JP2014206607A - 画像形成装置、及び、搬送装置 - Google Patents

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敏兼 西井
Toshikane Nishii
敏兼 西井
難波 正典
Masanori Nanba
正典 難波
光孝 中村
Mitsutaka Nakamura
光孝 中村
宗和 平田
Munekazu Hirata
宗和 平田
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Abstract

【課題】比較的簡易な構成で、分離部材に形成された水滴が記録媒体に付着して異常画像が生じる不具合を充分かつ効率的に軽減することができる、画像形成装置、及び、搬送装置を提供する。【解決手段】切替部材45によって定着部20を通過した記録媒体Pを中継搬送路K3(所定の搬送路)に導くときに、記録媒体Pの後端が分離部材23の位置を通過するまでに中継搬送路K3を開放した状態から閉鎖する方向への回動を開始するように、切替部材45を動作させている。【選択図】図3

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに設置された搬送装置と、に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置では、両面プリントを可能にするために、装置本体の排紙部の近傍に設置された搬送ローラ(排紙ローラ)の回転方向を逆転させて記録媒体の搬送方向を切り替える(スイッチバックする)とともに、排紙ローラの近傍に設置された切替部材(分岐ガイド)の回動位置を切り替えて記録媒体を案内する搬送路を切り替えることで、記録媒体を両面搬送路に導く技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、特許文献2、3等には、定着回転体(定着ローラ)に定着工程後の記録媒体が巻き付いてしまう不具合を防止するために設置された分離部材(分離板)に、結露による水滴が形成されて、この水滴が記録媒体に付着することで、両面プリントモード時などにおいて記録媒体上の画像(トナー像)に転写不良や白スジなどの異常画像が発生する問題が開示されている。
従来の画像形成装置は、定着部の分離部材に結露による水滴が形成されて、この水滴が記録媒体に付着することで、両面プリントモード時などにおいて記録媒体上のトナー像に転写不良や白スジなどの異常画像が発生していた。
このような問題を解決するために、特許文献2、3等では、分離部材に水滴を滞留するための凹部を形成したり、水滴を取り除くために記録媒体の搬送を通常の画像形成プロセスとは別におこなったりしている。しかし、特許文献2、3等に開示された技術では、分離部材に形成された水滴が記録媒体に付着するのを充分かつ効率的に抑止することができない可能性があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、比較的簡易な構成で、分離部材に形成された水滴が記録媒体に付着して異常画像が生じる不具合を充分かつ効率的に軽減することができる、画像形成装置、及び、搬送装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、加圧回転体との間に形成される定着ニップの位置で記録媒体上に形成されたトナー像を加熱して当該記録媒体上に定着する定着回転体と、前記定着ニップに対して記録媒体の搬送方向下流側の位置で前記定着回転体に対向するように設置された分離部材と、を具備した定着部と、前記定着部に対して記録媒体の搬送方向下流側の位置に設置されて、支軸を中心にして回動する位置を切り替えることで記録媒体を案内する搬送路を切り替える切替部材と、を備え、前記切替部材は、前記定着部を通過した記録媒体を所定の搬送路に導くときに、記録媒体の先端が当該切替部材の位置に達するまでに前記定着部の側からみて前記所定の搬送路を開放した状態になり、当該記録媒体の後端が前記分離部材の位置を通過するまでに前記定着部の側からみて前記所定の搬送路を閉鎖する方向への回動を開始するものである。
本発明は、切替部材によって定着部を通過した記録媒体を所定の搬送路に導くときに、記録媒体の後端が分離部材の位置を通過するまでに所定の搬送路を開放した状態から閉鎖する方向への回動を開始するように、切替部材を動作させている。これにより、比較的簡易な構成で、分離部材に形成された水滴が記録媒体に付着して異常画像が生じる不具合が充分かつ効率的に軽減される、画像形成装置、及び、搬送装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 搬送装置において記録媒体が装置外に排紙される状態を示す概略図である。 両面プリント時における搬送装置の動作を示す概略図である。 切替部材を示す斜視図である。 変形例1としての搬送装置の近傍を示す図である。 図5の搬送装置の切替部材に設置されたコロを示す斜視図である。 変形例2としての搬送装置の近傍を示す図である。 この発明の実施の形態2における切替部材を示す斜視図である。 別形態の切替部材を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3における搬送装置の近傍を示す図である。 この発明の実施の形態4における画像形成装置においておこなわれる切替部材の制御に関連するグラフである。 この発明の実施の形態5における搬送装置を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図7にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、本実施の形態1における画像形成装置1は、タンデム型カラープリンタである。画像形成装置本体1の上方にあるボトル収容部101には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナーボトル102Y、102M、102C、102Kが着脱可能(交換可能)に設置されている。
ボトル収容部101の下方には中間転写ユニット85が配設されている。その中間転写ユニット85の中間転写ベルト78に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部4Y、4M、4C、4Kが並設されている。
画像形成装置本体1の下方には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納された給紙部12(給紙カセット)が設置されている。
また、画像形成装置本体1の右上方には、記録媒体Pをスタック部100に向けて搬送(排紙)したり、記録媒体Pを反転(スイッチバック)させて両面搬送路K5に向けて搬送したりするための搬送装置30が設置されている。
