JP2014221362A5 - - Google Patents

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本発明は、スロットマシンにするものである。
従来、この種のスロットマシンとしては、入賞の発生を許容するか否かを決定する内部抽選を行い、この内部抽選において入賞に当選したときに、例えば複数のリールからなる可変表示装置に当選した入賞に対応する図柄の組み合わせが揃うように制御するとともに、内部抽選において当選していない入賞に対応する図柄の組み合わせが揃わないように制御し、揃った図柄の組み合わせに応じて入賞を発生させるものが一般的である。
上述のように、内部抽選の結果に応じて入賞に対応する図柄の組み合わせが揃ったり揃わないように制御する方法としては、例えば、停止操作のタイミング毎に基準となる位置に停止させる図柄を定めたリールテーブルを予め記憶しておき、停止操作が行われた際に、当該ゲームの抽選結果に対応するリールテーブルを参照し、停止操作が行われたタイミングに対してリールテーブルに定められた図柄を基準となる位置に停止させる制御を行う方法がある。
また、最初に全てのリールについてリールテーブルが決定されてしまうと、出目が単調となってしまうという問題があるため、リールの回転開始時に全てのリールについてリールテーブルを選択し、いずれかのリールの停止操作が行われた際に、当該リールのリールテーブルを参照し、リールの停止制御を行う。そして、いずれかのリールが停止すると、未停止のリールについて停止済みのリールの停止位置、すなわち停止済みのリールの表示結果に応じたリールテーブルを選択し、選択したリールテーブルに変更するもの、すなわち停止済みのリールの表示結果に応じてリールの制御を変更できるようにしたスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−283385号公報
本発明は遊技の興趣を向上させることのできるスロットマシンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかるスロットマシンは、
各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な複数の可変表示部(リール3L、3C、3R)を複数備え、
前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果導出複数の可変表示部の表示結果の組合せに応じて入賞が発生可能であるスロットマシンにおいて、
所定の設定操作手段(設定キースイッチ92、設定スイッチ91)の操作に基づいて、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値(設定値)のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する設定値設定手段(ステップS201〜S210)と、
ゲームの進行を制御するためのデータを読み出し及び書き込み可能に記憶するデータ記憶手段(RAM112)と、
前記データ記憶手段に記憶されているデータが正常か否かを判定する記憶データ判定手段(ステップS105、S106)と、
前記記憶データ判定手段により前記データ記憶手段に記憶されているデータが正常ではないと判定されたときに、ゲームの進行を不能化する不能化手段(ステップS106(NO)、ステップS301)と、
前記不能化手段により前記ゲームの進行が不能化された状態において、前記設定操作手段の操作に基づいて前記設定値設定手段により前記許容段階が新たに設定されたことを条件に、前記ゲームの進行が不能化された状態を解除し、ゲームの進行を可能とする不能化解除手段(ステップS111、図11)と、
前記設定値判定手段により前記読み出した設定値データが適正であると判定したときに、該読み出した設定値データが示す設定値に応じて、導出が許容される表示結果の組合せを決定する事前決定手段(ステップS403、図13、図21)と、
前記設定値判定手段により前記読み出した設定値データが適正ではないと判定されたときに、ゲームの進行を不能化する第2の不能化手段と、
前記第1の不能化手段により前記ゲームの進行が不能化された状態においても前記第2の不能化手段により前記ゲームの進行が不能化された状態においても、前記設定操作手段の操作に基づいて前記設定値設定手段により前記設定値が新たに設定されたことを条件に、前記ゲームの進行が不能化された状態を解除し、ゲームの進行を可能とする不能化解除手段と、
遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段(停止ボタン12L、12C、12R)と、
前記導出操作手段の操作と前記事前決定手段の決定結果に応じて変表示部に表示結果を導出する導出制御手段(ステップS404)と備え、
前記導出制御手段は、前記複数の可変表示部のうち第1の可変表示部に既に表示結果が導出されており、且つ第2の可変表示部に表示結果が導出されていない状況において、該第2の可変表示部に対応する導出操作手段が操作された時点における該第2の可変表示部の変動位置である導出操作時変動位置に対して一意に特定する表示結果を、該第2の可変表示部における表示結果として導出する制御を行う特定導出制御手段を含み、
前記特定導出制御手段は、
前記事前決定手段の決定結果が所定結果であるときにおいて、前記第1の可変表示部に導出されている表示結果が所定の表示結果であり、該第1の可変表示部に対応する導出操作手段が操作された時点における該第1の可変表示部の変動位置である既導出変動位置が第1の変動位置であるときに、前記第2の可変表示部について、前記導出操作時変動位置が特定変動位置であるときには特定の表示結果を導出する制御を行い、
前記事前決定手段の決定結果が前記所定結果であるときにおいて、前記第1の可変表示部に導出されている表示結果が前記所定の表示結果であるが、該第1の可変表示部に対応する導出操作手段が操作された時点における前記既導出変動位置が第2の変動位置であるときに、前記第2の可変表示部について、前記導出操作時変動位置が前記特定変動位置であるときには前記特定の表示結果以外の表示結果を導出する制御を行い、
前記複数の可変表示部の各々で変動表示される個々の識別情報には、当該識別情報が配された可変表示部の連続した複数の変動位置の範囲が対応しており、1の識別情報に対応した連続した複数の変動位置の範囲に対して同一の表示結果を特定する変動情報が該複数の可変表示部毎に定められており、
前記導出制御手段は、前記導出操作手段が操作されたときに、該操作された可変表示部に対応する変動情報に基づいて、該操作された時点における変動位置が含まれる連続した複数の変動位置の範囲に対して定められた表示結果を導出する
ことを特徴とする。
上記スロットマシンのうちの特定のスロットマシンは、
所定の範囲内において更新される数値データを、ゲーム毎に所定のタイミングで判定用数値データ(内部抽選用の乱数)として予め定められた判定領域(汎用レジスタ111GR)に入力する数値データ入力手段(ステップS503)と、
複数種類の判定値の範囲がそれぞれ特定可能となるように定められた範囲特定データを記憶する範囲特定データ記憶手段(図5、図6)と、
