JP2014221099A - ゴルフティー - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部品点数、簡単な構造によりコストが低く、ボール打撃への影響を受けにくくすると共に耐久性を備えたゴルフティーを提供する。【解決手段】差込部10、バネ20、複数の嵌合リング30、載置台40及び蓋体50を含む。ゴルフクラブによって載置部40が打撃されると、載置台40がバネ20の上端を一方の側部に移動させる。また、バネ20は、下端が差込部10上に結合されているため、打撃方向に湾曲する。その後、バネ20の弾力と、複数の嵌合リング30の位置規制作用と、により、直立状態に迅速に復帰する。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフティーの構造に関し、特に、構造が簡単で、製作及び組立てが簡単であり、コストを減少させることができ、構造強度及び弾性に優れるため、断裂又は分離しにくく、ボールを打撃する際の安定性を高め、操作及び使用に便利であるゴルフティーに関する。
従来のゴルフティーとしては、特許文献1に示すゴルフティーの自動復帰機構が挙げられる。特許文献1のゴルフティーは、差込部及び載置部を有する。差込部と載置部との間には、弾性部材が設けられる。差込部は、円錐状である上、3段の固定孔台を有する。載置部には、5段の貫通孔路が設けられる。弾性部材は、主バネ、弾性柱、弾性カバー、第2のバネ、ストッパカバー、リング及び固定カバーを有する。主バネ下端は、固定孔台中に固着される。主バネと弾性柱上端は、貫通孔路の上段に固定される。弾性中下端のリングは、固定孔台中をスライドすることができる。以上の構造により、載置部は、ゴルフクラブに打撃されると、差込部と接する部分から離脱し、打撃方向に沿って湾曲する。次に、弾性部材が載置部を引き戻して復帰させ、差込部上に直立させる。しかし、特許文献1のゴルフティーは、部材が非常に多い上、構造が複雑であるため、製作及び組立てが面倒で不便であり、特に、コストが非常に高い。また、載置部がゴルフクラブに打撃されると、主バネが差込部付近で鈍角状に不自然に湾曲する。この鈍角状の湾曲により、ゴルフクラブの打撃力を除去しにくく、応力が集中して主バネの使用寿命が短くなる。また、載置部の揺動が不自然となり、ゴルフボールを打撃する際の安定性が影響を受ける。特に、湾曲変形部位が低すぎる上、鈍角状に湾曲するため、載置部が揺動する際、主バネには、湾曲部分を支点として大きな梃の作用による引張力が発生する。このため、差込部が地面から引き抜かれたり、主バネが載置部から分離したりし、使用上不便である。
他の従来のゴルフティーとしては、特許文献2の長さを調整可能なゴルフティーが挙げられる。特許文献2のゴルフティーは、主に、ロッド体上部にゴルフボールを載置する載置部が設けられ、ロッド体下部に地面に挿入する差込部が設けられ、載置部下方に固定台が設置される。差込部は、固定台の貫通孔内を貫通する。固定台と載置部との間には、複数のパッドが設けられる。パッドは、差込部上の固定台の位置を調整するために用いられる。これにより、ユーザ及び必要な高さに応じてゴルフティーの高さを調整することができる。しかし、特許文献2のゴルフティーは、ゴルフクラブで打撃されると、差込部部分が断裂したり、地面から離脱して四方に飛散しやすいため、使用寿命が短く、四方に飛散したゴルフティーを探すのに時間が浪費されるという欠点を有する。特に、打撃抵抗力を除去できないため、ボールを打撃する際の安定性が著しく影響を受ける。