各作像部4Y、4M、4C、4Kには、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kが配設されている。また、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの周囲には、それぞれ、帯電部75、現像部76、クリーニング部77、除電部(不図示である。)等が配設されている。そして、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、各感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に各色の画像が形成されることになる。
感光体ドラム5Y、5M、5C、5K(像担持体)は、不図示の駆動モータ(作像モータ)によって図1中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部75の位置で、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、露光部3から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって各色に対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、現像部76との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、各色のトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、中間転写ベルト78及び第1転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上のトナー像が中間転写ベルト78上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、クリーニング部77との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上に残存した未転写トナーがクリーニング部77のクリーニングブレードによって機械的に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、像担持体としての中間転写ベルト78上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト78上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ユニット85(像担持体)は、中間転写ベルト78、4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79K、2次転写バックアップローラ82、クリーニングバックアップローラ83、テンションローラ84、中間転写クリーニング部80、等で構成される。中間転写ベルト78は、3つのローラ82〜84によって張架・支持されるとともに、不図示の駆動モータ(作像モータ)に連結された1つのローラ82の回転駆動によって図1中の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kは、それぞれ、中間転写ベルト78を感光体ドラム5Y、5M、5C、5Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト78は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ79Y、79M、79C、79Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム5Y、5M、5C、5K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト78上に重ねて1次転写される(1次転写工程である。)。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト78は、2次転写ローラ89との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ82が、2次転写ローラ89との間に中間転写ベルト78を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト78上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体P上に転写される(2次転写工程である。)。このとき、中間転写ベルト78には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト78は、中間転写クリーニング部80の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト78上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト78上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体1の下方に配設された給紙部12から、第1搬送路K1を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部12には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ31が図1中の反時計方向に回転駆動されると、給紙ローラ31とフリクションパッド32との間に挟まれた一番上の記録媒体Pが、第1搬送路K1を形成するガイド板(不図示である。)に案内されながら、レジストローラ対33、34(タイミングローラ対)のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対33、34(タイミングローラ対)に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対33、34のローラニップ(ニップ部)の位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト78上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対33、34が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップ(画像形成部)に向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップ(画像形成部)の位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20(定着装置)の位置に搬送される。そして、この位置(定着回転体としての定着ローラ21と加圧回転体としての加圧ローラ22とが圧接して形成された定着ニップである。)で、熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。なお、定着ニップに対して搬送方向下流側(記録媒体Pの搬送方向下流側である。)の位置には、定着ローラ21に対向するように分離部材23(分離板)が設置されている(図2を参照できる)。また、図示は省略するが、中空構造の定着ローラ21(中空状の金属ローラ上に弾性層、離型層が積層されている。)の内部には、加熱手段としてのヒータが内設されている。
