JP2014218320A - シート材識別装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート材の厚さや剛性の影響を受けることなく、シート材と一定の距離関係を保ちながら面情報を得る。
【解決手段】積載手段に積載されたシート材Sの表面に対向して、シート材の情報を検知する検知手段1と、検知手段が検知した情報に基づいて、シート材の識別を行う識別手段とを有するシート材識別装置10であって、積載手段および検知手段のいずれかを、シート材の表面に検知手段が接触する検知位置、およびシート材の表面から検知手段が遠ざかる待機位置に移動可能に支持する手段と、検知手段に対してシート材の表面に向け摺動させる習性を付与し、シート材の表面に接触した際のシート材からの反力により、習性に抗して検知手段を移動させる支持機構と、を備え、支持機構には、検知手段の摺動時の姿勢を安定させてガイドする摺動ガイド部材7が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像が記録されるシート材を識別するシート材識別装置及び画像形成装置に関するものである。
複写機やプリンター、ファクシミリ装置などの画像形成装置では、シート材に画像が転写あるいは印刷されることにより画像出力を得ることができる。
画像形成に際しては、使用されるシート材のサイズや種類さらには材質などを予め識別しておき、その識別結果に応じた画像形成条件を適正化することが行われる場合がある。
シート材の識別方式には、非接触方式および接触方式があり、非接触方式では光学センサが用いられ、接触方式では接触子が用いられることが知られている。
非接触方式に用いられる光学センサは、シート材の同一面側に発光部および受光部を備えた反射型検知機構を用いるもの、対向面に発光部および受光部をそれぞれ配置した透過型検知機構を用いるものがある。
接触方式では、接触子をシート材に接触させ、例えば接触時での圧力変化を観察するものがある(例えば、特許文献1)。
非接触方式は、光学センサという比較的安価な部材を用いることができる反面、検出項目においてシート材の有無検出が主眼となるに過ぎず、シート材の厚さや面性状を検出することは殆どできない。そこで、表面の走査が可能なイメージセンサを用いることが考えられるが、光学センサに比較して高価でありコストの上昇となる。また、イメージセンサを用いた場合でも、シート材の厚さや凹凸などの面性状までを割り出すことはできない。
一方、接触方式の場合として挙げた特許文献1に開示された構成では、シート材に接触する接触子が揺動可能に支持され、揺動端に対向させて圧力センサを配置し、接触子の王圧時での圧力分布の変化によりシート材の面性状を割り出すことができる。
また、接触子側に圧力センサの領域に対応して圧力を付加するバックアップ部材を配置し、バックアップ部材によるシート材との圧接時での圧力センサでの圧力分布の変化と坪量との関係から厚さを割り出すこともできるようになっている。
しかし、接触子は圧力センサに対向する面全域をシート材に接触させなければ、圧力センサでの圧力分布の変化を正確に割り出せない虞がある。
つまり、接触子は揺動可能に支持されている部材であることから、シート材の厚さや剛性によって反発を受けた際に接触子の全面が接触しないこともあり、圧力センサでの圧力分布の変化を正確に得ることができなくなる。
本発明の目的は、上記従来のシート材識別装置における問題に鑑み、シート材の厚さや剛性の影響を受けることなく、シート材と一定の距離関係を保ちながら面情報を得ることができる構成を備えたシート材識別装置および画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は、積載手段に積載されたシート材の表面に対向して当該シート材の情報を検知する検知手段と、該検知手段が検知した情報に基づいてシート材の識別を行う識別手段とを有するシート材識別装置であって、前記積載手段および前記検知手段のいずれかを前記シート材の表面に該検知手段が接触する検知位置および該シート材の表面から前記検知手段が遠ざかる待機位置に移動可能に支持する手段と、前記検知手段に対して前記シート材の表面に向け摺動させる習性を付与し、該シート材の表面に接触した際のシート材からの反力により該習性に抗して前記検知手段を移動させる支持機構と、を備え、前記支持機構には、前記検知手段の摺動時の姿勢を安定させてガイドする摺動ガイド部材が設けられていることを特徴とするシート材識別装置にある。
本発明によれば、支持機構により検知手段の摺動時での姿勢を安定させるようになっているので、シート材の表面と検知手段との対向関係を適正に維持することが可能となる。これにより、シート材の表面に対して検知手段の接触不良が防止されて正確な面性状を取得することが可能となる。
