JP2014217422A - 眼底カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 眼底カメラを用いた前眼部の撮影において、徹照像、非徹照像を撮影可能にする。
【解決手段】 照明光軸が撮影光軸と同軸である被検眼眼底を撮像手段によって撮像するための眼底照明光源を有する眼底カメラにおいて、撮影対象となる部位及び撮影目的に応じた複数の撮影モードの内の一つを実行する制御手段と、撮影モードを切り替える撮影モード切り替え手段と、照明光軸が撮影光軸に対して傾斜するように配置されて前眼部を照明する前眼部照明光を照射する前眼照明光源と、を配し、撮影モードの切り替えに応じて眼底照明光源と前眼照明光源との何れかを選択して撮像手段の操作に応じて選択した何れかを動作させる、ことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は眼底カメラに関する発明である。
一般的な眼底カメラでは、眼球の中心部分を光軸に合わせるラフアライメントを行なうために被検眼前眼部を観察する前眼観察モード、さらに詳細に眼球位置やフォーカス位置を合わせ、アライメントを行ない、被検眼眼底部を観察/撮影する眼底撮影モードがある。
また、近年、臨床現場では被検眼の前眼撮影機能へのニーズが高まっており、被検眼前眼部の撮影が行える前眼撮影モードを有する眼底カメラもある。特許文献1によれば、被検眼の角膜、前房、水晶体、硝子体等の中間透光体の混濁や色素沈着を観察するのに適した徹照像を、スリット照明光束を用いて撮影可能な構成が開示されている。
特開2007−151651号公報
眼疾患には中間透光体のみならず周辺領域に症状が出るものもあり、前眼部を広範囲に観察する必要があるが、スリット照明光束を用いての前眼撮影像では広範囲の観察には適さない。また、前眼撮影において、撮影光軸と照明光軸とが同軸である場合に得られる前眼部像である徹照像は瞳孔部が白く映るため、瞳孔径や瞳孔形状の観察をする際、虹彩部の輝度値が高い被検眼に対し、瞳孔部と虹彩部の輝度差が小さくなり瞳孔が観察しづらいという問題点がある。ここで、前眼撮影において、撮影光軸に対し照明光軸が傾斜している場合に得られる前眼部の平面像である非徹照像は、瞳孔部が黒く映るため、虹彩部の輝度値が高い被検眼に対し、瞳孔部と虹彩部の輝度差が大きくなり瞳孔が観察しやすい。
そこで本発明は、前眼撮影モードを有する眼底カメラにおいて、前眼部の徹照像、非徹照像どちらも撮影することのできる眼底カメラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る眼底カメラは、被検眼眼底を照明する照明光を照射する眼底照明光源と、前記被検眼からの反射光により前記被検眼を観察/撮影するための撮像手段と、前記照明光の照明光軸と前記撮像手段に前記反射光を導く際の撮影光軸とが同軸となる撮影/照明光学系と、撮影対象となる部位及び撮影目的に応じた複数の撮影モードの内の一つを実行する制御手段と、前記撮影モードを切り替える撮影モード切り替え手段と、照明光軸が前記撮影光軸に対して傾斜するように配置されて前記被検眼の前眼部を照明する前眼部照明光を照射する前眼照明光源と、を有し前記制御手段は、前記撮影モードの切り替えに応じて前記眼底照明光源と前記前眼照明光源との何れかを選択して前記撮像手段の操作に応じて選択した何れかを動作させる、ことを特徴とする。
本発明を用いた眼底カメラは、前眼撮影において、照明光軸が撮影光軸と同軸である眼底照明光源を用いることで徹照像を得られ、照明光軸が撮影光軸に対して傾斜するように配置された前眼撮照明光源を用いることで非徹照像を得ることが出来る。
本発明の実施例を説明する眼底カメラの全体図である。 本発明の実施例を説明する眼底カメラの光学系の構成図である。 本発明の実施例を説明するフローチャートである。
[実施例]
本発明の実施例を適応した眼底カメラの詳細を図1乃至図3に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例を説明する眼底カメラ全体図である。
