JP2014219651A - 挟持搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

挟持搬送装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体が封筒である場合であっても、定着部での定着品質を低下させることなく、シワの発生を防止できる挟持搬送装置を提供する。
【解決手段】封筒Pのフラップ部を閉じて、封筒Pの短い辺を通紙先頭として通紙する挟持搬送装置100であって、第1の回転体102Aと、表面に画像が形成される封筒Pが通過し、第1の回転体102Aとの間で搬送する第2の回転体102Bと、第1の回転体102Aおよび第2の回転体102Bの何れか一方を他方に対して押圧させる押圧手段と、封筒Pを通紙する際に第1の回転体102Aもしくは第2の回転体102Bの速度を各々調整することができる速度調整機構と、搬送される封筒Pに関する情報に基づいて、速度調整機構による第1の回転体102Aもしくは第2の回転体102Bの速度を制御する制御手段と、を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像を定着させる定着部に搬送される記録媒体に対して前処理を行う挟持搬送装置、およびその挟持搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
なお、本明細書における記録媒体は、例えば封筒、普通紙、各種のコート紙、葉書等の厚紙、各種フィルムなどを含むこととする。
近年、複写機やプリンタのカラー化、高速化、および高画質化が進んでいる。このため、特にオンディマンド出版物の分野では、比較的手軽で、また小部数への対応が可能であるところから、これまで印刷法で作成してきた出版物をカラー複写機やカラープリンタで作成する傾向が顕著になってきている。
また、商品の付加価値向上の為、各種さまざまな記録媒体への画像形成が求められ、近年では封筒などへの画像形成も電子写真方式を用いたプリンタで可能な構成が知られている。
封筒のうち閉じている側の部位をボトム部(底部)とする。また、閉じていない側にフラップ部(のりしろ部分)が設けられる。封筒は裏側の貼り合せ位置も様々であり、電子写真方式でプリントする場合、定着部でのシワ、フラップズレの問題を回避するため、搬送方向について色々な制約がある。一般的には、封筒のボトム部を搬送方向上流側に配置して通紙する。このような配置とすることで、シワの発生を抑えることができる。フラップ部が搬送方向下流に配置されることで、定着部でニップされた時に、空気の逃げ道がある為、シワの発生が抑制されるためである。
こうした封筒への画像形成を行う技術として、特許文献1〜3が知られている。
特許文献1は、封筒の搬送方向の長さ、搬送方向と直角方向の長さに応じて、定着装置のニップ部を形成する2つのローラ間での定着加重と定着線速度を低下させる制御を行う構成を記載している。
特許文献2は、記録媒体としてフラップ糊付き封筒が設定された場合に、定着装置のニップ部を形成する加熱定着手段における温度制御を行う制御手段を備えた構成を記載している。
特許文献3は、記録媒体が封筒である場合に、定着装置のニップ部を形成する定着部材と加圧部材の間の加圧力を低下させると共に、定着温度を普通紙の場合よりも上昇させる制御について記載している。
しかしながら、封筒への画像形成を行う場合、封筒のサイズによっては、ボトム部を搬送方向上流側に配置できない場合もあり、画像形成の対象としうる封筒が限定されてしまう課題があった。
ここで発生する課題の1つとしてフラップズレがある。封筒は用紙が折り畳まれて表裏2枚の用紙が重ねられた構成となっているうえに、用紙の厚みも普通紙に比べて厚い。このため、特に定着装置におけるニップ部の幅を広く取った構成の場合、封筒定着時に定着部材側の紙と加圧部材側の紙とで、微妙な線速差や、紙を幅方向に開こうとする力の差が生まれるおそれがある。そして封筒の左右両端において吸収しきれなくなった封筒表裏の用紙の搬送速度の差は、フラップズレによる紙シワの発生という形で現れる。