本発明の実施形態にかかるシート識別装置を用いるシート給送装置を示す図である。 本発明の実施形態にかかるシート識別装置に関する第1の例で用いられる原理構成を説明するための図である。 本発明の実施形態にかかるシート識別装置に関する第2の例で用いられる原理構成を説明するための図である。 本発明の実施形態にかかるシート識別装置に関する第3の例で用いられる原理構成を説明するための図である。 図4に示した原理構成の一部変形例を説明するための図である。 本発明の実施形態にかかるシート識別装置に関する第4の例で用いられる原理構成を説明するための図である。 図2に示した構成の要部変形例を説明するための図である。 本発明の実施形態にかかるシート識別装置に用いられる検知センサ本体による情報検知の原理を説明するための図である。 図8に示した検知センサ本体を用いる識別手段を含む制御部の構成を説明するためのブロック図である。 図9に示した制御部において実行される情報探索処理の一部を説明するための図である。 図9に示した制御部において実行される情報探索処理のうちで、図10に示した段階を経過した後の処理を説明するための図である。 図9に示した制御部において実行される情報探索処理のうちで、新規情報と判断した場合の処理を説明するための図である。 図1に示した第1の例において、シート材の積載手段を移動させる場合の構成を説明するための図である。
以下、図示実施例により本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、シート材識別装置10を備えた画像形成装置の給紙部101を示す説明図である。
給紙部101には、複数のシートを積載可能な積載手段としての給紙トレイ102が設けられており、積載されたシート材SSの上方に検知手段に相当する検知センサ本体1を備えたシート識別装置10が配置されている。
積載手段である給紙トレイ102およびシート識別装置10は、そのいずれかが、検知センサ本体1がシート材の表面に接触する検知位置およびシート材の表面から遠ざかる待機位置に移動できるようになっている。
図1(A)には、シート識別装置10が図示しない駆動手段を用いて給紙トレイ102に積載されているシートに対して昇降することにより上述した検知位置および待機位置に移動できる構成が示されている。
図1(B)には、積載手段である給紙トレイ102を昇降装置103により昇降させることにより、シート識別装置10に対して上述した検知位置および待機位置に移動できる構成が示されている。
図2は、図1(A)に示した場合を対象としてシート識別装置10の構成を示す図である。
同図においてシート識別装置10は、検知センサ本体1が摺動可能に挿入されている筐体2を備えている。
シート識別装置10には、シート材Sの表面に向け摺動させる習性を付与し、かつシート材の表面に接触した際のシート材からの反力により習性に抗して検知センサ本体1を移動させる支持機構が設けられている。
支持機構には、筐体2内でシート材Sと対向する側の面と反対側の面との間に配置されているバネなどの伸縮可能な弾性体3および、摺動ガイド部材7が用いられている。
弾性体3は、検知センサ本体1をシート材Sの表面に向け摺動させる習性を付与する部材として用いられ、摺動ガイド部材7は、検知センサ本体1の摺動時での姿勢を安定させてガイドする部材として用いられる。
検知センサ本体1は、摺動方向一方側を弾性体3に懸垂支持されており、弾性体3の伸長時での弾性力と自重とが均衡する位置を基準位置として決められている。本実施例では、検知センサ本体1における基準位置として、検知センサ本体1におけるシート材Sと対向する検知面が筐体2の同一側の面から外側に突出している位置とされている。
これにより検知センサ本体1は、シート材Sに接触すると、シート材Sからの反力を受けて上記習性に抗してシート材と対向する筐体2の端面内に向け移動し、移動した位置で弾性体3から一定の圧力を維持されてシート材Sに密着する習性を付与される。
上述した検知位置は、検知センサ本体1が筐体2内に向け移動して検知面が筐体端面と一致する位置に相当している。
一方、摺動ガイド部材7は、筐体2におけるシートの表面に対向する側の端面2aと同一位置となる面を持ち、筐体2の断面形状が矩形の場合、検知線ション体1の外周を囲繞できる位置に配置されている。図2に示す構成では、検知センサ本体の四方の側面と筐体2の内面との間に配置されて検知センサ本体1の摺動をガイドできるようになっている。
図2に示した摺動ガイド部材7は、検知センサ本体1の表面に接触可能な低摩擦部材からなる板状部材が用いられている。
なお、摺動ガイド部材7の配置構成としては、筐体2の断面形状や検知センサ本体の外形に応じて適所に複数配置することが可能であり、例えば、曲率を有する形状であれば、最低限3箇所での配置も可能である。
以上の構成においては、検知センサ本体1が待機位置と検知位置との間で摺動する際に摺動ガイド部材7により摺動時の姿勢を安定化される。特に、シート材Sに対して垂直方向に摺動する場合の姿勢安定性が強化されることにより、検知センサ本体1の全面が良好にシート材Sの表面に接触することになり、シート材の面情報を正確に取り込むことが可能となる。
