JP2014218681A - 水系及び蒸気系プラントの腐食抑制方法及び腐食抑制剤 - Google Patents
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Abstract
Description
中でも脂肪酸は取り扱いの容易さ、環境や人体に対する安全性などを理由に脂肪酸、脂肪酸アルカリ金属塩、脂肪酸エステル、油脂等様々な形態で腐食抑制剤として使用されている。
キャリーオーバーとはボイラ水が蒸気とともに移行する障害のことあるが、キャリーオーバーが発生するとボイラ水中の塩類等の成分が蒸気使用先及び蒸気凝縮水系に移行して腐食を発生させたり、蒸気使用先の製品を汚染させたりする可能性がある。
しかも、C8〜12飽和脂肪酸類は、天然素材であり取り扱いが容易で、環境や人体に対する安全性が高い点においても、実用上非常に優れた腐食抑制剤である。
なお、本明細書において、「%」は「質量(重量)」基準の百分率を示す。
また、本発明において「主成分」とは、複数の成分よりなるものにおいて、全成分中に最も多く存在する成分をさす。
本発明において、腐食抑制を行う水系及び蒸気系プラントとしては、ボイラ水系などの系内で水が加熱により蒸発して蒸気となり、また蒸気が冷却されて凝縮水となるプラントが挙げられる。
本発明では、このような水系及び蒸気系プラントにおける、鋼材や銅材といった金属の腐食を抑制する。
本発明においては、このような水系及び蒸気系プラント内の流体にC8〜12飽和脂肪酸類を含む腐食抑制剤を添加する。ここで、飽和脂肪酸の炭素数が7以下であると十分な腐食抑制効果を得ることができず、また、後述のように臭気が問題となり、一方、炭素数が12を超えると発泡性が問題となる。また、不飽和脂肪酸は天然には炭素数が14以上のものが多く、これらは炭素数に限らず発泡性が高い。
カプリル酸金属塩(カプリル酸ナトリウム、カプリル酸カリウム、カプリル酸亜鉛、カプリル酸バリウム、カプリル酸リチウム、カプリル酸マグネシウム、カプリル酸カルシウム、カプリル酸アルミニウム等)、カプリル酸エステル(グリセリンカプリル酸エステル、ショ糖カプリル酸エステル、ソルビタンカプリル酸エステル、グリセリン有機酸カプリル酸エステル、プロピレングリコールカプリル酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンカプリル酸エステル等)
カプリン酸金属塩(カプリン酸ナトリウム、カプリン酸カリウム、カプリン酸亜鉛、カプリン酸バリウム、カプリン酸リチウム、カプリン酸マグネシウム、カプリン酸カルシウム、カプリン酸アルミニウム等)、カプリン酸エステル(グリセリンカプリン酸エステル、ショ糖カプリン酸エステル、ソルビタンカプリン酸エステル、グリセリン有機酸カプリン酸エステル、プロピレングリコールカプリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンカプリン酸エステル等)
ラウリン酸金属塩(ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、ラウリン酸亜鉛、ラウリン酸バリウム、ラウリン酸リチウム、ラウリン酸マグネシウム、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸アルミニウム等)、ラウリン酸エステル(グリセリンラウリン酸エステル、ショ糖ラウリン酸エステル、ソルビタンラウリン酸エステル、グリセリン有機酸ラウリン酸エステル、プロピレングリコールラウリン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンラウリン酸エステル等)
本発明において、上述のC8〜12飽和脂肪酸類の1種又は2種以上を腐食抑制剤として、水系及び蒸気系プラントに添加して系内の金属の腐食を抑制する。
処理対象水系がボイラプラント以外の一般的な水系及び蒸気系プラントである場合、前述のC8〜12飽和脂肪酸類は、これを含む溶液またはエマルションの形態で水系及び蒸気系プラントの流体(系内の水及び/又は蒸気)に添加することが好ましい。
これらの植物由来のエステル系乳化剤は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明においては、C8〜12飽和脂肪酸類を含む本発明の腐食抑制剤と共に、防食効果の向上等の目的で、必要に応じて、各種の添加成分、例えばアルカリ剤、pH調整剤、防食剤の1種又は2種以上を併用してもよい。また、本発明の腐食抑制剤は、防食効果、安定性、取り扱い性の向上等の目的で、C8〜12飽和脂肪酸類と共に、これらの他の成分の1種又は2種以上をを含有していてもよい。
