JP2014217161A - モータ用ロータ、アウターロータ型モータおよびファンモータ - Google Patents

モータ用ロータ、アウターロータ型モータおよびファンモータ Download PDF

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Abstract

【課題】アウターロータ型モータのロータにおいて、ロータの組み立てが容易であり、且つ、高い精度でマグネットの取り付け位置を決めることができる。
【解決手段】軸方向で離間した円環部201,202、この2つの円環部を繋ぐ複数の支柱203を有したマグネットホルダ200と、マグネットホルダ200に取り付けられた複数のマグネット100とを備え、マグネット100のそれぞれは、円環部201,202と支柱203の周方向で隣接する2つの支柱により形成される空間に保持されており、円環部201には、鍔部とマグネット100を軸方向にスライドさせてマグネットホルダ200に装着するための切り欠き部201bが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータマグネットを保持する構造に特徴のあるモータ用ロータ、アウターロータ型モータおよびファンモータに関する。
アウターロータ型(外転ロータ型)のモータのロータ(回転子)の構造において、マグネットホルダに複数の磁石が固定された構造が知られている。例えば、特許文献1には、上下の円盤をリブで連結し、片側の円盤の外径をロータヨーク内径より大きくして、この部分をロータヨークの端面の突き当てることにより軸方向の位置決めするマグネットホルダが開示されている。また、特許文献2には、1つのリング状の部材にリブを設け、マグネットを固定する構造が記載されている。
特開2005−261177号公報 特開2006−141155号公報
特許文献1や特許文献2に記載の構造は、組み立て性およびマグネットの位置精度の点で問題があった。このような背景において、本発明は、アウターロータ型のモータのロータにおいて、ロータの組み立てが容易であり、且つ、高い精度でマグネットの取り付け位置を決めることができる構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ロータヨークと、第1の環状部材と前記第1の環状部材と軸方向において離間した第2の環状部材と前記第1の環状部材と前記第2の環状部材とを繋ぐ複数の支柱を有し前記ロータヨークの内側に取り付けられたマグネットホルダと、前記マグネットホルダに取り付けられた複数のマグネットとを備え、前記マグネットホルダは、樹脂で一体に成形されており、前記複数のマグネットは、湾曲した略板状の形状を有し、前記複数のマグネットのそれぞれは、前記マグネットホルダの前記第1および第2の環状部材と前記複数の支柱の周方向で隣接する2つの支柱により形成される空間に保持されており、前記第1の環状部材には、鍔部と前記マグネットを軸方向にスライドさせて前記マグネットホルダに装着するための切り欠き部が設けられていることを特徴とするモータ用ロータである。
請求項1に記載の発明によれば、第1の環状部材に設けられた切り欠き部からマグネットを軸方向にスライドさせながら挿入することで、マグネットをマグネットホルダに装着することができ、マグネットの装着作業が容易となる。また、マグネットが第1および第2の環状部材と複数の支柱の周方向で隣接する2つの支柱により形成される空間に保持され、また、第1の環状部材に設けられた鍔部がロータヨークの縁と接触することで、マグネットの位置決め精度を高くすることができる。なお、軸方向というのは、当該モータ用ロータの回転軸の延在方向のことである。これは、他の説明においても同じである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記複数の支柱は、前記マグネットが内側に倒れこまないようにガイド部を備えることを特徴とする。請求項2に記載の発明によれば、第1の環状部材の切り欠き部から軸方向に沿って挿入したマグネットがガイド部によって挿入の案内をする。このため、マグネットはマグネットホルダに対しスムーズに装着できる。また、マグネットがガイド部によって内側から支えられるので、マグネットホルダが内側に倒れこまない(外れない)構造が得られる。なお、内側というのは、マグネットがマグネットホルダに保持された状態におけるマグネットホルダの軸中心の側のことをいう。また、外側というのは、マグネットがマグネットホルダに保持された状態におけるマグネットホルダの軸中心から離れる側のことをいう。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記第2の環状部材は、前記マグネットの外側と接触する部分にストッパが設けられていることを特徴とする。