JP7171162B2 - 眼科撮影装置 - Google Patents
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Description
また、実施形態に係る眼科撮影装置の第2態様は、第1態様において、前記照明光学系の光路と前記撮影光学系の光路とを合成する光路合成部材と、前記光路合成部材による合成光路に配置された対物レンズと、を含んでもよい。
また、実施形態に係る眼科撮影装置の第3態様では、第2態様において、前記光路合成部材は、穴部が前記被検眼の瞳と光学的に略共役な位置に形成され前記照明光学系からの光を前記対物レンズに向けて偏向する穴鏡を含んでもよい。
また、実施形態に係る眼科撮影装置の第4態様は、第1態様~第3態様のいずれかにおいて、前記ライトフィールドカメラを含んでもよい。
なお、上記した複数の態様に係る構成を任意に組み合わせることが可能である。
[構成]
図1に、第1実施形態に係る眼科撮影装置1の光学系の構成例を示す。
光学ユニット2には、被検眼Eの眼底Efの表面形態を表す2次元画像(眼底像)を取得するための光学系が設けられている。眼底像には、観察画像や撮影画像などが含まれる。観察画像は、例えば、近赤外光を用いて所定のフレームレートで形成されるモノクロの動画像である。撮影画像は、例えば、可視光をフラッシュ発光して得られるカラー画像、又は近赤外光若しくは可視光を照明光として用いたモノクロの静止画像であってもよい。光学ユニット2は、これら以外の画像、例えばフルオレセイン蛍光画像やインドシアニングリーン蛍光画像や自発蛍光画像などを取得可能に構成されていてもよい。
演算制御ユニットの構成について説明する。演算制御ユニットは、光学ユニット2、ユーザインターフェイス部400の各部を制御する。例えば演算制御ユニットは、被検眼Eの眼底像をユーザインターフェイス部400に表示させる。演算制御ユニットは、例えば、従来のコンピュータと同様に、マイクロプロセッサ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクドライブ、通信インターフェイスなどを含む。ハードディスクドライブ等の記憶装置には、眼科撮影装置1を制御するためのコンピュータプログラムが記憶されている。演算制御ユニットは、キーボードやマウス等の操作デバイス(入力デバイス)や、LCD等の表示デバイスを備えていてもよい。
眼科撮影装置1の制御系の構成について図2を参照しつつ説明する。なお、図2においては、眼科撮影装置1のいくつかの構成要素が省略されており、この実施形態を説明するために特に必要な構成要素が選択的に示されている。
眼科撮影装置1の制御系は、制御部100を中心に構成される。制御部100は、例えば、マイクロプロセッサ、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、通信インターフェイス等を含んで構成される。制御部100には、主制御部110と記憶部120とが設けられている。
主制御部110は前述の各種制御を行う。例えば、主制御部110は、観察光源11や撮影光源12の点灯制御や消灯制御、ライトフィールドカメラ21の撮影制御などを行う。また、主制御部110は、光学系駆動部2A、データ処理部300、ユーザインターフェイス部400などを制御する。
記憶部120は、各種のデータを記憶する。記憶部120に記憶されるデータとしては、例えば、眼底像の画像データ、被検眼情報などがある。被検眼情報は、患者IDや氏名などの被検者に関する情報や、被検者の疾患名(緑内障や白内障など)などを表す情報や、左眼/右眼の識別情報などの被検眼に関する情報を含む。また、記憶部120には、眼科撮影装置1を動作させるための各種プログラムやデータが記憶されている。
データ処理部300は、ライトフィールドカメラ21により得られた画像データに対して各種のデータ処理(画像処理)や解析処理を施す。例えば、データ処理部300は、画像の輝度補正を実行する。また、データ処理部300は、光学ユニット2により得られた画像(眼底像、前眼部像等)に対して各種の画像処理や解析処理を施す。
ユーザインターフェイス部400には、操作部410と表示部420とが含まれる。操作部410は、前述した演算制御ユニットの操作デバイスを含んで構成される。操作部410には、眼科撮影装置1の筐体や外部に設けられた各種のボタンやキーが含まれていてもよい。表示部420は、前述した演算制御ユニットの表示デバイスを含んで構成される。また、表示部420は、光学ユニット2の筺体に設けられたタッチパネルなどの各種表示デバイスを含んでいてもよい。