上述した特許文献1〜3は、こうした封筒への画像形成を行う場合に、定着装置のニップ部での加圧力を低下させたり、封筒のための温度制御をしたりするが、定着部での加圧力や温度設定を変化させることとなる。このため、特に高速機で封筒への画像形成を行う場合、定着部での定着品質を低下させてしまうおそれがあった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、記録媒体が封筒である場合であっても、定着部での定着品質を低下させることなく、シワの発生を防止できる挟持搬送装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明に係る挟持搬送装置は、封筒のフラップ部を閉じて、該封筒の短い辺を通紙先頭として通紙する挟持搬送装置であって、第1の回転体と、表面に画像が形成される前記封筒が通過し、前記第1の回転体との間で搬送する第2の回転体と、前記第1の回転体および前記第2の回転体の何れか一方を他方に対して押圧させる押圧手段と、前記封筒を通紙する際に前記第1の回転体もしくは前記第2の回転体の速度を各々調整することができる速度調整機構と、前記搬送される封筒に関する情報に基づいて、前記速度調整機構による前記第1の回転体もしくは前記第2の回転体の速度を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、記録媒体が封筒である場合であっても、定着部での定着品質を低下させることなく、シワの発生を防止できる。
本発明の実施形態としての画像形成装置の構成例を示す断面図である。 該画像形成装置における制御に関する構成例を示すブロック図である。 該画像形成装置における挟持搬送装置の構成例を示す断面図である。 封筒にフラップズレが生じるローラ回転数を示す図である。 封筒の向きによる上下ローラのローラ回転数のテーブルを示す図である。 封筒のフラップ長さと上下ローラのローラ回転数のテーブルを示す図である。 封筒の通紙向きと上下ローラの回転数設定値とのテーブルを示す図である。 封筒の通紙向き、封筒フラップ部の糊有無と、最適なローラ表面温度のテーブルを示す図である。
次に、本発明に係る挟持搬送装置を適用した一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
本実施形態は、電子写真方式を用いてトナー画像を記録媒体上に形成し、定着装置で加熱してトナー画像を定着させる画像形成装置、およびその画像形成装置に用いられる挟持搬送装置に関する。本実施形態における画像形成装置は、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ装置あるいはこれらの複合機等を含むものである。
図1に、本実施形態における挟持搬送装置を備えた画像形成装置の概略構成例を示す。
図1に示す画像形成装置200は、装置本体中央部に位置する画像形成部200Aと、該画像形成部200Aの下方に位置する給紙部200Bと、画像形成部200Aの上方に位置する図示しない画像読取部を有する高速機である。
画像形成部200Aには、水平方向に延びる転写面を有する中間転写ベルト213が配置されており、この中間転写ベルト213の上面には、色分解色と補色関係にある色の画像を形成するための構成が設けられている。すなわち、補色関係にある各色のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)による像を担持可能な像担持体としての感光体205Y、205M、205C、205Kが中間転写ベルト213の転写面に沿って並置されている。
各感光体205Y、205M、205C、205Kはそれぞれ同じ方向に回転可能なドラムで構成される。回転方向は、図1の例では反時計回り方向として示す。感光体205それぞれの周りには、回転過程において画像形成処理を実行する光書き込み装置201と、帯電装置202Y,202M,202C,202Kと、現像装置203Y,203M,203C,203Kと、1次転写装置204Y,204M,204C,204Kと、クリーニング装置とが配置されている。