更にもう1つのゴルフティーとしては、特許文献3の可撓性を有する連結式ゴルフティーが挙げられる。特許文献3のゴルフティーは、固定支持ロッド、弾性ロッド、複数の固定接続カバー及び接続部材から構成される。弾性ロッドは、可撓性材料からなるT字形のロッド体である。弾性ロッドの上部には、複数の固定接続カバーが嵌設され、弾性ロッドの下端には、固定支持ロッド上に結合するために用いられる接続部材が接続される。以上の構造により、ゴルフクラブに打撃されると、弾性ロッドが湾曲し、その後、複数の密接して配列する固定接続カバーの反作用力により、湾曲した弾性ロッドが直立した状態に復帰する。しかし、ゴルフクラブでゴルフボールを打撃する際、ゴルフクラブが弾性ロッド上端の載置部を打撃する力が非常に大きいため、大きな衝撃力によって可撓性材料からなる弾性ロッドが断裂して四方に飛散する虞がある。特に、弾性ロッド上に嵌設される複数の固定接続カバーの接触部位が平面状に接触するため、ゴルフティーを地面に差し込む際、上端に掛かる圧力及び下端の地面の反作用力により、複数の固定接続カバーが側辺に偏移し、内部の弾性ロッドがねじれて変形しやすい。このため、地面に挿入させにくく、操作及び使用に不便である上、弾性ロッドが損傷を受け、構造強度が影響を受けやすい。
台湾実用新案公告第494785号 台湾発明公告第I329523号 台湾実用新案公告第M383431号
本発明の目的は、従来のゴルフティーにおける、部材が多く、構造が複雑であり、製作及び組立てが煩雑であり、コストが高く、使用寿命が短く、ボールを打撃する際の安定性が影響を受けやすく、操作及び使用に不便であり、構造強度に優れないために断裂しやすく、地面から離脱しやすく、四方に飛散しやすい問題を解決することができるゴルフティーを提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明のゴルフティーは、差込部、バネ、複数の嵌合リング、載置台及び蓋体を含む。差込部の上端は、固定部を有する。固定部の上面は、結合溝を有する。結合溝の開口部分は、孔径の大きな収容溝を有する。バネの下端部は、結合溝中に嵌合固定される。バネの上端部は、徐々に拡大したラッパ状の係合部を有する。複数の嵌合リングは、上下に貫通する嵌合孔を有し、バネ上に積層状に嵌設される。各嵌合リングの嵌合孔の上端開口部分は、孔径の大きな接合溝を有する。各嵌合リングの底部は、下方の嵌合リングの接合溝中に嵌入される外径の小さな嵌合部を有する。最下方の嵌合リングの嵌合部は、差込部の収容溝中に嵌入される。載置台の底部は、最上方の嵌合リングの接合溝中に嵌入される外径の小さな凸部を有する。載置台の上部は、ゴルフボールを載置することができる載置部を有する。載置台中は、上下に貫通し、ラッパ状の嵌入孔を有する。嵌入孔には、バネが上下に貫設される上、係合部が収容される。蓋体は、嵌入孔の上端開口を封止することができる。
本発明のゴルフティーは、従来のゴルフティーより部材が少ないうえ、構造を大幅に簡素化することができるため、製作及び組立てが簡単であり、コストを大幅に減少させることができる。特に、複数の嵌合リングを使用することにより、バネの揺動幅を限定及び制御することができるため、ゴルフクラブに打撃された際、バネの各部位が平均的に変形し、全体が円弧状に変形し、ゴルフクラブの打撃応力を平均的に分散及び除去することができる。これにより、従来の構造のように、一箇所が湾曲し、応力が集中する問題がないため、バネの使用寿命を大幅に延長させることができる上、ボールを打撃する際の安定性に対する影響を減少させることができる。特に、地面から容易に離脱したり、差込部からバネが分離したりするのを防止することができる。また、バネが好適な構造強度を有するため、断裂するのを防止することができる。また、複数の嵌合リングの嵌合部が接合溝に嵌合され、嵌合リングの嵌合部が差込部の収容溝に嵌合され、載置台の凸部が嵌合リングの接合溝に嵌合されることにより、ゴルフティーを地面に挿入した際、各部材の中心軸が互いに嵌合される構造によって偏移することなく一致した状態を維持することができる。このため、差込部を地面に簡単に挿入することができるため、操作及び使用に便利である。また、長さの異なるバネを使用し、嵌合リングの数を増減させることにより、各種の様々な高さのゴルフティーを簡単に組立てることができ、他の部材を変更する必要がないため、製造コストを大幅に減少させることができる。