なお、以下の実施例の説明に際し、以下に述べる非徹照像について予め述べる。本実施例において非徹照像とは、徹照像とは異なる被検眼の前眼部像のことを示す。あるいは、対物レンズを介さずに照明された被検眼からの戻り光に基づいて得られる前眼部像のことをさす場合もある。
被検眼を観察/撮影するための光学系を備えた光学本体1は、固定基台2上を前後/左右に移動可能な可動台3に固定されている。可動台3には前眼観察レンズ操作スイッチ4、撮影スイッチ5を有したアライメント操作部材6とフォーカス操作部材7と前眼撮影像選択スイッチ8が設置されている。検者はアライメント操作部材6を操作することで可動台3を移動させ、光学本体1と被検眼との位置合わせが出来るようになっている。また、固定基台2或いは可動台3のいずれかに、可動台3の前後方向位置を検知する可動台位置検知手段9が配されている。また、これら構成は、後述する制御手段たるCPU34(図2参照)により制御される。
図2は本発明の実施例を説明する眼底カメラ光学系構成図である。
この眼底カメラ光学系は、大まかに分けて眼底撮影光源部O1、眼底観察光源部O2、照明光学系O3、撮影/照明光学系O4、撮影光学系O5、内部固視灯部O6、前眼照明光源部O7から構成される。また、本実施例に係る眼底カメラは、撮影モードとして、前眼観察モード、眼底撮影モード、さらに、前眼撮影モードとして、徹照像撮影モード、非徹照像撮影モードを有する。これら複数の撮影モードは、前述したCPU34によりその態様が各々記憶されており、外部からの指示に応じて該CPU34に設けられた撮影モード切り替え手段として機能するモジュール領域により切り換えられ、その後実行される。
眼底撮影モード及び徹照像撮影モードでは、眼底撮影光源部O1または眼底観察光源部O2によって射出された光束が照明光学系O3、撮影/照明光学系O4を経て被検眼を照明し、その像は撮影/照明光学系O4、撮影光学系O5を経て撮像素子に結像される。また、前眼観察モード及び非徹照像撮影モードでは、前眼照明光源部O7によって射出された光束が被験眼を照明し、その像は撮影/照明光学系O4、撮影光学系O5を経て撮像素子に結像される。
眼底撮影光源部O1は以下の構成により可視光のリング照明を作り出す。11は眼底撮影光源でありガラス管の中にXeを封入し電圧を印加することで発光し、撮影時に眼底像を記録するために十分な強度の可視光を得ることが可能である。また、近年ではLEDの光量アップが顕著であり、環状に配置したLEDアレイでも実現可能である。12は撮影コンデンサレンズであり、一般的な球面レンズである。13は撮影リングスリットであり環状の開口を持った平板である。14は撮影水晶体バッフルであり、これも環状の開口を持った平板である。光束は撮影コンデンサレンズ12によって眼底に向けて集光され、撮影リングスリット13によって前眼部を通過するさいの光束形状を環状となるよう成形し、さらに撮影水晶体バッフル14によって、被検眼水晶体へ投影される光束を制限し、眼底像に不要な被検眼の水晶体からの反射光が写りこむことを防いでいる。
眼底観察光源部O2は以下の構成により赤外光のリング照明を作り出す。15は眼底観察光源であり、ハロゲンランプやLEDなど連続発光可能な光源であり素子の特性やフィルタによって赤外光を発する。16は観察コンデンサレンズであり、一般的な球面レンズである。17は観察リングスリットであり環状の開口を持った平板である。18は観察水晶体バッフルであり、これも環状の開口を持った平板である。これらは眼底撮影光源部O1と光源の種類が異なるだけであり、機能は同じで、観察コンデンサレンズ16で集光し、観察リングスリット17で前眼部での光束の形状を整え、観察水晶体バッフル18で眼底像への水晶体からの反射光の写りこみを防いでいる。
眼底撮影光源部O1及び眼底観察光源O2は、本発明における眼底照明光源を構成する。照明光学系O3にて眼底撮影光源部O1、眼底観察光源部O2で作られた光束をリレーするとともに、眼底像の焦点合わせのための指標像を造りこむ。19はダイクロイックミラーであり、赤外光を透過、可視光を反射する。眼底撮影光源部O1で作られた可視光による光束は反射して、眼底観察光源部O2で作られた赤外光による光束は透過して照明光学系O3に導光される。20は第一の照明リレーレンズ、22は第二の照明リレーレンズであり、これらによってリング照明は被検眼に結像される。
