JP2014216685A - 撮像装置、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な天気において撮影する場合であっても、所望の画像を容易に撮影することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、天気に関する天気情報を取得する天気情報取得部と、撮影する際の撮影条件を、天気情報に応じて天気情報が示す天気を反映させた画像が得られるような撮影条件に設定する条件設定部と、を備える。
【選択図】図3
【解決手段】撮像装置は、天気に関する天気情報を取得する天気情報取得部と、撮影する際の撮影条件を、天気情報に応じて天気情報が示す天気を反映させた画像が得られるような撮影条件に設定する条件設定部と、を備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、撮像装置、及びプログラムに関する。
外部装置から取得した天気情報に基づいて撮影条件を設定する撮像装置がある。(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の撮像装置は、様々な天気において撮影する場合に、天気情報に基づいて、被写体の明るさや色再現の良好な画像が得られるような撮影条件、又は、手ぶれや被写体ぶれを抑制するような撮影条件に自動制御するものである。この撮像装置によれば、様々な天気において撮影した場合であっても概ね良好な画像を得ることができる反面、自動制御されたことにより画一的な画像となるため、その画像が撮影されたときの天気の様子が伝わらない画像となってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、様々な天気において撮影する場合であっても、所望の画像を容易に撮影することができる撮像装置、及びプログラムを提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様は、天気に関する天気情報を取得する天気情報取得部と、撮影する際の撮影条件を、前記天気情報に応じて前記天気情報が示す天気を反映させた画像が得られるような撮影条件に設定する条件設定部と、を備えることを特徴とする撮像装置である。
また、本発明の一態様は、コンピュータに、天気に関する天気情報を取得するステップと、天気情報取得部と、撮影する際の撮影条件を、前記天気情報に応じて前記天気情報が示す天気を反映させた画像が得られるような撮影条件に設定するステップと、を実行させるためのプログラムである。
この発明によれば、様々な天気において撮影する場合であっても、所望の画像を容易に撮影することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
図1及び図2は、本発明の第1実施形態による撮像装置10の概略構成の一例を示す模式図である。図1は、撮像装置10の正面図を示している。また、図2は、(a)に撮像装置10の上面図、(b)に撮像装置10の背面図を示している。まず、この図1及び図2を参照して、撮像装置10の概略構成を説明する。
[第1実施形態]
図1及び図2は、本発明の第1実施形態による撮像装置10の概略構成の一例を示す模式図である。図1は、撮像装置10の正面図を示している。また、図2は、(a)に撮像装置10の上面図、(b)に撮像装置10の背面図を示している。まず、この図1及び図2を参照して、撮像装置10の概略構成を説明する。
撮像装置10の筐体正面側には、撮影用のレンズ部21と、フラッシュ41(閃光部)とが配置されている。また、撮像装置10の上面には、GPSモジュール80(GPS:Global Positioning system)と、Wi−Fi(Wireless Fidelity、登録商標)などの規格に対応する無線通信部81と、が配置されている。
また、撮像装置10の筐体上面又は背面には、ユーザからの操作を受け付ける複数の操作部材を有する操作部50が配置されている。例えば、操作部50として、撮像装置10の上面にはシャッター釦51が配置され、背面には、モードダイヤル、上下左右選択釦、決定釦などが配置されている。また、撮像装置10の筐体背面には、撮影した画像、画像情報、設定画面などを表示するためのモニタ61が配置されている。
なお、撮像装置10は、周囲温度を検出するための温度センサ90を備えていてもよい。例えば、撮像装置10の筐体内部の正面側には、温度センサ90が設けられていてもよい。
次に、図3を参照して、撮像装置10の構成について詳しく説明する。図3は、撮像装置10の構成の一例を示す概略ブロック図である。なお、この図3において、図1又は図2と対応する構成には同じ符号を付けている。
撮像装置10は、光学系20と、撮像部30と、フラッシュ41と、メモリ部42と、バッファメモリ部43と、JPEGコーディック部44と、記憶媒体部45と、操作部50と、表示部60と、音出力部65と、制御部70と、GPSモジュール80と、無線通信部81と、温度センサ90と、バス15と、を備えている。
光学系20は、レンズ部21と、絞り機構22と、メカシャッター23と、を備えている。レンズ部21は、例えば、ズーム用レンズ、フォーカス調整用レンズ、防振用レンズ、などの複数のレンズから構成されている。絞り機構22は、例えば、複数の絞り羽根を有しており、この複数の絞り羽根が後述の光学系駆動部34により駆動されることによって、絞り開口径を変更可能である。
メカシャッター23は、レンズ部21から入射された光束の撮像部30(撮像素子31)への入射光路を機械的に遮断及び開放可能なシャッター機構を有している。例えば、メカシャッター23は、後述の光学系駆動部34によりシャッターの開閉が駆動されることによって、撮像素子31への入射光路を機械的に遮断又は開放する。すなわち、メカシャッター23は、撮像素子31の撮像面(受光面)の露光時間(すなわちシャッター速度)を調整する機械式のシャッターである。
撮像部30は、撮像素子31と、信号処理部32と、画像処理部33と、光学系駆動部34と、を備えている。撮像素子31は、光学系20を介して入射された光束(被写体光束)を受光するとともに、受光した光束をアナログの画像信号に光電変換して信号処理部32に供給する。
信号処理部32は、撮像素子31の駆動を制御する。例えば、信号処理部32は、制御部70において設定された撮影条件に応じて、撮像素子31における感度(ISO感度)を制御する。また、信号処理部32は、撮像素子31から供給されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して画像処理部33に供給する。
画像処理部33は、信号処理部32から供給されたデジタルの画像信号(以下、単に画像信号という)に対して、画像処理を実行する。例えば、画像処理部33は、画像信号に対して、ホワイトバランス調整、シャープネス調整、ガンマ補正、階調調整などの画像処理を実行する。なお、画像処理部33は、例えば制御部70において設定された撮影条件に応じて上述の画像処理を実行する。
光学系駆動部34は、光学系20が備えているレンズ部21と、絞り機構22と、メカシャッター23と、を駆動する。例えば、光学系駆動部34は、レンズ部21が有するズーム用レンズ、フォーカス調整用レンズ、防振用レンズ、などを駆動する。また、光学系駆動部34は、絞り機構22の絞り機構(絞り羽根)を駆動する。例えば、光学系駆動部34は、制御部70において設定された撮影条件にしたがって、絞り機構22の開口径を変化させる。
また、光学系駆動部34は、メカシャッター23のシャッター機構(シャッター幕)を駆動する。例えば、光学系駆動部34は、シャッター幕をスライド移動させるための電磁石モータを有している。そして、光学系駆動部34は、制御部70において設定された撮影条件にしたがって、メカシャッター23のシャッター機構(シャッター幕)を駆動することにより、撮像素子31への入射光路を機械的に遮断又は開放させる。すなわち、光学系駆動部34は、撮影の際に、撮影条件にしたがったシャッター速度でメカシャッター23を駆動する。
このように構成された撮像部30は、制御部70から受けた撮影実行指令及び撮影条件に応じて、撮像素子31、レンズ部21、絞り機構22、及びメカシャッター23の各部の駆動を制御することにより、画像を取得する撮影処理を実行させる。また、撮像部30は、制御部70から受けた制御指令に応じて、上述した各部の駆動を制御することにより、スルー画像を取得する制御、フォーカス調整制御、測光制御、等を実行する。
ここで、スルー画像とは、撮像素子31に受光された光束に基づいて繰り返し撮像されて取得される画像(リアルタイムに更新されるライブビュー画像)であって、取得される毎に更新されて逐次モニタ61に表示される画像(記録を行わない画像)である。そして、このスルー画像は、例えば、撮影処理における露光開始前に、画角確認用としてモニタ61に表示される、又は、フォーカス調整や測光制御の際に用いられる。
フラッシュ41は、静止画撮影する際に被写体に対して発光する閃光部である。例えば、フラッシュ41は、被写体が所定の明るさに満たない場合又は被写体が逆光条件の場合などにおいて制御部70の制御により発光する。
なお、撮像装置10は、フラッシュ41を備えていない構成としてもよい。また、撮像装置10は、内蔵のフラッシュ41を備えた構成に代えて、装着して使用することが可能な外部フラッシュと着脱可能な構成としてもよい。また、撮像装置10は、フラッシュ41を備えた構成に代えて、フラッシュ41の発光時間(閃光時間)よりも長い時間続けて照明することが可能な照明部を備えた構成としてもよい。
メモリ部42は、例えば、ROM(Read Only Memory)を備えおり、撮像装置10を制御するための、予め定められた撮影制御条件、画像処理条件、再生制御条件、及び記録制御条件、などを記憶する。
バッファメモリ部43は、RAM(Random Access Memory)を備えており、制御部70が撮像装置10を制御する際の作業領域として利用される。例えば、撮像部30によって撮影された画像は、画像処理部33において実行する画像処理の過程においてバッファメモリ部43に一時的に記憶される。
JPEGコーディック部44は、撮影した画像に対してJPEG(Joint Photographic Experts Group)による画像圧縮処理を実行する。例えば、撮像装置10は、JPEGコーディック部44により画像圧縮処理が実行された圧縮後の画像のデータを、記憶媒体部45を介して記憶媒体150に記録する。