図3に、第1実施形態に係る眼科撮影装置1の動作例を示す。図3は、被検眼Eの眼底Efを撮影する場合の動作フローの一例を表す。ここでは、公知の手法で被検眼Eに対する光学ユニット2の位置合わせ(x方向、y方向及びz方向)が完了しているものとする。例えば、主制御部110は、操作部410に対するユーザの操作内容に基づいて図示しないアライメント光学系により被検眼Eにアライメント指標光を投射させ、被検眼Eの観察画像とともにアライメント指標光の角膜反射光に基づくアライメント指標像を表示部420に表示させる。ユーザは、表示部420に表示された画像を見ながら操作部410に対して操作を行うことで被検眼Eに対する光学ユニット2の位置合わせを完了させる。
主制御部110は、観察光源11を制御して観察光源11を点灯させる。観察光源11からの観察照明光は、上記のように、ダイクロイックミラー13により反射され、穴鏡30の中心領域に形成された穴部の周辺部にて反射され、対物レンズ31により屈折された眼底Efを照明する。
主制御部110は、ライトフィールドカメラ21を制御することにより、観察照明光で照明されている被検眼Eの眼底Efの撮影を開始させることにより、ライトフィールドカメラ21に画像データを取得させる。
続いて、主制御部110は、S2においてライトフィールドカメラ21から得られた画像データを用いて、撮影光学系20の光軸方向の複数の像面位置における複数の眼底像をデコンボリューション処理部310に生成させる。複数の像面位置は、あらかじめ決められていてもよいし、操作部410を用いてユーザにより指定されてもよい。
主制御部110は、S3において生成された複数の眼底像それぞれについて画質評価部320に画質を評価させる。主制御部110は、画質評価部320による評価結果に基づいて、最も高画質の眼底像を最良像抽出部330に抽出させる。最良像抽出部330は、上記のようにS3において生成された複数の像面位置における眼底像のうち最もコントラストが良い像面位置における眼底像を抽出する。
主制御部110は、S4において抽出された像面位置における眼底像を表示部420に動画表示させる。ユーザは、表示部420に表示された眼底像を見ながら撮影位置や固視位置等を確認することができる。
主制御部110は、撮影開始のトリガーを得て、観察光源11を制御して観察光源11を消灯させる。
続いて、主制御部110は、撮影光源12を制御して撮影光源12を点灯させる。撮影光源12からの撮影照明光は、上記のように、ダイクロイックミラー13を透過し、穴鏡30の中心領域に形成された穴部の周辺部にて反射され、対物レンズ31により屈折された眼底Efを照明する。
主制御部110は、ライトフィールドカメラ21を制御することにより、撮影照明光が照射されている被検眼Eの眼底Efの撮影を開始させることにより、ライトフィールドカメラ21に画像データを取得させる。
続いて、主制御部110は、S8においてライトフィールドカメラ21から得られた画像データを用いて、撮影光学系20の光軸方向の複数の像面位置における眼底像をデコンボリューション処理部310に生成させる。複数の像面位置は、S2と同様に、あらかじめ決められていてもよいし、操作部410を用いてユーザにより指定されてもよい。S9における複数の像面位置は、S4における像面位置の付近で設定されてよい。
主制御部110は、S4と同様に、S9において生成された複数の眼底像それぞれについて画質評価部320に画質を評価させる。主制御部110は、画質評価部320による評価結果に基づいて、最も高画質の眼底像を最良像抽出部330に抽出させる。最良像抽出部330は、S9において生成された複数の眼底像のうち最もコントラストが良い眼底像を最も高画質の眼底像として抽出する。
主制御部110は、S10において抽出された眼底像を表示部420に表示させる。以上で、眼科撮影装置1の動作は終了である(エンド)。
第1実施形態では、ライトフィールドカメラ21を用いて撮影光学系20の複数の像面位置における眼底像を取得する場合について説明したが、実施形態に係る眼科撮影装置の構成はこれに限定されるものではない。例えば、実施形態に係る眼科装置は、撮影光学系の光路に配置可能な視度補正レンズを含んでもよい。