また、各現像装置203Y,203M,203C,203Kには、それぞれのカラートナーが収容されている。中間転写ベルト213は、駆動ローラと従動ローラに掛け回されて感光体205Y、205M、205C、205Kとの対峙位置において同方向に移動可能な構成を有している。また、中間転写ベルト213が掛け回される複数の従動ローラの1つである従動ローラ214に対向する位置に、トナー像を記録媒体に転写する転写部である二次転写ローラ215が設けられている。
一方、給紙トレイ220内部に積載された記録媒体としての封筒Pは、ピックローラ221によって取り出され、搬送ローラ222によって、搬送経路R1をレジストレーションローラ223、及び二次転写ローラ215に向かう方向に搬送される。
また、画像形成装置200は、制御に関する構成として、図2に示すように、タッチパネル等による操作表示部301と、CPUなどにより構成されるコントローラ部302と、制御に用いる各種情報を記憶する記憶部303と、を備える。記憶部303は、後述する回転数テーブルα311と、フラップ長さテーブル312と、回転数テーブルβ313と、加熱テーブル314と、を格納する。
画像形成対象として搬送される記録媒体の紙種等の各種情報は、操作表示部301からのユーザ入力等により予めコントローラ部302に入力される。
記録媒体が封筒の場合、封筒の搬送方向、搬送する向き、封筒の種類についてもこの操作表示部301から入力される。封筒の搬送方向については、封筒のボトム部を搬送方向の上流側に配置して搬送するか、ボトム部を搬送方向と略直交する方向に向けて搬送するかの設定を行う。
封筒を搬送する向きについては、貼り合わせ部分のない宛名面を上側とするか下側とするかの設定を行う。通常、この宛名面がフラップ部の延設されるフラップ面となる。
封筒の種類としては、フラップ部に糊が付設されているかどうかの設定を行う。
また、コントローラ部302は、温度センサ106により検知される温度情報に基づいて、加熱手段であるハロゲンヒータ105の加熱を制御できるよう構成される。このため、搬送される記録媒体が封筒の場合、コントローラ部302が挟持搬送装置100の上側ローラ102Aの設定温度を変更できるようになっている。
また、上側ローラ102Aを回転駆動させる上側駆動モータ304と、下側ローラ102Bを回転駆動させる下側駆動モータ305とが、各々独立した駆動モータとして設けられる。このことにより、コントローラ部302が上側駆動モータ304、下側駆動モータ305それぞれのモータ回転数を微調整することで、封筒に対して、最適な条件で通紙できるようになっている。
このことにより、封筒Pとして折り畳まれた表裏の用紙が重なった部分の密着性をあげて、さらにフラップ折り部が閉じられた封筒の場合にはその部分の密着性をあげることが可能となる。またフラップ部に糊が付いている封筒の場合には、加熱部の設定温度によって、手で簡単に剥がせるレベルまで軽微に貼り付けるようにする。このことにより、封筒Pとして折り畳まれた表裏の用紙間のズレが無い状態で定着部に封筒Pを搬送することが可能となる。
本実施形態の画像形成装置200における画像形成に当たっては、感光体205Yの表面が帯電装置202Yにより一様に帯電され、画像読取部からの画像情報に基づいて感光体205Y上に静電潜像が形成される。該静電潜像はイエローのトナーを収容した現像装置203Yによりトナー像として可視像化され、該トナー像は所定のバイアスが印加される1次転写装置204Yにより中間転写ベルト213上に1次転写される。他の感光体205M、205C、205Kでもトナーの色が異なるだけで同様の画像形成がなされ、それぞれの色のトナー像が中間転写ベルト213上に静電気力で順に転写されて重ね合わせられる。
次に、感光体205Y、205M、205C、205Kから中間転写ベルト213上に1次転写されたトナー像は、転写部としての二次転写ローラ215および従動ローラ214により、搬送されてきた記録媒体Pに転写される。トナー像が転写された記録媒体Pは、さらに定着装置206まで搬送され、定着ベルト209と加圧ローラ210との定着ニップ部にて定着が行なわれる。