請求項3に記載の発明によれば、マグネットホルダの切り欠き部から挿入したマグネットの先端の部分がマグネットホルダから外側に外れない構造が得られる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発明において、前記マグネットは、軸方向に対して対称な構造を有することを特徴とする。請求項4に記載の発明によれば、軸方向におけるマグネットの方向を反転させてもマグネットをマグネットホルダに装着することができる。このため、マグネットのマグネットホルダへの装着作業の作業効率を高めることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記第1の環状部材の内側に前記マグネットの外側が接触していることを特徴とする。請求項5に記載の発明によれば、切り欠き部から挿入したマグネットの手前側の端の部分が第1の環状部材の内側に接触することで、マグネットがマグネットホルダから外側に外れない構造が得られる。
請求項6に記載の発明は、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の発明において、軸方向において、前記マグネットの端部が前記第2の環状部材と前記ストッパに接触していることを特徴とする。請求項6に記載の発明によれば、切り欠き部から挿入したマグネットの先端の部分が第2の環状部材とストッパに接触することで位置が決まる構造が得られる。
請求項7に記載の発明は、ロータヨークと、第1の環状部材と前記第1の環状部材と軸方向において離間した第2環状部材と前記第1の環状部材と前記第2の環状部材とを繋ぐ複数の支柱を有し前記ロータヨークの内側に取り付けられたマグネットホルダと、前記マグネットホルダに取り付けられた複数のマグネットとを備え、前記マグネットホルダは、樹脂で一体に成形されており、前記複数のマグネットは、湾曲した略板状の形状を有し、前記複数のマグネットのそれぞれは、前記マグネットホルダの前記第1および第2の環状部材と前記複数の支柱の周方向で隣接する2つの支柱により形成される空間に保持されており、前記第1の環状部材には、鍔部と前記マグネットを軸方向にスライドさせて前記マグネットホルダに装着するための切り欠き部が設けられており、前記複数の支柱は、前記マグネットの内側に倒れこまないようにガイド部を有し、前記第2の環状部材は、前記マグネットと接触する部分にストッパが設けられ、前記第1の環状部材の内側に前記マグネットの外側が接触し、軸方向において、前記マグネットの端部が前記第2の環状部材と前記ストッパに接触していることを特徴とするモータ用ロータである。
請求項7に記載の発明によれば、切り欠き部から挿入されたマグネットは、ガイド部によって案内されて内側に外れないように押さえられ、ストッパによって挿入した先端の部分が外側に外れないように押さえられ、第1の環状部材の内側によって挿入した手前の部分が外側に外れないように押さえられ、第2の環状部材によって挿入した先端の部分がそれ以上先の方向に動かないように押さえられる。この構造では、マグネットがマグネットホルダに装着されている状態において、マグネットを切り欠き部から引き出す方向以外への移動が制限される。このため、マグネット装着後は、マグネットの位置ずれはほとんどなく、マグネットホルダへのマグネットの装着作業が行い易く、更にマグネットホルダに対するマグネットの位置決め精度を高くできる。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のモータ用ロータと、該モータ用ロータの内側に配置されたステータとを備えることを特徴とするアウターロータ型モータである。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載のアウターロータ型モータと、前記モータ用ロータに取り付けられた羽根とを備えることを特徴とするファンモータである。
本発明によれば、アウターロータ型のモータのロータにおいて、ロータの組み立てが容易であり、且つ、高い精度でマグネットの取り付け位置を決めることができる構造が得られる。
マグネットを取り付けたマグネットホルダの斜視図(A)および(B)である。 マグネットを取り付けたマグネットホルダの下面図(A)、側面図(B)および側断面図(C)である。 ロータの側面図(A)、下面図(B)および側断面図(C)である。 ファンモータの側断面図である。
(マグネットホルダの構造)
図1および図2には、マグネット100を取り付けたマグネットホルダ200が示されている。ここで、図2(B)の下の方向から見た様子が図2(A)に示されている。また、図2(B)のA−Aの線で切断した断面が図2(C)に示されている。後述するように、マグネット100が取り付けられたマグネットホルダ200は、ロータヨークと共にロータを構成する。マグネットホルダ200の内側には、後述するステータが配置され、このステータに対して、マグネットホルダ200を含むロータが回転する。