通常遊技状態(通常の遊技状態)よりも遊技者にとって有利な遊技状態である特定遊技状態(RT)に遊技状態を制御する特定遊技状態制御手段(ステップS907、S816)とをさらに備え、
前記事前決定手段は、前記範囲特定データを用いて、該範囲特定データにより特定される複数種類の判定値の範囲のいずれに前記判定領域に入力された判定用数値データが含まれているかを判定することにより(ステップS509、S510)、前記複数種類の表示結果組合せの導出を許容するか否かを決定し、
前記表示結果組合せは、入賞表示結果組合せとして、賭数の設定に遊技用価値を用いることなく次のゲームを行うことが可能となる再遊技の付与を伴う再遊技表示結果組合せ(リプレイA、リプレイB)を含み、
前記範囲特定データ記憶手段は、前記範囲特定データとして少なくとも、前記事前決定手段により前記再遊技表示結果組合せのうちの第1再遊技表示結果組合せ(リプレイA)の導出を許容する旨が決定される第1範囲と、前記第1再遊技表示結果組合せとは異なる再遊技表示結果組合せである第2再遊技表示結果組合せ(リプレイB)の導出を許容する旨が決定される第2範囲とを特定可能な再遊技範囲特定データであって、前記通常遊技状態において用いられ前記第1範囲と前記第2範囲をそれぞれ所定の大きさに定めた通常再遊技範囲特定データ(リプレイA(通常、RT1))と、前記第2範囲を前記通常再遊技範囲特定データの定める第2範囲よりも大きく定めた第1再遊技範囲特定データ(リプレイA(通常、RT1)、リプレイB)と、前記第1範囲と第2範囲とを合計した再遊技範囲を前記通常再遊技範囲特定データの定める再遊技範囲よりも大きく定めた第2再遊技範囲特定データ(リプレイA(RT2))とを含む再遊技範囲特定データを記憶し(図5(c)、図6)、
前記特定遊技状態制御手段は、
前記再遊技表示結果組合せの導出を許容するか否かの決定に用いる再遊技範囲特定データを前記第1再遊技範囲特定データに変更することにより(ステップS504、図5(b))、前記特定遊技状態のうちの第1特定遊技状態(第1RT)に遊技状態を制御する第1特定遊技状態制御手段(ステップS907)と、
前記第1特定遊技状態において前記複数の可変表示部の表示結果として前記第2再遊技表示結果組合せが導出されたときに、前記再遊技表示結果組合せの導出を許容するか否かの決定に用いる再遊技範囲特定データを前記第2再遊技範囲特定データに変更することにより(ステップS504、図5(b))、前記第1特定遊技状態とは異なる特定遊技状態である第2特定遊技状態(第2RT)に遊技状態を制御する第2特定遊技状態制御手段(ステップS816)とを含む
ことを特徴とする。
上記特定のスロットマシンでは、第1特定遊技状態に制御されると、再遊技表示結果組合せのうちで第2再遊技表示結果組合せの導出を許容する旨の決定される確率が通常遊技状態よりも高くなるが、第2再遊技表示結果組合せの導出によってさらに第2特定遊技状態に制御されるものとなる。このように第2特定遊技状態への制御を伴う第2再遊技表示結果組合せの導出は、遊技状態の違いに応じて変化することとなるので、第2特定遊技状態に制御される機会が単調なものとならずに、遊技の興趣を向上させることができる。
また、第1特定遊技状態と第2特定遊技状態とは、いずれも通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特定遊技状態であるが、第1特定遊技状態において第2再遊技表示結果組合せが導出されると、さらに遊技状態が第2特定遊技状態に制御される。第2特定遊技状態では、通常遊技状態よりも再遊技表示結果組合せの導出を許容する旨の決定される確率が通常遊技状態よりも高くなる遊技状態であり、遊技者は、第1遊技状態において第2再遊技表示結果組合せの導出に対して高い期待感を持つことができるので、さらに遊技の興趣を向上させることができる。
なお、前記通常遊技状態は、前記通常再遊技範囲特定データを前記事前決定手段の決定に用いることで、該事前決定手段により前記入賞表示結果組合せの導出を許容する旨が決定される確率に基づいて算出される遊技用価値の払出数の期待値が前記賭数の設定に対して用いられる遊技用価値の数よりも小さくなる遊技状態である。
上記特定のスロットマシンにおいて、前記第1特定遊技状態制御手段は、前記特定遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な特別遊技状態が終了した後に、または前記複数の可変表示部の表示結果の組合せとして予め定められた特定表示結果組合せ前記特別遊技状態への移行を伴う特別表示結果組合せとは異なる)が導出されたときに、前記第1特定遊技状態に制御するものであってもよい。該特定表示結果組合せは、前記再遊技表示結果組合せとも異なる表示結果組合せとすることもできるが、前記第1再遊技表示結果組合せ及び前記第2再遊技表示結果組合せとは異なる再遊技表示結果組合せである第3再遊技表示結果組合せとすることもできる。また、前記第1特定遊技状態制御手段は、前記特別遊技状態が終了した後に、さらに所定の条件が成立したことを条件として、前記第1特定遊技状態に制御するものとしてもよい。
ここで、前記事前決定手段により前記入賞表示結果組合せの導出を許容する旨が決定される確率に基づいて算出される遊技用価値の払出数の期待値は、前記第1特定遊技状態よりも前記第2特定遊技状態で高くなるものとすることが好ましい。特に、前記第1特定遊技状態を、前記第1再遊技範囲特定データを前記事前決定手段の決定に用いることで、該事前決定手段により前記入賞表示結果組合せの導出を許容する旨が決定される確率に基づいて算出される遊技用価値の払出数の期待値が前記賭数の設定に対して用いられる遊技用価値の数以下となる遊技状態とし、前記第2特定遊技状態は、前記第2再遊技範囲特定データを前記事前決定手段の決定に用いることで、該事前決定手段により前記入賞表示結果組合せの導出を許容する旨が決定される確率に基づいて算出される遊技用価値の払出数の期待値が前記賭数の設定に対して用いられる遊技用価値の数よりも大きくなる遊技状態とすることが好ましい。
この場合には、第1特定遊技状態から第2特定遊技状態に移行されるに従って、遊技者の得られる遊技用価値の数の期待値が多くなるので、第1特定遊技状態における第2再遊技表示結果組合せの導出(を許容する旨の決定)に対する遊技者の期待感を大きくすることができ、さらに遊技の興趣を向上させることができる。特に、前記事前決定手段により前記入賞表示結果組合せの導出を許容する旨が決定される確率に基づいて算出される遊技用価値の払出数の期待値が、第1特定遊技状態では前記賭数の設定に対して用いられる遊技用価値の数よりも小さいが、第2特定遊技状態では前記賭数の設定に対して用いられる遊技用価値の数よりも大きいものとなる場合には、とりわけ第1特定遊技状態における第2再遊技表示結果組合せの導出(を許容する旨の決定)に対する遊技者の期待感が大きくなり、遊技の興趣を著しく向上させることができる。また、同じ特定遊技状態でも遊技者が得られる利益の異なる2種類のものがあることで、遊技内容の変化が豊富なものとなり、さらに遊技の興趣を向上させることができる。