記憶媒体部45は、取り外しが可能な記憶媒体150(カードメモリ等)を装着するカードコネクタと、装着された記憶媒体150への画像又は情報の書込み(記録)、読み出し、或いは消去を行う記憶媒体I/F46(記憶媒体インターフェース)とを備えている。なお、記憶媒体部45は、記憶媒体150に代えて、撮像装置10の内部に搭載されたメモリIC(Integrated Circuit)を含んだ構成としてもよいし、記憶媒体150及び撮像装置10の内部に搭載されたメモリICを含んだ構成としてもよい。また、撮像装置10は、有線又は無線通信により通信網(例えばインターネット)を介して接続される外部記憶装置に対して、画像又は情報の書込み(記録)、読み出し、或いは消去を行う構成としてもよい。
操作部50は、ユーザから撮像装置10への操作を受け付ける。例えば、操作部50は、前述したようにシャッター釦51を備えている。なお、操作部50は、電源スイッチ、モードダイヤル、上下左右釦、決定釦などを備えていてもよい。また、操作部50は、ユーザによって操作されたことを検出し、検出した操作内容を示す操作信号を制御部70に供給する。
表示部60は、モニタ61と、表示バッファ62と、オンスクリーン用表示メモリ63とを備えている。モニタ61は、例えば、液晶ディスプレイであって、複数の表示画素により構成された液晶画面と、液晶画面の複数の表示用画素を駆動する液晶駆動部と、バックライト、及びバックライト制御部などを含んで構成されている。なお、モニタ61は、液晶ディスプレイ以外の表示ディスプレイであってもよく、例えば、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどであってもよい。
表示バッファ62は、モニタ61に表示する画像を一時的に記憶する。オンスクリーン用表示メモリ63は、設定画面(メニュー画面)、又は画像に重ねて表示するアイコンや情報などを記憶する。
例えば、表示部60は、撮影された画像、記憶媒体150から読み出した画像、設定画面(メニュー画面)、又は各種情報(画像情報、撮影設定情報など)を、制御部70の制御によりモニタ61に表示する。
音出力部65は、スピーカ66と、音出力I/F67(音出力インターフェース)と、を備えている。スピーカ66は、例えば、画像に記録された音(音声)や、操作音、シャッター音、又は警告音などを出力する。音出力I/F67は、画像に記録された音(音声)や、操作音、シャッター音、又は警告音などのデジタルの音信号(音データ)をアナログの音信号に変換して、変換した音信号をスピーカ66から音として出力させる。
制御部70は、撮像装置10が備えている各部を制御する。例えば、制御部70は、操作部50から受け取る操作信号、又はメモリ部42に記憶されている制御条件や処理条件等に基づいて、撮像装置10が備えている各部を制御する。具体的には、制御部70は、例えば、撮像部30を介して取得したスルー画像をモニタ61に表示させている状態において、シャッター釦51が押下されたことを示す操作信号を受信した場合、画像を取得する撮影処理を実行して、取得した画像を記憶媒体150に記録させる。なお、制御部70の制御については、後で詳しく説明する。
また、撮像装置10は、GPSにより位置の計測を行うGPSモジュール80を備えていてもよい。GPSモジュール80は、GPS衛星(GPS人工衛星、図4の符号200参照)から受信した電波に含まれる情報に基づいて位置情報を取得する。例えば、GPSモジュール80は、制御部70からの制御指令に応じて、GPS衛星から送信される電波に含まれる位置情報を受信する処理を実行してもよい。また、GPSモジュール80は、制御部70からの制御指令に応じて、GPS衛星から送信される電波に含まれる日時情報を受信する処理を実行してもよい。
ここで、GPSモジュール80は、GPSアンテナと、メモリと、時計発生回路と、を含む構成としてもよい。GPSアンテナは、例えば、GPS衛星から送信される電波を受信する。メモリは、例えば、GPSアンテナにより受信された電波に含まれる測位情報を復調又は解読して現在位置の緯度及び経度の割り出しを行うために必要な測地系に関するデータを記憶する。時計発生回路は、例えば、GPS衛星から送信される電波の受信タイミングを決めるために現地時刻を高精度にカウントする。
また、GPSモジュール80は、撮像装置10の現在位置を測位して位置情報を取得するものであり、例えば3個(或いは4個)のGPS衛星から地上に無線送信される航法電波を受信して、撮像装置10の現在位置を取得する。なお、図4では、簡略化してGPS衛星を1個のみ図示(図4の符号200参照)している。
1個のGPS衛星からの距離が判ると、受信地点、つまり撮像装置10の位置はそのGPS衛星を中心とする球面のいずれかに存在することになる。そこで、例えば3個(或いは4個)のGPS衛星から同様の航法電波を受信することにより、それぞれのGPS衛星を中心とする球面の交点を受信位置、つまり撮像装置10の位置とすることができ、3次元座標で現在位置を検出することができる。
また、撮像装置10は、無線通信部81を備えていてもよい。無線通信部81は、通信網(例えばインターネット、図4の符号400参照)を介して、外部装置(外部サーバ、図4の符号300参照)と通信する。ここで、無線通信部81は、例えば、Wi−Fiによる通信を用いてWi−Fiの接続スポットに接続することにより、通信網を介して外部サーバ300と通信する。なお、無線通信部81は、Wi−Fi以外の通信規格を用いた通信を行う構成としてもよい。
例えば、無線通信部81は、制御部70からの制御指令に応じて、外部サーバ300から提供される情報を受信する。例えば、無線通信部81は、外部サーバ300から提供される天気に関する情報を受信する。ここで、天気に関する情報とは、天気、天候、気象などの情報であって、具体的には、例えば、晴れ、曇り、雨、台風、雷などの天気を示す情報、又は、気温、湿度、風速、降水量などの天気に関連する情報のうちの少なくとも何れかの情報のことをいう。また、天気に関する情報とは、天気に関する予報、又は、現在或いは過去の天気に関する情報のことをいう。例えば、外部サーバ300は、天気に関する情報を、地域や場所などの位置に関する情報又は日時に関する情報と対応付けて提供する。以下の説明において、この天気に関する情報のことを天気情報と称する。
なお、無線通信部81は、通信網を介して接続される無線接続スポット又は外部サーバ300(例えばウェブ(Web)サーバ)から、日時情報や位置情報(例えば接続スポットに対応する位置情報)を受信してもよい。
また、撮像装置10は、温度センサ90(検出部)を備えていてもよい。温度センサ90は、撮像装置10の周囲温度を検出してもよい。すなわち、温度センサ90は、ユーザが撮像装置10を用いて撮影する際の環境温度(気温)を検出してもよい。また、制御部70は、温度センサ90が検出した温度を取得し、取得した温度に応じて制御してもよい。
なお、温度センサ90は、撮像装置10が動作することによって発熱した分の温度が環境温度(気温)に重畳された温度を検出する。そのため、制御部70は、温度センサ90が検出した温度に対して、撮像装置10の発熱分の温度を補正して環境温度(気温)を検出してもよい。例えば、撮像装置10の発熱分の温度は、予め設計値として設定されていてもよいし、実動作環境にて温度センサ90が検出した結果に基づいて設定されてもよい。
バス15は、撮像装置10が備えている撮像部30、フラッシュ41、メモリ部42、バッファメモリ部43、JPEGコーディック部44、記憶媒体部45、操作部50、表示部60、音出力部65、制御部70、GPSモジュール80、無線通信部81、及び、温度センサ90と接続され、各部から出力された画像信号、検出信号、操作信号、制御信号、などを転送する。
(制御部の構成)
次に、制御部70の構成について詳しく説明する。制御部70は、天気情報取得部71と、位置情報取得部72と、日時情報取得部73と、撮影条件設定部74と、を備えている。
次に、制御部70の構成について詳しく説明する。制御部70は、天気情報取得部71と、位置情報取得部72と、日時情報取得部73と、撮影条件設定部74と、を備えている。
天気情報取得部71は、天気に関する情報を取得する。例えば、天気情報取得部71は、無線通信部81を介して外部サーバ300から天気に関する情報を取得する。例えば、天気情報取得部71は、現在の位置又は日時(すなわち撮影する際の撮影場所又は撮影日時)に対応する天気情報を取得する。ここで、天気情報取得部71は、例えば、GPSモジュール80を介して取得される位置情報又は日時情報に基づいて、現在の位置又は日時を検出してもよい。
なお、天気情報取得部71は、撮像装置10に設定された地域情報(ユーザにより設定された使用する地域を示す情報)又は日時に基づいて、現在の位置又は日時を検出してもよい。すなわち、撮像装置10は、図1から図3に示すGPSモジュール80を備えていない構成としてもよい。また、外部サーバ300からリアルタイムに現在の天気情報が提供される場合には、天気情報取得部71は、現在の日時を示す情報を用いることなく、現在の天気情報を取得してもよい。
位置情報取得部72は、撮像装置10の現在の位置を示す位置情報を取得する。例えば、位置情報取得部72は、GPSモジュール80が取得する位置情報(現在位置情報)に基づいて、撮像装置10の現在の位置(すなわち撮影場所)を示す位置情報を取得する。
なお、位置情報取得部72は、GPSモジュール80が取得する位置情報に代えて、無線通信部81を介して接続される無線接続スポットの位置情報に基づいて、撮像装置10の現在の位置(すなわち撮影場所)を示す位置情報を取得してもよい。この無線通信部81を介して取得する位置情報は、GPSモジュール80が取得する位置情報に対して精度が劣る場合があるが、天気情報を取得するための位置情報として利用できる。また、位置情報取得部72は、GPSモジュール80がGPS衛星からの電波を受信できない場所において、無線通信部81を介して位置情報を取得してもよい。
なお、位置情報取得部72は、GPSモジュール80が取得する位置情報と、無線通信部81を介して取得する位置情報とのうち何れか一方のみの情報を用いて、撮像装置10の位置情報を取得する構成としてもよい。また、位置情報取得部72は、撮影する場所に応じて、GPSモジュール80が取得する位置情報と、無線通信部81を介して取得する位置情報とを使い分けて用いることにより、撮像装置10の位置情報を取得する構成としてもよい。すなわち、撮像装置10は、図1から図3に示すGPSモジュール80を備えていない構成としてもよい。
なお、位置情報取得部72は、GPSモジュール80又は無線通信部81を介して位置情報を一時的に取得できない場合には、直前(最も最近)に取得した位置情報を、現在の位置情報としてもよいし、ユーザによって撮像装置10に設定されている地域情報などの位置情報を、現在の位置情報としてもよい。
日時情報取得部73は、現在の日時情報を取得する。例えば、日時情報取得部73は、撮像装置10に内蔵されているタイマー(時計機能IC)により計時される現在の日時情報を取得する。なお、日時情報取得部73は、無線通信部81を介して、外部サーバ300(例えばウェブ(Web)サーバ)などから現在の日時情報を取得してもよいし、GPSモジュール80を介して日時情報を取得してもよい。
