7は、それぞれの各部を一体に射出成形した単一部品になっている。環状壁19と抜け止め部20は、引っ掛かりながら回転しても、実質的な捩れ変形を生じない。すなわち、栓リング4と共にキャップ7が栓本体5に対して回転しても、環状壁19、抜け止め部20の変形に由来する耳障りな振動音と、栓2のねじ込み操作を行っている手に伝わる不快な振動が発生することはない。
鍔部24は、指掛け壁26を含んでいる。指掛け壁26は、栓リング4よりも径方向に外側へ突き出ている。指掛け壁26の下側から指を当ててキャップ7を起こすことができるので、キャップ7を栓本体5から外す作業が容易になる。
図4(c)中に、抜け止め20を構成している前記二つの突起を径方向に結ぶ1本の直線C2を一点鎖線で描いた。図4(a)は、中心軸C1を含み、かつ直線C2に対して直角な平面で切断した断面を描いている。図4(b)は、直線C2の方向から視たキャップ7の外観を描いている。図4(a)〜図4(c)に示すように、指掛け壁26の周方向中央は、抜け止め部20に対して中心軸回りに90°異なる位置上に設定されている。このため、図1(a)に示す状態から落下等によって指掛け壁26から衝突した際、抜け止め部20に対して中心軸回りに90°異なる位置付近から中心軸側に向って衝撃が作用し易くなる。すなわち、キャップ7は、抜け止め部20を成す二等配の突起を結ぶ直線回りに傾き易くなる。このようにキャップ7が傾く場合、その傾き回転の中心線上に位置している抜け止め部20の傾きは効果的に抑えられる。したがって、指掛け壁26から衝突しても、キャップ7が外れ難くなる。なお、二等配の突起を結ぶ直線は、図4(c)中に例示した直線C2以外にも存在する。その直線群のいずれか1本を前述の90°の基準に用いて指掛け壁26の周方向中央を設定しておけば、キャップ7が前述のように傾き易くなる効果を期待できる。指掛け壁26の中で最も径方向に外側へ突き出ている箇所は、最も衝突し易い箇所になる。このため、指掛け壁26の形状は、その周方向中央上で最も径方向に外側へ突き出るように設定することが好ましい。
栓リング4に栓本体5を取り付けた状態でキャップ7を栓本体5に取り付ける際、栓リング4に対するキャップ7の中心軸C1回りの向きが所定範囲から外れているとき、抜け止め部20が環状壁19を乗り越える前に、キャップ7が栓リング4によって中心軸方向に受け止められる。所定範囲は、抜け止め部20と指掛け壁26が前述の90°の位置関係となるように設定されている。図示例では、回り止め部25と、囲い部15とによって設定されている。すなわち、回り止め部25が鍔部24に含まれている。回り止め部25を囲い部15の凹所15a内に嵌め込み可能なキャップ7の向きのとき、前述の90°の位置関係にキャップ7を取り付けられるようになっている。一方、回り止め部25と受け壁面15bが中心軸方向に対向するキャップ7の向きのとき、抜け止め部20が環状壁19を乗り越える前に、回り止め部25が受け壁面15bに接触し、それ以上、キャップ7を栓本体5に対して中心軸方向に接近させることができなくなる。
なお、開口部17の底壁には逆止弁27が設けられている。逆止弁27は、容器体1の内部に収容された液体が弁孔から開口部17内へ漏出することを防ぐが、容器体1の内部が温度低下で負圧になったとき、弁孔を開いて開口部17内の空気を容器体1内に通して負圧を解消する。
栓パッキン6は、シリコーンゴムのような柔軟材によって形成されている。栓パッキン6は、その弾性締め付け力によって栓本体5に嵌着可能な環状部品からなる。栓パッキン6は、リップ部28を有する。容器体1の口部3の内周には、リップ部28に対して締め代をもった内径縮小部29が形成されている。なお、リップ部28と内径縮小部29による正規のシール高さは、容器体1の正規容量時の水位線30よりも高く設定される。環状の水位線30は、印刷、罫書き線、プレス加工など、適宜の手段で容器体1に表示することができる。水位線30に代えて、さらに内径を絞った段部を作ってもよいが、ランチジャーのように内容物を匙などで掻き出す用途の場合、段部があると邪魔になるので、水位線30を表示することが好ましい。
上述のように栓パッキン6を栓本体5に嵌着し、栓リング4に栓本体5を取り付け、かつ栓本体5にキャップ7を取り付けた状態に栓2を組み立てると、栓2は、容器体1に取り付け可能な状態になる。この状態で栓リング4のねじ山8aを容器体1のねじ山9aにねじ込むことによって、栓2が容器体1に装着される。このねじ込みの間に、栓パッキン6のリップ部28が容器体1の内径縮小部29に次第に押し付けられ、やがて口部3が密封される。