定着装置206は、定着ローラ207及び加熱ローラ208に一定のテンションで架け渡された定着ベルト209と、加圧ローラ210とにより、トナー像を記録媒体に定着させる定着部である定着ニップ部を形成する。定着ベルト209は熱によりトナーを記録媒体に定着させるための定着部材であり、加圧ローラ210は、その定着ベルト209に対して下側で回転自在に圧接し定着ニップ部Nを形成する加圧部材である。
定着ベルト209は無端ベルトであり、断面構造としては、例えばニッケル、ステンレス、ポリイミドなどの基材にシリコンゴム層などの弾性層を形成した2層構造となっている。加熱ローラ208は、アルミ又は鉄の中空ローラで内部にハロゲンヒータなどのヒータ208hからなる熱源を有している。
ついで、定着ニップ部から排出された封筒Pは、排出経路に沿ってスタッカ216へ送り出される。
図3は、本実施形態の挟持搬送装置100を示す断面図である。
図3に示す挟持搬送装置100は、図1に示す画像形成装置200内の搬送経路R1におけるレジストレーションローラ223の上流側、すなわち定着装置206や二次転写ローラ215よりも上流側に配置されている。この挟持搬送装置100は、一対のローラである上側ローラ102A、下側ローラ102Bと、記録媒体を案内する用紙ガイド103A、103B、104A、104Bと、上側ローラ102Aを支持するフレーム101とを備える。また、上側ローラ102A内部にハロゲンヒータ105を備えると共に、上側ローラ102Aの温度を検知する温度センサ106を上側ローラ102Aの外側近傍に備えている。
挟持搬送装置100は、搬送経路R1により搬送されてくる封筒Pを、まず用紙ガイド103A、103Bの間に案内させ、補助搬送ローラ107A、107Bの間を通過させた後、上側ローラ102A、下側ローラ102Bの間を通過させ、後段に排出する。
コントローラ部302は、上側ローラ102Aの内部にあるハロゲンヒータ105の加熱レベルを調整し、ローラ表面の温度をコントロールする。ローラ表面の温度に関しては、操作表示部301で設定された封筒の搬送方向、搬送する向き、封筒の種類の情報に基づき、設定温度を決定するようになっている。
上側ローラ102A、下側ローラ102Bは、記録媒体の搬送経路を上下から挟む位置に互いに対向して設けられている。上側ローラ102A、下側ローラ102Bは、周面が周回移動する第1の回転体および第2の回転体としてそれぞれ機能し、回転軸が略平行となるよう配置される。略平行とは、なるべく平行に近いことが好ましい。
上側ローラ102A、下側ローラ102Bは、ともに駆動ローラであり、上側ローラ102Aは、上側駆動モータ304により駆動されて回転する。下側ローラ102Bは、下側駆動モータ305により駆動されて回転する。こうして回転する上側ローラ102A、下側ローラ102Bでの接触により、挟持搬送装置100は記録媒体を下流側へと搬送する。
一対の補助搬送ローラ107A、107Bは、記録媒体を挟んで搬送する部材であり、上側ローラ102Aおよび下側ローラ102Bの間が離間した状態であっても、補助搬送ローラ107A、107Bによって記録媒体が搬送される。一対の補助搬送ローラのうち上側補助搬送ローラ107Aは駆動ローラであり、下側補助搬送ローラ107Bは従動ローラである。上側補助搬送ローラ107Aは、上側ローラ102Aと連動して回転する図示しない歯車を介して駆動される。
下側ローラ102Bは、上側ローラ102Aに向かう荷重が付与されており、上側ローラ102Aと下側ローラ102Bに挟まれた状態で封筒Pが搬送される。上側ローラ102Aは図示しない軸受により支持され、この軸受はフレーム101に固定されている。下側ローラ102Bは軸受108によって支持され、軸受108は外側アーム109に下側から支持されている。