撮影条件設定部74は、光学系20を介して入射された光束を撮影する際の撮影条件を設定する。この撮影条件とは、撮影する際の光学系20又は撮像部30における各種の設定により定まる撮影条件であって、例えば、露出設定、シャッター速度設定、感度設定、ホワイトバランス設定などにより定まる撮影条件のことである。
例えば、撮影条件設定部74は、予め設定された撮影制御条件とユーザが設定した撮影モードとに応じて撮影条件を設定する。そして、撮像装置10は、例えば、ユーザによってシャッター釦51が押下された場合、撮影条件設定部74が設定した撮影条件に応じて、光学系20又は撮像部30の各部を駆動又は制御することにより画像を取得する撮影処理を実行する。
例えば、撮影モードが自動制御(撮像装置10の制御)による撮影モード(以下、「AUTO撮影モード」と称する)の場合、撮影条件設定部74は、光学系20を介して入射された光束に対して自動露出制御(AE(Automatic Exposure)制御)を行うことにより、所定の適正な露出(露光量)になるように、感度及びシャッター速度を設定する。
なお、撮影条件設定部74は、光学系20を介して入射された光束の量が少ない場合、すなわち被写体が暗い場合、被写体ぶれ又はユーザの手ぶれによる撮影画像への影響が抑制されるような感度及びシャッター速度に設定する。例えば、撮影条件設定部74は、被写体が暗い場合には、被写体が明るい場合に対比して、感度設定を高感度優先、且つシャッター速度設定を高速シャッター優先になるように(すなわち、被写体ぶれ又はユーザの手ぶれによる影響を抑制するような速いシャッター速度となるように)設定する。
また、撮影モードが「AUTO撮影モード」の場合、撮影条件設定部74は、光学系20を介して入射された光束に対して自動ホワイトバランス調整(AWB(Auto White Balance)調整)を行うことにより所定の適正な色再現となるように、ホワイトバランス調整値を設定する。
このように、撮影モードが「AUTO撮影モード」の場合には、撮影条件設定部74は、様々な環境の被写体を撮影する場合であっても、被写体の明るさや色再現の良好な画像が得られるような撮影条件、又は、手ぶれや被写体ぶれを抑制するような撮影条件に設定する。よって、撮像装置10は、撮影モードが「AUTO撮影モード」の場合には、例えば、様々な天気において撮影した場合であっても、被写体の明るさや色再現の良好な画像、又は、手ぶれや被写体ぶれの影響が抑制された画像を撮影して取得する。
ところで、ユーザが様々な天気において撮影する場合に、その天気を記録したい場合がある。例えば、ユーザは、台風など暗くて強風が吹いている天気の場合には、その様子が伝わるような画像を所望する場合がある。しかし、上述したような撮影モードが「AUTO撮影モード」には、例えば、台風による暗さはAE制御によって適正な明るさになるように撮影され、強風によりなびいている旗(フラッグ)や木などは高速シャッターにより静止しているように撮影される。そのため、ユーザが天気の様子(天気の情景)を写しこみたいことを所望したとしても、例えば、上述したような台風の情景を写しこむことができず、ユーザが所望する画像を撮影することができない場合があった。また、このようなユーザが所望する画像を撮影するためには、ユーザが、撮影モードを「AUTO撮影モード」ではなくマニュアルモード(手動設定の撮影モード)に設定して撮影する方法があるが、操作が煩わしく、また、初心者にとって操作が難しいものであった。
そこで、本実施形態の撮像装置10は、上述した撮影モードが「AUTO撮影モード」の場合と異なり、撮影する際の天気を反映した画像が得られるような撮影モードを備えている。ここで、この天気を反映した画像が得られるような撮影モードを、以下の説明において、「天気撮影モード」と称する。
なお、撮像装置10は、撮影モードを選択して設定する設定画面(メニュー画面)をモニタ61に表示し、ユーザの撮影モードを選択する操作に応じて、選択された撮影モード(例えば、「AUTO撮影モード」又は「天気撮影モード」)に設定してもよい。また、撮像装置10は、撮影モードを切りかえるモードダイヤル(不図示)を操作部50が有しており、ユーザのモードダイヤルを用いて撮影モードを選択する操作に応じて、選択された撮影モードに設定してもよい。また、撮像装置10は、後述する各種条件に応じて、撮影モードを「AUTO撮影モード」又は「天気撮影モード」に設定してもよい。
以下の説明では、撮像装置10が、撮影モードとして、「AUTO撮影モード」と「天気撮影モード」とを有しているものとして説明する。
以下の説明では、撮像装置10が、撮影モードとして、「AUTO撮影モード」と「天気撮影モード」とを有しているものとして説明する。
(「天気撮影モード」に関する構成の説明)
「天気撮影モード」において、撮影条件設定部74は、撮影する際の撮影条件を、天気情報取得部71が取得した天気情報に応じて天気情報が示す天気を反映させた画像が得られるような撮影条件に設定する。例えば、撮影条件設定部74は、天気情報が示す天気を反映させた画像が得られるような撮影条件として、天気情報が示す天気が強調された画像が得られるような撮影条件に設定する。
「天気撮影モード」において、撮影条件設定部74は、撮影する際の撮影条件を、天気情報取得部71が取得した天気情報に応じて天気情報が示す天気を反映させた画像が得られるような撮影条件に設定する。例えば、撮影条件設定部74は、天気情報が示す天気を反映させた画像が得られるような撮影条件として、天気情報が示す天気が強調された画像が得られるような撮影条件に設定する。
一例として、撮影条件設定部74は、天気情報が示す天気が「台風」の場合、「台風」のときに撮影されたことが強調された画像が得られるような撮影条件を設定してもよい。具体的には、撮影条件設定部74は、天気情報が示す天気が「台風」の場合、シャッター速度設定を低速シャッター優先、感度設定を低感度優先、および、露出設定を露出アンダー、のうち少なくとも何れかに設定してもよい。
(「台風撮影モード」の撮影条件の設定の例)
図5及び図6を用いて、天気が「台風」の場合を例にして、撮影モードの違いによる撮影条件の設定の一例を説明する。図5は、天気が「台風」の場合における撮影条件設定処理の一例を示すフローチャートである。また、図6は、天気が「台風」の場合の様子と撮影される画像とを説明する図である。ここで、「天気撮影モード」において、天気が「台風」であることに応じた撮影条件(天気が「台風」であることを反映した画像が得られるような撮影条件)により撮影処理を実行するモードを、「台風撮影モード」と称する。
図5及び図6を用いて、天気が「台風」の場合を例にして、撮影モードの違いによる撮影条件の設定の一例を説明する。図5は、天気が「台風」の場合における撮影条件設定処理の一例を示すフローチャートである。また、図6は、天気が「台風」の場合の様子と撮影される画像とを説明する図である。ここで、「天気撮影モード」において、天気が「台風」であることに応じた撮影条件(天気が「台風」であることを反映した画像が得られるような撮影条件)により撮影処理を実行するモードを、「台風撮影モード」と称する。
まず、天気情報取得部71は、無線通信部81を介して外部サーバ300から天気に関する天気情報を取得する(ステップS11)。例えば、天気情報取得部71は、GPSモジュール80を介して取得される位置情報又は日時情報に対応する天気情報を取得する。
ここで、撮影する際の天気が「台風」であるとする。天気が「台風」であるため、例えば、図6(a)に示すように被写体が暗く強風が吹いている状況である。また、雨が降っている状況としてもよい。
この場合、天気情報取得部71は、取得した天気情報により、天気が「台風」であることを示す情報を取得する(ステップS12)。
この場合、天気情報取得部71は、取得した天気情報により、天気が「台風」であることを示す情報を取得する(ステップS12)。
次に、撮影条件設定部74は、撮影モードが何れのモードに設定されているかを判定する。例えば、撮影条件設定部74は、撮影モードが「天気撮影モード」に設定されているか否かを判定する(ステップS13)。
ステップS13において、撮影モードが「AUTO撮影モード」に設定されていると判定された場合、すなわち、「天気撮影モード」に設定されていないと判定された場合(ステップS13:NO)、撮影条件設定部74は、「AUTO撮影モード」としての撮影条件の設定を開始する(ステップS20)。
続いて、撮影条件設定部74は、感度設定を高感度に設定し(ステップS21)、露出設定をAEオーバー(暗い被写体を明るく適正露出にするためにAEオーバー)に設定する(ステップS22)。また、撮影条件設定部74は、シャッター速度設定を速いシャッター速度(手振れや被写体ぶれの影響が抑制されるシャッター速度、例えば、「1/60秒」より速いシャッター速度、或いは、「1/(焦点距離)秒」より速いシャッター速度など)に設定する(ステップS23)。なお、これらの感度設定、露出設定、及びシャッター速度設定は、AE制御の結果に基づいて、順番に関係なくそれぞれ関連して設定されてもよい。
そして、撮影条件設定部74は、撮影条件の設定を終了する(ステップS29)。
そして、撮影条件設定部74は、撮影条件の設定を終了する(ステップS29)。
一方、ステップS13において、撮影モードが「天気撮影モード」に設定されていると判定された場合(ステップS13:YES)、撮影条件設定部74は、「台風撮影モード」としての撮影条件の設定を開始する(ステップS25)。
続いて、撮影条件設定部74は、感度設定を低感度に設定し(ステップS26)、露出設定をAEアンダー(暗い被写体をそのまま暗く撮影するためにAEアンダー、例えば−2/3)に設定する(ステップS27)。また、撮影条件設定部74は、シャッター速度設定を遅いシャッター速度(手振れや被写体ぶれの影響が生じる遅いシャッター速度、例えば「1/8秒」、又は、「1/60秒」より遅いシャッター速度、或いは「1/(焦点距離)秒」より遅いシャッター速度)に設定する(ステップS28)。なお、これらの感度設定、露出設定、及びシャッター速度設定は、AE制御の結果に基づいて、順番に関係なくそれぞれ関連して設定されてもよい。
そして、撮影条件設定部74は、撮影条件の設定を終了する(ステップS29)。
そして、撮影条件設定部74は、撮影条件の設定を終了する(ステップS29)。
図6(b)は、上述の「AUTO撮影モード」の場合の撮影条件により撮影された画像の一例を説明する図である。一方、図6(c)は、上述の「台風撮影モード」の場合の撮影条件により撮影された画像の一例を説明する図である。ここでは説明を容易にするため、撮像装置10が台風の状況のなかでフラッグを撮影した場合の画像の一例を、図6(b)と図6(c)とにそれぞれ示している。