ここで、本実施の形態1では、定着回転体として定着ローラを用いたが、定着回転体として定着ベルトや定着フィルムなどを用いることもできる。また、本実施の形態1では、加圧回転体として加圧ローラを用いたが、加圧回転体として加圧ベルトなどを用いることもできる。さらに、本実施の形態1では、定着ローラ21を加熱する加熱手段としてヒータを用いたが、定着ローラを加熱する加熱手段として電磁誘導コイルや抵抗発熱体などを用いることもできる。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、図2に示すように、切替部材45(分岐爪)によって排紙搬送路K2(第2搬送路であって、ガイド板によって搬送路が形成されている。)に案内されて、搬送ローラとしての排紙ローラ41(排紙駆動ローラ)と排紙従動ローラ42(第1排紙従動ローラ)とのニップ部に導かれて、双方のローラ41、42の回転に沿って、装置外へと排出される。排紙ローラ41、排紙従動ローラ42によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、スタック部100上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
ここで、上述した給紙部12からスタック部100に至る記録媒体P(又は、画像形成装置1)の動作は、片面プリントモード(記録媒体Pのオモテ面のみに画像を形成するモードである。)が選択されている場合のものである。
なお、片面プリントモード時(又は、両面プリントモード時において両面へのプリントが終了した後の記録媒体Pをスタック部100に排出するとき)には、図2に示すように、排紙搬送路K2を開放して中継搬送路K3を閉鎖するように切替部材45が支軸45a(回動軸)を中心にして反時計方向に回動した位置(回動位置)で停止することになる。また、このとき、排紙ローラ41は図2の時計方向に回転駆動されて、第1排紙従動ローラ42(不図示の付勢部材によって排紙ローラ41に圧接している。)は排紙ローラ41との摩擦抵抗によって図2の反時計方向に従動回転することになる。
これに対して、両面プリントモード(記録媒体Pのオモテ面とウラ面とにそれぞれ画像を形成するモードである。)が選択されている場合には、以下のように記録媒体P(又は、画像形成装置1)が動作することになる。
給紙部12から給送された記録媒体Pが、第1搬送路K1、2次転写ニップを経由して定着部20に達するまでの工程は、片面プリントモード時のものと同様である。そして、定着工程後の記録媒体P(オモテ面に画像が形成された状態のものである。)は、図3(A)に示すように、切替部材としての切替部材45によって中継搬送路K3(第3搬送路であって、ガイド板によって搬送路が形成されている。)を経由してスイッチバック搬送路K4(第4搬送路であって、不図示のガイド板によって搬送路が形成されている。)に案内される。このとき、図3(A)に示すように、排紙搬送路K2を閉鎖して中継搬送路K3を開放するように切替部材45が支軸45a(回動軸)を中心にして時計方向に回動した位置(回動位置)で停止することになる。また、このとき、排紙ローラ41は図3(A)の反時計方向に回転駆動されて、第2排紙従動ローラ43(不図示の付勢部材によって排紙ローラ41に圧接している。)は排紙ローラ41との摩擦抵抗によって図3(A)の時計方向に従動回転することになる。
そして、スイッチバック搬送路K4において、記録媒体Pの後端が排紙ローラ41と第2排紙従動ローラ43とのニップ部の近傍に達すると(記録媒体Pの後端が中継搬送路K3を通過すると)、排紙ローラ41の回転駆動を停止させる。
その後、図3(C)に示すように、記録媒体Pの搬送方向を逆転させて、両面搬送路K5に向けて記録媒体Pを搬送する。このとき、図3(C)に示すように、中継搬送路K3を閉鎖して排紙搬送路K2(及び、両面搬送路K5)を開放するように切替部材45が支軸45aを中心にして反時計方向に回動した位置(図2の回動位置と同じ位置である。)で停止している。また、このとき、排紙ローラ41は図3(C)の時計方向に回転駆動されて、第2排紙従動ローラ43は排紙ローラ41との摩擦抵抗によって図3(C)の反時計方向に従動回転することになる。
なお、本実施の形態1では、切替部材45が図3(A)の状態から図3(C)の状態に回動するタイミングを早めている。具体的に、図3(B)に示すように、記録媒体Pの後端が分離部材23の位置を通過する前に、図3(A)の状態から図3(C)の状態になるように切替部材45の回動を開始しているが、これについては後で詳しく説明する。
その後、図1を参照して、両面搬送路K5に導かれた記録媒体Pは、両面搬送路K5に設置された複数の搬送ローラ対(不図示である。)によって搬送されて、2次転写ニップの位置に導かれる。そして、記録媒体Pは、この位置で、オモテ面への2次転写工程時と同じように、ウラ面への2次転写工程がおこなわれて、その後に定着部20に向けて搬送されて、ウラ面への定着工程がおこなわれる。
そして、定着工程後の記録媒体P(両面へのプリントが終了した後の記録媒体Pである。)は、先に図2を用いて説明したように、排紙搬送路K2を経て排紙ローラ41と第1排紙従動ローラ42とのニップ部に導かれて、双方のローラ41、42の回転に沿って装置外へと排出されて、スタック部100上に順次スタックされる。
なお、本実施の形態1において、排紙ローラ41〜43は、定着ニップの位置から描く定着ローラ21及び加圧ローラ22の仮想接線に対して、加圧ローラ22の側に分割される領域ではなくて、定着ローラ21の側に分割される領域に配設されている。すなわち、排紙搬送路K2や中継搬送路K3は、定着部20を通過した記録媒体Pの非定着面が凸状に湾曲するように形成されている。
次に、本実施の形態1において特徴的な、搬送装置30(又は、画像形成装置1)の構成・動作について詳述する。
先に図1〜図3を用いて説明したように、本実施の形態1における画像形成装置1には、定着工程をおこなうための定着部20が設けられている。定着部20には、加圧ローラ22(加圧回転体)との間に形成される定着ニップの位置で記録媒体P上に形成されたトナー像(画像)を加熱して記録媒体P上に定着する定着ローラ21(定着回転体)や、定着ニップに対して記録媒体Pの搬送方向下流側の位置で定着ローラ21(及び、記録媒体Pの定着面)に対向するように設置された分離部材23(分離板)、が設けられている。分離部材23は、定着工程直後の記録媒体Pが定着ローラ21に巻き付いてジャム(紙詰まり)にならないようにするための部材であって、その先端部が定着ローラ21の外周面に微小ギャップをあけて対向するように、高剛性の金属材料(板金)で形成されている。