マグネットホルダ200は、樹脂による一体成形品であり、軸方向で離間した円環部201と円環部202、円環部201と円環部202を繋ぐ複数の支柱203により構成されている。この例においては、支柱203は8本である。円環部201は、鍔部201aを有しているとともに、マグネット100を軸方向からスライドさせて装着するための切り欠き部201bが設けられている。これに対し、円環部202には、鍔部201aや切り欠き部201bのようなものは設けられていない。円環部202には、装着したマグネット100の先端が外側に倒れないようにするストッパ202aが設けられている。ストッパ202aは、軸方向に延在した断面が爪状の部分が円環状に延在した構造を有している。支柱203の軸中心側には、軸中心の方向に突出し、軸方向から見て略T型の形状を有し、その略T字型の形状が軸方向に延在した構造を有するガイド203aが設けられている。ガイド203aの上記略T型の形状の部分は、その周方向に延在した部分がマグネット100の縁の部分に内側から接触し、装着されたマグネットが内側に倒れこまないようにマグネットを内側から支える。
この例において、8個のマグネット100がマグネットホルダ200に取り付けられている。マグネット100は、マグネットホルダ200の軸中心側に向いた面がNまたはS極、外側の面の極が軸側の面と異なる極性となるように着磁された湾曲した略板状の永久磁石である。8個のマグネット100は、周方向に沿って極性が交互に反転する状態となるように配置されている。また、マグネットの外側の上下の縁の部分は、面取りされ、面取り部100aとされている。なお、マグネット100の数は、8個に限定されない。面取り部100aが軸方向で離れた2辺の縁の部分に形成されることで、マグネット100の軸方向に対する対称性が確保されている。
マグネット100のそれぞれは、円環部201,202および周方向で隣接する2本の支柱203で囲まれる厚みのある略矩形状の空間に保持されている。すなわち、マグネット100は、その端部を切り欠き部201bの部分に合わせ、軸方向にスライドさせるように切り欠き部201bから挿入することで、マグネットホルダ200に装着されている。この状態において、マグネット100の軸方向に延在した両端の縁の部分は、周方向で隣接する2本の支柱203aの側面に接触し、またガイド203aによって内側(軸中心側)に倒れこまないように保持される。
また、切り欠き部201bに挿入されたマグネット100は、その先端の部分が円環部202に接触し、それ以上マグネット100を軸方向に押し込むことができない状態とされている。この状態において、面取り部100aがストッパ202aに接触すると共にマグネット100の挿入方向における手前側の端部の外周部分が円環部201(鍔部201a)の内側の部分に接触する。マグネット100は、挿入方向におけるその先端の部分が円環部202に接触することで、円環部202の方向への動きが規制され、またストッパ202aと鍔部201aにより、外側(軸中心から離れる方向)への動きが規制され、またガイド203aにより、内側(軸中心の方向)への動きが規制されている。なお、マグネット100とマグネットホルダ200の接触部分の少なくとも一部には、接着剤が塗布されており、接着剤によって上記の保持構造が固定化されている。
(ロータ)
図3には、ロータ400が示されている。ここで、図3(A)を下の方向から見た状態が図3(B)に示され、A−Aの線で切断した断面の状態が図3(C)に示されている。
ロータ300は、マグネット100を装着したマグネットホルダ200(図1および図2参照)、軸固定部材301、ロータヨーク302およびシャフト310を有している。ロータヨーク302は、磁性材料により構成されたカップ形状を有しており、その底面に当たる部分の中央に孔が設けられ、軸固定部材301が固定されている。軸固定部材301は、回転軸であるシャフト310と結合している。シャフト310は、ロータヨーク302の回転中心に位置し、シャフト310を軸としてロータ300が回転する。ロータヨーク302の円筒部分の内側には、マグネット100を保持したマグネットホルダ200が接着剤により固定されている。
(ファンモータ)