主制御部110aは、観察光源11を制御して観察光源11を点灯させる。観察光源11からの観察照明光は、上記のように、ダイクロイックミラー13により反射され、穴鏡30の中心領域に形成された穴部の周辺部にて反射され、対物レンズ31により屈折された眼底Efを照明する。
主制御部110aは、ライトフィールドカメラ21を制御することにより、観察照明光が照射されている被検眼Eの眼底Efの撮影を開始させることにより、ライトフィールドカメラ21に画像データを取得させる。
続いて、主制御部110aは、S22においてライトフィールドカメラ21から得られた画像データを用いて、撮影光学系20aの光軸方向の複数の像面位置における複数の眼底像をデコンボリューション処理部310に生成させる。複数の像面位置は、あらかじめ決められていてもよいし、操作部410を用いてユーザにより指定されてもよい。
主制御部110aは、S23において生成された複数の眼底像それぞれについて画質評価部320に画質を評価させる。主制御部110は、画質評価部320による評価結果に基づいて、最も高画質の眼底像を最良像抽出部330に抽出させる。最良像抽出部330は、上記のようにS23において生成された複数の眼底像のうち最もコントラストが良い眼底像を最も高画質の眼底像として抽出する。S24では、S4と同様に、コントラストが良い眼底像が抽出されてよい。
主制御部110aは、S24において抽出された眼底像の画質について十分な画質が得られているか否かを判定する。被検眼Eが強度近視又は強度遠視である場合、撮影光学系20の光軸方向の像面位置の変更可能範囲内で十分な画質の眼底像が得られない場合がある。そこで、主制御部110aは、画質評価部320による評価結果に基づいて、S24において抽出された眼底像の画質について十分な画質が得られているか否かを判定する。例えば、画質評価部320は、各眼底像について被検眼Eの特徴部位の境界に相当する部分の輝度差を求める。主制御部110aは、S23において生成された複数の眼底像のうち当該輝度差が最大の眼底像を最良像抽出部330に抽出させる。そして、主制御部110aは、抽出された眼底像における輝度差が所定の閾値以上であるとき、十分な画質の眼底像であると判定し、当該輝度差が所定の閾値未満であるとき十分な画質の眼底像ではないと判定する。
S25において眼底像の画質について十分な画質が得られていると判定されたとき(S25:Y)、主制御部110aは、S24において抽出された眼底像を表示部420に表示させる。ユーザは、表示部420に表示された眼底像を見ながら撮影位置や固視位置等を確認することができる。
S25において眼底像の画質について十分な画質が得られていないと判定されたとき(S25:N)、主制御部110aは、視度をプラス側に補正するか否かを判定する。例えば、主制御部110aは、複数の眼底像のうちS24において抽出された眼底像の像面位置に対して、プラス側の像面位置の眼底像の画質(上記部分の輝度差)とマイナス側の像面位置の眼底像の画質(上記部分の輝度差)とを比較する。プラス側の像面位置の眼底像の画質が、マイナス側の像面位置の眼底像の画質より高いと判定されたとき、主制御部110aは、視度をプラス側に補正すると判定する。マイナス側の像面位置の眼底像の画質が、プラス側の像面位置の眼底像の画質より高いと判定されたとき、主制御部110aは、視度をマイナス側に補正すると判定する。
S27において視度をプラス側に補正すると判定されたとき(S27:Y)、主制御部110aは、レンズ駆動部40Aを制御することにより撮影光学系20の光路にプラスレンズ(視度補正レンズ40)を配置させる。続いて、眼科撮影装置1aの動作はS22に移行する。
S27において視度をプラス側に補正しないと判定されたとき(S27:N)、主制御部110aは、レンズ駆動部40Aを制御することにより撮影光学系20の光路にマイナスレンズ(視度補正レンズ40)を配置させる。続いて、眼科撮影装置1aの動作はS22に移行する。
S26に続いて、主制御部110aは、観察光源11を制御して観察光源11を消灯させる。
次に、主制御部110aは、撮影光源12を制御して撮影光源12を点灯させる。撮影光源12からの撮影照明光は、上記のように、ダイクロイックミラー13を透過し、穴鏡30の中心領域に形成された穴部の周辺部にて反射され、対物レンズ31により屈折された眼底Efを照明する。
主制御部110aは、ライトフィールドカメラ21を制御することにより、撮影照明光が照射されている被検眼Eの眼底Efの撮影を開始させることにより、ライトフィールドカメラ21に画像データを取得させる。