軸受108は、下側フレーム115のU字の溝により横方向の移動が拘束され、上下方向に移動可能となっている。外側アーム109、内側アーム110は、アームの支点111を中心に回転可能である。内側アームには、軸受102が固定されており、軸受102はカム113と接している。また、外側アーム109と内側アーム110の間にはバネ部材114が設けられる。このため、カム113が図2中で反時計方向に回転すると内側アーム110が支点111を中心に図2に示す矢印C方向に回転し、バネ部材114に荷重がかかる。そしてバネ部材114の反発力により外側アーム109が支点111を中心に図2に示す矢印C方向に回転する力が働き、外側アーム109により下側ローラ102Bが持ち上がる。こうして、上側ローラ102Aと下側ローラ102Bが圧接した状態となる。
上側ローラ102Aと下側ローラ102Bが圧接した状態で、封筒Pがその圧接部を通過することで、封筒Pとして折り畳まれた表裏の用紙における重なり部分の密着度が増し、定着部に搬送される。このことにより、定着部で発生される封筒シワ、フラップズレを抑制することが可能となる。
また、本実施形態の狭持搬送装置では、上述したコントローラ部302が上側駆動モータ304および下側駆動モータ305の回転駆動を制御することにより、上側ローラ102A、下側ローラ102Bの回転数を各々調整することができる構成となっている。上側駆動モータ304および下側駆動モータ305はそれぞれ、通常回転数に対して、例えば±10%の範囲で可変できるものとなっている。
(第1の実施形態)
図4は、封筒Pにフラップズレが生じるローラ回転数を示す図である。図4(a)は、宛名面が上側ローラ面側で通紙される場合である。上側ローラ102Aと下側ローラ102Bの回転数は、106rpmで同一である。宛名面(フラップ面)と宛名面の裏面の速度差でフラップズレが発生する。
図4(b)は、宛名面が下側ローラ面側で通紙される場合である。上側ローラ102Aと下側ローラ102Bの回転数は、100rpmで同一である。宛名面(フラップ面)と宛名面の裏面の速度差でフラップズレが発生する。
本実施形態の狭持搬送装置では、上側ローラ102A、下側ローラ102Bの回転数を封筒の宛名面の配置によって変更する駆動制御ができるようになっている。図5は、封筒Pの向きによる上下ローラのローラ回転数のテーブルを示す図である。
回転数テーブルα311は、記憶部303に予め記憶される。コントローラ部302は、入力された記録媒体の情報に基づいて図5に示す回転数テーブルα311の情報を参照し、上側ローラ102A、下側ローラ102Bそれぞれの回転数を設定する。
図5(a)は、宛名面が上側ローラ面側で通紙される場合である。上側ローラ102Aの回転数は109rpmであり、下側ローラ102Bの回転数は106rpmである。上側ローラ102Aの回転数と下側ローラ102Bの回転数を変えることにより、フラップズレが無くなる。
図5(b)は、宛名面が下側ローラ面側で通紙される場合である。上側ローラ102Aの回転数は106rpmであり、下側ローラ102Bの回転数は109rpmである。上側ローラ102Aの回転数と下側ローラ102Bの回転数を変えることにより、フラップズレが無くなる。
上側ローラもしくは下側ローラの速度を各々調整することができる速度調整機構を有し、速度を調整することによって、定着前の封筒のフラップ部の状態を最適化することで、定着部で発生させるシワ、フラップズレを抑制することができる。
また、封筒の各種情報が記憶される記憶部をコントローラ側に有している。必要な情報としては、封筒サイズ、フラップ開閉情報、封筒通紙方向、フラップ部長さである。これらの情報が記憶部で記憶されることにより、各種通紙モードでフラップズレを定着部で発生させないようにするために、狭持搬送装置で最適なローラ速度に調整されることになる。
図6は、封筒Pのフラップ長さと上下ローラのローラ回転数のテーブルを示す図である。フラップ長さテーブル312は、記憶部303に予め記憶される。コントローラ部302は、入力された記録媒体の情報に基づいて図6に示すフラップ長さテーブル312の情報を参照し、上側ローラ102A、下側ローラ102Bそれぞれの回転数を設定する。
図6(a)は、フラップ長さが短い場合である。宛名面が上側ローラ面側で通紙される場合である。フラップ長さは15mmである。上側ローラ102Aの回転数は108rpmであり、下側ローラ102Bの回転数は106rpmである。上側ローラ102Aの回転数と下側ローラ102Bの回転数との差は2rpmである。