また、定着部20に対して下流側(記録媒体Pの搬送方向下流側である。)の位置には、切替部材45(分岐爪)が設置されている。切替部材45は、支軸45a(回動軸)を中心にして回動する位置(回動位置)を切り替えることで記録媒体Pを案内する搬送路K2〜K5を切り替えるための部材である。図4を参照して、切替部材45は、主として、幅方向(記録媒体Pの搬送方向に対して直交する方向であって、図2及び図3の紙面垂直方向である。)に延在する支軸45aと、支軸45aに対して搬送方向上流側に突出するように形成された複数の爪部材45b(幅方向に間隔をあけて並設されている。)と、で構成されている。
また、搬送装置30には、複数の搬送路(排紙搬送路K2、中継搬送路K3、スイッチバック搬送路K4、両面搬送路K5)が形成されている。特に、排紙搬送路K2は、定着部20を通過した記録媒体Pを画像形成装置1外に排出するためのものである。また、中継搬送路K3は、排紙搬送路K2を挟んで定着ローラ21から離れる位置に形成されていて、定着部20を通過した記録媒体Pを両面搬送路K5(又は、スイッチバック搬送路K4)に導くためのものである。換言すると、排紙搬送路K2は定着ニップから排紙駆動ローラ41と第1排紙従動ローラ42との第1ニップ部までを結ぶ搬送路であり、中継搬送路K3は定着ニップから排紙駆動ローラ41と第2排紙従動ローラ43との第2ニップ部(第1ニップ部よりも定着ニップから遠い位置にある。)までを結ぶ搬送路である。
ここで、本実施の形態1における搬送装置30(画像形成装置1)において、切替部材45は、定着部20を通過した記録媒体Pを所定の搬送路に導くときに、記録媒体Pの先端(搬送方向の先端である。)が切替部材45の位置に達するまでに、定着部20の側からみて所定の搬送路(中継搬送路K3)を開放した状態になる。そして、切替部材45は、その記録媒体Pの後端(搬送方向の後端である。)が分離部材23の位置を通過するまでに、定着部20の側からみて所定の搬送路(中継搬送路K3)を閉鎖する方向への回動を開始する。
詳しくは、切替部材45は、支軸45aを中心にして回動する位置を切り替えることで記録媒体Pを案内する搬送路を排紙搬送路K2と中継搬送路K3とのうちいずれかに切り替える部材である。そして、切替部材45は、定着部20を通過した記録媒体Pを中継搬送路K3に導くとき(両面プリントモード時である。)に、記録媒体Pの先端が切替部材45の位置に達するまでに、定着部20の側からみて排紙搬送路K2を閉鎖して中継搬送路K3を開放した状態になる(図3(A)の状態である。)。そして、その記録媒体Pの後端が分離部材23の位置を通過するまでに、図3(B)に示すように、定着部20の側からみて中継搬送路K3を閉鎖する方向への回動を開始する。
すなわち、両面プリントモード時において、切替部材45は、中継搬送路K3を開放した状態(図3(A)の状態である。)から中継搬送路K3を閉鎖した状態(図3(C)の状態である。)に移行するのが、記録媒体Pの後端が切替部材45の位置を通過した後のタイミングでおこなわれるのではなく、記録媒体Pの後端が少なくとも分離部材23の位置を通過する前のタイミングでおこなわれる。このとき、記録媒体Pの先端が排紙駆動ローラ41と第2排紙従動ローラ43とのニップ部に達した状態であるので、これらの排紙ローラ41、43によって、記録媒体Pはスイッチバック搬送路K4に向けて図3(B)中の破線Aで示すような軌道(分離部材23から離れるような軌道である。)を描きながら搬送されることになる。これに対して、記録媒体Pの後端が切替部材45の位置を通過した後のタイミングで、中継搬送路K3を開放した状態から中継搬送路K3を閉鎖した状態に移行する場合には、記録媒体Pはスイッチバック搬送路K4に向けて図3(B)中の破線Bで示すような軌道(分離部材23に沿うような軌道である。)を描きながら搬送されることになる。
このように、切替部材45を中継搬送路K3を開放した状態から中継搬送路K3を閉鎖した状態に移行するタイミングを早めることで、記録媒体Pは、切替部材45(爪部材45b)に押動されて、図3(B)中の破線Bで示すように、その後端が分離部材23に沿うように搬送されることなく、その後端が分離部材23から遠ざかるように搬送されることになる。そのため、結露により分離部材23の表面(搬送面)に付着した水滴が、記録媒体Pに付着してしまう不具合を確実に軽減することができる。
ここで、分離部材23に水滴が付着するメカニズムやそれによる不具合などについて、以下に詳述する。
先に説明したように分離部材23は、金属材料(比較的厚くて熱容量の大きな材料である。)で形成されているため、寒冷期の装置立ち上げ直後に充分に温まりきらないままプリントがおこなわれる場合などに、記録媒体Pに含まれた水分などが定着部20の熱によって水蒸気に変わって結露して水滴が発生しやすい。このように記録媒体P自体に含まれた水分によって分離部材23が結露して水滴付着してしまう問題は、プリント開始前に予め定着部20をヒータで温める時間を追加しても充分に解決することはできない。
そして、このような分離部材23の水滴は、記録媒体Pの後端が定着ニップを通過した瞬間にばたついて分離部材23に接触することによって、記録媒体Pの後端(図3(A)の一点鎖線で囲んだ部分を参照できる。)に付着してしまうことがある。特に、図3(B)の破線Bに示すように、記録媒体Pの搬送軌跡が分離部材23に沿うようなものである場合(従来のものである。)には、そのような現象が顕著になる。
両面プリントモード時において、記録媒体Pのオモテ面の後端に水滴が付着してしまうと、その水滴はその後の搬送中に記録媒体Pのウラ面にも移動して、ウラ面への画像形成時において記録媒体Pの表裏面の先端に水滴が付着した状態になる。そして、このような状態の記録媒体Pに対して2次転写ローラ89の位置で2次転写工程がおこなわれると、ウラ面に転写されるトナー像が転写不良になってしまったり、記録媒体Pに白いスジや滲みが形成されてしまったりすることになる。
なお、片面プリントモード時には、両面プリントモード時に比べて、定着工程後の記録媒体Pの搬送軌跡が曲率の大きなものになるため、記録媒体Pの後端が定着ニップを通過した瞬間にばたついても、記録媒体Pの剛性(平面状に戻ろうとする力)によって分離部材23に接触しにくくなる。また、片面プリントモード時には、すでにトナー画像を定着し終わっている記録媒体Pに水滴が付着しても画像への影響が少なく、そのまま装置外に排出されて記録媒体P自体の熱で短時間で水滴が乾燥してしまうことになる。
これに対して、本実施の形態1では、両面プリントモード時において、中継搬送路K3を通過する記録媒体Pの後端が分離部材23から遠ざかるように、切替部材45を回動させているので、記録媒体Pの後端が定着ニップを通過した瞬間にばたついてしまっても、分離部材23上の水滴が記録媒体Pに付着する不具合を軽減することができる。したがって、記録媒体P上の画像に転写不良や白スジや滲みなどの異常画像が形成されにくくなる。
ここで、このような本発明の効果をより確実に発揮させるために、切替部材45は、両面プリントモード時において、定着部20を通過した記録媒体Pを所定の搬送路(中継搬送路K3)に導くときに、記録媒体Pの後端が定着ニップの位置を通過する直前に、定着部20の側からみて所定の搬送路(中継搬送路K3)を閉鎖する方向への回動を開始するように制御することが好ましい。