図6(b)は、「AUTO撮影モード」の速いシャッター速度で撮影された画像であるため、フラッグが静止した画像、すなわちフラッグがたなびいている様子がわからない画像である。また、「AUTO撮影モード」の露出設定で撮影された画像であるため、暗い状態の被写体でも明るい適正露出になるように撮影された画像(暗い状態の被写体がAEオーバーの設定で撮影された画像)である。
一方、図6(c)は、「台風撮影モード」の遅いシャッター速度で撮影された画像であるため、フラッグがぶれた画像、すなわちフラッグがたなびいている様子がわかる画像となっている。また、「台風撮影モード」の露出設定で撮影された画像であるため、暗い状態の被写体そのままの様子が伝わるようにAEアンダーの設定で撮影された画像である。
このように、撮影条件設定部74は、「天気撮影モード」において、天気情報取得部71が取得した天気情報が示す天気が「台風」の場合、「台風」であることを反映した画像が得られるような撮影条件に設定する。例えば、撮影条件設定部74は、天気が「台風」の場合、シャッター速度を低速シャッター優先、感度設定を低感度優先、又は、露出設定をAEアンダーに設定する。
これにより、撮像装置10は、天気が「台風」の場合、取得した天気情報に応じて、「台風」の様子(暗い様子や強風が吹いている様子)を反映した画像が得られるような撮影条件を設定して撮影することができる。よって、撮像装置10は、ユーザが「台風」の様子が伝わるような画像(「台風」の様子を写しこんだ画像)を所望した場合に、ユーザが煩わしいマニュアル操作をすることなく例えば撮影モードを「天気撮影モード」に設定するのみで、取得した天気情報に応じて所望の画像を容易に撮影することができる。
なお、ユーザが、天気が「台風」の場合であっても、被写体の明るさや色再現の良好な画像が得られるような撮影条件、又は、手ぶれや被写体ぶれを抑制するような撮影条件での撮影を所望する場合がある。この場合には、撮像装置10は、ユーザが撮影モードを「AUTO撮影モード」に設定することによって、ユーザが所望する画像を容易に撮影することができる。
すなわち、撮像装置10は、様々な天気において撮影する場合であっても、所望の画像を容易に撮影することができる。
すなわち、撮像装置10は、様々な天気において撮影する場合であっても、所望の画像を容易に撮影することができる。
なお、撮影条件設定部74は、天気情報取得部71が取得した天気情報が示す天気が「雨」であって、且つ天気情報が示す「風速」が予め設定された閾値以上である場合に、天気情報が示す天気が「台風」の場合の撮影条件に設定してもよい。この天気が「雨」であって、「風速」が予め設定された閾値以上である場合に「台風」の場合の撮影条件に設定する処理の具体例については、図14及び図15を用いて後述する。
(「晴れ撮影モード」の撮影条件の設定の例)
次に、図7及び図8を用いて、天気が「晴れ」の場合を例にして、撮影モードの違いによる撮影条件の設定の一例を説明する。図7は、天気が「晴れ」の場合における撮影条件設定処理の一例を示すフローチャートである。また、図8は、天気が「晴れ」の場合の様子と撮影される画像とを説明する図である。ここで、「天気撮影モード」において、天気が「晴れ」であることに応じた撮影条件(天気が「晴れ」であることを反映した画像が得られるような撮影条件)により撮影処理を実行するモードを、「晴れ撮影モード」と称する。
次に、図7及び図8を用いて、天気が「晴れ」の場合を例にして、撮影モードの違いによる撮影条件の設定の一例を説明する。図7は、天気が「晴れ」の場合における撮影条件設定処理の一例を示すフローチャートである。また、図8は、天気が「晴れ」の場合の様子と撮影される画像とを説明する図である。ここで、「天気撮影モード」において、天気が「晴れ」であることに応じた撮影条件(天気が「晴れ」であることを反映した画像が得られるような撮影条件)により撮影処理を実行するモードを、「晴れ撮影モード」と称する。
まず、天気情報取得部71は、無線通信部81を介して外部サーバ300から天気に関する天気情報を取得する(ステップS31)。例えば、天気情報取得部71は、GPSモジュール80を介して取得される位置情報又は日時情報に対応する天気情報を取得する。
ここで、撮影する際の天気が「晴れ」(「夏の暑い晴れ」)であるとする。例えば、図8(a)に示すように「夏の暑い晴れ」の海岸で被写体がかなり明るい状況である。
この場合、天気情報取得部71は、取得した天気情報により、天気が「晴れ」であることを示す情報を取得する(ステップS32)。なお、天気情報取得部71は、天気情報として気温を示す情報を加えて取得してもよい。また、天気情報取得部71は、天気が「晴れ」であることを示す情報に加えて、日時情報に基づいて季節情報を取得してもよい。
この場合、天気情報取得部71は、取得した天気情報により、天気が「晴れ」であることを示す情報を取得する(ステップS32)。なお、天気情報取得部71は、天気情報として気温を示す情報を加えて取得してもよい。また、天気情報取得部71は、天気が「晴れ」であることを示す情報に加えて、日時情報に基づいて季節情報を取得してもよい。
次に、撮影条件設定部74は、撮影モードが何れのモードに設定されているかを判定する。例えば、撮影条件設定部74は、撮影モードが「天気撮影モード」に設定されているか否かを判定する(ステップS33)。
ステップS33において、撮影モードが「AUTO撮影モード」に設定されていると判定された場合、すなわち、「天気撮影モード」に設定されていないと判定された場合(ステップS33:NO)、撮影条件設定部74は、「AUTO撮影モード」としての撮影条件の設定を開始する(ステップS40)。
続いて、撮影条件設定部74は、露出設定をAEアンダー(明るい被写体を適正露出にするためにAEアンダー、すなわち標準の露出設定)に設定する(ステップS41)。また、撮影条件設定部74は、ホワイトバランス設定を標準(WB標準)に設定する(ステップS42)。そして、撮影条件設定部74は、撮影条件の設定を終了する(ステップS48)。
一方、ステップS33において、撮影モードが「天気撮影モード」に設定されていると判定された場合(ステップS33:YES)、撮影条件設定部74は、「晴れ撮影モード」としての撮影条件の設定を開始する(ステップS45)。
続いて、撮影条件設定部74は、露出設定をAEオーバー(明るい被写体をそのまま明るく、又はより強調して明るく(白とびが発生する程度に明るく)撮影するためにAEオーバー、例えば+2/3)に設定する(ステップS46)。また、撮影条件設定部74は、ホワイトバランス設定を赤が強めになるよう(WB赤強め)に設定する(ステップS47)。そして、撮影条件設定部74は、撮影条件の設定を終了する(ステップS48)。
図8(b)は、上述の「AUTO撮影モード」の場合の撮影条件により撮影された画像の一例を説明する図である。一方、図8(c)は、上述の「晴れ撮影モード」の場合の撮影条件により撮影された画像の一例を説明する図である。ここでは、撮像装置10が「夏の暑い晴れ」の状況のなかで海岸を撮影した場合の画像の一例を、図8(b)と図8(c)とにそれぞれ示している。
図8(b)は、「AUTO撮影モード」の露出設定で撮影された画像であるため、明るい状態の被写体でも標準の露出(適正露出)になるように撮影された画像(明るい状態の被写体がAEアンダーの設定で撮影された画像)である。また、「AUTO撮影モード」の標準のホワイトバランスで撮影された画像であるため、標準の色再現の画像となっている。すなわち、この画像は、「夏の暑い晴れ」の様子が伝わらないような画像である。
一方、図8(c)は、「晴れ撮影モード」の露出設定で撮影された画像であるため、明るい状態の被写体そのままの様子、又は、さらに明るさが強調された状態の様子が伝わるようにAEオーバーの設定で撮影された画像である。また、「晴れ撮影モード」のホワイトバランスで撮影された画像であるため、赤みによった色再現の画像となっている。すなわち、この画像は、「夏の暑い晴れ」の様子が伝わるような画像である。
このように、撮影条件設定部74は、「天気撮影モード」において、天気情報取得部71が取得した天気情報が示す天気が「晴れ」の場合、「晴れ」であることを反映した画像が得られるような撮影条件に設定する。例えば、撮影条件設定部74は、天気が「晴れ」の場合、露出設定をAEオーバー(明るい画像になるように)設定、又は、ホワイトバランス設定を赤が強めになるように(暑さが伝わるような画像になるように)設定する。
これにより、撮像装置10は、天気が「晴れ」(「夏の暑い晴れ」)の場合、取得した天気情報に応じて、「晴れ」の様子(明るい様子や暑い様子)を反映した画像が得られるような撮影条件を設定して撮影することができる。よって、撮像装置10は、ユーザが晴れの様子が伝わるような画像(「晴れ」の様子を写しこんだ画像)を所望した場合に、ユーザが煩わしいマニュアル操作をすることなく例えば撮影モードを「天気撮影モード」に設定するのみで、取得した天気情報に応じて所望の画像を容易に撮影することができる。
なお、ユーザが、天気が「晴れ」の場合であっても、被写体の明るさや色再現の良好な画像が得られるような撮影条件での撮影を所望する場合がある。この場合には、撮像装置10は、ユーザが撮影モードを「AUTO撮影モード」に設定することによって、ユーザが所望する画像を容易に撮影することができる。
すなわち、撮像装置10は、様々な天気において撮影する場合であっても、所望の画像を容易に撮影することができる。
すなわち、撮像装置10は、様々な天気において撮影する場合であっても、所望の画像を容易に撮影することができる。
なお、天気情報取得部71は、天気情報を取得する場合、天気が「晴れ」であることを示す情報に加えて気温の情報を取得することにより、天気が「晴れ」であり、且つ気温が高いことを示す情報を取得してもよい。これにより、天気情報取得部71は、単に天気が「晴れ」であることのみならず、暑いことを検出できる。また、天気情報取得部71は、日時情報取得部が取得した日時情報に基づいて、単に天気が「晴れ」であることのみならず、夏であることや気温が高いことを推定してもよい。
なお、図7及び図8では、撮影条件設定部74が、「晴れ撮影モード」の場合にホワイトバランス設定を赤が強めになるように設定する例を説明したが、赤が強めになるように設定することに限られるものではなく、例えば、黄色が強めになるように設定してもよい。また、撮影条件設定部74は、「晴れ撮影モード」の場合にホワイトバランス設定を暖色系の色味又は低い色温度の色味になるように設定してもよい。上記は、天気が「晴れ」であり、且つ気温が高い場合を想定した撮影条件の設定である。しかし、気温低い場合、例えば冬の寒い日の「晴れ」の場合には、撮影条件設定部74は、ホワイトバランス設定を青が強めになるように設定してもよいし、寒色系の色味又は高い色温度の色味になるように設定してもよい。