図6(b)は、フラップ長さが中間の場合である。宛名面が上側ローラ面側で通紙される場合である。フラップ長さは20mmである。上側ローラ102Aの回転数は109rpmであり、下側ローラ102Bの回転数は106rpmである。上側ローラ102Aの回転数と下側ローラ102Bの回転数との差は3rpmである。
図6(c)は、フラップ長さが長い場合である。宛名面が上側ローラ面側で通紙される場合である。フラップ長さは25mmである。上側ローラ102Aの回転数は110rpmであり、下側ローラ102Bの回転数は100rpmである。上側ローラ102Aの回転数と下側ローラ102Bの回転数との差は10rpmである。
例えば、宛名面が上側ローラ側で通紙される場合には、通紙時にフラップがずれる現象が発生してしまう。これは、宛名面が拘束される辺が少ないために発生する現象である。このズレを抑制するため、上側ローラもしくは下側ローラの速度を各々調整することができる速度調整機構を有し、宛名面が上側ローラ側の場合、上側ローラ側の速度を早くする。これにより、折り目に沿って、狭持搬送装置で折り目が付けられ、封筒が定着部に搬送されるため、定着部で発生させるフラップズレを抑制することができる。
また、フラップ長さにより、上側ローラと下側ローラの回転数差を変更することで、ズレの少ない封筒印刷が可能となる。特にフラップ長さが長いものは上側ローラと下側ローラの速度差を大きくし、フラップ長さが短いものは速度差を小さくすることで、安定した封筒搬送品質を保つことが可能となる。
(第2の実施形態)
本実施形態の狭持搬送装置では、上側ローラ102A、下側ローラ102Bの回転数を封筒Pのフラップ面の配置によって変更する駆動制御ができるようになっている。図7は、封筒Pの通紙向きと上下ローラの回転数設定値とのテーブルを示す図である。
回転数テーブルβ313は、記憶部303に予め記憶される。コントローラ部302は、入力された記録媒体の情報に基づいて図7に示す回転数テーブルβ313の情報を参照し、上側ローラ102A、下側ローラ102Bそれぞれの回転数を設定する。
コントローラ部302は、図7(c)に示すように、封筒Pの搬送方向が、ボトム部を搬送方向と略直交する方向に向けて搬送される設定で、かつ搬送する向きの設定が宛名面を上側である場合、上側ローラ102Aの回転数を速くする。図7の例では、上側ローラ102Aの回転数をデフォルト設定より1%速くする場合の例を示す。
このように、上側ローラ102Aおよび下側ローラ102Bの内、宛名面側のローラの回転数を速くすることで、特にフラップ部が折り込まれている封筒の場合には、フラップズレを抑制することができる。フラップズレの抑制は、例えば、フラップが外側にずれて折られることを抑制するものである。
搬送経路における定着装置よりも上流側の狭持搬送装置100で封筒に対してこうした前処理を行い、通紙することにより、特にボトム部が横向きの場合、封筒Pとして折り畳まれた表裏の用紙における重なり部分の密着性を最適化することができる。さらに折り部分(フラップ部)を折り目に沿って綺麗に折ることが可能となる。
また、本実施形態の狭持搬送装置では、搬送される記録媒体が封筒である場合、封筒の搬送方向、搬送する向き、封筒の種類の情報に基づいて、上側ローラ102A内部にあるハロゲンヒータ105の加熱レベルをコントローラ部302がコントロールする。図8は、封筒の通紙向き、封筒フラップ部の糊有無と、上側ローラ102Aの表面温度の最適な条件に関するテーブルを示す図である。
加熱テーブル314は、記憶部303に予め記憶される。コントローラ部302は、入力された記録媒体の情報に基づいて図8に示す加熱テーブル312の情報を参照し、上側ローラ102A内部にあるハロゲンヒータ105の加熱レベルをコントロールする。
コントローラ部302は、図8(g)(h)に示すように、封筒の搬送方向が、ボトム部を搬送方向と略直交する方向に向けて搬送される設定で、かつフラップ部に糊が付設されて折り込まれた封筒である場合、ハロゲンヒータ105を所定温度に加熱させる。図8(g)は、搬送する向きの設定が宛名面を上側の場合を示し、図8(h)は、搬送する向きの設定が宛名面を下側の場合を示す。