次に本実施形態にかかるシート識別装置に関する第2の例について説明する。
図3には、摺動ガイド部材7として、検知センサ本体の外周を囲繞できる位置に配置されたローラ7bを用いた場合および、球体7cを用いた場合が示されている。
本実施例においては、ローラ7Bあるいは球体7Cがいずれの回転を含めて転動可能な部材であるので、検知センサ本体1の外周面に接触しながら摺動時には転動することにより摺動抵抗を少なくした状態で検知センサ本体1を摺動ガイドすることができる。
この構成により作用は、図2に示した場合と同様に、検知センサ本体1における検知面をシート材Sの表面に密着させることができ、シート材の表面に対して接触不良を起こすことなく面情報を取り込むことが可能となる。
次に本実施形態にかかるシート識別装置に関する第3の例について説明する。
図4に示す例では、(C)に示すように、検知センサ本体11の一部において昇降方向に貫通して形成された溝状嵌合部11aの内部に支持部材12側に設けられている摺動ガイド部17が嵌め込まれて検知センサ本体1を摺動ガイドできる構成が用いられている。
支持部材12には、その上部に天井部材18が一体化されており、(A)、(B)に示すように、昇降部材により天井部材18が昇降すると、支持部材12の摺動部17に沿って検知センサ本体11が摺動する。
本実施例における検知センサ本体11の支持構造は、図2に示した場合と同様に弾性体13を用いた懸垂支持構造が用いられている。
本実施例においては、検知センサ本体1の一部で昇降方向に貫通している溝状嵌合部11aに対して摺動ガイド部17が嵌合しているので、検知センサ本体1の昇降方向での傾きを抑止することができる。これにより、シート材の表面に対する検知センサ本体1側での傾きが生じないので、検知面とシート材の表面との密着が確保できる。
なお、摺動ガイド部17は、支持部材の素材部に対して低摩擦係数を有した部分とすることが摺動抵抗軽減のためには好都合である。
次に、図5に示した構成の一部変形例について説明する。
図5に示す構成では、図4に示した摺動ガイド部17の位置に摺動抵抗を小さくできるローラ17bあるいは球体17cが配置されている。
この構成においては、図4に示した構成と同様に、検知センサ本体11での傾きを抑止しながら検知センサ本体11の摺動時での抵抗を抑制して迅速な昇降動作が可能となる。
次に本実施形態にかかるシート識別装置に関する第4の例について説明する。
図6に示す例では、摺動ガイド部材として、図5に示した支持部材12の一部で検知センサ本体11との間にラック・ピニオン機構が設けられている。
つまり、検知センサ本体11側にはピニオン17dがそして、これに対向する支持部材12の位置にはピニオン12dが噛み合うラック17eが備えられている。
上記構成においては、検知センサ本体11の昇降時、ピニオン17dが回転することによりラック17e上を移動することができるので、摺動抵抗の少ない状態での移動が可能となる。しかも、図4,5に示した場合と同様に、ラック17eを有する支持部材12は検知センサ本体11の一部に形成されている凹状嵌合部内に嵌合されているので、検知センサ本体11の傾きを抑えて検知面とシート材の表面との密着を可能にしている。
次に、図2に示した構成の要部変形例について図7を用いて説明する。
図7には、検知センサ本体31をシート材Sの表面に向け付勢する習性を付与する構成が示されている。
シートの表面に向けて検知センサ本体31を付勢するための加圧手段として、筐体32内に存在する空気33を利用している。つまり、筐体32内で摺動する検知センサ本体31をピストンとして用い、摺動時に生じる空気圧の上昇を検知センサ本体31の下降動作のための加圧手段として用いている(図7(A)、(B)参照)。
また、バネなどの弾性体に代えて、検知センサ本体31の摺動位置に応じて膨縮変形可能なゴム34を用いることも可能である(図7(C),(D)参照)。
この場合には、検知センサ本体31が上昇すると膨張状態にあるゴム34が収縮変形し、検知センサ本体31が下降してシート材Sの表面に接触する際には、ゴム34の形状復元力を加圧力として用いる。
なお、この場合には、摺動ガイド部が図2に示した構造のものが用いられている(図7中、符号7で示す部材)。
次に、待機位置と検知位置とに周動可能な検知センサ本体シート識別方法について説明する。
図8は、検知センサ本体により出力可能な情報の内容を示す図である。同図において検知センサ本体が取得する情報は、例えば検知面が検知可能な領域をそれよりも小さい任意の面積に分割、あるいは所定間隔に配列される点の集合など小単位40の区分毎での情報に変換して出力される。
小単位40において変換された情報は、それぞれ所定時間内に得られた結果を結合させて、面情報41と認識し、シート材を区別する。
図9は、取得したシート材の情報を処理するために用いられる識別手段の構成を示すブロック図である。
同図において識別手段は、検知センサ本体(便宜上、図2に示した符号1を用いる)が入力側に接続されたCPUなどを用いる処理手段51を備えており、処理手段51の出力側には記憶手段52が接続されている。