もっとも、第1再遊技範囲特定データにおける再遊技範囲は、通常再遊技範囲特定データと同じ大きさに定められているものとし、前記事前決定手段により前記入賞表示結果組合せの導出を許容する旨が決定される確率に基づいて算出される遊技用価値の払出数の期待値は、通常遊技状態と第1特定遊技状態とで同じであってもよい。この場合でも、同じ再遊技表示結果組合せであっても第2特定遊技状態への遊技状態の移行を伴う第2再遊技表示結果組合せの導出を許容する旨が決定される確率が、第1特定遊技状態では通常遊技状態よりも高くなるので、第1特定遊技状態における第2再遊技表示結果組合せの導出(を許容する旨の決定)に対する遊技者の期待感を高めさせることができる。
一方、第1再遊技範囲特定データにおける再遊技範囲は、第2再遊技範囲特定データと同じ大きさに定められているものとし、前記事前決定手段により前記入賞表示結果組合せの導出を許容する旨が決定される確率に基づいて算出される遊技用価値の払出数の期待値は、第1特定遊技状態と第2特定遊技状態とで同じであってもよい。ここでは、前記第2特定遊技状態の継続ゲーム数の期待値は、前記第2再遊技表示結果組合せが導出されたときに該第2再遊技表示結果組合せが導出されなかったとした場合の前記第1特定遊技状態の残りゲーム数の期待値よりも大きいものとすることができる。
また、第1再遊技範囲特定データにおける再遊技範囲と第2再遊技範囲特定データにおける再遊技範囲の関係に関わらず、前記第2特定遊技状態の継続ゲーム数の期待値は、前記第2再遊技表示結果組合せが導出されたときに該第2再遊技表示結果組合せが導出されなかったとした場合の前記第1特定遊技状態の残りゲーム数の期待値よりも大きいことが好ましい。
このように第2特定遊技状態の継続ゲーム数の期待値を前記第1特定遊技状態の継続ゲーム数の期待値以上とすることで、第1特定遊技状態において第2再遊技表示結果組合せが導出された場合には、第2再遊技表示結果組合せが導出されなかった場合に比べて、特定遊技状態全体としての継続ゲーム数が少なくならないことを遊技者が期待できるようになる。このため、第1特定遊技状態における第2再遊技表示結果組合せの導出(を許容する旨の決定)に対して遊技者の期待感を減退させることがない。
上記特定のスロットマシンおいて、
前記複数種類の設定値は、設定値毎に前記事前決定手段により入賞表示結果の導出を許容する旨が決定される確率が異なることにより、遊技者にとっての有利度を異ならせるものであり、
前記範囲特定データ記憶手段は、前記範囲特定データとして第1範囲特定データと該第1範囲特定データとは異なる第2範囲特定データとを記憶するとともに、前記第1囲特定データを前記複数種類の設定値に共通して格納する第1格納領域(レギュラーボーナス+チェリー、ビッグボーナス(1)+チェリー、ビッグボーナス(2)+チェリー、JACIN、スイカ、ベル、リプレイA)と、前記第2囲特定データを前記設定値の種類毎に個別に格納する第2格納領域(レギュラーボーナス、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、チェリー、リプレイB)とを含むものとすることができ、
前記第2格納領域は、前記設定値の種類に関わらずに同じ判定値の範囲を特定可能な範囲特定データを個別に格納する同数格納領域(レギュラーボーナス、リプレイB)と、前記設定値の種類に応じて異なる判定値の範囲を特定可能な範囲特定データを個別に格納する異数格納領域(ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2)、チェリー)とを含むものとしてもよい。この場合において、
少なくとも前記第1再遊技範囲特定データのうちの前記第2範囲を特定するためのデータ(リプレイB)は、前記第2範囲特定データとして前記同数格納領域に格納されているものとすることができる(ADD+86、ADD+88、ADD+90、ADD+92、ADD+94、ADD+96)。
このように範囲特定データ記憶手段は、第1範囲特定データを複数種類の設定値に共通して第1格納領域に格納しているので、設定値に応じて入賞表示結果組合せの導出を許容する旨が決定される確率が異なるものとなっても、範囲特定データの記憶に必要な記憶容量が少なくて済む。一方、設定値に応じて個別に第2範囲特定データを格納する第2格納領域は、設定値の種類に関わらずに同じ判定値の範囲を特定可能な範囲特定データを格納する領域と、設定値の種類に応じて異なる判定値の範囲を特定可能な範囲特定データを格納する領域とが含まれている。範囲特定データは、設定値に応じて事前決定手段が各々の入賞表示結果組合せの導出を許容する旨を決定する確率を決定するものとなるが、開発用の機種においては、この範囲特定データを微妙に調整しながらシミュレーションを行っていくのが通常である(当初の範囲特定データを異なるものとしておく場合と、同じものとしておく場合とがあり得る)。そして、シミュレーションの結果で得られた適切な範囲特定データを量産用の機種に適用するものとしている。
ここで、設定値に応じて範囲特定データを変化させながらシミュレーションを行った結果として設定値に関わらずに同じ値となった範囲特定データがあったとしても、そのような範囲特定データは、そのまま設定値の種類に応じて個別に記憶させておけばよい。また、当初は設定値の種類に応じて異なる範囲特定データを記憶させておいた場合、シミュレーションの結果により当初登録しておいた範囲特定データのままでよければ、そのまま記憶させておくことができる。シミュレーションの結果として当初登録しておいた範囲特定データで問題があったときには、設定値に応じて範囲特定データを変化させて範囲特定データ記憶手段に記憶させることができる。
このため、開発用の機種における範囲特定データの記憶態様を量産用の機種においてそのまま転用することができるので、最初の設計段階から量産用の機種に至るまでの開発を容易に行うことができる。特に第1再遊技範囲特定データのうちの第2範囲を特定するためのデータは、その値によって第1特定遊技状態において第2再遊技表示結果組合せの導出を許容する旨が決定される確率、すなわち第2特定遊技状態に遊技状態を制御させる確率を決めるものとなる。この確率が同じとなるよう第1再遊技範囲特定データのうちの第2範囲を特定するためのデータを第2範囲特定データとして同数格納領域に格納したスロットマシンを構成しても、設定値に応じて第2特定遊技状態に遊技状態を制御させる確率を異なるものとした別の仕様のスロットマシンを容易に設計することが可能となる。
なお、範囲特定データを設定値の種類に応じて個別に記憶するとは、必ずしも設定値の種類の数だけ個別に範囲特定データを記憶するものだけを意味するものではなく、全ての設定値の種類に共通して範囲特定データを記憶するのでなければ、これに含まれるものとなる。例えば、設定値の種類が6種類(設定値1設定値6)ある場合、設定値1〜3までは共通、設定値4〜6までは共通といった場合も、範囲特定データを設定値の種類に応じて個別に記憶するものとなる。
上記特定のスロットマシンにおいて、
前記事前決定手段は、前記入賞表示結果組合せとして、前記特定遊技状態とは異なる通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態への移行を伴う特別表示結果組合せ(レギュラーボーナス、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2))の導出を許容するか否かを決定するものとしてもよい。この場合において、
上記スロットマシンは、
前記複数の可変表示部の表示結果の組合せとして前記特別表示結果組合せが導出されたときに、前記特別遊技状態に遊技状態を制御する特別遊技状態制御手段(ステップS808、S810、S812)と、
