JP2014219772A - 長期経営計画策定支援システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】利益計画表作成手段33が、貸借対照表情報に関するPL計画値と、利益情報に関する利益目標値に基づいて利益計画表を作成する。資金運用計画表作成手段37が、資金情報に関する資金計画値に基づいて資金運用計画表を作成する。比較貸借対照表作成手段38が、前記資金運用計画表と、直近のBS実績値に基づいて、期首、期中増減、期末からなる比較貸借対照表を作成する。長期事業構想書作成手段39が、前記利益計画表と前記比較貸借対照表と前記資金運用計画表とから、複数年の事業計画、利益計画を含む長期事業構想書を作成する。
【選択図】図3
Description
前記資金計画値と前記BS実績値に基づいて、各勘定科目が固定資金の使途および源泉、運転資金の使途および源泉のブロックに分類され、各勘定科目に前記資金目安額及び前記資金計画値が表示された資金運用計画表を作成する資金運用計画作成手段も備えている。
まず、すべての基になる利益計画表を作成する。利益計画表50は、すべての経営計画の基になる表であって、この表を用いていろいろな状況を予測、検討、熟慮しながら、各科目の数値を入れ替え、シミュレーションを行う。なお、この表に示されている数字は、表の内容を説明するために便宜上表示されているだけであり、数字自体に特に意味は持たない。このことは他のすべての表についても同様であり、各表中の数字はそれぞれ各表のみ説明するための数字である。したがって、例えば関連付けられた2つの表の数字が、本図面においては関連付けられた数字となっているとは限らない。
経常利益84の金額は会社の目標を入力する。本利益計画では、はじめに利益目標を定め、その利益を上げるのに必要な売上を計算し、人件費等を描き出して作成する。
支払利息、割引料、社債利息、軽微な損失など、金融活動に伴う営業外費用83を入力する。来期の金額がわかっているのであれば、その金額を入力するが、分からない場合は今期の実績を入力する。
受取利息、受取配当金による収入など、主に金融活動による営業外収益82を入力する。後に資金運用をした結果を見て、次の検討をする時に金額を修正する。来期の金額がわかっているのであれば、その金額を入力するが、分からない場合は今期の実績を入力する。
固定資産を段階的に費用化するための減価償却費59を入力する。資産を利用できる年数を予測し、年度ごとに合理的な計算方法に基づいて費用配分する。例えば、今期の金額(決算書の金額)をそのまま使うか、または、有形固定資産総額の15%を計上する。
最初は今期の実績、もしくは、目標とする粗利益率54を入力する。この粗利益率から来期の目標が決定される。
今期の実績、もしくは見通しの金額を直近売上51として入力する。
次に、利益計画表50の人件費明細86のブロックの項目を入力する。具体的には、「社員・フルパート」86C、「パート・アルバイト」86D、「派遣社員・契約社員」86Eの単価86Aおよび人数86Bを入力する。
続けて、経費57Aに関連する金額を入力する。例えば、今期の10%アップ程を見込んだ額を入力する。
次に、販売促進費58Aに関連する金額を入力する。販売促進費58Aのブロックにある開拓手数料58Bは、人件費明細のブロック開拓手数料86Fから自動計算されるので入力する必要はない。
1)仮に、売上が前年(今期)と同じだったら、これだけ(「経常利益」の額)の赤字(もしくは売上減)になる。
2)この時の「労働分配率」が、自社の限界労働分配率(この数値に近づいたら危ない)だということ
図6は、本実施形態の短期計画表60を示す図である。短期計画表60には、今期売上(ここでは、第10期とする)61、来期売上(ここでは、第11期とする)62、人件費64A、役員報酬64B、経費64C、販売促進費64D、減価償却費64E、営業外収益65A、営業外費用65B、経常利益66、特別利益・除却益67A、特別損失・除却損67B、人員68の項目が設けられており、利益計画表50から転記される。