記憶手段52には、少なくとも複数のシートPに対応する情報が予め保存されており、その情報として、例えば、図10に示すように、既存の面情報42が登録保存されている。面情報には、銘柄や厚ささらには色、材質などに関する情報が用いられる。
本実施形態で用いられる検知センサ本体1は、圧力検知を対象としており、シートPと検知センサ11の間に、所定の加圧力関係が働くことにより、図15に示したようなマトリックス化された区分毎での情報分布を検知できる構成が用いられる。
圧力を検知する構成としては、例えば、特開平8−68704号公報に記載されている構成が用いられる。この構成では、下面に導電膜を有する可撓性の圧力シートと、アクティブマトリクス型液晶駆動用回路基板を用いた面圧パネルが用いられ、圧力シートの撓みに応じて通電が確認されるのを利用して面情報を取得することができる。
次に、情報の照合方法について記載する。
記憶手段52には、少なくとも複数のシートPに対する、既存面情報42が蓄積されているものとする。既存面情報42は、それを特定するための情報、例えば銘柄、厚さ、色、材質等といった情報に紐付けられて、記憶手段52に格納されている。
今、新たなシートPを検知センサ11が検知すると、その情報に基づき処理手段51によって新たな面情報41が生成される。
処理手段51は、図10に示すように、記憶手段52に対してそこに記憶されている面情報との照会を行う。
処理手段51は、既存面情報42と、任意の閾値N%以上一致している情報があるかどうかを、記憶手段52内の既存面情報42に対して検索する。検索結果を対比した結果が一致する情報があれば、その面情報42に対応する情報を記憶手段52から取得する。この処理の流れは、図11に示す通りである。
また、一致する情報が検索されなかった場合には、図12に示すように、新規情報と区別され、図示しない入力手段により得られる新しい特定情報43を入力する。
処理手段51では、新規の面情報41を記憶手段52に格納して登録保存する処理が行われる。
以上の構成によれば、シート材は所定面積内の複数の情報に基づき、区別・照合されるため、詳細且つ膨大な種類のシート材の区別を行うことができる。
また、このような、シート材識別装置10は、シート材の識別を必要とする様々な装置への応用が考えられるが、その中でも、複写機、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置分野への応用が期待される。
画像形成装置内に上記構成によるシート材識別装置10を組込むことにより、印刷のために画像形成装置内のシート材の給送装置にシート材をセットあるいは1枚通紙等を行うなどするだけでシート材の各種情報が自動設定可能となる。このため、ユーザによる各種情報入力の手間を助け、また、入力ミス等のヒューマンエラー抑制効果が期待できる。
そして、自動設定された情報によって、画像形成装置としては、作像プロセス速度を変化させる等、ユーザの情報入力を待たずに、マシンの設定も可能となるため、プリントタイムの短縮等、効率化が期待できる。
なお、シート材識別装置10は給紙部に限らず、画像形成装置内のシート材が通る適宜位置に配置することができる。
上述した構成は、いずれも検知センサ本体を備えた検知手段が積載手段である給紙トレイ102上のシート材に対して昇降する構成を対象としているが、検知手段を固定して給紙トレイ102を昇降させる構成を対象とすることも可能である。
図13は、この場合を示している。
同図において給紙トレイ102は、昇降装置103により昇降可能に設けられ、給紙トレイ102におけるシート材の繰り出し位置には給送装置202が設けられている。
給送装置203には、給紙トレイ102上の最上位のシート材と対向当接可能な繰り出しローラ202a、重送されたシート材を一枚に分離する分離ローラ対202bそして給送ローラ202cが備えられている。
この場合には、繰り出しローラ203aの高さ方向の位置に整合させてシート識別装置10が配置されており、繰り出されるシート材を対象としてシート識別装置10の検知センサ本体が接触することで面情報を取得する。
このような構成では、シート材が繰り出しローラに接触を開始する位置よりも多少低い位置にシート識別装置10を配置すると、繰り出しローラ202aにシート材が接触する前での間にシート識別装置10の検知センサ本体が接触する。これにより、給紙トレイ102に上昇動作中にシート材の面情報を取得できるので、シート材の面情報取得のための動作時間を給紙トレイ102の上昇時間内に含められる。この結果、シート材の面情報取得に要する時間を短縮することが可能となる。
以上の構成においては、シート材の識別情報を取得するために用いられる検知センサ本体が直接シート材に接触および非接触な位置へ摺動する構成である。これにより、例えば、シート材を挟持搬送するために用いられるローラ対の一方の変位を対象とする情報取得構造とは違って、情報取得に用いる構成部材を少なくすることができる。このようなローラ対を対象として間接的なシート材の情報を取得する構成は、例えば、本出願人の先願である特開2011−79665号公報などがある。