図4には、ファンモータ400が示されている。ファンモータ400は、軸流ファンとモータが一体化した構造を有している。ファンモータ400は、樹脂製の筐体401を有している。筐体401には、軸方向の空気の流れ口となる開口402が設けられている。筐体401は、その中心の部分に筒状のベース部403を有している。ベース部403の内側には、軸受404,405が取り付けられ、軸受404,405によりシャフト310が回転自在な状態で保持されている。軸受404,405は、転がり軸受でもよいし、滑り軸受でもよい。シャフト310は図3を参照して説明したロータ300の中心に固定されている。ロータヨーク302には、軸流を生成するための樹脂製の羽根(インペラ)406が固定されている。ロータ300が回転すると、羽根406が同時に回転し、軸方向に空気の流れが生じる。
ベース部403の外側には、磁性材料により構成されたステータコア407が固定されている。ステータコア407は、軸方向から見て、周方向に複数の突極を備えた構造を有している(図示省略)。これは、通常のアウターロータ型のモータにおけるステータコアの構造と同じである。ステータコア407の上記突極には、マグネットワイヤが巻回され、ステータコイル408が構成されている。ステータコア407の外周(突極)とマグネットホルダ200およびマグネット100との間には、ロータ300の回転が阻害されないように隙間が設けられている。
(ロータの組立方法1)
まず、軸側の面がN極に着磁されたマグネット(セグメント磁石)100を4個、軸側の面がS極に着磁されたマグネット100を4個用意する。そして、周方向に沿って極性が交互に反転するように、8個のマグネット100をマグネットホルダ200に装着する。この際、マグネット100を面取り部100aが外側になるようにして切り欠き部201bの部分から軸方向に沿って挿入する。また、マグネット100の挿入した先の部分の端部を円環部202に接触させ、面取り部100aの部分がストッパ202aに接触するようにする。なお、マグネットホルダ200にマグネット100を取り付ける際、マグネットホルダ200と接触する部分に接着剤を付けたマグネット100を取り付けてもよい。
また、マグネットホルダ200にマグネット100を取り付ける工程とは別工程において、ロータヨーク302の中央に軸固定部材301とシャフト310を取り付け、さらにロータヨーク302に羽根406を取り付ける。この時、ロータヨーク302を樹脂モールドして羽根406を形成してもよい。そして、マグネット100を装着したマグネットホルダ200の外側に接着剤を塗布し、それを円環部202の側からロータヨーク302の内側に挿入する。この際、円環部201の鍔部201aをロータヨーク302の縁に接触させる。こうして、マグネット100を装着したマグネットホルダ200がロータヨーク302の内側に固定され、図3に示すロータ300が得られる。
(ロータの組立方法2)
マグネットホルダ200の外側の面に接着剤を塗布し、円環部202の側からロータヨーク302の内側に挿入する。この際、円環部201の鍔部201aをロータヨーク302の縁に接触させる。次に、軸側がN極またはS極に着磁されたセグメント磁石をN、S、N、S・・・となるように、マグネットホルダ200に装着する。この際、面取り部100aの部分や外側の面に接着剤を塗布したマグネット100を切り欠き部201bから挿入し、マグネット100の端部を円環部202に接触させる。
(優位性)
切り欠き部201bおよびガイド203aを利用してマグネット100を軸方向にスライドさせてマグネットホルダ200に取り付ける構造としているので、組み立てが行い易く、組立作業の効率を高めることができる。また、マグネット100をマグネットホルダ200に取り付けた後で、マグネットホルダ200をロータヨーク302に取り付けることもできるし、マグネットホルダ200をロータヨーク302に取り付けた後で、マグネットホルダ200にマグネット100を取り付けることもできる。
マグネット100は、軸方向で離間した上下の部分に面取り部100aが形成されているので、マグネット100の軸方向の向きを反転させてもマグネット100をマグネットホルダ200に取り付けることができる。また、マグネットホルダ200のストッパ202aの部分にマグネット100の面取り部100aが嵌るので、マグネット100が外側に外れない構造が得られる。また、ガイド203aがあることで、切り欠き部201bからのマグネット100の挿入をスムーズに行うことができ、更に装着したマグネット100が内側に外れない構造が得られる。また、ストッパ202aとガイド203aがあることで、マグネットホルダ200へのマグネット100の取り付けが非常に簡単でありながら、高い精度でマグネット100の位置が決まり、更にそれを保持することができる。また、マグネットホルダ200の底辺に鍔部201aを設け、ロータヨーク302とマグネットホルダ200とを結合させた際、ロータヨーク302の縁に鍔部201aを接触させることで、ロータ300におけるマグネット100の軸方向における位置を決めることができる。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。例えば、実施形態では、軸流ファンの例を示したが、この形態に限定されず、ラジアル方向に気体を噴出す遠心ファンに本発明を利用することもできる。また、本発明を利用したモータは、図4に示すファンモータ400以外に、光ディスク等を駆動するブラシレスモータ等に使用することができる。