主制御部110aは、S32においてライトフィールドカメラ21から得られた画像データを用いて、撮影光学系20の光軸方向の複数の像面位置それぞれにおける複数の眼底像をデコンボリューション処理部310に生成させる。複数の像面位置は、S22と同様に、あらかじめ決められていてもよいし、操作部410を用いてユーザにより指定されてもよい。
主制御部110aは、S24と同様に、S33において生成された複数の眼底像それぞれについて画質評価部320に画質を評価させる。主制御部110は、画質評価部320による評価結果に基づいて、最も高画質の眼底像を最良像抽出部330に抽出させる。最良像抽出部330は、S33において生成された複数の眼底像のうち最もコントラストが良い眼底像を最も高画質の眼底像として抽出する。
主制御部110は、S34において抽出された眼底像を表示部420に表示させる。以上で、眼科撮影装置1aの動作は終了である(エンド)。
第1実施形態又は第2実施形態では、ライトフィールドカメラ21を撮影にだけ用いる場合について説明したが、実施形態に係る眼科撮影装置の構成はこれに限定されるものではない。例えば、ライトフィールドカメラ21を撮影と、光学ユニットと被検眼とのz方向(撮影光学系20の光軸方向)の位置合わせとに用いてもよい。
まず、主制御部110bは、穴鏡駆動部30Aを制御することにより、照明光学系10の光路及び撮影光学系20の光路から穴鏡30を退避させる。
次に、主制御部110bは、前眼部観察光源70を制御して前眼部観察光源70を点灯させる。
主制御部110bは、ライトフィールドカメラ21を制御することにより、前眼部観察光源70からの照明光が照射されている被検眼Eの前眼部Eaの撮影を開始させることにより、ライトフィールドカメラ21に画像データを取得させる。
続いて、主制御部110bは、S43においてライトフィールドカメラ21から得られた画像データを用いて、撮影光学系20の光軸方向の複数の像面位置それぞれの前眼部像をデコンボリューション処理部310に生成させる。複数の像面位置は、あらかじめ決められていてもよいし、操作部410を用いてユーザにより指定されてもよい。
主制御部110bは、S44において生成された複数の像面位置における前眼部像それぞれについて瞳孔領域を位置特定部340に特定させる。更に、主制御部110bは、複数の前眼部像それぞれについて瞳孔領域の画質を画質評価部320に評価させる。主制御部110bは、画質評価部320による評価結果に基づいて、瞳孔領域について最も高画質の前眼部像を最良像抽出部330に抽出させる。最良像抽出部330は、上記のようにS44において生成された複数の前眼部像のうち瞳孔のエッジや虹彩の紋様等についてコントラストが最も良い前眼部像を最も高画質の前眼部像として抽出する。
主制御部110bは、S45において抽出された前眼部像に対応した像面位置と上記の基準位置との撮影光学系20の光軸方向のずれ量をずれ量特定部350に特定させる。
主制御部110bは、S46において特定されたずれ量に基づいて光学系駆動部2Aを制御して光学ユニット2bと被検眼Eとを相対移動させる。
主制御部110bは、撮影光学系20の光軸方向のアライメントが完了したか否かを判定する。主制御部110bは、被検眼Eと光学ユニット2との間の距離と対物レンズ31の作動距離との差分が所定の閾値以内であるとき当該アライメントが完了したと判定することができる。例えば、主制御部110bは、光学系駆動部2Aに対する制御内容を用いて、被検眼Eと光学ユニット2との間の距離と対物レンズ31の作動距離との差分を求める。撮影光学系20の光軸方向のアライメントが完了したと判定されたとき(S48:Y)、眼科撮影装置1bの動作はS49に移行する。撮影光学系20の光軸方向のアライメントが完了していないと判定されたとき(S48:N)、眼科撮影装置1bの動作はS43に移行する。
S48において撮影光学系20の光軸方向のアライメントが完了したと判定されたとき(S48:Y)、主制御部110bは、前眼部観察光源70を制御することにより前眼部観察光源70を消灯させる。
続いて、主制御部110bは、穴鏡駆動部30Aを制御することにより、照明光学系10の光路及び撮影光学系20の光路に穴鏡30を配置させる。
主制御部110bは、撮影光源12を制御して撮影光源12を点灯させる。撮影光源12からの撮影照明光は、上記のように、ダイクロイックミラー13を透過し、穴鏡30の中心領域に形成された穴部の周辺部にて反射され、対物レンズ31により屈折された眼底Efを照明する。