また、シート材の表面に対して揺動運動ではなく摺動運動により直接検知センサ本体の検知面全体を密着させる構成であるので、シート材の厚さや剛性の影響を受けて検知面が偏倚するようなことがない。これにより、図8において説明したマトリックス状の区分毎での情報を正確に得ることが可能となる。
1,11,31 検知センサ本体
2 筐体
7 摺動ガイド部材
7b、17b ローラ
7c、17c 球体
10,30 シート識別装置
11a 凹状嵌合部
17 摺動ガイド部
17d ピニオン
17e ラック
34 ゴム
51 処理手段
52 記憶手段
S シート材
SS シート束
特開2011−75869号公報

Claims (13)

  1. 積載手段に積載されたシート材の表面に対向して当該シート材の情報を検知する検知手段と、該検知手段が検知した情報に基づいてシート材の識別を行う識別手段とを有するシート材識別装置であって、
    前記積載手段および前記検知手段のいずれかを前記シート材の表面に該検知手段が接触する検知位置および該シート材の表面から前記検知手段が遠ざかる待機位置に移動可能に支持する手段と、
    前記検知手段に対して前記シート材の表面に向け摺動させる習性を付与し、該シート材の表面に接触した際のシート材からの反力により該習性に抗して前記検知手段を移動させる支持機構と、を備え、
    前記支持機構には、前記検知手段の摺動時の姿勢を安定させてガイドする摺動ガイド部材が設けられていることを特徴とするシート材識別装置。
  2. 前記検知手段は、検知センサ本体が挿入されている筐体内に配置された弾性体により摺動方向一方側を支持されて前記シート材の表面に向け摺動する習性を付与され、この習性により該シートの表面に対向する検知面が前記筐体の外側に突出し、前記シート表面に当接すると前記シートの表面と対向する側の筐体端面と一致する位置に向け前記習性に抗して移動することを特徴とする請求項1記載のシート識別装置。
  3. 前記摺動ガイド部材は、前記筐体における前記シートの表面に対向する側の端面と同一位置となる面を持ち、前記筐体の断面形状が矩形である場合に、前記検知センサ本体の外周を囲繞できる位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート識別装置。
  4. 前記摺動ガイド部材は、前記検知センサ本体に形成された嵌合部に嵌め込まれて該検知センサ本体を摺動ガイドすることを特徴とする請求項1または2に記載のシート識別装置。
  5. 前記摺動ガイド部材は、前記検知センサ本体の表面に接触する面を有した板状部材が用いられることを特徴とする請求項1または3に記載のシート識別装置。
  6. 前記摺動ガイド部材は、前記検知センサ本体の表面を転動可能なローラが用いられることを特徴とする請求項1または3に記載のシート識別装置。
  7. 前記摺動ガイド部材は、前記検知センサ本体との間に設けられているラックおよびピニオンが用いられることを特徴とする請求項1または3に記載のシート識別装置。
  8. 前記筐体内には、前記検知センサ本体を前記シート材の表面に向けて摺動させる加圧手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載のシート識別装置。
  9. 前記加圧手段として、空気圧が用いられることを特徴とする請求項8記載のシート識別装置。
  10. 前記加圧手段として膨縮変形可能なゴムが用いられることを特徴とする請求項8記載のシート識別装置。
  11. 前記検知センサ本体は、前記シート材に当接する検知面が複数に分割された区分毎にシート材の表面から得られる情報を出力可能であることを特徴とする請求項1記載のシート識別装置。
  12. 前記識別手段は、シート材に対応する情報を予め保存している記憶手段を備え、前記検知センサ本体から得られた前記区分毎での情報分布に基づいて求められる識別情報を前記記憶手段に保存されている情報と対比した結果によりシート材の種類を特定することを特徴とする請求項1または11に記載のシート識別装置。
  13. 請求項1乃至12のうちのいずれか一つに記載のシート識別装置を備えたシート材の給送装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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JP2001215103A (ja) * 2000-02-01 2001-08-10 Canon Inc プリント媒体測定装置および画像形成装置
JP3177347U (ja) * 2012-02-28 2012-08-02 進展産業株式会社 紙質材料判定装置

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