本発明は、アウターロータ型のモータに利用することができる。
100…マグネット、100a…面取り部、200…マグネットホルダ、201…円環部、201a…鍔部、201b…切り欠き部、202…円環部、202a…ストッパ、203…支柱、203a…ガイド、300…ロータ、301…軸固定部材、302…ロータヨーク、310…シャフト、400…ファンモータ、401…筐体、402…開口、403…ベース部、404…軸受、405…軸受、406…羽根、407…ステータコア、408…ステータコイル。

Claims (9)

  1. ロータヨークと、
    第1の環状部材と前記第1の環状部材と軸方向において離間した第2の環状部材と前記第1の環状部材と前記第2の環状部材とを繋ぐ複数の支柱を有し前記ロータヨークの内側に取り付けられたマグネットホルダと、
    前記マグネットホルダに取り付けられた複数のマグネットと
    を備え、
    前記マグネットホルダは、樹脂で一体に成形されており、
    前記複数のマグネットは、湾曲した略板状の形状を有し、
    前記複数のマグネットのそれぞれは、前記マグネットホルダの前記第1および第2の環状部材と前記複数の支柱の周方向で隣接する2つの支柱により形成される空間に保持されており、
    前記第1の環状部材には、鍔部と前記マグネットを軸方向にスライドさせて前記マグネットホルダに装着するための切り欠き部が設けられていることを特徴とするモータ用ロータ。
  2. 前記複数の支柱は、前記マグネットが内側に倒れこまないようにガイド部を有することを特徴とする請求項1に記載のモータ用ロータ。
  3. 前記第2の環状部材は、前記マグネットと接触する部分にストッパが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ用ロータ。
  4. 前記マグネットは、軸方向に対して対称な構造を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のモータ用ロータ。
  5. 前記第1の環状部材の内側に前記マグネットの外側が接触していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のモータ用ロータ。
  6. 軸方向において、前記マグネットの端部が前記第2の環状部材と前記ストッパに接触していることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載のモータ用ロータ。
  7. ロータヨークと、
    第1の環状部材と前記第1の環状部材と軸方向において離間した第2環状部材と前記第1の環状部材と前記第2の環状部材とを繋ぐ複数の支柱を有し前記ロータヨークの内側に取り付けられたマグネットホルダと、
    前記マグネットホルダに取り付けられた複数のマグネットと
    を備え、
    前記マグネットホルダは、樹脂で一体に成形されており、
    前記複数のマグネットは、湾曲した略板状の形状を有し、
    前記複数のマグネットのそれぞれは、前記マグネットホルダの前記第1および第2の環状部材と前記複数の支柱の周方向で隣接する2つの支柱により形成される空間に保持されており、
    前記第1の環状部材には、鍔部と前記マグネットを軸方向にスライドさせて前記マグネットホルダに装着するための切り欠き部が設けられており、
    前記複数の支柱は、前記マグネットが内側に倒れこまないようにガイド部を有し、
    前記第2の環状部材は、前記マグネットと接触する部分にストッパが設けられ、
    前記第1の環状部材の内側に前記マグネットの外側が接触し、
    軸方向において、前記マグネットの端部が前記第2の環状部材と前記ストッパに接触していることを特徴とするモータ用ロータ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載のモータ用ロータと、
    該モータ用ロータの内側に配置されたステータと
    を備えることを特徴とするアウターロータ型モータ。
  9. 請求項8に記載のアウターロータ型モータと、
    前記モータ用ロータに取り付けられた羽根と
    を備えることを特徴とするファンモータ。
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