まず、資金運用シミュレーションを行う上での情報源となる貸借対照表のデータを入力する。直近の貸借対照表のデータを入力すればよいが、期中に作成している場合は、作成時点のデータを入力してもよい。本実施形態では、第10期の期中に作成しているとする。
、その他無形、投資有価証券、敷金・保証金、長期貸付金等の勘定科目が設けられている。
続いて、貸借対照表90を作成する。貸借対照表90はBS勘定科目表70と関連付けられており、BS勘定科目表70の内容に基づいて自動的に作成される。
一致していない場合は、金額が一致していない旨のメッセージが表示され、BS勘定科目表70に入力した金額をもう一度確認できるようになっている。この場合は、確認後、現時点のBS実績値を入力する。なお、本実施形態では、BS勘定目表と貸借対照表の2つの表を設けているが、貸借対照表のみを設けることもできる。その場合は、利用者は、BS勘定目表に入力した場合と同様に、貸借対照表に入力することとなる。
次に、資金運用計画表100を用いた資金運用シミュレーションについて説明する。まず、本資金運用シミュレーションの考え方について説明する。このシミュレーションの大前提は、期末に現金流動預金をどの程度確保しておくかを考え、その運用を検討していくものである。そして、その最終段階では「借入れが可能なのか」が、わかるようになっている。即ち、「会社の総資産を増やしていくために、資金をどのように運用していくかの計画」を明確にすることができる。
(期首売掛金残高×成長率)−期首売掛金残高=目安
1・・・方針続行の場合は、「目安」と同額を「運用」に入力していく。
2・・・現状維持の場合は、「目安」の金額を無視して「運用」にはゼロを入力する。
3・・・方針変更の場合は、
1)増加させる時は、「目安」よりも大きな金額を「運用」に入力する。
2)減少させる時は、「目安」よりも小さな金額(マイナスの金額にする場合もある)を「運用」に入力する。
利用者は、まず、資金運用計画表100の今期売上101や来期売上102が、前記短期計画表から正しく転記されてきているかどうか、確認する。今期売上101や来期売上102を修正したい場合は、直接データを入力することも可能である。今期売上、来期売上を修正すると、それに合わせて成長率103が再計算される。
資金運用計画表100の一部には、減価償却費率111、長借返済年数112、社債償還年数113、借入目安114といった項目が設けられており、自社の現状に合わせて入力できるようになっている。(図11参照)
社債償還年数113欄には、借入社債の償還年数を入力する。初期設定では、10年に設定してあるが、残り償還年数が6年の場合は、6と入力する。
図12は、図10に示す資金運用計画表の中の「固定資金の使途」に関するブロック100Aを示している。「固定資金の使途」とは、固定資金関係で必要な資金のことである。
次に、「固定資金の源泉」に入力する。図13は、図10に示す資金運用計画表の中の固定資金の源泉に関するブロック100Bを示している。「固定資金の源泉」は、先に入力した「固定資金の使途」の分を、どうやってまかなっていくかを示す項目である。
)×100)によって変わる。
割引手形に掛ける割引手形倍率(図11中では「0.5」)は「割引の時、どのくらい銀行からの担保に該当するのか」の倍率である。これはメイン銀行に尋ねて書き換えることもできる。
図14は、図10に示す資金運用計画表の中の運転資金の使途に関するブロック100Cを示している。「運転資金の使途」では、必要な運転資金を検討する。「運転資金の使途」には、「1.固定預金増加」141、「2.受取手形増加」142、「3.売掛金増加」143、「4.棚卸し増加」144、「5.仮払消費税」145、「6.未収入金増加」146、「7.有価証券増加」147、「8.その他の流動」148、「9.短期借入金返済」149の勘定科目が設けられている。これらの勘定科目の運用欄に、計画する予定額を入力する。