前記特別遊技状態に制御された後に予め定められた終了条件が成立したときに、該特別遊技状態を終了させる特別遊技状態終了手段(ステップS905(YES)→S906)と、
前記事前決定手段により前記特別表示結果組合せの導出を許容する旨が決定されたか否かに関わらずに、前記第2特定遊技状態制御手段により第2特定遊技状態に制御された後に消化したゲーム数が予め定められた所定ゲーム数(50ゲーム)となったときに、該第2特定遊技状態を終了させる第2特定遊技状態終了手段(ステップS816、S915)と、
前記特別表示結果組合せの導出を許容する旨の決定に基づいて該特別表示結果組合せが導出されるまで、特別表示結果組合せの導出を許容する旨の決定を持ち越させる特別決定持越手段(ステップS916(レギュラーボーナス当選フラグ、ビッグボーナス(1)当選フラグ及びビッグボーナス(2)当選フラグは消去しない))と、
前記特別表示結果組合せの導出を許容する旨が決定されている旨を示す特別報知(ボーナス告知)を行う特別報知手段(液晶表示器4)と、
前記第2特定遊技状態に制御されているときにおいて前記事前決定手段により前記特別表示結果組合せの導出を許容する旨が決定されたときに、該第2特定遊技状態の終了を待って前記特別表示結果組合せの導出の許容が決定されている旨を示す特別報知を前記特別報知手段に行わせる特別報知制御手段(ステップS1021(YES)→S1022)とをさらに備えるものとすることができる。
この場合には、第2特定遊技状態に制御されているときに特別表示結果組合せの導出を許容する旨が決定されても、第2特定遊技状態に制御された後に消化したゲーム数が所定ゲーム数となるまで第2特定遊技状態が終了することはないので、遊技者は、事前決定手段の決定結果に関わらず、最初に与えられた第2特定遊技状態の利益を失うことがない。また、第2特定遊技状態の終了時において特別表示結果組合せの導出を許容する旨の決定が持ち越されていれば、ここで特別表示結果組合せの導出の許容が決定されている旨を示す特定報知が行われるので、最初に与えられたゲーム数を消化して第2特定遊技状態が終了する際に、特別表示結果組合せの導出の許容が決定されていることに対する期待感を遊技者に与えることができ、さらに遊技の興趣を向上させることができる。なお、このような特別報知は、第2特定遊技状態における遊技用価値の払出数の期待値を賭数の設定に用いられる遊技用価値の数よりも多いものとした場合に好適である。
なお、前記第2特定遊技状態終了手段は、前記特別表示結果組合せの導出を許容する旨が決定されただけでは前記第2特定遊技状態を終了させないが、前記複数の可変表示部の表示結果の組合せとして前記特別表示結果組合せが導出された場合には前記特別遊技状態に遊技状態が移行されるので、ここで前記第2特定遊技状態が終了させられる(ステップS808、S810、S812)。
この場合において、上記特定のスロットマシンは、
前記事前決定手段により前記特別表示結果組合せの導出を許容する旨が決定されたか否かに関わらずに、前記第1特定遊技状態制御手段により第1特定遊技状態に制御された後に消化したゲーム数が予め定められた所定ゲーム数(50ゲーム)となったときに、該第1特定遊技状態を終了させる第1特定遊技状態終了手段をさらに備えるものとすることもできる。
もっとも、前記複数の可変表示部の表示結果の組合せとして前記特別表示結果組合せが導出された場合には前記特別遊技状態に遊技状態が移行されるので、ここで前記第1特定遊技状態が終了させられる(ステップS808、S810、S812)。この場合において、
前記特別報知制御手段は、前記第1特定遊技状態に制御されているときにおいて前記事前決定手段により前記特別表示結果組合せの導出を許容する旨が決定されたときに、該第1特定遊技状態の終了を待たずに前記特別表示結果組合せの導出の許容が決定されている旨を示す特別報知を前記特別報知手段に行わせるものとしてもよい(ステップS1006)。
或いは、前記特別報知制御手段は、前記第1特定遊技状態に制御されているときにおいて前記事前決定手段により前記特別表示結果組合せの導出を許容する旨が決定されたときに、該第1特定遊技状態の終了を待って前記特別表示結果組合せの導出の許容が決定されている旨を示す特別報知を前記特別報知手段に行わせるものとしてもよい(ステップS1021(YES)→S1022の変形)。
この場合には、第1特定遊技状態に制御されているときに特別表示結果組合せの導出を許容する旨が決定されても、第1特定遊技状態に制御された後に消化したゲーム数が所定ゲーム数となるまで第1特定遊技状態が終了することはないので、遊技者は、事前決定手段の決定結果に関わらず、最初に与えられた第1特定遊技状態の利益を失うことがない。
ここで、前者のような特別報知は、第1特定遊技状態における遊技用価値の払出数の期待値を賭数の設定に用いられる遊技用価値の数よりも少ないものとした場合に好適である。早期に特別表示結果組合せを導出させて特別遊技状態に移行させるよう遊技を進めることができるようになるからである。ここで、さらに第2特定遊技状態における遊技用価値の払出数の期待値を賭数の設定に用いられる遊技用価値の数よりも多いものとした場合には、特別報知がされていても、特別表示結果組合せを敢えて導出させずに第2特定遊技状態への移行を伴う第2再遊技表示結果組合せの導出を待つというように、遊技者にとって遊技の進行に関する選択肢が多くなる。これにより、遊技の戦略性が高くなり、さらに遊技の興趣を向上させることができるようになる。
一方、後者のような特別報知は、第2再遊技表示結果組合せが導出されないまま最初に与えられたゲーム数を消化して第1特定遊技状態が終了する際にも、特別表示結果組合せの導出の許容が決定されていることに対する期待感を遊技者に与えることができ、さらに遊技の興趣を向上させることができる。このような特定報知は、第1特定遊技状態における遊技用価値の払出数の期待値を賭数の設定に用いられる遊技用価値の数よりも多いものとした場合に好適である。
上記スロットマシンにおいて、
前記複数の可変表示部は、各々が識別可能な複数種類の識別情報が配置された表示帯(リール3L、3C、3R)をステッピングモータ(リールモータ3ML、3MC、3MR)の駆動により回動させることで変動表示可能ものであってもよい
ここで、前記導出制御手段は、
前記複数の可変表示部のいずれにも未だ表示結果が導出されていない状況において、未だ表示結果が導出されていない可変表示部について、該可変表示部に対応する導出操作手段が操作された時点の前記ステッピングモータのステップ数である導出操作時ステップ数に対して導出される表示結果を一意特定する複数の制御パターン(図10:停止制御テーブル)から、前記事前決定手段の決定結に対応する制御パターンを一意に選択する全変動時制御パターン選択手段(ステップS704)を含み、
前記複数の可変表示部のいずれにも未だ表示結果が導出されていない状況において、未だ表示結果が導出されていない可変表示部に対応する導出操作手段が操作されたときに、前記全変動時制御パターン選択手段により該可変表示部について前記事前決定手段の決定結果に対応して一意に選択された制御パターンにおいて、該導出操作手段の操作時点の前記導出操作時ステップ数に対して一意特定する表示結果を、該可変表示部における表示結果として導出する制御を行うものとすることができる(ステップS714)。