また、図8の例では、温度センサ106の検知温度により80℃に加熱する場合の設定例を示す。
このように、上側ローラ102Aの加熱手段であるハロゲンヒータ105を使って、軽微にフラップ部の糊を加熱し、封筒の綴じ代部を軽微な力で付着させることにより、より最適な状態で封筒を定着部に搬送させ、フラップズレを解消することができる。
一方、図8(a)(b)(e)(f)のように、封筒の搬送方向が、ボトム部を搬送方向の上流側に向けて搬送される設定など、フラップ部が開いている場合、狭持搬送装置100の圧接部のみで前処理を行う。また、図8(c)(d)のように、封筒の搬送方向が、ボトム部を搬送方向と略直交する方向に向けて搬送される設定でも、フラップ部に糊が付設されていない設定の場合、狭持搬送装置100の圧接部のみで前処理を行う。
こうして上側ローラ102A、下側ローラ102Bで封筒を上下から押圧することで、封筒Pとして折り畳まれた表裏の用紙における重なり部分の密着性を上げて、定着部に搬送する。
搬送経路における定着装置よりも上流側の狭持搬送装置100で封筒に対してこうした前処理を行い、通紙することにより、特にボトム部が横向きの場合、封筒Pにおけるフラップ部の糊を手で簡単に剥がせるレベルまで軽微に貼り付けることができる。このことにより、封筒Pとして折り畳まれた表裏の用紙間のズレが無い状態で定着部に封筒Pを搬送することが可能となる。さらに折り畳まれた表裏の用紙における重なり部分の密着性を最適化でき、折り部分(フラップ部)を折り目に沿って綺麗に折ることが可能となる。
また、本実施形態の狭持搬送装置では、コントローラ部302が、入力された記録媒体の情報に基づいて回転数テーブルβ313、加熱テーブル314の両方の情報を参照して制御を行うことができる。すなわち、コントローラ部302が、上側ローラ102Aの加熱手段であるハロゲンヒータ105と、上側駆動モータ304および下側駆動モータ305それぞれの回転数の微調整手段と、の両方を制御することができる。このため、各種封筒および搬送方向においても、封筒Pとして折り畳まれた表裏の用紙における重なり部分の密着性を上げて、定着部での圧接により発生するシワ、フラップズレなどを抑制することが可能となる。
また、所定の温度に加熱した狭持搬送装置に通すことにより、特にボトム部が横向きの封筒を通紙する場合であっても、封筒の折り部の密着性を上げて、定着部で発生させるシワ、フラップズレを抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、上側ローラ102A内部に加熱手段としてのヒータ105が配設されることとして説明したが、下側ローラ102B内部に配設する構成であってもよい。この場合にも、回転数テーブルβ313、加熱テーブル314をその構成に応じたものとすることで、上述した実施形態を同様に実現でき、同様の効果を得ることができる。
以上のように、本実施形態は、記録媒体が封筒である場合であっても、定着部での定着品質を低下させることなく、シワの発生を防止できる。
また、本実施形態による挟持搬送装置を備えた画像形成装置によれば、本実施形態の挟持搬送装置による各効果が得られる画像形成装置を提供することができる。このため、各種封筒への画像形成が好適にできる画像形成装置を提供することができる。
なお、これまで図面に示した実施形態について説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができる。いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
上述した実施形態では、用紙が折り畳まれて表裏2枚の用紙が重ねられた構成である封筒Pを搬送する場合について説明したが、挟持搬送する封筒はこの構成に限定されず、任意の構成であってよい。例えば、用紙を3重以上に折り重ねて構成された封筒、用紙が他の折り重ね方や貼り合わせ方により構成された封筒、折り重ねた用紙に他の用紙が貼り合わせられた封筒などを搬送する場合であっても、本実施形態は同様に適用することができる。