この計算式のように固定預金増加141の目安額は、「固定資金の源泉」の目標の預貸率(預貸率の運用の数値)によって変化する。
図15は、図10に示す資金運用計画表の中の運転資金の源泉に関するブロック100Dを示している。「運転資金の源泉」では、「必要な運転資金」を、どのようにして調達していくかを検討していく。
「固定資金の使途」「固定資金の源泉」「運転資金の使途」「運転資金の源泉」で入力していった数値は、比較貸借対照表の期中増減に転記され、自動計算されていく。
比較貸借対照表160には、流動資産として、現金、普通預金、当座預金、固定預金、受取手形、売掛金、棚卸資産、予定納税、仮払消費税、未収入金、有価証券等の勘定科目が設けられている。
比較貸借対照表160には、固定資産として、建物、機械、車輌、備品、建設仮勘定、リース資産、土地、ソフトウェア
、その他無形、投資有価証券、敷金・保証金、長期貸付金等の勘定科目が設けられている。
比較貸借対照表160には、流動負債として、支払手形、買掛金、仮受(未払)消費税、割引手形、短期借入金、その他の負債、預かり金、納税引当金、引当金(賞・給・他) の勘定科目が設けられている。
比較貸借対照表160には、固定負債として、長期借入金、未払分割金、社債、リース負債の勘定科目が設けられている。
比較貸借対照表160には、純資産として、資本金、資本余剰金、利益準備金、内部留保、当期損失、当期利益、評価・換算差額、新株予約権の勘定科目が設けられている。
以下、長期事業構想書200の作成について説明する。図20は、本実施形態の長期事業構想書を示す。長期事業構想書200は、事業計画201、事業成長率202、利益計画203、損益分岐点204、要員計画205、設備計画206、施設計画207、資本金208、生産性209のブロックに分類されている。
図21は、本実施形態の長期事業構想書の当期(来期)と1期の利益計画のブロックを示している。利益計画203のブロックには、利益計画表と同じ項目、すなわち総売上高203A、総仕入203B、粗利益率203C、粗利益203D、人件費203E、経費203F、販売促進費203G、減価償却費203H、営業利益203I、営業外収益203J、営業外費用203K、経常利益203L、特別利益203M、特別損失203N、
税引き前当期利益203Oの項目が設けられている。各項目には目安欄と、計画欄と、売上高に対する割合が設けられている。
1)粗利益率
粗利益率203Cの目安213Cには、「経常利益+営業外費用−営業外収益+経費(人件費、経費、販売促進費、減価償却費)合計」で算出された「粗利益」を売上高で割った値が表示されている。粗利益率203Cは、この時点では目安と同じものを入力する。
利益計画203の経常利益203Lには、目安額213Cを参考にして入力する。
次期(12期)の営業外費用203Kと営業外収益203Jに、データを入力すると、「いくら営業利益が必要か」が逆算されて、12期の営業利益203Iの欄に、金額が表示される。
利益計画203の減価償却費203Hに、減価償却費の見込みを入力する。例えば、有形固定資産の15.0%を入力する。ここでは、目安額の金額をそのまま入力しておく。減価償却費203Hを入力すると、内部経費の合計が表示される。また、総売上高203A、総仕入203B、粗利益203Dの計算も同時に行われる。
利益計画203の販売促進費203Gに、販売促進費の見込を入力する。入力金額は、目安額をそのまま使う。目安額に表示された金額は、「成長率」を基に計算された金額である。
利益計画203の経費203Fに、経費を入力する。入力金額の目安は、次の3つである。まず「当期」の10%増を入力する方法である。当期とは短期計画で決定した短期計画表60の今期計画の金額である。次に、「成長率」を基に計算された目安額をそのまま使う方法である。そして、目安と計画の成長率に合わせる方法である。すなわち、計画額に表示された成長率は、ここまで入力した金額を基に割り出された率である。経費203Fの金額をいろいろ変えて、目安と計画の成長率が同じ数値となる金額にする。