このように、記録媒体Pの後端が定着ニップを抜ける前から、予め図3(B)の状態への切替部材45の回動を開始することで、定着ニップを抜けたときの記録媒体Pのばたつきの挙動のばらつきや切替部材45の回動制御のばらつきなどがあっても、記録媒体Pの後端を分離部材23から確実に離すことができる。
なお、図示は省略するが、切替部材45の回動位置を可変する回動機構としては、ソレノイドなどの電磁部品や、電磁部品と切替部材45の支軸45aとを中継するレバーやリンクなどの中継部材、切替部材45の回動位置をホームポジションに戻すためのスプリングなどの付勢部材、などで構成することができる。このように構成された回動機構は、電気信号によりソレノイド(電磁部品)に通電されると内部の鉄心(プランジャ)が引き込みを開始して、鉄心が引ききるまでに通常は数ミリ秒〜数百ミリ秒かかることになるが、そのようなソレノイドの引き込み時間は、雰囲気温度により変動したり、構成部品の劣化やスプリングのスプリング力のばらつきなどによっても変動したりするため、上述したように、記録媒体Pの後端が定着ニップの位置を通過する直前に切替部材45を回動開始する制御が有用になる。
さらに、上述したような本発明の効果をより確実に発揮させるために、図4(A)に示すように、切替部材45における複数の爪部材45bは、支軸45aに対して搬送方向上流側に突出する長さが一定とならないように形成されることが好ましい。具体的に、図4(A)に示す切替部材45は、爪部材45bの長さ(搬送方向上流側に突出する長さであって、以降、適宜に「突出長さ」と呼ぶ。)が、幅方向両端部に位置するものから幅方向中央部に位置するものになるにつれて漸増するように構成されている。すなわち、図4(A)の一点鎖線で示すように、複数の爪部材45bの先端部(記録媒体Pに接触する部分である。)を結ぶ仮想線が、幅方向両端部から幅方向中央部に向けて凸状の曲線になるように形成されている。
このような構成により、図4(B)に示すように複数の爪部材45bの突出長さが一定となるように形成した場合に比べて、定着ニップから記録媒体Pの後端が抜けるときに、記録媒体Pにかかる力を幅方向に分散することができるため(幅方向で最も引き抜く力が強い箇所から徐々に引き抜かれることになるため)、記録媒体Pの後端のばたつきを低減することができる。そのため、分離部材23上の水滴が記録媒体Pの後端に付着する不具合を、さらに確実に軽減することができる。
なお、このようなメカニズムにより、切替部材45の構成は図4(A)のものに限定されることなく、複数の爪部材45bの先端部を結ぶ仮想線が幅方向に左右対称でないように構成することもできるし、複数の爪部材45bの先端部を結ぶ仮想線が幅方向にジグザグになるように構成することもできる。
ここで、先に説明したように、切替部材45が記録媒体Pを分離部材23から離間させるように回動したとき(図3(B)の状態のときである。)、切替部材45の爪部材45bが記録部材Pの腹部を押動することになる。したがって、そのときに記録媒体Pに生じる摺動抵抗を小さくするとともに、切替部材45の接触によって記録媒体P上の画像に欠損やスジが形成されるのを避けるために、切替部材45は、少なくともその先端部(爪部材45bの先端部)が、高摺動性材料(低摩擦材料)で形成されていることが好ましい。具体的には、爪部材45bをポリアセタールなどの低摩擦材料で形成したり、爪部材45bの先端部にフッ素樹脂等の低摩擦材料をコーティングしたりすることになる。
さらに、図5及び図6を参照して、切替部材45の爪部材45bの先端部に、コロ46(回転部材)を回転可能に設置することもできる。そのような場合であっても、爪部材45bが記録部材Pの腹部を押動することにより記録媒体Pに生じる摺動抵抗を小さくすることができ、切替部材45の接触によって記録媒体P上の画像に欠損やスジが形成されるのを避けることもできる。
特に、図6に示すように、コロ46のコロ主部46aの外周面に、幅方向の厚さtが0.5mm程度の薄い接触部46b(環状部)を形成することで、接触部46bが結露しにくくなるとともに、結露して接触部46bに水滴が生じてもその水滴量は少なくて記録媒体P上に付着することによる影響がほとんど生じないことになる。
また、切替部材45は、その先端部(爪部材45bの先端部)に所定値以上の力が加わったときに、その力に応じて弾性変形するように形成することもできる。具体的に、爪部材45b自体や、爪部材45bの先端部(当接部)を、ゴム材料、などの弾性材料で形成することで、爪部材45bが記録部材Pの腹部を押動することにより記録媒体Pに生じる摺動抵抗を小さくすることができ、切替部材45の接触によって記録媒体P上の画像に欠損やスジが形成されるのを避けることもできる。
さらに、図7に示すように、切替部材45は、その先端部(爪部材45bの先端部)に所定値以上の力(矢印で示す方向の、記録媒体Pの反力である。)が加わったときに、その力に応じて一時的に中継搬送路K3を開放する方向に回動するように形成することもできる(破線で示す位置から実線で示す位置への回動である。)。具体的に、爪部材45b自体は剛体であっても、支軸45aにトーションスプリングなどを接続して回動方向に弾性をもたせることで、爪部材45bが記録部材Pの腹部を押動することにより記録媒体Pに生じる摺動抵抗を小さくすることができ、切替部材45の接触によって記録媒体P上の画像に欠損やスジが形成されるのを避けることもできる。さらには、切替部材45が記録媒体Pの反力によって変位する方向が一方向に限定されることで、搬送中の記録媒体Pに爪部材45bが干渉して記録媒体Pのジャム(紙詰まり)が生じる不具合を防止することができる。
また、上述した切替部材45の回動機構において、回動時におけるソレノイド(電磁部品)への入力電圧や電圧入力時間を小さく設定したり、スプリング(付勢部材)のスプリング力を大きくしてソレノイドの鉄心を引き込む力を大きく設定したりすることで、爪部材45bが記録部材Pの腹部を押動することにより記録媒体Pに生じる摺動抵抗を小さくすることができ、切替部材45の接触によって記録媒体P上の画像に欠損やスジが形成されるのを避けることもできる。
さらに、上述したように回動機構を構成したり、切替部材45の回動機構としてモータ(支軸45aを回転駆動するモータである。)を用いている場合においてその回転数を小さく設定したりすることにより、切替部材45が記録媒体Pに触れる瞬間の衝撃が緩和されて、そのときに生じる衝突音を小さくすることができる。
以上説明したように、本実施の形態1においては、切替部材45によって定着部20を通過した記録媒体Pを中継搬送路K3(所定の搬送路)に導くときに、記録媒体Pの後端が分離部材23の位置を通過するまでに中継搬送路K3を開放した状態から閉鎖する方向への回動を開始するように、切替部材45を動作させている。これにより、比較的簡易な構成で、分離部材23に形成された水滴が記録媒体Pに付着して異常画像が生じる不具合を充分かつ効率的に軽減することができる。
実施の形態2.