アルカリ剤としては、例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム及び炭酸ナトリウム等が挙げられる。
pH調整剤としては、リン酸三ナトリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸二カリウム、リン酸三ナトリウムとリン酸二ナトリウムを所定の比率で混合したもの等が挙げられる。
防食剤としては、例えば中和性アミン、皮膜性アミン、各種の酸及び/又はその塩、カルボキシル基を有する水溶性ポリマー及び/又はコポリマー等を用いることができる。
中和性アミンとしては、例えばモノエタノールアミン(MEA)、シクロへキシルアミン(CHA)、モルホリン(MOR)、ジエチルエタノールアミン(DEEA)、モノイソプロパノールアミン(MIPA)、3−メトキシプロピルアミン(MOPA)、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)、ジエタノールアミン(DEA)等が挙げられる。
(ii)皮膜性アミン
皮膜性アミンとしては、例えばオクタデシルアミン等の長鎖アルキルアミン等が挙げられる。
(iii)各種の酸及び/又はその塩
各種の酸及び/又はその塩としては、例えばクエン酸及び/又はその塩、コハク酸カリウム塩、グルコン酸及び/又はその塩、α−グルコヘプトリン酸及び/又はその塩等が挙げられる。
クエン酸塩は、クエン酸のカルボキシル基の水素原子を、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属で置換して得られる塩である。クエン酸塩の具体例としては、クエン酸ナトリウム、クエン酸水素ナトリウム、クエン酸カリウム、クエン酸水素カリウム等の塩及びそれらの水和物等が挙げられる。
水溶性ポリマーとしては、カルボキシル基を有する水溶性ホモポリマー及び/又はコポリマーが用いられる。その具体例としては、アクリル酸、マレイン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、3−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸及びそれらの塩等から選ばれるモノマーを用いて得られたホモポリマー、コポリマー及びイソブチレンとのコポリマーの中から選ばれるポリマー等が挙げられる。
<腐食抑制剤の調製>
粒状のカプリン酸ナトリウムを濃度100mg/Lとなるように純水に溶解させて腐食抑制剤を調製した。
テストピース(鋼材および銅材、50mm×15mm×1mm、#400番研磨処理後、脱脂・秤量したもの)を設置した内径φ32mmの円柱状ガラスカラムに、腐食抑制剤中の脂肪酸成分の濃度が2.5mg/Lとなるように添加した軟水(ヒーターで40℃に加温、溶存酸素濃度6.5mg/L)を連続的に通水量10L/hで通水させ、72時間後に取り外した各テストピースを脱錆・秤量し、腐食減量より腐食速度を求めた。
腐食抑制効果の評価を行った後のガラスカラム流出水を200mLサンプリングし、垂直に立設した、内径20mm、長さ500mmのガラス製カラムに移し入れ、窒素ガスを0.5L/h通気させて10分間バブリングした。発泡が定常状態に達したことを確認後、通気を停止し、その停止直後の液面の泡の高さを調べた。
カプリン酸ナトリウムの代りに粒状のラウリン酸ナトリウムを用いたこと以外は実施例1と同様に腐食抑制剤を調製して、同様に腐食抑制効果及び発泡性の評価を行い、結果を表1に示した。
腐食抑制剤を添加しなかったこと以外は実施例1と同様に腐食抑制効果の評価を行い、結果を表1に示した。
60℃の恒温水槽内にて、粒状のオレイン酸ナトリウムを濃度100mg/Lとなるように純水に溶解させて腐食抑制剤を調製し、この腐食抑制剤を用いて、実施例1と同様に腐食抑制効果及び発泡性の評価を行い、結果を表1に示した。
オレイン酸ナトリウムの代りに粒状のステアリン酸ナトリウムを用いたこと以外は比較例2と同様に腐食抑制剤を調製して、腐食抑制効果及び発泡性の評価を行い、結果を表1に示した。
<腐食抑制剤の調製>