本発明の一実施形態によるゴルフティーを示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態によるゴルフティーを示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるゴルフティーを示す断面図である。 本発明の一実施形態によるゴルフティーが湾曲した状態示す断面図である。 本発明の他の実施形態によるゴルフティーを示す斜視図である。
図1〜図3を参照する。図1〜図3に示すように、本発明の一実施形態によるゴルフティーは、差込部10、バネ20、複数の嵌合リング30、載置台40及び蓋体50を含む。
差込部10の上端は、外径の大きな固定部11を有する。固定部11の上面は、結合溝12を有する。結合溝12の開口部分は、孔径の大きな収容溝13を有する。
バネ20の下端部は、結合溝12中に嵌合固定される。バネ20の上端部は、徐々に拡大したラッパ状の係合部21を有する。
複数の嵌合リング30は、上下に貫通する嵌合孔31を有し、バネ20上に積層状に嵌設される。各嵌合リング30の嵌合孔31の上端開口部分は、孔径の大きな接合溝32を有する。各嵌合リング30の底部は、下方の嵌合リング30の接合溝32中に嵌合される外径の小さな嵌合部33を有する。嵌合部33の外周面下半部は、錐面状を呈する。最下方の嵌合リング30の嵌合部33は、差込部10の収容溝13中に嵌入される。本発明中、複数の嵌合リング30は、様々な色を有し、組立てられて積層されることにより、好適な視覚効果を形成し、質感を高めることができる。
載置台40の底部は、最上方の嵌合リング30の接合溝32中に嵌入される外径の小さな凸部41を有する。凸部41の外周面下半部は、錐面状を呈する。載置台40の上部は、載置部42を有する。載置部42は、載置台40の上面から一体に延伸する上、環状に配列する複数の支持柱43を含む。複数の支持柱43の上端には、ゴルフボール60が載置される。載置台40中は、上下に貫通し、ラッパ状の嵌入孔44を有する。嵌入孔44には、バネ20が上下に貫設される上、係合部21が収容される。嵌入孔44の孔壁の上端縁は、凸縁45を有する。
蓋体50は、嵌入孔44の上端開口を封止することができる。蓋体50の周面は、凸縁45下方まで延伸する環状凸部51を有する。蓋体50の底面は、バネ20の上端部が収容される凹溝52を有する。
図3及び図4を参照する。図3及び図4に示すように、ゴルフクラブによって載置部40が打撃されると、載置台40がバネ20の上端を一方の側部に移動させる。また、バネ20は、下端が差込部10上に結合されているため、打撃方向に湾曲する。その後、バネ20の弾力と、複数の嵌合リング30の位置規制作用と、により、直立状態に迅速に復帰する。
図5を参照する。図5は、本発明の他の実施形態によるゴルフティーを示す分解斜視図である。図5に示すように、本実施形態によるゴルフティーの構造は、上述の実施形態と略同一である。本実施形態の載置部42は、載置台40の上面に一体に設けられる上、環状に配列する複数の支持凸部46を含む。複数の支持凸部46上には、ゴルフボール60を載置することができる。
本発明のゴルフティーは、上述の特殊構造を有するため、実際に製作して使用した場合、以下(1)〜(5)に示す長所を有する。
(1)少数の部材から構成される上、構造が大幅に簡素化されているため、製作及び組立てが簡単であり、コストを大幅に減少させることができる。