図8及び図9にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図8は、実施の形態2における切替部材45を示す斜視図である。図9は、別形態の切替部材45を示す斜視図である。
本実施の形態2における切替部材45は、複数の爪部材45bのうち幅方向端部のものの突出長さが幅方向中央部のものに比べて長く設定されている点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態2における搬送装置30(画像形成装置1)も、後述する切替部材45の構成を除き、前記実施の形態1のものと同様に構成され動作する。
ここで、図8に示すように、本実施の形態2における切替部材45は、幅方向に間隔をあけて並設された複数の爪部材45b(本実施の形態2では、8つの爪部材45である。)のうち、幅方向両端の2つの爪部材45bの突出長さが、その他の6つの爪部材45bの突出長さに比べて長くなるように形成されている。ここで、幅方向両端の2つの爪部材45bが配置されている幅方向の位置は、記録媒体Pにおいて、画像領域PAの幅方向の範囲Mの外側の範囲N(画像が形成されない余白領域である。)である。
このような構成により、切替部材45が記録媒体Pを分離部材23から離間させるように回動したとき(図3(B)の状態のときである。)、切替部材45の幅方向両端の2つの爪部材45bが記録部材Pの余白領域Nを押動することになる。したがって、切替部材45の爪部材45bが記録媒体P上の画像PAに接触して画像PAに傷やスジが形成されるのを避けることができる。
また、通常、画像形成装置1は、複数の定形サイズの記録媒体Pを通紙できるように構成されているため、図9に示すように、複数サイズL1〜L4の記録媒体Pに対応するように、切替部材45を構成することもできる。
詳しくは、図9に示すように、切替部材45は、幅方向に間隔をあけて並設された8つの爪部材45bのうち、幅方向両端の2つの爪部材45bは、その突出長さが幅方向中央部側で隣接する2つの爪部材45bの突出長さに比べて長くなるように形成されていて、その幅方向の位置が最大サイズL1の記録媒体Pの余白領域N1になるように配設されている。また、両端から中央部側に2番目に位置する2つの爪部材45bは、その突出長さが幅方向中央部側で隣接する2つの爪部材45bの突出長さに比べて長くなるように形成されていて、その幅方向の位置が2番目に大きいサイズL2の記録媒体Pの余白領域N2になるように配設されている。同様に、両端から中央部側に3番目に位置する2つの爪部材45bは、その突出長さが最も中央部側に位置する2つの爪部材45bの突出長さに比べて長くなるように形成されていて、その幅方向の位置が3番目に大きいサイズL3の記録媒体Pの余白領域N3になるように配設されている。そして、最も中央部側に位置する2つの爪部材45bは、その突出長さが他の爪部材45bの突出長さに比べて最も短くて、その幅方向の位置が最小サイズL4の記録媒体Pの余白領域N4になるように配設されている。
このような構成により、切替部材45が記録媒体Pを分離部材23から離間させるように回動したとき(図3(B)の状態のときである。)、その記録媒体Pのサイズに関わらず、対応する2つの爪部材45bが記録部材Pの余白領域(図9の余白領域N1〜N4のいずれかである。)を押動することになる。したがって、通紙される記録媒体Pのサイズに関わらず、切替部材45の爪部材45bが記録媒体P上の画像に接触して画像に傷やスジが形成されるのを避けることができる。
以上説明したように、本実施の形態2においても、前記実施の形態1のものと同様に、切替部材45によって定着部20を通過した記録媒体Pを中継搬送路K3(所定の搬送路)に導くときに、記録媒体Pの後端が分離部材23の位置を通過するまでに中継搬送路K3を開放した状態から閉鎖する方向への回動を開始するように、切替部材45を動作させている。これにより、比較的簡易な構成で、分離部材23に形成された水滴が記録媒体Pに付着して異常画像が生じる不具合を充分かつ効率的に軽減することができる。
実施の形態3.
図10にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図10は、実施の形態3における搬送装置の近傍を示す図である。本実施の形態3における搬送装置30は、中継搬送路K3を移動する記録媒体Pの非定着面(ウラ面)に対向するガイド部材70に凹部が形成されている点が、前記各実施の形態のものとは相違する。
本実施の形態3における搬送装置30(画像形成装置1)も、後述するガイド部材70の構成を除き、前記実施の形態1のものと同様に構成され動作する。
ここで、図10示すように、本実施の形態3における搬送装置30は、切替部材45を挟んで定着部20から離れる側に設置されたガイド部材70(記録媒体Pの搬送を案内する部材である。)に、切替部材45から離れる側に凹状に形成された凹部(一点鎖線で囲んだ部分である。)が形成されている。すなわち、本実施の形態3におけるガイド部材70は、図2等に示す前記各実施の形態におけるガイド部材に比べて、切替部材45から離れる側に凹状に形成されている。
そして、両面プリントモード時において、排紙ローラ41、43(搬送ローラ)は、記録媒体Pの後端が分離部材23の位置を通過するまでに切替部材45の中継搬送路K3を閉鎖する方向への回動が開始されるタイミング(図3(B)の状態になるタイミングである。)に合わせて、その正方向の回転(図3(A)に示す方向の回転である。)を所定時間だけ停止させるように制御される。
これにより、切替部材45が記録媒体Pを分離部材23から離間させるように回動したとき(図3(B)の状態のときである。)、記録媒体Pは排紙ローラ41、43のニップ部に先端側が挟持された状態で、ガイド部材70の凹部に沿うように撓むことになる。そのため、図3(B)の状態のとき、切替部材45が記録媒体Pに接触しないか、接触しても極めて小さな力で接触することになるため、切替部材45の衝突によって記録媒体P上の画像に影響が及ぶ不具合を軽減することができる。
なお、定着ローラ21による搬送速度が、排紙ローラ41による搬送速度よりも大きくなるように構成することによっても、ガイド部材70の凹部で記録媒体Pを撓ませることができるが、その場合には記録媒体Pの搬送方向のサイズが長くなるほど撓みが大きくなって搬送路内でジャムが生じやすくなってしまう。
以上説明したように、本実施の形態3においても、前記各実施の形態のものと同様に、切替部材45によって定着部20を通過した記録媒体Pを中継搬送路K3(所定の搬送路)に導くときに、記録媒体Pの後端が分離部材23の位置を通過するまでに中継搬送路K3を開放した状態から閉鎖する方向への回動を開始するように、切替部材45を動作させている。これにより、比較的簡易な構成で、分離部材23に形成された水滴が記録媒体Pに付着して異常画像が生じる不具合を充分かつ効率的に軽減することができる。
実施の形態4.