すなわち、撮影条件設定部74は、天気情報が示す天気が「晴れ」の場合、天気情報が示す気温に応じて、「暑い晴れ」の日に撮影されたことが強調された画像、又は、「寒い晴れ」の日に撮影されたことが強調された画像、が得られるような撮影条件に設定してもよい。例えば、撮影条件設定部74は、天気情報が示す天気が「晴れ」の場合、天気情報が示す気温に応じて、露出設定、およびホワイトバランス設定の少なくとも何れかの撮影条件を設定してもよい。この気温に応じた処理の具体例については、図14及び図15を用いて後述する。
[第2実施形態]
第1実施形態では、撮像装置10は、撮影モードが「天気撮影モード」であるか否かに応じて、天気を反映した画像が得られるような撮影条件に設定するか否かを制御した。第2実施形態では、撮像装置10は、撮影する被写体に(撮影範囲内に)顔があるか否か(すなわち人物を撮影するか否か)に応じて、天気を反映した画像が得られるような撮影条件に設定するか否かを制御する例である。
第1実施形態では、撮像装置10は、撮影モードが「天気撮影モード」であるか否かに応じて、天気を反映した画像が得られるような撮影条件に設定するか否かを制御した。第2実施形態では、撮像装置10は、撮影する被写体に(撮影範囲内に)顔があるか否か(すなわち人物を撮影するか否か)に応じて、天気を反映した画像が得られるような撮影条件に設定するか否かを制御する例である。
図9は、第2実施形態の撮像装置10における制御部70の構成の一例を示す概略ブロック図である。第2実施形態における撮像装置10の制御部70以外の構成は図3に示す構成と同様の構成としてもよい。第2実施形態における撮像装置10の制御部70の構成は、図3に対して顔検出部75を備えている点が異なる。なお、この図9において、図3と対応する構成に同じ符号をつけておりその説明を省略する。
顔検出部75は、光学系20と撮像部30とを介して撮影された画像から顔(顔画像)を検出する。撮影条件設定部74は、顔検出部75が顔を検出したか否かと天気情報とに応じて、撮影条件を設定してもよい。例えば、撮影条件設定部74は、顔検出部75が顔を検出したか否かと、取得した天気情報とに応じて、「天気撮影モード」としての撮影条件と、「AUTO撮影モード」としての撮影条件との何れの撮影条件に設定するかを選択してもよい。
顔検出部75が顔を検出した場合、すなわち、人物を撮影することが主目的と推定される場合には、撮影条件設定部74は、「AUTO撮影モード」による撮影条件を設定してもよい。一方、顔検出部75が顔を検出していない場合、すなわち、風景を撮影することが主目的と推定される場合には、撮影条件設定部74は、「天気撮影モード」による撮影条件を設定してもよい。
(「台風撮影モード」撮影条件の設定の例)
図10及び図11を用いて、天気が「台風」の場合を例にして、第2実施形態による撮影条件の設定の一例を説明する。図10は、第2実施形態による天気が「台風」の場合における撮影条件設定処理の一例を示すフローチャートである。また、図11は、第2実施形態による天気が「台風」の場合の様子と撮影される画像とを説明する図である。
図10及び図11を用いて、天気が「台風」の場合を例にして、第2実施形態による撮影条件の設定の一例を説明する。図10は、第2実施形態による天気が「台風」の場合における撮影条件設定処理の一例を示すフローチャートである。また、図11は、第2実施形態による天気が「台風」の場合の様子と撮影される画像とを説明する図である。
図10に示す処理は、図5に対して、ステップS13の処理に代えて、ステップS14、S15の処理を実行する点が異なる。なお、図10において、図5に示す各処理と同様の処理には同じ符号を付けておりその説明を省略する。
ステップS11、S12において、天気情報取得部71が天気情報を取得することにより、天気が「台風」であることを示す情報を取得する。
次に、顔検出部75は、光学系20と撮像部30とを介して撮影された画像から顔を検出する(ステップS14)。
次に、顔検出部75は、光学系20と撮像部30とを介して撮影された画像から顔を検出する(ステップS14)。
続いて、撮影条件設定部74は、顔検出部75が顔を検出したか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15において、顔検出部75が顔を検出したと判定された場合(ステップS15:YES)、すなわち、人物を撮影することが主目的と推定された場合、撮影条件設定部74は、「AUTO撮影モード」としての撮影条件の設定を開始する(ステップS20)。そして、図5を用いて説明した処理と同様に、ステップS21、S22、S23において、感度設定を高感度、露出設定をAEオーバー、シャッター速度設定を速いシャッター速度に設定して、撮影条件の設定処理を終了する。
撮像装置10は、この「AUTO撮影モード」の撮影条件により、人物が良好に撮影された画像を撮影する。反面、この撮影された画像は、フラッグが静止した画像、すなわちフラッグがたなびいている様子がわからない画像、且つ被写体が暗い状態でも明るい適正露出になるように撮影された画像である(図11(a)参照)。
一方、ステップS15において、顔検出部75が顔を検出していないと判定された場合(ステップS15:NO)、撮影条件設定部74は、「台風撮影モード」としての撮影条件の設定を開始する(ステップS25)。そして、図5を用いて説明した処理と同様に、ステップS26、S27、S28において、感度設定を低感度、露出設定をAEアンダー、シャッター速度設定を遅いシャッター速度に設定して、撮影条件の設定処理を終了する。
撮像装置10は、この「台風撮影モード」の撮影条件により、「台風」を反映した画像が得られるような撮影条件で撮影する。例えば、撮像装置10は、この「台風撮影モード」の撮影条件により、フラッグがぶれた画像、すなわちフラッグがたなびいている様子がわかる画像、且つ暗い状態の被写体そのままの様子が伝わるような画像を撮影する(図11(b)参照)。
(「晴れ撮影モード」撮影条件の設定の例)
次に、図12及び図13を用いて、天気が「晴れ」の場合を例にして、第2実施形態による撮影条件の設定の一例を説明する。図12は、第2実施形態による天気が「晴れ」の場合における撮影条件設定処理の一例を示すフローチャートである。また、図13は、第2実施形態による天気が「晴れ」の場合の様子と撮影される画像とを説明する図である。
次に、図12及び図13を用いて、天気が「晴れ」の場合を例にして、第2実施形態による撮影条件の設定の一例を説明する。図12は、第2実施形態による天気が「晴れ」の場合における撮影条件設定処理の一例を示すフローチャートである。また、図13は、第2実施形態による天気が「晴れ」の場合の様子と撮影される画像とを説明する図である。
図12に示す処理は、図7に対して、ステップS33の処理に代えて、ステップS34、S35の処理を実行する点が異なる。なお、図12において、図7に示す各処理と同様の処理には同じ符号を付けておりその説明を省略する。
ステップS31、S32において、天気情報取得部71が天気情報を取得することにより、天気が「晴れ」(「夏の暑い晴れ」)であることを示す情報を取得する。
次に、顔検出部75は、光学系20と撮像部30とを介して撮影された画像から顔を検出する(ステップS34)。
次に、顔検出部75は、光学系20と撮像部30とを介して撮影された画像から顔を検出する(ステップS34)。
続いて、撮影条件設定部74は、顔検出部75が顔を検出したか否かを判定する(ステップS35)。ステップS35において、顔検出部75が顔を検出したと判定された場合(ステップS35:YES)、すなわち、人物を撮影することが主目的と推定された場合、撮影条件設定部74は、「AUTO撮影モード」としての撮影条件の設定を開始する(ステップS40)。そして、図7を用いて説明した処理と同様に、ステップS41、S42において、露出設定をAEアンダー、ホワイトバランス設定を標準(WB標準)に設定して、撮影条件の設定処理を終了する。
撮像装置10は、この「AUTO撮影モード」の撮影条件により、人物が良好に撮影された画像を撮影する。すなわち、この撮影された画像は、被写体が明るい状態の場合に標準の露出(適正露出)になるように撮影された画像、且つ標準の色再現の画像である(図13(a)参照)。すなわち、この画像は、「夏の暑い晴れ」の様子が伝わらないような画像である。
一方、ステップS35において、顔検出部75が顔を検出していないと判定された場合(ステップS35:NO)、撮影条件設定部74は、「晴れ撮影モード」としての撮影条件の設定を開始する(ステップS45)。そして、図7を用いて説明した処理と同様に、ステップS46、S47において、露出設定をAEオーバー、ホワイトバランス設定を赤が強めになるよう(WB赤強め)に設定して、撮影条件の設定処理を終了する。
撮像装置10は、この「晴れ撮影モード」の撮影条件により、「晴れ」(「夏の暑い晴れ」)を反映した画像が得られるような撮影条件で撮影する。例えば、撮像装置10は、この「晴れ撮影モード」の撮影条件により明るい状態の、被写体そのままの様子、又は、さらに明るさが強調された状態の様子が伝わるような画像、且つ赤みによった色再現の画像(暑さが伝わるような画像)を撮影する(図13(b)参照)。すなわち、この画像は、「夏の暑い晴れ」の様子が伝わるような画像である。
このように、第2実施形態の撮像装置10によれば、撮影された画像において顔が検出されたか否か(すなわち、人物を撮影することを主目的としているか否か)と、取得した天気情報とに応じて、「AUTO撮影モード」と「天気撮影モード」とを切りかえる。
これにより、撮像装置10は、撮影する被写体に応じて、適した撮影条件で撮影することができる。例えば、撮像装置10は、撮影する被写体が人物をメインとしている場合には、被写体の明るさや色再現の良好な画像が得られるような撮影条件、又は、手ぶれや被写体ぶれを抑制するような撮影条件(すなわち、「AUTO撮影モード」による撮影条件)で撮影することができる。一方、撮像装置10は、撮影する被写体が人物以外をメインとしている場合には、取得した天気情報に応じて、天気情報が示す天気を反映した画像が得られるような撮影条件(すなわち、「天気撮影モード」による撮影条件)で撮影することができる。よって、撮像装置10は、様々な天気において撮影する場合であっても、所望の画像を容易に撮影することができる。
以上説明してきたように、第2実施形態の撮像装置10は、様々な天気において撮影する場合であっても、所望の画像を容易に撮影することができる。
なお、天気情報取得部71は、温度センサ90が検出した撮像装置10の周囲温度(環境温度)を、撮影する際の気温の情報(天気情報)として取得してもよい。例えば、天気情報取得部71は、無線通信部81を介して外部サーバ300から気温を示す情報を取得するとともに、温度センサ90が検出した周囲温度を示す情報を取得してもよい。
すなわち、天気情報取得部71は、無線通信部81を介して外部サーバ300から天気情報を取得するとともに、撮像装置10が備えている検出部が検出した天気情報を取得してもよい。