利益計画203の特別利益203Mに、特別利益・除却益を入力する。続いて利益計画203の 特別損失203Nの1期目に、特別損失・除却損を入力する。特別損失・除却損は、金額をマイナスの値で入力する。
図22は、本実施形態の長期事業構想書の当期(来期)と1期の事業計画のブロックを示している。事業計画201のブロックには、事業部ごとに、売上高201C、201Dおよび粗利益201Eの項目が設けられている。まず、事業計画201に表示されている事業名はダミーのものなので、事業名を自社のものに書き換える。当期(11期)の全事業の売上211Aおよび粗利益211Bは利益計画表から転記されているので、事業部ごとの当期の売上201A及び粗利益率201Fを振り分けて入力する。売上201Aと粗利益率201Fから当期(11期)の各事業の粗利益201Bが算出される。
1)伸びる事業を中心に、数字(金額)を入れていく。
2)売上の小さな事業でも、大きく飛躍が期待できる事業は、目安を無視して大きく伸ばした計画金額を入れていく。
3)事業が横バイのものは、横バイで入力する。
4)撤退の事業部門は、数字を下げていく。
5)事業部門を分割させる時は、新たな部門名を事業の新名称にする。
6)3期目ごろからは、新規事業または新商品の立ち上げを検討して、「新規事業」に事業名を入力し、粗利益率を入力する。
事業計画を見直して、計画の粗利益率と一致するように、売上の割り振りを再検討する。各事業の目安の金額を入力することで、計画の粗利益と一致する。各事業の目安は、各事業の当期(第11期)の売上高と成長率から算出されている。しかし、事業構造を変えて、収益性の高い事業にシフトしようとする場合は、この方法は使えないため、次の方法で検討することになる。
利益計画の粗利益率203Cを、事業計画の粗利益率211F(図22では「0.556」)に修正する。その結果生じた売上との差を、経費等の内部費用で調整する。
図23は、本実施形態の長期事業構想書の当期(来期)と1期の損益分岐点204、要員計画205、設備計画206、施設計画207、資本金208、生産性209のブロックを示している。要員計画205のブロックには、人員205A、一人当たりの人件費205B、労働分配率205Cの項目が設けられている。要員計画205の人員205Aに人数を入力すると、人件費(利益計画)と労働分配率205Cの目安が計算される。目安欄の一人当たりの人件費205Bは、今期の人件費を「人員」に入力した人数で割った額となる。人員205Aに今期と同じ人数を入力すると、「一人当たりの人件費」の目安欄は、「今期×成長率」の金額となる。
1)一人当たりの人件費
本実施形態では、利益計画203の人件費203Eは、要員計画205の一人当たりの人件費205Bを基に自動計算される。まず1期目(12期)の一人当たりの人件費205Bに、一人当たりの人件費を入力する。一人当たりの人件費がわからない時は、目安欄の一人当たりの人件費205Bを参考にして、金額を入力する。なお、ここでの一人当たりの平均の人件費は、賞与も含む年収である。
要員計画205の人員203Eの1期目に、来期の人員を何人にするか決めて、その人数を入力する。人数を入力すると、利益計画203の人件費205Bの金額が計算される。具体的には、以下の通りに入力する。
人員を増員したい場合 は、先に人数を入力しておいてから、人件費205Bが目安額と同額になる金額を一人当たりの人件費205Bに入力する。 これにより、何人まで増員できるかが予測できる。
一人当たりの人件費を前年と同額にしたい場合、人件費205Bが目安額と同額もしくは近似値になる人数を人員205Aに入力する。