図11にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図11は、実施の形態4における画像形成装置1において切替部材45の制御を説明するためのグラフである。本実施の形態4における画像形成装置1(搬送装置30)は、両面プリントモード時において記録媒体Pの後端が分離部材23から離れるように切替部材45の回動タイミングを早める動作を温湿度に応じておこなっている点が、前記各実施の形態のものとは相違する。
本実施の形態4における搬送装置30(画像形成装置1)も、後述する温湿度による制御を除き、前記実施の形態1のものと同様に構成され動作する。
ここで、図示は省略するが、本実施の形態4における搬送装置30(画像形成装置1)には、装置の周囲の温湿度を検知する温湿度センサ(温湿度検知手段)が設置されている。
そして、温湿度センサで検知した検知結果に基いて、図11に示すように、その検知結果が「動作させる」温湿度範囲にあるときには図3(B)で説明した切替部材45の中継搬送路K3を閉鎖する回動タイミングを早める制御をおこない、その検知結果が「動作させない」温湿度範囲にあるときには図3(B)で説明した切替部材45の回動タイミングを早める制御をおこなわずに記録媒体Pの後端が切替部材45の位置を通過した後に切替部材45の中継搬送路K3を閉鎖する回動をおこなう。
このような温湿度による制御をおこなうのは、先に説明したように寒冷期で装置が冷え切っている場合や高湿期で記録媒体Pの含水分量が多い場合に、分離部材23への水滴付着が生じやすいためである。すなわち、水滴付着が生じにくい温湿度条件のときには、切替部材45の中継搬送路K3を閉鎖する回動タイミングを早める制御をおこなわないことによって、副作用(切替部材45が記録媒体Pに接触することによって記録媒体Pに傷が生じる問題などである。)が生じるのを防止することができる。
なお、画像形成装置1において連続的に記録媒体Pを通紙する場合には、その通紙枚数の増加にともない装置内の温度が上昇することになるため、記録媒体Pの通紙枚数が所定値に達するまでは図3(B)で説明した切替部材45の中継搬送路K3を閉鎖する回動タイミングを早める制御をおこない、記録媒体Pの通紙枚数が所定値に達した後は図3(B)で説明した切替部材45の回動タイミングを早める制御をおこなわずに記録媒体Pの後端が切替部材45の位置を通過した後に切替部材45の中継搬送路K3を閉鎖する回動をおこなうようにすることもできる。そのような場合にも、先に説明した本実施の形態4のものと同様の効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施の形態4においても、前記各実施の形態のものと同様に、切替部材45によって定着部20を通過した記録媒体Pを中継搬送路K3(所定の搬送路)に導くときに、記録媒体Pの後端が分離部材23の位置を通過するまでに中継搬送路K3を開放した状態から閉鎖する方向への回動を開始するように、切替部材45を動作させている。これにより、比較的簡易な構成で、分離部材23に形成された水滴が記録媒体Pに付着して異常画像が生じる不具合を充分かつ効率的に軽減することができる。
実施の形態5.
図12にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図12は、実施の形態5における搬送装置30を示す図である。本実施の形態5における搬送装置30は、排紙ローラ91(搬送ローラ)に対して1つの排紙従動ローラ92が圧接して記録媒体Pを挟持・搬送するためのニップ部が1つ形成されている点が、排紙ローラ41に対して2つの排紙従動ローラ42、43が圧接して記録媒体Pを挟持・搬送するためのニップ部が2つ形成されている前記各実施の形態のものとは相違する。
図12に示すように、本実施の形態5における搬送装置30には、定着部20を通過した記録媒体Pを装置外に排出するための排紙搬送路K2(所定の搬送路)と、切替部材45の位置(又は近傍)で排紙搬送路K2に合流するように形成された両面搬送路K5(排紙搬送路K2を通過した記録媒体Pが搬送方向を逆転させて逆方向に搬送される搬送路である。)と、が設けられている。そして、切替部材45は、支軸45aを中心にして回動する位置を切り替えることで逆方向に搬送される記録媒体Pを案内する搬送路を排紙搬送路K2から両面搬送路K5に切り替える。
詳しくは、図12を参照して、記録媒体Pがスタック部100に排紙される場合には、切替部材45が第2搬送路K2(排紙搬送路)を開放するように動作するとともに、排紙ローラ91は図12の反時計方向に回転駆動されて、記録媒体Pは第4搬送路K4を通過して排紙されることになる。
これに対して、両面プリントモード時には、記録媒体Pの後端の近傍が排紙ローラ91と排紙従動ローラ92との間に挟持された状態になった後に、排紙ローラ92を図12の時計方向に逆転して回転駆動させるとともに、切替部材45を第2搬送路K2(排紙搬送路)を閉鎖して第5搬送路K5(両面搬送路)を開放するように動作させて、記録媒体Pは両面搬送路K5に導かれることになる。
そして、このように構成された搬送装置30(画像形成装置1)において、切替部材45は、定着部20を通過した記録媒体Pを排紙搬送路K2に導くときに、記録媒体Pの先端が切替部材45の位置に達するまでに、定着部20の側からみて排紙搬送路K2を開放した状態になる。そして、切替部材45は、その記録媒体Pの後端が分離部材23の位置を通過するまでに(好ましくは、定着ニップを通過する直前に)、定着部20の側からみて、排紙搬送路K2を閉鎖する方向への回動を開始する。
これにより、図12に示すように構成された搬送装置30(画像形成装置1)では、両面プリントモード時に加えて、片面プリントモード時においても、分離部材23上の水滴が記録媒体Pに付着する不具合を確実に軽減することができる。
以上説明したように、本実施の形態5においては、切替部材45によって定着部20を通過した記録媒体Pを排紙搬送路K2(所定の搬送路)に導くときに、記録媒体Pの後端が分離部材23の位置を通過するまでに排紙搬送路K2を開放した状態から閉鎖する方向への回動を開始するように、切替部材45を動作させている。これにより、比較的簡易な構成で、分離部材23に形成された水滴が記録媒体Pに付着して異常画像が生じる不具合を充分かつ効率的に軽減することができる。
なお、前記各実施の形態では、カラーの画像形成装置1に設置される搬送装置30に対して本発明を適用したが、モノクロの画像形成装置に設置される搬送装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
そして、その場合であっても、前記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体、装置本体)、