また、撮影条件設定部74は、外部サーバ300から取得した天気情報と検出部が検出した天気情報とが不整合の場合、検出部が検出した天気情報に応じて撮影条件を設定してもよい。例えば、撮影条件設定部74は、外部サーバ300から取得した気温を示す情報と温度センサ90が検出した周囲温度を示す情報とが不整合の場合、温度センサ90が検出した周囲温度を示す情報に応じて撮影条件を設定してもよい。
これにより、外部サーバ300から提供される地域毎の天気情報に対して、撮像装置10を用いて撮影しようとしている特定の場所の天気が局地的に異なる場合であっても、撮像装置10は、正しい天気情報を取得して、取得した天気情報に応じて撮影条件を適切に設定することができる。
これにより、外部サーバ300から提供される地域毎の天気情報に対して、撮像装置10を用いて撮影しようとしている特定の場所の天気が局地的に異なる場合であっても、撮像装置10は、正しい天気情報を取得して、取得した天気情報に応じて撮影条件を適切に設定することができる。
<撮像装置10における撮影処理の例>
次に、図14及び図15を参照して、撮像装置10が撮影条件を設定して撮影する処理の動作の一例について説明する。この図では、撮像装置10が、外部サーバ300から天気情報を取得した場合、その取得した天気情報と撮影範囲内に顔が検出されたか否かとに基づいて、撮影モードを「AUTO撮影モード」又は「天気撮影モード」に設定する例である。また、この図では、撮像装置10が撮影モードを「天気撮影モード」に設定する場合、天気情報が示す天気が「晴れ」の場合に「晴れ撮影モード」に設定するとともに、更に気温を示す情報に基づいて「暑い日モード」と「寒い日モード」とを選択してそれぞれに対応する撮影条件を設定する例である。また、この図では、撮像装置10が、天気情報が示す天気が「雨」であり、且つ「風速」が予め設定された閾値以上である場合に「台風撮影モード」とする例である。
次に、図14及び図15を参照して、撮像装置10が撮影条件を設定して撮影する処理の動作の一例について説明する。この図では、撮像装置10が、外部サーバ300から天気情報を取得した場合、その取得した天気情報と撮影範囲内に顔が検出されたか否かとに基づいて、撮影モードを「AUTO撮影モード」又は「天気撮影モード」に設定する例である。また、この図では、撮像装置10が撮影モードを「天気撮影モード」に設定する場合、天気情報が示す天気が「晴れ」の場合に「晴れ撮影モード」に設定するとともに、更に気温を示す情報に基づいて「暑い日モード」と「寒い日モード」とを選択してそれぞれに対応する撮影条件を設定する例である。また、この図では、撮像装置10が、天気情報が示す天気が「雨」であり、且つ「風速」が予め設定された閾値以上である場合に「台風撮影モード」とする例である。
まず、制御部70は、操作部50からの操作信号に基づいて、モニタ61に設定画面(メニュー画面)を表示させる(ステップS101)。例えば、制御部70は、モニタ61に、少なくとも「天気撮影モード」を選択可能な選択メニュー画面を表示させる。なお、制御部70は、例えば「天気撮影を行いますか?」というメッセージを、選択メニュー画面とともにモニタ61に表示させてもよい。また、制御部70は、既にスルー画像をモニタ61に表示させている場合には、選択メニュー画面やメッセージを表示中のスルー画像に重ねて表示させてもよい。そして、制御部70は、操作部50から操作信号が供給されることを待つ。
制御部70は、操作部50からの操作信号に応じて設定を行い、ステップS110へ処理を進める。なお、制御部70は、設定変更の必要がない場合にはステップS101の処理を省略してステップS110へ処理を進めてもよい。
ステップS110において、制御部70(日時情報取得部73)は、内蔵されているタイマーから、現在の日時情報を取得する。なお、制御部70は、無線通信(例えばWi−Fi)で通信可能な場合には、無線通信部81を介して、外部サーバ300(例えばウェブ(Web)サーバ)などから現在の日時情報を取得してもよい。
次に、制御部70は、撮影モードが「天気撮影モード」に設定されているか否かを判定する(ステップS120)。ステップS120において、撮影モードが「天気撮影モード」に設定されていないと判定された場合(例えば「AUTO撮影モード」に設定されている場合)、制御部70は、ステップS300に処理を進め、「AUTO撮影モード」としての処理を実行する。一方、ステップS120において、撮影モードが「天気撮影モード」に設定されていると判定された場合、制御部70は、ステップS130へ処理を進める。
ステップS130において、制御部70は、撮像部30にスルー画像用の撮像を開始(画像信号取り込み開始)させる。撮像部30は、スルー画像の取得を、例えば「30フレーム/秒」のフレームレートで繰り返し行う。制御部70は、このスルー画像を用いて顔検出やオートフォーカス調整を行うとともに、スルー画像をモニタ61に逐次表示させながら撮影指示(シャッター釦51に対する操作)を待つ。
次に、ステップS140において、制御部70は、GPS機能をONにして、GPSモジュール80にGPS衛星からの電波の受信を開始させる。そして、制御部70(位置情報取得部72)は、GPSモジュール80から現在の位置情報を取得する(ステップS150)。また、制御部70は、無線通信をONにして、無線通信部81によりインターネット(通信網)との接続を可能にする(ステップS160)。
続いて、制御部70(天気情報取得部71)は、ステップS110において取得した現在の日時情報とステップS150において取得した現在の位置情報とに対応する天気情報を、インターネットを介して外部サーバ300から取得する処理を開始する。そして、制御部70は、天気情報を取得したか否かを判定する(ステップS170)。
ステップS170において、天気情報を取得していないと判定された場合(取得できなかった場合)には、制御部70は、ステップS300に処理を進め、「AUTO撮影モード」に設定する。一方、ステップS170において、天気情報を取得したと判定された場合(取得できた場合)には、制御部70(天気情報取得部71)は、現在の日時情報と位置情報とに対応する天気情報を取得する。すなわち、撮像装置10において、制御部70は、GPSモジュール80が受信する電波に基づいて現在地を特定し、特定した現在地及び現在日時に対応する天気情報を外部サーバ300から取得する。
次に、制御部70は、取得した天気情報から、天気(晴れ、雨、曇りなど)を特定するとともに(ステップS180)、天気に関する情報である「気温TA」、「風速」などを特定する(ステップS190)。
続いて、制御部70(顔検出部75)は、撮像部30を介して取得したスルー画像から顔(顔画像)を検出する顔検出処理を実行する(ステップS200)。そして、制御部70は、撮影範囲内に顔があるか否かを判定する(ステップS210)。
(「AUTO撮影モード」の撮影条件の設定)
ステップS210において、撮影範囲内に顔があると判定された場合(ステップS210:YES)、制御部70は、例えば、検出した顔領域の位置を示すマークを、スルー画像に重ねてモニタ61に表示させる。そして、制御部70は、ステップS300に処理を進めて、「AUTO撮影モード」に設定する。
ステップS210において、撮影範囲内に顔があると判定された場合(ステップS210:YES)、制御部70は、例えば、検出した顔領域の位置を示すマークを、スルー画像に重ねてモニタ61に表示させる。そして、制御部70は、ステップS300に処理を進めて、「AUTO撮影モード」に設定する。
この、ステップS300へ処理を進める場合は、人物が被写体となっている場合であって、ユーザが天気を反映した画像が得られるような撮影(天気写し込み撮影)を望まない場合である。すなわち、ユーザが人物の明るさや色再現が適正な画像が得られるような撮影を望む場合である。
制御部70(撮影条件設定部74)は、「AUTO撮影モード」としての撮影条件の設定を開始する。例えば、制御部70は、取得した天気情報に応じて、人物の明るさや色再現が適正な画像が得られるように、感度設定を適正感度となるような標準の感度に設定し(ステップS310)、露出設定を適正露出となるような標準の露出設定(例えば、明るい被写体に対してはAEアンダー、暗い被写体に対してはAEオーバー)に設定し(ステップS320)、また、ホワイトバランス設定を標準に設定する(ステップS330)。そして、制御部70は、スルー画像をモニタ61に逐次表示させながら、撮影指示(シャッター釦51に対する操作)の有無を判定するステップS700に処理を進める。
(「天気撮影モード」の処理)
一方、ステップS210において、撮影範囲内に顔がないと判定された場合(ステップS210:NO)、制御部70は、「天気撮影モード」としての処理を実行する(ステップS400)。このステップS400へ処理を進める場合は、人物が被写体となっていない場合であって、ユーザが天気を反映した画像が得られるような撮影(天気写し込み撮影)を望む場合である。
一方、ステップS210において、撮影範囲内に顔がないと判定された場合(ステップS210:NO)、制御部70は、「天気撮影モード」としての処理を実行する(ステップS400)。このステップS400へ処理を進める場合は、人物が被写体となっていない場合であって、ユーザが天気を反映した画像が得られるような撮影(天気写し込み撮影)を望む場合である。
(「晴れ撮影モード」と「台風撮影モード」との何れかを選択する処理)
次に、制御部70は、撮影モードを「天気撮影モード」に設定した場合、取得した天気情報に基づいて、さらに「晴れ撮影モード」又は「台風撮影モード」に設定する。
次に、制御部70は、撮影モードを「天気撮影モード」に設定した場合、取得した天気情報に基づいて、さらに「晴れ撮影モード」又は「台風撮影モード」に設定する。
まず、制御部70は、ステップS180において特定された天気が「晴れ」であるか否かを判定する(ステップS410)。ステップS410において、特定した天気が「晴れ」であると判定された場合(ステップS410:YES)、制御部70は、撮影モードを「晴れ撮影モード」に設定する(ステップS600)。
一方、ステップS410において、特定された天気が「晴れ」でないと判定された場合(ステップS410:NO)、制御部70は、ステップS180において特定された天気が「雨」であるか否かを判定する(ステップS420)。
ステップS420において、特定された天気が「雨」でないと判定された場合(ステップS420:NO)、制御部70は、ステップS300に処理を進めて、「AUTO撮影モード」に設定する。一方、ステップS420において、特定された天気が「雨」であると判定された場合(ステップS420:YES)、制御部70は、ステップS190で特定された「風速」が「10メートル/秒」以上であるか否かを判定する(ステップS430)。