また、封筒Pを構成する用紙も、例えば普通紙、各種のコート紙、フィルムなど、各種のシート状記録媒体を含み、また、それら材料を組み合わせた構成も含むこととする。
100 挟持搬送装置
101 フレーム
102A 上側ローラ
102B 下側ローラ
103A,103B,104A,104B 用紙ガイド
105 ハロゲンヒータ
106 温度センサ
107A ,107B 補助搬送ローラ
108 軸受
109 外側アーム
110 内側アーム
111 支点
112 軸受
113 カム
114 バネ部材
200 画像形成装置
200A 画像形成部
200B 給紙部
201 書き込み装置
202Y,202C,202M,202K 帯電装置
203Y,202C,202M,202K 現像装置
204Y,204M,204C,204K 1次転写装置
205Y,205C,205M,205K 感光体
206 定着装置
207 定着ローラ
208 加熱ローラ
208h ハロゲンヒータ
209 定着ベルト
210 加圧ローラ
213 中間転写ベルト
214 従動ローラ
215 二次転写ローラ
216 スタッカ
217 用紙搬送部
220 給紙トレイ
221 ピックローラ
222 搬送ローラ
301 操作表示部
302 コントローラ部
303 記憶部
304 上側駆動モータ
305 下側駆動モータ
311 回転数テーブルα
312 フラップ長さテーブル
313 回転数テーブルβ
314 加熱テーブル
N 定着ニップ部
P 封筒(記録媒体の一例)
T トナー
特開2008−3276号公報 特許第4681916号公報 特開2007−212526号公報

Claims (7)

  1. 封筒のフラップ部を閉じて、該封筒の短い辺を通紙先頭として通紙する挟持搬送装置であって、
    第1の回転体と、
    表面に画像が形成される前記封筒が通過し、前記第1の回転体との間で搬送する第2の回転体と、
    前記第1の回転体および前記第2の回転体の何れか一方を他方に対して押圧させる押圧手段と、
    前記封筒を通紙する際に前記第1の回転体もしくは前記第2の回転体の速度を各々調整することができる速度調整機構と、
    前記搬送される封筒に関する情報に基づいて、前記速度調整機構による前記第1の回転体もしくは前記第2の回転体の速度を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする挟持搬送装置。
  2. 前記封筒のフラップ形状情報および封筒印字面情報を記憶できる封筒情報記憶部を有することを特徴とする請求項1記載の狭持搬送装置。
  3. 前記制御手段は前記封筒を通紙する際に、前記封筒印字面情報に基づき、フラップ面が第1回転体側の場合、第2回転体側の速度を早くすることを特徴とする請求項1または2記載の狭持搬送装置。
  4. 前記制御手段は前記封筒を通紙する際に、前記封筒の印字面情報に基づき、フラップ面が第2回転体面側の場合、第1回転体側の速度を早くすることを特徴とする請求項1または2記載の狭持搬送装置。
  5. 前記制御手段はフラップ形状に基づき、第1回転体と第2回転体の速度を変更することを特徴とする請求項1または2記載の狭持搬送装置。
  6. 前記第1の回転体および前記第2の回転体の少なくとも何れかを加熱する加熱手段が配設され、
    前記制御手段は、前記搬送される封筒に関する情報に基づいて前記加熱手段による加熱を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の挟持搬送装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の挟持搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020020949A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置及び画像形成方法

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