ここで、栓2の取り付け開始当初における栓リング4,栓本体5,キャップ7の中心軸C1回りの位置関係を図5(a)に示し、このときの栓パッキン6を図5(b)に示す。栓リング4,栓本体5,キャップ7の中心軸C1回りの位置関係は、栓リング4の凹所15a,栓本体5の第一係止部11,キャップ7の指掛け壁26の位置関係から把握することができる。図5(a)からねじ込みをしばらく行うと、図5(c),(d)に示すように、栓パッキン6のリップ部28が内径縮小部29に接触し始めるが、リップ部28と内径縮小部29間の摩擦力は弱い。このため、栓リング4,栓本体5,キャップ7の三体は、一体にねじ込み方向に回転し、第一係止部11と凹所15aと指掛け壁26の位置関係は変わらない。栓本体5がねじ込み方向に回転するため、栓パッキン6のリップ部28は、弱い捩れ変形を生じ得る。したがって、栓パッキン6の弾性反発による振動音や手に伝わる振動が僅かに生じ得る。さらにねじ込みを進めると、図5(e),(f)に示すように、リップ部28が強く押し付けられるので、リップ部28と内径縮小部29間の摩擦力は、栓本体5と栓リング4,キャップ7間の摩擦力を上回る。このため、栓本体5は、栓リング4,キャップ7に対して反ねじ込み方向の相対的な回転を生じ、内径縮小部29に対してねじ込み方向に回転しない状態になり、第一係止部11と凹所15a,指掛け壁26の周方向位置がずれ出す。この状態になって以降、栓パッキン6のリップ部28の捩れ変形は戻りえない。したがって、栓2を容器体1にねじ込む際、栓パッキン6の弾性反発による振動音と、栓2のねじ込み操作を行っている手に伝わる不快な振動の発生が抑えられる。栓2を容器体1から外す際、栓リング4を逆に回転させて緩めることになる。この際も緩め当初、リップ部28と内径縮小部29間の摩擦力が強い時期は、振動音の発生が抑えられる。
以下、この発明の他の実施形態について説明する。なお、以下では、第一実施形態との相違点を述べるに留める。図6に示す第二実施形態は、キャップを栓本体に取り付ける構造が相違している。すなわち、キャップの軸部18側に、全周に亘って径方向に突き出た環状壁42が形成され、栓本体の開口部17側に、抜け止め部42が形成されている。このため、栓本体に橋部を作るためのスリット43,43が形成されている。
図7に示す第三実施形態は、キャップを栓本体に取り付ける構造が相違している。すなわち、キャップの軸部18側に、全周に亘って径方向に突き出た環状壁51が形成され、栓本体の第一係止部11に、抜け止め部52が形成されている。この場合、第一係止部11の撓み性を利用できるため、抜け止め部52専用にスリットを作る必要がない点で優れる。また、落下時等の衝撃で第一係止部11が中心軸側に撓もうとしても環状壁51の抵抗によって阻害されるため、第一係止部11が不意に外れ難い点でも優れる。
図8に示す第四実施形態は、キャップを栓本体に取り付ける構造が相違している。すなわち、栓本体の開口部の底壁中心部に圧入口部61が形成され、キャップの中心部に、突軸部62が形成されている。突軸部62は、球状先端部を有する。圧入口部61は、突軸部62の球状先端部を中心軸方向から圧入すると、弾性回復して突軸部62の球状先端部を抜け止めする。圧入された突軸部62の球状先端部は、周方向の向きを問わず、同じように圧入口部61に対して中心軸方向に引っ掛かる。圧入口部61と、ここに圧入された突軸部62の球状先端部とは、栓本体に対してキャップを回転自在に支持するピボット軸受として機能する。なお、図9に変更例を示すように、突軸部62を栓本体に形成し、圧入口部61をキャップに形成することも可能である。また、図10に他の変更例を示すように、圧入口部61’、突軸部62の頭部62’は、円すい台形状にすることも可能である。
図11に示す第五実施形態は、栓本体を栓リングに取り付ける構造が相違している。すなわち、栓リングに対して栓本体を転動体71によって回転自在に支持する軸受構造が採用されている。転動体71として、例えば、ボールを採用することができる。栓本体の外周には、転動体71用の軌道面72が栓本体の外周に設けられている。転動体71を保持するポケット部73が栓リングの内周に設けられている。転動体71は、周方向等配の三箇所以上にあれば十分である。転動体71,軌道面72,ポケット部73は、栓本体を栓リングに対して径方向及び中心軸方向の両側に支持する転がり軸受として機能する。なお、軌道面72,ポケット部73は、図示例のように栓本体,栓リングと一体に形成してもよいし、別体に作ってもよい。栓本体にポケット部を作り、栓リングに軌道面を作ってもよい。保持器を採用する場合、栓リングにも軌道面を作ればよい。