21はスプリットユニットであり、フォーカス指標を投影するためのフォーカス指標光源21a、光源を分割するためのプリズム21b、フォーカス指標の外形を示すフォーカス指標マスク21cを含む。また、これらを観察時に照明光学系O3に進入し図中矢印方向に移動することでフォーカス指標を光軸方向にシフト移動させる移動機構と、撮影時に照明光学系O3から退避させる進退機構とから構成されている。M1はスプリットシフト駆動モータ、S1はスプリット位置センサであり、スプリットユニット21をシフト駆動してフォーカス指標の焦点を合わせ、かつ、その停止位置を検出する。またM2はスプリットユニット21を照明光学系O3に対して進退させるためのスプリット進退駆動モータである。眼底観察時には照明光学系O3内に進入させ、観察像の中にスプリット指標を投影し、撮影時には照明光学系O3からスプリットユニット21を退避させ、撮影像の中にフォーカス指標が写りこむことが無いように制御される。23は角膜バッフルであり、眼底像に不要な被検眼の角膜からの反射光の写りこみを防いでいる。
撮影/照明光学系O4は被検眼26に対して照明光束を投影するとともに、被検眼反射光束を導出する。なお、撮影/照明光学系O4の光軸は、本発明において、被検眼眼底を照明しうる照明光を照射する眼底照明光源の照明光軸に対応する。また、眼底用の照明光として被検眼に導かれる照明光の照明光軸と被検眼眼底にて反射されて該被検眼から射出される撮影光の光軸とは、被検眼への射込み時と射出時において撮影/照明光学系O4の光軸として同軸となる。24は穴あきミラーであり、外周部がミラー、中央部が穴となっている。照明光学系O3から導かれた光束はミラー部分で反射して、対物レンズ25を介して被検眼を照明する。眼底撮影照明光束の照明光軸と撮影光軸が同軸となるよう構成されており、被検眼からの反射光束は対物レンズ25を戻り、穴あきミラー24の中央部の穴をとおって撮影光学系O5に導出される。視軸、照明光軸、撮影光軸が同軸となることで前眼撮影時に徹照像を得ることが出来る。
撮影光学系O5は被検眼眼底像について焦点調節を行ったうえで撮像素子に結像する。27は倍率拡大用の前眼観察補助レンズであり、前眼観察/撮影時に前眼観察補助レンズ進退駆動モータM3により撮影光学系O5内に進入し、眼底観察/撮影時に退避する。また、前眼観察補助レンズは不図示の強度遠視用視度補正レンズと共用しても良い。28はフォーカスレンズであり撮影光束の焦点調節を行うためのレンズで、図中矢印方向に移動することで焦点調節を行う。M4はフォーカスレンズ駆動モータ、S4はフォーカスレンズ位置センサであり、フォーカスレンズ28を駆動して焦点を合わせると共に、その停止位置を検出する。29は撮像素子であり、本発明において被検眼からの反射光により観察/撮影を行なう撮像手段として、撮影光を光電変換する。撮像素子29で得られた電気信号は、デジタルデータとすべく不図示の処理回路によってA-D変換され、赤外観察時には、表示器に表示され、撮影後には、不図示の記録媒体に記録される。
内部固視灯部O6はハーフミラー30によって撮影光学系O5から光路が分割され、その光路に対して内部固視灯ユニット31が対抗している。内部固視灯ユニット31は複数のLEDによって構成され、検者が選択した固視部に対応した位置のLEDを点灯させる。被検者が点灯したLEDを固視することで、検者は所望の向きの眼底像を得ることができる。
焦点操作部材32は検者が操作したときに、その停止位置を焦点操作部材位置センサS5によって検出可能となっている。