この場合おいては、複数の可変表示全てに未だ表示結果が導出されていない状況において、未だ表示結果が導出されていない可変表示について、導出操作手段が操作された時点のステッピングモータのステップ数に対して導出される表示結果を一意特定する複数の制御パターンから、当該ゲームの事前決定手段の決定結に対応する制御パターンが一意選択され、該当する可変表示に表示結果を導出する制御が行われる。すなわち事前決定手段の一の決定結果に対して適用される制御パターンが1つしかない。このため、従来のように事前決定手段の一の決定結果に対して複数の制御パターンからいずれか1つの制御パターンを事前決定手段とは異なる抽選などによりさらに選択する必要がなく、可変表示の表示結果を導出する際の制御を複雑化することがない。
また、前記特定導出制御手段は、
前記第1の可変表示部に既に表示結果が導出され、且つ前記第2の可変表示部に表示結果が導出されていない状況において、該第2の可変表示部に対応する導出操作手段が操作された時点の前記導出操作時ステップ数に対し、該導出操作時ステップ数から所定ステップ数先までの範囲内で導出可能な表示結果を一意特定する複数の制御パターン(図10:停止制御テーブル)から、前記事前決定手段の決定結及び前記第1の可変表示部において対応する導出操作手段が操作されたときのステップ数である既導出ステップ数に対応する制御パターンを一意に選択する一部変動時制御パターン選択手段(ステップS804)を含み、
前記第1の可変表示部に既に表示結果が導出され、且つ前記第2の可変表示部に表示結果が導出されていない状況において、該第2の可変表示部に対応する導出操作手段が操作されたときに、前記一部変動時制御パターン選択手段により該第2の可変表示部について前記事前決定手段の決定結果及び前記既導出ステップ数に対応して一意に選択された制御パターンにおいて、該導出操作手段の操作時点の前記導出操作時ステップ数に対して一意特定する表示結果を、該第2の可変表示部における表示結果として導出する制御を行うものとすることができる(ステップS814)。
或いは、前記特定導出制御手段は、
前記第1の可変表示部に既に表示結果が導出され、且つ前記第2の可変表示部に表示結果が導出されていない状況において、該第2の可変表示部に対応する導出操作手段が操作された時点の前記導出操作時ステップ数に対し、該導出操作時ステップ数から所定ステップ数先までの範囲内で導出可能な表示結果を一意特定する複数の制御パターン(図10:停止制御テーブル)から、前記事前決定手段の決定結及び前記第1の可変表示部における表示結果対応する制御パターンを一意に選択する一部変動時制御パターン選択手段(ステップS804)を含み、
前記第1の可変表示部に既に表示結果が導出され、且つ前記第2の可変表示部に表示結果が導出されていない状況において、該第2の可変表示部に対応する導出操作手段が操作されたときに、前記一部変動時制御パターン選択手段により該第2の可変表示部について前記事前決定手段の決定結果及び前記第1の可変表示部における表示結果に対応して一意に選択された制御パターンにおいて、該導出操作手段の操作時点の前記導出操作時ステップ数に対して一意特定する表示結果を、該第2の可変表示部における表示結果として導出する制御を行うものとすることもできる(ステップS814)。
れらの場合においては、第1の可変表示に既に表示結果が導出されており、第2の可変表示に未だ表示結果が導出されていない状況において、第2の可変表示について、導出操作手段が操作された時点のステッピングモータのステップ数に対して導出される表示結果を一意に特定する複数の制御パターンから、事前決定手段の決定結及び第1の可変表示の表示結果(或いは、第1の可変表示部において対応する導出操作手段が操作されたときのステップ数)対応する制御パターンが一意選択され、第2の可変表示に表示結果を導出する制御が行われる。すなわち事前決定手段の決定結及び第1の可変表示の表示結果(或いは、第1の可変表示部において対応する導出操作手段が操作されたときのステップ数)対して適用される制御パターンが1つしかない。このため、複数の制御パターンからいずれか1つの制御パターンをさらに選択する必要がなく、可変表示の表示結果を導出する際の制御を複雑化することがない。
上記特定のスロットマシンにおいて、
前記事前決定手段は、前記入賞表示結果組合せとして、前記特定遊技状態とは異なる通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態への移行を伴う特別表示結果組合せ(レギュラーボーナス、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2))の導出を許容するか否かを決定し、
前記範囲特定データ記憶手段は、前記範囲特定データとして、前記判定用数値データが含まれていると判定されたときに前記事前決定手段が前記特別表示結果組合せと前記再遊技表示結果組合せを含む前記特別表示結果組合せ以外の入賞表示結果組合せである非特別表示結果組合せとの両方の導出を許容する旨が決定される判定値の範囲を特定する重複範囲特定データ(レギュラーボーナス+チェリー、ビッグボーナス(1)+チェリー、ビッグボーナス(2)+チェリー)を記憶していてもよい。この場合において、
前記事前決定手段は、前記判定領域に入力された判定用数値データが前記重複範囲特定データにより特定される判定値の範囲に含まれるときに、前記特別表示結果組合せの導出の許容と前記非特別表示結果組合せの導出の許容の両方を決定するものとすることができる。
この場合には、特別表示結果組合せの導出を許容する旨を決定することと非特別表示結果組合せの導出を許容する旨を決定することとを、判定領域に入力された判定用数値データが重複範囲特定データにより特定される判定値の範囲に含まれるか否かの1回の判断だけで行えるようになる。
上記特定のスロットマシンにおいて、
前記事前決定手段は、前記入賞表示結果組合せとして、前記特定遊技状態とは異なる通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態への移行を伴う特別表示結果組合せ(レギュラーボーナス、ビッグボーナス(1)、ビッグボーナス(2))の導出を許容するか否かを決定するものとしてもよい。この場合において、
上記スロットマシンは、
前記複数の可変表示部の表示結果の組合せとして前記特別表示結果組合せが導出されたときに、前記特別遊技状態に遊技状態を制御する特別遊技状態制御手段(ステップS808、S810、S812)と、
前記特別表示結果組合せの導出を許容する旨の決定に基づいて該特別表示結果組合せが導出されるまで、特別表示結果組合せの導出を許容する旨の決定を持ち越させる特別決定持越手段(ステップS916(レギュラーボーナス当選フラグ、ビッグボーナス(1)当選フラグ及びビッグボーナス(2)当選フラグは消去しない))をさらに備えるものとしてもよい。ここで、
前記範囲特定データ記憶手段は、
前記範囲特定データとして、前記事前決定手段が前記特別表示結果組合せの導出を許容する旨を決定する判定値の範囲が特定可能となるように定められた特別範囲特定データを記憶する特別範囲特定データ記憶手段(図20:ボーナステーブル)と、