純水100質量部中において、植物由来のエステル系乳化剤であるポリグリセリンラウリン酸モノエステル(阪本薬品工業株式会社製、商品名:SYグリスター ML−750)5質量部の存在下、ホモジナイザー(IKA社製、機種名:ULTRA−TURRAX T50 basic)を用いて、ヤシ油30質量部を乳化処理することにより、油滴の平均径2μm程度のヤシ油乳化エマルションよりなる腐食抑制剤を調製した。
ボイラ蒸気復水系を想定して、腐食抑制剤を蒸気発生器の蒸気ライン(1.0MPa)に、蒸気発生器の蒸気凝縮水中の脂肪酸成分濃度が10mg/Lとなるように添加し、熱交換器で40℃まで冷却させた後、テストピース(鋼材および銅材、50×15×1mm、#400番研磨処理後、脱脂・秤量したもの)を設置した内径φ32mmの円柱状ガラスカラムに連続通水させた。蒸気発生器の給水には軟水(ヒーターで40℃に加温、溶存酸素濃度6.5mg/L)を使用した。72時間後に取り外した各テストピースを脱錆・秤量し、腐食減量により腐食速度を求めた。
実施例1におけると同様にして評価した。
ヤシ油の代わりにパーム核油を用いた以外は、実施例3と同様にして油滴の平均径2μm程度のパーム核油エマルションよりなる腐食抑制剤を調製し、同様に腐食抑制効果及び発泡性の評価を行い、結果を表1に示した。
腐食抑制剤を添加しなかったこと以外は、実施例3と同様に腐食抑制効果の評価を行い、結果を表1に示した。
ヤシ油の代わりに菜種油を用いた以外は、実施例3と同様にして油滴の平均径2μm程度の菜種油エマルションよりなる腐食抑制剤を調製し、同様に腐食抑制効果及び発泡性の評価を行い、結果を表1に示した。
ヤシ油の代わりにひまわり油を用いた以外は、実施例3と同様にして油滴の平均径200nm程度のひまわり油エマルションよりなる腐食抑制剤を調製し、同様に腐食抑制効果及び発泡性の評価を行い、結果を表1に示した。
Claims (9)
- 水系及び蒸気系プラント内の金属の腐食を抑制する方法において、該プラント内の流体に、炭素数8〜12の飽和脂肪酸、炭素数8〜12の飽和脂肪酸塩、及び炭素数8〜12の飽和脂肪酸エステルよりなる群から選ばれる1種又は2種以上を含む腐食抑制剤を添加することを特徴とする水系及び蒸気系プラントの腐食抑制方法。
- 請求項1において、前記水系及び蒸気系プラントがボイラプラントであり、前記腐食抑制剤として、炭素数8〜12の飽和脂肪酸エステルを含む油相を乳化剤で乳化してなるエマルションを該プラントの蒸気及び/又は復水に添加することを特徴とする水系及び蒸気系プラントの腐食抑制方法。
- 請求項2において、前記エマルションは、炭素数8〜12の飽和脂肪酸トリグリセリドを主成分とする油脂を、植物由来のエステル系乳化剤で乳化してなるエマルションであることを特徴とする水系及び蒸気系プラントの腐食抑制方法。
- 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記腐食抑制剤に含まれる全脂肪酸成分の物質量の合計量に対する炭素数8〜12の飽和脂肪酸成分の物質量の割合が40%以上であることを特徴とする水系及び蒸気系プラントの腐食抑制方法。
- 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記腐食抑制剤に含まれる全脂肪酸成分の物質量の合計量に対する炭素数13以上の脂肪酸成分の物質量の割合が50%以下であることを特徴とする水系及び蒸気系プラントの腐食抑制方法。
- 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記腐食抑制剤に含まれる全脂肪酸成分の物質量の合計量に対する炭素数7以下の脂肪酸成分の物質量の割合が10%未満であることを特徴とする水系及び蒸気系プラントの腐食抑制方法。
- 水系及び蒸気系プラント内の金属の腐食抑制剤において、炭素数8〜12の飽和脂肪酸、炭素数8〜12の飽和脂肪酸塩、及び炭素数8〜12の飽和脂肪酸エステルよりなる群から選ばれる1種又は2種以上を含むことを特徴とする水系及び蒸気系プラントの腐食抑制剤。
- 請求項1において、前記水系及び蒸気系プラントがボイラプラントであり、炭素数8〜12の飽和脂肪酸エステルを含む油相を乳化剤で乳化してなるエマルションであることを特徴とする水系及び蒸気系プラントの腐食抑制剤。
- 請求項8において、前記エマルションは、炭素数8〜12の飽和脂肪酸トリグリセリドを主成分とする油脂を、植物由来のエステル系乳化剤で乳化してなるエマルションであることを特徴とする水系及び蒸気系プラントの腐食抑制剤。
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