前眼照明光源部O7は被検眼26に対して可視光または赤外光の照明光束を前眼部照明光として投影する。33は前眼撮影光源であり、本発明において前眼照明光源として機能するLEDなどの光源で可視光を発する。前眼撮影光源33は照明光軸と撮影光軸が傾斜するよう対物レンズ25の略辺縁部に配置されており、被検眼26に対して斜め方向から前眼部照明光を照射する。即ち、前眼部撮影光源からの前眼部照明光は、前述した撮影/照明光学系O4の光軸である照明光軸に対しいて傾斜して前記被検眼の前眼部を照明するように配置される。より具体的には、対物レンズ25を介さずに被検眼26を照明するように前眼撮影光源33は配置される。なお、この前眼部照明光の被検眼を照明する際の光軸は、該被験眼に対して斜め下方から被検眼に至るように配置されることが好ましい。被検眼前眼部からの散乱光は撮影/照明光学系O4へと入光する。
ここで、前眼撮影照明光束の照明光軸へ進退可能なフィルタを設け、赤外光/可視光切り替えを可能とすることで、前眼撮影光源33と不図示の前眼観察光源を共用しても良い。この場合、構成の簡素化等の観点から、前眼撮影光源33に対して赤外光/可視光切り替え手段を配し、実際の前眼部照明光の切り替えを該前眼部撮影光源33にて行うことが好ましい。また、被検眼の逆眼正面に配するもしくは移動可能とすることで、不図示の外部固視目標光源と共用しても良い。一方、前眼撮影光源33の配置に関しては、被検眼26を下方から照明するよう配置することで、照明光束を瞼に掛りにくくすることが可能である。また、複数配置、例えば対配置することで、撮影像の輝度ムラを低減することが可能である。
図3は本発明の実施例における眼底カメラ撮影時のフローチャートである。
(S00)検者は前眼撮影を行うか否か選択する。前眼撮影を行うときは、まず検者が可動台3を大きく検者側へ移動することで、可動台位置検知手段9がそれを検知し、前眼撮影モードへ移行する。前眼撮影を行う場合(S12)に進み、前眼撮影を行わない場合(S01)に進む。
(S01)検者は眼底撮影を行うか否か選択する。眼底撮影を行うときは、検者が前眼観察補助レンズ操作スイッチ4を押下することで、前眼観察補助レンズ27が撮影光学系O5へ進入し、前眼観察モードへ移行する。眼底撮影を行う場合(S02)に進み、眼底撮影を行わない場合(S00)に戻る。
眼底撮影を行なう場合に関して、前眼観察モードでの位置合わせから眼底撮影モードでの撮影を行うまでの動作を説明する。
(S02)前眼観察モードへ移行したことで、前眼観察光源の発光が開始され、被検眼前眼部に赤外光が照射される。
(S03)検者は表示器に表示される撮影映像を観察しながら、アライメント操作部材6を操作し可動台3を移動することで、被検眼中心部と光軸を合わせるためのラフアライメントを行う。
(S04)ラフアライメントが完了後、検者が前眼観察補助レンズ操作スイッチ4を押下することにより、前眼観察補助レンズ27を撮影光学系O5より退避させ、眼底撮影モードへ移行する。
(S05)眼底撮影モードへ移行したことで、前眼観察光源の発光が停止、眼底観察光源15の発光が開始され、被検眼眼底に赤外光が照射される。
(S06)検者は表示器の撮影映像を観察することで、アライメントに用いる指標が大きくずれていないかの判定を行う。ラフアライメント位置が大きくずれた場合は撮影映像にアライメント指標が見えなくなる。アライメント指標が見える場合(S07)へ進み、見えない場合(S01)へ戻る。
(S07)検者がアライメント操作部材6を操作し、より詳細な位置合わせのためのアライメントを行う。
(S08)検者がフォーカス操作部材7を操作し、撮影映像のピント合わせを行う。
(S09)検者が撮影スイッチ5を押下する。
(S10)眼底撮影光源が発光し、被検眼眼底に可視光が照射される。
(S11)眼底像が撮影される。
次に前眼撮影モードでの撮影を行うときの動作を説明する。
(S12)前眼撮影モードへ移行したことで、前眼観察補助レンズ27が撮影光学系O5へ進入する。
(S13)前眼観察補助レンズの進入とほぼ同時にフォーカスレンズ28が遠視方向へ移動する。
(S14)眼底観察光源15の発光が開始され、被検眼前眼部に赤外光が照射される。
(S15)徹照像撮影を行うか、非徹照像撮影を行うかを、検者が前眼撮影像選択スイッチ8より選択する。徹照像撮影モードを選択した場合(S16)へ進み、非徹照像撮影モードを選択した場合(S21)へ進む。
まず、徹照像撮影モードでの撮影を行うときの動作を説明する。