前記範囲特定データとして、前記事前決定手段が前記第1再遊技表示結果組合せ及び前記第2再遊技表示結果組合せを含む前記特別表示結果組合せ以外の入賞表示結果組合せである非特別表示結果組合せの導出を許容する旨を決定する判定値の範囲が入賞表示結果組合せの種類毎に特定可能となるように定められた非特別範囲特定データであって、前記非特別表示結果組合せを導出する旨を決定する判定値の範囲の少なくとも一部が前記特別範囲特定データにより特定される判定値の範囲に含まれる非特別範囲特定データを記憶する非特別範囲特定データ記憶手段(図20:小役テーブル)とを含むものとすることができ、
前記事前決定手段は、
前記特別決定持越手段により前記特別表示結果組合せの導出を許容する旨の決定が持ち越されていないことを条件として(ステップS1109(NO))、前記判定用数値データが前記特別範囲特定データ記憶手段に記憶された特別範囲特定データにより特定される判定値の範囲に含まれるか否かを判定することにより、前記特別表示結果組合せの導出を許容するか否かを決定する特別決定手段(ステップS1110〜S1113)と、
前記特別決定持越手段により前記特別表示結果組合せの導出を許容する旨の決定が持ち越されているか否かに関わらず(ステップS1109のような判定ステップはなし)、前記判定用数値データ前記非特別範囲特定データ記憶手段に記憶された非特別範囲特定データにより特定される判定値の範囲に含まれるか否かを判定することにより、前記非特別表示結果組合せの導出を許容するか否かを決定する非特別決定手段(ステップS1104〜S1107)とを含むものとすることができる。
この場合には、特別表示結果組合せの導出を許容する旨の決定が持ち越されているかどうかによって事前決定手段が決定を行う際の処理を基本的に変える必要がなく、入賞表示結果組合せの導出を許容するか否かの決定を効率よく行うことができる。また、特別表示結果組合せの導出を許容する旨の決定が持ち越されているときには、特別決定手段による決定を行わなくても済むので、処理が簡便化されることとなる。
従来、スロットマシンにおけるデータ記憶手段(RAM)に記憶されているデータが壊れていたことで遊技の進行が不能となった状態は、所定のリセット操作によりデータ記憶手段内のデータが初期化された上で解除され、遊技の進行を再開させるようになっていた。ここで、リセット操作によりデータ記憶手段内のデータを初期化した場合には、デフォルトの設定値(通常は、入賞表示結果組合せの導出を許容する旨が決定される確率が最も低い設定値)が自動的に選択されることとなっていた。このため、遊技店の側で意図していた確率で事前決定手段の決定が行われなくなってしまうことがあり、特に確率の最も低い設定値に自動選択された場合には、遊技者の不利益が大きくなってしまうという問題があった。
これに対して、データ記憶手段のデータが正常ではないときには、適正なゲームの進行ができなくなるのでゲームの進行を不能化させる。ここでのゲームの進行が不能な状態を解除するためには、データ記憶手段に記憶されたデータを初期化することが必要であるが、この場合は、設定値を示すデータも初期化されてしまう。もっとも、上記スロットマシンでは、データ記憶手段のデータが正常でないことに基づいてゲームの進行が不能となった状態は、設定操作手段の操作に基づいて新たに設定値が設定されなければ解除されることがない。このため、新たに設定された設定値に基づいてゲームが行われることが担保されるので、ゲームの公平性を図ることができる。
上記スロットマシンにおいて、
前記データ記憶手段に記憶されるゲームの進行を制御するためのデータは、前記設定値設定手段により設定された設定値を示す設定値データを含み、
前記事前決定手段は、前記入賞表示結果の導出を許容するか否かの決定を行う際に、前記データ記憶手段に記憶されている設定値データを読み出し、該読み出した設定値データが示す設定値が前記設定値設定手段により設定可能な設定値を示す適正なデータであるか否かを判定する設定値データ判定手段(ステップS501、S502、S1101、S1102)を含んでいてもよい。ここで、
前記不能化手段は、前記設定値データ判定手段により前記データ記憶手段から読み出した設定値データが適正なデータではないと判定されたときにも、ゲームの進行を不能化することができる(ステップS502(NO)、S1102(NO)、ステップS301)。
ここでは、事前決定手段により決定を行う際にもデータ記憶手段に記憶された設定値データを読み出し、設定値が適正であるかどうかを判定する。設定値が適正でなければ、適正なゲームの進行ができなくなるのでゲームの進行を不能化させる。ここで、データ記憶手段に記憶された設定値が適正な範囲にないことに基づいてゲームの進行が不能となった状態は、設定操作手段の操作に基づいて新たに設定値が設定されなければ解除されることがない。このため、新たに設定された設定値に基づいてゲームが行われることが担保されるので、ゲームの公平性を図ることができる。
上記スロットマシンは、
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路(パルス発生回路115a)と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路(下位カウンタ115b、上位カウンタ115c)と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路(サンプリング回路116)と、
予め定められた特定領域(汎用レジスタ111GR)に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの数値データとして入力する入力手段(ステップS602)と、
前記特定領域に入力されたnビットの数値データのうちの特定のビットのデータと、該数値データのうちの他のビットのデータを入れ替えて、該入れ替えを行ったnビットの入替数値データを、定用数値データ(内部抽選用の乱数)として予め定められた判定領域(汎用レジスタ111GR)に入力する数値データ入力手段(ステップS603〜S605)とを備え、
前記事前決定手段は、前記判定領域に入力された判定用数値データが、導出を許容する旨の決定を行う単位毎に予め定められた複数種類の判定値の範囲のいずれに含まれているかを判定することにより、該判定用数値データが含まれると判定された判定値の範囲に対応した入賞表示結果組合せの導出を許容する旨を決定することができる。
ここでは、カウンタ回路から抽出したnビット配列のデータ信号に対応した数値データに対して、入替手段によって特定のビットのデータと他のビットのデータを入れ替えた入替数値データを、判定用数値データとして入力するものとしている。このため、入賞表示結果組合せの導出を許容するか否かを決定するために用いる判定値をバラつかせなくても、その判定に用いる判定用数値データの周期性を失わせることができる。これにより、入賞表示結果組合せの種類毎に判定値の数を示す判定値データを用いることで入賞表示結果組合せの種類毎に判定値が固まってしまっても、遊技者による狙い打ちの防止を図ることができるようになる。また、特定のビットの入れ替えだけで、入力手段が入力した数値データの周期性を失わせることができ、特別な回路を設けることなく、処理負荷がそれほど大きくならない。
上記スロットマシンは、また、