主制御部110bは、ライトフィールドカメラ21を制御することにより、撮影照明光が照射されている被検眼Eの眼底Efの撮影を開始させることにより、ライトフィールドカメラ21に画像データを取得させる。
主制御部110は、S52においてライトフィールドカメラ21から得られた画像データを用いて、撮影光学系20の光軸方向の複数の像面位置それぞれの眼底像をデコンボリューション処理部310に生成させる。複数の像面位置は、S44と同様に、あらかじめ決められていてもよいし、操作部410を用いてユーザにより指定されてもよい。
主制御部110bは、S4と同様に、S53において生成された複数の眼底像それぞれについて画質評価部320に画質を評価させる。主制御部110は、画質評価部320による評価結果に基づいて、最も高画質の眼底像を最良像抽出部330に抽出させる。最良像抽出部330は、S53において生成された複数の眼底像のうちコントラストが最も良い眼底像を最も高画質の眼底像として抽出する。
主制御部110bは、S54において抽出された眼底像を表示部420に表示させる。以上で、眼科撮影装置1の動作は終了である(エンド)。
実施形態に係る眼科装置の効果について説明する。
第1実施形態~第3実施形態において説明した構成を任意に組み合わせることが可能である。
2、2a、2b 光学ユニット
2A 光学系駆動部
10 照明光学系
11 観察光源
12 撮影光源
13 ダイクロイックミラー
14A 虹彩絞り
14B 水晶体絞り
14C 黒点
14D 角膜絞り
16、19、22、24 リレーレンズ
18 ミラー
20、20a 撮影光学系
21 ライトフィールドカメラ
30 穴鏡
31 対物レンズ
40 視度補正レンズ
40A レンズ駆動部
70 前眼部観察光源
100、100a、100b 制御部
110、110a、110b 主制御部
120、120a、120b 記憶部
300、300b データ処理部
310 デコンボリューション処理部
320 画質評価部
330 最良像抽出部
340 位置特定部
350 ずれ量特定部
E 被検眼
Ea 前眼部
Ef 眼底
Claims (4)
- 光源からの光を被検眼に照射する照明光学系と、
前記照明光学系により前記光源からの光が照射されている前記被検眼の眼底からの光をライトフィールドカメラに導く撮影光学系と、
前記撮影光学系の光路に対して挿脱可能な視度補正レンズと、
前記ライトフィールドカメラにより得られた画像データに基づいて前記撮影光学系の光軸方向の複数の像面位置に対応する複数の眼底像を生成する画像生成部と、
前記複数の眼底像それぞれの画質に基づいて前記複数の眼底像のいずれか1つを抽出する画像抽出部と、
前記画像抽出部により抽出された前記眼底像の画質に応じて、前記撮影光学系の光路に前記視度補正レンズを配置させる制御部と、
を含み、
前記視度補正レンズは、マイナスレンズと、プラスレンズとを含み、
前記制御部は、前記画像抽出部により抽出された前記眼底画像について所定の画質が得られていないとき、前記光路に前記視度補正レンズを配置させると共に、前記画像抽出部により抽出された眼底像の像面位置に対してプラス側の像面位置の眼底像の画質とマイナス側の像面位置の眼底像の画質とを比較し、プラス側の像面位置の眼底像の画質がマイナス側の像面位置の眼底像の画質より高いと判定されたとき前記光路に前記プラスレンズを配置させ、マイナス側の像面位置の眼底像の画質がプラス側の像面位置の眼底像の画質より高いと判定されたとき前記光路に前記マイナスレンズを配置させる、眼科撮影装置。 - 前記照明光学系の光路と前記撮影光学系の光路とを合成する光路合成部材と、
前記光路合成部材による合成光路に配置された対物レンズと、
を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。 - 前記光路合成部材は、穴部が前記被検眼の瞳と光学的に略共役な位置に形成され前記照明光学系からの光を前記対物レンズに向けて偏向する穴鏡を含む
ことを特徴とする請求項2に記載の眼科撮影装置。 - 前記ライトフィールドカメラを含む
ことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の眼科撮影装置。
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