(S16)検者が表示器に表示される撮影映像を観察しながら、アライメント操作部材6を操作し可動台3を移動することで、被検眼中心部と光軸を合わせるためのアライメントを行う。
(S17)検者がフォーカス操作部材7を操作し、撮影映像のピント合わせを行う。
(S18)検者が撮影スイッチ5を押下する。
(S19)眼底撮影光源11が発光し、被検眼26に可視光が照射される。
(S20)徹照像が撮影される。
次に、非徹照像撮影モードでの撮影を行うときの動作を説明する。
(S21)検者が表示器に表示される撮影映像を観察しながら、アライメント操作部材6を操作し可動台3を移動することで、被検眼26の撮影したい箇所が中心となるようアライメントを行う。
(S22)検者がフォーカス操作部材7を操作し、撮影映像のピント合わせを行う。
(S23)検者は撮影スイッチ5を押下する。
(S24)前眼撮影光源33が発光し、被検眼26に可視光が照射される。
(S25)非徹照像が撮影される。
以上の操作において、CPU34は、撮影モード切り替えに応じて眼底照明光源と前眼撮影光源との何れかを選択して撮像手段の操作に応じて選択した何れかを動作させる、制御手段として機能する。なお、徹照像撮影時と非徹照像撮影時との各々における、撮影装置の対物レンズと例えば角膜等の撮影対象となる被検眼の部位との距離である所謂ワーキングディスタンスは、同一とされている。また、該ワーキングディスタンスは、被検眼の眼底を撮影する際のワーキングディスタンスよりも長く設定されている。或いは、該制御手段は、被検眼の徹照像の取得が指示された場合には眼底照明光源を用いて被検眼を照明させる一方、徹照像とは異なる被検眼の前眼部像の取得が指示された場合には前眼照明光源を用いて被検眼を照明させる制御手段として機能することも好ましい。
前眼撮影において、徹照像、非徹照像は撮影目的が異なるため連続して撮影する可能性がある。徹照像、非徹照像を連続して撮影する場合、徹照像の撮影を先に行う方が望ましい。これは、被検眼眼底へ照明光を照射し、反射光を撮影する徹照像の方が縮瞳の影響を受けやすいためである。より詳細には、被検眼に照明光を照射した場合、通常瞳孔は縮瞳し、その大きさが小さくなる。徹照像の撮影に際しては瞳孔に光束を導くことを要するが、縮瞳時ではその操作が制限を受ける。これに対して、非徹照像の撮影時にあってはこのような光束の導入が不要であるため、瞳孔が開いた状態で光束を導いて徹照像を撮影し、その後瞳孔の縮瞳の影響が許容される非徹照像の撮影が行なわれる。
また、左右眼を連続で撮影する場合は、一方の眼において徹照像を撮影後に非徹照像を撮影し、その後他方の眼について徹照像、非徹照像の順の撮影を行なうことが好ましい。この場合、上記実施例に対して、左右眼の選択を行なうための手段であって、その選択に応じて光学系を駆動させる選択手段を配すれば良い。これにより装置の駆動操作を最小限にて済ませることが可能となる。実際のフローにおいては図3に示すフローチャートにおいて、S00の前に左右眼の何れかを選択する該選択手段により行なわれる左右眼の選択ステップを配し、更にフロー終了直前に他方の目の撮影を行なうか否かを問う、制御手段として機能するCPU34により行われる工程を配すると良い。
以上のような構成の眼底カメラであれば、前眼撮影において撮影目的に合わせ徹照像、非徹照像を撮影することが出来る。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1:光学本体
2:固定基台
3:可動台
4:前眼観察補助レンズ操作スイッチ
5:撮影スイッチ
6:アライメント操作部材
7:フォーカス操作部材
8:前眼撮影像選択スイッチ
9:可動台位置検出手段
11:眼底撮影光源
12:撮影コンデンサレンズ
13:撮影リングスリット
14:撮影水晶体バッフル
15:眼底観察光源
16:観察コンデンサレンズ
17:観察リングスリット
18:観察水晶体バッフル
19:ダイクロイックミラー
20:第一の照明リレーレンズ
21:スプリットユニット
21a:スプリットLED
21b:プリズム
21c:フォーカス指標マスク
22:第二の照明リレーレンズ