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路(パルス発生回路115a)と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路(下位カウンタ115b、上位カウンタ115c)と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路(サンプリング回路116)と、
予め定められた特定領域(汎用レジスタ111GR)に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段(ステップS602)と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する数値更新手段(リフレッシュレジスタ111R)と、
前記所定の抽出条件が成立することにより、前記数値更新手段が更新する第2の数値データを抽出する数値抽出手段(図22)と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算を行う演算手段(図22)と
前記前記演算手段による演算後の上位kビットと前記下位jビットからなる演算結果数値データを、定用数値データ(内部抽選用の乱数)として予め定められた判定領域(汎用レジスタ111GR)に入力する数値データ入力手段(図22)とを備え、
前記事前決定手段は、前記判定領域に入力された判定用数値データが、導出を許容する旨の決定を行う単位毎に予め定められた複数種類の判定値の範囲のいずれに含まれているかを判定することにより、該判定用数値データが含まれると判定された判定値の範囲に対応した入賞表示結果組合せの導出を許容する旨を決定することができる。
このため、入賞表示結果組合せの導出を許容するか否かを決定するために用いる判定値をバラつかせなくても、その判定に用いる判定用数値データの周期性を失わせることができる。これにより、入賞表示結果組合せの種類毎に判定値の数を示す判定値データを用いることで入賞表示結果組合せの種類毎に判定値が固まってしまっても、遊技者による狙い打ちの防止を図ることができるようになる。また、数値更新手段からの第2の数値データの抽出と上位kビットに対する演算だけで、入力手段が入力した第1の数値データの周期性を失わせることができ、特別な回路を設けることなく、処理負荷がそれほど大きくならない。
上記スロットマシンは、また、
所定周波数のパルス信号を発生するパルス発生回路(パルス発生回路115a)と、
nビット(nは2以上の整数)配列のデータ信号を、前記パルス発生回路からパルス信号が入力されるごとに最下位ビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転するとともに、下位からm−1番目(mは2以上の整数:m≦n)のビットのレベルが第1レベルから第2レベルに反転されるごとに下位からm番目のビットのレベルを第1レベルと第2レベルとで交互に反転して出力するカウンタ回路(下位カウンタ115b、上位カウンタ115c)と、
遊技者の操作に起因する所定の抽出条件が成立することにより、前記カウンタ回路が出力しているnビット配列のデータ信号をラッチし、ラッチしたnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなく出力するラッチ回路(サンプリング回路116)と、
予め定められた特定領域(汎用レジスタ111GR)に、前記ラッチ回路が出力したnビット配列のデータ信号をビット配列順を変えることなくnビットの第1の数値データとして入力する入力手段(ステップS602)と、
所定のタイミングで第2の数値データを更新する第1の数値更新手段(リフレッシュレジスタ111R)と、
所定のタイミングで前記第2の数値データとは異なる第3の数値データを更新する第2の数値更新手段(リフレッシュレジスタ111R)と、
予め定められた抽出条件が成立することにより、前記第1の数値更新手段から第2の数値データを抽出する第1の数値抽出手段(図23)と、
所定の抽出条件が成立することにより、前記第2の数値更新手段から第3の数値データを抽出する第2の数値抽出手段(図23)と、
上位kビット(kは自然数:k<n)と下位jビット(j=n−k)の第1の数値データにおける上位kビットに対して前記第1の数値抽出手段が抽出した第2の数値データを用いて所定の演算を行い、下位jビットに対して前記第2の数値抽出手段が抽出した第3の数値データを用いて所定の演算を行う演算手段(図23)と
前記演算手段による演算後の上位kビットと該演算後の下位jビットからなる演算結果数値データを、定用数値データ(内部抽選用の乱数)として予め定められた判定領域(汎用レジスタ111GR)に入力する数値データ入力手段(図23)とを備え、
前記事前決定手段は、前記判定領域に入力された判定用数値データが、導出を許容する旨の決定を行う単位毎に予め定められた複数種類の判定値の範囲のいずれに含まれているかを判定することにより、該判定用数値データが含まれると判定された判定値の範囲に対応した入賞表示結果組合せの導出を許容する旨を決定することができる。
このため、入賞表示結果組合せの導出を許容するか否かを決定するために用いる判定値をバラつかせなくても、その判定に用いる判定用数値データの周期性を失わせることができる。これにより、入賞表示結果組合せの種類毎に判定値の数を示す判定値データを用いることで入賞表示結果組合せの種類毎に判定値が固まってしまっても、遊技者による狙い打ちの防止を図ることができるようになる。また、第1、第2の数値更新手段からの第2、第3の数値データの抽出と上位kビット及び下位jビットに対する演算だけで、入力手段が入力した第1の数値データの周期性を失わせることができ、特別な回路を設けることなく、処理負荷がそれほど大きくならない。
電源基板100は、後述する内部抽選への当選確率を設定し、これに基づいて算出されるメダルの払出率の設定値(設定1〜設定6)を変更するための設定スイッチ91、設定スイッチ91を操作有効とする設定キースイッチ92、内部状態(RAM112)をリセットする第2リセットスイッチ93、及び電源のON/OFF切り替えを行うメインスイッチ94にもそれぞれ接続されおり、これらのスイッチの検出信号を遊技制御基板101へと送る。これらのスイッチ91〜94は、スロットマシン1の内部に設けられている。
設定キースイッチ92をON状態として電源をONすると、設定値の変更操作が可能な設定変更モードなる。設定変更モードにおいて、設定スイッチ91が操作されると、設定値が1ずつ更新されていく(設定6からさらに操作されたときは、設定1に戻る)。そして、スタートレバー11が操作されてから設定キースイッチ92がOFFされると、変更後の確定した設定値が設定値ワーク112−4に記憶される。そして、遊技の進行が可能な状態に移行する。
また、ステップS103において設定キースイッチ92がONの状態であれば、スタック領域112−6のうち使用中の領域を除いてRAM112に格納されているデータを全て初期化(設定値ワーク112−4以外は0、設定値ワーク112−4はに書き換える)し(ステップS109)、割込禁止を解除して(ステップS110)、図11に示す設定変更処理に移行する(ステップS111)。そして、設定変更処理の終了後、遊技の進行が可能な状態となってゲーム制御処理に移行する。