例えば、図12にポケット部の変更例を示すように、ポケット部を栓リング側の受け孔73’と保持片80とに分けることができる。この場合、受け孔73’で転動体71の半分を保持し、この状態で保持片80を栓リングに取り付ける。この取り付けには、例えば、保持片80の両脚部82を栓リングの溝部83に径方向から押し込む構造を採用することができる。栓リングに取り付けられた保持片80は、ポケット内周部81によって転動体71を抜け止めする。
また、ポケット部は、転動体71を保持することができればよく、ポケット内面形状は自由に決定することができる。例えば、図13に他の変更例を示すように、栓リングに径方向に向けた平坦面84を形成し、保持片80に平坦面84に突き合わせるポケット内周部81を形成することもできる。この発明の技術的範囲は、上述の各態様に限定されず、特許請求の範囲の記載に基く技術的思想の範囲内での全ての変更を含むものである。
1 容器体
2 栓
3 口部
4 栓リング
5 栓本体
6 栓パッキン
7 キャップ
8 雌ねじ部
9 雄ねじ部
8a,9a ねじ山
10 係止壁部
11 第一係止部
12 第二係止部
15 囲い部
15a 凹所
15b 受け壁面
17 開口部
18 軸部
19 環状壁
20 抜け止め部
24 鍔部
25 回り止め部
26 指掛け壁
C1 中心軸

Claims (7)

  1. ねじ山が設けられた栓リングと、前記栓リングに着脱される栓本体と、前記栓本体に着脱される栓パッキンとを備え、
    前記栓リングのねじ山を容器体のねじ山にねじ込むことによって当該容器体に取り付けられ、当該ねじ込みの間に当該栓パッキンが当該容器体の口部内周に押し付けられる栓において、
    前記栓本体は、前記栓リングに対して前記ねじ山の中心軸回りに回転自在に取り付けられることを特徴とする栓。
  2. 前記栓リングは、内周に亘って中心軸側へ突き出た係止壁部を有し、
    前記栓本体は、前記係止壁部に中心軸方向一方側から引っ掛かる第一係止部と、前記係止壁部に中心軸方向他方側から引っ掛かる第二係止部とを有し、
    前記第一係止部は、前記栓本体と前記栓リングを中心軸方向に組み合わせる間に前記係止壁部を乗り越え可能な可撓性をもっている請求項1に記載の栓。
  3. 前記栓リングは、前記係止壁部に引っ掛かった前記第一係止部と径方向に対向する囲い部を有し、
    前記囲い部の内径は、前記係止壁部から中心軸方向他方側から一方側に向って遠ざかるに連れて大きくなっている請求項2に記載の栓。
  4. 前記栓本体に着脱されるキャップをさらに備え、
    前記栓本体は、前記キャップと中心軸方向に対面する開口部を有し、
    前記キャップは、中心軸方向から前記開口部に挿入される軸部と、前記栓リングに被さる鍔部と、前記栓リングに中心軸回りの回転方向に係合する回り止め部とを有し、
    前記開口部と前記軸部の一方に、全周に亘って径方向に突き出た環状壁が形成され、他方に、当該環状壁に対して中心軸方向に引っ掛かる抜け止め部が形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載の栓。
  5. 前記抜け止め部は、中心軸回りに二等配で形成された二つの突起からなり、
    前記鍔部は、前記抜け止め部に対して中心軸回りに90°異なる位置を周方向中央として前記栓リングよりも径方向に外側へ突き出た指掛け壁を含んでいる請求項4に記載の栓。
  6. 前記栓リングに対する前記キャップの中心軸回りの向きが所定範囲から外れているとき、前記抜け止め部が前記環状壁を乗り越える前に、当該キャップが当該栓リングによって中心軸方向に受け止められる請求項4又は5に記載の栓。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の栓と、前記容器体とを備える飲食物容器。
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