23:角膜バッフル
24:穴あきミラー
25:対物レンズ
26:被検眼
27:前眼観察補助レンズ
28:フォーカスレンズ
29:撮像素子
30:ハーフミラー
31:内部固視灯ユニット
32:焦点操作部材
33:前眼撮影光源
34 : CPU
O1:眼底撮影光源部
O2:眼底観察光源部
O3:照明光学系
O4:撮影/照明光学系
O5:撮影光学系
O6:内部固視灯部
M1:スプリットシフト駆動モータ
M2:スプリット進退駆動モータ
M3:前眼観察補助レンズ駆動モータ
M4:フォーカスレンズ進退駆動モータ
S1:スプリット位置センサ
S3:フォーカスレンズ位置センサ
S5:焦点操作部材位置センサ

Claims (8)

  1. 被検眼眼底を照明する照明光を照射する眼底照明光源と、
    前記被検眼からの反射光により前記被検眼を観察/撮影するための撮像手段と、
    前記照明光の照明光軸と前記撮像手段に前記反射光を導く際の撮影光軸とが同軸となる撮影/照明光学系と、
    撮影対象となる部位及び撮影目的に応じた複数の撮影モードの内の一つを実行する制御手段と、
    前記撮影モードを切り替える撮影モード切り替え手段と、
    照明光軸が前記撮影光軸に対して傾斜するように配置されて前記被検眼の前眼部を照明する前眼部照明光を照射する前眼照明光源と、を有し
    前記制御手段は、前記撮影モードの切り替えに応じて前記眼底照明光源と前記前眼照明光源との何れかを選択して前記撮像手段の操作に応じて選択した何れかを動作させる、ことを特徴とする眼底カメラ。
  2. 前記複数の撮影モードの内、少なくとも一つが徹照像撮影モードであり、
    前記制御手段は前記徹照像撮影モードの選択に応じて、前記眼底照明光源からの前記照明光により被検眼を照明させる、ことを特徴とする請求項1に記載の眼底カメラ。
  3. 前記複数の撮影モードの内、少なくとも一つが非徹照像撮影モードであり、
    前記制御手段は前記非徹照像撮影モードの選択に応じて、前記前眼照明光源からの前記前眼部照明光により被検眼を照明させる、ことを特徴とする請求項1に記載の眼底カメラ。
  4. 前記前眼照明光源が赤外光/可視光切り替え手段を有し、
    前記赤外光/可視光切り替え手段は、前記前眼部の観察時には前記前眼部照明光として前記前眼照明光源に赤外光を照射させ、前記前眼部の撮影時には前記前眼部照明光として可視光を照射させる、ことを特徴とする請求項1に記載の眼底カメラ。
  5. 前記前眼照明光源が外部固視目標光源を兼ねる、ことを特徴とする請求項1に記載の眼底カメラ。
  6. 前記前眼照明光源は、前記撮影光軸に対して、前記被検眼の下方から前記前眼部照明光を照射する、ことを特徴とする請求項12に記載の眼底カメラ。
  7. 前記前眼照明光源が複数配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の眼底カメラ。
  8. 対物レンズを介して被検眼の眼底を照明する眼底照明光源と、
    前記対物レンズを介さずに前記被検眼の前眼を照明する前眼照明光源と、
    前記被検眼の徹照像の取得が指示された場合には前記眼底照明光源を用いて前記被検眼を照明させる一方、前記徹照像とは異なる前記被検眼の前眼部像の取得が指示された場合には前記前眼照明光源を用いて被検眼を照明させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする眼科装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115335751A (zh) * 2020-02-28 2022-11-11 元平台技术有限公司 眼睛跟踪眼底成像系统

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CN115335751A (zh) * 2020-02-28 2022-11-11 元平台技术有限公司 眼睛跟踪眼底成像系统

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