(2)複数の嵌合リング30を積層して嵌設することにより、バネ20の揺動幅を有効に限定及び制御することができるため、ゴルフクラブに打撃された際、嵌合リング30による位置規制により、バネ20の各部位が平均的に変形し、全体が円弧状に変形し、ゴルフクラブの打撃応力を平均的に分散及び除去することができる。これにより、従来の構造のように、応力が集中する問題がないため、バネ20の使用寿命を大幅に延長させることができる上、ボールを打撃する際の安定性に対する影響を減少させることができる。特に、地面から容易に離脱したり、差込部10からバネ20が分離したりするのを防止することができる。
(3)バネ20が好適な構造強度及び弾性変形能力を有するため、ゴルフクラブに打撃された際、断裂するのを防止することができる。
(4)複数の嵌合リング30の嵌合部33が接合溝32に嵌合され、嵌合リング30の嵌合部33が差込部10の収容溝13に嵌合され、載置台40の凸部41が嵌合リング30の接合溝32に嵌合されることにより、ゴルフティーを地面に挿入した際、各部材の中心軸が互いに嵌合される構造によって偏移することなく一致した状態を維持することができる。このため、差込部10を地面に容易に挿入することができるため、操作及び使用に便利である。
(5)長さの異なるバネ20を使用し、嵌合リング30の数を増減させることにより、各種の様々な高さのゴルフティーを簡単に組立てることができ、他の部材を変更する必要がないため、製造コストを大幅に減少させることができる。
上述の説明は、本発明の技術特徴を示す好適な実施形態を説明したものである。当業者は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において変更および修飾を行うことができ、これらの変更および修飾は、本発明の特許請求の範囲に含まれる。
10 差込部
11 固定部
12 結合溝
13 収容溝
20 バネ
21 係合部
30 嵌合リング
31 嵌合孔
32 接合溝
33 嵌合部
40 載置台
41 凸部
42 載置部
43 支持柱
44 嵌入孔
45 凸縁
46 支持凸部
50 蓋体
51 環状凸部
52 凹溝
60 ゴルフボール

Claims (6)

  1. 差込部、バネ、複数の嵌合リング、載置台及び蓋体を備えるゴルフティーであって、
    前記差込部の上端は、固定部を有し、前記固定部の上面は、結合溝を有し、前記結合溝の開口部分は、孔径の大きな収容溝を有し、
    前記バネの下端部は、前記結合溝中に嵌合固定され、前記バネの上端部は、徐々に拡大したラッパ状の係合部を有し、
    前記複数の嵌合リングは、上下に貫通する嵌合孔を有し、前記バネ上に積層状に嵌設され、前記各嵌合リングの前記嵌合孔の上端開口部分は、孔径の大きな接合溝を有し、前記各嵌合リングの底部は、下方の前記嵌合リングの接合溝中に嵌合される外径の小さな嵌合部を有し、最下方の前記嵌合リングの嵌合部は、前記差込部の収容溝中に嵌合され、
    前記載置台の底部は、最上方の前記嵌合リングの接合溝中に嵌合される外径の小さな凸部を有し、前記載置台の上部は、ゴルフボールを載せることができる載置部を有し、前記載置台中は、上下に貫通し、ラッパ状の嵌入孔を有し、前記嵌入孔には、前記バネが上下に貫設される上、前記係合部が収容され、
    前記蓋体は、前記嵌入孔の上端開口を封止することができることを特徴とするゴルフティー。
  2. 前記嵌入孔の孔壁の上端縁は、凸縁を有し、前記蓋体の周面は、前記凸縁下方まで延伸する環状凸縁を有することを特徴とする請求項1に記載のゴルフティー。
  3. 前記蓋体の底面は、前記バネの上端部が収容される凹溝を有することを特徴とする請求項1に記載のゴルフティー。
  4. 前記各嵌合リングの嵌合部の外周面下半部は、錐面状を呈することを特徴とする請求項1に記載のゴルフティー。
  5. 前記載置台の凸部の外周面下半部は、錐面状を呈することを特徴とする請求項1に記載のゴルフティー。
  6. 前記複数の嵌合リングは、様々な色を有することを特徴とする請求項1に記載のゴルフティー。
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