図23に示すように、設備計画206のブロックには、建物、機械、車輌、備品、土地、ソフトウェア、開発費の項目が設けられている。当期(11期)の項目には、資金運用計画表から各項目の資金計画値が転記されている。12期の計画欄には以下の通り入力する。「建物」には、営業所等の開設や社屋の増築予定を入力する。建物の金額を入力する。「機械」には、設備投資の予定を入力する。「車輌」には、車輌の購入価格・整備費用を入力する。「備品」には、その他設備計画の金額を入力する。「土地」は、購入予定を入力する。「ソフトウェア」は、新規に導入するシステムの予定額を入力する。「開発費」は、追加投入する金額を入力する。1期目に建物を購入する予定がある場合は、「建物」に購入価格を入力する。
図23に示すように、施設計画207のブロックには、リース、敷金・保証金の項目が設けられている。「リース」には、新たに組むリースの総額を入力する。「敷金・保証金」には、営業所等の開設や社屋の賃貸予定に伴う保証金・敷金を入力する。
資本金208の「増資」には、増資を入力する。増資は、必ずしも毎年行う必要はないため、資金調達や資本額増加を行いたい場合に行う。最初に計画を作る場合は、0.0(ゼロ)を入力する。
次に、5年間の長期比較貸借対照表を作成する。図24は、本実施形態の長期比較貸借対照表を示す。長期比較貸借対照表は、1期から5期までの5年分の比較貸借対照表と資金運用計画表が同一の表計算シートに設けられることで構成されている。長期比較貸借対照表における各年の比較貸借対照表と資金運用計画表との関係は上述と同様である。本実施形態では、各期の長期比較貸借対照表は、比較貸借対照表と資金運用計画表が同一の表計算シートで構成されているが、別々の表計算シートにそれぞれ設けることもできる。
長期比較貸借対照表には、比較貸借対照表(決定版)および長期事業構想書から関連するデータが自動転記されている。比較貸借対照表(決定版)からは、当期(ここでは11期)の貸借対照表データが転記されている。
例えば「前期売上」は今期(11期)の売上を、「今期売上」は1期目(12期)の売上を、「当期経常利益」は1期目(12期)の経常利益を、「当期減価償却費」は1期目(12期)の減価償却費を、「土地」は1期目(12期)の土地購入計画費を示している。
・店舗の閉鎖などで家賃や保証金が減ることが予想される項目は、「目安」を参考にして運用欄にマイナスの数字を入力する。
・マイナス成長でも増減なし(現状維持)の項目は、「0.0」を入力する。
・借入など必要な項目は、見込まれる必要な金額を入力する。
1期目(12期)の運用計画が完成したら、次の2期目(13期)を作成する。
長期比較貸借対照表2には、長期比較貸借対照表1および長期事業構想書から関連するデータが自動転記されている。長期比較貸借対照表1からは、1期(ここでは12期)の貸借対照表データが転記されている。長期事業構想書からは、計画した2期目(13期)のデータが転記されている。
1)設備投資を来期以降に延ばす。この場合は、長期事業構想書も直しておく。
2)担保を追加して、今期に設備投資を行う。この場合は「土地の担保価値」の「目安」に追加する。
2期目(13期)の運用計画が完成したら、次の3期目(14期)を作成する。 長期比較貸借対照表3において、目安から運用への転記を行う。「運転資金の使途」の「固定預金増加」がマイナスになっていないか、確認する。マイナスになっている場合は、「運用」欄に0.0(ゼロ)を入力する。
3期目(14期)の運用計画が完成したら、次の4期目(15期)を作成する。
上述と同様に目安から運用へ転記することから始める。「運転資金の使途」の「固定預金増加」がマイナスになっていないか、確認する。ここでは、プラスになっているので、そのままにしておく。
図27Aに示すように、土地の担保評価額を再計算する。例えば、評価率の高い銀行に、預け先を付け替えることでも、評価額の総額を上げることができる。担保になる土地が無い場合は、見直しはできず、土地を購入した結果「借り入れ可能額」がマイナスになった場合に検討することができる。
図27Bに示すように、配当や役員賞与や社債償還の取り止め、設備投資の見送り、その他の使途(敷金・保証金、投資有価証券など)の見直しなどを行い、本当に必要な額だけにする。