ステップS430において、特定された「風速」が「10メートル/秒」以上でない(「10メートル/秒」未満である)と判定された場合(ステップS430:NO)、制御部70は、ステップS300に処理を進めて、「AUTO撮影モード」に設定する。一方、ステップS430において、特定された「風速」が「10メートル/秒」以上であると判定された場合(ステップS430:YES)、制御部70は、撮影モードを「台風撮影モード」に設定する(ステップS500)。なお、「風速」の閾値は、「10メートル/秒」に限られるものではなく、例えば、予め他の閾値に設定されていてもよいし、予めユーザにより任意の閾値に設定されてもよい。
(「台風撮影モード」の撮影条件の設定)
ステップS500において「台風撮影モード」に設定された場合、制御部70(撮影条件設定部74)は、「台風撮影モード」としての撮影条件の設定を開始する。例えば、制御部70は、感度設定を低感度に設定し(ステップS510)、露出設定をAEアンダー(例えば、―2/3)に設定し(ステップS520)、シャッター速度設定を遅いシャッター速度(例えば、1/8秒)に設定する(ステップS530)する。そして、制御部70は、ステップS700に処理を進める。
ステップS500において「台風撮影モード」に設定された場合、制御部70(撮影条件設定部74)は、「台風撮影モード」としての撮影条件の設定を開始する。例えば、制御部70は、感度設定を低感度に設定し(ステップS510)、露出設定をAEアンダー(例えば、―2/3)に設定し(ステップS520)、シャッター速度設定を遅いシャッター速度(例えば、1/8秒)に設定する(ステップS530)する。そして、制御部70は、ステップS700に処理を進める。
(「晴れ撮影モード」の撮影条件の設定)
ステップS600において「晴れ撮影モード」に設定された場合、制御部70は、取得した気温に応じて、「暑い日モード」の撮影条件と「寒い日モード」の撮影条件との何れかの条件に設定する。
ステップS600において「晴れ撮影モード」に設定された場合、制御部70は、取得した気温に応じて、「暑い日モード」の撮影条件と「寒い日モード」の撮影条件との何れかの条件に設定する。
制御部70は、撮像装置10に内蔵されている温度センサ90をオン(内蔵温度センサON)させる(ステップS610)。そして、制御部70は、温度センサ90のセンサ出力に応じて、撮像装置10の周囲温度(撮影場所の気温実測値、以下「気温TB」と称する)を取得する(ステップS620)。
なお、制御部70は、ステップS190において特定された「気温TA」を以降の処理に用いてもよいが、この温度センサ90のセンサ出力に応じて検出した「気温TB」の方が「気温TA」よりも撮影場所の実際の気温に近い場合が多い。例えば、制御部70は、「気温TA」と「気温TB」とが不整合である場合(例えば著しく異なる場合)には、「気温TB」を優先して各処理を行ってもよい。ここでは、制御部70は、「気温TB」を用いて以降の処理を実行するものとする。
次に、制御部70は、ステップS620において取得された「気温TB」が「摂氏30度」以上であるか否かを判定する(ステップS630)。ステップS630において、取得された「気温TB」が「摂氏30度」以上であると判定された場合(ステップS630:YES)、制御部70(撮影条件設定部74)は、「晴れ撮影モード」における「暑い日モード」としての撮影条件の設定を開始する(ステップS631)。例えば、制御部70は、露出設定をAEオーバー(例えば、+2/3)に設定し(ステップS632)、ホワイトバランス設定を赤が強めになるよう(WB赤強め)に設定する(ステップS633)。そして、制御部70は、ステップS700に処理を進める。
一方、ステップS630において、取得された「気温TB」が「摂氏30度」以上でない(「摂氏30度」未満である)と判定された場合(ステップS630:NO)、制御部70は、ステップS620において取得された「気温TB」が「摂氏10度」以下であるか否かを判定する(ステップS640)。
ステップS640において取得された「気温TB」が「摂氏10度」以下であると判定された場合(ステップS640:YES)、制御部70(撮影条件設定部74)は、「晴れ撮影モード」における「寒い日モード」としての撮影条件の設定を開始する(ステップS641)。例えば、制御部70は、ホワイトバランス設定を青が強めになるよう(WB青強め)に設定する(ステップS642)。そして、制御部70は、ステップS700に処理を進める。一方、ステップS640において、取得された「気温TB」が「摂氏10度」以下でない(「摂氏10度」より大きい)と判定された場合(ステップS640:NO)、制御部70は、ステップS300に処理を進めて、「AUTO撮影モード」に設定する。
これにより、制御部70は、「晴れ撮影モード」において、撮影場所の気温に応じて、「暑い日モード」としての撮影条件、又は「寒い日モード」としての撮影条件に設定することができる。すなわち、撮像装置10は、天気が「晴れ」の場合であっても気温が異なる場合、例えば「暑い晴れ」と「寒い晴れ」との場合においては、天気情報に応じて、それぞれ「暑い晴れ」と「寒い晴れ」とを反映(強調)した画像が得られるような撮影条件を設定することができる。
なお、ステップS630において用いる気温の閾値は、「摂氏30度」に限られるものではなく、例えば、他の閾値に予め設定されていてもよいし、ユーザにより任意の閾値に予め設定されてもよい。また、ステップS640において用いる気温の閾値は、摂氏10度に限られるものではなく、例えば、他の閾値に予め設定されていてもよいし、ユーザにより任意の閾値に予め設定されてもよい。
(撮影処理)
次に、ステップS700において、制御部70は、シャッター釦51が押下(全押し操作)されたか否かを判定する。制御部70は、シャッター釦51が押下されたことを示す操作信号を受信した場合、シャッター釦51が押下されたと判定し(ステップS700:YES)、撮影処理を開始させる(ステップS710)。一方、制御部70は、シャッター釦51が押下されたことを示す操作信号を受信しない場合、シャッター釦51が押下されていないと判定し(ステップS700:NO)、ステップS210へ処理を戻す。
次に、ステップS700において、制御部70は、シャッター釦51が押下(全押し操作)されたか否かを判定する。制御部70は、シャッター釦51が押下されたことを示す操作信号を受信した場合、シャッター釦51が押下されたと判定し(ステップS700:YES)、撮影処理を開始させる(ステップS710)。一方、制御部70は、シャッター釦51が押下されたことを示す操作信号を受信しない場合、シャッター釦51が押下されていないと判定し(ステップS700:NO)、ステップS210へ処理を戻す。
制御部70は、ステップS710において撮影処理を開始させた場合、光学系20及び撮像部30に対して、「AUTO撮影モード」としての撮影条件、「台風撮影モード」としての撮影条件、又は「晴れ撮影モード」(「暑い日モード」或いは「寒い日モード」)としての撮影条件のうちの何れか設定した撮影条件に基づいてAE制御を実行させる(ステップS720)。
次に、撮像部30(信号処理部32)は、撮像素子31において受光した光束に応じたアナログの画像信号を取得する(ステップS730)。続いて、撮像部30は、信号処理部32において取得したアナログの画像信号をデジタル信号に変換した後、画像処理部33において、操作モードに応じて設定されたホワイトバランス設定によるホワイトバランス調整などの画像処理を実行する(ステップS740)。そして、制御部70は、画像処理後の画像信号に対して、JPEGコーディック部44において画像圧縮処理を実行させ、圧縮後の画像のデータを、記憶媒体部45を介して記憶媒体150に記録させる(ステップS750)。
<撮像装置10における撮影処理の別の例>
上記第2実施形態において、顔検出部75は、検出した顔を認識することにより、登録された顔を検出してもよい。ここで登録された顔とは、例えば、ユーザが例えば主要被写体として撮像装置10に登録した人物の顔である。そして、撮影条件設定部74は、顔検出部75が登録された顔を検出したか否かと、天気情報とに応じて、撮影条件を設定してもよい。
上記第2実施形態において、顔検出部75は、検出した顔を認識することにより、登録された顔を検出してもよい。ここで登録された顔とは、例えば、ユーザが例えば主要被写体として撮像装置10に登録した人物の顔である。そして、撮影条件設定部74は、顔検出部75が登録された顔を検出したか否かと、天気情報とに応じて、撮影条件を設定してもよい。
例えば、撮影条件設定部74は、登録された顔が撮影範囲内に検出された場合には、予め設定された人物を撮影することを主目的としていると判定して、被写体の明るさや色再現の良好な画像が得られるような撮影条件、又は、手ぶれや被写体ぶれを抑制するような撮影条件(すなわち、「AUTO撮影モード」による撮影条件)に設定してもよい。
一方、撮影条件設定部74は、単に顔が検出されたとしても、登録された顔が撮影範囲内に検出されない場合(検出された顔が登録された顔でない場合)には、人物以外を撮影することを主目的としていると判定して、天気情報が示す天気を反映した画像が得られるような撮影条件(すなわち、「天気撮影モード」による撮影条件)に設定してもよい。
これにより、撮影条件設定部74は、撮影範囲内に見知らぬ人が偶然検出されたような場合に、人物を撮影することを主目的としていると誤判定してしまうことを防止することができる。
次に、図16を参照して、登録された顔が撮影範囲内に検出されたか否かに応じて、撮影モードを「AUTO撮影モード」又は「天気撮影モード」に設定する例を説明する。
この図16は、図14及び図15に示す処理に対して、ステップS220の処理が追加されていることが異なるため、そのステップS220の処理及び前後の処理のみを示している。図14及び図15を用いて説明した処理と同様の処理については説明を省略する。
この図16は、図14及び図15に示す処理に対して、ステップS220の処理が追加されていることが異なるため、そのステップS220の処理及び前後の処理のみを示している。図14及び図15を用いて説明した処理と同様の処理については説明を省略する。
ステップS210において、制御部70は、撮影範囲内に顔があるか否かを判定する。ステップS210において、顔検出部75により顔(顔画像)が検出されたことに応じて撮影範囲内に顔があると判定された場合(ステップS210:YES)、制御部70は、検出された顔が登録された顔であるか否か(検出された顔が登録されている顔と一致するか否か)を判定する(ステップS220)。
ステップS220において、検出された顔が登録された顔であると判定された場合(ステップS220:YES)、制御部70は、ステップS300に処理を進めて、撮影モードを「AUTO撮影モード」に設定する。