以上のように遊技の進行が可能な状態となると、スロットマシン1においてゲームの処理が1ゲームずつ繰り返して行われることとなる。以下、スロットマシン1における各ゲームついて説明する。なお、スロットマシン1における“ゲーム”とは、狭義には、スタートレバー11の操作からリール3L、3C、3Rを停止するまでをいうものであるが、ゲームを行う際には、スタートレバー11の操作前の賭け数の設定や、リール3L、3C、3Rの停止後にメダルの払い出しや遊技状態の移行も行われるので、これらの付随的な処理も広義には“ゲーム”に含まれるものとする。なお、遊技制御基板101から演出制御基板102へのコマンドの送信は、本発明の説明に必要なものだけを説明し、そうでないコマンドの送信については、説明を省略する。
次に、1枚BETボタン14またはMAXBETボタン15を操作することにより、或いはメダル投入口13からメダルを投入することにより賭け数を設定し、スタートレバー11を操作することにより当該ゲームの実質的な開始を指示するBET処理を行う(ステップS402)。ここで、遊技状態がレギュラーボーナス(ビッグボーナス中に提供された場合を含む)にあるときには、賭け数として1が設定されると(これより大きな賭け数は設定されない)、スタートレバー11が操作有効となる。それ以外の遊技状態にあるときには、賭け数として3が設定された後、スタートレバー11が操作有効となる。また、前のゲームでリプレイ入賞していた場合には、リプレイゲーム中フラグにより前のゲームと同じ賭け数(この実施の形態では3)が自動設定され(この段階でリプレイゲーム中フラグが消去される)、そのままスタートレバー11が操作有効となる。
抽選処理が終了すると、次にリール回転処理が行われる(ステップS404)。リール回転処理では、前回のゲームでのリール3L、3C、3Rの回転開始から1ゲームタイマが計時する時間が所定時間(例えば、4.1秒)経過していることを条件に、リールモータ3ML、3MC、3MRを駆動させ、左、中、右の全てのリール3L、3C、3Rを回転開始させる。リール3L、3C、3Rの回転開始から所定の条件(回転速度が一定速度に達した後、リールセンサ3SL、3SC、3SRにより基準位置を検出すること)が成立すると、停止ボタン12L、12C、12Rを操作有効とする。その後、停止ボタン12L、12C、12Rが遊技者によって操作されることにより、当選フラグの設定状況に応じてリールモータ3ML、3MC、3MRを駆動停止させ、リール3L、3C、3Rの回転を停止させる。なお、リール回転処理の詳細については後述する。
受信したコマンドの種類がステップS818で送信された入賞情報コマンドであった場合には、受信した入賞情報コマンドが示す入賞情報をRAM122に保存する(ステップS1012)。ここで、何らかの役の入賞が発生していた場合には、当該入賞した役の種類に応じた態様で晶表示器4に画像を表示し、スピーカ7L、7R、7Uから音声を出力させ、遊技効果LED75A〜75Mを点灯させ、リールランプ3LPを点灯させるなど、入賞した役の種類に応じて定められた演出を実行する(ステップS1013)。
なお、遊技状態が第1RTまたは第2RTにあるときにも、通常の遊技状態の場合と同じ手法により内部抽選が行われるが、第1RTにおいて用いられる小役テーブルでは、通常の遊技状態の小役テーブルでハズレとなっている範囲であってボーナステーブルでハズレとなっている範囲に重複する範囲に、リプレイBに当選となる判定値の範囲が含まれる。第2RTにおいて用いられる小役テーブルでは、リプレイAに当選となる判定値の範囲は、通常の遊技状態小役テーブルでハズレとなっている範囲であってボーナステーブルでハズレとなっている範囲に重複する範囲まで広がっている。ボーナステーブルは、通常の遊技状態、第1RT、第2RTで共通して用いられる。

Claims (1)

  1. 各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を複数備え、
    前記可変表示部を変動表示した後、前記可変表示部の変動表示を停止することで表示結果導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せに応じて入賞が発生可能であるスロットマシンにおいて、
    所定の設定操作手段の操作に基づいて、遊技者にとっての有利度が異なる複数種類の設定値のうちから、いずれかの設定値を選択して設定する設定値設定手段と、
    ゲームの進行を制御するためのデータを読み出し及び書き込み可能に記憶するデータ記憶手段と、
    前記データ記憶手段に記憶されているデータが正常か否かを判定する記憶データ判定手段と、
    前記記憶データ判定手段により前記データ記憶手段に記憶されているデータが正常ではないと判定されたときに、ゲームの進行を不能化する不能化手段と、
    前記不能化手段により前記ゲームの進行が不能化された状態において、前記設定操作手段の操作に基づいて前記設定値設定手段により前記許容段階が新たに設定されたことを条件に、前記ゲームの進行が不能化された状態を解除し、ゲームの進行を可能とする不能化解除手段と、
    遊技者が表示結果を導出させるために操作する導出操作手段と、
    前記導出操作手段の操作と前記事前決定手段の決定結果に応じて変表示部に表示結果を導出する導出制御手段と備え、
    前記導出制御手段は、前記複数の可変表示部のうち第1の可変表示部に既に表示結果が導出されており、且つ第2の可変表示部に表示結果が導出されていない状況において、該第2の可変表示部に対応する導出操作手段が操作された時点における該第2の可変表示部の変動位置である導出操作時変動位置に対して一意に特定する表示結果を、該第2の可変表示部における表示結果として導出する制御を行う特定導出制御手段を含み、
    前記特定導出制御手段は、
    前記事前決定手段の決定結果が所定結果であるときにおいて、前記第1の可変表示部に導出されている表示結果が所定の表示結果であり、該第1の可変表示部に対応する導出操作手段が操作された時点における該第1の可変表示部の変動位置である既導出変動位置が第1の変動位置であるときに、前記第2の可変表示部について、前記導出操作時変動位置が特定変動位置であるときには特定の表示結果を導出する制御を行い、
    前記事前決定手段の決定結果が前記所定結果であるときにおいて、前記第1の可変表示部に導出されている表示結果が前記所定の表示結果であるが、該第1の可変表示部に対応する導出操作手段が操作された時点における前記既導出変動位置が第2の変動位置であるときに、前記第2の可変表示部について、前記導出操作時変動位置が前記特定変動位置であるときには前記特定の表示結果以外の表示結果を導出する制御を行い、
    前記複数の可変表示部の各々で変動表示される個々の識別情報には、当該識別情報が配された可変表示部の連続した複数の変動位置の範囲が対応しており、1の識別情報に対応した連続した複数の変動位置の範囲に対して同一の表示結果を特定する変動情報が該複数の可変表示部毎に定められており、
    前記導出制御手段は、前記導出操作手段が操作されたときに、該操作された可変表示部に対応する変動情報に基づいて、該操作された時点における変動位置が含まれる連続した複数の変動位置の範囲に対して定められた表示結果を導出する
    ことを特徴とするスロットマシン。
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