20 定着部(定着装置)、
21 定着ローラ(定着回転体)、 22 加圧ローラ(加圧回転体)、
23 分離部材(分離板)、
30 搬送装置、
41 排紙ローラ(搬送ローラ)、
42、42 排紙従動ローラ、
45 切替部材(分岐爪)、
45a 支軸、
45b 爪部材、
46 コロ、
70 ガイド部材(ガイド板)、
91 排紙ローラ(搬送ローラ)、 92 排紙従動ローラ、
K2 排紙搬送路、 K3 中継搬送路、
K4 スイッチバック搬送路、 K5 両面搬送路、
P 記録媒体。
特許2011−144050号公報 特許2012−98604号公報 特許2008−241774号公報

Claims (9)

  1. 加圧回転体との間に形成される定着ニップの位置で記録媒体上に形成されたトナー像を加熱して当該記録媒体上に定着する定着回転体と、前記定着ニップに対して記録媒体の搬送方向下流側の位置で前記定着回転体に対向するように設置された分離部材と、を具備した定着部と、
    前記定着部に対して記録媒体の搬送方向下流側の位置に設置されて、支軸を中心にして回動する位置を切り替えることで記録媒体を案内する搬送路を切り替える切替部材と、
    を備え、
    前記切替部材は、前記定着部を通過した記録媒体を所定の搬送路に導くときに、記録媒体の先端が当該切替部材の位置に達するまでに前記定着部の側からみて前記所定の搬送路を開放した状態になり、当該記録媒体の後端が前記分離部材の位置を通過するまでに前記定着部の側からみて前記所定の搬送路を閉鎖する方向への回動を開始することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着部を通過した記録媒体を装置外に排出するための排紙搬送路と、
    前記排紙搬送路を挟んで前記定着回転体から離れる位置に形成されて、前記定着部を通過した記録媒体を両面搬送路に導くための前記所定の搬送路としての中継搬送路と、
    を備え、
    前記切替部材は、前記支軸を中心にして回動する位置を切り替えることで記録媒体を案内する搬送路を前記排紙搬送路と前記中継搬送路とのうちいずれかに切り替え、
    前記切替部材は、前記定着部を通過した記録媒体を前記中継搬送路に導くときに、記録媒体の先端が当該切替部材の位置に達するまでに前記定着部の側からみて前記排紙搬送路を閉鎖して前記中継搬送路を開放した状態になり、当該記録媒体の後端が前記分離部材の位置を通過するまでに前記定着部の側からみて前記中継搬送路を閉鎖する方向への回動を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着部を通過した記録媒体を装置外に排出するための前記所定の搬送路としての排紙搬送路と、
    前記切替部材の位置で前記排紙搬送路に合流するように形成されて、前記排紙搬送路を通過した記録媒体が搬送方向を逆転させて逆方向に搬送される両面搬送路と、
    を備え、
    前記切替部材は、前記支軸を中心にして回動する位置を切り替えることで前記逆方向に搬送される記録媒体を案内する搬送路を前記排紙搬送路から前記両面搬送路に切り替え、
    前記切替部材は、前記定着部を通過した記録媒体を前記排紙搬送路に導くときに、記録媒体の先端が当該切替部材の位置に達するまでに前記定着部の側からみて前記排紙搬送路を開放した状態になり、当該記録媒体の後端が前記分離部材の位置を通過するまでに前記定着部の側からみて前記排紙搬送路を閉鎖する方向への回動を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記切替部材は、前記定着部を通過した記録媒体を前記所定の搬送路に導くときに、記録媒体の先端が当該切替部材の位置に達するまでに前記定着部の側からみて前記所定の搬送路を開放した状態になり、当該記録媒体の後端が前記定着ニップの位置を通過する直前に前記定着部の側からみて前記所定の搬送路を閉鎖する方向への回動を開始することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記切替部材は、
    記録媒体の搬送方向に対して直交する幅方向に延在する前記支軸と、
    前記支軸に対して搬送方向上流側に突出するように形成されて、幅方向に間隔をあけて並設された複数の爪部材と、
    を具備し、
    前記複数の爪部材は、前記支軸に対して搬送方向上流側に突出する長さが一定とならないように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記切替部材は、少なくともその先端部が、高摺動性材料で形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記切替部材は、その先端部に所定値以上の力が加わったときに、その力に応じて弾性変形するように形成されるか、又は、その力に応じて一時的に前記所定の搬送路を開放する方向に回動するように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記切替部材に対して搬送方向下流側の位置に設置されて、回転方向を逆転させることで搬送方向を切り替えて記録媒体を搬送する搬送ローラと、
    前記切替部材を挟んで前記定着部から離れる側に設置されて、記録媒体の搬送を案内するガイド部材と、
    を備え、
    前記ガイド部材は、前記切替部材から離れる側に凹状に形成された凹部を具備し、
    前記搬送ローラは、記録媒体の後端が前記分離部材の位置を通過するまでに前記切替部材の前記所定の搬送路を閉鎖する方向への回動が開始されるタイミングに合わせて、その正方向の回転を所定時間だけ停止させることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 加圧回転体との間に形成される定着ニップの位置で記録媒体上に形成されたトナー像を加熱して当該記録媒体上に定着する定着回転体と、前記定着ニップに対して記録媒体の搬送方向下流側の位置で前記定着回転体に対向するように設置された分離部材と、を具備した定着部を通過した記録媒体を搬送する搬送装置であって、
    前記定着部に対して記録媒体の搬送方向下流側の位置に設置されて、支軸を中心にして回動する位置を切り替えることで記録媒体を案内する搬送路を切り替える切替部材を備え、
    前記切替部材は、前記定着部を通過した記録媒体を所定の搬送路に導くときに、記録媒体の先端が当該切替部材の位置に達するまでに前記定着部の側からみて前記所定の搬送路を開放した状態になり、当該記録媒体の後端が前記分離部材の位置を通過するまでに前記定着部の側からみて前記所定の搬送路を閉鎖する方向への回動を開始することを特徴とする搬送装置。
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