「借り入れ可能額」のマイナスが小さい場合は、「社債」を募集するのも、ひとつの方法である。それでも足りない場合は、「増資」の額を増やしてみる。ここでは、図27Cに示すように、「増資」で100.0百万円、「社債」で10.0百万円調達して、「長期借入金増加」を「48.9」に減らして、「借り入れ可能額」をプラスにしてみる。
4期目(15期)の運用計画が完成したら、最後の5期目(16期)を作成する。
これは、[長期事業構想書]の「減価償却費」は、成長率に合わせて計算された目安に表示されている金額をそのまま入力したのに対し、[長期資金運用計画]の「アバウト当期減価償却費」は、先期の「固定資産」の額から減価償却費を計算した結果を表示しているためである。
計画を実態に近づけるためにも、「アバウト当期減価償却費」の金額を「5.当期減価償却費」に入力しなおして、「長期計画」を繰り返しシミュレーションしてみる(図28B参照)。
なお、「販売促進費」が無い会社では、「経費」で調節する。同じようにして、営業外収益(特に受取金利)、営業外費用(支払金利)も見直す。 このようにして、もう一度長期計画をやり直すと、より正確な資金運用ができる。
各項目の金額を目安額を参考にして調整する。 また、固定資産の減価償却額の割り振りの見直しも合わせて行う。
5」の「アバウト当期減価償却費」に書き換える。 そして、「長期比較貸借対照表2」〜「長期比較貸借対照表 5」の「減価償却費」を、「目安」に合わせて書き換え、各項目の金額を目安額を参考にして調整を繰り返す。
25 情報処理部
30 長期比較貸借対照表作成手段
31 PL計画値受付手段
32 利益目標値受付手段
33 利益計画表作成手段
34 BS実績値受付手段
35 貸借対照表作成手段
36 資金計画値受付手段
37 資金運用計画表作成手段
38 比較貸借対照表作成手段
39 長期事業構想書作成手段
Claims (4)
- 少なくとも内部費用を含む損益に関するデータの計画値であるPL計画値の入力を受け付けるPL計画値受付手段と、
目標とする利益である利益目標値の入力を受け付ける利益目標値受付手段と、
直近の貸借対照表の実績値であるBS実績値の入力を受け付けるBS実績値受付手段と、
固定資金および運転資金に関する資金計画値の入力を受け付ける資金計画値受付手段と、
前記PL計画値と前記利益目標値に基づいて算出した内部費用や売上の計画値を有する利益計画表を作成する利益計画表作成手段と、
前記資金計画値と前記BS実績値に基づいて、各勘定科目が固定資金の使途および源泉、運転資金の使途および源泉のブロックに分類され、各勘定科目に前記資金目安額及び前記資金計画値が表示された資金運用計画表を作成する資金運用計画作成手段と、
前記BS計画値と、前記資金計画値に基づいて、期首、期中増減、期末からなる比較貸借対照表を作成する比較貸借対照表作成手段と、
前記利益計画表と、前記比較貸借対照表と、前記資金運用計画表とから、複数年の事業計画、利益計画を含む長期事業構想書を作成する長期事業構想書作成手段と、
を備えた請求項1記載の長期経営計画策定支援システム。 - 前記比較貸借対照表と前記長期事業構想書とから、複数年の比較貸借対照表からなる長期比較貸借対照表を作成する長期比較貸借対照表作成手段と、
を備えた請求項1記載の長期経営計画策定支援システム。 - 前記資金運用計画作成手段が、固定資金の源泉のブロックの合計額と固定資金の使途のブロックの合計額との差額から固定資金余裕を算出し、この算出した固定資金余裕を運転資金の源泉のブロックに分類する
請求項1又は2記載の長期経営計画策定支援システム。 - 前記資金運用計画作成手段が、運転資金の源泉のブロックの合計額と運転資金の使途のブロックの合計額との差額から期末現金流動預金の予定額を算出する
請求項1から3の何れかに記載の長期経営計画策定支援システム。
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