一方、ステップS220において、検出された顔が登録された顔でないと判定された場合(ステップS220:NO)、制御部70は、ステップS400に処理を進めて、撮影モードを「天気撮影モード」としての処理を実行する。
以上、第1、第2実施形態を用いて説明してきたように、撮像装置10は、様々な天気において撮影する場合であっても、所望の画像を容易に撮影することができる。
なお、上記「天気撮影モード」は、第1、第2実施形態において説明した「台風撮影モード」、又は「晴れ撮影モード」(「暑い日モード」又は「寒い日モード)を含む)に限られるものではない。天気が「晴れ」の場合や「台風」の場合以外の他の天気(例えば、曇り、雨、雷など)に応じて、その天気を反映した画像が得られるような撮影条件を設定する「天気撮影モード」としてもよい。
また、上記「天気撮影モード」は、天気に関する情報のうち、例えば、単に「風速」、「降水量」などに応じて、撮影条件を設定する「天気撮影モード」としてもよい。例えば、撮影条件設定部74は、天気情報が示す「風速」に応じて、その「風速」を反映させた画像が得られるような撮影条件に設定してもよい。
これにより、撮像装置10は、天気情報が示す「風速」が速い風速である場合(すなわち強風が吹いている場合)、天気情報が示す「風速」応じて、強風であることを反映(強調)した撮影条件(例えば、遅いシャッター速度)に設定することができる。よって、撮像装置10は、天気情報が示す「風速」が速い風速である場合(すなわち強風が吹いている場合)、強風であることが伝わるような画像を撮影することができる。
これにより、撮像装置10は、天気情報が示す「風速」が速い風速である場合(すなわち強風が吹いている場合)、天気情報が示す「風速」応じて、強風であることを反映(強調)した撮影条件(例えば、遅いシャッター速度)に設定することができる。よって、撮像装置10は、天気情報が示す「風速」が速い風速である場合(すなわち強風が吹いている場合)、強風であることが伝わるような画像を撮影することができる。
なお、図3に示す撮像装置10は、温度センサ90を備えた構成としているが、温度センサ90を備えていない構成としてもよい。例えば、図15に示す温度センサ90により気温を検出する処理を実行する場合には、温度センサ90を備えた構成としてもよいが、例えば、図5、図7、図9、又は図11に示す処理を実行する場合には、温度センサ90を備えていない構成としてもよい。
また、撮像装置10は、天気情報を検出する検出部として、温度センサ90以外に、圧力センサや湿度センサなどを備えた構成としてもよい。例えば、撮像装置10は、圧力センサにより「風速」を検出してもよいし、湿度センサにより湿度を検出してもよい。
また、撮像装置10は、天気情報を検出する検出部として、撮像素子31を利用してもよい。例えば、撮像装置10は、撮像素子31が受光した光束に基づく色の評価値(ホワイトバランス設定のために用いる評価値)に応じて、「晴れ」又は「曇り」などの天気情報を検出してもよい。
また、撮像装置10は、外部サーバ300から天気情報を取得しない構成、すなわち、無線通信部81を備えていない構成としてもよい。つまり、撮像装置10は、外部サーバ300から天気情報を取得しない構成であっても、撮像装置10が備えている天気情報を検出する検出部(例えば、温度センサ90、撮像素子31、又は、不図示の圧力センサや湿度センサなど)を用いて取得した天気情報に応じて、天気情報が示す天気を反映した画像が得られるような撮影条件に設定してもよい。
なお、前述したように、撮像装置10は、図3に示すGPSモジュール80、又は無線通信部81を備えていない構成としてもよい。
なお、撮像装置10が有する撮影モードは、「AUTO撮影モード」と「天気撮影モード」とに限られるものではなく、他の撮影モードを有していてもよい。
なお、図3に示す撮像装置10は、レンズが一体化された構成であるが、レンズ交換式の撮像装置であってもよい。
なお、制御部70は、取得した天気情報を、撮影した画像データに関連付けて記録してもよい。例えば、制御部70は、撮影した画像データと、その画像データが撮影されたときの天気に関する情報(天気情報)とを、関連付けて記憶媒体150に記憶させてもよい。これにより、関連付けられている天気情報に応じた画像処理を、後から画像データに対して行うことが可能である。例えば、画像データに対して、関連付けられている天気情報に応じて明るさや色味を変更する画像処理をすることが可能である。また、画像データに対して、関連付けられている天気情報に応じて(例えば、「台風」や「強風」の場合に応じて)、ぶれたような画像にする画像処理をすることが可能である。なお、ユーザは、画像データに対して後から行う画像処理を、例えば、パーソナルコンピュータにおいて、画像処理用のアプリケーションプログラムなどを用いることで行うことができる。
なお、撮像素子31は、例えばCCD(Charge Coupled Device)を含んで構成されていてもよいし、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサを含んで構成されていてもよいし、CCD及びCMOS以外の撮像デバイスを含んで構成されていてもよい。
なお、上述の制御部70が備えている各部の全て又は一部は専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリ及びCPU(中央演算装置)により構成され、上述の制御部70が備えている各部の全て又は一部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、上述の制御部70が備えている各部の全て又は一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10 撮像装置、71 天気情報取得部 72 位置情報取得部、73 日時情報取得部、74 撮影条件設定部(条件設定部)、75 顔検出部、81 無線通信部(通信部)、90 温度センサ(検出部)、300 外部サーバ(外部装置)
Claims (12)
- 天気に関する天気情報を取得する天気情報取得部と、
撮影する際の撮影条件を、前記天気情報に応じて前記天気情報が示す天気を反映させた画像が得られるような撮影条件に設定する条件設定部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記条件設定部は、
前記天気情報が示す天気を反映させた画像が得られるような撮影条件として、前記天気情報が示す天気が強調された画像が得られるような撮影条件に設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記条件設定部は、
前記天気情報が示す天気が台風の場合、シャッター速度設定を低速シャッター優先、感度設定を低感度優先、および、露出設定を露出アンダー、のうち少なくとも何れかに設定する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 - 前記条件設定部は、
前記天気情報が示す天気が雨であって、且つ前記天気情報が示す風速が予め設定された閾値以上である場合に、前記天気情報が示す天気が台風の場合の撮影条件に設定する
ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記条件設定部は、
前記天気情報が示す天気が晴れの場合、前記天気情報が示す気温に応じて、暑い晴れの日に撮影されたことが強調された画像、または、寒い晴れの日に撮影されたことが強調された画像が得られるような撮影条件に設定する
ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記条件設定部は、
前記天気情報が示す天気が晴れの場合、前記天気情報が示す気温に応じて、露出設定、およびホワイトバランス設定の少なくとも何れかの撮影条件を設定する
ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記条件設定部は、
前記天気情報が示す風速に応じて、前記天気情報が示す風速を反映させた画像が得られるような撮影条件に設定する
ことを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の撮像装置。 - 撮影された画像から顔を検出する顔検出部、
を備え、
前記条件設定部は、
前記顔検出部が顔を検出したか否かと前記天気情報とに応じて、前記撮影条件を設定する
ことを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記顔検出部は、
検出した顔を認識することにより、登録された顔を検出し、
前記条件設定部は、
前記顔検出部が前記登録された顔を検出したか否かと前記天気情報とに応じて、前記撮影条件を設定する
ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。 - 前記天気情報を提供する外部装置と通信する通信部と、
位置情報を取得する位置情報取得部と、
日時情報を取得する日時情報取得部と、
を備え、
前記天気情報取得部は、
撮影する際に前記位置情報取得部が取得した前記位置情報と、撮影する際に前記日時情報取得部が取得した前記日時情報とに対応する前記天気情報を、前記外部装置から取得する
ことを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記天気情報を検出する検出部と、
前記天気情報を提供する外部装置と通信する通信部、
を備え、
前記天気情報取得部は、
前記通信部を介して前記外部装置から前記天気情報を取得するとともに、前記検出部が検出した前記天気情報を取得し、
前記条件設定部は、
前記外部装置から取得した前記天気情報と前記検出部が検出した前記天気情報とが不整合の場合、前記検出部が検出した前記天気情報に応じて前記撮影条件を設定する
ことを特徴とする請求項1から10の何れか一項に記載の撮像装置。 - コンピュータに、
天気に関する天気情報を取得するステップと、
撮影する際の撮影条件を、前記天気情報に応じて前記天気情報が示す天気を反映させた画像が得られるような撮影条件に設定するステップと、
を実行させるためのプログラム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2016009752A1 (ja) * | 2014-07-16 | 2017-05-25 | 株式会社リコー | 情報処理装置、制御信号の生産方法、情報処理システム、プログラム |
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-
2013
- 2013-04-23 JP JP2013089989A patent/JP2014216685A/ja active Pending
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